西宮市議会 2021-03-17
令和 3年 3月17日予算特別委員会建設分科会−03月17日-01号
ただいまから
予算特別委員会建設分科会を再開します。
これより審査日程に従い審査を進めます。
この際、当局に申し上げます。
説明の際は、新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについては重点的かつ簡潔に、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いいたします。
なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または
建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。
初めに、
土木局所管予算の概要について説明があります。
◎土木局長
おはようございます。
令和3年度の土木局の予算並びに事業の概要について御説明いたします。
土木局に関連する予算としましては、一般会計と
公共用地買収事業特別会計の2会計でございます。
まず、一般会計の歳出から御説明いたします。
一般会計歳出の予算総額は、お手元にお配りしております資料の6ページ一番下の合計欄記載のとおり、特別会計への繰出金を含め77億5,581万5,000円、前年度に比べ5億986万8,000円、率にして6.2%の減でございます。減額の主な理由としましては、街路事業において、国の令和2年度補正予算に対応するため工事費などを今年度に前倒しし計上したことによるほか、山手幹線及び競馬場線の整備に係る用地買収が完了したことなどによるものでございます。各費目の主な増減理由については、資料に記載のとおりでございます。
次に、一般会計の歳入につきましては、ページ戻りまして、資料3ページの一番下、歳入総額25億3,936万円で、前年度に比べ6,186万4,000円、率にして2.4%の減でございます。減額の主な理由としましては、先ほども説明いたしましたが、国の令和2年度補正予算に対応するため街路事業に係る
国庫補助金を今年度に前倒しし計上したことなどによるものでございます。各費目の主な増減理由については、資料に記載のとおりでございます。
次に、
公共用地買収事業特別会計の概要でございますが、資料は7ページを御覧ください。
予算総額は、歳入、歳出とも550万円、前年度に比べ130万円、率にして19.1%の減となっております。これは、
用地管理委託料の減によるものでございます。
次に、来年度の事業概要を説明いたします。
資料の最終ページに、参考資料としまして、令和3年度事業の主な実施箇所を示したA3の箇所図を添付しておりますので、御参照ください。
まず、道路などの
インフラ整備につきましては、山手幹線などの
都市計画道路整備の事業進捗を図るとともに、
道路改良事業や歩道の新設及び改良事業を実施するほか、橋梁の改良や
長寿命化事業などを引き続き進めてまいります。
そのうち、
道路改良事業では、幹6号線
道路改良事業に係る
詳細設計業務を実施し、西448号線
大師道交差点において道路拡幅のための用地買収を行うとともに、
水道路踏切改良に係る用地買収を行います。また、安全・安心で快適な
自転車利用環境の整備として、西宮市
自転車利用環境改善計画に基づき、自転車の通行位置を示す路面標示の整備を実施いたします。西178号線
道路改良等事業では、引き続き既存防潮堤の取壊し工事を実施するとともに、臨港線の前
浜町交差点部において洗戎川の暗渠化を進めます。
道路附属施設更新事業では、老朽化した
ガードレールなどの
道路附属施設の更新を行うほか、お出かけの際の休憩場所としてどうぞベンチを市内約50か所に設置いたします。
橋梁改良事業では、引き続き名塩道路の整備に関連して国が行っております西宝橋の架け替え事業に対する負担金を支出するほか、西448号線の森之下橋架け替え工事に着手いたします。
橋梁長寿命化修繕事業では、JR神戸線を越える
中津浜跨線橋のほか、市内各所の橋梁の
長寿命化工事を計画的に実施してまいります。
街路事業では、引き続き山手幹線などの事業進捗を図るとともに、門戸仁川線及び山手線の
道路詳細設計業務を実施いたします。
また、
自転車駐車場整備事業では、
阪急西宮北口北西第4
自転車駐車場の
定期券販売等システムの更新を実施いたします。
次に、公園関係でございますが、
西宮浜総合公園整備事業では、
健康遊具ゾーンを備えた自由広場の整備を進めてまいります。
公園施設更新事業では、遊具の更新やトイレの
バリアフリー化を計画的に進めるための
公園施設長寿命化計画を改定するほか、上甲東園1号緑地における急
傾斜地対策工事に係る測量・設計業務を実施いたします。
公園リニューアル事業では、
学文殿公園の整備工事を実施するほか、八ツ松公園の再整備に係る基本設計及び
実施設計業務を実施いたします。また、
北山緑化植物園につきましては、今年度に策定いたしました
改修基本計画に基づき、計画的な修繕・
リニューアルを進めてまいります。
なお、資料にはございませんが、昨年11月末に閉館しましたリゾ鳴尾浜につきましては、建物維持に最低限必要な消防・防災設備の
維持管理費や機械警備費などを計上しております。
最後に、令和3年度に取り組む施策でございますが、まず、1点目としまして、駐輪需要が多い駅周辺における民間の
駐輪場整備に対して補助を行う
民間自転車等駐車場整備補助事業の運用を開始いたします。
次に、2点目としまして、国から譲与を受ける
森林環境譲与税を活用し、実施する
森林調査保全事業として、令和3年度は、
産業文化局と連携して市内全域の森林の状況を把握するとともに、住宅地等に隣接する樹林については、倒木などによる災害の防止に重点を置いた調査及び整備箇所の検討を行ってまいります。
以上が土木局の予算並びに事業の概要でございます。
御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○大原智 主査
予算概要の説明は終わりました。
まず、議案第302号令和3年度西宮市
一般会計予算のうち土木局分を議題とします。
当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
◆町田博喜 委員
一問一答で4問、気になる点だけ質問させていただきます。まず1点目が
公園施設更新事業ですね。2点目が
自転車対策事業、3点目が
交通安全施設等整備事業、4点目が
道路橋梁新設改良事業の4点です。
まず、1点目の公園施設の更新事業なんですけど、気になる点で、ここでトイレの改修、洋式化をやっていただけるということで、今回、資料の12−1についてますように、山口の中央公園と
上田西公園がトイレを改修していただくという対象になっているんですけども、気になるのがトイレの大きさね、現状で、私は、鳴尾南部、高須・上田のほうにおりますので、
上田西公園のトイレがどんなに変わるのかが気になるんですけど、まず、資料12−1についてますように、こんなイメージのトイレが両方ともつくんですかということを確認だけさせていただきたいと思います。
◎
公園緑地課長
委員おっしゃっていただいたような資料の12−1に記載のトイレ――これはイメージで、別の箇所になりますけども、このようなトイレを今想定しております。
以上です。
◆町田博喜 委員
ありがとうございます。
こういうトイレを造るのに、1か所当たりの費用なんですけど、幾らぐらいかかるんですか。
◎
公園緑地課長
公園の設置する場所によって当然多少違いはございますが、約2,000万円ほどかかるということでございます。
以上です。
◆町田博喜 委員
ありがとうございました。
工事中なんですけど、既設のトイレを潰して、その間、公園のトイレは使用禁止になるのか、それとも別の栓をつけて並行して工事を進めていくのかだけ、最後に確認させてください。
◎
公園緑地課長
工事中は
公園利用者の方に御不便をおかけいたしますので、仮設のトイレを設置いたしまして、工事中はその仮設トイレでしのぐということで、この
上田西公園についても想定しております。
以上です。
◆町田博喜 委員
分かりました。
私もたまに
上田西公園のトイレを使うんですけど、早く洋式化になったらええなとずっと思っていたので、地元の人も喜ぶと思います。
じゃあ、1点目はこれで終わります。
2点目の
自転車対策事業なんですけど、これは、収入のほうでちょっと気になったのが、
自転車駐車場使用料が1,400万円ほど減になっていて、利用実績による見込み減となっているんです。これは、申し訳ないですけど、令和元年度の
事務事業評価シートの中で実績を見ていたら、駐車場の利用台数が微減しているなという感じがするんですけど、背景にコロナ禍で自転車の利用が増えていっているのに何で減になるのかなという気がしているんですけど、どうなんですか。その辺があれなので、考え方だけ確認させていただきたいと思います。
◎
自転車対策課長
コロナ禍で自転車の利用が増えているという考えも一つあるかと思うんですけれども、実際、在宅勤務であるとか外出の自粛ですとかということで、実感としましては、どちらかといいますと減っているのではないかなというふうなことがございまして、ですから、それが
自転車駐車場のほうの利用にも響いているのかなというふうな考えでおります。
以上です。
◆町田博喜 委員
分かりました。
間違うていたら訂正してください。歩道に
ピクトマークでしたかね、自転車の利用が増えてきているからそういうのをつけるんやというようなことを以前に言われていたような気がしたんですけど、増えているという想定で一生懸命整備したのに現実は減っているという、こんな考え方でいいんですかね。
◎
道路補修課長
以前、補正予算におきまして、矢羽根や
ピクトマークなどの整備については、一定の
自転車利用が増えるのではないかという予測の下にこういう事業も進めたものでございます。現時点で最終的な自転車の台数の増減というのはまだはっきりしたデータは出てないところはあろうかと思いますけれども、私どもといたしましては、今後、自転車の需要などが増えた場合においても有効な施策を行ったというふうには考えております。
以上でございます。
◆町田博喜 委員
分かりました。
予想外に減った――予想していたよりか在宅勤務が増えたからというように理解しておきますわ。別に気になることに対して悪いことはないのでね。分かりました。
じゃあ、これは終わります。
次に、
交通安全施設等整備事業なんですけど、これも
事務事業評価の中で、ちょっと確認なんですけど、防護柵というのがやった工事の中で挙がっていて、令和元年度は防護柵が806メートル挙がっているんです。これは、一般的に
ガードレールを設置したという捉え方でええのかだけ先に確認させていただけますか。
◎
道路補修課長
交通安全施設等整備事業についてでございますけれども、防護柵という総称の中には、当然、車道から歩道へ逸脱するのを防止する
ガードレール、
ガードパイプといったものや、水路への転落防止柵や、維持管理上必要な立入り防止柵というのがございまして、様々な用途がございます。ですので、年度によって損傷程度の増減なども変わってまいりますので、実施数量などの変化もございます。
以上でございます。
◆町田博喜 委員
大体概要は分かりました。
気になったのは、最近、交差点で右折する車両とかが歩道に突っ込んで児童がけがしたとか幼児がけがしたとかありますでしょう。設置する工事というのはここの事業でやっているという捉え方でいいんですか。といいますのは、ちょっと気になったのは、ここの予算が2年度に比べて1,900万円ぐらい減になっているので、そういうのがあったらどうなのかなと思ったので、そういった事業が――歩道のアールの部分ですよね。あそこに突っ込まんようにポールを立てるとか、全体的にこの事業でやっています、市として何か所ぐらいつけなあかんところを今予定してます、幾つぐらい終わってますというようなこと、ちょっと気になったので、その辺だけお伺いしたかったんです。
◎
道路補修課長
通学路などの交差点の巻き込み部の
ガードパイプや車止めのポールなどにつきましては、新設となりますので、これは
交通安全施設等整備事業のほうで実施しております。これは、以前に起こりました大津市の事故などに伴いまして、未就学児の通行ゾーンなどに対して交差点でのそういった施設の設置や、あと、白線などの改良などといった施策も行っておりまして、これにつきましては、今年度に御承認いただきました補正予算の中でおおむね達成できる見込みでございます。
◆町田博喜 委員
箇所数的にお願いできたらと思います。
◎道路部長
委員御指摘の、大津の事故を受けての交差点につきましては、84交差点を対象として考えておりまして、既に56か所の交差点についてはその安全対策は終わっております。
それから、安全施設が1,900万円ほど減となったのは、昨年度、
緊急交通安全対策として未就学児の
交通安全対策を実施した関係から予算が増えておったんですけども、未就学児の安全対策については終了しておりますので、その分が減となっているということでございます。
以上です。
◆町田博喜 委員
分かりました。
84か所の対象があって、56か所完了ということで、今後の見通しというのはどうなんですか、予算的に見て。
◎道路部長
一応対象としたのは主要な交差点で市が必要だというふうに判断したものでございます。今後は、通学路の安全対策でありますとか市民からの要望等があった場所について随時設置していくというふうに考えております。
以上でございます。
◆町田博喜 委員
分かりました。
当然、生徒児童もそうなんですけど、一般の人も、日中、待機しているわけですから、その辺、現場の状況を見ながら進めていただきたいと思います。
これは終わります。以上です。
最後、
道路橋梁新設改良事業の中でベンチの設置というのが上がってます。
道路附属施設更新事業で
ベンチ設置事業があるかと思うんですけど、これは、資料6につけていただいてますように、どうぞ
ベンチ設置事業ということで、若干気になった点だけ。
設置箇所につきましては、バス停またはその周辺とあるんですけど、
観光スポットなどの近傍にあるバス停でベンチが未設置の場所とあるんですけど、片や、バス会社にも積極的にやってもろうたらええんと違うのという気持ちがあるわけですよ。担当部署が違いますよね。政策局の
都市計画部交通計画課がバス会社と連携を取ってやってますよね。その辺、土木局として、まず調整しながらやっているのかということがちょっと気になったので。
◎
道路建設課担当課長
まず、
バス事業者にベンチの
設置補助事業を行っている
交通計画課との調整ですが、どうぞ
ベンチ設置事業を計画するに当たりましては、
交通計画課とも調整をさせていただきまして、今の
バス事業者の
設置状況等を確認しながら、計画のほうを進めさせていただいております。
以上でございます。
◆町田博喜 委員
分かりました。
何でかというたら、今回50か所でしょう。バス会社で設置してもらえるんやったらそっちでしてもろうて、それ以外のところを設置したほうがええんと違うかというような考えがちょっとあったので、その辺、しっかり連携を取って、バス会社に負担してもらえるんやったら負担してもろうて、当然、助成金か補助金か、ちょっと言い方はあれですけど、うちが出さなあかんことは事実なんですけど、ベンチと上屋ですね、あるんですけど、積極的にバス会社にも、
バス利用者のためのベンチもあったらそっちをやってほしいなと思うんですけど。
これは、今回50か所されるんですけど、1か所当たりの工事単価って、舗装とかそんなんいろいろ条件によると思うんですけど、大体幾らぐらいを見込んでいるんですか。
◎
道路建設課担当課長
設置の単価なんですが、場所によって多少異なりますが、材料費、
設置費込みで約35万円程度を見込んでおります。
以上でございます。
◆町田博喜 委員
ありがとうございました。
町なかベンチとかいろんなことで設置していただきたいと、いろんな形で過去にも要望があったと思うんですけど、こういった事業をどんどん進めていただきたいなということを最後に要望して、終わります。
以上です。
◆草加智清 委員
一問一答で、
公園リニューアル事業、
公園更新事業、関連で公園の遊具の点検、
北山緑化植物園施設改修事業、
鳴尾今津線進捗状況・今後の予定、第1交差道路の安全対策、
自転車利用環境改善事業、
橋梁長寿命化修繕事業の
中津浜跨線橋の修繕工事、以上8点、簡単に一問一答で聞いていきたいと思います。
まず、
公園リニューアル事業ですね。
その中で、まず
学文殿公園ね、一番最初の
公園リニューアル事業、
学文殿公園ですね、これは、50年経過している古い公園なんですけど、地域の住民の声を聞きながら、できるだけ反映されて進めておられると思うんですが、まず、この進捗状況についてお聞かせください。
◎
公園緑地課長
今、草加委員からお話がありましたように、この
公園リニューアル事業につきましては、地域の住民の皆様の御意見を十分に取り入れていきたいというような事業でございます。このたびの
新型コロナウイルス感染拡大の影響によりまして、自治会も年度当初から会合を見合わせるなど、なかなか集まって協議をするというのが難しいような状況で、9月から協議を開始いたしました。その後、地元協議を重ねながら、自治会内で全戸配布の
アンケート実施もいたしました。そのアンケート結果を基に、遊びや
休憩スペースなどを区分するゾーニングが決定いたしまして、現在、遊びや
休憩スペースに導入する施設の施設選びを今現在地域の中で検討いただいているというような状況でございます。この基本計画につきましては、4月に入りますが、完成するというような予定となっております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
コロナ禍の中で、スタートする時期が9月以降、秋から声を聞いていただいて始められて、基本計画が4月までずれ込んでいるということですけども、その後、今後の予定について聞いておきたいと思います。
◎
公園緑地課長
学文殿公園の今後の予定につきましては、4月に基本計画をまとめまして、あわせまして、実施設計あるいは積算という作業を7月頃までかけて行う予定としております。その後、入札手続を踏みまして、10月頃から着工にこぎ着けたいというように考えております。この
学文殿公園の
リニューアルにつきましては、令和3年度末に完成するということを目指して進めてまいります。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
予定どおり進めていただきたいと思うんですけども、この
学文殿公園に関して、
整備工事費というか事業費ですね、幾らか、それを聞いておきたいと思います。
◎
公園緑地課長
公園リニューアル事業の令和3年度予算につきましては5,750万円となっております。このうち
学文殿公園に係る事業費につきましては、
実施設計委託料を含めまして5,350万円ということになっております。
以上です。
◆草加智清 委員
分かりました。
学文殿公園については以上で結構です。
続いて、八ツ松公園ですね。
基本は
学文殿公園と同じように進めていかれると思うんですが、新年度からの予定というんですかな、スケジュールですね、それを教えていただけますか。
◎
公園緑地課長
八ツ松公園は、
学文殿公園に次ぐ2番目の
公園リニューアル事業の実施箇所として予定しております。令和3年度のスケジュールですけども、基本計画の策定から実施設計までを令和3年度中に終わらせて、工事につきましては令和4年度に実施したいというように考えております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
この八ツ松公園の工事の完成予定はいつでしょうか、お聞かせください。
◎
公園緑地課長
八ツ松公園につきましては、面積が4,900平米と比較的大きな公園となっております。この公園では、年間を通してゲートボールであったりグラウンドゴルフ、また、地域の行事でも利用されているというように考えておりますので、具体的な工事の実施時期というのは、自治会との協議の中で具体的な工事実施時期を打ち合わせしながら進めていきたいというように考えております。
以上です。
◆草加智清 委員
はっきり完成時期はそんなんで分からんのやろうけど。
この
公園リニューアル事業の公園を選択する場合の基準について確認のために聞いておきたいんですけど、
学文殿公園や八ツ松公園のように、50年経過していることが基準になるのか、まずそれを教えてください。
◎
公園緑地課長
基準といたしましては、整備後30年以上を経過している公園ということと、おおむね2,500平米以上の面積を有する都市計画公園というのを基準にしております。
以上です。
◆草加智清 委員
そしたら、整備が古いという視点だけで順番を決めるのではないということで、今答弁があったようなことで決めていくということですけども、その辺、再度確認のために、古いという視点だけで順番を決めるのではないという点、もうちょっと説明してくれますか。
◎
公園緑地課長
この
公園リニューアル事業の対象公園といたしましては、約40か所ほどございます。今、整備経過年数などから特に優先度の高い5公園ほどをピックアップしているような状況でございます。その中からさらに、公園外周からの見通しであったり、遊具等の施設の老朽化、バリアフリー、また、樹木の成長による各施設への影響というのも出ているような状況でございますので、地域住民による清掃活動なんかでも御参加いただいている公園なんかも鑑みながら、その公園の利用実態、利用度というのも参考にして、実は10項目ほど評価しまして、その中で優先度の高い順番から実施していくというようなことで順位づけをしております。その順位づけにつきましては、今年度、作業を今進めているような状況でございます。
以上です。
◆草加智清 委員
今後、また詳しい検討結果を聞いていきたいと思いますので、分かりました。ありがとうございます。
リニューアル事業の件は以上です。
次に、
公園施設更新事業ですね。
先ほど町田委員から
上田西公園のトイレについて質問があって、洋式トイレに変わるというようなことで、ここの公園は、平日は高齢者の方が、毎日、ソフトボールやったかな、ソフトボールの練習というか、試合とかをやってられて、日曜とか祝日には少年野球がよく試合をされたり、頻繁に利用されている公園なんですけど、先ほどのに何かプラスアルファ説明することがあったら、なかったらもういいんですけど、洋式トイレに変わる云々以外に何かあったら教えてください。
◎
公園緑地課長
先ほど資料のほうで12−1ページというのを御覧いただきまして、大体のイメージというのを御確認いただいたところです。補足させていただく点といたしましては、この更新事業でトイレを更新する際には、車椅子であったりベビーカー対応の多目的ブースというのを備えた男女別で更新するということを考えております。現状の
上田西公園のトイレにつきましては、少し中も狭くて少し暗いような状況になっておりますので、併せてこういった課題についても改善していきたいというように考えております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
こういう利用頻度の高い広い公園は、トイレは絶対に必要ですから、今言われたような整備を、トイレを更新していただくように要望しておきたいと思います。
この件は以上で結構です。
関連で、公園の遊具ですね。
公園の遊具の点検について、日頃からどのような基準でされていたのか、記憶しているのと認識が違うたらあかんので、確認のためにその1点だけお聞かせください。
◎
公園緑地課長
公園遊具の点検につきましては、まず、国のほうで都市公園における遊具の安全確保に関する指針というのを設けております。遊具メーカーで構成する日本公園施設業協会というのがございまして、この協会が各点検基準というものを設けております。点検につきましては、年に1回、そういった有資格者による遊具の点検というのを実施しております。このほか、日常点検といたしましては、シルバー人材センターであったり日頃公園で清掃活動いただいている地域の住民の方にも見ていただきながら、異状があったら報告していただくというような取組をしております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
まあ大変な数やから大変やと思いますけど、気をつけて今後もやっていってもらったらいいと思いますので、この件は結構です。
次の
北山緑化植物園施設改修事業の中で、小蘭亭の解体ということですけど、今回解体ということで、これはたしか、私が1期目に当選させていただいたときに完成した、当時の市長さんの大変思い入れの強いというんですか、こだわりのあるというんですかね、中国のほうから建築資材を取り寄せてまで、瓦とかいろいろ、かなりこだわって建築された建物と記憶しておるんですけども、この建築費用は幾らだったのか、教えてもらえませんか。
◎花と緑の課長
北山緑化植物園改修事業の御質問の小蘭亭なんですけども、小蘭亭は、昭和62年6月に、先ほどおっしゃっておられました友好都市である紹興市との文化交流の一環で建設された施設でございます。当初の建築費は、小蘭亭の単体で約2,600万円という予算で建築いたしました。
以上でございます。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
33年前の2,600万円、かなりの高額ですよね。今やったら倍近いのと違うのかな。その辺、私も素人やからはっきりよう分からんけどね。それで今回、解体ということで、先ほどの質問で、公園の遊具でも1年に一回点検してきているということもさっき答弁いただきましたけど、これを解体せなあかんようになったという、その選択肢しか――解体せなあかんようになった状態と言うたらええんかな、そこまでメンテナンスを怠ってきたのか、その辺どうですか。
◎花と緑の課長
点検につきましては、定期的に園内のあずまやなどと同様に職員目視による点検などを実施するとともに、落ち葉の時期には、屋根の清掃などと併せて瓦のずれがないかなど点検を行っておりました。しかしながら、平成25年度に大きな瓦のずれ、部材の一部が剥離落下することなど、老朽化が見られたため、応急で補修工事を行いました。その際の調査では、屋根を支えるたるきの腐食であるとか、小屋ばりの裂けなど、損傷があることが分かっておりましたが、応急補修工事をすることで問題なく使用することができたため、あくまでも安全対策を優先した工事を実施したところでございます。
ただ、昨年度には、本格的な修繕を行うため、専門業者に委託して詳細の調査を行いましたが、さらに部材の腐食が進み、今のままでは屋根の一部が倒壊するおそれがあるという判定となったため、周辺を即時に立入禁止といたしました。小蘭亭は大部分が木材建築ということであることから、建築の改修方法としては、部分的な修繕は非常に難しく、全てを一旦解体して部材を取り替えるしか方法がないということでございまして、解体修繕には多額の費用が必要であることから、国際交流の担当部署と協議した結果、小蘭亭についてはやむを得ず解体するという方針を出させていただいた次第でございます。
以上でございます。
◆草加智清 委員
分かりました。
いろいろ言うてはるけど、もっと大事にしてほしかったなという思いもありますね。そういうことにならんように点検するわけやから、何かその辺がどうやったのかなという――これは幾ら言っても詮ないことですから、これ以上は言いませんけど、そういうものやということが分かっているわけやから、普通の日本建築と違ってね、それも分かっているんやから、市役所が得意の
長寿命化事業やないけど、もっと大事に扱ってきてほしかったなというのは思いますわ。このことを経験というか教訓として、こういう特別なものだけやなくて、そういう点検というようなことに関しては今後の全てのいろんなことに生かしてもらって、今回のことだけやなく、その辺十分今後、繰り返しになりますけど、点検とか補修のことで十分教訓として生かしてください。これ以上言うても建物が元に戻るわけやないので、これ以上言いませんけど、その辺、気をつけて今後やってください。
この件は以上で結構です。
次に、連立の阪神高架事業の中の第1交差道路ですね、鳴244号やったかな。
これまでに安全対策として、連立鳴尾工区の阪神本線高架事業完成以前から信号機の設置を、地域の自治会長さんをはじめ鳴尾連合自治会としても強く要望してきた経過があるんですけど、いまだに設置されてないんですが、まず、この交差点で人身事故等が発生していないのか、まずそれをお聞きします。
◎
交通安全対策課長
第1交差道路の交差点につきましては、平成31年2月1日の供用開始以降、2年が経過しておりますが、これまでに人身事故は発生しておりません。
以上です。
◆草加智清 委員
人身事故が発生してないということはいいことですし、そういうことが発生しないために信号設置を要望しておるわけですから、後で要望はまた改めて言いますけど、交通量は増えているのか、交通量調査は最近したのか、それをお聞かせください。
◎
交通安全対策課長
最新の交通量状況につきましては、令和2年12月3日木曜日に7時から19時までの交通量調査を行い、南北の交通量が12時間交通量で約1,800台となっております。開通前が約900台で、開通後の令和元年6月が1,600台となっておりますので、交通量は緩やかに増加しているものと考えております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
これまでは事故が起きてないということやけど、そんな流れの中で、信号設置のことに関して警察に継続して要望していただいてますか、それだけ確認しておきたいと思います。
◎
交通安全対策課長
信号機の設置の要望書についてですが、令和2年6月に甲子園親和会、それと上鳴尾町自治会から要望書を受け、当課で取りまとめまして甲子園警察署に信号機の設置の要望書を提出しました。その結果、令和3年2月に、当該道路の交通量が信号機設置の必要条件を満たさないため、信号機の設置は困難であるとの回答がございましたけれども、今後も、交通量の推移を注視しながら、地元自治会と連携し、引き続き甲子園警察署に信号機の設置の要望を粘り強く行っていきたいと考えております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
ここの第1交差道路以外は歩行者自転車道なんですよね。ここだけが車両、車が通る道路なので、僕は前から言うてますけども、信号設置が一番の安全対策、勝るものはないと思いますので、今言われたように、諦めずに信号設置の要望はしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
この件は結構です。
次、改良工事の
自転車利用環境対策です。
資料を見たら、令和3年度は武庫川広田線、北口線、車庫北線の北東駅前線と夙川オアシスロードが改善されるということですけど、これまでの改善状況ですね、いろいろやってこられたと記憶しておるんですけど、それを聞いておきたいと思います。
◎
道路補修課長
本事業につきましては、令和2年度に実施いたしました
自転車利用環境改善の工事は、市役所前線での矢羽根設置や、中津浜線、山手幹線などでの自転車
ピクトマークの設置など、1万6,160メートルの路線で整備を行ったところでございます。令和3年度につきましては、先ほど委員からのお話もございましたとおり、北口線での矢羽根設置、夙川オアシスロードや武庫川広田線などでの自転車
ピクトマークの設置で3,650メートルの路線での整備を予定しております。令和3年度までの整備で、矢羽根や
ピクトマークの設置予定路線延長合計2万2,040メートルのうち約90%の整備が完了する予定でございます。
なお、令和4年度以降につきましては、用海線や南甲子園線など、既に歩道内で着色されております自転車通行部分についての塗り直し工事などを事業として継続的に行ってまいります。
以上でございます。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。分かりました。
この件は結構です。
次に、
中津浜跨線橋の修繕で、資料がちょっと中身が分かりにくいので、もう少し分かりやすく詳しく説明していただけますか。
◎
道路補修課長
資料についてちょっと分かりにくいところがございまして、申し訳ございません。
中津浜跨線橋の修繕工事につきましては、写真の右上でお示ししておりますように、橋梁の上部の本体を支える根幹部分であります支承という部材なんですけれども、この部材に相当な劣化が見られますことから、この支承という部分を取り替える工事を行うとともに、右下の写真にありますように、主桁の腐食部分の補修工事、そして、現在、橋梁上のジョイント部分につきまして、騒音や振動について地域からいろいろ御要望もございますことから、ジョイントの部分についての部材の取替え工事も併せて令和3年度に実施する予定としております。
なお、跨線橋全体の中でもJR神戸線を横断してJR神戸線に全くかぶってしまう部分につきましては、令和4年度以降にJR西日本へ工事を委託する予定と考えております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
分かりました。
この橋ね、かなり年数が経過していると思うんですけど、ここは交通量も多いですよ。大型トラックというんですかな、ああいうのも頻繁に走るし、しっかりとした補修というか修繕をしていただきたいと思います。
あと、JR西日本がされる部分もあるということですけど、どこがするにしろ、安全対策を含めて、ちゃんとした修繕をしていただきたいと思いますので、要望しておきます。
最後に、鳴尾今津線ですね、旧国道で今進めてこられている道路改良工事ですか、この件で、まず今の進捗状況ね、それをお聞かせください。
◎
道路建設課長
鳴尾今津線の進捗状況でございます。
鳴尾今津線は、現在、小曽根線より二つ西側の街区の約140メートル区間を現在整備しているところでございます。
以上です。
◆草加智清 委員
分かりました。
今後の予定を聞かせてください。
◎
道路建設課長
鳴尾今津線の今後の予定でございますけれども、来年度――令和3年度につきましては、引き続きまして競馬場線までの約120メートルを整備する予定としております。そして、今後、その続きの予定ですけれども、甲子園筋までの区間を事業認可期間である令和7年度末までに整備する予定で今後進めていく予定です。
以上でございます。
◆草加智清 委員
分かりました。
競馬場線の用地買収も終わって、ほぼ間に合ったというんですか、旧国道との交差ね、競馬場線のところまで順調にこれて、ほぼ予定どおりというか、予定どおり進んできているので、それはよかったと思いますけどね。
御承知のように、ここはお店とか、店舗ね、何とかいうねん。商店街の名前、けやき散歩道か、甲子園の名称がついているぐらいの、商店街やないけども、工事される方、いろいろ対応が大変やと思いますわ。これまでの経験も踏まえて――植樹ますのところに木を植えるのは反対やと言う人もあれば、植えてくれと言う人もおれば、あと、
ガードレールの空きの幅で安全対策でつけてくれと言う人もおれば、邪魔やと言う人もおったり、いろいろ御苦労するところやけど、図面等だけの説明やなくて、情報がちゃんと伝わって――できてしもうてから、例えば
ガードレールと
ガードレールの間が狭いとか言う人もおるんですよ。市がいかにも勝手にやったみたいに我々のところに言うてくる人もおるので、そんなことはまずありませんよということで僕らも対応しておるんですけども、大変御苦労をかけるところですけど、工事される方と上手にコミュニケーションを取りながら、対応は大変やと思いますけど、今後も今までと同じマイナスなことにならんように、経験を生かして進めていただきたいと思いますので、御苦労をかけますけど、その辺よろしく進めていただきますように強く要望しておきます。
以上で結構です。
◆河本圭司 委員
学校施設工事の入札について一問一答でお願いします。
市の発注する学校などの公共施設の改築工事が行われていますけれども、壁等のひび、宿直室のカビの発生等があったと聞いています。市が行う完了検査には、給付のための14日以内の検査と技術向上に資するための検査があると聞いていますが、それぞれの検査を同じタイミングで行わずに、別々のタイミングで行ってはどうかと考えますが、お考えをお聞かせください。
◎営繕課長
工事の完了検査につきましては、同日に検査を行っているところです。支払いに関しての検査につきましても、完成後に不具合等が生じることもよくございますが、そういったことを考慮しておりますと支払いの時期等も遅れてきますので、今のところ、支払いの検査と工事の技術的な検査とを同日に行っているところです。
以上です。
◆河本圭司 委員
ありがとうございます。
やはり技術的な検査を14日以内に行いますと、壁のひびとかを発見することが困難で、評価がプラスに働いてしまうという懸念があると思っています。できれば、ちょっと期間を置くというか、一夏を越してからの検査等を検討いただきますように要望しておきます。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
一問一答で二つ、
道路橋梁新設改良事業と公園
リニューアルについて。
いろいろ既に聞いていただいたこともあるんですけど、建設常任委員会におると、こういう工事が始まりますよ、こういうふうになりますよ、生活環境がよくなるんだなとか安全なまちになるんだなとか期待はするんですけど、反対に、なかなか進まないなとか、そういうのがあったりもしますが、そのなかなか進んでなかったやつを聞きたいと思います。
まず、西宝橋。
西宝橋の架け替えですけど、五、六年前でしょうか、もっと前にも、10年以上前から計画はあったとは聞いているんですけど、五、六年前、今度架け替えが始まるということで、常任委員会で視察に行きました。架け替えが始まるのかと思っていたところ、いろいろ止まったりして、今こういう状況であるということで、頂いた資料の7−2の状況になっているということです。
現状をお聞きしたいんですが、車道の仮橋、歩行者用の仮橋、これは供用開始されているんでしょうか、お願いいたします。
◎
道路補修課長
現在、仮設橋自体は完成しておるわけでございますけれども、ただ、南側の接続部分についての工事を現在進行中というところでございます。ここの南側の接続部分の交差点付近につきまして、現在、掘削等の作業が行われているようでございますけれども、その土質について若干想定外の部分がございまして、掘削工法を変えたりということで、やや遅れぎみというふうな情報を聞いております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。おっしゃられていたように、仮橋はもう架かっているなと思って、それが供用されてない、接続の関係であるというのが分かりました。
これは国工事で、やはり名塩道路――176号線との関係があるので、なかなか難しい工事だとは思いますけど、西宝橋、現在架かっているのが本当に細いです。歩道も非常に狭いです。国の事業とはいえ、しっかりとやっていただきたいところだとは思うんです。
太多田川が流れてきて、大多田橋の交差点のところ、ここは176号線のトンネルの始まるところだと思うんですけど、ここら辺、ちょっと3Dのイメージが湧かないんですけど、どういうような工事が行われるんでしょうか、お願いします。
◎道路部長
この太多田川の交差点につきましては、現在、トンネル工事が310メートルのうちほぼ300メートルほど終わっておりますけども、太多田川の交差点付近のトンネルを最後に抜くところは、今度は斜面側から掘削していってトンネルを抜くということでございますので、斜面の掘削工事を現在行っているところでございます。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
そうすると、それが済めば仮橋が供用開始されるという理解でよろしいんでしょうか。
◎道路部長
現在、斜面の掘削を行いまして、交差点の形状をストレートな十字交差点にするための工事を行っておりますので、その斜面の掘削工事が終われば、道路のほう、仮橋のほうは供用開始できるというふうに考えております。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
理解できました。ありがとうございます。
そしたら、最終的にこの事業の完了はいつになる予定でしょうか、よろしくお願いいたします。
◎道路部長
現在、西宝橋の架け替えにつきましては、国のほうからは令和5年の最終の西宝橋の完了予定を聞いておりますけれども、現在、大分遅れている状況でございますので、今後、工程の見直しはあるかと思いますけども、現在お聞きしているのは令和5年ということでございます。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
そしたら、西宝橋については以上です。
その上の7−1の森之下橋について。
これも、3年ぐらい前ですかね、いよいよ着工するぞというような話があったかと思うんですけど、なかなか着工してないなと通るたびに思っていたんですけど、このたびまた今度こそ着工するぞということでしょうけど、載っております。現在の予定、進捗、教えていただけますか。
◎
道路補修課長
森之下橋の架け替え工事につきましては、かなり以前から検討を始めておりまして、着工間近というような時期もかつてはあったかと思いますけれども、工事中の一般通行の動線につきまして公安委員会等関係機関との協議がなかなかうまく調わず、再びいろいろ技術的な内容を精査いたしまして、現在のような新設の橋梁を現在の橋梁の西側に配置しまして、工事中の一般交通については、北側の歩道の植樹帯を撤去し、少し北側に膨らませるような形でほぼ従来どおりの動線とするような形を図れるような案に見直しましたところ、おおむね河川管理者や交通管理者との協議が調いまして、ようやく令和3年度にこの道路、迂回工事などから着手できる見通しが立ったものでございます。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
この図面からすると、令和4年度以降工事となってますけど、御手洗川沿いのちょっと上流といいますか、図で言う左側――西側にできる橋は、仮橋じゃなく、これが新しい橋になる、そういうことでよろしいんですか。
◎
道路補修課長
委員おっしゃられましたとおり、この西側に橋梁架け替えと旗上げしている、これが改良後の本設橋となります。ですので、現在の橋梁は撤去するのみという考えでございます。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
そうすると、これが仮橋じゃなく架け替えとなると、川の南側を走っているのも伸びてつながるというふうになるんだとは思います。
いろいろあったけど、やっと着工できるということで、来年度、
道路橋梁新設改良事業が本年度の13.5億円から21億円に約7.5億円増える、こういう大きい事業がたくさんあるからだと理解しております。
それじゃ、これをしっかりと進むようによろしくお願いいたします。
公園リニューアル事業について次に聞きたいと思います。
公園リニューアル事業、草加委員も聞いていただきました。
学文殿公園をするよ、その次、八ツ松公園をするよというのをこの資料で私は初めて目にして、どちらも地元の鳴尾エリアということで、楽しみにしているところでありますけど、先ほどの御答弁で、40か所ほどの公園が候補に挙がっているとお聞きいたしました。そのうち幾つか、五つとおっしゃられましたかね、次の候補が決まっているかのようなお話でしたけど、八ツ松公園の次はどこら辺の公園が
リニューアル事業の対象となるんでしょうか、お願いいたします。
◎
公園緑地課長
今、
公園リニューアル事業、まず第1弾として
学文殿公園、2番目として八ツ松公園を実施いたしますが、その他、先ほども御答弁申し上げましたように、五つほどの公園の優先度が高いということで御説明いたしました。その5か所に当たるものが、そのほか、深谷公園であったり、弁天公園であったり、月見里公園、巽公園というふうなところを考えております。今申し上げた公園につきましては、順番で申し上げたというものではなくて、あくまでも順不同、この公園を、先ほど申し上げましたような10項目から成る今後の優先度順位づけを行った上で実施していきたいというようなことでございます。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
そうすると、例えば月見里公園がきれいになるよと甲子園町の人たちに言って期待させたらあまりよくないというようなことで理解してよろしいんでしょうか。
◎
公園緑地課長
今からその5か所についても優先順位を行っていくという関係上、整備の実施時期というのはなかなか今申し上げられない時期となっておりますので、まだ地元の方にお話しいただくのは少し早いかなというような感じがいたします。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
分かりました。
公園リニューアル事業で、草加委員もおっしゃってくださったように、地元との協議が重要ですよというお話がありました。私もそのとおりだと思います。
一つ聞きたいのが、頂いた資料の右側に写真が7枚あって、一番左上の写真、これに
学文殿公園の新谷会館が写っております。この新谷会館は、工事に伴って潰されると思うんですけど、潰されるんでしょうか、お聞きいたします。
◎
公園緑地課長
この
学文殿公園内にある新谷会館ですか、これについては、
公園リニューアル事業では予定はしておりません。潰しません。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
今潰さないということでお話を聞いたんですけど、地元から聞いた話では、潰すかのような話を聞きましたけど、潰さないというので間違いありませんか、もう一度聞きます。
◎
公園緑地課長
この会館につきましては、公園施設に該当いたしませんので、今回の工事では一切手をかけません。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
分かりました。
私は、本当に地元の地元でして、新谷さん自身からもこれを潰すんだよねと確認されたので、潰しますと答えてしまったんですけど、今聞いてびっくりしました。潰す方向で話が進んでいるものだと思ったので、地元の方も勘違いされている、この会館を建てた、ほぼ全額を出された新谷さん御自身もよく理解されてないということで、そういう勘違いがないように進めていただければと思います。私も勘違いしておりました。
それは置いておいて、いろんな公園がきれいになっていくことはいいことだなと思いますので、きれいになってより安全な公園、より利用しやすい公園になるように頑張っていただければと思います。
以上です。
◆川村よしと 委員
1点だけなんですけど、皆さんいろいろ質疑されたので、準備してきたんですけど、1個ぐらいしか残らなかったんですが、僕自身、建設の分科会というのが初めてで、本当に素人みたいな質問で申し訳ないんですけど、道路工事全般について一問一答でお願いしたいんですけど、道路工事って、今予算を審査する段階で、来年度、どこでどういう工事をするというものが全て決まっているものなんですか。それとも、大まかに決まっているけど、イレギュラーで何か発生したりというのが急に入ってきたりするようなものなんですかね。
◎道路部長
まず一つは、ここに上げております投資的事業で行っております街路事業でありますとか
道路改良事業につきましては、来年度やる工事については、ここで御説明している内容を実施する予定と考えております。ただ、道路工事というか、維持管理などの交通安全施設であるとか、そういったものについては、苦情であったりとか老朽化の状態によって、場所が変わったり物が変わったりしますので、そういったものは今現在決まっているということではなくて、その都度、状況に応じて対応していくということになります。
以上でございます。
◆川村よしと 委員
ありがとうございます。
1年間で言うと、工事がめちゃめちゃ集中している時期とかがあったりはするんですか。
◎道路部長
特に工事が集中するということを避けるために工事発注しているつもりではおるんですけども、ただ、やはり4月スタートで、入札までにちょっと時間がかかったりすると、4月の間はちょっと工事がないよねというような状態になったりとか、どうしても年度末が近づくと最後の舗装工事になってきますので、皆さん、舗装工事は何か工事をやっているよねという感じがしますので、年度末に多いなという認識はあるかもしれませんけれども、極力、平準化した工事の発注というか工事の実施を心がけているつもりでございます。
以上です。
◆川村よしと 委員
どうもありがとうございます。
質問は以上なんですけど、何を聞きたかったかというと、本当に素人みたいな質問で申し訳ないんですけど、住民の方からすごく言われるのが、年度末、めちゃめちゃ工事が多いけど、予算を使い切るためにわざとやっているんじゃないのかというのを、今、議員を9年してますけど、本当に毎年、年度末にチラシを配ったりしているとそういう連絡を頂いたりとかして、都市伝説じゃないかというような話でも、住民の方というのはそういう疑念を常に抱いているんだなというのをすごく感じるところで、実際にこの仕事をさせていただいていると、予算を使い切るためにわざと年度末に工事を集中させるとか、そんなことあるはずないじゃんという感覚なんですけど、でも、何も知らない人からするとそういうふうに見えてしまうという現状があると思うので、その理屈がまかり通って、まことしやかに、本当のように、真実のように言われてしまうと、やっぱり市政全般への信頼というものがあんまりなくなっちゃうような気がしていて、聞かれたら、いや、そんなはずないですよとか、そうじゃないですよとお答えはしているんですけど、いまだに住民の方はそういう誤解をされているというのが割とふだん生活していて感じるところではあるので、例えば広報課とかと連携を取って、そういう仕組みを市民の方に向けて広報してみるであるとか、そういった工夫をされてみてはいかがですかということを申し上げて、質疑は以上にします。
以上です。
○やの正史 副主査
道路の補修のことでお聞きしたいんですけども、道路の車道から歩道に移動するときは一応傾斜があるんですけども、その傾斜というのは大体どのぐらいのあれになっているのか、路肩があって、その傾斜がつけられないような歩道も多分あると思うんですけども、そのところをお聞きしたいんですけども。
○大原智 主査
一問一答ですか。
○やの正史 副主査
一問一答です。
◎
道路補修課長
ただいま委員からお話がありましたように、車道から歩道に入っていくような箇所といいますと、代表的には2か所、歩道の末端の部分で丸く縁石が巻き込まれているところと、あと、直線部の道中で車が各お宅の駐車場に進入するところ、これが代表的な二つでございますけれども、パーセンテージの勾配といいますよりも、先に申し上げました歩道の末端の巻き込み部の縁石部分につきましては、縁石の幅は15センチございますけれども、車道から見て歩道側は2センチ高くなっているような状況の勾配となっております。また、車が乗り入れるところの縁石についてですが、これが車道の高さに比べて乗り上げた後の歩道の高さが5センチ高くなっている、縁石が15センチの幅で5センチ高くなっているというような構造が基本でございます。
以上でございます。
○やの正史 副主査
段差がない歩道ということで今後進められるんだと思うんですけども、現在、2号線沿いなんかでも、歩道と車道――自転車道もあるのかな、私は自転車によく乗ってますので、車道を走ったり自転車道を走ったり歩道を走ったりというようなこともしょっちゅうしているわけで、一番いいのは、全部一つ面であるであるのが一番走りやすいんですけども、もともと段差で何センチか上がって路肩があってというような場合は、その傾斜を今後多分なだらかな傾斜にするんだろうとは思うんですけども、その辺のところはどうなのか、お聞きしたいんですけども。
◎
道路補修課長
今、委員から御意見を頂きましたのは車の乗り入れ部のところだと思うんですけれども、こういった区間につきましては、車道と歩道の高さを一体化してしまいますと、排水の勾配などが取りにくいというところもございますし、車が出入りする際に一時停止などをせずに飛ばして行ってしまうという危険性がございます。やはりこのあたりは、あえて段差をつけまして、減速など交通法規の遵守を促す効果を持っておくべきだというふうに考えられた下に基準ができているものだと考えております。
以上でございます。
○やの正史 副主査
分かりました。ありがとうございます。
○大原智 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、私からも何点かありますので、主査の職務を交代させていただきます。
○やの正史 副主査
そしたら、主査の職務を預からせていただきます。
○大原智 主査
簡単に2項目、一問一答になります。一つは
道路附属施設更新事業、いわゆるどうぞ
ベンチ設置事業について、もう一つは、一般質問でも取り上げさせていただきました国道43号線に架かる歩道橋のエレベーターの設置工事につきましてお願いいたします。
一つ目のどうぞベンチなんですけれども、これは、多くの委員の方が質問されておられました。私のほうからもう少し細かく聞かせていただきたいんですけれども、バス停に設置される約30のどうぞベンチ、この場所を選ばれた基準といいますか、そういう部分をどういう形で選択されたのかというところを教えてください。
◎
道路建設課担当課長
具体的なベンチの設置場所、バス停のほうになるんですが、南部地域の公共施設からおおむね200メートルの範囲にあるバス停で、ベンチ設置後の歩道の有効幅員が2メートル以上確保できる場所としておりまして、既にベンチがある場所を除いた箇所を選定しております。
以上でございます。
○大原智 主査
ありがとうございます。
もう少し具体的に突っ込んで聞かせていただきますと、
交通計画課さんが進めておられるバスとの連携事業ですね、
バス事業者様に半額補助させていただきながらという形の中で、全箇所につけることが可能であればそれはありがたいことなんですけれども、法的にと言いますか、基準的に、例えば幅員の問題であったりとかという形で、どうしても設置ができないというバス停がありますよね。そういうところについて、例えばこのどうぞベンチであればつけられるとかという形の基準が違うとかということはあり得るんでしょうか。
◎
道路建設課担当課長
バス事業者が設置している
交通計画課の基準におきましても、ベンチ設置において2.5メートルの幅のある歩道に設置していくという基準になっておりますので、条件としましては、どうぞベンチと
バス事業者が設置するベンチの設置箇所の条件は同様のものとなっております。
以上でございます。
○大原智 主査
ベンチをつけられる基準は同じだという御答弁でした。であればですけれども、
交通計画課さん、そしてまた、
バス事業者さんの意向とかとよく連携を取りながら、その設置場所についてはしっかりと連携を取っておられますよという御答弁ではありましたけれども、もしかしたら、単独で市がつけるよりも、基準が同じであれば、半額の補助をすればつけていただけたという可能性はなかったんですか。
◎道路部長
今回設置するに当たりまして、やはりバス停に設置するとなると、今言われた半額補助の話がございましたので、
交通計画課とは十分調整しながらやっております。
バス事業者がつけるバス停のベンチにつきましては、やはり乗降客数が多いであるとか、
バス利用者のためだけを考えてつけていかれるという点が非常に大きかったので、市としては、それこそ乗降客数の問題ではなくて、やはり利用される方がその周辺におられるかどうかということで調整しましたので、その辺はすみ分けをしてやっていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○大原智 主査
分かりました。要は、優先度というか目的が違うのでということで、こちらは単独ででもさせるんだという形という御答弁だというふうに受け止めました。
いずれにせよ、市民の皆様方は一日も早くという部分がありますので、結果としてはそういう形でもよかったのかなと思いますが、しっかりと連携も今後取っていただきながら、どうぞよろしくお願いいたします。
この点は以上で結構です。
もう1点、国道43号線のお話で、一般質問で取り上げさせていただいてからまだそんなに日がたっているわけではございませんけれども、今の交渉状況とかも含めて進捗状況を教えていただきたいと思います。
◎道路部長
現在、国道43号線のエレベーター設置につきましては、一般質問でも御答弁させていただいたように、4か所の歩道橋について優先的にということなんですけれども、今現在では、一番優先としては今津の交差点の横断歩道橋について設置できないかということで、まずは特定道路の指定ができないかということを国土交通省のほうへ協議を投げかけて、返事を待っているような状況でございます。
以上でございます。
○大原智 主査
ありがとうございました。
あえて質問という形で取り上げさせていただいているのは、昨日実は、都市局さんとの予算審議のやり取りの中で、一つ自分の中で大変不安に思ったところがございまして、要は、国道43号、これまでに歩道橋にエレベーターが設置される部分で大きな一つの壁になっていたのが、いわゆる重点整備地区に指定された上で特定道路に指定するという、その部分についての大きな規制緩和といいますか、そういう進捗状況が進展したという状況の中で、今後の推移をお願いしているわけですけれども、実は、甲子園駅の高架の下の照明を県がつけない、それはなぜですかという話になりましたら、そこが特定道路として指定されていないからと、全く同じようなそういう理由が述べられまして、要は、その部分が特定道路に指定されていたら、もしかしたら1,000万円というお金も出していただいてつけていただける、そこまでなっているのかもしれませんけれども、特定道路の指定がという話になって、じゃあ、特定道路の指定自体に権限というか、もちろん最終的にそれを指定するのは国土交通大臣だというのは承知しておりますが、地元の市がそのことを、ここは特定道路にしますという申請を市長が出すというところが前提になっていたはずなので、それは、じゃあどこが所管になっているんですかという話をさせていただいたら、政策局ですという話になっちゃうんですね。政策局といえども、当然、元は都市局の皆さんの仲間といいますか、そういう部分だったりするので、要は、横の連携という部分を本当に取っていただいているんですかね、そんな市民の思いを受けてしっかり頑張っていただいているんですかねという部分で大変不安に感じた部分がありますので、当然こちらは同じ課題がありまして、相手は当然国という形にはなるかもしれませんが、どうか、横串を刺していただくといつも言いますけれども、全庁挙げてそういう部分については、それぞれ市ができることというのは何なのだということは分かっておられるはずなので、ちゃんと進めていただきたいなということを今後ともよろしくお願いしたいというふうに思います。
以上でございます。
○やの正史 副主査
主査の職務を戻させていただきます。
○大原智 主査
主査の職に戻らせていただきます。
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。
次に、議案第306号令和3年度西宮市
公共用地買収事業特別会計予算のうち土木局分を議題とします。
当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
本件に御質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、本件に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。
この場をお借りまして、主査から報告させていただきたい件がございます。
ここで、この3月末をもって退職される方を私のほうから、御挨拶は固辞されてますので、御紹介だけさせていただきます。
岸本
みどり保全課長。
◎
みどり保全課長
どうもお世話になりました。ありがとうございました。
○大原智 主査
岸本課長、長きにわたり大変にありがとうございました。拍手だけはさせていただきたいと思います。(拍手)
ここで説明員が交代いたします。
(説明員交代)
○大原智 主査
この際、当局に申し上げます。
説明の際は、新規事業あるいは内容的に前年度と大きく異なるものについては重点的かつ簡潔に、質疑に対しては的確に答弁し、審査が効率的に進められるよう御協力をお願いいたします。
なお、委員の質疑の趣旨を明確にするために、皆様には反問権を認めております。また、一問一答による質疑においては、委員からの政策提案に対し反対の意見または
建設的意見を述べる反論権も認めておりますので、御承知おきください。
初めに、
上下水道局所管予算の概要について説明があります。
◎
上下水道事業管理者
上下水道事業関連の令和3年度予算の概要について、議案資料、こちらの資料でございます、こちらの資料を用いまして御説明申し上げます。
なお、金額につきましては百万円未満を省略して述べさせていただきます。
まず、
水道事業会計予算でございます。
資料4ページを御覧ください。
(1)、業務の予定量です。表の一番上の給水戸数は前年度に比べ増加を見込み、1項目飛びまして、給水収益の基礎となる有収水量は、新型コロナウイルス感染症の影響で、企業などの事業用、学校などの公共用の水量は減少する一方、一般家庭の家事用の水量は増加すると見込んだ結果、全体で1.3%の増となっております。
次に、(2)、予算額です。
営業活動を表します収益的収支では、収入Aは前年度より200万円増の112億7,200万円となっており、そのうち、収入の根幹であります給水収益につきましては、2,500万円増の96億3,700万円を見込んでおります。一方、支出Bは、前年度よりも4,300万円減の104億3,900万円となっております。主な増減としましては、第二庁舎移転に伴う経費の増により委託料、負担金が増となる一方、納税予定額の減による消費税及び地方消費税の減などでございます。この結果、3年度は、収支差引きAマイナスBに記載のとおり、8億3,200万円の黒字を予定しております。
次に、投資的事業であります資本的収支では、施設整備計画に基づき引き続き浄水・配水施設を整備いたしますとともに、配水管路等の更新・耐震化を着実に進めていくこととしております。
収入Cでは、事業費の財源となる企業債や
上下水道局本庁舎等有償所管替えの固定資産売却代金などで前年度より5億5,700万円増の23億3,300万円を予定しております。支出Dは、施設整備の事業費、第二庁舎の庁舎利用権取得費用、企業債償還金などで、前年度より4億5,000万円増の51億4,500万円を予定し、収支差引きCマイナスDに記載のとおり、28億1,100万円の不足額となります。
次に、資料5ページを御覧ください。
(3)の一般会計からの補助金につきましては、水道料金福祉減免分補助金など3項目で、前年度より500万円増の1億2,100万円となっております。
続いて、ページ飛びまして、資料8ページを御覧ください。
補填財源明細でございます。先ほど御説明いたしました資本的収支の不足額を損益勘定留保資金等で補填した後の資金残高は、右側の表の一番下の段、37億4,100万円を見込んでおります。
資料9ページは、令和3年度設定予定の債務負担行為の一覧で、7件となっております。
続いて、資料10ページは、継続費調書です。令和2年度に設定した継続費に令和3年度予算を反映させております。
次に、令和3年度に予定しております主な工事につきましては、11ページ及び12ページの整備計画図等に記載しております。
水道事業会計は以上でございます。
続きまして、
工業用水道事業会計予算でございます。
資料14ページを御覧ください。
まず、(1)、業務の予定量です。表一番上の給水事業所数は、前年度から3所減の51所を予定し、それに伴い、1項目飛びまして、1日契約水量は1,064立方メートルの減と見込んでおります。
次に、(2)、予算額です。
収益的収支の収入では、給水収益において3億7,800万円を見込み、その他収入を合わせた収入Aは、前年度より1,500万円減の4億円を予定しております。一方、支出では、共同施設の維持管理負担金や中新田浄水場包括委託などの費用を計上し、支出Bは、前年度より3,000万円増の3億6,100万円を予定しております。この結果、3年度は、収支差引きAマイナスBに記載のとおり、3,900万円の黒字を見込んでおります。
次に、資本的収支では、収入Cは、建設改良事業の財源となる企業債で9,100万円を計上し、支出Dは、施設更新工事などの建設改良費や企業債償還金の計上による2億6,500万円を予定し、収支差引きCマイナスDに記載のとおり、1億7,400万円の不足額となります。
続いて、資料15ページを御覧ください。
(3)、一般会計からの補助金は、児童手当に対する補助金29万円でございます。
次に、ページ飛びまして、資料18ページを御覧ください。
補填財源明細でございます。先ほど御説明しました資本的収支の不足額を損益勘定留保資金等で補填した後の資金残額は、右側の表の一番下の段、28億8,300万円を見込んでおります。
工業用水道事業会計は以上でございます。
続きまして、
下水道事業会計予算でございます。
資料20ページを御覧ください。
(1)、業務の予定量です。表一番上の処理面積は前年度から変動はなく、その下の年間処理水量は7,438万7,000立方メートルを見込んでおります。
次に、(2)、予算額です。
収益的収支の収入Aでは、他会計補助金などの減により、前年度より2億4,400万円減の121億8,600万円となっております。一方、支出Bは、支払い利息の減などに対し、減価償却費の増などにより、前年度より4,800万円増の119億9,000万円となり、結果、3年度は、収支差引きAマイナスBに記載のとおり、1億9,500万円の黒字を見込んでおります。
次に、資本的収支では、雨水浸水対策等の施設整備事業に前年度と同様に取り組むこととしております。収入Cでは、企業債の増などから前年度より2億6,100万円増の73億2,600万円を予定しております。一方、支出Dは、高度処理事業費、第二庁舎庁舎利用権取得費用などの増により、前年度より3億3,300万円増の121億6,700万円を計上し、収支差引きCマイナスDに記載のとおり、48億4,100万円の不足額となります。
次に、資料21ページを御覧ください。
(3)、一般会計からの補助金・負担金は、雨水処理負担金や不明水処理に対する負担金など、一番下の合計欄の36億3,400万円となっております。
続いて、ページ飛びまして、資料24ページを御覧ください。
補填財源明細でございます。先ほど御説明いたしました資本的収支の不足額を損益勘定留保資金等で補填した後の資金残高は、右側表の一番下の段、16億200万円となります。
資料25ページは、令和3年度設定予定の債務負担行為の一覧で、7件となっております。
続いて、令和3年度に予定する主な工事につきましては、資料26ページの整備計画図に記載しております。
下水道事業会計は以上でございます。
最後に、令和3年度西宮市
一般会計予算のうち
上下水道局所管分について御説明申し上げます。
資料28ページを御覧ください。
まず、水道事業関係です。
水道料金福祉減免分補助金と児童手当に対する補助金9,800万円に、阪神水道企業団への出資金等経費600万円を加えた1億500万円となっております。
工業用水道事業関係、下水道事業関係につきましては、各事業で御説明申し上げたとおりでございますので、説明は省略させていただきます。
以上で上下水道事業関連の予算の概要の説明を終わります。
御審査のほど、よろしくお願いいたします。
○大原智 主査
予算概要の説明は終わりました。
まず、議案第312号令和3年度西宮市
水道事業会計予算、議案第313号令和3年度西宮市
工業用水道事業会計予算、以上2件を一括して議題とします。
当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
両件に御質疑はありませんか。
◆花岡ゆたか 委員
2点について一問一答で、阪水についてと私化について。
阪水については、うえだ議員が一般質問されたところではありますけど、重複する点もありますが、伺いたいと思います。
明石市が加盟する云々の話、それと、数年前に宝塚市が加盟しました。そこら辺、時系列を追って簡単に説明していただけますか。お願いいたします。
◎
経営管理課長
まず、明石市の加入に向けての検討についてですけれども、明石市のほうでは、水源である明石川の水質悪化等により、阪水からの新規受水のほうを検討しております。今のところ、まだ具体的に協議の内容がこちらのほうに阪神水道企業団、神戸市等から報告があるわけではないんですけれども、令和7年度から1日1万トン、この供給開始に向けて今協議が始まっているところというふうに聞いております。明石市については以上です。
次に、宝塚市の新規加入の件なんですけれども、宝塚市が新規加入した際は、阪神水道企業団の水量――もともと持っている能力なんですけれども、こちらの総枠を変えずに構成市の余剰分を宝塚市に割り当てるというふうなことになっております。ですので、余裕のある市が宝塚市のほうに水量をお渡ししたという形になっておりまして、本市におきましては、基本的に阪神水道企業団からほぼ満量を受水しておりましたので、余剰分を提供したという形を取っておりません。ですので、本市に関しては、宝塚市が加入した際に、例えば加入の負担金とかそういったところのいわゆる影響、そういうことはなかったというふうなことでございます。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。宝塚市が入って、今度は明石市がというようなお話が今進んでいるということは分かりました。
本市の場合、南部市域に限ってでいいと思いますけど、阪水への依存率、阪水から受水している率、現在何%ぐらいでしょうか、お願いいたします。
◎
経営管理課長
南部における阪神水道企業団の受水率につきましては、96.4%となっております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
阪水が96.4ということは、ほとんどが阪水に頼っているということで、そうすると、以前、鯨池があったときとかから、年刻みじゃなくてもいいですけど、簡単に推移が分かれば、何%ぐらいだったのが何年頃にどうなってというのを教えていただけますか。
◎
経営管理課長
今ここに資料がございますのが10年前の数値になるんですが、平成21年度につきましては、阪神水道企業団がおおよそ7割で、自己水源であります鯨池浄水場、鳴尾浄水場、当時、越水浄水場がまだありましたので、そちらの分が残りの30%を賄っていたという状況でございます。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
分かりました。阪水の占める割合がどんどん大きくなって、本市にとって重要なものであるというのはよく分かりました。
次は、市の阪水に対する負担ですね、責任水量制から、今年度から2部制に変わったということですけど、西宮市の負担金――西宮市は責任水量制のときはほぼちゃんとその分を使っていた、尼崎は全然使ってないからどないかしてくれという話があって協議が始まったというのは以前から聞いているんですけど、2部制になって各市の負担はどのように変わりましたでしょうか、お願いいたします。
◎
経営管理課長
阪神水道企業団の受水費につきましては、すみません、ほかの市の具体的な数値を持ち合わせてはいないんですが、西宮市につきましては、今回、2部制になったことによって、いわゆる固定費の部分、こちらのほうの単価の引下げを行っておりますので、その効果としまして、令和元年度と比較いたしますと大体6,800万円程度の減額につながったというふうになっております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
そうすると、さらに明石が入って、令和7年、1日1万トンというのが始まると、これは施設規模を変えなくていけるんでしょうか、お願いいたします。
◎
経営管理課長
阪神水道企業団から聞いているところですけれども、基本的には、今後ダウンサイジングは行いますが、明石市の増量等を見込んで施設のほうの計画を立てておりますので、多分、水量は明石が入ったから増えるとか施設を増やさないといけないということはないというふうに考えております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
そうすると、普通に考えると、同じ規模の施設を動かしてますよ、明石も幾らか水を買うてくれますよとなると、西宮市の負担金は減るかと思うんですけど、将来予測はいかがでしょうか、よろしくお願いいたします。
◎
経営管理課長
御質問の件に関しましては、今現在、西宮市は、阪神水道企業団からほぼ満量に近い数字を受水しておりますので、明石市が入ってくるときの水需要の状況にもよるとは思うんですが、宝塚市と同様に、うちが明石市の水量の分を賄うということはないのではないかなというふうには考えております。ただ、それはその時点の各市の水需要にもよりますので、そうなったときには検討することになると考えております。
補足になりますけれども、基本的には施設規模が変わるわけではございませんので、阪水の総枠、その費用に関しては変わらない、その中でどういうふうにやりくりしていくかというところに関して、今後、水需要を見ながら協議するという形になると考えております。
以上です。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
規模は変わらない、その中でやりくりしていく、その中で加盟市が1個増えるんですから、普通に考えるとちょっとは減るんかなとは思ったりもします。ちょっとそこが分からないということで。
阪水のことを聞きましたけど、やはり南部市域においては96.4%、ほぼほぼ阪水に頼っているというところで、これをこの場で言ってもあまり仕方がないんですけど、建設常任委員会に属していても阪神水道企業団の動きがなかなかつかめてないところもあるので、今後も機会あるたびに聞いていこうと思います。
次に、私化について。
上水の引込みの私化については、いろんな相談を受けることがございます。土木で言うたら、私道を市道に移管してくれないかみたいな話ですね。そこで、調べていただいたところ、本市には私化の寄附採納条件というのがあるということで教えていただきました。寄附採納条件を教えていただけますか、幾つかあると思いますけど。
◎
水道計画課長
先ほどの御質問についてお答えいたします。
今、花岡委員のほうから御説明がありましたように、私管を市の配水管として寄附採納される場合に、局として給水施設寄附採納条件についてということで内規を設けております。その内規の要件の中に、要件として7点ありまして、まず1点目に、寄附について附帯条件がないもの、2点目に、
上下水道局が維持管理することにより付近住民の利益となると局が認められるもの、3点目に、将来にわたって維持管理が可能であると局が認められるもの、4点目に、給水管は公道または公道以外の一般の通行の用に供せられる道路に埋設され、かつ占用が縦断的であるもの、5点目に、給水施設を維持管理する上で必要な土地がある場合は、給水施設と同時期に寄附採納できるもの、6点目に、採納する給水施設及び土地について所有権以外の一切の権利がないもの、最後7点目に、局が点検審査し、正常に機能すると認められるものとして内規を設けております。
以上になります。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
古い住宅地で、私管を市に見てもらいたい、そういうような御相談をよく受けるんですけど、実際に、過去10年、20年、30年前に布設した管の寄附採納を受けるといった事例、近年、例はございますでしょうか、お願いいたします。
◎
水道計画課長
近年の事例としましては、先ほど要件が7点ございましたが、3番目の将来にわたって維持管理が可能であると局が認められるものというところで、こちらにつきまして、この要件を設けた理由といいますのが、実は寄附採納を受けるに当たって、例えば老朽化していたり、耐震性に問題があったりしまして、直ちに局がすぐに管路の更新をしないといけないような場合がある場合、そういう要件につきましては基本的には除外させていただきたいということで、最近の事例としては、そういうような老朽的な管についての寄附採納を受けた案件というのはございません。
以上になります。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
今の御答弁を聞いていると、寄附採納を受けるというのは、新規の開発団地物件ぐらいしか思いつかないんですけど、そういった理解でよろしいでしょうか。
◎
水道計画課長
今おっしゃっていただいたように、基本的に寄附採納を受ける要件としましては、やっぱり新規の開発事業で、事業者さんが入れられた給水管を寄附採納で受ける件が一番多いかと思います。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
分かりました。
残念な答弁だったんですけど、残念というのは、市で見てもらいたいという方がたくさんいる中で、なかなか受け取ってくれないよというような、それは条件があるので分かりました。理解いたしました。
ありがとうございました。
◎
水道工務部長
先ほど花岡委員からおっしゃっていただいた寄附採納につきましては、現状の条件に合わないということにはなっておるんですけども、公道上であれ、私道であれ、例えば漏水事故等が発生すれば、その辺については局のほうで維持管理している、補修のほうはさせていただいているということでございます。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
補足ありがとうございます。私管であっても市のほうでちゃんと管理しているよということが分かって安心いたしました。ありがとうございます。
○大原智 主査
委員の皆様、大変失礼ながら、町田委員以外で質問を御予定されておられる方は。
(挙手する者あり)
○大原智 主査
分かりました。ありがとうございます。
そしたら、ここで休憩を入れさせていただきます。
再開は、13時でお願いいたします。
(午前11時57分休憩)
(午後0時58分再開)
○大原智 主査
再開いたします。
ほかに質疑はありませんか。
◆町田博喜 委員
上水の関係で、資料に管路更新(耐震化等)工事計画図をつけていただいているんですけども、これで今耐震化が進んでいる状況というのは分かるんですけど――失礼。一問一答で、建設改良事業のところです。失礼しました。
建設改良事業の予算が大幅に減額になっているので、残っているところを見たときに、耐震化工事って大丈夫なんですかと。この予算以外でやっているんですと言われると、私もよう分からないので、その辺の概要だけお伺いしたいなと思いまして。
◎
水道計画課長
今、委員おっしゃっていただいているのは、4ページの資料でよろしいでしょうか。
◆町田博喜 委員
そうですね、金額のほうは4ページで。
◎
水道計画課長
4ページにあります配水管整備事業で、前年度予算額19億645万円に対しまして令和3年度16億846万円ということで、減額になっておりますが、この分につきましては、昨年度、送配水管布設事業としまして継続費を承認していただきました。それに加えまして、そのほかに3件の管路工事を債務負担行為で承認いただきまして、その関係で19億円という形で額的には上がっております。ただし、本年度につきましては、大体単年度で15億円ぐらいを見込んでおります。その15億円の中で、3年度につきましては、計画を立案しまして、予算立てして工事を進める形で計画を立てております。
以上になります。
◆町田博喜 委員
分かりました。別に工事計画図で、この図面で赤色の色がないというわけじゃないので、ただ、どこまで進んでいるのかというのが気になりましたので。
最近、ちょくちょく地震も起こってきてますので、阪神・淡路大震災のときに水道が止まって、給水車まで水をくみにいかなあかんというのはやっぱり極力少ないほうがいいなと思いましたので、耐震化のほうをしっかり進めていただきたい、このように思います。
以上で終わります。
◆草加智清 委員
一問一答で2点、スマホ決済、アセットマネジメント、この2点、簡単に一問一答でお聞きします。
まず、スマホ決済の導入について、昨年9月の決算の委員会で質問した記憶があるんですけど、水道料金等のキャッシュレス決済について、導入に向けた進捗状況ですね、それを教えていただきたい。
以上。
◎業務課長
スマホ決済についてお答えいたします。
上下水道局では、水道料金のお支払いに対するお客様の利便性向上を図るため、スマホ決済の取扱いを令和3年4月1日より導入することとしました。スマホ決済は、納付書に印字されるバーコードをスマホで読み取ることにより、場所や時間を問わず簡単に水道料金等が支払い可能となる新たな収納手段でございます。スマホ決済は、時代に即したサービスで、利用者の利便性の向上につながり、また、利用者の外出機会を減らす対策として非接触型支払い方法の利用促進など、政府の掲げる新しい生活様式にも寄与するものと考えております。
以上でございます。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
導入されるということで、答弁があったように、確かに便利ですよね。しかし、今朝の朝刊ですけど、ラインに関してのことですけど、詳しくはまだ読んでないんですけど、そういうセキュリティー面のこととかもちょっと気になりますので、便利になって利便性が向上するのはよいことですし、導入されることはええと思うんですけど、その辺、併せて検討というか気をつけていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
この件は結構です。
次に、資料の9ページの債務負担行為ですね。
西宮市水道施設アセットマネジメント計画策定業務、この内容について聞いておきたいと思います。
◎
水道計画課長
アセットマネジメントについて御説明させていただきます。
西宮市水道施設アセットマネジメント計画策定業務は、将来の水需要を踏まえた財政収支を見込む中、中長期的な水道施設の整備・更新や維持管理、運営など、適正な施設の規模、更新計画をシミュレーションによって分析・検証するものになります。
上下水道局においては、平成21年度にアセットマネジメントを実施しておりますが、前回から年数が経過していること、また、兵庫県のほうから内容の精度の向上や検証期間の長期化を目指したアセットマネジメント計画策定の要請があることから、令和3年度に計画しているものになります。このアセットマネジメントにより、重要度、優先度を踏まえた投資的費用の平準化が可能になり、水道施設のライフサイクルコストの減少、健全性や更新事業の必要性・重要性について説明することができ、より信頼性の高い水道事業が運営できるものと思っております。
以上になります。
◆草加智清 委員
分かりました。
結構です。以上。
◆川村よしと 委員
1点だけ、先ほど草加委員もおっしゃったんですけど、スマホ決済なんですけど、すごいシンプルな質問で、いざ実際に始めましたといったときに、広報課と連携して、例えばラインに登録している住民の人に情報を配信するとか、そういうことってもう考えはあるんですか。
○大原智 主査
一問一答でよろしいですか。
◆川村よしと 委員
はい、一問一答で。
◎業務課長
そういったことは、内部で市民に効果的に周知あるいは御利用いただく方策として幾つか検討して、案として考えているところであります。現時点で直ちに導入するというのはございませんが、川村委員の提案された意味も踏まえて、今後検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆川村よしと 委員
ぜひお願いします。
以上です。
○大原智 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
両件に御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
採決は2回に分けて行います。
まず、議案第312号の採決を行います。
議案第312号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
異議なしと認めます。したがって、議案第312号は承認することに決まりました。
次に、議案第313号の採決を行います。
議案第313号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
異議なしと認めます。したがって、議案第313号は承認することに決まりました。
ここで主査から報告させていただきます。
ここで、この3月末をもって退職される方がおられますので、一言御挨拶をいただければと思います。
山本
水道施設部長。
◎
水道施設部長
本日は、このような場で御挨拶の機会を頂き、誠にありがとうございます。
私は、これまで、環境局の廃棄物行政、それからこの水道事業と、市役所の中でも社会インフラに関係することに携わってまいりました。
様々なことがこれまでにありましたが、平成7年に西宮浜で西部総合処理センターの大規模な建設工事を進めている最中に阪神・淡路大震災があり、そこから数年間は、施設の建設と災害関連、具体的には甲子園浜での災害ごみ処理、こういうものを含めて仕事を並行して行い、その間、大変ではありましたが、非常によい経験ができたなと、今から思えばそういう思いがあります。
また、水道におきましては、近年におきましても、台風による豪雨災害、それから昨年からの感染症の蔓延などがありますが、一貫して水道の供給など、市民生活に欠かせない機能を維持するという役割の一端を担うことができまして、よかったなというふうに思っております。
私がこの
水道施設部長を拝命いたしましたのは、平成27年4月でございます。水道事業では、当時から、水量や人口の減少に伴う事業のスリム化・効率化が課題となっておりました。当時の具体的な課題としましては、鯨池浄水場の跡地活用などがあり、それ以降、私も、水道施設の整理統合、それからさらなる広域化の検討などに取り組んでまいったところでございます。
水道局で課長になりまして以来、市議会では、この建設常任委員会の皆様に大変お世話になりました。貴重な御意見、御助言を頂くことで、私自身も成長させていただいたと感謝しております。
最後になりますが、来年度からも後輩職員が引き続き将来を見据えた西宮市の水道の再構築、災害対策に取り組んでいくことになりますので、委員の皆様には、今後とも引き続き御支援、御鞭撻を頂きますようお願い申し上げまして、私の御挨拶とさせていただきます。
これまで本当にありがとうございました。(拍手)
○大原智 主査
長きにわたり、大変にお疲れさまでございました。ありがとうございました。
ここで説明員が交代いたします。
(説明員交代)
○大原智 主査
次に、議案第314号令和3年度西宮市
下水道事業会計予算、議案第302号令和3年度西宮市
一般会計予算のうち
上下水道局分、以上2件を一括して議題といたします。
当局の説明は資料配付に代えさせていただいておりますので、これより質疑に入ります。
両件に御質疑はありませんか。
◆町田博喜 委員
一問一答で1問だけです。合流改善、合流式の分でお伺いしたいなと思います。
令和2年版の下水道事業概要の中で面積というのは示していただいているんですけども、西宮処理区全体で3,154ヘクタールあって、そのうち合流式が1,240ヘクタールあるということで、合流式の改善については、概要の中で合流式下水道の改善ということがいろいろ示されているんですけど、私は今まで、JRかどこかを境にして、南側は合流式で、上が分流式やというような概要だけをちらっと聞いたことがあるんですけど、南については、工事の都度、改善していきたいと。でも、根元からやらなあかんので、南から攻めていかな改善できないということがずっと頭にあったんですけど、ただ、今回頂いている公共下水道整備計画図の中に、目的別事業費の中で合流改善ゼロと書いているんですけど、今後の方向的にどうされるのかというのが、久しぶりに建設に来たので、その辺をお伺いしたいなと思いまして。
◎
下水計画課長
合流改善の方向性についての御質問にお答えしたいと思います。
合流式下水道につきましては、平成25年度までに、緊急合流改善事業ということで、分流式を採用した場合の公共水域の汚濁負荷量が同じになるようにということで、緊急合流改善事業が完了しております。その後、合流式をどう改善していくかということですけど、雨天時には未処理の放流が現在も行われている状況でございますが、全体的な汚濁負荷量としては分流並みには改善しておりますけども、そういった未処理の放流というのが続いておりますことから、路面にあるごみとかそういったものを除去できるようにスクリーンの設置とか、今、合流貯留管という大きな浸水対策用の貯留管を整備しておりますが、それを浸水のときだけ利用するんではなくて、ふだんの小さな雨のときでも水をためることによって未処理の放流回数を減らすとか、そういったことで、合流改善という事業ではないですけども、別の用途で機能を付加した形で整備はこれからもしていく予定でございます。
以上でございます。
◆町田博喜 委員
大体分かりました。気持ちでは、流すんやったら生活用水とトイレの水とを分けたらええんと違うかというような、そんな意味があるんですよ。私も地下を掘る仕事をしていたので、神戸へ行ったら汚水と下水ってマンホールが分かれているし、西宮はどないなっておるのかな、南部でマンホールの蓋に汚水と書いているのをあまりみたことないし、下水と書いているのも、両方一緒やなと思ってしか見たことがないので、今後、そんな方向では工事はもうしないんですよね。それだけちょっと確認だけさせていただきたいと思います。
◎
下水計画課長
合流式下水道を分流化しようとしますと、一戸のお宅の中から雨水と汚水とを完全に分けていただいて放流していただく必要がございます。もし私どもが整備をしたとしても、宅内からの排水が完全に切り替わらないと分流化というのはできないものでございまして、なかなかそういった整備は難しいであろうということで、私どもが今の合流式の中で海域――公共水域への汚濁負荷が少なくなるような方法を選択してこれからも整備していきたいなと考えております。
以上です。
◆町田博喜 委員
分かりました。宅地のほうからも分けなあかんのはそのとおりやなと思います。
ありがとうございました。
以上です。
◆草加智清 委員
一問一答で1点だけ、合流貯留管建設工事その4について、1点だけ簡単にお聞きしたいと思います。
上田西町にある上田第2公園を防音壁で囲んで今工事が進められていると思うんですけど、令和3年度も引き続いて進められていくと思いますけども、この工事の現在の進捗状況ですね、それだけ聞いておきたいと思います。
◎
下水建設課長
上田第2公園の工事でございますが、おっしゃるとおり、合流貯留管整備を目的とした工事でございまして、工事名称は公共下水道新設合流貯留管(その4)工事でございます。工事の概要についてでございますが、合流貯留管の整備その2・その3工事の工区に引き続き、西宮東高校と上田南ポンプ場までの間を整備する工事としております。そのために必要となる発進立て坑、人孔の築造、管渠の築造のためのシールド工事や、小曽根線からの流入渠の築造の工事を行います。
進捗でございますが、発進立て坑及びシールドマシンの製作が現在完了して、その出来高12%に加え、地盤改良などの附帯工事も合わせますと、工事進捗は3月末で全体の15.2%となります。
以上です。
◆草加智清 委員
概要も言っていただいて、ありがとうございます。
それで、東京の外環道というんですかな、シールド工事で大きな深度の陥没ね、まだ記憶に新しいと思うんですけど、そのようなことが起きて、市の工事のほうは大丈夫なのか、ちょっと気になりますので、心配なので、その辺だけ答弁をもらえますか。
◎
下水建設課長
シールド工事による陥没は大丈夫かについてでございますが、まず、NEXCO東日本では、令和2年の12月に工事と陥没との因果関係を認めまして、事故の発生から2か月たった段階で謝罪されておられます。その陥没原因でございますが、現場の土質を調査されて、掘進したトンネルの頂部から陥没箇所や空洞箇所まで地盤に煙突状の緩みの領域があった、また、地域の地質が砂礫層など中でも自立性が乏しい土質であった、さらに、陥没した地形が1960年代頃に近くに流れる入間川の氾濫した地域を宅地造成された、そういったことが大きく起因しているとの報告を聞いております。また、あわせて、工事による起因として、掘進中に礫など粒形の大きい粒子同士が絡み合ってシールドを掘る機械が一時的に停止した、掘進前面の地盤にそのことで緩みが発生したことにより、陥没や空洞が発生したと聞いております。
本市では、この自立性が乏しい土質について着目しております。我々も、調査・確認しましたところ、市の施工箇所で全く同じような土質はほとんどないことは確認しておりますが、十分な精査を現在進めているところでございます。また、玉石や砂礫層の土質を掘削する対策として、破砕型カッタービットを採用したマシンを使う、あるいはマシン内に取り込んだ玉石や礫を速やかに取り除くために、排土管の口径を450ミリから600ミリに大きくするなどの工夫をしております。今後、シールド掘進開始予定の令和3年7月頃までにはシールド掘進工事の陥没対策方法・方針を整えまして、慎重にかつ安全にシールド工事を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
◆草加智清 委員
ありがとうございます。
後でいろいろ、こんなことが原因やった、あんなことが原因やったというて、それで謝罪して、そんなんしても遅いから、今答弁されたように、陥没が発生したら大変なことになるので、十分な検討・調査、必要な対策をしっかりと取っていただいて、市民に安全な工事を進めていただきたいと思いますので、これは強く要望しておきます。
また、近年、豪雨など災害が各地で頻発しており、西宮でもいつ起こっても――去年はたまたま台風自体が上陸はせえへんかったということで、12年ぶりやったかな、そんなんで、今年はどうなるやも分かりませんし、梅雨のときにまた、線状降水帯というて、昔に聞いたことのないような、一時的に雨をどやっと降らす、そんなのが今の現状ですので、工事は長い期間と予算が必要で、浸水対策にはすぐに効果は出ないかもしれんけど、着実に進めていただいて、市民が安心して暮らせるように工事を進めていただきますように、これはよろしくお願いしておきます。
以上です。
結構です。
◆花岡ゆたか 委員
そしたら、ポンプについて一問一答で一つだけ。
ポンプについてというと、上下水道全てポンプがないとやっていけないんですけど、上水のほうで聞いてもよかったんですけど、業界として、大きい会社、十数社の寡占状態にあると思ってます。ポンプ工事が毎年出てくるんですけど、地方公営企業法の全部適用になって、議会の審査が不要になったので、結果だけが送られてきますね。ですから、しゃべる機会がないので、今回ちょっと聞いてみようかと思うんですけど、先ほど申しましたように、私が思うに、大きいメーカーの、例えば荏原とか酉島とか極東とか日立系とか三菱系とかの寡占状態にあるかとは思うんですけど、競争原理が働くような業界なんでしょうかね。ちょっと聞いてみたいと思います。
◎
下水ポンプ施設課長
ポンプの工事に関してですが、御指摘のように、毎年、ポンプの改築更新工事を当課で実施しておるところでございます。既存のポンプメーカーがある程度ポンプ場の実績なり状況を把握しておるところから、若干有利な部分もあるかもしれませんが、入札等にはほかのポンプメーカーも参加いただいておる状況となっておりますので、競争原理は働いておるものではないかというふうに受け止めております。
以上でございます。
◆花岡ゆたか 委員
ありがとうございます。
そういうお答えかなと思うんですけど、最初のところですね、A社のが事前にありましたよ、更新するとなったら、そらA社がポンプのメンテナンスにも入っていたから、A社のほうがよう知っているよね、それで、一つのポンプ場で4基並んでます、4基が別の会社というのもちょっと私も考えられないと思うので、そういうところで多少疑問に思うところではあります。だからといってどういうわけでもないんですけど、今後も特定の会社が、過去にあったような1円入札じゃないですけど、1回入れたからそこが優先して取れるような仕組みができないように気をつけていただければと思います。
以上です。
○大原智 主査
ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、質疑を打ち切ります。
なお、議案第302号に対する討論並びに採決は後刻一括して行います。
これより議案第314号の討論に入ります。
本件に御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第314号は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
異議なしと認めます。したがって、議案第314号は承認することに決まりました。
ここでまた改めて、主査から御報告させていただきます。
ここで、この3月末をもって退職される方を御紹介いたします。
藤井
下水管理課長。
あわせて、村上
下水ポンプ施設課長。
長きにわたりまして大変にありがとうございました。お疲れさまでございました。(拍手)
ここで説明員が交代いたします。
(説明員交代)
○大原智 主査
次に、議案第302号令和3年度西宮市
一般会計予算のうち本分科会割当て分を議題とします。
本件に対する質疑は既に終了しております。
これより討論に入ります。
本件に御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第302号のうち本分科会割当て分は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
異議なしと認めます。したがって、議案第302号のうち本分科会割当て分は承認することに決まりました。
ここで説明員が一部退席します。
(説明員一部退席)
○大原智 主査
次に、議案第306号令和3年度西宮市
公共用地買収事業特別会計予算のうち本分科会割当て分を議題とします。
本件に対する質疑は既に終了しております。
これより討論に入ります。
本件に御意見はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
なければ、討論を打ち切ります。
これより採決に入ります。
議案第306号のうち本分科会割当て分は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○大原智 主査
異議なしと認めます。したがって、議案第306号のうち本分科会割当て分は承認することに決まりました。
以上で本分科会割当て分の審査は全て終了いたしました。
この場をお借りまして、この3月末をもって退職される方がおられますので、一言御挨拶を頂ければと思います。
◎土木局長
今年度末をもちまして定年退職となりますが、昭和58年の入所以来、38年間勤めまして、こうして大過なく定年を迎えられますことも、ひとえに仕事で関わった皆様の支えがあってのことと感謝しております。とりわけ議会の皆様には、大変お世話になり、心から感謝申し上げます。
これまでの職場としましては、主に都市局、土木局で技術職員として専ら西宮のまちづくり、特に物づくりの仕事に携わってまいりました。退職年度が2020年ということもありまして、東京オリンピックが決まった8年前から、オリンピックが開催される2020年が定年退職ということで、日々仕事に励んでまいりましたが、このたびのコロナ禍の影響はすさまじく、オリンピックも延期となりました。それどころではない最後の1年ではございました。
土木局長としての最後の1年で特に印象深かったことは、コロナ禍はもちろんですが、やはりリゾ鳴尾浜の営業終了、会社解散でございます。非常に残念な結果にはなりましたが、長年の懸案であったリゾ鳴尾浜の経営問題に一定の結果を出せたことは、後輩たちへのバトンタッチという意味でも意義のある仕事じゃなかったかと思っております。
これからのポストコロナの時代においては、公共事業を取り巻く環境もどのように変化するのか、全く不透明ではありますが、今後も引き続き、土木局の仕事が本市のまちづくりを支える基盤であり続けるよう期待するとともに、皆様のますますの御健勝と御活躍を祈念いたしまして、退職の御挨拶とさせていただきます。
長い間、どうもありがとうございました。(拍手)
○大原智 主査
大変お疲れさまでした。ありがとうございました。
建設分科会、2日にわたりまして活発な御審査を頂きまして、各委員の皆様方、本当にありがとうございました。
結果といたしましては、都市局、土木局、
上下水道局にわたります
一般会計予算1件、そして、都市局と土木局にわたります特別会計1件、そして、
上下水道局の各それぞれの予算3件、いずれも全会一致で承認という形になりました。当局におかれましては、どうかその間に出てまいりました各意見、要望につきましては、重々受け止めていただきまして、どうぞ今後の事業進捗に生かしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。
最後に、ここで当局の挨拶があります。
◎都市局長
予算特別委員会建設分科会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
本分科会に付託されました議案第302号令和3年度西宮市
一般会計予算ほか諸議案につきまして、慎重に御審議賜り、また、御協賛賜りまして、誠にありがとうございました。
審査の過程で頂きました御意見、御要望等につきましては、留意いたしまして、今後の事業執行に努めてまいります。
今後とも、より一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたしまして、御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
○大原智 主査
これをもって
予算特別委員会建設分科会を閉会いたします。
なお、来る3月23日午前10時に本会議場において予算特別委員会全体会を再開いたします。
御協力ありがとうございました。
(午後1時33分閉会)...