委 員 高 橋 美 奈 雄 君 委 員 柴 田 正 夫 君
議 長 根 岸 赴 夫 君 副 議 長 後 閑 賢 二 君
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欠席委員(なし)
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説明のため出席した者
副市長 齋 藤 逹 也 君
福祉部長 石 原 正 人 君
社会福祉課長 淡 嶋 美 奈 子 君
指導監査課長 栗 原 徳 彦 君
障害福祉課長 千 明 浩 君
長寿社会課長 本 間 澄 行 君
介護保険課長 佐 鳥 久 君
福祉部子育て支援担当部長
星 野 守 弘 君
こども家庭課長 横 澤 慶 君
こども救援センター所長(兼)
児童相談所準備室長
中 山 直 美 君
保育課長 星 季 有 君
こども発達支援センター所長
内 田 睦 君
保健医療部長 水 井 栄 二 君
保健医療部次長 青 柳 正 典 君
保健医療総務課長加 藤 由 視 君
コロナ臨時対策室長
田 中 晴 美 君
保健予防課長 橋 爪 千 秋 君
新型コロナウイルスワクチン接種対策室長
真 藤 要 一 郎 君
健康課長 田 村 克 弘 君
生活衛生課長 青 山 正 樹 君
食肉衛生検査所長清 水 静 一 君
総務部長 曽 根 光 広 君
倉渕支所地域振興課長 倉渕支所市民福祉課長
石 川 明 彦 君 長 壁 保 幸 君
箕郷支所地域振興課長 箕郷支所市民福祉課長
佐 藤 久 夫 君 久 保 奈 津 江 君
群馬支所地域振興課長 群馬支所市民福祉課長
塚 越 直 樹 君 都 丸 由 香 里 君
新町支所地域振興課長 新町支所市民福祉課長
戸 塚 和 也 君 白 田 美 徳 君
榛名支所地域振興課長 榛名支所市民福祉課長
津 久 井 光 明 君 金 高 英 之 君
吉井支所地域振興課長 吉井支所市民福祉課長
高 麗 和 男 君 佐 藤 真 樹 君
教育長 飯 野 眞 幸 君
教育部長 小 見 幸 雄 君
教育総務課長 小 池 郁 生 君
社会教育課長 茂 原 久 美 子 君
文化財保護課長 角 田 真 也 君
中央図書館次長 齊 藤 寛 方 君
教育部公民館担当部長 中央公民館長 藍 美 香 君
川 嶋 昭 人 君
教育部学校教育担当部長
山 崎 幹 夫 君
教職員課長 岡 田 朝 夫 君
学校教育課長 依 田 哲 夫 君
健康教育課長 長 岡 誠 君
教育センター所長清 水 さ と み 君
高崎経済大学附属高等学校事務長
新 井 史 代 君
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事務局職員出席者
事務局長 大 河 原 博 幸
庶務課長 庄 佳 子
議事課長 坂 口 圭 吾
議事課長補佐(兼)
議事担当係長
門 倉 直 希
議事課主任主事 関 口 由 啓
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△開会
午後 1時28分開会
○委員長(
大竹隆一君) それでは、時間前ですが、
全員おそろいですので、ただいまから
教育福祉常任委員会を開会いたします。
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△諸般の報告
○委員長(
大竹隆一君) この際、諸般の報告を申し上げます。
傍聴はあらかじめ許可してあります。
以上で諸般の報告を終わります。
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△
報告事項 ・令和5年度高崎市
食品衛生監視指導計画(案)に関する
パブリックコメントの実施について
○委員長(
大竹隆一君) それでは、
報告事項に入ります。
令和5年度高崎市
食品衛生監視指導計画(案)に関する
パブリックコメントの実施について説明をお願いします。
◎
生活衛生課長(青山正樹君) 令和5年度高崎市
食品衛生監視指導計画(案)に関する
パブリックコメントの実施につきまして、御報告を申し上げます。
この計画につきましては、市民の皆様が安心して食生活を送れるよう製造から流通、消費に至るまでの総合的な食の安全を確保するため、毎年、次年度の計画を策定し、その策定に当たっては広く市民の意見を聴くことと
食品衛生法で規定されているものでございます。
お手元に配付してあります令和5年度高崎市
食品衛生監視指導計画(案)を御覧いただきたいと思います。基本的なところは例年と同じになっております。
資料の6ページをお願いします。下段の第7、
重点監視指導事項についてのところです。次の7ページの重点2、これに記載したものが一番新しく記載されたものでございますが、
食品衛生法改正に伴う営業者への周知についてでは、
食品衛生法が一部改正となり、新たに許可及び届出が必要となる事業者が生じましたので、該当する
食品事業者に対し、引き続き、法律改正を周知し、円滑な手続を行っていただくよう対応してまいりたいと思います。
続きまして、資料の9ページをお願いします。
食品事業者への
監視指導実施計画についてですが、その施設が取り扱う食品の危害の程度や施設の規模に応じましてAからDの4ランクに
ランク分けをさせていただき、それぞれ右の欄に記載の延べ立入り回数を実施いたします。
また、次の10ページをお願いします。
食品等検査計画についてです。市内で生産された食品や農産物を含め幅広い食品に対し、
理化学検査及び
微生物検査を合計で328件実施する計画となっております。
常任委員会資料のほうにお戻りください。
パブリックコメントの資料の公表及び意見の提出期間ですが、今週の26日から来月の2月15日までといたします。資料の公表場所、
周知方法等につきましては記載のとおりです。頂きました意見結果の公表を3月中に行い、4月1日から実施していきたいというふうに考えております。
以上、簡単でございますが、令和5年度高崎市
食品衛生監視指導計画(案)に関する
パブリックコメントの実施についての報告とさせていただきます。なお、本
委員会終了後、全議員の皆様に資料を配付させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(
大竹隆一君) 説明は終わりました。
本件に対し御質疑等がありましたらお願いします。────なければ本件を終結いたします。
以上で
報告事項を終わります。
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△その他
○委員長(
大竹隆一君) 次に、その他として執行部から何かありましたらお願いします。
なければ、この際委員の方々から執行部に対しお聞きしたいことがありましたらお願いします。
◆委員(林恒徳君) すみません、コロナの第8波の
感染状況に絡めながら、
インフルエンザも流行しているというような話も聞くのですけれども、まず学校が始まってちょうど2週間が経過したところでありますので、3学期が始まってみて
高崎市内の小・中学校がどんな状況なのか、ちょっと御報告いただければと思います。
◎
健康教育課長(長岡誠君) 現時点で、
市内中学校において1クラスが
インフルエンザによる
学級閉鎖を行っております。各学校においては、引き続き
感染予防に努めてまいりたいと考えております。
◆委員(林恒徳君) 学校内のコロナの状況とか何か客観的な数字は多分ないと思いますけれども、例えば2学期の後半と比べて、3学期はどんな感じかとかっていうのは、感触としては何かありますか。
◎
健康教育課長(長岡誠君) 12月と比べてみますと、
冬休み明けは落ち着いている状況でございます。
◆委員(林恒徳君) ありがとうございます。毎朝、地元の小学生の登校班を見ていますけれども、12月のいっときに比べてみると、休んでいる子は何人かいるかなという雰囲気はあるのですが、そこまで多くはないなというふうな感じがしていました。実際、
高崎市内での第8波、今、まだまだ3桁の数字のコロナの
感染状況等であると思いますし、またテレビ、
マスコミ報道等ですと、今年は
インフルエンザが結構流行するよというような形がある中で、先ほどちょっと
健康教育課長から御答弁いただいたように、ようやく2校目というか、2クラス目というか、そういう
インフルエンザでの
学級閉鎖なので、本当に
インフルエンザがはやるときに比べてみると全然違うなという実感を持っているのですが、その辺、市として今のコロナとか
インフルエンザの
発生状況について、どんな状況なのかお伺いできればと思います。
◎
保健予防課長(
橋爪千秋君) 11月からのコロナの状況なのですけども、増加傾向に転じた第8波の
感染状況の推移につきましては、徐々に増加していき、12月14日には1日当たり過去最多の845人に達しております。第8波での
陽性者数は1月21日までが3万3,127人で、第7波と言われる7月から9月の
陽性者数の2万6,618人を大きく上回っております。ただし、1月中旬からは減少傾向に転じまして、現在ピーク時の半数程度までに減少しております。
また、
インフルエンザの状況ですが、
感染症発生動向調査の1
医療機関当たりの
患者報告数は、12月25日までの1週間では1.21で、流行開始の基準、1を上回り
インフルエンザの
流行シーズンに入っております。1月22日までの1週間では3.2となり、患者数も増加しているという状況です。
◆委員(林恒徳君) 丁寧な答弁ありがとうございました。やっぱり気をつけなくてはいけないのだなというのは、今の数字を見ると明らかだなというふうに思っています。多分、皆さんもマスクをしながら、感染には気をつけながらやっているという中でも出てきているので、今年の
インフルエンザはもしコロナがなければとんでもない
学級閉鎖になっていた可能性というがあるのかなというのもちょっと感じとしては思いましたので、その辺は注意して、当然取り組んでいただいているのだろうと思いますけど、いろいろ大変な部分で、長丁場で市の職員の皆さんも大変だったと思いますので、ぜひとも自分の体調に気をつけながら頑張っていただければと思います。
◆委員(
伊藤敦博君) 3点ほどあるのですが、今、林委員からあったので、
1つコロナ感染症対策について先に伺います。
今、課長のほうから
感染者数が第8波でかなりピークに、今はピークアウトした感も出てきているのですけれども、市民の皆さんから病床は大丈夫かという心配が出ていて、県外では
緊急搬送困難事例が過去最大になっているという話も伺っていますが、本市の場合の
病床使用率のほうはどうなっていますでしょうか。
◎
保健予防課長(
橋爪千秋君) 県全体の
病床使用率なのですけども、12月中旬から下旬にかけて70%を超える日が続きましたが、1月23日時点では53.9%という状況になっております。
◆委員(
伊藤敦博君) ありがとうございました。幾らか落ち着き、1日も早く収束してほしいと願っていますけれども、
医療機関とか
介護施設のお話を伺うと、本当にまだ戦場状態ということで、市内でも大きな病院で幾つか
クラスターが、
介護施設でも
クラスターが発生していて、緊急搬送を受け入れられない状態になったり、入院患者を受け入れられない状況、あるいは職員が感染することによって、残っている職員が休む間もなく連続で勤務をしているという話を伺って、本当に大変だなと思っていますけれども、コロナが始まってから国の支援も含めて、様々な
医療機関、
介護施設への支援を行っているわけですが、その現状がどうなっているか教えてください。
◎
保健医療総務課長(加藤由視君)
コロナ対策に協力していただきます
医療機関に対しましては、国が行う支援とは別に本市独自に、
コロナ患者の受入れ等を行っている
医療機関に対しまして、
医療提供体制の強化に関する支援を行っております。
また、
介護施設等の
社会福祉施設に対しまして、国や県からは
医療用マスクや手袋、アイソレーションガウン、
コロナ検査キットが随時供給されており、本市では幅広く、これらの施設を含む市民が利用する施設に対しまして、
手指消毒液等を配付しております。
◆委員(
伊藤敦博君) 本市でも独自の努力をされているということで、まだまだトンネルの出口が見えないのでこれからもよろしくお願いしたいと思うのですが、今、林委員からもありましたけれども、職員の皆さんもかなり大変なのではないかというふうな話が出ていますが、
保健医療部の職員の皆さんの
勤務状況がどういうふうになっているか確認させてください。
◎
保健予防課長(
橋爪千秋君) 第8波では、
高齢者施設や
医療機関における
クラスターの発生が多く、早期に
施設調査やゾーニングなどの指導を実施することなどの初期対応に努めることが感染症の蔓延の防止の要になるため、その対応に時間を費やしております。疫学調査につきましては、発生届の見直しによって感染者の2割程度が調査対象となったため、
保健医療部内の専門職や事務職で対応しておりまして、休日勤務や時間外勤務が継続するという状況にはなっておりません。
◆委員(
伊藤敦博君) 取りあえずはほっとしましたけれども、
皆さん御存じのように、春からコロナを5類に格下げるという準備が進められています。市民の若い人なんかは、できるだけ早くマスクを外して日常生活を取り戻したいというふうに考えていらっしゃる方も多いし、経済活動も活性化してほしいと思っていらっしゃる方もいらっしゃいますけれども、今朝の朝日新聞のアンケートかな、これでもやっぱり高齢者の方は非常に不安に感じていらっしゃいます。この間マスコミでも、5類に引き下げられれば
医療機関の混乱は免れない。それから、検査、治療が自己負担ということになってしまえば、診療抑制とか、それで逆に死者が増えるのではないかとか、そういう問題も指摘をされています。ぜひ、国任せにしないで、
高崎市民の命は高崎で守るとずっと繰り返していますけれども、そういう方針をぜひ貫いていただきたいと思います。
2つ目よろしいでしょうか。2つ目は、先日、1月5日に、保育士や介護士、これらの人たちはインフラとして重要なので、人材確保が大変だと、それに対して
家賃補助制度が設けられるという報告が入りました。保育士については
特別委員会でやるということなので、今日は介護の人材を
長寿社会課のほうに伺いたいと思います。この
家賃補助制度の対象者として、
新規採用職員というふうに書かれているのですが、この
新規採用職員というのは新卒だけなのか、それとも
中途採用とか転職者も範疇に入るのか教えてください。
◎
長寿社会課長(
本間澄行君) 内容につきましては現在検討中でございまして、新年度予算の中で詳細につきましては示させていただく予定でございますけれども、まず年齢制限につきましては設けない予定というふうに考えております。
◆委員(
伊藤敦博君) ぜひ、
中途採用だとか転職者も入れていただきたいと思うのですが、上限が2万円ということで、総予算3,480万円というふうに制度設計がされているのですが、見通しとして、介護人材としてはどのくらいの方がこれを利用されるというふうに予想されているのでしょうか。
◎
長寿社会課長(
本間澄行君) 介護分野におきましては100人程度を見込んでおります。
◆委員(
伊藤敦博君) ありがとうございました。家賃の半分、上限2万円を補助して、どれだけ保育士や介護士が集まるかというのは、私もちょっと想像がつきませんけれども、いずれにせよ、そうした
ケア労働者の確保というのは重要なテーマだと思いますので、積極的な運用をお願いしたいと思います。
最後の1点いいですか。これは
教育委員会に伺います。12月12日付で、
学校教育課長名で各学校長に
マイナンバー普及促進に係るお願い、こういう文書が送られ、その中身というのは、
タブレットを各生徒が学校から家に持ち帰ってもらって、保護者に
マイナンバーの申請のページを見てもらって申請を促すと、そういう文書になっています。これについて、すぐに保護者からも先生からもこれはどういうことなのかという問合せが入りました。まず、改めてこういう文書が配付をされた経緯は、どうしてこういうことになったのか、最終的にこれがどういう扱いになったのかという辺を伺いたいと思います。
◎
学校教育課長(依田哲夫君) 本市から、
マイナンバーカードの目的、理念に従った
情報提供をさせていただいたものでございまして、学校を通じて任意の依頼文を送付することにつきましては、問題ないと考えております。
◆委員(
伊藤敦博君) 課長は問題ないとおっしゃいましたけども、私はこれは非常に大きな問題だというふうに考えています。幾つかあるのですが、まず、そもそも学校という
教育現場で、
マイナンバーは教育とは関係ないですよね、そういう無関係なことを学校が生徒を通じて保護者に依頼するということ自体、非常に違和感があります。
タブレットというのは、御存じのとおり
ICT教育の学習の補助教材であって、総務部の広報をするために
子どもたちに配付しているわけではありません。今、課長はあくまでも任意の
情報提供だというふうにおっしゃいましたけれども、学校からそういう通知が来ると保護者の皆さんがどういうふうに感じるか、気の弱い保護者にとっては同調圧力に近いものがあって、学校から言われたのだからやらなきゃねということになってしまわないでしょうか。そもそも
マイナンバーのことについては総務部が非常に御苦労されているのを存じ上げていますけれども、いっぱい
テレビコマーシャルを流したり、2万円のポイントにプラスして今度は500円のクオカードまでつけて普及を図っていますけれども、そもそも、どうしてなかなか普及しないのかという背景には、やはりこの
政策そのものに対する不信感があると思うのです。情報流出の問題もありますけれども、先日、ある方が
マイナンバーのことで相談に来られて、私は今の政府が信用できない。信用できない政府に対して、私の個人情報を提供するのは真っ平御免だというふうなことを強い口調でおっしゃっていましたけれども、そういう方もいらっしゃるわけですから、政府自体がこれは任意の事業だと言っている中で、やっぱり
教育機関がそれを促すというのはいかがなものかと思います。もし、その辺について御所見があれば伺いたいと思うのですが、いかがでしょうか。
◎
総務部長(曽根光広君) 今のきっかけとなりましたのは、具体的に言えば私の名前で文書が出ております。
総務部長の名前で出ています。これは国のほうからの要請もありまして、国を挙げた
マイナンバーカードの普及の事業を各自治体が協力するようにという国からの通達に基づいてやっていることです。決して
マイナンバーカードの取得は法的に義務化されておりません。それは十分承知の上でなのですが、その上であらゆる手段を使って普及促進に当たっての私どもの取組の一つが、より多くの方々にそれを啓発する、お知らせするということです。強制は決していたしておりません。その方法として、
教育委員会さんのほうに協力を求めて、御協力をいただけたということです。
タブレットを使うという
手法そのものを選択したというのは、決して私どもからお願いしたことではありませんが、ただ
タブレットは
ICT教育に限った、非常に狭い使い方だけを求めて国が普及しているというふうには、私は考えていないのです。いろんな形で使うツールだと思っています。これからそういう時代になっていくはずです。私どもは
デジタル化を進めていく中で、高崎市もいろんな形で
デジタル化に取り組んでおります。そういった一つとして、紙を印刷する手間や経費のかからない、そういった便利なツールを使ってやっていただきたいというのもこちらからお願いしたことで、それを御了解していただいて今回の取組になったわけです。決して政治活動ではありません。政治的な意図があってやっているものではありませんので、国を挙げてやっている施策に
教育委員会には協力いただいた。それに同調していただける方には、こちらの示したような手続を取っていただきたいというお願いをしたと、そういったことだと思います。
◆委員(
伊藤敦博君) 総務部の事情はよく分かりました。ただ、いずれにせよ
教育委員会の独立性の問題です。今、
ICT教育で
タブレットもいろんな活用ができるというふうにおっしゃいましたけれども、これは非常に危険な意味をはらんでいると思います。遡って戦前の話を考えれば、学校教育の現場で、
子どもたちをいかにお国のために戦う兵士にするかという教育を先生たちがやられたわけです。女性については、銃後を守る、良妻賢母をつくるという教育を、文部省を先頭にそういう旗振りをしてきたわけです。その反省があったからこそ、戦後の民主教育が生まれて、教育基本法が生まれて、
教育委員会というのは政府の下請機関ではないと、地方ごとの独立行政機関だというふうになってきたわけで、
教育委員会として政府の広報をするというのは、私は非常に問題があるというふうに考えていることを申し上げて終わります。
◆委員(谷川留美子君) ヤングケアラーSOS事業について、お伺いいたします。9月に始まった事業ですけれど、支援推進委員会ができて、学校教育課に担当職員を配置して現在8名体制で対応していただいていると伺っております。そして、現在までに相談件数が50件あって、7世帯にサポーターを派遣していると伺っております。残りの43件はどんな状況なのかや、相談を受けてから支援が決定されるまでどんな経過になっているのかを教えてください。よろしくお願いします。
◎
学校教育課長(依田哲夫君) 学校や関係機関から相談があった場合、学校教育課ヤングケアラー支援担当で受けさせていただいております。相談があった子ども一人一人にワーキングチームを設定いたしまして、どのように支援をするか審議し、その後、有識者で構成するヤングケアラー支援推進委員会、そこで支援内容を決定し、サポーターの派遣を行っております。相談件数とサポートを入れている件数の差につきましては、丁寧な聞き取り、調査を行っておりますので、なかなかサポーター派遣には結びつかないのですが、子どもの様子をよく伺い、サポーターチームをつくっての対応をやっているところでございます。
◆委員(谷川留美子君) 丁寧な答弁をありがとうございます。いろいろと難しい家庭もあるというふうに聞いています。対応が大変な内容なので、本当に御苦労さまです。実際に派遣を決定するまでの間に慎重に中身を精査していただいていて、本当に支援が必要な方へ届いているようで安心いたしました。
それでは、既に決定して派遣しているサポーターさんの支援の状況などを教えてください。そして、支援を受けた御家庭の感想なども分かりましたら教えてください。
◎
学校教育課長(依田哲夫君) 家庭状況によって支援をいろいろ決定しているわけでございますが、現在行っている主な支援につきましては、掃除、洗濯、調理などの生活援助が中心となっております。
また、サポーターが入っている家庭からの、まず子どもの感想でございますが、自分の部屋で勉強するなど、自分の時間が取れることがうれしい、そのような喜びの声を聞くことができております。また、保護者のほうからは、子どもの負担が減り、笑顔が見られるようになってありがたい、そういった感謝の言葉を頂いております。
◆委員(谷川留美子君) ありがとうございます。これまで苦労してきた
子どもたちの明るい笑顔が見られるようになったということで、その様子が目に浮かびます。きっと明るい希望がその
子どもたちに見えたのではないでしょうか。これからも、そんな苦労している
子どもたちが将来に夢を持てるような支援を引き続きどうぞよろしくお願いします。
○委員長(
大竹隆一君) ほかにありませんか。
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△閉会
○委員長(
大竹隆一君) なければ、以上で本日の
教育福祉常任委員会を閉会いたします。
午後 1時54分閉会
高崎市議会委員会条例第30条第1項の規定によりここに署名する。
令和5年1月24日
教育福祉常任委員会 委 員 長 大 竹 隆 一...