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令和 4年 9月 9日文教生活常任委員会-09月09日-01号

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  1. 宝塚市議会 2022-09-09
    令和 4年 9月 9日文教生活常任委員会-09月09日-01号


    取得元: 宝塚市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-17
    令和 4年 9月 9日文教生活常任委員会-09月09日-01号令和 4年 9月 9日文教生活常任委員会                 開会 午前 9時30分 ○北野 委員長  おはようございます。  ただいまより文教生活常任委員会を開会します。  常任委員会の運営については、出席する職員の3密の状態を避け、感染予防に努めたいと思います。簡潔に御発言いただきますよう、皆様の御協力をお願いします。  本日は、付託を受けています議案8件について審査します。  お手元に本日の案件一覧を配付しています。審査の順番は、案件一覧に記載の番号順としたいと思います。  なお、委員から写真撮影の申出を受け、許可しておりますので、よろしくお願いします。  まず、議案第100号、令和3年度宝塚市病院事業会計決算認定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  まず、論点1、職員の勤務についてです。  質疑はありませんか。  川口委員。 ◆川口 委員  職員の勤務体制であるとか働き方についてというところで、決算の審査意見書の中にも時間外勤務の状況についてというのが79ページに書いてあったんですけれども、やっぱり職員の方、人材の安定の確保であるとか、今後における人材の育成というのは、病院の運営の中でも非常に大事になってくると思っています。特に長引くコロナ禍、今、第7波がある中で、看護師さん、医療従事者さんが非常に心身ともに大変な中にいるというのは理解をしている中なんですけれども、今、この病院の医療従事者、看護師の中で長期に休職されている方というのは把握されているんでしょうか。 ○北野 委員長  吉井経営統括部人事給与担当課長。 ◎吉井 経営統括部人事給与担当課長  コロナを理由にした休職かどうかというのはまた別としまして、長期に休職している者というのは複数人おります。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  今、複数いますということで、看護師さんの中でも、やっぱりストレスとか、あるいは身体的な理由で休職されている方がいるということは分かったんですけれども、こういう方が中にいると、ほかの看護師さんであるとか職員の方の負担が増えるんではないかなということを思っているんですが、その方へのケアは非常に大事だと思っているんですけれども、その中でほかの職員に負担がかからないように、何かそういう人員の措置とかというのはされているんでしょうか、あるいはできる状態にあるんでしょうか。
    ○北野 委員長  島廣市立病院経営改善担当参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  先ほど申しましたように長期に休んでいる方、看護師さんもいらっしゃいます。これはコロナで増えてきているわけではございません。今までからも結構な数がいました。こういった方が働けませんので、病棟は一定の人数を配置しないといけませんので、その分、少し当院としては多く職員を抱えている状況かなとは思います。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  経営分析の中でもそういう人員の措置であるとか、休まれている方のケアであるとか、働きやすい、復帰しやすい職場であるところというのも分析していってほしいんですけれども、職員の満足度のアンケートとか調査とかというのは病院の中ではされていたりとかしますか。 ○北野 委員長  堀内経営統括部課長。 ◎堀内 経営統括部課長  職員の満足度調査につきましてですが、仕事のやりがいとか労働環境の調査を目的に二、三年に一度実施をしておりまして、直近では令和2年度に実施をしております。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  その出てきた中の課題というのはやっぱりしっかり対応してもらって、職員がコロナ禍で大変な中でも働きやすい職場、あるいは看護師さんたちも復帰しやすい職場というのも目指してもらいたいと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  職員の勤務に関連して、ちょっとコロナのことも含めて御質問させていただけたらと思います。  資料4の裏面に喫緊の数字を出していただいているかと思うんですけれども、ピーク時というのは結構前年度と割と似ているような感じで、やっぱり4月は増えたり、あるいは夏場増えたりとかいう形になっているかと思うんですけれども、ピーク時に対応するために、事前に例えば予測して体制を強化するとかいうようなことはされておられますか。 ○北野 委員長  吉井課長。 ◎吉井 経営統括部人事給与担当課長  ピーク時に対しまして、例えば今、行っているものとしましては、8月からですけれども人材派遣を活用しまして職員の業務負荷軽減、これに努めております。派遣社員を活用するまでは、事務職員が発熱外来や帰国者・接触者外来で患者様の案内・受付を、1日五、六名事務職員が出ていって対応しておりましたので、その負荷の軽減に努めるということで派遣社員を活用しております。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  8月になってから人材派遣に依頼したということですか。 ○北野 委員長  吉井課長。 ◎吉井 経営統括部人事給与担当課長  依頼はもっとピーク時には行っているんですけれども、実際に派遣会社からこの人いかがですかと提案があるまでに時間がかかりますので、結果としまして8月の下旬になったということです。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  業務負荷を軽減するために派遣会社のほうから看護師さんですとか派遣をお願いしています。以前でしたらコロナの方の直接的な業務というところには基本的になかなか応募してもらえませんでした。ですので既存の外来の看護師さんがやっている業務のところに入ってもらって、そこにいてる看護師さんをコロナの対応の外来に回すとかいうようなことを行ってきています。それは以前から行ってきています。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  この第7波に関しては、全国的な傾向として、重症化率は減少したけれども、一方で死亡率は高まったというのが全国的な傾向として指摘されているところかと思うんですけれども、本市としてはどのような状況でしたか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  委員会資料4の後ろのところにいっていただきますと、入院患者さん自体はさほど以前と比べて多くはなってきておりません。ただ、高齢者の方で既存の疾患のある方、こういった方の入院を当院で受入れを行っています。ほかの民間病院さんでなかなか受入れしにくい方、認知症の患者さんとか、おうちのほうでなかなか、独居とかいう問題で療養できない方、こういった社会的に問題ある方も当院のほうは受入れを行っております。  それから発熱外来、接触者外来、こういったところでは見ていただいておりますように、1桁違う数字に今なってきています。お盆のときは最大180人ぐらいまで何とか1日でやり切ったぐらい非常に人数が増えてきています。その中でも陽性率が、以前でしたら多いときでも50%だったのが、これがピーク時はもう90%近くになっているような状態になっています。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  この数字を見たときに、すごく地域では公立病院として、そういった今おっしゃっていただいたようなケースを多く受け入れて対応していただいていると思うんですけれども、これも全国的なレベルで話をすると、入院したくてもできないような状況に追い込まれている中で、一方で軽症と判断されて自宅療養となったけれども急変して残念ながらお亡くなりになられるというケースが、この間、やっぱり第7波では特徴的だったかと思うんです、全国的なレベルで言うと。それに関連して、やはり自宅療養とか施設で過ごされている方が急変された場合、対応できるような余地というのはあるんですか、市立病院として。 ○北野 委員長  西総長。 ◎西 総長  委員が今おっしゃったような状況というのが、コロナが急変するというよりは併存疾患、もともとお持ちの疾患が急変する場合のほうが多いんですけれども、その際には今の隔離期間の決めがある以上その医療機関が取れないという状況が起きまして、おっしゃるようなことが起こるのかなと思うんです。それで、うちでもいっぱいいっぱいにコロナ対応病床を使って、そこの病床はいろんな疾患があっても診れるような、いわゆる救急とか重症患者が診れる看護師をそろえていまして、そういう対応ができるようにはしているんですけれども、何せその病床自身が限りありますもので、ちょっと期待に沿えないときも確かにあるかと思います。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  今、市民の方が不安に思っておられるのは、そこの部分というのが、今回、第7波で大きいのかなと私は思ってるんですね。軽症というのが、あるいは重症という定義が、例えば重症であったら、たしか肺炎になって人工呼吸器をつけないといけないといった、そういった定義があったと思うんです。ただ、今、第7波ではそれは少なくなってきている。でも一方で例えば急変してしまう状態があるわけです。これはやっぱり全身状態を見ないといけないというところも含めて、今、指摘されているところかと思うんです。  それで、今おっしゃっていただいたみたいに、やっぱり病床が今限りがあるというところの問題点というのが、この間、コロナの中でも浮き上がっているところかと思うんですね。だから、これは意見としてとどめておきたいんですけども、やはり将来的に病院の掲げている将来像の中で、ダウンサイジングですか、病床の削減という話が以前あったかと思うんです。それに関しては、本当に市民の命と暮らしを守るという点でいうと、それはやはりそういった判断ではなくて、やはり病床、今の状態を確保していくというところが大事なのではないかなというふうに思って、終わっておきます。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  論点1の質疑、ほかにありませんか。よろしいですか。                   (発言する声なし)  それでは、論点1を終わりまして、次に、論点2、病院経営についてです。  質疑はありませんか。  池田委員。 ◆池田 委員  では、よろしくお願いします。4点ちょっとお伺いしたいと思っています。  1点は、指摘、意見書のところに入っています診療科別損益計算書についてなんですけれども、これはコロナ禍で繁忙期で作成できなかったと、令和3年度、書いてあります。これに関しては順次作成されていくというところで確認を取りたいんです。 ○北野 委員長  岡田市立病院経営統括部次長。 ◎岡田 経営統括部次長  委員おっしゃるとおり、今後作成することといたしております。院内では、毎年、決まって夏場、少し今年は遅れておるんですが、先生方とヒアリングを行います。その際に使用するものとして用意しておりますので、それに合わせて作成することといたしております。  以上でございます。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。これ結構大事なものなんで、大変だとは思うんですけれども、ここはしっかりよろしくお願いします。  クリニカルパスについて少しお伺いしたいと思います。  今回、このクリニカルパスによって入院単価が上がったというところ、ここは評価したいと思っています。ただ、このクリニカルパスというところで、本来の目的って入院期間の短縮であったりとか、医療費の削減というところが本来の目的なのかなというふうに理解はしています。ただ、これを否定するものではなくて、今、クリニカルパスというものが新しいツールではないと思ってるんですね。今回はこれでいけたとして、今後、クリニカルパスというところに対しての考え方を、次のフェーズが描けているのかというところ。そして、導入面でアセスメント力タイムマネジメント能力というところのデメリット性もあるんじゃないかというふうにシンポジウムなんかでも言われているケースがあります。それについて市立病院としてはどういうふうに考えているのかというところをちょっとお聞かせいただきたいんですけども。 ○北野 委員長  平田経営統括部医事経営担当課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  クリニカルパスに関しましては、おっしゃるとおりその疾患に対してのアセスメントやアウトカムというのが共通しております。患者さんは合併症をお持ちだったりとか、お一人お一人の病態とかも違うのに、そのパスを一律で使うということの危険性のことを多分おっしゃっていると理解しております。それに関しましては、アセスメントと同時にその患者様を見て、それで個別の対応も併せて行っていくという形で、パスだけに頼ることなく治療をしていくという方針を今も今後も続けております。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。まずはそこの認識を持っていただいているというところは大切なのかなと。これのもろ刃の剣というか、コントロール性がいわゆる管理者側にあるというところだと思っています。一旦、皆さん御存じのとおり、国民健康保険、社会保険、共済、組合、1疾患に対して3か月という一応期限が切られていると思うんです。クリニカルパスというのは、国の適正化によってやっていると思うんですけれども、要は患者さん目線、市民目線でいうと、本来もうちょっと治療したい方、でも点数が落ちるところというのがこれはやっぱり早いんです。そこに合わせて退院をしていくという患者さん側のデメリットというところもあるとは思っているので、そこもしっかり意識しながら見ていってもらえたらいいかなと思っています。  この件に関してはこの程度で、最後、あと一点、意見、要望としては、業務効率化へのロードマップ、工程表というのを、ここのさっき言ったクリニカルパスというところ以外の次のフェーズを描きながらやっていってもらいたいなというのが要望です。この件については以上です。  続いていきます。債権管理について少しお伺いしたいと思います。  今回、指摘のところの79ページだと思うんですけれども、債権管理についてというところで指摘されているところで、これ台帳なんですけれども、管理事項である督促年月日、時効完成日、交渉記録、これ適切に管理されていないと。過去に別ファイルで管理していたデータを台帳に移行できていなかったものがあるという説明を受けているということでした。これ、その前のやつというのは本当に存在しているのかどうかというところをまず確認したいと思います。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  過去にというふうに記載がありますが、現在もそのファイルが存在しております。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。公営であろうが民間であろうが、やっぱりこの債権管理ってすごい大事だと思うんです。今回、決算書のほうを見ていて、病院事業会計の補正予算のほうですけれども、多分7ページのところに未収金というところで17億ぐらいあったと記憶しています。要は公営企業ですから、地方税法上の第15条の7の4項とか15条の7の5項、18条という、不納欠損とか収入未済額の地方税法上の規定があります。ここにも指摘されていますけれども、債権管理がしっかりできてない中で、多分18条の5年間権利を行使しないことによって消滅しているものってやっぱり出てくると思うんですよ。この額が、今回、弁護士に委託して回収額が32万3千円、回収率30.8%、これ前年度よりも向上はしていますけれども、果たしてこの数字が適正な数字なのかどうかというところと、不良債権化する金額がどれぐらいあるのかというところで、病院としてどういうふうに受け止めているのか、ちょっと御答弁いただきたいんです。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  池田委員が今おっしゃいました未収金というのは診療報酬の分で、滞納の分だけではありません。ですから金額が十何億とかいうわけではないんです。毎年、不納欠損という形で申し訳ないですけれども出ております。どうしても患者さんの中で、特に救急で来られた患者さんとか、お持ち合わせがない方とかいらっしゃいます。できるだけ早い時期にどういうふうな形で返済していただくのかということを決めていくような形で取り組んでおりますけれども、なかなかできていない部分があります。こういった方について弁護士事務所のほうにお願いして滞納整理をしてもらっていますけれども、弁護士事務所でもなかなか手をつけられないようなケース、所在不明のケースとか死亡で相続放棄されているケース、こういったものが何件かあります。それまでに至らないところで、何とか払っていただけていない部分について、少しでも返済していただくような道筋をつけていきたいというふうには思っております。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  ごめんなさい、私の説明が悪いので。その17億が、そういう意味では取っていないので、そこは理解しています。収入未済額という言い方が病院に当てはまるのかどうか分からないですけれども、不納欠損になり得る、じゃ、今、収入未済額になり得る金額ってどれぐらいになるのか把握できますか。 ○北野 委員長  池田委員、決算認定の中ですので。 ◆池田 委員  分かりました。じゃ、ちょっと質問を変えます。指摘事項に戸別訪問してほしいということが書いてありますので、この辺を含めてしっかりと債権回収というところに向かってもらいたいと思います。これは法律上に沿って、強制的にということではなくて、しっかりとやっていってもらいたいと思います。  最後、資金不足解消についてお伺いしたいと思います。  これも、今回、投資返還金があったことによって資本不足比率が0.8に減りましたというところで、数字的には改善というのは見られていると思います。ただ、この一時的な8億余りのお金が入らなかった場合、8.5か6という回答だったと思います。ここについての当局の認識というか、これがなかったケース、今後これをどういうふうに考えているのかというところだけちょっと御説明いただければと思います。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  今回、市から退職手当組合負担金の調整金がございました。そういったものを年度末に市のほうから病院会計のほうに入れていただきましたので、年度末の一時借入金が令和2年でしたら11億あったものがゼロになりました。もしそれがなければ大体7億円ぐらいの一時借入金が発生したと思います。そうなってきますと計算上は8.6%の資金不足比率になっておりました。ただ、前年が8.4ですので0.2上がっています。  その要因としましては、流動負債の中に大きなものとして他会計借入金という長期、一般会計、水道事業会計からの借入金がございます。これが令和2年度は3億円だったものが令和3年度末は8億円になります。5億円流動負債が増えております。大体1億円が1%ですので、8.4から5%プラスの13%ぐらいに普通であればなっていたのかなと思います。それが今回、市のほうからの退職手当調整金があったことによって0.8まで下がったという状況です。来年、また少し一時借入金が発生すると思います。そうしますと、この数字ができるだけ悪化しないような形にしていきたいとは思っております。一応、資金不足解消計画では令和5年の解消を目指しております。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。もちろんそこは把握されていると思うので、今おっしゃった令和5年のところに向けて、ここはしっかりとやっていってもらいたいと思います。改善できるところは改善の数字は出ているけれども、これをいかに継続していくかというところが大事だと思っていますので、ぜひそこはよろしくお願いします。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  債権管理というところで、今、池田委員からあったところで、ちょっと同じ項目になるので続けていきたいと思います。  監査の指摘の中にもあるように、債権管理マニュアルに基づいて債権管理を行っているということで、マニュアルも読ませていただきました。その中で、弁護士による回収というのも進められていて、少し率が上がったということの評価もあるんですが、ちょっと弁護士さんに依頼するプロセスについての確認なんですけれども、ここでも指摘されているように生活実態の把握に努めるということが言われていますよね。それは払えるのか払えないのかというところの判断やと思うんですけれども、それを把握した上で弁護士さんに依頼するのか、それとも一定、時期が来たらそういう把握があろうがなかろうが弁護士さんに依頼しているのかというところをお聞きしたいんです。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  患者さんにまず職員がお電話で確認をさせていただき、督促状の前に納付の依頼をさせていただいています。そのときに延納とか分納とか、そういう御提案などを患者さんから受ける場合がありますので、そういう場合にはなるべく分納回数を配慮するなどして、一律弁護士さんにすぐに手順どおりというわけではなくて、できる限り分納回数などで配慮するように心がけております。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  そういう連絡が取れたところはそういう対応をされていると思うんですが、連絡が取れなかったりとか生活実態の確認ができてない方というのは、できるまで努力されて、ある程度その実態が分かった上で弁護士さんに依頼するという形なんですか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  居所が分からない場合は弁護士さんに依頼することができませんので、それは対象外になっております。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  居所というか生活ですよね。例えば僅かな年金で暮らしているとか、病気で入院して職を失ったとかというのはあり得るわけじゃないですか。そういう状況が確認できた上で弁護士さんに依頼しているのか、いや、一定の時期が来たら、そういう確認が取れてなくても機械的に弁護士さんに行く仕組みになっているのか。というのも、生活実態、例えば今紹介したような市立病院に入院することはけがも病気もありますよね。それで職を失った、生活できない、だから払えないというところの実態が分からないまま弁護士さんに行ってしまって、それで弁護士さんから通知が来るとなるとなかなかのプレッシャーですよね。その辺のちょっと流れを確認しておきたいんです。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  全ての患者さんにおいて把握し切れているわけでは残念ながらない部分もあるかと思います。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  そういう視点からやはり生活実態を把握するというのが大事やと思うんですね。市民の命と健康、暮らしを守るという公立病院であっていただきたいと思うので、もちろん、その人の生活を壊してまで債権回収するなんてことはやっておられないと思うんですけれども、やはりそういう生活実態も踏まえてフォローしていく、つないでいくという視点がこれから必要になってくるんじゃないかなというふうに思うんですね。特にコロナ禍で、これからちょっと収まったら病院に来る方も増えてくるのかなというふうに思いますし、コロナの影響で収入が減ったとか仕事がなくなったという方もおられると思うので、その辺はぜひそういう取組にも努めていただきたいと思うんです。  そこに関連して無料低額診療についてなんです。やはりこれも社会福祉法で定められた制度で、生活保護に至るまでの人でお金のない人が無料あるいは低額で診療を受けられるという制度なんです。これは一定の要件が必要だと思うんですけれども、多分、市立病院でその要件をなかなか満たし切れないのかなというふうに思うんですが、その辺のハードルといいますか、可能なのか、ちょっと要件的に難しいのかというところの御答弁いただけますか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  要件としましては、社会福祉法の社会福祉事業の中で、たしかこれは県のほうに届出をするのかなと思っています。ただ、その中で、メリットとして税法上の優遇措置、これ固定資産税のことだと思うんですけれども、固定資産税の一定の減額があるということの中で、公立病院がなかなかそこに手を入れていない、全国的に見ましてもやっている病院はほとんどないんじゃないかなと思っています。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  今、少しヒントを出したんですけれども、できるのかできないのかというところだと思うんですね。だから、なかなか要件を満たすのが難しいという理由であるならば理解はできるんですけれども、要件を満たすことができているのにやらないとなると、やらないになるんです。できないとやらないというのは全然違って、全国の公立病院、なかなかできないというところが多いのかなというふうに理解しているんです。なので民間の病院がやらざるを得ないという状況が今あると思うんです。なので、やはり公立病院で無料低額診療ができないハードルというのがそもそもおかしいと思うんです。やはり公立病院が積極的に無料低額診療ができるような制度に変わっていくべきだと思うので、ぜひその辺は今後も研究していただいて、また、公立病院として取り組めるような提案も病院として持っていただけたらなというふうに思っているんです。  ちなみに、宝塚ではどれぐらいの病院がやっておられますか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  兵庫県の中で神戸市を除きましたら淡路島と、市内でしたら高松診療所さんとか良元診療所さん、それから加古川の甲南加古川病院さんというところがやっておられるのかなと。ちょっと神戸市が抜けていますけれども、何か所かあるのかなと思っています。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  今、御紹介いただいたように、兵庫県、神戸市や大きな尼崎市を除く中で多分4施設なんですね、兵庫県の中で。そのうちの2つが宝塚市の高松診療所と良元診療所だと思うんです。それ以外のところは無料低額診療ができないのか、やらないのか、その辺はもう少し分析していただきたいんです。やはり宝塚市内でお金がなくて医療にかかれないという人が、こういう診療所があるんだということ、病院があるんだということを分かれば受診しやすくなると思うんです。受診しやすくなれば重症化を防ぐということ、皆さん医療関係の方々なら理解されていると思うんです。なので、この辺は一回、また機会があれば医師会の皆さんとも無料低額診療についての話合いの場を、それに特化しなくてもいいんですが、一度そういう情報を共有していただくという機会を持っていただきたいと思うんですが、その辺はどうでしょうか。
    ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  委員のおっしゃるようなことについては、ちょっとまた医師会さんの中にも我々のほうからお話を持っていきたいと思っています。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  それでは、令和3年の決算ということで幾つか質問させていただきます。  まずは、令和3年は本当にコロナが蔓延してすごく大変な時期であった。そのときに市民の本当に命の危機を救っていただいたということで、市立病院には本当にありがたく、感謝を申し上げます。  それで、コロナ禍で病院の決算の経営というところでの質疑をさせていただきたいと思いますが、経営というところで、今回は差引き3億6,661万円の当年度の純利益が出ていて黒字ということで、昨年に続いて前年度からということで、これは喜ばしいことだと思っています。ただ、この黒字化された理由というのは、やっぱりコロナの医療をしっかりとやってくれたというおかげでの補助金が大きく入ってきていること、また、市のほうから得た退手組合の調整金をまとめてたくさん頂いたというようなところがあるのかなというふうに考えているところです。  今後の経営の見通しというところからいえば、コロナの補助金もこのままずっと、コロナももちろん収束していくであろうし、そうしていってもらわなければ困るところなんですけれども、そういったことがあれば補助金というのも入ってこなくなる。市のほうからの退手組合の調整金というのも、そんなまとまった額で入ってくるわけでもないということが想定されるわけで、そうなると経営は、今後、これまでの説明から申し上げると、1日当たりの診療単価を上げることというのと、やっぱり入院の日数を短縮化させていく、また、その短縮した後に紹介などの割合をどんどん上げてそこに次の患者さんに入ってもらうという、その体制をどのようにつくっていくのかというのが一番大きなところなのかなというふうに考えています。  そんな中で、もちろん、それはこれからも頑張ってくださると思います。入院単価も1日当たりの単価は、今回の令和3年度の、ここに資料の中でも単価6万4,417円ということで、令和4年度になったらさらに上がっているというような報告も聞いておりますし、その日数的なこともかなり短縮されたというふうに聞いているんですけれども、この日数について、令和3年度の平均入院の日数というのは、それは出ますか。教えていただけますか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  申し訳ございません。手元に資料がございませんので、調べて改めて御答弁申し上げます。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  普通、在院日数、入院日数の平均って出しているんです。これは大体10日前後なんですけれども、大幅に下がっているわけではないです。それぞれの診療科の中でのDPC(Ⅰ+Ⅱ)という中に入れることができるかどうかというので、DPCのポイントは上がっていますけれども、在院日数が一気に2日も3日も短くなっているわけではございません。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。そんな入院なさらないといけない方、早く出てくれという、そういうわけにはもちろんいかないと思いますので、適切な形でできるだけ短縮をさせていくという方向を取っていただいているのだと考えます。ただ、その短縮された方、短縮されるとその病床が空くわけですよね。空いたところに次の人にすぐにでも入っていただかないと、やっぱりそこが空くということは、せっかく日数短縮したものが丸々次の日はゼロという、カウントで言えば、そういうような収入になってしまうのかなと思うところで、やっぱりそこをどのように次の人に入ってもらえるのか、タイミングよく次々いってもらえるのかというのは、今までのお話の中でも紹介率を上げたりということでは、ホットラインなんかで直接かかりつけ医さんと連絡を取ってもらったり、紹介時の空き室なんかをオンラインで確認できるような、そういったことも医師のほうから直接確認してもらえるような形も取ってもらえるというのを説明いただいている中で、しっかりと頑張っていかれると思うんです。  ただ、思うんですけれども、残念ながらコロナ前までの黒字化とか収支均衡というのをなかなか図ってくれなかったという経緯があるので、努力しても難しかったというところがどうしても考えられるので、じゃ、そのためにそこをどのように見える化しながら、数値化しながらPDCAを回していくのか。結局チェックしようと思ったら、そこがきちんと数値化されなかったらチェックできなくて次のアクションにも移れない。何かが足りないとしたら、そこをどうしていくというのをやっていかないと、結局、最終的に年度の最後にやったけれども残念ながらできなかったというような、どうしてもこれまでそういう報告を聞いてきているので、その辺はどのように数値化とか見える化ということを考えられているのか、その重要性とかについても教えていただけますか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  当院にとりまして、委員御指摘のとおり入院患者の獲得が最重要事項でございます。毎月、これは地域医療連携部が担当して統計を取っておるんですけれども、紹介患者数はもとより、新入院患者数、一月当たり現在900人を目標にしております。これは30日であれば1日30人ということでございますが、こういう数字を毎月、幹部職員、各科の代表医師でありますとか、各医療検査部門の所属長とかが一堂に会する場がありますのでここで公表して、今の状況、それから次へどうやって対応していくか、今どんな苦情とか要望とかを地域の医療機関からいただいているかというあたりを共有して一丸となって取り組んでおるところでして、今年度になりまして、6月ですが、目標を900としております新入院患者数が871まで、ほかの月はまだ700台なんですけれども随分回復してきておりますので、ここに期待をして、また単価アップにも注力してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。もちろん、今の新規入院患者というのも、コロナによって受診控えというのがまだあると思いますので、なかなか思うようにはいかないというところなのかもしれませんけれども、これがしっかりとコロナが終息した後には機能していくように、ぜひここを、今の新入院患者数というのをきちんと取っていただいていて、それを毎月毎月見ていただいて、それを上げていくために次のチェックした後のアクションを起こしていってもらっている、そのようにアクションも起こしてもらっていると考えてよろしいですか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  はい、そのとおりでございます。  以上でございます。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。じゃ、そのチェックのやり方があるということがはっきり分かりましたので、しっかりとそこをチェックしていただいて、次々と入っていただけるような形というのをつくっていただいて、黒字化を、収支均衡、コロナが終わった後もしっかりとその辺をしていただきたい。  あと、もう一つ、老朽化のことだけ少しお聞きしたいんですけれども、建物の老朽化というのはもちろん大変進んでいるわけで、それを、監査の指摘の中にもあったところなんですけれども、配管の更新工事ということに関しては、今後は更新ではなくて建て替えに向けた議論を進めていくということで病院のほうは進もうとされているということですが、やっぱりこれは、とはいってもこれだけ老朽化しているのですから、日々保全していかないと、いきなり駄目だとなったときには、入院の患者さんにももちろん被害が及ぶこともあれば様々なことが想定されると思うんですけれども、そのあたりは、老朽化の配管更新なんかに関することで計画的な保全という計画なんかは立てていらっしゃるんでしょうか。 ○北野 委員長  今井経営統括部管理担当課長。 ◎今井 経営統括部管理担当課長  今まさに、毎日、結構潰れているところがあります。ですから保全計画に基づいて、例えば明らかにあと数年で、例えば3年か4年ぐらいでもうこの機械壊れるよというようなやつはきっちりとそこの保全計画に組み込んでいますので、それは保全計画の中で対応していくということです。  それと、もう一つは、ちょっと時期がいつ、本当にこれを直すか、それともメンテナンスをして続けていくかということで悩ましい機械が何台かあります。例えば平成18年に更新した熱源機器なんかがあるんですけれども、これが大体耐用年数25年なんで、もう今15年経過しています。あと10年ぐらいならメンテナンスでずっと逃げていけばいいかなと思っています。そのメンテナンス費用も大体500万から1千万ぐらい毎年かかるんですけれども、ただ、更新するとなれば3億とか4億かかってくるんで、これをどうするかということが悩ましいなと思っています。  ですから、そういう、時期が見えているのに更新するというのが一番もったいない話で、二重投資になってきますので、できるだけ早い時期に建て替えするならばいつ建て替えるんだということを明確にしていただければ、そこを目標にして、コントロールポイントにして、ずっとグラフが下りていってゼロになるような形でメンテナンスをしていきたいと思います。  もう一点は配水管類です。これは去年劣化調査しましたけれども、大体年間57件ぐらいの漏水事故が起きているんで、1週間に一遍はどこかで、ちょっとしたピンホールで水が漏れているようなことは起こっています。それ以上にやはり老朽化は進んでいますので、例えば先月起こった事件というのは、5階でトイレの便器を取り替えなあかんというようなことが起こりました。手前のバルブを閉めようとしたらそのバルブが閉まらない。そうするともう一つ大きいほうのバルブを閉めなあかんということで5階が1時間半断水したというようなことで、トイレのちょっとした修繕をするだけでもそういう影響が出てきますのでどんどん大きくなっていくわけです。給水・給湯、そういう管類に関しては。ですから、これはやはりどこかで本当に早急に、患者さんの入院している部分だけでもいいですので、可能な限りその辺だけでも修理はせなあかんと思っています。なので、それはちょっと今、技術吏員、技術屋さんも入れて計画を立てているところでございます。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  今の答弁はすごく大きな危機を私も感じるところです。入院患者の皆さんにとっても1時間半ほど断水するというのは、そんな普通にあっていいことでは絶対ないと思います。診療にももちろん、そこはどこでなるか分からないとなったときには大きく影響してくることだと思いますので、病院で患者の皆さんが安心して医療にかかっていただきたいともちろん思いますし、医師の皆さん、看護師の皆さん、働く皆さんも安心してそこでお仕事をしていただきたいというふうに思うところから、早急にそこは、大きな資金がもちろん必要になってくると思いますけれども、それをやっていかないと、病院の安全性ということは最も大事なところだと思いますので、やっぱりそこは、今後の収支計画なんかも大きく関わってくることだと思いますが、今日はここまでしか聞きませんけれども、これからしっかりとそのあたりを踏まえて慎重に検討していって、安全な病院であり続けるためにどうするべきなのかというのを、今後のこともしっかり考えていただくようにお願いします。  以上です。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  先ほど浅谷委員から御質問いただきました令和3年度の平均在院日数でございますが、9.7日でございます。  以上でございます。 ○北野 委員長  それでは、ほかに質疑はありませんか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ありがとうございます。随分いろいろ質疑がありましたので、重ならないところだけ何点かお聞きをしたいと思います。  今回の質疑でも、今回提出していただいた目指す病院像でも繰り返し示されているとおり、当たり前のことですけれども、医業収益を高める取組を強化して収支が安定した着実な病院経営に努めること、それが最優先課題であると。そのためには、先ほど来出ている入院単価の増加と、地域医療機関との連携強化を図り、紹介患者を増やすなど新規患者の獲得に取り組むこと、この2点が最重要課題であるというようなお話は当然のことだと理解をするところですけれども、その上で質疑事項に挙げさせていただいたのが、経営改善に向けた取組と、当該年度、今回は令和3年度なので、それら優先課題の取組とか、医業収益、つまるところ経営改善に向けてどういうことに具体的に取り組んだのか、また、どういったことに取り組んだことによって成果に結びついたのか、それとともに成果に結びつく見込みがあるのかというのを知りたいんですけれども、端的に何点か答弁をお願いできますか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  令和2年度に8つのプロジェクトを開始しまして、その取組方針に沿って事業を展開しましたり、そのほか、1日当たりの入院患者数をはじめとした4つのKPI、これを定めて取り組んできておるところですが、残念ながらのこの取組によってこれだけ改善があるというような端的な結果をお示しできていないのが現状でございます。  以上でございます。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  コロナ禍の中で令和2年、3年度の収支に関してはイレギュラーな、それだけではかれない部分があるのは当然です。先ほど来出ているように病院の皆さんが本当に命がけの状態で取り組んでいただいた中でのことなので、それに関しては本当に心から敬意を表するものなんですけれども、他市も同じこのコロナ禍の中で、この経営改善施策の取組状況を種々取り組んでおられるところは散見する次第なんです。いろいろ調べてみますと、やっぱり他市の市立病院、公立病院の取組状況を見ましたら、年度ごとに経営改善施策の取組状況、その中でもちろん収入増加施策、また費用改善施策のそれぞれの取組状況を、その内容、項目と、取組がこんなふうに取り組んだ、そしてその成果。もちろん、今、次長がお答えいただいたように、なかなか成果に結びつかなかったことは、特に令和3年度、当該年度は多いと思うんですけれども、そういうことも全部オープンにして、明らかにして、こういう結果ですよという資料は毎年作成して公表しているんですけれども、今回ちょっと資料請求はできなかったんですが、本院の場合は、そういう年度ごとのいわゆる経営改善施策の取組状況などは作成されているのかというところをお聞きしたいと思いますが、いかがですか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  現状、少し難しいところもあるんですけれども、今御指摘のとおり市立病院での取組の成果、例えば令和3年度でも新たな施設基準を得たところもありますし、逆に頑張ったけれども患者数が足りなかったというところもあります。市民の皆様にも分かりやすく御理解いただけるような方策といいますか方法がないか検討してみたいと思います。  以上でございます。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  今回、コロナ禍ということなので、なかなか作成は難しいというのはよく理解するところなんですけれども、かつて、数年前にそういう資料を見た記憶があって、委員会資料かどうかちょっと覚えてはいないんですけれども、こういう取組をしました。その結果こういう成果及び先ほど申し上げたような成果見込みがあります。達成をしました。ただ、この部分は達成できていないというような、そういうものが一目瞭然に分かるような一覧表というのを見た記憶が、間違いではないと思うんですけれども、あります。決算審査なので、当たり前のことですけれども、その当該年度の状況というのをやっぱり審査しないといけないので、そういう資料というのは必要ではないかなと思うんです。  先ほどほかの委員からも指摘があった、この監査の審査報告書でも指摘がありましたが、診療科別損益計算書もなかなか多忙な中でできていないということは、本当に状況は、その辺のことは考慮しながら分かるんですけれども、その上に立って、厳しいようですけれども、そういう判断基準になるような資料。この資料というのは作るのが目的ではなくて、市民の皆さんに公表する、またどういう取組をしているか、またできなかったかも含めて明らかにしていく、公表していくというところが大事だと思いますので、ぜひともその辺のところは、人手がなかなか足りなくて、皆さん、時間外勤務の指摘もありましたけれども、足りなければ雇ったらいいというような乱暴な言い方はできないですけれども、そういう専門の職員の皆さんにちょっと力を出していただいて取り組む必要があるのかなというふうに思いますので、そこのところはぜひとも、この厳しい中ですけれどもお願いをしたいと思います。  次に、先ほど出ていました新規入院患者数の増加についての取組の中で、当然ながら先ほどもありました入院日数の短縮を行って利用率を上げ、できるだけ空き床が発生しないように、いわゆる回転率をよくして新規患者を確保することがこのアップにつながるということだと思うんですけれども、全体のベッド数の回転数を上げるということもそうなんですけれども、診療科によってある程度ばらつきがあると考えるんですけれども、病床の割り振りについてはどのような対応というか、何か対策を講じたのか、その辺のところはお聞きできますか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  定期的に、病床管理委員会という西総長が委員長となったチームがございます。それでコアメンバーと、それから全診療科の部長を含めて審議をして、適正な、その診療科によって、ある一定期間の患者数を考慮し、定床というものを設けておりますが、それとあまりに大きく差異がある場合はそれを増減させて調整を図りながら、病院全体としての稼働を上げるという努力を年に数回、不定期にその都度行っております。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  不定期、その都度というのは増減を見ながらということで、診療科によっては、変な言い方をすると、稼げる診療科と、需要が多い診療科と、そうでもないというか、そうではない診療科とのバランスを取っているというふうに理解したらいいんでしょうか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  稼げるというところが主軸といいますよりも、患者ニーズというところがメインになるところでございますが、そういう視点を持ちながら病床管理及び定床の見直しに取り組んでおります。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  じゃ、その辺のところのバランスはしっかり取っていただいて、病床の割り振りについては、その辺の計画をしっかり立てながら、利用率を確保するために空き床が発生しないような形でしっかりと見ていただきたいということをお願いしておきますので、よろしくお願いいたします。  あと、もう一点は、紹介率、逆紹介率の増加に資する取組というのは具体的にどのような取組をされているのかというところで、この間のあり方のときにもちょっとお聞きしたんですけれども、いわゆる地域医療室の営業活動になると思うんですけれども、その辺のところをもう少し整理して、どんなふうな取組を今年度して、こういう効果が出ましたとかというようなことをお聞きできればと思っています。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  今年度は地域医療室のほうでコロナが落ち着いている期間にクリニックのほうに実際に訪問し、新しいメンバーもいましたので、先生と顔の見える関係を構築する取組を再開しております。院内におきましても、実際の紹介状のやり取りというところで、内容をやはり濃密に返書することが診療所の先生の信頼を勝ち取ることかなと思いますので、地域医療室のほうで、単にその件数を増やすだけではなく、その内容についてもできる限り濃くしていこうというアピールを医師のほうにしております。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その濃密の返信というのは具体的に何か取決めとかはあるんでしょうか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  まずは紹介をいただいて、受診してから、サンサンルールというものを地域医療室のほうで策定しまして、いち早く、返信するというのが、その期間を早めるというところです。その内容につきましても、診療科によってこういう検査をしていきますとか、治療にはこのぐらいかかりますということで一定のめどが立ったら、その内容を逐一、返書に入れるというような取組です。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  そんなふうにこまめにやっていただいていると。医療機関への挨拶回りですけれども、以前もお聞きしたかと思いますけれども、ドクターと地域医療室の担当の方とペアで何か回っておられるということをお聞きした記憶があるんですけれども、それは今もそんなふうな形で営業というか訪問等されているのは変わりないですか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  おっしゃるとおりです。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  その挨拶回りというのは、宝塚市内はもちろんですけれども、他市というか市外への訪問の開拓なんかもされているんでしょうか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  今年度におきましては、コロナ禍において久しぶりの訪問になりましたので全部宝塚市と聞いているんですが、過去には周辺市においても訪問実績が、特に新しくクリニックが開設されたりとかしたところには訪問していたと聞いております。 ○北野 委員長  西総長。 ◎西 総長  私、昨年7月に赴任したんですけれども、その挨拶も含めまして地域の方と一緒に10施設ぐらいクリニックを回らせていただいて、そのときには伊丹と、それから西宮の近隣のところで比較的紹介いただいているところも御挨拶に伺った覚えがあります。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  ありがとうございます。この間もちょっと触れた地域の医師会等の開業医の先生との信頼関係というところが、やっぱり顔と顔が見える関係を皆さん努力されているというのはよくお聞きするところですけれども、コロナ禍なのでなかなかフェース・トゥ・フェースでお会いする機会は難しい中ではありますけれども、地域の開業医の先生等の信頼をどう勝ち得ていくかということは非常に大切なことだと思いますので、その努力も継続してお願いしたいと思います。  あと最後に、改めて確認なんですけれども、雑駁な言い方ですけれども、宝塚市立病院が今後生き抜いていくというか生き残っていく方途として、市立病院にはこういう強みがありますよというような点をお聞きするとどういうことになるかということを、まずお聞きできますか。 ○北野 委員長  難波病院事業管理者。 ◎難波 病院事業管理者  1つには、兵庫医科大学のような特定機能病院、あるいは大学病院と強い連携を持って、診療内容のレベルでの情報交換もございますけれども、患者さん御自身を検査もしくは治療する段階で兵庫医大でやっていただく、あるいは兵庫医大の先生に市立病院に出向いていただいて手術をしてもらうとかいうような強い連携を既にもう始めております。あるいは、兵庫医科大学の患者さんなんだけれども宝塚市内に居住されていて、あるところまでは兵庫医大で治療したんだけれども、例えば当院のがんセンターでの放射線治療で、あるいは化学療法でという地固めをするときなんかには、極めて良好な関係でこちらが引き継いでさしあげているというようなことがあるかなというふうに思います。  以上でございます。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  あと、ちょっと違う観点というか、数年前に院外薬局に薬剤というか調剤を移行させたと思うんですけれども、その効果というか、宝塚市立病院が、薬剤というかその関係で何らかの成果というのが、数年前なので今年というわけではないですけれども、そういう何かここはこんなふうに強みとして打ち出せますというものがあれば教えてもらえますか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  当院の薬剤部が中心となって行っている取組のちょっと御紹介をさせていただけたらと思います。平成30年9月にNHKの「かんさい熱視線」でも取り上げていただいたことがありますが、高齢の患者さんは、多剤服用といいまして7剤以上の薬剤を常にお飲みになって、御飯かというぐらいの多くの薬を服用されています。多くのクリニックにかかっておられて、高齢者には注意しなければいけないお薬であるとか、あとは重複に注意しなければいけないお薬というものもその7剤の中に含まれている可能性があるということで、当院に入院される際に病棟薬剤師がそのお薬を見させていただいて、それで医師と相談しながら、このお薬は重複しているんではないかということで整理することができないかという取組を始めております。それは診療報酬にはついていないものでしたが、その取組が全国的にも評価していただいて、厚労省のほうでも徐々にその薬に対しての減薬に対して診療報酬をつけていただけるようになってきたというところでございます。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  そういうことをやっぱりもっと前面に出して、頑張っておられることですし、当初は今の御答弁にあったように診療報酬には反映されてなかったところが反映されるようになったというのは大きな成果だと思うんです。先ほど岡田次長が遠慮がちに成果ってなかなかないというふうなお答えがありましたけれども、そういったことも前面に押し出して、これ大事なことだと思うんです。この多剤投与の適正化を図ることというのは、やはり市民の健康を守っていく上で非常に大切なことだと思いますので、あとはかかりつけ医とともに、かかりつけ薬剤師との連携とか、地域で活躍されている薬剤師さんの声もあるんですけれども、地域の薬剤師さんとの交換留学なんかも、そういう声もお聞きしたこともありますので、そういう地域連携の一つの方途でもあるなと思いますので、適正な医療とか診察にもつながっていきますので、そういったこともどんどん前面に押し出していただければなというふうに思います。  そういった強みとか、宝塚市立病院だからこそと言えるような取組をさらに強化していただいて、それをもっと前面に押し出して周囲の公立病院との差別化をもっと明確に打ち出して、このコロナ禍という未曽有の難局ではありますけれども、それを何とか克服して、市民が安心して本市の市立病院で治療を受けることができるという地域から信頼される病院として、病院の全職員の皆さんと市当局が結束して取り組んでいただきたいということを申し上げて、質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  もう様々質問が出ていますので、なるべくかぶらないようにしたいと思うんですが、先ほどから少し出ておりましたけれども、施設の老朽化というところが宝塚市立病院の今一番抱える大きな問題だろうなというふうに思っていまして、指摘も今回決算のほうでも受けておるんですけれども、四、五年前ぐらいから度々劣化による漏水が発生しているということで、先ほど課長からも年57回とかあったというようなお話もあったんですけれども、ここ数年の実際の発生頻度といいますか回数というものと、あと、それによって休診をしないといけないことがあったのかとか、その影響額がどのぐらいあったのかというものは、何か取りまとめられておられますでしょうか。 ○北野 委員長  今井課長。 ◎今井 経営統括部管理担当課長  まず、漏水の事故の件数は年57件、これは令和3年の実績です。大きいものから小さいものまでありますけれども、単純に割ると1週間に1回はどこかで漏水が起きているということです。小さいものはポタポタ落ちているのが見つかって、そこを圧着ソケットで止めるということで何とかしのぐことができますけれども、蒸気配管なんかになりますと地下のピットの中でかなり高圧で噴き出しているということがあります。ですからトイレで手を洗おうと思うとお湯が出てくると、隣の給水管が温められていてお湯が出てくると、夏でも冬でも。冬はありがたいんですけれども、そういうこともあります。それを直そうと思うと、やっぱり蒸気を止めるために一晩かかるんで給食のための厨房に影響が出ます。今まで何とかそういう影響を最小限に抑えて修繕はしてきました。ただ、3年ぐらい前に薬剤部の上で水漏れを起こしたときは、コンピューターが3台ぐらいアウトになったんで、ざっとあのとき60万ぐらいの損害が出たと思います。  それと、こういうモグラたたきみたいな水漏れ工事をしていると、そのたびに業者さんを呼んできてやってもらわなあかんので、1回10万とか20万とかいうお金がかかってきますし、また、最初に私申し上げたようにバルブが利かないということになりますと、どうやって止めるんだといったら、最近知ったんですけれども、ドライアイスを持ってきて凍結させるんですね、管を、バルブが利かないところは。そうすると、それ1回だけで70万とかいう金額になってきます。それが例えばトイレのちょっとした水漏れを直すだけでもそのくらいの金額が飛んでいったりすることがありますので、いつまでこういうことをやるんかなということを感じることはあります。だから修繕費はかなりの金額になってきます。ちょっとあんまり具体的な修繕費の数値を今持ってなかったんで。出ていましたっけ、修繕費。ありましたか。すみません。
     たしか年間600万ぐらいはそういう小修繕でお金が要ったと思います。令和3年度で。  以上です。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  今、年間大体600万ぐらいかなというお話もあったんですけれども、この辺の数字がちょっとはっきりしないんですが、年間57回ぐらい令和3年実績があって、1回当たり10万、20万のお金がかかっているということで、今のお話だとこれまで休診をしないといけないようなとか病棟を閉鎖しないといけないような漏水事故というのがあまりなかったのかもしれないんですけれども、いつそういうことが起きてもおかしくない状況なんだろうと思うんです。  この間審査しました在り方の中にもありましたように、工事費で見ると5年7か月で37億、それに伴う、休診に伴う損失が69億ですかね、最大。ということは、要は工事しなくても、最大で、一番被害を大きく考えると60億以上の損失が出るようなリスクを今病院として抱えているという状況で、突然全館が使えなくなるということはないと思いますので、これが一気にかかるということはないですけれども、やっぱりリスクを考える上で、発生率というか発生の可能性と、その被害額みたいなところでリスクの高いところから手をつけていただく必要があるんだろうなと思うんですが、先ほどちょっと浅谷委員の話の中でも、あまり具体的な予防、もう今、予防保全というタイミングでもないんだと思うんですが、具体的にどういう形で取り組んでいくかというのがちょっと今見えない中で、あまりにもリスキーな状況にあり過ぎるなというふうな印象をやっぱり受けてしまいます。それはもう今言っても仕方ない状況のところまで来ているんだと思うんですけれども、何でこんなところまで来てしまった、放置されてしまったんかなというのが一番感じるところなんですが、その辺も踏まえて、今後、本当に漏水しないように、今、祈っているというような状況に僕は見えてしまうんですが、何か具体的に対応策というか改善策というか、その辺は検討することはできないんでしょうか。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  我々としてもそこが一番、今後の問題かと考えています。在り方の報告書にありましたようなかなり大きな規模の改修工事じゃなしに、少なくともここは絶対やらないと病院の生命線を止めてしまうようなことになるようなところが何点かあります。こういったところについては一定計画的にやっていく、病院としてできるだけ病棟を止めないような形で工事をやっていく、こういったことをちょっと研究していきたいと思っております。  以上です。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  建て替えに向けて検討している中で、二重投資にならないようにという配慮をされているというのはよく分かるんですが、先ほど島廣さんがおっしゃったように生命線を止めるような箇所というのもあると思いますし、先ほどパソコンに水かかって駄目になってというような、医療機器がそういう状況下にあるのかどうか分かんないですけれども、医療機器1台、水かかって潰れたら大変な金額になると思うんで、やっぱりここはどうしてもやらなあかんというところに関しては、仮に建て替えが決まってからでも直していくべきところは直していくべきやと思うので、その辺は発生してから、ああと言うんじゃなくて、やっぱりちょっと計画を進めていっていただきたいと思います。これは要望しておきます。  あと、経営というところでいうと、患者獲得というところがやっぱり市立病院としても一番大きな課題というか問題だろうなというふうに思っているんですが、今、実際、患者さんからのアンケートだとか質問箱みたいなものをされている病院さんって結構あると思うんですけれども、今、宝塚市の状況ってどういう状況になっていますでしょうか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  入院患者さん、外来患者さんに対して、年1回、患者さんアンケートを行っております。その中で、施設の清掃面であったりとか、それから接遇面であったりとか、あとは給食などの面であったりとか、多方面にわたってその評価をしていただけるようにアンケートを取っております。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  今、年1回ということだったと思うんですけれども、年1回、ちょっと大規模なアンケート調査というのも大事やとは思うんですけれども、本当に今、病院に限らずいろんな施設で、お客様ボックス、御意見ボックスみたいな形で情報を集めているところが多いと思うんです。病院なんかでも結構大きいところでやってはるところ多いと思うんですけれども、やっぱりそういう日々の小さな不満をお聞きして改善していくというのが経営をしていく中では大事なんだろうなというふうに思うんです。今、そちらに難波先生もおられますけれども、兵庫医大さんでも患者サービス向上委員会というのがされて、御意見ボックスを作って、代表的なものをネットで、こういう御意見があって、こういう御回答をしましたみたいなことを対応されているんです。宝塚市立病院としても、やっぱり日々のそういう患者さんのお声をお聞きして、それを改善していくというのが患者さんの満足度向上につながっていくと思いますので、それはぜひ取り組んでいただきたいなと思います。  というのが、私、今回、病院のことについていろいろ市民の方とお話しする中では、やっぱり市立病院に助けてもらった、ありがたい、感謝しているという御意見もあれば、もう二度と行かないという御意見もあるんです。やっぱりそういう御意見ってなかなか病院のほうには入りにくい御意見やと思うんで、そんな何か不満を感じたときにちゃんと酌み取れる体制というのをつくっておかないと、新しい病院をつくるにしても、経営体制を見直すにしても、市民が望んでいる方向とはまた違うものになるかもしれないので、それはこの決算の機にちょっと言わせていただきたいなと思いますので、それはぜひ取組をお願いします。 ○北野 委員長  島廣参事。 ◎島廣 市立病院経営改善担当参事  くわはら委員御指摘になられた点につきましては、我々も重々対応していきたいと考えております。意見箱は一応院内にございます。そういった意見箱を基に毎月患者サービス委員会というのも開催しております。そういう中で特に病院ができていない点、こういった点について、それをいかに改善していくかというところで院内でも共有していきたいというふうに考えています。やはり施設の老朽化に関するトイレの改修をしてほしいとかいう御意見が長年続いているのかなと思います。それ以外に処遇面でも、患者さんとの相対し方についても、できていない点、いろんな点を御指摘いただいていますので、各部門の職員が集まりまして、その内容について一つ一つ検討させていただいているというところでございます。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  今井課長。 ◎今井 経営統括部管理担当課長  先ほど御質問のあった修繕費ですけれども、令和3年の57件の修繕費は600万4,988円でした。失礼します。 ○北野 委員長  それでは、ほかに質疑はありませんか。いいでしょうか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第100号、令和3年度宝塚市病院事業会計決算認定についてお諮りします。  本件について、原案のとおり認定することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり認定されました。  しばらく休憩します。10分程度トイレ休憩したいと思います。11時5分再開で補正予算、次、行いたいと思います。お願いします。                 休憩 午前10時53分               ──────────────                 再開 午前11時05分 ○北野 委員長  それでは、委員会を再開いたします。  次に、議案第93号、令和4年度宝塚市病院事業会計補正予算第2号を議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案については、論点は設定していません。  質疑はありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  それでは、看護職員の処遇改善についてちょっとお尋ねいたします。  今回の処遇を改善されて賃上げされること自体、本当にいいことなんですけれども、この評価料に関して、これは患者数などで今想定されておられる賃上げ額に変動はあり得るんですか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  一定時期に届け出ますので、届出時点の直近の3か月程度の平均の患者数を取るものと思うんですが、その後の患者数が増えたり減ったりということで、所定より多い評価料になりましたり、少ない評価料になることもございますが、変動が多い際には改めて評価料の届出をし直すこととなっております。  以上でございます。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  増えること自体はいいんですけれども、少なくなる可能性もあるということですか、今の話でいうと。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  はい、御指摘のとおりでございます。ただし、長期間の中では一定ならされて、平均程度になるのではないかと考えております。  以上でございます。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  本来、処遇改善というのは安定した財源で行うべきことだというふうに思いますし、そうやって増減があるということ自体で処遇が改善というのは、本来の目的とはちょっとずれてくるのかなと思うんですけれども、仮にその減った場合、想定額よりも減った場合、このフォローというのは想定されておられるんですか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  本人、職員への支給額はあくまで固定をされておりますので、それに見合う収入が増減しながら長期間の中では落ち着いてくるだろうという見込みで、このたび導入しようと考えておるところでございます。  以上でございます。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  分かりました。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  この機会なので、今回、看護師の処遇改善ということなんですが、対象には理学療法士や作業療法士も入るということなんですが、今、コロナ禍で宝塚市立病院の理学療法士の皆さんや作業療法士の皆さんが足りているのか、足りていないのか、仕事量が増えているのか、減っているのかという状況と、それからあわせて、近隣市、理学療法士さんとか作業療法士さんって、今、若い方がすごい目指す職業の一つだと思うんですが、近隣病院との比較でどうなのかというところ、処遇の面でお答えいただけたらと思います。 ○北野 委員長  吉井課長。 ◎吉井 経営統括部人事給与担当課長  理学療法士、作業療法士の業務の負荷についてなんですけれども、患者さんと接する業務ということもありまして、もしコロナに感染したというときにはしばらくお休みを取るということになります。その場合には残っている理学療法士、作業療法士で対処することになりますので、その間につきましてはおっしゃるように業務の負荷が上がると思っています。特に残業時間が多くなっているとか、年休が取れないとか、そういったところまでには至っていないところでございます。  それから、処遇についてなんですけれども、近隣の病院と比較しましたところ、結論から申し上げますと大差はありませんでした。公立病院です。例えば、市立伊丹病院の平均給与月額ですけれども52万5,077円、平均年齢は40.5歳でした。当院につきましては53万4,812円、平均年齢は41.3歳でありまして、処遇に大差はないというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  ちなみに、理学療法士さんとか作業療法士さんにおけるコロナ前と今のコロナの中での業務量とか業務内容というところは、何か変化ってあるんですか。 ○北野 委員長  平田課長。 ◎平田 医事・経営担当課長  PT、OT、STそれぞれ努力しておりまして、大きな差はなく、今でも例えばベッドサイド及び院内をコロナに配慮しながらリハビリを行っております。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  そういうことも踏まえて、今回、対象にするかしないかとかいう議論もされたという理解でいいんでしょうか。看護師対象で診療報酬を伴わないにしても、一応こういう職種の方も処遇改善の対象ということにはなっているわけですよね。そういうしっかりとした調査もしながら、理学療法士さんとか作業療法士さんに関しては今回対象としないということが議論されたという理解でいいんでしょうか。 ○北野 委員長  岡田次長。 ◎岡田 経営統括部次長  そのとおりでございます。加えて御説明申し上げますと、今、委員からも財源にならないという御発言もいただいたんですが、いろんな医療技術職を対象にできるんですけれども、医師と薬剤師は対象にできないということになってございまして、当院の給与水準は薬剤師、作業療法士、理学療法士等全て行政職給料表を適用しておりまして、給与水準は同じということでございます。これも含めて検討したところでございます。  以上でございます。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  いいです。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。ありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)
     これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第93号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号、執行機関の附属機関設置に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について、論点は設定していません。  質疑はありませんか。  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  それでは、この議案は、当委員会に、厚労省からの委員構成としての文書の中に、市長もそのメンバーとして構成員の中に入っていたということでこれまで入れてきたものを、市長が委員会に諮問して答申をもらう形式であったということから、ここには市長が入ることはなじまないとして委員から外す。もちろんそのとおりでよいと思うし、この条例改正案に関しては何も申し上げることはないんですけれども、これが昭和53年からずっとこの形でやってこられたというところで、今回気づいてよかったですけれども、これまで、当然、市長が諮問する機関に自身が入るというのは、どう考えてもそれはなじまないかなと思うわけなんですね。調査した範囲で市長が入っているところがほかの自治体であるのかといったら、調査した範囲ではそういうところはなかったということで、今回、担当課がそれに何かおかしいんじゃないかということで気がつかれたというのを聞きまして、じゃ、同じようなことってほかには大丈夫というか、いや、どう考えてもこれはなじまないと思うので、ここに市長が入られるべきではないと思うんですけれども、そういったことはほかの委員会において、こういったことがないかのチェックとか、そういうことはもうされたと考えてよろしいですか。 ○北野 委員長  土屋企画経営部長。 ◎土屋 企画経営部長  本件の条例改正を機に、ほかの附属機関について状況を確認しました。市長が会長あるいは構成員となっている附属機関というのは3件ありますが、これらはいずれも法により市長が会長あるいは附属機関構成員として入るということが定められている、必須になっているものであります。それ以外はございません。  以上です。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。チェックしていただいたんだったら、それでもうこういうことがないということが確認できたので結構です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  池田委員。 ◆池田 委員  すみません、ちょっと1点だけ答えてもらいたいんですけれども、今回、この議案自体には何も問題ないと思っているんですけれども、委員長を省かれたことによって8人から7人になるというところで、1人を補充しないという理由のところと、必要に応じ臨時委員を若干名置くという、その必要に応じのところのガイドラインみたいなのがもしあるんであれば、そこをちょっと教えてほしいなと思っているんです。もし、なければないで結構です。 ○北野 委員長  佐藤健康推進室長。 ◎佐藤 健康推進室長  この委員数が減少するということで1名増員しないかという点なんですけれども、資料の中にも書かせていただいたんですが、他市の状況等を見比べますと、あえてもう一名ドクターを入れていく必要性があるかといえば、今のメンバーの中で、いろんな形、いろんな立場での御参加をいただいていますので、あえて追加をさせていただく必要はないかなというふうに思っております。  それともう一点、ガイドラインのようなものなんですが、それはございません。  以上です。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。他市の事例を鑑みてというところも当局の判断だとは思うんですけれども、恐らく今後、健康被害というところの事案というのはいろいろ増えてくるのかなとは思っているので、純粋にちょっと聞いてみました。今ので理解しましたので、ありがとうございます。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。ありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第94号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第96号、宝塚市立口腔保健センター条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について、論点は設定していません。  質疑はありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  診療所と相談センターが、今、場所が分かれているということで、それによるデメリットをお聞かせください。 ○北野 委員長  佐藤室長。 ◎佐藤 健康推進室長  これまで移転先については、市が保有する施設であったり、民間施設も含めてずっと検討して、今回の民間施設に行き着いたという経緯があります。なかなか適当な物件が見つからなかったというふうなこれまでの経緯を踏まえると、最終的に公共施設にというのも、すぐに見つかるかなというふうなことはちょっと疑問には思っております。そういう中で、今回、歯科診療所を移転している健康センターにつきましても、築47年という年数がたっておりまして、築60年を見据えると、その時期には建て替えであったりとか、長寿命化を図っていくという必要性があると思っております。  ごめんなさい、失礼しました。デメリットの件についての御答弁をさせてもらいます。  施設分散のデメリットについては、啓発のイベントの際に、診療所で検診を行って、あと会議室で歯科相談を行うというふうなことで行ってきたものがございます。それが今までどおりの方法ではできないというふうなことがありますが、実施方法の工夫でそこは何とか対応できるかなというふうには思っております。  また、診療所と口腔保健相談センターが一体的にあったほうが、歯科医師会との連絡調整であったりとか協議が行いやすいというふうな側面はあるんですけれども、月1回の定例会であったりとか、これまでも相談とかはいろいろ、電話であったりとか、メールであったりとか、迅速に報告、相談をしてまいりましたので、連携という点では大きなデメリットはないというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  でも、将来的には、これ資料を一応見せてもらうと、全機能を市内公共施設内に確保できるまでと書いてあり、確保できるようにしたいという意向なのかなと思うんですけれども、それに間違いはありませんか。 ○北野 委員長  佐藤室長。 ◎佐藤 健康推進室長  はい、そのように考えております。最終的には一体的にというふうに思っております。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  今回の移転先のアピアの契約期間が令和4年10月から令和9年9月までというふうになっているのかなと思うんですけれども、移転予定が令和4年12月ということで、5年間借りるというような契約になっているのかなと思うんですけれども、この5年間の間に全機能を集中させる施設を探していくか、何かそういった計画はあるんですか。見通しというか。 ○北野 委員長  佐藤室長。 ◎佐藤 健康推進室長  先ほど少し御答弁をしてしまったところがあるんですけれども、これまでの経緯を考えると、適当な物件というのがすぐに見つかるかというと、なかなか難しいだろうというふうに思っております。健康センターについても築47年が過ぎているというふうなことで、最終的に築60年になるそのあたりでは建て替えもしくは何らかの形で検討していく必要があるので、そのあたりのときに口腔保健センターについても併せて検討していきたいというふうな思いは持っておりますので、その5年間のうちに必ず移転先がというふうなことは、なかなか今、見通しが立たない状況ではあります。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  この口腔保健の診療所なんかでいうと、私も何回か、例えば障がいのある方をお連れさせていただいたりとかいうことで、本当に利用しやすいところなんです。そういった意味では相談センターが一体となってないと、やはり患者さんも不便に感じはるところもあると思いますので、相談センターと診療所が一体化となるような建物といいましょうか、そういったことを見通していただけたらと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  池田委員。 ◆池田 委員  それでは、1点お伺いしたいと思います。  資料1のところの4番なんですけれども、現在使用している口腔保健センターの土地及び建物について、令和5年度以降に建物を除却の上、売却予定というふうに書いています。これに対して、令和5年度をめどにということなんですけれども、除却費用の概算、もしくは売却費用の予定額というか見込み、もし分かっていればちょっと教えていただきたいんです。 ○北野 委員長  吉田経営改革推進担当部長。 ◎吉田 経営改革推進担当部長  今の御質問ですけれども、建物の解体費及び土地の売却費について、現時点での想定ということでお答えさせていただきたいというふうに思います。  まず、建物の解体費につきましては、現在の建物、延べ床面積が約730平米ほどございます。これでいきますと、約5,100万ぐらいになるんではないかなというふうに考えておりますが、ただ、アスベスト調査の結果によりまして、これが増加するということも想定されるというふうに思っております。  一方で土地の売却、これにつきましても、敷地面積が720平米ほどございますので、それに単純に令和4年、今年の路線価を基に算出をいたしますと約1億4,800万ぐらいということになります。ただ、これ、売却時に土地の鑑定評価等を取ってやっていくということになりますので、これについても金額が増減するものと考えております。  以上です。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。ありがとうございます。これを聞いた理由というのが、この建物自体に、今後、アスベストの使用の検査をされるということでしたけれども、その辺も踏まえてどういうふうに見られているのかなというところをちょっと知りたかったのでお伺いしました。聞きたいことは以上で結構です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  それでは、口腔保健センターの相談業務を行う相談センター、ここが、これまでずっと探してくださっていましたけれども、なかなか広さ的なこととか利便性などがちょうどいいようなところが見つからないというようなことを聞いておりましたので、やっと決まったのかなと思って安心しているところです。  ここで一つ確認しておきたいんですけれども、診療所の機能というのと相談の機能というのが口腔保健ではあると思うんですけれども、診療所はもちろん皆さんの直接の診療に当たってくださるということで重要なんですが、相談業務の重要性というのは市のほうはどのように考えておられますか。 ○北野 委員長  佐藤室長。 ◎佐藤 健康推進室長  口腔保健に関して歯科相談をするというのは非常に大事なことだと思っておりまして、もともと6月には歯と口腔の週間というのがありますので、そこに合わせて市民に歯の無料健診、相談事業を行っていたり、また歯科医師会主催の歯科保健相談というふうなことも月1回開催をしていただいておりますし、やはり医療だけではなくて、そこで御相談できないところを何らかの形でほかで受皿をつくっていくということは大事だと思っております。  以上です。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。市民の歯の健康というのが、行く行くフレイルとかいろいろ高齢になってもずっと続いていくことで、やっぱりそういったことを相談を受けたり、啓発という意味でも私もとても重要なことだと思っています。  ここで、今、歯科医師会の話も出たんですけれども、今回の相談センターについては、今までも歯科医師会に業務を担っていただいているというところから、その一部を歯科医師会の事務所としても使っておられた、費用なんかは案分しながらということでお聞きしていましたけれども、今回もそのような形だと思ってよろしいですか。 ○北野 委員長  佐藤室長。 ◎佐藤 健康推進室長  現在の口腔保健センターと同じような考え方で、歯科医師会が占有的にお使いいただく場所につきましては、面積案分で費用を頂くということにしております。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  分かりました。前回もそのことを申し上げたところなんですけれども、歯科医師会の事務所という形で一部をお借りするというふうに歯科医師会のほうでは受け止めていますけれども、そこで行う業務の大半というのは、市の事業に関する事務であったりとか、人員配置であったりとか、そういったことに使われるというような話も行っておられましたので、費用案分なんかの割合とかに関しても、そのあたりもぜひ勘案していただけたらというような意見を、これからも担っていただくために、市民の歯の健康のために尽力いただくためのこととしてお考えいただければと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  ごめんなさい、ちょっと繰り返しになるかもしれないんですけれども、アピアを借りているのは臨時的ということで、市内公共施設内に確保できるまでの間とあるんですけれども、今現在ないものが出てくるのってちょっと考えにくいと思うんです。先ほども質問あったと思うんですけれども、何かの建て替えとかに絡めるのか、どこかが空くのを待っているのかとか具体にないと、市内公共施設内に確保するという目標が立たへんと思うんですね、本来。だから、市内公共施設内で確保するということが明確な方針として出ている以上、何かしら対象があるのかなというふうに理解するんですけれども、もうちょっと何か踏み込んだお考えってないんですか。
    ○北野 委員長  赤井理事。 ◎赤井 理事  当初、現在の口腔保健センターのあったあの建物自体の耐震性の低さと老朽化の部分で、安全性も含めて業務をそのまま維持しながら移転する先を探すということで、今おっしゃったように、診療所の機能と事務所機能を含めた相談機能全てを公共施設でということで、既にある宝塚市内の公共施設でというのを探してきました。それで、診療所の機能に必要な面積といいますのが100から120が最低でも要ると。それと事務所と相談機能で、今回も歯科医師会の方々とお話しして80は要るということで、合わせて200平米の建物ということと、あわせまして、障がい者・児の歯科診療をやっておりますので必ず車が必要ということで、駐車場5台程度というような条件も含めた、そういった中で公共施設を探してきていたということがございます。宝塚市の公共施設マネジメントの方針の中でも、こういった業務はできるだけ既存の中に複合化させていくということもございますので、そういった視点も持って探してきました。ただ、それら全てを満たすところがございませんでしたので、民間の施設も含めてちょっと幅を広げて探してきました。  そういった中で、民間でありますと、やはり200平米の物件というのはかなり大きくて賃料も高くなるということと、駐車場も併せてということになるとさらに困難な状況になりました。また、イニシャルとしまして、民間の施設に診療台とか診療所の機能を設けますと、それに対するイニシャルコスト、これは公共施設でも同じように必要となるんですが、次、別のところへ移っていくときに原状回復させないといけませんので、それもかなりの費用がかかるということで、民間に診療所も含めた全機能を移転するというのは、経費も含めて、将来的に長期化すればするほど経費もかかりますので、これもなかなか難しいというような考えに至りました。  そういった結果で、ちょっと分散で、まず健康センターの中で最低限の面積を有する場所に診療機能だけを移して、相談機能をどこか別の公共施設の中でということも取り組んできたんですが、結果的になかなか見つからないので、今回、5年間の契約というような中で公共施設を探したということになります。  今、田中委員おっしゃったとおり、今後の中でその当てはあるのかと言われますと、公共施設マネジメントを進めていく中でそれに見合う大きな面積が出れば、それは一つの候補地になるというふうには考えております。そうでなければ、先ほど室長のほうからもありましたように、健康センター自体が築47年という状況で、60年を一定の期間と見ますと、健康センターの長寿命化も含めた今後の在り方という中で、その相談機能も含めて考えていくというのが一つの考え方になろうかと思っております。口腔保健センターだけを単体でどこかに建てるということになりますと、またそれはそれで新たな公共施設になりますので、今後の公共施設の考え方という意味では、できるだけ他の機能と併せた複合化の中で考えていく必要があろうかと考えておりますので、既存である公共施設の大きな面積の部分がマネジメントの中で見いだせるのか、または健康センターの中で今後考えていくかというような考え方の中で今後は動いていくということになると考えております。  以上です。 ○北野 委員長  田中委員。 ◆田中こう 委員  今後、健康センターの長寿命化というところも考えていく中で、敷地一帯、市立病院の話もありましたけれども、市立病院、健康センター、看護学校などといった総合的な建て替えというのも視野に入れているんでしょうか、この辺どうでしょうか。 ○北野 委員長  赤井理事。 ◎赤井 理事  健康センター自体に、実はもう一つ、休日応急診療所自体が以前上下水道局のところにありました。これも耐震化の問題で健康センターのところに移転したということで、いわゆる健康センターのところに医療とそういう健康、保健衛生上のものが集約されている形になりました。今後、あのエリア、先ほどおっしゃったとおり、市立病院の建て替え等も含めてあの辺り一帯が大きく変わっていくということも十分に考えられますので、年数的なことも含めて総合的に判断していく中で検討する必要があろうかというふうに思っております。  それと、そういったちょっと長期的な視点に立った場合、今回の相談センターのところも民間をお借りしておりますが、80平米という面積が仮に既存の公共施設の中で見いだされて、利便性等もよい場所であれば、相談センターだけは民間からお借りして賃料というのが発生するよりは、公共施設の中にあるほうが市としての負担も小さくなります。これは歯科医師会さんのほうの負担もそれなりに小さくなるという考え方もございますので、最終的には一体化というのは目指してはいく方向ではあるんですが、それまでの間はできるだけ利便性等も含めて、機能を維持しながら考えていくということも併せて思っております。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。よろしいですか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第96号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  ちょっと休憩します。                 休憩 午前11時38分               ──────────────                 再開 午前11時40分 ○北野 委員長  次に、議案第101号、工事請負契約、総合福祉センター空調設備更新工事の締結についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について、論点は設定していません。  質疑はありませんか。  川口委員。 ◆川口 委員  資料2として総合福祉センターを利用している活動団体のを出していただいて、112団体使っているということが分かりました。この中で、事務所等で利用していたりとか、月1回とか数か月に1回、定例会などで話合いをしているところについては代替とかも見つかるかと思うんですけれども、気になっているのは子ども食堂であったりとか空手教室など子どもたちが月何回か集まるような場合については、代替場所については配慮が必要だと思うんですけれども、この休館中の対応について、特に子どもたちが集まるような団体については具体的にどんな場所を提案しているのか。そして、もしそれが、使用料が今使っている場合よりもプラスになった場合とかというのはどういうような対応をするのか、お答えください。 ○北野 委員長  守川地域福祉課長。 ◎守川 地域福祉課長  現在総合福祉センターを利用されている登録団体に対しまして工事の案内通知を送付させていただきます。そうしまして、その通知と同時に市内の公共施設一覧を送付しまして、代替の施設については検討をお願いすることにしております。市内のそういった活動できる場所、地域食堂などで使われている方などには御迷惑をかけるかもしれませんが、御相談があれば近隣に利用できる施設がないかなど調整をさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  もう一点、もし使用料とかが今回使っているところよりもプラスになった場合とかというのは、市から何か補助が出たりとかということは考えていらっしゃるんでしょうか。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  今、この使用料は無料で利用しておられるんですけれども、なかなか御理解していただけるのは難しいかもしれませんが、今、その使用料について補填することは考えておりません。  以上です。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  最初にも話したんですけれども、子どもたちがやっぱり安全に移動したりとか、その迷いがないようにというのと、この子どもたちに対して活動している団体というのが、やっぱり困っている人たちであったりとか、居場所を求めている子どもたちが集まったりとかということがあるので、この5か月間って、結構、半年ぐらいなので期間長いと思うので、そのあたりは団体さんと丁寧な対応をお願いしたいのと、今まで通っているところからあまり遠くないような場所について探していただいて提案してもらえたらと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑ありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  まず、この福祉センターは福祉避難場所にもなっているかと思うんですけれども、この工事期間中の5か月間はどうなりますか。 ○北野 委員長  前田安心ネットワーク推進室長。 ◎前田 安心ネットワーク推進室長  福祉避難所の考え方につきましては、その施設がバリアフリー化されているか整備状況などを確認しまして、福祉避難所として適当と考えられる福祉施設などについて、順次、協定を結んで整備を進めているところです。また、取扱いとしまして、福祉避難所は、あらかじめ決められた施設にあらかじめ決められた方が避難するというものではありませんで、災害発生時の施設の状況、被災状況ですとか人員配置などの運営状況を確認した上で開設可能な施設が開設をして、避難が必要な方に避難をいただくという運用にさせていただいております。  以上のようなことから、総合福祉センターの代替施設ということでは福祉避難所は考えておりませんが、災害発生時に避難が必要な方が避難できるという状況を整備していくためにも、今後も協定先を増やしていきたいということを考えております。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  それから、今、川口委員もおっしゃった登録団体の件なんですけれども、これ毎週とか欠かさずやっておられる団体さんとかあって、例えば毎週やることで、例えば断酒会さんなんかはそうなんですよね、語り合うことで集まって、今日もお酒飲みませんでしたということを確認し合う場が必要なんです。それを、例えば市内の代替施設というか、公共施設一覧を渡すだけではなくて、やはり優先的に確保できるような対応というのが必要なんじゃないかと思うんですが、その辺の配慮というのはいかがですか。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  その辺は丁寧に御相談に応じたいと思っておりますので、丁寧に対応をさせていただきます。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  あと、ホールを使っておられたところもあったと思うんですよ。ジャズダンスとかね。それで障がいのある方たちがやっぱり通いやすくてやっておられて、多分毎週やっていたんじゃないかと思うんですけれども、そういったことというのは一定の広さも必要だというところもあるんですけれども、そういったことへの配慮というのも考えておられますか。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  先ほども申し上げましたように、近隣のそういった使えるような場所をこちらでも調べまして、またそういったところを御案内させていただくようにしたいと考えております。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  5か月間、団体さんが困らないような配慮をよろしくお願いいたします。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  池田委員。 ◆池田 委員  すみません、2点ちょっとお伺いしたいと思います。  純粋にこの5か月間の休館時の業務体制というところを再度御説明いただきたいんです。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  業務体制といいますと、ここを使っておられる社会福祉協議会のお話でよろしいでしょうか。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  はい。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  社会福祉協議会については、休館中にも使える部屋があるというふうに聞いております。そこの部屋で対応をしていただくんですけれども、これから工事業者のほうとも調整をしまして、協議の上、行いたいと思っております。  以上です。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。社会福祉協議会の役割というのがやっぱり大きいので、この休館中の体制がどうなるのかというところをちょっとお聞きしたかったです。  それで、今回のこの休館に伴って、市から例えば何らかの補填というのがあるのかどうかというところを教えてもらいたいんですけれども。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  今回の指定管理をお願いしています社会福祉協議会に対しましては、貸室料の部分になると思うんですけれども、無料の団体がほとんど使用されておりますので、今回この貸室料についての指定管理料については補填は行わない予定にしております。  以上です。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。今のちょっと言葉尻だけ取ると、それに対してはしないけれども、例えば人件費の面とか、何か別で補填する対象があるのかどうか、もう全般的にないのか、あるのかというところだけお答えいただければと思うんです。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  指定管理料につきまして、5か月間休館をするということになりますので、光熱水費とか、あと清掃とか、あと警備などの委託が入っておるんですけれども、その辺の減額というのが見込まれます。その辺については指定管理者の社会福祉協議会と今後協議をさせていただく予定にしております。  以上です。 ○北野 委員長  池田委員。 ◆池田 委員  分かりました。分かりやすく説明していただいてありがとうございます。  以上で結構です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中こう委員
    ◆田中こう 委員  この空調設備工事もそうなんですけれども、昨今、いろいろと公共事業をめぐっては、建設資材の高騰であったり職人不足なんかが言われていて、加えて今の円安の問題とか様々な課題があると思うんですが、どうなんでしょう、その積算価格というのは、ここ数年前と比べて上昇している傾向にあるんでしょうか、その辺、分かれば教えていただきたいんですけども。 ○北野 委員長  坂本建築住宅室長。 ◎坂本 建築住宅室長  昨今の社会情勢を受けまして、積算の価格というものは以前よりは上昇している傾向にございます。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  やっぱりなかなか公共工事も昔みたいにわんさか応募があるという状況でもない中で、必要なことというのはやっていかなければならないと思うんです。当然、だからといって工事をしない、設備入替えしないということにはならないんだけれども、その辺は一定考えていかないと、来年も再来年もこういう更新って続いていくわけですよね。だからある程度その先を見越して、本当にできるのかできないのか、だから先延ばしのほうがいいのか、前倒しのほうがいいのかということも検討していかなければならないと思うんですが、その辺はマネジメントとして検討はされているのかな。これに限らずですけれども。 ○北野 委員長  吉田部長。 ◎吉田 経営改革推進担当部長  施設の維持保全に関しまして、現在、我々が行えているのは予防保全というよりは事後保全というところが大きいかと思います。ですので、緊急的にどうしてもやらないといけないところ、それについてはいろいろ物価の上昇とかございますが、一定予算なども確保しながら対応していく。ただ、優先順位、あるいはほかの予算との関係で、それぞれ優先順位をつけながらということになりますけれども、そのような対応をしていく必要があるというふうには思っております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員、いいですか。  ほかに質疑はありませんか。  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  すみません、先ほどの答弁の中で、この資料と答弁だけ聞いていると、ちょっと勘違いされてもいけないかなと思うんですが、利用団体の中に無料にならない団体さんも多数入っているんじゃないかと思うんですが、先ほどの答弁だとほとんどが無料で御利用いただけるというようなちょっと答弁だったんで、もしこの表で、どこかでここから上は無料ですとか、ここから下は有料ですみたいな何か線引きがあれば教えていただきたいと思うんですが。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  無料になる団体なんですけれども、福祉団体とか、あと高齢者の団体、あとボランティア団体ということになっております。この番号でいいますと96番までが無料の団体になっておりまして、無料の団体が96団体、有料の団体が16団体という形になっております。  以上です。 ○北野 委員長  くわはら委員。 ◆くわはら 委員  そしたら、97番以降の方については正規料金で払っていただいていたという認識で大丈夫ですか。 ○北野 委員長  守川課長。 ◎守川 地域福祉課長  はい。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第101号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第107号、公の施設、宝塚市立養護老人ホーム福寿荘の指定管理者の指定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について、論点は設定していません。  質疑はありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  1点お聞きかせください。評価項目の中で身体拘束のところがあると思うんですけれども、これは何を問うているのか。何を尋ねているのかというか、団体さんに対してどういったところの確認を取ろうとしてこういった項目になっているのか、その辺ちょっと詳しく。というのは、計画しているのかどうかでいえば、計画していたらしていたでそれだけやし、なかったらなかっただけのことなんですけれども、言わば結構評価点が分かれているように思うんです。だからそこの部分と、あと、前回のこの同じ団体の評価集計表を見たときに、前回よりも得点率がちょっと下がっているのが気になっていて、その点も併せてどういった御認識なのかお聞かせください。 ○北野 委員長  田辺高齢福祉課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  身体拘束防止に対する取組を計画しているかという評価項目につきましては、こちら福寿荘、入所施設になっておりますので、そちらで身体拘束によりまして身体的、心理的に虐待を受けることを防ぐために、特殊性の中の評価項目の一つとして挙げさせていただいております。  具体的には、身体拘束というのは、身体的拘束であったりとか入所者様の行動を制限する行為となっておりまして、例えば徘回しないようにベッドとかにひもで縛ったりとか、あと、ほかの入所者様の迷惑行為を防ぐために部屋に閉じ込めるというか、そういった行為になるんですけれども、そういった行為を防止するという観点で特殊性に挙げさせていただいております。今回、こちらにつきましては、選定委員5名の得点は6点が1名で8点が4名という評価でございました。このことから、この評価項目につきましては、おおむね8点に近い評価をいただけたというふうに考えております。  もう一つの御質問です。前回との得点の違いなんですけれども、前回は特殊性の項目が少し多かったということで、そのあたりで点数の合計点に差が出ているのかなというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  一個一個の項目を見たときに、身体拘束に関して言うと、前回は得点率が84%、今回は76%かと思います。それで、前回の集計表で見ると結構数が多かったんですけれども、今回それよりも減っているんですが、同じ項目を並べて得点率を見たときに、上がっているのが3つだけで、あとの残りが若干下がっているんですよね。それがちょっと気になっていて、もちろん、最低点数を上回っているという点でいえばそうなんだけれども、前回よりも改善されていたりとかというところをちゃんと見ないと同じ評価表である意味がないと思うんです。そこの厳しさというのは持っておく必要があるんじゃないかと思うんですが、その辺はいかがですか。 ○北野 委員長  田辺課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  身体拘束防止につきましては、計画の中で、指定管理者の候補者から職員に対する高齢者虐待に関する研修を定期的に行って、拘束・抑制のない介護サービスに努めるというふうに御提案いただいております。実績としましても福寿荘で今まで身体拘束を行ったことはございません。現在も指定管理者なんですけれども、身体拘束を行わないように教育であったりとか研修を実施しているということで、このあたりは今回の得点につながっているのかなと思います。  委員御指摘いただきました全体を通しての得点のところなんですけれども、そちらにつきましては、今後、市のほうでも指定管理者モニタリング調査がございますので、御指摘いただきましたところを特に注視していかなければならないというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員、いいですか。  ほかに質疑はありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  そうしましたら、まず、選定については宝塚市の指定管理者選定要領に沿ってということで、それも見させていただきました。今、横田委員からもあったんですけれども、その流れで選定していると思うんですが、前回と比べて特に特殊性のところが大きく減っているんですが、10項目ぐらい項目、今回減っていますよね。その辺の理由って何かあるんですか。 ○北野 委員長  田辺課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  こちらにつきましては、前回の評価項目における特殊性の比重が大きかったことと、前回特殊性としておりました項目につきましては、現在特殊性以外の評価項目であります効果性であったりとか、管理運営能力、管理維持能力で評価できる項目もあったということで、そのことにつきまして選定委員会のほうに御審議いただきまして、今回、資料として御提出させていただいております答申書の別紙になるんですけれども、そちらの評価項目で実施することについて決定をしていただいたものになっております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  端的に言うと、前回あった項目は今回は必要ないと判断したという理解でいいですか。 ○北野 委員長  田辺課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  前回の項目で、例えば「入所者本位のサービスが提供できるよう計画されているか」でありましたり、「現在実施しているサービスや行事、クラブ活動等の継続、または向上させる計画はあるか」という項目があるんですけれども、そういった項目につきましては効果性のところの「サービス向上を実現する具体的な提案はあるか」というところに入れさせていただいているということで、前回、特殊性で評価させていただいているところは、効果性、管理運営能力、管理維持能力で評価させていただいていると思っておりますので、削除しているという形ではないというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  ちょっと気になるのは、これって業者さんを公募する前に先にこの内容って決めるわけですよね。その中で項目を減らすということは、何か1者ありきで進んでいる感をちょっと感じちゃうんですよね。業者がたくさん来るという前提であれば、項目はやはり前回のままいくんだろうなと我々思うわけですが、何かそこに配慮して、もう達成できているからこの項目は入れなくていいだろうというのが事前に考えられているような気がしてならないんですけれども、そういうことではないという理解でいいですか。 ○北野 委員長  田辺課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  委員おっしゃるとおりでそのような考えではない、整理させていただいたという感じです。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  それから、ちょっと別の件なんですけれども、改めてこの要領を見させてもらって、以前に、ちょっと私の理解では、次点の事業者は最低点を達成してなくても、その選定された業者に何かあったときは繰り上がるという御答弁をいただいていたと思うんですが、今回見ると次点の事業者も最低点をクリアしておかなければならないとなっているんすけれども、これいつからこうなったんですか。分かりますか。改定がずっと何年、何年とあるけれども、どの適用のところでそうなったのか、もし分かれば。 ○北野 委員長  田辺課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  指定管理するときにこちらで確認させていただいたのは、最新の令和4年4月の分を確認させていただいております。すみません、この更新時期については把握しておりません。申し訳ございません。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  またこれ後の議案でも確認したいと思うので、もし調べられたら今の間に調べていただきたいのと、それから、やはり前回でも少し議論になりかけたんですが、7割、6割というのがまず選定委員会の中で決められるということで、その7割にするのか、6割にするのかというところの基準がやはり知りたいんですよね。何かその辺、7割にする基準ってあるんですか。もちろん、その施設って、それぞれ単独では必要な施設、大事な施設なわけですよね。だからその項目に応じて7割であるべき、高い設定であるべきやと我々は思うんですけれども、今回、福寿荘は7割ですけれども、なぜ6割にしなかったのか、8割にしなかったのか、なぜ7割なのかというところをお聞きしたいんですけど。 ○北野 委員長  田辺課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  今回の福寿荘につきましては、入所者の方に食事であったりとか入浴、睡眠などの生活の場を提供する施設という特性を踏まえまして、また、過去の福寿荘の選定委員会においても必要最低点を合計点の得点率70%と設定しております。今回の選定委員会でもその件を御審議いただいた結果、合計点の70%を必要最低点として決定していただいたものになります。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  今の答弁を踏まえて、じゃ、次の議案のときに6割どうなのかというのをまた確認したいと思います。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  それでは、1つ、今回の指定管理者の選定の方法としては、選定方法を公募ということで選定していただいているんだと思います。公募であるにもかかわらず、そこに応募されたのが1者だけだったということで、この1者に決まったというようなことで、これも、この1者は平成25年からずっとここが受けておられるというような形だったと前回確認させていただいたところなんですけれども、これ公募であるというメリット、2者以上の者が応募された場合には、やっぱり競争性が働くということで、よりよいサービスが提供できる、そういったところを選定できるというメリットがあると思うんですけれども、今回の場合、前回も1者だけだったというように聞いたところなんですけれども、そういったときには、やっぱりそういう競争性というのは働かないというような形で今回選ばれることになってしまっていますけれども、そのあたりのことは市の担当課はどのように考えていらっしゃいますか。 ○北野 委員長  田辺課長。 ◎田辺 高齢福祉課長  市としましても、やっぱり公募しておりますので、複数の法人さんから応募を受けて選定を行いたいというふうに考えております。こちらの福寿荘につきましては、行政処分であります措置決定を受けた方が入所される施設となっておりますので、指定管理者さんの努力で入所者を増やすことができる施設ではないということも、なかなか法人さんが手を挙げるというか、応募いただけなかった要因の一つかもしれないというふうに考えております。ただ、委員さんおっしゃっていただいたとおり、1者だからといってサービスが低下してはいけない、そこは重要だと思っておりますので、1者ではあったんですけれども、入所者の皆様が安心して生活できるように、市と指定管理者が協力しながら福寿荘の運営をしていきたいと考えております。  以上です。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  そうですよね。この1者であったけれども、ここがしっかりと頑張ってくれるような形を市のほうは取っていくというような姿勢だと思うんですけれども、やっぱりこれって、できれば2者以上、複数であるということが望ましいというのは、やっぱりそうお考えだと思うんですけれども、そういったことで、応募してくるところがそうたくさんあるような内容のことでもなく、やっぱり難しい形ではあると思うんですけれども、例えば平成25年に募集されたとき、前回確認させていただいたら2者このときには応募があったというふうに聞きました。平成30年は1者であったというようなときに、例えばその2者、前回は応募されたけれども今回は応募されなかったというような団体に関して、たくさんあれば特に声をかける必要はないですけれども、たった1者になってしまったということで、その前回の1者に例えばお声をかけるとか、応募されない理由をお聞きになるとか、そういったことはなさっていますか。やっぱり担当課の努力という意味でそういったことはなさっていますか。 ○北野 委員長  前田室長。 ◎前田 安心ネットワーク推進室長  平成29年度に選定委員会を開催したときには、その前回応募してくださった法人さんにお声かけをするというところまではさせていただいてないという状況です。今回についても同様でございます。  以上です。 ○北野 委員長  浅谷委員。 ◆浅谷 委員  別にそこに応募してくれということは、そこまでは必要ないと思うんですけれども、やっぱりできれば複数であることが望ましいという、そういった意味での公募ですから、前回応募してくれたところがあったとしたら、やっぱりその応募しない理由なり何なりをお聞きになって、次回、じゃ、どうすればもっとたくさんのところが応募してくれるだろうかという検討などは必要だと思いますので、今後、そのことについては御検討いただきたいと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)
     それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第107号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  しばらく休憩します。再開は13時ということでお願いします。                 休憩 午後 0時10分               ──────────────                 再開 午後 1時00分 ○北野 委員長  それでは、文教生活常任委員会を再開いたします。  次に、議案第108号、公の施設、宝塚市立安倉児童館並びに宝塚市立安倉西身体障碍者支援センター及び宝塚市立安倉南身体障碍者支援センターの指定管理者の指定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について、論点は設定していません。  質疑はありませんか。  川口委員。 ◆川口 委員  議案第108号のところで、安倉の児童館について幾つか質問させてください。  児童館というのは、児童福祉法第40条に規定されている児童厚生施設として、ゼロ歳から18歳までの児童に健全な遊び場を提供する施設として昭和40年代から全国的に設置されてきていると思うんですけれども、この中で、どうしても児童館ってついているからか、子どもたち、中高生ではなくてそれよりも小さい子たち、あるいはその保護者たちの居場所のようなイメージがあるんですけれども、この安倉の児童館において、児童館の年代別でもいいですし、あるいは小学校、中学校、高校生というような区分があればその区分でもいいんですけれども、その年代別の利用率と、あとは中高生への支援というか、中高生のサードプレイス的な居場所としての児童館というのも大切だと思っているので、中学生以上が利用しやすい工夫というのが何かあればお答えください。 ○北野 委員長  谷川子ども家庭支援センター所長。 ◎谷川 子ども家庭支援センター所長  安倉児童館の利用率でございますけれども、昨年度、令和3年度の利用率につきましては、利用者数が合計8,652人ございまして、そのうち子どもの利用が6,607人、全体の約76%、保護者の利用が2,045人で約24%となっております。  子どもの内訳でございますけれども、就学前の児童が2,256人、これは全体の約26%、小学生が3,555人、これが全体の41%、中学生が478人、全体の約5%です。高校生年代につきましては、318人で全体の約4%となっております。やっぱりここ数年、利用率ですけれども、新型コロナウイルスの感染症感染防止対策といたしまして休館をしていたり、人数制限を行ったことにより、コロナ禍前と比較しては利用率が落ちているというような状況でございます。  2点目の中学生が利用しやすいような工夫はというところでございますけれども、児童館は通常5時まで開館しておりますけれども、月4回は開館時間を午後7時まで延長して、中高生が利用しやすいようにということで中高生タイムというのを設けております。また、子どもたちの健康増進だとか社会性の向上を図るために、卓球ができるとか、バドミントンができるなど、そういう運動ができる取組も積極的に進めております。  これらの活動のほかに、中学生の発達、子どもの部分を残しながら自立した大人に近づいていく一番難しい世代というふうに言われていますけれども、そういった発達の特性を踏まえながら、日常的にこの児童館職員が中高生の話に耳を傾け、相談しやすい雰囲気づくりというものを工夫することで、中高生の居場所となるようなことを日常的にしております。  以上でございます。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  今、最後のところの答弁であったんですけれども、やっぱり中高生が困ったときに、学校でもない、そして親でもないところ、誰か第三者的な地域の大人に相談できることってすごい重要だと思っていて、フレミラでも受付のところ、何かカウンターバーというふうに呼ばれていて、何もしなくても職員と話しに来ている中高生がいるというお話も聞いたので、そのあたり取り組んでいただけたらなと思っています。その職員のそういう福祉的な研修であるとかというのが定期的にあったりとか、あるいは職員の方が福祉職だったり、そういう児童厚生の専門職だったりということはあるんでしょうか。 ○北野 委員長  谷川所長。 ◎谷川 子ども家庭支援センター所長  児童館職員の研修は定期的に行っておりますし、児童厚生員の資格を取っていただくような研修もこちらから御案内して、児童館のほうで進めていただいております。  以上でございます。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  今、答弁を聞いて安心をしました。  あと最後、1点なんですけれども、うちの息子も中学卒業して、今、高1、高2なんですけれども、勉強する自習室として図書館でなくて児童館に行ったりとか、あるいは男女参画のセンターに行ったりとかということをしていたんですけれども、さっきの答弁で中高生タイムは火曜日、ホームページを見ると18時半とか19時、7時まで開けていると書いてあるんですが、これを例えば中間とか期末テスト前に1週間だけはずっと開けておくというようなことを考えていただくことというのは可能なんですか。 ○北野 委員長  谷川所長。 ◎谷川 子ども家庭支援センター所長  本当にそういうふうに臨機応変に開館時間を工夫するということは、今後検討していけばよいことかなというふうに思っております。一方、児童館の利用といいますのが、小学生が非常に多いというようなことでして、小学生の安全、帰路のことを考えますと、開館時間というものも一概に長くすればよいというものではございませんので、そういったことを総合的に踏まえながら、また時間のことについては検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  またよろしくお願いいたします。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  横田委員。 ◆横田 委員  評価表に関してちょっとお尋ねしたいんですけれども、先ほどの福寿荘では、身体拘束に関するような項目といいましょうか、チェックするようなところがあったと思うんですけれども、そのような虐待防止に向けた取組の有無に関してはどの項目でチェックされていますか。 ○北野 委員長  田中障碍福祉課長。 ◎田中 障碍福祉課長  今回の募集に当たりましては、募集要項におきまして、指定管理者が行う業務の概要という基本方針などに、利用者の状況に合ったリハビリテーションの計画の作成とリハビリの提供、あと、委員がおっしゃっていただきました障がい者虐待防止と身体拘束等のさらなる推進のため、従業者に対する研修の実施というような文言を盛り込んでおりまして、それらの点を踏まえた事業者の提案に基づきまして、選定基準の評価項目の中の公平性というような項目の中で選定委員会において評価、審査を行っていただいているという状況でございます。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  それは選考委員の皆さんも確認されて、当然その辺はチェックされているということですか。 ○北野 委員長  田中課長。 ◎田中 障碍福祉課長  選考委員会の中で文言、ここで追加をしておりますというふうな説明をさせていただいておりますので、当然委員の皆様もそこは承知していただいた上で評価をいただいているというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  横田委員。 ◆横田 委員  児童を預かる部分もそうですし、障がいのある方に対応するのもそうですけれども、時において気づかないうちに人権侵害してしまっているような部分というのは往々にしてあり得ると思うんです。その辺ではこういった指定管理のときに、いい意味での厳しさを持っていただけたらと思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  そうしましたら、福寿荘のときにも確認したんですけれども、最低基準の最低点数が60%、70%ということで施設によって違うと、初回の選定委員会で決定するということですが、その根拠的なことというのが何かあるんでしょうか。 ○北野 委員長  藤本健康福祉部長。 ◎藤本 健康福祉部長  7割、6割の件でございますけれども、先ほど養護老人ホームのときにも課長から御答弁申し上げましたとおり、養護老人ホームにつきましては、入所者の方が食事や入浴、睡眠、生活の場であるということと、特に夜間につきましては少ない人数の中で救急対応までもしないといけないというふうな、そういう特殊的な状況を有する施設であるということ。それと、今回募集させていただいたそれぞれの募集要項の条件としまして、養護老人ホームにつきましては、現に養護老人ホームまたは特別養護老人ホームを運営している社会福祉法人に応募くださいということで、実際に今現在運営しているところのみを募集、かけております。  一方、この議案の安倉児童館等につきましては、障害者総合支援法による生活介助事業を行った実績のある者ということで、現に行っている者までは限定はしておらない状況です。現に運営を行っておるところについては、やはりノウハウの蓄積も実績も直ちに確認できますので、少し生活の場というふうな状況も含めて基準点を高くさせていただいた。一方、この議案については過去実績ということで、今現在実績のないところでも応募がいただけるような形でしておりますので、ほかの指定管理案件と同様に6割という形で整理をさせていただいたものです。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  それは事前からそういう定めが要綱か何かで決まっているんですか。だから、今の説明は理解できるんですけれども、もともと、だから6割なんだ、だから7割なんだという決まったものがあるという理解でいいですか。 ○北野 委員長  藤本部長。 ◎藤本 健康福祉部長  そこまでやはり決まったものはございません。それぞれの選定委員会の中で判断をするという形になっております。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  だからそうすると、これから6割になったり7割になったりという今の根拠が変わる可能性もあるわけですよね。あくまでもそれは今回の理由であって、選定委員さんがそうじゃない考えを持たれたら6割になったり、65%になったりとなるわけですよね。だから市民にとっては、やはりハードルを上げてもらったほうが安心なわけじゃないですか。だからもう少し明確な数的根拠というのがあったほうがいいと思うんですよね。7割やったら7割に統一するとかという考えは持てないんですか。 ○北野 委員長  土屋企画経営部長。 ◎土屋 企画経営部長  まず、先ほど、この最低必要点数の記載を現在のような形で変更してつけたのはいつだったのかという御質問がございました。現在のような形で最低必要点数、またその設定について追記したのは、平成26年11月4日から適用したということでございます。  もう一点、この最低必要点数については、やはり選定委員会で定めるとしております。それはやはり個々の施設の状況であったりというのが違いますので、選定委員会の中で御議論いただきたいということなんですけれども、評価点として5段階評価をしております。標準的であるものというのが5点満点で3点、10点満点で6点ということで、6割というところを標準的であるものとしております。なので、この標準的であるものを最低点としているケースが多いというのが現状です。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  そうすると、他の指定管理の選定で7割のほうが特殊という理解で、じゃ、7割のところってどれぐらい、例えばどういう施設がほかにありますか。今の理屈でいくと、夜勤があったり、生活、僕、この2施設も生活の場やと思っているんですけれども、生活の場じゃないとは言えないですよね。だから、じゃ、7割のところというのがもう限られているということなんですけれども、もし分かれば、ここ以外にどこかあれば。 ○北野 委員長  土屋部長。 ◎土屋 企画経営部長  すみません、今、7割としているところがどこの施設であったかということまで、ちょっと資料がなくて申し上げることができないんですけれども、私も以前、幾つかのこういう指定管理の議案に携わりましたが、そのときに、やはり最低必要点を選定委員会で議論されたときに、あまり最低点を上げてしまうと公募しているのに広く手が挙がりにくいんじゃないかと、そういう意見も出て標準点である6割にすることもあったなということを、今、ちょっと記憶の範囲なんですけれども、思いました。  以上です。 ○北野 委員長  田中こう委員。 ◆田中こう 委員  だからそれも補完されてない、6割でも手挙がるところというのはないわけですよね。だからその理屈というのは成り立たなくて、結局は1者しか手が挙がらないところに、そういういろんな面でのハードルを下げているというのが結果になってしまっているじゃないですか。だからこそ上げるべきやと思うんですよね。そこは、手が挙がらないのであれば、福寿荘もそうなんですけれども、やはりどこかのタイミングで随意契約も考えたらいいと思うんですよ。そういう施設じゃないですか。その中で、安定した職員さんの雇用であったりする中で利用者への安心・安全につながっていくわけですよね。前議案の分なんかとりわけそうやと思いますわ。そこでいろんな利用者と、生活される方と、職員の皆さんと、施設との関係性って築けるわけですよね。だからそこは、そういう理屈でいくんやったら、もう公募じゃなくて随意契約で、話合いでよりよいサービスを提供していくと。これは、別に随意契約にしたからといって財政的に負担が増えるとは僕は思っていないんです。もちろん競争性というところの担保はなくなりますけれども、先ほど来の議論を聞いていると、やはり市民サービスというところに重点を置かれているというわけですから、1つはそこを考えていただきたいというのと、やはりもう少し調べていただいて、今の説明でいくと、ほぼ7割のところはないはずなんですよね。だから、もし出てきて、この6割と同じような考えに立つ施設であれば、そもそも今日御説明いただいた根拠がなくなるわけですから、だからそこの確認が取れてない中で今そこまで踏み込んだ答弁されるというのが、大丈夫かなと少し心配してしまうので、根拠が覆ることがないと理解しておきたいんですが、いずれにしても一旦そこは調査していただきたいというふうに思います。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  次の第109号と共通の部分はあるんですけれども、まず第108号に関して、この安倉児童館と両身体障碍者支援センター、この3つの施設を社会福祉協議会に、今回も公募による選定の結果ですけれども、公募が1団体だったから決まったということで、資料も出していただきました。その経緯ですね。そもそも、そもそもというか最初のときに、この機能が違う3つの施設を一くくりとして指定管理者として出したという経緯というのは、大分昔のことになりますけれども、どんなふうなことでこの3つを1つの指定管理者として公募したかというのをまず教えていただけますか。 ○北野 委員長  田中課長。 ◎田中 障碍福祉課長  今回、3つの施設が一括して指定管理という形になっておるんですけれども、大きな理由の一つとしては、その中の安倉児童館と安倉南の身体障碍者支援センターが複合施設であるということが挙げられるかと思います。施設として一体に運用しておりますので、物理的にも入り口が1つであるということもありますし、管理上の面から申し上げても同一法人であることが望ましいというふうに考えております。  また、階層は分かれておりますけれども、お年寄りの方と子どもたちがそれぞれ利用する施設という形になりますので、合同での事業というのも実は挙げられているんですけれども、交流であるとか、そういったところにもメリットがあるかなというふうに思ってございます。障がい者と子ども、こちらの交流の部分という形でメリットがあるというふうに考えてございます。  以上です。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  フレミラの場合も高齢者と子どもたちが大型児童館で、多世代、異世代交流という意味合いで非常に多様性を重んじるということで、非常にいいというか大事な取組だと思うんですけれども、指定管理者の選定としては別な形での選定委員会にかけておられるので、機能としては別に考えておられると思うんですけれども、場所が1つだから同法人が好ましいのかどうかというのも、それが駄目だというわけじゃないですけれども、その観点も今までは考えてはこられてなかったんでしょうか。同じ場所であっても機能が違うので、違う法人という形で提案するということは、今まで行政としてはそういう提案は試みられたことはあったのかどうか。 ○北野 委員長  吉田福祉推進室長。
    ◎吉田 福祉推進室長  おっしゃられたように、前回の選定委員会におきましても同様の意見のほうが委員さんのほうから出ております。市としましても、当時は複合施設というのが少なくて同一法人という指定を普通のようにしておりまして、先ほど課長のほうも申し上げましたけれども、やはり子どもから見ても、障がいのある方と毎日お出会いして対応されている市民の姿も見るというようなことで、やはり一体した形で、そういう子どもの学びにつながるというようなことも含めて、やはり一体的に法人が同じほうがよいのではないかというようなことも考えております。  あと、安倉南と安倉西なんですけれども、これは建物が別にございます。ただ、やはりかなり多い職員を抱えておりますので、お互いがヘルプといいますか、今回のコロナのようなことがございますとどうしても欠員とかが出ますので、その辺のお互いの協力体制も取れるということで、やはり同一法人というところが望ましいと考えております。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  今のお答えで理解はいたします。だから駄目とかというわけじゃなくて、そういう職員の皆さんのスキルの問題とか人の配置とかということを考えると、ノウハウのある社協さんにお願いする、お願いというか、その決定としては妥当であるとは思いますけれども、次の第109号にも通じることですけれども、特にこの第108号については、そういう特殊性のあることも加味した上でも、今回もしこれが選定されたら全部で20年以上同じ法人が担っていただくということ。そのことについては、もちろん行政としては、安定した運営にもつながっていくというようなことは、非常に市民の皆さんにも安心していただける部分もあるかなという思う一方、やはりマンネリ化というところの課題も残されていくのではないかなと。先ほど来出ている競争原理の問題もありますけれども、そのことについての当局としての受け止めをまずお聞きできますか。 ○北野 委員長  西垣子ども未来部長。 ◎西垣 子ども未来部長  今、委員から御指摘がありましたとおり、一般的に長く同じ指定管理者であるということで、これまでのやり方に固執するとか、あと新しい視点で物事を考えたり取り入れたりしていくということが難しい、いわゆるマンネリ化というふうな状況になるという心配はあります。ただ、子どもたちのニーズを的確に把握をしないといけないというようなこともありますし、指定管理者が様々な機会を活用して研修を実施したりするなどして、そのマンネリ化を防ぐために職員の資質向上には努めていただいているところです。  我々市としましても、適切な運営を支えるために、研修の機会を提供しましたりとか、あと、国や県から新しい情報が入りましたらそれを積極的に提供するなどしまして、できるだけ新しい風を感じつつ事業のほうを提供していただきたいというふうに思っております。  以上です。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  指定管理者制度を導入したことによって、5年間という期間、基本ですね、その法人によってとかその事業によって違うかと思うんですけれども、5年たって、次の例えば議案を出すときが5年後で、じゃ、次のときにもう一回、継続性の問題、安全性の問題、また時代に合った施策の問題等がいろんな委員からも意見が出るたびごとに、毎回これ、次の5年に向かってはもう少し営業努力というか、行政の皆さんが努力してというような意見も出るんですけれども、また5年後同じような議論が繰り返されてきたんではないかなというところもあります。なので、例えばモニタリングは、これ、たしかモニタリング評価が公開されていますけれども、これは毎年されていますよね、たしか。全部、どの事業も。一応お答えだけお願いします。 ○北野 委員長  西垣部長。 ◎西垣 子ども未来部長  モニタリングのほうですけれども、前年度の評価をその翌年度、昨年度の評価を今年度の春、5月頃評価をするというふうな形になっております。毎年度行っております。 ○北野 委員長  藤岡委員。 ◆藤岡 委員  先ほど来のマンネリ化についても、そのモニタリングの評価が出た時点で、きっと行政としては、行政が要求した水準をちゃんとクリアしているかとか全部見られているとは思いますけれども、いわゆる様々な業者というか事業者の参入に対しても、もう少し何か広い視野でもってそこのチェックをかけるというか、そういう努力も必要ではないかなと思うんですけれども、その辺のところは、今、何か努力されていることとかというのがあれば教えてもらえますか。個別に声をかけるとかというのはなかなか難しいと思うんですけれども、そういう業態をされている法人とかへの広報というか、お知らせというか、参入しやすい環境をつくるとかというようなことで、行政として心がけていることとか努力していることがあれば教えてください。 ○北野 委員長  西垣部長。 ◎西垣 子ども未来部長  公募に際しましては、市の広報誌、今年度でしたら6月号に募集記事を掲載しまして、また、市のホームページのほうにも募集情報を新着情報として掲載をいたしました。また、担当課のほうに募集要項を設置しましてPRにも努めたところです。募集要項とか、あと申請様式については担当課に設置をしているんですけれども、それでしたら取りに来ていただかないといけないということもありますので、市のホームページにデータを掲載いたしまして、来館、来庁していただかなくてもホームページ上で取得できるようにもしたところです。さらなる効果的なPR方法ということにつきましては、他市の状況、指定管理をどんなふうに公募されているかという状況なんかも確認しながら、今後取り組んでいきたいというふうに考えております。  以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第108号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  次に、議案第109号、公の施設、宝塚市立高司児童館の指定管理者の指定についてを議題とします。  本件については、既に当局からの説明は終わっています。  直ちに質疑に入ります。  本議案について、論点は設定していません。  質疑はありませんか。  川口委員。 ◆川口 委員  さっきの児童館のところと重なるんですけれども、ちょっとこの高司の児童館についても、年代別の利用率とか、全体の利用者数、内訳、お答えください。 ○北野 委員長  谷川所長。 ◎谷川 子ども家庭支援センター所長  高司児童館の昨年度の年代別の利用率でございますけれども、利用者数の合計が1万4,049人で、そのうち子どもの利用が1万1,212人で約80%、保護者の利用が2,837人で約20%となっております。子どもの内訳ですけれども、就学前児童が3,103人で、これは全体の約22%、小学生が7,295人で全体の52%、中学生が768人で全体の約5%、高校生が、少し少ないんですけれども、46人で全体の約0.3%となっております。安倉児童館と一緒で、ここ数年の利用率は、新型コロナウイルス感染症感染防止対策のため、少しコロナ前と比較して利用率は落ちているというような状況でございます。  以上です。 ○北野 委員長  川口委員。 ◆川口 委員  細かくありがとうございました。ちょっとまた個別で児童館のことについてはいろいろ聞かせていただきたいと思います。  今日は以上です。 ○北野 委員長  ほかに質疑はありませんか。ありませんか。                   (発言する声なし)  それでは、委員間の自由討議を行います。  発言の申出はありませんか。               (「ありません」の声あり)  それでは、自由討議はこの程度とします。  質疑に戻ります。  質疑はありませんか。               (「ありません」の声あり)  なければ、これをもって質疑を終結します。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「ありません」の声あり)  これをもって討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第109号について、原案のとおり可決することに異議ありませんか。                 (「異議なし」の声あり)  異議なしと認めます。  よって、本件は原案のとおり可決されました。  以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての案件の審査は終わりました。  今後、委員会報告書を作成し、10月5日水曜日午前9時30分から常任委員協議会を開催して、委員会報告書について協議したいと思います。  また、当日は、常任委員協議会に引き続き常任委員会を開催し、委員会報告書の決定を行いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これをもちまして文教生活常任委員会を閉会いたします。お疲れさまでした。                 閉会 午後 1時33分...