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平成15年12月定例会(第1号11月27日)

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  1. 田辺市議会 2003-11-27
    平成15年12月定例会(第1号11月27日)


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    平成15年12月定例会(第1号11月27日)             田辺市議会12月定例会会議録             平成15年11月27日(木曜日)             ────────────────   平成15年11月27日(木)午後1時開会  第 1 会議録署名議員の指名  第 2 会期の決定  第 3 3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算について  第 4 3定議案第14号 平成14年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決               算について  第 5 3定議案第15号 平成14年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決               算について  第 6 3定議案第16号 平成14年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算に               ついて  第 7 3定議案第17号 平成14年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決               算について  第 8 3定議案第18号 平成14年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計               歳入歳出決算について  第 9 3定議案第19号 平成14年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算につい               て
     第10 3定議案第20号 平成14年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決               算について  第11 3定議案第21号 平成14年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算につ               いて  第12 3定議案第22号 平成14年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳               出決算について  第13 3定議案第23号 平成14年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算につい               て  第14 3定議案第24号 平成14年度田辺市文里港整備事業特別会計歳入歳出決算               について  第15 3定議案第25号 平成14年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決               算について  第16 3定議案第26号 平成14年度田辺市水道事業会計の決算について  第17 4定報告第 1号 専決処分事項について  第18 4定議案第 1号 田辺市職員給与条例等の一部改正について  第19 4定議案第 2号 田辺市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について  第20 4定議案第 3号 田辺市事務分掌条例の一部改正について  第21 4定議案第 4号 住居表示の実施等に伴う関係条例の整理に関する条例の制               定について  第22 4定議案第 5号 田辺市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につ               いて  第23 4定議案第 6号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改               正について  第24 4定議案第 7号 工事請負変更契約の締結について  第25 4定議案第 8号 工事請負変更契約の締結について  第26 4定議案第 9号 土地の取得について  第27 4定議案第10号 民事調停の申立てについて  第28 4定議案第11号 土地改良事業の変更について  第29 4定議案第12号 田辺広域合併協議会規約の変更について  第30 4定議案第13号 平成15年度田辺市一般会計補正予算(第7号)  第31 4定議案第14号 平成15年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(               第1号)  第32 4定議案第15号 平成15年度田辺市交通災害共済事業特別会計補正予算(               第1号)  第33 4定議案第16号 平成15年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(               第1号)  第34 4定議案第17号 平成15年度田辺市介護保険特別会計補正予算(第3号)  第35 4定議案第18号 平成15年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)  第36 4定報告第 2号 平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更につ               いて             ──────────────── 〇会議に付した事件  日程第1から日程第36まで             ──────────────── 〇議員定数 20名 〇欠  員  0名             ──────────────── 〇出席議員             議席番号   氏   名              1番  真 砂 みよ子 君              2番  芝 峰   進 君              3番  小 川 浩 樹 君              4番  佐 井 昭 子 君              5番  (文里)山 本 紳 次 君              6番  松 下 泰 子 君              7番  中 本 賢 治 君              8番  宮 本 正 信 君              9番  吉 田 克 巳 君             10番  鈴 木 太 雄 君             11番  棒 引 昭 治 君             12番  高 垣 幸 司 君             13番  家根谷   覚 君             14番  天 野 正 一 君             15番  (あけぼの)山 本 紳 次 君             16番  初 山 丈 夫 君             17番  山 口   進 君             18番  宮 田 政 敏 君             20番  森   哲 男 君             ──────────────── 〇欠席議員             19番  大 倉 勝 行 君             ──────────────── 〇説明のため出席したもの             職  名       氏     名            市    長     脇 中   孝 君            助    役     鈴 木 信 行 君            収入役        柴 田   修 君            教育長        愛 須 恒 蔵 君            水道事業管理者    室 井 修 一 君            企画部長       庄 堂 琢 磨 君            理    事     森   章 二 君            企画広報課長     川 端 清 司 君            総務部長       砂 野 啓 三 君            財政課長       山 崎 清 弘 君            保健福祉部長     山 本   守 君            環境部長       中 本 政 吉 君            経済部長       平 本 寿 男 君            経済課長       福 井 量 規 君            建設部長       矢 倉 靖 彦 君            理    事     桐 本 崇 生 君            建築課長       橘   長 弘 君            業務課長       坂 上 克 己 君            消防長        衣 田 秀 雄 君            教育次長       杉 原 莊 司 君            教育委員会総務課長  栗 山   廣 君             ──────────────── 〇出席事務局職員             議会事務局長     藤 畑 富三郎             議会事務局次長    小 川   鏡             議会事務局主任    中 田 信 男
                議会事務局主査    藤 田 勝 久 開 会 ○議長(森 哲男君)    それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成15年第4回田辺市議会定例会を開会いたします。               (午後 1時03分)             ──────────────── ◎市長招集あいさつ ○議長(森 哲男君)    日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集あいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、脇中孝君。 (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    本日、12月定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多忙の中をご出席をいただき、誠にありがとうございます。  今回は、議案等の関係から、例年より若干早めの招集となりましたが、年の瀬を間近に控え、ところによっては早々とクリスマスに向けた装いなども見られる季節になってまいりました。  ところで、21世紀最初の総選挙が終わり、先般、第二次小泉内閣が発足いたしました。早いもので小泉内閣が誕生してから既に2年半余りになるわけですが、これまで政府が推し進めてきた構造改革もなかなか思いのままに進まない中で、今、新たに年金制度の改革や地方財政の三位一体の改革、自衛隊のイラク派遣の問題などが大きな焦点となっております。  こうした問題については、今後、様々な角度から検討がなされていくことと思いますが、いずれにいたしましても、将来的な視野に立って十分議論を尽くし、私たち国民にとって、また、この国の将来にとって最も有益な結論が導き出されることを切に願うものでございます。  現在、私たちの社会は、その内懐に様々な課題を抱え、少々疲へいしているようにも思われます。急激に進む少子高齢化問題、経済や産業の分野での国際競争力の低下、リストラ等による雇用環境の悪化など、社会の仕組みにかかわるもののほか、凶悪犯罪の増加等による治安の悪化、人々のモラルやマナーの低下等々、随所に日本の社会の疲労が目につくようになってまいりました。このように社会全体が閉塞感に覆われ、大多数の人々が現状に対する不満や将来への不安を抱いている中で、今後、行政に課せられる課題もより一層多岐にわたってくるものと思われます。  一方、景気の回復が思うに任せない中で、国、地方とも財政事情は極めてひっ迫してきており、片方で地方分権が声高に叫ばれながら、実際の自治体運営はますます厳しい方向へと追い込まれつつあるというのが、現状ではなかろうかと思います。  このように地方自治体を取り巻くところの環境は、非常に厳しいものがございますが、しかしながら、住民が抱える不満や不安の要因を少しでも取り除き、誰もが安心できる地域社会をつくっていくことは、ほかならぬ行政に課せられた最大の役割であり、また、存在意義でもございます。不安につながる要因があるのなら、その情報をできるだけ早く開示し、まずは住民の皆さんにも正しく現状を理解、認識してもらう、そして、双方が同じ目線に立って物事をながめ、決して一方から押しつけるのではなく、お互いの理解と協調の下に最善の答えを導き出していく、そのような住民主体の行政運営をこれからも目指してまいりたいと考えております。  それから、現在、協議を進めております合併問題についてでありますが、基金の問題をはじめ、調整困難な問題があり、合併特例法の法期限を考えますとき、大変残念なことではございますが、現在の6市町村による合併協議の維持は非常に厳しい状況になってきております。  この件につきましては、来る11月30日に予定いたしております首長会において、現下の状況等を踏まえて、一定の結論を報告することになると思いますが、議員の皆様方にはよろしくご理解を賜りますようお願い申し上げます。  また、その際に、どのような結論に至りましても、田辺市といたしましては、地域の中心都市としての役割を今後もしっかりと果たしていくという考えには、何ら変わりはございませんので、この点につきましても、皆様方のご理解と一層のお力添えを賜りますよう重ねてお願い申し上げる次第でございます。  さて、本議会におきましては、専決処分の報告1件、条例に関するもの6件、予算に関するもの6件、その他9件についてご審議をお願いするものでございますが、よろしくご審議の上、それぞれの議案についてご賛同賜りますようお願い申し上げまして、招集に当たってのごあいさつにいたします。  ありがとうございました。              (市長 脇中 孝君 降壇) 開 議 ○議長(森 哲男君)    それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。               (午後 1時09分)             ──────────────── ◎報告 ○議長(森 哲男君)    19番、大倉勝行君から欠席の届出があります。 ◎諸般の報告 ○議長(森 哲男君)    この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。  議会事務局長藤畑富三郎君。            (議会事務局長 藤畑富三郎君 登壇) ○議会事務局長藤畑富三郎君)    報告申し上げます。  去る11月20日付、田総第452号をもって市長から本定例会に提出の案件として、4定議案第1号 田辺市職員給与条例等の一部改正についてなど議案20件及び4定報告第1号 専決処分事項についてなど報告案件2件並びに議案参考資料の送付がありました。いずれもお手元に配付しております。  以上であります。           (議会事務局長 藤畑富三郎君 降壇) ○議長(森 哲男君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森 哲男君)    日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第82条の規定により、本定例会の会議録署名人として2番 芝峰進君、3番 小川浩樹君、4番 佐井昭子君、以上3人の諸君を、また会議録署名予備議員として、5番 山本紳次君、6番 松下泰子君、以上2人の諸君を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(森 哲男君)    続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から12月17日までの21日間といたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から12月17日までの21日間と決定いたしました。 ◎日程第3 3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてから 日程第16 3定議案第26号 平成14年度田辺市水道事業会計の決算についてまで一括上程 ○議長(森 哲男君)    続いて、日程第3 3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてから、日程第16 3定議案第26号 平成14年度田辺市水道事業会計の決算についてまで、以上14件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました14件については、9月議会においてそれぞれ所管の常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。  この場合、順を追って各常任委員長から報告を求めます。  まず初めに、総務企画委員会委員長の報告を求めます。  14番、天野正一君。             (14番 天野正一君 登壇) ○14番(天野正一君)    総務企画委員会委員長報告をさせていただきます。  本委員会は、去る9月25日の本会議において付託を受けた平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算所管部分及び4件の特別会計歳入歳出決算について、閉会中の10月23日、24日及び11月27日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算所管部分、同議案第14号 平成14年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第17号 平成14年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第18号 平成14年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第19号 平成14年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算についての以上5件は、いずれも全会一致により認定することに決しました。  各会計における歳入の確保状況歳出予算執行状況と併せて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で、委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。  議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算に係る財政状況についてでありますが、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は、前年度決算より2.4ポイント増加して95.3パーセント、公債費比率は0.2ポイント増加して23.0パーセントと徐々に財政の硬直化が進んでいることから今後の財政運営の見通しについてただしたのに対し、「長引く景気低迷による税収入の減少に加え、国と地方の役割を明確化し、地方の自立を図ることを目的とした「三位一体改革」が示され、国庫補助金の削減や地方交付税総額の抑制、国から地方への税源移譲など今後も極めて厳しい財政運営を強いられることが予想される。また、市町村合併を視野に入れ、各種事業の実施については、周辺町村との整合を図るとともに、事業規模や実施時期の見直しなど新市の財政負担を極力抑えるように努め、財源確保していかなければならない。このような大変厳しい財政状況を十分に踏まえながら、今後とも行財政改革を積極的に推進し、職員が一丸となって、さらに効率的な行財政運営に取り組んでいきたい」との答弁がありました。  また、それに関連して自主財源の確保についてただしたのに対し、「自主財源で大きなものは市税になるが、全国的な経済不況の中で、市民税はかなり落ち込んできている。その税率を上げたり、使用料とか手数料を改定することは、現在の状況下においては難しいと考えている。そのため引き続き、税などの徴収率を少しでも上げるなど自主財源を確保する努力をしながら、歳出面では新規事業などを控えたり、継続事業についてもできるだけ実施期間を延ばすなど徹底した行財政改革により財源を確保することを基本として財政運営を行っている」との答弁がありました。  また、昨年度から実施した人事評価制度の成果等についてただしたのに対し、「市の将来構想を実現するには管理職の経営管理体質の強化とリーダーシップ能力の向上発揮が重要であるため、昨年度から管理職の人事評価を実施した。将来的には、その評価を勤勉手当に反映していきたいが、現状では評価にばらつきがあることからその実施については、当面は難しいと考えている。この制度は、勤勉手当に差をつけることが目的ではなく、人材育成に主眼を置いた評価をすることで、職員の資質や能力等を向上させ、組織全体のレベルアップをして市民サービスの向上を図っていくことが目的である」との答弁がありました。  次に、電子計算費について、電子計算機処理業務委託の費用対効果についてただしたのに対し、「この業務を地元テレコムわかやまへ委託することにより、委託費単価は全国料金と比べて約半値になっているとともに田辺地域の技術者の育成と雇用にも結びついている。また、今年度末より国からの公文書はすべて電子化されたり、インターネットを活用した市民への広報、市民からの申請・入札等が電子化されること等、コンピュータの利用目的が人員削減に直接結びつかなくなりつつある。今後も費用対効果を考えて効率的な配備と費用の削減に努め、住民本位の行政サービス予算効率の高い自治体の実現を目指したい」との答弁がありました。  次に、まちづくり推進事業費について、まちづくりがんばれ補助金の不用額について詳細説明を求めたのに対し、「この補助金は、民有地を活用した地域づくりのための施設を整備する団体に対して補助をするもので、昨年度は申請事業が1件だった」との答弁があり、地域づくりの推進が図れるなど市民の方々にもっと活用してもらえるよう啓発されたい旨、要望いたしました。  次に、隣保館費について、法期限後の隣保館のあり方についてただしたのに対し、「法期限後のあり方については、現在、庁内で組織する課題検討委員会で集約しており、中でも隣保館と児童館の一体化、幼児から高齢者までを対象として一貫した取組を展開する総合館構想を考えている。既に児童館、センター、公民館が一緒になって取組をしている現状にあるので、今後は教育委員会とも協議を深めた上で、できるだけ早い時期に総合館構想が実現できるよう取り組んでいきたい」との答弁がありました。  次に、消防費について、上富田町、中辺路町及び大塔村の常備消防事務受託後の職員の年齢構成についてただしたのに対し、「常備消防事務受託に伴い、平成8年度から退職者補充も含めて64名の職員を採用している。このため20歳代の職員が69名で平均年齢は32.3歳になる。このままの状態でいくと20年後には40歳以上が84名になることから、適正な職員の配置のために市長部局とは一般職と消防職の人事交流について協議しているところであり、今後、計画的に課題解決に向け、十分検討していきたい」との答弁があり、消防業務の現場活動においては、体力的にも若い人が多く必要であると思われるので、今後ともバランスのとれた組織体制を維持されたい旨、要望いたしました。  また、全国的に消防団員の確保が大変厳しい状況であり、今後、田辺市でも厳しくなることが予想されることから、消防団とも連携を取りながら団員確保のための啓発活動に鋭意取り組まれたい旨、要望いたしました。  次に、財政運営における公債費の考え方についてただしたのに対し、「人件費や公債費など義務的経費を抑制することは、健全な財政運営を維持していく上で大変重要なことであり、特に公債費については、市債残高を減らすことが、償還費用いわゆる公債費の負担を軽くすることにつながる。このため毎年、市債の発行は元金償還の範囲内で行うことを財政運営の基本として取り組んでいる。14年度は元金償還約30億9,000万円に対して市債発行額約23億9,000万円で約7億円少なく借りたことにより、市債残高も徐々に下がってきている」との答弁がありました。  次に、議案第18号 平成14年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について、滞納者に対する取組についてただしたのに対し、「14年度末で89.18パーセントの償還率で、滞納額は約5億8,500万円である。その中には既に物件を処分された32名の方が含まれており、自己破産等の法的措置がとられているなどその徴収については大変厳しい状況となっているが、今後ともその債務者との話し合いや貸付金償還促進委員会委員と相談しながら整理をしていきたい」との答弁があり、今後も厳しい状況が予想されるため、さらに努力されたい旨、要望いたしました。  以上、委員長報告といたします。  平成15年11月27日、総務企画委員会委員長天野正一。             (14番 天野正一君 降壇) ○議長(森 哲男君)    続いて、建設経済委員会委員長の報告を求めます。  10番、鈴木太雄君。             (10番 鈴木太雄君 登壇) ○10番(鈴木太雄君)    建設経済委員会委員長報告を朗読をもっていたします。  本委員会は、去る9月25日の本会議において付託を受けた平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算所管部分及び7件の特別会計歳入歳出決算について、閉会中の10月14日、15日及び11月27日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算の当委員会所管部分については、起立多数により認定することに決したほか、同議案第15号 平成14年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第16号 平成14年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第21号 平成14年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第22号 平成14年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第24号 平成14年度田辺市文里港整備事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第25号 平成14年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第26号 平成14年度田辺市水道事業会計の決算についての以上7件は、いずれも全会一致により認定することに決しました。  各会計における予算執行状況と併せて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。  まず、平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算所管部分についてでありますが、経済部関係では、高年齢者及び身体障害者、その他就職が特に困難な者を雇用した場合、当該事業主に対して交付している雇用促進奨励金について、平成元年度の制度創設後におけるこれまでの実績報告等を踏まえて、当該制度は本県でも田辺市独自の支援制度であることを勘案すれば、奨励金交付終了後の助成対象者の状況把握が重要であることから、対象者の追跡調査を実施するよう求めたのに対し、「就職困難者の就労支援という当制度の趣旨に基づき、今後、奨励金交付終了後における助成対象者の追跡調査等を実施し、実態の把握に努めたい」との答弁がありました。  また、田辺市中小企業信用保証料補助金について、現下の厳しい経済情勢等の中で、利用件数の増加が続いているが、市としても可能な限り融資条件の緩和等について、今後とも関係機関等に積極的に働きかけるよう要望いたしました。  次に、柑橘振興事業費補助金に関して、その取組状況をただしたのに対し、「平成9年度から13年度までの5カ年間にわたり、JA、西牟婁地域農業改良普及センター、市の三者により組織された柑橘振興協議会において、基金を創設して新品種の試作研究を行ってきたところで、平成14年度においては、平成15年度から向こう5年間にわたるいわばつなぎの一年間に係る予算である。全国的に見ても柑橘類を取り巻く状況は非常に厳しい中で、まさに新品種の導入促進が最重要課題とされていることも相まって、本市においてはモデル農園を設置し、『ゆら早生』及び『田口早生』の導入試作研究に取り組んでいるところである」との答弁があり、当地域は紀州南高梅の生産地であると同時に、これまでみかんの産地としても全国的に有名であり、今後とも柑橘の振興という観点から、産地間競争に生き残れる新品種の導入に向け、積極的に取り組まれるよう要望いたしました。  次に、扇ケ浜海岸駐車場前交流広場の利活用に関して、海水浴場と一体となった本市の観光拠点施設としての整備が重要であるとした上で、当局の取組方針をただしたのに対し、「交流広場の利活用については、海水浴場をはじめ背後地の都市公園、田辺大通りの活性化という見地から、観光拠点施設として積極的な誘客につながるような利用方策を考えている。現在、その利用方策について関係各課との内部調整を行っているところで、一定の調整が整った段階で、議会はもとより関係各団体の皆様方により組織された利用検討委員会を設置し、様々なご意見を聞きながら最終的な方針を取りまとめたい」との答弁があり、当該地は漁港区域でもあるため、漁業従事者の視点に立った取組は当然のことながら、交流広場の整備に関しては、県事業で施工されている扇ケ浜海水浴場と連動したまさに田辺の顔となり得る観光拠点施設として整備されるよう要望いたしました。  次に、建設部関係についてでありますが、家屋の密集を解消し、生活道路の整備等、快適な住環境の実現を目指して平成7年度から継続実施している御所谷住宅地区改良事業について、平成14年度の事業費の主なものは24戸の改良住宅建設費であり、平成15年度では自立建設希望者の状況変化に即して、新たに8戸の改良住宅建設費が計上されている。改良住宅については、新たに建設する8戸を含めて合計92戸が確保されることとなるが、状況変化等によって将来的にこれを上回る住宅建設をも視野に入れているのか。さらに、当該住宅に係る入居規程等管理のあり方をただしたのに対し、「改良住宅の建設については、平成9年度から着工し、現時点で84戸が整備完了しており、本年度においては新たに8戸の住宅建設費を予算計上したところだが、改良住宅の建設については、92戸をもって終了させたいと考えている。また、住宅に係る管理規程については、残る8戸の住宅建設が完了した段階において、地元の入居選考委員会とも協議した上で策定したい」との答弁がありました。  また、田辺大橋の改良工事にかかわって、歩行者の安全確保を図るため田辺大橋から江川方面への歩道の設置が必要ではないかとただしたのに対し、「田辺大橋から江川方面にかけては道路幅員も狭く、加えて当該路線の交通量も比較的多いことから、市としても歩行者の安全確保を図るという観点から、歩道整備の必要性は十分認識している。ただ、現地の交通量を勘案すると、現道を縮小して歩道を整備するわけにいかないというのが実態である。また、整備に関しては、用地買収も含め全体事業費等も十分勘案しつつ、全般的な観点から検討する必要もあり、交通安全対策事業の一環として施工可能かどうかを見極めながら、可能な限り実現に向けて努力していきたい」との答弁があり、田辺大橋から上屋敷方面へは歩道が整備されている中、交通量を比較しても上屋敷方面と同様の江川方面に歩道がないという実態を十分認識し、また、当該路線は幹線道路でもあるため、交通安全対策の見地から最大限の努力を要望いたしました。  次に、水道部関係についてでありますが、給水収益が年々減額となっている状況の中、事務事業の見直し等、水道事業経営における今後の取組についてただしたのに対し、「例えば、経費の節減という観点から、事務事業の見直しをはじめ、人件費の削減に関しては平成14年度で退職者の補充を行わず、現員の人員体制のもとで対応しているところで、今年度末にも退職者が生じるが、基本的には退職者の補充を行わない方針である。しかしながら、人件費の削減についても限度があるため、今後は日常業務の中で夜間や祝祭日の修繕業務に限って、民間業者に委託する方向で検討を行っている。ただ、市町村合併を控えて、本市だけが突出して取り組むわけにもいかないので、近隣自治体の状況等も勘案しながら、今後とも行財政改革に取り組んでいきたい」との答弁があり、給水収益の大幅な伸びが期待できない反面、配水管の整備をはじめ市町村合併等における費用の増加が予想されることから、水道事業経営は一層厳しいものがあるとした上で、今後とも引き続き事務事業の見直しをはじめとする経費の節減に努めるよう要望いたしました。
     以上、委員長報告といたします。  平成15年11月27日、建設経済委員会委員長鈴木太雄。             (10番 鈴木太雄君 降壇) ○議長(森 哲男君)    続いて、文教民生委員会委員長の報告を求めます。  12番、高垣幸司君。             (12番 高垣幸司君 登壇) ○12番(高垣幸司君)    文教民生委員会より、委員長報告を朗読をもってさせていただきます。  委員長報告。本委員会は、去る9月25日の本会議において付託を受けた平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算所管部分及び2件の特別会計歳入歳出決算について、閉会中の10月15日、16日及び11月27日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算所管部分については、起立多数により、同議案第20号 平成14年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第23号平成14年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算についての以上2件は、いずれも全会一致により認定することに決しました。  各会計における予算の執行状況と併せて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑及び要望の主なものは次のとおりであります。  まず、平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算所管部分についてでありますが、保健福祉部関係では、ファミリーサポートセンターの概要及び実績をただしたのに対し、「ファミリーサポートセンターとは、子育ての援助をしてほしいファミリー会員と、お手伝いできるサポート会員からなる会員組織で、両会員が子育てに関してお互いに助け合うことによって、仕事と家庭の両立や地域の子育て支援を行うものである。市では、平成14年7月にファミリーサポートセンター業務をNPO南紀こどもステーションに委託しており、平成14年度末の会員数は、ファミリー会員101名、サポート会員54名の合計155名の会員登録がある」との答弁がありました。  次に、災害融資預託金の概要と貸付状況をただしたのに対し、「災害救助法発令時のような大規模な災害であれば、国の災害融資貸付制度で対応できるが、市の災害融資預託金は、そういう大規模な災害に該当しない災害が発生し、住宅が半焼半壊以上の被害を受けた方に対して、上限350万円を災害復興資金として融資する市単独の制度である。近年の貸付状況は1件であるが、どうしても国等の制度における融資が受けられない、お金を借りることができない人に対して、最後の被災者への救済制度として継続していきたい」との答弁があり、委員から、上限350万円という金額では、住宅の改築等を行うには不十分であるので、金利や返却期間等も含めて見直しが必要であるとの要望がありました。  次に、環境部関係では、背戸川排水路への微生物培養パネルの設置効果をただしたのに対し、「背戸川排水路の悪臭対策・水質改善について平成3年度からいろいろな取組を行っている中で、平成14年度は新たに、消臭効果の高い微生物培養パネルを設置した。結果、設置前の測定で66万個あった大腸菌群数が、設置後の測定では減少している。気象条件や水量によって左右されることから、一概に設置効果であるとはいえないものの、近隣の住民から良くなったという評価もいただいている。今後、新しい方法も検討しながら、さらに消臭対策・水質改善に取り組んでいきたい」との答弁がありました。  次に、教育委員会関係では、市の指定研究校の概要をただしたのに対し、「市の指定教育研究は、総合的な学習などの今日的課題の研究を進めるもので、昭和54年から始めており、指定期間は3年間で、兵庫教育大学と連携を図りながら、これまで8幼稚園、18小学校、16中学校を指定し研究を行ってきた。平成14年度の指定研究校及び研究内容は、新庄幼稚園では『生きる力の基礎の育成』、会津小学校及び衣笠中学校では『道徳的実践力の育成と地域連携』、上秋津小学校では『生きてはたらく学力の育成』、秋津川中学校では『校種間連携のあり方』について指定し研究を行った」との答弁がありました。  次に、小学校におけるパソコンの設置状況及びADSLを利用できない地域への対応についてただしたのに対し、「これまで小学校には555台、職員室に17台のパソコンを設置している。現在、ADSLを利用できる小学校は、田辺第一、田辺第二、田辺第三、新庄、稲成、東部、会津の7校、中学校は東陽、明洋、高雄の3校で、その他の地域の小中学校については、ISDNを利用している。今のところ、NTTに具体的な要望等は行っていないが、今後、ADSLを利用できない地域の学校については、市の全体的な計画等も勘案しながら、情報政策室と連携を図り、高速化に向けて取り組んでいきたい」との答弁があり、委員から、NTTに対して積極的な働きかけをするよう要望がありました。  次に、保育所への入所希望が増える中、幼稚園への入園状況についてただしたのに対し、「平成14年度では新庄幼稚園104名、三栖幼稚園76名、上秋津幼稚園55名、中芳養幼稚園54名の合計289名が入園しているが、少子化の影響等も相まって年々児童数は減少している。園児の確保策として、平成15年度から定員に満たない幼稚園については、隣接園区からの入園を認め、さらにそれでも定員に満たない場合は、他の地域からの入園を認めるなど、入園枠を広げているというのが実情である」との答弁がありました。 次に、IT講習の実績と中級講座を開催する予定はないのかただしたのに対し、「平成13年度において、国が全国一斉に初心者向けのIT講習を実施したところ、田辺市でも約3,500人が受講した。その後、市民から引き続き公民館で初心者向けIT講習を開催してほしいという要望があり、平成14年度は公民館で18講座を開催し、146名の参加があった。さらに市民から次の段階の中級講座も開催してほしいという要望があるが、現在、市内にはパソコン講習を実施している民間企業が多く、公的な機関が安い受講料で講座を開催することは、民間企業を圧迫することになるので、次の段階の中級講座希望者には、パソコン講習を実施している民間企業を紹介するようにしている」との答弁がありました。  次に、美術館にかかわって、美術品の購入と展覧会のどちらに力を入れて取り組むのかただしたのに対し、「美術品の購入と展覧会のどちらに力を入れて取り組むかという明確な方針は決まっていない。美術館が開館してからの7年の経過を見ると、最初はある程度の美術作品の購入が必要であったため、当初の数年間は5,000万円程度の予算を確保して、毎年美術品を購入していた。しかし、今の経済状況の中で、新しい作品を次々に購入することは可能な限り避けており、平成14年度については500万円程度の購入であった。今後は、少ない金額でより質の高いものを購入することに主眼を置き、より充実した展覧会を実施したい」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成15年11月27日、文教民生委員会委員長、高垣幸司。             (12番 高垣幸司君 降壇) ○議長(森 哲男君)    以上で、各常任委員長の報告が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論は一括して行います。  討論はありませんか。  討論があるようですので、この場合、委員長の報告は、いずれも認定であります。  よって、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。  2番、芝峰進君。              (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)    私は、3定議案第13号 平成14年度一般会計歳入歳出決算、14号 国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、19号 老人保健特別会計歳入歳出決算について、反対の立場から意見を述べたいと思います。  決算全般を見ますと、介護保険の減免制度とか、あるいは0歳児保育、学童保育の拡充と、さらに一人ひとりの人権が尊重される人権推進事業等々、いろいろと評価できる点も多くあるわけでありますけれども、しかしながら、景気の悪化に伴う国・地方の歳入の減、これに加えて国の責任の方はどんどんカットされる、国庫負担金が削減されるという状況にあるわけであります。  そういう中で、例えば、保育所だけを見てみましても、以前の10分の8、この国庫負担金から、現在は10分の5、2分の1になっているわけでありますけれども、これで14年度決算を見ますと、保育所費だけで4億1,434万円の超過負担というようになっているわけでありまして、単純に15年間やられてきたわけでありますから、掛けますと、15掛ける4、60億円損をしているということになってくるわけであります。国もお金ないんやから仕方ないという考え方もあろうかと思いますけれども、よう考えてみなあかんのは、銀行やゼネコンを応援するのか、国民を応援するのかと、ここは憲法から考えてみたら、当然明らかであると思いますけれども、そのかじ取りが逆立ちしているからと、私は思うんであります。  さらに、委員長報告にもありましたように、状況の報告がありましたけれども、三位一体の改革ということで、これは私はとんでもないなと考えているところでございます。そうした影響もある中で、例えば、私も所管でありますけれども、農林関係では、これはお金が厳しいだけではありませんけれども、平成4年ごろから梅枯れの対策が始まってきたわけでありますけれども、もう11年経ってきておりますけれども、市長が途中、関電へばいじんの提供を申し入れたりしたこともあります。これは評価させていただきますけれども、いまだに入手できていない。住民側から見れば、これは納得できていないように思うわけであります。もっと対策を強化すべきだなと思っているところでありますけれども、もう一つ、農林関係では、土地改良団体連合会負担金とか、こういうのがありますけれども、これも14年度1,000万円弱、これは私は無駄やなと思います。  建設関係でありますけれども、厳しい財政事情を反映してか、例えば、身近な問題でありますけれども、道路維持の工事請負費、あるいは原材料費、こういうものが減額されております。道路舗装費の工事請負費も減額であります。こういうようにして、市民生活密着の市民要望にはなかなか追いついていけていないと、これが現状ではないんかというように考えているところでございます。  さらに、建設関係の御所谷の住環境整備事業の中で、委員長報告にも一定の報告がありましたけれども、整理をされていくと。今後に注目はもちろんしているわけでありますけれども、15年度予算もにらんで考えるとき、余り感心できないなというように思うところであります。  さて、全般を通じて言えることは、この14年度は1億6,267万円の職員給与の削減、定昇の1年カットということがあります。以前にも討論させていただきましたけれども、これは職員の方々の生活を圧迫するだけではなくて、やっぱりこれが直接恐らく消費の落ち込みを加速するだろうというように思うとき、経済の循環から考えても、大変これは問題やなと思うところであります。  さて、一般会計はそれぐらいにしておきまして、2点目の国民健康保険の特別会計でありますけれども、田辺市では3万6,515名の市民の約半数の方がこの保険に加入しているわけであります。そういう中で、例えば、短期被保険者証発行数、短期保険証と言われるものが1,028件あります。資格証明書は240件です。こういうようにして世帯でいいますと、この二つを合わせれば約1割近くあるという厳しい状況になっております。  そして、不納欠損の理由別明細表を見てみますと、平成10年では生活困窮というのは340件だったのが、平成14年では、何とこれも倍近く614件という状況になっております。こういう中で、積立金は、田辺市は約11億円、県下7市でいいますと、2番目にお金をたくさん積み立てているのは、橋本市の3.5億円、あとはもう7,000万円、400万円と、新宮市、和歌山市は積立金ゼロであります。  こういう統計から考えてみますときに、先ほど市長の招集のあいさつの中にもありました、誰もが安心して暮らせるよう、これが行政の課題でもあるということでありますけれども、私も本来、国民誰しもがいつでもぐあいが悪なったときに、安心してお医者さんにかかれる、これが国民健康保険の本来の理念ではなかろうかと思うわけでありますけれども、こういったことから考えますと、どうしても11億円の積立金は理解できないというように思うところであります。  最後に、老人保健特別会計でありますけれども、もともと歳入が按分等とか、各保険等からいただいて会計が成り立っているわけでありますけれども、加えて相次ぐ医療改定、この中でさらに先行きが心配されるという先細りの、先の見えにくい状況になってきているということからして、本当に誰もが安心できるという観点に立って、行政運営ができないものかなと思いまして、簡単ですが、反対の討論とさせていただきます。              (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(森 哲男君)    続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。  賛成討論の発言はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    それでは、これをもって討論を終結いたします。  これより、ただいま議題となっております14件について、順次採決に入ります。 ◎日程第3 3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    それでは、3定議案第13号 平成14年度田辺市一般会計歳入歳出決算については、異議がありますので、起立により採決いたします。  3定議案第13号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(森 哲男君)    起立多数であります。  よって、3定議案第13号は認定することに決しました。 ◎日程第4 3定議案第14号 平成14年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第14号 平成14年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算については、異議がありますので、起立により採決いたします。  3定議案第14号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(森 哲男君)    起立多数であります。  よって、3定議案第14号は認定することに決しました。 ◎日程第5 3定議案第15号 平成14年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第15号 平成14年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第15号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第15号は認定することに決しました。 ◎日程第6 3定議案第16号 平成14年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第16号 平成14年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第16号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第16号は認定することに決しました。 ◎日程第7 3定議案第17号 平成14年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第17号 平成14年度田辺市交通災害共済事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第17号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第17号は認定することに決しました。 ◎日程第8 3定議案第18号 平成14年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第18号 平成14年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第18号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第18号は認定することに決しました。 ◎日程第9 3定議案第19号 平成14年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算について
    ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第19号 平成14年度田辺市老人保健特別会計歳入歳出決算については、異議がありますので、起立により採決いたします。  3定議案第19号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(森 哲男君)    起立多数であります。  よって、3定議案第19号は認定することに決しました。 ◎日程第10 3定議案第20号 平成14年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第20号 平成14年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第20号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第20号は認定することに決しました。 ◎日程第11 3定議案第21号 平成14年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第21号 平成14年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第21号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第21号は認定することに決しました。 ◎日程第12 3定議案第22号 平成14年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第22号 平成14年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第22号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第22号は認定することに決しました。 ◎日程第13 3定議案第23号 平成14年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第23号 平成14年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第23号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第23号は認定することに決しました。 ◎日程第14 3定議案第24号 平成14年度田辺市文里港整備事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第24号 平成14年度田辺市文里港整備事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  3定議案第24号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第24号は認定することに決しました。 ◎日程第15 3定議案第25号 平成14年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第25号 平成14年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、お諮りいたします。  3定議案第25号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第25号は認定することに決しました。 ◎日程第16 3定議案第26号 平成14年度田辺市水道事業会計の決算について ○議長(森 哲男君)    続いて、3定議案第26号 平成14年度田辺市水道事業会計の決算について、お諮りいたします。  3定議案第26号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第26号は認定することに決しました。 ◎日程第17 4定報告第1号 専決処分事項についてから 日程第36 4定報告第2号 平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更についてまで一括上程 ○議長(森 哲男君)    続いて、日程第17 4定報告第1号 専決処分事項についてから、日程第36 4定報告第2号 平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更についてまで、以上20件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、脇中孝君。              (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    提案説明を申し上げます。  ただいま上程されました議案は、専決処分報告1件、条例に関するもの6件、予算に関するもの6件、その他7件でございまして、その概要についてご説明申し上げます。  まず、報告第1号 専決処分事項についてでありますが、平成15年度田辺市一般会計補正予算(第5号)につきましては、衆議院議員選挙費を、平成15年度田辺市一般会計補正予算(第6号)につきましては、8月の台風10号等で被災した農林及び水産施設の災害復旧費、若もの広場の法面保護工事費をそれぞれ専決処分により補正したものであります。  議案第1号 田辺市職員給与条例等の一部改正については、職員の給料月額及び議員、市長、職員等の期末手当に係る支給割合の引下げ等を行うため改正するものであり、議案第2号 田辺市職員の退職手当に関する条例等の一部改正については、国家公務員退職手当法等の一部改正により、長期勤続者に対する退職手当の額が引き下げられたことに準じ、所要の改正を行うものであります。  議案第3号 田辺市事務分掌条例の一部改正については、地方自治法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであり、議案第4号 住居表示の実施等に伴う関係条例の整理に関する条例の制定については、住居表示の実施及びこれに基づく町の新設に伴い、所要の改正を行うものであり、議案第5号 田辺市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであり、議案第6号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改正については、新たに小公園を2カ所設置するため改正するものであります。  議案第7号 工事請負変更契約の締結については、上秋津小学校新築に伴う敷地造成工事の請負変更契約の締結について、議案第8号 工事請負変更契約の締結については、上秋津若もの広場造成工事の請負変更契約の締結について、議案第9号 土地の取得については、市道城山台三栖1号線道路改良工事用地を取得することについて、それぞれ議決をお願いするものであります。  議案第10号 民事調停の申立てについては、市営住宅の家賃及び駐車場使用料の滞納者に対し、当該家賃等の支払いを求める民事調停法に基づく調停の申立てを行うため、議案第11号 土地改良事業の変更については、長野地区の農村活性化住環境整備事業の事業費等を変更するため、それぞれ議決をお願いするものであります。  議案第12号 田辺広域合併協議会規約の変更については、住居表示等の実施に伴い、同協議会の事務所の所在地を変更するため改正するものであります。  次に、議案第13号 平成15年度田辺市一般会計補正予算(第7号)につきまして、その概要をご説明申し上げます。  今回の補正は、生活保護費、新庄総合公園建設費等を計上するほか、給与改定に伴う人件費の減額など総額で3,559万5,000円の減額となっております。歳出の主なものを申し上げますと、歳出全般にわたり人件費を減額するほか、総務費では住民基本台帳システムプログラム修正委託料等、民生費では生活保護に係る医療及び介護扶助費、福祉関係事業の国庫及び県支出金返還金等、衛生費では精神障害者医療費等、農林水産業費では梅生育不良緊急対策事業費補助金、青梅の生産履歴管理システム導入促進対策事業費補助金等、商工費では共同作業場整備事業費、土木費では新庄総合公園建設費、海蔵寺地区沿道区画整理型街路事業費、市営住宅の施設修繕料等、消防費では救急救命士の研修旅費、教育費では幼稚園の臨時職員賃金、災害復旧費では現年度公共土木災害復旧事業費、諸支出金では介護保険特別会計繰出金等を計上いたしております。また、債務負担行為補正は、海蔵寺地区沿道区画整理型街路事業に係るものであり、地方債補正は、事業実施に伴う補正であります。  議案第14号 平成15年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、給与改定等に伴う人件費の減額を、議案第15号 平成15年度田辺市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、基金積立金を、議案第16号 平成15年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、給与改定等に伴う人件費の減額を、議案第17号 平成15年度田辺市介護保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、居宅支援住宅改修費補助金、国庫及び県支出金返還金を計上するほか、給与改定等に伴う人件費の減額をそれぞれ補正するものであります。  議案第18号 平成15年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、給与改定等に伴う人件費の減額補正を行うものであり、報告第2号 平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更については、当該法人から提出のあったものの報告であります。  以上、提案いたしました議案についてご説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いいたします。              (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(森 哲男君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、砂野啓三君。             (総務部長 砂野啓三君 登壇) ○総務部長(砂野啓三君)    それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。  1ぺージをお願いします。  4定報告第1号 専決処分事項については、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したもので、同条第3項の規定によりこれを報告し、ご承認をお願いするものです。  専決事項といたしましては、平成15年度田辺市一般会計補正予算(第5号)及び平成15年度田辺市一般会計補正予算(第6号)の2件で、内容につきましては、2ページから順を追ってご説明申し上げます。  2ページをお願いします。  平成15年度田辺市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,800万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ261億3,970万2,000円とする専決処分をしたものです。 内容につきましては、5ページをお願いします。  去る10月10日の衆議院解散に伴い、11月9日に執行しました衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に要する経費で、財源につきましては、県支出金を充てております。  次に、8ページをお願いします。  平成15年度田辺市の一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億1,180万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ262億5,150万7,000円とするもので、併せて地方債の補正について専決処分をしたものです。  内容につきましては、13ページをお願いします。
     若もの広場建設事業費につきましては、9月12日の集中豪雨により法面が崩れたため、その対策費を。  農林施設災害復旧費及び14ページの水産施設災害復旧費につきましては、8月8日から9日にかけての台風10号の被災による災害復旧費の国の査定額が決定したこと等により、それぞれ専決処分をしたもので、工事請負費につきましては、工事明細を15ページから18ページに掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  補正に要する財源といたしましては、国庫支出金、繰越金、市債を充てております。  次に、19ページをお願いします。  4定議案第1号 田辺市職員給与条例等の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、本年8月の国の人事院勧告による国家公務員の給与改定等に準じて改正するものでございます。本年の国の人事院勧告は厳しい経済・雇用情勢を反映し、昨年に引き続き月例給が引き下げられ、さらに期末勤勉手当についても5年連続引き下げられており、年間の給与は過去最大の引下げとなります。また、配偶者扶養手当等の見直しも行われております。  本市におきましても、国の人事院勧告に準じて改正を行うものであり、内容といたしましては、給料を平均約1.1パーセント引き下げるとともに、期末勤勉手当につきましても0.25カ月分を引下げ、年度計算で4.4カ月分としております。  また、配偶者扶養手当につきましても、月額を1万4,000円から1万3,500円に引下げ、通勤手当においては6カ月定期券等の価額による一括支給に変更しております。官民給与を均衡させるための減額調整につきましては、4月の給与に官民給与の較差率1.07を乗じて得た額を基本として、本年12月の期末手当で調整することにしております。なお、期末手当の0.25カ月分の引下げにつきましては、議員及び市長等の特別職に係る期末手当の支給規定につきましても同様の改正を行うこととしておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、25ページをお願いします。  4定議案第2号 田辺市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、国家公務員退職手当法等の一部改正により、長期間勤続して退職した者の退職手当の支給率が引下げられたことに伴い、所要の調整措置及び規定の整備を行うものであり、1年間の経過措置期間を設けて、段階的に支給率の引下げを行うものです。  次に、27ページをお願いします。  4定議案第3号 田辺市事務分掌条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、地方自治法の一部改正により、市町村の内部組織の設置に関する規定が見直されたことに伴い、本条例中における同法の引用条項を改正するものです。 次に、29ページをお願いします。  4定議案第4号 住居表示の実施等に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、平成15年11月4日付で実施しました第15次住居表示整備事業により、上屋敷町、片町の一部区域、本町の一部区域を上屋敷一丁目から三丁目に、元町の一部区域を天神崎に変更し、住居表示を実施したことに伴い、田辺市中部公民館その他関係施設の所在地の表示を変更するものです。  次に、33ページをお願いします。  4定議案第5号 田辺市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正により、本条例中における同法の引用条項が繰り下げられたことに伴い、所要の規定の整備を行うものです。  次に、35ページをお願いします。  4定議案第6号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、現在、小公園(ちびっこ広場)が65カ所設置されておりますが、このたび田辺市天神崎10番50号、天神崎第一小公園435.38平方メートル、田辺市天神崎17番30号、天神崎第二小公園179.18平方メートルの2カ所を小公園として追加するため改正するものです。  次に、37ページをお願いします。  4定議案第7号 工事請負変更契約の締結について、上秋津小学校新築に伴う敷地造成工事請負変更契約の締結について、議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。  工事名は、上秋津小学校新築に伴う敷地造成工事。元契約金額は、4億4,100万円。変更契約金額は、4億6,469万2,200円で、2,369万2,200円の増額となります。請負人は、田辺市秋津町141番地 株式会社丸山組 代表取締役丸山博之氏です。  変更理由といたしましては、工事施工中に造成敷地内の山の斜面に亀裂が生じ、地滑りの危険性が発生したことに伴い、法面勾配を緩い勾配に切土を切り直すため、契約金額の変更を行ったものです。  次に、38ページをお願いします。  4定議案第8号 工事請負変更契約の締結について、上秋津若もの広場造成工事請負変更契約の締結について、議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。  工事名は、上秋津若もの広場造成工事。元契約金額、4億5,465万円、変更契約金額は、4億9,524万1,950円で、4,059万1,950円の増額となります。請負人は、田辺市湊1525番地の5 株式会社かねやす建設 代表取締役康乗泰男氏です。変更理由といたしましては、若もの広場建設予定地内の基礎地盤が、当初の予測を上回って軟弱であったため、地盤の改良工事を追加するとともに、敷地内の山の斜面が一部崩壊したことに伴い、崩土の抑止工事を施行するため、契約金額の変更を行ったものです。  次に、39ページをお願いします。  4定議案第9号 土地の取得については、田辺市下三栖字岩屋谷1570番15ほか9筆、6,928.26平方メートルを市道城山台三栖1号線道路改良工事用地として4,887万1,344円で、地権者6名の方から取得するもので、議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものです。  なお、土地の位置等につきましては、別冊参考資料の1ページと2ページをご参照願います。  次に、40ページをお願いします。  4定議案第10号 民事調停の申立てについて、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、1年以上市営住宅の家賃及び駐車場使用料を滞納し、再三にわたる督促状、催告及び内容証明郵便による催告にも一切応じず、支払いがない入居者1名に対して、当該滞納家賃等の支払いを求める民事調停法に基づく調停を田辺簡易裁判所に申立てるものです。なお、併せて別冊参考資料の3ページをご参照願います。  次に、41ページをお願いします。  4定議案第11号 土地改良事業の変更について、土地改良法第96条の3第1項の規定により議会の議決をお願いするもので、事業名は、農村活性化住環境整備事業。施行地域は、長野地区。施行方法は、指名競争入札による請負施行。施行予定年度は、変更前が平成7年度から平成15年度まで、変更後が平成7年度から平成16年度まで。事業内容は、事業費が、変更前21億3,000万円、変更後21億4,450万円、工事内容では、ほ場整備が、変更前、変更後とも12ヘクタール。農業用用排水施設整備は廃止し、農道整備が変更前幅員4メートル、延長700メートル、変更後幅員4メートル、延長590メートル、農業集落道整備が、変更前、変更後とも幅員4メートル、延長600メートル、営農飲雑用水施設が変更前、変更後とも給水戸数210戸、給水人口700人、集落緑化施設整備は廃止し、コミュニティ施設整備は、変更前、変更後とも113平方メートルです。  なお、併せて別冊参考資料の4ページをご参照願います。  次に、42ページをお願いします。  4定議案第12号 田辺広域合併協議会規約の変更について、地方自治法第252条の6の規定により、田辺広域合併協議会規約を変更することについて、同法第252条の2第3項の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、平成15年11月4日付で実施しました第15次住居表示整備事業により、上屋敷町、片町の一部区域、本町の一部区域を上屋敷一丁目から三丁目に変更し、住居表示を実施したことに伴い、事務所の所在地の表示を変更するものです。  次に、44ページをお願いします。  4定議案第13号 平成15年度田辺市の一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3,559万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ262億1,591万2,000円とするもので、債務負担行為の補正及び地方債の補正につきましては、50ページをご参照願います。 補正予算の内容につきましては、歳出の58ページからご説明申し上げますが、給料、職員手当等、共済費につきましては、先ほどの4定議案第1号でご説明しました給与改定及び職員配置の変動等に伴う人件費の補正で、その説明は省略させていただきますので、ご了承賜りたいと思います。  また、人件費につきましては、給与費明細を85ページから89ページに、工事請負費につきましては、工事明細を90ページに掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。  59ページをお願いします。  総務管理費、地籍調査事業費につきましては、入札による事業費の減少とそれに伴う補助金の確定により、予算の減額及び更正をするものです。  60ページをお願いします。  戸籍住民基本台帳費の委託料につきましては、本年8月から二次稼働を開始した住民基本台帳ネットワークシステムにおける公的個人認証業務の追加等に対応するため、プログラムの修正を行うための補正です。  62ページをお願いします。  統計調査費、指定統計調査費につきましては、全国の住宅や環境についての実態を把握し、住宅施策の基礎資料とするための住宅需要実態調査に係る費用です。  63ページをお願いします。  社会福祉費、社会福祉総務費の貸付金につきましては、利用者の増加に伴う補正、償還金利子及び割引料につきましては、平成14年度の在宅福祉事業費等の精算による国及び県支出金の返還金です。  65ページをお願いします。  老人福祉費につきましては、生きがい活動支援通所事業及び生活管理指導員派遣事業の単価の増額と利用者の増加による委託料の補正です。  66ページをお願いします。  生活保護費、扶助費につきましては、被保護世帯の増加及び介護サービス利用者の増加による補正です。  次のページをお願いします。  保健衛生費、保健衛生総務費の賃金から備品購入費につきましては、社会的ひきこもり青少年への支援を行う児童環境づくり基盤整備事業並びに健康を増進し、発病を予防するための計画を策定する地域保健推進特別事業の補助金の確定に伴い、予算の更正及び減額を。  扶助費の精神障害者医療費につきましては、受給者の増加に伴う補正を。償還金利子及び割引料につきましては、平成14年度の老人保健事業費等の精算による国及び県支出金の返還金です。  69ページをお願いします。  農業費、農業振興費につきましては、事業費の確定に伴う梅生育不良緊急対策事業費補助金及び防霜施設整備事業費補助金の補正。紀南農業協同組合が事業主体となり、梅の生産履歴管理の精度を高め、生産者の特定できるシステムを導入するための補助金並びにみかんの早期育成による産地の強化を図るため、優良品種の導入を進める果樹ブランド強化対策事業費補助金の補正です。 次の林業費、林業振興費につきましては、森林の有する多面的機能が発揮されるよう適切な森林整備の推進を図るための森林整備地域活動支援交付金の事業費の確定による補正です。  山村振興費につきましては、都市と農村の交流を推進するため、農業体験者を受け入れるための施設の整備費と宣伝活動費の補助金の補正です。  70ページをお願いします。  農業土木費、農業土木総務費の需用費につきましては、秋津排水機場の浅井戸ポンプの修繕費用です。  72ページをお願いします。  商工費、共同作業場整備事業費につきましては、操業から19年が経過している3地区大型共同作業場の雨漏れ等の改修を行うための調査・設計委託料です。  次のページをお願いします。  土木管理費、土木総務費の負担金補助及び交付金につきましては、負担額の確定した県道路協会負担金ほか2件の負担金の補正です。  75ページをお願いします。  都市計画費、街路事業費、負担金補助及び交付金につきましては、海蔵寺地区沿道区画整理型街路事業費の増額に伴う県営事業負担金の補正です。  76ページをお願いします。  新庄総合公園建設費につきましては、補助内示額の増額に伴う工事費等と南方熊楠研究所建設予定地の樹木5本を新庄総合公園に移植するための補正です。  次の海蔵寺地区沿道区画整理型街路事業費につきましては、次のページにわたりますが、補助内示額の増額に伴い、物件調査委託料等を補正するものです。  78ページをお願いします。  住宅費、住宅管理費の需用費につきましては、市営住宅の退去による修繕や雨漏れ修繕等の補正をお願いするものです。  79ページをお願いします。  消防費、常備消防費の旅費につきましては、救急救命士法の改正により、本年4月から医師の指示を仰ぐことなく、救急救命士が除細動を行うことが可能となりましたが、そのためには、救急救命センターでの実習が必要となることから、その研修に要する旅費の補正です。  次の上富田消防受託費、中辺路・大塔消防受託費につきましても、同様の理由による旅費の補正です。  81ページをお願いします。  幼稚園費、管理費の賃金につきましては、職員の産休に伴い補正するものです。  83ページをお願いします。  公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、災害復旧事業に要する事務費の更正です。  84ページをお願いします。  特別会計繰出金、農業集落排水事業特別会計繰出金につきましては、給与改定及び職員配置の変動等に伴う補正、介護保険特別会計繰出金につきましても、給与改定及び職員配置の変動等と保険給付費に伴う補正です。  以上、今回の補正に要する財源といたしましては、歳出の減額に合わせて地方交付税を減額するとともに、国庫支出金、県支出金、市債等を補正しています。  次に、91ぺージをお願いします。  4定議案第14号 平成15年度田辺市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ603万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ70億4,824万円とするものです。  内容につきましては、給与改定及び職員配置の変動等に伴う人件費の減額補正です。  次に、98ページをお願いします。  4定議案第15号 平成15年度田辺市の交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ620万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,387万8,000円とするもので、内容につきましては、前年度繰越金を財源として、交通災害共済基金を積み立てる補正です。  次に、101ページをお願いします。  4定議案第16号 平成15年度田辺市の農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ304万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6億9,245万6,000円とするもので、内容につきましては、給与改定及び職員配置の変動等に伴う人件費の減額補正です。  次に、108ページをお願いします。  4定議案第17号 平成15年度田辺市の介護保険特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。  第1条 保険事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ208万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ41億9,827万4,000円とするもので、内容につきましては、114ページをお願いします。
     総務管理費につきましては、給与改定及び職員配置の変動等に伴う人件費の減額補正です。  次の支援サービス等諸費につきましては、住宅改修が増加したことにより補正するものです。  次のページをお願いします。  償還金及び還付加算金につきましては、平成14年度の介護給付費等の精算に伴う国及び県支出金返還金です。  補正の財源といたしましては、国庫支出金、支払基金交付金等を充てております。  次に、120ぺージをお願いします。  4定議案第18号 平成15年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)。  第1条 平成15年度田辺市水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第2条 平成15年度田辺市水道事業会計予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。  第3条 予算第4条中本文括弧書きを次のとおり改め、資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するもので、内容につきましては、給与改定及び職員配置の変動等に伴い人件費を、収益的支出で650万1,000円、資本的支出で36万4,000円減額するものです。  128ページをお願いします。  4定報告第2号 平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について、ご説明申し上げます。  平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更については、次のとおりであります。  129ページに移りまして、平成15年度田辺市土地開発公社会計補正予算(第2号) 第1条 平成15年度田辺市土地開発公社会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第2条 平成15年度田辺市土地開発公社会計予算第2条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。  130ページをお願いします。  第3条 予算第3条に定めた資本的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。  第4条 長期借入金の限度額に2,725万円を補正し、長期借入金の限度額は19億6,165万円とするものです。  内容につきましては、次のページの補正予算実施計画にありますように、収益的支出の販売費及び一般管理費の経費の負担金補助及び交付金につきましては、田辺市が市道城山台三栖1号線道路改良工事と併せて城山台団地の通学道路の整備を施工することに伴い、用地費、補償費及びこれらに係る経費の一部を開発公社が負担するもので、6,367万1,000円を補正するものです。  次に、資本的支出の公有地取得事業費、用地費1,760万円及び補償費560万円につきましては、田辺市からの先行取得の要請に基づき、御所谷住宅地区改良事業用地の進捗状況に併せて補正をするものです。公有地取得事業費及び土地造成事業費の委託料85万円及び320万円につきましては、開発公社保有土地の不動産登記事務に係る所要の金額の補正をするものです。  以上の補正の財源として、長期借入金を収入の部で計上しております。なお、市道城山台三栖1号線道路改良工事と御所谷住宅地区改良事業用地の箇所につきましては、別冊参考資料5ページ及び6ページをご参照いただきたいと思います。  以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。  よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。             (総務部長 砂野啓三君 降壇) ○議長(森 哲男君)    以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。  それでは、順次審議に入ります。  この場合、お諮りいたします。 ◎日程第17 4定報告第1号 専決処分事項について上程 ○議長(森 哲男君)    日程第17 4定報告第1号 専決処分事項については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略し、後日審議願うことにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、日程第17 4定報告第1号については、委員会の付託を省略し、後日審議願うことに決しました。 ◎日程第18 4定議案第1号 田辺市職員給与条例等の一部改正についてから 日程第35 4定議案第18号 平成15年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)まで一括上程 ○議長(森 哲男君)    続いて、日程第18 4定議案第1号 田辺市職員給与条例等の一部改正についてから、日程第35 4定議案第18号 平成15年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)まで、以上18件について総括質疑を行います。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    質疑なしと認めます。  それでは、ただいま議題となっております18件については、会議規則第37条の規定によりそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  議案付託表を配付いたしますので、少々お待ちください。  各常任委員会の付託事件は、ただいまお手元に配付いたしました議案付託表のとおりであります。 ◎日程第36 4定報告第2号 平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について ○議長(森 哲男君)    続いて、日程第36 4定報告第2号 平成15年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について、お諮りいたします。  報告第2号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略し、後日審議願うことにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、日程第36 4定報告第2号については、委員会の付託を省略し、後日審議願うことに決しました。  この場合、お諮りいたします。  本日の会議はこの辺にとどめ散会し、明11月28日午後1時から再開いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(森 哲男君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、一般質問の通告につきましては、明11月28日午後4時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽選により質問順位を決定し、通知申し上げます。 散 会 ○議長(森 哲男君)    それでは、本日はこれをもって散会いたします。               (午後 2時41分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成15年11月27日                    議  長  森   哲 男                    議  員  芝 峰   進                    議  員  小 川 浩 樹                    議  員  佐 井 昭 子...