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平成29年 6月定例会(第1号 6月14日)

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  1. 田辺市議会 2017-06-14
    平成29年 6月定例会(第1号 6月14日)


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    平成29年 6月定例会(第1号 6月14日)              田辺市議会6月定例会会議録             平成29年6月14日(水曜日)           ―――――――――――――――――――    平成29年6月14日(水)午後1時開会  第 1 会議録署名議員の指名  第 2 会期の決定  第 3 3定報告第 1号 専決処分事項について  第 4 3定報告第 2号 専決処分事項の報告について  第 5 3定報告第 3号 繰越明許費について  第 6 3定報告第 4号 田辺市水道事業会計予算の繰越しについて  第 7 3定議案第 1号 田辺市事務分掌条例の一部改正について  第 8 3定議案第 2号 田辺市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について  第 9 3定議案第 3号 田辺市過疎地域における固定資産税の特別措置に関する条               例の一部改正について  第10 3定議案第 4号 田辺市子ども医療費の支給に関する条例の一部改正につい               て  第11 3定議案第 5号 田辺市山村振興公園条例の一部改正について  第12 3定議案第 6号 市有財産の譲与について  第13 3定議案第 7号 田辺市熊野古道の森を守り育む未来基金条例の制定につい
                  て  第14 3定議案第 8号 田辺市山村地域における子供の居場所づくり事業利用者負               担金徴収条例の制定について  第15 3定議案第 9号 田辺市介護保険条例の一部改正について  第16 3定議案第10号 物品購入契約の締結について  第17 3定議案第11号 第2次田辺市総合計画基本構想の策定について  第18 3定議案第12号 平成29年度田辺市一般会計補正予算(第1号)  第19 3定議案第13号 田辺市簡易水道条例の一部改正について  第20 3定議案第14号 平成29年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(第1               号)  第21 3定議案第15号 平成29年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計               補正予算(第1号)  第22 3定議案第16号 平成29年度田辺市診療所事業特別会計補正予算(第1号               )  第23 3定議案第17号 平成29年度田辺市水道事業会計補正予算(第1号)  第24 3定報告第 5号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更につ               いて  第25 3定報告第 6号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業報告及び決算報告               について           ――――――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1から日程第25まで           ―――――――――――――――――― 〇議員定数 22名 〇欠  員  0名           ――――――――――――――――――― 〇出席議員              議席番号   氏   名               1番  松 上 京 子 君               2番  柳 瀬 理 孝 君               3番  浅 山 誠 一 君               4番  前 田 佳 世 君               5番  川 﨑 五 一 君               6番  久 保 浩 二 君               7番  宮 井   章 君               8番  福 榮 浩 義 君               9番  髙 田 盛 行 君              10番  北 田 健 治 君              11番  橘   智 史 君              12番  尾 花   功 君              13番  二 葉 昌 彦 君              14番  市 橋 宗 行 君              15番  安 達 幸 治 君              16番  安 達 克 典 君              17番  小 川 浩 樹 君              18番  塚   寿 雄 君              19番  佐 井 昭 子 君              20番  中 本 賢 治 君              21番  出 水 豊 数 君              22番  陸 平 輝 昭 君           ――――――――――――――――――― 〇欠席議員  なし           ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの              職  名      氏     名             市長        真 砂 充 敏 君             副市長       福 田 安 雄 君             副市長       池 田 正 弘 君             教育長       中 村 久仁生 君             企画部長      小 川   鏡 君             企画広報課長    千 品 繁 俊 君             総務部長      松 川 靖 弘 君             総務課長      山 﨑 和 典 君             税務課長      那 須   肇 君             市民環境部長    松 場   聡 君             市民課長      中 村   誠 君             保健福祉部長    木 村 晃 和 君             産業部長      那 須 久 男 君             森林局長      鈴 木 徳 久 君             建設部長      林   誠 一 君             本宮行政局長    安 井 健 太 君             消防長       安 田 浩 二 君             消防次長      梅 田 昌 宏 君             教育次長      弓 場 和 夫 君             教育総務課長    宮 崎 和 人 君             水道部長      岩 本   章 君           ―――――――――――――――――――出席事務局職員             議会事務局長    糸 川 一 彦             議会事務局次長   前 溝 浩 志             議会事務局主任   松 本 誠 啓             議会事務局主査   玉 置 大 祐  開 会 ○議長(小川浩樹君)    皆さん、こんにちは。  それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成29年第3回田辺市議会定例会を開会いたします。              (午後 1時00分) ◎市長招集挨拶 ○議長(小川浩樹君)    日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    本日、平成29年第3回田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、何かと御多用の中を御参集いただき、まことにありがとうございます。  季節は6月も中旬に差しかかり、当地域では、昨年より3日おくれの梅雨入りとなりました。一方で、先月は全国的に気温が高い状態が続き、当地域におきましても、気象庁が中辺路町に設置した観測点で、先月1カ月間で夏日を記録した日数は、昭和54年に統計を取り始めて以来、最多となる22日となり、また、先月30日には、龍神村を含む全国60の観測点で5月の観測史上最高気温を記録したとの報道もありました。  気象庁が、最高気温35度以上の日を「猛暑日」と定めたのが、今からちょうど10年前のことです。現在では、最高気温が人の体温並の37度を超えることも珍しくなく、気象庁の3カ月予報でも、ことしの8月は全国的に猛暑が予想され、また、梅雨後半の7月は降水量が平年より多くなる見込みとのことであり、ことしの夏も、「観測史上最高を記録」という言葉を幾度となく耳にする機会が多くなりそうです。  さて、先月下旬からは、主力品種である「南高梅」の収穫及び出荷が始まり、今まさにピークを迎えております。縁起がよいとされる、昨年申年産の県内の梅の収穫量は、生育期に高温が続いたことで成熟が進んだことに加えて、収穫前の降水量が少なかったため果実の肥大が抑制されたことで、過去最高を記録した平成25年産の8割弱にとどまりました。  ことしの南高梅の生産量につきましては、JA紀南管内では前年比95%を見込んでいるとのことでありますが、生産者の皆さんの日ごろの御苦労が報われ、適正な価格で取引されることを望みたいと思います。  紀州梅の会が、6月6日を「梅の日」に制定して12年目を迎えた本年も、各地で記念行事が開催されました。熊野本宮大社では、梅産業の発展を願う記念式典が開催され、また京都賀茂神社へ梅を奉納するなど、本年も積極的なPR活動を実施しました。私も、東京大田市場で開催された「和歌山の梅フェア」に出向き、早朝から多くの市議の皆様方や地元関係者の方々にも御参加いただく中で、梅干しの試食、梅の漬け方の紹介などを通して、市場関係者に紀州の梅を大いにPRしてまいりました。その後、首相官邸において、安倍首相にお会いし、直接梅干しや梅ジュースをお贈りしました。首相は梅干しを一口頬張り、「外遊には梅干しを持参している」と話され、その様子はマスコミにも大きく取り上げていただくことができました。
     そうした中で、紀州梅のPRとふるさと納税の推進を兼ねて、平成26年度から年間1万円以上の「ふるさと納税」をしていただいた市外の方を対象に、返礼品として白干梅をお贈りしてきました。梅樽に大粒の4Lサイズの梅が7キロというインパクトもあり、年々寄附金額がふえ、昨年度初めて1億円の大台を突破し、寄附金額もさることながら、全国の皆さんに、梅とともに田辺市を知っていただくきっかけになったものと確信しております。残念ながら、4Lサイズの梅の確保が困難となり、今年度から内容量を減らし限定4,000樽となりましたが、その人気ゆえ、現在もう既に3,000件を超えるお申し込みをいただいている状況となっています。  いずれにいたしましても、本市において梅産業は大きな基幹産業でありますので、梅の機能性研究を初め、多方面にわたる振興施策を展開し、消費拡大に繋げてまいりたいと存じます。  さて、本議会におきましては、専決処分の報告2件、繰越事業の報告2件、条例に関するもの9件、予算に関するもの5件、その他34件につきまして御審議をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集に当たっての御挨拶とさせていただきます。             (市長 真砂充敏君 降壇)  開 議 ○議長(小川浩樹君)    それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。              (午後 1時05分)          ――――――――――――――――――― ◎諸般の報告 ○議長(小川浩樹君)    この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。  議会事務局長、糸川一彦君。           (議会事務局長 糸川一彦君 登壇) ○議会事務局長(糸川一彦君)    報告申し上げます。  去る6月7日付、田総第90号をもって、市長から本定例会に提出の案件として、3定議案第1号 田辺市事務分掌条例の一部改正についてなど議案46件、及び3定報告第1号 専決処分事項についてなど報告案件6件、並びに議案参考資料の送付がありました。  いずれも、お手元に配付いたしております。  以上でございます。           (議会事務局長 糸川一彦君 降壇) ○議長(小川浩樹君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(小川浩樹君)    日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第89条の規定により、本定例会の会議録署名人として、4番 前田佳世君、5番 川﨑五一君、7番 宮井 章君、以上、3人の諸君を、また、会議録署名の予備議員として、8番 福榮浩義君、9番 髙田盛行君、以上、2人の諸君を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(小川浩樹君)    続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から7月6日までの23日間といたします。  これに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(小川浩樹君)    異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から7月6日までの23日間と決定いたしました。 ◎日程第 3 3定報告第1号 専決処分事項についてから  日程第25 3定報告第6号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業報告及び決算報告についてまで                一括上程 ○議長(小川浩樹君)    続いて、日程第3 3定報告第1号 専決処分事項についてから、日程第25 3定報告第6号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業報告及び決算報告についてまで、以上23件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    ただいま上程されました議案は、専決処分報告2件、繰越事業報告2件、条例に関するもの9件、予算に関するもの5件、その他5件でございまして、その概要について御説明申し上げます。  まず、報告第1号 専決処分事項についてでありますが、平成29年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)ほか2特別会計につきまして、出納閉鎖による繰上充用額を計上したものであります。  報告第2号 専決処分事項の報告については、市道管理に係る事故1件について専決処分したものの報告であり、報告第3号 繰越明許費について、及び報告第4号 田辺市水道事業会計予算の繰越しについては、それぞれの会計において平成29年度に予算を繰り越して執行することにしたものであります。  次に、議案第1号 田辺市事務分掌条例の一部改正については、組織体制の強化・充実を図るため、議案第2号 田辺市職員の育児休業等に関する条例の一部改正については、育児休業を再度取得することができる場合等の要件に関する規定の整備を図るため、議案第3号 田辺市過疎地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正については、過疎地域自立促進特別措置法の一部改正に伴い、固定資産税に係る特別措置の対象業種を変更するため、議案第4号 田辺市子ども医療費の支給に関する条例の一部改正については、子ども医療費支給対象範囲を拡大するため、議案第5号 田辺市山村振興公園条例の一部改正については、近露山村公園を廃止するため、それぞれ改正するもので、議案第6号 市有財産の譲与については、近露山村公園内の施設を譲与することについて議決をお願いするものであります。  議案第7号 田辺市熊野古道の森を守り育む未来基金条例の制定については、本市の熊野古道周辺において将来にわたり森林等の環境及び景観の保全を図るため、基金を設置するもので、議案第8号 田辺市山村地域における子供の居場所づくり事業利用者負担金徴収条例の制定については、山村地域における子供の居場所づくり事業を実施するに当たり、その運営に要する費用の一部について、当該事業の利用者から負担金を徴収するため制定するもので、議案第9号 田辺市介護保険条例の一部改正については、平成29年度における保険料率の特例を定めるため改正するものであります。  議案第10号 物品購入契約の締結については、救助工作車購入契約の締結について、議案第11号 第2次田辺市総合計画基本構想の策定については、第2次田辺市総合計画基本構想を策定することについて、それぞれ議決をお願いするものであります。  次に、議案第12号 平成29年度田辺市一般会計補正予算(第1号)につきまして、その概要を御説明します。  今回は、当初予算が骨格予算でありましたことから新たな施策について補正するもので、市民の皆さんが日々の暮らしの充実を実感でき、若い世代が将来に夢と希望を抱くことができる明るい未来へとつながる持続可能なまちづくりを推進し、世界文化遺産世界農業遺産を初めとする多種多様な地域資源を最大限に活用した「価値・魅力の向上」「交流人口の拡大」「地域の活性化」を図るとともに、「防災対策・防災力の強化」をより一層推進し、『未来へつながる田辺市の創造』に取り組んでまいります。  そうした施策を推進するため、今回の補正額は13億631万3,000円としており、歳出の主なものを申し上げますと、職員配置の変動に伴う人件費の減額及び更正等を行うほか、総務費では、路線バスの再編に伴う住民バスの運行委託料、町内会館の新築及び改修に対する補助金、芳養地区での津波避難タワーの整備に係る設計等の委託料、津波避難ビルの整備に対する補助金、携帯電話の受信エリアの拡大に要する経費等を、民生費では、子ども医療費の通院に係る支給対象範囲の拡大に要する経費、老人憩いの家松風荘の耐震改修に係る設計委託料等を、衛生費では、一般及び特定不妊治療に係る助成金等を、農林水産業費では、有害鳥獣の有効活用を図る野生鳥獣食肉処理施設整備事業費補助金世界農業遺産の活用プランに基づく取り組みに要する「みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会」への負担金、山村地域の振興を図る山村地域力再生事業費補助金世界農業遺産に関連する物産販売及び食材提供を行うための紀州備長炭記念公園内における物産店等の改修費、林道舗装費、林道新設改良費、漁港施設の機能保全計画策定業務委託料等を、商工費では、リノベーションによるまちづくり事業の支援に係る地域おこし協力隊員に要する経費、観光客の利便性向上と誘客促進を図る柳瀬公衆便所及び滝尻駐車場の整備工事費、街なかポケットパークの整備に係る経費の更正等を、土木費では、道路新設改良費橋梁新設改良費歩道新設事業費都市計画マスタープラン及び景観計画の策定に要する経費、倒壊等の危険性がある空き家等の解体除却に対する補助金、世界遺産である闘鶏神社を核とした、景観整備と駅前空間の刷新に取り組む景観まちづくり刷新事業費、武道館の整備とあわせ、老朽化に伴う公園の整備を行う扇ヶ浜公園整備事業費等を、教育費では、不登校対策として配置するスクールソーシャルワーカーに要する経費、中学校運動部に配置する運動部活動指導員に要する経費、秋津川小学校木造校舎の耐震化に係る設計委託料、田辺祭を後世に保存・継承していくための「田辺祭を生かした地域活性化事業実行委員会」に対する補助金、将来にわたる熊野古道の保全に要する資金に充てる「熊野古道の森を守り育む未来基金」への積立金、秋津公民館の改修工事費、山村地域における長期休業日の子供の居場所づくりに要する経費、末広及び天神児童館の耐震改修に係る設計委託料、田辺スポーツパーク野球場防球ネット整備に係る設計委託料等を、災害復旧費では、現年度林業施設災害復旧事業費を、諸支出金では簡易水道事業及び特定環境保全公共下水道事業特別会計への繰出金を減額するほか、債務負担行為及び地方債を補正しております。今回の補正に要する財源としましては、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債等をもって充てることにしております。  議案第13号 田辺市簡易水道条例の一部改正については、おおとう簡易水道の施設整備に伴い、計画給水人口等の見直しを図るため改正するもので、議案第14号 平成29年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費等の補正を、議案第15号 平成29年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費等を補正するほか地方債の補正を、議案第16号 平成29年度田辺市診療所事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費等の補正を、議案第17号 平成29年度田辺市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、田辺市新水道ビジョン等の策定に係る経費を補正するほか、債務負担行為を補正するものであります。  報告第5号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について、報告第6号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業報告及び決算報告については、当該法人から提出のあったものの報告であります。  以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(小川浩樹君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、松川靖弘君。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。  1ページをお願いします。  3定報告第1号 専決処分事項については、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したもので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものです。  専決事項といたしましては、平成29年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第1号)から平成29年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第1号)までの3件で、いずれも前年度の歳入が歳出に対して不足する額を、翌年度の歳入を繰り上げて、その年度の歳入に充用する措置について、専決処分をしたものです。  次に、11ページをお願いします。  3定報告第2号 専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第180条第1項の規定による指定に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定によりこれを御報告するものです。  内容といたしましては、平成29年4月1日午後2時20分ごろ、Aさんが小型乗用自動車を運転し、木守854番地先の市道木守1号線を走行中、法面上部からの落石により、当該車両の左側部及び後部が損傷したもので、この損害に対する賠償金として、本市が14万4,007円を相手方に支払うものです。  続きまして、12ページをお願いします。  3定報告第3号 繰越明許費について、平成28年度田辺市一般会計歳出予算、平成28年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳出予算及び平成28年度田辺市簡易水道事業特別会計歳出予算の経費の金額を翌年度に繰り越したので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により御報告するもので、内容につきましては、13ページ及び14ページ、あわせて別冊参考資料の1ページ及び2ページを御参照願います。  一般会計では、臨時福祉給付金給付事業を初め、街路事業、小学校施設耐震改修事業、農林施設及び公共土木施設災害復旧事業など20事業について、合わせて8億6,593万9,876円を翌年度へ繰り越すものです。  国民健康保険事業特別会計では、国民健康保険システム開発事業で6,588万円、簡易水道事業特別会計では、龍神中央簡易水道施設整備事業など3事業について、合わせて1億1,600万円を翌年度へ繰り越すものです。  次に、15ページをお願いします。  3定報告第4号 田辺市水道事業会計予算の繰越しについては、平成28年度田辺市水道事業会計予算において、建設改良費及び営業費用を翌年度に繰り越したので、地方公営企業法第26条第3項の規定により御報告するもので、内容につきましては、平成28年度田辺市水道事業会計予算繰越計算書のとおり、近隣住民との協議に係る工期延長により、建設改良費6,553万7,640円を繰り越すとともに、これに伴い、配水及び給水費並びに消火栓新設に係る受託給水工事費207万9,000円が繰り越しとなるものです。  次に、17ページをお願いします。  3定議案第1号 田辺市事務分掌条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、別冊参考資料の3ページに、組織機構新旧対照表を付しておりますので、御参照願います。  内容といたしましては、産業力を高める取り組みを推進するため、産業部を商工観光部と農林水産部に再編するものです。また、条例に定める以外のものといたしまして、田辺市事務分掌規則の改正により、防災危機管理体制を強化するため、総務部内に新たに危機管理局の設置を予定しております。  なお、この機構改革につきましては、平成29年8月1日から実施させていただきたいと存じます。  次に、19ページをお願いします。  3定議案第2号 田辺市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、国家公務員に係る人事院規則が改正されたことに準じ、育児休業若しくは育児短時間勤務を再度取得し、または育児休業期間を再度延長することができる場合の要件に関する規定の整備を図るため改正するものです。  次に、21ページをお願いします。  3定議案第3号 田辺市過疎地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、過疎地域自立促進特別措置法が本年3月31日に一部改正されたことにより、過疎地域内において新たに取得した資産に対する固定資産税について課税免除等の特別措置を行う対象業種のうち、情報通信技術利用事業が農林水産物等販売業に変更されたことに伴い、改正するものです。  次に、23ページをお願いします。  3定議案第4号 田辺市子ども医療費の支給に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、子ども医療費支給対象範囲について通院に係る医療費の支給対象となる期間を6歳到達後の3月31日から15歳到達後の3月31日まで拡大するため改正するものです。  次に、25ページをお願いします。  3定議案第5号 田辺市山村振興公園条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、土地所有者からの返還要望等に伴い中辺路町近露175番地の2の近露山村公園を廃止するため改正するものです。  次に、27ページをお願いします。  3定議案第6号 市有財産の譲与については、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、議案第5号で廃止の議決をお願いしている近露山村公園内の施設について、これらを撤去することなく現状により公園用地を返還することで土地所有者の同意が得られましたので、当該公園施設を無償で土地所有者に譲与するため議決をお願いするものです。  譲与する市有財産は、中辺路町近露175番地の2ほかの公園施設、譲与の相手方は近野振興会会長、中村恒夫氏でございます。  次に、28ページをお願いします。  3定議案第7号 田辺市熊野古道の森を守り育む未来基金条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、世界遺産である熊野古道の文化的景観の維持を目的に、本市の熊野古道周辺において将来にわたり森林等の環境及び景観の保全を図るための基金を設置するため制定するものです。  次に、30ページをお願いします。  3定議案第8号 田辺市山村地域における子供の居場所づくり事業利用者負担金徴収条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、学童保育所が設置されていない山村地域の小学校の長期休業日に児童が安心して安全に過ごすことができる居場所を確保し、次代を担う児童の健全育成に資するため、市が山村地域における子供の居場所づくり事業を実施するに当たり、その運営に要する費用の一部について、当該事業の利用者から地方自治法第224条の規定に基づき、利用者負担金を徴収するため制定するものです。
     次に、32ページをお願いします。  3定議案第9号 田辺市介護保険条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、平成27年の介護保険制度改正により、消費税率の引き上げに伴い生じる財源を前提として低所得者の保険料軽減を行うこととされておりましたが、消費税率の8%から10%への引き上げが延期されたことに伴い、軽減幅について、当分の間、平成27年度及び平成28年度と同様の保険料率が継続されることとなったことにより、平成29年度における第1号被保険者の保険料率の特例を定めるため改正するものです。  次に、34ページをお願いします。  3定議案第10号 物品購入契約の締結については、救助工作車購入契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものです。  契約名は救助工作車購入契約、契約の方法は指名競争入札、応札者数は3社、入札年月日は平成29年5月17日、契約金額は1億1,988万円、契約の相手方は株式会社モリタ関西支店支店長、合田 努氏でございます。  なお、購入物品の概要等につきましては、別冊参考資料4ページを御参照願います。  次に、35ページをお願いします。  3定議案第11号 第2次田辺市総合計画基本構想の策定については、田辺市議会の議決すべき事件を定める条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、平成29年度から平成38年度までの10年間を計画期間とし、総合的かつ計画的にまちづくりを進めていくための基本指針として策定するものです。  なお、参考資料として、まちの将来像「人と地域が輝き、未来へつながるまち田辺」の実現に向けて取り組む、第2次田辺市総合計画重点プロジェクト(案)及び基本計画(案)を別冊にてお配りしておりますので、御参照願います。  続きまして、39ページをお願いします。  3定議案第12号 平成29年度田辺市の一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13億631万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ408億2,131万3,000円とするもので、債務負担行為の補正につきましては43ページから44ページを、地方債の補正につきましては45ページをそれぞれ御参照願います。  補正予算の内容につきましては、54ページからの歳出に沿って御説明いたしますが、各費目にあります給料、職員手当等、共済費につきましては、平成29年4月の再任用職員の配置等に伴う人件費の補正で、その説明は省略させていただきますので御了承願います。  なお、人件費につきましては、給与費明細書を75ページから76ページに、工事請負費につきましては工事明細表を77ページから80ページに、あわせて別冊参考資料の25ページから73ページに、工事事業箇所図を掲載していますので御参照願います。  また、歳出の各目における賃金の補正のうち、職員配置に伴う嘱託職員及び臨時職員の配置変更による補正につきましては、個々の説明は省略させていただきますので、御了承賜りたいと思います。  それでは、54ページをお願いします。  総務管理費、企画費につきましては、平成25年3月に閉校した旧二川小学校の活用について検討するため、基礎調査並びに基本計画の策定を行うものです。  次の市民生活費につきましては、路線バスの再編に伴い、住民の移動手段を確保するため、中辺路地域及び本宮地域において、新たに住民バスを運行するほか、町内会等自治組織の負担軽減を図り、安定した運営と活動を支援するため、町内会館等の新築及び改修に係る補助制度を拡充するものです。  防災対策費につきましては、高齢者等の要配慮者への対応を図るため、洋式トイレがない避難施設に携帯型洋式便座を配備するとともに、津波避難困難地域の解消に向け、津波避難タワー及び津波避難誘導灯の整備に取り組むほか、明洋中学校校門付近への避難路整備及び津波避難ビルへの感震自動解錠式鍵保管箱の設置を行うものです。  また、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業助成金の採択を受け、東本町町内会自主防災会が実施する防災備品の整備に対し補助するほか、自主防災組織育成事業費等補助金については、補助制度の内容を拡充するとともに、津波避難ビル整備事業費補助金については、津波災害警戒区域内における津波避難ビルの整備に対する補助制度を新たに創設するものです。  次に、55ページをお願いします。  地域情報化推進費につきましては、民間携帯電話事業者が新たに設置する携帯電話基地局へのデータ伝送路として、CATV施設の光ケーブルを貸し出すため、必要となる費用を計上するものです。  徴税費、賦課費につきましては、法務局と市との間で行っている登記情報に関する通知を電子化するとともに、固定資産課税台帳の異動処理を自動化することで、法務局における登記申請ワンストップ化による市民サービスの向上と事務の効率化を図るものです。  続きまして、56ページをお願いします。  児童福祉費につきましては、子ども医療費の通院に係る支給対象範囲を、本年10月診療分から、15歳到達後の3月31日までに拡充するため、次のページにわたり必要となる費用を計上するものです。  老人福祉費、高齢者福祉施設管理費につきましては、老人憩いの家「松風荘」の耐震化に係る設計費を計上するものです。  58ページをお願いします。  保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、不妊治療に係る経済的負担を軽減し、不妊治療を受けやすくするため、特定及び一般不妊治療に係る助成制度を拡充するもので、次の環境衛生費につきましては、生活環境の向上を図るため、町内会等による害虫駆除用薬剤の購入に対する補助制度を新たに創設するものです。  清掃費、し尿処理費につきましては、本宮地域におけるし尿収集運搬料金等について協議するため、協議会開催に伴う委員報酬を計上するものです。  59ページをお願いします。  農業費、農業総務費につきましては、平成13年度にJA紀南が整備した総合選果場について、整備の際に活用した国庫支出金の一部を返還するものです。  次の農業振興費につきましては、本年8月に開催する「第4回わかやまの棚田・段々畑サミット」に係る費用のほか、避難施設である三川生活改善センター及び富里生活改善センタートイレの一部を洋式化する費用を計上するもので、野生鳥獣食肉処理施設整備事業費補助金については、紀州ジビエ生産販売企業組合が実施するジビエ肉加工処理施設の整備に対し補助するものです。  また、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会負担金については、当該協議会が実施する「みなべ・田辺の梅システム」の保全・活用事業に係る負担金で、南紀田辺UMEロードマラソン大会補助金については、梅のPRと観光振興、地域活性化を目的として開催する当該マラソン大会に対する補助金です。  続きまして、60ページをお願いします。  農業土木費、農業土木総務費につきましては、ため池ハザードマップの作成費用のほか、県営ため池整備事業として実施する上芳養地区長谷上池の整備に係る調査・設計費を計上するものです。  土地改良施設維持管理適正化事業費につきましては、稲成地区椎木谷排水路の整備を行うもので、次の小規模土地改良事業費につきましては、県の補助事業により農道やかんがい排水等5件の小規模な改良を行うものです。  林業費、山村振興費につきましては、県補助金を活用して、紀州備長炭生産者の会、田辺市木炭生産者組合及びJA紀南木炭部会が実施する炭窯の整備のほか、龍神きのこ組合が実施する菌床しいたけ栽培ハウスの設置、田辺花木生産組合が実施するモノレールの設置、高原水道組合が実施する飲料水供給施設の整備に対し、それぞれ補助するものです。  61ページにまいりまして、山村振興施設管理費につきましては、世界農業遺産に認定された「みなべ・田辺の梅システム」を広く発信するとともに、世界農業遺産に関連する物産の販売や食材の提供を行うため、紀州備長炭記念公園の物産店の改修等を行うものです。  林業土木費、林道舗装費につきましては、林道東折川線ほか2線の舗装工事を、次の林道新設改良費につきましては、林道東折川線の法面保護工事をそれぞれ実施するもので、さらに次の林道局部改良費につきましては、林道鴨折線の擁壁工事及び林道小広和田川線の法面保護工事を実施するものです。  次に、62ページをお願いします。  水産業費、漁港管理費につきましては、市が管理する漁港施設の機能診断を行い、診断結果に基づき機能保全計画を策定するものです。  63ページにまいりまして、商工費、商工振興費につきましては、空き家・空店舗の増加など、中心市街地が抱える諸課題への対策として、地域おこし協力隊員制度の活用により、南紀みらい株式会社が実施する遊休不動産を再生活用するリノベーションによるまちづくり事業を支援するほか、ジェトロ和歌山貿易情報センター運営負担金については、本年10月に和歌山市に設置される当該貿易センター運営に係る負担金です。  観光費につきましては、龍神ごまさんスカイタワーの水道給水管及び取水ポンプ等を修繕するほか、来訪者の受け入れ体制の充実を図るため、老朽化の著しい龍神柳瀬の公衆便所を整備するとともに、熊野古道館滝尻駐車場の舗装工事を実施するものです。  なお、当初予算で計上済みの闘鶏神社横に整備する街なかポケットパーク整備事業に係る費用については、同事業が国の景観まちづくり刷新支援事業に位置づけられたことから、別費目の景観まちづくり刷新事業費に予算を組みかえるため、工事施工監理委託料、展示品等制作委託料及び工事請負費を減額するものです。  次の共同作業場整備事業費につきましては、三地区大型共同作業場の床改修のほか、天神大型共同作業場の床及び排水処理施設を改修するものです。  続きまして、64ページをお願いします。  土木管理費、土木総務費につきましては、市内全域の橋梁維持管理計画を策定するとともに、橋梁定期点検の結果をデータ管理するため、システムを導入するものです。  道路橋梁費、道路舗装費につきましては、中央線ほか4線の舗装工事を実施するもので、次の道路新設改良費につきましては、あけぼの東山2号線の改良工事に係る工事請負費等を増額し、事業の進捗を図るほか、トンネル定期点検の結果に基づき、近露福定線の逢坂隧道改修に係る測量・調査・設計を行うとともに、中万呂礫坂支線2号線ほか14線の道路改良工事を実施するものです。  また、次の道路局部改良費につきましては、東原長尾線ほか3線の道路局部改良工事を実施するものです。  65ページをお願いします。  橋梁新設改良費につきましては、5年に1度実施している道路構造物定期点検業務の進捗を図るため、委託料を増額するほか、橋梁定期点検の結果を踏まえ、老朽化の著しい三栖41号線の橋本橋及び菅小家坂線の菅小橋を撤去するものです。  また、中芳養25号線(田尻橋)県営事業負担金については、県実施の芳養川河川改修に伴う田尻橋のかけかえにあわせ、橋梁の狭小な幅員を解消するため、拡幅に係る事業費を負担するものです。  次に、交通対策費、歩道新設事業費につきましては、通学時等の安全性を確保するため、あけぼの東山1号線の自歩道及び三栖67号線の歩道の整備に係る費用を計上するものです。  続きまして、66ページをお願いします。  河川費、水路維持費につきましては、吉ヶ谷川水路維持工事を実施するもので、次の水路新設改良費につきましては、上屋敷1号線水路改良に係る用地購入のほか、近年の浸水被害を踏まえ、秋津町の一部地区において浸水実態の原因を調査するものです。  都市計画費、都市計画総務費につきましては、次のページにわたりますが、平成31年度から平成40年度までを計画期間とする都市計画マスタープラン策定に係る費用のほか、世界遺産にふさわしい景観を形成し、次代に引き継いでいくため、景観計画及び景観形成ガイドライン策定に係る費用を計上するものです。  また、不良空家等除却補助金については、地域住民の生活環境の改善を図るため、倒壊等の危険性のある空き家等の解体除去に対する補助制度を新たに創設するものです。  次の街路事業費につきましては、文里地区において実施している外環状線整備事業について、用地交渉の難航により、一部用地の任意買収が困難であることから、土地の収用に向け、県収用委員会への裁決申請に係る費用を計上するものです。  公園管理費につきましては、市の開発事業の指導要綱に基づき、公園整備費として寄附を受けた行政協力金を活用して、新庄町西内ノ浦地区と下三栖埴田地区に小公園を整備するものです。  次の景観まちづくり刷新事業費につきましては、国の景観まちづくり刷新支援事業モデル地区の指定を受け、闘鶏神社を核とした景観整備及びJR紀伊田辺駅前空間の刷新に取り組むもので、駅前商店街外観修景事業を初め、駅前商店街における市街地活性化施設整備事業、闘鶏神社から南方熊楠顕彰館までを結ぶ市道等の舗装美装化事業及び闘鶏神社と深いかかわりを持つ大福院の保存・修復に係る費用をそれぞれ計上するものです。  なお、街なかポケットパーク整備事業に係る費用については、観光費から予算を組みかえて、改めて計上するものです。  続きまして、68ページをお願いします。  扇ヶ浜公園整備事業費につきましては、扇ヶ浜公園に植芝盛平翁の顕彰施設を備え、緊急避難場所としての機能も付加した武道館を整備するとともに、老朽化に伴う公園の再整備に取り組むため、必要な費用を計上するものです。  都市下水路費につきましては、益穂都市下水路における近年の浸水被害を踏まえ、浸水実態の原因を調査するとともに、江川都市下水路において、経年により腐食等の劣化が見られることから改修工事を実施するものです。  住宅費、住宅管理費につきましては、市営住宅の長寿命化を図るため、東陽団地の外壁改修を実施するものです。  69ページにまいりまして、教育総務費、教育指導費につきましては、市内小中学校における不登校対策の取り組みとして、教育研究所内にスクールソーシャルワーカー1人を配置するとともに、中学校運動部のより安全で効果的な活動を確保するため、市内七つの運動部に対して各1人の外部指導員を配置するものです。  次に、70ページをお願いします。  小学校費、学校管理費につきましては、避難施設である龍神小学校校舎ほか3校のトイレの一部を洋式化する費用のほか、新庄小学校校舎建築に伴い実施した周辺建物等への影響調査を踏まえ、補修が必要となった建物等に係る補償費を計上するもので、次の学校施設耐震改修事業費につきましては、秋津川小学校木造校舎の耐震化に係る設計費を計上するものです。  中学校費、学校管理費につきましては、避難施設である龍神中学校体育館トイレの一部を洋式化する費用のほか、高雄中学校耐震改修に伴い実施した周辺建物等への影響調査を踏まえ、補修が必要となった建物等に係る補償費を計上するものです。  71ページにまいりまして、社会教育費、文化財費につきましては、熊野古道周辺において将来にわたり森林等の環境及び景観の保全を図るため、古道周辺の森林調査等に係る費用を計上するとともに、「熊野古道の森を守り育む未来基金」を新たに造成するものです。  また、文化財等緊急保全対策事業費補助金については、熊野本宮大社が実施する旧社地大斎原入り口の歩道整備に対し補助するもので、田辺祭を生かした地域活性化事業実行委員会補助金については、田辺祭の国無形民俗文化財への指定を目指し、当該実行委員会が行う笠鉾・祭礼行事の記録保存事業等に対し補助するものです。  次の公民館費につきましては、避難施設である中辺路コミュニティセンタートイレの一部を洋式化する費用のほか、老朽化が著しい秋津公民館の改修及びバリアフリー化に係る費用を計上するものです。  続きまして、72ページをお願いします。  社会教育活動費につきましては、夏休み等の長期休業日において児童が安心して安全に過ごすことができる居場所を確保し、児童の健全育成に資するため、龍神地域及び中辺路地域において、子供の居場所づくり事業を実施するものです。  児童館費につきましては、天神児童館及び末広児童館の耐震化に係る設計費を計上するもので、次の文化振興費につきましては、一般財団法人自治総合センターのコミュニティ助成事業助成金の採択を受け、神子浜町内会が実施する子ども神輿の整備に対して補助するものです。  南方熊楠翁顕彰事業費につきましては、南方熊楠顕彰館の館長として、本年4月から非常勤特別職を配置したことに伴い、報酬等を補正するものです。  73ページにまいりまして、保健体育費、体育施設管理費につきましては、ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設「田辺スポーツパーク陸上競技場」における受け入れ体制の充実を図るため、国と定めた事業計画に基づき、関係団体等との連絡調整役を担う外部関係者に対する報償費を計上するほか、予算の組みかえを行うものです。  また、避難施設である大塔体育館トイレの一部を洋式化する費用のほか、田辺スポーツパーク来場者の安全性の確保に向け、野球場に防球ネットを整備するため、必要な費用を計上するものです。  続きまして、74ページをお願いします。  農林施設災害復旧費、現年度林業施設災害復旧事業費につきましては、去る4月6日から8日並びに4月17日から18日にかけての豪雨により被災した林道坂前谷線ほか5線の復旧工事を実施するものです。  次の特別会計繰出金につきましては、簡易水道事業及び特定環境保全公共下水道事業の二つの特別会計の補正予算に対応し、必要となる一般会計からの繰出金です。  以上、今回の一般会計の補正に要する財源といたしましては、分担金及び負担金、国庫支出金、県支出金、繰入金、繰越金、市債等をもって充てています。  続きまして、81ページをお願いします。  3定議案第13号 田辺市簡易水道条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、おおとう簡易水道の施設整備に係る事業変更について、和歌山県において認可されたことにより、おおとう簡易水道の計画給水人口及び計画一日最大給水量の見直しを図るため改正するものです。  次に、83ページをお願いします。  3定議案第14号 平成29年度田辺市の簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ734万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億465万1,000円とするもので、給与費明細書を86ページに掲載しておりますので、御参照願います。  内容につきましては、85ページの歳出をお願いしますが、今回の補正予算は、職員配置の変更に伴う人件費等の補正のみで、補正に伴う財源といたしましては、一般会計繰入金を減額しています。  次に、87ページをお願いします。  3定議案第15号 平成29年度田辺市の特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ422万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6,154万6,000円とするもので、地方債の補正につきましては89ページを、給与費明細書につきましては92ページをそれぞれ御参照願います。  内容につきましては、91ページの歳出をお願いしますが、今回の補正予算は、職員配置の変更に伴う人件費等の補正のみで、補正に伴う財源といたしましては、一般会計繰入金を減額し、市債を増額しています。  次に、93ページをお願いします。  3定議案第16号 平成29年度田辺市の診療所事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ501万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億5,389万1,000円とするもので、給与費明細書を97ページに掲載しておりますので、御参照願います。  内容につきましては、96ページの歳出をお願いしますが、今回の補正予算は、職員配置の変更に伴う人件費等の補正のみで、補正に伴う財源といたしましては、診療収入を減額しています。  続きまして、98ページをお願いします。
     3定議案第17号 平成29年度田辺市水道事業会計補正予算(第1号)です。  第1条 平成29年度田辺市水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第2条 平成29年度田辺市水道事業会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正する。  第3条 予算中第7条を第8条とし、第6条を第7条とし、第5条を第6条とし、第4条の次に次の1条、債務負担行為を加えるものです。  内容につきましては、99ページをお願いします。  収益的収入及び支出につきましては、田辺市新水道ビジョン等の策定に係る費用を計上するもので、債務負担行為に関する調書につきましては、下記を御参照願います。  続きまして、100ページをお願いします。  3定報告第5号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について御報告するものです。  平成28年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更(予算の変更)については、次のとおりです。  次のページをお願いします。  第1条 平成28年度田辺市土地開発公社会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第2条 平成28年度田辺市土地開発公社会計予算第2条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。  内容につきましては、102ページの平成28年度田辺市土地開発公社会計補正予算(第1号)実施計画をお願いします。  収益的収入につきましては、事業収益は土地造成事業収益が下三栖地区開発事業用地の売却によるもので、補助金等収益が城山台分譲地の売却に伴う特別損失相当分に対する田辺市からの補助金で、事業外収益の雑収益から予算の組みかえを行ったものです。特別利益のその他の特別利益は、処分困難地等を貸借対照表に計上したことに伴うものです。  収益的支出につきましては、事業原価が完成土地における城山台分譲地の売却に伴うもので、収益的収入と連動して、特別損失のその他特別損失から予算の組みかえを行ったものです。  続きまして、103ページをお願いします。  3定報告第6号 平成28年度田辺市土地開発公社の事業報告及び決算報告については、次のとおりです。  104ページをお願いします。  平成28年度田辺市土地開発公社事業報告書です。  1.土地の処分につきましては、土地造成事業として、事業用地1,698.31平方メートルを3,276万4,269円で処分しています。詳細につきましては、記載のとおりです。  2.手持資産の状況につきましては、特定土地、完成土地等を合わせまして、面積28万2,821.15平方メートル、金額にしまして19億7,255万8,754円を保有しています。  105ページにまいりまして、平成28年度田辺市土地開発公社貸借対照表です。  資産の部につきましては、資産合計が、20億2,449万6,949円で、負債の部につきましては、負債の合計が19億5,000万9,649円です。  次に、106ページをお願いします。  資本の部につきましては、資本合計が7,448万7,300円で、負債合計を合わせた負債資本の合計は、20億2,449万6,949円です。  107ページにまいりまして、平成28年度田辺市土地開発公社損益計算書です。  当期純損失は451万9,250円となっており、城山台分譲地の売却に伴い発生した簿価と売却額との差額は、田辺市からの補助金として、事業収益、補助金等収益に計上しております。  次の108ページは、キャッシュ・フロー計算書で、現金及び現金同等物期末残高は5,150万143円となっています。  109ページの平成28年度田辺市土地開発公社注記事項につきましては、重要な会計方針及び追加情報の注記を記載しており、その内容につきましては、記載のとおりです。  次に、110ページをお願いします。  平成28年度田辺市土地開発公社財産目録につきましては、貸借対照表と同じ内容ですので、説明は省略させていただきます。  111ページをお願いします。  平成28年度田辺市土地開発公社決算報告書です。  収益的収入及び支出につきましては、収入の決算額が3,527万7,116円、支出の決算額は、113ページにまいりまして、合計3,979万6,366円です。  続いて、資本的収入及び支出につきましては、収入の決算額は39億5,000万円、114ページにまいりまして、支出の決算額は40億円です。  なお、115ページには監事の監査報告書を添付しています。  以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。  よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(小川浩樹君)    以上をもって提出者の説明が終了いたしました。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております23件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。  これに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(小川浩樹君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  この場合、お諮りいたします。  本日の会議はこの辺にとどめ散会し、あす6月15日から6月22日までの8日間は議案調査のため休会とし、6月23日金曜日、午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(小川浩樹君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、一般質問の通告につきましては、あす15日午後2時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。  散 会 ○議長(小川浩樹君)    それでは、本日はこれをもって散会いたします。              (午後 1時58分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成29年6月14日                    議  長  小 川 浩 樹                    議  員  前 田 佳 世                    議  員  川 﨑 五 一                    議  員  宮 井   章...