• "街づくり協議会等"(/)
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  1. 目黒区議会 2011-11-09
    平成23年都市環境委員会(11月 9日)


    取得元: 目黒区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-05
    平成23年都市環境委員会(11月 9日)                都市環境委員会 1 日    時 平成23年11月9日(水)          開会 午前10時00分          散会 午後 2時06分 2 場    所 第三委員会室 3 出席者    委員長   鴨志田 リ エ   副委員長  佐 藤   昇      (9名)委  員  清 水 まさき   委  員  伊 賀 やすお          委  員  おのせ 康 裕   委  員  吉 野 正 人          委  員  星 見 てい子   委  員  武 藤 まさひろ          委  員  伊 藤 よしあき 4 欠席者      (0名)
    5 出席説明員  小日向 都市整備部長      池 本 参事(都市計画課長)     (14名)幡 野 参事(都市整備課長)  島 田 道路管理課長          中 澤 土木工事課長      立 山 みどりと公園課長          清 水 建築課長        髙 雄 住宅課長          島 﨑 街づくり推進部長    板 垣 地区整備事業課長          (地区整備計画課長)          尾 﨑 環境清掃部長      佐 藤 参事(環境保全課長)          石 田 清掃リサイクル課長   谷 合 清掃事務所長 6 区議会事務局 鈴 木 議事・調査係長      (1名) 7 議    題 都市計画及び環境保全等について   【報告事項】   (1)目黒区景観計画改定素案について              (資料あり)   (2)緑が丘駅周辺地区都市再生交通拠点整備事業の事業期間の延伸につ      いて                           (資料あり)   (3)工事報告(呑川緑道(緑が丘駅周辺地区)改良工事)     (資料あり)   (4)目黒駅周辺地区整備構想素案について            (資料あり)   (5)中目黒駅周辺地区整備方針素案について           (資料あり)   【情報提供】   (1)目黒区行革計画(素案)について              (資料あり)   (2)恵比寿南地区浸水対策事業について             (資料あり)   (3)中目黒換気所下部工事のお知らせについて          (資料あり)   【そ の 他】   (1)次回の委員会開催について ───────────────────────────────────────── ○鴨志田委員長  おはようございます。  ただいまから都市環境委員会を開会いたします。  署名委員には、清水委員、武藤委員によろしくお願いいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(1)目黒区景観計画改定素案について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  それでは、報告事項1、目黒区景観計画改定素案について報告を受けます。 ○池本都市計画課長  それでは、目黒区景観計画改定素案について、資料に基づき報告申し上げます。  本件につきましては、これまで当委員会に報告させていただいてるところでございますけども、本年5月には中間の取りまとめを、直近では8月10日に中間のとりまとめ説明会結果等についての報告を行わさせていただいたところでございます。このたび景観計画改定素案として取りまとめましたので、報告させていただくものでございます。  資料をごらんいただきたいと思います。まず1番、主な経緯と改定理由でございますが、前段の部分は中間のまとめの際と同様でございますので省略させていただきますけども、後段の景観計画中の事前協議について、記載のとおり、景観審議会景観アドバイザー会議で一元化すべきとの御意見をいただきましたことから、目黒通り沿道景観基準の追加とあわせて、当該部分を変更する必要が生じているものでございます。  その下は平成22年度以降の取り組みで、記載のとおりでございますけども、別添資料1の意見・要望は後ほど説明申し上げます。  次に、2の主な改正内容でございますが、詳細は後ほど申し上げますけども、概要を申し上げますと、(1)として、特定区域における景観形成基準届出対象目黒通り沿道を加えたということで、その内容としまして、ア、イ、ウの3点を記載しております。アは、全区間の基準と沿道特性による基準を設定したというもの、イは、色彩基準について明度の幅を広げたというもの、ウは届出対象について、建築物延べ面積では1,500平米、高さは25メートルを超えるもの、また、主要な交差点部に面する敷地を加えたと、そういうものでございます。  次に、3の今後の予定でございますが、あした10日以降パブコメを開始しまして、ホームページでお知らせしてまいります。15日には区報でお知らせし、19日から説明会を開催してまいります。御意見の提出期限は12月15日までとしておりますが、区議会各派からの御意見につきましても、同日の12月15日までにお寄せいただければと存じます。  説明会につきましては、時間と場所はそれぞれ異なりますので、口頭で恐縮ですが申し上げます。19日土曜が油面住区センターで午前10時から、25日金曜が目黒本町社教館で午後7時から、26日土曜日ですけども、八雲住区センターで午後1時30分から開催いたします。これらを経まして来年1月には改定案として取りまとめ、記載はございませんけども、当委員会への報告や都市計画審議会あるいは景観審議会などの所定の手続を経まして、3月には改定を予定してるところでございます。  では次に、別添の資料1をごらんください。A4横のものでございます。タイトルが「目黒通り沿道景観づくりに対する意見・要望等について」というもので、1番は意見・要望等の状況を記載してございます。平成22年度からこの取り組みを始めておりますけども、昨年来からの説明会、懇談会あるいは町会、住区等への、いろいろ意見交換等を行ってまいりました。その結果、64件の意見・要望がございました。  2番がその結果の整理でございます。対応区分、内容、件数というふうに整理してございまして、対応区分は1番から6番まで、内容としまして、1番は意見・要望の趣旨に沿い、素案に反映する。これが21件ございました。以下、記載のとおりでございます。全体的に見ますと、64件のうち約半分ぐらいはこの内容を盛り込んでいるということ、それから4番にありますように、関係機関・団体に趣旨を伝達する。主に東京都の第二建設事務所への伝達事項が22件ほどございました。  それから、3番の検討課題についてが2件ございまして、これはちょっとおめくりいただきたいんですが、ナンバーの21番、2ページ目になります。景観、公共がモデルとなって民間を誘導していく必要があるということについては今後の検討課題、あるいはナンバーの38番、まためくっていただきまして、色彩基準は経年変化も想定すると良いというのも検討課題とさせていただきます。  それから区分の5番、意見・要望に沿うことは困難であるというのが1件ございまして、ナンバー55番、これも最後のほうのページになります。「地下鉄ができれば街が活性化すると思う」、地下鉄導入の要望でございますけども、これは困難であるということも書いてございます。  以下、整理した表をごらんいただきたいと思います。A、B、Cというふうに区分をつけてございますけども、Aが景観についてということで23項目ございました。Bが地域資源についてということで2件、Cがみどりについてということで11件、次めくっていただきまして、D、色彩についてが2件、E、屋外広告物についてが3件、F、道路環境についてが11件、Gの街づくり一般、その他が12件ございました。  意見・要望の概要は以上でございます。  次に、資料2をごらんいただきたいと思います。こちらからが改定内容の本体でございまして、改定素案。これは追加、変更部分、両方ございます。  めくっていただきまして、目次がございます。よろしいでしょうか。これが現計画の目次に今回変更する部分、追加する部分を表示してございます。左側のほうのページで下のほう、第Ⅳ章のさらに下のほうにいきまして、2番、景観形成基準の運用というところの(2)(3)(4)、ここが変更する部分でございます。  右側にまいりまして、追加する部分がございます。これはアンダーラインを引いた部分でございますけども、4番の特定区域における景観形成基準届出対象の(3)目黒通り沿道を加える。それから、5番の色彩に関する景観基準の(6)目黒通り沿道色彩基準を加えるという部分が追加部分でございます。  めくっていただきまして、ここはこの改定部分の目次をあらわしてございます。次の景観審議会景観アドバイザーの役割分担の見直し素案というところをごらんいただきたいと思います。ここでは現景観計画の第Ⅳ章に、先ほど申し上げました内容、記載した部分を変更するというもので、まず上の点線の枠、ごらんいただきたいと思います。  特定大規模指定建築物事前協議というところで、ここでは現行が、このアンダーラインの点線のところにありますように、「複数の景観に係わる専門家から構成される組織(景観審議会)の助言を参考に」という部分、これを下の改定素案にありますように削除いたします。専門家の助言等を参考にということで、ここがアドバイザー会議に一元化するということでございます。現在は5,000平米以上について事前協議、あるいは特定区域内における1,500平米以上について事前協議等を行っておりますけども、これを一元化するということでございます。  その下の囲ってある中、(3)の専門家の関与でございますけども、ここはさらに詳しく説明してる部分でございまして、改定素案(案)としまして、アンダーライン部分の追加及び二重線部分の削除ということでございます。  アとしまして景観アドバイザー、その下から3行目でございますけども、特定大規模指定建築物事前協議、この部分が追加になるということでございます。それからイとしましての景観審議会、ここは今申し上げた部分が削除ということでございます。  次、めくっていただきまして、今度は景観基準のほうになります。これはすべて追加の部分でございますけども、下にページが振ってありますけども、1ページ以降は中間のまとめとほぼ同じでございまして、この部分については、中間のまとめから変わった部分のみを御説明申し上げます。  2ページをごらんいただきたいと思います。2)目黒通り景観形成基本方針の(1)通りの特徴に合わせ、調和のとれた街並みにしていきますが、従前は統一ある街並みという表現でしたけども、これは景観審議会での意見で、調和のとれたという表現に変えたということでございます。その他は特に変更ございません。  次、5ページをごらんいただきたいと思います。ここは、ウの適用対象は、従前から申し上げておりますように、目黒通りに直接面する敷地内ということ、それからエの届出対象行為届出規模等でございますけども、表で整理してございます。届出対象行為としては建築物の関係で、その下が工作物の関係でございます。規模等につきましては、建物では1,500平米以上または高さ25メートルの建築物ということで、届出等の時期につきましては、確認申請の30日前ということでございます。  これらについて過去5年にさかのぼって調べますと、目黒通り沿道では確認申請が38件ございまして、該当するものは15件ございました。約4割でございます。今後もこういった推移をしていくのかなというふうに想定してございます。それから、工作物については記載のとおりでございます。事前協議につきましては、届出対象がすべて対象になります。これは届出の60日前、さらに大規模なもの、1万平米以上ですけども、これが90日前ということでございます。  次に、6ページをごらんいただきたいと思います。もう一つの届出対象になるものとしまして、目黒通りと幅員10メートル以上の道路に接する敷地ということで、この図の中に丸でポイントを落としてございます。これは14カ所ございます。角地で景観上重要なポイントとなるということで、ここでの建築行為等について届出対象とするものでございます。オの景観形成基準、これはブロック図でございまして、詳細は後ほど記載してございます。  次に、7ページからは具体の基準でございます。この基準の基本的な考え方といたしまして、現計画で定められております区全域の基準をベースに、山手通り沿道や目黒川沿いと共通化したものと、目黒通り沿道の特性を生かして特徴づけるものという、基準というふうにここへ盛り込んでございます。説明は、目黒通りを特徴づけるものを中心に申し上げたいと思います。  この表の見方は、左の枠が対象、それから景観形成基準、右側は配慮・工夫の一例というふうに整理してございます。まず建築物の関係でございますけども、最初の、住宅、店舗、事業所などは建物用途による特徴を活かした形態・意匠とする。これは目黒通りを特徴づけるものでございます。配慮・工夫の一例としましては、写真の例にありますように、店舗としての雰囲気を通りに対して表現する、あるいは集合住宅としての落ち着いたファサードとする。このファサードというのは、正面の立面と申しましょうか、そういう正面の見えぐあいという内容でございます。2番目のバルコニーや共用階段の関係は共通の部分でございます。  次に、8ページお願いいたします。8ページも共通の部分でございまして、にぎわいを感じさせる形態・意匠、それからその下の中高層部の形態・意匠の工夫と、これが共通の部分です。  9ページにまいりまして中ほどの、中高層部は、通りの空間の広がりを意識した形態・意匠とする。これについては、中高層部のセットバック等の工夫ということでございます。それから、隣棟間隔についても確保をお願いしたいということでございます。その下、角地の工夫は、これは共通の部分でございます。その下の、単調で無機質な景観とならないよう、可能な限りマンションの廊下側壁面に対する景観に配慮する。これは目黒通りを特徴づけるものでございます。  次に、10ページをごらんください。10ページ、11ページは、これは共通化の部分でございますので、説明を省略させていただきます。  12ページをごらんください。これはいずれも目黒通りを特徴づけるもので、まず上のほうからまいりまして、角地部分について空間の演出を行うということで、写真の例にございますように、角地部分を活用した緑化あるいはオープンスペースの確保に努めるということがございます、例としてですね。次にその下、既存敷地内にあるシンボル的な樹木は可能な限り保全するということで、写真の例にあるような樹木については保存していきたいということです。それから一番下に、街の記憶を今に伝える歴史的資源を可能な限り活かした計画とするというものでございます。  13ページにまいります。次は工作物に対する基準ということで、最初の、屋外広告塔を設置する場合は規模等について十分に配慮するということで、例としては、可能な限り面積を小さくして集約化を図るということでございます。これは目黒通りを特徴づけるということで盛り込んでございます。その次、機械式立体駐車場の関係あるいは色彩基準については、共通化の部分でございます。  次に、14ページをごらんください。ここからはブロック別の基準でございます。同じように左から、対象、景観形成基準、右側に配慮・工夫の一例という整理をしてございます。まず最初に、建築物に関する関係では、景観形成基準としては、権之助坂の商店街、インテリアストリートにふさわしい、にぎわいと歩いて楽しい沿道景観とするということで、右側に配慮・工夫の一例を記載してございます。  15ページにまいりまして、ここも、この東ブロックの特徴でございます高低差があります。特に高い位置に建つ建物について、見上げる、見下ろすなど、地形の変化・坂道に配慮した景観づくりとすると。右側に工夫の例がございますけども、擁壁等をつくる場合は、小段にし植栽することで印象を和らげるということでございます。その下、尾根道に立地する商店街として、周辺部からの眺望景観に配慮するということでございまして、例としては右側のとおりでございます。  次に、16ページにまいります。ここからは中央ブロックの基準でございまして、整理の仕方は同じでございます。基準としては中ほどの、目黒通りの特徴である空間の広がりをより意識した景観づくりとするということで、建築物の高さの調和という観点で例を挙げてございます。それからその下、通りのイメージづくりに寄与している、既存店舗等カーディーラー等)がございますけども、この集積を活かした特徴ある景観づくりとするということで、右側の例として、落ち着いたファサードの色使い、あるいは開放的なショーウィンドウというものを挙げてございます。  17ページにまいります。建築物周辺の空地・外構でございますけども、ここでは既存店舗等の車庫や作業所などの見え方に配慮するということで、駐車場を設置する場合は、植栽を工夫してくださいという例を挙げてございます。  次に、18ページにまいります。こちらからは西ブロックでございまして、基準としましては、都立大学駅に近接する地区としての立地に配慮したにぎわいと活気のある景観づくりとするということで、配慮・工夫の一例としましては記載のとおりでございますけども、商業施設の連続性あるいはコーポレーションカラーの工夫、それから交差点部の工夫ということを挙げてございます。その下、地域の街割りを今に伝える街並み景観に配慮するということで、道路に対して、右の例にありますように、少し斜めに構えた建物が連続して見られます。こういうのを今後建てかえる際には工夫してくださいということでございます。  それからその下、目黒通りの道づくりの歴史を感じさせる石垣を可能な限り活かした計画とするということで、これも現状の石垣がいい景観を醸し出しているということから、調和させたデザインを配慮していただきたいということでございます。その下、駅前交差点としてのにぎわいや活気を意識した街角の演出を行うということで、オープンスペースだとか緑化の関係の工夫をお願いしてございます。  19ページにまいります。歩道に面するオープンスペースは、周辺との調和を意識したリズム感のある外構の工夫を行うということで、先ほど申し上げました、建物が斜めになって、そのオープンスペース部分ができてきていると。そういう部分について工夫をしてまいりたいという趣旨でございます。  次、20ページにまいります。ここからは色彩基準でございまして、色彩基準の考え方としましては、このダイヤマークの3つ目にありますように、低層部と中層部以上について、分けて設定するということでございます。最初に低層部のほうでございますけども、一番最初に申し上げましたように、これと石垣との色彩の調和を可能とするため、低い明度の色について使用することを可能としますということでございました。  具体的な定量的な色相、明度、彩度であらわしてございますけども、外壁基本色あるいは強調色という部分でございます。これはマンセルの表色系によりここで書いてございまして、先ほど明度を低い色に広げたという部分が右側の、21ページの図を見ていただきたいと思いますけども、ここでは使用可能色ということで、それぞれ赤系から右下の赤紫系まで並べてございまして、上下の関係が明るさ、左右の関係が鮮やかさ、彩度でございます。明るさの関係というのは上下にありますように、この青線で囲った部分、これを従来は1段階上まででしたけども、共通化ですね、これまでのその他の部分では。これを目黒通り沿道では1段下げたと、下へ広げたという内容でございます。  次、22ページをごらんください。これは中高層部の色彩基準でございますけども、高さ10メートルを超える部分ということで、これは現行の色彩基準に準じるものでございます。  次、24ページをごらんください。これは住工混在地・商業地での部分でございますけども、これも共通化されてる現行の基準に準ずるというものでございます。  長くなりましたが、説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○おのせ委員  すみません、勉強不足な部分がございますし、ちょっとお尋ねをしたいんですが、景観アドバイザーの現在の人数と職種、こういう職種の方がついていらっしゃる、途中書いてあるところがありましたが、団体から出ているようであれば、団体ですとかを教えていただきたいと思います。  また景観アドバイザー、大変この仕事がふえてくるように思いますけれども、費用弁償または、何かそういったような歳費等のシステムがあるんでしょうか。  それと、景観アドバイザーの招集にもし予定の会が、例えば年間何回は必ずとか、そういうのがありましたら、教えていただければと思います。  以上です。 ○池本都市計画課長  まず景観アドバイザー会議の構成でございますけども、3名いらっしゃいまして、学識経験者等ということでございます。お一人は、これまで景観計画を平成22年まで策定してまいりましたけども、そのときにできた景観専門部会の委員の方から1名、それから今度は建築家、建築士の関係の団体、これは日本建築家協会というのがありますけども、その団体から1名、それから造園の関係で大学の先生を1名、以上の3名でございます。  それから、2点目の報酬と申しますか、その謝礼金については、それぞれ開催ごとにお支払いしてるということでございます。  それから、3点目の今後の予定でございますけども、これ、物件があるごとに開催してございます。ただ、一応予定としては、月に1回、定例的に予定はしていると。物件があった場合はそこにかけてまいりますけども、物件がない場合は開催しないという状況でございます。  以上でございます。 ○おのせ委員  目黒通り沿道がだんだん決まってまいるわけでございますが、目黒通り、駒沢通りというのは防災的な部分でも、今東京都のほうからもいろいろ動きがあるところでございます。そういった部分で東京都が、今は防災が中心だと思いますが、東京都のほうで今後、各区、景観つくってるところもあると思います、目黒区は早いほうだと思いますが、東京都のほうで全体的な網かけというか、全体的な東京都の23区内の沿道に関しての景観等々は、何か進めていくようなお話というのは全くないんでしょうか。 ○池本都市計画課長  景観計画については、東京都で定めているものと、それから各区で定めているもの、これは景観団体になってから定めているものでございます。東京都のほうでは、特に都心部あたり、あるいは歴史的な資源を保存するような地域、そういうところにはかけてございますけども、こういった目黒通りとか、目黒区内に特化して指定してるというところはございません。あとは、全体的な基準としては規模の大きいもの、たしか1万平米以上になりますけども、そういうものが該当して、届け出させて、基準に基づいて規制・誘導してるという状況でございます。  それから、23区の状況でございますけども、これも、そのうちたしか10区で景観計画を定め、景観団体になってるのは、13区ほどはあるというふうに今把握してございますけども、それらについて、先ほどおのせ委員のあった防災上重要な道路、これらについてすべて景観とリンクさせて設定してるかというと、必ずしもそうでない部分がございます。景観と防災というのは、ちょっと目的が違う部分もございまして、私ども目黒通りについては、そういうのを意識しながらと申しましょうか、今後建てかえ促進、耐震化の関係ですね。そういうものが進むと思われますので、そういうのも意識しながら景観面にもいろいろ工夫していただきたいというふうには考えてございますけども、他区では必ずしもそうなってないという状況がございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。 ○清水委員  この景観条例の改定の件は、各……東部地区、中央地区、そして西部地区ですか、御説明に回っていただいていることはとても理解をさせていただくんですけども、その中でちょっと質問があったことについて御質問します。  色彩のことなんですけども、もちろんこういうような色彩が好ましいというようなことで御説明はいただいています。その中でのコーポレートカラー、やはりその会社の、企業のカラーというのは、やはりその企業の持ち味というか、営業なり販売するに当たって持ち色を持っていると思うんですね。  また西部のほうでは、御説明があった外食チェーンが、本来の企業のカラーを抑えて、こちらの色彩基準に合った内容の協力もあるということを聞いたんですけども、既存のもののコーポレートカラーが使われてる建物とか、また今後の建て直し、また修繕なり、建て直しに当たっての制限ですか、罰則というか、また余りにも合わないような色とか、そういうようなもののときの指導についてちょっと御説明いただけますでしょうか。 ○池本都市計画課長  色彩基準に関するお尋ねでございますけども、基本的には、既存の建物には、これは適用はございません。あくまでも建てかえる際、あるいは、場合によっては、外壁全体をリフォームするというような場合も対象になりまして、規模に応じて届け出が必要ということでございます。規模の小さいものも、それは届け出が必要ないから守る必要はないということではなくて、一応基準は守っていただく必要がございます。そういうことを今後、私どもPRを、時に応じていろいろさせていただきたいというふうには考えてございます。  それに違反する場合という部分のお尋ねもございましたけども、これらについては、この基準にどの程度の違反といいましょうか、そういう部分にもよるかと思いますけども、余りにも突出しているというような場合については、まずは区のほうで指導というのが第1段階であろうかと思います。その次には勧告という制度がございます。これは景観審議会等にもお諮りして、区として意見をまとめて、建築主側にそれを指導していくと。勧告に従わない場合は命令ということもございます。それらに従わなければ罰則ということもございます。そういうことによりましてこの基準は担保されていくというふうに、私ども考えてございます。  以上でございます。 ○清水委員  個々の企業名等は今挙げなくて結構なんですけども、今現在、既存の建物の中で、この目黒区が今改定案で出されました色彩基準にちょっと合わないんじゃないかなというような建物は、全体からいきますと、どれぐらいの割合があるんでしょうか。
    池本都市計画課長  既存の全建物については、ちょっと把握はしてございませんが、それほど突出してるという部分は、私ども今のところはないというふうに考えてございます。コーポレートカラーの部分もそうでございます。この色使いについては、あくまでも外壁を一つの基準にしてると。それらに附属する部分、これらについては一応、一定の許容量はございます。と申しますのは、やっぱり商業施設でそういうものも必要でございますので、そういう部分は許容してございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。よろしいですか。 ○星見委員  景観アドバイザーの制度の創設ということになっていますので、もう少しお聞きしたいと思います。それで景観審議会については、要するに廃止するということになるのでしょうか。景観審議会自身の扱いはどうなるのかお聞きします。  それからもう一つ、アドバイザー制度を創設するというふうになっていますけれども、実際にこの審議会と制度というと、性格が違うのかなと思うんですけども、どういうふうに性格が変わるのかということについてお願いします。  特にこの間、今までのものでは、審議会の助言を参考にして、各景観誘導を行っていくという位置づけだったものが、各企業に対してプレゼンテーション的な機会を与えることで誘導してもらうんだという文章が説明で入っているんですけども、ちょっとこの辺のイメージが、どういうふうに具体的に変わるのかというのが、もう少しわかるように御説明いただければと思います。お願いします。  それからもう一つお聞きしたいのが、なかなか景観をどう誘導していくのかというのは、規制と誘導という中身の違いがあるので難しいと思うんですけど、例えば一つ気になったのが、13ページに屋外広告塔を設置する場合は規模等については十分に配慮するというのがあります。これはどうするのかというと、可能な限り面積を小さくするとともに集約化を図ると書いてありますが、非常にこれは、広告をする側にとっては利害が大きくかかわる問題で、目黒通り以外でも目黒の道路を走っていると、ビルの上に、景観だけではなく、ちょっと危険じゃないかと思われるような大きさの看板が乗っかっているものがあったりとか、防災上でも景観も含めて問題があるんじゃないかなと見受けられるものもあります。できる限り小さくということで、この屋外広告塔についてはそれなりの効力を発揮するのだろうかと疑問があるんですが、その辺についての御意見をお願いします。  同様にそういう意味では、16ページの中高層部で壁面をセットバックするなど、可能な限り開放的な空間になるようというのがあるんですが、これも、かなり地価の高い目黒区においてできる限りセットバックしろと言われても、実際には1平米幾らというような形で、事業採算とりながらビルを建てていくというふうに各建設はなっているであろうと思うと、具体的にこれが、実行という形で効力を発揮するというのに、何か工夫をするつもりが、例えばこういう問題についてはあるのかということについてお聞きします。  あと、カラーについて一つお聞きしたいんですが、目黒通り沿いで、ばあっと走ってくると、私が今一番、目にぱっとつくのは、実は区が建てたあの清水の福祉工房のカラーが、私はあれが嫌いではないですけども、目につく色なんですね。例えばああいうものについての色なんかは、こういう色彩の仕様基準というものができた場合はどういうような。あれを私、嫌だと言っているんじゃないんですけど、目につくといえば、あのきれいなクリームがとても目について、どういうふうに考えていくのかなという点について、お考えをお聞かせいただけるといいんですが。とてもいい色なんですけどね、色は。ぱっと目につくんですよ。 ○池本都市計画課長  それじゃ、6点ほど御質問いただいたかと思いますけども、1点目から3点目は景観アドバイザー会議あるいは景観審議会にかかわるものですので、まとめてお答えさせていただきたいと思います。  まず、アドバイザー会議は今回創設ではなくて、もう昨年の4月に運用開始して以来、これは設置してございます。先ほどの話で、役割分担の見直しということで、景観審議会を廃止ということではなくて、これも存続してまいります。  景観審議会の内容ということでございますけども、こういった事前協議の部分はなくなりますけども、その他に、先ほど申し上げました勧告、命令などの意見の審議と申しましょうか、そういう部分、それから区に対して重要な景観計画上の審議をいただくと。  今ちょっと想定していますのは、例えば景観計画の中に、景観の普及啓発という部分を今後検討していくというのがございますので、そういう部分も今後審議していただくというようなことが予定としてはございます。  それから、景観審議会がどうかかわっていくかという、その事前協議の部分でございますけども、先ほど申し上げましたように、届け出があって、規模によってこの事前協議という部分は、全部アドバイザー会議に一元化してまいりますけども、景観審議会は、今度はそれがなくなって、先ほど申しました、すみません、ちょっと答弁が重なってしまいますけども、あくまでも勧告とか命令と、そういう部分でかかわるというものでございます。  それから、4点目の屋外広告物の関係ですけども、確かにここでは具体的な、数字的なものは挙げてございません。あくまでも定性的な表現にとどめてございますけども、一つには屋外広告物条例というのが東京都にございまして、ここで事細かに基準がございます。それが一つの目安と申しましょうか、これはもう守らなければいけない基準ですので、それを前提に、さらに何か工夫をお願いしたいという趣旨でございます。  それから、5点目のセットバックに関する部分についても、これも定性的な表現にしてございますけども、容積率を確保するというのが、多分建主側とかマンションを建てる場合もそうなんですけども、それらの中で何か工夫をお願いしたいということでございます。  それから6点目の、具体の例がございましたが、清水町の福祉工房の色彩ですけども、申しわけございませんが、これは、基準に合ってるかどうかというのは、具体に照らし合わせてはございませんけども、あの建築時期が、たしか景観基準の前でしたので、それは私どもの届け出等の範囲外のものであったということでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。 ○伊賀委員  すみません、歩道に関して御質問させていただきます。  今、星見委員からもあったんですけども、今の13ページのところですね。可能な限り面積を小さくするとともに集約を図る。4ページには歩きやすい環境を整えるということで、路面のサインだとかベンチだとか、いろいろなところの話が出ているんですが、これは以前にも私が質問したかなと思うんですけども、幾らこういうふうに景観計画つくって建築物に対する配慮があっても、実際、例えばお店を構えている店舗の方がのぼりを出したり、自分たちに必要な段ボールの出し入れとか、出しっ放しとか、特にラーメン屋が並んでいるところでは広告みたいな看板がずっと出っ放しだったりとか、いろいろそういうところで、せっかく皆さんが頑張っても、あるところがごみだったりそういう看板を出してることで、歩きやすさが損なわれたり、景観をちょっと損なって雰囲気を悪くしてしまったり、そういうところの今後、これから規制といいますか、そういうアドバイスとか指導というのは、どういうタイミングで、だれがどういうふうにするのかなというのが1点。  それから、17ページですかね。歩道と敷地の間に設けられた植栽とありますけれども、例えば今度は目黒通りと歩道の間の緑だったり、結構いまだに、あるところは緑が多いけど、あるところははげていたり、目黒区に関して条例をつくるということで、例えば目黒区に関するところは、あくまで目黒区が都や国に対して要望ができるのか、それともそこはもう都が、自分たちが気づくまで何もしないのか、そういうところというのは、今までどうなっていたかというところをちょっとお聞きしたいと思います。 ○池本都市計画課長  1点目の、舗道内に、あるいは突出しなくても、建物部分で、敷地内でのぼりとか看板類、それからごみの関係でございますけれども、これらについては、この中では具体的な基準は設けてございませんけども、一つは、設置者側のモラルとかそういうものに訴えていかざるを得ないという部分があろうかと思います。一律の規制はちょっと難しい面がございますけども、今後商店街等を通じて、こういう問題を一緒に考えていく機会を今後検討していきたいというふうに考えてございます。  これらにつきまして、普及啓発という部分もございますので、例えば景観審議会でも、そういう部分で何か御意見をいただく機会があれば、そういう意見も聞いてみたいというふうには考えてございます。完全に道路内の部分であれば、これは道路の占用に関することですので、都道であれば東京都の第二建設事務所、そういった方たちと協議しながら改善に努めてまいりたいというふうに考えてございます。  それから、2点目の道路内植栽の関係でございますけれども、これについても、これまでの懇談会、説明会でも大変多く意見をいただきました。街路樹も含めましてですね。それらについて、ことしの夏ごろでしたか、第二建設事務所へ私ども直接出向きまして、こういう意見が多々寄せられていると、今後改善をお願いしたいというふうには、申し入れてはございます。第二建設事務所側は、今植わっている、特に低木のサツキ類ですか。あれが一番適した植栽であるという言い方をしてございまして、要するにメンテナンスが余り要らないということも言ってました。  目黒通りについては、景観計画の中では重要公共施設というふうに位置づけてございますので、例えば電線類地中化に伴いまして、舗装改善とかいろいろやってございます、再整備とか。それについては、区にあらかじめ、事前に協議してもらいたいという申し入れも行ってございますし、第二建設事務所側もそういう位置づけは全部承知してございますので、今後協議しながら進めていくというふうには私も聞いてございます。  以上でございます。 ○伊賀委員  ありがとうございます。目黒通りって、港区、目黒区、そして世田谷区と3区またがっていると思うんですけど、例えば、目黒のところが一番広いっちゃ、面積というか、距離的には長いと思うんですね。目黒である程度いろんなものを考えて、条例として今ありますと。当然港区、それから世田谷区、余り変わらないといえば変わらないと思うんですけど、例えば目黒通り全体として、こういうふうに区をまたがってもやってくよと。その中で目黒区の部分というのは、一番距離が長いというのもあるけれども、例えば目黒区がこういうふうにしたいという要望が、例えばほかの区との連携であったり、それから都に要望して、それが実現する可能性というのは極めて高いんですかね。そこをお聞きしたいと思います。 ○池本都市計画課長  目黒通りに関するお尋ねで、見方は2つあろうかと思います。景観的にどう連携していくかという部分と、それから道路の改善という部分。後段のほうから申し上げますと、道路の改善と申しましょうか、より質を高めるとかいう部分、これは全線あるいは共通の事項として、東京都もそれぞれ工夫しながら今進めているという状況では聞いてございます。  ただ景観につきましては、これは、東京都の景観計画の中でも特に位置づけはございませんし、品川区あるいは世田谷区でも景観計画の特定区域という扱いにはしてございません。ですから、目黒区だけが特定区域としてより特徴づけていく、景観づくりに取り組んでいくということでございます。  そういう部分はちょっと今後の課題というふうに私も認識してございまして、世田谷区、品川区とも、今後情報収集しながら、例えば品川区あるいは世田谷区で景観計画等の改定、あるいは、例えば用途地域指定の改定とか高さ規制の改定とか、そういう部分について調和を図っていただきたいというふうな申し入れはしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑はよろしいですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、1、目黒区景観計画改定素案についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(2)緑が丘駅周辺地区都市再生交通拠点整備事業の事業期間の延伸について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、2、緑が丘駅周辺地区都市再生交通拠点整備事業の事業期間の延伸について報告を受けます。 ○幡野都市整備課長  それでは、緑が丘駅周辺地区都市再生交通拠点整備事業の事業期間の延伸について御報告させていただきます。  緑が丘駅の都市再生交通拠点整備事業につきましては、平成19年度から着手してございます。鉄道事業者であります東急電鉄による駅舎改良工事にあわせて、緑が丘駅のバリアフリー化を行うとともに、鉄道用地を利用して自転車駐車場、歩行者広場及び自由通路の整備を行うものでございます。  区と東急電鉄とで協定を締結いたしまして、鋭意工事を進めてまいったところでございます。昨年度、この工事区間の高架下にある家屋の立ち退き交渉が難航し、工事の進捗がおくれたため、事業期間の延伸を行いましたが、このたび、ことしの3月11日に発生した東日本大震災の影響により、工事工程にまたおくれが出たということで、再度の事業期間の延伸を行うものでございます。  これまでの経緯につきましては、資料1枚目の1に記載のとおりでございます。平成19年11月工事施行協定締結、20年2月、工事着手、23年3月、ことしの3月でございますが、工事施行変更協定の締結、これを工事期間の延伸ということで結んだところでございます。  次に、事業期間の変更でございますが、変更前は平成18年度から平成23年度までということでございましたが、変更後といたしまして、平成18年度から平成24年12月末までとするものでございます。  なお、今回の変更に伴います事業内容及び事業の金額に変更はございません。  次に、事業期間の延伸の主な理由でございますが、これは東日本大震災の影響、計画停電対応であるとか、夏季の初電繰り上げ運転の対応、これは東急電鉄の節電対応として、初電の開始時間を早めたものでございます。これらに伴う工事の中止あるいは作業規模縮小、作業時間の短縮等による工事のおくれということでございます。  最後に今後の予定でございますが、当委員会報告後、来週になると思いますが、地元への周知、それから駅利用者に対する周知ということを行ってまいります。その後でございますが、24年の第1回定例会に変更協定の議案を提案させていただきます。3月中旬になりますが、工事期間延伸に伴います工事施行変更協定を締結していく予定でございます。そして平成25年4月、自転車駐車場、歩行者広場、自由通路の供用開始となります。  資料を1枚めくっていただきまして、工程表をつけてございます。自転車駐車場、自由通路及び歩行者広場、これが、24年3月完成が24年12月完成ということで下の変更予定、9カ月の延伸ということでございます。  この工程表の裏面をごらんいただきたいと思います。上段、大岡山方既設高架橋部、これの2段目、都市側本設工事、高架下駐輪場整備、これにつきましては、24年7月から12月に整備をいたします。それからその下、自由が丘方新設高架橋部、これの3段目、都市側本設工事、自由通路、歩行者広場整備、これにつきましては、平成24年8月から着手をしてまいります。12月に完成ということでございます。  それから、資料の最後、A3カラー刷りの資料でございます。これの左側、完成平面図がございます。ちょうど真ん中、地上階というところがございますが、水色の部分、ここの高架下部分に自転車駐車場を整備いたします。それからその左隣、薄い黄色の部分でございますが、自由通路、さらにその左、緑色の部分、歩行者広場を整備いたします。この歩行者広場は、ちょうど改札を出た前の、正面の部分でございます。  資料右側、施工順序の断面図でございます。現在の進捗状況でございますが、この断面図のちょうど4番目のあたり、ここのところに現在の工程は来てございます。  最後になりましたが、駅構内のエレベーターにつきましては、既に設置され、供用してございます。  説明のほうは以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○武藤委員  すみません、ちょっと前に説明あったかもしれないんですが、駐輪場の台数は何台でしょうか。たしかこれ、1日単位の契約かと思いますが、ちょっとこれを教えてください。 ○幡野都市整備課長  駐輪場の計画でございますが、271台を予定してございます。  それから利用につきましては、定期利用と1日利用、双方あるということです。 ○武藤委員  すみません、その台数がもしわかれば、定期と1日の台数がわかればと思います。  あと、ほか、たしか緑が丘は、九品仏緑道の上が駐輪の計画になったような気がしますが、実際的には、駐輪的にはそんなに放置はなかったようでありますが、その辺は実際いかがなんでしょうか。 ○幡野都市整備課長  利用の内訳でございますが、定期利用が222台、それから1日利用49台ということでございます。  それから、九品仏川緑道の置き場等につきましては、こちらの駐輪場ができた段階でこちらに移動するというように考えてございます。 ○武藤委員  じゃ、この辺の、できれば駐輪、要するに、これ以外に駅の周りに置かれるようなことは想定されるんでしょうか。その辺はいかがでしょうか。 ○島田道路管理課長  駐輪場が完成しますと、今の緑道等に置いている部分もここに収容するということで、駅前にはみ出るようなことはないというふうに思っております。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑は。よろしいですか。 ○星見委員  そうすると、工事がおくれて延期になってるということで、9カ月延期になるんですけれども、延伸に伴って新たな費用の発生というか、予算上での何か措置が必要になるということはあるのですか、ないのですか、それをお願いします。 ○幡野都市整備課長  今回の延伸等に伴いまして、予算上、今年度予算につきましては、まず執行部分、今年度執行部分がございますので、そこについては当然精算をするということでございます。残りの部分につきましては、繰り越していくような手続をとらせていただくというふうに考えてございます。費用につきましては、今回の延伸に伴って変更になるということではございません。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑はよろしいですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、2、緑が丘駅周辺地区都市再生交通拠点整備事業の事業期間の延伸についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(3)工事報告(呑川緑道(緑が丘駅周辺地区)改良工事) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、3、工事報告(呑川緑道(緑が丘駅周辺地区)改良工事)について報告を受けます。 ○立山みどりと公園課長  では、工事報告をさせていただきます。  まず資料のとおりでございますが、件名は呑川緑道(緑が丘駅周辺地区)改良工事でございます。場所につきましては、目黒区大岡山一丁目35番先から緑が丘三丁目1番先でございまして、下の案内図にございます黒く塗ってあるところでございますが、十一中の正門の部分から南のほうに行きまして、東急の目黒線にぶつかる部分まで、この区間の工事でございます。  請負者は双葉建設株式会社、契約金額は3,181万5,000円でございます。工事概要につきましては、中心延長が392.4メーターでございます。  工事内容は、園路広場工といたしまして、透水性アスファルトが2,037平米、それと吹きつけ塗装工1,976平米ということでございます。  内容的には、先ほど緑が丘駅の報告がありました中で、駐輪場がちょうどできますが、この緑道から出入りができるようになるということでございまして、現状で非常に舗装状況が悪くて、もう老朽化してでこぼこが出ているので、基本的には舗装のやり直しをする。その際に、緑道側から駐輪場に行く利用者がふえるということを想定してございますので、歩行者用の部分と自転車が通るというところを、色分けをここの中でしようということでございます。そのための吹きつけ塗装が、全体では色分けをしていくということでございます。  ほか工事内容につきましては、植栽工、排水設備工、管理施設工ということで、一式でございます。  工期につきましては、23年10月6日から来年24年2月14日の85日間の工事でございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○武藤委員  すみません、舗装なんですが、透水性アスファルト舗装というのは、石を細かくやってて、水が染み込む用のやつなんでしょうか。  それと、たしかここ、十一中のグラウンドの横に直線の走る、何か緑色のものが敷きつめられてて、直線で十一中の生徒が使ってたように記憶してるんですけれども、それに関してはどうなのか。2点お願いいたします。 ○立山みどりと公園課長  まず舗装につきましては、透水性アスファルト舗装、御指摘のように雨が染み込む、舗道部でよくやっている、雷おこしのような、空間、すき間があいているそういう舗装でございます。その上にカラー化するということでございます。  2点目の十一中の、これは100メーター走路がこの緑道内にございまして、これにつきましては教育委員会のほうで既に現在工事中ということでございまして、先行して100メーター走路も改修している状況でございます。  以上でございます。 ○武藤委員  透水性の雷おこしなんですけども、道路で何か古くなってくると、石がとことことれて、それで細かい石が飛ぶと。多分自転車……車は通らないですけど、かなり自転車が多く通られるということで、その細かいのが飛んでけがをするんではないかといったようなところがありますが、そのほうがよろしいのか、それともそういったものが余り出なくなるようになってるのか、ちょっとお伺いします。  あとすみません、教育委員会の所管で、わかればなんですけども、そこの100メートルというのは実際、このアスファルト舗装ではないという、どういった舗装になってるのか、もしわかれば教えていただきたいと思います。すみません。 ○立山みどりと公園課長  透水性舗装については、確かに御指摘のように、車道部分に使う場合、かなり強度的に弱い部分ございますが、当該、ここの緑道につきましては、車は通らない、自転車だけということでございますので、強度的には問題ないのかなというふうに考えてございます。  それと100メーター走路につきましては、こちらアスファルト舗装の上にゴムチップ舗装という構造で進められているということでございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに。 ○星見委員  2つお聞きします。ここ、透水性舗装を選んだ理由を1つお聞きします。確かにここ、集中豪雨があると水没する危険地域というふうになっている場所で、川の上でありますから、昔の。そういう意味だと思いますが、透水性アスファルト舗装を選んだ理由が1つ。  それからもう一つ、工事期間中なんですけども、通行はどうなるのかということについてお聞きします。結構、駅まで抜ける道が、ここを通らないと行けないという地域が、ぐるっと回らないと駅に行けない地域があるので、使っていらっしゃる方多いんですけども、どういうような手順で工事が行われる中で、通行自身はどうするのかということについて、2つだけお願いします。 ○立山みどりと公園課長  まず透水性舗装でございますが、基本的に公園内で舗装するときにつきましては透水性舗装、これ、アスファルトにつきましても、それ以外のものについても透水性ということで、これを基本にしてございます。そういう意味で、緑道につきましても透水性舗装を採用してる。それと、工事中でございますが、基本的には駅への通行もございますので、通行はできるように、工事の中で配慮しながらやっていく予定でございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑はよろしいですか。
     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、3、工事報告を終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(4)目黒駅周辺地区整備構想素案について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、4、目黒駅周辺地区整備構想素案について報告を受けます。 ○島﨑地区整備計画課長  では、お手元の資料を御確認ください。A4、1枚の資料の目黒駅周辺地区整備構想素案についてと、冊子になっております別添資料1の目黒駅周辺地区整備構想素案、別添資料2の目黒駅周辺地区整備構想策定「中間まとめ」に対する意見等についてと、あと改定素案の内容を抜粋してまとめました別添資料3の街づくりニュースがございます。  去る9月12日の都市環境委員会に、目黒駅周辺地区整備構想の「中間まとめ」につきまして御報告いたしましたところですが、このたび素案がまとまりましたので御報告するものでございます。  では、A4、1枚のほうの資料をごらんください。1、策定の背景につきましては記載のとおりで、目黒区都市計画マスタープランで広域生活拠点に位置づけられており、計画的に取り組むこととしております。また7行目以下の「一方」以下に記載のとおり、地元から整備構想や整備計画を策定するよう要望があり、地区内の街づくりの機運が高まっております。こうした状況を踏まえ、整備構想を策定していくものでございます。  なお、整備構想策定後、その実現に向けて、平成24年度以降、整備方針、整備計画を策定し、計画に沿って取り組んでまいります。  2、主な経過ですが、平成22年12月に懇談会を設置し、平成23年9月に「中間まとめ」を取りまとめまして、11月、今回、整備構想素案を取りまとめました。  3、「中間まとめ」からの変更内容ですが、「中間まとめ」に対する意見・要望等で、主要な内容を修正するものはありませんでした。  ではここで、A4横長の別添資料2の目黒駅周辺地区整備構想策定「中間まとめ」に対する意見等についてのほうをごらんください。  1、意見・要望等の状況ですが、目黒駅周辺地区に街づくりニュースを6,940枚配布いたしまして意見募集したところ、意見提出が2件あり、項目数といたしましては8ありました。  2、提出された意見要望の検討結果の整理ですが、対応区分といたしまして6つに分けて整理しております。  まず、対応区分1の意見・要望の趣旨に沿い修正するとしたものはございません。2の意見・要望の趣旨は中間報告に取り上げており、趣旨に沿って整備構想を策定するとしたものが2件ありまして、まず2ページの一番下の枝番04の目黒駅周辺地区の街づくりの推進についてですが、意見のとおり、中間まとめに掲げた地区の将来像の実現に向けて街づくりを目指してまいります。  次に、3ページの一番下、枝番04、住民の意見を反映した取り組みについてですが、今後の街づくりの進め方で、地域コミュニティの維持発展を図りながら街づくりを進めていくとしてございます。  表紙に戻りまして、対応区分3の今後の整備方針及び整備計画で検討課題とするものが5項目ございました。整備構想は基本的な考え方をまとめたものですので、個々具体的なものにつきましては、整備構想策定後、整備方針や整備計画策定の際に検討資料とさせていただきます。  4の関係所管、関係機関・団体に趣旨を伝達し、整備構想に反映できるものについて検討するとしたものはございませんでした。  5の意見・要望に沿うことは困難であるが1件ありまして、これは3ページの整理番号2の枝番02、街づくりの目標について、防災対策中心にしてほしいとのことですが、地区の将来像を実現するため、安全・安心も含めた3つの街づくりの目標を掲げており、各目標間のバランスを図りながら街づくりを進めていくとしてございます。  では、ここで冊子になっております別添資料1の目黒駅周辺地区整備構想素案のほうをごらんください。素案につきましては、中間まとめからの主要な内容の変更はございませんが、表現を変えたもの、あるいは追加したものがございますので、主なものについて御説明してまいります。  表紙を開いていただきますと、左側、目次がありまして、策定の背景と役割、第1章の地区の現況と課題から第4章の街づくりの進め方まで、4章構成となっております。  1ページのほうをごらんください。1ページに策定の背景と役割について記載しております。  2ページをごらんください。2ページから20ページまでが第1章、地区の現況と課題で、2ページに地区整備構想の対象区域を示しており、3ページに上位関連計画として、①の目黒区都市計画マスタープランから⑥の目黒区地域防災計画まで、関連計画について記載しております。  4ページの図の1-2に、各上位関連計画について整理して表示してございます。  次に、5ページに1)土地利用、8ページに2)道路・交通で、11ページに3)公園・みどり、13ページに4)景観・環境、15ページに5)安全・安心についてまとめております。  19ページをごらんください。19ページから20ページにかけまして、土地利用から安全・安心までの課題を整理しており、20ページに課題図として整理しております。  では21ページのほうをごらんください。第2章、街の将来像と22ページの2)街づくりの目標は、中間まとめのとおりです。  23ページをごらんください。第3章、街づくりの方針ですが、23ページ、24ページの各方針は中間まとめのとおりですが、25ページの目標3の方針について、2点ほど変えてございます。  1点目は、前回の中間まとめのときの報告で、伊賀委員のほうから目黒川のにおいについて御質問がありまして、またその後、懇談会でも意見がありまして、それを踏まえまして方針1のところの一番下ですが、河川環境の改善や水辺環境の保全という項目を追加記載してございます。  次に、方針2の地域の歴史・文化の発信と交流拠点の創出で、その下に地域の景観を特徴づける目印の創出ですが、前回、星見委員からランドマークについて御質疑いただきまして、このランドマークの表記を目印といった表記にさせていただきました。  27ページに第4章、街づくりの進め方を記載してございます。  では、最初のA4、1枚の資料に戻っていただきまして、今後の予定ですが、11月18日の都市計画審議会に素案を報告し、11月25日からパブリックコメントを実施して、街づくりニュース、ホームページで意見を募集し、12月15日に地元説明会を開催して、来年2月に構想案をまとめ、必要な手続をいたしまして、3月には整備構想を策定してまいりたいと考えております。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○伊賀委員  ありがとうございます。  まずは、12月15日の地元説明会の具体的な日時と場所を教えていただきたいのと、今集まってる意見というのは、2件というか、お二人の方なんですかね。項目数8ということで、ちょっと数的には少ないのかなというので、ポスティングを実施したということなんですが、恐らくこのエリア内の方にポスティングをしたと思うんですが、実際私が、もちろん地元なので、いろんな方の意見、いっぱい聞いてるんですね。きっと、恐らくそういう方って、多分みずからこういうところに意見をなかなか出さないから、なかなか意見が反映しにくいから、こっちを通してお伝えする形になると思うんですが、できれば地元説明会の際にも改めて、まだこれ、募集期間内ですから、まだ間に合いますよと。  多分この募集の仕方が、どういうふうな形でやってるか私もちょっと見えなかったんですけれども、実際に意見の募集の仕方、ポスティングというのはどういう形でやったのか。例えばアンケート形式であらかじめつくっておいて、そこに皆さんが記入したものをただ提出するような状態になっていれば、すごく意見がたくさん集まるような、そういう工夫もできるのかなというふうに思います。ですので、できればより多くの方の意見をいただいて、それをなるべく生かすようにできればなと思いますが、いかがでしょうか。  2点お願いします。 ○島﨑地区整備計画課長  1点目の説明会の日時ですが、どうも失礼しました。別添資料3の目黒駅周辺地区街づくりニュースのところに、1ページのほうに書いておりまして、日時、12月15日、午後7時から8時半ということで、下目黒住区センターで開催させていただきます。  2点目の意見が少ないということですが、実はこの中間まとめをまとめるに当たりまして、前回も申しましたように、懇談会を構成してる方が17名いらっしゃるんですが、約10人ぐらいのアンケートというか、自由意見を聞いていただきまして、94件ほど集まりまして、その内容を中間まとめに反映してございます。そういったことがありまして、中間まとめの内容と地元区民の皆様の意見に相違がなかったのかな。これは推測ですが、そういったふうに思っております。  また、今後できるだけ多くの意見をいただきたいと思いますので、その辺についてはちょっと工夫、またしてまいります。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。 ○星見委員  今この素案の中で示されてるのは街づくりのイメージ、それから、どういう地域を、位置づけのまちにするかということを説いているということになっていると思うんですね。そうすると、なかなか区民の皆さんから、これが一体将来何につながっていく素案なのかというのが、普通、住んでいる皆さんにはよくわからないというのがあるんですね。例えばこれが、先ほどやってきた目黒区の景観条例に伴う景観問題で言えば、誘導という手法で、新しく建てるときにはどういうお約束を、ルールをつくっていくかという問題ではあるんだけども、この目黒駅周辺の地区街づくりというふうになると、さらにそこから、誘導というだけではなくて、事業であるとかさまざまなルールが、上から地区計画がかかってくるとか、そういうことがこの先につながっていくということが理解されてないんだということが一つあると思うんです。  ですから御自身を、例えば地権を持ってらっしゃる皆さんとか、あるいはここにお住まいになってる皆さんが、この目黒駅周辺街づくりで出されている地区整備構想が、将来自分たちの生活にどう影響するのかというのが、なかなかこれだけの説明では理解できていかないと。そういう中で意見についても、今出すことの意味がよくわからないというところが、もう一歩やっぱり、街づくりを自分たちのまちとして参加してくるというところで、遠いという部分があるのかなというのは感じるんです。  そういう意味では、今回残念ながら、意見募集をせっかく区がかけたにもかかわらず、口頭であるとか、ほかのさまざまな方法はとっていらっしゃるとは思いますけれども、実際に意見募集期間に出たものが2件であったというのは、非常に残念だなと思うんです。  それで一つは、今回またこれで新しく意見提出にこれからまた入ってくわけなので、その辺はぜひ、今後この地域にどういうふうな街づくりとして、今構想段階になって、この後なかなか、この日程だけ言われても、実際には住民はわからないんだと思うんですよね。今後24年度に整備方針、整備計画を策定していくと言われても、何が策定されるのかが理解できていないというのがあるかと思うんです。  ですから、街づくり協議会等も一生懸命こういうチラシをつくって、皆さんの御意見をと努力されてるとは重々思いますけれども、もう少し、この先こういう計画が、地区計画なり、もしくはさまざまなルールなり、あるいは事業なりという、幾つかの方向性に流れていくんだということがわかるような工夫をして、意見募集をしてはいかがかと思うんですが、その辺はどうでしょうか。  それからもう一つ、この御意見の中にも、今後街づくりを進めるためには、大きく言って3つの手法がありますというお答えが出ておりました。具体的整備手法については、来年度以降の整備方針、整備計画の中で検討されていくというふうにはなっていきますけれども、これを見てる限り、誘導だけでこれを全部やろうとしてるとはとても思えないですよね。誘導地域もあるかもしれないけれども、やっぱり具体的な事業計画エリアが出てくるだろうと。  特に駅前であるとかいうふうになってくると、やっぱりその辺については、住んでる皆さんに、今、多分協議会やってらっしゃる、今12名いらっしゃるとおっしゃいましたから、いつも参加されている皆さんいると思うんですけども、もう少し広く説明会を地域ごとに、例えば住宅として構想されてる地域や、それから今の、これで言いますと、幾つかの地域に分けて利用方法の提案がされてるので、その地域ごとに丁寧に説明をしてみるというようなことも含めて、やるつもりはないのかお聞きをいたします。  それとあと、具体的には、私たちが一番心配してるのは、事業計画が出てきた場合に、その事業計画がどういう形になるかというので非常に危惧してるわけですが、もう既に品川側については、再開発を手法にした街づくりということでどんどん進んでるわけですよね。それに連動する形でこちら側、西側が進んでくるのではないかという心配が実際にはやっぱりあるわけです。  その辺について、目黒区はこの間、手法は3つあるというのを繰り返してはいるんですけれども、それは具体的にどのような考え方を持って、これ全体が進み始めてるかについては、ぜひお聞きしたいというふうに思うんですけれども、整備計画の中身に入ってくるので、それは今後ですということではあるけれども、前提がなければ動かないし、それからマスター計画自身が業務の集積、にぎわいのまちというだけではなく集積、広域生活拠点としての業務機能の集積や商業の集積というふうに位置づけてる地域であるというふうに考えると、当然そういう手法が考えられるというのは、一般的には当たり前の考え方かなと思うんですけども、駅前、とりわけ品川区側との街づくりとの連携問題については、どのようなお考え方があるのかだけお聞きしておきたいと思います。 ○島﨑地区整備計画課長  1点目の地元に理解されていないのではということですが、もともと、先ほど地元の機運が盛り上がっていると申しましたのは、地元から整備構想、整備計画をつくってほしいと、署名も714名ほど集めていらっしゃいまして、各団体の方が区のほうに申し出ておりますので、そういう理解がされてないということではないと思ってます。ただ、委員おっしゃいましたように、意見を反映していくというのは大事ですので、これからも工夫はしてまいりたいと思っております。  あと、2点目の地域ごとにやっていったらということですが、今回まちの将来像を定めて、その将来像に向けて目標をつくっておりますので、今後地域ごとに自分たちで自主的な活動があれば、そちらのほうには、区のほうでコンサル派遣制度もありますので、そういった形で支援してまいりますし、あと区が、やはり区みずから、防災であるとかそういうもので必要があれば、区のほうがまちに出ていって取り組んでまいりたいと。テーマごとにやってくのは、次の段階かなというふうに考えてございます。  3点目の事業計画についてですが、あくまでこの整備構想をつくるのは、日常的な活動や交流の中心となる拠点の形成を図るためですので、決して開発目的で行うものでございませんので、この考えにつきましては、やはりまちは常に動いておりますので、これは整備構想、整備方針を定めて、やはり皆さんの共通理解のもとで、その好ましい方向に沿って街づくりに取り組むことが大切かと考えてございます。委員先ほどおっしゃっていただいたように、街づくりの手法に土地利用を規制・誘導する手法もありますし、整備構想、今後定める整備方針の方向に沿って取り組めればと。  また、品川区との関係ですが、品川区のほうは再開発事業を今進めておりますが、権之助坂商店街に代表しますように、目黒区側は店舗が連続しておりますので、そういったよさを生かしながら、また、あと地元の意見を十分聞きながら、反映させながら、街づくりについては適切な整備手法を組み合わせて取り組んでいきたいと思っております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑は。よろしいですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、4、目黒駅周辺地区整備構想素案についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【報告事項】(5)中目黒駅周辺地区整備方針素案について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、5、中目黒駅周辺地区整備方針素案について報告を受けます。 ○島﨑地区整備計画課長  では、資料のほうをごらんください。お手元にA4、1枚の資料の中目黒駅周辺地区整備方針素案についてと、冊子になっております別添資料1の中目黒駅周辺地区整備方針素案と、素案の内容を抜粋してまとめました別添資料2の街づくりニュースがございます。  では、A4、1枚の資料のほうをごらんください。中目黒駅周辺地区につきましては、ことしの3月に整備構想を策定したところですが、1の背景で5行目のところに記載のとおり、こうした状況を踏まえ、新たな土地利用等の変化に対応するため、平成23年3月に改定した整備構想に基づきまして、平成23年度は、整備構想の「街の将来像」の実現に向けて段階的かつ計画的な街づくりを進めるために、具体的な整備の方向性をまとめた中目黒駅周辺地区整備方針の策定を行うものでございます。  2、整備方針の考え方ですが、3行目に記載のとおり、整備メニューの選定に当たりましては、①緊急性が高いもの、②住民意向が強く、効果が大きいもの、③既に実施中のもの又はこれからの実施が決まっているものの、3項目を視点に整理を行いました。  では、ここで冊子のほうの別添資料1の中目黒駅周辺地区整備方針素案のほうをごらんください。表紙を開いていただきますと、左側に目次がありまして、1章の地区整備方針の策定にあたってから、4章の実現に向けた方策までの4章構成になっております。  1ページをごらんください。1ページの第1章、地区整備方針の策定にあたってですが、1、策定の趣旨と、2、整備方針の位置づけについて記載しております。平成23年度中目黒駅周辺地区整備方針の策定を予定しておりまして、今後中目黒駅周辺地区整備計画を策定してまいる予定です。  2ページをごらんください。2ページに、3、役割と構成、4、目標年次、5、対象範囲を記載しております。  3ページをごらんください。3ページの2章、整備の基本的な考え方ですが、1、整備方針と整備メニューですが、整備方針と優先的に取り組むべき項目を明らかにして進めることの必要性について記載するとともに、整備メニューの選定にありましては、3ページの下の四角の枠で囲んでおります①から③までの3項目を視点に、整備メニューを選定しております。  では、4ページをごらんください。4ページと5ページに参考といたしまして、ことし3月に策定いたしました整備構想で定めた地区の将来像と、地区の将来像に向かって目指すべき方向である目標と、地域ごとの特性を踏まえた街づくりの方針を記載しております。  6ページをごらんください。2、整備方針とアクションプランとして、具体的な整備の方向性として、整備構想の4つの目標ごとにそれぞれの整備方針と、整備方針ごとにアクションプランを示しております。  7ページをごらんください。整備の基本的な進め方ですが、整備の進め方の骨格といたしまして、①から③まで3つに整理しております。  7ページの下に、概ねの目標年次と整備の進め方との関係ですが、1は、山手通り拡幅など既存事業や実施計画等の実施が予定されている事業と連携して行う取り組みで、例えば山手通りの拡幅事業は平成27年度を目標としておりますので、その年度を目途に取り組みを進めてまいりたいと考えております。2は、話し合いの場など、区民等の街づくりの機運を高めながら、継続的に行う取り組みで、これはできるところから取り組んでまいります。3は、実施が検討されている関連計画の動きを見ながら段階的に行う取り組みでございます。  では、8ページをごらんください。3章の整備メニューですが、今後考えられるメニューを8ページから14ページまで、例として整理しております。整備の進め方を3つに分けておりますので、それに基づいて整理してございます。  まず、1の実施が予定されている事業と連携した取り組みですが、8ページに(1)東急東横線の耐震工事と連携して取り組むものや、8ページから9ページにかけまして(2)山手通りの拡幅事業と一体的に取り組むもの、9ページに(3)目黒区基本計画の実施計画で事業が予定されているものを整理しております。  10ページをごらんください。次に、2、区民等による街づくりの機運を高めながら継続的に行う取り組みといたしまして、10ページから11ページにかけて(1)地区全体の街づくり、12ページに(2)住宅地の街づくり、12ページから13ページにかけまして(3)商業・業務地の街づくり、13ページに(4)事業・地域資源を活かした街づくりに整理してございます。  そして14ページに、3、実施が検討されている関連計画の動きをみながら行う取り組みといたしまして、(1)地域防災計画改定に併せた取組みと(2)交通バリアフリー推進基本構想改定に併せた取組みを挙げております。  15ページをごらんください。図に整備箇所が特定されている整備メニューについて整理しております。  16ページをごらんください。4章、実現に向けた方策ですが、1、整備主体と整備手法として、16ページに(1)整備主体の考え方、16ページから17ページにかけて整備手法の考え方について記載しておりまして、①規制・誘導等による街づくりや、②街づくりの活用できる国の交付金、補助制度や、③その他助成制度について記載しております。  18ページをごらんください。街づくりの進め方ですが、18ページに(1)既存コミュニティを紡ぐ、事業別・テーマ別の街づくりとして、①地域文化の創出に寄与する事業別の街づくり、②地域の個性や文化を大切にしたテーマ別の街づくり、③既存のコミュニティを紡ぐ街づくりについて記載しております。  19ページに(2)既成組織の活発化と連携との強化といたしまして、①既存組織活動の活性化や、②既成組織との連携強化について記載しております。  19ページ下側に(3)住民一人ひとりのつながりを大切にした住民参加の街づくり、20ページに(4)各主体による段階的な街づくりについて記載しております。  では、A4、1枚の最初の資料にお戻りいただきまして、3、今後の予定ですが、11月18日の都市計画審議会に素案を報告し、11月25日からパブリックコメントを実施し、街づくりニュース等で整備方針の内容を周知いたしまして、12月14日、地元説明会を開催し、いただいた意見・要望を反映しながら整備方針案を策定してまいります。  なお、地元説明会の場所、日時等につきましては、街づくりニュースのほうをごらんいただきたいと思います。  来年の2月に、記載のとおり、必要な手続を経まして、3月には整備方針を策定してまいる予定です。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。 ○吉野委員  この冊子の8ページにあります、東急東横線の耐震工事と連携して取り組むもの、目標3の利便性の向上の推進で祐天寺側の改札設置とございますが、山手通りを越えた側の渋谷側の改札というのの検討というのはもうなくなってしまったんでしょうか。 ○島﨑地区整備計画課長  委員おっしゃいますように、山手通り隔てた上目黒一丁目の改札につきましては、平成19年12月に、区から東急電鉄と東京地下鉄株式会社のほうに祐天寺側と上目黒一丁目側改札口新設の要望をしておりますが、それに対しまして平成20年1月に、東急電鉄株式会社と東京地下鉄株式会社からは、上目黒一丁目側の改札口新設については、工事が大規模になるということや用地買収が広範囲にわたるということで、もう困難ということでございます。ただ祐天寺側については、改札口は新設するという回答をいただいております。  以上でございます。 ○吉野委員  ちょっと新たにつくるというのは難しいかなと思うんですが、例えば渋谷側から階段を上に上げて、東急ストアありますね。あそことつなげて、東急ストアを改札にするって、よくJRの、五反田駅がそのような形になってると思うんですけども、そういったところをまた再検討するというようなことは難しいのでしょうか。 ○島﨑地区整備計画課長  東急ストアを利用してということですが、なかなか駅舎の位置関係で、今五反田の例を挙げられましたが、五反田の場合ですと、うまくJRのほうにちょうどつながるような位置関係ですが、ちょっと構造的というか、改札口が一番、中目黒駅はやはり1階に改札口があるということで、ホーム間の動線計画が難しいということもありまして、やはり上目黒一丁目側は難しいというふうに聞いてございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑はよろしいですか。 ○星見委員  街づくりの進め方というところでちょっと聞いておきたいんですが、18、19のところに、テーマ別にした街づくりや事業別にした街づくりという形で、各協議会をつくって進めるというのが出てきます。それでこの、テーマ別というのは一定わかるんですが、事業別というのは、何を指して事業別と言っているのかをお聞きします。お願いします。 ○島﨑地区整備計画課長  現在、中目黒駅周辺では、目黒区以外の事業として、先ほど申しましたように東急東横線、鉄道事業者が事業を行っておりますし、また山手通りの拡幅事業を第二建設事務所、東京都が行っておりますので、それに関連して行ったらというような動きが、具体的に申しますと、例えば9ページに、植栽の整備に併せた樹種の選定とありますが、山手通りの拡幅事業はあくまで東京都の事業ですが、それにあわせて樹木については地元のほうから要望したらどうかということで、地元で既に勉強会をされております。
     あと11ページの、これも上側ですが、東急線の耐震補強工事を行っているわけですが、鉄道高架下におけますこういった駐輪場の確保であるとか、あと高架下の利用について、地元組織のほうで自主的な勉強会をされてますので、そういう事業別といいましても、事業するというよりは、既存の事業をとらえて街づくりの方向性、好ましい方向性に向けて動いてるというようなことで理解していただければと思います。 ○星見委員  そうすると、19ページのこの図なんですけども、各事業別街づくり協議会というのが2つ並行して動いてるようになっているんですが、これは同じ性格のものなんですか。それとも違う性格のものとして、もう一つまたできてくるのか。ちょっとこの違いは何なんでしょうか。 ○島﨑地区整備計画課長  19ページのこれはあくまでイメージですので、今後どういう形になるのかは、今回のパブリックコメントを通したり、あとは今、懇談会組織がありますので、そちらのほうの意見を聞きながら、18ページの一番下にも書いてありますように、まとめる仕組みを整えていきますということで、まだイメージの段階です。  今、各町会、商店街、住区がありまして、各目的別に団体組織がありますが、テーマであるとか、先ほど言った山手通りの拡幅でありますと、そのテーマごとに連携協力していく部分があるんだろうと。一般の個人の方も、自分の興味のある内容であれば、ある程度参加意向も強いということもありますので、これは特に、各種事業別街づくり協議会、2つに分けておりますが、それはただ事業ごとに、自分はこの事業であれば意見を申し述べたいというようなこともありますので、そういうテーマといいますか、そのために幾つか分けてると。  ただ、これはあくまでイメージ図ですので、そういうふうにとらえていただけたらと思います。今後地元の意見をいろいろお聞きしながら、これについてはどういった形が中目黒にふさわしいというか合っているのかは、今後取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 ○星見委員  イメージでいいんですけど、多分、先ほど東急の耐震化だとか山手線の拡幅の事業、東急だとか二建を入れたというようなそれぞれのは、一番最初の上にある各事業街づくり協議会、ここで要するに、目黒区と各……東急だとか二建だとかの、それに住民も入った形で関連した事業主も含めてやってくんだろうなというのは、多分ここなんだろうと思うんですね。その下のところにもう1つ出てくるものだから、何か違う、もう一つやっぱり中で、もう一つ具体的に進めてく部分としてつくっていくのかなというふうにはイメージする。どういうイメージでこれができているのだけでいいんですけども、設置のイメージというふうに書いてあるので、性格の違いだけちょっと教えていただければなという、もう一回お願いします。 ○島﨑地区整備計画課長  例えばテーマですと、景観であるとかそういうものかなと。  あと各事業別というのは、実際に事業しているところに対して、いろいろ意見・要望を言っていけたらなというイメージも持ってますし、今後この辺は、例えば今、若干児童遊園ということも、整備も書いてありますが、この中でも利用者の方たちが集まって勉強会組織の動きもありまして、こういった形だと、テーマなのか公園整備という事業なのか、その辺もちょっとあいまいな部分はあるんですが、余り事業とかテーマはこだわらなくてもよろしいかと思うんですが、そういうものにあわせて、これをちょっと書かせていただいたのは、もう中目黒には既存の組織が、町会、住区、商店街とかありますので、その中でテーマであるとか、事業別に連携して協力していけたらなというような意味合いで書いたというのがあります。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。よろしいですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、5、中目黒駅周辺地区整備方針素案についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(1)目黒区行革計画(素案)について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、情報提供1、目黒区行革計画(素案)について説明を受けます。 ○池本都市計画課長  それでは、目黒区行革計画(素案)について情報提供をさせていただきます。  まず最初に、資料の御確認をお願いしたいと思います。配付資料は3点ございまして、1点目が目黒区行革(素案)についてというA4、1枚のもの、2点目が目黒区行革計画(素案)、これはちょっと厚手のもので冊子になってございますが、A4判のもの、3点目が現行革計画(行動計画)(参考)と表示のあるもの、これもちょっと厚手でございますけども、以上3点でございます。 ○鴨志田委員長  課長、この行革計画(素案)についての、きょう配られたものと、きのう議運で配られたものの内容は同じということですか。 ○池本都市計画課長  同じでございます。委員長おっしゃるとおりでございます。 ○鴨志田委員長  はい、わかりました。 ○池本都市計画課長  それでは、説明のほうに入らさせていただきます。  目黒区行革計画(素案)につきましては、平成23年11月2日の行財政改革推進本部において決定し、11月8日、昨日の議会運営委員会、本日の企画総務委員会に報告を行い、本委員会には情報提供とさせていただくものでございます。  説明は、目黒区行革計画(素案)本体の冊子を中心に御説明いたします。  では最初に、冊子の素案をごらんください。表紙をめくっていただきますと、裏面に目次がございます。今回の行革計画は4章構成となっております。  まず、1ページから3ページまでが第1章として、現在までの行財政改革の取り組みについて記載しております。次に、4ページから11ページまでが第2章として、区政を取り巻く現状と課題について記載しております。次に、12ページから18ページまでが第3章といたしまして、行財政改革の基本的考え方について、本行革計画の基本方針等を記載しております。最後に、19ページ以降に本行革計画における具体的な取り組み項目を挙げさせていただきました。  なお、59ページ以降は、緊急財政対策にかかる事務事業見直しの資料を掲載しております。  第2章までは説明を省略させていただきまして、12ページをごらんください。第3章、行財政改革の基本的考え方でございます。  まず、1の行財政改革の目的でございますが、危機的な財政状況を回避するために、今年度、財政健全化に向けたアクションプログラムの取り組みとして事務事業の見直しを行いましたが、依然として経常的経費の高どまり状態が続くなど、27年度以降の財政基盤を安定化させるまでには至っていない状況にあります。そこで、持続可能な行政サービス基盤の確立と簡素で効率的な行政システムを構築して、区民の福祉を向上させることを目的として、さらなる行財政改革に取り組むことが必要となっているものでございます。  次に、2の行革計画策定にあたっての基本的な考え方でございますが、財政健全化に向けたアクションプログラムの第1段階として取り組んだ事務事業見直しにより、行財政の短期的な安定を図るだけでなく、中・長期的な視点に立って、取り組むべき課題と解決に向けた方向性を示し、その先にはどのような区政の姿が見えてくるかを明らかにすることが重要です。こうした観点から、財政健全化に向けたアクションプログラムの第2段階の取り組みとして、3つの基本的考え方のもとで、新たな行革計画を策定していくものでございます。  1つ目は、財源不足の確実な回避です。緊急財政対策における見直し項目の中で、見直し内容が複数年にわたるもので、計画的に進行管理を行っていく必要のあるものを行革計画に掲げて着実に実行し、26年度までの財源不足を確実に回避してまいります。  2つ目は、将来にわたる行財政運営の安定化です。行財政の短期的な安定を図るだけでなく、27年度以降の財政運営を見据えて、将来にわたり必要な施策を展開できる行財政基盤を確立していくため、区有施設のあり方の見直しなど、中・長期的視点に立った取り組みを進めてまいります。  3つ目は、見直し項目の選択と集中です。区政の現状を踏まえて、何を優先的に見直していかなければならないのかという観点から、見直し項目についても選択と集中を図り、改革の実効性を確保してまいります。また本行革計画に掲げた以外の項目は、各部局において進行管理を行い、積極的に見直してまいります。  次に、14ページ、ごらんいただきたいと思います。3の計画期間は平成26年度までの3カ年とし、計画の進行管理を行う中で、取り組み項目は毎年度、見直しを行ってまいります。  次に、4の行革計画の基本方針については、基本的な考え方をもとに、区民サービスの安定的提供と状況の変化に柔軟に対応できる財政基盤の確立を掲げ、この基本方針を推進していく上での3つの改革の方向性を示しております。  1つ目は、時代に即した施策や事業を見きわめ、将来展望を切りひらく見直しに取り組んでいくものであり、時代や状況の変化に合わなくなった制度や施策を見直して、常に効果的・効率的な実施方法に改善していくとともに、経常的経費を押し上げる一因となっている区有施設の見直しを初めとする不断の見直しにより、中・長期的な視点に立った歳出構造の見直しを図っていくものです。  2つ目は、効果的・効率的な行政サービスを提供するため、計画的な定員管理と事業執行方法の改善に取り組んでいくものであり、福祉分野などで人的資源の必要性が高まる中で、人件費の抑制を図りつつ、区民生活に欠かせない行政サービスの提供を質と量の両面から持続していくため、民間活力の積極的な活用など、事業の執行方法を見直していくものです。  3つ目は、安定した財政基盤を確立し、財政を健全化していくものであり、税収の伸びが期待できる状況ではない中、基金に頼ることなく、見込まれる歳入の範囲で財政運営を行う、歳入に見合った歳出の考え方を財政運営の基本とする必要があることから、目指すべき財政運営の姿を明確にし、歳入、歳出の両面から、持続可能で柔軟な財政構造を確立する取り組みを進めていくものでございます。  以上、3つの改革の方向性に沿って、後ほど申し上げます具体的な取り組みを進めてまいります。  次に、16ページをごらんいただきたいと思います。5の行革計画が目指す区政の将来展望でございますが、他区に先立って迫られている事務事業の見直しは、区民生活にも痛みを及ぼし、区政の将来に不安を抱かせるものとなりました。財政健全化の取り組みを進める中にあっても、区政の将来展望を描き、将来に希望を持てる目黒区とするための改革を進めていくことが重要です。目指すべき区政の姿は、目黒区基本構想が目標とするまちを実現することですが、さまざまな課題に対応した行政施策を展開し、区民生活の安全・安心を守り支え、誇りと愛着を持てる地域社会をつくるには、中・長期的に安定した財政基盤が不可欠です。  次に、6の行革計画の重点取り組み項目でございますが、ただいま申し上げました区政の将来展望をかんがみたとき、26年度までの3年間は、直面している財源不足を確実に回避する取り組みの実行期間であるとともに、区政の将来を見据えて27年度以降の行財政環境を整備する期間として位置づけ、現在の硬直化した財政構造を弾力性のある財政構造へ転換する取り組みが特に重要となります。そこで、区政の将来展望を切りひらく上で最も重要となる改革を、区政の将来展望を切り拓く3つのプロジェクトとして重点的に取り組んでいくこととしました。  プロジェクトの1つ目は、170を超える区有施設の抜本的な見直しを進めるものであり、維持管理や更新に多額の経費が見込まれることから、財政的観点を含めて、区として保有することが必要な施設の種類や適正数などを検討し、見直しに取り組んでまいります。  プロジェクトの2つ目は、事務事業や組織の見直しを推進し、職員定数の適正化を図るものであり、事業の執行方法の見直しなどを含めて、人件費の削減に取り組んでまいります。  プロジェクトの3つ目は、安定的財政運営を目指して、財政運営上のルール化に取り組むものであり、税収が伸びない状態が恒常化する中で、将来に負担を先送りせず、安定的に行政サービスを提供できるように取り組んでまいります。  次に、18ページをごらんいただきたいと思います。7の行革計画の具体的な取り組みの進め方でございますが、成果指標の設定、取り組み工程の設定、PDCAサイクルに基づく確認により、着実な見直しに取り組んでいくものでございます。  次に、19ページ以降は、第4章として本行革計画の具体的取り組みについて記載してございます。まず、19ページは具体的取り組みの柱立てを示したものでございまして、前に御説明した3つのプロジェクトと3つの改革の方向性に沿った改革項目で構成するものでございます。  次に、20ページをごらんいただきたいと思います。20ページは具体的取り組みの索引となっておりまして、2つの改革項目については、(1)(2)(3)の3つの改革の方向性に沿って、計33の見直し項目を掲げ取り組んでいくものでございます。このうち各項目の右端に丸印がついている項目は、緊急財政対策本部における事務事業見直しの検討結果を行革計画で再掲し、計画的に管理していくものでございまして、26項目ございます。また項目番号21-6、21-7、22-1の3項目は、現行の行革計画から引き続き取り組んでいくものでございます。残りの4項目、21-1、31-1、33-1、33-2が新たな取り組みとして掲げているものでございます。  次に、21ページをごらんください。3つのプロジェクトについては先ほど御説明いたしましたが、プロジェクトごとに取り組み内容をシートにまとめてございます。21ページはプロジェクト1のシートでございまして、170を超える区有施設の3分の1以上が30年以上経過し、施設保有に年間約200億円がかかっているなどの現状と課題や、見直しの方向性、検討の進め方について記載してございます。  次に、22ページ及び23ページをごらんいただきたいと思います。プロジェクト2のシートでございまして、職員の削減については、緊急財政対策における見直しにおいて常勤職員111人を削減できる見込みとなっておりますが、民間活力の活用、事務事業の見直し、組織の効率化などにより、3カ年で200人以上の削減を目指すものでございます。  23ページをごらんいただきたいと思います。この表は年度別の取り組みの計画となってございます。  24ページをごらんいただきたいと思います。プロジェクト3のシートでございまして、経常的経費の適正規模が維持可能となる仕組みづくり、起債発行のルール化や基金の積み立てルール化など、安定的財源運営確保への対応に取り組んでいくものでございます。  次の25ページからは、改革の方向性に沿った見直し項目ごとのシートとなります。先ほど申し上げましたように、緊急財政対策における事務事業見直しの内容を掲げたものがほとんどとなりました。  ここで個別のシートの一部に修正がございますので、恐れ入りますが、修正方をお願いしたいと思います。  52ページをごらんいただきたいと思います。52ページ、一番上に見直しの項目名が書いてございますが、区有資産の有効活用で、この修正箇所は中ほどのやや下、見直しに向けた具体的な取り組みの財源確保予定額の数字の部分でございます。24年度に6億686万2,000円と書いてございますが、これを8億2,686万2,000円、「826862」というふうに修正をお願いいたします。次に26年度の部分、これが43億4,426万1,000円となっておりますが、修正を41億2,426万1,000円、「4124261」に修正をお願いいたします。  この理由といたしましては、当初、区有施設の売却年次については、上目黒福祉工房跡地以外は26年度で整理しておりましたけども、箱根保養所など早期に売却したほうがよい物件について、24年度に整理することとしております。取り組み工程については修正をいたしましたが、財源確保額については修正が漏れてしまったということで、申しわけございませんが、訂正をお願いしたという次第でございます。  次に、個別項目で当委員会にかかわるものとして御説明申し上げます。いずれも緊急財政対策における事務事業見直しに該当しておりまして、見直し項目名と見直しの方向性について読み上げさせていただきます。該当するものは5項目ございます。  まず、34ページをごらんいただきたいと思います。見直し項目が、34ページでございます。よろしいでしょうか。見直し項目名が住宅・街づくりセンターの廃止で、見直しの方向性が記載のとおり、事業活動の内容や代替性の観点から廃止する方向で取り組みを開始することとし、真に継続していく必要性のある機能や課題等について検討し、平成24年度中に結論を出すというものでございます。  次に35ページ、裏のページでございます。項目名がエコライフめぐろ推進協会の見直しで、見直しの方向性がその4段ほど下にございます。エコライフめぐろ推進協会は、存廃を含めた協会そのもののあり方を検討し、平成24年度中に結論を出す。環境啓発事業のあり方については、区との役割分担を明確にする。協会が運営するエコプラザ2カ所のうち1カ所について、廃止する方向で検討を進めるというものでございます。  次に、41ページをごらんいただきたいと思います。これは一部になりますけども、組織体制の見直しで、見直しの方向性は、黒ポチ4つの一番下、高齢福祉課高齢者福祉住宅係と住宅課の再編統合について検討するというものでございます。  次に、51ページをごらんいただきたいと思います。先ほど訂正をお願い申し上げました区有資産の有効活用で、見直しの方向性は、丸が4つありますこの2つ目、JR跡地については、街づくりの考え方を実現できる方向で売却を含めた検討に取り組むというものでございます。  次に、失礼しました、順序が変わりましたけども、今のは52ページで、51ページのほう、ちょっと1ページ前に戻ります。失礼しました。項目名が自動販売機の設置にかかわる公募制度等の導入でございまして、見直しの方向性は、区施設の飲料自動販売機の設置に際しては、公募やプロポーザル方式などを利用した価格競争を導入することにより、最大限の歳入確保を図っていくというものでございます。  次に、個別シートの説明は以上でございまして、ページが少し飛びまして、58ページをごらんいただきたいと思います。ここはシートの見方の凡例を示してございます。  次に、59ページ以降でございますけども、本行革計画は、よろしいでしょうか、59ページ……。 ○鴨志田委員長  ちょっとお昼が過ぎたので、もし長くなるんでしたら、1時以降にまた説明受けますけれども。 ○池本都市計画課長  あと3分ぐらいで終わると思いますが。 ○鴨志田委員長  ちょっと用がある会派もあるので、じゃ、午後に詳しく、また続きをよろしくお願いいたします。  それでは、暫時休憩いたします。  再開は1時5分といたします。  (休憩) ○鴨志田委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  それでは、午前中に引き続き、情報提供1のほうの説明をお願いいたします。 ○池本都市計画課長  それでは、午前中に引き続きまして、資料のほうは行革素案の本体のほうをごらんいただきたいと思います。59ページからになります。よろしいでしょうか。  59ページは事務事業見直しの財源確保額でございまして、次の60ページ以降は、事務事業見直し結果の一覧でございます。このうち事業名を網かけしている見直しは、行革計画の改革項目として掲げているものを示してございます。  続きまして、本日の1点目の資料、A4、1枚の目黒区行革計画(素案)についてのタイトルのものをごらんいただきたいと思います。よろしいでしょうか。  1から5までは素案本体で御説明させていただきましたので、裏面ごらんください。裏面の6、財源確保額から説明させていただきます。  本行革計画は、緊急財政対策における事務事業見直しの着実な実行を担保するための計画であるということから、さきの緊急財政対策でお示ししました財源確保額、約180億円を計上してございます。また本行革計画では、事務事業見直しの収支見通しで見込んでいた常勤職員160人削減を、40人上回る常勤職員200人削減を計画していることから、上乗せした分の人件費相当額、約5億円を加えて、約185億円を財源確保額の見込みとしてございます。  次に、7の今後の予定でございますが、議会報告、情報提供の後、11月15日号のめぐろ区報とホームページで素案を公表し、パブリックコメントを実施いたします。各住区センター、図書館等においても閲覧できるようにする予定でございます。御意見の提出期限は12月15日までといたしますが、区議会各会派からの御意見につきましても、同日の12月15日までにお寄せいただければと存じます。以後、区議会及び区民の皆様からの御意見を踏まえて、24年、翌年ですね、2月に、目黒区行革計画(案)として議会報告し、3月に行革計画として策定していく予定でございます。  最後に、本日の3点目の資料、タイトルが「目黒区行革計画(行動計画)平成23年9月までの取組状況について」でございますが、これらについては参考にごらんいただければと存じます。  説明は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  説明があったんですけども、今回情報提供というのは、財政当局、企画、また行革の担当所管がありますので、答弁のほうには限界があると思いますけれども、あと各会派、これに対して意見がありますので、それも考慮して質問いただければと思います。  それでは、御質疑をお受けいたします。 ○おのせ委員  今、委員長のほうから御配慮があったわけでございますが、昨日の議運でこれがかかりまして、きょうこういうふうになっておるわけでございますけども、これはあくまで情報提供ということで、今、委員長お話しのとおり、質問の範囲また質問の内容というのは限られてしまうわけですね。  きのう区長の答弁の中でもありましたが、行革計画については、目黒区議会は委員会制をとってますから、各委員会でのこの行革計画に対してのしっかりとした議論を求めれば、幾らでもさせていただくという答弁いただいてるわけでして、きょうこれはちょっと情報提供ですから、そんなに細かい質問ができません。またお答えできる範囲も限られてると思いますので、ここに対しては区長おっしゃったとおり、こちらの委員会で報告事項としてしっかり上げていただいて、行革計画個々についてもお話をさせていただく機会を持っていただきたいと思いますが、この点についてひとつどうお考えかということをお答えいただきたいと思います。 ○鴨志田委員長  おのせ委員、それは私に対しての質問ですか。 ○おのせ委員  あっ、そうですか。 ○鴨志田委員長  というのは…… ○おのせ委員  委員長の判断なんですよね。 ○鴨志田委員長  今、情報提供を報告事項に上げてくださいということが…… ○おのせ委員  それは委員長でいいですか。 ○鴨志田委員長  それは私が4定の常任委員会でやるかどうかということになるんですけども、そうなると、財政当局とか行革の所管課長をお呼びすることになるんですね。それが企画総務委員会でも同じことでやるとしたら、非常に難しい。 ○おのせ委員  かぶっちゃう。 ○鴨志田委員長  うん、かぶっちゃうということなので、ちょっとこれは今私が即答できる状況にないんですけども、ただ所管委員会で上げておりますので、細かい質問はどうぞしてください。ただ答弁には限界がありますよということで、細かい質問はどんどんなさってくださって結構です。 ○おのせ委員  わかりました。  じゃ、2点目、今のは委員長の答弁いただきましたので結構でございますが、2点目に関しましては、この行革計画の中で重点項目が3つ挙がっているわけでございます。区政の将来展望を切り拓く3つのプロジェクトですね、21ページに。これは今までこういう行革計画の中にはなかったように見受けられますが、今回この3つのプロジェクトが載ってるわけでございますけれども、当然昨年の11月から始まっておりますこのアクションプログラム、また緊急財政対策に対しましてかかってくるところがありまして、逆に言うと、11月からは約1年たっている。3月、4月からの話では6カ月以上たってるわけですけれども、すべての項目が拙速過ぎるんじゃないかという中で180億、また今回は185億になりましたが、この額が確定したと。  これは私の私見です。私はこの180億という数字にはまだ納得をしていないですし、議会としてもこれは各委員会で、お示しはいただいてるかもしれませんが、了承したのかどうかというのはちょっと定かではないかなと。今後の議論の中で話していく話になってるかと思いますし、まさにこの行革計画での質疑等がここにかかってくるところだと思っておりますけれども、この3つのプロジェクト、ここにお書きいただいてるのは結構なんですが、これは大前提の話でありまして、緊急経済対策、緊急性を持って行う。そして今どうしても必要であるということであるならば、プロジェクト1、2、3は大きいものなのかもしれませんが、この内容が個別のシートでつくられて盛り込まれていなければ、用を足さないわけでありまして、その点はまだまだこれ、見直していかなきゃいけないところがありますし、個別のシートをつくって初めて今後の行革計画になるべきであると思いますが、この点に対して、先ほど委員長もお話ありましたが、御答弁の域を超えると思いますけれども、今こちらにいらっしゃる行政員の皆様の範囲内での御回答をいただければと思います。 ○池本都市計画課長  委員今御指摘の21ページのプロジェクト、これらを具体化する部分ということでは、その前のページ、20ページにございます。これは改革項目を具体的に列挙してございまして、先ほど説明の中でも申し上げましたけども、これと緊急財政対策は重なってる部分がございます。これは、表の一番右側に丸のついた部分でございまして、これがたしか26項目あるというふうにお伝えしましたけども、これが今回のプロジェクトとセットになったと申しましょうか、こういう中で具体化していくということでございます。  なお、さらにこれ以外でも全体的な事務事業見直しというのは、私たちも指示を受けてございますので、これらについては各部局単位で取り組んでいくということでございます。  以上でございます。 ○おのせ委員  私の表現が悪いのかもしれませんが、端的に申し上げれば、プロジェクト1の区有施設の現状と課題というところ、170を超える施設というのは、すべては生活圏域の構想に立って、何でもつくるとすれば掛ける22とやってるわけですから、数がふえていったと。とすれば、その根たるものは住区制度でありますし、住区センターが中心となっているわけですが、そういった部分を詳細にわたってやはりこのシートに書いていくべきであって、逆に言えば、この左側にあるということであれば、各区有施設の現状と課題の中に生活圏域の話が入ってきたり、という文言が入ってきたり、または住区制度の見直しというものがどこかに入ってきたり、それは検討で結構なんですよ。そういう言葉がこの最初の項目に入ってなければ、何をもって行革かと。
     今回は緊急な部分もあるわけで、今までの行革とは違うわけですから、全体的なそういった項目がここに入ってなければ、区民の納得は到底得られるものじゃないと思いますし、またここで書かなければいつやるんだということになるんですね。その点についてここにお示しをいただくべきだと思います、またこれは会派の意見として出すんであれば、またさっきの期限の中で出すわけですが、今ここでお話をさせていただく中であれば、どうしてもここでその部分というのがかかってきます。  例えば私たちの委員会にかかわるものに対して言いますと、先ほどの公有地の売却に関してがありますが、公有地の売却というのは、こういったすべての施設の整備、施設白書という言葉が今、区議会の中では先頭を立っております。この施設白書ができて、これを精査して、初めて売却または貸すといった、そういうような施策を進めていくわけであって、先に売るものを売っちゃうということだけが出てきてるということが、これはJRに限ったことじゃありません。  そういったことが区有施設の有効活用というところでここに出てきている。これとこの3個の、アクションプロジェクト1、2、3の特に1番ですが、ここがもっとリンクして、もっと精査されて、初めてここが出てくるべきものが、ここに先に売却ありきになって出てきているということが、私としては納得がいかない部分です。ですので、この点に関してもう一度お考えをお示しいただきたいと思います。 ○池本都市計画課長  それでは、私もちょっと、すべてをお答えできるかどうかという部分は申しわけございませんけども、今具体の例にありました施設の統廃合の関係と住区の見直しに関して、ちょっとお答えさせていただきたいと思います。  この区有施設のあり方の抜本的見直しの検討は、平成24年度からということにしておりますので、現時点では具体的に申し上げられませんということでございます。ただ、できる限り早く見直しの方針を策定し、取り組んでいきたいというふうに考えているものでございます。住区につきましても、施設のあり方の検討と並行していくこともあろうかと思います。  したがいまして、24年度からということでございますので、現時点では具体的に申し上げる状況にはないということでございます。  以上でございます。 ○おのせ委員  まさにそれが所管の行政員の、今御答弁いただいているメンバーの中での回答の限界だと思っておりますので、私どももそれ以上は申し上げません。あとは会派の意見書の中で申し上げたり、議会の委員会のほうでお話をするようなことになるかと思いますから、これ以上は、そこに対しては差し控えますが、あと、この項目の中ではよろしいということですよね。 ○鴨志田委員長  はい。 ○おのせ委員  項目の中ではよろしいということですので、エコライフはいいですか。 ○鴨志田委員長  エコですか、はい。 ○おのせ委員  12-4のエコライフめぐろ推進協会の見直しについてでございますけれども、協会のあり方云々ということが書いてあります。私どもも、区議会の会派の意見としてはある程度出させていただいているところがありますが、何度もこの委員会でもちょっと御確認をさせていただいておりますけども、考え方としては、区が環境清掃部として、正規の職員を使って啓発活動ですとか、そういったことをしていくのを削減していって、その分をエコライフに渡していきたいと。  言うなれば、エコライフめぐろ推進協会を見直すというのは、なくしていく、廃止していく方向ではなくて、区がやっている事業の中で、推進とかそういう部分のところで、区じゃなくてもできることをエコライフのほうにお渡ししていくのかなと思っておりましたが、この点についてもう一度、環境清掃部から御答弁をいただければと思います。 ○佐藤環境保全課長  この35ページのエコライフめぐろ推進協会の見直しというところでございます。これは過日御報告させていただきました緊急財政対策にも触れられていたところでございまして、その表現が入ってございます。そのときに申し上げましたように、ここでは存廃を含めた協会そのもののあり方を検討すると。もともとは外郭団体全体についてきちんと精査をしていくということでや述べられてございます。  ただ、今委員おっしゃられましたように、我々としては、過日も御答弁申し上げましたが、今委員おっしゃられたような視点、あわせまして、エコライフめぐろ推進協会が培ってきた歴史とかにかんがみまして、そちらでやったほうがより効果的な普及啓発を図れるという場面もあるのではないかなというふうにとらえているところでございます。そうしたことも織りまぜながら、この24年度中にしっかりと結論を出していきたいというふうに考えているものでございます。  以上でございます。 ○おのせ委員  わかりました。再確認ができました。  もう1点は、その前のページの34ページ、住宅・街づくりセンターの廃止ということで、行革計画に今度上ってきております。これもアクションプログラムの中でお話をさせていただきましたが、住宅・街づくりセンターの中で行われている、区民が協働して街づくりに対しての意見を述べたり、そういった話ができる車座の環境の中で、専門家の意見を聞きながら街づくりに寄与するというような、重要な部分が今あるかと思っております。  これについて前回も私は、これを区役所の中の所管に担保できるのかという御質問をさせていただきました。行革計画で改めてここに出てきておりますので、これも廃止ということで出てきておりますから、その中で、なかなか事業がたくさんあると思います。お忙しいとは思いますが、この持ってきた意義というものに対して、区役所の中で実現ができるのかの再確認をもう一度させていただきたいと思います。 ○池本都市計画課長  住宅・街づくりセンターの機能について区で代替できるかどうかということでございますけども、一部可能なものもあるだろうという、今のところ推測はしてございます。ただ、これらも含めまして、真に継続していくもの、あるいは代替がどういったものが可能か、これは24年度中に検討して結論を出していきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  おのせ委員のほうから指摘があったように、今回この行革素案が出たんですけれども、これに対して各会派も意見を出してくださいということなんですけども、答弁としては、平成24年からなので具体的に掲載できない部分もあるし、答弁できない部分ってあるんですけれども、それでは各会派、12月15日まで意見を出すとしたら、この行革の進化したものは来年2月に示されるわけですよね。そのときにはもっと具体化してるということでよろしいんでしょうか。 ○小日向都市整備部長  まず、今回につきましては素案ということで、各会派の皆様、区民の皆様からの御意見をいただくということが主眼でございます。それでその意見を集約した上で、案として行革計画をつくっていくということでございますので、進化するものもあれば、また後退する部分も、両方とも考えられるということで御理解いただければと思います。 ○鴨志田委員長  おのせ委員の趣旨は、進化もあるだろうし後退もあるかもしれないと言うんですけども、この素案自体のもととなるような……、具体性に欠けているんじゃないかということなんです。もっと展望があって、例えば施設白書は、この辺にこんなふうにつくりますよと。そうなると、もっと具体的に各会派意見を出せるんだけども、それがない現状を指摘してるわけですよ。  そうなると、24年から行革を実施するわけですから、じゃ、施設白書はどの時点で出すのとか、例えばぼっと185億は出たんだけれども、区有地の売却案も出たんだけれども、余りにも材料が少な過ぎると。ただ、だから、その中で各会派意見を出すんだけども、果たしてどの程度、行革計画案が2月に出されますよね、反映されるのかということなんですよね。その辺に案に対して。  趣旨は趣旨だと思うんですけども、非常に我々意見を出すとしても具体性に欠けるという指摘なんですけども、この辺はどのように思われますか。 ○小日向都市整備部長  まず、おのせ委員の第1回目の答弁に合わせると思うんですけれども、プロジェクト1、2、3、確かにこれについてはシートが入っていないということなんですが、この中の考え方といたしましては、検討の進め方等もございます。3の部分ございますが、その一番下にスケジュール等がございます。こういった区有施設等の抜本的な見直しの進め方については、この3年間をこのスケジュールに沿って行っていきますよといった内容になってございます。  また組織につきましては、23ページに大体の200名の削減が書かれている。また24ページにおきましては、財政上のルール化という取り組みを行うということも書かれてございますが、これにつきましても、大まかではございますが、前半、後半のこういったスケジュールで進めていくということが書かれていることでありまして、これ以上のことは、ここに書かれている以上のことは、私どもも理解はしていない部分でございますので、御質問のとおり、この後この素案から案になったときに、これ以上どれだけ書かれるかということになりますと、この検討の期間がこのスケジュールの期間ということになりますので、これ以上を多く望むということは、これは難しいのではないかというふうに理解しております。 ○鴨志田委員長  ということも踏まえた中で。  (「やりにくいよね、答弁がね」と呼ぶ者あり) ○伊藤委員  きのうの議運でも、私からこの行革について区長に質問しました。区長としてみれば、やっぱりさっきおのせ委員が言われたように、目黒区議会は常任委員会という4つの委員会が組まれている委員会制をとっていると。だから委員会の中で質問があるんだったら、丁寧に出向いてしっかり説明をしますと、言明しました。それで今回まだまだ我々も、本当に180億円、簡単に今度は40人やったから5億ふえたよと。こんな簡単に積み増しできるようなことで、果たしてそれで180億なんていうのは、どうやって計算して出してきたのと。その辺に対するちゃんとした説明がないわけですよ、現状でね。  これは都市環の委員会だから、これは言っても果たして、皆さんに適切なあれじゃないかもしれませんけど、しかしながら都市環境、都市整備部の中で、それと環境清掃部、こういったことで180億に、目標に向かって一生懸命皆さんが努力されたということを我々としても評価してるから、議会のほうでも理事会を開いて、いろんな我々の歳費からその他についてもやってるわけです。  原因はあくまでもどこにあるかというのは、これはやっぱり一方、しなきゃならないけど、区民生活、こういったことに遅滞なくやってくための中で、そういう部分で百歩譲って、そっちはそっちで進めていこうよと。だけど、こういうことがまたあったらいけない。それから、3つの今度は重点プロジェクトが出てきたというけど、これはね、それじゃ、果たして180億が24年から26年までの間で、これが本当に実現できるんですかと。裏づけがあるんですかと。だけど、なかった場合またこういったことが、そうすると、景気の変動も加味しなきゃならないというんだったら、さらに27年以降、それからもっと端的に言うと、いわゆる先送りしたものがあるわけですよ。延期なんていうのは、あんなの先送りですからね。  だからそれを、それじゃ27年度になったら学校の問題どうするんだ、今まで延期したやつどうするんだって、財源難。そういうことも含めると、やっぱりこれから先の将来を見据えたことも出していかなきゃおかしいだろうということを言ったところで、今回出てきてるわけです。しかしながら、まだ解決してないのは全体の180億、これに対するきちっとした説明というのはないわけですよ。今まで緊急財政、アクションプログラム、それで今回の行革出てきた。だからそれまでは、いわゆる我々としても途中でストップをかけた部分はあるんですけど、やっぱりこれを進める。改革はいち早く進めるということが大事なことだという大前提のもとに、我々の会派もそれを、容認じゃないですけど、その進め方については疑問を呈したけど、それで今進めてきたわけです。  だけど、ここでやっぱり行革が出てきたんだから、しっかりとこの辺についての説明、それからやっぱり都市環境の中で、今何点かうちの委員が質問しましたけど、こういっただけの問題じゃなくて、やっぱり横断的な、この今までかつてない財政難、難局を乗り越えるのには、やっぱり理事者、すばらしい目黒区は理事者がいますけど、我々議員も一緒になってこの難局を乗り越えなきゃしようがないだろうと。そのためには、そういったものをつまびらかにすることも大事なことじゃないかという話の中でやってるわけですから。やっぱりもう少し具体性を持った形での情報提供、これは委員長に対するあれになっちゃうから余り責めませんけど、同じ議運にも出てますからね。だけど、こういったことをしっかりやることが、まず僕は大前提じゃないかなと思いますので、一度まあ。  都市整備部の皆さんは一生懸命やってるということは、我々ももう十分理解していますし、環境のほうもいろいろ苦慮してることもよくわかってます。しかしながら、そういったことを考えればもう少し、やっぱり我々と一緒になってやるといった中では丁寧な説明が必要じゃないかと。それに対しては、常任委員会できっちり皆さんにお話ししますよということも聞いてるんですから、その辺についてもう一度あれですが、委員長もちょっと後で所管と話し合っていただきたいなと。きょうのところはこれ、議論してもしようがないですからあれですけど、それは申し添えておきます。 ○鴨志田委員長  あと、議会側も行政側も、この財政難に対しては大きな危機感を持って取り組んでるわけですから、都市環境委員会では5項目ということで限られた範囲ですけども、その辺は行政側も危機感と緊張感を持って、真摯に御答弁をいただけたらと思います。また、伊藤委員のほうから4定の最中にという御提案がありましたので、これはまた私のほうが他の委員長と相談させていただいてということになりますので、御了解ください。 ○伊藤委員  それは実現できなくても、うちのほうとしては、これに関してのことで、一般質問なり代表質問的なことでやってくという方向ではやらざるを得ないし、そういうことで、できればそういったことも加味して検討してくださいということでとどめておきます。 ○鴨志田委員長  今のは要望でしょうか。答弁を理事者側に求めるかどうか。私の答えでよろしかったでしょうか。 ○伊藤委員  うん、いいよ。 ○鴨志田委員長  よろしいですね。 ○伊藤委員  ええ。 ○鴨志田委員長  はい、かしこまりました。  ほかに御質疑は。 ○伊賀委員  すみません、1点だけ。私、一般質問でも時間切れでちょっとお答えいただけなかったんですが、結局このプロジェクト3つあって、1も2も恐らくこれ、3のため、財政運営、健全運営のためだと。1回去年、何月だったか、8月の区民説明のときにも、区長が目黒の財政難の問題の原因については、区の貯金がほかの区よりもなかったよと。ただ実際は8ページ、9ページの、経常収支比率が結局23区で一番悪いと。さらに22年度は悪化していますと。結局貯金が例えば多少あったところで、毎年こういう状況が続いていけば何の解決にもなっていなくて、結構今回の行革の中では、いろんな目標値が数字として出てきてる部分もあっていいのかなと思いますが、実際この3年間で180億、最低180億必要だと思うんですが、これをやった結果、経常収支比率は一体どれぐらいになるんだと。健全の数値にいくのかと。  公債費は大分下がってきてる。それから職員数も3年間で111人下げると。具体的な数字が出てきているので、目黒はまずこの3年間で経常収支をここまで持っていくんだというある程度の予測値は出せると思うんですね。じゃないと180億円の中身、削減の中身が、このまま経常収支比率、これでも90%超えているんですということになれば、その先に眠っている修繕のお金であったり人件費の問題って、この中身が本当に正しく削減の方向に向かっていると、目黒は健全な方向に向かってると言いづらいと思うんですね。なのでやっぱり、もちろん今課題になっている経常収支比率が本当にどういう形で下がっていくか。目黒はこれを目標に下げていく、頑張っているんですと。  いろんな削減の延期とか、いろんなものを含めた取り組みをこの3年間やっていくんですというところまで見えないと、私たちもこの削減内容が本当にこれでいいのかなという、さっきも答弁ありましたけど、そこはちょっとやっぱり判断しづらいので、わかる範囲でできるだけその目標すべて決めて、特に経常収支比率が問題となっていると、区も課題として上げているので、課題の解決になるんですというところまでいかないと、この3年間、本当にこれ、意味があるのかなというところを、今後この中に盛り込んでいくような話し合いをして、ぜひそれを実現させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○池本都市計画課長  経常的経費の率については、具体的な数値は現時点では上げてございません。私ども答えられる範囲は限界がございますけども、財政課のほう等で聞いてる範囲では、人件費、公債費のほか、緊急財政対策によって見直しを行っているということでございますので、一定程度、経常的経費の削減は進むものと認識してございます。しかし、同時に歳入面の課題として、財調交付金の実額算定部分が、事業終了に伴い大きく落ちてくることが見込まれるということでございますので、その例としては上目黒一丁目再開発あるいは東山公園の算定分ということがございます。そういうことがございますので、見通しとしては厳しい認識に立ってるということでございます。  以上でございます。 ○伊賀委員  余り突っ込まないようにしますけど、3年間である程度下がっていくと。ただ、それは今事業を見送りしてる、例えば学校の施設の修繕であったり170施設の老朽化、この対応って当然3年後は迫ってきて、やらなきゃいけない課題ですよね。これに取り組むということは、さらにまた経常収支比率が上がっていく可能性があると。あくまで180億削減というのは現状維持を何とかしていくということなので、やっぱり抜本的に、本当に抜本的って今プロジェクトにも書いてありますけど、本当に抜本的にしていかないと、下手したらこの3年間で、23区でもトップ水準の低い経常収支比率になっていかないと、3年以降また同じ状況が生まれてくるということになると思うので、本当にここはより真剣に取り組んでいただきたいと思います。  以上、要望。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑はございますか。 ○星見委員  このプロジェクト1についてもう少し聞かせていただきたいんですけども、日本共産党も施設の修繕、それから維持管理の問題については、早急にきちっとした計画をつくりやるように再三言ってきた問題であって、大事だとは思ってるんです。ただちょっと検討の進め方の問題で、新しくここに有識者を入れた検討委員会を設置し、それで提言をまとめるというのと並行して、当然行政側が23年度から、施設の現状と課題の把握とか、施設のあり方見直しの具体化検討とか並んでいきますよね。  これ、議会との関係で、提言というのは多分まとまって出るとは思うんですけども、いつの時期にどういうものが今後、都市整備関係では出てくるというつもりで仕事が進んでるのかというのは、もしわかるなら、この時点ではこういうものが、それからもう一つは、どこの部署が、この区全体の区有施設の抜本的見直しというふうにはなってるけども、検討を進めるその有識者の検討委員会の設置とは別に、どこがどういう構成でこのプロジェクト1を進めていくのかというのも教えていただければと思います。  それから、当面、今23年度で24年度の頭までに施設の現状と課題の把握と矢印があるわけだから、今これはどこの部署がどういう形で進めてるのかというのをお願いします。  それからあと、ちょっと具体的な細かい中身についてお聞きしたいんですけど、エコライフについて、ここには廃止する方向で検討を進めると。1カ所廃止した場合、廃止した部分についての建物や土地その他については、何か考えがあるのかどうか。  それから、これは単に知らなくて聞くんですけども、さっきの自動販売機のプロポーザル導入で、何ページだったかな。  (「入札制度」と呼ぶ者あり) ○星見委員  うん、入札制度にしてやってくというのがあったんですけど、これ、ここがかかわってるというのは公園条例って書いてあるんですけど、公園に設置されてるというところがあるということですか。知らなかったので。51ページですね。具体的にはこの公園条例との関係で、自動販売機、どういう形で導入されてるのか私知らないので、すみません、教えてください。  とりあえず、それだけです。 ○池本都市計画課長  それでは、私のほうから1点目から3点目について、答えられる範囲でお答えさせていただきます。  まず都市整備部と申しましょうか、当委員会所管分の施設についての統廃合の動きでございますけども、今具体的にどこということはございませんけども、例えばこの個別シートにもございましたリサイクルプラザですか。そういう部分が一部含まれるという認識でございます。  それから2点目の、こういった統廃合についての、どこが主体でやってるかと、検討委員会等の関係でのお尋ねかと思いますけども、第一義的には企画経営部のところというふうに私も認識してございます。  それから3点目の、施設の検討等、現状の課題等は把握ということですね。これは総務部で、恐らく施設課が中心になって現在進めているんではないかということで聞いてございます。  私のほうからは以上でございます。 ○佐藤環境保全課長  4点目になりますが、エコプラザ2カ所のうち1カ所について廃止する方向で検討を進めるというふうに載ってございます。  現在エコプラザは、田道ふれあい館の中に目黒エコプラザ、それから環七沿いに平町エコプラザがございます。以前、指定管理の報告のときに申し上げましたが、それぞれのプラザでもって構成施設が若干違っているという部分もございまして、単純に一つを残して一つを廃止するというようなわけにはいかない部分もございます。いずれにしても、現段階でどこの施設について廃止するとか、その辺についてはまだ全く未定でございます。そういった事業のあり方なども含めまして、今後この方針に基づいて具体的に検討を進めてまいりたいと考えてございます。  以上です。 ○立山みどりと公園課長  自動販売機でございますが、区の施設につきまして自動販売機の設置を許可する中で、公園につきましても、規模の大きい公園で設置させてほしいという要望等がある箇所について、これは一定の基準がございますが、設置を許可してる。現在、公園では7公園で、台数で10台の設置をしてるというところでございます。 ○星見委員  プロジェクト1の区有施設の問題についてですけど、先ほど聞いてもう一つ知りたかったのが、提言は多分議会、提言ですから議会と、それから区民に向かって出てくるんだと思うんですが、そのほかの検討スケジュール、矢印が終わっていく部分について、議会との関係で、どういうものがどういうふうに出てくるというのは、何かわかってるのがあれば。先ほども、おのせ委員も同じようなこと聞いてたと思うんですけれども、具体的にはもう、この現状と課題の把握が24年度の頭までというふうになっていますから、現在やってるものが出てくるというふうに考えていいのかどうかね。  やっぱり議会自身が、一体行政が何を検討して、何をやろうとしてるかというのが、このプロジェクト1、方針書かれているけども、議会に出てこないとさっぱりわからないというのは皆さんの言ってるとおりで、これ、いつ議会に、何をどういうふうに進めるつもりなのかという形で、進め方についても明らかにしてもらわないといけないかと思うんです。当面、一番最初、今これ、行革方針でスケジュールだけは出てるんだけども、いつの時期に、何が議会に次出てくるというようなスケジュールでこういうプロジェクトが組まれてるのかというのが、わかれば教えてください。それだけでいいです。 ○小日向都市整備部長  この議会との関係について、詳細については私ども聞いておりません。ただ、区の今までのこういったあり方、また具体的な提言、検討事項、これらにつきましては、常にその都度議会等にも報告し、そしてまたパブコメが必要な場合はパブコメ等を行ってまいりましたので、これは従来どおりの進め方で進めていくだろうというふうには考えております。  以上です。 ○星見委員  本当は職員の問題とかいろいろ聞きたいけど、ここで聞いても仕方がないので今言いませんけども、例えばこういう行革の方針を区として出してくるときに、議会で議論しようと思っても、どういうふうに具体的にスケジュールが、議会との関係でも、それから区民との関係でも組まれていくのかとか、それから、特にこういう新しいプロジェクトを立ち上げてやっていくというんであれば、やっぱりもう少し丁寧にしてもらわないと、議論のしようがないっていう部分があると思うんです。  例えばプロジェクト2、これはここでやってもちょっと大変かなと思ったんですけども、これ、削減予定の人数が新たに加わって、23ページには何人何人と載ってるんですけども、横にある新たに加わった今回の削減の人数、若干ふえてはいるんだけど、足してもこれ、全然ならないんですよね、削減予定の人数には。一体どこでこれだけの人数を切るんだということが表に見えないまま、人数だけが出てると。160人を200人にさらに40人ふやすんだっていうんだけれども、この影響が一体どこから出るのかも施策上わからず、そして実際にこのプロジェクト2がこのまま進んだらどうなるかが全く見えないという部分も、私は非常に気になってはいるんですよね。  それは企画総務で議論すべきことなので、ここで聞いても答えが出ないのかなと思っておりますけれども、ちょっとこういう方針を関連する部分として議論するに当たっても、ちょっとあれですね。もっとやっぱり議会の関係で、いつの時期にどういうふうに出てくるのかとか、それから、今実際にやろうとしてることが何なのかというのは、もう少し丁寧にやってもらえればなとは思うんですけども、これ、パブリックコメントが15日から入りますけれども、その間に例えば、今ちょっと所管がまたがっていて、すぐに出ないであろうと思われるこのプロジェクト1の、それぞれの、例えば施設状況の現状と課題については、今恐らく総務課の施設係がやっていると。  でもこれ、都市整備にとっても大事な課題であって、例えばそういうのがいつぐらいにどうなるかとかというのは、後からお知らせしていただくということは可能なんですか。今わかりませんというようなことなんですけど、それは、全くまだ何も決まってないという意味でわからないということなんでしょうか。矢印は、もう既に23年度から始まっている矢印にこれは入ってるんですけれども、そこはいかがなんでしょうか。 ○鴨志田委員長  星見委員のほうから職員定数の削減に関して最初指摘があったんですけれども、例えば具体的に200人という数字が出てるわけですから、その中で都市整備部はこの3年間で幾らというのは、そのぐらいは都市整備部内で……  (「そうね。ないとわからないよね、これね」と呼ぶ者あり) ○鴨志田委員長  概算を出しているんじゃないかと思うんですけどね。その辺はいかがですか。 ○小日向都市整備部長  まず、今、星見委員御指摘になりました人数削減状況でございます。23ページの一番下のほうに書いてございますが、括弧書きに書いてございます。こちらにつきましては、既に緊急財政対策の中で盛り込まれている111名の人数でございます。残り90名につきまして、それを足して200名まで、26年度までに削減をしていくという目標値だという理解でございます。  今どの課が、どの部がどのということ、具体的な部分につきましては、この表の中から読み取ることはできませんが、括弧以外の部分につきましては、わかるところは学童保育とか、そういったわかるところは、そこの数字、プラマイすればわかるのかと思いますけれども、わからないところにつきましては、やはり業務組織の見直し等、そういった部分で、各所管で足し上げていって、90人を改めて確保していくと、そういう見方になろうかというふうに理解しております。  次に、プロジェクトの、いつ議会への説明かということでございますが、私どもも議会にいつどの段階で何を説明するということは、それまで理解はしてございません。ただ先ほど申し上げましたように、区の今までの施設の御報告、議会等への御報告につきましては、考え方が決まった段階とか、また素案が決まった段階、その都度御報告をしてまいりましたので、そういったものを差し置いて行うという理解はしてないということで御理解いただきたいと存じます。 ○星見委員  すみません、せっかく委員長がお言葉をつけていただいたので、人数の問題なんですけどもね。部長がおっしゃるとおり、そうやってつくられてるとは思うんですよ。でもこの図から見ると、例えば24年度の職員減で、委託化等によって48人で、そのうち清掃作業4はわかりますよ。48になるからいいんだけども、ところが、これがどんどん先にいくと、例えば24年度の委託化等の推進で、清掃作業等の委託化で3と。しかし、ここ、学童クラブの見直しも書いてますけど、12ってなってるんですよね。全然合わないんですよ、この内訳と。  下にいくともっとすごくなってきて、25年度の委託化は、委託化で40だけども、清掃作業の委託化1しか載ってないですからね。これ、全然ね。一体、実際どこからこの数をたたき出すのかというのは、この欄からはわからないんです、私たち。どうやって人員削減をかけようとして、どこの部署にどういう影響が出るかということを考えながら、この200人削減ということを出してるとはとても思えないんですよね。数先にありきで、とにかく減らすんだと。どこの部署がどうなってもいいから減らすんだという計画なのかということぐらいしかわからないというふうに、私なんかは見受けるわけですよ。  これが都市環境分野でどういう影響が出るのかも、よくこれではわからないという部分がある計画ではないかなというふうに思うと、この160人を200人にふやしたら5億円確保できるんだよと。これが経常経費の適正化だとか、それから、その後の27年度以降の目黒区の財政の柔軟性を確保するんだって、ただその数字合わせのこれをやった、一体目黒区の行政の力量だとか、それから区民生活がどうなるのかということがすっぱ抜けてるという気が、この一覧からは感じてしまうんですよ。  そういう意味では、さっき委員長もおっしゃったり、ほかの会派も言ってましたけど、やっぱりこの計画自身がどういう影響を区民と、それから行政の活動に及ぼすのかというのは、もっと丁寧に出すべきではないかと思うんですが、ちょっと人事の問題から見えた部分だけですけども、いかがお考えでしょうか。  (「清掃事務所のほうわかりますか」「人数」「そこら辺の回答で、今わかる、指摘のあったところ……」と呼ぶ者あり) ○星見委員  清掃のことを聞いてるわけじゃないから、別に清掃の数教えろって言ってるんじゃないんだから。 ○鴨志田委員長  やはり、これだけ定数削減を出してるわけですから、もちろん都市整備部として退職者もいることは、3年後、毎年、わかってるわけですから、それで、その中でいろんな統廃合もやって、都市整備部としてこの3年間でこれだけの常勤職員がマイナスになるということは、把握していらっしゃるんだろうなと私は思ってるので、その辺の、3年間の都市整備部における職員定数が何人ぐらい削減できるかということは、おわかりになってるんですよねという質問で、もし数字が出てるんだとしたらお答えください。 ○佐藤環境保全課長  今の全体のお答えではないんですが、先ほどの23ページの表の中で、例えば業務見直し・組織の効率化の関係の中に、例えば業務・組織の見直しで、24年度で15とか、あるいは25年度で22とかそれがありましたけども、この部分について既に事務事業見直しの中で載っております環境清掃部の分は、常勤の分で9人、非常勤の分1人となってますので、常勤分であれば9人というふうになってございます。  私のほうからは、すみません、とりあえず以上です。 ○小日向都市整備部長  都市整備部関係におきましては、私ども緊急財政の見直しの中では人数等も積み上げてまいりましたけれども、111名を超えることはできなかったということでございます。そこで都市整備部の中でも、さらに180億を確保するためには、金銭的な積み上げは行えたということでございますけれども、さらに経常的経費を軽減するためにも人数の確保が必要だということで、こういった数字が上がっているという理解でございまして、具体的にそれじゃ、どの部署で何人を削減していくかということは、現時点では、まだ私どもが掌握してるものではございませんが、今までございましたように退職不補充、そして業務の効率化ができる部分については、もう一度業務を見直しながら、そういった部分を足し込んで、できるところは積み上げるということでございます。ですので、これ、都市整備部だけで90人を確保するというつもりはございませんし、そういった意味では一つ一つ積み上げていかなければいけないというふうに理解してます。 ○鴨志田委員長  今、都市整備部では、職員定数削減はこの3年間ではっきり何人ということは把握してないということですね。 ○小日向都市整備部長  現在ございますこの90名、111名の中にはもうこれは入れてございます。そしてプラス160名まで確保しなければいけないという数字がございますので、それについては把握をしているつもりでございますが、プラスのこの200名ということにつきましては、これから何が、どういう業務の見直しができるかということは、これから検討することになると思います。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑はございますか。よろしいですか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  では、おのせ委員、伊藤委員のほうから定例会中の課題をいただきましたので、この辺は各委員長と相談するということで、ちょっと御回答のほうは今すぐできないということで御了解ください。  それでは、情報提供1、目黒区行革計画(素案)についてを終わります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    【情報提供】(2)恵比寿南地区浸水対策事業について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、2、恵比寿南地区浸水対策事業について情報提供を受けます。 ○中澤土木工事課長  それでは、恵比寿南地区におけます浸水対策の概要ということで、A3横のカラー版の資料をごらんください。東京都下水道局のほうから情報提供があったものでございます。  この内容につきましては、まず1つとしまして、後ほど説明しますが、この渋谷川、古川の流域の部分で一部目黒区の部分が入ってること、またなおかつ、ちょうど区境において工事が行われるということで、地元への説明会も今後あるということから、本委員会に情報提供するものでございます。  それでは、左上の事業目的をごらんください。案内図は後ほど御説明しますが、渋谷区の恵比寿南一丁目、三丁目、恵比寿駅周辺ということで、この浸水被害の軽減をする目的で下水道管を新設し、暫定的に雨水をためる貯留管を設置するというものでございます。  それでは、右のほうに案内図がございますが、こちらをちょっとごらんいただきたいと思います。まず黒の線がございます。位置としますと、恵比寿南一丁目から三丁目のあたりでございまして、この黒い実線が今回工事する下水道管でございます。これにつきましては、大きさとしますと内径2メートル、直径でございますが、内の直径が2メートルで、延長が1.3キロでございます。管の深さにつきましては、4メートルから10メートルの下ということでございます。貯留機能、要はここに雨水をためる機能は約2,000立米ということでございます。  それで、この黒い線を見ていただきますと、ちょっとくの字に折れていきますけれども、ちょうど黒いポチがございます。ここに大きいマンホールがございますが、ここから雨水を地下のほうの貯留管に入れるというものでございまして、そうしまして、その先にPというのがございます。このPというのは、その下にためておりました2,000立米の雨水を、ここから水を雨がやんだ後ポンプアップして、それでここから流しまして、その先にグリーンの点々がございます。これが既設の下水道管で、ここに流すというものでございます。また将来的には、その先に渋谷川、これはブルーで塗っておりますが、ここは渋谷川でございまして、こちら開渠、ここはふたをかけておりませんが、ここに将来的にはその雨水を流すというものでございます。  ちょっと前後しますが、何でこの浸水対策をするかというエリア、ちょうど紫、ピンク色に囲っております流域でございます。この流域につきましては、渋谷川、古川流域でございまして、下のほうに中目黒二丁目2番というのがございます。ここはちょうど区境の部分でございまして、若干ここに目黒区部分の流域もあるというものでございます。ここのピンク色の部分につきましては約22.84ヘクタール、それと区境の部分、ちょっと出ております目黒区分につきましては0.63ヘクタールの流域がございます。それと紫に楕円形の丸がございます。これがちょうど浸水範囲でございまして、ここにつきましては、平成12年から何度かここで浸水被害が出てるということから、この東京都下水道局による浸水対策を行うというものでございます。  それと、今度は右の上に拡大しております恵比寿南一公園というところがございます。ここはちょうど区境でございまして、アメリカ橋、ガーデンプレイスがそばにございますが、向かい側が三田一丁目12番の目黒区の部分でございます。ここに発進基地、その右にありますが、防音ハウスというものでハウスをつくりまして、ここからシールドマシンで、先ほど申しました内径2メートルの管をつくっていくというものでございます。  それでは、今度はすみません、左のちょうど下の部分ですかね。全体工程をごらんいただきたいと思います。全体行程でございますが、この工事につきましては平成23年度から平成28年度まで、約6年間で東京都下水道局の、下にございますが、中部下水道事務所というところで整備をするものでございます。またこの内容につきましては、きょう情報提供以降、東京都下水道局のほうで地元説明会、工事説明会を開催すると。当然目黒区の、こちらは三田町会になりますが、そこにも声をかけて説明していくということで聞いているものでございます。  情報提供は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  情報提供が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  よろしいですか、ないようですので、2、恵比寿南地区親水対策事業についてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【情報提供】(3)中目黒換気所下部工事のお知らせについて ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  次に、3、中目黒換気所下部工事のお知らせについて情報提供を受けます。 ○中澤土木工事課長  それでは、A4縦の1枚でございます。中目黒換気所下部工事についてということで、これにつきましては東京都第二建設事務所、品川線建設事務所のほうから情報提供があったものでございます。  それでは内容でございますが、これは過日、当委員会におきまして9月12日に、口頭で、この中目黒換気所下部工事の事故の発生につきまして、口頭でちょっと情報提供させていただいておりました。また、その事故以降、工事につきましては、いろいろと労働基準監督署とか、あるいは警察等が入りまして、工事は中止してたという状況でございます。  ここに書いてございます「ひと月以上工事を中止」ということでございますが、「慎重に工事を再開」と書いてございますが、10月13日から工事を再開しております。しかしながら、ここに書いてございますように、以前は9月の中旬までが完成予定ということで聞いておりましたが、12月までかかるということで、この工期を少し延伸するということでございますので、この内容につきまして地元のほうに、このチラシでもって説明をしていくというふうに聞いております。  この中目黒換気所につきましても、当然品川線につきましては、平成25年度末まで、平成26年3月末完成ということで、この上にまた上屋が建ちますので、その完成時期は変わらないということで、鋭意努力して整備をしていくということで聞いてるものでございます。  情報提供は以上でございます。 ○鴨志田委員長  ありがとうございました。  御質疑のほうをお受けいたします。 ○星見委員  すみません、この事故の問題じゃないんですけども、換気所関係で1つ、もし情報が入ってきたら教えてほしいんですが、換気塔に低濃度の脱臭装置をつけるというのがかねて地域から要求が出され、区議会にも何回か出てたんですけども、今これ、工事が始まって、国として正式に入れるという方向になったというようなお話は、区には情報提供があるんでしょうか。 ○中澤土木工事課長  低濃度脱臭装置の件ということでございますけれども、これにつきましては、今、下部工事をやっておりますが、平成23年3月の段階でも、私どものほうでちょっと確認したんですが、低濃度脱臭装置については設置する方針ですということで、第二建設事務所の品川線建設事務所のほうから聞いております。ですので、そういう方向で進んでいるというふうには、私どもは認識しているところでございます。 ○星見委員  正式にちょっと、工事がどんどん進んできてるので、どうなってるのかもう一度、近々に一度確認してもらえればと思いますが、いかがでしょうか。 ○中澤土木工事課長  今ちょうど下部工事で、ケーソン工事が終わった後は当然、上屋の工事が始まるわけでございますので、私どもは当然、脱臭装置は設置する方針という確認はしておりますが、改めて第二建設事務所には確認していきたいと思っております。  以上でございます。 ○鴨志田委員長  ほかに御質疑ございますか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○鴨志田委員長  ないようですので、3、中目黒換気所下部工事のお知らせについてを終わります。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【その他】(1)次回の委員会開催について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――鴨志田委員長  以上できょうの委員会は散会で、そして次回の委員会は11月28日、月曜で、翌日火曜となってます。定例会中ですので、よろしくお願いいたします。  それでは、委員会を散会いたします。...