館林市議会 > 2017-03-08 >
03月08日-04号

  • "吉野高史"(/)
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  1. 館林市議会 2017-03-08
    03月08日-04号


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    平成29年  3月 定例会(第1回)           平成29年館林市議会第1回定例会会議録                                           (第 4 日)                                 平成29年3月8日(水曜日)                                              議事日程第4号                          平成29年3月8日(水曜日)午前10時開議第 1 一般質問                                              本日の会議に付した事件 議事日程のとおり                                              出席議員(17名)    1番   権  田  昌  弘  君      2番   櫻  井  正  廣  君    4番   斉  藤  貢  一  君      6番   渡  辺  充  徳  君    8番   泉  澤  信  哉  君      9番   篠  木  正  明  君   10番   吉  野  高  史  君     11番   岡  村  一  男  君   12番   遠  藤  重  吉  君     13番   青  木  幸  雄  君   14番   野  村  晴  三  君     15番   河  野  哲  雄  君   16番   向  井     誠  君     17番   高  橋  次  郎  君   18番   井 野 口  勝  則  君     19番   小  林     信  君   20番   町  井     猛  君欠席議員(2名)    5番   青  木  一  夫  君      7番   多  田  善  洋  君                                              議会事務局職員出席者  事 務 局長  小  野  陽  一       次 長 兼  加  藤  雅  央                          庶 務 係長  議 事 調査  小  野  秀  夫       主   任  島  野  善  彰  係   長                                              説明のため出席した者  市   長  小  山  定  男  君    政 策 企画  田  沼  孝  一  君  職務代理者                   部   長  副 市 長  総 務 部長  吉  田  悦  子  君    市 民 環境  打  木  雅  人  君                          部   長  保 健 福祉  中  里  克  己  君    経 済 部長  大  野  泰  弘  君  部   長  都 市 建設  山  本  紀  夫  君    会計管理者  谷 田 貝     勝  君  部   長  秘 書 課長  青  木  伸  行  君    企 画 課長  栗  原     誠  君  行 政 課長  黒  澤  文  隆  君    市 民 協働  栗  原  幸  枝  君                          課   長  社 会 福祉  細  堀  一  夫  君    産 業 政策  田  島  敏  邦  君  課   長                   課   長  都 市 計画  村  上     実  君    財 政 課長  笠  原  正  幸  君  課   長  教 育 長  吉  間  常  明  君    教 育 次長  坂  本  敏  広  君  教 育 総務  金  子  和  夫  君  課   長 △第1 開議                            (平成29年3月8日午前10時00分開議) ○副議長泉澤信哉君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。 △第2 一般質問 ○副議長泉澤信哉君) 日程第1、一般質問を行います。  通告順質問を許します。         ◇ 向 井   誠 君 ○副議長泉澤信哉君) まず、16番、向井誠君。                   (16番 向井 誠君登壇) ◆16番(向井誠君) それでは、通告に基づきまして一般質問させていただくわけですが、その前に故橋本徹議員、故安樂岡一雄市長に対しまして、心からご冥福をお祈り申し上げたいと思います。  それでは、通告に基づきまして、中学校部活動のあり方についてということで、中学校部活動での事故が続いているわけですが、その問題点改善策について、そして郷土愛を高める教育についてということで、小学校や中学校時代の思い出が郷土愛を高めるためには、またUターンなどをしていただくためには大事だと思っておりますが、そういうことのために義務教育の中でできる取り組みについてを順次一問一答方式で質問をさせていただきます。  それでは、教育長の登壇をお願いいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長答弁席へどうぞ。                   (教育長 吉間常明君登壇) ◆16番(向井誠君) はじめに、これから質問をさせていただくわけですが、私は一問一答方式が始まって初めての質問ですので、緊張しておりますが、よろしくお願いをいたします。  それでははじめに、平成28年5月31日に柔道部での事故がございましたが、その経緯についてお伺いをしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長吉間常明君。 ◎教育長吉間常明君) 柔道部事故の経緯につきましてお答えします。  この事故は、平成28年5月31日、放課後の練習中に起きました。その日は、学校行事のため主顧問と1年生はいなかったため、副顧問指導のもと、3年男子2名、2年男子1名の3名で練習しておりました。今回の事故は、3年男子2名がペアになり、副顧問指導を受けながら、大内刈りから大外刈りをするという約束練習中に起きたと思われます。そして、18時8分ごろ、投げられる側の生徒が頭が痛いと副顧問に訴えました。副顧問は、軽い熱中症かと思い、水を飲んでくるよう指示を出しました。その後、水を飲んで戻った後も頭が痛いと言ってきたので、副顧問は練習を続けるのは無理と判断し、着がえて休むよう指示をしました。その指示を受け、生徒は立って二、三歩歩いたところでよろよろと倒れました。この時点ではまだ意識はありましたが、次第に呼びかけに応じなくなり、呼吸しにくそうな様子が見られたりしたので、すぐに救急車を要請しました。病院では、急性硬膜下血腫と診断され、緊急手術が行われました。事故の経緯は以上のとおりであります。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ご答弁ありがとうございました。  大体の事故の経緯はわかったのですが、その主な原因は何だというふうに考えていらっしゃるか、お尋ねをいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 事故の主な原因につきましてお答えします。  この事故の主な原因は、館林市柔道安全指導検討委員会の所見によりますと、けがをした生徒が頭痛を訴えてきた約束練習中に起こったと推察されるとの報告を受けております。しかし、副顧問は頭部を打った場面を直接見ていないこと、また投げた生徒も頭を打った場面がわからないこと、さらにけがをした生徒からの聞き取りが現在不可能なことから、原因の特定には至っておりませんが、次のようなことが考えられると思います。  副顧問が2年男子指導をしていた二、三分の間、五、六回程度の投げの練習時に頭部を打ったのではないか。投げた生徒がけがをした生徒に覆いかぶさらなくても、相手生徒の腕の力か、または体重がかかり頭部に衝撃を与えたのではないか。スピードは出ていなくても大外刈りを10回から15回かけられ、頭部を何度も揺さぶられたため脳に損傷が起こったのではないかと記載されております。しかし、今回の検証では、いつ、どの場面で脳に損傷が起こったのかを特定することはできませんでした。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ご答弁ありがとうございました。  ここで再質問をさせていただきますけれども、今回の柔道部事故調査報告書及び提言書というのをいただいているわけですけれども、その中にも、投げられたほうのけがをされた方が160センチで48キロ、投げたほうの生徒さんが176センチで体重が117キロ、この大きな体格差体重差があったわけです。いつそういうことが起こったのかというのはわからないのですけれども、全てではないのですが、この大きな体重差身長差が原因の一つというふうには考えていらっしゃらないのかどうか。また、2週間ほど前にも今回と同じ学校で、多分相手は一緒だと思うのですけれども、その方と女子乱取りをしているときに、女子生徒がけがをされているのですけれども、これも含めて、この体重差だとか体格差が一つの大きな要因だったというふうには考えていらっしゃらないかどうかお尋ねをいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) ただいま議員さんより体重差体格差も原因の一つではないかというようなご指摘がありました。第三中学校では、2人は1年生から練習をやっていたということで、体重差については、顧問としても余り意識をしていなかったというふうに思われます。ただ、いろいろ検証をしていく中で、やはり余りにも大きな体重差体格差は、やはり今回の事故の原因の一つに挙げられると思います。  それから、2週間前に女子生徒乱取り中にけがをしたというようなお話がありました。これについてもやはり体重差がかなりありました。また、このときのけがの教訓が2週間後の事故に反映されなかったというのは、まことに残念であるなというふうに思っております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。
    ◆16番(向井誠君) 再々質問させていただきますけれども、1年生のときからこの練習はずっと柔道部でやっていまして、なれた相手だしというのもあった、そういうちょっとした油断もあったとは思うのですけれども、そういう意味も含めて、やっていたとはいえ、体重差体格差が一つの要因になったというふうには想像できるわけです。  そのほかに、もう一つあるのは、一応柔道部としては11名いたと私のほうでは聞いているのですけれども、実際は3名か4名ぐらいで当日はやったのですよね。その人数が少なかったという、要は何でそんなに体重差がある子と組まなくてはいけなかったのか。本来、もっと同じような体格の子がいればその子と組めたのに、何でそんなに体重差のある子と、ずっとやってきたからというのもあるのでしょうけれども、そのときその子と組むしかなかったという、人数が少なかったというのも原因の一つではないかと思うのですが、このあたりはどんなふうにお考えになっていますでしょうか。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) ただいま部員が全員そろって11名ということで、当日は4名だったのですが、1名が早く帰られて、結局3年生が2名、2年生が1名ということになってしまったということでございます。顧問とすれば、やはり少ないから組ませざるを得なかったというようなこともあるのでしょうけれども、ただやはり柔道では体重差が大きな危険性を持つのだという意識があれば、それは人数が少なくても組ませてはいけないことかなと私自身は思っております。そういった意味で、体重差についての認識がやはり甘かったのかなというふうに思っております。  人数が少なかったからということで逃げることはできないのかなと、私自身は思っています。今後は、やはり柔道における体重差、あるいは大外刈りについての指導方法などの認識が薄かったのかなと思っております。これから教育委員会としましても、体重差や大外刈り危険性について十分に周知していきたいと考えております。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。  それでは、次の質問に移らせていただきます。部活動の中には、人数が多い部活動や少ない部活動もあるとは思うのですけれども、それは中学生全体の子どもの数も影響してくると思いますので、はじめに生徒数の最も多い中学校と少ない中学校は、どれぐらいの人数になっているのかを教えてください。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 生徒数の最も多い中学校と少ない中学校につきましてお答えします。  平成29年2月1日現在、生徒数の最も多い中学校は559人になります。また、最も少ない中学校は303人になります。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。  それでは、その各中学校部活動の種類と部員数を教えてください。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 各中学校部活動の種類と部員数につきましてお答えします。  まずはじめに、生徒数が最も多い中学校の主な部員数につきましてお答えします。男子で一番多いのはサッカー部で41名、2番目に多いのは陸上部で34名となっております。反対に、部員が一番少ないのは剣道部で3名、2番目に少ないのは体操部で8名となっております。  また、女子で一番多いのはソフトテニス部で33名、2番目に多いのはバドミントン部で30名となっております。反対に、部員が一番少ないのは柔道部で2名、2番目に少ないのは水泳部体操部で7名になります。  次に、生徒数が最も少なかった中学校の主な部員数につきましてお答えします。男子で一番多いのはソフトテニス部で23名、2番目に多いのは陸上部で21名となっております。反対に、部員が一番少ないのは体操部で1名、2番目に少ないのは水泳部で6名となっております。  また、女子で一番多いのはソフトテニス部で24名、2番目に多いのはソフトボール部で20名になります。反対に、部員が一番少ないのは水泳部で3名、2番目に少ないのは剣道部で6名になっております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。  今、お答えいただいたのですけれども、例えば生徒数の一番少ない中学校部員数が一番少ないのが体操部1名とありましたが、実は隠れておりまして、柔道部が0名なのです。一番少ないというと、いるところから一番少ないというふうになるのですが、実は柔道部が0名というのが一番少ないのだというふうに、一応一覧表をいただいたのですけれども、私は思いました。  もちろんこれは、例えば男子新体操部は全中学校で0ですので、そういうのは含めないで、例えば女子野球部は全中学校で0名ですから、こういうのを除いて、ほかの中学校では部員がいるのだけれども、この中学校ではいませんというので比較していくと、実はいまさっき答えられた体操部の1名ではなくて、一番生徒数の少ない学校の一番少ない部員数というのは、ほかの中学校ではあるのにないとなると、0名の柔道部になると私は思うのです。  そういう意味で考えていくと、男子バドミントン部も、部員数が29名いる中学校もあれば0名というところもあります。それから、男子バレーボール部も1校だけ0名です。  女子のほうを見ると、女子体操部ですけれども、部員の数が0名というのもあれば、23名もいらっしゃる中学校もある。そういうことで言うと、女子バドミントン部も0名と30名、生徒数の少ない中学校男子サッカー部を見ますと、私の記憶によればサッカーは11人いないとできないと思うのですが、8名しかいないという中学校もございます。そういった意味で次の質問に移らせていただきたいと思うのですが、この人数が少なくて困っているというような部活動はあるのかないのかをお尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 人数が少なくて困っている部活動につきましてお答えします。  生徒数が多い中学校、少ない中学校ともに、部員が少なくて困っているのは、剣道部柔道部水泳部体操部になります。また、入りたい部がなかったり、入りたい部の部員が少ないので入部を諦める生徒もいると聞いております。さらに、市内中学校ではソフトボール部バレーボール部男子なども部員が少ないようです。加えて、ある中学校では、かつては部員が多かったサッカー部も8名で活動していると聞いております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。やはりそういうふうに困っている部員さんもいるということです。やっぱり入りたいのに入れなかったり、諦める生徒もいるということだと思います。  先ほどの柔道部事故でも、11名いるのだけれども、たまたまその日はというようなこともありますし、実際に全部員が集まっても少ないということが、事故の原因なつながったり、こういうふうにやりたいのだけれどもやれないというような現状もあるのではないかと思います。  ここでちょっと視点を変えまして、今度は6番の部活動顧問の体制と経験の有無ということをお尋ねしたいのですが、まずはじめに部活動顧問の体制についてをお尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 部活動顧問指導体制につきましてお答えします。  市内中学校では、ほとんどの部活動において顧問2人体制をとっております。2人体制をとることによって、一方が出張や会議、事務処理等部活動に行けないときにも、もう一人が対応できるようになっております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) それでは、再質問ということで、そのそれぞれの顧問の先生の、有段者であったり、実際自分は若いころからサッカーをやっているとか、野球をやっているよとか、また何らかの資格を持ったりしているとかというような、資格までいかなくても、そういった経験というのがあってやっていらっしゃるのかどうかというのをお尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 顧問指導経験につきましては、指導経験3年未満が全体の45%となっております。さらに、顧問自身競技歴につきましては、未経験が全体の42%で、競技歴のない多くの教員顧問として指導に当たっているのが現状であります。こうした背景には、持ちたい部が重なるなどの学校事情により、必ずしも持ちたい部の顧問になれないという現状があります。そのようなことから、教員の意思や、指導できるできないにかかわらず、部活動顧問をしなければならないケースが多いと考えられます。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。この部活動顧問の体制だとか経験だとか、そういうことに関しましては、ネットニュースなんかでもいろいろ問題になっていて、休日もないし、中には家庭もある方もいらっしゃると思うのですけれども、そういうような俗に言う家庭サービスもできないような状況で、安い日当で善意で顧問をしていただいているというようなこともあるのではないかと思います。次の質問に移らせていただきますが、この顧問先生方負担というのはどのような感じであるのかをお尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 部活動顧問の教師の負担についてお答えします。  中堅教員を中心に各校4名の合計20名に聞き取り調査をしたところ、負担を感じていると答えた教員は全体の75%で、4人に3人の割合で負担を感じていることがわかりました。負担を感じている理由としては、土日に休息がほとんどとれない。平日は部活動指導した後に教材研究学級事務を行うため、夜遅くまでの勤務となる。専門外の競技を指導するのが難しい。部員安全管理が心配であるなどを挙げておりました。また、生徒保護者は、顧問に対して過度の期待をしているため、その狭間で日々悩んでいる教員も多いと聞いております。  以上のようなことから、市としましては、教員部活動にかかわる時間や負担の軽減を目指し、各学校がこれからも顧問2人体制がとれるよう推進していくほか、外部指導者の充実を図ってまいりたいと考えております。  そこで、市内中学校における外部指導者の人数を、平成29年度は15名から2名増員して17名とし、専門外教員指導力をカバーしたり、さらなる安全性への配慮をしたりできるようにしたいと考えております。  また、文科省におきましては、外部指導者が単独で部活動指導・引率に当たれるようにすることを検討しているところであります。これまでほとんどの大会においての引率・監督は、その学校の教員に限られておりました。このことが実現すれば、さらに教員負担軽減につながっていくものと大いに期待をしているところであります。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。外部指導者等ということに関しましては、私が1期目か2期目か忘れましたが、大分昔に外部指導者を入れたほうがいいのではないのですかということで質問させていただいて、それ以来、少しずつ進んでいるように思っているのですが、ずっと質問してきましたとおり、やりたくてもやれない生徒さんがいらっしゃったり、少人数だということが大きな事故の一つの原因にもなるということ、それから顧問の先生の非常に重い負担等を考えまして、次の質問に入っていくわけですけれども、中学校合同の部活の考えはということでお尋ねをしたいと思います。  そこで、去年の11月1日に私たちの公明党の市議団で新潟県の加茂市へ視察に行ってまいりました。ここは、武道の授業ということで、部活動ではないのですが、合同でやっておりました。これは市長の提案で行うことになったのですけれども、その加茂市の市長さんがおっしゃるには、この方自身が武道家だったらしいのですけれども、このようにおっしゃっております。「多くの武道や武術を学んでいたので、わざの持つ合理性ばかりではなく、その危険性を知っていたから合同でやったのだ」というような感想をお持ちであります。  そこで、既にそういうことをやっていらっしゃるところもあるというふうにはお聞きはしているのですけれども、改めて中学校での合同部活動をもっともっと推進していってはいかがかと思うのですけれども、そのことについてのお考えをお尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 中学校合同部活動の考えについてお答えします。  市内中学校において、少子化の影響からチームスポーツにおいて部員数が足りずにチームが組めない部があります。また、部員数が少ないために活動が制限されることもあると聞いております。このことは、全国的にも同じような傾向があり、全国中体連関東中体連、群馬県中体連におきまして、合同部活動参加条件などが定められております。この流れを受けて、館林市中体連におきましても、市としての規程を定めて、平成15年4月より対応しているところです。そして、現在、バスケットボール、サッカー軟式野球バレーボールソフトボールの5つの競技において合同チームを認めております。今年度の新人戦では、2つの中学校ソフトボール部合同チームを組んで出場したと聞いております。  また、顧問指導力を補うためや生徒の技能の向上、安全面への配慮等から、市内中学校において合同練習という形で練習している部もあると聞いております。  今後は、教員負担軽減という観点から、市中体連と連携をとりながら、部活動のあり方について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。現在、バスケットボール、サッカー軟式野球バレーボールソフトボールで一応合同チームを認めているということですが、割と人数の多い部活動ではないかと思います。また、合同練習という形で練習しているのだということですが、あくまでも練習ですので、そのときによってということだと思います。これをもっともっと合同での部活動ができるのだという形で定着させるべきだと思っております。また、柔道においてもそういう合同で部活がやれれば、組み手も体格差のない形でやれるのではないかなと思います。  また、先ほど質問の中で、一方では30名とか二十何名とかいらっしゃるのに、もう一方では0名というのはどうも、いないからやれないのではないかなというふうに思ったりもします。ここで合同でやれるのだとなれば、ではやれるのなら私はやりたいという子も出てくるのではないかなというふうに思います。そうやって生徒さんの中に、合同でやれる、人数がそろわなくても大丈夫なのだという意識が定着していけば、もっともっと、やりたいけれども人がいないからやれないというような形にはならないのではないかなと思います。  そういった意味で、全種目を通して合同でやれるように、また顧問先生方も2名体制でやっていただいているのですが、これが合同ということが定着してしまえば4名でやれますので、日曜日なんかも、そのうちの半分の2人の方に出ていただいて、2人の方は研究会とかそういう授業の勉強をしなくても、たまには家族と一緒にどこかへ遊びに行くとか、全くの完全な休暇がとれたりもするのではないかなというふうにも思います。そういった顧問の方々の負担軽減という点においても、今後もっと積極的にこれを進めていくべきではないかなというふうに思っております。  また、今後、少子化でこういう問題がどんどんふえてくるのではないかと思います。そういったことも含めまして、今後全体の競技において、今は5つだけとおっしゃっておりましたが、全体の競技に対してまず合同でやっていこうよというような考え方で積極的に推進していかれるつもりがあるかどうかを再度お尋ねしておきたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 先ほどの答弁の中で部員数が0名の部を含めてないのではないかというようなお話がありました。統計のほうには部活動がない学校の部については入れなかったということで、人数の少ない部では、やっぱり顧問の関係でどうしても部活動が制限されてしまうということがあるのかなと思います。そういった意味での0名もあるのだよというご指摘、その辺を真摯に受けとめてまいりたいと思っています。  それから、全国でも関東でも県のほうでも、今のところ合同での参加を認めているのが5競技ということでありますので、市としましてもやはり合同チームに参加するのは、その5種目ということになっております。ということで、今後は、ほかの種目にも合同チームでの参加が認められるように、県のほうに働きかけてまいりたいと思っております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。5種目だけだという意味もわかりました。県のほうにも十分働きかけていただきまして、これはもう館林市だけの問題ではなくて、もっと小さな市だとかいろんなところで起こってくる、少子化を見据えても絶対起こってくる問題なので、5つだけではなく、そういう働きかけはぜひやっていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移らせていただきます。この間、議員研修会があったわけですけれども、人口減少時代への対応と歳入確保の提言ということで、牧瀬稔氏による市議会議員の研修会があったわけですが、その中で、Uターンしてもらうためには小・中学校の思い出が大変大切なのだというようなお話がございました。そこで、小・中学校時代の思い出がUターンの一つの要因であるという認識は教育長の中にあるのかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 小・中学校時代の思い出がUターンの一つの要因であるという認識についてお答えします。  人は誰しも郷土の環境や文化などに親しみを持ったり、お世話になった方々への感謝の気持ちを抱いたりすることがあります。一旦は郷土を離れた人も、自分が生まれ育った地域に戻って活躍したいという気持ちや、なれ親しんだ仲間とともに地域に貢献したいという気持ちを持ち、自分の生まれ育った郷土に戻ってくることもあるかと思います。  そのような中で、小・中学校時代の懐かしいよき思い出が、自分の生まれ育った郷土に戻ってくる一つの要因になっているものと認識しております。本市におきましても、より多くの人が、生まれ育った地域に愛着を感じ、仲間とともに過ごしたかけがえのない貴重な時間を大切な思い出と感じられるように、郷土愛を育む教育を充実してまいりたいと考えております。それが本市の人口減少対策にもつながっていくものと思っております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。そういう認識があるということで大変ありがたいと思ったのですけれども、郷土館林市という点におきましては、義務教育の中でやれることの一つに、市歌の練習があるということで、これは順番に聞く中でお尋ねしていくわけですが、そこに向かうために、まず校歌も一つの思い出になるのではないかなと思いますので、2番目の項目になるのですが、小・中学校の新1年生は、いつ校歌を練習しているのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 小・中学校の新1年生がいつ校歌を練習するのかについてお答えします。  小学校も中学校も、4月から校歌の練習が始まります。小・中学校ともに音楽の授業において、小学校では担任の先生が、中学校では音楽の先生が中心となって校歌の練習をしています。音楽の授業を中心に、約1カ月で校歌が歌えるようになると聞いております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。1カ月で大体新1年生も校歌が歌えるということなのですが、その練習した校歌というのは、いつ歌っているのかお尋ねをいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 校歌を歌う場面についてお答えします。  音楽の授業はもちろんですが、さまざまな学校行事においても校歌を歌っています。例えば、入学式や始業式、卒業式等の儀式的行事において、全校児童生徒で歌っています。また、音楽集会などの文化的行事や運動会などの体育的行事、林間学校などの集団宿泊的行事の入校式や退校式等でも校歌を歌う場面があります。月1回行う朝会の場で校歌の1番だけを歌う学校もあります。  このように、各学校では、さまざまな場面を通して校歌を歌う機会を設けることによって、愛校心や集団としての一体感、感謝の気持ちなどを育んでおります。また、同時に、ふるさとの情景や伝統文化をあらわす歌詞に触れることにより、郷土愛を育むこともできると考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。そこで、せっかく校歌を練習しているわけですし、新1年生も1カ月程度で校歌も歌えるということなので、ここで4番目の、市歌を歌えるようにする考えはという質問をしたいと思います。その校歌と一緒に市歌も日常的に練習をしていただいて、また今言われたようなさまざまな場面で歌う機会を設けてはと思うのですけれども、そういうお考えについてお尋ねをいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 市歌を歌えるようにする考えについてお答えします。  現在、市歌を指導している学校の事例について紹介します。幾つかの小学校や中学校では、年末の第九の演奏会に向けて、音楽の授業で市歌の練習をしています。また、ある小学校では、3学期に全校児童を対象に市歌の練習も行っています。さらに、給食時間中の放送に市歌を流している小学校もあります。しかし、現状では、半数以上の小・中学校で市歌を指導したり歌ったりする場面がありません。先に述べた教育活動に市歌を取り入れている学校の実践を他校へ広げ、より多くの学校で市歌が歌えるようにしたいと考えております。また、市歌の歌詞の意味を小学校3・4年生の社会科副読本「のびゆく館林」と関連づけて理解させるとともに、郷土のよさを感じさせながら歌ったり、耳にしたりする機会をふやしていきたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。努力はしていただいているようなのですが、決して市歌が浸透しているとは言いがたい現状があると思います。成人式なんかでも歌う場面があるのですが、ほとんどの方が歌っていないのか、知らないのか、初めて聞くような雰囲気や様子も見受けられます。また、市民の方々も市歌が歌える人が多いとはちょっと思えないのですけれども、大変すばらしいメロディーと歌詞ですので、子どものころから歌えるように指導していただければ、それが大人へと波及していくのではないかと思っております。  また、10年先、20年先を見据えてもしっかりと歌っていただけるようにということで、再質問したかったのですが、時間もありませんので、これは要望としておきますので、しっかりみんなで一つの思い出として市歌が歌えるように教育をしていただければと思います。  それから、郷土愛を育てるもう一つの方法として、5番目の質問に移るのですけれども、館林音頭だとか館林まつり囃子があるのですが、これを体育の授業だとか運動会の練習等で、そういうほかの練習とともに、一緒に踊れるようにするような考えはないかをお尋ねいたします。  自分は、京都府の福知山市というところの出身なのですが、この年になってもいまだに福知山音頭と福知山踊りは踊れます。この年になってきましたので、たまにユーチューブなんかで見て懐かしく思っておりまして、逆に館林市の人口が減るかもしれませんが、福知山市に帰りたいななんていうような郷愁を覚えるときがあります。そういった意味では、こういう踊りなんかも若い子たちがUターンをしていく大きな原因の一つになるのではないかと思いますが、そういう館林音頭だとか館林まつり囃子を学校の中で教えていくという考えがあるかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 残念ながら、現在館林音頭や館林まつり囃子を体育の授業に取り入れている学校はございません。そのような中で、音楽の授業で館林音頭や館林まつり囃子を指導している学校や、運動会で地域の方々が踊っている様子を見学させている学校があります。しかし、多くの小・中学生は、館林音頭や館林まつり囃子に触れる機会が少なく、十分になれ親しんでいるとは言いがたい状況にあると思います。  現在、小学校の体育科の授業では、表現運動を行うことになっています。例えば、高学年では、日本各地域の民謡や外国のフォークダンスなどの踊りを身につけ、みんなで一緒に踊ることで、楽しく運動ができるようになっています。また、中学校の保健体育科のダンスの学習では、創作ダンス、フォークダンス、現代的なリズムのダンスの中から選択して行うようになっております。今後は、小学校体育科の表現運動や中学校保健体育科のダンスの学習の中で、館林音頭や館林まつり囃子も地域に伝承された踊りの一つとして各学校に紹介していきたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) 今、なれ親しんでいるとは言いがたい状況ということやら、各学校に紹介していきたいというような言葉があったのですけれども、郷土愛を高めるという一つの共通認識に立っていただいて、紹介だけでなくぜひ踊れるように推進をしていっていただきたいと思います。踊れるようになれば発表の場もあったほうがいいし、目的感があったほうがいいと思うのですけれども、6番の館林まつりの民踊流しに小・中学生を参加させる考えをお尋ねしたいのですが、子どもに館林まつり民踊流しに参加していただければ、親やその保護者たちも見に来ます。また、民踊流しの参加がだんだん減っている中で、小・中学生が参加することは大変重要な意義があるのではないかと思います。また、館林まつりに参加するという目的があれば、どこかで練習をしようよという考えにもなると思います。そういった意味でこの館林まつりの民踊流しに生徒さんを参加させる考えがあるかどうか、お尋ねをいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 館林まつりの民踊流しに小・中学生を参加させることについてお答えします。  子どもたちが館林まつりなどの地域の行事に参加し、民踊流しなどを体験することは、とてもよい考えであると思います。しかしながら、現状では、参加について難しい面が幾つかあります。具体的には、教育課程外の活動であるため、学校、学級単位としての参加が難しいこと、引率教員の勤務体制や祭り会場への子どもの送迎の難しさなどが挙げられます。ただ、先ほども申し上げましたように、地域の行事に参加することは大変よい機会であります。身近な地域で行う納涼祭や夏まつりに参加することは、郷土愛を育むことにもつながります。今後も子どもたちに安全面指導を行った上で、民踊流しや祭りへの参加について、子ども会等を通して促していきたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。教育課程外の活動ということで大変難しいこともわかっております。そういう意味では学校や教育委員会の中、その所管の中にはPTAであったり市子連だったり青少推、青少対がございますので、そういった方々にもご協力願って、ぜひ検討すべきものと考えております。  また、これは経済部の問題でもありますので、経済部にはまた改めて質問したいと思いますが、連携をとりながらやっていただきたいと思います。  時間がありませんので、次の7番のほうに移りたいと思いますが、この間、経済建設常任委員会の委員と商工会議所青年部の方々とで意見交換会をやりました。そんな中で、つつじが岡公園での子どものころの思い出が大事だというようなことも出ておりました。そこで、学校行事の中でつつじが岡公園とかかわる行事があるのかどうかをお尋ねしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 学校行事の中で、つつじが岡公園とかかわる行事についてお答えします。  まず、市内3校の小学校と2校の中学校では、ツツジの子房摘みを学校行事の一つに位置づけ、毎年取り組んでおります。また、地域学習として、つつじが岡公園の歴史やツツジの管理などについて学習する学校もあります。各学校からつつじが岡公園までの行き来のことを考えますと、全ての小・中学校とはまいりませんが、今後も引き続き、地域の貴重な財産として、つつじが岡公園にかかわる内容を学校行事等と関連させながら、教育活動の充実を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) 5分前になりましたので、急いでいきたいと思います。  いろんなことでかかわらせたいとおっしゃっていましたが、そのほかに写生大会だとか遠足、また植物の育て方とか、ツツジに関してはかかわれると思います。また、市内の各小・中学校で、もっともっとつつじが岡公園とかかわっていただきたいなというふうに思っております。また、子房摘みもされているのですけれども、子房摘みをした生徒さんには、これは教育委員会の所管ではないのですが、例えば特別優待券等を配って、つつじが岡公園に友達を連れてくるようなことがあればいいなというふうに思っております。これは経済部の所管ですので、また違う場面で、これも経済部とお話をしたいと思っております。  そこで最後に、郷土愛を高めるために、このつつじが岡公園以外でも、館林市での思い出づくり等を学校行事に取り入れる考えがあるかどうか、お尋ねをしたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 郷土愛を高めるための思い出づくり等を学校行事に取り入れることについてお答えします。  小・中学校の主な取り組みといたしましては、伝統や文化のすばらしさを再発見するために、歴史の小径や武鷹館、田山花袋記念館、向井千秋記念子ども科学館など、館林の町並みを歩く地域探検学習を行っている学校や、地域の安全マップを作成している学校、卒業前に秋元邸付近で卒業記念の撮影をしている学校、地域の方と一緒に伝統工芸品の制作や収穫祭を行っている学校、ボランティア活動として彫刻の小径や公民館などの地域清掃を行っている学校など、市内の学校では、総合的な学習の時間や社会科、生活科、学校行事等において、さまざまな取り組みを行っております。  今後も各学校では、本市の自然や歴史、伝統文化等について、授業や学校行事等を通して、人口の減少に歯どめをかけるためにも、より一層郷土を愛する心を育んでいきたいと考えています。  そして、生涯にわたってふるさと館林への愛着や誇りを持てるよう、郷土愛を高める教育の充実に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 向井誠君。 ◆16番(向井誠君) ありがとうございました。あと1分しかありませんので、最後に要望だけ。  人口減少が叫ばれる中、一見関係性がないように見える小学校とか中学校とか、そういった点で、教育委員会が実は大事なキーを握っているのだと思っております。どうかこの郷土愛を育てるためにも、教育委員会として人口減少が続く館林市を守っていくというためにも、しっかりと教育委員会を中心に取り組んでいただければと思っております。どうかよろしくお願い申し上げまして、要望とさせていただきます。ありがとうございました。         ◇ 吉 野 高 史 君 ○副議長泉澤信哉君) 次に、10番、吉野高史君。                   (10番 吉野高史君登壇) ◆10番(吉野高史君) おはようございます。それでは、通告に基づきまして、一問一答方式で一般質問を行います。  まず、故橋本徹議員、そして故安樂岡一雄市長のご冥福をお祈り申し上げます。  それでは、質問に入ります。質問項目にもございますとおり、まずはじめに、空き家の現状と今後の対策についてお尋ねいたしますので、答弁者を総務部長にお願いいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 総務部長は答弁席へどうぞ。                   (総務部長 吉田悦子君登壇) ◆10番(吉野高史君) それでは、本市における空き家は増加傾向にあるわけですけれども、こうした空き家対策を今後どのように進めていくのかという点についてお伺いいたします。  まず、空き家の地域別の数と今後どのように空き家が増加していくのか、その想定する推移をお尋ねいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 総務部長、吉田悦子君。 ◎総務部長(吉田悦子君) 吉野議員のご質問にお答えいたします。  本市では、市民生活の健全な維持のため、今後取り組むべき空き家等対策の方向性等について基本的な考え方をまとめた館林市空家等対策基本計画を平成29年1月に策定したところでございます。また、本市における空き家の状況を把握するために、平成27年度に市内全域を対象とした実態調査を実施いたしました。この調査では、外観の目視や写真撮影をもとに空き家の把握と損傷状態を調査し、1,233戸の空き家が確認されました。これを地区別にして戸数と割合を申し上げますと、館林地区が371戸で30%、郷谷地区が45戸で4%、大島地区が21戸で2%、赤羽地区が49戸で4%、六郷地区が458戸で37%、三野谷地区が29戸で2%、多々良地区が216戸で17%、渡瀬地区が44戸で4%となっております。  次に、今後の空き家の想定数でございますが、昨年6月に公表された野村総合研究所の空き家分析結果によりますと、全国の平成25年の一戸建て住宅の空き家数は318万戸ございました。この空き家に対して除却や利活用等の対策をしなかった場合、平成45年の空き家数は平成25年の約2.48倍の790万戸になると予想されております。  そこで、本市の現在の空き家数1,233戸に先ほどの数値2.48倍を掛けますと3,057戸となることから、平成45年の本市の空き家数は約3,000戸になると推計されます。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、平成45年には約3,000戸という推定で、今の2.48倍になるということですけれども、この数値をこれ以上ふやさないためにどのように考えているのか、お答え願いたいと思います。 ○副議長泉澤信哉君) 総務部長。 ◎総務部長(吉田悦子君) 空き家等をこれ以上ふやさない対策ということでご質問を頂戴いたしました。  本市では、空き家対策につきまして、庁内の関係課で組織された連絡会議や学識経験者等の委員で組織された協議会で協議・検討を重ねまして、空家等対策基本計画を策定いたしました。そして、この基本計画は、大きく3つの基本方針をもとに策定したものとなっております。  1つ目は、所有者への予防啓発や危険な状態にならないよう促していく適正管理対策、2つ目は、空き家バンクの創設、空き家除却及び跡地利用への支援といった利活用の促進、3つ目は、弁護士会、建築士会、宅建協会等の専門家団体との協定や相談体制を構築していく連携と協働でございます。今後、この3つの基本方針に基づき、空き家等対策を推進するためのより効果的な施策が展開できるように検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、以前の発表のものと何ら変わっていないということがわかりました。新たな施策などを伺うことができなかったので、もうこれ以上は伺いませんので、ありがとうございました。  それでは、次の質問に入ります。空き家対策における減免のあり方についてお尋ねするわけであります。まず、空き家対策に関する減免について、以前発表がありましたけれども、ここでもう一度わかりやすい言葉でお答え願えればと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 総務部長。 ◎総務部長(吉田悦子君) 空き家に対してだけではございませんが、住宅やアパートの敷地として利用されている住宅用地につきましては、地方税法の規定により、固定資産税・都市計画税の課税標準の特例措置が設けられており、住宅等が建っている土地の税金が軽減されております。これにつきましては、小規模住宅用地と一般住宅用地に分けて特例が適用されます。小規模住宅用地は、面積が200平方メートル以下の部分で、課税標準額が固定資産税では価格の6分の1、都市計画税では3分の1に軽減されます。  一般住宅用地は、小規模住宅用地以外の部分で、課税標準額が固定資産税では価格の3分の1、都市計画税では3分の2となるものでございます。これらの特例は、原則空き家になっても継続されますが、著しく危険な状態等の特定空家に該当した場合は、市が法に基づく勧告を行うことにより、特例の対象から除外されることになります。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) それでは、2回目の質問になりますけれども、解体して更地にしたら減免の優遇がなくなってしまうのであれば、6分の1から3分の1になっている優遇が1になってしまうということなので、誰だって解体はしないでそのままにしておくのではないですか。  例えば、空き家を解体して更地にした土地に関しては、5年程度は減免をさせるなど、何か考え方はないかということです。そうしないと、一向に空き家は減らないと思うわけであります。  ここで質問ですけれども、県内や全国では、更地にした土地の減免などについてはどのようになっているのか、再質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○副議長泉澤信哉君) 総務部長。 ◎総務部長(吉田悦子君) 空き家を除却し更地にした場合、住宅用地の特例は適用されなくなります。吉野議員もおっしゃっておりましたように、こうした背景が、空き家の除却が進まず、空き家が増加していく要因の一つになっているという事実もあるかと存じます。そういったことから、特に老朽化が著しく危険な状態にある空き家の除却を促進することを目的といたしまして、一定期間、固定資産税の減免を行っている事例が全国に数例ございます。県内においては減免を行っている事例はまだございません。今後は、先進事例を参考にいたしまして、本市でも実施が可能かどうかも含めて、この点につきましては研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、県内には減免している事例はなく、全国に事例が数例あるとの答弁だったわけですけれども、5年程度は減免して、全国に先駆けた空き家を減らす先進事例を本市でぜひつくっていただきたいと思います。これは、要望とさせていただきます。  総務部長、答弁ありがとうございました。  続きまして、空き家対策などの解体に係る費用についての考え方をお尋ねいたしますので、答弁者を都市建設部長にお願いいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 都市建設部長は答弁席へどうぞ。                   (都市建設部長 山本紀夫君登壇) ◆10番(吉野高史君) 早速質問に入ります。  ある市民の方からの相談になりますけれども、「実家の母が高齢でひとり暮らしをしております。昼はデイサービスに行っていて、いずれは空き家になってしまいます。この空き家になった家を解体したいと思ったときに、本市では解体費用の補助金なんかはどうなっているのですか」と聞かれたわけです。そのとき私はとっさに返事ができなくて困ったわけですけれども、こうした市民の声は数多くあるのではないかと考えております。  そこで、質問ですが、本市での空き家に関する解体費用について、県内自治体の状況などを事例に、補助金、助成金制度などをお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。 ○副議長泉澤信哉君) 都市建設部長、山本紀夫君。 ◎都市建設部長(山本紀夫君) 県内市町村における空き家の解体などに係る費用の補助、助成金制度の取り組みについて申し上げます。  平成28年度では、県内で前橋市、高崎市、渋川市、富岡市の4市及び下仁田町、中之条町の2町、計6つの市と町が空き家の解体などに係る補助金制度を実施しております。制度の概要につきましては、空き家になってからの期間ですとか建物の状態など、一定の要件を満たした空き家の解体費用の一部を助成する内容となっております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、前橋市を初め6つの市と町が補助金制度を実施しているとの話です。本市での空き家対策の大切な要素に解体があるわけですが、その解体に係る費用の助成金や補助金についての方向性についてはどのようにお考えなのかお尋ねいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(山本紀夫君) 本市におけます空き家対策についてでございますが、先ほど総務部長からも話がありましたように、平成29年1月に策定いたしました館林市空家等対策基本計画に基づき、各施策に取り組むこととなっておりまして、その内容は、空き家の適正管理と利活用の促進に関することが大きな柱となっております。  まず、利活用の促進に関する施策の一つといたしまして、来年度から空き家の利活用に係る助成金事業を実施するための予算を計上させていただきまして、現在審議をお願いしているところでございます。空き家の利活用に係る助成金事業につきましては、居住可能な空き家を利活用することで、移住者・定住者の増加を目指すとともに、老朽危険空き家等の予防対策にも寄与するものと考えております。  続きまして、適正管理に関する施策の一つといたしまして、周辺環境の保全を図るため、空き家等の解体などに係る費用の一部を補助する施策を検討することとなっております。今後、空き家等の解体に係る補助金制度につきましては、現在本市で取り組んでおります空き家対策の動向を踏まえまして、先進事例等を参考にしながら、早期の施策実施に向けて努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁にもございますように、空き家等の解体に係る補助金制度を早期に実施していただくことで、空き家の増加を抑制できるわけであります。また、市内における更地を住宅地として活用することにより、人口増にもつながる方策として考えられるわけであります。空き家を更地にしたときの減免や解体時の補助金や助成金制度を早期に整えていただくことを要望といたします。  都市建設部長、答弁ありがとうございました。  次に、市内中学校部活動中の死亡事故について、答弁者を教育長にお願いいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長答弁席へどうぞ。                   (教育長 吉間常明君登壇)
    ◆10番(吉野高史君) それでは、質問に入ります。  市内中学校の柔道部活動中における事故から今回どのような教訓を得て、対策はどのように行われてきたのか、まずはじめにお尋ねいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長吉間常明君。 ◎教育長吉間常明君) 市内中学校における柔道部活動中の事故から得た教訓についてお答えします。  全ての部活動に共通する教訓といたしましては、部員の健康観察を行い、健康状態を十分把握すること、運動や競技の特性を踏まえた適切な指導をすること、無理のない練習時間で休憩や水分補給の時間を確保すること、緊急事態発生時には迅速な対応がとれるよう校内体制を整えておくことなどであります。  併せまして、館林市柔道安全指導検討委員会がまとめました館林市立中学校柔道事故調査報告書及び提言書に示された再発防止に向けた提言も教訓として受けとめ、学校現場を指導しております。  次に、対策として、学校現場に具体的にどのような指導をしてきたかについてお答えします。まず、事故発生後、市内小・中学校に「体育科授業及びクラブ活動・部活動等における事故の未然防止について」という通知や、文科省より平成24年に示された「学校における体育活動中の事故防止について」という報告書などを送付し、部活動安全管理を徹底するよう指導しました。  また、8月には、柔道部顧問を対象とした柔道安全指導研修会、県の指導主事を招聘しての柔道部顧問柔道部員への巡回指導をそれぞれ実施いたしました。また、9月には、市中体連柔道部会と連携し、市内柔道部合同練習会及び柔道安全研修会など、柔道部活動中の安全指導について理解を深める機会を設けてまいりました。加えて、10月には、市内中学校保健体育科「武道」の授業者を対象とした柔道実技講習会を開き、体育の授業中の安全管理についても注意喚起を図ってまいりました。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、多くの対策を練られてきたことが理解できたわけでありますけれども、その教訓と対策は、各学校現場ではどのように生かされているのかお尋ねいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 学校現場において、教育委員会として行った対策や柔道事故の教訓がどのように生かされているかについてお答えします。  まず、中学校長会の対応ですが、体育科授業及びクラブ活動・部活動等における事故の未然防止についてという通知を受け、県中体連の「中学校における部活動等についての申し合わせ事項」の安全配慮事項に沿って部活動を行うことを徹底することが話し合われました。そして、各中学校では、職員会議や朝の打ち合わせの場において、通知や申し合わせ事項について全職員に周知が図られております。  特に部活動につきましては、部員の健康状態をより慎重に把握するようになったこと、練習計画や内容を見直し、改善が図られていること、緊急事態発生時の対応について校内体制の確認が改めてなされたことなどの点において、教訓が生かされていると考えております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁の中で大切なことは、緊急事態発生時の校内体制が改められたということですけれども、それでは教育委員会は、各学校現場での教訓と対策の状況をどのように確認しているのか、教育委員会の確認事項をお願いいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 学校現場が教訓を生かしているのかどうかをどのように確認しているかについてお答えします。  私自身、1学期及び2学期に2回ほど、全中学校を訪問しました。その際には、管理職との話し合いや部活動の見学などを通して、各中学校安全面に十分配慮しているのか確認をしました。また、中体連の春季大会や夏季大会などを見学し、活動の様子を見せていただいております。1年間で全ての部を回れるよう努めております。加えて、指導主事が学校訪問をする際に、全体会という全職員が集まる場において、児童生徒安全管理を最重要事項と位置づけ、示達をしております。  今後も教育長みずから学校訪問をすることで学校と教育委員会の垣根を低くするとともに、各学校の現状を十分に把握してまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、教育長みずからが現場に足を運んで確認されたということですので、大変安心しております。  それでは、次の質問に入りますけれども、ことしの1月22日に市内中学校生徒部活動中に倒れ、緊急搬送され、息を引き取られたという内容のファクスが教育委員会から届いたわけです。この死亡事故の原因についてどのように詳しい状況を把握されているのか、お尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 1月に発生しました野球部活動中の死亡事故の原因につきましては、外的な要因によるものではなく、内因性急死の疑いであったと聞いております。指導については特に問題はなかったと思っております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、内因性急死の疑いということでありますけれども、これではその子が亡くなられた真実がわからないわけです。今回亡くなられた生徒の教訓を今後に生かしていくことが私は最も大切なことと思うわけであります。  そこで、もう一度お伺いしますけれども、息を引き取られた生徒の日常での生活習慣、特に食生活や睡眠など、亡くなられて間もないことなどからなかなか状況把握は難しいと思われますけれども、わかる範囲内でいいのでお答え願えればと思います。よろしくお願いします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 家庭での食事や睡眠についてはどのように把握されていたのかについてお答えします。  当該生徒の家庭は、教育力のある家庭で、生活習慣については特に問題はなかったと聞いております。また、部活動前の健康観察においても特に変わった様子はなかったとの報告を受けております。ただ、食事や睡眠などの生活習慣の管理については、健康な体をつくるために必要不可欠であります。今後、家庭と学校が連携を図りながら食事や睡眠などの基本的生活習慣を育成してまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) それでは、3回目になりますけれども、学校現場で起きたことは全て学校と教育委員会の責任になりがちなのですけれども、これはPTAなどとも連携をして、日常での生活習慣、特に食事や睡眠などもしっかりと話し合われていくことを要望といたします。  次の質問に入ります。どうして過去の教訓が生かされずに重大な事故が度重なるのか、この辺についてわかりやすく説明していただければと思います。よろしくお願いします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) なぜ過去の教訓が生かされず、事故が度重なったのかという質問についてお答えします。  過去の教訓という点につきましては、市内中学校における重篤な柔道事故が起こる2週間ほど前に、女子部員が足にけがを負う事故が発生していたことを考えれば、早い段階で指導内容や練習計画について、より慎重に検討する必要があったと思います。  一方、野球部活動中の事故につきましては、柔道部事故の教訓を生かして、健康観察をしっかり行い、生徒に無理のない練習内容で行われていたと認識しております。しかし、突発的であったとしても、本市におきまして部活動中に重大な事故が度重なったことは、非常に残念なことであります。このことを重く受けとめ、生徒一人一人が安全かつ安心して部活動がやれるよう、各中学校と十分に連携を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁にもございましたけれども、非常に残念であるということはみんな同じ思いであります。こうした重大事故が教育現場ではどのように受け取られてきたのか、2回目としてお尋ねいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 学校現場において過去の教訓や教育委員会からの指導がどのように受けとめられているのかついてお答えします。  先ほどもお伝えしたとおり、教育委員会として、柔道部事故後、安全管理対策の徹底を図るための具体的・実践的な指導を継続して行ってまいりました。これらのことを通して、学校現場の教職員は、柔道部活動中の事故を重く受けとめ、危機管理意識を高くして、生徒に向き合い、再発防止に取り組んでおります。  先ほど向井議員への答弁の中で、部活動についてのアンケート結果についてお話をしましたが、その中の部活動負担に感じている理由として、部員安全管理が心配という回答がありました。部活動中、いつ何が起こるかわからないという中で顧問指導しているのだなと思っています。部活動顧問の皆さんには、引き続き危機意識を高く持つとともに、これからも生徒のために頑張っていただきたいと切に願うものであります。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) これは3回目の質問になりますけれども、ただいまの答弁にもございましたように、危機管理意識を高め、保護者、学校現場、教育委員会が連携して再発防止に向けてしっかりと取り組んでいただくことを要望といたします。  続きまして、部活動中の重大事故が度重なったことを考え、こうした事故を未然に防ぐような対策費として補正予算を組むなどを考えたのかどうか、その辺についてお尋ねいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 野球部活動中の事故を受けて行った対策についてお答えします。  早急に取り組める対策として、各中学校に1台ずつAEDを増設しました。事故前は校舎内と体育館の2台でありましたが、各校とも3台目を設置することができました。なお、増設にかかったレンタル契約の費用約8万円につきましては、補正予算ではなく当初予算で対応いたしました。  以上でございます。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの答弁では、AEDを各学校に1台ずつ増設したようですけれども、平成29年度予算の審議は来週から始まります。こうした事故を未然に防ぐような対策費は考えられているのかお尋ねいたします。 ○副議長泉澤信哉君) 教育長。 ◎教育長吉間常明君) 平成29年度予算における事故を防ぐ対策費についてお答えします。  2月に増設したAEDのレンタル契約は6月末までとなっておりますが、7月1日以降も各中学校のAEDが3台体制となるよう、来年度予算で対応してまいります。また、柔道部において今後の事故を防ぐ対策として、専門性の高い指導者が必要と考え、外部指導者として2名増員できるよう、平成29年度予算に計上しております。  学校において児童生徒の安全を確保するということ、それは教育活動を行う上で最重要事項であります。お金をかけて児童生徒の命が守れるのであればどんなことでもやっていきたいと考えております。昨日の質問の中で心電図の話がありましたが、児童生徒の命を守るために何をすることがベストなのか、教育委員会としても十分に検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長泉澤信哉君) 吉野高史君。 ◆10番(吉野高史君) ただいまの教育長の答弁では、事故を重く受けとめているとか、教訓が生かされると考えている、また児童生徒安全管理を最重要課題と位置づけるとか、健康状態をより慎重に把握するなどの精神論が多く、こうしたことも大切な要素の一つですけれども、具体的に危険を予知し、事故を未然に防ぐ、そこに予算配分を行うことの重要性もしっかりと考えていただくことを要望といたしまして、私の質問を終わりにいたします。  教育長、答弁ありがとうございました。 ○副議長泉澤信哉君) これをもちまして一般質問を終了いたします。 △第3 散会 ○副議長泉澤信哉君) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  次の本会議は3月22日午前10時から開きます。  本日はこれをもって散会いたします。  お疲れさまでした。                                    (午前11時43分散会)...