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09月17日-03号

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  1. 合志市議会 2014-09-17
    09月17日-03号


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    平成26年 9月 定例会(第3回)            平成26年第3回合志市議会定例会会議録 第3号平成26年9月17日(水曜日)              ―――――――――――――――――   議事日程 第3号  平成26年9月17日(水曜日)午前10時00分開議 第1 一般質問               ――――――――――――――――本日の会議に付した事件 一般質問   神 田 公 司 議員   坂 本 早 苗 議員   上 田 欣 也 議員   尾 方 洋 直 議員                ――――――○――――――出席議員氏名(21人)         1番  西 嶌 隆 博 君         2番  松 本 龍 一 君         3番  後 藤 修 一 君         4番  濱 元 幸一郎 君         5番  上 田 欣 也 君         6番  青 木 照 美 君         7番  坂 本 早 苗 君         8番  尾 方 洋 直 君         9番  濱 口 正 曉 君        10番  坂 本 武 人 君        11番  吉 永 健 司 君        12番  神 田 公 司 君        13番  来 海 恵 子 君        14番  木場田 孝 幸 君        15番  松 井 美津子 君        16番  木 村 祐 一 君        17番  今 村 直 登 君        18番  丸 内 三千代 君        19番  東   孝 助 君        20番  島 田 敏 春 君        21番  池 永 幸 生 君                ――――――○――――――欠席議員氏名(なし)                 ――――――○――――――説明のため出席した者の職氏名        市 長  荒 木 義 行 君        副市長  藤 井 勝 公 君      会計管理者  中 山 輝一郎 君       総務部長  古武城  卓  君       政策部長  濵 田 善 也 君     健康福祉部長  青 木 洋 治 君  事業部長兼水道局長  齋 藤 正 昭 君      教育委員長  髙 見 博 英 君        教育長  惠 濃 裕 司 君       教育部長  上 原 哲 也 君      政策部次長  辻   賢一郎 君    健康福祉部次長  中 嶋 万 喜 君総務課長(選管事務局長)  中 村 誓 丞 君       財政課長  鍬 野 文 昭 君     環境衛生課長  後 藤 俊 彦 君       政策課長  坂 本 政 誠 君       企画課長  内 田 秀一郎 君    子育て支援課長  古 荘 一 也 君  健康づくり推進課長  財 津 公 正 君      教育審議員  吉 川 良 二 君     学校教育課長  上 山 幸 顕 君     生涯学習課長  辻   健 一 君                ――――――○――――――事務局職員出席者     議会事務局長  米 澤 俊 一  議会事務局次長補佐  出 口 美 子      議会班主幹  田 嵜  勝      議会班主事  可 德  誠                ――――――○――――――                  午前10時00分 開議 ○議長(池永幸生君) これから会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。                ――――――○―――――― △日程第1 一般質問 ○議長(池永幸生君) これから日程第1、一般質問を行います。 質問をされる方は、次の4点にご留意願います。 第1点、発言の順位は一般質問一覧表のとおりです。 第2点、質問者には発言時間を制限します。1人について、答弁を含め1時間以内です。 第3点、通告事項以外の質問並びに関連質問は許可しません。 第4点、発言は全て簡明にしていただきます。 以上申し上げまして、一般質問に入ります。 最初に、神田公司議員の質問を許します。 神田議員。 神田公司議員の一般質問 ◆12番(神田公司君) 改めまして、おはようございます。一般質問1番目ということで、なかなか朝エンジンがかからなくて、ちょっと困っておりますけども、一般質問をしたいというふうに思います。 まず、今日は3点、子育て支援、学校教育、公共交通ということで、何としても最後まで行き着きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、まず子育て支援のところのニーズ調査の結果を踏まえた具体的な施策はというところで質問をしたいというふうに思います。 6月20日の一般質問の答弁で、古荘子育て支援課長は、6月に開催予定の第4回子ども・子育て会議において、人口推計及び子ども・子育て支援事業策定に係るアンケート結果から見た保育や、その他の事業におけるニーズ量を提示するところまで作業が進んでる。そしてゼロ歳から5歳の人口が、今年の4月から第1期計画の5年後には500人、対象の子供が増えるということを答弁されています。 また、これは2番目のところとも関わるんですが、学童保育についても人口推計がニーズ量というんですかね、人口推計を基にしたニーズ量として、5年後には1.8倍になるという推計が出ました。何げなく1.8倍というふうに言われましたが、極めて驚くべき数字だというふうに思います。これは担当課のほうもそうだというふうに思います。 その中で、平成31年度で現実的にどの程度学童保育が必要なのか、計画を策定するということの中で、教育委員会等の協議をしていきたい、あるいは周辺公共施設や民間施設の活用も考えていかなければならない云々という答弁をされております。この後、第5回合志市子ども・子育て会議の資料として、合志市子ども・子育て支援事業量の見込みと確保方策案が示されました。平成27年から平成31年の合志市子ども・子育て支援事業計画案、子ども・子育て支援給付表の中でさまざまな数字が並んでおります。さらに、その中でこの量の見込みに対して待機児童という、いわゆる今話題になっておりますけども、話題というんですか、当然行政の大きな課題になってますが、この数値示されております、この合志市子ども・子育て支援事業量見込み確保方策案の中で、この案が出てます。案ですから、いろいろこれから精査されながらということでありますけども、まず簡単にお聞きしたいのは、これで待機児童ゼロということが実現できるのか。さらに、保育園の増設、新設、認定こども園の移行など、具体的にどのように今考えてられるのか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 古荘子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) それではお答えいたします。合志市子ども・子育て支援事業計画の策定の基礎となります教育と保育の一体的な提供、保育の量の確保、地域の子育て支援等について、今後の利用規模を把握するために、今年の1月から2月にかけてニーズ調査を実施しております。その結果を基に、合志市子ども・子育て会議におきまして、量の確保の見込み、地域の子ども・子育て支援事業の内容について、現在検討しているところでございます。本年度に入りまして、6月30日、7月30日、2回の会議を行っております。今後、3回の会議を開催し、本年度中に平成27年度から5年間の合志市子ども・子育て支援事業計画を策定する予定でございます。 この中で、会議の具体的な協議内容でございますけれども、本年度2回目の会議で保育の量の見込みと確保方策ということで、ニーズ調査から推定される数値を提示しております。 確保方策に当たりましては、利用可能な既存施設もしくは新規の施設型給付地域型保育事業の合計の定員が量の見込みを満足することを目標にしているところでございます。具体的な数字を挙げますと、平成27年度においては、ゼロ歳から5歳児まで保育を必要とする子供の数を約2,330人と見込んでおります。平成26年3月の実績が2,056人の在籍でしたので、約280人分増加を見込んでいるところでございます。これを受けまして、平成27年4月には既存園の増築や分園、新設の認定こども園等により、定員を230人確保の予定であり、その他特定地域型保育事業家庭的保育所等で50人の定員を含めて合計280人分を新規に確保の予定であります。また、平成28年度は、保育を必要とする子供を2,420人と試算しており、前年度比90人の定員増を予定をしております。90人の内訳としましては、新設園、既存園の定員増等で対応することを見込んでいるところでございます。現時点の試算では、以後平成31年度までは保育必要量は横ばいとしております。ただ、これまで申し上げました数値見込み等につきましては、まだ子ども・子育て会議が検討中の案件でございますので、今後変更になる可能性がありますので、大筋で申し上げましたような方向であると捉えていただければと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) 先ほど述べられました、例えば平成31年の事業計画の子ども・子育て給付で、先ほどご答弁と重なりますが、量の見込みが3,748、うち保育園、認定こども園家庭的保育を利用するのが最大2,821人で確保量は2,428人。そうなりますと400人ですから、もちろんゼロ歳児が保育施設に入るとは限りませんし、その他、特定地域型保育事業、ここではこの表から見ると家庭的保育になっております。 それで、先ほどこの数値を見ますと、横ばいというふうに予測もされてます。もちろん課長のほうも確定はできないというふうにはされておりますが、400という一つの差で、ある程度横ばいというふうに、現時点で横ばいとされてる根拠というのがあればお示しいただきたいということと。実は、6月議会の時でも言いましたが、要は特定地域型保育事業、要は小規模保育とか家庭的保育になりますけども、これがほとんどもう31年、5年後まで、ここ50人でそのままになってますけども、このあたり地域型保育事業ですよね、のされてることについて、どのように今お考えなのか。家庭的保育小規模保育に移行させるということを、まあご答弁いただいてるんですが、そのあたり今どのように判断されているのか、ご答弁ください。 ○議長(池永幸生君) 古荘課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) お答えいたします。まず、平成28年度から31年度まで数字が横ばいということですけれども、現実的には29、30、31と、数値の予測については非常に難しいところがあります。また、それ以上増えますと、保育園の新設とか、そうなりますと、非常にお金等もかかるということで、常に1年、1年数値の動向を見極めながらやっていきたいというふうには考えております。 それと、家庭的保育事業の件でございますけれども、一応50人というふうにしております。現在は50人というところですので、この家庭的保育事業については、そんなに始めるのにも資金が余りかからないということで、柔軟に対応できるということで、今後の保育の必要量が例えば増えてきた場合は、柔軟に対応して家庭的保育を認可するとか、そういうことを考えていきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) もう一度お聞きします。どうも何か一方では願望が入ってですね、もうこのままでいってほしいみたいな今言い方されたんですけども、これは市全体の問題ですけど、人口推計の問題と関わってくると思います。定員というんですかね、やはりいわゆる特定保育事業というので言えば、非常に余裕を持った設計が必要ではないかというふうに今思ってるんですけども、それについては、例えばどのくらいの定員に対して待機児童ゼロというのが一つの大きな目的だと思いますが、本当ギリギリの線で予測して、シビアな数字で5年間という計画を立てていくのか。どれくらいの余白というんですかね、余裕を持たせるというのが現在検討されているのかどうか含めて、もう1回お聞かせいただきたいのと。 家庭的保育というのは柔軟に対応するということではありましたが、小規模保育も含めて、先ほどお答えにならなかったので、家庭的保育もありますが、家庭的保育も5年間そのまま50人ということで入ってきてますけども、これ以上増やさないのか、あるいは小規模保育への移行というのを考えないのか、検討しないのか、このあたりもう一度お答えください。 ○議長(池永幸生君) 古荘課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) お答えいたします。まず、待機児童につきまして、ある程度余裕を持った待機児童の解消をやるのかと、それともギリギリの線でということですけども、非常に難しいところでございますけれども、ある程度ギリギリの線でやっていきたいというふうに考えております。毎年毎年動向を見ながら、非常に保育の必要量等を常に把握しながらやっていきたいと思います。そういう中で、できるだけ待機児童が出ないようにやっていきたいというふうに考えております。 それと、家庭的保育事業小規模保育事業の50人ですけれども、これは50人から増やさないということではなくて、先ほど申し上げましたように柔軟に対応していきたいというふうに考えております。保育の必要量につきましては、こういう地域型保育もしくは施設型保育、当然やっぱり開所をしていかなければならないというふうに考えるところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) もう一度お伺いします。つまり、子ども・子育て、新たな新支援制度について言えばギリギリの線というのは求めてないんですよ。つまり、要望のあるところ、需要のあるところにはきちっと応えていくというのが国の施策なんですが、もちろんだからそのことと、あと学童保育のところでも言いますが、課長の答えだと非常にギリギリの線で、毎年毎年ギリギリな線で毎年毎年見直しをしながらシビアなところでいきたいということになると、これずっと待機児童が出る可能性が出てくる可能性があるんですよ。そうしたら、何のための子ども・子育ての5カ年の地域支援事業なのかというのよくわかんないんですけど、待機児童ゼロだけじゃなくて、量だけじゃなくて質の確保というのも非常に大きいと思うんですが、この5年間の計画というのは何のためにされるんですか。それ、よくわかんないんですよ。いろいろ願望で計画は立てるわけにいきませんし、もちろんだから家庭的保育を簡単に増やせばいいということを言ってるわけではありません。3歳児未満、ゼロ歳児から2歳児ですから、それ以降では保育園の確保というのは当然あるんですし、また認定保育園のほうでも来年4月から1園というふうになってます。そうすると、やはり今度の国の施策で言えば、やはり待機児童解消というか、つまり保育園、幼稚園も含まれますが、要望のあるところにはやはりきちっと提供するというのが基本的な理念であり、それが今度の新制度としてスタートする、あるいは市町村の役割として計画を立てていくということでありますが、そうするといつまでたっても待機児童の解消というところには非常にこう、状況は理解できても計画としてやはりそこを、待機児童をやっぱりゼロに、合志市からゼロにして、可能な限り保護者、あるいは子供の立場からゼロにしていくというふうに計画を立てるというふうにどうしても読み取れないんですが、そのあたりいかがでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 古荘課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) お答えいたします。神田議員が言われてますように、一応待機児童につきましてはゼロにしなければいけないというふうには考えております。現実的に、施設等を整備する場合、非常に難しいんです、整備の段階が。例えば100人も200人も余裕を持った施設を整備するのかというと、例えばギリギリのところ50人ぐらいで余裕を持ったやつをするのかとか、そういう非常に難しいところがありますので、先ほど申し上げましたように、常に人口の動態、保育量の確保、必要な保育量等を見極めながらやっていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。
    ◆12番(神田公司君) それでは関連して、次の学童保育関連のことをあわせて、教育委員会のほうにもお聞きしたいというふうに思っております。 既にこれは述べるまでもなく、6月議会でも紹介しましたように、厚生労働省令の第63号が4月30日に出されております。これに基づいて、今議会議案第41号、子ども子育て支援法で言えば39号、40号、41号ということで各々特定保育事業、それと特定地域型保育事業、それと学童保育、放課後児童健全育成事業ということで提案をされています。今回出された中で、もちろんさまざまなところでもお聞きしてますし、述べてきてる、いろいろお答えもいただいているところなんですが、この条例が、第41号の条例の中に附則というのが1条から4条まであります。この中で面積、子供1人当たり1.65平方メートルということと、今度の厚生労働省令の中で言えば、おおむね40人以下が一学童保育所の支援の単位と、以下というふうになっているんですけども、これについては当分の間、いわゆるこれを適用しないというような形になってますけども、当分の間とは具体的に今どのような期間を指すのか、改めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 古荘課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) お答えします。今回の条例の策定に当たりまして、国の基準において参酌すべき事項の中の支援の単位及び専用区画の児童1人当たりの面積1.65平方メートル以上の2項目について経過措置を設けているところでございます。 まず、専用区画の児童1人当たりの面積1.65平方メートル以上につきましては、今年の4月1日現在の各学童クラブの児童数からしますと、14クラブ中、5クラブが基準をクリアをしております。また、おおむね40人以下という支援の単位につきましては、14クラブ中、3クラブが基準をクリアしている状況でございます。 今後、この2つの基準をクリアするためには、現施設の増築、改築等よりも支援単位をおおむね40人以下にする必要があるかと思います。 今回の経過措置についての基本的な考え方でございますけれども、当然、今回条例を制定します。その条例の条項に基準としてうたい込みますので、その基準に合致するようにしなければならないところではございます。特に、平成27年から5年間の合志市子ども・子育て支援事業計画を策定しますので、速やかに5年以内に基準をクリアするように事業計画を作成したいというふうには考えております。ただ、現状では来年の4月から小学校6年生まで受け入れが拡大するということで、今後4年から6年の高学年の希望者の数が、多分恐らく年々増えてくるとは思います。しかし、その数が全くの未知数でございます。また、学童保育所の設置場所につきまして、保護者からは学校敷地内にという要望が強いところでございますけれども、各学校とも学校敷地に余裕がなく、これ以上建設する場所の確保が困難であるということです。それと、学校の空き教室の利用につきましても、児童数が増加している学校ばかりで、その確保が難しいと思われます。 以上のことより、5年間の計画期間内に基準をクリアしても、今後の児童数の増加等が予測が難しいため、一時的にクリアしてもまた基準をオーバーする事態が十分考えられますので、あえて期限を設けず当分の間という表現にしているところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) あんまり問答をするつもりはないんですけども、やはり努力目標としてやっぱり当分の間は、1期の支援事業で5年間ですから、やはり5年間でやはり解決したいという課長の、これは市長の決意でもいいと思うんですけども、やはりそれをしっかりお聞きしたいということですが。 関連でお聞きします。先ほど、どちらにしても敷地がないと、もうきゅうきゅうであるというような形で学童クラブ室についてはということで6月議会で敷地内に設置するのが一番望ましいということで、先ほど言われたとおりです。教室等の増築を行う際には、その増築・増設の中にあわせて学童クラブ室も建設できるようにと。これも教育委員会と今後協議していきたいというふうにされております。今現在、西合志南小と合志南小での教室の増築にあわせて、学童クラブ室の設計も計画され、設計段階になっているというふうに思います。 そこで、改めてお聞きしたんですが、この設計の段階でいろいろ当初の学童保育がこの条例でうたってることも含めて、専用区画云々という形でいろいろ、専用区画では衛生及び安全が確保されたものでなくてはならないということですから、生活の場としての学童保育という意味では、いわゆる指導員、来年からは支援員ですが、支援員のスペースや台所、トイレ、洗濯のスペースや静養室などというのがやっぱり当然要るということなんですけども、教育委員会としてこの今増築にあわせた設計作業をされてますが、当然この提案されている今の第41号の中、あるいは厚生労働省の省令の中でうたわれている設備及び設備等の基準について、どのように認識されているのか。当然、これを前提として設計をされようとしているのか、改めてご答弁いただきたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 上山学校教育課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。学童保育施設につきましては、平成27年度の普通教室の増築を予定しております。先ほど言われました合志南小学校西合志南小学校普通教室増築工事にあわせまして実施する予定です。合志南小では2施設分、それから西合志南小では1施設分を設置する計画でございます。普通教室と学童保育施設を併設するところでございますので、今言われました学童保育施設の基準という部分で、西合志南小におきましては、28年の4月からの使用ということで考えております。今回、そのような施設の基準というものを子育て支援課からも協議依頼等があっておりますので、そういったことについてその学童施設の施設基準に合うように協議を行っておるところでございます。 それと、あと合志南小学校につきましては、多目的教室の2教室との入替え等も考えられますので、現時点では普通教室の使用で考えて、入替えした多目的教室を後で学童施設の保育施設の基準に合わせて改築等を行っていただくならばと考えております。今後必要であれば、子育て支援課、学童保育の担当者の皆さん等と関係機関と協議を行いながら行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) 答弁、よくわかんなかったんですけど、合志南については、多目的、全体としては学校施設ということですが、現実にそこで学童保育施設の2つをつくるということであれば、今市が提案している、あるいは国の省令としている基準に合わせた学童保育施設をつくるというふうに教育委員会として決められているんですか、どうですか。そこをもう一度答弁ください。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) 今言われましたように、学童保育施設につきましては学童保育の施設基準に合わせてつくるということで考えております。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) それでは次に、学童保育施設の増設と運営についての市の方針というふうにお聞きしたいと思います。増設については、今学校、教育委員会のほうからも述べていただいたと思うんですけども、6月議会の答弁でもありますように、4月現在で学童保育のほうが789人、5年後には1,439人で1.8倍という推計があります。もちろん、来年から児童福祉法が変わりまして、学童保育の対象というのが明確に小学生全てというふうになってきております。 それで、とにかく資料を見て本当にびっくりするんですけども、5年後には合志南小が334人、それと南ヶ丘が199人、西合志南小が211人、中央小で100人、それと西合志東小学校で262人ということです。その若干の前後はありますが、大体児童数の予測というのはずっと教育委員会のやつでも当たってきてます。この調子でいきますと、先ほど確保方策の案の中で見てますと、来年2015年、平成27年の見込みと必要とする量と確保の間の数字が、来年度が425人、5年後の平成31年には250人、用途の差がこのデータの中に出てるんですけども、この調子でいくと学童保育でも待機児童を出してしまうのではないかというふうに思いますが、これについてはどう思われるのかということと。今、多くが保護者会運営で学童保育をされてます。もちろん社会福祉協議会への委託ということになってますが、今後こういう大規模になったとき、市として今学童保育の運営というんですかね、をどのように市としても考えられているのか。量の見込みと方策の差と、今後どのように運営していくことが必要なのか、どのような運営が必要なのかどうか、市の考えをお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 古荘課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) お答えいたします。まず、今後の学童保育の必要量ということですけども、これにつきましては、先ほどの条例で経過措置等を設けておりますけれども、支援単位が40人、それと1人当たりの面積が1.65、これに基準に合うようにするならば、恐らく今の学童保育の倍近くいるのではなかろうかと思います。そうしますと、現実的にどうするのかということになります。外部に求めるのか、それとも学校内では当分空き教室はございませんので、非常に苦慮するところでございますので、学童保育の待機児童についても、出らないように頑張ってはいきたいというふうに思っておりますけれども、出る可能性というのは多分にあるというふうに考えております。 それから、学童の運営についてでございますけれども、現在各学童クラブの運営につきましては、5小学校の11クラブについてが保護者が運営をしております。3クラブが社会福祉協議会が運営というふうになっております。この中で、保護者が運営してる分につきましては、保護者からの保育料、市からの補助金等を財源として、1クラブ当たりの年間予算が大体1,100万円から1,700万円というふうになっております。学童クラブの指導員も1クラブ当たり6名前後雇用をしております。来年から新しい支援制度になり、できるだけ早急に条例に則した運営を行わなければなりませんので、今後現在の適正規模の学童クラブが完了すれば、その数は増加していきますので、ますます保護者の責任や事務的負担等が大きくなってくると思われます。また、新制度では支援員は県知事が行う研修を修了した者でなければならないとなっておりまして、今後各学童クラブにおいて、支援員の保育に対する共通した認識、最低限の保育レベルの維持等も必要になってくると思われます。 以上のことから、今後のスムーズな運営を考えるならば、各学校保護者運営の学童クラブの一本化ということも考える時期に来ているというふうに考えます。保護者運営の学童クラブの運営の今後のあり方について、各学童クラブ関係者と十分協議し、できるだけ早急に今後の運営の方向性を出せればというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) それでは、次に行きたいと思います。学校教育についてです。実は、6月議会の時、高村教育長がいらっしゃった時にも大規模化の問題と教職員の労働実態についてお聞きしました。今日、5点ほど挙げさせていただいておりますが、この中で最大の問題は先ほどの子育て支援のところの学童保育のところ、保育園のほうもそうなんですが、とにかく今大規模化というのが非常に大きな問題でありますし、そこが大きなネックになっているというふうに思っております。 まず、1点目ですが、まず簡単にご答弁をいただきたいと思うんですが、小中学校の大規模化と教職員の労働実態についてということで言えば、ずっと毎回同じような質問をさせていただいたんですが、今実は給食調理員の実態等も触れたいんですが、時間の関係でなかなか厳しいので1点だけお聞きしたいと思うんですが、50人以上の職場は労働安全衛生法に基づいて安全衛生委員会を設けることになってますけども、これを今どのように開催されているのか。あるいは、その中に安全委員会で出されたこの労働実態に対して、どのように教育委員会として改善されようとしているのか。ここについて、ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 吉川教育審議員。 ◎教育審議員(吉川良二君) お答えします。 まず、第1の質問でございます50人以上の教職員が勤務する学校における労働安全衛生委員会の開催でございますが、現在、合志市におきましては2校が該当しております。その2校につきまして、内容等について確認をいたしましたが、現在年に3回、学期に1回委員会を開催しているということでございます。 内容につきましては、先ほどもありましたように面接対象者、月100時間あるいは2月につき80時間以上勤務する教職員の、その面接対象者の勤務の改善について、あるいは職員の体調管理について、あるいは安全衛生に関することについて話し合いを持っているということでございます。この話し合いを基に、各学校労働実態の改善に努めているということの報告を受けております。教育委員会といたしましては、こうした内容を受けまして、本年度大きく2点取り組んでおります。 まず、1点目が校務改革を進めていくということでございます。例えば、朝から教職員が児童生徒と向き合う時間を確保するという意味で、職員朝会の回数を減らし、児童生徒を指導する時間に充てたり、放課後、午後ですけれども、個別指導を行う時間を確保したり、あるいは週1回の定時退勤日、ノー部活デーの実施等々に取り組んでおります。 2点目が、部活動における改善でございます。6月の折にも報告をいたしましたけれども、部活動に取り組む職員というのは中学校だけではなくて小学校の教職員も真剣に取り組んでおりますし、それによって多くの成果を上げております。こうしたことを考慮した上で、本年度10の小中学校の共通実践事項ということで、特に中学校における部活動につきましては、週5日の活動を原則とし、部活動指針にのっとって効果的な活動を行うというようなところで進めております。こうした取り組みを通して、現在のところ4月から8月までの状況を見ますと、大規模校7校中6校が改善ができているということであります。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) 今日いただきました労働安全衛生法の長時間労働者集計表によりますと、いわゆる今年1月からのところですけども、月100時間を超える勤務の多い、100時間あるいは80時間ということなんですけども、多い学校は合志南小、それと東小、合志中、それと西合志南中ということで、もちろん中学校は割と比較的多いというふうに思っております。こうなると、やはり抜本的な、制度的にはやっぱり改革がやっぱり必要だと思いますし、先ほど吉川審議員がおっしゃったように、やはり子供たちと向き合う時間をやはり1時間でも多くとるというのが制度的には必要だというふうに思っております。 そこで、実は前教育長の高村さんとは幾度となく相当議論をさせていただきました。この場でも、あるいは個人的にも議論されてました。やはり2学期制というのが、やはり導入はもう考えていい時期ではないかというふうに思っております。惠濃教育長は、大津町で2学期制を経験されておりますし、やはり単に2学期制が量が少ないということじゃなくて、やはり今こうした労働安全衛生長時間の集計表の中でも、この100時間というのが普通に載ってる状況というのがいいわけじゃないわけで、だから集計してるわけであって、これに対してどのように合志市の教育委員会として、一つの方策であるかと思いますが、改めて2学期制の導入について、お考えをいただきたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 惠濃教育長。 ◎教育長(惠濃裕司君) それでは、質問にお答えしたいと思います。全国でもこの2学期制が導入されて十数年以上たっておりますけども、特に新学習指導要領が改定されてからは、特に指導内容、それから授業時数が増えておりまして、それに対応していくために長期休業の短縮とか、あるいは2学期制の導入とか、これを機会に進んでいるところもあるように承知しております。 今、神田議員のほうからありましたように、私は2学期制、それから3学期制の学校、両方とも経験してまいりました。その中で、やはりメリット、デメリットというのは、どの学期制においても、これはあるというふうに私は思っています。特に、学校サイドから見ましたその2学期制の長所と申しますと、それは各行事において始業式とか終業式とか、そういった部分で1回ずつ減るということでございます。 それから、評価業務、要するに2学期制におきましては、いわゆる定期テストというのが2回ですかね、計4回定期テストを実施しておりますけれども、当然その評価業務が減るということは、これは教職員の負担軽減に私はつながっているというふうに感じております。 2学期制を通したメリットと言いますのは、非常に先ほど申し上げましたように授業時数に余裕が生まれて、年間を通した学校行事が形成できるというメリットがございます。しかし、逆にそのことが3学期制の中でありました短いスパンの中でのメリハリが2学期制ではなくなるんじゃないかと、それから子供たちのモチベーションを保つ上で、デメリットと言いますか、そういった意見があることも事実です。とりわけ、子供は短いスパンの中で目標を設定したほうが、私は力を発揮しやすいようになるんじゃないかなというふうにも感じているところでございます。 それから、2学期制にした場合、長期休業前には通知表を配布しないというのが大体原則なんですけれども、保護者のほうから子供たちの様子がわからないから、その通知表に代わるものを出してくださいということで、そういった保護者の願いに応えている学校もあると思いますけど、そうすればちょっと本末転倒かなという気がしないでもありません。 2学期制の導入にはやっぱり子供の思いとか、それから学校側サイドの教職員の業務内容とか、学校側の運用と言いますか、全ての面で判断することが私は大事じゃないかなというふうに思っています。子供たちにとりましても、本当に2学期制が有利なのか、そうした意見とか現状を踏まえて、現在では3学期制度を維持しているところでございます。 それから、安易に何でも制度を変えないでほしいという、そういった保護者の願いがあるのも事実でございまして、そういったことを踏まえまして、教職員の負担軽減と言いますか、そういった2学期制のメリットも私は十分理解しておりますので、学校の動き等が今後出てくるようなことであれば、そこは慎重に研究をしてまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) 今、何を優先すべきかということだと思います。制度について、万能な制度というのはないというふうに思っております。ただ、先ほど吉川審議員からも出ましたように、この労働実態のところから子供たちにどうやって向き合っていくのか、時間をとるのかというのは非常に大きな課題であって、これは管理職とか一般の教職員含めて、やっぱり共通の課題ですし、当然部活がやはり社会体育というんですかね、移行するというような背景というのは、これは文科省も県の教育委員会も認めてるところだというふうに思っております。 その関連でですが、1つお伺いしたいのは、今年もサマースクールされてたと思うんですけども、この実施要項の中にも確かに教職員というのは入ってはいるんですけども、ここで教えていただきたいんですが、今年サマースクール何人子供たちが参加して、結局指導ですよね、指導には大学生、地域ボランティア、退職校長会、教職員となってるんですが、結局教職員というのは何人これに関わられたのか、具体的な数値をお答えいただきたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 吉川審議員。 ◎教育審議員(吉川良二君) お答えします。3中学校に空調設備が整いました平成24年度からスタートしております。今年で3回目でございます。参加児童数の変遷ですが、平成24年度は82名、25年度は100名、本年度は126名、年々参加する児童生徒の数は増えてきております。これは、児童生徒のみならず保護者のそのサマースクールに対するニーズの高さというのを、私たちはそういうふうに受け取っております。 先ほどありましたように、指導者のほうでございますが、学生ボランティアを中心に地域ボランティア、教職員ボランティア、本年度は特に熊大のほうから特任教授2名、お二人の方も参加をいただいて、1日ですけれども参加をいただきました。そういうところで、本年度は、教職員ボランティアは、延べの人数になりますけれども、52名が教職員です。この教職員は、もう少し詳しく申し上げますと、夏休みの後半にサマースクール5日間予定されておりますけれども、教職員の参加というのは出勤日に希望する教職員が1日のみ、午前中の2時間を勤務するということでございます。教職員の感想も伺ってみたんですが、ふだんの自分の学校で見せる子供の顔とサマースクールの時の表情の違い、あるいは久しぶりに見る子供たちの姿、そういったものを見て非常にうれしかったというような感想を出してる教職員もおります。そういったところで、現在サマースクールを実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) これも夏のところで言えば、もちろん指導者の対象には教職員となっておりますけど、非常に夏休みの中でも教職員の、ボランティアでの教職員というふうになってますが、勤務時間のところを利用したところで教職員が結構な数、52名、延べ数ですけども出てるというのがわかりました。 それで、実はそういう今の学校の現状の中で、この間ずっと問題にしておりますが、集団フッ化物の洗口における協議ということで、6月議会で上山学校教育課長は、協議会の今後の進め方ということで養護教諭部会と協議を行っている、その中で、学校で困難なく行える方法と教職員の皆さんへの理解、保護者の理解を求めて、について協議を行っていく云々ということで協議します、協議しますというふうに言われましたが、今どこまで協議は進んでますか。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。来年度の小中学校の集団実施を計画しておりまして、準備委員会を立ち上げて協議していくということにしております。10月に第1回目の委員会を予定しているところでございます。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) 遅いんじゃないですか。つまり、もっと早くやって学校の現場の先生たちいつするのか、いつの時間をするのか。どちらにしてもフッ化物の洗口の是非はちょっと置いておくにしても、つまり教職員の皆さんの理解を、保護者の理解を求めるということで言えば、もう10月って、もう半年しかないわけですよね。来年の4月からそれを組み込んでいくということですよね。こういう形で、そして先ほどのずっと学校現場の忙しさとか含めて、そしてどこに、とりわけ低学年の子供たちの希釈をして、うがいをして30分食べないとか、そういう本当に細かな作業を学校の教職員が、養護教諭を中心にしなければらないというところで言えば、非常に作業的にも厳しいし、これ何回協議をして、そして理解を求めていこうというふうに今計画されてるんですか。非常に厳しい時間設定だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。当初、4回程度ということで、7月の夏休みを除いて9月以降、会議を開きたいというふうに考えておりましたが、1カ月ほど遅れております。今後は、そういった具体的な内容や行程の役割分担等を準備委員会で協議しながら決めて、その後学校の先生方へのご説明、それから保護者への説明とかを考えているところです。なかなか時間的に厳しい状況になっていることは、大変遺憾に思っているところでございます。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) 答弁されて全然中身進んでなくて、7月からやるというから1カ月じゃないですよ。7、8、9だから3カ月遅れてますよ、ご答弁で言えば。こんな無理な日程で、こういう先ほど、だからこの労働実態を含めて非常に厳しい状況の中で言えば、ずばり無理されなくても、計画やめられたらどうですか。いかがでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。一応、この集団フッ化物の洗口につきましては、歯みがき・ブラッシング等の指導等あわせて行うことで虫歯の予防につながるということで実施を決定しておりますので、それに向けた取り組みを実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) それでは、5番目の学校給食のあり方についてということで、これについては濱元議員も聞かれますので、もう時間もありませんので、1点だけお聞きしたいというふうに思います。 先日いただいたあり方検討委員会の報告書の中で、8月1日付でなってますけども、単独校と給食センターの比較ということで、単独校と給食センターを比較して云々ということで、食育環境、効率性、建設ランニング、人件費の総合ということの比較ですが、1つだけお伺いしたいんですが、旧西合志町で単独校方式を選択してきました。単独校方式というのはあれですか、非効率で非常に無駄なものだというふうにしか、この比較表では読めないんですよね。センターありきで、ずっと比較をされてるというふうに思いますが、今までの旧西合志町が実施してきた単独校方式、自校方式とも言いますが、これについては間違っていたのかというか非効率で無駄なものだというふうに認識されているのか。どうしてもこの表を見ると評価がないんですよね。単独校で何をつくってきて、どういう食育をつくってきたのかというしっかりした評価がなくて単純に比べられてるという、どのように自校方式を今評価されているのか。この1つだけお答えください。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。まず、学校給食とは何かという部分から入るかと思います。学校給食は、子供たちの健康を支えて学校生活を豊かにするもの。そのためには安全でおいしい、また栄養バランスのとれた学校給食を提供する使命、それとあと食育の指導という部分で、食材生産者への感謝とか作業を行っている調理師さんへの感謝、食のありがたさ、家族のありがたさ、それから食事のマナー、朝ごはんの重要性とか、そういったものを知ってもらう食育の指導が重要と思っております。 自校式、単独校の給食室におきましては、そういったものが学校敷地内にありまして、じかに作業されている方の実態が見える。また、おいしいにおいが漂ってきて五感で味わうとか、そういったところで、自校式についてはそういったところでセンター方式よりも勝る点はあるということは考えております。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) ちゃんとそういうことを書いてほしいですね。勝るとは書いてませんね。センターでもできます、自校方式に対してセンターでもできますと、ずっと比較になってるので、これについては、もうこれだけしかお聞きできません。残念ながら次に行きたいと思います。 大変、いつもいつも最後になって恐縮なんですが、1点だけお聞きします。公共交通についてです。交通政策基本法と改正地域公共交通再生活性化法の活用ということで、グランドデザインということです。5月30日に、国土交通省の公共交通政策部長の藤井さんをお招きしてシンポジウムをやりました。この中で、簡単に言いますと、改正された再生活性化法の中に県の関与というのが加わって、やはり自治体における地域公共交通網の計画というか青写真、グランドデザインをというふうになっております。やはり、ぜひとも熊本市や県と連携しながら公共交通のグランドデザインを、やはり合志市でもぜひともつくるべきではないか。そういう力も僕はあるというふうに職員の皆さんの日頃の活動をもって思ってるんですが、この1点お答えいただきたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 内田企画課長。 ◎企画課長(内田秀一郎君) 現在、市のほうで進めております御代志地区の開発計画の中では、御代志地区の面的整備とあわせまして、現在、レターバスを中心としたコミュニティ交通の体系を、御代志駅を中心したものに見直すことも必要であろうと考えております。また、熊本市あたりで、その御代志地区を乗換えの拠点というふうに位置づけておりますので、ただそれにつきましてはまだ調査中でございまして、その調査の結果も出ておりません。そういった調査の結果が出ましたところで、この御代志地区の開発計画等もあわせまして、そういったものを来年度、市の公共交通計画の見直しの時期に当たっておりますので、そういったことも盛り込められましたら、そういったことも盛り込んで新市の新しい公共交通計画を作成したいというふうに考えております。 ○議長(池永幸生君) 神田議員。 ◆12番(神田公司君) せっかくこういう今までの赤字の、例えばバス会社とか路線に対して国が補てんをするという旧来のあり方から、今度の交通政策基本法について言えば、移動圏という文言はなくなりましたが、いわゆる必要とするところにやはりきちっと公共交通を充足させるというような話になってます。それと、今までは県の関与というのが非常に薄かったんですが、それを明記されながら改正された法律が出ておりますので、ぜひとも合志市もこの間のレターバスの、それなりの実践を基にグランドデザインをぜひとも描いていただきたいというのを要望しまして、私の一般質問を終わっておきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(池永幸生君) これで神田公司議員の質問は終了しました。 ここで11時10分まで暫時休憩いたします。                  午前11時01分 休憩                  午前11時10分 再開 ○議長(池永幸生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、坂本早苗議員の質問を許します。 坂本議員。 坂本早苗議員の一般質問 ◆7番(坂本早苗君) 7番、坂本早苗です。今回は一般質問を4問提出しておりますので、早速質問に入っていきたいと思います。 まず最初に、合志市のゆるキャラについて、マスコットキャラクターとも言いますけれども、このことについて質問をいたします。くまモンの人気が大ブレークし、各地のゆるキャラが注目されています。合志市のゆるキャラ「ヴィーブル君」も、県内だけでなく東京や福岡でのイベントに参加し大活躍をしているようです。合志市のホームページにはヴィーブル君の部屋もあり、その活動が紹介されています。ヴィーブル君の利用が増えているようですが、貸し出しの基準、また利用状況をお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 辻生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) それでは、お答えします。「ヴィーブル君」の利用状況についてでございますけども、市のPRキャラクターとして、合志市の秋祭り、それからカントリーマラソン大会、またヴィーブル館内でのイベント時に、これまで市民向けの利用が中心でございましたけれども、昨年ぐらいから合志市の認知度を高めるために、市外に向けてのPR、これも積極的に行おうということで、先ほども言われましたように東京、それから福岡市で開催されました観光物産展の応援、それからまたロアッソの記念イベント等にも出演しております。これが市外向けPRにも活用されてる状況でございます。 また、借用の基準についてでございますけども、これは特別に基準は設けておりません。先ほども言いましたように、地域の祭りですとかロアッソの、先ほども言いましたようにロアッソの記念イベントあたりの出演あたりを、昨年は10回ほど貸し出しを行っている状況です。また、地区の主催事業であるとか、市のPRにつながる事業であるとか、そういった事業で認められる場合は、申請に基づきまして貸し出しを行っている状態でございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 今貸し出しの基準はないということでした。昨年は10回ぐらいということでしたが、今年度を見ると、もう18回、館内での利用に比べるとヴィーブル館内での利用よりも、むしろ市外の利用が非常に増えているように思います。貸し出し先もいろんな団体に貸しているようで、今後は貸し出し基準をつくらないと、多くの団体に貸していく場合に問題も生じるのではないかと思いますが、貸し出し基準をつくるお考えはないのかお聞きします。館内での利用は大体年2、3回のようですけれども、圧倒的に館外での利用、ヴィーブル外での利用が増えていますので、そうなってくると貸し出し基準が当然必要ではないかと思いますが、このことについてもう一度お尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 今言われたように、大変今年度に入りまして貸し出しも多くなっております。運用については、やはり貸し出し基準もする必要があるということで考えておりますし、今後そういった貸し出し基準、内規とか規則あたりを設けていきたいとは考えております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 次に、ヴィーブル君の名称についてお尋ねをいたします。今、「ヴィーブル君」というふうに言いましたけれども、私には「ヴィーブルちゃん」というのがとてもしっくりきます。4月に開催されたドレミの広場では、「ヴィーブルちゃんと歌う600人の大合唱」というふうに広報こうしにも掲載されています。ヴィーブル君とヴィーブルちゃん、どのように考えて使われているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) このヴィーブル君、名称については、当時合志町でつくられておりまして、平成7年の5月号の広報で紹介されております。ここでは、ヴィーブルの開館にあわせまして、その時にシンボルマークとしてロゴマーク、それからヴィーブル君のイラストが報告されておりますし、それに基づきましてヴィーブル君のイラストを基に着ぐるみができております。また、このイラストは合志にも今広く見られる竹をイメージしておりまして、子供たちにも愛されるということで、タケノコをデザインしてございます。また、ヴィーブルちゃんとかいろいろお聞きしますけども、これは恐らくヴィーブル君をモチーフにある程度アレンジした状態で呼び名が、名称があると考えております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) このように広報こうしでヴィーブルちゃんという名前を使っているので、これはこのまま使っていいということですか。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) ヴィーブル君も最近大分認知度も高まって、これに伴ってある程度キャラクター的には、当然小さいヴィーブル君をつくったらヴィーブルちゃんという呼び名も大変いいことだと思いますし、市民の方に愛着心も湧いてくるかと思いますので、それはそういう呼び名で呼んでいただいても結構かと思います。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 自由に呼び名を変えていいということのようで安心しました。 次に、ヴィーブル君の位置づけについてお尋ねをいたします。実は、今年の夏祭りに永江団地ではヴィーブル君をお借りしました。祭りのチラシには最初ヴィーブル君を大きく表示して、「合志市のゆるキャラ『ヴィーブル君』がやってくるよ」というふうに書こうとしたら、ヴィーブル君は合志市のゆるキャラではなく、総合センターヴィーブルのゆるキャラだというふうに訂正をされたというふうに私は聞きました。最初にお聞きしたように、いまやヴィーブル君はヴィーブル館内での使用よりも外での使用、それは言ってみれば総合センターヴィーブルのPRにとどまらず合志市のPRがメインになってきています。合志市外でも大活躍のヴィーブル君を合志市のゆるキャラとしてはっきり位置づけてはどうでしょうか。このことについてお尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 今の質問ですけども、市のマスコットキャラクターとして正式な位置づけはされておりませんが、これまで合志市のPRをするキャラクターとして、その意義は十分果たされてきていると思っております。各地へ出かけてのPRや各種イベントの参加においても、正式に市のキャラクターとしての位置づけができれば、さらなる活躍の場が広がるものと思われます。現在、土日祝日、それから市外の利用については、市の職員有志で構成しますチームヴィーブル君などのボランティアで活動していますけども、正式な市のキャラクターとして認定しますと、やはり職員の勤務条件や事故対応など、責任の所在を明確にする必要があるかと考えております。それについては、今後考えていきたいと思っております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) ヴィーブル君はもう現実的に実際問題としてどんどん外に出て、例えば企画課、あるいは福祉課、それから商工振興課などで使われています。もう業務の一環としても使われていることだと思います。ですから、ぜひきちんとヴィーブル君の位置づけを明確にして、もっともっと利用が進むようにぜひお願いをしたいと思います。 次に、もう1点お尋ねいたします。3月の当初予算でヴィーブル君の着ぐるみ作成のための更新委託料81万8,840円が決定しています。まだ、着ぐるみが完成したというふうには聞いていません。今どのような状態なのか、新しいヴィーブル君の、ヴィーブルちゃんがいつ出来上がるのかお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 一応、更新につきましては、先ほども言われましたように平成26年度で予算化しております。今のところ、検討会で協議を進めているところでございます。基本的な外見はそのままの形を有して、中に入る人の暑さの対策だったり使い勝手、これを今検討している最中でございます。また、更新の内容等がまとまれば製作に入りまして、一応平成26年度内には完成したいと考えております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 3月の予算でもう通っているものがまだ検討中、その着ぐるみ作成のために検討中というのはとても遅いんじゃないかなと思います。 先日、このキャラクターのことが熊日新聞に掲載されていました。合志市の子ども会議で中学生が施策を提案、市のキャラクター認知度アップをということで、このことについては荒木市長もすぐにその担当課に指示をしたという記事が載っていますが、市長はどのような指示を担当課のほうにされたのでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 荒木市長。 ◎市長(荒木義行君) 当初考えておられたのは、今のまんまをそのままつくるということで計画をされておったようです。ところが、これをデザインしてくれたもともとのモチーフは違うんですね。ですから、私もちょっと知らなかったんですが、もともと一番最初に書いてあったやつになるべく近づけてつくりたいという意見と、いや、もう今のまんまのほうが認知度が上がるので今のまんまがいいというようなことで、相当担当課では話し合いをしたんですが、ただ私はそこで1点抜けてたのが、せっかく予算をつくってつくるんだったら、多少はいろんな方々のご意見を聞いたほうがいいんではないかというふうに私は思っておりまして、よく検討しなさいというのが、この前子ども会議の前に実はお願いをしておりました。ところが、私のこの指示で二転三転四転五転どうもしてるみたいで、結局誰も決めきらんということで、私のところには来きらんかったみたいなんですね。慌ててどうなってるんだということで、そのことを確認して、ちょうど子ども会議でまたつくってないということがありましたので、子ども会議から出た話が、かわいらしくというようなイメージを出せないかということでありましたので、私の頭の固さではそのかわいらしさをちょっとわからないので、改めてまだ間に合うんであれば、そのかわいらしさも加味したようなやつができないかというような、逆にまたお願いをしたために、また申し訳ないんですが、遅れに遅れてさらに遅れてると、こういうことになってるのかと思います。ただ、できれば来年10周年記念でありますので、26年度中にはぜひ完成をしてほしいということでお願いをしてるところです。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) せっかく時間がかかってるので、より良いものができるようにお願いをしたいと思います。 以前、ヴィーブルちゃんの人形の絵として、おさげ髪のかわいいヴィーブルちゃんが登場したことがあります。ぜひ、そういうかわいいヴィーブルちゃんということで言えば、おさげ髪のヴィーブルちゃんもいいんじゃないかなと思いますので、そして1つだけじゃなくてもいい、今までのヴィーブルちゃんも生かせるような形で使っていくといいのかなとも思いますので、せっかく合志市で今とても人気のあるヴィーブルちゃん、ヴィーブル君ですので、もっともっと活用されるよう期待をしております。 次の質問に入ります。2番目の男女共同参画推進行動計画についてです。このことについては、一つお断りをしておきます。私は、一般質問で出したときに、男女共同参画行動推進計画というふうに行動が先になっていましたけれども、推進行動計画が正式ですので、このことについては訂正をさせていただきます。 6月議会でもこの問題については一般質問を行いました。そして、実施状況調査報告書の中で、この計画の項目が勝手に変更されているという問題を指摘したところ、総務課長から報告書の修正を行いたいと答弁があり、後日修正された報告書をいただきました。改めて報告書を読み進む中で1つの問題が見えてきました。報告書では、1つ1つの項目ごとに年度の実績と次年度の計画が詳細に記載されています。そのため活動はよくわかるのですが、目標に対してどこまで進んでいるのかという進捗状況の把握は十分できているとは思えません。このことについて、担当課では行動計画の進捗状況をどのように把握されているのか。このことをお聞きいたします。 ○議長(池永幸生君) 中村総務課長。 ◎総務課長(中村誓丞君) お答えいたします。議員が言われますとおり、現在の第2次男女共同参画推進行動計画には、項目別の成果を図る数値目標の設定がなされていませんけれども、大きな視点で男女共同参画社会が推進されていたかどうかについては、施策の行動進行管理を行うために市が毎年行っております3,000人を対象とした市民アンケート調査に、「男女共同参画社会が推進されてきたと思いますか」という設問を設けてですね、平成20年度より年度ごとにデータを集積しておりますので、その数値で捉えるところで考えております。 それから、現在の第2次の推進行動計画には、4つの基本目標の下に13本の推進項目を設定されておりますけれども、この13本の推進項目の成果をどう客観的に捉えるかということになると思いますけれども、現在の第2次男女共同参画推進行動計画を策定する過程で、平成22年度に男女共同参画に関する32個の設問で、市民3,000人アンケートを実施しております。また、次期29年度からの第3次の推進行動計画策定に向けて、原則、同じ設問でアンケートを27年度にとるよう計画をしておりますので、設問ごとにその2回の数値結果を比較し、13本の推進項目の成果を類推したいと考えておるところです。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 3,000人の市民アンケート調査、そして男女共同参画についても3,000人のアンケート調査を22年度と、今度また27年度にとるということで、それによって状況を把握するということです。ただ、その毎年の市民アンケートは毎年やってますけれども、男女共同参画についてのアンケートって、今5年おきなので途中の状況がなかなかわかりづらいと思います。それで、県とかほかの市の計画書を見てみますと、さまざまな成果目標、目標値が設定されています。一方、本市の計画書では目標値があるのは各種審議会などへの女性の登用の中に、2016年度までに目標として女性委員の割合を40%目指しますという項目だけです。この数値目標というのは40%という、この数値目標しか計画書には書かれていません。例えば、男性職員の育児休業取得率だとか、あるいは管理職に占める女性職員の割合など、もっと多くの段階的な目標値を掲げて進捗状況が見えるようにすることで男女共同参画の状況がわかるし、もっともっと皆さんに関心を持っていただき進めることができるのではないかと思いますが、このことについてどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(池永幸生君) 中村課長。 ◎総務課長(中村誓丞君) 現在の第2次男女共同参画推進行動計画につきましては、平成24年度から平成28年度までの5年間を計画期間としておりますので、続けて29年度から第3次の男女共同参画推進行動計画が29年度から始まることになります。基本的には、その前に策定されます市の第2次基本構想を踏まえた計画策定となりますけども、策定につきましては、項目別に成果を図れるよう数値目標を設定して、計画の進行管理をきちっと行っていきたいというふうに考えているところです。  以上です。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 数値が示されれば、どこまで進んでいるのかが一目瞭然にわかると思いますので、ぜひそういう数値を入れた計画書を次回はつくっていただきたいと思います。 次に、グラウンドの夜間照明についてお尋ねをいたします。合志市には夜間照明のある施設が何カ所ありますか。またその利用状況、利用団体の現状についてお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 現在、夜間照明のある施設につきましては、総合運動公園の野球場を含めてグラウンドが5カ所、それからテニスコートが2カ所、それと小学校のグラウンドに2カ所設置してございます。昨年度の利用率を見ますと、平均で約47%の利用率となっております。以前はソフトボール、それから野球が多かったのですが、最近ではサッカーが主流となっております。利用形態については、これが7時から10時までの夜間使用になりますので、そのうちでやはり2時間程度の利用が一番多い状態です。それから、曜日で利用状況を見ますと、土曜日曜、それから月曜日、これはもうほとんど利用がない状態となっております。また、これらの施設に要する維持管理ですけども、年間に約1,000万円ほどかかっておりまして、それの半分ぐらいの500万円程度は電気代でございます。また、施設の、これも老朽化が最近出てまいりまして、修繕費等も年々増加している状況でございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 今、課長も言われたように、グラウンドの夜間照明はもともと野球やソフトボールのためにつくられたみたいで、ところが今はサッカーが盛んで、グラウンドの利用もサッカー利用に変ってきています。合志南小の夜間照明も野球対応につくられていて、サッカーの利用には非常に使いにくいというふうに聞きました。また、周辺の住宅開発にあわせて合志南小学校のグラウンドが広げられましたけれども、照明はそのままの状態です。合志南小学校の夜間照明を充実させるお考えはないのでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 今の小学校のグラウンドに2カ所夜間照明があるということでお答えしましたように、合志南小学校のグラウンドについても夜間照明ございます。今、利用団体当たりからの要望としては、サッカーの使用と、やはりソフトボール、野球の使用とはやっぱり光の出具合というか配置あたりが違ってきておりますので、そういった意見は出てきております。ただ、やはり夜間照明、あそこにありますけれども、これについてのやはり今あの施設も修繕費もかかってきておりますので、今後夜間照明施設の更新にあわせて計画的に考えていこうと思っております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 先ほどグラウンドの利用実績をお聞きしましたが、旧合志町のグラウンドは泉ヶ丘テニスコートのほかには合志南小学校のグラウンド1カ所だけです。日中のサッカーの練習や試合には栄のグラウンドがよく利用されております。ただ、夜間照明がないため日中しか利用できないのが残念だというふうに利用者からは声が上がっています。また、近くの方から、ご近所の方からは夜間は真っ暗で健康のためのウォーキングにもちょっと怖いということ、また夜間照明があればウォーキングなどももっともっと盛んになって地域がにぎやかになるのではないか、そのような声が寄せられました。栄グラウンドに夜間照明を付けるということについて、夜間照明を設置してはどうかと思うのですが、このことについてのお考えをお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) 今、栄グラウンドのことについてでございますけども、要望については、まだ区や利用団体からの正式な要望はあっておりませんけども、夜間照明の設置については、どのような団体がどの程度利用するかというのが当然必要になってきますし、詳細な利用計画あたりを基に考えていく必要があると思います。また、虫や騒音、それから光の具合と駐車場、こういった考慮する必要がある点もありますので、今後地区のご意見あたりを聞きながら、慎重に考えていきたいと思っております。また、利用団体からの申し出があれば、既存施設の利用促進も図る必要がございますので、そういったところの施設も促して使用していただきたいと考えております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 栄グラウンドについては、正式な要望はないということなので、ぜひ利用団体の方から正式に要望を出していただこうと思っています。 それで、栄グラウンド、最近はとてもよく利用されているグラウンドです。旧合志町にはそういう意味ではなかなかきちんとしたグラウンドがないので、このグラウンドを充実させていくということはとても意義のあることではないかなと思います。なかなか新しく大きなグラウンドをつくるということは、今財政的にも非常に難しい状態ですので、今あるものをより有効に使っていく、より使いやすいものにしていくということが大事なことではないかなと思います。そういう意味では、この栄グラウンド、もっともっと整備をすれば使いやすく利用者も増えるのではないかと思いますので、今後きちんと調査をして、このグラウンドについての利用がもっと生かせるようにぜひ担当課にはお願いをしたいと思います。 じゃとりあえず、例えばその正式な要望があがったらすぐ取り上げて調査に入っていただけるということでしょうか。
    ○議長(池永幸生君) 辻課長。 ◎生涯学習課長(辻健一君) お答えします。正式な要望があれば、それに基づきましてこちらのほうでも調査を行って考えていきたいと思いますし、先ほどもちょっと言われましたように、夜間のグラウンドでのウォーキングあたりは、正式な夜間照明施設じゃなくて、栄グラウンドもトイレの近くに1つだけ水銀灯がありますけども、そういったところの防犯灯、そういった対応も一緒に考えていかなければいけないかと思っております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 私に声を寄せられた方は、とにかく栄グラウンドが寂しくて、もう少しにぎわいが欲しいという、そういうお声でした。防犯灯の設置も考えるということで、ぜひそれはやろうと思えばすぐできることじゃないかなと思いますので、そのことについては早急に対応していただきたいと思います。そして、ナイター照明についても、要望受けた形で取り組んでいただくように重ねてお願いをしておきます。 次に、最後ですが、池尻地区の開発についてお尋ねをいたします。1月の全員協議会で、池尻地区の開発について報告がありました。私には聞いたことのない池尻という名前でしたけども、よく見ると永江団地のすぐ近くです。永江団地からすると、堀川の北側、合志南小学校の南側ということで、本当に近いところにこういう土地があったのだと改めて思いました。開発業者ももう決まっていて、幹線道路は市が建設するということで、文教経済委員会では現地視察にも行きました。ただ、心配なことが2つあります。1つは、自然災害についてです。この地域は、堀川沿線で堀川沿いなので最も低い場所のように思います。最近は、予想外の集中豪雨被害が各地で起きている状況もあり、災害に強い合志市といえども万全ということではないと思います。以前の豪雨でも、堀川は満水近くなったこともあり、住宅地に適した場所なのかということでは少し疑問に思います。この地区開発にはどのような水害対策が考えられているのか、まず最初にこのことをお尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 辻政策部次長。 ◎政策部次長(辻賢一郎君) 災害対策ということで、雨水対策ということになるかと思います。この開発区域内の雨水対策につきましては、県の開発許可基準の中で適切に支障なく区域内の処理をするということが必須ということで、ほかの堀川沿いの住宅地と同様に、適切な処理が施されるというふうに考えております。また、堀川の上流部には沖野遊水地や演習場横の花立地区には大規模な調整池がつくられたことによりまして、増水時における対策も行われてきておりますが、先ほど議員がおっしゃられたように、昨今の集中豪雨につきましては、想像がつかないような雨量になることがあり、どこにどのような形で災害が起こるかの予想がつきません。このようなことも踏まえまして、今後河川管理者であります県と十分協議を行っていくよう、事業者と連携をして進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 適切な処置というのがどういうことなのかよくわかりませんが、このことについてはまた詳しい方に聞いてもらえればいいかなと、もう少し私もこのことを調査してから、しっかりこのことをお尋ねしたいと思います。 もう1つ、心配な点、それは学校問題です。私の前の神田議員からも大規模化ということが、学校の大規模化ということが問題として取り上げられていましたが、この住宅地の校区は合志南小学校区になると考えられます。合志南小学校というのは、今一番児童数が増えている学校です。その中で、このような住宅開発が行われればますます合志南小学校はパンク状態になることが目に見えています。 そこで、ここの住宅数、新しく建設される住宅の数、また児童数の増加についてどのように考えているのかお尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 上山学校教育課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。今議員のほうから言われましたように、合志南小学校が対象校となります。開発につきましては、約200戸の分譲がされると聞いております。その200戸の分譲に基づきました児童数の予測を行ったところ、30年度の推計で1,091名、1,000名を超えるという見込みを出したところでございます。学級数につきましても8教室増える見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 今答えられたのは200戸で、児童数が30年度には1,091名ということでしたが、これはこの池尻地区の子どもが増えるということで1,091名になるのか、ほかの地域も合わせた形での増え方なのか、ちょっとそこをもう一度確認させてください。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。今回の池尻地区の開発の部分を、今までの平成25年の2月ぐらいだったかと思いますけども、議員の皆様に推計のほうを1回提示させていただいております。その部分で周辺も含んだところの推計をその時は行っております。そして、今新しく合志南小の上にできた南公園通りだったですかね、あそこの部分を加味したところで推計を行っておりましたが、その推計に今回の池尻地区の分を追加しました全体的な見込みということでございます。ですから、今までの見込み数に池尻地区を追加して推計を行ったということでございます。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 私は池尻地区だけで何人増えるのかということをお聞きしたかったんですが、でも言ってみれば合志南小学校が30年度で1,091名までなるという予測が、これは最大でというよりむしろ少なく見積もってという数字だろうと思います。そういう意味では、合志南小学校は一体どこまでの許容量で今考えているのか、そのことについてお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答いたします。今回の推計につきまして、ここ数年間で開発されました泉ヶ丘支所の隣にあります行政区と、あと黒石のほうで開発されました行政区の子供たちの数を基に推計を行っております。一応、その推計から今回できましたのは、大体就学前の児童生徒の数と今回の分譲に伴う増加数を加味しまして、平成31年まで今現在推計を行っているところです。 今回、うちのほうとしましては、どちらかと言いますと最大の数ということで考えております。これにつきましては、27年度の増築工事で学校のほうを増築していく予定です。ですから、先ほど言いました不足する8教室を確保していくということで考えております。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 学校の問題は、本当にこのことをきちんとまた取り上げていかないといけないと思いますが、とにかく合併時に400だった学校が現在800になり、そして30年度には1,091、およそ1,100になる。今よりも300増えるということで、3倍に近づいてきてますよね。そういう状態で、例えば体育館なりプールなり図書室なり、そういうものは今までと変わらなくて対応しきれるのかなという疑問があるのですが、このことについて教育委員会ではどのように考えているか。このことについてもう一度お尋ねをいたします。 ○議長(池永幸生君) 上山課長。 ◎学校教育課長(上山幸顕君) お答えいたします。過去に、西合志東小が児童数が増加しまして、体育館を増築した経緯がありますので、そういったところで関連する施設についても、今後検討協議を行っていかなければならないかということは問題として捉えているところでございます。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 関連施設については今後考えるということで、もう今までも敷地がない、建てる場所がないというふうに言われてたんですけれども、そういう場所があるのか疑問に思うんですけれども、このことについてはまた後日取り上げていきたいと思います。 次に、この池尻地区の開発の資料を8月の全員協議会の時に渡されました。とても素晴らしい内容です。土地利用の基本方針には、地区を東西方向に貫く幹線道路を骨格となる軸として、その両側に住宅地を構成する。それから、地区の東端の幹線道路沿いを高齢者施設等の用地に設定、施設用地に連続して幼稚園、クラブハウス、公園をまとめて配置し、にぎわい空間を形成。それから、堀川沿いの動線を自転車・歩行者共存道路として、沿道にゆとりある住宅地を形成。本当に、これを読むとワクワクするような魅力的な計画です。ただ、この地域は優良な農振地域であり、開発許可を得るためのハードルが高いというふうに聞いております。この地区計画は、いつ頃をめどに実施できると考えているのか。着工時期についてお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 辻次長。 ◎政策部次長(辻賢一郎君) 開発のスケジュールについてのお尋ねということで、お答えしたいと思います。この地区につきましては、地元地権者によります組合の施工でありまして、加えて先ほど言われました優良農地ということもあり、関係省庁との協議や調整が必要になってきます。この地区につきましては、先ほど言われましたように商業施設とか高齢者向けの優良住宅等の計画がされておりまして、これにつきましては、現行の地区計画制度では施設の立地等はできません。今年度におきまして、この制度の見直しが検討されておりまして、今年度末には改正が施行されるという見通しですので、この地区につきましては改正後の基準によって申請を行うということになります。平成27年度より申請を行うことになりますけれども、その際、農政局などの関係機関との協議を行っていくということになります。このようなことから、現時点としてはたくさんの不確実な部分があるということで、具体的にいつ頃までに形になるというか、着工するというのはお答えすることは現在のところは控えさせていただきます。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 平成27年度に申請ということで、まだまだ時間がかかるということですが、例えば早ければいついつ、遅くてもいつまでにとか、そういうおおよその時期とかというのはないのでしょうか、お尋ねをします。 ○議長(池永幸生君) 荒木市長。 ◎市長(荒木義行君) 一つお断りをしておきたいんですが、よく私は官主導という形で言います。民開発と、これが2つの考え方があります。今、須屋地区の道路形態を見ていただければ、民主導、民開発という形でやったために、今道路の改修に数十億円かけてやっているわけですね。ですから、今池尻地区ももうご存じのように家が建ち始めてたわけですね。道路も狭かったんです。現道をそのまんま利用されるということでしたから、そのまんまあれが民開発が小さく小さくずっと仮に行ったとすれば、将来、あの地区が非常に道路の状態が私は悪くなる。または、雨水、こういった災害等も非常に後でしわ寄せが来るんではないかという心配をしました。地元の方々に売るのをちょっと待ってくれませんかと。それで、その代わり先に整備すべき道路、これは市のほうでやっときますと、あとは皆様方がここをやっぱりやりたい、またはこれは反対だというのは地域の方々にお任せしますということで、今売ろうとしている方々にちょっと待ってくれということで、全体的にあそこを官でまず道路を、または下水、どのくらい必要かということの精査を実はお願いをしたということですね。その後、地元の方々は市が道路をつくるんであれば、それは協力しようと。その際、将来農業をやる人たちも減ってきているので、自分たちもやろうということで組合というものをつくるという準備をされてるんだろうと思います。ですから、官が道路は整備しますが、開発に至っては民の方々がやっていきますので、私たちが何年とかいつまでにとかという話を、逆に相談を受けてやる立場でありますので、控えさせていただきたいということが一つ。 それと、先ほど少し誤解があったらいかんと思って付け加えさせていただきますが、平成30年度に合志南小が1,100人近くなるというお話をされましたが、これは全体計画を立てたときにマックスで、あの周辺が仮に開発可能な地域がどれだけあるのか、そこに我々が勝手にどういった住宅を張りつけたら大体どれくらいになるかというマックスの想定をして、仮にそこが開発をされて区画分譲をされて、全部売れて人がそこに住んだとした場合の想定でありますので、少し誤解があるとするならば、30年にはもう1,100人に子供がなるんだというようなご理解であったとするならば、それはちょっと違っておりますので、訂正方をお願いしたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 民間で開発されるということについてはよくわかっております。ただ、市長はいつも官が主導するということを今までも言われてきてて、道路については委員会で見に行くような事態になってましたので、これは意外と早い段階にできてくるのではないかなというふうに期待をしたところです。 最後にもう1点、お尋ねをいたします。この計画が素晴らしいのは、住宅建設だけではなく、先ほども言ったように、この地区内に高齢者施設や幼稚園、それから防災施設、クラブハウス等のそういう施設建設がうたわれていることです。この図面を見ながら考えたのは、ここにぜひコミュニティセンターをつくってほしいということです。皆さんご存じのように、旧西合志地区には5カ所のコミュニティセンターがあり、それぞれ指導員が配置されてさまざまな活動を展開されています。旧合志町にはヴィーブルや泉ヶ丘市民センター、みどり館が配置されて、これまた活発な活動が行われています。ただ、南ヶ丘小学校区には公共施設がない、そういうみんなが寄って楽しめるような設備がないということです。ところが、この池尻地区は杉並台からも永江団地からも沖野台や群地区からもとても近いところにあります。軽スポーツができるような、そういう施設があれば健康づくりにも生かせると思います。また、先日は永江団地でも敬老会がありましたけれども、公民館は満杯ですし、また隣の杉並台ではヴィーブルを利用されたというふうに聞きます。そういう大勢が集まる場所としても、ここは適当じゃないかなと考えるのですが、この地域にコミュニティセンターを市としてつくるという考えはありませんか。 ○議長(池永幸生君) 辻次長。 ◎政策部次長(辻賢一郎君) コミュニティセンターができないかということでございますけれども、コミュニティセンターにつきましては、市の施設という捉え方をします。この開発区域につきましては、先ほどお答えしましたように、池尻地区の開発の組合でなされるということでありますので、計画されているクラブハウスにつきましては、あくまでも行政区の公民館的な性格のもので、開発地区内の住民の方が管理費を負担して運営されていくというような計画であると聞いております。 また、先ほどおっしゃいました、この池尻地区の近くには泉ヶ丘市民センターもございます。このようなことで、この地区にコミュニティセンターをつくるということは難しいというふうに思います。 ○議長(池永幸生君) 坂本議員。 ◆7番(坂本早苗君) 私は、クラブハウス云々ではなくて、この地域にもう南ヶ丘小校区には土地が残っていないので、この地域にしかコミュニティセンターを建てる場合には考えられないかなと思って提案をしたところです。コミュニティセンターについての考えについては、まだきちんとどうするのかということについて結論が出ていませんので、このことについては次回きちんとコミュニティセンター問題として取り上げていきたいと思います。 今日はここで終わりにします。どうもありがとうございました。 ○議長(池永幸生君) これで坂本早苗議員の質問は終了しました。 ここで暫時休憩します。次の会議は午後1時から開きます。                  午後0時09分 休憩                  午後1時00分 再開 ○議長(池永幸生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、上田欣也議員の質問を許します。 上田議員。 上田欣也議員の一般質問 ◆5番(上田欣也君) 皆さん、こんにちは。議席番号5番の上田欣也です。さて、もう14年前になりますけれども、平成12年、まだ旧合志町の時代ですが、今も続いております図書館祭りの中で、私は「ちかくdeトーク」というイベントを開催いたしました。橋本博さんと児童文学作家のたつみや章さんをお招きして、図書館とマンガをテーマにしたトークショーでございました。当初は、まだ今ほど有名ではなかったですけど、かなり有名になっておりました村上春樹さんに来てもらおうとツテを頼って打診をしましたけれども、「人前に出ると次々に出ないといけないので、残念だけれども来れない」という返事をいただきまして、次に、ちょうど当時映画「黄泉がえり」というのがあったのご存じですかね、阿蘇が舞台になった。あの原作者である梶尾真治さんにも打診したことを、この質問を考えていたときに思い出しました。梶尾さんは当時会社の経営者でしたので、作家としての顔出しはしないというふうにはっきり断られ、その代わり紹介されたのがたつみや章さんでした。個人的な思い出は尽きませんが、その橋本博さんは、現在熊本マンガミュージアムプロジェクトの代表であり、昨年、学習漫画「カタルパの樹」の原案を始め制作にご尽力いただいたところです。合志市とは、そのように縁が続いていたということは非常に喜ばしいことかと思います。 さて、そこで改めて、この熊本マンガミュージアムプロジェクトがどういうものであるのか、また合志市がプロジェクトとどうこれまで関わってきたのかについてお伺いいたします。 ○議長(池永幸生君) 坂本政策課長。 ◎政策課長(坂本政誠君) お答えをいたします。熊本マンガミュージアムプロジェクトといいますのはNPO法人でありまして、名前が非常に長いですけれども、この熊本マンガミュージアムプロジェクト、これに対してどういった活動をしているのかというようなことで、少しご説明をしたいと思います。 当法人の活動目的としまして、1つ目が熊本県内各地にマンガを活用した地域の活性化の拠点としてのミュージアムを開設することと。それから、2つ目がメインとなる拠点には、これまで出版されましたマンガ雑誌、それから単行本、それから付録、関連資料を収集したアーカイブ、アーカイブといいますのは記録保管所とか書庫とか公文書の保管所というふうに訳されておりますけれども、そういったアーカイブを立ち上げてマンガを文化遺産として保存・活用することなどを主な活動目的というふうにしているみたいでございます。 会員につきましては、古書店の経営者、県出身漫画家、それから漫画の研究者、それから大学・高校教員などで構成されておりまして、マンガに関する専門的知識、それからノウハウ、人脈等を活用して、県内各地で行われておりますマンガに関する各種イベント等の主催や協力等を行っているというようなことでございます。 そこで、本市において、どのようにこの熊本マンガミュージアムプロジェクトと関わってきたのかということでございますけれども、この法人はマンガ・アニメなどを活用して、新たな産業及び雇用創出によります地域経済活性化を目指しているということから、本市が目指しております稼げる市をつくっていく一つの方策として、相互に連携を図ってきたわけでございます。 具体的には、当法人代表の、先ほど名前が挙がりましたけれども、橋本博氏が大量に所有しますマンガ本につきまして、一部雨ざらしになるなど保存場所等に苦慮していたため、約6万冊のマンガ本を譲り受けて、適切な保管を行うとともに将来の利活用のため、文化庁の補助事業なんかを活用しまして、マンガ本のタイトル、それから発行年月日、作者等基本情報のデータベース化に取り組んでおりました。 また、平成25年度には、合志市の歴史を題材にしましたマンガ本「カタルパの樹」の制作に当たって、この法人と契約を行いまして、完成にこぎつけたところでございます。自治体で作成をしましたマンガ本といたしましては、この当法人、NPO法人の会員の方からも評価も非常に高く、文化庁の「第18回文化庁メディア芸術祭」これのマンガ部門に現在申請しているところでございます。また、平成26年度、本年度におきましては、「カタルパの樹」非常にこれが好評でございまして、分けてほしいという要望が多数ありましたもんですから、今回増刷を計画しており、有料での販売というのを考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) 今、思い出しましたけども、これは確か昨年、まだ上原部長が生涯学習課長の時に言ったと思いますけど、今年度はぜひ熊日出版文化賞のノミネート申請をお忘れなくお願いしたいと思います。多分、今年の12月までの1年間の出版物が該当になると思いますので、林田支局長もいらっしゃってますので、その確認をして、もうやがて候補選びという時期になるかと思いますので、お忘れなくお願いいたします。 実は、私は大体概要は存じておりますけれども、こういう機会に明らかにしていただかないと、名前は何となく聞いたきいたことがあるけども、予算も特についてるようでもないし、どういう関係でどういう協力をやってきたのかというのがなかなか見えてこないというのがあるのではないかということで、改めてお尋ねしたところです。 私のほうから補足しますと、要するに熊本県内の一つの大きい箱としてのミュージアムというわけじゃなくて、熊本県内各所、わかりやすく言えば湯前マンガミュージアムというのがありますけども、そういう幾つかのところにそういうミュージアムを分けて、全体のネットワークとして全国に誇れるものをというか、全国に誇れるということは、まず全世界に誇れるという、もうイコールです、これは。マンガ文化に関してはですね。そういうものを狙っていらっしゃるということをお聞きしたことがあります。これまでは、先ほど話ありました文化庁の補助事業とか、完全にボランティアみたいな形での協力があったかもしれませんけれども、今後はある程度、そのプロジェクト自体も今まで以上に形になってくるかと思いますので、合志市は積極的に関わっていくべきではないかと私は考えておりますが、政策課としては今後どういうスタンスで、どういう役割を熊本マンガミュージアムプロジェクトに対して果たそうとしているのか。具体的なことは無理かもしれませんけど、その方向性というのをお示しいただければと思います。 ○議長(池永幸生君) 坂本課長。 ◎政策課長(坂本政誠君) お答えをいたします。今後どういった役割を果たそうとしているのかというようなことですけども、熊本マンガミュージアムプロジェクトが行います取り組みに対しましては、今後も、今までも行っておりましたけれども連携を行ったり、本市が連携をしますその他の企業、団体等とのつなぎを行っていきたいというふうに思っております。今後はこの取り組みが将来的には行政主導ではなく、先ほど箱モノという形がありましたけれども、もしそういったものがつくっていただけるということであれば、NPO法人等の民間の持つ人材とかノウハウ、それから知識、資金等の活力によるマンガ文化の発信拠点としてのマンガミュージアムを合志市内につくってもらえれば、非常に私たちとしてはありがたいなというふうに感じているところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) 熊本マンガミュージアムプロジェクトというのは、名前がちょっと長いので、橋本さんなんかはクママンというふうに呼んで、NPO法人の方皆さんそう愛称で呼ばれているかと思いますけども、くまモンと紛らわしいので、かえって何か使いにくいというところもあるかもしれませんけども、略してクママンですね。このプロジェクトに合志市が最初から関わっているということは、かなりほかの団体などと比べても優位な立場にあると思います。ただ、それをいかしきっていないというか、先ほども申し上げましたように、市民の中でも余り知られていないと思います。これは非常にもったいないことではないでしょうか。もっとアピールをすべきというのは、このクママンのプロジェクト自体がそうかもしれませんけれども、まだこのプロジェクトのホームページができたのは日が浅いと聞いております。しかし、このプロジェクトの進行状況や活動を合志市の公式ホームページで、いわゆるリンクを張ると言いますか、そういうプロジェクトのホームページにすぐに遷移できるとか、そういうような形での応援というのはほとんど経費もかからずできるのではないかと思います。そういう協調姿勢がこれまで以上に必要ではないかと考えますけれども、いかがお考えでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 坂本課長。 ◎政策課長(坂本政誠君) こういった活動、それから合志市が行っていますマンガ・アニメ等の活動というものをアピールするためには、そういったホームページ等でやっぱり広く啓発をしていくべきだというようなことで、そのつくっております、先ほど言われましたように、いわゆるクママンがつくられておりますホームページとのリンクというような形だと思いますけれども、そういったリンクをやっていくという部分につきましては、担当課のほうと協議をさせていただきまして、今後リンクができるということであれば、リンクを行っていきたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) この質問の次に来る「合志市の顔について」にもつながってきますけども、マンガは当然絵画というか芸術につながってくる部分ですけども、いわゆるデザインという言葉、これはもう次のところで詳しく述べますけども、将来にわたってどういう形で協力していくかというのを、やっぱりまちづくりと同じように絵にすることが大事ではないかと思います。そういう意味で、マンガ自体がそういうデザインの一つの形でございますので、そういうことを忘れずに、これからも積極的な関わりでやっていただきたいと思います。 近い将来、このミュージアム構想が現実味を帯びてきたときに生じる問題が一つあると私は考えております。それは、先ほども課長がおっしゃられたように、マンガを文化遺産として保存・活用するということが、このクママンの目的の一つでありますので、そうなってくると、文化遺産の保存・活用というときに、現在の合志市立図書館や歴史郷土資料館のあり方と、どちらが上とかそういう問題ではございませんけれども、文化遺産を保存・活用するという意味では総合的な整合性が図られることが必要になってくると思われます。今申し上げましたように、これらを含めて合志市の顔の一つとして捉えることもできるのではないでしょうか。つまり公共施設のあり方と関係してくるわけであります。そのことは忘れずにいていただきたいと思います。 それでは、合志市の顔についての質問に移ります。今週月曜日の敬老の日に、市長にはご多忙の中、泉ヶ丘自治会の敬老の集いに駆けつけていただき、またお祝いの言葉まで頂戴いたしまして誠にありがとうございました。その中で、14日日曜日のJ2ロアッソの試合で、合志市タウンデーとして設定されておりましたので、市長が挨拶をされたことを披露されました。私は残念ながらスタジアムに応援に行っておりませんけれども、インターネットのツイッターに、あるファンの方がそのことを書いていらっしゃって知ったわけでございます。ロアッソ熊本だけでなく、横山FCのファンのサポーターに対しても、荒木市長と合志市の存在が強く印象づけられたことと思います。 私たちは、地元で「こうしし、こうし」と言っておりまして、たまに「ごうし」と言われたら、いやそれはちょっと失礼ですけども「こうし」と読むんですよというふうなことぐらいしか合志市について考えないかもしれませんけれども、インターネット上では全国的に読み方の難しい市の5本指ぐらいには入っているようです。それ私もたまたま見たんですけど。そういう合志市が志を合わせると書いて合志市という呼び方がネットだけではないかもしれませんけれども、そういうふうに広がっているということは非常にありがたいことではないかと思います。名前と顔が一致するということがいかに大事なことであるかは、私が言うまでもなく皆さんご理解のことだと思います。 さて、本題に入ります。合志市の顔という言葉は、市長の所信表明の中に出てきております。この際、もう一度振り返ってみますと、「合併から10年を迎えようとしている今、対外的に合志市という名前もある程度の認知度を得てきたかとは思いますが、やはり合志市の顔と言えるものがない。このことが市としての魅力に欠ける部分ではないでしょうか。子供たちと話しているとよく言われることですが、「ここが合志市の中心であり誇れる場所ですというものがなく、合志市としての一体感に欠ける部分であると考えます」というふうに述べていらっしゃいます。このことは、重点区域土地利用計画の実現についての弁ではありますけれども、ただ、合志市の中心は人為的につくられ、それが市民の誇れる場所になるのか。また、合志市は果たして一体感に欠けているのかという議論を今回するわけではございません。1つの例えとして、市役所庁舎とその周辺がそのまちの中心であるという1つの考え方がございます。合志市の場合、合志庁舎にお客さんが来られます。要件が最初から決まっていれば西合志庁舎に直接行かれる場合もあるかもしれませんが、市外からのお客さんだけでなく市民にしてもそうですが、まず本庁舎である合志庁舎を合志市の一つの顔と考えることもできるかと思いますが、この考えに無理がありますでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 中村総務課長。 ◎総務課長(中村誓丞君) 市としましては、いろんな顔があると思いますけれども、庁舎というのはその自治体のシンボル的な建物であったり、その土地の目印や象徴になるような建造物として、ランドマーク的な建物もありますので、そのような観点で捉えると、本市の場合でも合志庁舎は市の一つの顔ということができるのではないかと思うところです。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) それでは、まず合志庁舎ということに絞りますけれども、合志庁舎のそのまた顔に当たるのは庁舎のどの部分になると考えられますか。 ○議長(池永幸生君) 中村課長。 ◎総務課長(中村誓丞君) ご質問に対しましては、こちらのほうもいろいろな意見や見方があるとは思いますけれども、市庁舎の顔はどこかと問われれば、一般的な捉え方といたしましては、外観的には正面玄関、庁舎の内部では合志庁舎でしたら1階の市民ホールを含めた市民課窓口付近ではないかと思うところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) わざわざ答えていただきましたが、私もやっぱりそう考えます。合志市が有名になるというか認知度が高まるということは、当然県内だけでなく国内各所から、また海外からお客さんが来られる機会が増えてくるかと思います。逆に、そうならないといけないと思うんですけども、そうなってきたときに、いろんな形でランドマークであるということだけでなくやはり行政の中心でありますので、まずは合志庁舎に来られるということがかなりの確率で高いのではないかと思います。その顔に当たる玄関ホールというか正面玄関から玄関ホールに入ったときに来庁者がどういう印象を持たれるか。私は決して悪いとは思いません。多分ほかの市町村役場、庁舎の中でも上位といったら語弊があるかもしれませんけれども、そこそこの明るくていい印象だとは思いますけれども、そういうどういう印象を持たれるかについて、市民アンケートとかその他のアンケートなどでその答えというか結果が表れているようなものはございませんか。 ○議長(池永幸生君) 中村課長。 ◎総務課長(中村誓丞君) アンケート調査の件ですけども、窓口業務におけます接遇に関するアンケートですね、そちらのほうにつきましては、市民課のほうで行っておりますけれども、ご質問のような趣旨を捉えたアンケートについては、現在特に行っておりません。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) わかりました。そうですね、確かに来られて受付であるとか、窓口の対応がきちんとしていれば、そっちのほうが見た目よりか大事な部分があるかと思います。また、古い話ですけれども、私の近所の知り合いが、そこのご主人がもう30年近く前ですか、合志町に引っ越してこられたときに、あの当時はまだ旧役場庁舎だったかと思いますけれども、そこの窓口に転入で行かれたときに、対応が余りにも素晴らしかったのでびっくりしたというのがいまだに時々話されます。名古屋から来られたので、それは当然だったかもしれませんけど、そういう部分は当然大事なことですし、今職員の皆さんもそういうふうに努力されてると思います。しかし、私が今回取り上げていますのは、要するに見た目と言っては語弊がありますけども、その合志市の顔としてのイメージのことを取り上げております。照明がLEDに替わりまして、以前よりもっと明るくなった部分もありますけれども、何となく清潔で明るいという感じはありますけれども、先ほどのマンガミュージアムプロジェクトと同じように、合志市であるということをアピールする力に欠けていると私は感じます。そっけないと言うとあんまりですけれども、何か物足りないというか、という印象を持っておりました。 それで、今日は来庁したときもまた改めてこの質問をするので、じっくり眺めたというか鑑賞したと申しますか、見たところですけれども、意外としょっちゅう来ている割には見ていなかったなという感じも自分で反省しました。以前に比べたら本当にもっと良くなっていると思います。ただ、これまでも何回も総務課の担当の方などにも申し上げたことがありますけれども、玄関のドアから入って右側の情報コーナーの部分、あそこのつい立ての配置と中身のパンフレット類の並べ方とか、また、その奥にありますレリーフの竹迫観音祭の壁画、ああいうのがまとまりがないというか、せっかくのものが生かされていないと感じます。こういう姿勢で市として魅力的な顔をつくるとか、デザインするということなど到底できるとは思えません。今現在が悪いと言ってるわけじゃないですよ、もっと高みを目指して頑張るべきではないかと思います。その辺について、いかがお考えでしょうか、総務課長。 ○議長(池永幸生君) 中村課長。 ◎総務課長(中村誓丞君) 両庁舎とも、正面玄関付近から1階部分のデザインやレイアウトにつきましては、建設当時、旧町の顔として大いに議論、検討がなされて現在の姿になっているところですけれども、議員がおっしゃるとおり、機能性やデザイン性が現代の要求にマッチしているかと言えば、そこは検討すべき時期に来ているのではないかと考えるところです。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) つまり現状の改善が必要だと私は考えております。合志市の魅力を売り込んで知名度アップとともに、潜在的な力はあるわけですから、それを発揮して稼げる市につなげようと思ってる割には何となく放置されているような感じがします。正確には何年前かちょっと私も思い出せませんけれども、レターバスのデザインを決定する際に、公開コンペをやりましたね、皆さん覚えていらっしゃると思います。あの先進的な開かれた試みがなぜいろいろな面で継続されなかったのでしょうか。せっかく崇城大学を始め各大学などと包括連携協定を結んでいるのですから、まずは合志市の顔としての合志庁舎玄関、当然、西合志庁舎も含められるかと思いますけれども、顔として見た場合の庁舎の玄関を、大学生を中心とした若者の感覚で、まずは、アンケートはとられていないということでしたので、評価をしてもらってはいかがでしょうか。お考えをお聞かせください。 ○議長(池永幸生君) 坂本課長。 ◎政策課長(坂本政誠君) お答えをいたします。過去に、今言われましたように崇城大学の学生の方たちにバスのデザインをしてもらったというようなこともございましたけれども、そういった形で庁舎の顔であります1階の部分を一緒に学生たちと考えられないかというようなことですけれども、そのようなことも今後考えていく上では一つの方法であるというようなことでは考えられますけれども、今年6月の補正で社会保障税番号制度に伴います窓口業務改善支援業務委託料というのをお願いいたしましたが、この委託業務の中で、1年間をかけて市民サービスの向上を目指した窓口業務の検討を行っていくというようなところで、現在進めているところでございます。この中では、ワンストップサービスの取り組みや窓口のサイン、言われましたようなサイン関係ですね、そういったもののわかりやすさ、それから窓口のハード面での提案なども計画をしておりますので、議員が言われるようなデザインされた庁舎の顔という面でも、今後そういった中で取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) 窓口業務の検討の委託に対して、合志市としてはこういう学生の声を聞いているので、これを取り入れるか取り入れないは別として、こういうのも参考にできないかということは言えないのでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 坂本課長。 ◎政策課長(坂本政誠君) 今後、窓口業務の検討を1年間かけて進めていくわけですけれども、その中で今包括連携をしております、そういった崇城大学などの学生等との話し合いをして、その中に取り入れるということもできるとは思いますので、そういった形で大学のほうが受けてもらえるのかというのは別問題として、お話はさせていただくならというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) 8月に、先ほどヴィーブル君の話の時も出ましたけども、子ども会議を傍聴に私は行きました。中学生の意見をまちづくりに生かすということで、活発なワークショップから意見が出たところです。 それはそれとして、例えば今ちょっと思いつきで言うので答弁は求めませんが、成人式の時には20歳の若者が、現在合志市に住んでいる若者もいるかもしれませんし、例えば市外、県外に大学に行ったり勤めていたりする若者たちもいると思います。せっかく帰ってきたりするわけですから、あんまりほかのことにわずらわせたくはないかもしれませんけれども、こういう機会に、今20歳の若者は合志市の顔をどう考えているかとか、そういうことを聞くこともできるかと思います。これを今言ってすぐどうこうじゃないかもしれませんけれども、こういう機会をとらえることを忘れずにいることが大事ではないかと思います。 先ほど、番号制度に伴うワンストップサービスに関する窓口のサービスとか、そういう検討は当然されるべきことではありますけれども、私はいわゆるソフト面というか、そのサービスのことを今回言ってるわけじゃなくて、やっぱりまちづくりをデザインするという観点から、まちづくり全体のことはもちろんそうなんですけれども、そのとっかかりを合志庁舎から始めることなくしてまちをデザインするとか、そういうことは言えないのではないかと思って、まずこの合志市の顔の質問を始めているわけです。そういう意味で、もう少し積極的な取り組みが必要ではないかと思います。 そこまで答弁としては準備されてないかと思いますけれども、もう一度若者の感覚の活用とかですね。例えば、さっきは思い出して言って申し訳ありませんけれども、成人式で集まってくる二十歳の若者たちの声を聞こうとか、そういうことが、やれと言ってるわけじゃないですよ、必要だとは考えられませんか。 ○議長(池永幸生君) 坂本課長。 ◎政策課長(坂本政誠君) お答えいたします。いろんな方の意見を聞くという部分では、必要なことというふうに思いますので、その若者という対象がどういった対象になるかというのは別にしまして、できるだけいろんな意見が取り入られるような形で私たちも取り組んでいきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) あんまり若者若者言うと高齢者の方から自分たちのことは無視されているというふうに思われるかもしれませんので、これ以上若者とは言いませんが、先ほど申し上げましたように、つい立てであるとかパンフレットを収めてる何と言いますかね、棚がありますよね。あの辺のただ情報公開で置いてあればいいというぐらいな感じにしか受け取れないわけですよね。雑然としているというか。結局情報公開で何を伝えたいかというか、やっぱりいろんな国関係のもありますけれども、せっかくあそこに来られてちょっとした待ち時間を過ごされる時に、皆さんご存じのように私はあそこで新聞を読んでることが非常に多いですけども、来られてあそこで5分ないし10分ないしソファーに座られたときにぱっと見回して、ああ、合志市はこういう市なんだなということが伝わるようなデザインが必要ではないかと思います。一つの例で言うと、先ほど言いました観音祭のレリーフ、壁画ですけども、あそこの前に何かおいてあるのを皆さんご存じだと思います。あれを置くぐらいだったら、もう終わりましたけど、今年の平成26年観音祭まであと何日とかいうカウントダウンの表示を置くぐらいのほうがかえっていいと思います。そういうことを何も考えていないのが非常に残念です。その辺、現状に満足しているとはおっしゃらないと思いますけれども、先ほどの業務委託の結論を待たずしてできることもあるかと思います。いかがでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 坂本課長。 ◎政策課長(坂本政誠君) 私がお答えしていいものかどうかちょっとわかりませんけれども、いろんな提案、そういったものは私たちも考えが及ばないところもございますので、今後私たち庁内でいろいろ考えさせていただくならと思いますので、お答えにつきましては、そこでとどめておきたいというふうに思います。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) 先ほど確認しましたように、合志市の顔の一つであるという認識を皆さんには持っていただけたらと思います。私は庁舎だけじゃなくて合志市全体が顔であるとまず思いますよ。空から見たら、線が引いてあるわけじゃないですけど、合志市、あの辺だなとわかります。それが一つの顔の形があると思います。そして、例えば車で光の森方面から合志市に入れば、途中の、どこにでもある店が並んでおりますけれども、そういうのを眺めながら、あとは飯高山とかとうもろこしがあるばってん、あれは食べられるとだろうかとか、全然知らない人は思うわけですよ、牛の飼料ということを知ってる人は地元の人だけかもしれません。でも、そういうのを見ながら、ああ、ここにJTの工場があるということを見ながら合志庁舎、市役所に用事がある人は来るわけですよ。何でこんな畑の真ん中に来なくてもうちょっと交通の便のいいところにないのかなとか思われるかもしれませんけれども、レターバスで来ようと思えば来れるし、別にタクシーを使ってもそんな遠いところでもありませんし、歩いて来られる方もいらっしゃるんですよ、光の森あたりからですね。そういうふうなのを含めて、それが要するに合志市の各所の道路網とか畑なんか全て顔であるということは、議論を待たないところであると思います。とにかく、合志市の顔という言葉は一人歩きするんですよ。一人歩きするのと同時に、私も含めて皆さん一人一人が合志市の顔であるし、地理的な意味での合志市の顔、それはやっぱりもう一度認識するべきではないかと思います。 それでは、3番目の質問、地球温暖化対策計画についてお尋ねします。近年、気象用語の見直しが迫られるような過去に例がない豪雨、台風などの大型の自然災害が大変増えております。異常気象という言葉自体がもう余りインパクトがないような感じです。そして、これは日本だけに限らず世界のあちこちで見られ、一般的に地球温暖化がその主な原因であると考えられています。この通告に挙げました地球温暖化対策計画について、まずわかりやすく説明をお願いいたします。 ○議長(池永幸生君) 後藤環境衛生課長。 ◎環境衛生課長(後藤俊彦君) では、お答えします。地球温暖化対策計画というのは、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、地方公共団体が計画を策定するものというふうにされております。地方公共団体の実行計画については、2つに分けられます。事務事業の分野と区域の施策についてでございます。 事務事業につきましては、地方自治体自らの事務事業に伴い発生する温室効果ガスの排出削減の計画策定でございます。こちらのほうは法律によって義務づけられております。 もう1つが、区域の自然的、社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出抑制を行うための施策について計画を策定するものがございます。こちらのほうは、現行法では特例市未満の市町村については努力義務として規定してございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) 努力義務ということですね、策定の義務はないということですけども、実は熊本では熊本県、熊本市は当然ですよね。ほかの市町村でこの計画を策定しているところはありますか。 ○議長(池永幸生君) 後藤課長。 ◎環境衛生課長(後藤俊彦君) 熊本県と熊本市は策定義務がございますけども、それ以外で水俣市でございます。それ以外の市町村は、策定はされておりません。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) ただ、法律はあります。つくらなくていいとは書いてないですね。努力義務であると書いてあるわけです。結論を先に行ってしまいますと、この計画をつくって、合志市を挙げて環境対策、温暖化防止のために努めようといってもごみ減量一つなかなか効果がないとは言いませんけれども、ままならない状況で大変だとは思います。しかし、だからといってこれを考えないでいいかというと、それはまた問題が違うと思います。それで、例えば、これは全世界の人たちがこう考えないといけないことですけども、日本国民がみんなで温暖化防止のために計画を立てて頑張ろうという気持ちになって本当に実行したとしても、悲しいかな温暖化は止められません。これはもう皆さんご存じかと思います。ご存じないですか。私もどう止められないかまでは説明できませんけど、これでいきなり京都議定書レベルで抑えることができても温暖化は止まらないんですよ。急ブレーキは利きません。ですから、少なくとも10年20年はこのまま温暖化が進んで、自然災害も増えます。これは結果、そうなってみないとわかりませんけど、そういうふうなことを言われております。だからと言ってやらなくていいのでしょうか。やはり、人類の未来のために、その自然環境を残そうと思うんだったら、何かできることから始めないといけないわけですよ。ごみ減量化の一つに環境対応と言いますか、地球温暖化防止というのも一つはございます。ですからそれも重要なことなんですけども、私、今回たまたまこの地球温暖化対策計画の策定努力義務というのを知りまして、いろいろ調べてみましたら、環境省が非常に良い手引書をつくっておりまして、それを見て驚きました。環境省がつくるパンフレットですので、当然この温暖化対策実行計画が中心にくるんです。しかし、それを中心にして市町村の総合計画、基本計画、基本構想、農業振興地域整備計画、また都市計画マスタープランとか、その辺に関連づけてつくるべきだというふうに書いてあるわけですよ。そう言われたら、確かにそうですよ。人が住めない環境になって都市計画もへったくれもありません。急に温暖化を止められないにしても、これから私たちが人類の未来というか、私たちの子供や孫たちに自然環境を良い形で残そうと思えば今スタートしないといけないわけです。今と言っても今日、明日できるわけじゃないので、次期総合計画を策定するときに、ぜひ根幹に。中心とは言えないかもしれませんけれど、3本の柱ぐらいに、この温暖化対策実行計画を据えるところが前提で、総合計画に取りかかっていただきたいと思います。今ならまだ間に合うのではないかということで申し上げておりますけれども、総合計画に関して、このような考えを取り入れる取り入れないは別として、取り入れる余地はございますでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 内田課長。 ◎企画課長(内田秀一郎君) 先日、行政経営推進部会という課長級の会議を開催いたしまして、次期総合計画の施策体系の検討をお願いしたところであります。今後、各課からの意見を集約いたしまして、新しい施策体系の案をつくっていくということになります。現在の第1次総合計画を振り替える中で、担当課のほうからは、この地球温暖化防止対策の施策につきましては、市民アンケートによると、地球温暖化防止に対する関心は高いものの取り組みにまでは至っていないと。今後、市民に対しCO2削減の意識づけをもってもらうための効果的な啓発のやり方を検討する必要があると、そういうような意見等もいただいておりますので、これらのことも踏まえまして、新しい総合計画の体系を検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(池永幸生君) 上田議員。 ◆5番(上田欣也君) 簡単につくれるとは思っておりません。それと、実際にこの計画をつくろうと思うと、先ほど午前中の坂本早苗議員の質問で男女共同参画に関しての質問、答弁がございましたけれども、数値目標が出てくるわけですよ。ですから、そこまで設定するとなると、これは大変なことです。実現しようというのは、それごみ減量ぐらいじゃないぐらい大変かもしれません。でも、先ほど申し上げましたように、そこに取りかかるか取りかからないかというのは自治体としての力といいますか、たまたま熊本県では水俣市しかやってないので、水俣市に追いつけると思いませんけれども、合志市をアピールする一つの機会ではないかと思います。 また、これは私の考えですけども、これは環境衛生課で考えるとかそういうレベルではないことは、私の先ほどのお話でおわかりかと思います。これこそ政策部の課題です。当然、総合計画でしたら企画課が中心になるかもしれませんけども、まずは政策部の中で論議していただきたいと思います。総合計画より前ですよ、前の段階でやるべきこと、当然各課でいろいろあると思います。ですから、政策部政策課で温暖化に対しては取り組むのか取り組まないのか。他市町村と同じレベルでいいのか、それよりもう1つ上を目指すかですよね。これは合志市の態度決定ですので、それに対して私がどうこう言うわけ、意見は言いますけども、最終的な決定は政策推進本部なり何なりでいろいろな出てくる中で優先順位なり大小、強弱をつけられるかとは思いますけども、私としてはぜひ大きな1つの柱にしていただきたいと思うところです。ですから、質問の要旨のところに計画策定の具体的な道筋はあるかと書いたのは、道筋をつけてもらいたいという気持ちがあったからです。今日の答弁では道筋までは行かないかもしれませんけれども、皆さんに十分これを認識していただいて、環境衛生課だけではなく、市役所全体、市役所というか市民全体、熊本県民、日本国民、全世界の人類の話になるわけです。ですから、その認識を持っていただけたらと思います。 ちなみに、時間がありますので申し上げますけれども、京都議定書の頃は、二酸化炭素を減らすために原子力発電所を増やすということが全世界の了解事項だったわけですよ、表立っては言いませんけども、皆さん。原発の推進があって二酸化炭素が減らせるというふうな共通認識がこの辺にあったわけですよ。しかし、チェルノブイリもスリーマイルももう随分昔の話ですね。直近に日本で津波によるとは言いながら、こういう大きい原発の事故を起こしてしまって、非常に今現在も原発は稼働してませんので、非常に苦しい立場です、日本は。ほかの国は原発を使えますから、動かしているところはですね。でも、それは原発を再稼働するかという、それはまた別の問題として。でも、そういうものをひっくるめてやっぱり環境問題を考えないといけないんですよ。ですから重要な問題なんです。電力、エネルギーの問題ですよ。天然ガスを使うかとか原子力を使うかとか、太陽光とか、そういう個別の問題は実際にありますけども。ですから、そういう全てを引っくるめた上で、その中で環境を選び取ろう、そういう気持ちになってもらいたいと思います。幸いに、合志市は太陽光発電でも先進市として結構名前も売れております。官民連携でやっておりますので、それを当然総合計画の中にまた継続してうたい込むこともできます。しかし、その時にはやっぱりこの地球温暖化対策計画がないといけないんですよ。なくても当然できますけど、あるともっと力を得ると思います。そして市民に対する説得力というか、ほかの市町村が追い付けないレベルまで、合志市の潜在的な力を発揮することができると思います。最後は演説になって誠に申し訳ありませんけども、1つの問題提起として、ぜひお含みおきいただきたいと思います。 それでは、私の質問、これで終わります。 ○議長(池永幸生君) これで上田欣也議員の質問は終了しました。 ここで2時05分まで暫時休憩いたします。                  午後1時54分 休憩                  午後2時05分 再開 ○議長(池永幸生君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから、尾方洋直議員の質問を許します。 尾方議員。 尾方洋直議員の一般質問 ◆8番(尾方洋直君) 8番、尾方洋直です。ただいまから通告どおりに質問していきたいと思いますけれども、議長に1つお願いがあります。防災対策のストーカー規制を後回しにしまして、不登校の実態についてを2番に持ってきたいと思いますけど、よろしゅうございますでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 許可します。 ◆8番(尾方洋直君) ありがとうございます。実は、私ここ1週間ぐらい非常に気にしてることがあります。これは、今イギリスでスコットランドの独立運動がありまして、その選挙が明日出されるということであります。これは、イギリスと我々は言ってますけど、4カ国の連合国ですね。わかられますか、イングランド、アイルランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド連合王国ですね、正式名称は。イギリスと言ってましたけども、そのように難しいところですけども、この4つのところのスコットランドが分離すると。スコットランドというのは地下資源が多くて、石油製品がとれるところで、昔から非常に裕福なところだったんですね。ところがどんどんどんどん最近になりますと、やはり一極集中でイングランドのほうに財政力が増してきたということで、それで分離するんだということで今やっているわけでございますけども、もし分離した場合、日本はどうなるかと。経済的に大変なことになると思うんですよ。これは何でかと言うと、イギリスのポンドが下落します。そうすると、アメリカドルがまた上昇します。そうすると、円安になるということで、これがどれくらいの波及効果があるか、損害与えるかということは、本当に輸入産業としては大変なことになるだろうということで、明日の選挙が非常に気になっているところでございます。その中で、質問をしていきたいと思います。なるだけ成功しないように思っております。 それでは、防犯対策についてお伺いします。青少年の徘徊防止策でありましたが、前回も取り上げました合志市の生徒と菊池市、菊陽町、それから熊本市の生徒と連絡を取り合いながら徘徊を繰り返しているということです。合志市と近接の中学校生徒の徘徊の問題の対応策として、関係中学校の校長、生徒指導主事、菊池教育事務所より児童主事担当者、それから大津警察署よりスクールサポーター、熊本県警からスクールサポーターの2名が合志市のほうに来られまして、合志生徒指導連絡協議会が開催されたと聞いております。そのようなことで、徘徊が非常に広域化しており、学校だけでの対応ではどうしようもないということで、その中で方向性を確認されたと思いますが、ちょうど夏期休暇中に入りましたので、その間にどのような対応を具体的にされたのか。地域連絡との協力がうまくいっているかについて、ちょっとお伺いしたいと思います。
    ○議長(池永幸生君) 吉川教育審議員。 ◎教育審議員(吉川良二君) お答えいたします。今ご指摘のとおり、中学生の問題行動につきましては、非常に重大な問題であるというふうに受け止めながら、市教育委員会としても関係各校と連絡しながら取り組んでいるところでございます。 今ございましたように、6月に近隣の市町の関係中学校を含め、4校の中学校の管理職、担当者及び関係機関の担当者と集いまして、臨時の生徒指導連絡会というのを開催いたしました。その際に、確認しましたことが3点ございます。 まず、1点目が学校の指導を徹底すること。2点目が関係機関の連携を密にし、関わっていくこと。3点目がPTA及び地域と連携した取り組みを確認し、対応していくということでございました。 それを受けまして、その後の対応でございますけれども、3点についてご説明を申し上げます。 まず、1点目は、中学校区での生徒指導ネットワーク会議を開催したということでございます。7月16日に、西合志南中を第1回目としまして、その時には校区区長、民生委員、少年補導員、更生保護司、学校評議員、PTA会長、小学校長が集い、現在の状況説明、学校としての今後の取り組み、関係機関との情報の共有化などについて協議をし、以後取り組むという確認を行いました。 2点目は、学校自体の取り組みでございます。夏季休業中でございましたので、生徒は登校しません。そこで、担任あるいは学年担当が週1回定期的に家庭訪問を行い、生徒及び保護者との関係を持ち続け、学校と家庭の信頼関係を大切にするという取り組みをしてまいりました。 3点目は、関係機関との連携でございます。児童相談所、県警及び関係学校との情報の共有化を具体的な関わり、対応について確認をしてまいりました。特に、著しい問題行動をとった生徒につきましては、児童相談所での一時預かりという措置をとってまいりました。このような取り組みを行いまして、2学期に入りましたけれども、多くの生徒は現在登校をしております。ただ、自分のペースでの登校ということになっております。まだまだ落ち着かない状況ではありますけれども、実は先日、該当校でさらにケース会議というのを開催いたしました。県警・大津署、児童相談所、市危機管理調整監、菊池教育事務所のソーシャルスクールカウンセラー、そして市教委が集いながら、学校の現状と今後のそれぞれの対応、どうするのかということの確認を行ってまいりました。 今後も関係機関と連携を取りながら、さらに取り組みを強化してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 生徒たちは、多数じゃないわけですね。しかし、こういう行動をすることが非常に大きな犯罪のほうにつながっていくんじゃないかということで、私はその地域のことよりも、この子たちが一番心配しておりました。これだけのたくさんの方で夏休み中、いろんなことでご苦労だったと思います。本当にこれからもしっかりした指導をしていっていただきたいと思います。多分、良い方向に向かうんじゃないかと思います。 最近ですけども、そう大したことじゃないですけども、自転車の放置だとか、またちょっとした徘徊をやってないわけじゃありません。あってます。それは私も承知していますけども、少しでも我が家にいること、とにかく家庭等の話し合いができたことが、私は大きな成果だと思います。やはり家にいたくないという生徒がそういうふうになるわけですね。居所がないというか、家に帰ったらいつもお母さんとけんかになるとか、そういったことですから、やはり家庭訪問で家庭との話し合いというのが一番大事なことじゃないかと思います。 その生徒指導もあってるわけですから、それによって他の生徒に対する影響があるんじゃないかなと思うんですけども、そういった徘徊あたりの波及効果が出ないような、そのことに対しての予防策という形というんですかね、それをおやりになっているかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 吉川審議員。 ◎教育審議員(吉川良二君) お答えいたします。今ご指摘がありましたように、一部の生徒の行動が他の生徒に影響を及ぼさないかということでございますが、現在、3中学校では共通認識がございまして、全ての学校で共通理解をして取り組んでいることがございます。それは何かと言いますと、まず校則がございますので、その校則違反した、校則を守らない生徒については、同じ教室での学習はできないようになっています。ただ、生徒には学習する権利はございますので、校内の別の教室を使って指導を行うというようなことで努めております。さらに、各学校それぞれ校是もございますし、学校の目標もございます。その目標にあわせて他の生徒たちは真剣に今取り組んでいるということをご報告したいと思います。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 6月議会でこの問題取り上げたときには、なかなか私あの時は信用しなかったんです。答弁に対してですね、本当にできるのかなと思っておりました。しかし、これだけのことをやっぱりやっている、やって行かれている、結果が本当に良くなることを願いまして、この質問を終わりたいと思います。 実は、最近危険ドラッグについて、非常に問題になっております。これによって交通事故があったり、いろんな形で、もう毎日のようにこの記事がありますけども、危険ドラッグの件については、取り締りの厚生労働省のほうでは、薬事法に基づく初の検査命令と販売停止命令を出したということです。これは記事で載ってます。検査命令とは、販売店に商品の検査を受けるように命じることができると。それと、今度は販売停止命令とは、検査結果が出るまで対象となった商品の陳列や販売を禁じる処置ができると。そういうことで、厳しくやっていこうということでございます。非常にこの検査命令と販売停止命令が効を成したのか、最近は店を閉じるということが少しずつ出てきているということでございます。これに関して、自治体もいろいろと条例を出しております。 1つ大きな条例は、静岡県では県の不動産取り引き、土地建物取引業界の協会に、この危険ドラッグの販売に利用された場合、そういうことに対して撤去させるという命令を出すという条例をつくりました。とにかく店舗を出させないと。そして、店舗に出しとったら販売を中止させるということを宅地建物協会のほうに条例を結んだということで、これは非常に効果があると思います。宅地建物業界というのは、役所の許可でやっているわけですから、それについてにらまれないように、やっぱりやっていくということでございます。 それからもう1つ、危険ドラッグの使用による交通事故、これが全国で相次いでいるのを、危険ドラッグを使用した疑いがある運転手を道路交通法違反で現行犯逮捕する方針を決めたということでございます。県内で危険ドラッグを使用した疑いのある交通事故は、2011年以降5件が起きているということでございますが、危険ドラッグの熊本市内での販売店等、そういう形について調査されたことがあるかどうかお伺いします。 ○議長(池永幸生君) 吉川審議員。 ◎教育審議員(吉川良二君) お答えいたします。危険ドラッグの販売店についての調査ということでございますが、教育委員会のほうで県警の少年課のほうに問い合わせをいたしました。それによりまして、児童生徒に関する指導内容、それに関することについてのみお尋ねをいたしまして、県警のほうも回答できる範囲での答えでございました。 それによりますと、具体的に申し上げますけれども、熊本市内にインターネット販売を中心とした販売店があるということですね。それから、児童生徒に関する、児童生徒がそれに関係することがあるかということで問い合わせをいたしましたけれども、児童生徒に関する情報はないと。一番あるのは、無職少年との関わりが一番大きいということを回答いただきました。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 合志市内では、その影響はないということでいきたいと思いますが、こういったことは我々が気づかないところで魔の手があるわけでございまして、本当に実態を知っていく、なくても実態を知っていくということが非常に大事だと思います。どういったところがそういう店舗になりやすいか、またそういったところに少年が出入りすることがないかとか、いろんな形でやっぱり知っとく必要があると思います。そうすると防御できると思います。 それでは、次の2番の本年度の不登校実態についてお伺いします。これも、私も以前、質問しましたが、教育委員会では適用の三指導、それからスクールソーシャルワーカー、それから子育て支援の相談員と連絡会議を毎月開催しておられるということで聞いておりますが、現状の報告及び以後の取り組みについて確認を行っているところです。実態をお伺いしたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 吉川審議員。 ◎教育審議員(吉川良二君) お答えいたします。本年度の不登校の現状について、特に8月までの現状につきましてご報告をしたいと思います。 8月現在で、合志市内の児童生徒の中での不登校数は18名ということになっております。内訳は、小学生が3名、中学生が15名というふうになっております。この15名の中には、先ほどから話題となっております、問題行動を起こしている生徒、この数も含まれております。 主な不登校の原因としましては、家庭的な要因、あるいは人間関係、それから情緒的混乱、それと非行・問題行動等が挙げられます。これらの児童生徒につきましては、夏季休業中も担任を中心に家庭訪問を繰り返し行ってまいりました。また、必要に応じてケース会議を開き、子育て支援課、適応指導教室指導員、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーにも参加をいただき、対応を協議してまいりました。その結果でございますが、2学期に入りまして、小学生が1名、中学生が5名、2学期になって自分のペースで登校をしております。また、不登校傾向児童生徒ですね、30日には達していませんけれども、それに近い数字で欠席をしている、今後不登校になる可能性が高い児童生徒の数でございますが、昨年はこの段階で、この時期に14名おりましたけれども、本年度は5名と減少をしております。これは、各学校が危機感を持ち、関係機関と連携し体制を整えて取り組んできたことによる成果であるというふうに感じているところでございます。 今後も本人及び家庭との信頼関係を大事にして取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 前回の質問と大分改善されてますですね。ご苦労が見えてきたような感じがいたします。でも、審議員、ゼロという約束をしました。ぜひこれに向かって、さらなる努力をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 この不登校にも関係ありますけども、実は、いじめというのは最初からいじめじゃないということが言われてます。それで、そのイジリ大丈夫という、ちょっとインターネットでとったんですが、最初のうちはイジリであっても、それを繰り返すことによっていじめになってしまう。よく我々は、子供たちが悪口じゃないんですけども、悪ふざけで言うことがあります。その悪ふざけ、馬鹿とかちょっとしたことで、汚いとかいろいろ言う、そのことによって負けた子供がどうしてもいじめの対象になるんじゃないかということです。これは、確か学校関係でいろんな形で取り入れて、いじめをノックアウトという形で、全国的な何か組織があると思います。もしよかったら、お調べいただきたいと思います。 それでは、次の地域防災活動に対する支援についてお伺いします。実は、今朝の新聞でしたかね、ちょっとあんまりイギリスのことばかり頭にあったもんですからちょっといつのことか忘れたんですけど、西南中学校の前に竹灯籠ができたと。これは、地域のボランティア団体のプロジェクト合志という方たちがつくったんだということです。近いうちか何か、17日でしたか、今度土曜日か何か知りませんけども、体育館でコンサート会があるということで聞いておりまして、そういうことが非常に活発になってくると、また良いんじゃないかと思いますけどね。前回質問しましたパトロールに対して、何か支援団体に対して手立てか何かしておられますでしょうかということでお伺いしたいと思います。 ○議長(池永幸生君) 吉川審議員。 ◎教育審議員(吉川良二君) お答えいたします。地域のボランティアの皆様には、本当に日頃より児童生徒の登下校の安全確保はじめいろいろな活動にご尽力をいただいておりますことに、心より感謝を申し上げたいというふうに思っております。本年度も地域のそういうボランティアの皆様方に対しましては、各校区ごとに学校応援団という形で学校の教育活動を支えていただいております。学校として、どのように関わりを持ちながら取り組んでいるかということについて、ご報告を申し上げたいと思います。 まず、学校によってそれぞれ対応の仕方は違いますけれども、多くが次のようなことをいたしております。 まず1つが、年度当初に対面式を行っているということです。児童生徒の前に地域の防犯ボランティアを始め、ボランティアの方にご来校いただいて、子供たちとの顔合わせをしていただくと。その中で、児童生徒に対し、ボランティアの皆様方の思いを語っていただくと。それに対して、子供たちがお礼や安全に対する誓いを述べたりするような会を設けているという学校もございます。 2つ目は、学習の成果を発表する場に招待をしているということでございます。学習発表会、あるいは授業参観等々、子供たちの成長を見ていただくために、そういった時間を設けているということでございます。 3つ目が、年度末にお礼の手紙を届けたり、あるいは謝恩会に招待をしたりということで、それぞれ学校独自に地域のボランティアの皆さんとの関わりを持っているということをご報告申し上げます。 以上でございます。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 今の話を聞きますと、先ほどからずっとやはりよくやっておられるなということでございます。本当に子供たちと地域の方のいろんな形で接点というのは非常に大事なことだと思います。これから先もひとつよろしくお願いいたしまして、次のストーカー規制法についての話をしたいと思います。 実は、DV・ストーカーという形で今いろんな犠牲者、亡くなられた方いろいろと出てきておりますが、本市での被害件数について、どのように認識していらっしゃるか、お伺いします。 ○議長(池永幸生君) 古荘課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) それでは、お答えいたします。被害件数につきまして、大津警察署に問い合わせたところ、ストーカー規制法に基づく指導・警告・検挙件数につきましては、平成24年度が県下203件、大津署管内は12件となってます。それと、平成25年度が、県下が220件、大津署管内が10件、平成26年度は8月末現在ですけども、県下が256件、既に対前年度比136件増えておるところでございます。大津署管内は14件ということです。残念ながら合志市内のデータについては把握してないということでしたけれども、現在合志市のほうにDV相談件数があっておりまして、そこからストーカーということで、警察への告訴に至った数につきましては、平成24年度がDV相談件数15件、うちストーカーの相談者ということで1件、平成25年度が10件及びストーカー関係について1件、平成26年9月現在では5件、及びストーカー関係については1件という数値を把握をしているところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 合志市では非常に少ないと思いますけども、やはりこれも大きな問題として被害者がなかなか表に出てこないということでございまして、1つご紹介するのは、これは新聞記事ですけども、県警が4月に、内縁関係にある40歳の女性の腹を蹴るなどして、ろっ骨の骨折のけがを負わせたという疑いで、県北の50歳の男を逮捕したと。女性は、処罰してほしくないとかばい、被害を届けなかった。だが、県警は重大事件に発展しかねないと見て、異例の逮捕に踏み切ったということです。今まで規制法と言われても被害届が出なかったり告訴がなかったら、その次は何もなかったんですね。今まだ法律化してませんけども、一つご紹介します。毎年1年間に全国の警察が認知した被害件数は、初めて2万件を超えたと。それについて規制法を強化するということでございます。いろいろ載ってますけども省きます。一番、今度変わったところは、このストーカーについては、前はメールが主体になったんですけど、ソーシャルネットワーキングサービスによるメッセージについても規制をすると。それから、自宅周辺への徘徊、これについても対象になってなかったんですけども、規制対象に成すということです。 それと、もう1つは今言いましたように被害者からの告白がなくても捜査をできることを検討していくということであります。非常にやっぱりそのことで被害者がなかなか言わなかったら取り調べもなかったということでございますけども、やっぱりそれは生ぬるいことでございます。新たな対策のあり方について、この中に入った検討会の方が言っておられます。報告書は全体で見れば70点と、この今言ったですね。まず、禁止命令などの見直し、被害者支援を守る関係機関の連携などをあげる、小早川さんという人ですけど、警察がストーカー加害に警告を出す場合、口頭警告が主流だった。文書警告には被害者からの調書を取るなどで、最低でも1週間から2週間かかっていたと。ただ、早期の文書警告や禁止命令を出してもらいたいというのは強く望んでいたことで、法改正の視野に踏み込んだ文書が送り込まれたことは大変良かったということでございます。このようなことが非常に今力を入れてきておられます。このことについて、こういうことがなければならないと思うんですけど、お考えはどうでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 古荘課長。 ◎子育て支援課長(古荘一也君) お答えいたします。ストーカーの被害といいますか、ストーカー行為の規制の拡大ということにつきましては、ストーカー被害者の防止とかストーカー事件の増加、そういう増加対策、そういうのにもつながっていくのではないかというふうに考えております。また、この新たな規制につきましては、警察庁の有識者の方が現実に即した形で規制をするということで、よりストーカー防止につながってくるものと認識をしているところです。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 非常に今まではちょっと私たちも生ぬるいなと。本当に近所をそういったストーカーが徘徊しよっても何の手も打たなかったということが打てるようになったということで、本当に枕高くして寝られるなんじゃないかということで、非常に僕は早く決定すればいいなと思っております。 もう一つ、ストーカーを、公費で避難するということが載っております。警視庁は28日、これは8月28日のことです。予算書、来年度の予算の概要要求で、危険ドラッグ鑑定機関の導入などに5億2,100万円を計上したと。乱用者から追求した危険ドラッグの成分の特定をスピードアップさせるのが狙いということです。非常にここが良かった思います。 1つ、ストーカーの被害者が避難先のホテルを無料で宿泊できる制度を導入するため1億3,300万円を計上したということです。被害者の自宅が加害者に待ち伏せされるおそれがあるが、避難先を確保できなかったり宿泊費がネックになったりして帰宅してしまう被害者がいるためだと。宿泊費の半分は警視庁が出し、あとの半分は都道府県で出すということになっております。何か負担がまた増えるんじゃないかと思って、市長がこう頭下げておりますけど、本当に良いことだと思います。では、この防犯対策については終わります。 次に、健康づくりのほうに入りたいと思います。健康づくりの推進には、非常にお金がかかっておりまして、実はご存じだと思いますけども、人類初めて迎えた120歳の大還暦。皆さんご存じだと思いますけど、泉重千代さん、徳之島ですかね、この方は。昭和61年2月21日に亡くなって、その存在日数は120歳237日に及んだとされております。この人は非常に晩婚で、39歳の時に結婚して、その時に島に住む15歳下のミヤさんと結婚して、51歳で子供が生まれたということですけど、不幸で1年7カ月で長男が生まれたけど亡くなったということです。まず、長寿の秘訣ですけども、主食はカライモ、ビタミンCと繊維質がたっぷり含まれている。それから大豆、ほうれん草、さやえんどう、カボチャ、特に大豆が好きだったということです。魚はイワシ、トビウオ、貝はアワビ、ちょっと贅沢ですね、DHAの多く含まれた。それから、昔はやっていました庭で飼っていた鶏をつぶして食べるということですね。珊瑚でできた島のカルシウム、ミネラルをたっぷり含んだ水を飲み続けていたことががんとか心臓病に良かったと。それから黒砂糖をよく食べる。これは、黒砂糖は歯に非常にいいんだそうです。カルシウムが含まれているということです。それと、気候のままでございます。この重千代さんが、大還暦を迎えた120歳の時に島でパーティーがあったそうです。その時のインタビューが面白かったもんですから言いますけども、「長寿の秘けつは」と聞かれると、「女と酒、酒と女」という形だったそうです。「女性のタイプはと」聞かれると、「やっぱり年上の女かな」と。120歳の人が年上、120の年上がいるだろうかと思いますけど、万事くよくよしないほうがいい、腹八分目か七分目がいいと、酒は適量、ゆっくりと、目が覚めたときに深呼吸、やめると決めて規則正しく、自分の足で散歩しよう。自然が1番、逆らわない、誰とでも話す、笑い合う、歳は忘れて考えない、健康はお天道様のおかげということでございます。健康づくりというのは、非常にこのようなことで、本当に120歳まで病気せずに健康できておられたと。徳之島というのは本当に健康寿命が長いんだそうですね、100歳以上の人がたくさんいるんだそうです。 それで私は、合志市の医療負担は今どれくらいの推移になっていますでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 財津健康づくり推進課長。 ◎健康づくり推進課長(財津公正君) お答えいたします。合志市の医療費ということでございますので、国民健康保険の給付費についてお答えをさせていただきます。20年度以降の推移ということにさせていただきます。 まず、平成20年度が約35億円です。21年度、約35億4,000万円、22年度が約36億1,000万円、23年度、約40億1,000万円、24年度が約41億1,000万円、25年度になりますと42億7,000万円となっております。25年度の実績を20年度と比較いたしますと、5年間で約7億7,000万円、2割増加している状況でございます。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) かかりますね。厚生労働省が調べた39兆3,000億円、多いですね。11年連続で最高を示しております。合志市もどんどん上がっておりますね。13年度の1人当たりの医療費は幾らかというと前年度から7,000万円を超え30万8,000円、75歳未満が20万7,000円に対して、75歳以上は何と92万7,000円と大きく膨らんでる。高齢者が増えることと、また医療技術が上がっていろんな医療費が上がってきたんじゃないかとも考えられます。大変なことだと思います。 では、病気の早期発見についていきたいと思います。早期治療について、早期発見早期治療ですけども、日本はがんによる死亡割合が世界でも突出して高く、がん大国です。がんの早期発見が必要です。とは知り得るところですが、容易に検査できる方法についてないかということで、調べてみました。国際がんセンターは、もろもろ書いてありますけど、身体的な負担の少ない血液検査で、がんの疑いのある人を見つけてもらう想定で、早期発見治療開始によってがん克服につなげたいとしている。事業は本年度から5年間、対象は1回の血液検査で対象となるところは胃、食道、肺、肝臓、胆のう、すい臓、大腸、卵巣、前立腺、膀胱、乳房、それから肉腫、神経膠腫とあります。がんの発見で目指すのは、血液や膵液などに含まれる人間では2,500種類以上の確認されているマイクロRNAという物質。近年、乳房や大腸などがんの種類により異なってきたマイクロRNAが、血液中で増えていることがわかり、検査の利用に期待感が始まっておるということです。今、検査非常にお金がかかりますよね、保険も利かないし。それで、国際がんセンターでも堀田理事長は、世界に先駆けて日本初の高精度な検査を確立できれば、健康寿命を延ばし産業の発展に期待できるということです。非常に期待したいと思っております。採血1回で、本当になりますけども、このがん検診が血液でできますけども、疑いがある人は再検査されると思います。本年度から5年間と書いてありますが、そのことについて何か知られることがありましたら教えてください。 ○議長(池永幸生君) 財津課長。 ◎健康づくり推進課長(財津公正君) 今、尾方議員がおっしゃったことは、8月18日にマスコミのほうで一斉に報道がされた内容だということのようでございます。内容につきましては、今尾方議員のほうが説明されたとおりだというふうに思います。現実的に、この研究が5年後成果を上げたということになった場合、採血のみで検診が可能だということでありますと、現在のがんの複合検診、胃がんと肺がんと乳がん、子宮がん、大腸がん、その際に要する1人当たりのまず健診の所要時間、今1時間程度かかっておるんですが、それが大幅に短縮される形になりますし、必要な医療機器、施設等も不要になるということになるのかなと思います。とにかく健診率が当然アップするだろうと。そうなりますと、がんの早期発見・早期治療につながりますし、医療費が大幅に減少するという結果になるとは思いますけれども、ただ、この診断システムというのが現在の検査機器を使用した健診と同程度の精度を持つものかどうかというのが、全く今情報としてはあがりませんので、そのあたりの情報を待ちたいというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) これだけでわかったら、本当にお医者さん真っ青になるですね。お医者さんが病気になりますよ、これは。それくらい本当に進歩的なことだと思います。だから、これがわかった後でもう少し精密検査をする、それに対しての治療をするということになっていけばいいなと思っております。 もう一つ、今度はアルツハイマー病の早期発見についてありましたが、これもアルツハイマー病で家庭崩壊、また犠牲者いろんな形で出ておりますけども、滋賀県の医科大学の遠山教授がアルツハイマー病の早期発見を目指してということで、病気の原因とされるたんぱく質のアミロイドβを鼻の粘膜から採取して、将来病気になる可能性を調べようとしています。簡単にですね。脳と鼻の間に今、においをかぎ取るための神経が通っているのだそうです。その神経が通っている穴につながっていて、その穴からこぼれるアミロイドβを綿棒で取って採取するということです。現在、アルツハイマーの病気を診断するためには、脳画像の検査をしたり脊髄への注射をしたりする必要があります。高額な検査費がかかり、患者への負担も大きいのが現状です。しかし、綿棒を使うこの方法ならだれでも受けることができると思います。先月から、この治療法を試す臨床検査が始まりました。アミロイドβが少ないと透明に近く、多いと黄色くなるそうです。2016年から実用化を目指しますと言われておりますが、このことについて、知識と対応についてのお考えはありますでしょうか。 ○議長(池永幸生君) 財津課長。 ◎健康づくり推進課長(財津公正君) 今の件につきましては、情報は公表されております情報について調査はさせていただいたところでございます。今の、この綿棒で検査をするというのは、発症する前からの時点でわかるということで、非常にこれ効果的だろうというふうに考えております。今朝の熊日新聞のほうでも、状態がある程度、認知症の状況が出てきた後に実際検査を受けるまで平均9カ月かかるというようなことで、手遅れの状態になる可能性も高いということもございますので、こういうふうに、もうそういう発症の状態になる前から通常の状況の中でリスクが高い人を調べ上げるという意味では非常に効果的ですので、それに抵抗感も少ないのではないかというふうに考えます。こういった検査が早いうちに成功すれば、実用化できれば、非常に良いんではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) 本当、今朝の新聞を見てわかりましたけど、なかなか健診を受けたくないということで、これだと案外受けやすいんじゃないかという感じがいたします。今朝の新聞にも載っていましたが、認知症が、アルツハイマーなどの原因がわかって、もう治療法が現状維持、これ以上進まないという治療はできるけど、なかなか改善する薬はないということが載っていました。3種類あるけども、これまあくまでも現状維持の治療薬だということで、それもいろんな問題があるということで載っていました。それが、何でかというと、脳には血液が異物を取り込まないような、血液脳関門という防御機能があるからだそうです。そのために人工的につくった薬の成分が異物と判断されて脳に届かないということで、なかなか治すことが難しいということで載っておりまして、ここまで言ったら何か調べてきたと思いますが、ちょっと待ってください。 実は、研究室でいろいろな化合物を組み合わせて300種類以上、ようやく脳に到達する薬ができましたということで聞きましたんで調べましたら、ベンツ賞を受賞した国立長寿研の柳沢勝彦さんという方ですけど、なぜ脳内にアルツハイマー病の原因となるたんぱく質がたまるのか。タンパク質の竈アミノロイドが次々と重なり老人斑となって神経細胞を傷付ける過程を解明した。17年かけた結果が国内の優れた医学研究論文に贈られるベンツ賞の1等賞をとれたということですけども、本当に非常に脳に届く薬ができたということであれば、アルツハイマー病が大分なくなるんじゃないかということで、これをご紹介します。ぜひ調べてみてください。何か調べられたらちょっとご回答をお願いします。 ○議長(池永幸生君) 財津課長。 ◎健康づくり推進課長(財津公正君) 今の件につきましては、尾方議員のほうから事前に情報提供いただいておりましたので、若干調査をさせていただきました。先ほどおっしゃられましたように、アミロイドβというたんぱく質がいたずらをしているというようなことで、このアミロイドβを集まる前にたたいてしまおうという物質が発見されたと。それがアイレイというたんぱく質ということで、これがうまく作用するような形ができれば、アルツハイマーの進行が止まると、あるいは進行が止まるんではなくてアルツハイマーというものを元から断つことができる、そういう症状が出るのを元から断つことができるというような検査が今進められているというような情報でございました。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) この情報もっと詳しく見たいなら、6月の科学誌のネイチャーという本を調べてくださいということでありました。 それから最後に、時間ありませんけど、健康都市こうしです。予防に対する運動、ダンス等の指導方法について、取り組まれているあれについて、ちょっとお伺いします。 ○議長(池永幸生君) 財津課長。 ◎健康づくり推進課長(財津公正君) お答えをさせていただきます。ダンスにつきましては、特にそれに特化した教室というのは市のほうでは行っておりません。予防事業という中での運動事業について、現在生活習慣病の予防を目的として開催しておりますのは、こうし健康塾ということで、テーマを3つに分けて教室を開いているところでございます。 1つ目が、美・ボディ教室ということで、筋トレですとか有酸素トレーニング等を取り入れた教室を行っておると。これは食生活の改善を中心とした生活習慣の改善を図っておるものでございます。 2つ目が、血管若返り教室です。ということで、これにつきましては、脂質に異常がある方などを対象としております。脳梗塞や心筋梗塞のリスクの軽減を図るものということでございます。 3つ目が、血糖コントロール教室と申しまして、糖尿病を予防・改善することを目的として開催をしておるところです。教室におきまして、講話をはじめとしてウォーキング、腹筋、スクワットなどの運動を取り入れておるところです。 3つの教室につきましては、それぞれ年1回もしくは2回開催しておりまして、大体1クール当たり4回からもしくは7回という形で現在教室を行っているところです。 以上です。 ○議長(池永幸生君) 尾方議員。 ◆8番(尾方洋直君) これで質問を終わります。 ○議長(池永幸生君) これで尾方洋直議員の質問は終了しました。 以上で本日の予定は全て終了しました。明日18日は午前10時から会議を開きます。これで散会します。お疲れさまでした。                  午後3時03分 散会...