宇土市議会 > 2020-11-02 >
11月30日-01号

  • "一般会計歳入歳出決算"(/)
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  1. 宇土市議会 2020-11-02
    11月30日-01号


    取得元: 宇土市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-04
    令和 2年12月 定例会          令和2年12月宇土市議会定例会会議録 第1号                宇土市告示第122号令和2年12月宇土市議会定例会を次のとおり招集する。  令和2年11月2日           宇土市長 元 松 茂 樹  1.期 日  令和2年11月30日  2.場 所  宇土仮設庁舎 大会議室1.会期日程                         (会期16日間)┌────┬─┬───┬─────┬─────────────────────┐| 月日 |曜| 時間 | 会議名 |       内     容       |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|    | |   |     |開会                   ||    | |   |     |会議録署名議員の指名           ||11月30日|月|10:00| 本会議 |会期の決定                ||    | |   |     |市長の提案理由説明            ||    | |   |     |決算審査特別委員長報告          ||    | |   |     |質疑・討論・採決             |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月1日|火|10:00|特別委員会地域高規格道路促進等対策特別委員会    |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月2日|水|10:00| 本会議 |質疑・一般質問              |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月3日|木|10:00| 本会議 |質疑・一般質問              |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月4日|金|10:00| 本会議 |質疑・一般質問 委員会付託        |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月5日|土|   | 休 会 |(市の休日)               |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月6日|日|   | 休 会 |(市の休日)               |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月7日|月|10:00| 委員会 |総務市民常任委員会            |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月8日|火|10:00| 委員会 |経済建設常任委員会            |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月9日|水|10:00| 委員会 |文教厚生常任委員会            |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月10日|木|   | 休 会 |議事整理                 |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月11日|金|   | 休 会 |議事整理                 |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月12日|土|   | 休 会 |(市の休日)               |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月13日|日|   | 休 会 |(市の休日)               |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|12月14日|月|   | 休 会 |議事整理                 |├────┼─┼───┼─────┼─────────────────────┤|    | |   |     |地域高規格道路促進等対策特別委員長中間報告||12月15日|火|10:00| 本会議 |各常任委員長報告             ||    | |   |     |質疑・討論・採決             ||    | |   |     |閉会                   |└────┴─┴───┴─────┴─────────────────────┘2.議事日程 令和2年11月30日(第1号) 午前10時00分開議 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 議案第103号 宇土指定管理者の管理する公の施設に係る関係条例の整備               に関する条例について 日程第 4 議案第104号 税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収に関する条例及び               宇土後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例               について 日程第 5 議案第105号 宇土企業振興促進条例の一部を改正する条例について 日程第 6 議案第106号 宇土国民健康保険税条例の一部を改正する条例について 日程第 7 議案第107号 宇土河川使用料徴収条例の一部を改正する条例について 日程第 8 議案第108号 宇土市営住宅条例等の一部を改正する条例について 日程第 9 議案第109号 宇土入学準備祝金給付基金条例の一部を改正する条例につ               いて 日程第10 議案第110号 指定管理者指定について(網田レトロ館) 日程第11 議案第111号 指定管理者指定について(宇土健康福祉館) 日程第12 議案第112号 指定管理者指定について(宇土老人福祉センター宇土               市西部老人福祉センター) 日程第13 議案第113号 指定管理者指定について(宇土養護老人ホーム芝光苑,               宇土軽費老人ホーム(B型)芝光苑) 日程第14 議案第114号 指定管理者指定について(宇土マリーナ) 日程第15 議案第115号 指定管理者指定について(宇土網津公民館網引分館) 日程第16 議案第116号 指定管理者指定について(宇土市民会館) 日程第17 議案第117号 令和2年度宇土一般会計補正予算(第12号)について 日程第18 議案第118号 令和2年度宇土国民健康保険特別会計補正予算(第4号)               について 日程第19 議案第119号 令和2年度宇土介護保険特別会計補正予算(第2号)につ               いて 日程第20 議案第120号 令和2年度宇土漁業集落排水施設整備事業特別会計補正予               算(第1号)について 日程第21 議案第121号 令和2年度宇土後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)               について 日程第22 議案第122号 令和2年度宇土水道事業会計補正予算(第2号)について 日程第23 諮問第  4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについ               て 日程第24 諮問第  5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについ               て 日程第25 議案第123号 宇土市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する               条例について 日程第26 議案第124号 宇土市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条               例について 日程第27 議案第125号 宇土教育委員会教育長給与等に関する条例の一部を改正               する条例について 日程第28 議案第126号 宇土一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条               例について       報告第 13号 専決処分の報告について        専決第17号 損害賠償額の決定について 日程第29         決算審査特別委員長報告(質疑・討論・採決)3.本日の会議に付した事件 議事日程のとおり4.出席議員(18人)    1番 佐美三   洋 君       2番 小 崎 憲 一 君    3番 今 中 真之助 君       4番 西 田 和 徳 君    5番 園 田   茂 君       6番 宮 原 雄 一 君    7番 嶋 本 圭 人 君       8番 柴 田 正 樹 君    9番 平 江 光 輝 君      10番 樫 崎 政 治 君   11番 野 口 修 一 君      12番 中 口 俊 宏 君   13番 藤 井 慶 峰 君      14番 芥 川 幸 子 さん   15番 山 村 保 夫 君      16番 杉 本 信 一 君   17番 村 田 宣 雄 君      18番 福 田 慧 一 君5.欠席議員(なし)6.説明のため出席した者の職・氏名 市長      元 松 茂 樹 君   副市長     谷 先 淳 一 君 教育長     太 田 耕 幸 君   総務部長    杉 本 裕 治 君 企画部長    石 本 尚 志 君   市民環境部長  小 山 郁 郎 君 健康福祉部長  岡 田 郁 子 さん  経済部長    山 口 裕 一 君 建設部長    草 野 一 人 君   教育部長    宮 田 裕 三 君 会計管理者   野 田 恵 美 さん  総務課長    光 井 正 吾 君 危機管理課長  東     顕 君   財政課長    上 木 淳 司 君 企画課長    宮 崎 英 児 君   まちづくり推進課長                             加 藤 敬一郎 君7.議会事務局出席者の職・氏名 事務局長    野 口 泰 正 君   次長兼議事係長庶務係長                             牧 本   誠 君 議事係参事   永 守 未 和 さん  庶務係参事   松 本 浩 典 君                午前11時08分開会             -------○------- ○議長(中口俊宏君) ただいまから,令和2年12月宇土市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 日程に先立ちまして,事務局長事務報告をさせます。 事務局長野口泰正君。 ◎事務局長野口泰正君) 事務報告をいたします。 令和2年9月定例会以降,昨日までの議会内の行事につきましては,事務報告として議席に配布しておりますので御覧ください。 以上でございます。 ○議長(中口俊宏君) 事務局長の報告は終わりました。             -------○-------日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(中口俊宏君) 日程第1,会議録署名議員の指名をいたします。 会議録署名議員は,会議規則第125条の規定により,議長において,3番,今中真之助君,16番,杉本信一君を指名いたします。             -------○-------日程第2 会期の決定 ○議長(中口俊宏君) 日程第2,会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今定例会の会期は,本日から12月15日までの16日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) 御異議なしと認めます。 よって,今定例会の会期は,本日から12月15日までの16日間と決定いたしました。             -------○-------日程第3 議案第103号 宇土指定管理者の管理する公の施設に係る関係条例の整備に関する条例について △日程第4 議案第104号 税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収に関する条例及び宇土後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について △日程第5 議案第105号 宇土企業振興促進条例の一部を改正する条例について △日程第6 議案第106号 宇土国民健康保険税条例の一部を改正する条例について △日程第7 議案第107号 宇土河川使用料徴収条例の一部を改正する条例について △日程第8 議案第108号 宇土市営住宅条例等の一部を改正する条例について △日程第9 議案第109号 宇土入学準備祝金給付基金条例の一部を改正する条例について △日程第10 議案第110号 指定管理者指定について(網田レトロ館) △日程第11 議案第111号 指定管理者指定について(宇土健康福祉館) △日程第12 議案第112号 指定管理者指定について(宇土老人福祉センター宇土市西部老人福祉センター) △日程第13 議案第113号 指定管理者指定について(宇土養護老人ホーム芝光苑宇土軽費老人ホーム(B型)芝光苑
    日程第14 議案第114号 指定管理者指定について(宇土マリーナ) △日程第15 議案第115号 指定管理者指定について(宇土網津公民館網引分館) △日程第16 議案第116号 指定管理者指定について(宇土市民会館) △日程第17 議案第117号 令和2年度宇土一般会計補正予算(第12号)について △日程第18 議案第118号 令和2年度宇土国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について △日程第19 議案第119号 令和2年度宇土介護保険特別会計補正予算(第2号)について △日程第20 議案第120号 令和2年度宇土漁業集落排水施設整備事業特別会計補正予算(第1号)について △日程第21 議案第121号 令和2年度宇土後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について △日程第22 議案第122号 令和2年度宇土水道事業会計補正予算(第2号)について △日程第23 諮問第4号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて △日程第24 諮問第5号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて △日程第25 議案第123号 宇土市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について △日程第26 議案第124号 宇土市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について △日程第27 議案第125号 宇土教育委員会教育長給与等に関する条例の一部を改正する条例について △日程第28 議案第126号 宇土一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について        報告第13号 専決処分の報告について         専決第17号 損害賠償額の決定について ○議長(中口俊宏君) 日程第3,市長提出議案第103号から,日程第28,議案第126号までの26件を一括して議題といたします。 市長の提案理由の説明を求めます。 市長,元松茂樹君。 ◎市長(元松茂樹君) おはようございます。 本日ここに,令和2年12月市議会定例会を招集しましたところ,議員の皆様におかれましては,公私共に御多用の中に御参集をいただき誠にありがとうございます。 また,本定例会においても,感染症対策として,一般質問の時間短縮の決定をいただきましたことに対し,重ねて御礼を申し上げます。 さて,一旦落ち着きを見せておりました新型コロナウイルス感染症新規感染者が,再び拡大しております。とりわけ北海道や東京,愛知,大阪といった都市圏において感染者が急増しており,ここに来て国内の感染者数が過去最多を更新するなど,もはや第3波が到来したと言っても過言ではなく,気温や湿度が下がる冬場の流行拡大が危惧されております。 本県におきましては,新たなリスクレベル基準により,今月4日にリスクレベルレベル2警戒からレベル3警報に引き上げられ,感染状況拡大傾向にあるなど,厳しい状況が続いております。 これから,本格的な冬のシーズンが到来し,季節性インフルエンザの流行も懸念されます。本市としましては,インフルエンザ予防接種を推進するとともに,引き続き市民の皆様に,冬場での換気を含めた感染症対策への取組を徹底していただくよう,周知啓発に努めてまいりたいと考えております。 市民の皆様におかれましては,気を緩めることなく,感染症対策に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。 次に,先月1日から網田地区で試験的に実施しております,デマンドバス実証実験について御報告いたします。 このデマンドバスは,利用者が,利用したい日時や場所などを事前に予約し,同じ時間帯の人と乗り合って運行する公共交通機関であり,自宅付近まで送迎が行われる,いわゆるドア・ツー・ドアの移動ができるというメリットがございます。 網田地区においては,平成27年10月から,利用者数の減少によりミニバスのんなっせの運行を休止している状況であり,現在まで市内唯一ミニバス空白地帯となっていることから,地域住民の皆様には大変な御不便をお掛けしているものと認識しております。 このような中,今回の実証実験は,昨年9月,野口議員を会長とする7人の市議会議員の皆様で構成される網津・網田地区活性化推進議員連盟から,宇土市の新たな地域公共交通の在り方についての貴重な御提言をいただいたところであり,その後,同連盟と担当課による学習会意見交換等を踏まえ,ようやく実現に至ったものでございます。 この実証実験は,来年2月末までを予定しており,一定の効果が確認できた場合には,本格運行に移行してまいりたいと考えております。 今月27日現在,延べ53人の方々に御利用いただいておりますが,実証実験で一定の効果を検証するためには,より多くの市民の皆様に利用していただくことが不可欠でございます。 網田地区にお住まいの市民の皆様も,まだまだこの実証実験を御存じでない方も多くおられるものと推測しております。交通弱者にやさしいデマンドバスの導入は,今後,ますます高齢化率が高まることが予測される本市にとっても,新たな公共交通機関として大いに期待しているところでございます。 本市におきましても,引き続き利用拡大に向け,あらゆる機会を通じて,周知に努めてまいりますので,議員の皆様におかれましても,特段の御協力をいただきますようお願い申し上げます。 次に,今月15日に実施されました,宇土消防団による非常呼集訓練について御報告いたします。 この訓練は,昼夜を問わず,いつ発生するか分からない災害に対処することを目的とし,秋季全国火災予防運動の一環として,毎年実施しているものでございます。 当日は,市内各地区の消防団において,早朝5時のまだ夜も明けない中,訓練が実施されました。私自身も訓練に出席しましたが,団員の皆様の迅速かつ的確な行動,また,引き締まった表情を拝見し,非常に頼もしく感じた次第でございます。 消防団員の皆様におかれましては,本来の仕事や学業の傍ら,昼夜を問わない突然の出動や危険と隣り合わせの活動の中,本市の安全・安心なまちづくりのために御尽力いただいております。改めて心より敬意と感謝を申し上げます。 少子高齢化が進展する中,全国的に消防団員の確保が難しくなっている状況ではございますが,地域の安全の確保や地域の活性化のみならず,近年の大規模災害の続発により,消防団の果たす役割はますます大きくなっているものと認識しております。 本市としましては,これまで以上に消防団と連携を密にし,より強固な地域の防災体制の構築に努めてまいりますので,引き続き議員の皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 それでは次に,提案しております議案の主な内容について御説明申し上げます。 本定例会では,今月12日,議員の皆様へ議案書を配布しました後に議案内容が確定した案件がございましたので,議案書を二つに分けて提案させていただいております。 まず,議案その1は,条例関係が7件,予算関係が6件,人事案件が2件,その他が7件の22議案及び報告が1件であります。 これらについて,御説明を申し上げます。 議案第103号,宇土指定管理者の管理する公の施設に係る関係条例の整備に関する条例について。これは,指定管理者制度を導入している本市の公の施設について,使用料利用料金等の統一的な運用を図るため,関係する七つの条例を改正するものであります。 議案第104号,税外収入金に係る督促手数料及び延滞金徴収に関する条例及び宇土後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について。これは,税外収入金に係る延滞金の額について,地方税延滞金の額との均衡を保つため,関係する二つの条例を改正するものであります。 議案第105号,宇土企業振興促進条例の一部を改正する条例について。これは,地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展基盤強化に関する法律の改正に伴い,条例を改正するものであります。 議案第106号,宇土国民健康保険税条例の一部を改正する条例について。これは,地方税法施行令の改正に伴い,条例を改正するものであります。 議案第107号,宇土河川使用料徴収条例の一部を改正する条例について。これは,河川に係る占用料等及びその徴収方法を見直す必要があるため,条例を改正するものであります。 議案第108号,宇土市営住宅条例等の一部を改正する条例について。これは,市営住宅等家賃等に係る債権の放棄に関する基準を明確化し,滞納整理を円滑に行うため,関係する三つの条例を改正するものであります。 議案第109号,宇土入学準備祝金給付基金条例の一部を改正する条例について。これは,宇土入学準備祝金給付制度の円滑な運用を図るため,条例を改正するものであります。 議案第110号から議案第116号まで,指定管理者指定について。これらは,公の施設の指定管理者指定する必要があるため,地方自治法第244条の2第6項の規定により,議会の議決を求めるものであります。 議案第117号,令和2年度宇土一般会計補正予算(第12号)について。補正額は7億886万6千円を増額するもので,補正後の総額は256億6,165万9千円です。 補正予算の主なものについて御説明申し上げます。 歳入につきましては,所要の特定財源の計上,及び財政調整基金繰入金による予算の調製を行っております。 歳出につきましては,総務費では,電子納品管理システム導入事業新型コロナウイルス対策分)の計上,及びふるさと宇土応援基金経費等の増額を行っております。 民生費では,新型コロナウイルス感染症対策事業障害児施設給付サービス分)の計上,及び障害児施設給付サービス事業経費等の増額を行っております。 衛生費では,廃棄物減量化対策経費等増額等を行っております。 農林水産業費では,つつじヶ丘農村公園照明施設整備事業等の増額,及び緊急自然災害防止対策事業農業水路等長寿命化防災減災事業)の減額を行っております。 土木費では,被災宅地復旧支援事業(平成28年熊本地震復興基金)等の増額を行っております。 消防費では,五色山防災広場整備事業等増額等を行っております。 教育費では,花園幼稚園擁壁整備事業のほか,新型コロナウイルス感染症対策事業として,学校教育課分図書館分及び成人式経費の計上等を行っております。 災害復旧費では,令和2年7月豪雨災害対策経費史跡宇土城跡保存整備事業)及び令和2年台風10号災害対策経費都市整備課単独災害復旧分)の計上等を行っております。 公債費では,公債費元金を増額しております。 そのほか,繰越明許費について,電子納品管理システム導入事業新型コロナウイルス対策分)ほか16件の追加,及びみんなの家移設事業ほか1件の変更を行っております。 債務負担行為については,宿直・休日日勤業務及び電話交換業務委託に要する経費ほか21件の追加を行っております。 地方債については,花園幼稚園擁壁整備事業の追加及び健康福祉館施設改修事業ほか10件の限度額の変更を行っております。 議案第118号,令和2年度宇土国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について。補正額は7,982万6千円を増額するもので,補正後の総額は44億7,244万8千円です。これは,一般被保険者高額療養費負担金等の増額,及び国保事業費納付金等の減額を行っております。 そのほか,債務負担行為について,特定健康診査等業務委託に要する経費ほか1件の追加を行っております。 議案第119号,令和2年度宇土介護保険特別会計補正予算(第2号)について。補正額は53万8千円を増額するもので,補正後の総額は38億2,570万2千円です。これは,介護保険システム改修委託料の増額及び宇城広域連合負担金の減額を行っております。 議案第120号,令和2年度宇土漁業集落排水施設整備事業特別会計補正予算(第1号)について。補正額は32万円を増額するもので,補正後の総額は4,070万5千円です。これは,補助対象事業費の増額に伴う工事請負費の増額を行っております。 そのほか,繰越明許費について,漁業集落排水施設整備事業経費の追加を行っております。 議案第121号,令和2年度宇土後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について。補正額は23万8千円を増額するもので,補正後の総額は4億8,969万円です。これは,システム改修委託料の増額を行っております。 議案第122号,令和2年度宇土水道事業会計補正予算(第2号)について。収益的支出における補正額は59万4千円を減額するもので,補正後の総額は6億6,279万9千円です。これは,口座振替データ伝送サービス利用に伴う使用料の減額を行っております。 諮問第4号及び諮問第5号,人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて。これら2件は,人権擁護委員の任期が令和3年3月31日で満了となりますので,新たな委員の候補者を推薦するため,人権擁護委員法第6条第3項の規定により,議会の意見を求めるものであります。後任の委員の候補者には,福成寺託真さん,中松裕子さんをそれぞれ推薦したいので,何とぞ,原案どおり答申いただきますようお願いいたします。 続いて,報告案件を申し上げます。 報告第13号,専決第17号,損害賠償額の決定について。これは,宇土市長専決処分に関する条例第2条第1号で指定している事項について,専決処分を行いましたので,地方自治法第180条第2項の規定により御報告するものであります。 以上が,議案その1の概要であります。 続きまして,議案その2は,条例関係4件であります。 これらについて,御説明を申し上げます。 議案第123号,宇土市議会議員議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について。議案第124号,宇土市長等の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例について。議案第125号,宇土教育委員会教育長給与等に関する条例の一部を改正する条例について。これら3議案は,それぞれの条例において規定する期末手当について,国家公務員特別職の職員の給与改定等に関する人事院勧告に準じるため,条例を改正するものであります。 議案第126号,宇土一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について。これは,条例において規定する期末手当について,国家公務員一般職の職員の給与改定等に関する人事院勧告に準じるため,条例を改正するものであります。 この4件につきましては,期末手当の基準日が12月1日であることから,本日議決をいただきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 以上が提出しております議案の概要でありますが,本定例会には,最終日に議案3件を追加提出する予定でありますので,あらかじめ御了承をお願いします。 内容につきましては,庁舎建設事業において,一般会計と公営企業会計との間で,予算の組替えを行うための補正予算に関する議案3件であります。 これは,庁舎建設に係る災害復旧事業債の起債協議において,一般会計だけでなく,公営企業会計でも負担すべきと県から示されたことを受け,予算の調整を行うものであります。なお,関係機関との協議,及び対象経費の精査を要することから,開会日での議案の提出に間に合いませんので,最終日に追加提案するものでございます。 どうか,十分に御審議の上,適切な御決定をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中口俊宏君) 市長の提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております,議案第123号から議案第126号までの4件については,会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略し,直ちに審議したいと思います。 これに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) 御異議なしと認めます。 よって,ただいまの議案第123号から議案第126号の4件については,委員会付託を省略し,ただちに審議することに決定いたしました。 これより,議案第123号から議案第126号の4件について,一括して質疑を行います。質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) どなたもないようでありますので,質疑を終結いたします。 これより,議案第123号から議案第126号の4件について,一括して討論を行います。討論はありませんか。 18番,福田慧一君。 ◆18番(福田慧一君) 議案第126号,宇土一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。国家公務員の一般職員の給与改定等に関する人事勧告に準じて,市職員の期末手当を0.05引き下げるものであります。職員は災害復旧や新型コロナウイルスの影響から,市民の命と暮らし,営業を守るために必死に頑張っております。生活の面でも消費税が10%に増税され,苦しい生活をしているわけでありますし,こういう中での期末手当の引下げには反対をいたします。 以上です。 ○議長(中口俊宏君) ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) どなたもないようでありますので,討論を終結いたします。 これより,採決をいたします。 お諮りいたします。 議案第123号から議案第125号までの3件について一括して採決したいと思います。原案のとおり可決することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) 御異議なしと認めます。 よって,議案第123号から議案第125号までの3件については,原案のとおり可決することに決定しました。 次に,お諮りいたします。 議案第126号について採決いたします。原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成議員起立) ○議長(中口俊宏君) 賛成議員多数です。 よって,議案第126号については,原案のとおり可決することに決定いたしました。 ここで,換気のため暫時休憩をいたします。よろしくお願いいたします。             -------○-------                午前11時31分休憩                午前11時36分再開             -------○------- ○議長(中口俊宏君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。             -------○-------日程第29 決算審査特別委員長報告(質疑・討論・採決) ○議長(中口俊宏君) 日程第29,去る9月の本会議において付託し,閉会中の継続審査となっておりました令和2年議案第73号から議案第80号までの令和元年度歳入歳出決算の認定8件について,決算審査特別委員長から審査の経過と結果について報告があっておりますので,これを議題といたします。 特別委員長の報告を求めます。 決算審査特別委員長,佐美三洋君。 ◆決算審査特別委員長(佐美三洋君) 改めまして,おはようございます。 ただいまから,9月定例会において決算審査特別委員会に付託されました,令和元年度宇土一般会計歳入歳出決算及び各特別会計歳入歳出決算の認定に係る議案第73号から議案第80号までの8件について,審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 経過についてですが,まず,執行部に対し主要な施策の成果に関する説明書や各種資料の提出,及びあらかじめ本委員会から抽出しておいた事項について説明を求め,また監査委員の意見書なども参考にしながら,7回の委員会を開催し,慎重に審査を行いました。なお,審査を行う際には,予算の執行に当たって,議決の趣旨に沿って適正かつ効率的に行われたか,また,その結果,見込んだとおりの行政効果を達成することができたかという点を重視し,さらには,今後の行財政運営においてどのような工夫改善がなされるべきかという視点をもって審査を行いました。 まず,決算の概要について申し上げます。 初めに,一般会計について,歳入総額は174億8,542万円に対し,歳出総額は170億8,958万円で,差引き3億9,584万円の黒字となっております。また,翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額は,3億4,730万円の黒字となっております。 次に,財政指標についてですが,経常収支比率は95.5%で前年度より0.7ポイント増加し,過去5年間を見ても硬直化した財政状況は改善されておりません。 また,実質公債費比率は,前年度より0.4ポイント増加し9.8%,財政力指数は,前年度と同様の0.520となっております。起債現在高は197億5,501万円で前年度末より4,123万円の減額,各種基金の年度末現在高は63億7,723万円で,前年度末より2億1,343万円の増額となっております。 次に,特別会計について。特別会計は全部で七つありますが,その合計で申し上げます。 歳入総額は85億9,768万円に対し,歳出総額は83億2,527万円で差引き2億7,241万円の黒字となっておりますが,一般会計から五つの特別会計に10億7,992万円が繰り出されており,漁業集落排水施設整備事業特別会計では法定外繰入れが行われるなど,厳しい状況となっております。 以上が,決算の概要であります。 次に,歳入確保と予算執行について申し上げます。 一般会計の歳入総額は,前年度に比べ4.54%,8億3,068万円の減少となっております。自主財源については,前年度に比べ2億9,272万円減少しており,自主財源比率は昨年度に比べ0.02ポイント減少の34.82%となっております。また,不納欠損額は一般会計と特別会計を合わせて5,779万円に上り,前年度と比較すると1,118万円増加しています。 予算執行については,熊本地震からいまだ復旧復興のさなかにあり,極めて厳しい財政状況の中で,議決の趣旨に沿って適正な運用が行われており,おおむね所期の目的を達成したものと認められます。 次に,審査の過程における議論の中から,各委員からの様々な意見や質疑について主なものを申し上げます。 まず,経常収支比率について,委員から「一般的に経常収支比率が100%を超えると,自由な施策ができないと言われている。今後の推移として,令和4年度の経常収支比率は何も手立てを講じなければ104.9%で推移するとしているが,どのような対応を考えているのか。」との質疑があり,執行部から「今後,事業の必要性については,取捨選択を行い,縮小や中止も視野に検討していかなければならないと考えている。」との答弁がありました。それに対して,委員から「令和4年度までに経常収支比率94.0%以下を目標に掲げており,目標達成のため,歳出面では人件費の削減まで考慮しなければならないとあるが,人件費削減だけではなく,それ以前に財政健全化のために何をしなければならないのか,歳入歳出予算を全体的に見直し,取り組む必要があるのではないか。」との意見がありました。 次に,地方バス路線維持費補助金について,委員から「宇土-三角間路線に対する補助金の負担が大きい。この路線には,網田小中学校の通学としての利用もあるということだが,今後,導入が検討されているデマンドバスも視野に入れて,代替的な交通手段の検討を行ってほしい。」との意見がありました。 次に,空き家バンク制度について,委員から「未登記・未相続であることが原因で,空き家バンク制度に登録できない物件を利用したいと考える移住者が結構いるのではないか。空き家,空き地の物件登録を増やすためにも,登記のサポート等,きめ細やかな対応が必要だと思うので,今後,地域おこし協力隊等とも一緒に取り組んでほしい。」との意見がありました。 次に,コンビニ交付サービス利用実績について,委員から「本事業費に係る国と市の負担割合はどうなっているのか。」との質疑があり,執行部から「コンビニ交付サービス導入後3年間は,対象経費の2分の1が特別交付税で措置される。」との答弁がありました。それに対して,委員から「費用対効果を考えると改善の必要があるのではないか。」との意見があり,執行部から「マイナンバーカードの普及に比例してコンビニ交付の利用も増加していることから,マイナンバーカードの普及が広がれば,交付件数もさらに伸びていく可能性がある。今後もマイナンバーカードの普及促進に努めていきたい。」との答弁がありました。 次に,生活保護申請者・受給者数について,委員から「現在のところ,新型コロナウイルス感染症の影響で大きく増加している状況にはないという説明であるが,特に若者は,生活に困窮していても市役所等への相談に行かない傾向があると感じる。相談を受けやすい体制づくりをお願いしたい。」との意見があり,執行部から「福祉課には専門の相談員を配置している。また,社会福祉協議会でも生活困窮者の自立支援事業を行っており,相談も随時受け付けている。気軽に相談ができるよう市でも周知に努めたい。」との答弁がありました。 次に,単位老人クラブに対する助成金について,委員から「助成額はクラブの会員数によって決まっているが,活動実績に応じた助成金を上乗せするなど,老人クラブの活動を活性化する施策が必要ではないか。」との意見がありました。 次に,介護保険基金について,委員から「今後ますます高齢化が進むと,介護保険の利用者が増え,歳出も増加することが見込まれる。特別会計は独立採算制であることから,介護保険料の見直しも含め,基金の増額について検討してもらいたい。」との意見がありました。 次に,農業次世代人材投資資金について,委員から「新規就農者のサポートチームを構築しているとのことだが,本市において新規就農を考える場合,トラクター等の農機具を持っていないことがネックになっているという話を多く聞く。就農者育成のためには,例えば,JA等と情報交換をしながら,離農する農家の農機具の借用や,譲渡などのマッチングができないか。また,認定農業者になればいろいろな補助金もある。市からそういったサポートがあれば就農数も伸びると思うので,検討をお願いしたい。」という意見がありました。 次に,宇土南部2期農免農道について,委員から「以前から用地交渉が難航していると聞いているが進捗は。」との質疑があり,執行部から「今まで難航していた箇所については,相続人が海外にいる等の理由により,相続登記の手続きに時間を要していたためで,この度,当該物件について登記が完了した。今後は,網津地区の市道に接続する箇所までの実施設計が発注され,用地が確定する見込みである。令和5年度までの事業完了を目標にしている。」との答弁がありました。また,委員から「豪雨時の排水について,雨水が道路下の轟地区,緑川地区の集落に大量に流れ込んでいる。今後,市道に接続されれば,網津地区でも必ずそういった問題が出てくるので,集中豪雨の際の南部農免道路の排水対策を県に要望してもらいたい。」という意見がありました。 次に,農地基盤整備に対する受益者負担金について,委員から「平成17年の緊急財政健全化計画の際に,2%から10%に増額されている。経営が厳しい農家もあるので,平成17年以前の負担割合まで減額できないのか検討してもらいたい。」という意見がありました。 次に,地籍調査誤り修正の状況について,委員から「地籍調査の誤り修正に係る事業費の最終的な見通しは。」との質疑があり,執行部から「平成27年度から令和4年度までの誤り修正を完了させるために必要とする事業費の見込み額は,2億1,700万円程度と試算している。」との答弁がありました。それに対して,委員から「当該事業費は,全て一般財源からの支出である。今後,誤りを繰り返さないためにも,その原因と責任の所在を明確にするべきではないか。」との意見がありました。 次に,河川監視カメラについて,委員から「今年7月の球磨川の氾濫では,死亡者の8割が水死と聞いている。早期避難を促すためにも,河川監視カメラの設置状況について市民に広く周知すべきと思うが,現在の取組は。」との質疑があり,執行部から「市の広報紙や公式LINEなどで周知を行っているが,今後も梅雨前に改めて広報を行うなど継続的に周知を図っていく。」との答弁がありました。 次に,漁業集落排水施設整備事業について,委員から「現在の加入率は。また,加入促進のための取組は行っているのか」との質疑があり,執行部から「令和元年度末時点の加入率は59.8%。今後,地区への回覧と併せて,未加入者へは個別にチラシを配布するよう考えている。」との答弁がありました。これに対して,委員から「事業費は今後も増加する見込みであり,繰入金も発生している。加入者を増やすためには,担当者が未加入世帯に出向いて,個別に説明するなどの対策を取らなければ,なかなか加入率は上がらないのではないか。」という意見がありました。 次に,小規模特認校制度について,委員から「教職員の加配が望まれているとの説明があったが,可能なのか。」との質疑があり,執行部から「教育事務所をとおして常に県へ要望しているが,難しい状況である。」との答弁がありました。また,別の委員から「課題として3点挙げているが,1番大事な課題が抜けているのではないか。共働き家庭で,送迎ができない家庭は制度を利用したくても利用できない。市が制度をつくった以上,そういった不公平感は無くさなければいけない。」との意見があり,また,別の委員から「スクールバスの導入が必要ではないか。」との意見がありました。 次に,文化財の国指定に向けた取組について,委員から「轟泉水道については,新小路付近の水量が最近減ってきている。土中に埋設されている石管の詰まりや水漏れについて,市が調査する必要があるのではないか。」との意見があり,執行部から「今後,轟泉水道全域の測量を実施する予定である。測量後は,細部まで把握できるよう取り組んでいきたい。」との答弁がありました。 以上が審査の過程において,各委員から出された主な事項であります。 最後に,本市の財政状況は,大変厳しい環境下にあると言えます。今後,熊本地震からの復旧事業に対する起債の償還も始まるため,これまで以上の厳しい財政状況が続くと思われますが,限られた予算の中にも,社会経済情勢の変化に対応した,効率的,効果的な予算の編成及び執行に心がけ,健全な行財政運営に努めていただきたいと思います。 以上のとおり,本委員会は慎重に審議を重ねた結果,議案第73号から第80号までの8件については,全会一致で原案のとおり認定することを決定いたしました。 以上をもちまして,決算審査特別委員会の報告を終わります。 ○議長(中口俊宏君) 決算審査特別委員長の報告は終わりました。 これより,決算審査特別委員長の報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 18番,福田慧一君。 ◆18番(福田慧一君) 決算審査特別委員長に質問いたします。 国民健康保険特別会計は,これまで赤字が続き,一般会計から多額の基準外繰入れを行ってきましたが,令和元年度決算では基準外繰入れは全くなく,2,522万9千円の黒字になっております。国保の制度改革による公費,つまり国からの財政支援の拡大と緩和措置が行われたためだと説明されておりますが,国からどういう名目でどの程度の財政支援があったのか,今後も継続して財政支援があるのかどうかお聞きいたします。 次に,介護保険特別会計についてであります。年度末に4億円以上の基金があるが妥当であるかとの問いに対し,基金は想定外の給付費の増大などにより,財源が不足する事態になった場合に充てるものであると説明されております。介護保険で想定外の給付費の増大とはどのような事態を指すのかお聞きいたします。 また,介護予防支援サービス事業で,多額の不用額が出ておりますが,市が運営する総合事業の中に問題があるからこのような不用額が発生したものと思うが,どのような説明があったのか。今後の改善についてもどのように指摘されているのか。この3点についてお聞きいたします。 ○議長(中口俊宏君) 議事の都合により,ここで暫時休憩をいたします。午後1時から再開します。             -------○-------                午前11時56分休憩                午後1時00分再開             -------○------- ○議長(中口俊宏君) 休憩前に引き続き,会議を開きます。 質疑を続行いたします。 決算審査特別委員長,佐美三洋君。 ◆決算審査特別委員長(佐美三洋君) 福田議員からの御質問にお答えいたします。 まず1点目の国保特別会計における公費の拡充による歳入増加についてですが,国保の財政運営が市町村から都道府県へ移管されたのは御存じのことと思います。その過程で国の公費負担が増加しておりますが,どの程度増加したのか,その詳細について委員会から執行部へ回答は求めておりません。 次に,2点目の介護保険基金における想定外の給付費の増大についてですが,委員会報告で「今後ますます高齢化が進むと介護保険の利用者が増え,歳出も増加することが見込まれる。」と報告をしております。いわゆる団塊ジュニアと呼ばれる方々が65歳を迎える2040年を見据えた場合に備えておくべきということで,委員会において想定外とはどういった場合かについて審議いたしておりません。 それから,3点目の介護予防事業・日常生活支援総合事業の不用額についてですが,その原因等について委員会への報告は求めておりません。 以上でございます。 ○議長(中口俊宏君) ほかに質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) どなたもないようでありますので,質疑を終結いたします。 これより,討論を行います。討論はありませんか。 18番,福田慧一君。 ◆18番(福田慧一君) 決算審査特別委員長の報告の中で,4議案に反対いたします。 議案第73号,令和元年度宇土一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。これまで業務量は増えているのに,職員を大幅に削減し,パートなどを増やし,人件費を抑えてきました。しかし,震災では職員が少なく十分な対応ができませんでした。こうしたことから,これまでの職員削減を見直し,11名の増員をいたしましたが,これでも職員数は少なく問題だと思います。職員を増やし,業務量に応じた適正な配置を行い,有給休暇も適正に取れるようにし,職員の健康にも十分に配慮すべきとの立場から反対をいたします。 次に,議案第74号,令和元年度宇土市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。国保加入者は,年金生活者やパートなどで働く所得の少ない労働者の加入が増えております。年間所得200万円以下の世帯が8割を占めております。所得が少ないのに,中小企業の労働者が加入している協会けんぽよりも2倍近い国保税を払っております。そのため滞納が増えております。また,所得の全くない子どもにも,一人当たり2万2千円の均等割が課税され問題であります。高い国保税について全国知事会も,国に対し1兆円程度の財政支援で協会けんぽ並みに引き下げるよう要望しております。国の財政支援を増やし,皆保険制度を守るべきとの立場から反対をいたします。 次に,議案第77号,令和元年度宇土市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。介護保険は3年ごとに保険料と制度の見直しが行われ,保険料が毎回値上げされ,サービスは切り下げられてきました。事業者に対する介護報酬も切り下げられ,施設の運営が厳しくなり,廃業するところも出ております。介護職員の賃金も安く,職員確保ができない状況にあります。公的な支援を増やし,介護報酬の引上げや職員の待遇改善を国に求め,安心して介護を受けられるようにすべきとの立場から反対をいたします。 次に,議案第79号,令和元年度宇土後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。75歳になれば,これまで加入していた保険から強制的に切り離され,一人一人が高い保険料を年金から天引きされ,負担しなければなりません。高齢者を医療と保険料の面で差別するようなこの制度は廃止をし,元の保険制度に戻し,国の財政支援を増やして,高齢者が安心して医療が受けられるようにすべきとの立場から反対をいたします。 ○議長(中口俊宏君) ほかに討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) どなたもないようでありますので,討論を終結いたします。 これより,採決いたします。 お諮りいたします。 議案第73号,令和元年度宇土一般会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成議員起立) ○議長(中口俊宏君) 賛成議員多数です。 よって,議案第73号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。 議案第74号,令和元年度宇土市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成議員起立) ○議長(中口俊宏君) 賛成議員多数です。 よって,議案第74号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。 議案第75号,令和元年度宇土市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてから,議案第76号,令和元年度宇土市北段原土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの2件について,一括して採決をいたします。ただいまの委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) 御異議なしと認めます。 よって,議案第75号から議案第76号までの2件については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。 議案第77号,令和元年度宇土市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成議員起立) ○議長(中口俊宏君) 賛成議員多数です。 よって,議案第77号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。 議案第78号,令和元年度宇土市漁業集落排水施設整備事業特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) 御異議なしと認めます。 よって,議案第78号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。 議案第79号,令和元年度宇土後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                 (賛成議員起立) ○議長(中口俊宏君) 賛成議員多数です。 よって,議案第79号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次にお諮りいたします。 議案第80号,令和元年度宇土市入学準備祝金給付基金特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の報告は原案のとおり認定であります。委員長の報告のとおり認定することに御異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(中口俊宏君) 御異議なしと認めます。 よって,議案第80号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 以上で,本日の日程は全部終了いたしました。 明日12月1日午前10時から,地域高規格道路促進等対策特別委員会になっておりますので,よろしくお願い申し上げます。 次の本会議は,12月2日に開き,質疑並びに一般質問を行います。 本日はこれをもって散会いたします。大変お疲れ様でした。             -------○-------                午後1時12分散会...