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令和3年決算常任委員会 本文 開催日:2021年09月14日

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  1. 岸和田市議会 2021-09-14
    令和3年決算常任委員会 本文 開催日:2021年09月14日


    取得元: 岸和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    2021年09月14日:令和3年決算常任委員会 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所) ◯松本妙子委員長  前回に引き続き、委員会を開きます。  これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を願います。 ◯友永修委員  公明党会派を代表し、令和2年度岸和田市決算認定を求めるについて、賛成の立場で討論に参加させていただきます。  令和2年は新型コロナウイルス感染症が全国に感染拡大した年であり、本市では感染防止を図るため、様々に予定していた事業を中止せざるを得ない状況となりました。また、緊急事態宣言が発令されるなど、かつてない事態の対応に追われ、特に経済における影響は、法人、個人に関係なく企業の経営に大きな打撃となりました。  そんな中、本市では、臨時交付金を活用した市内消費喚起促進事業、いわゆる「がんばる岸和田!!応援キャンペーン」第1弾、第2弾など利用者が直接サービスを感じ取れる事業の実施により、市内の事業者及び消費者とも大いに活気づきました。また、国の特別定額給付金対象基準日の翌日以降に出生した児童のいる世帯を支援するための出産育児応援特別定額給付金の実施など、いずれも本市独自の事業であり、評価するところであります。  そうしたことから、今後も本市の経済対策を充実させることはもちろんのこと、市民一人一人が直接サービスを感じ取れるような事業の実施を望むとともに、以下のことを要望いたします。  一つ、生活困窮者生活保護受給者自立支援において、相談者、被保護者の状況に配慮しつつ、自立への成果をこれまで以上に上げること。  一つ、学校現場におけるいじめや暴力、また登校拒否などを減少させるために、教員が子供たちとしっかり向き合える環境を整えること。  一つ、市内の不法投棄を減らすため、不法投棄監視カメラのさらなる増設を計画、実施すること。  一つ、定住促進を図るため、本市に興味を持たれる岸和田ファンを確実に増やすための魅力発信と追跡調査を積極的に行うこと。  一つ、DV対策事業弁護士相談については、相談者が利用しやすい土日の実施及び相談回数を増やすこと。  一つ、ヤングケアラー、デートDV等、若年者が抱える課題に対し、オンラインも含めた相談窓口の設置と周知・啓発を強化すること。  一つ、子育て世代への支援充実を図るため、保育コンシェルジュ配置の継続及び適材適所の人員配置を行うこと。  一つ、国の天然記念物に指定されているブナ林について、自然の経済的価値評価額を算出するなど、その価値を次世代へ継承するための保全活動を強化すること。  一つ、市民活動のサポートについては、今後も市民のニーズにかなう相談支援を的確に実行するとともに、さらなる利用者拡大を図ること。  一つ、新たに事業を実施する場合の必要な職種については、専門職を資格要件とするだけでなく、業務上の経験を生かすなど効率的な人材確保に努めること。  一つ、核兵器廃絶平和都市宣言を掲げる本市として、ウェブサイト等も活用しながら、その悲惨な体験を世に広く語り継いでいくなど、平和の尊さを訴える活動を続けること。 ◯倉田賢一郎委員
     大阪維新の会を代表して、決算常任委員会に付託されました認定第1号から認定第4号までの各件について、賛成の立場で討論に参加させていただきます。  令和2年度の決算については、実質収支額が7億9,971万2千円となり、黒字決算とのことでした。しかしながら、本市は今後、人口減少が急速に進展していく中で、税収は徐々に減少していくことが見込まれます。  そのような状況の中、幼稚園、保育園、斎場、庁舎等の公共施設の老朽化が著しく、市民が安心・安全に暮らせるまちづくりにはこれらの整備が喫緊の課題であります。そしてまた、新型コロナウイルスについてはワクチン接種が進んでおり、第5波のピークを過ぎたのではないかと言われていますが、先日、緊急事態宣言が9月末まで延長されており、新たな変異株が発見されるなど、いつまた感染が拡大するか予断を許さない状況であります。令和2年度の決算は黒字でありましたが、持続可能な市政運営のために以下のことを要望いたします。  一つ、土地売払収入については、令和2年度で売却に至らなかった用地について、行財政再建プラン集中改革期間の最終年度である今年度中に売却相手が確定し、財源が確保できるように関係課が協力すること。  一つ、債権管理事業については、立ち上げ初年度となる令和2年度は、所要の準備作業を中心に取り組んだが、2年目となる本年度は、岸和田市債権管理条例に基づき、債権の適正な管理と未収金対策の強化に努められ、財政の健全化と市民負担公平性確保に寄与すること。  一つ、公債費については、令和2年度においては市債残高の減少や将来負担比率等及び経常収支比率の改善は見られるものの、今後、庁舎の建て替え、市立幼稚園及び保育所の再編や市立小中学校適正規模適正配置などに伴う投資的事業において多額の市債の発行が見込まれるため、引き続き公債費の償還額や市債残高を注視し、状況に応じて借入額を抑制するなど適切に対応すること。  一つ、財政調整基金については、令和2年度の決算確定後、現時点での基金残高は約33億5,000万円とのことでしたが、本市の標準財政規模からすると目標値にはまだ10億円が不足している。基金積立ての財源を確保するためにも、行財政再建プランの取組を着実に進め、財政計画期間内の早期に目標値の達成に取り組むこと。  一つ、特別支援教育支援員採用条件の見直しも視野に入れ、速やかに人材を確保し、教育環境のさらなる充実を図ること。  一つ、コロナ禍における学校園の授業については様々な制限を受けるが、児童生徒の安全と健康を第一とし、なるべくコロナ禍前の授業と遜色のないものとなるよう工夫すること。  一つ、自転車競技事業については、施設整備第1期計画は2021年度末完了に向けて順調に進んでいるとのことであり、お客様や選手にとってより安全で明るく開放的な施設になることで集客力の向上や売上額が増加することを期待する。これに加え、競輪場用地都市計画公園に指定されていることから、余剰スペースを公園として整備するなど、市民サービスや市民の利便性向上にも配慮すること。  以上を要望として申し上げ、認定第1号から認定第4号までの各件について原案を可とすることに賛成し、大阪維新の会を代表しての討論とさせていただきます。 ◯殿本マリ子委員  誠和クラブを代表いたしまして、令和2年度決算認定を求めるについての討論に参加させていただきます。  前年度に引き続き、一般会計をはじめ各会計決算は総じて黒字決算となったことを評価し、令和2年度決算認定第1号から第4号までにつきましては原案を可とします。  今なお続くコロナウイルス感染拡大のため、市民生活も疲弊してきています。その中で、市もいろいろと対策を講じてきました。また、特別定額給付金も早期に支給され、市民の皆様のお役に立ったことでしょう。医療従事者の方々に対しては、通常の業務に加え、コロナ対策ワクチン接種と大変な日々を過ごされ、市民に寄り添っていただけることに感謝いたします。  また、学校教育においてはGIGAスクール構想が始まり、新しい指導方法で教育が進み始めました。しかし、子供たちの遠足、プール、体育祭など楽しい行事が自粛されてしまいました。未来ある子供たちが希望を持てるよう、市として将来イメージである「人が行き交い、子どもたちの笑顔輝く都市 岸和田」の実現に取り組まなければなりません。  それでは、以下の点について要望を申し上げます。  一つ、マイナンバーカードの普及につきまして、この事業はデジタル化のインフラとも言えます。交付率を高めないと様々な行政の申請がスムーズに進みません。今回、ワクチン接種においてもマイナンバーカードの利用でより多くの高齢者の方々も簡単に予約できたことでしょう。デジタル庁が発足され、あらゆる行政手続が役所に行かなくてもオンラインでできるよう進められていくことと思います。今後もカードの普及と周知を図っていただくことを要望いたします。  一つ、商店街の衰退はどの市においても大きな課題となっています。商店街のあるところは駅が近く、立地条件もいいです。それゆえに、多くの人たちが利用したくなるような業務の場所として活用を考えなければなりません。  我が市でも、最近ではeスポーツやスクリーンを使った会議など様々な用途に使えるレンタルスペースをオープンしたと聞きます。eスポーツなどで若者たちを呼び込むことが大事です。しかし、また、若い経営者が店舗を借りて事業や商売を営むには賃貸料があまりにも高いので難しいという声も聞きます。このことも踏まえ、商店街の活気を取り戻すには、時代のニーズに合った商店街の在り方を考えていくことを要望します。  一つ、岸和田市森林環境整備基金積立事業について、どの市も高齢化が進んだため、森林環境整備に携わる方が少なくなっています。それは若い方々の関心が、森林整備がいかに必要かというところには目が向いていないことでしょう。この整備積立事業において、森林整備を持続するにはマンパワーが必要です。そこで、若い方々の人材育成からこの整備事業を行うことを要望します。  一つ、いじめ問題対策事業において、いじめ問題対策連絡協議会をはじめ、各関係機関が相互に連携し、いじめ問題になお一層真剣に取り組んでいただくよう要望します。  一つ、シルバー人材センター運営支援事業において、高齢者の生きがいと活力ある地域社会づくりのために、適切な業務のマッチングを図ることを要望します。  一つ、防災・減災対策事業、AEDは現在、各施設で管理されていますが、岸和田市としても市内全てのAEDの配置場所、台数、管理状況、使用状況などをきっちりと把握して緊急事態に備えておくことを要望します。  一つ、高等学校市民公開講座事業については、市民の生涯学習教育に資するため、産業高校での市民公開講座を開催し続けていただくように要望します。  以上で私の討論とさせていただきます。 ◯京西且哲委員  次世代政策会議を代表して、認定第1号から認定第4号まで、令和2年度岸和田市一般会計及び特別会計決算企業会計決算3件の計4件について、一括して討論に参加させていただきます。  新型コロナウイルスに対する国からの資金が投入された最初の年であり、令和2年度の予算総額は2,039億5,059万2千円で、当初予算から304億円の増加で、過去最大の予算規模となっています。  緊急事態宣言下において、市民の生命と安全な生活環境を維持するために、緊急を要する支援事業の構築と事業の実施に全力で取り組み、定額給付金の支給をはじめ、各公共施設での感染症対策の実施等、併せて地域の経済対策についても積極的に取り組まれ、また、今年度からのワクチン接種に向けた準備など、機動的な予算執行事業実施がなされたものとして評価いたします。  しかし、令和2年度の決算審査において、新型コロナウイルス対策事業に集中した審査ではなく、限られた時間の中で事務事業全般にわたる審査を行ったことから、執行部においては、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金約34億円を含むコロナ対策補正予算241億7,000万円で実施した事業の効果について検証し、これからの新しい市民生活社会経済活動に対応できる施策づくりに反映されることを強く求めます。  また、今後の行政運営については、本市の将来予測は、人口減少公共施設の老朽化により不安定で厳しい財政状況が続くとされていることから、現在策定中の次期総合計画において行政経営の強化を目標に掲げ、施策の実効性に向けた行政システムの見直しを検討するとあります。しかし、その工程が未だ未確定であることから、早急に方針を決定し、実行されることを求めます。  それでは、決算審査の過程で課題として意見を申し上げた主なもの4点について、以下のとおり改善に向けた取組を求めます。  1、専門職の人材不足が職員の労働環境の悪化を招き、行政事務の遂行に支障を来しているため、職員採用試験と働き方の改革に積極的に取り組むことを求めます。  2つ目、指定管理者制度導入施設の運営について、事業者からの提案事業は、履行を前提とした協議の過程を記録し、実施に向けた作業工程等を含めた明文化を求めます。  3つ目、岸和田産業高等学校入学志願者が減少していることから、選ばれる学校に向けた抜本的な構造改革を求めます。  最後に4つ目、自転車競技事業は多額の投資による施設整備を行っていますが、本場への集客増加を見込める状況にないことから、Gグレードレースの誘致と効果的な開催日程の獲得に向けた積極的な取組を求めます。  以上を申し述べ、認定第1号から認定第4号まで、令和2年度岸和田市一般会計及び特別会計決算企業会計決算3件を含めた計4件を認定するとして、次世代政策会議の討論を終えます。 ◯田中市子委員  日本共産党議員団を代表して、決算の討論を行います。  令和2年度予算は、市立幼稚園及び保育所再編個別計画(案)の関連予算を削減したものでした。岸和田市決算について、一般会計特別会計企業会計の全体についてはこれを認定することを初めに申し上げておきます。以下、特にコロナ対応について意見を申し上げ、最後に要望をします。  令和2年度はコロナ禍での1年となりました。緊急事態宣言が2度発出され、子供たちは休校の中で卒業と入学を迎え、事業所は休業や時間短縮により売上げが落ち込み、あるいは倒産に追い込まれました。労働者は仕事が減って収入が減り、また倒産によって失業しました。  国は国民への特別定額給付金事業所向け持続化給付金、営業時間短縮協力金などの施策を行い、自治体への交付金を支給し、自治体の施策を支援しました。しかし、国の施策だけでは、給付金の支給が1回だけでは足りない、売上げが5割以上下がらなければ支援がない、失業したが今も仕事が見つからないなど、コロナ禍が長期化する下で市民の営業と暮らしの困難は増しています。  このとき、国の施策が及ばない、あるいは不十分な施策を補うのが市の役割です。しかし、市のコロナ対策は、ほとんど国の交付金の範囲内でしかありません。これは財政調整基金にも示されています。財政調整基金は、災害など緊急事態に備えて積み立てておくものとしながら、戦後最大規模の災厄と言われるコロナ禍対策に、結果として財政調整基金を1円も取り崩さず、逆に1億5,000万円積み上げています。コロナ感染はまだ続いています。市民の苦難に対して国の施策の範囲でしか行わないという市の姿勢を改めることを求め、以下の要望を行います。  一つ、ワクチン接種を進めるとともにPCR検査の独自補助を行い、市民、子供たちを感染から守ること。  一つ、コロナ感染による自宅療養者の情報提供を保健所に求め、市独自の支援を行うこと。  一つ、市民の命を守る救急体制と医療体制を引き続き確保すること。  一つ、コロナ禍で困窮する市民、事業者へ市独自の支援を行うこと。  一つ、少人数学級の早期実現などで教育環境と教職員の働き方を改善し、子供たち学びや文化スポーツ活動の充実を図ること。  一つ、交通弱者に配慮した総合的な交通計画を推進するとともに、日常的な点検や改修の体制を維持すること。  一つ、補助金、負担金等の適正化は、市民活動を守り発展させる方向で行うこと。  一つ、生活保護ケースワーカーなど不足する職員の増員を正規職員で行うこと。 ◯松本妙子委員長  他に討論はありませんか。    〔「なし」の声あり〕  ないようですので、討論を終結します。  直ちに本各件を採決します。  認定第1号令和2年度岸和田市決算認定を求めるについて、認定第2号令和2年度岸和田市上水道事業会計決算認定を求めるについて、認定第3号令和2年度岸和田市下水道事業会計決算認定を求めるについて及び認定第4号令和2年度岸和田市病院事業会計決算認定を求めるについての以上4件については、これを認定することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」の声あり〕  ご異議がないようですので、認定第1号から認定第4号までの各件は認定することに決しました。  最後に、委員会の報告はいかがいたしましょうか。    〔「正副委員長に一任」の声あり〕  それでは、そのようにさせていただきます。  連日にわたり慎重に審査いただき、誠にありがとうございました。  これをもちまして、決算常任委員会を閉会いたします。               (以 上) Copyright (c) Kishiwada City Assembly, All rights reserved....