墨田区議会 > 2020-02-05 >
02月05日-01号

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  1. 墨田区議会 2020-02-05
    02月05日-01号


    取得元: 墨田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-11
    令和 2年 定例会議会(2月)       令和年度定例会2月議会 墨田議会会議録1 期日  令和2年2月5日2 場所  墨田議会議事堂3 出席議員(32人)       1番  藤崎こうき    17番  とも宣子       2番  山下ひろみ    18番  高橋正利       3番  たきざわ正宜   19番  じんの博義       4番  坂井ひであき   20番  大瀬康介       5番  坂井ユカコ    21番  あべきみこ       6番  たかはしのりこ  22番  としま 剛       7番  かんだすなお   23番  福田はるみ       8番  中村あきひろ   24番  樋口敏郎       9番  渋田ちしゅう   25番  沖山 仁      10番  堀 よしあき   26番  田中邦友      11番  井上ノエミ    27番  木内 清      12番  あさの清美    28番  おおこし勝広      13番  佐藤 篤     29番  加納 進      14番  しもむら 緑   30番  田中 哲      15番  加藤 拓     31番  はらつとむ      16番  はねだ福代    32番  高柳東彦4 欠席議員      なし5 出席理事者    区長        山本 亨    福祉保健部長    後藤隆宏    副区長       高野祐次    子ども子育て支援部長                                岩佐一郎    教育長       加藤裕之    都市計画部長    渡辺茂男    企画経営室長    岸川紀子    都市整備部長    田中正明    総務部長      小暮眞人    企画経営室参事   郡司剛英    区民部長      石井秀和    地域力支援部参事  前田恵子    地域力支援部長   関口芳正    保健衛生担当次長  高橋宏幸    産業観光部長    鹿島田和宏   危機管理担当部長  小久保 明    環境担当部長    佐久間 之   教育委員会事務局参事                                宮本知幸    立体化推進担当部長 宮本知明    選挙管理委員会事務局長                                岩瀬 均    会計管理者     中山 誠    監査委員事務局長  酒井敏春    教育委員会事務局次長              青木 剛6 欠席理事者(2人)    保健衛生担当部長  伊津野 孝    保健衛生担当参事  西塚 至7 出席事務局職員    事務局長      浜田将彰    議事主査      松本光考    事務局次長     瀬戸正徳    書記        大胡三沙緒    議事主査      荒井 栄     令和年度墨田議会定例会2月議会議事日程 第1号        令和2年2月5日午後1時 開議第1 議案第88号 東京都後期高齢者医療広域連合規約の変更に係る協議について第2 議案第75号 墨田附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例第3 議案第76号 墨田手数料条例の一部を改正する条例第4 議案第77号 職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例第5 議案第78号 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例第6 議案第79号 墨田曳舟文化センター条例第7 議案第80号 墨田子ども子育て会議条例の一部を改正する条例第8 議案第81号 墨田区民住宅条例を廃止する条例第9 議案第82号 墨田区営住宅条例等の一部を改正する条例第10 議案第83号 墨田区立公園条例の一部を改正する条例第11 議案第84号 墨田印鑑条例の一部を改正する条例第12 議案第70号 令和年度墨田一般会計補正予算第13 議案第71号 令和年度墨田一般会計予算第14 議案第72号 令和年度墨田国民健康保険特別会計予算第15 議案第73号 令和年度墨田介護保険特別会計予算第16 議案第74号 令和年度墨田後期高齢者医療特別会計予算第17 議案第85号 すみだ北斎美術館指定管理者の指定について第18 議案第86号 墨田区すみだ保育園指定管理者の指定について第19 議案第87号 墨田区ひきふね保育園指定管理者の指定について     午後1時開議 ○議長(田中邦友) ただいまから令和年度墨田議会定例会2月議会を開会いたします。 これより本日の会議を開きます。----------------------------------- ○議長(田中邦友) まず、会議録署名員を定めます。 本件は、会議規則第123条の規定に基づき、議長からご指名申し上げます。      16番    はねだ福代議員      18番    高橋正利議員のお二人にお願いいたします。----------------------------------- ○議長(田中邦友) 次に、今定例議会議会期間についてお諮りいたします。 議会期間は、本日から3月30日までの55日間といたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中邦友) ご異議ないものと認めます。 よって、議会期間は55日間と決定いたしました。----------------------------------- ○議長(田中邦友) 事務局次長から諸般の報告をいたします。   〔事務局次長報告〕-----------------------------------                        31墨総総第1491号                        令和2年1月28日 墨田議会議長 田中邦友様                          墨田区長 山本 亨             議案の送付について 令和年度墨田議会定例会2月議会に提出するため、下記議案を送付します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        31墨総職第1960号                        令和元年12月12日 墨田議会議長 田中邦友様                          墨田区長 山本 亨     墨田監査委員の就退任について(通知) このことについて、下記のとおり就退任しましたので、お知らせします。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        31墨総総第1402号                        令和2年1月6日 墨田議会議長 田中邦友様                          墨田区長 山本 亨     令和元年度中における議会説明職員について(通知) 地方自治法第121条によるこのことについて、下記の職員に委任したので通知します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        31墨教庶第1634号                        令和2年1月6日 墨田議会議長 田中邦友様                   墨田教育委員会教育長 加藤裕之     令和元年度中における議会説明職員について(通知) 地方自治法第121条によるこのことについて、下記の職員に委任したので通知します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                          31墨選第611号                          令和2年1月6日 墨田議会議長 田中邦友様                 墨田選挙管理委員会委員長 瀧澤良仁     令和元年度中における議会説明職員について(通知) 議会説明職員については、地方自治法第121条の規定に基づき、下記の職員に委任しましたので通知します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                          31墨監第435号                          令和2年1月6日 墨田議会議長 田中邦友様                    墨田代表監査委員 長谷川昌伸     令和元年度中における議会説明職員について(通知) 議会説明職員については、地方自治法第121条の規定により、下記の職員に委任しましたので通知します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                        31墨総総第1489号                        令和2年1月28日 墨田議会議長 田中邦友様                          墨田区長 山本 亨     訴えの提起、和解及び損害賠償額の決定に関する区長の専決処分について このことについて、地方自治法第180条第2項の規定に基づき、別紙のとおり報告します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                         31墨監第416号                         令和元年12月23日 墨田議会議長 田中邦友様                      墨田監査委員 長谷川昌伸                      同       寺田政弘                      同       井尾仁志                      同       高橋正利     令和元年12月例月出納検査の結果について このことについて、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、下記のとおり報告します。                        〔巻末諸報告の部参照〕-----------------------------------                          31墨監第461号                          令和2年1月23日 墨田議会議長 田中邦友様                      墨田監査委員 長谷川昌伸                      同       寺田政弘                      同       井尾仁志                      同       高橋正利     令和2年1月例月出納検査の結果について このことについて、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、下記のとおり報告します。                        〔巻末諸報告の部参照〕----------------------------------- ○議長(田中邦友) 諸般の報告を終わります。----------------------------------- ○議長(田中邦友) 次に、去る12月12日付けで本区監査委員に就任されました井尾仁志委員をご紹介申し上げます。 井尾仁志委員からごあいさつがあります。   〔監査委員 井尾仁志登壇〕 ◎監査委員井尾仁志) ご紹介いただきました井尾仁志です。 令和年度墨田議会定例会11月議会において、皆様のご同意を頂き、12月12日付けで監査委員に任命されました。 貴重なお時間を頂いて、一言ごあいさつさせていただきます。 墨田区の人口は、現在27万5,000人にあと僅かというところまで増加しています。当然、増加する区民に対するサービスの充実も求められています。対して、区の財政は、幸い皆様の努力をもって好転していると聞いています。区のサービスの充実と区の財政基盤の安定、この二つを両立させることが区の課題であると考えています。 また、区には新たな課題もあります。それは、地方自治法の改正によって、内部統制組織の構築とその運営が課されていることです。 このような諸課題に対応するに当たっては、区の効率的な財政運営とその効率的な事務運営が必要不可欠です。そこで、それを監査することのできる私たち監査委員の職責は非常に重いものであると考えています。 私は、公認会計士として墨田区で長く活動しています。この公認会計士としての知識と経験を生かして、公正かつ高い識見を必要とする監査委員の職責を果たしていこうと考えています。 最後に、皆様のご支援、ご協力を心からお願いして、あいさつに代えます。ありがとうございました。 ○議長(田中邦友) 以上で、監査委員のご紹介を終わります。----------------------------------- ○議長(田中邦友) この際、山本区長から、令和2年度区政一般大綱説明のため発言の申出がありますので、これを聴取いたします。 ◎区長(山本亨) 議長 ○議長(田中邦友) 山本区長   〔区長 山本亨登壇〕 ◎区長(山本亨) 令和年度定例会2月議会の開会に当たり、令和2年度の施政の方針を申し述べます。 昨年は、4月に区議会議員選挙及び区長選挙が行われ、私は皆様の信託を受け、2期目の区政運営の重責を担わせていただくこととなりました。墨田区議会も新たな構成の下、第19期がスタートしました。区議会をはじめ多くの皆様のご理解とご協力を頂きながら、新時代に入った区政を前に進めることができました。 そして、令和2年度は、基本計画前期最終年であり、“夢”実現プロジェクトの成果が目に見える形になるとともに、将来にわたる本区の発展への大きな一歩を踏み出す年となります。 まず、区内初の大学となる「情報経営イノベーション専門職大学」が4月に開学し、教育・産業をはじめ、さまざまな分野において、大学のあるまちづくりが本格始動します。 また、隅田公園北十間川テラス、東武鉄道高架下が一体整備され、さまざまな人々が集い、楽しむことができる憩いの空間、エリアに生まれ変わります。夏には両国リバーセンターオープンが予定されており、本区の特色である水辺の景観を生かしつつ、区民の皆さんが快適・便利に暮らし、新たな交流が生まれるまちへと進化するなど、令和2年度のすみだは大きく変貌していきます。 そして、いよいよ7月に迫った東京2020オリンピック・パラリンピック大会では、多くの人々が訪れ、にぎわう国際文化観光都市ヘの歩みを進めるとともに、未来を担う子どもたちの思い出に残り、レガシーとして受け継がれるよう、一層の気運の醸成と大会の成功に向けた準備等、着実に取り組んでいきます。 一方で、昨年の台風に対する区の対応については、様々な課題もあったことから、その教訓を十分に生かし、万全な体制で今後の災害対応に臨んでいきます。 私は、「すみだの“夢”」実現に向けて、一貫して掲げる「民間感覚区民目線による、更なる可能性を追求した区政の展開」、そして「スピード感のある、区民に開かれた区政の推進」の二つの基本姿勢を堅持し、誰もが明日への希望を抱きながら、その能力を発揮し、夢をかなえることができるまち、区民が誇れるまち「すみだ」の実現を目指して、引き続き区政運営に邁進していきます。 次に、景気の動向と、国や都の予算についてです。 政府は、令和2年度の経済見通しにおいて、安心と成長の未来を拓く総合経済対策の円滑かつ着実な実施などにより、我が国経済は雇用、所得環境の改善が続き、経済の好循環が進展する中で、内需を中心とした景気回復が見込まれるとして、実質GDP成長率1.4パーセント程度、名目成長率を2.1パーセント程度としています。 なお、先行きのリスクとして、通商問題をめぐる動向、中国経済先行き、英国のEU離脱中東地域をめぐる情勢等海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとしています。 こうした中で、国の予算は、消費税増収分を活用した社会保障の充実、経済対策の着実な実行、歳出改革の取組の充実により、経済再生財政健全化を両立する予算として、一般会計の総額が102兆6,580億円と、2年連続で100兆円を超える予算案となっています。 また、都の予算は、「東京2020大会を確実に成功させるとともに、『成長』と『成熟』が両立した、輝ける『未来の東京』を創る予算」と位置付けて編成され、予算規模は7兆3,540億円となり、過去最大となった昨年度に次ぐ予算規模となっています。 中小零細企業が多く集積する本区においては、いまだ景気回復の実感が薄い状況にあり、引き続き国や都の動向を注視し、それらの施策の効果が表われ、区民生活の向上につながっていくことを期待しています。 次に、令和2年度の区政運営の基本的な考え方についてです。 第一に、基本計画に掲げる「すみだの“夢”実現プロジェクト」を着実に推進するとともに、これまでの成果と課題を十分に点検・検証し、政策目標達成に向けた効果的な取組を積極的に展開することにより、区政のステージアップを図ります。 第二に、東京2020大会を通じて“共生”の理念を育み、地域や人とのつながりを実感できる“すみだ”らしい共に支え合う社会の実現につなげます。 第三に、持続可能な行財政運営のために、重点施策への“選択と集中”を進めます。 以上の基本的考え方を踏まえるとともに、予算編成の過程においては、次の3点を念頭に置き、取りまとめを行いました。 1点目は、気候変動に伴う猛暑や昨年の台風第19号など、相次ぎ発生した自然災害を教訓とした対策、更なる高齢化への対応、待機児童の解消など、誰もが住み慣れた地域で安心して、生き生きと暮らし続けられるまちづくりを着実に推進していく必要があること。 2点目は、東京2020大会を契機に、次世代に継承するソフト・ハード両面でのレガシーの構築に向けての取組を進めていく必要があること。 3点目は、新たな時代に初めて編成する予算として、直面する課題に的確に対応するとともに、基本計画前期4か年の成果を、最終年の飛躍につなげて次のステージへの道を拓き、すみだの“夢”実現に向けての歩みを進めていくという思いを込めたことです。 次に、本区の財政を取り巻く状況についてです。 本区の財政状況は、ここ数年の納税義務者数の伸びや良好な企業業績等を背景に、特別区民税や特別区交付金が増収となり、基金残高も着実に増加するなど、財政基盤の確立を図ってきました。 しかし、歳出面では、子育て支援施策の充実や、高齢化の進展による扶助費増加等が引き続き見込まれるとともに、歳入面においては、国による法人住民税の一部国税化などにより特別区は今後も減収を強いられ、将来にわたる区財政への影響が懸念されます。 引き続き景気動向等も注視しながら、国における地方税の不合理な税源偏在是正措置に対しては、特別区の立場、考えをしっかりと主張していきます。 以上の基本的な考え方と状況の下で、令和2年度予算案は「令和の時代のすみだを創るさらなる“飛躍”と“夢”実現に向けた予算」と位置付けて編成しました。 各会計の予算規模は、一般会計が1,247億5,900万円で、前年度と比べて52億4,400万円、4.4パーセントの増、国民健康保険特別会計が262億6,900万円で2.2パーセントの減、介護保険特別会計が238億5,600万円で5.6パーセントの増、後期高齢者医療特別会計が59億5,700万円で4.1パーセントの増となり、特別会計を含む区の予算総額は1,808億4,100万円で、対前年度比61億4,500万円、3.5パーセントの増となっています。 次に、一般会計歳入歳出科目の主な増減についてご説明します。 まず、歳入ですが、特別区税全体では、納税義務者数の増加などに伴い、対前年度比12億4,400万円、5.1パーセント増の254億5,700万円を計上しており、そのうち特別区民税は対前年度比12億9,100万円、5.9パーセント増の233億4,200万円を計上しました。特別区交付金は、都区財政調整財源見通しを踏まえ、前年度より21億100万円減の402億6,300万円を計上しています。一方、地方消費税交付金については、消費税率引上げ及び暦日要因影響等により、前年度より12億4,200万円増の63億5,100万円を計上しました。基金からの繰入金は前年度より約15億5,100万円増の約35億7,300万円を、特別区債については前年度より10億3,400万円増の38億4,600万円をそれぞれ計上しています。 次に、歳出についてです。 民生費幼児教育・保育の無償化に伴う子育て世代への経済的負担軽減等により、1.4パーセント増の約688億7,500万円となり、民生費のみで一般会計予算額の約55パーセントを占めています。また、土木費は、東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)立体化事業や無電柱化推進等により、4.9パーセント増の約117億7,400万円、教育費は、子ども可能性を伸ばす教育の推進に向け、学力向上「新すみだプラン」の推進や不登校対策の充実の一方で、学校施設工事終了等により、1.2パーセント減の約98億5,300万円となっています。これら民生費土木費教育費の3分野で、一般会計予算額の約73パーセントを占めています。 次に、予算を重点的に配分した主要事業について述べさせていただきます。 まず、“夢”実現プロジェクト1の「暮らし続けたいまち」の実現です。 「子ども子育て支援を充実させ、笑顔があふれるまちづくり」のうち、1点目は「子ども子育て支援が徹底整備されたまちづくり」です。 妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援として、産後ケア事業にデイケア型を追加し拡充することや、出産・子育て応援事業母子訪問指導を引き続き実施します。さらに、新たに骨髄移植等ワクチン抗体喪失児の再接種費用助成を行うなど、子どもを安心して産み育てられる環境の充実を図ります。 また、区立保育所への民間活力導入の推進や私立保育所等への整備助成を行い、待機児童解消の取組を推進するとともに、保育施設に対する巡回調査・指導を強化し、保育の質の向上を図ります。加えて、公営の区立保育所において、新たに紙おむつ処理サービスを導入します。 文花・両国両子育てひろばオープンも予定され、地域の子育て支援を着実に推進するほか、新たに子育て支援活動活性化事業や、地域子育て支援拠点事業運営支援を行います。また、学童クラブの増設や整備、運営の支援を行い、多様な手法による子育て支援を進めます。さらに、児童虐待を未然に防止する観点から、養育支援訪問事業の充実を図ります。 2点目は、「知・徳・体の充実を図る教育による将来のすみだを担うひとづくり」です。 スクールサポートティーチャーの配置拡充など、学力向上「新すみだプラン」や国際理解教育を着実に推進し、引き続き子ども可能性を伸ばす教育に取り組んでいきます。 また、不登校防止対策を推進するため、校内スモールステップルームの設置を拡充します。 教育環境避難所施設としての環境向上に向け、全小学校への屋内運動場空調設備の導入を進め、安全・安心な学校施設の整備を図ります。 さらに、部活動指導員の配置を拡充し、教職員の働き方改革を推進していきます。 3点目は、「緑豊かな公園など、子育てしやすい住環境づくり」です。 子育て世帯の定住促進支援を継続するとともに、公園・児童遊園再整備を推進することで、子育てしやすい環境を整備していきます。 次に、「地域力日本一の、住んでいてよかったまちづくり」のうち、1点目の「災害に強い安全・安心なまちづくり」です。 引き続き鐘ケ淵・京島・北部中央地区の密集市街地の整備や、木密地域不燃化10年プロジェクトなどにより、不燃化や耐震化を促進していきます。 また、東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)立体化事業をはじめ、橋梁の架替え・長寿命化や無電柱化を推進し、まちの安全性を高めていきます。 さらに、災害時の高齢者、障害者等の要配慮者の安全・安心確保のため、要配慮者支援体制の強化を図るとともに、災害医療体制の見直しを行います。 また、情報提供体制の強化として、避難場所等において新たな通信インフラ(地域BWA)を利用したWi-Fiアクセスポイントを設置し、地域防災力の向上を図ります。 2点目は、「誰もが安心して暮らし続けられるまちづくり」です。 受動喫煙による健康被害から区民を守るため、新たに公衆喫煙所整備費補助を実施します。 また、区民の健康づくりや母子保健等の拠点として、新保健施設等複合施設の整備を進めます。 さらに、知的重度障害者グループホームや地域密着型サービス施設、都市型軽費老人ホームの整備を支援するほか、介護予防普及啓発や高齢者の地域包括ケアシステムを推進し、住み慣れた地域で安心して暮らせる環境づくりを推進します。 また、自殺対策として、若者の居場所づくりの支援を行っていきます。 3点目は、「地域力を高めるコミュニティとひとづくり」です。 町会・自治会会館建設等補助金の上限額引上げなど、町会・自治会活動への支援を強化し、課題の解決や活性化を図ります。また、新たに空き家対策プラットホーム事業に取り組み、地域力の基盤を強化していきます。 次に、プロジェクト2の「働き続けたいまち」の実現です。 1点目は、「新たなビジネスが生まれ、活発な交流が進むまちづくり」です。 区内産業の一層の活性化に向けて、ベンチャー企業と区内企業との連携促進を図るため、すみだビジネスサポートセンターの体制強化や、今日的課題の解決に挑戦するベンチャー企業の誘致や集積を進めます。 また、STEAM人材育成やスタートアップ企業向け情報発信など、ものづくりスタートアップ企業との連携を促進します。 さらに、区内事業者の経営支援として、商工業融資制度の充実を図るとともに、操業環境改善への支援を強化します。 加えて、地域ブランド戦略をはじめ、ものづくり施策全体のブランディングの見直しや、事業の再構築を図るとともに、プロモーションキャンペーンの展開など、発信力を強化します。 また、東武鉄道高架下の新商業施設「東京ミズマチ」内に産業支援施設を開設し、新たなすみだのものづくりのプロモーションの場としていきます。 商業活性化への取組として、地域力を育む商業空間づくりの推進や商店街チャレンジ戦略支援の推進、地域連携型イベント等への支援を行います。 2点目は、「ワーク・ライフ・バランスを実現し、女性も男性も輝き、活躍できるまちづくり」です。 女性活躍・働き方改革アドバイザーの派遣をはじめ、男女共同参画の更なる推進やワーク・ライフ・バランスの普及啓発に引き続き努めていきます。 3点目は、「夢をかなえたい若者や元気な高齢者・障害者が活躍できるまちづくり」です。 就職相談事業の充実やハローワークとの連携を進めて、働きたい人の就労支援・区内事業者の雇用促進の観点から取組を進めていきます。また、シルバー人材センターの運営支援、障害者就労支援総合センターの運営など、高齢者、障害者の就労支援を行っていきます。 次に、プロジェクト3の「訪れたいまち」の実現です。 1点目は、「誰もが安心してまち歩きを楽しめる国際的なまちづくり」です。 隅田公園北十間川テラス、東武鉄道高架下の新商業施設等との一体整備により、水辺と緑を生かした新たな憩いの場とにぎわい空間が誕生するとともに、両国リバーセンターオープンなど、本区の特色ある水辺を活用した魅力向上の取組を推進します。 また、東京2020大会と北斎生誕260年を契機とした関連イベント等を通じて、“北斎のまち すみだ”を積極的にPRするとともに、「隅田川 森羅万象 墨に夢」プロジェクトにより、引き続き文化芸術による本区の魅力発信に努めます。 さらに、歩行者・自転車通行空間や道路バリアフリー整備、無電柱化を推進し、安心してまち歩きを楽しめる環境を整備します。 2点目は、「観光とものづくりが融合したまちづくり」です。 地域ブランド戦略の再構築とともに、3M運動や新たなものづくりのプロモーションの場ともなる産業支援施設を活用し、すみだの優れたものづくり技術と、その魅力の区内外への発信を強化します。 3点目は、「“おもてなしの心”を育むまち・ひとづくり」です。 ここでは、東京2020大会における区独自ボランティアの活動やオリンピック・パラリンピック教育を推進し、おもてなしの心で来街者を迎える担い手を育成・支援します。 次に、これら3つのプロジェクトを効果的に推し進める「シティプロモーション戦略」についてです。 1点目は、「まちへの愛着、誇りを育むまちづくり」です。 引き続き、旧安田庭園の再整備を進めるほか、両国、向島地区において地域DMOの取組を支援します。 また、4月に開学する情報経営イノベーション専門職大学や、来春開設予定の(仮称)千葉大学デザイン・建築スクールとの連携を強化し、大学のあるまちづくりを進めるほか、本区の特色である“水都すみだ”の魅力向上の取組を推進します。 2点目は、「区外からの共感や憧れを生むまちづくり」です。 東京2020大会に向けた集中的な情報発信や、すみだの魅力発信サイト、すみだ子どもPR大使、すみだの魅力フォトコンテスト等を通じて、すみだの魅力を発信していきます。 また、パリ7区との交流を進めるほか、台東区をはじめとする国内の友好都市との交流も引き続き行っていきます。 3点目は、「シティプロモーションを担うひとづくり」です。 地域の課題を自主・自立的に解決していくための地域力向上プラットフォームの活用や、多文化共生の推進、タウンミーティングの開催等を行っていきます。 最後に、東京2020大会に向けた取組です。 本区を訪れる方々がより快適に過ごせる取組として、クールシェアマップ作成などの暑さ対策や歩行者・自転車通行空間の整備、旧安田庭園の再整備を行います。 また、ボクシングイベントをはじめ、節目の時期を捉えたさまざまな競技体験イベント等を実施するとともに、これまで展開してきたキャラクターの活用やシティドレッシング等を引き続き効果的に実施し、大会成功への気運を更に醸成します。 大会開催時には、コミュニティライブサイトを開設し、競技やスポーツへの関心を高めていきます。 また、オリンピック・パラリンピック聖火リレーについては、ミニセレブレーションの実施など、区の魅力を世界中に発信するチャンスと捉え、成功につなげます。 さらに、東京2020大会の理念である“共生社会の実現”に向けては、オリンピック・パラリンピック地域協議会や区独自ボランティアとしての活動を通じて、更なるボランティアマインドの醸成と活動の機会を提供します。 加えて、大会を契機としたスポーツ・文化・教育の振興を図るほか、昨年開設の総合運動場等を活用したスポーツによる健康づくり、ボランティアやおもてなしを通じた区民の活躍や多文化共生、教育における児童・生徒の国際感覚の醸成の取組などを、レガシーとして次世代につなげていきます。 次に、行財政改革についてです。 基本計画に掲げた施策を効果的・効率的に推進していくためには、行財政改革実施計画に基づく取組を着実に進めるとともに、第2次公共施設マネジメント実行計画による公共施設の再編とライフ・サイクル・コストの一層の低減に取り組むなど、これまで以上に行財政改革の推進が求められます。 そこで、昨年作成した財政白書で明らかになった区の財政構造と課題を踏まえて、次期行財政改革実施計画の策定に着手し、行政として担うべき業務の「選択と集中」をより一層進め、事務事業の見直しや業務改善の取組を通じて、持続可能な財政基盤の確立と簡素で効率的な行政システムの構築を進めます。 具体的には、RPAの本格導入やAI-OCRの導入に向けた実証実験の実施など、ICTの推進を図り、全庁的な業務量の削減、区民サービスの向上と業務の効率化を進めます。併せて、民間活力の活用や指定管理者制度の導入を進めていきます。 公共施設マネジメントの推進では、民間活力を活用した施設運営の拡充に取り組むほか、令和元年度末までに廃止する錦糸土木事務所やすみだ清掃事務所亀沢事業所などの利活用を図るとともに、未利用公有地の活用方針についても基本計画の中間改定の中で検討し、方針を示します。 歳入の確保では、区民税・国民健康保険料等の徴収率向上に係る取組のほか、区施設へのネーミングライツの導入や区立公園内における自動販売機の設置など、新たな歳入の確保策を実施しており、今後も引き続き検討を進め、自主財源の確保に努めていきます。 このほか、ゼロ予算で効果を上げる取組や、区民の利便性を向上させる取組の推進を図ります。 結びになりますが、私は、このすみだのまちには大きな可能性があり、これを着実に開花させること。また、区民福祉の向上を図り、誰もがこのまちに住んでよかったと実感することができるまちを目指し、「すみだの“夢”」実現に向けて全力で取り組んできました。令和2年度は、そうした取組の成果が表われ、次のステージへ力強く前進していく年であり、絶好の機会でもあります。 一方で、さまざまな課題も山積しており、解決に向けて一つ一つ丁寧に取り組んでいくことが重要です。 これからも、人と人、地域と人のつながりを大きな力とし、区議会の皆様、区民や事業者の皆様とともに、区職員も一丸となって「オールすみだ」で令和の時代のすみだを創り上げ、夢と希望にあふれ、どこよりもすてきで魅力的なまちを実現したいと考えます。 以上、私の令和2年度施政方針の考え方を述べさせていただきました。区議会の皆様におかれましては、今回提案しております各議案について、それぞれ適切なるご決定を賜りますよう、併せてお願い申し上げます。 ご清聴ありがとうございました。 ○議長(田中邦友) 以上をもって、区長の発言は終わりました。----------------------------------- ◆14番(しもむら緑) 議長、14番 ○議長(田中邦友) 14番、しもむら緑議員 ◆14番(しもむら緑) この際、議事進行の動議を提出いたします。 本日の会議はこれをもって散会し、明6日から16日までの11日間、議案調査のため休会されることを望みます。 お諮り願います。 ◆5番(坂井ユカコ) 議長、5番 ○議長(田中邦友) 5番、坂井ユカコ議員
    ◆5番(坂井ユカコ) ただいまのしもむら議員の動議に賛成いたします。 ○議長(田中邦友) ただいま14番・しもむら緑議員から、本日の会議はこれをもって散会し、明6日から16日までの11日間、議案調査のため休会されたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 よって、本動議を直ちに議題といたします。 お諮りいたします。 ただいまの動議のとおり決定することにご異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(田中邦友) ご異議ないものと認めます。 よって、本日はこれをもって散会することに決定いたしました。----------------------------------- ○議長(田中邦友) 本会議は、来る17日午後1時から開会いたします。 本日は、これをもって散会いたします。     午後1時43分散会                           議長  田中邦友                           議員  はねだ福代                           議員  高橋正利...