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令和 2年第2回定例会(第4日 3月19日)

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  1. 茨木市議会 2020-03-19
    令和 2年第2回定例会(第4日 3月19日)


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    最終取得日: 2021-09-14
    令和 2年第2回定例会(第4日 3月19日)   日程第1.       諸般の報告 日程第2.議案第31号 令和2年度大阪府茨木市一般会計予算 日程第3.議案第32号 令和2年度大阪府茨木市財産区特別会計予算 日程第4.議案第33号 令和2年度大阪府茨木市国民健康保険事業特別会計予算 日程第5.議案第34号 令和2年度大阪府茨木市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第6.議案第35号 令和2年度大阪府茨木市介護保険事業特別会計予算 日程第7.議案第36号 令和2年度大阪府茨木市下水道等事業会計予算 日程第8.議案第37号 令和2年度大阪府茨木市水道事業会計予算 日程第9.       議員発第1号(茨木市住宅リフォーム助成に関する条例の制定                   について)の撤回について 日程第10.       請願第1号(加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度                  の創設を求めることについて)の取り下げについて 日程第11.議員発第2号 消費税率5%への引き下げを求める意見書 日程第12.議員発第3号 再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改定を求める意見書 日程第13.議員発第4号 妊産婦の医療費助成制度の創設を求める意見書 日程第14.       常任委員会の所管事項に関する事務調査について 日程第15.監報第 1号 例月現金出納検査の結果報告について             (令和元年10月、11月、12月分)
    ──────────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件   議事日程のとおり 1.令和2年3月19日定例市議会を茨木市役所議場において再開した 1.出席議員次のとおり     1番  大 野 幾 子         14番  上 田 光 夫     2番  塚     理         15番  大 村 卓 司     3番  長谷川   浩         16番  青 木 順 子     4番  朝 田   充         17番  松 本 泰 典     5番  大 嶺 さやか         18番  安孫子 浩 子     6番  畑 中   剛         19番  稲 葉 通 宣     7番  桂   睦 子         20番  友 次 通 憲     8番  小 林 美智子         23番  河 本 光 宏     9番  米 川 勝 利         24番  篠 原 一 代    10番  福 丸 孝 之         25番  坂 口 康 博    11番  萩 原   佳         26番  上 田 嘉 夫    12番  岩 本   守         28番  辰 見   登    13番  下 野   巖 1.欠席議員  な   し 1.説明のため出席した者次のとおり    市長       福 岡 洋 一     健康福祉部理事  北 逵 和 雄    副市長      河 井   豊     こども育成部長  岡   和 人    副市長      井 上 茂 治     産業環境部長   吉 田   誠    市理事      中 野 和 彦     都市整備部長   岸 田 茂 樹    代表監査委員   美 田 憲 明     建設部長     中 田 弘 之    総務部長     森 岡 恵美子     会計管理者    宮 野   正    危機管理監    西 川 恵 三     教育長      岡 田 祐 一    企画財政部長   秋 元 隆 二     教育総務部長   乾   克 文    市民文化部長   上 田 雄 彦     学校教育部長   加 藤   拓    市民文化部理事  小 田 佐衣子     水道部長     福 岡 俊 孝    健康福祉部長   北 川 友 二     消防長      泉   頼 明 1.出席事務局職員次のとおり    事務局長     増 田   作     議事課長代理   山 本 倫 子    次長兼議事課長  野 村 昭 文     兼議事係長    総務課長     大 橋 健 太     書記       駒 井 寿 代     (午前10時00分 開議) ○友次議長 これより本日の会議を開きます。  現在の出席議員は25人でありまして、会議は成立いたしております。  日程第1、「諸般の報告」を行います。  一般事務報告につきましては、お手元にご配付の資料のとおりであります。  これより議案の審議を行います。  日程第2、議案第31号、「令和2年度大阪府茨木市一般会計予算」から日程第8、議案第37号、「令和2年度大阪府茨木市水道事業会計予算」までの、以上7件を一括して議題といたします。  本7件に関し、各所管の常任委員会委員長の報告を順次、求めます。  まず、民生常任委員会委員長の報告を求めます。上田嘉夫委員長。     (上田嘉夫民生常任委員会委員長 登壇) ○上田嘉夫民生常任委員会委員長 本7件中、当委員会に付託されました案件につきまして、ご報告をいたします。  まず、議案第31号、「令和2年度大阪府茨木市一般会計予算」中、当委員会付託分は、3月9日、審査いたしました。  当初、各担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第31号中、当委員会付託分につきましては、賛成者多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第33号、「令和2年度大阪府茨木市国民健康保険事業特別会計予算」は、3月9日、審査いたしました。  当初、担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第33号につきましては、賛成者多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第34号、「令和2年度大阪府茨木市後期高齢者医療事業特別会計予算」は、3月9日、審査いたしました。  当初、担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第34号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第35号、「令和2年度大阪府茨木市介護保険事業特別会計予算」は、3月9日、審査いたしました。  当初、担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第35号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告いたします。 ○友次議長 次に、建設常任委員会委員長の報告を求めます。上田光夫委員長。     (上田光夫建設常任委員会委員長 登壇) ○上田光夫建設常任委員会委員長 本7件中、当委員会に付託されました案件につきまして、ご報告いたします。  まず、議案第31号、「令和2年度大阪府茨木市一般会計予算」中、当委員会付託分は、3月9日、審査いたしました。  当初、各担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第31号中、当委員会付託分につきましては、賛成者多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第36号、「令和2年度大阪府茨木市下水道等事業会計予算」は、3月9日、審査いたしました。  当初、担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第36号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第37号、「令和2年度大阪府茨木市水道事業会計予算」は、3月9日、審査いたしました。  当初、担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第37号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○友次議長 次に、文教常任委員会委員長の報告を求めます。岩本委員長。     (岩本文教常任委員会委員長 登壇) ○岩本文教常任委員会委員長 本7件中、当委員会に付託されました案件につきまして、ご報告いたします。  議案第31号、「令和2年度大阪府茨木市一般会計予算」中、当委員会付託分は、3月11日、審査いたしました。  当初、各担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第31号中、当委員会付託分につきましては、賛成者多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、ご報告申し上げます。 ○友次議長 次に、総務常任委員会委員長の報告を求めます。下野委員長。     (下野総務常任委員会委員長 登壇) ○下野総務常任委員会委員長 本7件中、当委員会に付託されました案件につきまして、ご報告いたします。  まず、議案第31号、「令和2年度大阪府茨木市一般会計予算」中、当委員会付託分は、3月11日、審査いたしました。  当初、各担当課長から説明があり、質疑に入りました。その内容は、昨日ご配付いたしました会議録のとおりであります。  以上、委員会は審査いたしました結果、議案第31号中、当委員会付託分につきましては、賛成者多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、ご報告申し上げます。  次に、議案第32号、「令和2年度大阪府茨木市財産区特別会計予算」は、3月11日、審査いたしました。  当初、担当課長から説明がありました。  委員会は審査いたしました結果、議案第32号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、ご報告申し上げます。 ○友次議長 以上で各委員長の報告は終わりました。  これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  初めに、議案第31号、「令和2年度大阪府茨木市一般会計予算」につきましては、畑中議員ほか2人から、また岩本議員ほか2人から、それぞれ予算の組み替えを求める動議が提出されております。  まず、畑中議員ほか2人から提出された予算の組み替えを求める動議について、提案者の趣旨説明を求めます。6番、畑中議員。     (6番 畑中議員 登壇) ○6番(畑中議員) 議案第31号、令和2年度大阪府茨木市一般会計予算について、所定の賛成者を得て提出いたしました組み替えを求める動議について、趣旨説明を行います。  お手元に組み替え動議を文書にてご配付いたしております。1ページ目をめくっていただきまして、2ページ目の別紙に基づきまして、その内容について、ご説明申し上げます。  まず、第1に、歳出予算の削減であります。初めに、大型プロジェクトの精査、見直しとして、かねてから旧市民会館跡地への建てかえを求めております、市民会館跡地エリア整備事業における新施設・広場整備とモニタリング実施事業の中止を、また、彩都建設推進事業、安威川ダム建設推進事業の中止であります。  次に、費用対効果に疑問があり、抜本的な補助制度の見直しを求めている企業立地促進奨励金、彩都限定のバイオインキュベーション施設関連補助の廃止であります。  次に、文化施設建設基金の積み立ての中止を、次に、人権関係補助委託料等の廃止を求めるものであります。  以上の歳出予算の削減の合計は11億6,359万9,000円であります。  第2に、歳出予算の増額です。まず、新年度の国民健康保険料の引き下げや減免制度拡充のための国保特別会計への繰り出し増であります。また、重度重複障害者等支援事業の充実、高齢者いきがいワーカーズ補助の充実、なかよしキャンプの継続を求めるものであります。  以上の歳出予算の増額の合計は4億1,574万8,000円であります。  なお、備考といたしまして、歳出予算の増額、削減額の差額については、市税、基金の取り崩し等の一般財源で処理することを求めるものです。  以上で趣旨説明を終わります。よろしくご審議賜りますよう、お願いいたします。 ○友次議長 説明は終わりました。  これより本組み替え動議に対する質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 質疑なしと認め、畑中議員ほか2人から提出された予算の組み替えを求める動議に対する質疑を終了いたします。  次に、岩本議員ほか2人から提出された予算の組み替えを求める動議について、提案者の趣旨説明を求めます。12番、岩本議員。     (12番 岩本議員 登壇) ○12番(岩本議員) 議案第31号、令和2年度大阪府茨木市一般会計予算について提出いたしました組み替えを求める動議について、趣旨説明させていただきます。  市長改選時の骨格予算としてふさわしくないとの理由から、3項目の歳出予算の削減を求めるものであります。  1点目は、市民会館跡地エリア整備事業モニタリング実施事業1,640万1,000円であります。議案第21号、工事請負締結について(市民会館跡地エリア整備事業設計・施工業務)に係る質疑の中でも示したとおり、公募型プロポーザル審査の講評にあった附帯意見に対する対応や設計変更の有無、あるいはランニングコストの概算など、設計・施工前に解決すべき課題を置き去りにしたまま、実質的な設計や施工に係るモニタリングを行うのは、時期尚早であるとの考えであります。  2点目は、広場活用とマネジメント体制検討社会実験の実施事業1,091万1,000円について、これまでも、かつての人工台地前で砂場をつくり、こたつやピアノを置いた社会実験での検証結果などが示されていないことや、市民会館本体工事の設計変更等が生じる可能性があるにもかかわらず、社会実験は行うべきではないと考えます。  3点目に、新たな公共施設予約システム導入事業2,345万6,000円でありますが、予算審議が始まる3月3日に、本件委託契約に係る公募型プロポーザル方式による募集がなされております。議会での議論が十分なされていない中、仕様を決めての募集です。  総務常任委員会で明らかになりましたが、予約システムの導入と言いながら、決済方法は銀行口座引き落としのみで、カード決済やQRコード決済などのキャッシュレス化が進む中で、積極的に使われている決済方式を採用していないとのことです。議会で市民の皆様への利便性向上の提案をしても、既に公募が始まっており、議会での提案を予算に反映する余地はありません。  以上、歳出予算の削減の合計5,076万8,000円であります。  なお、備考といたしまして、歳出予算の削減額については、市税を減額し、処理し、歳出と歳入の均衡を図ることを求めるものであります。  以上で趣旨説明は終わります。議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○友次議長 説明は終わりました。  これより本組み替え動議に対する質疑に入ります。  本件につきましては、発言の通告がありますので、発言を許すことといたします。  8番、小林議員の発言を許します。     (8番 小林議員 質問席へ) ○8番(小林議員) それでは、議案第31号に対する岩本議員ほか3人の方からの組み替え動議について、質疑をさせていただきます。  まず1点目です。適正な実行と技術検証の担保について、お伺いをいたします。  3月3日の本会議で議決した契約議案については、維新会派の皆さんは、議案提案者である理事者に対して継続審議を求めるという、議会運営を理解されているのかわからない形で、3人が反対、1人が退席との採決行動をされました。そして、今回提案されている組み替え動議では、新施設・広場の整備費用としての予算、令和2年度は設計部分ですけれども、5億7,000万円は減額をすることなく、設計及び施工の進捗状況において、要求水準の達成状況をチェックするためのモニタリング業務委託費用1,640万円を減額するとされています。  つまり、設計をすることは認めて、そのプロセスで専門的、第三者的な視点でチェックするモニタリング費用は削除するとのことだと思うのですけれども、これで適正な実行であるとか、技術的検証の担保、また、維新の皆さんがよく使っておられる外形的公正性というのは、どのように担保されると考えておられるのか、お答えをお願いいたします。  2点目、暫定広場のあり方について、お伺いします。この暫定広場については、令和元年5月の市民会館跡地等整備対策特別委員会で、維新会派選出の委員の方が質疑をされています。あそこ、これは市民会館跡地のことをおっしゃってるんですけれども、市民会館跡地の場所を置いておくのはもったいない。暫定広場の整備は、どこの予算で計上されているのかということを質問され、1つ目、本年度、暫定広場の設計者を選定すること、2つ目、元市民会館の解体工事終了後、仮囲いのまま置いておく期間を少しでも短くするために、暫定広場整備費用を9月補正で上程したいこと、3つ目、暫定広場をどんな形にするかを市民とのワークショップを開催して、その中で出てきたアイデアを実現する形で考えていくことが明らかになっています。維新会派選出の委員の方は、あの囲いで、あそこが死んでいるような場所にならないように、ぜひお願いをしたいと発言されています。  この質疑で明らかにされたスケジュールで、これまで進んできており、新年度予算で広場活用のルールづくりや運営手法について検討するワークショップや、市民、事業者が実際に企画運営を行う社会実験のための費用1,091万円が計上されています。そして、維新会派の委員の方が特別委員会で言われている、あそこが死んでいる場所にならないように、迅速な予算執行のために予算が議決されることの前提を明記した上で、業務委託募集が事前に行われているわけです。  囲いが今、取り除かれ、暫定広場の整備が進んでいる様子は皆さんも見ておられると思いますが、今この予算を削除するのは、あの場所をあのまま放置しておくということでしょうか、教えてください。  3つ目、公共施設予約システム導入募集の問題点についてです。先ほど趣旨説明でもありましたが、総務常任委員会ではキャッシュレス決済の導入についても質疑をされています。  国は、2025年までにキャッシュレス決済比率を4割程度にするという目標に向けて、自治体窓口や公共施設のキャッシュレス決済については、モニター自治体を募集しながら手順書の作成を進めている段階です。また、実際にキャッシュレス決済を実施している自治体もありますが、国のモニター事業や実施自治体への課題についてはどのように認識されておられるでしょうか、お示しください。  4つ目、議会の責任について、お伺いをします。これまで元市民会館や人工台地の解体、暫定広場の整備、選定委員会の設置、事業者選定アドバイザリー業務など、市民会館跡地整備に関する予算が議会に提案され、私たちは議決をしてきました。本会議や委員会で維新の皆さんから疑義が出た記憶はなく、会派からの選出委員による市民会館跡地等整備対策特別委員会の会議録を読んでも、そのような発言はなく、皆さんも賛成されてきたと思います。  平成30年の9月議会では、補正予算の賛成討論で、特別委員会内での議論や市民会館100人会議を初め、これまで市民の皆様との対話と議論により積み重ねた意見等を踏まえ、策定された基本構想の実現や、本市の中心地の整備に向けて、元市民会館や人工台地の解体予算が、今回ようやく計上されたことは評価をいたしますと、維新会派の方は述べておられます。  DB方式を実施する際には、公募型プロポーザルを行うことを提案するということも、これ平成30年の12月議会の本会議で、維新会派の議員の方が提案をされています。  また、今回、契約議案の議決の際には、骨格予算で上げてくるのはどうかとの意見も言われていました。そして今、趣旨説明の中でもありました。しかし、このスケジュールについても、議会でも何度も答弁をされてきていますし、維新会派の代表質問でも市長が答弁をされています。また、特別委員会の資料等々でも、何度も見てこられたのではないでしょうか。これまでの議決行動と今回の組み替え動議との違いについて、理解できるように説明をお願いいたします。  以上です。 ○友次議長 12番、岩本議員。     (12番 岩本議員 登壇) ○12番(岩本議員) ご答弁差し上げる前にです、岩本議員ほか3人からということですが、2人ですので、よろしくお願いいたします。  小林議員の質疑に、順次、お答えさせていただきます。  適正な実行と技術検証の担保についてですが、まず、私どもは、市民会館の建設そのものに反対しているわけではございません。その進め方に異議を唱えております。そのことを前提として、小林議員の質疑に対し、順次、ご答弁させていただきます。  5億7,000万円の減額提案をしていないとのご指摘でありますが、市民会館の設計・施工については既に可決されており、一事不再議の原則に基づき、上げておりません。その上で、3月3日、市民会館の設計・施工契約の質疑でもお示しさせていただきましたが、ランニングコストについて、基金を全額投入することについて、寄附金の集め方について、公募型プロポーザル審査の講評に係る附帯意見への対応についてなど、事業を進めていく前提条件が整っていない中で、見切り発車すべきでないという立場で、モニタリングはちょっと待ったらどうかという趣旨であります。  2つ目、暫定広場のあり方についてですが、暫定広場について、放置するのはと言われておりますが、何をもって放置というのか理解に苦しみますが、今は、普通に市民の憩いの場として開放されたらいいのではないかと考えます。  議案に賛成したのは、そもそも外形的に独立性に問題がなく、内容的にも宿題が出ていないことを前提としており、いわゆる随意契約の2要件が達成された状態を前提にしておりました。しかし、今回明らかになったように、審査委員会からは宿題が出ており、その解決がなされていない状態であり、大もとの一体整備が完了した後、暫定広場の実験を進めるべきではないかと考えております。  市民会館の取り壊しを昨年の3月まで延ばしたのは、そもそも今後の使用可能性を検討してからでないと経費の無駄になるからとの考えが示されておりましたが、それと同様の考え方です。整理した後に予算を上げるべき、スケジュールが全て先にありきではなく、状況に応じて柔軟に変更する、何でもスケジュールありきでは、本質を見失うと考えております。  3点目、公共施設予約システム導入事業の問題点についてですが、キャッシュレス決済に関して、モニター自治体及び実施自治体で直面している課題としては、クレジットカードの場合には手数料の問題、初期投入コストの問題、電子マネー等については普及の十分性や、同じく初期導入コストの問題があるものと認識しております。  特に懸念されるのが初期導入コストであります。今回システムを新たにつくるわけでありますが、その際に、あらかじめ導入しておけば、後で追加した場合のことを考えれば、大幅にかかるコストは削減できるものと考えております。  なお、窓口や諸税金、そして、水道料金の支払いに、QRコード決済やカード決済等を導入した先行自治体から、初期導入コストについては、想定したよりも少額で済んだ場合が多いと聞いております。  また、業者に支払う手数料の問題については、コンビニ収納等からの変更が多いと聞いておりますが、コンビニ収納と比較した場合の手数料の上昇という面では、懸念したほどの額ではなかったという声もあわせて聞いており、どの自治体も利用者は年々伸びており、市民サービスの向上につながるものと考えておりますし、まさしく、キャッシュレス社会の実現に政府が取り組んでいる現状からすると、今導入しなくとも、今後導入を求められることは確実であり、このタイミングで導入しない手はないのではないかと考えております。  また、キャッシュレスの一形態である口座振替については、利用料の問題や少額決済には向かないという課題があるものと認識しております。口座振替自体を否定するものではありませんが、それだけで十分と考えるのは、市民サービス向上の観点が欠落しているのではないかと、市議会には議会の声、つまり、市民の声を聞く姿勢を見せてほしかったと思っています。  そもそも、今議会で予算に上がっており、かつ、既にプロポーザルの告示を上げているのは、現行システムのサポート期間との関係であると総務常任委員会で答弁いただいておりますが、サポート期間の終了時期は、急にわかったものではなく、事前にわかっていたものであるため、我々の声も、そもそも聞くつもりがあったのであれば、せめて昨年の12月議会で提案してもらい、審議した上で、公募型プロポーザルがいいかどうかは、また別の問題として、別途公募すべきであったものと考えております。  4点目、議会の責任についてですが、市民会館に関する議会での我が会派の質疑、議決について、ご指摘いただきましたが、これまでの議会での対応は、その時々に適切に判断し、議決に臨んでまいりました。小林議員は、これまでの議会での対応と今回は全く違う、おかしいではないかというご指摘であると理解しておりますが、前段の本会議で、市民会館に係る契約に対する幾つかの疑問について指摘させていただきました。公募型プロポーザル方式は随意契約の手法でありますが、運用が適切でない場合、契約の相手方が固定するなど、公平性が確保されなくなり、不利な契約が締結されるおそれがあることから、その実施については、地方自治法等で一定の条件を満たす場合に限定されるなど、適切に運用が求められているとの答弁にも示されておりますが、今回は、その適切な運用になっているかどうかという問題提起をさせていただいた次第であります。 ○友次議長 8番、小林議員。 ○8番(小林議員) 2問目です。一事不再議ということで、設計部分5億7,000万円は、今回組み替え動議には上げていないというご答弁でありました。  仮にそうだとしても、大阪維新の会の岩本議員も先ほど趣旨説明とか、今の答弁の中で言われていた、選定委員会の宿題がきっちりと基本設計で生かされているかどうか、そのほか要求水準を達成しているかどうか、それを専門的、客観的視点で、この設計部分の予算を認めるのであれば、モニタリングはもっと厳しくしろということを主張するべきではないかと思うのです。  やはり、設計部分5億7,000万円は今回組み替え動議をされてない、認めているということなんですけれどもね、そこでモニタリングだけちょっと待ってっていうのは、やはりおかしい、私は滑稽やなと思います。そこのモニタリング業務の中で、そういう技術的水準であったりとか、専門的視点っていうところで、客観的、第三者的な視点を担保しようとされてるものは、今回、これ減額することで、どうやって担保されようとしているのか。先ほど答弁はなかったと思うので、もう一度、そこを教えていただけますか。  ランニングコストとか、基金の全額投入等々にも今、解決できていない部分があるということでした。ちょっと、これ意見というか、私の考えを言わせていただきますと、ランニングコストについては、今はプロポーザル、要は企画提案がなされた状況です。具体的な設計が一定程度進まないと、コスト計算しようにもできないということを3月3日の答弁でも答えておられましたし、この令和2年度、設計を進めていく中で、管理運営計画をつくって検討するっていうことも答弁があったと思います。それを受けてもなお、やはりランニングコストをこの基本設計がこれから始まるという段階で、どうやって計算しようと、計算してくださいと言っておられるのか、逆に教えてほしいです。  基金の全額投入のことについても言われていますけれども、茨木市議会のホームページの会議録検索システムで、文化施設建設基金という言葉でぜひ検索をしてみてください。もうされているかもしれませんが、もし、していなかったらしてみてください。  平成10年、市制施行50周年を機に、市民会館建てかえに備えるための基金として創設ということが出てきますし、検索の中でも、また、この議会の場の趣旨説明でも、市民会館建てかえに備えるための積み立てという言葉を、私たちは、毎年この議場で聞いてますよね、何を今さらという感じです。  寄附についても、平成30年12月にできた基本計画の中に書かれています。さらに言うと、基金のことも、国の補助金のことも基本計画の中には書かれています。1年以上も前から、工事費の半分は、基金と国の補助金を充てていく、寄附など、多様な財源確保も考えていくということは示されてます。  基本計画は読まれたのでしょうか。もし読まれているのであれば、この1年という期間の中で、そこへの指摘や要望ということは、質疑する機会があったのではないかなというふうに思います。  附帯意見、フライタワーについて、設計に向けて、市民がどのようにしたいか関与しながらつくり上げていくというプロセス、答弁をされてますし、このプロセスを経ることには、私は何の異論もありません。  重ねてになりますけどもね、平成30年12月議会の、この維新会派議員の発言、当然、公募型プロポーザルで行われるものと思っている。市民会館跡地エリア活用に際しては、100人会議、あるいは、ワークショップ、市民の皆さんから、各種団体の皆様からご意見を聞く機会、こういうのを多くとられて、しっかりと時間をかけてつくってこられました。今回最終的にデザインビルド事業者を選定する際でも、公募型プロポーザルという形をとっていただいて、市民の皆さんが多数かかわってこられますので、ぜひ市民の皆様への公開という観点から、公開プレゼンテーションという形を行うべきという提案をされています。実際、その提案のとおりになっているんです、それで、議決をしたんです。  公募型プロポーザル、イコール随意契約ということを契約議案の質疑の中でも盛んに言っておられましたが、それをわかっていたのであれば、公募型プロポーザルをみずからの会派が提案されるときに、留意事項、指摘事項なども指摘されればよかったのではないかなというふうに思います。  見切り発車という表現も今、答弁の中でされました。100人会議を開いて基本構想を認めた時点で、もうこれ、発車してるんです。既に半ばまで来ていますし、先ほど紹介した維新会派議員の質疑を初め、維新会派の皆さんも、多くの皆さんがかかわってきた、丁寧に議論してきたということをこの議場でも述べておられます。ここまで半分走らせてきたことへの責任感というのは持っておられるのでしょうか。  暫定広場のあり方についてです。これは市民会館の解体のこと、解体の技術的手法が後の活用形態に影響を与えることから、コストを抑えるために時期を勘案されたもので、今回の暫定広場と同様の考え方ではないことを指摘しておきます。  地方自治法を見ても、総務省や大阪府の随意契約ガイドラインを見ても、今回のプロポーザルを実施した上での随意契約には、何の問題もない、だから私も議決をいたしました。さらにプロポーザルにおける審査の透明性、公正についても、選定委員が出された講評と採点表からも知ることができます。これは公表もされています、そして議決があったと思っています。  スケジュールありきということも言っておられますが、スピード感を持ってというのは、維新の皆さん、あなたたちが言われたことではないでしょうか。  憩いの場として放置しているんじゃないと、憩いの場として、あそこを使ったらいいということを今、ご答弁いただきました。今回、この社会実験の費用1,000万円ですね、これは市民の皆さんと一緒に育てる広場に向けて、ルールづくりであったりとか、市民の皆さんにも参加してもらいながら、例えば、ほかの公園やったらいろんな禁止事項があるけれども、そういう禁止事項ではなく、ルールの中で何ができるかを考えていこうという取り組みです。これは議案説明の資料の中にも書いてると思うんですね。このことは、育てる広場、市民会館跡地のことだけではなく、茨木市にある、ほかの公園のことにもつながっていくと思いますし、私は、この予算は、大変有効な予算だと思っています。  公共施設予約システム導入の問題点、今るるご説明いただきました。確かに、そういうメリットであったりとか、課題というものを認識されてるということはわかりました。  ただ、やはり実施されてる自治体によっては、機器の導入の費用であったりとか、手数料の負担っていうのを、指定管理をしているところは指定管理者が持つのか、行政が持つのか、こういうことが課題になって、なかなかそこから先に進んでいかないというような課題もあるということも、私も聞いております。国も2025年に向けて、今モニター事業を進めながら、導入手順の作成や内容の精査などを行っている段階です。その動向も見ながら、本市が導入するための試算や対象費目の精査を示された上で、議会でも議論すべき課題だと思っていますので、私はこのタイミングではないと思っています。  インターネット予約は、これまでも多くの市民から望まれてきたことで、今回の予算は必要なものだと考えています。  議会の責任についてです。何度も契約議案のことを言って申しわけないんですけれども、この質疑の中でも、市長と今回選定された設計者との関係を尋ねられていました。市長が面識のある設計者は3者中、お二人いらっしゃったということが明らかになりましたし、市長は選定委員会には入られていません。それはご承知だと思います。  さらに、選定委員会の講評では、よかった点、残念だった点が誠実に示されていること、採点結果においても、各委員において、目を引くようなばらつきは生じていないことから、疑義が生じているとは考えられません。  やたらと随意契約ということを連発されているなと思いながら質疑を聞いておりました。疑義がつくり出されるようにすら感じてしまいました。  以上、2問目で問いたいことを意見も含め、発言させていただきましたが、答弁できることはお答えいただきたいと思います。できないのであれば、できないということをお答えください。 ○友次議長 12番、岩本議員。     (12番 岩本議員 登壇) ○12番(岩本議員) たくさんお尋ねいただきまして、ありがとうございます。漏れるかもしれませんが、順次、ご答弁させていただきます。  一事不再議ということで、モニタリング事業については、しっかりと見ていくべきではないかと、逆に見ていくべきではないかというご指摘でありましたが、モニタリング事業をやるなということは一言も申し上げておりません。この我々が指摘させていただいてる問題について、これを明確にしていただいた後に、具体的に事業、あるいは、モニタリングを進めていったらどうかというご提案であります。  (「並行してやるべきだと思いますけどね」と呼ぶ者あり)  (「予算が通ってるんやったら、それをしっかり見ていく、そういったモニタリングは大事じゃないですか。それも放棄するんですか」と呼ぶ者あり) ○友次議長 答弁を続けてください。 ○12番(岩本議員) また動議でもいいですから、やってください、それは。  基金の問題についてですが、幾つか私ども問題点を出させていただいておりますが、そのことで、基金のことについてですが、基金については、目標額を設定して、取り組むなどのことは出せるんじゃないかなと、例えば、そういうことですね。そのほかについても、いろいろなことについて、私どもは、前段の本会議でもご提案をさせていただいております。  (「既にやってるし」と呼ぶ者あり)  (「説明になっとらん」と呼ぶ者あり)
     (「一々反応しない、そこで」と呼ぶ者あり)  この間ですね、議会で私どもが、その都度その都度、議論を加え、議決についても、その都度その都度、適切に判断してきたと考えております。現在、今までと今議会での問題の状況で違うところは、もう状況が変わっていると、そのことについては、もう前段の本会議で一定質疑させていただきましたので、詳しくは述べませんが、状況が変わっているので、今回もこのような形で提案もさせていただいております。  (「何が変わっているか、全然わからない」と呼ぶ者あり)  (「そっちの言い分が変わってるねん、維新の」と呼ぶ者あり)  (「維新が変わってるねん」と呼ぶ者あり)  (「誰の状況が変わったん」と呼ぶ者あり)  (「政治情勢」と呼ぶ者あり)  この間の市民会館の問題について、我が会派が、このことについて責任感を持ってやってほしいということですが、当然、責任感を持って取り組んでおります。  スピード感を持ってと、進めていけということを言ったというお話がありましたが、スピード感を持ってやっていくということは当然のことでありますが、やっている中で問題点があれば、それは立ちどまって、しっかりと解決しながら、やらなければならないというのが私どもの考えです。  暫定広場の活用についてですが、社会実験はやられたらいいと思いますが、問題点をクリアにしてからすべきだという考えです。  (「答弁になっとらん」と呼ぶ者あり)  議会での責任ということですが、小林議員がるるお話をされておりますが、先ほども申し上げましたけども、この市民会館の設計・施工に当たってのいろんな問題が明らかになっている中で、そのことについては、立ちどまって考えていくべきであると。議会の責任は、ただ単に出されたことを可決するのも大事ですけども、可決するに当たっては、しっかりと問題点を明らかにしながら、採決態度に臨んでいくというのが私どもの考えです。  (「全員そうです」と呼ぶ者あり)  (「全員や、そんなの」と呼ぶ者あり)  (「これまでの姿勢はないの」と呼ぶ者あり)  (「チャンスはいっぱいあったのに」と呼ぶ者あり)  (「そんな答弁やったら、もういいよ」と呼ぶ者あり) ○友次議長 提案者に申し上げます。  先ほどの小林議員の質疑の中で、第三者的な視点の担保であったり、ランニングコストであったり、基本計画を読まれたかっていう質問に対して、そこに示されている財源の内訳が明記されてるという質問に対しての答弁をしていただきたいというふうに思います。  だから、先ほど漏れた部分をちょっと確認いただいて、再答弁をお願いいたします。  (「もういいんと違う」と呼ぶ者あり)  (「それは、まあ議長さばいてるから、できないなら、できない言うたらええやん」と呼ぶ者あり)  (「まあそれは、言ったから、できないことはと」と小林議員呼ぶ) ○友次議長 答弁はありますか。  12番、岩本議員。     (12番 岩本議員 登壇) ○12番(岩本議員) 済みません、答弁の漏れがありまして。  ランニングコストのことについてですが、私どもは専門家でもありませんので、ランニングコストを示すことは困難でありますが、平成30年12月議会では、新施設における実施事業等が未定であるため、具体的なランニングコストについては、現時点では算出できないので、あくまで参考値として、市内既存施設における管理運営コストをもとに、新施設の上限床面積である1万6,500平米で計算したとして、年間約2億2,000万円となるとの試算が示されておりました。  新施設における実施事業が確定されておりますので、現時点におけるランニングコストのおおむねの額の算出は可能であると判断しております。  (「なければ、なしでいいです」と小林議員呼ぶ)  あと何やったかな。  (「基本計画を読んだかどうか」と小林議員呼ぶ)  基本計画のほうは、読ませていただいております。  (「できないことは結構です」と小林議員呼ぶ)  はい。じゃあ、あとは済みません。 ○友次議長 8番、小林議員。 ○8番(小林議員) 今、モニタリングは、やめろと言っているわけではないということだったと思うんです。  でも、何度も、今、私3回目言いますけど、基本設計の部分の今回予算は、組み替え動議では減額されてないんです。だから、仮にモニタリングをきちんと維新の方が、ご指摘されたことも踏まえて、解決してからっていうんやったら、モニタリングだけじゃなくて、基本設計もとめないといけないんじゃないですかっていうことを私は聞いてるんですね。今の形やと、基本設計だけは進み、モニタリングは削減しますということは、事業者の方に、もう専門的な部分を全部、事業者の方に一任しますという形になると思うんですけれども、それでいいんでしょうかっていうことを、この質疑で問いたかったわけです。  基本計画もお読みになられたということで、ご答弁ありましたけれども、その中に、基金は多分40億円、補助金は30億円、基金と国の補助金で、費用の半分を充てていくということは書かれています。だから、それも当然お読みになっての質疑だったのかなということは、今ようやく理解をいたしました。  約4年前ですかね、この100人会議が始まったときから、市民会館跡地エリアの事業は、もう始まっています。議会としても、平成30年度から特別委員会をつくり、それ以外にも、議会前の議案説明時に報告というものを受けてきました。この3月議会で契約議案を提出するということも、何回も提示をされてきたと思います。  維新会派の皆さんが今回、組み替え動議を出す理由として上げておられる基金の投入寄附のこと、公募型プロポーザル選定委員会などについては、さまざまな形で議会に、私たち議員に説明されてきたことではないのでしょうか。そのときそのときに、適切な判断をされてきたということを今、言われましたけれども、この長きにわたっての期間の中で、本会議、委員会、特別委員会、質疑する機会はたくさんあったはずです。その中で、要望であったりとか、指摘であったりとか、おかしいと思うことがあったら質疑をするという議員の仕事をきちんと全うする、議員の仕事をする機会というのはたくさんあったはずです。  さらに言うと、私は、会派に所属しておりませんから、特別委員会には入れません。私よりも皆さんのほうが多くの発言の機会を持っておられるわけです。にもかかわらず、私はこれまで、そのような議論がこの議場で、特別委員会、委員会室でされてきたというようなことは思っていませんし、そういう記録はないというふうに思っています。だから、今もやじが飛び、契約議案の質疑のときにも、やじが飛んだのだと思っています。  議会は、多様な意見を持つ議員が集まり、意見をぶつけ合うことで、よりよい判断をする民主主義の場です。それは皆さんも、岩本議員も大野議員も御存じだと思っています。だからこそ、私たち議員の発言や議決というのには大きな責任があると思うんです。もちろん、考えが変わることもあるでしょう。その際には、説明責任が生じるでしょうし、それは、市民に対して説明責任を果たすということは言うまでもなく、行政職員の皆さんにも、説明責任を果たすことが必要だというふうに考えます。  今、状況が変わったということも言われましたが、その説明責任ということにおいて、何が変わったということをお示しいただくことは可能なんでしょうか。ここで議決する、発言するということの重みは、十分承知の上での、今回の組み替え動議の提出なのでしょうか。今回は、やはり、余りにも急な態度の変更で、それが非常に残念で、怒りすら覚えてしまいます。  今、述べましたけれども、ここに至るまで、長きにわたって、議会でも議論を積み重ねてきたことを考えると、議会という機関の役割を本当に考えていただいているのか、議会という機関の重みを感じていただいてるのか、議会という機関の信頼をなくしてしまう行為を今されているのではないかと、心から、今、本当に心から憤りを覚えています。  以上です。 ○友次議長 12番、岩本議員。     (12番 岩本議員 登壇) ○12番(岩本議員) 済みません、答弁漏れもありました。順次、お答えします。  モニタリングについて、建物を建てるのはいいけど、モニタリングはやめろというのはおかしいやないかということですが、モニタリングをやめろということは一言も申し上げておりません。いろいろお示しさせていただいた問題について、明らかにしながら、それをもって、モニタリングもやったらいいのではないかという提案であります。  公募型プロポーザル等、我々も、その都度その都度、議会、あるいは、特別委員会でも質疑させていただきました。それまでの、その都度その都度の時点で判断し、質疑をし、議決に臨んでまいりましたが、今回は、新たに、前段の本会議でも質疑させていただきましたが、新たな問題が露呈している状況の中で、これを黙って見過ごすわけにはいかないということで、現在の態度とさせていただいております。  議会での質疑、議員の重みというのは当然のことであります。私自身も、今のこの市民会館に係る問題点について、不明瞭な部分について、それを放置したまま、進めていくというのは、私自身も市民に対しての背信行為であるというふうに思っておりますので、今後の議会においても、お示しさせていただいた問題については、議会等で明らかにさせていただきたいと考えております。 ○友次議長 以上で、8番、小林議員の発言は終わりました。     (8番 小林議員 議席へ) ○友次議長 以上をもって、通告による発言は終わりました。  これをもって岩本議員ほか2人から提出された予算の組み替えを求める動議に対する質疑を終了いたします。  これより討論に入ります。  本件につきましては、討論の通告がありますので、発言を許します。  まず、5番、大嶺議員。     (5番 大嶺議員 登壇) ○5番(大嶺議員) 私は、日本共産党を代表いたしまして、議案第31号、令和2年度大阪府茨木市一般会計予算について、日本共産党が提出いたしました組み替え動議に賛成し、原案に反対する立場から討論を行います。  今回、市長選挙前の骨格予算として提案されている予算案ですが、日本共産党は、骨格予算であっても無駄遣いを正し、市民生活に必要な部分については、継続して予算を執行する必要があるという立場からのチェックを行い、組み替え動議を提出するに至りました。以下、その理由について述べます。  第1に、彩都開発関連や安威川ダムなど、無駄な大型プロジェクトに対する支出の是正です。  日本共産党は、彩都開発について、東部地区開発については、きっぱりと中止し、貴重な里山の自然を府立自然公園として保存する方向で、収束させること、中部地区については、独自調査を行い、抜本的な環境対策を講じていくこと、西部地区においては、地元住民を含む関係者の円卓会議を設置し、住みよいまちづくりに向けて協議していくべきだと主張してまいりました。同時に、彩都開発全体の赤字の状況と責任の所在をはっきりさせ、上位計画自体を赤字圧縮、乱開発防止の方向で見直すことを主張してきました。  また、安威川流域の治水については、ダム建設ではなく、本川と支流を合わせた流域全体の耐越水堤防整備、河床の修復、貯留施設整備、堆積土砂の除去、斜面崩壊防止、低地内水氾濫地域の浸水解消へ雨水管整備を求めるなどの抜本的な治水対策強化を求めるとともに、どのような河川管理上の課題があるかを住民の視点で明らかにして、住民が主体的に河川整備の優先順序を議論し、決定にかかわるべきであり、市も、その方向に転換すべきと訴えてまいりました。  そして、安威川ダム周辺整備については、過大な立ち寄り人口の予測や景観上の問題点も指摘されており、湛水による地すべり発生のリスクがあることや、民間資金を活用した安易な観光資源の活用に、到底将来があるとは思えないことから、基本構想と計画の撤回を求めています。  河川にかかわる災害は、年々被害の甚大さを増しています。全国的な状況を鑑みれば、局地的豪雨で、山間部での斜面崩落の危険性も高まっており、災害が少なかった時代につくられた計画を推し進めることは、市民の命にもかかわる問題です。  第2に、市民会館にかかわる新施設建設は、市民的議論を尽くし、市の身の丈に合った整備に変えることです。日本共産党は、市民会館の建てかえは、現在の場所での建てかえを基本に、計画の肥大化を避け、身の丈に合った施設規模となるよう、時間をかけて、市民会館についての市民的議論の成熟を図ること、それに向けた計画の見直しを求めてきました。この立場から、この間、補正予算で次々と提案される市民会館跡地エリア関連費用についても、その都度考え方をお示しし、削除を求める提案を行ってきたところです。  今、一番大きな問題は、最終的な整備費用を示すことなく、市民の大切な税金が湯水のようにつぎ込まれている現状です。市民的議論は尽くさないけど、お金はどんどん支出しますというやり方が、どうすれば市民の心の中心地になり得るのでしょうか。  また、今回、大阪維新の会からも予算の組み替え動議が提出されています。市民会館跡地エリア整備事業の設計・施工業務、工事の請負契約締結議案において議論された主張からすれば、事前の議会運営委員会にもきちんと諮り、継続審査を求める動議を出すことが当然ではなかったかと感じます。  (「そうだ」と呼ぶ者あり)  契約に疑義を唱えていたにもかかわらず、市民会館跡地エリア整備事業モニタリング実施は必要ないとする考えは、理解いたしかねますので、反対である旨、申し上げておきます。  第3に、骨格予算といえども、事業の見直しは行いながら、漫然と続けられる人権予算の支出です。2020年度の予算編成における事務事業の見直し額は1.4億円でした。ヒアリングさせていただいた中では、教育委員会の委員報酬の削減や識字学級の予算の確保など、活動の縮小が危惧される見直しがありました。今回、その中でも、必要性を感じるものに限って、暮らしや教育、身近なまちづくりの、まちづくり優先の市政を求める立場から、予算の増額を求めるものです。  重度重複障害者等支援事業に関しましては、これまで市独自で行っていたものが国の制度になるとのことで、必要なくなるとの見解ですが、日本共産党は、現状維持にとどめるのではなく、これまでどおりの予算を活用して、当事者や支援者の声をもとに、充実が図られることを求めます。  高齢者いきがいワーカーズについては、昨年の議会でも、高齢者活動支援センターについて議論した際に、充実を求めています。  なかよしキャンプについては、目的も性格も違うものへの置きかえは、障害を持つ生徒の学びや活動の場を奪うものであり、廃止は認められません。  その一方で、歴史的役割を終えたはずの同和対策が人権問題に位置づけられています。日本共産党は、2020年度に行われる人権施策に関する市民意識調査が個人の思想を調査するような人権を侵害する調査ではなく、市の人権施策が市民に求められる立場で充実するための調査となるよう求めており、市の人権施策に対する考え方の転換が求められていると感じています。  また、基金については、これまでから必要ないと主張してきました、文化施設建設基金についてのみ削除を求めています。  そして、国保加入世帯への負担軽減を目的として、例年提案させていただいている国民健康保険事業特別会計への繰り入れは、新型コロナウイルス感染症で、甚大な被害を受けている加入者への対応に、2020年度は何を置いても必要であると考えるものです。  さらに、2020年度は、産業振興アクションプランの見直しが行われる年でもあります。日本共産党は、特定の場所や業種に限った補助制度よりも、地域経済に大きく寄与する多数の小企業が利用できる制度の充実を図っていただくことを、この機会に要望しておきます。  以上、大きく3点にわたって、日本共産党が提出いたしました組み替え動議に賛成し、原案に反対する理由を述べさせていただきました。市民の暮らしを犠牲にする行財政運営の是正を強く求める立場で、議員各位のご賛同をお願い申し上げます。  なお、大阪維新の会から提出されておられます組み替え動議では、公共施設予約システムの導入について、削除を求めておられますが、日本共産党は、現在の4施設から47施設の予約が行えるシステム導入は、午前中しか申し込みができないなどの不便な現状打開のためには、必要であると考えるため、反対であることを申し添えます。  ただし、現状のシステムに施設をふやすだけでは、余りにも使い勝手の悪いシステムではありますので、市民目線で一新されることを期待いたします。  以上で討論を終わります。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○友次議長 次に、10番、福丸議員。     (10番 福丸議員 登壇) ○10番(福丸議員) 議案第31号、令和2年度大阪府茨木市一般会計予算につきまして、予算の組み替え動議に反対し、原案賛成の立場から意見を申し上げ、議員各位の賛同をお願いするものであります。どうぞよろしくお願いいたします。  令和2年度の当初予算においては、来月に市長選挙が実施される予定であることから、継続的な市民サービスを基本とした骨格予算として編成されております。  まず、この予算案が骨格予算であるため、新たに着手する事業など、政策的な判断が必要となる経費の計上は控えた予算である中において、市民サービスを停滞させないように、喫緊の課題である保育環境の充実や安心・安全の取り組みなど、切れ目なく対応されている市の姿勢を評価いたします。  加えて、骨格予算でありながら、前年度予算より増加しているなどの意見がありましたが、会計年度任用職員制度の開始や幼児教育・保育無償化の通年化、また、高齢化の進展などに伴い増加する扶助費、介護保険特別会計への繰出金などの増加する経費の対応のほか、さまざまな事務が変更となる状況も含め、4月以降も安定した市民サービスを確保するために、市は適切に対応されているものと認識しております。  予算の内容を見てみますと、今、必要となるサービスとしましては、最重要課題である、待機児童の解消に向けた私立保育所等の建設補助に、継続して取り組むほか、災害に強いまちづくりを推進する災害情報伝達における自動情報配信サービスや学力向上にかかわる次期プランの改定に伴い取り組む、茨木っ子キャリアパスポートの作成及び(仮称)地区保健福祉センターの整備などの福祉施設の充実など、市民サービスの充実を図るための施策を途切れさせることなく、継続的に進められているものであります。  次に、将来の魅力あふれるまちづくりとしましては、JR総持寺駅周辺整備事業やJR、阪急の両駅周辺の再整備、元茨木川緑地のリ・デザインの推進など、便利で快適な、そして、活力あるまちの実現に向けた都市基盤整備やダム周辺整備事業等の北部地域のプロジェクトなど、これまでから推進してきた事業を、着実に前に進めていく予算となっています。  福岡市長が就任された4年前から、最重要課題の一つに掲げられておられます市民会館跡地エリアにおける新施設、広場の整備がいよいよ本格的にスタートします。多くの議員がスピード感を持って進めるようにという意見が多い中、アンケートの実施や市民会館100人会議という指標により、さまざまな市民の思いを積み上げてきました。我々議会におきましても、市民会館跡地等整備対策特別委員会において、2年間の議論を重ねてまいりました。まさに市民と議会と行政が三位一体となり、形づくられた事業であり、大いに評価できるものであります。  本事業のキーコンセプトである、育てる広場の実現を見据えた手法によって、今後も市民を巻き込みながら、みんなで育てる茨木のシンボルとして、市民が誇れる市中心部のランドスケープが育まれていくことを大いに期待しております。  令和2年度におきましても、少子高齢化の進展とそれに起因する社会福祉経費のさらなる増大が見込まれることに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響が懸念されますが、引き続き、安心・安全な市民生活の確保と総合計画に掲げる、まちの将来像の実現に向けて取り組んでいかなければなりません。社会情勢が刻々と変化しており、将来にわたって健全財政の確保に向けた財政運営が求められる中において、健全で堅実に実践する本市の姿勢は信頼できるものであります。  福岡市長は、就任当初から市民との対話を大切にし、また、みずからも一市民としての目線を大切に市政の運営をしてこられたことと認識しております。今回の予算も骨格予算として、今後の政策経費の枠を留保しつつ、限られた財源を重点的かつ効率的に配分することにより、将来にわたる市民サービスの向上、まちの持続的発展に欠かせない事業を展開する市民の目線に立った予算であると実感しております。  以上のことから、次なる茨木の土台にふさわしい骨格予算であると高く評価いたしまして、賛成討論といたします。議員各位のご賛同を賜りますよう、お願い申し上げます。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○友次議長 議事の途中でありますが、休憩いたします。
        (午前11時12分 休憩)     ─―――――――――――――     (午前11時25分 再開) ○友次議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、11番、萩原議員の発言を許します。     (11番 萩原議員 登壇) ○11番(萩原議員) では、私のほうから議案第31号、令和2年度大阪府茨木市一般会計予算、そして、大阪維新の会の提出した組み替え動議に賛成し、一般会計予算に反対する立場で討論いたします。  組み替え動議に賛成し、原案に反対する第1の理由は、結果として税金の無駄遣いになる予算が組まれているからであります。船出の際には、かじ切る方向を明確にし、それに従い進路を進める、そうしないと予定どおりに目的地に到達することはできません。現時点で課題が出ている中、それを解決せずに走り出す、とりあえず予算をつけて、走りながら考えようとするいつもの姿勢です。このような場合、方向性にぶれが出たり、結果として無駄なお金を使うこと、多々あります。  そして、忘れてはいけないのは、今回の予算は150億円を超えるビッグプロジェクトであり、ぶれが出た場合の影響ははかり知れません。現時点で認識している課題を解決せず、今後、変更が生じる可能性がある中で予算をつけるのは時期尚早、課題の解決が先であり、本予算で計上する必要はないと考えるものです。  次に、第2の理由は、議案の提出方法が余りにも議会軽視、スケジュールありきになっているからであります。市民会館跡地エリア整備事業モニタリング実施事業及び広場活用とマネジメント体制検討社会実験の実施については、現状、最終的な市民会館の形が明確になっていないにもかかわらず、モニタリング作業及び社会実験の実施を推し進めることは、結果として意味のない事業や社会実験を行う可能性を否定することができません。附帯意見が出て、検討事項が残った段階でも予定を変えず、今回の予算を計上したのは、まさにスケジュールありきと言わざるを得ません。  また、新たな公共施設予約システムの導入事業についてです。本予約システムについては、柔軟な運用が可能なクラウドサービスとして、現在、福祉文化会館、市民総合センター、男女共生センターローズWAM及び生涯学習センターきらめきという4施設のみで利用可能であったインターネットによる予約を、市の合計47施設に対して、利用の可能性を広げようとするものであり、本予約システムの導入に関しては、施設利用者の利便性を考えると、基本的に反対するものではないものの、現状予定されている入金の方法は、施設窓口での納付及び口座振替での引き落としの2パターンのみとなっております。  国がキャッシュレス社会を推進している現在、インターネットでの申し込みを可能にし、施設利用者の利便性向上のためには当然、カード決済やQRコード決済等、キャッシュレス化する中で積極的に使われてる決済方法もあわせて導入しないとと考えており、総務常任委員会でも提案させていただいております。  ただ、今回一番問題なのは、本予約システムについては、既に基本設計を確定させ、3月議会が始まる3月3日から事業者の募集を行っていたことです。総務常任委員会では、カード決済については加点事由にする等の旨の当局側からの発言はあったものの、キャッシュレス社会を推進している現状からも、そして、結果として、後からつけることになった場合のコスト面からも、そもそも基本設計に入れ、募集をかけるべきでした。そのような声を反映するための議会という場があるのではないでしょうか。であるにもかかわらず、そもそも3月3日の段階で公募をかけるのは、議会軽視、議会の意見を聞き入れないことのあらわれです。募集をかけて、あとは黙って賛成せよとは、市民と議会を軽視する暴挙であるとの観点から、予算の減額を求めるものであります。  第3の理由は、公募型プロポーザル方式が乱用されているからであります。公募型プロポーザルを行うことは、随意契約を締結するということです。今回のようなシステムの開発であれ、市民会館の建設であれ、差異は目に見えるか見えないか、ソフトかハードの違いでしかなく、随意契約を採用する際にベースになる指針は、国土交通省の指針であるのは、皆さんご存じのとおりだと思います。  その指針では、技術提案交渉方式の随意契約を採用できる工事は、工事段階で仕様の確定が困難かつ最もすぐれた技術提案によらなければ工事目的の達成が難しいという2要件を達成するものだけとしており、例えば、民間事業者の豊富な経験や独自の技術、そしてノウハウを活用した質の高い建設というだけの理由で、これらの要件を達成することができたのかという疑問は日々深まっていますし、過去の判断の妥当性も常に検討する必要があります。  本市が公募型プロポーザル方式にて募集している工事等が当該2要件を満たしているのか、この要件を満たしていない場合には、そもそも入り口として、公募型プロポーザル方式を採用すべきではなかった契約もあるのではないのか、この観点からは、過去締結した契約に問題はなかったのか、議会としても契約の適法性については今後、精査する必要があると考えています。  また、一般的に公募型プロポーザルについては、要求水準等で明示できるサービス水準が少なく、民間事業者の提案の余地が多い事業である場合には有効とされていますが、今回の公共施設予約システム導入事業については、本当に公募型プロポーザル方式はふさわしいのか、事業内容やサービス水準が固まっており、民間事業者の提案にかかわる部分が少ない場合に有用と言われる総合評価競争入札方式のほうがふさわしかったのではないかと考えています。公募型プロポーザルは、みずから考える、あるいは、決める責任を放棄して、何でも民間に投げるための道具ではありません。  以上、3点、組み替え動議に賛成し、本予算に反対する理由を述べました。市民会館跡地活用の資金調達も含めて、課題が出た段階で解決する、それにより生み出される財源により、医療や社会的弱者などの市民サービス充実は可能です。議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○友次議長 ただいまの萩原議員の発言につきましては、後刻、速記録を調査の上、議長において措置することといたします。  次に、19番、稲葉議員。     (19番 稲葉議員 登壇) ○19番(稲葉議員) 議案第31号、令和2年度大阪府茨木市一般会計予算につきまして、予算の組み替え動議に反対し、原案賛成の立場から意見を申し上げ、議員各位のご賛同をお願いするものです。  令和2年度の当初予算は、骨格予算ではありますが、市民サービスを停滞させないことに重きを置き、これまでから取り組んでこられた喫緊の課題や、切れ目なく対応すべき事項については、継続して取り組まれる市の姿勢について、評価するものです。  それでは、先ほど予算の組み替え動議に反対、原案賛成の立場から、さきに賛成討論をされました福丸議員と重複しない部分について、事業の適正性や有効性等について意見を述べさせていただきます。  順番が前後いたしますが、まず、新たな公共施設の予約システム導入についてです。本事業は、市民サービス向上のために継続して取り組まれる事業であります。現状、インターネットで予約できる対象施設は4施設であるものを、47施設へと大幅に拡充されることにより、市民の皆様が会議室等を探す際の手間が省け、利便性が向上するものであります。  さらに、施設によって、会議室等の利用にばらつきがある状況を改善する可能性も含み、施設の有効活用の観点からも必要な事業だと考えます。  さらに、新たなシステムの導入に当たっては、既存システムの入れかえ時期を捉え、より柔軟な運用が可能なクラウドサービスによるシステムを導入し、システム統合及び対象施設の追加も可能ということであり、これらは、公共施設マネジメントの観点からも必須の事業ではないでしょうか。  また、利用料の支払い方法について、委員会で議論がありましたが、クレジットカードや電子マネー等キャッシュレス決済については、利便性が高まることや、総務省通知が発出されていることは承知しておりますが、現時点では、本市導入に当たる試算と対象費目の精査が示された上で、議会でもその是非を議論すべき課題であると考えております。  次に、市民会館の跡地活用並びに市民会館についてです。本事業は、これまで中心市街地活性化に向けた取り組みの中心として、福岡市長も毎年の施政方針において、最重要課題として掲げ、取り組んでこられました。本事業を進めるに当たりましては、多くの市民の皆様と対話と議論を重ね、それらの思いが詰まった基本構想を土台に、キーコンセプトである、育てる広場を見据えつつ、市民の皆様とともに暫定的な芝生広場をしつらえ、使うなどの取り組みを経て基本計画がまとめられ、その計画に沿った事業手法を選択し、事業者決定に至ったものであると認識しております。それら一つ一つ積み上げてこられたプロセスは、特別委員会での審査はもとより、適宜議会への報告もなされており、丁寧かつ適切な対応が図られていると考えます。  なお、新施設の建設に係る経費の対応につきましても、最適な補助制度を活用することに加え、これまでから充実に努めてきた文化施設整備基金の活用を予定しているなど、財政負担の軽減と平準化にも努められております。  事業推進における市民参画やタイムリーな事業進捗の報告、将来を見据えた負担の抑制など、これら多岐にわたる対応について、適正かつ真摯に取り組んでこられた本市の姿勢に大きな信頼を寄せるものであります。  さて、今回、維新会派からの予算の組み替え動議では、市民会館跡地エリア整備事業モニタリングと広場活用とマネジメント体制検討社会実験の実施事業をやめる提案がなされています。討論するに当たり、議事録や経過がわかる資料を読んでみました。少し長くなり恐縮ですが、市民会館建てかえについて、振り返ることをお許しいただきたいと思います。  そもそも、旧市民会館の建てかえについては、平成10年の市制50周年の年に、旧市民会館建てかえを目的とした文化施設建設基金を大きく積み立て、議事録を見る限り、そのころから議会でも市民会館建てかえの議論が活性化してきたように思います。そして、平成19年度施政方針で、芸術・文化活動の拠点となる市民会館建てかえ構想を策定すると、建てかえに向けた動きが始まりました。  しかし、残念ながら、リーマンショックが起こったこと、その後に立命館大学の誘致が決まるなど、まちづくりにおいても変化があったこと等から、一旦、建てかえの議論が下火となったようです。  次に建てかえの議論が起こったのは、平成25年あたりからで、突如として、阪急茨木市駅東口府営住宅跡地にホールとにぎわい複合施設として建設する案が浮上しました。平成26年度には、委員わずか5人、たった3回の文化振興施策推進委員会で、茨木市文化芸術ホール基本構想が策定されました。  しかしながら、外部事業者による事業手法検討業務を行った結果、文化振興ビジョンにおけるホールの位置づけを明確化し、ホール導入機能や規模を検討することとの指摘を受けるとともに、バリュー・フォー・マネーからも厳しいことがわかりました。この結果を受けてすぐに、新施設をどうするかは未定のまま、旧市民会館の閉鎖が条例提案をされ、平成27年末に閉鎖となりました。私はまだ1期目の議員ではございますが、過去の経緯を自分なりに調べた結果、10年にわたり、市民会館の建てかえについて、真摯な議論をされてきたことを知り、諸先輩方のご尽力に、改めて敬意を抱いた次第でございます。  さて、このような経緯のもと、現市長のもとで始められたのが、市民会館100人会議です。今回の市民会館跡地活用に関しては、この平成28年度実施の100人会議を経て、平成29年度には市民会館跡地活用コンセプトと敷地の考え方(中間報告)並びに市民会館跡地エリア活用基本構想が策定され、跡地活用ワークショップや文化芸術関係団体ヒアリング、小中高校、幼稚園の関係者へのヒアリング、さらには図書館利用者、子育て支援施設利用者アンケート等、多くの市民の皆様との対話と議論を重ね、平成30年度に基本計画がまとめられました。そして、その計画に沿った事業手法を選択し、事業者決定に至ったものであると認識しております。  この間、市職員の皆様におかれましては、土日も出勤をされ、精力的に市民の皆様との対話を重ねてこられたことにも心から敬意を表したいというふうに思います。  繰り返しになりますが、それらは市議会においても、平成30年度に設置をし、現在まで計6回開催された市民会館跡地等整備対策特別委員会での審査はもとより、適宜議会へ報告をされています。その議事録を読み返しましても、さまざま要望等はありましたが、維新会派の皆様から特に異論があったものとは読み取れず、契約手法や広場の活用について、今このタイミングで、突如、疑義が示されることを甚だ遺憾に感じております。  これらの事業につきましては、本事業の究極の目的である、育てる広場の実現に向けた有効な取り組みであると実感するとともに、予算においても整備費本体の債務負担行為の議決を得ていることに鑑みますと、市民の皆様が新施設の誕生を一日も早くと請われているスケジュールの中、本予算において計上されるべきものであることは、自明の理であると考えます。  (「そうだ」と呼ぶ者あり)  既に本会議で議決したことではありますが、あえて、ここで申し述べさせていただきます。議会で議決した工事請負契約は、公募型プロポーザル方式で事業者を選定したものであり、その選定委員の構成についても平成30年12月に総務委員会で質疑が行われ、議事録には、その構成に対する異論は記されておりません。  また、都市計画等の有識者に加え、12月議会に参考資料として選定委員会規則案が示されており、委員として市の職員が入ることは、この時点で既に明らかにされております。加えて、今回の事業者選定に当たり、選定委員の皆様が真摯に、公正に選定をされたことは、講評として書かれている文章からも読み取れます。また、採点項目並びに採点表が既に公開され、そこに著しい点数の不均衡がないことからも、公正、適正さが読み取れるものであります。  もし、維新会派の皆様が、すぐれた民間ノウハウや技術提案を求める公募型プロポーザル方式そのものに疑問を抱いておられたのであれば、これは昨年5月24日の特別委員会で提案され、議会にも報告されているのでありますから、小林議員の質疑にもありましたが、特別委員会に委員を出されている御会派が、その後、1年にわたって、なぜに疑義を呈されなかったのか、甚だ疑問であります。  さらには、今回、修正すべき事業として上げられている整備事業に係るモニタリング業務は、既に可決され、進められることが決まった工事請負契約の要求水準の達成と、円滑で適切な事業執行を専門家、第三者の視点から監視するものです。この予算を認めないということは、請負契約を結んだ事業者を全面的に信頼し、全てを委ねるという姿勢をお持ちなのでしょうか。  旧施設の解体が完了しつつある今、新年度からいよいよ新施設の建設や広場の整備が具体化していきますが、本事業は、選定会議での課題も受けとめながら、さらなる市民参画のもと、みんなで育てる茨木のシンボルとして、また、次なる茨木への新たなまちづくりの一歩として、歩みをとめることなく進めていく必要があり、その実現に向けた、たゆまぬ足取りに、市民の皆様とともに大きな期待を寄せております。  また、さきの質疑でもやりとりが行われましたが、ここまで整備が進んだ市民会館跡地暫定広場を使うために実施する市民参加のルールづくりワークショップを延期させ、広場の企画運営などのマネジメントを否定し、既にフェンスが取り払われ、この新たな広場をどのように使うのかを市民の皆様が注目している中で、当面の間、これを放置しておくという判断をされ、今回、反対をされるとのことでございます。  残念ながら、私には、そこまでして、この重要な予算に対して反対をされる、正当かつ明確で大きな理由が、先ほどの質疑を聞かせていただいてもなお、全くもって見当たらないのであります。  100人会議やアンケート等にご協力をいただいた皆様、ワークショップに参加をいただいた皆様はもとより、10年以上前から文化ホールを望み続けた市民の皆様の期待に応えるべく、着実に、丁寧に、一つ一つのプロセスを積み重ねて、ここまで来た歩みと、市民生活を第一に考え、市民の皆様の大切な税金が正しく使われるよう、しっかりチェックしようとする茨木市のこの施策を、先ほどの質疑をお聞きしてもなお、その理由、根拠が曖昧な反対によってとめることがあってはならないと考えますが、いかがでしょうか。  (「そうだ」と呼ぶ者あり)  本予算は、骨格予算でありますが、政策的という言葉に拘泥する余り、市民サービスの中断を強いることがないよう、市民の皆様の安全・安心、健やかな市民生活に欠かすことのできない、継続的な市民生活に配慮された事業が適切に展開された予算であると考えております。  令和2年度におきましても、行政ニーズの多様化とともに、行政課題は複雑化することが想定されますが、これら骨格予算に計上された事業の円滑な実施が、必ずや市民サービスの向上、持続的発展を途切れることなく、さらに進める礎となるものであると高く評価いたしまして、賛成討論といたします。議員各位のご賛同を賜りますよう、お願い申し上げます。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○友次議長 以上をもって討論を終了いたします。  これより採決いたします。  まず、畑中議員ほか2人から提出された予算の組み替えを求める動議について、起立の方法をもって採決いたします。  畑中議員ほか2人から提出された本動議に賛成の議員の起立を求めます。     (起立する者あり) ○友次議長 ありがとうございました。  起立者少数であります。よって、本予算の組み替えを求める動議は、否決されました。  次に、岩本議員ほか2人から提出された予算の組み替えを求める動議について、起立の方法をもって採決いたします。  岩本議員ほか2人から提出された本動議に賛成の議員の起立を求めます。     (起立する者あり) ○友次議長 ありがとうございました。  起立者少数であります。よって、本予算の組み替えを求める動議は、否決されました。  次に、原案について、起立の方法をもって採決いたします。  本件に対する各委員長の報告は可決であります。本件、各委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立する者あり) ○友次議長 ありがとうございました。  起立者多数であります。よって、議案第31号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第32号、「令和2年度大阪府茨木市財産区特別会計予算」について、お諮りいたします。  本件は、討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、討論を省略して、これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決であります。本件、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。  よって、議案第32号は、原案のとおり可決されました。 ○友次議長 次に、議案第33号、「令和2年度大阪府茨木市国民健康保険事業特別会計予算」について、討論に入ります。  本件につきましては、討論の通告がありますので、発言を許します。  まず、6番、畑中議員。     (6番 畑中議員 登壇) ○6番(畑中議員) 議案第33号、令和2年度大阪府茨木市国民健康保険事業特別会計予算について、日本共産党を代表いたしまして、反対の立場から討論を行います。  反対する理由の第1は、本予算は、府の国保の統一化3年目にして、市民に負担の限度を超える保険料の引き上げを押しつけるものであり、約9.4億円も積み上がっている多額の黒字の活用や一般会計からの法定外繰入の増額で保険料負担を引き下げることが急務となっているにもかかわらず、黒字活用については、ほとんど全くの無策であるばかりか、法定外繰入については、昨年度からさらに減額する市民無視の予算になっているからであります。  広域化3年目における新年度の大阪府の標準保険料は、前年度と比べて、介護分を除く所得割が0.48%の増、均等割額が2,411円の増、平等割が1,963円の増となりました。  こうした中、茨木市の介護分を含まない1人当たりの保険料は、昨年度の11万9,085円から、新年度は12万4,319円へと5,234円もの大幅な負担増となることが示されています。府の試算によると、令和6年度には、令和元年度と比較して、1人当たり保険料が最大で約50%、最小でも約29%もの伸び率の見込みであることが示されています。このようなとんでもない、おどかしの負担増を市民に強いることは到底考えられないものであり、茨木市として、大阪府による統一化路線からは離脱して、市独自の保険料負担軽減施策への復帰への道に転換すべきと重ねて求めるものであります。  この立場から、日本共産党は、新年度一般会計予算に対する組み替えを求める動議において、国保料引き下げや減免制度拡充のための当面4億円の法定外繰出増を提案したところであります。  反対する理由の第2は、本予算が本市独自の国保料の減免制度の充実についても全く否定できないものになっているからであります。この点からも、府の統一化方針からは離脱して、市独自の減免制度充実の道へ転換すべきです。もしもの災害のときにも、ほとんど使えない減免制度であることは、大阪北部地震や台風被害の実例からも明らかになっているところです。  また、今、未成年の子どもの均等割の問題があります。全国的に、他の社会保険には見られない、国保だけの均等割負担が大きく問題となっており、全国知事会など地方団体からも子どもの均等割については見直しが国に求められておるところであります。  未成年の子どもがいる世帯では、子が1人ふえるごとに4万円余りもの均等割額が積み上がっていき、国保料の苛酷な負担の要因ともなっており、医療制度間の不公平とも指摘されているところです。全国各地で子どもの均等割軽減に取り組む自治体がふえつつありますが、大阪府の定義に従う限りでは、こうした軽減のための繰り入れも、統一化後はゼロにすべきという茨木市の認識であり、こうした点からも、府の統一化は市民にとって、百害あって一利なしと言わざるを得ません。  最後に、現在、新型コロナウイルス感染が日本でも世界でも深刻な問題となっています。ウイルス蔓延の状況は予断を許しませんが、これまでのさまざまな経済活動の抑制により、既にこの茨木市でも大きな打撃をこうむっていることは確かであり、個人事業主を初めとする国保加入者層の営業にも、劇的な被害を及ぼしています。今、市に求められている緊急の対策の一つとして、こうした経済的基盤が強固ではない、瀬戸際におられる市民の生活を守る手だてであります。  社会保険料等の支払い猶予なども言われているようですが、必要なのは、国保料の負担そのものの迅速な減免対応です。現在の市の悠長な統一減免制度では、到底対応し切れない事態ではないかと危惧するところであり、市による極めて柔軟な制度運用ないし減免制度の特例的拡充による対応を衷心より求めるものであります。  以上、大きく2点にわたり、本予算に反対する理由を申し述べ、討論といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○友次議長 次に、15番、大村議員。     (15番 大村議員 登壇) ○15番(大村議員) お許しをいただきましたので、議案第33号、令和2年度大阪府茨木市国民健康保険事業特別会計予算につきまして、原案賛成の立場から意見を申し上げ、議員各位のご賛同をお願いするものです。  日本の医療保険制度は、全ての人が安心して医療にかかれる国民皆保険制度となっており、国民健康保険制度は、この国民皆保険制度の中で重要な役割を果たす公的医療保険制度です。  この国民健康保険制度を将来にわたり持続可能な保険制度とするため、平成30年4月から都道府県単位化が実施され、茨木市においても、大阪府内の他の市町村と同様に、大阪府国民健康保険運営方針に基づき、事務運用が進められているところです。
     この都道府県単位化後に、府内統一の標準保険料率が上昇している状況においては、大阪府より、激変緩和措置が講じられ、加えて、茨木市が一般会計からの繰り入れを予算計上し、保険料算定時に保険料財源として算入することで、保険料の引き下げが図られています。  また、激変緩和措置期間終了後の保険料負担の急増を招かないよう、将来を見据えた措置も講じられているところであります。  さらに、今般の国民健康保険法施行令の改定に基づき、低所得者への保険料負担軽減基準も拡大されていることから、中低所得者の保険料負担軽減につきましても、適切に講じられていると考えます。大阪府からの交付金を活用したコールセンターの事務拡充や、これまでも取り組まれている健康マイレージ等、特定健診の受診率向上や収納率の向上に対する取り組みは、被保険者の健康の増進や財政の健全化を図るものであり、この取り組みがさらなる交付金の獲得につながることから、大いに評価できるものであります。  今後におきましては、繰越金について、大阪府の運営方針を踏まえながら、保険事業等被保険者の健康づくりに寄与する取り組みを積極的に推進するなど、適切な活用を検討されることをお願いいたします。  また、令和2年度は、3年ごとの運営方針の見直し検討の年度に当たるため、繰越金がありながら、保険料が上昇している都道府県単位化開始後の現状等を踏まえて、保険料を抑えられるよう、大阪府に対して積極的に働きかけなどをしていただきますことをあわせてお願い申し上げまして、原案に賛成の立場からの討論とさせていただきます。議員各位のご賛同を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○友次議長 以上をもって討論を終了いたします。  これより起立の方法をもって採決いたします。  本件に対する委員長の報告は可決であります。本件、委員長の報告のとおり可決することに、賛成の議員の起立を求めます。     (起立する者あり) ○友次議長 ありがとうございました。  起立者多数であります。よって、議案第33号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第34号、「令和2年度大阪府茨木市後期高齢者医療事業特別会計予算」について、お諮りいたします。  本件は、討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、討論を省略して、これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、可決であります。本件、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第34号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第35号、「令和2年度大阪府茨木市介護保険事業特別会計予算」について、お諮りいたします。  本件は、討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、討論を省略して、これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、可決であります。本件、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第35号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第36号、「令和2年度大阪府茨木市下水道等事業会計予算」について、お諮りいたします。  本件は、討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、討論を省略して、これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、可決であります。本件、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第36号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第37号、「令和2年度大阪府茨木市水道事業会計予算」について、お諮りいたします。  本件は、討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、討論を省略して、これより採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、可決であります。本件、委員長の報告のとおり決定することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第37号は、原案のとおり可決されました。  日程第9、「議員発第1号(茨木市住宅リフォーム助成に関する条例の制定について)の撤回について」を議題といたします。  本件につきましては、提出者から撤回したい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。本件、これを許可することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、議員発第1号の撤回は、許可することに決定いたしました。  日程第10、「請願第1号(加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求めることについて)の取り下げについて」を議題といたします。  本件につきましては、請願者から取り下げたい旨の申し出がありました。  お諮りいたします。本件、これを許可することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、請願第1号の取り下げは、許可することに決定いたしました。  日程第11、議員発第2号、「消費税率5%への引き下げを求める意見書」から日程第13、議員発第4号、「妊産婦の医療費助成制度の創設を求める意見書」までの、以上3件を一括して議題といたします。  提案者の趣旨説明を順次、求めます。6番、畑中議員。     (6番 畑中議員 登壇) ○6番(畑中議員) 議員発第2号から第4号につきまして、案文の朗読をもって趣旨説明にかえさせていただきます。  議員発第2号。     消費税率5%への引き下げを求める意見書  2019年10月から消費税率が10%に引き上げられた。実質賃金は伸びず、家計消費は低迷し、深刻な消費不況が続いている中での増税である。  10月以降、家計消費は落ち込み、内閣府の景気動向指数も低下、日銀の生活意識に関するアンケート調査では、個人の景況感が2014年12月以来の低さとなっている。  全国的に、まちでは商店の閉店が目立ち、スーパーの倒産もふえている。  景気悪化を招き、低所得者ほど負担の重いのが、消費税の特徴である。2014年の5%から8%への消費税率の引き上げが、暮らしと経済を一層落ち込ませている。  今必要なことは、消費税率を5%に戻し、暮らしと経済の回復を図ることである。大きな利益を上げている大企業と富裕層に、応分の税の負担を求めれば税率の引き下げは可能である。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、消費税率を5%に引き下げるよう要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  令和2年3月19日              大阪府茨木市議会  続きまして、議員発第3号。     再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改定を求める意見書  再審は、無辜が救済される最後のとりでである。罪を犯していない人が、犯罪者として法による制裁を受ける冤罪。それは、人生を破壊し、人格を否定すると同時に、法制度自体の正当性を失わせるものである。冤罪はあってはなないと、誰しも認めることでありながら、後を絶たない。  2010年、足利事件に始まり、布川事件、東電OL事件から、2016年、東住吉事件に至るまで、無期という重罰事件の再審無罪が続いた。また、2014年には、袴田 巌さんが47年ぶりに死刑囚監房から解放されるという歴史的な出来事があった。  しかし、これらの事件で再審開始が認められて無罪となる過程では、常に検察による甚大な妨害が立ちはだかっていた。  その大きな壁の一つは、検察が捜査で集めた証拠を隠匿し、証拠を開示しないことである。再審請求では、無実を主張する請求人と弁護側から、新規、明白な無罪証拠を提出することが求められる。ところが、証拠のほとんどは、強制捜査権を持つ警察、検察の手にあるだけでなく、当事者主義の名のもとに、それらは開示する義務はないとされ、しばしば無罪証拠が隠されたまま、有罪が確定する事例が後を絶たない。  無罪となった再審事件で、新証拠の多くが、実は当初から検察が隠し持っていたものであった事実には、心が凍る恐怖を覚える。無罪証拠が当初から開示されていたら、冤罪は生まれず、当事者の人生は、全く別のものとなっていたからである。  通常審では、公判前整理手続を通じて、不十分ながらも、一定の要件で証拠開示が制度化された。しかし、再審における証拠開示には、何一つルールがない。その結果、証拠が開示されるか否かは、裁判官の個別判断や検察官の任意に委ねられることとなり、法のもとの平等原則さえも踏みにじられている。  次に大きな壁は、再審開始決定に対する検察による不服申立て(上訴)が許されていることである。大崎事件の原口アヤ子さん(90歳を超えた)は、検察の即時抗告に続き、特別抗告により、再審がいまだ実現されていない。袴田事件は、検察の即時抗告によって、再審開始決定が取り消され、再審請求審が無用に長期化している。名張毒ぶどう酒事件の奥西 勝さんに至っては、1964年に一審無罪判決、2005年に再審開始決定を得ながら、検察の控訴、異議申し立てにより、89歳で無念の獄死を遂げられた。公益の代表者という検察官の法的地位からしても、裁判所の決定に、いたずらに逆らい、こうした悲劇を繰り返すことには、法的な制限を加える必要があることが明確である。  このように、再審における証拠開示制度の確立、検察官の上訴制限が、無辜の救済のための焦眉の課題である。  現行の刑事訴訟法の再審の規定は、日本国憲法第39条を受けて、不利益再審の規定を削除しただけで、大正時代の旧刑訴法のままである。現行の再審規定のルーツである職権主義のドイツも、既に50年以上前に、再審開始決定に対する検察上訴を禁止している。  また、証拠開示については、2016年の刑事訴訟法の改正の附則において、政府は、この法律の公布後、必要に応じ、速やかに、再審請求審における証拠の開示について検討を行うとしており、政府はこれを踏まえ、証拠開示の制度化を行うことが求められている。  よって、本市議会は、国会及び政府に対し、無辜の者を誤った裁判から迅速に救済するために、今こそ、次の点について、再審法(刑事訴訟法再審規定)の改正を行うことを要望する。                    記 1.再審における検察手持ち証拠の全面開示。 2.再審開始決定に対する検察の不服申し立て(上訴)の禁止。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  令和2年3月19日             大阪府茨木市議会  続きまして、議員発第4号。     妊産婦の医療費助成制度の創設を求める意見書  2018年4月の診療報酬改定時に新設された初・再診料の妊婦加算、産科・産婦人科特例加算が、妊婦患者からSNSやツイッター等を通じて、「妊婦増税」、「妊婦に優しくない」、「少子化対策に逆行する」との批判を受け、2019年1月1日から凍結された。  妊産婦の診察は、特別な対応と配慮が必要で、適切な評価は、患者さんを守ることにつながる。それにもかかわらず、妊婦加算が批判を受けたのは、診療報酬として評価されるほど、患者の一部負担金にはね返る仕組みがあるからとの意見が少なくない。  同じように、小児科の場合にも診療報酬に各種加算があるが、同じ加算でも、こども医療費の負担について批判がないのは、全国に普及している、こども医療費助成で、一部負担金が減額、免除されているからと、多くの関係者が指摘している。  2019年6月に閣議決定された骨太の方針2019では、凍結中の妊婦加算を念頭に、「妊産婦の負担増につながらない配慮を検討しつつ、妊産婦の診療に積極的な医療機関を増やし、診療の質の向上を図る」という文言が記述されている。また、現在、岩手県、茨城県、栃木県、富山県の4県が全市町村で妊産婦への医療費助成が実施されていることなどを受けて、日本産婦人科医会などが、全都道府県での妊産婦医療費助成制度の創設を訴えている。  よって、本市議会は、大阪府に対し、下記のとおり要望する。                    記 1.妊産婦が安心して出産するために、妊産婦医療費助成制度の創設を求める。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  令和2年3月19日             大阪府茨木市議会  以上であります。 ○友次議長 以上で説明は終わりました。  まず、議員発第2号、「消費税率5%への引き下げを求める意見書」について、質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○友次議長 質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件は、委員会の審査並びに討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、委員会の審査並びに討論を省略して、これより起立の方法をもって採決いたします。  本件、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立する者あり) ○友次議長 ありがとうございました。  起立者少数であります。よって、議員発第2号は、否決されました。  次に、議員発第3号、「再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改定を求める意見書」について、質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件は、委員会の審査並びに討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、委員会の審査並びに討論を省略して、これより起立の方法をもって採決いたします。  本件、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立する者あり) ○友次議長 ありがとうございました。  起立者少数であります。よって、議員発第3号は、否決されました。  次に、議員発第4号、「妊産婦の医療費助成制度の創設を求める意見書」について、質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  お諮りいたします。本件は、委員会の審査並びに討論を省略して、直ちに採決いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、委員会の審査並びに討論を省略して、これより起立の方法をもって採決いたします。  本件、原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。     (起立する者あり) ○友次議長 ありがとうございました。  起立者少数であります。よって、議員発第4号は、否決されました。  日程第14、「常任委員会の所管事項に関する事務調査について」を議題といたします。  本件につきましては、各常任委員会委員長から調査事件について、お手元にご配付いたしております常任委員会の所管事項に関する事務調査事件一覧表のとおり、令和3年1月30日まで閉会中も調査いたしたいとの申し出がありました。  お諮りいたします。各委員長の申し出のとおり決定いたしましてもご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○友次議長 ご異議なしと認めます。よって、「常任委員会の所管事項に関する事務調査について」は、各委員長の申し出のとおり決定いたしました。  日程第15、監報第1号につきましては、監査委員から本市議会に報告がありました。本市議会は、この報告を受理することといたします。  以上で本定例会に付議された事件は、全て終了いたしました。  本定例会閉会に当たり、市長から挨拶を受けます。福岡市長。     (福岡市長 登壇) ○福岡市長 お許しをいただきましたので、令和2年第2回茨木市議会定例会の閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。  本定例会では、ご提案いたしました34件の諸議案並びに各予算案につきまして、慎重なご審議、ご審査をいただき、それぞれ可決をいただきまして、まことにありがとうございました。  また、世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされ、本市においても感染者が確認されたことにより、感染拡大防止に努めているところでありますが、議長、副議長を初め、議員の皆様におかれましては、状況をご理解いただき、対応いただきましたことに、厚くお礼を申し上げます。現在も予断を許さない状況が続いておりますが、関係機関と密に連携を図り、市民の皆様の安全・安心が確保できるように努めてまいります。  さて、私は、平成28年4月に市長の重責を担って以来、大阪北部地震を初め、時に困難な状況もございましたが、次なる茨木に向けて、さまざまな施策を推進することができました。議員の皆様のご指導とご鞭撻、市民の皆様のご理解とご支援、さらには職員の協力のおかげであると心から感謝を申し上げます。  本議会は、私にとりまして、1期4年の任期における最後の議会であります。これまでご提案いたしました議案の全てにつきまして、可決をいただきました。改めてお礼を申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。  振り返りますと、あっという間の4年間でございました。  ありがとうございました。(拍手) ○友次議長 以上をもちまして、令和2年第2回茨木市議会定例会を閉会いたします。     (午後0時15分 閉会)  以上、会議の顛末を記載し、地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和2年3月19日            茨木市議会議長   友 次 通 憲            署名議員署名議員  畑 中   剛            署名議員署名議員  福 丸 孝 之...