水俣市議会 2022-09-14 令和 4年9月第5回定例会(第3号 9月14日)
環境省に確認したところ、調査研究にかかった費用は、メチル水銀の影響を客観的に明らかにする手法の開発に関し、令和4年度においては、9,040万5,000円の研究費を計上しており、平成21年度から令和3年度までの総額は、16億3,430万8,000円とのことでした。
環境省に確認したところ、調査研究にかかった費用は、メチル水銀の影響を客観的に明らかにする手法の開発に関し、令和4年度においては、9,040万5,000円の研究費を計上しており、平成21年度から令和3年度までの総額は、16億3,430万8,000円とのことでした。
水俣市は、訴訟当事者ではないので、お答えすべき立場ではございませんが、本件は、原告らがメチル水銀化合物を含む排水を排出したとして、被告会社に対し、不法行為に基づき損害賠償を求め、国及び県に対し、水俣病の発生及び拡大を防止する義務を怠ったとして、国家賠償法第1条第1項に基づき、損害賠償を求め、被告らに謝罪広告を求めたものと伺っております。
11月30日、環境省の国立水俣病総合研究センターが、水俣病を含むメチル水銀中毒の客観的な評価法の開発について進捗状況の報告会をされましたが、その内容について、市長はどう思われたでしょうか。 2回目の質問は、以上4点です。 ○議長(牧下恭之君) 髙岡市長。 ○市長(髙岡利治君) 平岡議員2回目の御質問にお答えいたします。4点ございました。
この診断方法について、環境省国立水俣病総合研究センターでは、メチル水銀曝露のヒト健康影響評価及び治療に関する研究について、脳磁計(MEG)とMRIを用いてメチル水銀中毒の客観的診断法の確立を目指し、患者の症状の病態解明を通して有効な治療法につなげるための研究に、実直・真摯に取り組まれております。
まず、メグセンターが医療センターに設置された経緯につきましては、平成21年に国立水俣病総合研究センターがメチル水銀中毒の客観的な診断法を検討するため、脳磁計を導入することとなった際に、当センターに設置することで多くの市民に利用していただくことが期待できること、また当センターのMRIでの検査も併せて実施が必要であったことから、協力要請があり、設置された経緯となっております。
水俣病特別措置法第37条の規定によりまして、政府は調査・研究の実施のためにメチル水銀が人の健康に与える影響を把握するための調査、効果的な疫学調査、水俣病問題に関する社会学的調査等の手法の開発を図るとされております。
健康調査の実施につきましては、水俣病特別措置法第37条の規定によりまして、政府は調査・研究の実施のためにメチル水銀が人の健康に与える影響を把握するための調査、効果的な疫学調査、水俣病問題に関する社会学的調査等の手法の開発を図るとされております。
本市は世界に類を見ないメチル水銀公害によって、数千人の死亡者を含む数万人規模の健康被害者が発生し、また市内外で起きた差別・偏見が地域社会を崩壊のふちに追い込むという未曽有の経験をした街です。 2010年に策定された第5次総合計画では、この特殊性といまだ未解決の課題がある現実を直視し、課題解決に向けた継続的な努力、これらの経験から得た教訓を生かしたまちづくりを政策の1番目に掲げています。
1956年(昭和31年)年5月1日が水俣病の公式確認、それから12年たった1968年9月26日に国が水俣病の原因はチッソ工場から出されたメチル水銀であるとの見解を示しました。これが国の公害認定です。 この公害認定から50年が経過した現在も、水俣病の問題解決にはほど遠い状況にあると思いますが、市長の現状認識はどうかをお尋ねします。 2、観光振興について。
水俣病特措法の救済措置の方針では、救済対象者を昭和43年12月31日以前に水俣湾、またはその周辺水域の魚介類を多食したと認められる方のうち、水俣病にも見られる症状をお持ちの方などに加え、昭和44年以降に生まれた方についても、胎児であったときに母体を通じてメチル水銀に暴露した可能性について、地域要件、症候要件とあわせて総合的に判断するとなっております。
その2に、政府及び関係者は、関係事業者が排出したメチル水銀による環境汚染を将来にわたって防止するため、水質の汚濁の状況の監視の実施、その他必要な措置を講じるものとするとあります。これが第36条ですね。そのとき、環境省の疾病室の方とも話しましたけれども、定期的に魚や水質の調査をしているんだということをおっしゃっていただきました。
の健康に係る調査研究その他メチル水銀が人の健康に与える影響及びこれによる症状の高度な治療に関する調査研究を積極的かつ速やかに行い、その結果を公表するものとすると記載されております。第2項は、前項の公表に当たっては、指定地域等居住者またはその家族の秘密または私生活もしくは業務の平穏が害されることがないよう適切な配慮がされなければならないと記載されております。
、肩が凝る、腰が痛い、目の疲労、つまずきやすい、立ちくらみ、倦怠感、イライラするの11項目について、コントロール群との比較でおおむね3割以上の出現率の差があり、あわせて神経所見についても調査項目28項目中8項目について、コントロール群との比較でおおむね3割以上の出現率の差があったとのことで、この結果を踏まえると、昭和44年12月以降生まれの人にも水俣病の特徴的な自覚症状や神経所見が発現しており、メチル水銀
それで、県のほうにお聞きしましたら、昭和34年、44年、45年、46年に調査をしていて、そのときの中身は硫化水銀とか酸化水銀のような無機水銀、メチル水銀ももちろんありました。ppmとしては、8ppmから908ppmだったという報告書をいただいています。
メチル水銀摂取の基準値、現代の日本人の平均値はどのようになっているかということで、日本人の平均値は男性で2.5ppmなんです。女性で1.6ppmです。先ほど申し上げました数字というのは、黒之浜支所は5ppmを超えていました、平均値で。5ppmというのはどういう数字かというと、成人に対する耐容摂取量に相当する。もう5ppmで下限ですよということを言っているんです。
諸外国でメチル水銀中毒に係る調査は、公開されている情報等によりますと、大学研究者等による調査が行われているようでございます。その一例を見ますと、1970年代にイラクにおいて、バクダッド大学とアメリカのロチェスター大学が共同で、メチル水銀により消毒した種子麦を誤ってパンとして食した女性やその後に生まれた子どもたちの毛髪水銀値を調査しております。
次に、本年10月の水俣市の男性の公害健康被害者補償法に基づく行政不服審査会の裁決では、溝口訴訟最高裁判所判決の基本的な趣旨を妥当と思料し、昭和52年判断条件には適合していないが、本人が指定地域内において、魚介類に蓄積されたメチル水銀(有機水銀)を経口摂取することによる神経系疾患(四肢末端優位の感覚障害)が認められ、現に生じた発症の機序を内在する客観的な事象として水俣病に罹患していることが確認されたということで
水俣湾の魚介類中の水銀濃度を把握するため、県において、カサゴ及びササノハベラを調査対象として、平成9年の水俣湾の安全宣言以降も総水銀値及びメチル水銀値調査が継続的に毎年実施されております。
熊本県では公害病として水俣病があり、この主な症状として運動失調、言語障害、知覚障害など原因物質の特定はメチル水銀とあり、ハンターラッセル症候群としてまとめられたとレポート報告がされています。この報告によりますと、「90年代以降に見られる環境汚染状況では、広範囲で他種類の化学物質に微量だが日常的、慢性的な暴露をすることによる健康被害が問題として浮上し始めた。」
熊本県では公害病として水俣病があり、この主な症状として運動失調、言語障害、知覚障害など原因物質の特定はメチル水銀とあり、ハンターラッセル症候群としてまとめられたとレポート報告がされています。この報告によりますと、「90年代以降に見られる環境汚染状況では、広範囲で他種類の化学物質に微量だが日常的、慢性的な暴露をすることによる健康被害が問題として浮上し始めた。」