池田市議会 > 2014-06-06 >
06月06日-01号

  • "号池田市議会"(/)
ツイート シェア
  1. 池田市議会 2014-06-06
    06月06日-01号


    取得元: 池田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-19
    平成26年  6月 定例会議事日程   平成26年6月6日  午前10時  開議日程議案番号件名  前正副議長に対する感謝状の贈呈について  永年勤続議員に対する全国市議会議長会からの表彰状伝達について第1報告第6号処分報告について  専決第4号 平成26年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)第2報告第7号平成25年度池田市公共下水道事業会計予算繰越計算書について第3報告第8号平成25年度池田市一般会計繰越明許費繰越計算書について第4報告第9号池田市土地開発公社平成25年度決算及び事業報告の提出について第5議案第34号池田市火災予防条例の一部改正について第6議案第36号平成26年度池田市一般会計補正予算(第1号)第7議員提出議案第2号池田市議会議員定数条例の一部改正について第8議案第35号池田市公平委員会委員の選任について第9 一般質問出席議員     1番    山元 建     2番    藤原美知子     3番    山口勝平     4番    安黒善雄     5番    多田隆一     6番    小林義典     7番    浜地慎一郎     8番    細井 馨     9番    秦 寛房実     10番    馬坂哲平     11番    川西二郎     12番    山田正司     13番    中西昭夫     14番    前田 敏     15番    難波 進     16番    辻 隆児     17番    内藤 勝     18番    渡邉千芳     19番    松本 眞     20番    木ノ平恵子     21番    吉本光夫     22番    木下克重説明員    市長         小南修身    副市長        玉手忠志    副市長        早川昌任    教育委員       児玉皓雄    教育長        村田 陽    病院事業管理者    生島義輝    上下水道事業管理者  菊谷通隆    市長公室長      増田威夫    総合政策部長     三好健太郎    総務部長       木田公彦    市民生活部長     山本 隆    環境部長       板谷 実    福祉部長       石田勝重    子ども・健康部長   藤井重孝    都市建設部長     清水 敏    消防長        梶田忠彦    上下水道部長     福井 誠    病院事務局長     杉本義彦    管理部長       藤田雅也    教育部長       阪本庸広本会の書記    事務局長       長尾伊織    事務局次長      桝野祐子    事務局長代理     岡田正文    事務局主幹      山本朗央---------------------------------------     市議会諸般報告事項◯3月3日   市議会定例会        市議会だより編集特別委員会        ・3月定例会号(138号)の編集について◯3月4日   大阪府市議会議長会理事会・総会(於 KKRホテル大阪)        ・平成26年度事業計画(案)及び予算(案)等について◯3月7日   市議会定例会継続会◯3月10日   市議会定例会継続会◯3月11日   土木消防常任委員会        ・付託議案の審査◯3月12日   厚生常任委員会        ・付託議案の審査◯3月13日   文教病院常任委員会        ・付託議案の審査◯3月19日   総務常任委員会        ・付託議案の審査◯3月26日   各派代表者会議        ・3月定例会継続会について        議会運営委員会        ・3月定例会継続会の運営等について        市議会定例会継続会◯4月1日   辻隆児議員 民社・友愛議員団に入会        浜地慎一郎議員 自民同友会議員団に入会        市民クラブ議員団代表者交代        (川西二郎議員から渡邉千芳議員へ)        民社・友愛議員団代表者交代        (内藤勝議員から辻隆児議員へ)        議会運営委員会委員(川西二郎委員、内藤勝委員)辞任許可        議会運営委員会委員(渡邉千芳委員、辻隆児委員)選任◯4月10日   市議会だより編集特別委員会        ・3月定例会号(138号)の編集について◯4月15日   近畿市議会議長会理事会・定期総会        (於 スターゲイトホテル関空エアポート)        ・平成26年度近畿市議会議長会会計予算等について◯4月16日   市議会だより編集特別委員会        ・3月定例会号(138号)の編集について◯4月28日   海老名市(神奈川県)視察来庁        (1名 地域分権制度について)◯4月30日   福岡市(福岡県)視察来庁        (2名 がん検診の受診勧奨業務について)◯5月8日   全国自治体病院経営都市議会協議会定期総会(於 都市センターホテル)        ・平成26年度事業計画(案)及び予算(案)等について◯5月9日   各派代表者会議        ・5月臨時会について        議会運営委員会        ・5月臨時会の運営について◯5月13日   自民同友会議員団代表者交代        (細井馨議員から秦寛房実議員へ)        議会運営委員会委員(細井馨委員)辞任許可        議会運営委員会委員(秦寛房実委員)選任◯5月14日   市議会臨時会        各派代表者会議        ・議会役員の選出について        議会運営委員会        ・5月臨時会の運営について◯5月16日   伊勢市(三重県)視察来庁        (9名 地域分権制度について)◯5月19日   公明党議員団代表者交代        (馬坂哲平議員から木ノ平恵子議員へ)        議会運営委員会委員(馬坂哲平委員)辞任許可        議会運営委員会委員(木ノ平恵子委員)選任◯5月23日   全国民間空港所在都市議会協議会定期総会(於 東京グリーンパレス)        ・平成26年度協議会事業計画等について◯5月27日   大牟田市(福岡県)視察来庁        (9名 「教育のまち池田」について)◯5月28日   全国市議会議長会定期総会(於 日比谷公会堂)        ・新役員の選出及び平成26年度予算等について        なお、本市議会より、35年勤続議員として、内藤勝議員が、15年勤続議員として、渡邉千芳議員が受賞◯5月29日   市議会議員共済会代議員会(於 都市センターホテル)        ・平成25年度会計決算等について◯6月1日   自民同友会議員団代表者交代        (秦寛房実議員から木下克重議員へ)        議会運営委員会委員(秦寛房実委員)辞任許可        議会運営委員会委員(木下克重委員)選任◯6月3日   各派代表者会議        ・6月定例会について        議会運営委員会        ・6月定例会の運営について---------------------------------------   午前10時00分 開会・開議 ○細井馨議長 おはようございます。 去る5月27日告示のありました本市定例会をただいまより開きます。 まず、事務局長より出席議員数並びに諸般の報告をさせます。議会事務局長。 ◎議会事務局長(長尾伊織) ご報告いたします。 ただいまのご出席は22名でございます。 なお、お手元に池田市議会の諸般の報告事項をプリントで配付しておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。 ○細井馨議長 次に、本日の会議録の署名議員を指名いたします。  2番 藤原美知子議員  22番 木下克重議員 の両議員にお願いいたします。 次に、今議会の議事運営につきまして、議会運営委員会の結果を、議会運営委員会副委員長よりご報告願います。多田隆一副委員長。   (多田議員-議会運営委員会副委員長-登壇) ◆議会運営委員会副委員長(多田隆一) 去る6月3日、議会運営委員会を開きましたので、その結果をご報告いたします。 まず、今議会の会期につきましては、6月6日から25日までの20日間とし、議案審議方法につきましては、報告案件4件並びに人事案件1件を除く3議案は関係常任委員会及び議会運営委員会に審査付託することになっております。 次に、議事の順序につきましては、まず、議会運営委員会委員の辞任及び選任について報告し、引き続いて、お手元の議事日程表の順により、本日は、まず、前正副議長に対する感謝状の贈呈、永年勤続議員に対する全国市議会議長会からの表彰状伝達を行った後、日程第1から第4までの報告案件を順次審議することになっております。 次に、日程第5から第7までの議案を順次上程し、提案説明、質疑の後、それぞれの関係常任委員会及び議会運営委員会に審査付託することになっております。 常任委員会及び議会運営委員会につきましては、10日に土木消防常任委員会、12日に議会運営委員会、13日に総務常任委員会をそれぞれ開催願う予定をいたしております。 次いで、継続会は24日と25日を予定いたしており、委員長報告、討論、採決を行い、そして人事案件を審議し、引き続き一般質問を行うことになっております。 一般質問要旨の提出は、16日の午前9時から正午までと決定いたしております。 請願・陳情につきましては、締め切り期限である5日の午後5時までに提出のあった受付番号2から受付番号4までの池田市議会議員定数に関する3件の請願は、議会運営委員会に審査付託し、それ以降に提出されたもの並びに文教病院常任委員会及び厚生常任委員会に係るものは、議会閉会中の委員会付託とすることに決定しております。 さらに、意見書案の提出は、16日の正午までとなっております。 終わりに、24日、再度、議会運営委員会を開催することとなっております。 以上、議会運営委員会の報告を終わります。 ○細井馨議長 ただいまの報告の順序で議事を運営いたしますので、よろしくお願いいたします。 まず、ご報告いたします。 去る5月19日、公明党議員団の馬坂哲平議員より、また、6月1日、自民同友会議員団の秦寛房実議員より、それぞれ議会運営委員会委員を辞任したい旨の申し出があり、議会閉会中でありましたので、池田市議会議会運営委員会条例第9条の規定により、それぞれ同日付でこれを許可するとともに、同条例第4条の規定により、それぞれ同日付で、公明党議員団より推薦のありました木ノ平恵子議員を、また、自民同友会議員団より推薦のありました木下克重議員を、それぞれ議会運営委員会委員に選任しましたので、以上、ご報告いたします。 次に、去る5月臨時会におきまして満場一致で決議されました、前正副議長に対する感謝状の贈呈を行います。 まず、木下議員、前へどうぞ。      感謝状            木下克重様 あなたは平成24年5月本市議会議長に就任以来、2年にわたり卓越した手腕を大いに発揮され、議会の円滑な運営に尽力されました。 その功績はまことに顕著であります。 ここに本市議会の決議により、謹んで感謝の意を表します。 平成26年6月6日            池田市議会   (細井議長より木下前議長に感謝状贈呈)   (拍手起こる) 次に、前田議員、前へどうぞ。      感謝状            前田 敏様 あなたは平成25年5月本市議会副議長に就任以来、卓越した手腕を大いに発揮され、議会の円滑な運営に尽力されました。 その功績はまことに顕著であります。 ここに本市議会の決議により、謹んで感謝の意を表します。 平成26年6月6日            池田市議会   (細井議長より前田前副議長に感謝状贈呈)   (拍手起こる) では、木下克重前議長よりごあいさつをいただきます。木下克重議員。   (木下議員-登壇) ◆木下克重議員 一言、皆様方にお礼のごあいさつを申し述べたいと存じます。 5月14日の臨時議会におきまして、議員各位の満場一致の決議によりまして、本日、感謝状を受けることができました。まずもって厚くお礼を申し上げたいと存じます。 そして、2年間、議員各位はもちろんのこと、小南市長を初めとする理事者の皆さん方の温かいご指導、ご鞭撻のおかげをもちまして大過なく職責を全うすることができましたことを、重ねまして厚くお礼を申し上げたいと存じます。 私にとりましては、1年目は体調を崩し、2年目は私の会派の幹事長でありました椴木猛議員との別れ、そして私の母親、兄との別れ、大変厳しい2年間ではありましたけれども、それは神様が私に与えていただいた試練だと思います。 この2年間、大変いろいろな勉強をさせていただきました。それを糧といたしまして、一議員に戻りまして、私どもももう池田に住んで100年を超えておりますが、池田で生まれ、池田で育ちまして、私の大好きなまち池田、市民の皆さん方が住んでよかったまち池田、そしてまた、ずっと住み続けたいまち池田を目指して、初心を忘れず頑張っていきたいと考えておりますので、皆さん方の温かいご指導とご鞭撻を心よりお願い申し上げまして、お礼のごあいさつにさせていただきます。 2年間、皆さん本当にありがとうございました。   (拍手起こる) ○細井馨議長 次に、前田敏前副議長よりごあいさつをいただきます。前田敏議員。   (前田議員-登壇) ◆前田敏議員 ただいま細井議長より感謝状を贈呈いただきました。私にとりましては身に余る光栄と存じます。ありがとうございました。 1年という期間でございましたけれども、本当に充実した役職といいますか、副議長の役割を果たさせていただいたのではないかというふうに思っております。 多くの方々にお支えをいただいて、貴重な経験、体験をさせていただきました。この貴重な経験を糧にいたしまして、さらに池田市の豊かさや、そして、住んでよかったまち、さらには、にぎわいのあるまちに向けて、しっかりとこれからも精進してまいりたいと思っております。 小南市長を初め理事者の皆さんにおかれましても、そしてまた議員の皆さんにおかれましても、これからもご指導、ご鞭撻を賜りますようにお願い申し上げまして、簡単粗辞でございますが、お礼のごあいさつといたします。ありがとうございました。   (拍手起こる) ○細井馨議長 以上で、前正副議長に対する感謝状の贈呈を終わります。 次に、去る5月28日開催の全国市議会議長会総会におきまして、35年勤続議員として、内藤勝議員が栄誉ある全国市議会議長会永年勤続特別表彰を、また、15年勤続議員として、渡邉千芳議員が栄誉ある全国市議会議長会永年勤続表彰を受けられましたので、ただいまから表彰状の伝達を行います。 では、内藤議員、前へどうぞ。      表彰状             池田市 内藤 勝殿 あなたは市議会議員として35年の長きにわたって市政の発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第90回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰いたします。 平成26年5月28日       全国市議会議長会会長 佐藤祐文 代読。   (細井議長より内藤議員に表彰状伝達)   (拍手起こる) 次に、渡邉議員、前へどうぞ。      表彰状             池田市 渡邉千芳殿 あなたは市議会議員として15年市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第90回定期総会に当たり、本会表彰規程により表彰いたします。 平成26年5月28日       全国市議会議長会会長 佐藤祐文 代読。   (細井議長より渡邉議員に表彰状伝達)   (拍手起こる) ここで、小南市長より、ただいま表彰を受けられました方々に対し、お祝いの言葉を述べたいとの申し出がありますので、これをお受けいたします。小南市長。   (小南市長-登壇) ◎市長(小南修身) 大変高いところからではございますが、お許しをいただきまして、去る5月28日に行われました全国市議会議長会総会において、35年の永年勤続特別表彰を受賞されました内藤勝議員さん、15年の永年勤続表彰を受賞されました渡邉千芳議員さん、お二人の議員さんの長きにわたるご功績を改めてたたえますとともに、10万市民を代表して一言お祝いのごあいさつを申し上げたいと存じます。 内藤議員さんにおかれましては、昭和54年4月22日に挙行されました池田市議会議員選挙におきまして初当選されました。以来、今日まで連続9期35年もの長きにわたり熱誠を持って市政各般の伸展にご尽力をいただきました。 また、渡邉議員さんにおかれましても、平成11年4月25日挙行の池田市議会議員選挙に初当選以来、4期15年にわたり市政伸展にご尽力をいただきました。 お二人がはえある表彰を受賞されましたことは喜びにたえず、これまでの不断のご努力に対し深く敬意を表し、心から感謝を申し上げるものでございます。 今後とも、豊富な経験に根差した卓越した識見と行動力をもとに、市政発展のため、さらなるご尽力、ご高配を賜りますようお願い申し上げますとともに、ますますご健勝にて活躍されますことをお祈り申し上げまして、10万池田市民を代表してのお祝いのごあいさつとさせていただきます。 このたびは本当におめでとうございます。 ○細井馨議長 それでは、ここで、特別表彰を受けられました内藤議員よりごあいさつをいただきます。内藤議員、お願いいたします。   (内藤議員-登壇) ◆内藤勝議員 ただいま全国市議会議長会の勤続35年特別表彰を細井議長よりご伝達をいただきました。また、先ほどは小南市長より身に余るお言葉を頂戴し、本当に緊張しておるところでございます。 私が初当選しました昭和54年は7名の議員が初当選いたしましたけれども、今はもう2名の議員さんがお亡くなりになっております。昭和54年というのは、池田市にとりまして非常に大きな転機でございまして、当時の若生市長、そして倉田市長、今は小南市長のもとで、議員として多くの諸課題に取り組んでおりますけれども、昭和54年は、まず、選挙が無投票ではないかというふうに言われておりました。その告示の前日に2名の立候補者が出られまして選挙になったわけでございますけれども、木下議員、中西議員も経験されておりますけれども、その当時は議員個人に1,200枚のポスターの割り当てがございました。その1,200枚のポスターを各ご家庭に張っていただくようお願いするのが基本的な選挙のやり方でございましたけれども、昭和62年から公営掲示板が導入され、今は選挙経費も非常に軽減になったのではないかというふうに思います。 昭和54年といいますと、私が当選しまして初めて、そして最初に代表質問をさせていただいたのですが、先輩議員に、代表質問をするのにどういった質問がいいのか、一体どのような内容がいいのかということをお尋ねいたしますと、返ってきた答えは、渇水対策と連立と阪急の高架化事業、それを言っておいたらそれで十分だということで、議員になって間なしでございましたので、内容的にはよくわかりませんでしたけれども、必死に勉強させていただいて、そして初めての代表質問を終わることができました。 ですから、昭和54年といいますと、一庫ダムの計画、また渋滞対策としての阪神高速の延伸問題、また駅前の連立、阪急の高架化、そういったことの計画が行われたのは昭和54年でございます。今はそれらが全て完成いたしておりますけれども、そういった中で、やはり多くの問題もございました。また、大きな事業の計画としては、新町地区、また、阪急の車庫跡地を含んだ駅前西再開発というものもございました。そういった計画もございましたけれども、実現はしておりませんけれども、そういった我々議員にとって非常にすばらしい計画がめじろ押しでございました。 そういった中、ことしは市制施行75周年で、小南市長が掲げられておりますいろいろな諸課題、ガーデンシティ池田も含めて、これからもすばらしい池田を目指して、私も一議員として頑張ってまいりたいと思います。 永年勤続35年議員は5人目だそうでございますけれども、これを一つの糧として、また、議員各位は健康管理が非常に大切でございまして、先ほど木下前議長からもお話がありましたように、やはり議員は健康第一で活動し、そして市民のために頑張っていくことが議員の基本的な姿勢だと思います。私も元気に頑張ってまいりますので、今後とも理事者の皆様のご指導、ご鞭撻、そして各議員のご協力をいただきながら議会運営に邁進してまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 また、渡邉議員も15年永年勤続表彰を受けられました。心からお祝いを申し上げながら、お礼のごあいさつとさせていただきます。今後ともよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。   (拍手起こる) ○細井馨議長 以上で、永年勤続議員に対する表彰状の伝達を終わります。 では、これより議事に入ります。 まず、日程第1、報告第6号、処分報告、専決第4号、平成26年度池田市国民健康保険特別会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。福祉部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報告第6号 処分報告について 地方自治法第179条第1項の規定により、下記の事項について次のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求める。          記  平成26年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)  平成26年6月6日 提出       池田市長 小南修身理由  平成25年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算見込において、歳入が歳出より669,600千円不足するので、平成26年度歳入から繰上充用したことにより、平成26年度予算を補正する必要が生じたので専決処分したものである。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎福祉部長(石田勝重) ただいま上程になりました報告第6号、処分報告、専決第4号、平成26年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。 議案及び説明並びに参考資料の1ページをお開きいただきたいと思います。 今回の補正は、平成25年度の決算見込みにおきまして、歳入が歳出より6億6,960万円不足いたしますので、不足額を平成26年度予算から繰上充用したことに伴い、専決処分したものでございます。 それでは、事項別にご説明申し上げます。 まず、歳出でございますが、10ページをお開きいただきたいと思います。 歳出につきましては、目1繰上充用金に6億6,960万円を追加するものでございます。 次に、歳入でございますが、8ページをお開きいただきたいと思います。 歳入につきましては、目5雑入に歳出と同額の6億6,960万円を追加するものでございます。 説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○細井馨議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 報告第6号、処分報告、専決第4号、平成26年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてお尋ねいたします。 本補正予算は、平成25年度の決算見込みで赤字相当分の6億6,960万円を繰上充用したため、歳入歳出予算の総額にそれぞれその同額を追加し、総額を119億8,153万2千円とする内容であります。 幾つか質問させていただきたいと思います。 まず、1点目、前年度決算の繰上充用を見ますと5億7,296万2千円ということでありました。おおむね9,663万円前後の単年度赤字と言えるかと思いますが、この赤字の大きな原因はどこにあると考えておられるのか、お尋ねいたします。 関連して、歳出の中心は保険給付費であり、年々増加傾向にありますけれども、平成25年度の保険給付費の決算見込みと増加率について、できればここ数年の推移もあわせてお伺いいたします。 3点目は、国保の加入者数は高齢化による後期高齢者医療への移行で年々減少しておりますけれども、加入者が減っているのに医療給付費がふえている現状があります。なぜそのようなことになるのか、その要因はどこにあると考えておられるのか、お尋ねいたします。 4点目は、厚生労働省の社会保障審議会医療保険部会が4月からスタートして、市町村国保の都道府県化が最大の焦点になると言われておりますけれども、現状ではどのような話し合いがなされているのか、情報がわかれば、あわせてお聞かせいただきたいと思います。とりあえず、以上、お願いいたします。 ○細井馨議長 福祉部長。
    ◎福祉部長(石田勝重) それでは、藤原議員さんのご質問に順次お答えしていきたいと思います。 まず、1点目の単年度収支が赤字になった要因ということでございます。 歳出と歳入の面から見ました場合に、歳出の大きなウエートを占めます保険給付費につきまして、予算に対する給付率が前年度よりも1%程度高くなりまして97.4%の執行になり、金額にいたしまして3億3千万円程度が上昇しているという状況がございます。 一方、歳入につきましては、被保険者数が287人減少いたしまして2万6,355人となりました関係もございまして、8千万円程度の保険料の減収になってございます。 そういったことが重なりまして、単年度収支が悪化したというふうに考えているところでございます。 次に、保険給付費の件でございます。 保険給付費は、今申し上げましたとおり執行率が上がりまして、金額は75億8千万円というふうな形になってございますが、これは前年度に比べましたら約4.6%上昇したということでございまして、歴年でいいましたら大体1%から2%程度の上昇が続いておったのですが、平成25年度決算見込みの中では3億3千万円増の75億8千万円ということで、先の3月議会において補正させていただいたものがそのままふえているというふうなことだろうと考えております。 次に、1人当たりの医療費の増加の関係でございますが、1人当たりの医療費につきましては、見込みの段階ですが、約1万5千円程度上がってきているというふうに考えております。 上がります原因でございますが、なかなか難しゅうございまして、見込みの段階ということもありますし、あるいは他の保険と比較するようなツールといいますか、データを市町村国保のほうでは持ち得ておりませんので、特に池田市の中でどうかということはわかりにくいのですが、厚生労働省が例えば国保新聞なんかを通じて出している資料などによりましたら、協会けんぽとか健保組合などと市町村国保を比較しましたら、入院の費用が高いのではないかとか、あるいは精神疾患に係るような経費が高いのではないか、そういうふうなウエートがあるというふうなことが新聞紙上に出ているということで、私どもは、そういう傾向があるのかというふうな形を認識しているところでございます。 次に、国保の広域化の現状でございまして、社会保障改革プログラム法案が昨年12月に可決されましたが、まだなかなか見えてきておりませんで、私どもも議員がご承知の程度といいますか、新聞で知っている程度という意味合いでございます。 5月の段階では、例えば、与党自民党の委員会の中で、一つの方針、議論として、例えば都道府県と市町村の役割の問題であったり、保険料の賦課の問題であったり、保険料をどうしていくのかという、そういったことが議論になるでしょうというような話がございますし、厚生労働省の中で、今申し上げた部分がこれから具体的な議論となっていくのでしょうねと、そういったコメントを聞き及んでいるというふうなレベルでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 ありがとうございます。 加入者人口がどんどん減っていく中で、一人一人の医療費がふえているというご答弁だったかと思います。部長が今おっしゃいましたように、厚生労働省の平成24年度の医療給付実態調査によりますと、市町村国保の1人当たりの医療費は、協会けんぽだとか健保組合だとか共済組合と比べて、特に30歳から64歳の間で、つまり働き盛りの年代で、非常に国保が高いというふうに結果が出ているわけですね。 それで、今おっしゃいましたように、市町村国保は精神や行動の障がいとか精神系の疾患が多いというふうに言われておりますけれども、恐らくそういった病気で会社なんかをやめられて、その方が国保に来られるということなのかなと思います。国保がその受け皿になっているという現状があるのかと思いますけれども、最近、新聞紙上を見ますと、厚生労働省がこれに対して公費の追加投入を考えているというような記事を見たわけですけれども、できるだけ早く実現してほしいというふうに思っているのですが、この内容について、今の厚生労働省の検討状況、こういった内容がもしわかればお聞かせいただきたいと思います。 それから、もう一点は、国保共同電算システムのふぐあいで高額療養費の計算誤りがあったと国保新聞に書いてあったのですけれども、37都道府県で8,927件もの過少支給や過大支給があったというふうに書いてありました。大阪府でも22の保険者で、73件の過少払い、748件の過大払いがあったというふうに報道されていたわけですけれども、本市の加入者でそのような事態があったのかどうか。この点についてお聞かせいただきたいと思います。以上です。 ○細井馨議長 福祉部長。 ◎福祉部長(石田勝重) 藤原議員さんのご質問に順次お答えしていきたいと思います。 まず、医療費のいわゆる傾向について、厚生労働省のほうで分析したものということでご答弁させていただいたところでございますけれども、それに関しまして、厚生労働省のほうでは、これは予算の話になりますので、国のほうでお決めになるかと思うのですが、夏ごろの厚生労働省の予算要求であったり、あるいは年末の折衝になってくるのでしょうけれども、国保に対して、そういうふうな、入院費であったり、その他の経費に偏りがあるというものを改善するような補助なんかも考えていきたいというようなことがコメントには出ておりましたが、そういったことにしっかりと注目していきたいと考えておるところでございます。 それと、これも新聞に出ておりました国保連の中央会に委託している部分のコンピューターでのふぐあいというようなことでございますが、本市では国保連の中央会に委託をいたしておりませんので、幸いにも影響がなかったということでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 安黒善雄議員。 ◆安黒善雄議員 報告第6号、処分報告について、専決第4号、平成26年度池田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について質問いたします。 このたびの補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6億6,960万円を追加し、総額を119億8,153万2千円とするものであります。これは、平成25年度会計において6億6,960万円の赤字が見込まれるために、平成26年度予算からの繰上充用を5月30日付で専決処分したことの報告でございます。 そこで、質問を2点ほどしたいと思いますが、1つ目は、繰上充用したということで、今回、単年度収支は赤字で、先ほど理由をお聞きしました。平成14年度から赤字に転じて平成21年度まで8年間の連続の赤字、そして、やっと平成22年度、平成23年度に黒字に転換、そして、その後2年間は赤字で推移しているという現状において、黒字になった時期、平成22年度と平成23年度に黒字に転換した時期がございますが、保険給付費の執行率に大きな変化があったから黒字に転換した時期がございましたということのご答弁をいただいたことがございます。保険給付費の執行率が大きく変化すると黒字に転換するということがあるということで、保険給付費の執行率がどのように変化すれば減らすことができるかという、そのご努力をお聞きしたいなと思いますので、その点をお聞きしたいと思います。 2点目は、国保が抱えている構造的な問題がございまして、当初、自営業のための保険だということも言われておりましたが、本市の場合、国保の加入者は現状として減少しているという先ほどのご答弁がございました。この実際の数を把握するのは非常に難しいと思います。後期高齢に移行されるとか、本市から転出、転入、もしくは社会保険からの離脱などがございます。 ただ、ご答弁の中で、以前、7割が社会保険からの移行だとお聞きしましたけれども、実際、本市における年齢別の構成を考えた上で、定年される方の人口構成から見て、7割が減少数だと大体で把握すれば、今後の推移は大方予想でき得るのではないかなということを考えるのですけれども、その辺の見解を伺いたいと思います。お願いします。 ○細井馨議長 福祉部長。 ◎福祉部長(石田勝重) 安黒議員さんのご質問に順次お答えしていきたいと思います。 まず、単年度収支に関しましては、一時的に平成22年度と平成23年度は単年度収支が黒字になったということでございます。流れ的には、実質収支は赤字が波を打ちながらふえてきているという流れがあろうかと思います。 執行率に関しましては、藤原議員さんにお答えいたしましたとおり、平成25年度見込みは97.4%、平成24年度につきましては1ポイント低い96.4%でございました。平成22年度と平成23年度につきましては、94%台の動きであったように思っております。 したがいまして、平成25年度と平成22・23年度を比較しましたら、3%分程度の執行率に差が出てくると。3%分といいましたら、今、保険給付費は75億8千万円程度の執行になりますので、2億円程度の差が生じてきますので、単年度収支に影響が出てくる要因の一つだと思っておるところでございます。 次に、国保の加入者の減少のことでございます。 これも先ほど申し上げました部分とちょっと重なりますが、国保の加入者が減少してきているということで今お話をさせていただきましたが、歴年を見ていきましたら、大体200人から300人程度が減少してきているというふうな傾向がございます。池田市の人口は10万3千人から10万4千人くらいで固定化といいますか、動きが余りございません中で、75歳以上の人口がふえてきているということを見ましたら、75歳よりも下の人口は減ってきているということでございます。200人から300人の減少ということが、率にしましたら1%前後くらい減少傾向が続くのではないかなと考えているところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 安黒善雄議員。 ◆安黒善雄議員 ご答弁ありがとうございました。 先ほどの単年度で黒字になった平成22年度や平成23年度がございましたけれども、今回は保険給付費の執行率が前年度に比べて4.6%ほど上がった、だから今回は単年度で赤字になっておるというようなこともおっしゃっておりました。これは、うがった考えですけれども、単年度だけで見るのだったら、黒字にするために、保険給付費の執行率が年によって波打っているから、ある程度、予測のもとに執行率をずらすということができないのかどうか。その辺もちょっとお聞きしたいと思います。 それと、保険給付費の執行率に三、四%の大きな率で金額が出てくるのですけれども、先ほどのご質問で国保の広域化の問題が出ておりまして、人口10万人の本市においても、なかなか国保会計が好転してこない。これは他市も同様なのですけれども、高齢化時代に向かって、国保の加入者の減少と、その反面、医療給付費が比例して減少すれば、それは体質が変わるかもしれませんけれども、ただ、これは本市以外でも大変ご苦労されている市町村もございます。 そこで、国保会計なのですけれども、社会保障制度改革の中で、広域化について、今現在でわかっていることでいいのですけれども、エンドが決まっていると思うのです。いつが最終的に広域化になるというエンドが決まっている中で、その工程はある程度見通しが立っているものかどうかということをお聞きしたいと思います。お願いいたします。 ○細井馨議長 福祉部長。 ◎福祉部長(石田勝重) 再度の安黒議員さんのご質問にお答えしていきたいと思います。 まず、保険給付費につきましては、積算しますのに計算の根拠がございます。伸び率でありますとか、保険者の減少の問題とか、いろいろな要素を勘案し、5年間の伸び率を考えたりしながら保険給付費を積算していきますので、ちょっと別の世界かなと思っております。 ただ、保険給付費を適正に執行させてもらうに当たりましては、従前より行っております、ジェネリック医薬品を使っていただくように推奨したり、あるいは医療費の過誤がすぐに発見できるようなレセプト点検をするなりという形で、そういう意味での保険給付費の適正化には今後も努めていきたいと考えておるところでございます。 次に、広域化のいわゆる工程のことでございますが、これも、昨年12月にプログラム法案ができたところでありまして、平成29年度をめどに市町村から都道府県へ保険者の移行をという形で示されておるところでございますが、何せまだ半年しかたっておりませんで、議論となります論点がいろいろな形でぽろぽろと出始めたというところでございますので、これからがいろいろと、先にまだ山場を迎えるのかなということで、工程表については私どものほうではまだ承知していない状況でございます。以上でございます。 ○細井馨議長 質疑を終わります。 本件に関し、これを承認するに異議ありませんか。   (異議なしの声あり) 異議ないものと認めます。 よって、報告第6号、処分報告については、これを承認するに決しました。 次に、日程第2、報告第7号、平成25年度池田市公共下水道事業会計予算繰越計算書についてを議題に供します。 理事者の説明を求めます。上下水道部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報告第7号 平成25年度池田市公共下水道事業会計予算繰越計算書について  平成25年度池田市公共下水道事業会計予算を翌年度へ次のとおり繰越したので、地方公営企業法第26条第3項の規定により報告する。  平成26年6月6日 提出       池田市長 小南修身~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎上下水道部長(福井誠) ただいま上程になりました報告第7号、平成25年度池田市公共下水道事業会計予算繰越計算書についてご説明申し上げます。 議案及び説明並びに参考資料の16ページから18ページをご参照願います。 今回の予算繰越計算書は、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越及び第2項の規定による事故繰越を行ったことについて、第3項の規定により、議会にご報告させていただくものでございます。 繰越案件につきましては、平成25年度の経済対策に伴う国の補正予算により増額された交付金を活用するため、平成26年度に予定していました事業の一部を前倒しし、3月に補正予算を計上したところでございます。しかし、年度末までの工期が厳しい時期の補正であり、翌年度へ繰り越すものでございます。 17ページ、建設改良費の繰越についてご説明申し上げます。 款1資本的支出、項1建設改良費、事業名、管渠布設工事のうち、室町地区雨水整備工事外2件の雨水整備工事及び伏尾地区汚水整備工事が、年度内執行が困難となりましたので、平成26年度に繰り越しております。予算計上額3億3,225万円、年度内の支払義務発生額1億9,109万1,300円、翌年度繰越額1億1,460万円、不用額2,655万8,700円となるものでございます。 次に、処理場施設設備更新工事のうち、汚泥処理施設設備更新工事が、年度内執行が困難となりましたので、平成26年度に繰り越しております。予算計上額13億2,968万7千円、年度内の支払義務発生額7億5,968万6,100円、翌年度繰越額5億7千万円、不用額900円となるものでございます。 続きまして、18ページ、事故繰越についてご説明申し上げます。 款1下水道事業費用、項1営業費用、事業名、処理場施設維持工事のうち、最初沈澱池設備工事が、年度内執行が困難となりましたので、平成26年度に繰り越しております。予算計上額4,400万円、年度内の支払義務発生額882万円、翌年度繰越額3,402万円、不用額116万円となるものでございます。 報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○細井馨議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。山元建議員。 ◆山元建議員 報告第7号、平成25年度池田市公共下水道事業会計予算繰越計算書について質問いたします。 今の説明によりますと、国の財政措置ということと、それから、年度内に工事が終わらなかったというような事情があったとかというふうに私は聞いたわけでありますけれども、まず、公共下水道事業会計の予算繰越ということが、ここ数年、平成22年度以降の6月議会の議案書等を見ますと、去年の6月議会、ですから平成24年度の予算に係る部分と、それから今回というふうに、この2年間に限って出ておるということであります。昨年の議事録を見ましても、工事が少し年度内に終わらないということであります。 国の予算措置に伴うものは、それは仕方がないかなと思うのですけれども、今までなかった年度内に工事が終わらないということが2年続けて出ているということは、少々気になるところであります。 突発的な工事でありますとか、あるいは単発の事業でありますとか、そういうことでありましたら、これまでの経験もないというようなこともありましょうから、次の年度にということもあろうかと思いますけれども、計画的に進められております管渠布設工事などでありましたら、単年度で予定どおりに終わるというふうに単純に考えるわけでありますけれども、伏尾地区が終わらなかったということの説明もありました。その事情ですが、昨年度もそういうことがあったということも踏まえて、年度をまたいだという理由をもう少し、まず答えていただきたいというふうに思います。とりあえず、以上、よろしく。 ○細井馨議長 上下水道部長。 ◎上下水道部長(福井誠) 山元議員さんのご質問にお答えをいたします。 繰り越しが2年続いておるということでございますが、昨年度の繰り越しにつきましては、室町地区の地先雨水整備工事の一部が年度内に竣工しなかったために行ったものでございます。 昨年度の工事でございますけれども、工事がおくれました理由は、ガス管、水道管、電話線などがふくそうして埋設されている幅員が大変狭い道路に雨水管を布設するという工事でございました。これらの地下埋設物の管理者と移設の協議を行った結果、その範囲が予定よりも増加して、工事に時間を要したためでございます。 一方、今年度の繰り越しでございますけれども、説明をいたしましたように、平成25年度の経済対策に伴う国の補正予算により増額された交付金を活用するためのものでございまして、平成26年度に予定をいたしておりました事業の一部を前倒しいたしまして、3月に補正予算を計上したところでございます。 しかしながら、年度末までの工期が大変厳しい時期の補正でありましたので、関係機関との協議にも時間を要したということもありまして、翌年度へ繰り越したものでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 山元建議員。 ◆山元建議員 そうしたら、ちょっと私の認識のずれがあったのかもしれないです。全て国の財政措置に伴う会計予算繰越ということというふうに理解してよろしいのかということをお伺いいたします。 ○細井馨議長 上下水道部長。 ◎上下水道部長(福井誠) 山元議員さんの再度のご質問にお答えをいたします。 今回繰り越しをさせていただきました工事につきましては、先ほども申し上げましたように国の大型補正によるものでございまして、平成26年度に予定しておりましたものの一部を前倒ししたということでございますので、全てそうでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 山口勝平議員。 ◆山口勝平議員 報告第7号、平成25年度池田市公共下水道事業会計予算繰越計算書について幾つか伺います。 平成25年度池田市公共下水道事業会計予算を地方公営企業法第26条第3項の規定により繰り越したというものでありまして、幾つか伺います。 まず、議案書の17ページにあります建設改良費の繰越でございますけれども、款1資本的支出、項1建設改良費の管渠布設工事は企業債と補助金の2つに分けられていまして、処理場施設設備更新工事は企業債と補助金と基金の3つに分けられていまして、この分けた理由は何でしょうか。それから、比率に何か決まりがありますでしょうか。それと、企業債と基金のそれぞれの残額は幾らになりますでしょうか。 それから、18ページの事故繰越で、款1下水道事業費用、項1営業費用の処理場施設維持工事の財源内訳とした内部留保資金、これも残額は幾らになりますでしょうか。それから、そもそもこの「事故」とは一体、具体的に何に当たりますでしょうか。以上、お願いいたします。 ○細井馨議長 上下水道部長。 ◎上下水道部長(福井誠) 山口議員さんのご質問に順次お答えをいたします。 財源内訳でございますけれども、財源につきましては、これは国の交付金事業でございますので、交付金を充てさせていただいております。 それと、処理場施設設備更新工事でございますけれども、これにつきましては、基金を有しており、その基金の目的につきましては、処理場のこういった整備に使うということでございますので、基金を充てさせていただきました。その残りにつきまして、企業債を充当しているというところでございます。 それと、企業債の平成25年度末残高でございますけれども、約80億円でございます。 それと、内部留保資金の平成25年度末の残額でございますけれども、約4億2千万円でございます。 それと、事故繰越の「事故」ということでございますけれども、事故という表現になっておりますけれども、先ほど来より申し上げておりますように、国の補正予算が確定しましたのが2月末ということで、大変遅い時期の状況でございましたので、そういった短い期間ということを事故というふうに考えております。以上でございます。 ○細井馨議長 山口勝平議員。 ◆山口勝平議員 ありがとうございました。 それで、各項の説明に「関係機関との協議に時間を要した」というふうに書いてありまして、先ほどの答弁を伺いますと、ガス管だとか電話線の管だとか地下埋設物がいろいろ複雑に絡んでいたためというふうにおっしゃったのですけれども、これはほかの地域でも結構ある話だと思うのですけれども、この地域特有の問題なのか、今回だけのことなのか、これをお伺いいたします。 ○細井馨議長 上下水道部長。 ◎上下水道部長(福井誠) 山口議員さんの再度のご質問にお答えをいたします。 地下埋設物ということでございますので、普通はガス、電気、水道、電話と、大体地下に埋設されているものが多いと思いますので、どこの地域でも同じような状況かというふうに思います。以上でございます。 ○細井馨議長 質疑を終わります。 これをもって報告第7号を終わります。 次に、日程第3、報告第8号、平成25年度池田市一般会計繰越明許費繰越計算書についてを議題に供します。 理事者の説明を求めます。総務部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報告第8号 平成25年度池田市一般会計繰越明許費繰越計算書について  平成25年度池田市一般会計繰越明許費を翌年度へ次のとおり繰越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により報告する。  平成26年6月6日 提出       池田市長 小南修身~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(木田公彦) ただいま上程になりました報告第8号、平成25年度池田市一般会計繰越明許費繰越計算書についてご説明を申し上げます。 議案及び説明並びに参考資料の19ページから22ページでございます。 まず、20ページ、21ページの計算書をご参照願いたいと思います。 今回の繰越明許費繰越計算書は、先の3月議会及び5月議会におきまして繰越明許費補正でご承認をいただきました9事業につきましてご報告をさせていただくものでございます。 事業の内容につきましては、国の好循環実現のための経済対策に伴う補正予算で計上された補助金や交付金を活用するものが多く、小・中学校の耐震補強事業、空調機器整備事業や消防救急デジタル無線整備事業、道路・橋梁・開設公園の再整備事業などが主なものでございます。 全ての事業につきまして、ご承認をいただきました繰越明許費補正額の全額を平成26年度に繰り越しております。 繰越額の総額でございますが、22ページの表の一番下の行の右から2つ目の欄に記載しております18億5,774万7千円でございます。 報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○細井馨議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。安黒善雄議員。 ◆安黒善雄議員 報告第8号、平成25年度池田市一般会計繰越明許費繰越計算書について質問いたします。 今回の繰越明許費に関して、事業内容は、国の好循環実現のための経済対策に伴う補正予算で計上された補助金や交付金を活用して、小・中学校の耐震補強事業や道路・開設公園の再整備事業などが主なもので、3月議会で事業予算として承認いたしました。 確認を含めて、質問させていただきます。 1番目ですけれども、土木費の道路橋りょう費ですけれども、道路再整備事業の内容をもうちょっと具体的に説明を求めます。 2番目、市史編さんの費用として409万5千円が繰り越されておりますが、具体的にあとどのような編さん事業が残っているのか、ご説明をお願いします。 3番目、教育費ですけれども、今回、空調機器整備と耐震補強がございますが、まず、小学校の空調機器整備を今回の繰越事業でし終えた場合、小学校は全て網羅できるのでしょうか。逆に、あと何%の空調機器整備ができていないのか、具体的に残るところがあるのかどうかを伺います。 そして、耐震補強工事なのですが、これも同様で、小・中学校で繰越事業をし終えた場合、最終的に何%になるのか。また、残っているところはどこの学校なのか、ご説明をお願いします。そして、残っているところなのですけれども、今後は本市の単費でするのかどうかということを伺います。 そして、消防費ですけれども、デジタル無線整備事業なのですけれども、今回2億6千万円で、金額市債発行ということでございますが、豊中市との分担ということでの金額でございました。このデジタル無線整備の費用ですけれども、設備のメンテやら修理、こういったものがこの中に含まれているのかどうか。年間どれくらいの設備メンテを考えておられるのか。その辺をお聞きしたいと思います。お願いします。 ○細井馨議長 都市建設部長。 ◎都市建設部長(清水敏) 安黒議員のご質問にお答えいたします。 道路整備事業費の件でございますが、繰越額4,800万円につきまして、内容は、今後、道路の舗装をしていくための道路の舗装面の調査で1,100万円を計上しております。そのほか、道路の附属物、街路灯、標識、カーブミラー等の附属物、あるいは地下道の点検費用として、合わせて総額4,800万円を計上しているところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 管理部長。 ◎管理部長(藤田雅也) 安黒議員さんのご質問に順次お答えしてまいりたいと思います。 まず、空調の整備率ということでございますが、教室数もありますので、率では出しておりませんので、整備ができていない箇所を申し上げたいと思います。 そもそも空調整備につきましては、耐震化と同時に進めておりますので、残っておりますのが、細河、秦野、石橋、伏尾台、そして緑丘ということでございます。これは耐震工事とともに整備してまいりたいと考えております。 それと、耐震の残でございますけれども、耐震化率は、平成26年度で75.8%を目指しており、平成27年度末をもちまして100%を目指してまいりたいと考えております。 単費で耐震化を整備してまいるのかということでございますけれども、そもそも耐震につきましては、もともと補助がございます。文部科学省は、平成27年度末までに整備を鋭意進めますために、若干補助率のかさ上げを行っております。それが平成27年度末で切れるということでございますので、その年限内に整備を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○細井馨議長 教育部長。 ◎教育部長(阪本庸広) 安黒議員さんの市史編纂事業についてのご質問でございますけれども、近代史の史料編の刊行に引き続きまして、現代史の史料編の刊行を目指しているところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 消防長。 ◎消防長(梶田忠彦) 安黒議員さんのご質問にご答弁を申し上げたいと思います。 デジタル無線の保守費用でございますけれども、まず、平成27年につきましては、1年間は保証期間ということでございまして、費用については発生しないものと考えているところでございます。 なお、保守点検費用につきましては、平成28年度から必要になるものと考えているところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 安黒善雄議員。 ◆安黒善雄議員 どうもありがとうございました。 耐震補強事業ですけれども、関連質問しますけれども、先日、耐震補強工事で入札が不調でしたという連絡を受けました。それが5月21日付で、北豊島小学校本館・東館耐震補強工事、これが制限付一般競争は入札不調になりましたということなのですけれども、具体的にどうして不調になったのか。そして、この影響によって年度計画としておくれが生じてこないのかどうか、府からの補助金に影響はないのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。 ○細井馨議長 総務部長。 ◎総務部長(木田公彦) 安黒議員さんの契約案件のご質問でございます。 以前、議員通知もさせていただいておりますけれども、まず、5月19日に一般競争入札をさせていただきましたが、結果的に2社の応募の中で、金額的な折り合いがつかず、入札が不調に終わりました。そして、昨日でございますが、指名競争入札を実施させていただきましたが、やはり金額的なものが合わなく、不調に終わっております。 今後につきましては、設計内容あるいは発注方法につきましても再度検討させていただき、できるだけ早く実施できるように進めていきたいと思っております。以上でございます。 ○細井馨議長 安黒善雄議員。 ◆安黒善雄議員 ありがとうございました。 最後ですけれども、ちょっと要望させていただきます。 道路再整備事業ですけれども、以前、木下前議長が委員会でちょっとおっしゃっておりました。そのときに、宇保・満寿美・呉服町の道路整備、何とかならないのかということでおっしゃっておりました。先日も雨の中でバイクが滑って転倒したという市民の声が聞こえてきまして、これはぜひ整備に関してチェックをお願いしたいと思います。要望して終わります。以上です。 ○細井馨議長 山元建議員。 ◆山元建議員 平成25年度池田市一般会計繰越明許費繰越計算書について伺います。 まず、道路橋りょう費の橋りょう長寿命化事業についてであります。 これは3月議会でも何点か質問して、答弁いただいたわけであります。この繰越明許費9,536万円のうち、4,536万円は平成25年度で工事しています新吉田橋と長尾橋について、残りの5千万円につきましては吉田橋と千代橋の補修工事その他というふうに伺ったところであります。 そのうち、吉田橋と千代橋の工事その他につきましては、好循環実現のための経済対策の対象になっているというふうになっております。新吉田橋と長尾橋が好循環実現のための経済対策の対象にならなかった理由、もう既に始まっていたからとか、いろいろ理由があるかと思うのですけれども、その辺をもう一度説明願いたい。 それから、新吉田橋と長尾橋の場合は発注が遅かったというふうに答弁があったのですけれども、平成25年度中に始まった工事で平成26年度にも連続するということでありますと、これは繰越明許という扱いではなくて債務負担行為という、年度がまたがるということですから、そういう扱いにはならなかったのかどうかということ。これは、みずからの学習の意味も込めまして、ご答弁願いたいというふうに思うところであります。 それから、20ページを見ますと、橋りょう長寿命化事業の中に市債が2,620万円、それから開設公園再整備事業ということで市債が1,500万円ということであります。ともに国・府支出金が出ておるところで市債が出ておりますが、それがないところもありまして、その差が一体どこからくるのかということもちょっとご説明願いたいというふうに思います。 それから、市史の件でございますが、教育費、教育総務費の市史編纂事業につきましては409万5千円ということであります。これは、今、近代編の史料編というところが進んでおるというところでございますけれども、現在の進捗状況をもう少し詳しく述べていただきたいということであります。 それから、小学校と中学校の耐震補強事業についてでありますけれども、先ほどの質疑の中でもありましたけれども、北豊島小学校の入札が2度にわたって不調に終わったということであります。これはちょっと気になるところであります。やはり今年度中に終われるのかどうかというところになってくると思うのです。どうしても夏休みを利用して工事するということが最も、子どもたちの学習環境あるいは安全面から見てもベストであるということからいいますと、非常に気になるところでありますので、この辺のタイムスケジュールをもう少し詳細に述べてほしいということであります。 それから、金額的な折り合いがつかずに2回とも不調になったということであります。内容を検討ということでありますが、考えられますのは、発注側、池田市側の金額が、やはり単価が高過ぎたというような問題であるのかどうか。あるいは、逆に、業者側はたくさん仕事があるからなのか。そういうところを検討しながら次にやらなければ、また同じことを繰り返すということになることを大変危惧するものでありますので、その辺をもう少し詳細に述べていただきたい。 それから、耐震補強工事でいいますと、北豊島小学校だけではないですね。秦野、緑丘、神田ですか、そちらのほうも同じ条件で入札を行ったのかどうか。それで、そちらはうまいこといったのですか。この辺も含めまして、ご答弁願いたいというふうに思います。とりあえず、そこまでよろしくお願いします。 ○細井馨議長 小南市長。 ◎市長(小南修身) 山元議員さんの耐震補強工事の発注についてですが、これについては、単価が高いと今おっしゃったけれども、これは単価が安いの間違いだと思うのですが、そういう話ではないのです。全国的な流れの中で、要するに工事業者、そして人夫、全てが今関東から東北へ行っている。これは、3年前の東日本大震災の復興・復旧、この事業に係るもの、そして今度の2020年のオリンピックに向けての東京での需要という形で、関西圏における業者がほとんど向こうを向いてしまっているということなのです。 基本的に、先ほども申し上げましたように、一般競争入札をかけても業者が集まらなかった。市内の業者、それができるであろう業者に、点数をかさ上げして、そして該当する市内の業者2社しか応募がなかったわけです。指名ではございませんから、一般ですから、それに応募がなかった。この2社でやりましたけれども、もう全然話にならない。そして、今回は指名をして、市内の業者、そして市外のBクラス、Cクラスの業者を指名した。だけど、入札の辞退という形で、こういう状況が今現在あるということを議員さんのほうには認識していただきたい。 したがいまして、平成27年までに耐震工事を終える、この計画はそのとおり、予算的にもそういう形でやっていこうということなのですけれども、ただし、応札する業者が果たしているのかどうかという問題がこれから生じるわけです。 では、それに対して、市の積算が安いから高い金額に上げましょう、これはできません。単価というものは決まっているわけです。また、補助単価もあります。そうすると、その補助単価以外の市が負担する単価にわざわざ上げて設計を組まなければいけない。これは、またいろいろな形で単価的に無理な上乗せをしたのではないかなというふうな形が、ほかのところから声が発生する。 したがって、今、池田市が抱えている最大の問題は、先ほどおっしゃいましたが、耐震工事に伴っての空調整備の問題、こういう事業をいかに業者が適正な価格で受けていただけるのかどうかというところに問題が生じますし、これは池田市だけの問題ではございません。 もう一つだけ申し上げます。東北地方の復興が、当時の民主党内閣、そして今の安倍内閣のもとで遅々として進行していない、このように新聞は書いております。これは進行していないのではないのです。予算はつけているのです。けれど、東北の震災復興の工事でさえ、応札する業者が、もっと金が高くなかったら自分のところでは受けませんよという状況で、進行していない。こういう事実がマスコミの報道では発表されていないこと自身も問題である。 このようなことも含めて、これから池田市で平成27年度末に耐震化100%を目指すについては、業者の協力がなければできない、このように思っておるところです。 ○細井馨議長 総務部長。 ◎総務部長(木田公彦) 山元議員さんのご質問に順次お答えをさせていただきます。 まず、新吉田橋と長尾橋でございます。 この分につきましては、平成25年度の当初予算に計上させていただきまして、実際、梅雨時期、台風時期が終わりまして、工事を施工させていただいたのですが、結果的に年度内に終わらなかった。一方、先ほど言われた補正予算というものは、年を越してことしの初め、国が消費税の引き上げに伴います景気対策として実施された分ですので、ちょっと補助の時期が違いますので、内容的なものが違ってくるということでございます。 それと、債務負担行為でございます。 これは、あくまで将来にわたる債務を負う契約をする場合に議決をとるというような形になってまいりまして、予算金額と直接かかわるものではございません。 一方、繰越明許費は、予算化された事業で、その経費の性質や予算成立後の何かの事情によりまして、その年度内に支出ができないという分につきまして、議会の議決を経て、翌年度にその予算を繰り越しますよという分で、予算に対する措置といいますか、議決をいただくものでございます。 次に、市債の有無でございます。 今回でしたら、道路再整備事業、これは市債が当たっておりません。これは、実際の内容としましたら、先ほど都市建設部長から答弁がありましたけれども、路面調査とか、あるいは計画策定的な、実際に道路を工事する分の費用ではございませんので、投資的な位置づけでの市債発行はできないという内容でございます。以上でございます。 ○細井馨議長 教育部長。 ◎教育部長(阪本庸広) 山元議員さんの市史編纂事業の現時点における進捗状況ということでございますけれども、現在、校正作業中でございます。校正作業につきましては4回を予定しておりまして、現在はその3回目の途中というところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 山元建議員。 ◆山元建議員 ありがとうございました。 市史編さんのことでありますけれども、校正作業中であるということですね。普通の冊子でありましたら、最初のゲラができて、それで出して、校正というものは、つけ足しと言ったら失礼ですけれども、時間的にも比較的少ない時間で済むというようなところがあると思いますけれども、市史をつくるということですから、市史は学術的な要素が大変強いし、半永久的に残るものでもありますし、一言一句について厳密性が求められるということで、私も市史編さんに携わったことがありますけれども、校正の時間で3分の1ないしは半分近くをとるというようなこともありますので、いたずらに長くするということはしてはいけないとは思いますけれども、この辺を重々認識していただきまして、柔軟に進めてもらって、くれぐれも拙速にして不十分な冊子ができるということだけは絶対に避けてほしいというふうに思うところであります。 それから、もう一つ、市史の編さんというものは、今の話では恐らく佳境に近づいているというような感じでありますけれども、市史の編さんで終わりではないのですね。市史の編さんに伴って、新たな資料が出てきたりということもあります。こういった資料を保管、活用、公開ということが次には求められるということであります。 具体的に言いますと、恐らく歴史民俗資料館の設備的な拡充、人的な拡充ということが次に求められてくると思いますので、その辺に関しまして、できればこれは教育長の見解を伺いたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。 ○細井馨議長 村田教育長。 ◎教育長(村田陽) 山元議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 市史編纂事業の中から出てきましたいろいろな資料の活用ということになると思いますけれども、本をつくってしまったらそれでおしまいということではないというふうに考えております。市史の文献をそれぞれ見ていますと、非常に難しい状況もありますので、それを易しく市民に伝えていくような作業も必要であるだろうし、また、いろいろな資料が出てきておりますので、そういった資料を広く市民に知らせていくということで、資料館を通じて、あるいはそれ以外の場においてでも、広く市民に広げていくという、共有財産をできるだけたくさんの皆さん方に見ていただく、そういう意味で、今後も計画していきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 質疑を終わります。 これをもって報告第8号を終わります。 次に、日程第4、報告第9号、池田市土地開発公社平成25年度決算及び事業報告の提出についてを議題に供します。 理事者の説明を求めます。総務部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △報告第9号 池田市土地開発公社平成25年度決算及び事業報告の提出について  池田市土地開発公社平成25年度決算及び事業報告は、次のとおりである。  平成26年6月6日 提出       池田市長 小南修身理由  地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、議会に提出するものである。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(木田公彦) ただいま上程になりました報告第9号、池田市土地開発公社平成25年度決算及び事業報告の提出についてご説明を申し上げます。 恐れ入りますが、議案及び説明並びに参考資料の23ページをお開き願います。 池田市土地開発公社の経営状況を説明する書類を作成いたしましたので、議会に提出させていただくものでございます。 まず、事業報告からご説明を申し上げます。恐れ入りますが、30ページをお開き願います。 用地関係につきましては、新規の用地取得はなく、売却等につきましては、石橋2丁目公衆用道路整備事業用地を123万2千円で池田市に売却したほか、公社解散に伴います公社借入金を代位弁済したことにより、公社保有地の6事業用地を池田市に代物弁済しております。31ページにその明細を記載しておりますので、ご参照願います。 経理関連につきましては、決算報告書でご説明を申し上げます。恐れ入りますが、24ページにお戻り願います。 収益的収入及び支出でございますが、収入につきましては、事業収入として土地の売却益や保有地の貸付料収入が313万2,212円、借入金など池田市が代位弁済したことによる特別利益が35億547万7,184円の決算額となっております。 支出につきましては、事務費、支払利息など事業費用が3,708万542円、池田市に代物弁済した公社保有地保有額が6億9,372万5,522円の特別損失となっております。 それぞれの明細につきましては、36ページ、37ページの参考資料をご参照願います。 次に、25ページの資本的収入及び支出でございますが、収入につきましては、石橋2丁目公衆用道路整備事業用地の土地売却代金となっております。 26ページの損益計算書でございますが、当年度純利益は、先ほどの収益的収支における純利益27億7,780万3,332円となっております。 27ページの貸借対照表の負債・資本の部の準備金及び欠損金につきましては、繰越欠損金から当年度純利益を差し引きました472万6,891円の準備金となっております。 28ページには剰余金計算書を、そして29ページには剰余金処理計算書を掲載しております。 この剰余金処理計算書中、剰余金処理額として472万6,891円を公社解散に伴う残余財産といたしまして、池田市土地開発公社定款第28条第2項の規定により、池田市一般会計に納入をしております。 また、32ページから34ページにかけまして、理事会及び清算人会の開催概要、役員及び機構、決算審査意見書を掲載いたしております。 なお、40ページの別表といたしまして、平成25年度の公社保有土地一覧表を掲載しておりますので、ご参照願います。 報告は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○細井馨議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。難波進議員。 ◆難波進議員 報告第9号、池田市土地開発公社平成25年度決算及び事業報告の提出についてお尋ねします。 平成25年3月議会において、池田市土地開発公社の解散が議決され、平成25年度末に公社は所期の役割を終えて解散いたしました。そして、今議会に最後の平成25年度決算及び事業報告が上程されております。 経理については全て清算され、剰余金は市に納入されるという形になっております。そして、公社保有地につきましても市に代物弁済したということでありますが、今後の土地利用についてお尋ねします。 まず、石橋2丁目公衆用道路整備事業用地についてでありますけれども、平成24年度に石橋小、石橋中の通学路として必要であるという市の依頼で先行取得され、平成25年度に123万2千円で市に売却したということであります。この土地は既に舗装されているというふうなことでありますが、市道認定はされているのか、また、通学路として指定されているのか、お尋ねします。 次に、菅原新町線用地は、既に観光案内所が設置され、観光・ふれあい課の所管でされておりますが、街路・道路の区分は外されているのか。都市計画道路との関連についてもお尋ねします。 3点目、石橋商店街駐輪場用地につきまして、公社から市に移管されましたが、引き続き同じ条件で駐輪場として貸し出していくのか。今後、用途変更は考えておられるのか、お尋ねします。 最後に、古江町第1駐車場用地につきましては、現在、大阪府の高齢者生きがいづくり活動支援事業として池田げんき村に無料で貸し出されておるということでありますが、この実施主体はどこになっているのか。また、今回この用地が市に帰属したことを契機に、老人菜園として整備し、他の老人菜園と同様に一般市民への抽せんの中に入れて貸し出しをしてはどうかと考えますが、見解をお尋ねします。以上、よろしくお願いします。 ○細井馨議長 都市建設部長。 ◎都市建設部長(清水敏) 難波議員のご質問にお答えいたします。 まず、石橋2丁目公衆用道路整備事業用地でございますが、これは、現在、舗装して道路として使ってはおりますが、市有道路として皆さんにお使いいただいておりまして、市道認定はしておりません。 それから、菅原新町線用地でございますが、現在、観光案内所が建設されております。一部都市計画道路区域内でございますので、その都市計画道路を整備することになれば撤去する必要があり、それまでの利用であるということでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 総務部長。 ◎総務部長(木田公彦) 難波議員さんのご質問でございます。 石橋商店街駐輪場用地の件でございますが、これは今現在、所期の目的を達成しております。今後は、市が所有し、引き続き貸与を続けていきたいと思いますが、将来、石橋商店街側で買い取り請求といいますか、希望が出てまいりましたら、検討していきたいと考えております。 それと、古江町第1駐車場用地でございますが、確かに平成14年に議員さんがおっしゃるように高齢者の生きがいづくりとして貸し出しをしておりました。ただ、今現在は、もうその貸与はしていない状況でございまして、今後の用途としましては、池田特産の池田みかんの苗床として活用してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○細井馨議長 難波進議員。 ◆難波進議員 ご答弁ありがとうございました。 1つ答弁していただきたい点で、石橋2丁目の道路ですが、これは市道認定はされていないということでありましたけれども、一般市民の通行に供しているということだと思いますが、これは正式に教育委員会または学校で通学路として認定されているのか、この点についてで、通学路認定については、市道でないといけないのか、それとも普通の道路だったら認定するのかということも含めて、お答え願いたいというふうに思います。 それから、古江町第1駐車場用地で、これは今はもう貸し出していないという答弁がございましたが、池田みかんの苗床ということで、これはこれとして活用されているのだなというふうに考えておりますが、老人菜園について、関連して質問しますけれども、現在は抽せんでなかなか当たらないとか、1年間だけですぐに返さなければならないとかというふうな形で、かなり希望が多いので、この点については、やはりこの古江町第1駐車場用地だけでなく、他の市の遊休地とか、また民間の遊休地を借り上げて、老人菜園として活用していただくということについて、見解をお尋ねしておきたいと思います。以上、よろしくお願いします。 ○細井馨議長 小南市長。 ◎市長(小南修身) 難波議員さんの老人菜園の質問、これは老人菜園にこだわる必要はないと思うのですが、市民菜園ですよね。 今、福祉部のほうで老人菜園としていろいろと契約を行っております。基本的には、もう少しこの枠は広げていくべきであろうというふうに考えております。ただ、所有者側と市側との貸借関係の問題、税金の問題ですよね、この辺をどういうふうな形で処理するかということを踏まえて、以前から少しそういう申し入れ等については、大きく広げた中で、受付というのですか、そういうお話を賜りたい、このようなお話は行っているところでございます。 ○細井馨議長 管理部長。 ◎管理部長(藤田雅也) 難波議員さんの石橋2丁目公衆用道路整備事業用地で、当該道路が通学路として設定されているかということでございますが、通学路につきましては、各学校が児童・生徒の安全を確認して通学路を設定しておりまして、その経路が推奨される経路かどうかということは、今手元に資料がございませんので、また後ほどお答えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○細井馨議長 中西昭夫議員。 ◆中西昭夫議員 報告第9号、池田市土地開発公社平成25年度決算及び事業報告の提出につきまして質問をさせていただきます。 本報告は、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、本日6月6日付で市長が議会に提出されたものであります。 報告書によりますと、土地5,464.7㎡は、評価減額5億5,785万円で、土地評価損として2億6,435万9,109円を計上しておるわけでございますが、最終年度でありますこの評価につきまして質問したいと思います。 この土地評価の積算根拠をどのようにして、どのような方法でされておるのか、何社の評価で決定されておるのかということについて、お伺いしておきたいと思います。 第2点目でございますが、本報告書は公社の最終年度の決算であります。これまでの一般会計とのかかわり合いというものは、資金の貸し付け及び解散に基づく平成25年度会計で損失の全額補填という役割を果たしてきました。昨年12月2日に公社の借入金を代位弁済した経緯があるわけでございますが、その結果といたしまして、公社の保有地を池田市に移転させ、さらに、期末に発生した剰余金の受け入れをしたものであると、もう過去形で報告が出てきておるわけです。 質問の第2点目でございますが、平成25年度末で一般会計の保有資産の合計は何㎡になるのか。そして、事務経費を一般会計で見るわけでございますが、どのような影響が出てくるのかということについて質問いたします。 第3点目でございますが、公社は目的を持って土地を収用してきたところであるわけでございますが、一般会計に移行した結果、この使途はもう自由であるのか。かんぬきが外されたような状況で一般会計が見ていくのかということについてお伺いしておきたいと思います。 第4点目の石橋商店街駐輪場用地の件でございますが、これまでどおりということで行政のほうは考えておられると。しかしながら、買い取りの請求があった場合には、石橋商店街にこの物件はお願いするというような答弁があったわけでございますが、その辺について、買い取るというようなことにつきましてお聞きしておきたいと思います。 第5点目でございますが、杉ケ谷関連事業用地として1,238.4㎡の土地所有があるわけでございますが、公園計画として利用、活用ということで展望を持って買い取りされたわけです。しかしながら、一般会計の管理に移るわけでございますが、公園としての活用ということで、今後、地権者が売りますよということになりますと、今までどおり、一般会計で買い取るのかということにつきましても、ちょっと不安な点がございますので、改めましてご答弁をお願いしたいと思います。杉ケ谷の開発を予定されておるところは大変虫食い状態というふうなこともありますので、その辺について心配しておりますので、よろしくお願いします。 次に、第6点目でございますが、剰余金472万6,891円、これが3月28日の清算人会で、決算が承認されました。しかしながら、平成25年度の一般会計の歳入補正の手続はされていないわけですね。ということは、補正予算を組まれていないということですけれども、この処理には誤りがないのかということについてお伺いいたします。 最後に、市長にお伺いするわけでございますが、公社が解散しました。一般会計で、ということは、市がこれを全部受けたわけでございますが、この補正の重要性ということにつきまして、市長はどのようにお考えをされておるのか。それと、公社解散に伴いまして、今後15年間にわたりまして市の単費でこれを返済するという、大変大きな責任、重責を抱えておられますが、この辺につきまして、市長の決意のほどをお伺いしておきたいと思います。以上、ご答弁をよろしくお願いいたします。 ○細井馨議長 小南市長。 ◎市長(小南修身) 中西議員さんから補正の重要性というご質問でございます。 質問の内容が、観点というのですか、それがちょっとわかりませんが、この件に関しましては、三セク債を発行してもよろしいですよという国の見解の中で、年度を区切られていたわけですよね。それで、平成25年度中にだったらそれを発行できますよと。そのような中で、今回、大きな負債を持つ土地開発公社を三セク債の発行でもって解散させていただいた。このような内容でございます。大ざっぱに言いますと、35億円の負債を抱えた土地開発公社は、これで全てけりがついたということでございます。 加えて、ご質問の中の杉ケ谷関連事業用地の問題です。 あの問題につきましては、基本的には五月山緑地の中で、城跡公園は一部分がつながっております。ですから、城跡公園というものは五月山緑地の中の一部分という解釈で結構かと思います。その一部分、首がつながっている部分から、この買収の部分が全て買収できる、最終的にはそれを全て、首ではなくて、もう胴体もそのままつなげていけばいい。このような中での五月山公園の計画があったわけでございます。 しかしながら、現在はくしの歯が抜けたような状況の中で、これはいかんともしがたい、このような状況を今後、ではどういうふうに解決するのかという問題につきましては、現状の五月山緑地の拡大を考えるよりも、やはり現在の状況の中で、あそこにお住まいができる方がいらしたら、そういう方々に対して公募の中での土地の売却も踏まえて検討していかなければいけないのではないかなと、このように思うところでございます。 ○細井馨議長 総務部長。 ◎総務部長(木田公彦) 中西議員さんのご質問にお答えを申し上げます。 まず、土地の評価のご質問ですが、これは、路線価に基づきまして算出させていただきました。 次に、代物弁済の事業用地でございます。 最終的に市に移りますのは5,425.36㎡で、先ほど言いました評価額にしまして4億2,936万6,413円でございます。 今後のこの土地につきましては、それぞれの用途がございますが、大きな維持管理経費がかかってくるものは少ないのかなと、逆に、賃料、石橋商店街駐輪場用地もそうですけれども、賃貸収入が入ってくるものもございますので、大きな経費はかからないと思っております。 次に、石橋商店街の買い取りの件でございます。 基本的に、やはり石橋の中心地にある土地でございますので、確定しているわけではないですけれども、仮にその土地の売却に関しましては、公募で売るとかというよりも、実際にその用途としての活用が実質的に保てるような形で検討してまいりたいと思っております。 次に、剰余金の処理でございます。 基本的には、470万円余りということで、比較的、金額的には大きくなかったということと、もう一つは、やはり事業に伴う特定財源ではなしに、これは一般財源でございますので、今回補正はしないという形で処理をさせていただいたものでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 中西昭夫議員。 ◆中西昭夫議員 再質問させていただきます。 解散に伴いまして、公社の定款第28条第2項の規定によりまして、期末利益剰余金472万6,891円、これを全額市に納入しましたとあるわけです。しかしながら、総務部長の答弁は、金額が少なかったとかいろいろな理由で、これは歳入の補正に上げる必要がなかったというような判断で、今説明を受けたわけです。 しかしながら、この事業というものは非常に大きな事業だったわけです。多額の費用もかけてやって、そして店じまいをしたわけですね。その金額の大小にかかわらず、きちっと歳入の部に入れないといけないのと違うかなと思います。 ということは、32ページの清算人会、これは平成26年3月28日に開催されて、これが承認されたということになりますから、入れようと思ったら入れられるわけですよ。平成25年度の一般会計の歳入の中へ、努力したら入るわけですよ。でも、それをされなかったというのは、私はちょっと無責任な答弁かなと、このように思うわけでございますが、その辺について再度ご答弁をお願いいたします。 次に、清算人のメンバーとして4人挙がっていますね。早川、玉手の両副市長を初め、清水都市建設部長と木田総務部長ですね。この4人で構成されているわけですよ。であるならば余計に、総務部長の責任なのか、どなたの責任かはわからないわけですけれども、これは担当副市長にお聞きしたいと思うわけでございますが、この利益剰余金の処分に関しまして、きちっとした数字も出てきておると、そして、手続もきちっととって、この金額が出てきておるということになりますと、平成25年度の決算を待って、そのときには多分出てくると、決算には出てくると思います。しかしながら、手続をとっておられなかったということについて、私はちょっと無責任だなと、このように思うわけでございますが、これは担当副市長に答弁をお願いしたいと思います。 平成25年度の出納閉鎖を考慮しましたら、これは補正予算を組む必要があったと、このように思うわけでございますが、これは私と総務部長との考えの相違だということで片づけられた場合は非常に困るわけです。だから、その辺について再度答弁を求めるものです。 そして、市長にお伺いするわけでございますが、最終の評価、これは年度では路線価ということで答弁があったわけです。果たしてこれでよかったのかということについてお伺いいたします。 そして、土地開発公社の解散に伴う弁済ですが、国が制度をつくったものであって、全額、今後15年間にわたって市民につけを回したと。これは議会も承認しましたから、それはそれでいいわけですけれども、そのような形になってきておる。それに対しまして、市長として、受け取りましたよと、決裁しましたよと、これは仕方がなかったということはあるわけでございますけれども、市民に対しまして、やはり十分に理解を得た上で借金の返済というものをしていかないといけないわけでございます。その辺について、市長のご答弁をお願いしたいと思います。以上でございます。 ○細井馨議長 小南市長。 ◎市長(小南修身) 再度の中西議員さんのご質問ですが、土地開発公社の土地、これは買収時の価格がまずは問題になってきますが、それは簿価で、それから後、ずっと路線価を追った中で評価していくということです。ただ、今回は解散に伴って、その用地を市のほうに帰属するということですから、その評価は別に、市に帰属の時点では評価はしていないということです。 ただ、この用地を売却するときには、やはり路線価等を参照した中で、鑑定士が土地の価格を決定した中で売却を行うということでございます。 ○細井馨議長 玉手副市長。 ◎副市長(玉手忠志) 剰余金の問題ですが、これは、先ほど総務部長がお答えしましたように一般財源ということで、決算処理をさせていただくということでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 中西昭夫議員。 ◆中西昭夫議員 非常に簡略なのですね。この程度でいいのかなと、ちょっと疑問を持つわけでございます。 歳出の補正も大事だと思います。だけど、歳入につきまして、きちっと補正を組んで、ということは、いとまがなかったのだということであるならば仕方がないわけですけれども、努力すれば歳入の補正を組めたわけです。しかしながら、それを怠る行為ですか、私はもうこれは「過失」ということで表現するわけでございます。その辺について、ちょっと考え方がわからないわけです。 そして、きちっと平成25年度に、このように費用弁済をいたしますよと、そのかわりに、利益につきましては、最終利益をこのように計上しておりますのでということで、ちゃんと帳簿に載せてこないといけないのと違うのかなと、このように思いますよ。 ということは、この報告にちゃんと池田市にそれを渡したと書いてあるわけです。それなのに、受け取ったところは受け取ったというあかしが全くないわけですよ。だから、その辺のところはちょっとずさんだなと私は思うわけでございますけれども、答弁をお願いします。私はもう3回目の質問でございますので、これ以上質問できませんので、答弁をお願いします。 ○細井馨議長 総務部長。 ◎総務部長(木田公彦) 中西議員さんの再度のご質問でございます。 剰余金につきましては、何も予算計上で手を抜いたわけではございません。しようと思えばできる状況でございます。 ただ、御存じのとおり、一般会計の歳入歳出予算は370億円近くの金額がございます。特に歳入につきましては、あくまでも目安としての歳入でございます。歳出はそれを上限としての支出でございます。 今回は472万円で、先ほど申したとおり、金額的には高いものではなかったということで、全体のバランスも含めた上で、専決補正をするほどの金額ではないということで、今回は処理をさせていただいた。あくまで、先ほど言われているように事務的な手を抜いたとか、あるいはごまかすためにこれを上げていないというふうな内容では一切ございませんので、そこはご理解いただきたいと思います。以上でございます。 ○細井馨議長 質疑を終わります。 これをもって報告第9号を終わります。 次に、日程第5、議案第34号、池田市火災予防条例の一部改正についてを議題に供します。 理事者の説明を求めます。消防長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第34号 池田市火災予防条例の一部改正について  池田市火災予防条例の一部を改正する条例を次のように定める。  平成26年6月6日 提出       池田市長 小南修身理由  消防法施行令の一部改正に伴い、本条例の一部を改正するものである。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(梶田忠彦) ただいま上程になりました議案第34号、池田市火災予防条例の一部改正につきましてご説明申し上げます。 恐れ入りますが、議案書の42ページから55ページまでをご参照賜りますようにお願い申し上げます。 本件につきましては、消防法施行令の一部改正に伴い、本条例の一部を改正するものでございます。 改正内容でございますが、平成25年8月に京都府福知山市の花火大会会場で発生した火災を受け、同様の火災を未然に防止することを目的として改正するものでございます。 議案書の46ページをお開きください。 1番から5番まで、順次ご説明申し上げます。 まず、1番につきましては、火災予防条例第18条、第19条、第21条及び第22条の改正関係でございます。 これは、祭礼、縁日、花火大会、展示会その他の多数の人が集まる催しにおいて、火気器具等を使用する場合は消火器を準備した上で使用することとするものでございます。 次に、2番でございますが、これは、火災予防条例第42条の2及び第42条の3の関係でございます。 多数の人が集まる屋外での催しのうち、火災が発生した場合に重大な被害を与えるおそれがあると認めるものを指定催しとして指定し、主催者が防火担当者を定め、火災予防上必要な業務に関する計画を作成し、消防機関に届け出ることとするものございます。 次に、3番でございます。これは、火災予防条例第45条の改正関係でございます。 多数の人が集まる催しにおいて、火気器具等を使用する露店などを開設する場合は、消防機関に届け出ることとするものでございます。 次に、4番でございます。これは、火災予防条例第49条の改正関係でございます。 指定催しの主催者が火災予防上必要な業務に関する計画を提出しなかった場合、罰金に処することとするものでございます。 次に、5番についてでございますが、これは、火災予防条例第50条の改正関係でございます。 罰金刑を科する場合において、法人の代表者等が注意及び監督を尽くしたときに免除していた規定を削り、罰金刑を科する対象に法人でない団体であって代表者または管理人の定めがあるものを含むこととするものでございます。 最後に、改正条例附則関係でございますが、この条例は、平成26年7月1日から施行し、所要の経過措置を設けるものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、議案第34号の説明とさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。 ○細井馨議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 議案第34号、池田市火災予防条例の一部改正についてお尋ねいたします。 今回の条例の一部改正は、昨年の福知山市の花火大会での火災事故を受けての消防法施行令の一部改正に伴うものというご説明でありました。 まずは、その消防法施行例の一部改正、多分これだけではなかったと思うのですけれども、その改正概要についてお聞かせください。 2点目は、その上で本条例の改正について数点お尋ねしたいと思いますが、まず、第18条第1項に祭礼、縁日、花火大会、展示会その他の多数の者の集合する催しの際には消火器の準備が必要である旨の号が新たに規定されて、第19条第2項でもそれを準用するということであります。ここで言う多数の者の集合する催し、これはどの程度の規模を指すのか。例えば、町内会の祭りなども全て対象となるのか。この「多数」の考え方についてお聞かせください。 あわせて、重大な被害を与えるおそれありとする指定催し、これはどのような催しが対象となるのか。多数の者の集合する催しと指定催しとの違いについてお尋ねいたします。 次に、第18条は液体燃料を使用する器具、第19条は固体燃料を使用する器具となっておりますが、対象となる火気器具等の種類について具体的にお聞かせいただきたいと思います。 それから、火気器具を使う場合、消火器の準備が必要となっておりますけれども、消火器はどのようなものでもよいのか、何らかの規定があるのか。消火器の設置数についても、各店舗に1つずつ、火気を使うところに1つずつ置かなければならないのかどうかですね。この点について、私たちも今後こういった対応をすることがあると思いますので、お聞かせいただきたいと思います。 それから、届け出に関してなのですけれども、指定催しは、火災予防上必要な業務に関する計画で、祭礼や縁日などの露店の場合については、それぞれどのような内容の届け出が必要なのか。指定の届け出用紙があるのかどうかですね。 それから、防火担当者とは一定の基準を設けておられるのかどうか。必要事項について具体的にお聞かせください。 最後に、罰則規定について、指定催しの主催者が計画を出さなかった場合、罰金に処するとありますけれども、この罰金の内容と、それから、罰金刑を科す場合において、法人の代表者等が注意及び監督を尽くしたときに免除していた規定を削るとありますけれども、この免除規定の内容と、今回なぜ削るのか、その理由についてお尋ねいたします。以上です。 ○細井馨議長 消防長。
    ◎消防長(梶田忠彦) 藤原議員さんのご質問に順次ご答弁を申し上げたいと思います。 まず、消防法施行令の一部改正の内容でございますけれども、今般、火災予防条例の制定基準となっております対象火気器具等の取り扱いに関しまして、火災予防のために必要な事項を規定している消防法施行令第5条の2に、祭礼、縁日、花火大会、展示会その他の多数の者の集合する催しに際して火気器具を使用する場合には、消火器を準備した上で使用する旨が追加されたものでございます。 次に、多数の者の集合する催しとはどの程度の規模を指すのかというご質問でございますけれども、これは、不特定多数の人が一定の場所に集まり、混乱が生じ、火災が発生した場合の危険性が高まるおそれのある催しを想定しているところでございます。よって、町内会のお祭り、それから学園祭などで火気を使用する場合は、多数の者の集合する催しとなるわけでございます。 次に、指定催しの対象となる要件といたしましては、多数の者の集合する催しで10万人以上が予想されるもの、また、主催者が出店を認める露店の数が100店舗以上というものでございます。よって、多数の者の集合する催しのうち大規模なものを指定催しとして指定させていただくものでございます。 次に、対象の火気器具の種類でございますけれども、これにつきましては、こんろやフライヤーなどの裸火を使用する器具はもちろんでございますが、炭火等を使用する器具や発電機など、器具の使用に際して火災の発生のおそれのあるものが対象となるところでございます。 続きまして、消火器の設置でございますけれども、催しで出店される露店の規模や種別等々はさまざまでございますけれども、LPガスやガソリンなどを燃料とする火気器具を使用する場合が多いことから、多種多様な火災に対応できる粉末消火器の設置が必要でございます。また、消火器の設置数でございますが、火気器具を使用する1つの露店に対しまして1本の準備が必要であるというところでございます。 次に、届け出の様式と防火担当者の基準でございますけれども、今回の改正に伴いまして提出をいただく届け出は2種類ございます。どちらも池田市火災予防条例施行規則におきまして様式を定める予定でございます。 まず、1つ目は、今回、第45条第6号として追加いたしました多数の者の集合する催しに際して火気器具を使用する露店を開設する場合に提出していただく露店開設届でございます。これは、消火器の設置が必要である露店等に対しまして、消防機関が指導する機会を得るために届け出をしていただくものでございます。 もう一つは、火災予防上必要な業務に関する計画書の提出でございますが、これは、今回、第42条の2及び第42条の3として追加させていただいております。多数の者の集合する催しのうち大規模なものを指定催しとして指定し、指定されました催しの主催者は、防火担当者を定め、火災予防上必要な業務に関する計画を消防機関へ届け出ることから、様式を定め、提出していただくものでございます。 よって、指定催しに指定されました場合にあっては、露店が開設される旨を消防が把握していることから、第45条第6号の露店開設届の提出は必要ないものでございます。 防火担当者でございますが、これは、建築物の防火管理者のような資格の必要はございません。実施される催しの全体を把握し、火災予防に必要な業務に関することを関係者に指示できる立場にある者が防火担当者として選任されることが望ましいというところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 藤原美知子議員。 ◆藤原美知子議員 ありがとうございます。若干再質問させていただきます。 条例の一部改正のもとになる消防法施行令の一部改正には、これ以外にも、スプリンクラー設備の設置基準の見直しとか、自動火災報知設備の設置基準の見直しとか、こういったものも含まれていると思うのです。それで、平成27年4月1日が施行期日というふうになっておりましたが、それに合わせるのであれば、今年度中に条例改正がまた必要になるのではないかというふうに思うのです。 そうなりますと、今回、火気器具の取り扱いだけにとどめたという理由ですね。本来ですと、来年4月に間に合わすのであれば、今回同時に出す必要があったのではないかというふうに思うのですが、この点についてお尋ねしておきたいと思います。 次に、今回の条例改正で届け出規定ができたわけですけれども、これまではどうしておられたのか。特に福知山市での事故以来、約1年間あったわけですけれども、どのような対応をしてこられたのか、お聞かせいただきたいと思います。 最後に、この条例改正の内容が周知されなければ、罰則の問題も対応できないというふうに思うのですけれども、周知方法についてどのように考えておられるか、この点についてお尋ねいたします。以上です。 ○細井馨議長 消防長。 ◎消防長(梶田忠彦) 再度のご質問にご答弁を申し上げたいと思います。 まず、スプリンクラー設備、それから自動火災報知設備の改正でございますけれども、これは消防法施行令のみでございまして、火災予防条例までの準則がございませんので、今回は改正の必要はないと考えているところでございます。 次に、施行日の件でございますけれども、これは、平成26年8月1日以前に市町村条例が改正されるまでの間は従前の例ということでございますので、今回、平成26年8月1日までに条例改正をさせていただく運びとなったものでございます。 最後に、周知の件でございますけれども、これは、昨年8月15日に花火大会で事故があった後、すぐさま猪名川花火大会で約300店舗の立入検査をさせていただいております。その中で消火器等々の指導もさせていただいたところでございます。 今後の周知につきましては、広報誌、それから消防のホームページ等々で周知を図っていきたいと考えているところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 質疑を終わります。 では、議案第34号、池田市火災予防条例の一部改正については、土木消防常任委員会においてご審査願うことにいたします。 次に、日程第6、議案第36号、平成26年度池田市一般会計補正予算を議題に供します。 理事者の説明を求めます。総務部長。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議案第36号 平成26年度池田市一般会計補正予算(第1号)  平成26年度池田市の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。(歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,500千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34,458,500千円とする。2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  平成26年6月6日 提出       池田市長 小南修身~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(木田公彦) ただいま上程になりました議案第36号、平成26年度池田市一般会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。 恐れ入りますが、議案及び説明並びに参考資料の57ページをお開き願います。 今回の補正は、第1条で歳入歳出予算の総額に450万円を追加し、予算総額をそれぞれ344億5,850万円とするものでございます。 それでは、事項別にご説明を申し上げます。 まず、歳出でございます。 64ページをお開き願います。 款1議会費につきましては、先の3月議会で提案可決されました特例条例廃止に伴う議員報酬等の追加でございます。 款2総務費、項1総務管理費、目14自治振興費は、新町会の地車の補強及び修復等が一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業の一般コミュニティ助成事業に採択されたことによります補助金でございます。 目15文化振興費は、いけだ市民文化振興財団の実施する「0歳からの親子コンサート」が、同じく一般財団法人自治総合センターの地域の芸術環境づくり助成事業に採択されたことによる補助金でございます。 66ページの款13予備費は、歳入歳出調整によります3,061万5千円の減額となっております。 次に、歳入でございます。 62ページにお戻り願います。 款19諸収入、項6雑入は、歳出でご説明いたしました自治総合センターからのコミュニティ助成事業2件の100%補助の受け入れでございます。 説明は以上でございます。よろしくお願い申し上げます。 ○細井馨議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。難波進議員。 ◆難波進議員 議案第36号、平成26年度池田市一般会計補正予算(第1号)についてお尋ねします。 本補正は、歳入歳出予算にそれぞれ450万円を追加し、総額を344億5,850万円とするもので、議会費の3,061万5千円追加は予備費から充当し、総務管理費の450万円追加はコミュニティ助成金を充てるという内容であります。 そこでお尋ねします。 議会費の追加は、議員報酬の10%カットが廃止されたことに伴う補正でありますが、補正後における議会費の一般会計に占める割合は何%になるのか。また、これまで長年にわたって議会改革として経費削減が行われてきましたが、平成26年度における議員報酬、期末手当及び政務活動費など、議員1人当たりにかかる所要経費は幾らになるのか、お尋ねします。 次に、総務管理費のコミュニティ助成と文化振興補助についてでありますが、これは、先ほど説明がありましたとおり、財団法人自治総合センターの宝くじの社会貢献広報事業として、コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備、安全な地域づくりと共生のまちづくり、地域文化への支援等に対して助成を行うものということであります。 本市においては、平成24年度は鉢塚太鼓保存会の太鼓や地車の修繕、平成25年度は北古江太鼓保存会の和太鼓の購入に助成を受けております。 先ほどの説明で、平成26年度は新町会と、それからアゼリアホールのコンサートということでありますが、この助成を受けるにはどのような条件があり、また、応募の手続はどのようにするのか、お尋ねします。よろしくお願いします。 ○細井馨議長 市長公室長。 ◎市長公室長(増田威夫) 1,381万円が一般の議員さんの1人分の人件費ということでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 総合政策部長。 ◎総合政策部長(三好健太郎) 難波議員のご質問にお答えいたします。 今回の宝くじ助成の対象となる実施主体でございますけれども、一般コミュニティ助成につきましては、市区町村または市区町村が認めるコミュニティ組織というものが対象になっております。 また、手続につきましては、池田市のほうで大阪府経由で自治総合センターに助成申請をいたしまして、今般、自治総合センターから助成決定の通知があったというところでございます。以上でございます。 ○細井馨議長 難波進議員。 ◆難波進議員 ご答弁いただきましたが、1点だけ答弁漏れがありますので、再質問させていただきます。 補正後の議会費の一般会計に占める割合ですが、当初予算では1.2%というふうになっておりました。今回補正されたわけでありますが、どの程度の割合になっていくのか、この点についてお尋ねします。 ○細井馨議長 総務部長。 ◎総務部長(木田公彦) 難波議員さんのご質問にお答えを申し上げます。 総額的には3千万円程度ふえますが、結果的には議会費としては、やはり1.3%くらいの割合しかないという形でございます。以上でございます。 ○細井馨議長 質疑を終わります。 では、議案第36号、平成26年度池田市一般会計補正予算は、総務常任委員会においてご審査願うことにいたします。 次に、日程第7、議員提出議案第2号、池田市議会議員定数条例の一部改正についてを議題に供します。 提出者の説明を求めます。木下克重議員。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △議員提出議案第2号 池田市議会議員定数条例の一部改正について 上記の議案を、別紙のとおり、地方自治法第112条及び池田市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。  平成26年6月6日   提出者    池田市議会議員 木下克重            木ノ平恵子            渡邉千芳            辻 隆児 池田市議会議長    細井 馨様理由  平成23年の一般選挙から議員定数を1人削減したところであるが、議会としての権能や機能を考慮しつつ、自らがさらなる改革の姿勢を示すために議員定数の1人削減を行うため、本条例の一部を改正するものである。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~池田市条例第 号 池田市議会議員定数条例の一部を改正する条例(案) 池田市議会議員定数条例(昭和33年池田市条例第24号)の一部を次のように改正する。 本則中「23人」を「22人」に改める。  附則 この条例は、次の一般選挙から施行する。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   (木下議員-登壇) ◆木下克重議員 私は、提出者を代表しまして、ただいま上程になりました議員提出議案第2号、池田市議会議員定数条例の一部改正についてご説明申し上げます。 池田市議会の議員定数につきましては、昭和33年に、当時の地方自治法に基づく議員の法定数は36名でしたが、みずから6名の減員を行う減数条例を制定して、定数を30名と定め、以後、約30年間、これを維持してきました。 しかし、池田市における行財政改革が進められる中、成熟都市としての成長を見、管理財政の時代を迎えた今日、議員もみずから襟を正すべきという考えから、昭和61年3月定例会に定数30名を27名にするという議員提出議案が提出されました。 ちなみに、その議員提出議案に記載されている提出者3人のうちの1人が内藤勝議員でございます。そして、賛成者9人のうちの1人が私でございました。 その議案は、閉会中の委員会付託となり、25名にすべきとの修正案も提出され、委員会での審査結果では原案賛成が可否同数となって、委員長採決によって原案可決するなど、かんかんがくがくの議論の結果、5月臨時会での委員長報告、討論、採決を経て、原案が可決され、昭和62年の統一地方選挙は定数27名で行われました。 その後、平成10年には27名を24名に3名削減、そして、直近では平成22年9月定例会において、定数24名を23名に1名削減し、現在の定数23名に至っております。 今期は新たな定数である23名でスタートしたわけですが、昨年、御存じのとおり、平成25年4月、椴木猛議員の急逝により、今期の後半は22名での議会運営が続いております。 地方自治法が改正され、議員の法定数がなくなった現在、国が定める基準はなく、池田市議会の議員数を何人にすることが正解であるのかは誰にもわかりません。議員の数は少なければ少ないほどよいとする考えの方もおられますけれども、一方、市民の声を市政に反映させることが議員の使命であり、一定規模の市民がおられ、そして水道事業や病院事業といった各種の公営企業を抱える池田市においては、一定程度の議員数であることも必要であると考えております。 そういったことも踏まえながら、池田市の財政状況等も踏まえながら、いろいろと検討した結果、我々は、議員定数を1名削減することがよりよい選択であると考え、今回の議員定数とした次第であります。 改正内容につきましては、本則中「23人」とあるものを「22人」と改めるものです。 なお、附則として、本条例は、次の一般選挙から施行するものであります。 以上、簡単ではございますけれども、提案説明にかえさせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 ○細井馨議長 説明は終わりました。 本件に関し、質疑願います。山元建議員。 ◆山元建議員 議員提出議案第2号、池田市議会議員定数条例の一部改正についてということで、今、提案者のほうから話があったところでありますけれども、このペーパーですね、条例の一部改正案、これの中に「議会としての権能や機能を考慮しつつ、自らがさらなる改革の姿勢を示す」というふうに書いておられます。私は注意深く今のお話も聞いておったのですけれども、一体これが何を指すのか。議会の権能、機能、それから、さらなる改革の姿勢ということが具体的に何を指すのか、これを明らかにしてもらわなければ判断のしようがないというのが正直なところでありますので、これは、提出者が4人いらっしゃいますから、それぞれの方に答えてもらいたいというふうに思っております。 今のお話を伺いますと、襟を正すとかということが、それらしき文言はその1つだけでございましたので、これだけではとても議論できないということもあります。まず、その辺をしっかり、具体的にどこが、どういう権能が、どういう機能を考慮しているのか。それで、改革の姿勢がなぜ議員定数の削減につながるのか。これもはっきり具体的に示してください。よろしく。 ○細井馨議長 木下克重議員。 ◆木下克重議員 ただいま山元議員から質問がありました。 ほかには一般市民の方から請願が出ています。現状維持のままでいい、あるいは3名減をしなさいというふうなことが出ておりますけれども、議員定数の問題というものは、過去3回、いろいろな議論をしましたけれども、一定の法則というものはないのです。やはりその市の実情に一番合った形で定数を定めなさいということが、国の考え方であります。 私も31年間議員をさせていただきました。そして、今、山元議員のほうから権能と機能が十分果たされているかということでございましたけれども、池田市は市制施行75周年を迎えまして、10万都市でありながらも3つの企業会計を持っており、予算総額も700億円を超えるというような、10万都市では考えられないほどの予算規模の市でございまして、成熟都市と言われております。70%近い市民の皆さん方が池田市にずっと住み続けたいというふうなアンケート結果も出ております。 私の考えですけれども、700億円以上の予算などの議決機関でございますので、22名というのが、これがもう私にとりましての最低の人数でございまして、22名おれば、4つの常任委員会を開いて十分に審査もできるし、そして、特別委員会も、今は3つございますけれども、それを開いて十分に権能を果たすことができます。日本共産党の皆さん方は、これを27名、30名にしろと言っておられますけれども、私は、22名の議員がもう少し切磋琢磨して努力すれば十分に議員としての機能、そしてまた権能を果たせることだというふうに考えております。以上です。   (発言する者あり) ○細井馨議長 いいですか、代表で答えていただいたので。山元建議員。 ◆山元建議員 提出者、池田市議会議員、木ノ平恵子議員、渡邉千芳議員、辻隆児議員にも答弁を求めたところでありますけれども、答弁がないということは大変不服、不満足でありますけれども、次に進めたいと思います。 今の答弁を伺いましても、なぜ1名減らすのか。今の話を聞きますと、3つの企業会計があると、池田市はいろいろなことをやっているのだと、これを十分審議しないといけないのだというような流れの中で、木下議員も答弁なされたという中から言いますと、私は、ふやすことこそすれ減らす理由が何ら私には聞こえなかったというふうに思います。 改革の姿勢ということについても具体的な答弁がなかったのは大変不満足でありますけれども、3回しか質問回数がありませんので、恐らくこういうことだろうという推測も踏まえまして、私は質問したいと思います。 改革姿勢ということであります。 改革ということ自体は、一概に否定するものではないと私たちは思います。私は今2期目であります。7年間この議会に身を置かせていただきましたけれども、確かに池田市議会のすぐれた点、それから、これはよくないなという点、いろいろあります。改革というのであるならば、そういう点を改革していこうという前提のもとに、私は幾つか述べたいというふうに思っております。 私は、今の市議会の問題点、改革すべき点でいうならば、1つは、市民の切実な要求よりも党利党略を優先されておる点があるというふうに思っております。 具体的な例を挙げます。例えば、今、平成27年度をめどに学校の普通教室へのクーラー設置が進められております。これは大変喜ばしいことであります。しかし、2010年の9月議会で市民の皆さんからクーラー設置の請願が出されたときに、もう実名を出しますが、今回の提出議員であります辻隆児議員がどうおっしゃったか。これから冬になるのにクーラーは要らないと、これは共産党のプロパガンダ、宣伝だと、そういった態度を示されたわけであります。市民の請願に対して、私たちが紹介議員になったことは確かでありますけれども、それは共産党の宣伝だと、市民の願いよりも、これは共産党の党利党略だということをおっしゃった。こういった事例があるわけですね。 こういったことを言っておられることが、党利党略を優先されている。こういう点をまず改めるべきだと思うのですけれども、辻議員、これは必ず答えていただきたい。 それから、子どもの医療費の公費負担を求める一連の問題であります。子どもの医療費助成を求める市民の請願が幾度となく市議会に提出されまして、これは大賛成であるということで、私たち日本共産党は紹介議員にもなり、これをぜひ採択してほしいと、何度も議会で審議したわけです。そして、我が党も議員提案もいたしました。これに対しまして、公明党はことごとく反対という態度をとられました。 しかし、市長が子どもの医療費の公費負担を実施すると見るや否や、2009年の6月議会でどういうことが起こったか。我が党の白石啓子前議員が子どもの医療費助成の拡充を求めたところ、担当部長は不可能と答弁いたしました。しかし、そのわずか30分後の公明党議員の同じ質問に対して、倉田前市長が現在は3歳未満の第1子への医療費助成を就学前まで拡充しますと発言したものでありますから、与党議員からもそこまで出来レースをするかというやじが飛んだことは、よもやお忘れではないと思います。そのときの質問議員でありました木ノ平議員も今回の提出者に名を連ねておられるわけであります。 市民の信頼回復、それから改革の姿勢を示すというのであるならば、このような市民の要求を党利党略でもてあそぶことをまずやめるということが大事であろうかと思います。これも木ノ平議員に必ずご答弁願いたい。 それから、もう一つの大きな問題は、果たして池田市の市議会がチェック機能を果たしているのかという問題であります。 これは、与党議員が市長提案には100%賛成していることに、まず端的にあらわれておるわけであります。ですから、市長提案は何でも賛成ということを改めることが、議会でのチェック機能を発揮することではないのか。これも、提出者の4人の議員は与党の議員でいらっしゃいますから、一人一人答えてもらいたいというふうに思っております。 昨年2月に発覚いたしました公共施設管理公社が守口市の建設業者と不明朗な公契約を繰り返してきたことに対しましても、私ども日本共産党は百条委員会を設置して真相究明に努めるべきだと求めたわけでありますけれども、これを葬り去ったのも今回の提出者の皆さんであります。 なぜチェック機能が発揮できなかったのか大変疑問でありましたけれども、その理由が少しわかったのは、私が議員になって2年後の話でありますけれども、2009年5月に前池田市長の後援会が、自民と民主の計10人の市議会議員に2007年4月の市議会議員選挙直前の市長決起集会で10万円ずつ手渡し、領収書を受け取ったという事実が判明しました。さて、受け取った市議の中には問題ないと強弁する人もいたようでありますけれども、果たしてそうか。そもそも市議会議員は市政をチェックするのが仕事で、そのチェックをされる市長側からお金をもらっていたわけであります。 岩井日本大学教授も、市長の政治団体は明らかに地元の選挙民とわかる市議会議員に現金を手渡しており、公選法に違反する行為で、渡したのが市議会議員ということを考えると、買収ともとられかねないとのをコメントを毎日新聞に寄せておられます。 私どもは、この際も百条委員会を設置して真相の究明に努めるべきだということを提案したわけでありますけれども、結局、受け取ったとされる自民と民主の議員は、問題ないとして、この百条委員会の設置を葬り去ったわけであります。 自浄能力を発揮せず、あくまでも臭い物にはふたという態度に終始したわけであります。市長側から金を受け取ったら確かにチェック機能は果たせないだろうなというふうに、このときに実感したものであります。そういうことであります。 今、改革の姿勢を示すというのであるならば、まず、今私が一例を述べました問題に市議会自身が改革の姿勢を示す。与党であろうと野党であろうと、市長が行う市のことに対してはチェック機能を大いに発揮するということ、何かあれば自浄能力を発揮すべきである。まずはそこをすべきではないかと私は思うわけであります。 この点につきまして、名指しもさせていただきましたが、私は4人の議員から答弁を求めたいと思います。 ○細井馨議長 木下克重議員。 ◆木下克重議員 4名も答弁する必要はないです。これは4会派が共同で出しているのですから。 今、山元議員が申されましたけれども、日本共産党にまずもって言っておきますけれども、今まで改革、改革と言って、あなたたちは議会改革で私たちに協力していただけましたか。過去3回の議員定数削減も、全て私たちが中心にやっているのですよ。与党議員がやっているのですよ。そして、一般質問や代表質問の質問時間延長等々の議会改革も、私が議長のときに皆さん方に頭を下げて、いろいろな議会改革をやってきましたよ。それは議会改革ではないのですか。 そして、今現在を見ておりましても、景気がよくなってきたと言われても、まだまだ市民には実感が湧かないという状況の中において、やはり市民の中には、池田市の議員の数はまだ多いという声も多いということも事実であります。その中において、私たち4会派は、自分たちの言ったことを何とか、市民の要求を少しでも実現したい。実現するということが政治の一番大切なことだと私は思っています。 言いっ放しにしながら自分たちの宣伝を書く。新聞には、私たちはやりましたけど反対されましたというようなことを書くのは、これは政治ではないのです。自分たちの党利党略、派利派略で、自分たちの来年の選挙のための行動しか理解できていないのです。 それと、直近の話を言いましょう。 3月議会で議員報酬10%削減をもとに戻すときに、私はまちの見張り番議員団に言いました。東北のほうへの寄附とか、また、いろいろな法に触れない寄附行為を提案しましたけれども、自分たちは自分たちの裁判費用に使わせてもらうと言われ、これを全然明らかにしていません。日本共産党においては、10%削減の復元に反対だと言いながら、実際には受け取っているのが日本共産党です。これが公党です。 やはり自分たちでやったことは自分たちで見本を見せて正していくのが政治ではないですか。自分たちは懐にしまっておいて、上程されたものだけを批判するのは、それは政治ではないですよ。政治というものはそのような甘いものではないですよ。形にしていくことが政治です。 市民には本当に耳ざわりのいいことばかりを言って、議員定数を3名削減すると駅前に立って署名をしながら、市民から名簿を集める。これはもう言ったら明らかに選挙運動ですよ。そういう人たちと私たちは歩調を合わせられないのですよ。 だから、これからの改革等々がありますけれども、いろいろな財政改革、市民にとりまして少しでも予算が浮くような改革は、私はどんどん提案していく。それは22人の議員でも十分にできるということを言って、答弁にしたいと思います。以上です。 ○細井馨議長 山元建議員。 ◆山元建議員 私が指摘した点について何も答えてくださらなかったというところに、どこに勝負があったかというところが、もう明らかではないかなというふうに思うわけであります。私の言ったことに具体的な点で誤りがあるというのであるならば、もう一度答弁で答えていただきたいというところであります。 さて、私は今の答弁を聞いておりまして、争点そらしだというふうに思いましたけれども、幾つか申し上げたいけれども、どうしても残念だなと思うのは、街頭で署名をとるということが選挙活動だということですね。私どもは本当に、消費税の反対もそうですし、小学校を守るような運動もそうでありますし、こういう問題は、市民の声を取り上げて、市議会で動かすと。結果的には、この成果を今度の選挙で市民の審判を仰ぐわけであります。そういうわけでありますけれども、あくまでも市民の要求を通すということでやっておりますものですから、これを選挙運動の一点に収束させてしまうということは、これは余りにも暴論であるのではないかなというふうに私どもは思うわけであります。 さて、そういうことを申し上げた上で、先ほど木下議員のほうからも、市民の要求を実現しなければならない等々の、抽象的ではありますけれども積極的な声もありました。だからこそ、私たちは、議会では多種多様な声が反映されなければならない。だから、いたずらに議員定数を削減すべきではないというふうに申しておるわけであります。 議員定数が削減されれば、市民と行政のパイプは細くなるわけです。とりわけ、私どもがここで申し上げたいのは、定数を少なくすれば、社会的にも政治的にもその進出に当たってまだまだ障害が多い女性が市議会にますます進出できなくなる。今議会でも2名しかいません。前期は5人いましたが、定数削減もあって2人になってしまった。池田市では少なくなっている現状も踏まえて、今回の提出者の中には女性の方もいらっしゃいますので、私はこの機に木ノ平議員のいろいろなパンフレットを拝読いたしました。「女性の声を生かす」、「女性のハートでいきいき池田!」というふうにおっしゃっておられるわけです。こういうことが議員定数削減で、果たして女性の声が生きることになるのか。そういうことを今まで具体的な名前を申し上げて答弁を求めているのですけれども、誰一人として答えていただけませんが、せめて女性の社会進出、議会進出がこれでかち取れるのかという点くらいは、木ノ平議員にご答弁願いたいというふうに思います。 委員会でも審査されるでありましょうから、ここで議論はとめますけれども、木ノ平議員にも答弁願いたい。以上です。 ○細井馨議長 木下克重議員。 ◆木下克重議員 私だけが答弁させていただきます。 署名活動がだめというのではなくて、ちゃんとした、正規の署名活動だったらいいのです。時期とか場合によるのですよ。日本共産党もよくやっていますよ。 なら、結論だけ言いましょうか。日本共産党は、そういうふうな活動を過去4年間一生懸命やってこられて、選挙の結果はどうでしたか。議員定数をふやせ、ふやさないと市民の声が聞こえないと。5名の現職がおられたものが、2名の方が市民の信託を得られなかったではないですか。あなたたちは、その辺をもう少し、やはり胸に手を当てて考えてもらわないといけないと私は思いますよ。 いろいろな改革があるけれども、見解の相違があるかもしれないけれども、私は過去に5回議長をやってきましたけれども、こういう毒舌で一方通行的な性格はしていますけれども、私は皆さん方の意見をちょいちょい聞き、意見を無駄にはしたことがないですよ。私は、少しでもいい意見でしたら吸い上げてやっていますよ。 俺は署名運動とか政党活動を否定しているのではないよ。だけど、そういう審判を受けたということも踏まえて、自分たちの言っていることが全て正しい、日本共産党が言っていることは全て正しいと言っているのだったら、市民はもっと正しい選択をしていますよ。そういうこともあまり踏まえずに、議員定数とは関係ないようなことをぐだぐだ言って、前の市長から10万円いただいた、これは公職選挙法に違反しているのですか。違反もしていないことをだらだらと、過去のことを持ち出して言うのは、一番ひきょうなやり方ですよ。 現実を見てください。一度マイクを持って駅前で、議員定数をもっとふやしたいと思っていますと毎日演説してください。多分、日本共産党の議員はゼロになると思いますよ。 以上を申し上げて、終わりたいと思います。 ○細井馨議長 質疑を終わります。 では、議員提出議案第2号、池田市議会議員定数条例の一部改正については、議会運営委員会においてご審査願うことにいたします。 次に、受付番号2、池田市議会議員の定数削減を求める請願、受付番号3、池田市議会議員の定数を削減しないよう求める請願、受付番号4、池田市議会の議員定数削減を実施しないことを求める請願、以上3件につきましては、議会運営委員会においてご審査願うことにいたします。 本日は、これをもって散会いたします。 なお、次回継続会は、24日、午前10時より開会いたしますので、よろしくお願いいたします。 慎重審議ありがとうございました。   午後0時35分 散会---------------------------------------                      市議会議長   細井 馨                      署名議員    藤原美知子                      署名議員    木下克重...