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09月18日-05号

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  1. 箕面市議会 2000-09-18
    09月18日-05号


    取得元: 箕面市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-21
    平成12年  9月 定例会(第3回)        第3回箕面市議会定例会継続会会議録   9月18日(月曜日)O出 席 議 員  1番  田代初枝 君        14番  黒山政之 君  2番  牧原 繁 君        15番  斉藤 亨 君  3番  増田京子 君        16番  布 邦夫 君  4番  牧野直子 君        17番  石田良美 君  5番  上島一彦 君        18番  上田春雄 君  6番  神田隆生 君        19番  内海辰郷 君  7番  名手宏樹 君        20番  牧野芳治 君  8番  林 恒男 君        21番  北口和平 君  9番  二石博昭 君        22番  谷 茂男 君 10番  西田隆一 君        23番  松本 悟 君 11番  藤井稔夫 君        24番  大越博明 君 12番  中川善夫 君        25番  八幡隆司 君 13番  永田吉治 君O欠 席 議 員  な しO説明のため出席した者の職氏名市長      梶田 功 君    出納室長     熊井 稔 君収入役     芝 寅勇 君    教育長      中垣芳隆 君総務部長    奥野三十四君    水道事業管理者  横尾 巖 君                  監査委員企画部長    清田栄紀 君    事務局長     上西利之 君                  農業委員会人権文化部長  寺内 勇 君    事務局長     稲治 昂 君                  選挙管理委員会競艇事業部長  田中征男 君    事務局長     佐藤昭夫 君市民生活部長  大谷和雄 君    教育次長     清水朝一 君健康福祉部長  仲野 公 君    学校教育部長   河野保子 君                  生涯学習都市計画部長  芝山邦雄 君    推進部長     清水義雄 君建設部長    梶田靖彦 君    市立病院長    岩田吉一 君市立病院事務局長    忽那 正 君    水道部長     平野忠志 君消防長     木村忠利 君O出席事務局職員事務局長    中野 豊 君    議事課課長補佐  辻 広志 君次長      上野信一 君    議事課総括主査  西川和彦 君O議事日程  (第5号)平成12年9月18日 午後1時開議日程第 1 会議録署名議員指名日程第 2 市長所信表明日程第 3 報告第21号  専決処分の報告の件日程第 4 報告第22号  専決処分の承認を求める件日程第 5 第96号議案  物件供給契約締結の件日程第 6 第97号議案  箕面市税条例の一部を改正する条例改正の件日程第 7 第98号議案  箕面市営競艇運営審議会条例改正の件日程第 8 第99号議案  箕面市立図書館条例改正の件日程第 9 第100号議案  箕面市福祉事務所設置条例改正の件日程第10 第101号議案  社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例改正の件日程第11 第102号議案  箕面市営住宅管理条例改正の件日程第12 第103号議案  平成12年度箕面市一般会計補正予算(第3号)日程第13 第104号議案  平成12年度箕面市特別会計国民健康保険事業費補正予算             (第2号)日程第14 第105号議案  平成12年度箕面市特別会計老人保健医療事業費補正予算             (第2号)日程第15 諮問第4号  人権擁護委員の推薦について意見を求める件日程第16 第106号議案  箕面市監査委員の選任について同意を求める件日程第17 外国における都市行政実態調査の件日程第18 外国における都市行政実態調査件  -------------------------------     (午後1時 継続開議) ○議長(中川善夫君) ただいまより平成12年第3回箕面市議会定例会継続会を開議いたします。 本日の会議に先立ち、去る8月31日付をもって本市助役を退任されました柴田龍男氏よりごあいさつの申し出がありますので、これをお受けいたします。柴田龍男君 ◎前助役(柴田龍男君) 中川議長さんのお許しを得て、市議会本会議場において助役退任のあいさつをさせていただきますことは、まことに恐縮に存じますとともに、私の最も光栄とするところでございます。 私は、去る8月31日付をもちまして、一身上の都合により箕面市助役の職を辞任させていただきました。私は、昭和33年箕面市に奉職以来42年間にわたり、主に教育行政福祉行政を担当させていただきました。その間財政破綻寸前の箕面市行政から絶好調の時期をも経験させていただき、また、たくさんの仲間に支えられ、そして多数の市民の面識を得られ、波瀾に満ちた42年間の公務員生活であったなと、感慨ひとしおでございます。と同時に、私の経験不足、能力不足からいろんな事案が発生し、議員の皆様にご心配をかけ、また迷惑をおかけしましたことが多々あったことを、最後の場ではございますが、深くおわびを申し上げます。そういう私にもかかわりませず、収入役、助役選任の際にはご同意を賜り、厚くお礼申し上げます。公務員生活一筋の私としては、まことに喜ばしく、光栄に思っておるところでございます。 去る8月27日、多数の市民の皆様の衆望を担われ、箕面市の新しいかじ取りとして梶田市長さんが誕生いたしましたので、これを潮に私の公務員生活にピリオドを打とうと梶田市長に辞職願を提出し、お許しを得た次第でございます。これからは一市民として箕面市政を見守り、そして、応援してまいりたいと思っております。最後になりましたが、箕面市の悠久の反映と市議会のますますの発展、そして、議員の皆様のご健勝、ご多幸を祈念し、退任に当たりましてのお礼のごあいさつとさせていただきます。長い間本当にありがとうございました。 ○議長(中川善夫君) この際、諸般の報告をいたさせます。事務局長 中野 豊君 ◎事務局長(中野豊君) まず、議員の出席状況をご報告申し上げます。 本日は全員出席でございます。したがいまして、本日の出席議員は25名で、議会は成立いたしました。 次に、本定例市議会継続会に付議される事件の説明員をご報告申し上げます。  (以下報告) ○議長(中川善夫君) 日程第1、「会議録署名議員の指名」を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第117条の規定により、議長において1番 田代初枝君及び25番 八幡隆司君を指名いたします。 次に、日程第2、「市長所信表明」を議題といたします。 これより市長から所信を承ることにいたします。市長 梶田 功君 ◎市長(梶田功君) 本日ここに、平成12年(2000年)第3回箕面市議会定例会が開催されるにあたり、市長就任後、初の本会議におきまして、市政を担当するにあたっての所信を申し述べさせていただきますことは、私の最も光栄とするところでございます。 議員各位におかれましては、ますますご健勝にて議会活動を通じ、本市発展のため日夜ご尽力賜っておりますことに対し、衷心から厚く御礼申し上げる次第でございます。 私は、橋本前市長が病気療養のため、任期途中で退任されたことを受け、行政の継続性と安定に思いをいたし、市長選挙への立候補を決意し、先の同日選挙におきまして、議員の皆さまとともに、市民有権者の厳粛なる信託を受け、栄えある第13代の箕面市長として、市政運営の重責を担うことになりました。 このたびの市長選挙におきましては、私に対しまして、本市議会の多くの議員をはじめ、各種団体からの力強いご支援、そして、市民有権者のあたたかいご支持を賜りましたことを、ここに謹んで御礼申し上げる次第でございます。 21世紀の幕開けまで、あと3カ月あまりとなりました。この世紀末の10年において、高度情報通信技術の活用による産業・社会構造の変化や地球環境問題の深刻化、少子高齢化の進行、さらにはバブル経済崩壊後の経済・金融の再編や財政の逼迫化に伴う効率性の追求など、多くの課題が顕在化し、しかも、それらが関連しあいながら早いスピードで変化し、本市のみならず、すべての自治体を取り巻く社会経済情勢は予断を許さない状況が続いています。 都市間競争とも言われる地方分権の時代を生き抜いていくためには、先ほど申し述べましたような急激な社会の変化に柔軟に対応しながら、わがまち箕面の21世紀を展望し、自己決定・自己責任に基づく政策選択を行うなど、確固たる信念を持ったまちづくりを進めていくことが、より大切なことであると考えています。 今ここに、このような歴史の節目、本市のまちづくりの重要な時期に市政の舵取りを担うということに思いをいたしますとき、改めて、その責務の重大さに身の引き締まる思いでございます。 昨年来発生いたしました公金の不正処理など一連の不祥事は、まことに遺憾であり、選挙中におきましても厳しいご指摘をいただきました。 私自身、改めてこのことを重く受け止めるとともに、不祥事を克服し、失墜した市政の信用を回復することが、私に課せられた責務であると肝に銘じ、職員と力を合わせ、「公平」「公正」をモットーに行政運営の透明性を高め、市民の信頼を一日でも早く回復できるよう全力をあげて取り組んでまいります。 そのうえで、先人の努力により守り育てられてきた豊かな自然と文化を受け継ぎ、市民の皆さまと手を携え、これまでの三次にわたる総合計画の成果を生かしたまちづくりを進め、21世紀における本市のさらなる発展への礎を築き、次世代に誇れる「住みやすく、ずっと住んでいたい“まち”箕面」を創りあげていく決意でありますので、市民を代表されます議員各位の格別のご理解とご支援を賜りますよう心からお願い申し上げる次第でございます。 次に、市政運営にあたっての考え方と基本姿勢について申し述べたいと存じます。 第1に、市政の継続と安定した発展をめざすことであります。 私が、このたびの選挙において一貫して申し述べてまいりましたのは、新しい世紀、21世紀における本市のまちづくり指針である、第四次箕面市総合計画を安定的・着実に推進していくことであります。 わが国経済は、平成11年度(1999年度)の実質経済成長率が3年ぶりにプラスになるなど、ようやく明るい兆しが見えてきたものの、景気の長期低迷の影響をまともに受けた地方財政は、いまだ危機脱出の活路が見いだせない状況にあります。 本市においても財源の根幹である市税収入が伸び悩むなど、財政状況は厳しい局面を迎えています。幸い、まだ抜き差しならぬ状況には至っておりませんが、そのような状況に陥らないためにも、昨年来より進めております財政健全化への取り組みを今後とも継続してまいります。 また、地方分権の推進は権限委譲と財源委譲がセットで可能になるものでありますが、いまだ財源委譲に関しましては不透明であります。今日の地方財政硬直の根本的な原因は、景気の低迷による税収不足と、国・地方の税配分システムに問題があると考えており、こうした不安定な状態を一刻も早く是正されるよう、自治体共通の課題として国に対し、税制度や交付税制度の抜本的な見直し等による税源の委譲を求めるとともに、本市の貴重な自主財源である競艇事業収入の安定確保を図るため、事業の継続とより一層の工夫を凝らした運営に努めてまいります。 今、行政に課せられた使命は、かつての右肩上がり経済成長を前提とした考え方を払拭し、限りある財源で高齢化やIT革命など環境の変化に対応しながら、市民ニーズをふまえた効率的で効果的な行財政運営による持続可能なまちづくりを進め、市民生活の安定を図ることにあると考えております。 こうした考えに立って、第四次箕面市総合計画に示されたリーディングプランをはじめとする各種事業を計画的に推進していくため、施策の重要性・優先性などを見極めながら、平成13年度(2001年度)から平成15年度(2003年度)を計画期間とする第一期の実施計画を策定いたし、着実な事業実施による安定的・継続的なまちづくりを進めてまいりたいと存じます。 第2に、創造的変革をめざすことであります。 まちは生き物であり、時代とともに変化してまいります。時代状況に合わなくなった制度や仕組み・事業は、積極的に見直していくべきであると考えております。 私は、変化する社会に対し、軸足をしっかりと市民の立場におきながら、機敏に対応できる体制を整えておくことが肝要と考え、本市の創造的変革を進めていくための基盤整備として、まず、行政組織を時代に即した効率的・機動的で、かつ市民にわかりやすい組織・機構に再編するとともに、行政評価制度を通じて、事業推進に携わる市職員の意識改革を進めてまいりたいと考えております。 行政改革は常なる課題であり、絶え間なく変化する社会や市民ニーズに効率的・効果的に即応していくことが行政の基本であります。そのためには、日々、第一線で業務に従事する職員のコスト意識の醸成や的確な状況判断による事業の見直し、先見性に基づく政策立案が重要となります。 そうした観点から、職員の意識改革を促し、政策形成能力を高める研修の重点化とともに、市政運営の責任者として意思決定や組織体の行動を決定する私が、職員との意思疎通を十分図りながら、そのリーダーシップを最大限発揮し、行政改革の実効性を高めていくことが大切であると認識いたしております。 本市行政改革の焦点の一つとなっている民間委託に関しましても、はじめに委託ありきという考えではなく、従来の市民サービスのすべてを行政が担うという発想を転換し、行政と民間との役割分担に基づく行政サービス水準の維持・向上と、行政コストの縮減が目的であり、そうした条件に合致したうえで効率性の高い民間企業やNPOに委託できる事業については、委託化を進める必要があると考えております。 また、行政と民間企業との新たな役割分担の一形態であるPFIも、中・長期的な視点で可能となる事業から導入検討を進めてまいります。 さらに、負担の公平を求める立場から、受益者負担の原則に基づき、行政サービス利用料の適正化などを進めていくうえにおいて、市民の皆さまに新たな負担をお願いする場合もあるかとは存じますが、その際には、事業コストの公開等十分な説明を行い、ご理解をいただいたうえで実施してまいりたいと考えております。 改革には、ときには痛みが伴います。その痛みを恐れて問題の先送りを繰り返しては、確かな明日への道は拓かれません。大切なことは、市民生活向上のために、はっきりとした目標を示すことであり、そして、その目標実現のための事業を着実な手法で実施いたしてまいりたいと存じます。 第3に、市民協働による箕面らしさの創出であります。 本年4月1日に地方分権一括法が施行され、本格的な分権の時代を迎えました。分権型のまちづくりにおいて、市民参加市民協働は不可欠なものであります。その中で、行政の役割は責任ある市民の主体的な活動への支援や、その活動のための基礎的な環境整備を図ることにあると考えております。現在、そうした支援のあり方や支援ルールに関し、箕面市非営利公益市民活動促進委員会において審議をいただいており、その答申を十分尊重いたしまして、施策に反映してまいる所存であります。 また、市民協働を進めていくうえにおいて、行政情報の公開は重要な要素であり、この点に関し、本市は箕面市公文書公開条例のいち早い制定や、箕面市市民参加条例に基づく会議の公開など、先駆的な取り組みを進めてきており、これらは本市の貴重な制度的財産であります。基本的には、これまで積み上げられてきた本市の良さを継承するとともに、今後においては、ホームぺージ等を含む多様な情報媒体を活用して、より積極的な情報提供に努めてまいりたいと存じます。 さらに、市民参加取り組みにつきましては、これまでの成果をふまえながら、より幅広い市民参加手法のあり方を模索するとともに、市民・NPO等からの政策提案を積極的に検討していくシステムも考慮してまいりたいと存じます。 まちづくりの主役は市民であります。地域の問題を身近に知る地域住民が話し合い、自らの責任のもと問題解決の筋道を拓いていくことが、自立した地域社会を実現するものと確信いたしております。 そこで当面は、地域で取り組まれている福祉・教育・環境などの身近な市民活動への支援や、箕面市まちづくり推進条例に基づく地域主体のまちづくり活動に対する支援制度の充実・普及に努めるなど、地域の特性を生かしたまちづくりを段階的に進めることが、箕面らしさを大切にした市民主役まちづくりにつながるものと認識いたし、その基盤としての市民参加市民協働で市民とのパートナーシップを形成し、分権時代にふさわしいまちづくりに取り組んでまいります。 今、社会は変化のまっただ中にあり、否応もなく私たちはその波にもまれています。変化への対応において拙速ではなく、変化を見極めながら持続可能なまちづくりをめざし、政策形成にあたっては、積極的に市民のご意見を拝聴しつつ、関係各位との意見交換、議論をいたし、市政の責任者として政策選択を行ってまいる所存であります。 次に、基本とする政策の柱について、その考え方を申し述べたいと存じます。 第1に、保健・医療・福祉の充実による「健康増進のまち」についてであります。 本市では、これまでノーマライゼーションの考え方に基づき、福祉政策の重点強化に努めてきた結果、比較的高いサービス水準を達成しているものと考えております。今後とも、これまでの政策、サービスの水準を維持するとともに、誰もが安心して住み慣れた地域で暮らし続けていくことのできるよう、自立支援を基調に保健・医療・福祉サービスの総合的な推進や、安心して子どもを生み育てられる環境づくりを進め、「健康増進のまち」をめざしてまいります。 第2に、教育・文化・生涯学習環境の整備による「文化のまち」についてであります。 明日の箕面を支えるのは、次の世代の子どもたちであります。その子どもたちが健やかに成長していくのは、市民共通の願いです。箕面市子ども条例の趣旨に則り、市民との協働により各種事業の展開を図ります。 また、市民が自らの住むまちに愛着と誇りを持ち、本市の長い歴史に育まれた文化や異文化にふれながら、新しい文化の創造や多くの人々と出会い、交流できるよう、人を大切にする心豊かな「文化のまち」をめざしてまいります。 第3に、快適環境の創出による「個性あふれるまち」についてであります。 緑豊かな自然と都市生活が調和する箕面の優れた都市環境は、本市の魅力であり、ブランドでもあります。本市のシンボルである山なみや自然環境を大切にしたうえで、箕面新都心によるにぎわい拠点の形成や秩序ある新市街地の形成、さらには交通安全に配慮した道路や交通環境の整備などにより、市民生活の利便性を高めながら、より快適な都市環境を創出する「個性あふれるまち」をめざしてまいります。 第4に、安全で豊かな生活の充実による「生活創造のまち」についてであります。 市民生活の基本となる、誰もが日々安心して暮らせる身近な生活環境の整備や、万が一の災害に備えたライフラインの確保をはじめとする安全なまちづくりを進めてまいります。 また、分権の時代においては、地域コミュニティの果たす役割がますます重要になってまいります。地域コミュニティの再生・創生につながる多様な市民活動の支援を強化するとともに、まちに活力とにぎわいを生み出す商業者との協働による市内商業の活性化や、貴重な都市空間である農地の保全と活用を図るなど、21世紀型の「生活創造のまち」をめざしてまいりたいと存じます。 以上、21世紀に向かう箕面市政を担当するにあたりまして、私の基本姿勢基本政策について申し述べさせていただきました。このうえは、新しい箕面の扉を開く第四次箕面市総合計画を円滑にスタートできますよう万全を期し、その推進に全力を尽くしてまいる所存であります。 遠い将来と思っていた21世紀は、もう目前であります。激動の時代であった20世紀を顧みるとき、新しい世紀が真に「平和と安定の世紀」であることを願ってやみません。 新しい世紀に向かう本市のまちづくりも、その道のりは決して平坦ではなく、今後とも厳しい局面にぶつかることがあろうかとは存じますが、市民を代表されます市議会のご理解とご支援のもと、市民の皆さまと手をとりあって難局を乗り越え、世代を越えて支え合う、未来に夢広がる箕面市を築き上げていきたいと願っているものでございます。 私は、「努力に勝るものなし」を信条に、市民の皆さまの信託に応えられるよう、継続と安定を柱としながら、ときには時代を拓く大胆な発想と行動をもって、私に課せられた役割を任期いっぱい全力を尽くし、誠実につとめあげていく決意でありますので、議員各位をはじめ、市民の皆さまの格段のご理解とご協力を賜りますことを切にお願い申し上げまして、私の所信表明といたします。 ○議長(中川善夫君) 次に、日程第3、報告第21号「専決処分の報告の件」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、消防長から報告を求めます。消防長 木村忠利君 ◎消防長(木村忠利君) ただいまご上程になりました報告第21号「専決処分の報告の件」につきまして、その内容をご説明申し上げます。 本件は、平成12年4月28日午前9時56分ごろ、本署救急隊が船場東三丁目で発生した救急事案に出動中、稲一丁目60番4地先路上において、中央線を南進し、国道を横断するため赤信号で一旦停止し、西側から走行車線を走行してきたトラックが停止したため、徐行してトラックの前を横切ろうとしてわずかに前進したところ、同じく西側から追い越し車線を走行してきた普通乗用車と接触し、双方の車両の前部を破損させた事故でございます。その後相手方と交渉いたしました結果、本市が相手方に14万8,830円を支払い、相手方が本市に20万5,800円を支払うことで和解が成立いたしましたので、地方自治法第180条第1項の規定により、平成12年7月31日専決処分いたしたもので、同法第180条第2項の規定によりご報告申し上げる次第でございます。 このたびの事故につきましては、物損事故にとどまり大事に至りませんでしたが、救急車の緊急執行中の優先通行権を過信し、安全確認の不足により生じた事故であり、まことに申しわけなく、ここに謹んでおわび申し上げる次第でございます。今後はより一層、緊急車両の安全走行教育を徹底し、再発防止に努めてまいる所存でございます。 以上、まことに簡単ではございますが、報告第21号のご説明といたします。何とぞよろしくご了承賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中川善夫君) 次に、日程第4、報告第22号「専決処分の承認を求める件」を議題といたします。 議案を朗読いたさせます。事務局長 中野 豊君 ◎事務局長(中野豊君)   (議案朗読) ○議長(中川善夫君) 総務部長から報告を求めます。総務部長 奥野三十四君 ◎総務部長(奥野三十四君) ただいまご上程になりました報告第22号「専決処分の承認を求める件」につきまして、その内容をご説明申し上げます。 本件は、市長選挙の執行に伴い、緊急に補正が必要となったことにより、「平成12年度箕面市一般会計補正予算(第2号)」につき、地方自治法第179条第1項の規定により、平成12年7月11日付で専決処分いたしたものでございます。 今回の専決処分により補正いたしました予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに1,199万9,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は469億269万2,000円と相なるものでございます。 その内容につきまして、歳出予算からご説明を申し上げます。 まず、第2款総務費、第4項選挙費におきまして、市長選挙に要する経費1,199万9,000円の追加でございます。 次に、歳入予算につきましてご説明を申し上げます。 歳出予算の補正額1,199万9,000円の財源措置といたしまして、第18款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度繰越金1,199万9,000円の追加でございます。 以上、まことに簡単ではございますが、報告第22号のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川善夫君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ご異議なしと認めます。 よって本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて討論を終結いたします。 よってこれより、報告第22号「専決処分の承認を求める件」を採決いたします。 本案を報告どおり承認することにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり)○議長(中川善夫 君) ご異議なしと認めます。 よって本案は報告どおり承認されました。 次に、日程第5、第96号議案「物件供給契約締結の件」を議題といたします。 議案を朗読いたさせます。事務局長 中野 豊君 ◎事務局長(中野豊君)   (議案朗読) ○議長(中川善夫君) 総務部長から提案理由の説明を求めます。総務部長 奥野三十四君 ◎総務部長(奥野三十四君) ただいまご上程になりました第96号議案「物件供給契約締結の件」につきまして、提案理由とその内容をご説明申し上げます。 この内容は、箕面市立火葬場・斎場の管理運営用備品といたしまして、机、家具類等を購入しようとするものでございます。 去る8月29日、インテリアみのお家具ほか7社により指名競争入札をいたしましたが、落札決定に至らず、したがいまして、地方自治法施行令第167条の2第1項第6号の規定に基づき随意契約をいたすべく、最低入札者である石元商事株式会社から見積書を徴しました結果、4,620万円で決定いたし、平成13年3月9日までの納期をもって購入しようとするものでございます。 以上、物件供給契約を締結いたしたく、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例の規定に基づき、ご提案を申し上げるものでございます。 なお、契約保証金につきましては、箕面市契約規則第26条第1号の規定に基づき、履行保証保険証書の提出によりこれを免除いたすものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第96号議案につきましてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願いを申し上げます。
    ○議長(中川善夫君) これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので発言を許します。3番増田京子君 ◆3番(増田京子君) 無所属クラブの増田京子です。ただいまの第96号議案「物件供給契約締結の件」についてお尋ねいたします。 今回の9月議会補正予算にもさまざまな公共施設の整備修繕費が計上されております。公共施設そのものや、また備品、事務機器など、その施設の利用目的に合ったものや市民にとって使い勝手がいいもの、また修理やメンテナンスまでを考えてそれらを選ぶことは、大変重要な作業であります。また今回は新規事業であり、火葬場・斎場という特殊な公共施設の物件、備品についての選択作業は大変御苦労があったこととは思います。しかし税金の使い方を市民が納得できるように、見える形で議会においてただすことが、1円の税金もむだにはしないということにつながると考えます。また現在、箕面市の財政が厳しくなる中で、公共施設の利用につきましても減免措置が狭められるなど、利用者負担が増えてきております。このような状況を踏まえましても、税金の使い方は、たとえ財政が豊かなときであっても、常にむだはないかきっちりと確認していくことが、私たち議員の仕事であると考えております。しかし箕面市におきまして、今までそれが十分なされてきたのか疑問に思うことも多々あり、ここでこの質問をさせていただくものです。 今回、84種類にわたり4,620万円の物件についての契約ですが、この価格を見ましても、やはり、まず高いと感じました。市民は、よい製品であれば高くても仕方がないとは決して思いません。無印良品、つまりいかにいいもの、その施設利用にかない使い勝手もいいものを安く買うことができるかを考えて購入することを望んでおります。以前、川西市の常任委員会を傍聴しましたとき、中学校の机を新規購入する件につきまして、その物件を委員会場に運び、議員の前で製品の説明をし、そして、議論がなされておりました。今回のように数が多ければすべてそれをすることは無理かもしれませんが、今後そのような川西市の方法も考えていくことが必要であるとは思いますが、そのようにきっちりとしたチェックをするためにも、現在この場でお尋ねするものです。 まず、2001年3月9日までに納入とあり、今回9月議会の議案となったわけなのですが、発注が遅かったのではないでしょうか。今年の7月7日に行われました全員協議会で美術品の説明がありましたが、その場で、この備品についてもどのようなことを基準に選定を進めているかなどの説明がなされませんでした。なぜでしょうか。 また、8月29日に指名競争入札が落札者がなく随意契約になったとのことですが、入札のあり方は確かに何が一番よいかはまだまだ検討されていかなければいけません。しかしこの3月まで入札打ち切りが3回であったのが、この4月から2回となったため、今回2回での随意契約となりました。まずその件につきまして、4月より3回から2回で打ち切りとなった理由をお聞かせください。 また、岐阜県では入札制度のより一層の透明性を高めるために、試行ではありますが、指名競争入札の場合2回で落札者がない場合は、この入札を打ち切り、指名替えを行うものとしております。また、大阪府の流れといたしましても、上限を示している場合は、再入札は指名替えをする方向だと聞き及んでおります。今回予定価格との開きはどれぐらいあったのでしょうか。それによっては、やはり指名替えが行われてもよかったのではないかと考えますが、いかがでしょうか。 岐阜や大阪の例にあるように、指名替えをするか、あるいは今回のように、予定価格との乖離がどれぐらいであれば随意契約にするかなど、今後のルールづくりにもつながると考えますので、お考えをお聞かせください。 次に、備品の使用についてですが、所管に問い合わせましたところ、メーカーの指定がありました。そのメーカーは木材製品では国内の高級品と言われるメーカーのものです。その製品と同等品以上とありますが、どれぐらいの製品と比べて決められたのか、選定過程をお尋ねいたします。 また、自販機の瓶・缶分別のごみ箱はセットで自販機設置業者から容器提供があり、また事業者責任におきましても、缶・瓶の分別収集を進めるために、市としても自販機の業者に積極的にその容器提供を求めなければいけない点です。できるだけ経費削減をしなければいけないときにあえて購入するのはなぜか、お聞かせください。 また、子ども用のいすも大変価格が高いと感じました。子どもだからこそいいものを、という考え方には反対いたしませんが、使う頻度から見ましても、ここまでメーカーをそろえる必要があるのでしょうか。 また、斎場のいすにいたしましても、合計300人の設置基準となっているにもかかわらず、予備に80も購入となっております。それはなぜでしょうか。 数点にわたりまして疑問に感じた点をお尋ねいたしました。しかしまだ、今後もまだ事務機器や消耗品の入札、また、祭壇などについての契約があるとのことですが、それらの選定過程も明らかにすることが必要だと考える立場から、今後どのようにされるのか、お尋ねいたします。 以上につきまして、理事者の真摯なお答えを求めるものです。 ○議長(中川善夫君) ただいまの質疑に対する理事者の答弁を求めます。総務部長 奥野三十四君 ◎総務部長(奥野三十四君) ただいまのご質疑について、まず、大きく分けまして8項目にわたるご質疑と私の方では集約させていただきまして、ご答弁をさせていただきたいと思います。 まず、平成13年3月9日までの納品では発注が遅かったのでは、とのご質問でございますが、火葬場・斎場の竣工が平成13年1月29日の予定でございまして、その後検査等に要する日程を考慮いたしまして、納期を平成13年3月9日とし、受注生産を行うもので、約5カ月間の期間を設定いたしまして、今議会において提案させていただいたものでございます。 次に、平成12年7月7日における箕面市議会全員協議会において備品の選定基準の説明がなかったとのご指摘でございますが、当日の箕面市議会全員協議会の主たる目的は、建物の使い勝手をよくするための設計変更と、それに伴います内装関係、及びモニュメント関係の説明でございました。当時すでに担当する葬斎場建設室におきましては、備品の選定作業に着手いたしておりましたが、その選定基準は、人の終えんをつかさどる儀式にふさわしく、落ち着いた中に荘厳な雰囲気を醸し出せるような、という基本的な考えのもとに決定いたしたものでございます。 次に、今年度から入札回数を3回以内から2回以内に減らした理由についてのお尋ねでございますが、競争原理の導入のより一層の徹底を図ったところでございます。 また、予定価格との開きについてのお尋ねでございますが、2回目の最低入札額は、消費税を除きまして4,550万円でございました。 次に、指名替えする場合のルールづくりなどについてのご指摘でございますが、当初から指名替えする場合の条件、すなわち予定価格に対する最低入札額の比率を定め、入札が不調に終わった場合、最低入札額が予定価格から大きく乖離しているときは、改めて指名業者を選定し、再入札の契約手続を行うことなども含めまして、今後検討をいたしてまいりたいと存じます。 次に、国内の高級品と同等品以上とあるが、どの製品と比べ選定したのか、とのお尋ねでございますが、日本国内にはカタログ商品の木製品を生産するメーカーは数多くあるわけでございます。さきに申し述べましたように、備品の選定に当たりましては、火葬場・斎場が人の終えんの場としてそれにふさわしい雰囲気を醸し出すことも、非常に重要なものであると考えてございます。また、火葬場・斎場という特殊な用途に使用する建物であるため、華美に陥らず、それでいて使い勝手がよく、耐久性のすぐれたものという考え方のもとに、慎重に備品の一つ一つを選定いたしたものでございまして、これらカタログにより選定いたしました製品と同等品以上の性能を有することを条件に設定いたしたものでございます。 次に、自動販売機の缶・瓶分別ごみ箱についてのお尋ねでございますが、自動販売機を設置いたします業者との契約条件として、缶・瓶分別ごみ箱の設置を義務づけることは可能ではありますが、火葬場・斎場では通夜式あるいは告別式を行うため、正装した人々が集まる場所でもございます。したがいまして、自動販売機設置業者が持つプラスチック製の缶・瓶分別ごみ箱では、火葬場・斎場、特に建物内部には相入れないものと考えておりまして、選定に当たっては、建物との調和を十分に考慮いたしたものでございます。 次に、使用頻度から見ても、子ども用のいすまでメーカーをそろえる必要があるのかとのお尋ねでございますが、特に大人用のいすとメーカーを同一にしたものではなく、使い勝手がよく耐久性などを重視し、選定いたしましたところ、結果として同一メーカーの製品を選定することになったものでございます。 次に、斎場のいすを予備として80基購入しているのではないかとのご質問でございますが、弔問者等が多数になった場合の対応として、列間隔を若干狭める配置替えが可能でございますので、追加用いすとして使用するものでございます。 次に、祭壇等に係る選定経過を明らかにするようにとのご質問でございますが、今後とも業者の選定及び発注のあり方につきましては、細心の注意を払いながら、対処いたしてまいりたいと存じます。 以上、まことに簡単ではございますが、ご答弁とさせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川善夫君) 以上で通告による質疑は終わりました。ほかに質疑はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ご異議なしと認めます。 よって本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。(“議長”の声あり)3番 増田京子君 ◆3番(増田京子君) 通告なしの討論となりましたけれど、先ほどの答弁に対しまして、やはりまだ納得いかない部分があるということで討論させていただきたいと思います。今の答弁に対しまして、入札の件に関しましては検討していただくということですけれども、備品の使用につきましては、やはり納得いかない部分がありますので、この96号議案「物件供給契約締結の件」について反対の立場から討論させていただきます。 私もさまざまな形の葬儀を経験してまいりました。自宅での葬儀やコミセンや地域の会館などで、身内も含め近隣の方の葬儀に参列させていただいてまいりました。その中で感じてきましたことは、人と人とのふれあいでした。亡くなられた方の最後をお見送りに来られた方々と、悲しみ、また思い出を語り合いながらお別れをいたします。その中で家具や備品は大切な脇役です。そして確かに今回のこのメーカーの製品は、いすなど大変曲木が美しく、手づくり的で間違いのない製品であることは確かです。人の終えんをつかさどる儀式にふさわしく、落ち着いた荘厳な雰囲気を醸し出せるような考えに基づくとのことは、もちろん十分理解でき、当然のことと思います。しかし、選定の仕方に対してこのメーカーの中でも最もランクの高いものから選んでいるものが多々あります。例えば、待合ロビー、喫茶コーナーのソファにいたしましても、このメーカーでこの種類の中で最も高い価格に属する製品です。自販機の分別容器にいたしましても、またほかのごみ箱にいたしましても、大変価格が高いものです。そして、また、それらはいつも清潔に使われているかなど、使い方を丁寧にすることの方が市民としては求められるのではないでしょうか。 まして今、箕面市では財政5カ年計画で各部局厳しい状況であります。その中でこのような選定に対しまして、市民感覚といたしましても納得いくものではありません。今回この建物の建設についてはコスト縮減の努力がなされたのに、残念ながら今回の什器選定にはそれらが見られませんでした。この製品であれば保証期間が長いなど、財政的にもこれらの製品を選ぶことで、経費が結果として削減できるというものであるなら、市民に対して理解を求められますが、残念ながらただいまの答弁にもそれが見られませんでした。 今回大変悩みましたけれども、専門家の方々に何人かお聞きいたしましたが、これよりも1割は安くできるのではないかとか、やはり選定の方法など経費削減の努力が見られないという点で一致した点が多く、やはり今回のこの96号議案には賛成できませんという立場で反対とさせていただきます。 ○議長(中川善夫君) ほかに討論はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて討論を終結いたします。 よってこれより、第96号議案「物件供給契約締結の件」を採決いたします。 本案を原案どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(中川善夫君) 起立者多数であります。 よって本案は原案どおり可決されました。 次に、日程第6、第97号議案「箕面市税条例の一部を改正する条例改正の件」から日程第11、第102号議案「箕面市営住宅管理条例改正の件」まで、以上6件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略し、総務部長から提案理由の説明を求めます。総務部長 奥野三十四君 ◎総務部長(奥野三十四君) ただいまご上程になりました第97号議案「箕面市税条例の一部を改正する条例改正の件」、第98号議案「箕面市営競艇運営審議会条例改正の件」、第99号議案「箕面市立図書館条例改正の件」、第100号議案「箕面市福祉事務所設置条例改正の件」、第101号議案「社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例改正の件」及び第102号議案「箕面市営住宅管理条例改正の件」につきまして、提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、第97号議案「箕面市税条例の一部を改正する条例改正の件」につきましてご説明を申し上げます。 本件は、社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律による地方税法の改正に伴い、条例中に引用しております法律の題名を、社会福祉事業法を社会福祉法に改めるとともに、関係規定を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第98号議案「箕面市営競艇運営審議会条例改正の件」につきましてご説明を申し上げます。 本件は、箕面市営競艇運営審議会の委員の定数を改定するため、本条例を改正しようとするものでございます。 改正の内容といたしましては、箕面市営競艇運営審議会を組織する委員の定数を、現行30人以内を28人以内に改定するとともに、同審議会の市の議会議員から選出する委員の定数を現行27人以内を25人以内に改定するものでございます。 次に、第99号議案「箕面市立図書館条例改正の件」につきましてご説明を申し上げます。 本件は、箕面市立西南図書館の新設に伴い、その名称及び位置を定めるとともに、図書館の会議室等及び駐車場の使用料を定めるため、本条例を改正しようとするものでございます。 改正の主な内容といたしましては、第1に、図書館の会議室等の利用に係る使用料の額を、会議室等の区分及びその利用する時間に応じて最低額300円、最高額5,500円とするものでございます。 第2に、駐車場の使用料の額を30分につき100円とするものでございます。 次に、第100号議案「箕面市福祉事務所設置条例改正の件」につきましてご説明を申し上げます。 本件は、社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律による社会福祉事業法の改正に伴い、条例中に引用しております法律の題名を社会福祉事業法を社会福祉法に改めるため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第101号議案「社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例改正の件」につきましてご説明を申し上げます。 本件は、社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律による社会福祉事業法の改正に伴い、条例中に引用しております法律の題名を社会福祉事業法を社会福祉法に改めるとともに、関係規定を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第102号議案「箕面市営住宅管理条例改正の件」につきましてご説明を申し上げます。 本件は、公営住宅法施行令の改正及び社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律による公営住宅法の改正に伴い、条例中に引用しております法律の題名を社会福祉事業法を社会福祉法に改めるとともに、関係規定を整備するため、本条例を改正しようとするものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第97号議案から第102号議案までの6議案につきましてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川善夫君) これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております第97号議案から第102号議案まで以上6件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第12、第103号議案「平成12年度箕面市一般会計補正予算(第3号)」から日程第14、第105号議案「平成12年度箕面市特別会計老人保健医療事業費補正予算(第2号)」まで、以上3件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略し、以上3件に対してそれぞれ提案理由の説明を求めます。 まず、第103号議案について総務部長の説明を求めます。総務部長 奥野三十四君 ◎総務部長(奥野三十四君) ただいまご上程になりました第103号議案「平成12年度箕面市一般会計補正予算(第3号)」につきまして、提案理由とその内容をご説明申し上げます。 今回お願い申し上げております補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに1億7,617万2,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は470億7,886万4,000円と相なるものでございます。 今回の補正予算は、第2回定例会以降現在までに確定いたしました事務事業に必要な経費の追加で、その内容につきまして、歳出予算から款を追ってご説明を申し上げます。 まず、第1款議会費、第1項議会費におきまして、議員報酬等1,360万3,000円の減額でございます。 次に、第2款総務費、第1項総務管理費におきまして、自然緑地等保全基金への繰り出しに要する経費等1,414万7,000円の追加でございます。 次に、第3款民生費におきまして4,077万2,000円の減額で、この内訳といたしまして、第1項社会福祉費におきまして老人医療扶助費に要する経費等4,143万7,000円の減額、第7項介護保険費におきまして、ホームヘルパー利用者負担助成に要する経費等66万5,000円の追加でございます。 次に、第4款衛生費におきまして1,154万4,000円の追加で、この内訳といたしまして、第1項保健衛生費におきまして、市民歯のつどい開催に要する経費等6万5,000円の減額、第2項清掃費におきまして、ごみ処理施設の修繕に要する経費等1,110万9,000円の追加、第3項市民医療総合施設対策費におきまして、市立病院医療体制整備基金への積み立てに要する経費50万円の追加でございます。 次に、第6款農林水産業費、第1項農業費におきまして、農業用さく泉に係る電気使用料80万8,000円の追加でございます。 次に、第7款商工費、第1項商工費におきまして、商工業振興補助金114万4,000円の追加でございます。 次に、第8款土木費におきまして89万9,000円の減額で、この内訳といたしまして、第2項道路橋りょう費におきまして、道路案内標識設置に要する経費678万6,000円の追加、第4項都市計画費におきまして、新都心整備事業用地購入に要する経費768万5,000円の減額でございます。 次に、第9款消防費、第1項消防費におきまして、消防庁舎清掃委託等202万3,000円の減額でございます。 次に、第10款教育費におきまして1億8,686万4,000円の追加で、この内訳といたしまして、第1項教育総務費におきまして、学校教育施設整備基金への積み立てに要する経費等2億2,126万4,000円の追加、第2項小学校費におきまして、施設警備に要する経費等1,910万3,000円の減額、第3項中学校費におきまして、施設警備に要する経費994万1,000円の減額、第5項社会教育費におきまして、生涯学習センター設備保守に関する経費等324万1,000円の減額、第6項保健体育費におきまして、第一・第二総合運動場市民プールの管理に要する経費等211万5,000円の減額でございます。 次に、第13款諸支出金、第1項諸費におきまして、平成11年度老人医療費府費の交付額精算に係る返還金等1,896万2,000円の追加でございます。 以上で歳出予算補正額は1億7,617万2,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算につきましてご説明を申し上げます。 歳出予算補正額1億7,617万2,000円の財源措置といたしまして、まず、第3款利子割交付金、第1項利子割交付金におきまして2億6,000万円の追加でございます。 次に、第8款地方特例交付金、第1項地方特例交付金におきまして1億5,720万9,000円の追加でございます。 次に、第9款地方交付税、第1項地方交付税におきまして、普通交付税5億円の減額でございます。 次に、第12款使用料及び手数料、第2項手数料におきまして、狂犬病予防注射済票交付手数料71万5,000円の追加でございます。 次に、第13款国庫支出金、第2項国庫補助金におきまして、小野原豊中線道路改良事業費補助金1,500万円の追加でございます。 次に、第14款府支出金におきまして1億2,580万1,000円の減額で、この内訳といたしまして、第2項府補助金におきまして、市町村振興補助金等1億2,622万6,000円の減額、第3項府委託金におきまして、学校支援社会人等指導者派遣事業委託金39万4,000円の追加、第4項府交付金におきまして、土地区画整理法委譲事務交付金3万1,000円の追加でございます。 次に、第16款寄附金、第1項寄附金におきまして、学校教育施設整備費寄附金等2億5,382万3,000円の追加でございます。 次に、第17款繰入金、第2項他会計繰入金におきまして、特別会計老人保健医療事業費からの繰入金479万7,000円の新規計上でございます。 次に、第18款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度繰越金6,341万7,000円の追加でございます。 次に、第19款諸収入、第5項雑入におきまして、消防団員等公務災害補償等共済基金支出金1万2,000円の追加でございます。 次に、第20款市債、第1項市債におきまして、市民税減税補てん債等4,700万円の追加でございます。 以上で歳入予算補正額は1億7,617万2,000円と相なるものでございます。 次に、第2条地方債補正につきましてご説明を申し上げます。 これは第2表にございますとおり、一般単独事業債ほか1件につきまして、限度額の変更をお願い申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第103号議案のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川善夫君) 次に、第104号議案及び第105号議案について健康福祉部長の説明を求めます。健康福祉部長 仲野 公君 ◎健康福祉部長(仲野公君) ただいまご上程になりました第104号議案「平成12年度箕面市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」及び第105号議案「平成12年度箕面市特別会計老人保健医療事業費補正予算(第2号)」につきまして、一括して提案理由とその内容をご説明申し上げます。 まず、第104号議案「平成12年度箕面市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」につきましてご説明申し上げます。 今回お願い申し上げております補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに268万3,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は80億2,183万5,000円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして歳出予算からご説明申し上げます。 第1款総務費、第1項総務管理費におきまして268万3,000円の追加で、これは公費医療適用者に係る国民健康保険高額療養費の変更に伴う電算システム修正委託経費でございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算補正額268万3,000円の財源措置といたしまして、第10款繰越金、第1項繰越金におきまして268万3,000円の新規計上で、これは前年度繰越金でございます。 以上、まことに簡単でございますが、第104号議案「平成12年度箕面市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」のご説明といたします。 次に、第105号議案「平成12年度箕面市特別会計老人保健医療事業費補正予算(第2号)」につきましてご説明申し上げます。 今回お願い申し上げております補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに669万3,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は77億511万8,000円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして歳出予算からご説明申し上げます。 第3款諸支出金、第1項償還金におきまして669万3,000円の追加で、これは平成11年度特別会計老人保健医療事業費の確定に伴う府負担金等の返還金でございます。 次に、歳入予算につきましてご説明申し上げます。 歳出予算補正額669万3,000円の財源措置といたしまして、まず第1款支払基金交付金、第1項支払基金交付金におきまして73万3,000円の追加で、これは平成11年度老人保健医療事業費の確定に伴う審査支払手数料交付金過年度分の追加でございます。 次に、第2款国庫支出金、第1項国庫負担金におきまして596万円の追加で、これは平成11年度老人保健医療事業費の確定に伴う医療費負担金過年度分の追加でございます。 以上で歳入予算の補正額は669万3,000円と相なるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第104号議案「平成12年度箕面市特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」及び第105号議案「平成12年度箕面市特別会計老人保健医療事業費補正予算(第2号)」の提案理由とその内容のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中川善夫君) これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております第103号議案から第105号議案まで以上3件は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第15、諮問第4号「人権擁護委員の推薦について意見を求める件」を議題といたします。 議案を朗読いたさせます。事務局長 中野 豊君 ◎事務局長(中野豊君)   (議案朗読) ○議長(中川善夫君) 市長から提案理由の説明を求めます。市長 梶田 功君 ◎市長(梶田功君) ただいまご上程になりました諮問第4号「人権擁護委員の推薦について意見を求める件」につきまして、提案理由とその内容のご説明を申し上げます。 本件は、国民に保障されている基本的人権を擁護し、もって人権意識の普及高揚を図る目的で本市に置かれております人権擁護委員辻本吉三氏の任期が本年10月31日をもって満了となりますので、同氏を引き続き人権擁護委員に推薦いたしたくご提案申し上げるものでございます。 辻本氏は、平成6年7月から人権擁護委員としてその職責を全うされますとともに、人権擁護について豊富な経験と高邁な識見を持たれ、真に人権擁護委員として適任者であると存じ、ここに同氏を引き続き人権擁護委員として法務大臣に対し推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定によりご提案申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、諮問第4号につきましてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご答申賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中川善夫君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) 異議なしと認めます。 よって本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて討論を終結いたします。 よってこれより、諮問第4号「人権擁護委員の推薦について意見を求める件」を採決いたします。 本件については候補者を適任と認め、諮問どおり答申いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ご異議なしと認めます。 よって本件については候補者を適任と認め、諮問どおり答申することに決定いたしました。 次に、日程第16、第106号議案「箕面市監査委員の選任について同意を求める件」を議題といたします。  (対象議員除斥) 議案を朗読いたさせます。事務局長 中野 豊君 ◎事務局長(中野豊君)   (議案朗読) ○議長(中川善夫君) 市長から提案理由の説明を求めます。市長 梶田 功君 ◎市長(梶田功君) ただいま上程になりました第106号議案「箕面市監査委員の選任について同意を求める件」につきまして、提案理由とその内容のご説明を申し上げます。 本件は、本市監査委員牧野芳治氏が、平成12年8月28日をもって任期満了となりましたので、ここに谷 茂男氏を本市監査委員に選任いたしたくご提案申し上げるものでございます。 谷氏は、本市議会におかれましては議長、副議長、総務常任委員会委員長、建設水道常任委員会委員長、決算特別委員会委員長、交通対策特別委員会委員長、議会運営委員会委員長等多くの要職を歴任され、議会活動を通じまして本市の行財政運営に豊富な経験と高邁な識見を持たれ、真に監査委員として適任者であり、また議会のご推挙もございますので、ここに同氏を箕面市監査委員に選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定によりご提案申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第106号議案につきましてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(中川善夫君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。   (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) 異議なしと認めます。 よって本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて討論を終結いたします。 よってこれより、第106号議案「箕面市監査委員の選任について同意を求める件」を採決いたします。 本案を原案どおり同意することにご異議ありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ご異議なしと認めます。 よって本案は原案どおり同意されました。 次に、日程第17、「外国における都市行政実態調査の件」を議題といたします。 本件につきましては、別紙お手元に配付いたしておりますとおり、外国における都市行政実態調査を実施するものであります。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ご異議なしと認めます。 よって本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので発言を許します。4番牧野直子君 ◆4番(牧野直子君) 無所属クラブの牧野直子でございます。日程第17、「外国における都市行政実態調査の件」に反対し、以下その理由を述べます。 この視察は大阪府市議会議長会が行っているもので、今回箕面市から、議長、副議長経験者という資格の中から1名、そして、随行という形で議会事務局長の計2名が参加しようというものです。このほかにも全国市議会議長会が主催するものなど、議員対象の多くの海外視察の機会がめぐってきます。しかし、そのいずれもがその必要性に疑問があり、私は今まで反対の立場をとってまいりました。確かに今回の視察の経費はすべて府の議長会が負担するものであり、箕面市の出費ではありません。しかし、だからといってそのまま賛成というわけにはいかないのです。特に今回は、議会事務局長が同行することになっています。内容を調べてみましたが、11日間も市議会として議員と議会事務局長を送り出す今回の視察が、箕面市にとってそれだけの価値あるものとは、どうしても思えないのです。海外視察そのものがいけないとは申しません。しかし、すべてがおぜん立てされた企画に乗るだけの視察は、余りにも安易です。 今回の視察では、随行も入れて15名が参加し、総額1,500万円の予算となっています。つまり1人当たり約100万円もかかることになります。もしも、大阪府レベルで研修会を行うのなら、もっと多くの議員が参加できる有益な方法があるはずです。大阪府の財政再建プログラムの影響で、それぞれの市町村が多くの深刻な悩みを抱えています。また、介護保険制度やあるいは地方分権化など、逼迫している問題が山積みです。そのような現実を議会がどう考えるのか、議員同士が学び会い交流し合うことこそ、いま求められているのではないでしょうか。今回のこの視察の財源は財団法人大阪府市町村振興協会からの助成であり、それは宝くじの収益金が充てられています。この財源を有効に生かした議員向けの研修が、もっとお金をかけずにできるはずです。もうそろそろこのようなお決まりの海外視察を見直し、一刻も早く大阪府市議会議長会が各市議会のレベル向上のために寄与する企画に着手されるよう強く求めて、私の反対討論といたします。 ○議長(中川善夫君) 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて討論を終結いたします。 よってこれより、日程第17、「外国における都市行政実態調査の件」を採決いたします。 別紙のとおり派遣することに賛成の諸君の起立を求めます。  (賛成者起立) ○議長(中川善夫君) 起立者多数であります。 よって日程第17、「外国における都市行政実態調査の件」につきましては、別紙のとおり派遣することに決しました。 次に、日程第18、「外国における都市行政実態調査の件」を議題といたします。 本件につきましては、別紙お手元に配付いたしておりますとおり、外国における都市行政実態調査を実施するものであります。 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。  (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) 異議なしと認めます。 よって本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので発言を許します。4番牧野直子君 ◆4番(牧野直子君) 日程第18、「外国における都市行政実態調査の件」について反対の討論を行います。 この海外視察は、北摂7市のうち、豊中市、池田市、摂津市を除く4市が参加して2年に1回開催されるものです。前回は1998年に今回の大阪府市議会議長会主催の海外視察に名前の上がっている内海議員、そして、すでに議員をやめられた稲尾さんと永田議員の3名が参加されています。この視察に関しては、先ほどの大阪府市議会議長会のものとは異なり、すべて公費負担です。今年度の予算で270万円が計上され、それに基づいた執行となります。が、今回は予算枠3名のところ2名しか参加希望がありませんでした。それもそのはずです。今回視察の時期が10月23日から11月3日となり、箕面市にとっては決算委員会の直前であり、決算調べで大変忙しい時期なのです。この北摂都市海外視察は、7市のうち池田市、豊中市、摂津市は財政難を理由に不参加を決めています。箕面市でも財政難を理由にさまざまな事業の見直しが行われているところです。海外研修に限らず、職員研修や教職員の研修も廃止、または縮小の方向が打ち出されています。そんな中で、なぜ議員の海外視察だけが大手を振ってまかり通っているのでしょうか。 6月議会では、行政改革の観点で議員定数の削減や議員報酬のカットが提案されました。そんな中で議員の海外視察だけは健在なのが不思議です。それほど内容のある視察なのでしょうか。今回の視察内容を見ましたが、ロンドン、ストックフォルム、フランクフルトに宿泊という、お決まりのコースとなっています。また、海外視察の場合には支度金というものが支給されることになっています。1人分の参加費は60万5,000円ですが、支度金が1人当たり5万3,900円、それに日当まで出るので、1人当たり70万円ぐらいの出費となります。この支度金についても、海外旅行が一般的になったことを理由に廃止する自治体も出ており、その必要が問われている状況です。再度申し上げますが、私は決して海外視察を否定するものではありません。日本の中にいては見えない問題、グローバルな視点でとらえなければならない問題も多いと思います。しかし、財政的に厳しい中、あれもこれもというわけにはいきません。実施する以上は、十分その必要性と効果を吟味し、立案しなければなりません。枚方市が長寿祝金を見直し、24時間ホームヘルプサービスに踏み切った背景には、市長や議員がともに北欧に研修に行ったことがあったと聞いております。視察が大きく実現へ導く働きをする場合もあるのです。今回のこの北摂都市海外視察、税金のむだ遣いと言われるようなこのような視察が一刻も早く見直されることを願って、私の討論といたします。 ○議長(中川善夫君) 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。   (“なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ないようでございますので、これにて討論を終結いたします。 よってこれより、日程第18、「外国における都市行政実態調査の件」を採決いたします。 別紙のとおり派遣することに賛成の諸君の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(中川善夫君) 起立者多数であります。 よって日程第18、「外国における都市行政実態調査の件」につきましては、別紙のとおり派遣することに決しました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明9月19日から10月4日まで16日間委員会審査のため休会し、10月5日午前10時より本会議を再開いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。  (“異議なし”の声あり) ○議長(中川善夫君) ご異議なしと認めます。 よって明9月19日から10月4日まで16日間休会し、10月5日午前10時より本会議を再開することに決しました。 本日はこれをもって散会いたします。     (午後2時30分 散会)  ------------------------------   地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                 箕面市議会議長     中川善夫                 箕面市議会議員     田代初枝                 箕面市議会議員     八幡隆司...