○
寺本義勝 分科会長 ただいまから
予算決算委員会都市整備分科会を開会いたします。
この際、申し上げます。各分科会における審査の分担等については、タブレットに掲載しておりますので、御承知おき願います。
今回、当分科会において先議案件として審査を分担します議案は、
補正予算4件であります。
それでは、審査の方法及び日程についてお諮りいたします。
今定例会におきましては、
新型コロナウイルス感染拡大防止のための議事運営として、審査の日程を局及び部ごとに設定し、審査を行うこととしております。
よって、当分科会の審査の日程については、本日これより
都市建設局のうち
都市政策部及び住宅部並びに交通局について、休憩を挟んで、
都市建設局のうち
公共建築部及び土木部並びに
各区土木センターについての審査を行い、審査の方法としては、議案について説明を聴取した後、質疑を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
寺本義勝 分科会長 御異議なしと認め、そのように執り行います。
これより、
都市建設局のうち
都市政策部及び住宅部並びに交通局に関する議案の審査を行います。
まず、議第20号「令和3年度熊本市
一般会計補正予算」中、当
分科会関係分について説明を求めます。
◎角田俊一
都市政策部長 左上に四角囲みで補と記載してあります令和3年度
補正予算予算決算委員会説明資料をお願いいたします。
まず、説明に先立ちまして正誤表を配付しておりますので、
都市建設局分に関連して申し上げます。
説明資料の266ページ、
土木総務課予算5番の
浸水解消対策経費、
事業内容の欄において、正誤表の最下段のとおり誤りがございました。訂正させていただき、おわび申し上げます。
それでは、説明に入らせていただきます。
254ページをお願いいたします。
こちらが総括表となってございます。今般、国の補正に連動しまして、道路及び河川の防災・減災、
国土強靱化対策などに伴う経費ですとか、
全国都市緑化フェアの開催に向けた経費について
増額補正をする一方で、決算調整による
減額補正も行いましたことから、255ページの最下段、
所管予算合計のとおり、総額で1億6,837万2,000円の
減額補正を計上しており、補正後の額につきましては428億356万9,000円となっております。
次に、256ページをお願いいたします。
繰越明許費補正でございます。
事業名のところ、
建築物耐震化促進事業をはじめとする全27事業について、それぞれ
繰越明許費補正を計上しております。先ほど申し上げました国の補正に伴い増額した事業のうち、来年度にまたがらざるを得ない約20億円程度が含まれたものとなっております。
次に、257ページ中段、
債務負担行為補正でございます。
池田町花園線外3線
整備経費について、令和4年度から令和6年度までの期間の延長をしております。
以上が一般会計でございます。
次に、その下の特別会計で、
公共用地先行取得事業会計及び
植木中央土地区画整理事業会計で総額7,538万3,000円の
増額補正を計上しております。
その下には、
植木中央土地区画整理事業会計の
繰越明許費補正を記載しております。
総括説明は以上でございます。
◎吉住和征 住宅部長 260ページをお願いいたします。
説明に入ります前に、本定例会より
予算決算委員会説明資料につきまして、様式が変更となっておりますので御説明いたします。
左から予算所属、款・項・目・事業名の記載がございます。その右側の区分につきまして、新規は
補正予算で新たに実施する事業でございます。復興は熊本地震からの復旧・復興に関連する事業でございます。コロナは
新型コロナウイルス感染症対策に関連する事業でございます。国補正は国の令和3年度
補正予算に連動した事業でございます。流用は流用により予算執行を行った経費が含まれている事業で、いずれかに該当する場合、表に黒丸が記載されております。そして、その右から
事業内容、補正前予算額、補正額、補正額における財源内訳が記載されております。
それでは、資料に沿って御説明させていただきます。
土木総務費でございます。
住宅政策課予算の2番、
被災マンション支援経費として3億5,353万1,000円の
減額補正を計上しております。これは、
被災マンションの解体工事中にアスベストの含有が確認されましたので、
解体工事期間が翌年度まで延長するため、補助金2億4,589万2,000円が減額となったものでございます。
また、別の
マンションにおきましては、
再建事業団による
事業計画決定に時間を要しているため、本年度の計画完了が見込めず、補助金1億737万円の減額となったものでございます。
以上でございます。
◎角田俊一
都市政策部長 続きまして、268ページ、
都市計画総務費の
交通政策課分でございます。
今回、まず一番上の行、3番で流用の丸がございますので、御参考までに説明させていただきます。
この3番、新
モビリティサービス検討経費は、MaaSの導入などの事業でございまして、今回の流用については、
AIデマンドタクシーの社会実験において増額することにより、期間を延長しまして、より有効な社会実験となることから、同一の目でございます6番のうち、
新型コロナウイルス感染拡大に伴い実行できなかった熊本港
フェスティバル経費から100万円を流用したもので、今回これら経費について、流用先では増額、流用元では
減額補正を計上しております。
続いて、4番、
港湾整備事業負担金でございますが、1億5,560万円を計上しております。これは、国の
補正予算に関連しまして、熊本港などの整備に関連し、
県事業負担金を増額するものでございます。
次に、中段の
市街地整備課の3番、
ウォーカブル都市推進経費の528万1,000円の
増額補正でございますが、これは、昨年12月に
歩行者利便増進道路の指定を行っておりまして、この中で、歩行空間に椅子やテーブルの設置が可能かを把握するための経費となっております。
次に、272ページ、
土木費災害復旧費でございますけれども、
震災対策課の1番、
宅地耐震化推進事業としまして14億6,981万5,000円の減額を、また、2番の
宅地復旧支援事業としまして2億1,167万8,000円の
減額補正を計上しております。これは、
宅地液状化対策工事や市民の方々の
被災宅地復旧に対する助成の申請実績に伴う減額でございます。
以上で説明を終わらせていただきます。
○
寺本義勝 分科会長 次に、議第27号「令和3年度熊本市
植木中央土地区画整理事業会計補正予算」についての説明を求めます。
◎角田俊一
都市政策部長 それでは、276ページをお願いいたします。
植木中央土地区画整理事業会計でございます。
今回事業進捗によりまして、
土地区画整理費及び公債費としまして4,671万7,000円の
減額補正を計上しております。
次に、275ページにお戻りいただき、同会計の歳入予算でございますが、
一般会計繰入金及び
土地区画整理事業債につきまして、歳出と同額の4,671万7,000円を減額するものでございます。
以上でございます。
○
寺本義勝 分科会長 次に、議第34号「令和3年度熊本市
交通事業会計補正予算」についての説明を求めます。
◎河本英典
交通局次長 交通事業会計補正予算について御説明いたします。
同じく
説明資料の280ページをお願いいたします。
今回
補正予算に計上しておりますのは、基本的には決算に向けての計数整理でございます。
まず、業務の予定量でございます。市電の乗車人員は当初比で63万人の減となっており、それに伴う運賃収入は8,012万4,000円の減となっております。今年度は、三度の
まん延防止等重点措置の影響などで利用者数が当初見込みよりも落ち込んでおり、運賃収入は当初比で6.5%の減となる見込みでございます。
続きまして、281ページをお願いいたします。
総括表でございますけれども、まず、経常的な営業活動である(1)の
収益的収支でございますが、収支差引といたしまして、補正後の額、
AプラスBの欄にございます8,521万円の損失を見込んでおります。
次に、設備投資などに関する(2)
資本的収支でございますけれども、収支差引といたしまして、補正後の額、
AプラスBの欄にございます4億8,794万2,000円の損失を計上しております。この収支差引の不足額につきましては、その下に記載しております財源により補填することとしております。
282ページ〜284ページにかけましてはその項目ごとの内訳、次の285ページはグラフで表したものになりますので、説明は省略させていただきます。
説明は以上でございます。
○
寺本義勝 分科会長 以上で議案の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
分担議案について、質疑及び意見をお願いいたします。
◆落水清弘 委員 少し詳しく教えていただきたいので、説明をお願いします。
272ページの
震災対策課の
減額補正14億円と2億円の件、先ほどの説明では内容がいま一つ分かりづらかったので、理由を明確にお願いできますか。
◎上村祐一
震災対策課長 御質問がありました272ページの
宅地耐震化推進事業及び
宅地復旧支援事業について、それぞれ御説明させていただきます。
まず、
宅地耐震化推進事業につきましては、約14億6,900万円ということで総額あげてございますけれども、このうち
工事請負費につきましては、当初、
地盤改良工法ということで、県の復興基金を活用した工事を計画しておりまして、これが52戸ということで住民の方から同意いただいて設計を進めておりましたが、最終的に施工の内容などを説明しますと、
カーポートをちょっと移設しなければならないとか、そういった理由などで、住民の方から取下げたいという申出があり、最終的には19戸になったということで、大きく減額になっているものでございます。
それとまた、
国庫補助事業を活用した
地下水位低下工法による工事の設計の見直しや入札残などを合わせまして、
トータル工事請負費が約11億円減額したものでございます。
また、先ほど
地盤改良工法で建物の工事費が減額になったものに伴いまして、建物の事前調査などの委託費も合わせまして2億円の減など、
移設補償費もそれに合わせまして減額になることから、トータル約14億円の
減額補正をお願いしたものでございます。
それと、2番目の
宅地復旧支援事業について御説明申し上げます。
宅地復旧支援事業は、これも県の復興基金を活用したものでございまして、申請者の工事に対しまして補助金を支給するというような形で事業を進めてございます。当初250件を想定しておりましたが、実際161件のことで補正をかけさせていただいて、やはり申請の取下げをしたいということでの申出があり、約2億円
減額補正というふうになったものでございます。
説明は以上です。
◆落水清弘 委員
宅地耐震化推進事業で52戸が19戸になったということで、市民が選ぶことですから、行政がどうのこうの言うことではないわけですけれども、イメージとしては、なぜこれほど数が減っているのかというのを教えていただけませんか。市民の声として。何の必要性がなかったということで市民が判断したか、教えていただけるとありがたいんですけれども。
◎上村祐一
震災対策課長 主な市民の取下げの理由としましては、先ほど申しました
カーポートを移設しなければならないということで、そういった大がかりな工事とは思わなかったという御意見がありましたりとか、やはり樹木とか門扉とかを一旦撤去して工事しなければならないということで、やはり大切な樹木で、もしかすると枯れてしまうといった御心配もある中で、もうそこまではしなくていいよというような御意見もありまして、我々もそういった御説明を受けて、取り下げに至ったというところでございます。
◆落水清弘 委員 説明には納得いたします。ただ、せっかくこういうことがありましたので、今後につきましては、前もって門扉を動かさないといかんですよとか、木を動かさなければいけないですよということを前もって説明していただけると、より一層市民にとってはありがたい施策となると思いますので、それをよろしくお願いいたします。
結構です。
○
寺本義勝 分科会長 ほかにありませんか。
◆
高本一臣 委員 いろいろ
増額補正、
減額補正があるんですけれども、ちょっと私も興味があるというか、ちょっと重要な事業だと思うので、1つお尋ねします。
261ページの
空家対策課の
空家等対策事業、補正前に比べて補正額が587万7,000円減額されています。約4分の1、26.2%減額されていますけれども、その理由をちょっと教えていただければと思います。
◎小山博徳
空家対策課長 ただいまの御質問なんですが、主な減額としましては、
危険家屋の
除却費補助を当初15件予定しておりましたけれども、現在7件の申請になっております。これは、
危険家屋に対する補助でございまして、申請はあったものの対象にならなかったというケースが主な原因でございまして、その経費が主な減額経費でございます。
以上です。
◆
高本一臣 委員
危険家屋を15件ぐらい把握していて、申請が7件ということで、ということは、その
危険家屋があって7件ということは、残り8件に対しては申請があっていないということなんですか。
◎小山博徳
空家対策課長 先ほど申しましたとおり、
危険家屋に対する補助でございまして、その
危険家屋度に達していないものがあったということです。
◆
高本一臣 委員 ありがとうございました。
この
空家対策事業に関しては、
空き家バンクの事業は入っていないんですか。そこもちょっとお尋ねします。
◎小山博徳
空家対策課長 空き家バンクに関しましては、予算というものはございませんので、直接の原因ではございません。
◆
高本一臣 委員 ありがとうございました。
ちょっと
空き家バンクについて質問しようと思ったんですけれども、この事業費に入っていないということで、また改めてどこかの機会でお尋ねしたいと思います。
○
寺本義勝 分科会長 ほかにございませんか。
(発言する者なし)
○
寺本義勝 分科会長 ほかになければ、以上で
都市建設局のうち
都市政策部及び住宅部並びに交通局に関する議案の審査を終了いたします。
この際、議事の都合により休憩いたします。
午前10時25分に再開いたします。
午前10時20分 休憩
───────────
午前10時25分 再開
○
寺本義勝 分科会長 休憩前に引き続き、分科会を再開いたします。
これより、
都市建設局のうち
公共建築部及び土木部並びに
各区土木センターに関する議案の審査を行います。
まず、議第20号「令和3年度熊本市
一般会計補正予算」中、当
分科会関係分について説明を求めます。
◎米村浩介
土木部長 それでは、まず、
道路橋梁総務費について御説明いたします。
予算決算委員会説明資料の262ページをお願いいたします。
主なものといたしましては、
土木総務課予算の6番、(植木町)
地籍調査経費及び7番、
都市再生地籍調査事業でございます。国の
補正予算を活用し地籍図、地籍簿を作成するなどの経費といたしまして、合わせて4,863万4,000円を計上しております。
次に、
道路橋梁維持費でございます。主なものといたしましては、資料の264ページの12番、
道路橋梁整備経費でございます。これは、国の予算を活用した
橋梁長寿命化修繕計画に基づきまして、
老朽化対策等の経費といたしまして4億360万円を計上しております。
次に、下段の
道路橋梁新設改良費でございます。主なものといたしましては、3番、(国県道)
道路橋梁改築経費(交付金)これは、国の
補正予算を活用いたしまして、国道501
号飽田バイパス等の
整備経費といたしまして6億85万2,000円を計上しております。