柏原市議会 > 2022-03-25 >
03月25日-06号

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  1. 柏原市議会 2022-03-25
    03月25日-06号


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    最終取得日: 2023-04-11
    令和 4年  3月 定例会(第1回)                目次◇開議 午前10時0分 日程第1 議会運営委員会委員長報告(乾  一)………………………………… 219 日程第2~日程第18 一括上程(委員長報告)     *総務産業委員会委員長報告(奥山 渉)………………………………… 220     *厚生文教委員会委員長報告(大坪教孝)………………………………… 221 採決   報告第1号(専決第1号) (承認)…………………………………… 222      反対討論(江村 淳)……………………………………………………… 222      賛成討論(峯 弘之)……………………………………………………… 224 採決   議案第1号 (原案可決)………………………………………………… 225      反対討論(橋本満夫)……………………………………………………… 225      賛成討論(大坪教孝)……………………………………………………… 226      議案第2号 (原案可決)………………………………………………… 227      議案第3号 議案第4号 (原案可決)………………………………… 227      反対討論(橋本満夫)……………………………………………………… 227      賛成討論(中村保治)……………………………………………………… 228      議案第5号 (原案可決)………………………………………………… 229      議案第6号 議案第7号 議案第8号 (原案可決)………………… 229      議案第11号 議案第12号 議案第14号 (原案可決)………………… 229      議案第16号 議案第17号 議案第19号 議案第20号 議案第21号(原案可決)……………………………………………………………………………………………… 230 日程第19 議員提出議案第1号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について      議案説明(乾  一) (原案可決)…………………………………… 230 日程第20~日程第25 一括上程(議案説明)     *総務部長(安田善昭) 報告第2号(専決第2号)…………………… 230     *政策推進部長(市川信行) 議案第22号 議案第23号 議案第26号… 231     *財務部長(福井 浩) 議案第24号……………………………………… 232     *都市デザイン部長(森本貞男) 議案第25号…………………………… 233      議案に対する質疑(中村保治)…………………………………………… 233      議案に対する質疑(山本修広)…………………………………………… 235      議案に対する質疑(奥山 渉)…………………………………………… 237      議案に対する質疑(江村 淳)…………………………………………… 239      議案に対する質疑(中村保治)…………………………………………… 240      議案に対する質疑(山口由華)…………………………………………… 241 採決   議案第22号 議案第23号 (原案可決)………………………………… 243      議案第24号 議案第25号 (原案可決)………………………………… 243      議案第26号 (原案可決)………………………………………………… 243 日程第26 意見書案第1号 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の改正を求める意見書     *議会事務局長(辰巳伸一)………………………………………………… 244 採決   意見書案第1号 (原案可決)…………………………………………… 244 閉会挨拶(議長 山下亜緯子)………………………………………………………… 245 閉会挨拶(市長 冨宅正浩)…………………………………………………………… 245◇閉会 午後0時17分◯令和4年第1回柏原市議会定例会会議録(第6号)-----------------------------------◯令和4年3月25日午前10時0分より柏原市議会議事堂において再開-----------------------------------◯議事日程 日程第1       議会運営委員会委員長報告 日程第2 報告第1号 専決処分報告について            「専決第1号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第12号)」(厚生文教委員会委員長報告) 日程第3 議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算所管別委員会委員長報告) 日程第4 議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算(厚生文教委員会委員長報告) 日程第5 議案第3号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計施設勘定堅上診療所)予算(厚生文教委員会委員長報告) 日程第6 議案第4号 令和4年度柏原市介護保険事業特別会計予算厚生文教委員会委員長報告) 日程第7 議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算厚生文教委員会委員長報告) 日程第8 議案第6号 令和4年度柏原市市立柏原病院事業会計予算厚生文教委員会委員長報告) 日程第9 議案第7号 令和4年度柏原市水道事業会計予算総務産業委員会委員長報告) 日程第10 議案第8号 令和4年度柏原市下水道事業会計予算総務産業委員会委員長報告) 日程第11 議案第11号 執行機関の附属機関に関する条例の一部改正について(総務産業委員会委員長報告) 日程第12 議案第12号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について(総務産業委員会委員長報告) 日程第13 議案第14号 柏原市国民健康保険条例の一部改正について(厚生文教委員会委員長報告) 日程第14 議案第16号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第13号)(所管別委員会委員長報告) 日程第15 議案第17号 令和3年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)(厚生文教委員会委員長報告) 日程第16 議案第19号 令和3年度柏原市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)(厚生文教委員会委員長報告) 日程第17 議案第20号 令和3年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第3号)(厚生文教委員会委員長報告) 日程第18 議案第21号 令和4年度柏原市一般会計補正予算(第1号)(総務産業委員会委員長報告) 日程第19 議員提出議案第1号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について 日程第20 報告第2号 専決処分報告について            「専決第2号 損害賠償の額の決定について」 日程第21 議案第22号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について 日程第22 議案第23号 一般職の職員の給与に関する条例及び柏原市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について 日程第23 議案第24号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第14号) 日程第24 議案第25号 令和4年度柏原市一般会計補正予算(第2号) 日程第25 議案第26号 市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例及び特別職の職員の給料月額の特例に関する条例の一部改正について 日程第26 意見書案第1号 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の改正を求める意見書-----------------------------------◯出席議員(16名)              1番    大木留美議員              2番    榊田和之議員              3番    江村 淳議員              4番    山口由華議員              5番    新屋広子議員              6番    峯 弘之議員              7番    梅原壽恵議員              8番    山本修広議員              9番    橋本満夫議員             10番    田中秀昭議員             11番    中村保治議員             12番    鶴田将良議員             13番    山下亜緯子議員             14番    奥山 渉議員             15番    大坪教孝議員             16番    乾  一議員-----------------------------------◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名            市長        冨宅正浩            副市長       松井久尚            教育長       新子寿一 政策推進部      部長        市川信行            総合政策監     小林一裕            人事課長      田中秀樹 総務部        部長        安田善昭            デジタル監     西戸浩詞            理事        井料邦恵 財務部        部長        福井 浩 市民部        部長        桐藤英樹            理事兼次長併農業委員会事務局長                      森口秀樹 福祉こども部     部長兼福祉事務所長 石橋敬三            福祉総務課長    松田一道 健康部        部長        田中 徹 都市デザイン部    部長        森本貞男            理事        山口伸和 会計管理室      会計管理者会計管理室長                      小林由幸 上下水道部      部長        瀬田友之 市立柏原病院     病院事業管理者   石川哲郎            病院事務局長    中川拓也 教育部        部長        福島 潔            教育監       中平好美-----------------------------------◯事務局出席職員    事務局長      辰巳伸一            参事        畑中一章~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △再開 午前10時0分 ○山下亜緯子議長 おはようございます。 ただいまの出席議員16名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開します。----------------------------------- △開議 ○山下亜緯子議長 それでは、本日の日程に入ります。 日程第1、議会運営委員会委員長報告を議題とします。乾一議会運営委員会委員長、報告願います。     〔16番 乾  一議員 登壇〕 ◆16番(乾一議員) おはようございます。議会運営委員会の乾一でございます。 ただいまから、定例会再開後の運営につきましてご報告を申し上げます。 まず、本日の議事日程といたしましては、お手元の議事日程表のとおり26件でございます。 まず初めに、委員会付託になっておりました17案件につきましては、既に所管委員会の審査を終えておりますので、委員会開催順に各委員長から報告を受け、その後、採決を行います。 採決の方法といたしましては、まず、報告第1号を簡易採決といたします。 次に、議案第1号については討論の申出がございますので、討論終結後、起立採決により採決します。 次に、議案第2号についても討論の申出がございますので、討論終結後、起立採決により採決します。 次に、議案第3号及び議案第4号を一括して簡易採決により採決します。 次に、議案第5号については討論の申出がございますので、討論終結後、起立採決により採決します。 次に、議案第6号から議案第8号までを一括して簡易採決により採決します。 次に、議案第11号、議案第12号及び議案第14号の条例案件3件を一括して簡易採決とし、次に、議案第16号、議案第17号及び議案第19号から議案第21号までの補正予算案件5件についても一括して簡易採決により採決します。 次に、議員提出議案を提出しております。本件につきましては、議案提出者の私が提案理由の説明を行い、質疑、委員会付託及び討論を省略し、簡易採決により採決することに決しております。 次に、追加議案が6件提出されておりますので、これらを一括して上程し、担当者から提案理由の説明を受け、一括して質疑を行った後、委員会付託を省略し、簡易採決により採決します。 次に、意見書案が1件提出されております。本件につきましては、議長及び提出者を除く議員14名の賛成署名を得ておりますので、議会事務局長から案文の朗読の後、質疑、委員会付託及び討論を省略し、簡易採決により採決することに決しております。 なお、本会議の運営につきましては、適宜議長の判断で変更されることもございますので、よろしくお願いいたします。 最後に、理事者から条例改正案件1件及び補正予算案件1件について、議会閉会中に専決処分したい旨の申出がありましたので、ご報告をいたします。 以上が、本日の議事日程について当委員会で協議決定いたしました内容でございます。議員各位におかれましては、よろしくご理解いただき、円滑なる議会運営ができますことをお願い申し上げまして、報告を終わらせていただきます。 ○山下亜緯子議長 ただいまの委員長報告どおり本日の会議を進めますので、よろしくご協力をお願いします。-----------------------------------山下亜緯子議長 次に、日程第2から日程第18までの17件を一括して議題とします。 ただいま一括して議題としました17件につきましては、既に所管の委員会において審査が終了しておりますので、各委員長の報告を受けます。 最初に、奥山渉総務産業委員会委員長、報告願います。     〔14番 奥山 渉議員 登壇〕 ◆14番(奥山渉議員) 皆さん、おはようございます。総務産業委員会の奥山渉でございます。 ただいまから、総務産業委員会に付託されました議案の審査結果につきましてご報告申し上げます。 審査は、初めに議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算のうち当委員会所管事項から審査をいたしました。本件につきましては、各委員から各費目にわたり質疑、要望がありました後、委員からの反対の意見表明がありましたので、起立採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、審査の都合上、議案第21号 令和4年度柏原市一般会計補正予算(第1号)を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第11号 執行機関の附属機関に関する条例の一部改正についてを審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第12号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第16号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第13号)のうち当委員会所管事項を審査いたしました。本件につきましては、質疑なく、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、審査の都合上、議案第7号 令和4年度柏原市水道事業会計予算を審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第8号 令和4年度柏原市下水道事業会計予算を審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 以上が、当委員会に付託されました議案の審査結果であります。 なお、委員各位の詳細な質疑内容につきましては、後日配付いたします委員会会議録のご参照をお願い申し上げまして、報告を終わらせていただきます。 ○山下亜緯子議長 ただいまの委員長報告に対し、質疑ありませんか。--別にないようです。よってこれにて質疑を終結します。 次に、大坪教孝厚生文教委員会委員長、報告願います。     〔15番 大坪教孝議員 登壇〕 ◆15番(大坪教孝議員) おはようございます。厚生文教委員会の大坪教孝でございます。 ただいまから、厚生文教委員会に付託されました議案の審査結果につきましてご報告申し上げます。 審査は、初めに報告第1号 専決処分報告について「専決第1号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第12号)」から審査をいたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、採決の結果、承認することに決しました。 次に、議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算のうち当委員会所管事項を審査いたしました。本件につきましては、各委員から各費目にわたり質疑、要望がありました後、委員から反対の意見表明がありましたので、起立採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算を審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑、要望がありました後、委員から反対の意見表明がありましたので、起立採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、審査の都合上、議案第4号 令和4年度柏原市介護保険事業特別会計予算を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、反対の意見表明がありましたので、起立採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第14号 柏原市国民健康保険条例の一部改正についてを審査いたしました。本件につきましては、質疑なく、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第16号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第13号)のうち当委員会所管事項を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第17号 令和3年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)を審査いたしました。本件につきましては、質疑なく、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第19号 令和3年度柏原市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)を審査いたしました。本件につきましては、質疑なく、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第20号 令和3年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第3号)を審査いたしました。本件につきましては、質疑なく、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、審査の都合上、議案第3号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計施設勘定堅上診療所)予算を審査いたしました。本件につきましては、質疑なく、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 最後に、議案第6号 令和4年度柏原市市立柏原病院事業会計予算を審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 以上が、当委員会に付託されました議案の審査結果であります。 なお、委員各位の詳細な質疑内容につきましては、後日配付いたします委員会会議録のご参照をお願い申し上げまして、ご報告を終わらせていただきます。 ○山下亜緯子議長 ただいまの委員長報告に対し、質疑ありませんか。--別にないようです。よってこれにて質疑を終結します。 以上で、各委員長の報告及びそれに対する質疑は終わりました。 次に、報告第1号 専決処分報告について討論に入ります。討論ありませんか。--別にないようです。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。報告第1号 専決処分報告についての委員長の報告は承認であります。よって本件につきましては、委員長の報告どおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって報告第1号は承認されました。 次に、議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算について討論に入ります。 討論の通告が出ておりますので、まずは原案反対者の江村淳議員の発言を許可します。     〔3番 江村 淳議員 登壇〕 ◆3番(江村淳議員) 皆さん、おはようございます。日本共産党柏原市会議員団の江村淳でございます。 私は、議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算に対しまして、反対の立場から討論を行います。 反対の理由は以下に述べます2点です。 第1に、衛生費の柏羽藤環境事業組合負担金6億5,305万円を認めることは、余熱利用施設また健康増進施設でありますクリーンピア21の閉館を認めることになるからです。この予算には、クリーンピア21を令和4年度末、すなわち令和5年3月31日をもって閉館すること、これに伴って開閉屋根の大規模な改修工事は行わないことがはっきりと盛り込まれています。 委員会質疑の中で、3から4年の間に3億円もの費用をかけて、大規模な改修工事をする効果が薄いとの議論がありました。この費用対効果については、平成11年、1999年の開館から計画的に改修工事を行ってこなかったことが問題です。利用者数は、令和元年度、2019年度、7万9,000人で、そのうち高齢者や障害者は1万8,000人と増加傾向にあります。たくさんの利用者から安価で利用できると喜ばれているのは構成する3市で共同運営してきたからこそです。 特に歩行プールは、3市内には公立、民間問わず類似する施設がありません。そもそも健康増進施設という性格上、費用対効果という視点で論じることは妥当ではありません。 さらに、ごみ焼却の施設の更新計画もないままクリーンピア21を先行して閉館することが問題です。ごみ焼却施設を建て替えるのは15年後と言われ、その代わりの土地として、クリーンピア21の場所を整備するのは、五、六年後のことです。これはあくまで仮定の話です。焼却施設の更新計画もクリーンピア21をその代替地と決まっているわけでもありません。なぜクリーンピア21だけを先に閉館するのか、説明がつきません。最大の理由、最大の問題、矛盾は利用者、市民の声を聞いてこなかったことです。 今、閉館に向けた予算が決まったということを知らせただけで、いまだに利用者、市民からの意見や要望は聞いていません。健康増進に役立つ、存続してほしいとの声はたくさん寄せられています。柏原市民の声を聞き、存続を求める立場からクリーンピア21を令和4年度末に閉館するこの予算を含む柏羽藤環境事業組合負担金6億5,305万円は認めることができません。 第2に、商工業振興費プロジェクションマッピング設備設置工事委託料4,460万5,000円に反対いたします。 商工業振興費1億3,159万2,000円のうち商工業振興事業は11.6%、中小企業融資事業21.3%、地域にぎわい創造事業67.0%です。2つは中小業者向けなどですが、地域にぎわい創造事業アフターコロナの観光対策です。 今年度、新型コロナ感染症対応地方創生臨時交付金を使って、地域にぎわい創造事業の大きな部分を占めるのがプロジェクションマッピングの事業です。この事業は日本遺産「もうすべらせない!!~龍田古道の心臓部『亀の瀬』を越えてゆけ~」の構成文化財の中でも中核をなし、地滑りによる崩落の様子が色濃く残され、どなたでも比較的分かりやすい旧大阪鉄道亀瀬隧道トンネルにプロジェクションマッピングを設置することにより、まずは亀の瀬に足を運んでいただき、ストーリー全体を知っていただくきっかけとするとされています。また、その投影する機材を購入することになっています。 プロジェクションマッピングにより、年間2万人の集客を見込んでいます。その算出根拠は、週末の土日に投影をし、1日5回、1回当たり40人、年間104日で計算して2万人を超えるという予測です。1回40人という予測が本当に妥当なのでしょうか。7月、8月、9月の猛暑の夏に、雪が舞う冬に40人、ウオーキングや散策されるのでしょうか。旧亀の瀬トンネルは約40メートルで、そこに40人が入って3密の回避や換気の問題などがクリアできるのでしょうか。2万人の集客という見込みは甘いと言わざるを得ません。 プロジェクションマッピングの経済効果は、4,400万円の投資で2億円になるというのも疑問です。亀の瀬の最寄り駅は、JR河内堅上駅または三郷駅、堅上駅から歩きますと約20分かかります。地滑り地のために駐車場はなく、近くにお店はほとんどなく、宿泊施設もありません。亀の瀬からの帰りに買物や食事をするというふうになれば、JR高井田駅を経由して国分のほうに行く、または柏原駅まで行って、周辺で買物や食事をされることになります。どれだけの方々が足を運んでいただけるのでしょうか。 映像コンテンツの問題もあります。本会議の質疑でも、人気を継続させるための策、飽きさせない努力が必要とか、春夏秋冬の4つのバージョンにしたらどうかなどの提言もありました。投影される映像コンテンツは、5分から10分の同じ映像を流し続け、ランニングコストは100万円、更新するには約1,000万円かかる見込みとの答弁です。今年度は交付金がありますが、来年度以降は柏原市の持ち出しとなります。亀の瀬が心臓部といいますが、地元の人がウオーキングコースを回る中に亀の瀬もあるのではないでしょうか。プロジェクションマッピングという方法でPRする必要があるのでしょうか。 最後に、地方創生臨時交付金の2億1,700万円の使い道として、プロジェクションマッピングに4,400万円使うことが市民に納得されるのでしょうか。 交付金のうち経済活動の回復、地域経済を立て直すためとして6,665万円、さらにその3分の1がプロジェクションマッピングです。例えば4,400万円あれば、お年寄りなどが健康に安全に歩けるよう、生活道路などの舗装工事を行うほうがよほど市民に喜ばれるのではないでしょうか。プロジェクションマッピング設備設置業務委託料の4,460万5,000円、この費用対効果を考えると疑問に感じざるを得ません。この予算を認めることができません。 以上をもちまして、議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算に反対の立場からの討論といたします。ご清聴ありがとうございました。 ○山下亜緯子議長 続きまして、原案賛成者の峯弘之議員の発言を許可します。     〔6番 峯 弘之議員 登壇〕 ◆6番(峯弘之議員) 皆様、おはようございます。6番議席議員、峯弘之でございます。 私は、議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算について、原案に賛成の立場から討論を行います。 まず、柏羽藤環境事業組合負担金6億5,305万円についてであります。 先ほどの反対討論では、負担金の根拠となる令和4年度柏羽藤環境事業組合予算がクリーンピア21の大規模修繕を行わず、令和4年度末をもって閉館する方向で編成されていることなどが反対意見の趣旨でありました。 しかしながら、柏羽藤環境事業組合からは、大阪府内の焼却場の平均的な建て替え時期は約45年で、柏羽藤クリーンセンターは、現在、築30年を経過し、あと15年でその年数に達する上に、建て替えには環境や地質調査設計で5年、建設工事で5年の合計10年程度必要であると伺っております。 柏羽藤クリーンセンターの現在のクリーンピア21の敷地内に建て替える場合、5年後にはこの敷地を更地にしていく必要があり、クリーンピア21の利用可能な期間は残り僅かとなります。 また、これからもこの施設の利用を続けるためには、大規模な修繕が必要とのことで、その費用は令和4年度から令和7年度の4年間で約3億円、柏原市の負担金は約9,000万円になるとの答弁が委員会であり、利用者も減少しているという説明も伺っております。 さらに、予算に計上されている負担金につきましては、ごみ処理施設である柏羽藤クリーンセンター、し尿処理施設である芝山衛生センターの運用費用等、市民の生活に欠かせない費用が含まれております。 以上のことから、クリーンピア21の閉館に関しましては、施設を設置し、管理運営されている環境事業組合において進められているものであり、また、この環境事業組合への負担金を含む予算を否決することは、各家庭から排出されますごみやし尿の処理など市民の日常生活に影響することと考えます。 次に、地域にぎわい創造事業におけるプロジェクションマッピング設備設置業務委託料4,460万5,000円についてであります。 本事業につきましては、令和2年6月に文化庁より日本遺産の認定を受けた「もうすべらせない!!~龍田古道の心臓部『亀の瀬』を越えてゆけ~」の構成文化財である旧大阪鉄道亀瀬隧道内にプロジェクションマッピングを設置し、龍田古道の周辺ストーリーや蒸気機関車の疾走などの歴史を反映した映像と音響によるコンテンツの提供を行う予定であり、非常に興味深い趣向となっております。 この地域でプロジェクションマッピングを行うことは、地域の魅力をさらに高め、日本遺産「龍田古道・亀の瀬」を中心とした本市の観光振興を加速度的に推進していくものにほかなりません。 また、この取組はメディアやプロモーションやSNSでの拡散が見込まれます。以前、制作サイドから問合せがあり、市長からもぜひ取上げていただくよう担当課にも指示があったとお聞きしております。NHKの番組である「ブラタモリ」等のメディアへの働きかけのよいきっかけになるものとも思われます。 また、このプロジェクションマッピングにより、市民の皆様に日本遺産「龍田古道・亀の瀬」への理解が深まることで郷土愛を生み、住み続けたいまちという意識の醸成につながるものと考えております。 令和4年度の地域にぎわい創造事業では、プロジェクションマッピング設備設置業務以外のほかに様々な予算が計上されており、これらの予算を活用して実施する事業を連動させ、一体的に取り組むことがより大きなにぎわいの創出につながるものと考えております。 アフターコロナを見据え、今、本市が進めなければいけない、それは市外の方、多くの方々に本市の魅力を知ってもらうこと、そして、市民の皆様に本市の魅力を再発見していただき、これからも住み続けたいと思っていただくことがあると考えております。 以上によりまして、議案第1号 令和4年度一般会計予算について賛成する討論といたします。よろしくご賢察の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○山下亜緯子議長 以上で通告による討論は終わりました。 他に討論の申出がありませんので、これにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算の各委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本件につきましては、各委員長の報告どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○山下亜緯子議長 起立多数と認めます。よって議案第1号は原案どおり可決されました。 次に、議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算について討論に入ります。 討論の通告が出ておりますので、まずは原案反対者の橋本満夫議員の発言を許可します。     〔9番 橋本満夫議員 登壇〕 ◆9番(橋本満夫議員) 日本共産党柏原市会議員団の橋本満夫でございます。 私は、議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算に対し、反対の立場から討論を行います。 委員会審議でも明らかになりましたが、令和4年度の柏原市の国民健康保険料は、未就学児のいる世帯と賦課限度額99万円の世帯以外では、全ての国保世帯が値上がりになってしまいます。例えば夫婦2人世帯で年金収入年間240万円、1か月20万円の世帯では1,934円の値上がりになり、19万8,249円の保険料になります。今年、ガソリンをはじめ、パンやラーメン等を含め、多くの商品が上がる中で、年金生活者の暮らしを苦しめることになります。 また、現役世代である所得200万円の4人世帯、いわゆる国のモデルケースの保険料は4,237円も増加し、年間41万2,109円の値上がりになります。4人世帯であれば、約600万円の所得で年間99万円の保険料がかかってきます。1か月の保険料は9万9,000円です。 大阪府の統一保険料化がされるまでは、柏原市独自で保険料率を算定し、所得割、均等割、平等割で調整して低所得者対策もされ、保険料の引下げも行われてきました。しかしながら、平成30年度からは維新府政が進める大阪府の統一保険料率を採用しました。平成31年、令和元年度決算からは、今まで累計赤字だったのが累積赤字に転じ、今では約3億円の累積黒字になっています。統一保険料化は、47都道府県を見てもごく僅かな自治体だけです。高過ぎる国民健康保険料は市民の暮らしを苦しめています。 それに増して、令和6年度からは大阪府の統一保険料化が完全実施されます。柏原市独自で実施されている低所得者の方への減免や、医療費負担が3か月間免除されるという年金生活者の一部負担金減免制度も廃止されてしまいます。 以上の理由により、議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算に対し、反対の立場からの討論といたします。ご清聴ありがとうございました。 ○山下亜緯子議長 続きまして、原案賛成者の大坪教孝議員の発言を許可します。     〔15番 大坪教孝議員 登壇〕
    ◆15番(大坪教孝議員) 自由民主党・無所属の会、大坪教孝でございます。 私は、議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算について、賛成する立場から討論を行います。 現行の国民健康保険制度は加入者の年齢構成が高く、年金だけで生活されている方や会社の健康保険に加入できないパートの方など、比較的収入の低い方が多く加入されている制度であり、財源としての保険料収入を多く見込めないことから、これまでその運営基盤は非常に脆弱なものになっておりました。 こうした状況に対応するため、法改正が行われ、大阪府においては平成30年度から国民健康保険が広域化され、これに伴い被保険者間の負担の公平化を目指し、同じ所得水準、世帯構成であれば同じ保険料となるよう、保険料率を統一することになりました。 そうした中、令和5年度まで激変緩和期間はあるものの、本市では保険料で一定のメリットがあったことから、大阪府が示す統一の保険料率を採用することとなりました。 令和4年度の保険料率は僅かに上昇しておりますが、これは国保加入者の高齢化の進展や医療の高度化により、1人当たりの医療費が増加していることから、やむを得ないものであると理解をしております。 また、国保財政を安定的に運営していくためには、原則として必要な支出を保険料や国・府の補助金により賄うことにより、財政収支が均衡することが重要であると考えます。 保険料負担の抑制を図るための法定外の一般会計からの繰入れについては、給付と負担の関係性が不均衡になることや、柏原市民の約2割に当たる国保被保険者1万4,624名のために市民の皆さんから負担を求めることになることから、国の考えと同様に解消、削減を図るべきものと考えております。 令和4年度の予算については、歳入面では、保険料について府へ納める事業費納付金に対して必要となる額を計上しており、インセンティブのある国の保険者努力支援制度交付金や府の補助金などを確保する予算が計上され、また、歳出面では、増大していく医療費を抑えるための糖尿病の予防事業や特定健診・特定保健指導などの保健事業を計上されております。これらの取組を継続して行ってきた結果として、平成20年度には約11億8,000万円まで膨らんだ累積赤字を令和元年度で解消し、黒字化できております。これは継続して適正な予算の計上を行い、確実に執行されてきたことによるものであると考えます。 以上によりまして、議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算について、賛成する討論といたします。議員各位におかれましては、よろしくご賢察の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、賛成討論を終わります。 ○山下亜緯子議長 以上で通告による討論は終わりました。 他に討論の申出がありませんので、これにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第2号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算の委員長の報告は原案可決であります。よって本件につきましては、委員長の報告どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○山下亜緯子議長 起立多数と認めます。よって議案第2号は原案どおり可決されました。 次に、議案第3号及び議案第4号の2件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。--別にないようです。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第3号 令和4年度柏原市国民健康保険事業特別会計施設勘定堅上診療所)予算及び議案第4号 令和4年度柏原市介護保険事業特別会計予算の委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本2件につきましては、委員長の報告どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議案第3号及び議案第4号は、いずれも原案どおり可決されました。 次に、議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算について討論に入ります。 討論の通告が出ておりますので、まずは原案反対者の橋本満夫議員の発言を許可します。     〔9番 橋本満夫議員 登壇〕 ◆9番(橋本満夫議員) 日本共産党柏原市会議員団の橋本満夫でございます。 私は、議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。 1つ目の理由は、委員会審議で明らかになりましたが、令和4年度の75歳以上の方の後期高齢者医療保険料は、皆さんが値上げになります。例えば最低の保険料である月額年金収入12万5,000円以下の方では105円の値上がりで、年間1万6,338円になります。年金が月額20万円の方の保険料は5,570円の値上がりで、15万1,205円になります。 2つ目の理由として、今年の10月から国の制度により、一定以上の所得の方は1割負担から2割負担と、2倍の医療費負担になります。柏原市では5人に1人の約2,000人の方が、医療費の負担が2倍になってしまいます。 75歳以上の高齢者は最も病気にかかりやすく、治療にも時間がかかる世代です。現行の原則1割負担の下で、平均で年間約8万円の窓口負担をしています。これは74歳以下の窓口負担の平均額の2倍です。 政府は、2割負担の導入は現役世代の負担上昇を抑えるために、高齢者に能力に応じた負担をしていただくと言います。ところが、今回の2割負担の導入によって軽減される現役労働者の保険料負担額は1人当たり年間350円で、1か月では30円です。 2割負担をする政府の最大の理由は、国の社会保障費の削減です。2割負担導入で最も減るのは、年間980億円の削減となる公費です。中でも6分の4を担う国が一番負担を減らす計画になっています。 後期高齢者医療制度の前身である老人保健制度ができた1983年、老人医療費に占める国庫負担の割合は約半分に近い45%でした。それが後期高齢者医療保険制度になり、2020年度では国庫負担割合は33%にまで減っています。 年金が減らされ、高い介護保険料を払い、その上、75歳以上の高齢者の保険料や医療費の新たな負担増を認めるわけにはいきません。政府は後期高齢者医療制度への国の予算を増額して、高齢者の方が安心して医療にかかれるようにすべきであることを申し上げて、反対の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。 ○山下亜緯子議長 続きまして、原案賛成者の中村保治議員の発言を許可します。     〔11番 中村保治議員 登壇〕 ◆11番(中村保治議員) 皆様、おはようございます。11番議席議員の中村保治でございます。 私は、議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算について、賛成の立場から討論を行います。 後期高齢者医療制度は75歳以上の高齢者の医療を国民全体で支え、高齢者が将来にわたって安心して医療を受けられるようにするための制度となっております。平成20年度の制度開始以来、現在では高齢者を支える、欠くことのできない制度として定着をしております。 後期高齢者医療制度における保険料につきましては、高齢者の医療の確保に関する法律第104条第2項により、各都道府県の後期高齢者医療広域連合が決定することになっており、市町村にその裁量はありません。 また、令和4年10月から、一定の所得がある後期高齢者の医療費の窓口負担の割合が1割から2割となります。これは高齢者の医療の確保に関する法律第67条第1項第2号により実施されるもので、保険料と同様に、市町村にその裁量はありません。 この窓口負担割合の見直しの背景につきましては、厚生労働省によりますと、今後団塊の世代が75歳以上になり始め、後期高齢者の医療費の増大が見込まれることから、この医療費のうち、約4割を占める現役世代の負担は同様に拡大していく、このような見通しとなっておりまして、現役世代の負担を抑え、国民皆保険を持続可能なものにするために実施されるものとされております。なお、2割負担になる方には、3年間その負担を抑える配慮措置が実施されます。 以上の窓口負担割合の見直しをはじめ、高齢者保健事業などの医療費を抑える取組をしてもなお、令和4年度の保険料については医療費の増大が見込まれることから、ある程度上昇することはやむを得ないものと考えております。 以上のことから、大阪府後期高齢者医療広域連合が算定し、市町村へ示された額や法令等に基づく事業を実施するための費用を計上しているこの令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算は、適正なものであると考えております。 したがいまして、この後期高齢者医療制度を持続可能なものとしていく、存続していくために、議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算については、賛成するものであります。 担当課におかれましては、市民の皆様の健康意識の向上、そして介護予防にさらに努めていただくこと、柏原市民の皆様が健康で生き生きと暮らせるように引き続きの取組をよろしくお願い申し上げます。 議員各位におかれましては、よろしくご賢察、またご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ご清聴ありがとうございました。 ○山下亜緯子議長 以上で通告による討論は終わりました。 他に討論の申出がありませんので、これにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算の委員長の報告は原案可決であります。よって本件につきましては、委員長の報告どおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○山下亜緯子議長 起立多数と認めます。よって議案第5号は原案どおり可決されました。 次に、議案第6号から議案第8号まで、議案第11号、議案第12号、議案第14号、議案第16号、議案第17号及び議案第19号から議案第21号までの11件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。--別にないようです。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第6号 令和4年度柏原市市立柏原病院事業会計予算、議案第7号 令和4年度柏原市水道事業会計予算及び議案第8号 令和4年度柏原市下水道事業会計予算の各委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本3件につきましては、各委員長の報告どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議案第6号、議案第7号及び議案第8号はいずれも原案どおり可決されました。 次に、お諮りします。議案第11号 執行機関の附属機関に関する条例の一部改正について、議案第12号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について及び議案第14号 柏原市国民健康保険条例の一部改正についての各委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本3件につきましては、各委員長の報告どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議案第11号、議案第12号及び議案第14号はいずれも原案どおり可決されました。 次に、お諮りします。議案第16号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第13号)、議案第17号 令和3年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)、議案第19号 令和3年度柏原市介護保険事業特別会計補正予算(第4号)、議案第20号 令和3年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第3号)及び議案第21号 令和4年度柏原市一般会計補正予算(第1号)の各委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本5件につきましては、各委員長の報告どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議案第16号、議案第17号、議案第19号、議案第20号及び議案第21号はいずれも原案どおり可決されました。-----------------------------------山下亜緯子議長 次に、日程第19、議員提出議案第1号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 議案提出者の乾一議員、説明願います。     〔16番 乾  一議員 登壇〕 ◆16番(乾一議員) 16番議席の乾一でございます。 ただいま上程されました議員提出議案第1号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。 お手元にお配りしております議員提出議案の2ページをお開き願います。 議員提出議案第1号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてでございます。 改正内容については、次の3ページをご覧ください。 本件につきましては、後ほど上程される議案第22号及び議案第23号にて、一般職及び特別職の期末手当が、令和3年度分人事院勧告により、年間支給月数を0.15か月引き下げる内容で条例改正されることに準じて、議員の期末手当についても、年間の支給月数を現行の4.45か月から4.3か月とすることなど、所要の改正を行うものでございます。 なお、この条例の施行日は公布の日からとしております。 以上が改正の内容でございます。よろしくお願いいたします。 ○山下亜緯子議長 説明は終わりました。 本件については所定の手続を終えておりますので、質疑、委員会付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって本件は質疑、委員会付託及び討論を省略することに決しました。 直ちに採決します。 お諮りします。議員提出議案第1号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議員提出議案第1号は原案どおり可決されました。-----------------------------------山下亜緯子議長 次に、日程第20、報告第2号 専決処分報告についてから日程第25、議案第26号 市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例及び特別職の職員の給料月額の特例に関する条例の一部改正についてまでの6件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略して、直ちに説明を求めます。     〔安田善昭 総務部長 登壇〕 ◎安田善昭総務部長 私からは、提出案件のうち報告第2号につきましてご説明申し上げます。 追加議案書の1ページをお開き願います。 報告第2号は、専決処分報告についてでございます。 地方自治法第180条第1項の規定及び市長の専決事項の指定についてにより専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により議会に報告させていただくものでございます。 次に、追加議案書の2ページをお開き願います。 専決第2号は、損害賠償の額の決定についてでございます。 この件につきましては、令和4年3月7日に示談が成立いたしましたので、同日に専決処分をいたしております。 事由でございますが、職員の公務中における公用車による接触事故でございます。 事由の発生日時及び場所につきましては、令和4年2月17日午前11時50分頃、柏原市田辺1丁目11番20号先におきまして、公用車が右折した際、公用車の右後方部と相手駐車場の車止めのポールが接触した事故でございます。 損害賠償の相手方につきましては、柏原市内在住の男性で、損害賠償額は1万3,832円で示談が成立したものでございます。 なお、損害賠償額につきましては、自動車損害共済に加入しておりますので、全国市有物件災害共済会から全額支払われます。 以上で報告第2号の説明のほうを終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。     〔市川信行 政策推進部長 登壇〕 ◎市川信行政策推進部長 続きまして、私からは提出案件のうち議案第22号、議案第23号及び議案第26号の3件についてご説明申し上げます。 この3件のうち2件の改正につきましては、令和3年の人事院勧告が基礎となっておりますので、まず議案第23号 一般職の職員の給与に関する条例及び柏原市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についてからご説明させていただきます。 それでは、追加議案書の5ページをお開き願います。 今回の改正は、令和3年の人事院勧告に関して職員団体との交渉を重ねた結果、労使双方による合意に至ったことから行うものでございます。 次の6ページをお開き願います。 あわせまして、条例案件参考資料もご参照いただきますようお願いいたします。 主な改正内容は、期末勤勉手当、いわゆるボーナスの民間の支給割合との均衡を図るため、一般職員の期末手当を0.15か月引き下げ、年間支給月数を2.4か月とし、期末勤勉手当を合わせた年間支給月数を4.3か月とするものでございます。再任用職員につきましても0.1か月引き下げ、年間支給月数を2.25か月とするものでございます。 また、会計年度任用職員につきましても、一般職員と同じ月数分の期末手当を支給しておりますことから、同様に0.15か月引き下げる改正を行っております。 なお、附則におきまして、この条例の施行日は公布の日とし、令和3年の人事院勧告を反映させるため、令和4年6月の支給額は、改正後の条例で算定した額から令和3年12月に支給した期末手当の額127.5分の15を、再任用職員は72.5分の10を乗じた額を減じた額とするよう規定しております。 以上で議案第23号の説明を終わらせていただきます。 少し戻っていただきまして、追加議案書の3ページをお開き願います。 議案第22号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてでございます。 次の4ページをお開き願います。 今回の改正は、先ほどご説明させていただきました一般職の職員の給与の改正内容を踏まえ、特別職の期末手当の支給割合を改正するものでございます。 改正内容は一般職の職員と同様、期末手当の年間支給月数を0.15か月引き下げ、年間支給月数を4.3か月とするものでございます。 なお、附則におきまして、この条例の施行日は公布の日とし、一般職と同様に令和4年6月支給の期末手当に関する特例を規定しております。 以上で議案第22号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、追加議案書のⅡの1ページをお開き願います。 議案第26号 市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例及び特別職の職員の給料月額の特例に関する条例の一部改正についてでございます。 改正理由を説明させていただきます前に、提案の理由であります、福祉こども部福祉総務課で発生いたしました職員の不祥事事案についてご報告させていただきます。 本事案は、令和2年12月から令和3年7月の期間におきまして、生活保護受給者が亡くなった際発生した遺留金、所在不明者の預り金並びに葬祭扶助費のうち、納骨料相当の返還分を合わせた現金38万8,673円について、相続関係の調査等が不足したまま、米や水、布団等の生活困窮者に配布するための物品並びに業務で使用する物品の購入代金に充てたほか、生活保護受給者から返納させるべき未収債権の補填にも充てていたものでございます。 この不祥事について、発覚後に行いました資料の精査、関係職員への聴取結果を踏まえまして、3月23日、本事案を主導していた前任の保護係長に対して停職6か月、その前任係長の指示に従った部下2名に対して、それぞれ停職1か月と1か月間の減給10分の1、福祉総務課長に対して戒告の懲戒処分を行い、福祉こども部長と前任の福祉総務課長に文書訓告を行っております。 次に、改正理由についてでございますが、今ご報告させていただきました生活保護に係る不祥事事案について、複数の職員が関与し、不適切な処理が行われていたことに対して責任を重く受け止め、市長及び副市長につきましても給料月額を減額するものでございます。 次の2ページをお開き願います。 改正の内容についてでございます。 第1条で市長の給料月額の削減率を令和4年4月1日から同年6月30日までの3か月間、現在の20%から30%にするものでございます。 また、第2条で副市長の給料月額の削減率につきましても、市長と同期間、現在の10%から20%にするものでございます。 なお、附則におきまして、条例の施行日は公布の日からとしております。 以上で議案第26号の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。     〔福井 浩 財務部長 登壇〕 ◎福井浩財務部長 私からは、議案第24号について説明させていただきます。 追加議案書の8ページをお開き願います。 議案第24号は、令和3年度柏原市一般会計補正予算(第14号)でございます。 第1条では、歳入歳出予算の総額に3,804万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を309億839万7,000円とするものでございます。 次の第2条では、繰越明許費の補正を行うものでございます。 それでは、13ページをお開き願います。 歳出から説明をいたします。 目1一般管理費3,804万9,000円は、退職者の確定により退職手当を増額するものでございます。 次に、1ページ戻っていただきまして、12ページをお開き願います。 歳入の補正でございます。 目2雑入3,804万9,000円のうち、退職手当に係る他会計負担金770万5,000円は、退職手当に対する水道事業会計及び病院事業会計からの負担金でございます。また、その他雑入3,034万4,000円は、今回の補正における収支均衡を図るため計上するものでございます。 以上で歳入の説明を終わらせていただきます。 少し戻っていただきまして、10ページをお開き願います。 第2表 繰越明許費の補正でございます。 子育て世帯臨時特別給付金給付事業の実施に当たり、令和4年3月生まれの出生児等の中には令和4年度の給付となる方が一定数見込まれますことから、給付金及び一部の事務費を繰り越すものでございます。 私からの説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定いただきますようお願いいたします。     〔森本貞男 都市デザイン部長 登壇〕 ◎森本貞男都市デザイン部長 私からは、議案第25号についてご説明いたします。 追加議案書の14ページをお開き願います。 議案第25号は、令和4年度柏原市一般会計補正予算(第2号)でございます。 第1条では、歳入歳出予算の総額に3,720万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を267億5,828万3,000円とするものでございます。 それでは、18ページをお開き願います。 歳出からご説明いたします。 目4財産管理費3,720万2,000円は、市内循環バスの運行状況、車両の位置などをウェブ上で確認できるバスロケーションシステムを導入するとともに、今後の市内循環バスの運行計画等のために、AIカメラによる利用データの収集を行うものでございます。なお、この事業費にはデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用いたします。 以上で歳出のご説明を終わらせていただきます。 次に、1ページ戻っていただきまして、17ページをお開き願います。 歳入の補正でございます。 目1総務費国庫補助金1,860万円は、このたびデジタル田園都市国家構想推進交付金として、国より内示を受けたことから計上するものでございます。 目1基金繰入金1,860万2,000円につきましては、歳出でご説明いたしました循環バスへのロケーションシステム導入などの費用に対する財源として、財政調整基金から繰り入れるものでございます。 以上で歳入の説明を終わらせていただきます。 私からの説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようよろしくお願いいたします。 ○山下亜緯子議長 以上で説明は終わりました。 これより本6件について一括して質疑に入ります。質疑ありませんか。 ◆11番(中村保治議員) 議案第26号について、何点か質疑させていただきます。 先ほどの議案説明で、議案提出に至った経緯については一定理解をいたしましたけれども、なぜ今回のような事案が起こったのか、原因の本質といいますか、その根底にあるものが何なのかを調査、検証されたと思いますが、その内容についてお伺いをいたします。 ◎石橋敬三福祉こども部長 まず、ご答弁申し上げる前に、この事件により市民の皆様の日頃のご信頼を損ねることになってしまい、心よりおわび申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。 それではご答弁申し上げます。 この事件後、検証いたしました結果、本件は公金に準ずる生活保護遺留金等の処理について、不適正な処理に関わった当該職員のコンプライアンス意識の低さが直接の原因ではございますが、その環境要因といたしまして、職員の間で遺留金等に対する適正管理の意識が希薄になっていたこと。また、知識・経験豊富な者への信頼から、担当者任せな状態になっていたこと。さらには遺留金の取扱事務の流れ上、入出金の権限を持つ者とそれを点検する者が同一の人物にならざるを得ない状況になり、結果としてチェック体制が十分に機能していなかったことなどが、大きな要因として今回の事件に影響を及ぼしたというふうに考えております。 ◆11番(中村保治議員) ただいまの答弁で、チェック体制が十分に機能していなかったとのことでありましたけれども、それでは今後、担当課において、この検証結果を踏まえてどのように対策を講じていくのか、この点をお伺いしたいと思います。 ◎石橋敬三福祉こども部長 今後は生活保護に係る遺留金等の適正管理に対する職員の意識を正し、改めて入手金管理を徹底いたしますとともに、所属長を含め、複数の管理職でそのチェックを行うことで、チェック体制を強化してまいりたいというふうに考えております。 また、遺留金について、相続関係の調査等が困難で処理を完了するまでの期間が長引く場合など、歳計外収入の処理をするなどの遺留金の管理手法、これを工夫することで、また最終的な適正処理である弁済供託など、これらの手続のマニュアル化、整備を進めまして、再発防止に努めてまいりたいというふうに考えております。 ◆11番(中村保治議員) 今、担当部長のほうから再発防止の対策について答弁がありましたが、このような対策は一部の部署だけではなくて、市の組織全体において取り組んでいくべきであると、このように考えているんですけれども、その対策についてもお尋ねしたいと思う。 また、職員一人一人が適正に業務を遂行していくには、職員のメンタル面におけるフォローも大切だというふうに考えているんですけれども、その点も併せてお伺いします。 ◎市川信行政策推進部長 公金等の適正な取扱いにつきましては、過去の不祥事事案を教訓に、令和元年6月25日、会計管理者から職員に対して公金等の取扱い及び管理についての文書を発出し、管理体制の確立、帳簿等の作成と残高照合、収納した場合における指定金融機関への速やかな入金等を周知してまいりました。 今事案の発生を受けまして、再度、公金等の適正な取扱いについて全職員に通達するとともに、公務員の服務の根本でございます法令遵守についても、コンプライアンス研修を通じて認識の徹底に努めてまいります。 また、日頃の業務において担当職員の負担やストレスが多重とならないよう、臨機に職場間で応援体制をしくようにしており、必要に応じて産業医相談につなぐなど、メンタルケアにも配慮していきたいというふうに考えております。 ◆11番(中村保治議員) 再発防止案を策定する必要性は十分認めるところでありますけれども、その対策を着実に実効性のあるものとしていくことが肝心であると、このように考えます。そうすることが信用を回復し、さらに高めることにつながっていくと、このように考えるんです。 市の職員は皆、日々の業務において一生懸命取り組んでいることは、私も十分評価しているところでありますが、今回のような事案が起きたということは、組織として業務を適正に遂行していく上において改善すべき余地があったのではないかと、このように思うんです。組織としてのチェック体制の強化、職員一人一人のコンプライアンス意識のさらなる向上はもとより、組織全体としてよい意味での適度な緊張感を保つことも必要であると、このように考えます。 冨宅市長におかれましては、健全な組織風土を醸成していくためにはどのように考えておられるのか、この点をお伺いしたいと思います。 ◎冨宅正浩市長 今回の事案につきましては、市民の皆様、そして議員の皆様、関係各位に大変ご迷惑をおかけし、また、職員へ寄せていただいております信頼、これを大きく損ねたものと、私自身も責任の重大さを痛感しております。 先ほど両部長からも答弁をさせていただきましたが、再びこのような事案を発生させないよう、組織全体で業務の管理体制の見直しを図るとともに、それぞれの職員が再発防止を誓い、全体としても風通しのよい職場環境の整備など、これらを行うことによって不祥事が起きないように、市民の皆さんに信頼される市役所、これを取り戻していきたいと考えております。 ◆11番(中村保治議員) ただいま市長から答弁いただきましたが、今後は市長が陣頭指揮を執っていただき、再発防止に取り組んでいただくことをお願い申し上げます。 また、この議場におられる幹部職員の皆さんも、今の市長の言葉を重く受け止めていただき、それぞれの部署においても再発防止における取組の徹底をお願いするものであります。 以上でございます。 ○山下亜緯子議長 他にありませんか。 ◆8番(山本修広議員) まずは、今ほどの質疑ですけれども、再発防止に取り組んでいただきたいと私からも要望しておきます。 私からは議案第25号 令和4年度柏原市一般会計補正予算(第2号)の市内巡回バス運行管理費のバスロケーションシステム構築及び乗降客データ収集業務委託料についてお伺いしたいと思います。 さきの市政運営方針に対する質問で、バスの遅延について当会派の榊田議員から、今後デジタルを活用したサービスについての考えを市長にお伺いしたところ、検討を進めているというご答弁をいただいておりました。 その中で、今回ロケーションシステムというところのシステムが議案に上げられているわけですけれども、これを上程された経緯についてお伺いいたします。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 今回、追加議案の提出に至りました経緯でございますが、バスロケーションシステムによる運行情報の発信とAIカメラによります乗車区間データの収集につきましては、担当課として以前から着目をし、検討させていただいておりましたところ、本年1月21日に内閣府によるデジタル田園都市国家構想推進交付金に係る説明会がございまして、それを受けまして2月24日に国へ交付金の申請をしたところ、3月11日に内示通知がございました。 当初の予定より早い段階での内示がございましたので、できる限り早く事業を実施いたしまして市民サービス向上につなげたいとの思いと、乗車区間の詳細なデータを一日でも多く収集したいとの思いから、今回ご審議をお願いするものでございます。 ◆8番(山本修広議員) 理解いたしました。 タイミング的に非常にありがたい上程であるかなと感じております。事業の詳細について、ロケーションシステムというのと乗客データの収集業務ということでご説明はいただいているんですけれども、もう少し事業の詳細についてお伺いしてもよろしいでしょうか。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 まず、バスロケーションシステムにつきましては、各バス車両に取り付けましたGPS端末を活用いたしまして、公開型GIS、地理情報システムにより可視化することで、バスの運行状況をリアルタイムに地図上に反映をいたしまして、ご家庭のパソコンやお手元のスマートフォンで閲覧できるようにいたしまして、バスの位置情報を確認していただけるものでございます。 次に、データ収集業務につきましては、同じく各バス車両にAIカメラを設置いたしまして、AI技術を活用した画像認識システムを導入し、画像データとバスの位置情報をひもづけいたしまして、各利用者の乗車区間データを収集、蓄積するものでございます。 ◆8番(山本修広議員) ありがとうございます。 ロケーションシステムのほうは、求めておりました遅延とかそういったことが分かるということで、非常にありがたいのかなと思います。 そしてまた、AIカメラによるデータの収集、蓄積ということですけれども、AIカメラによってどのような情報を収集して、またその収集した情報を基にどのような解析を行っていかれるのかお伺いいたします。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 乗降客データ収集業務につきましては、AI技術を活用いたしまして、画像認識システムとGPS端末による位置情報システムを連携させまして、市内60か所の各乗降場所での乗車時の利用者の画像データと降車時の画像データを突合させることによりまして、お一人お一人の利用者の乗車区間データを収集、蓄積いたしまして、循環バスによる人の動きを可視化、見える化いたしまして、循環バスの路線や運行の最適化につなげてまいりたいと考えております。 ◆8番(山本修広議員) 乗ってくる人、降りてくる人を撮影しながら、どこで降りられたかとかいうのを統計的に取っていくということですけれども、今、AIカメラで利用者の動きを見える化して循環バスの路線や運行の最適化を検討されるとのことでしたが、これを具体的にどのように活用されるのかお伺いいたします。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 例えば1例でございますが、循環バスの区間ごとの乗車率、バス停からバス停の乗車率につきましては、平均20%前後から、日、時間帯、区間によっては100%と、満車状態といったばらつきがございます。 この区間乗車率を、今回取得いたします乗車区間データを用いまして分析を行いまして、例えばバス路線の幹線化やフィーダー化、支線化でございますが、こういったことを検討するための資料として役立てたいと考えております。 ◆8番(山本修広議員) 理解しました。 もともとはバスの遅延等についての対策で導入できないかとの考えで、ご提案というか、質問もさせていただいておりましたが、また乗降客のデータによって、より路線の効率的な集約、細分化が見込めていくということで、今後の循環バスの運行を最適にしていけるであろうということですね。 今の状態ですと、どうしても全く乗っていないバスが走っている時間帯もあったりとか、そういったことがこの分析によってより少なくしていけるというような考え方でよろしいでしょうか。 非常に今後の循環バスの運行を最適にしていっていただきたいので、ぜひとも推進していただきたいのと、また、デジタル田園都市国家構想推進交付金も活用されているということで、しっかりと事業を推進していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○山下亜緯子議長 他にありませんか。 ◆14番(奥山渉議員) 私からも議案第25号令和4年度柏原市一般会計補正予算(第2号)のうち、歳出、先ほどの山本議員と同じ項の財産管理費について質疑させていただきたいと思います。 市内循環バス運行管理費としてバスロケーションシステム構築及び乗降客データ収集業務委託料として3,720万2,000円を上げられております。これはおおむね2つの事業があるというふうに認識をしておりまして、1つはバスロケーションシステムを構築するための予算ということで説明がありましたので、まずそちらからご質疑させていただきたいと思います。 まず、このバスロケーションシステムを導入するに当たって、このサービスが乗降客の減少に対してどれだけ歯止めをかけることができるのか、あるいは乗降客を、これからこのサービスを使ってどれだけ増加させていくのかという、すなわちバスロケーションがこの投資に値するサービスであるか否かというところの視点というのが大切かなというふうに思いますが、まず1点目、そのあたりの費用対効果について、市としてどのように考えているのかお伺いします。 続けて3点聞かせていただきます。 2点目は、このバスロケーションシステムは、大阪府下の調査をいたしましたところ、平成29年の4月あたりから近鉄バスあるいは南海バスなどで導入されているというふうに調べました。大阪府下の自治体でいえば、堺市なんかは早いことこのバスロケーションシステムを導入されていたということなんですけれども、導入後の課題として上げられているのが、バスロケーションシステムの導入のイニシャルコスト、初期投入のコストも高いんですけれども、運用コスト、ランニングコスト、あるいはシステム更新料なども高いということで大きな課題となっておりましたが、そのあたり、ランニングコスト、更新コストについてどのように考えているのか。 3点目でございます。柏原市の市内循環バスの利用者は割と高齢の方が多くて、そういった利用者の年齢層が高いと、こういったスマホを使ってバスの遅延を確認できるかどうかという、そういう導入効果が薄いと想定されるんですけれども、そういったスマートフォンを活用していない人、また使い方が不慣れな方へのサービスの活用についてどのように考えているのか。 以上3点お尋ねしたいと思います。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 ご答弁申し上げます。 まず、1点目にお尋ねいただいておりますバスロケーションシステムの導入に伴います費用に見合うどのような効果があるのかについてでございますが、主に5点の効果があると考えております。 まず1点目でございますが、バスが交通渋滞等によりまして遅延した場合、乗降場所で待っておられます市民、利用者の方の不安が一定程度解消されるものと考えております。 2点目でございますが、同じくバスが遅延した場合、ただいまの状況では本課、交通政策課にお電話でお問合せをいただいている状況でございますけれども、このお問合せの件数が減少するのではないかと考えております。 3点目につきましては、電話でのお問合せをいただきました場合、現在では無線で運転手に位置確認をしておりますが、バスロケーションシステム導入によりまして、対応する職員がこのシステムを確認いたしましてリアルタイムにバスの位置を把握した上で、スムーズにお問合せに対応できるのではないかと考えております。 4点目は、乗降場所でお待ちいただく時間、これが減らせるのではないかと考えております。 5点目は、利便性の向上につながりまして、若い客層のご利用につながるのではないかと考えております。 以上5点で利便性を向上しまして、利用客の向上につなげていきたいと考えております。 次に、2点目のお問合せでございます。 次年度以降のランニングコスト、更新コストにつきましては、次年度以降のランニングコストとしましては、運用管理費用といたしまして年間約110万円を予定しているところでございます。 次に3点目、高齢者の方につきまして、このバスロケーションシステムがどのように活用していただけるかということでございます。 まず、逆にスマホ等をご利用されておられます方につきましては、システム周知を積極的に進めまして、できるだけ多くの方に利用していただけるよう努めてまいります。 同時に、スマートフォン等を利用されていない、そういった方に対しましては、現在と同様、市へ直接お問合せをいただきましたら、現在は先ほど申し上げましたように運転手に無線で位置を確認しておりましたため、少しご回答に時間がかかっておりました。これが、このバスロケーションシステムを市役所内部でも活用いたしまして、より早く、より正確に位置情報をご回答できるというふうに考えております。 以上でございます。 ◆14番(奥山渉議員) るる的確なご答弁をいただきましてありがとうございます。 まず、1番目のバスロケーションの費用対効果について、渋滞時なんかは利用者はすごく不安になって、もう過ぎていったのかな、また、いつ来るのかなという不安を解消できるということを答弁でいただきました。 特に先進的に入れられている自治体にお話を、例えば堺なんかに聞きますと、風水害あるいは大雨・洪水が出たときのバスの遅延に対して、すごくこのバスロケーションシステムが有効であるということも聞いておりますので、そういったところでは確実にサービスが上がるものかなというふうに、一定そういうふうな分析をしております。 2点目のバスロケーションシステムのランニングコストについては、次年度からは市単費で110万円、そういうふうに負担していかなければならないということなんですが、バスロケーションシステムも10年以上前から、これも日進月歩で開発されてきていて、新たにまたコスト抑制の取組もされているところもありますので、そういったところの研究もひとつお願いしたいなというふうに思います。 3点目の利用者、スマートフォンの不慣れな方に対しては、しっかりと使い方を習得できるように、また気軽にQRコードなんかを読み取って、そういった確実にサービスが利用できるような工夫をしていただきたいなというふうに思います。 次に、後段の乗降客データ収集業務について1点お伺いしたいと思います。 これは1年の単発事業ということでご説明があったかなと思いますが、このコロナ禍という特殊なとき、非常時ということで、バスの利用者は、以前の新型コロナ前は23万人使っていたのが、今ではコロナ禍で外出を控え、15万人まで落ちている、この特殊な事情の年間データを収集して活用するということなんです。 担当課は、僕らもそうですけれども、新型コロナはいつかは収束するものだと思い活動をされているわけで、この減っているところのデータをどういうふうに生かしていくのかというところが疑問に残るんです。そのあたり、どのように考えているかお伺いします。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 ご指摘いただいておりますとおり、コロナ禍前は年間約23万人のバス利用者がございましたが、この新型コロナウイルス感染症拡大以降は年間約15万人にまで減少いたしました。しかしながら、コロナ禍におきましても年間約15万人の方が利用されておられまして、市内循環バスを本当に必要とされている方の利用が多いものではないかと考えております。 また、アフターコロナの社会の在り方、いわゆる新しい生活様式と言われるものが一定程度反映された結果ではないかと、そのように考えられますことから、そういった方々の利用状況を把握することは、今後の循環バスの見直し等の基本データとして非常に重要なデータであると考えておるところでございます。 以上でございます。 ◆14番(奥山渉議員) ありがとうございます。 柏原市におけるデジタル田園都市国家構想の事業として、第1弾となるのがこの事業かなというふうに思っております。昨年の秋ぐらいからこのデジタル田園都市国家構想が打ち上げられて、この交付金を短期間で獲得されたということは高く評価をしているところでございます。 他方で、こういった貴重な財源を使う以上、しっかりとサービスの向上、費用対効果、事業効果を出していただきますように、いろいろ様々な工夫があろうかと思いますので、引き続き研究と、効果が上がるように、サービスが上がるように取り組んでいただきますように、よろしくお願いいたしまして質疑を終わります。ありがとうございます。 ○山下亜緯子議長 他にありませんか。 ◆3番(江村淳議員) すみません、続きで財産管理費、市内循環バス運行管理費について伺います。 バスロケーションシステムと併せて、乗降客のデータ収集業務について伺いたいと思います。 この事業で、先ほども聞いておりましたが、かなり個人データが扱われるというふうに思います。特に聞きたいのは、やっぱり個人情報の保護についてどのような配慮をされているのかお伺いいたします。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 今回のデータ収集につきましては、画像のデータに位置情報をひもづけまして、ある場所で乗車した方の画像データと別の場所で降車した方の画像データをAI分析によりまして解析をいたしまして、同一画像であるとの判定等に基づきまして乗降記録データを蓄積するものでございます。 録画機に画像を一時保存いたしまして、乗降記録データとして数値化を行いまして、集計ができた時点では画像を消去するなどいたしまして、個人情報の保護に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆3番(江村淳議員) 個人情報はかなり限定的に使われるのかなというふうに感じました。また、画像はデータを使った後、数値化したりした後消去されるというふうにお聞きをしました。引き続きこの方向で努力をお願いしたいというふうに思います。 このバスロケーションシステムと併せますと、やはり循環バスの利便性という点では、データがかなり重要になってくるというふうに思いますので、活用して利便性向上につなげていただきたいと要望しまして終わります。 ○山下亜緯子議長 他にありませんか。 ◆11番(中村保治議員) 令和4年第1回定例会の追加議案、全く同じ場所でございますが、市内循環バスの運行管理費のところでお尋ねしたいと思います。 まずはこのバスロケーションシステムを市民が利用しやすくするために、どのような方法を取っておられるのか、考えておられるのかをお尋ねしたいと思います。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 本市のホームページを通じまして、ご自宅のパソコンや、あるいは各人所有のスマートフォン等で閲覧できるようになります、バスの位置情報でございます。市内循環バス利用者の方々は、必要なときに必要なバスの運行状況をご自身の環境に合わせて確認することができまして、安心してご利用いただける環境整備を実施してまいりたいと考えております。 また、乗降場所にQRコードなどを掲示する等、システムを利用しやすい環境については、今後検討してまいりたいと考えております。 ◆11番(中村保治議員) 事前に打合わせをして、我が会派としても提案させていただいた乗降場所にQRコードを提示する話も、検討に上げていただきまして、ありがとうございます。 本当に利便性が非常に一番大事であるということと、もう一点、この画像認識AIを使った乗車区間データ、いわゆるODデータ--要するに起点と終点というんですか、乗降データを取得し、循環バスの正確な利用状況を取得すること、またそれに基づいて今後の市内循環バスの在り方等についての検討をしていただくことは本当にいいことだと思いますが、今後どのような方向性でいくのか、在り方、その点をお尋ねしたいと思います。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 現在、本課といたしましては、本市の公共交通につきまして調査研究を進めているところでございます。その中で、本市における公共交通の方向性、将来像を検討するに際しまして、市内循環バスの運行に係る正確な現状把握、利用者のニーズ、またそれに基づきまして在り方について研究していくことは必須であるということだと考えております。 このようなことから、AI技術によりまして収集いたします乗車区間データは、循環バスの現状を把握するための大変重要な情報が収集できるものと考えております。また、このODデータを活用することで、利用状況や運行実態を正確に分析できますことから、乗車需要に合わせた運行路線等の再編成ができるものと考えておりますので、そういった方向性で今後の循環バスの在り方について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆11番(中村保治議員) 昨年の8月1日に交通政策課が誕生して、約7か月間がたったわけでありますけれども、本当に私ども、提案している一人として、新しい循環バスの在り方を問うてきたわけであります。特に柏原市の公共交通を考える上で、市内循環バスの在り方について研究していくこと、これは非常に重要であると、このように私も同感であります。 また、柏原市の公共交通を考える上で、市内循環バスを継続させていくことが重要なことでもあります。そのため、乗車需要に合わせた市民のニーズに適した循環バス運行路線に編成していかなければならないと、このように考えるわけです。 今回、交付金を活用したGPSやAIカメラを導入することによりまして、正確なデータを収集して、蓄積したデータに基づいて今後様々な検討を行っていくこと、これはEBPMというんですか、Evidence-based policy making、すなわち証拠に基づく政策立案の観点ということで、証拠に基づく政策立案は日本政府の文書の中でも翻訳されて、政府全体で推進されているわけであります。このEBPMとは何かについては、平成30年度の内閣府取組方針で「政策の企画立案をその場限りのエピソードに頼るのではなく、政策目的を明確化したうえで政策効果の測定に重要な関連を持つ情報やデータ(エビデンス)に基づくもの」と、このように位置づけされております。 循環バスには様々な課題があることは承知しております。本当に以前から新しく部署が誕生して、ずっといろんな形で意見の交換、事前の打合せ、担当課のご苦労を本当につぶさに感じながら、昨日まで打合せもさせていただく中でも、担当課のご努力は本当に痛いほどよく分かった次第でございます。 特にこの循環バスの課題、路線の幹線化、またフィーダー化の検討、こういったことは路線の縮小、減便といった痛みも必要となるかもしれません。しかし、そうはならないように、鉄道--JR線、近鉄線、またタクシー等の交通事業者と共に、民間活力も導入していただきながら、本市の公共交通をしっかりと構築していただきたいと思います。また、公平性の観点からも、受益者負担の考え方等も、様々な検討も必要となってくると考えております。 今後、この検討を進めるに当たっては、広く柏原市を取り巻く状況についても視野に入れていただきたいと思います。例えば高齢化社会における健康寿命の延伸、この健康というところもしっかりと意識づけ、研究、検討もこの中に加えるべきであると私は思っております。 公共交通、循環バスはどうあるべきか。この様々な観点からの検討を、今回の事業を賛成する一人として、大きく、令和4年度、これから特に3年間が大事になってまいります。この3年間しっかりと検討して、進めていただくことを強く要望いたします。 以上でございます。 ○山下亜緯子議長 他にありませんか。 ◆4番(山口由華議員) すみません、この同じところで最後になるかと思うんですけれども、ご答弁よろしくお願いします。 このたび、国のデジタル推進のための交付金を活用されて、GPS及びAIカメラなどの機器を設置して、今度はデジタルによるデータの収集をしていくということを理解しました。少し気になった点だけ確認させてください。 機械ですので、作動しているうちというのは間違いなくデータ収集ができると思うんですけれども、物理的な問題でトラブルなどが発生して、通信が途切れたり、ストップしてしまうことも考えられるわけであります。 現場でスムーズに対応するためにも、従来の収集データというのもしておくこととか、トラブル時の対応マニュアルの作成も必要になってくるんじゃないかなというふうに私は考えております。 機械の不具合など、トラブルが起きたときの対応について伺います。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 議員ご指摘いただいております、そういった突発的なトラブル等の事案につきましては、システム導入の際に当たりまして、トラブルが発生をしないよう動作確認を十分に試験的に行った上で運用を開始したいと考えております。 また、仕様書につきましても、その点につきまして明確に記載する予定をいたしておるところでございます。 以上でございます。 ◆4番(山口由華議員) 仕様書に、業者に求めていくということでありますけれども、例えばハッキングされたり、何らかの機械の不具合によってエラーが出たり、そういったときに復旧に何日もかかってしまうということもありますよね。実際、病院のサイトでもそのようなことが起こりました。デジタルで便利な反面、いろんな場合を想定して適切に対応し、安全な運行をお願いいたします。 次に、本会議で事業について見直す時期に来ているのではないかというふうに議論させていただいたんですけれども、運行時に乗降場所ごとでの利用状況データを取っており、このデータを基に問題点や改善点を抽出し、将来的な在り方について検討していくというふうに答弁されておりました。 この事業というのは令和5年3月までということでありますけれども、それ以降は、このAI機器というのはどうなるんでしょうか。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 ご指摘のとおり、データ収集につきましては令和5年3月まで実施をいたしまして、以後は、このAIカメラ、録画機等の撤去を予定しているところでございます。 ◆4番(山口由華議員) 撤去されるということであります。事業費が3,700万円、市の持ち出しも半分の1,800万円ということで、交付金が活用できるとはいえ、かなりの投資となります。 1年未満のデータ収集で十分なのか。このデータを用いて将来的な公共交通の在り方を検討していくという大きな理念があって、この検討に時間を要してしまった場合、このデータが古くなってしまうと、正確に判断できなくなる可能性も考えられます。 先ほどもありましたけれども、まん延防止が解除されたとはいえ、まだ新型コロナの状況下であります。乗降数も減少していると、先ほどもご答弁いただきましたね。また人口動態とか、年齢構造の変化とか、社会情勢の変化とかも考えられます。 交付金を使って単年度でデータを取るということでありますけれども、やはりデータというのは生もので鮮度がありますので、そのデータを保存して何度も使い続けていくというのは限りがあります。 来年度からは交付金がないならないなりにダウンサイズしてでも、データを単年でなく経年で蓄積することが本筋ではないかなと思うんですけれども、そのあたりを教えてください。 ◎山口伸和都市デザイン部理事 まず、データ収集の期間につきましては、8月頃から翌年3月までの約8か月を予定いたしております。夏の暑い盛りから秋口、冬の寒い時期を経まして、春先の暖かい季節の入り口まででございまして、気候の変化に伴う利用動向につきましては一定網羅できるのではないかと考えております。 また、新型コロナ以前から継続をしております現有の乗降客数データが十分に蓄積をされておりますので、これらのデータとも併せて比較活用等することで、有意な解析が可能となると考えております。 次に、検討期間の経過に伴いデータが古くなることにつきましては、コロナ禍において年間約15万人のバス利用者がございました。新型コロナウイルス感染症の影響があってもなお年間約15万人のご利用があったという点でございます。この約15万人の利用者は、市内循環バスを本当に必要とされている方の利用が多いと考えられますとともに、今後の社会を形づくるであろう新しい生活様式、アフターコロナの社会の在り方がここに一定程度反映されていると考えております。 したがいまして、この時期にそういった方々の利用状況を把握することは、ある程度データが古くなることは避けられないとしましても、やはり今後の循環バスの見直し等の基本データとして貴重なデータとなると考えております。 以上でございます。 ◆4番(山口由華議員) 財政上、この事業を継続するということは困難であるならば、規模を縮小して経費を抑えるなどの何らかの方法でデータ収集を続けなければ、公共交通政策のエビデンスを取るとしても弱くなってしまうので、先ほどの大きな理念に沿った目的を達成できないのではないかと思って質疑させていただいたんですけれども、これまでのデータと比較、活用していく、貴重なデータになるということでありますので、理解しました。 また、費用をかけてAIを導入し、調査したデータを生かすためにも、早い段階で将来の方向性というのを決めていってほしいと思います。データから利用の多い、少ないなどが見えてくると思います。人々がどこで乗ってどこで降りるといった、先ほどもありましたけれども、OD調査というのがありまして、それも重要ですけれども、どこの停留所が多い、どれぐらい使われているか、このデータが必要であります。 本会議でも申しましたけれども、利用の多い主要な箇所には重点運行、そして利用の少ない場所、公共交通の空白地には、ニーズに応じて乗合バスとかデマンド型の小型バスなど、あらゆる選択肢から検討して、市民にとってよりよい公共交通となるように要望して質疑を終わります。 ○山下亜緯子議長 他にありませんか。--別にないようです。よってこれにて質疑を終結します。 なお、報告第2号 専決処分報告については、地方自治法第180条第2項の規定により、報告のみで議決対象ではございません。 次に、残りの5件については委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって本5件は委員会付託を省略することに決しました。 これより本5件について一括して討論に入ります。討論ありませんか。--討論なしと認めます。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第22号 特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について及び議案第23号 一般職の職員の給与に関する条例及び柏原市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についての2件については、いずれも原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議案第22号及び議案第23号の2件は、いずれも原案どおり可決されました。 続いてお諮りします。議案第24号 令和3年度柏原市一般会計補正予算(第14号)及び議案第25号 令和4年度柏原市一般会計補正予算(第2号)の2件については、いずれも原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議案第24号及び議案第25号の2件は、いずれも原案どおり可決されました。 続いてお諮りします。議案第26号 市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例及び特別職の職員の給料月額の特例に関する条例の一部改正については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって議案第26号は原案どおり可決されました。-----------------------------------山下亜緯子議長 次に、日程第26、意見書案第1号 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の改正を求める意見書を議題といたします。 辰巳議会事務局長から案文の朗読をさせます。     〔辰巳伸一 議会事務局長 登壇〕 ◎辰巳伸一議会事務局長 お手元に配付しております意見書案第1号をご覧ください。 意見書案第1号 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の改正を求める意見書 上記議案を柏原市議会会議規則第13条の規定により提出する。 令和4年3月25日 柏原市議会議長 山下亜緯子様 提出者 柏原市議会議員 峯 弘之 賛成者は議長及び提出者を除く全議員の14名でございます。 それでは、意見書案を朗読いたします。 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の改正を求める意見書(案) 障害者への虐待防止と早期発見・早期対応のために制定された「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(障害者虐待防止法)」は、平成24年10月1日の施行から10年が経過しようとしている。同法の施行により、障害者の虐待防止に関する国民の理解は着実に進んでいるが、残念ながら未だに障害者への虐待事件が発生している。 現行の法律では、障害者福祉施設の従事者等が虐待を発見した時に、市町村等の行政機関への通報義務が課せられているが、医療機関における障害者虐待は、通報義務等の適用対象から除外されている。患者という弱い立場の人の尊厳を奪うことは断じて許されないことから、虐待発見時の市町村への通報義務対象に医療機関における障害者虐待を加える体制の確立が急務となっている。 よって、本市議会は国に対し、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」を改正し、下記の事項を実現されるよう強く要望する。                 記 1.虐待発見時における市町村への通報義務対象に、医療機関における障害者虐待を加えること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  令和4年3月25日                           大阪府柏原市議会 以上でございます。 ○山下亜緯子議長 朗読は終わりました。 お諮りします。本意見書案につきましては所定の手続を終えておりますので、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって本件は質疑、委員会付託及び討論を省略することに決しました。 直ちに採決します。 お諮りします。意見書案第1号 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」の改正を求める意見書については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって意見書案第1号は原案どおり可決されました。-----------------------------------山下亜緯子議長 以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。 本定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。-----------------------------------山下亜緯子議長 定例会閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る2月18日に開会いたしました本定例会も、皆様のご協力の下で36日間の会期を終え、本日、無事閉会の運びとなりました。 今定例会においても、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を取った中での会議運営となりましたが、皆様のご理解とご協力により円滑に運営できましたことに対し、御礼を申し上げます。 また、議員各位には提案されました各案件につきまして、終始熱心にご審議賜り、心からお礼を申し上げますとともに、理事者におかれましては、予算の執行に当たりまして、各議員からありました意見、要望につきまして尊重していただきますようお願いいたします。 まん延防止等重点措置が解除されましたが、市においては今後も市民の皆様が安心して生活を送れるよう、可能な限りの対策を講じていただきますようお願いいたします。 最後になりましたが、季節の変わり目でありますことから、皆様方にはお体に十分ご自愛いただきまして、市政発展のためにさらなるご尽力を賜りますことをお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。 それでは、冨宅市長から挨拶を受けます。     〔冨宅正浩 市長 登壇〕 ◎冨宅正浩市長 令和4年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る2月18日に開会されました本定例会も、議員各位におかれましては長期間にわたりまして、私の市政運営方針、そして新年度の各会計予算案をはじめ、多くの案件についてご審議、ご決定を賜り、厚く御礼を申し上げます。また、本日追加にてご提案申し上げました議案につきましても、ご決定を賜りましたことにつきまして、重ねて御礼申し上げます。 さて、ロシアのプーチン大統領によりますウクライナへの軍事侵攻、これが今なおこの瞬間も続いております。改めて平和宣言都市柏原市を代表して、そして柏原市民の皆さんを代表いたしまして、ウクライナからの即時撤退を強く求めます。 結びに、このたびの本会議、各委員会を通じまして議員各位から賜りましたご意見、ご要望を十分に参考にしながら、市政運営に努めてまいりますので、今後におきましてもご指導、ご鞭撻賜りますようお願い申し上げまして、私からの閉会の挨拶とさせていただきます。今回も本当にありがとうございました。 ○山下亜緯子議長 次に、3月末をもちまして退職される職員のうち、ここにおられる方々をご紹介させていただきます。 福井財務部長、小林会計管理者。以上のお二人であります。壇上からでございますが、ここにおられるお二人をはじめ、退職される職員の皆様には、長年にわたり柏原市の発展のためにご尽力をいただき本当にお疲れさまでございました。 新しい人生の門出に当たり、これまで培われてきました知識、経験を大いに生かしていただき、柏原市の職員であったことを誇りに、さらなるご活躍を期待いたしております。(拍手) どうぞご着席ください。 それではこれにて、令和4年第1回柏原市議会定例会を閉会いたします。 △閉会 午後0時17分-----------------------------------  地方自治法第123条第2項によりここに署名する。 柏原市議会議長  山下亜緯子 柏原市議会副議長 新屋広子 柏原市議会議員  山口由華 柏原市議会議員  中村保治...