新宮市議会 > 2017-06-13 >
06月13日-01号

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  1. 新宮市議会 2017-06-13
    06月13日-01号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
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    平成29年  6月 定例会          平成29年6月新宮市議会定例会会議録             第1日(平成29年6月13日)---------------------------------------議員定数17名、現在員17名、出席議員17名、氏名は次のとおり。                             1番  北村奈七海君                             2番  並河哲次君                             3番  杉原弘規君                             4番  大石元則君                             5番  松畑 玄君                             6番  前田賢一君                             7番  福田 讓君                             8番  辻本 宏君                             9番  榎本鉄也君                            10番  久保智敬君                            11番  濱田雅美君                            12番  上田勝之君                            13番  東原伸也君                            14番  田花 操君                            15番  松本光生君                            16番  屋敷満雄君                            17番  大西 強君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 平成29年6月13日 午前10時開会     議長報告(文書報告)      1 平成30年度予算編成に向けた和歌山県に対する要望活動      2 第82回近畿市議会議長会定期総会      3 熊野川濁水軽減対策に係る和歌山県及び近畿地方整備局河川部長要望      4 平成29年度和歌山県市議会議長会第1回総会      5 熊野川濁水・治水関係要望      6 第93回全国市議会議長会定期総会      7 議員派遣の件 日程1 議会運営委員会委員長報告 日程2 会期決定について 日程3 会議録署名議員の指名 日程4 諸報告(文書報告)      1 例月出納検査の結果について 報告9件(地方自治法第235条の2第3項)     諸報告      2 予算の繰越しについて         平成28年度新宮市一般会計予算繰越明許費繰越計算書      3 予算の繰越しについて         平成28年度新宮市水道事業会計予算繰越計算書      4 一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について      5 一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について      6 新宮港埠頭株式会社の業務報告について      7 一般財団法人新熊野体験研修協会の業務報告について      8 公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について 日程5 市報告      1 公設市場経過報告      2 新宮港経過報告 日程6 議員発案第1号 新宮市議会政務活動費の交付に関する条例を廃止する条例     (議会運営委員会委員長報告) 日程7 議案第33号 専決処分につき承認を求める件            新宮市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 日程8 議案第34号 専決処分につき承認を求める件            新宮市職員退職手当支給条例の一部を改正する条例 日程9 議案第35号 専決処分につき承認を求める件             新宮市税条例等の一部を改正する条例 日程10 議案第36号 専決処分につき承認を求める件             新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程11 議案第37号 専決処分につき承認を求める件             新宮市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 日程12 議案第38号 専決処分につき承認を求める件             新宮市学校給食共同調理場条例 日程13 議案第39号 新宮市紀伊半島大水害復興祈念公園条例 日程14 議案第40号 平成29年度新宮市一般会計補正予算(第1号) 日程15 議案第41号 市道路線の廃止及び認定について 日程16 請願第 1号 水道施設の早期整備に関する請願書---------------------------------------会議に付した事件 日程1 議会運営委員会委員長報告から 日程5 市報告      2 新宮港経過報告まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              亀井寿一郎君               企画政策部               部長               向井雅男君               企画調整課長           新谷嘉敏君               商工観光課企画員         勢古口千賀子君               企業立地推進課長         小渕 学君               総務部               部長               小谷 充君               次長兼人権政策課長        森 奈良好君               参事(防災及び危機管理担当)   西 利行君               総務課長             尾崎正幸君               財政課長             小林広樹君               税務課長             赤松勇人君               監査事務局               局長               馬込克彦君               市民生活部               部長               岡 雅弘君               生活環境課長           岩崎誠剛君               三輪崎支所長           丸石輝三君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        畑尻英雄君               子育て推進課長          平見仁郎君               健康長寿課長           河邉弘ミ子君               建設農林部               部長               田坂 豊君               都市建設課長           宇井俊治君               管理課長             望月敬之君               農林水産課長兼農業委員会事務局長 平見良太君               熊野川行政局               局長               名古一志君               住民生活課長           山本茂博君               医療センター               事務長              中前 偉君               水道事業所               所長               坪井辰実君               業務課長             奥  靖君               工務課長             登地義明君               消防本部               消防長              海野裕二君               次長兼予防課長          川嶋基正君               庶務課長             垣内一男君               消防署長             竹内 収君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               片山道弘君               次長兼教育総務課長        北畑直子君               学校教育課長           嶋田雅昭君               生涯学習課長           南 拓也君               文化振興課長           須崎誠久君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               久保欽作               次長兼庶務係長          岸谷輝実               庶務係主事            中尾 愛               議事調査係長           岡崎友哉               議事調査係主事          大居佑介             第1日(平成29年6月13日)--------------------------------------- △開会 午前10時00分 △開会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。 定足数に達しておりますので、平成29年6月新宮市議会定例会を開会いたします。---------------------------------------市管理職員自己紹介 ○議長(榎本鉄也君)  開会に当たり、去る4月1日付の市職員異動発令に伴い、当局から幹部職員の紹介について申し出がありますので、これを許可いたします。 小谷総務部長。 ◎総務部長(小谷充君)  皆さん、おはようございます。貴重なお時間いただきましてありがとうございます。 さきの4月1日付で当局の管理職に一部異動がありましたので、対象となった職員につきまして、各自配席順並びに演壇において自己紹介をさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 初めに私、総務部長を拝命いたしまいた小谷です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎熊野川行政局長(名古一志君)  熊野川行政局長を拝命いたしました名古です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎財政課長(小林広樹君)  財政課長を拝命いたしました小林です。よろしくお願いいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(畑尻英雄君)  健康福祉部長兼ねて福祉事務所長を拝命いたしました畑尻です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  建設農林部長を拝命いたしました田坂です。よろしくお願いいたします。 ◎医療センター事務長(中前偉君)  医療センター事務長を拝命いたしました中前です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎都市建設課長(宇井俊治君)  都市建設課長を拝命いたしました宇井です。よろしくお願いいたします。 ◎教育部次長兼教育総務課長(北畑直子君)  教育部次長兼教育総務課長を拝命いたしました北畑でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  企業立地推進課長を拝命いたしました小渕です。どうぞよろしくお願いします。 ◎税務課長(赤松勇人君)  税務課長を拝命いたしました赤松です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎総務部次長兼人権政策課長(森奈良好君)  総務部次長兼人権政策課長を拝命いたしました森です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎三輪崎支所長(丸石輝三君)  三輪崎支所長を拝命しました丸石です。よろしくお願いします。 ◎子育て推進課長(平見仁郎君)  子育て推進課長を拝命いたしました平見です。よろしくお願いします。 ◎管理課長(望月敬之君)  管理課長を拝命しました望月です。よろしくお願いします。
    ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  農林水産課長兼農業委員会事務局長を拝命しました平見良太です。よろしくお願いします。 ◎熊野川行政局住民生活課長(山本茂博君)  熊野川行政局住民生活課長を拝命いたしました山本でございます。よろしくお願いします。 ◎水道事業所工務課長(登地義明君)  水道事業所工務課長を拝命いたしました登地でございます。よろしくお願いいたします。 ◎消防本部次長兼予防課長(川嶋基正君)  消防本部次長を兼ねまして予防課長を拝命しました川嶋です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎消防本部庶務課長(垣内一男君)  消防本部庶務課長を拝命いたしました垣内です。よろしくお願いいたします。 ◎消防署長(竹内収君)  消防署長を拝命しました竹内です。よろしくお願いします。 ◎学校教育課長(嶋田雅昭君)  学校教育課長を拝命いたしました嶋田雅昭です。よろしくお願いいたします。 ◎生涯学習課長(南拓也君)  生涯学習課長を拝命しました南です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  文化振興課長を拝命しました須崎です。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎監査事務局長(馬込克彦君)  選挙管理委員会事務局長兼監査事務局長を拝命しました馬込です。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(榎本鉄也君)  以上をもって異動紹介を終わります。--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 なお、当局より本日、畑尻商工観光課長入院のため欠席の届け出がありましたので、あわせて報告をいたします。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(榎本鉄也君)  今期定例会招集に当たり、田岡市長から挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さんおはようございます。 6月定例会を招集させていただきましたところ、17名全員の出席をいただきましたこと、心よりお礼を申し上げます。まことにありがとうございます。 54年ぶりに庁舎の建てかえが無事終わりました。議員の皆様の御理解、御協力のおかげでこの立派な庁舎が完成したわけであります。そういう中で、この新しい議場で本日第1回目の会議が開かれることになりまして、歴史的なこの日に私、市長として議員の皆様と新宮市のまちづくりについて会議ができること、本当にこの上ない喜びでございます。 また、この新しい議場になって、各市庁舎のフロア全てのテレビにリアルタイムでこの会議の様子が届けられることになりましたし、またインターネットを通して市民の皆様、またどこからでもこの会議を見ていただける、リアルタイムで見ていただけることになりましたし、さらにこれまでは一般質問だけの配信でありましたが、この会議、初日から閉会日まで全ての会議を皆様に見ていただけること、大変意義深い、価値あることであります。多くの皆様に我々の新宮のまちづくりについての議論を見ていただくことによって、より新宮市の市政運営に理解を深めていただける、また関心を持っていただけるというところも大変ありがたく、うれしく思っているところであります。どうか、6月議会よろしくお願いしたいと思います。 この歴史的な初日といいますか、今回の会議には、条例等9件の議案を提出させていただいております。どうかいつものように慎重審議の上、これを可決いただけますように心よりお願い申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。 どうかよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  市長の挨拶を終わります。--------------------------------------- △議長報告 ○議長(榎本鉄也君)  次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付いたしたとおり、文書報告として7件の概要報告であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 議会運営委員会委員長報告 ○議長(榎本鉄也君)  それでは日程に入ります。 日程1、議会運営委員会委員長報告を行います。 16番、屋敷議員。 ◆16番(屋敷満雄君) (登壇) おはようございます。 平成29年6月定例会に立ちまして、6月7日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告いたします。 会期については、本日より6月29日までの17日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付しておりますように、まず本日は、会期決定、会議録署名議員の指名、諸報告、市報告、議員発案第1号の委員長報告を行い、採決の後、専決処分を含め、条例、補正予算等当局議案9件を順次議題として議案説明、質疑、委員会付託等を行います。また、請願1件につきましても委員会付託いたします。 なお、議案の取り扱いにつきましては、お手元に配付のとおりであります。 明日6月14日から19日までは、議案調査等のため休会を予定しております。 20日に再開して23日までの4日間の予定で一般質問を行います。 一般質問終了後から28日までは常任委員会審査等のため休会の予定です。 29日に再開して、常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行った後、新たな常任委員会及び議会運営委員会の各委員会委員を指名し、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆様方の御協力をお願いします。 以上で議会運営委員会委員長報告を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で報告を終わります。--------------------------------------- △日程2 会期決定について ○議長(榎本鉄也君)  日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から6月29日までの17日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月29日までの17日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は6月20日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす6月14日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、その質問の要旨を具体的に御記入の上、文書で御通告願います。--------------------------------------- △日程3 会議録署名議員の指名 ○議長(榎本鉄也君)  日程3、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は議長において、3番、杉原議員及び15番、松本議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程4 諸報告 ○議長(榎本鉄也君)  日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は文書報告として、例月出納検査の結果について報告9件であります。御了承願います。 次に、番号2、予算の繰越しについて、平成28年度新宮市一般会計予算繰越明許費繰越計算書について当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長(小林広樹君) (登壇) おはようございます。 ただいま議題となりました平成28年度新宮市一般会計予算の繰り越しについて御説明申しげます。 平成28年度事業のうち繰り越しとなったのは、11件の事業で、繰越事業費の総額は3億6,244万7,000円であります。 2款1項総務管理費の1庁舎建設事業は、新庁舎の西側道路の整備や第4別館の解体及び駐車場整備等の工事について繰り越しを行ったもので、8月の完了を予定しております。 2の新庁舎移設等関連経費は、新庁舎の建設に合わせて移転を3月から4月にかけて実施することとなったことから、防災システムや電子機器などの設備等の移設経費について繰り越したもので、これにつきましても8月の完了を予定しております。 2款3項戸籍住民基本台帳費の3通知カード及び個人番号カード交付事業は、マイナンバーカードの発行状況から、事務委託先である地方公共団体情報システム機構より国の予算の繰り越し見込みが示されたため本市予算についても繰り越しを行ったもので、年度内の完了を予定しております。 3款1項社会福祉費の4松山隣保館施設改修事業は、国の補正予算に伴う国庫補助事業として12月補正予算に計上しましたが、年度内での完成が難しく繰り越したもので、当該事業につきましては4月末において既に完了しております。 次の5臨時福祉給付金給付事業(経済対策)については、国の補正予算に伴い12月補正に計上し、3月から受け付けを開始して、4月以降も引き続き給付金の支給が見込まれるために繰り越したもので、8月の完了を予定しております。 8款2項道路橋梁費の6日足地区避難路設置工事は、現場の各種工事の関係から、舗装工事について事業着手がおくれたことにより繰り越したもので、6月末の完了を予定しております。 次の7第ニ佐野橋架替工事は、県の実施事業である佐野川改修工事において、渇水期での工事となるためおくれが生じたことから、市の工事負担分についても繰り越したもので、9月末の完了を予定しております。 次の8蓬莱王子ヶ浜線視距改良工事は、用地購入や物件移転補償等に時間を要したことにより繰り越したもので、11月の完了を予定しております。 8款5項都市計画費の9あけぼの地域都市計画道路変更業務は、国及び県との協議等に時間を要したことにより繰り越したもので、10月の完了を予定しております。 次の10王子製紙跡地整備事業は、盛り土による津波一時避難施設の整備について、国の河道掘削による土砂搬入が渇水期となるため、市の予算についても繰り越したもので、6月末の完了を予定しております。 13款1項公共土木施設災害復旧費の11西敷屋篠尾線道路災害復旧工事は、昨年10月に発生した市道法面崩壊による復旧工事について、12月補正予算に計上し、国の災害査定後の工期確保が難しく繰り越したもので、8月末の完了を予定しております。 なお、繰越事業に係る財源内訳につきましては、記載のとおりであります。 また、3月議会において、平成28年度補正予算における繰越明許費の議決をいただいた事業のうち、金額が変更となっているのは、4の松山隣保館施設改修事業、5の臨時福祉給付金給付事業(経済対策)、8の蓬莱王子ヶ浜線視距改良工事、10の王子製紙跡地整備事業についての4件で、いずれも事業執行等により減額変更となっております。 以上、簡単ではありますが、繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  1点だけ確認なんですけれども、総務費の新庁舎移設等関連経費のところで、8月完了予定という御説明やったと思うんですけれども、残りはどんなことが残っているんでしょうか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  新庁舎移設等関連経費で残っているもの、これ、8月になるものでございますけれども、国土交通省の河川情報システム、これの移設が残ってございます。これは西側の道路、市道西野田線に埋設されていますシステム線から引き込むこということで、これについては庁舎建設事業で繰り越しさせていただいている道路整備、これとあわせた形で行っていくということになってございますので、8月に延びるということで、この1件が最後まで残るということになってございます。 ◆2番(並河哲次君)  それは、これから出水期になると思うんですけれども、そのあたり、国交省からの河川の情報ということで、工事とかが河川の水量の情報とかを市が得ていくに当たっての影響とかは特にないんですか。何かかわりのもので対処するんですか。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  これにつきましては、ほかにかわるものがございまして、水量でございましたらホームページからも見えるということで、これにかわる措置はとってございます。これが見えないことで防災上何らか支障を来すという状況にはないということでございます。 ○議長(榎本鉄也君)  14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  予算の繰り越しについては前々から、やはり年度内完了を目標に予算執行をされていくのが本来であろうというふうに思っていまして、田岡市政になってこの繰り越しがやはり年々減ることなしにふえていると。繰越明許が悪いとは言いませんが、やはり財政規律の中で、それなりの繰り越し事由を明確にして、やむを得んという理由をしっかり持っていくべきではないかというふうに思います。 財政法の中では、繰り越しする理由は限定して書かれており、それを拡大・曖昧解釈して繰り越しをしていくといったことではならんというふうに思いますし、やはり繰り越した以上は早く完了するということが大事で、この予算の繰越明許というのは、これで報告されるともう後は議会への報告というのはされないという、うたって繰り越しした予算についての議会の対応というのがもうこれで議論、質問が現実にできないという状況になる。 先ほど、財政課長が言われた庁舎建設事業、この中には街路も入っているということで、このちょうど役所の西側の街路というのは、もともと都市計画道路に合った整備にはなっていない、概成した形になってきて、ここ30年来大きな課題となっており、そこの県道との交差点のところの電柱についても、早くああいった電柱の障害をなくしていくべきではないかという形で、今回、庁舎とあわせてこの街路を整備するということは遅きに失してきたけれども、早く整備をして、名実ともに中央通りといった新宮市のメインストリートをより早くつくっていくべきではないかというふうに思っております。 その街路は都市計画道路と同じ内容で整備されるという形で、幅員は幾らで整備されようとしていますか。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  議員言われた区間におきましては、都市計画道路の幅員としましては、12メーターの都市計画決定をやってございます。 今回、庁舎の建てかえに伴いまして交通量がふえるという見込みがございます。その中で12メーターの幅員では右折帯が確保できないということがございますので、庁舎敷地とあわせて道路を12メーターからより幅員を広げた形で整備をしていくものでございます。これによって新宮市役所の福祉センターの前の交差点につきましては、中央通りにつきましては、お互いに右折帯ができます。中ほどの部分につきましては、この拡幅によって駐車場への進入路が余幅としてつけ加えることができます。ただ、もう一つ駅へ曲がるところの交差点につきましては、新庁舎の用地ではございませんので、もともとの都市計画道路の12メーターでございますので、右折帯の確保は幅員上できない状態になっていますので、現状のままの交差点となります。 ◆14番(田花操君)  今、都市計画道路の12メーターの計画から10何メーターになるのかな。 ◎総務課長(尾崎正幸君)  12メーターから右折部分を拡幅いたしますので、両側2メーター程度幅員が広がるという形を計画してございます。 ◆14番(田花操君)  そうしたら、その今回両側、向かい側も歩道をちゃんと整備すると、向かい側の歩道は都市計画の境界いっぱいまでで、歩道は1.5、2メーターですか。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  中央通りの都市計画道路につきましては、時代の変遷の中で、幾つか都市計画道路の見直しをしております。もともとの関西電力の前の都市計画道路の幅員は16メーターでございます。ですので、もともと車道幅員につきましては停車帯を利用した形の右折帯はできますので、現道の拡幅は必要ない、車道部分の中の特例を使いながら右折帯をつくっていく、そういうことでございます。 ◆14番(田花操君)  向かい側の西側も今歩道がマウンドアップしていない。おりていくと電柱が道路の中に立ったりしてある。そこもちゃんと歩道がマウンドアップして両側の歩道として本来の街路に整備するのかということを聞きやるんであって、向かいはせんのかな。向かいというのは第4別館があった、今こぼったわだ、こぼったほうの……。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  もともとの今取り壊し中の第4別館の部分のほうの道路でございますけれども、今の既存の状態のままで利用していきたいということで考えています。 ◆14番(田花操君)  既存の状態というたら、なぜ一緒にやで、両側きれいにもう30年余って、ここの区間100メーターぐらいできていない。やっぱりこの機会にちゃんと向こうもやるべきやし、ほいで今言うたこっち側の役所側がセットバックして右折帯を設けてするけれども、街路の流れから言うたらいびつな状態が結局は県道のところに残る。あそこで右折ができんから、歩道が今のように3メーターか3メーター50でいって、ほいでその下の県道とのところで狭くなる、そういった歩道になったら、やっぱりそこでボトルネックまでは言わんけれども、歩道が狭くなってしまうし、車道もやっぱりなるというのは街路の本来のあり方はそうじゃないから、1回買収してこれをしたから、もう2回目買収できんと思うわ。だから、役所側の上手にセットバックするんでも違和感のないように設計すべきやろうと思うね。ほいで、反対側もぜひせんと、もう本当に右折だまりになるさか、あそこへ入られると片や左に電柱があるから通り抜けもできんのや。ここで交通渋滞を起こすし、やっぱりオークワ側、県道わたって向こう側とそれから関電側はきれいに歩道ができてきてある。これはもう街路として整備できている。ここだけはまた中途半端に、せっかくこの機会にきれいにやっぱり整備しておかんと、ここだけが中心の中心やから。それはやっぱり都市計画としてしっかり絵を描いて両側を今回やるということを考えていかなあかんし、向かい側の歩道ができてなかったら歩車分離がされていかん。そうしたら交通安全上も子供の歩行なんかでも車が、歩道がないからそこへ入っていって、交通事故を全国今起こしているから。特に高齢者の問題。やっぱりしっかりそこらしてあるべきやし、子供なんかが新聞なんかでいろいろ作文を書いてあるのは、まちづくりの中では歩道をつくってくれという要望が一番多いし、そういう中で、ここの中央通りはきれいにしていったってほしいなと。今回この庁舎建設事業でやるというのには若干向かい側という話はならなんだやろうと思うんでね、だけどそういう都市計画道路としてもともと抱えてある課題は、都市計画事業としてしっかりやっていくべきやろうと思うんで、ぜひおくれていっても向かい側の歩道をマウンドアップして、その下の電柱も移設し、何とか右折だまりをあの中で設けることはできんか、それはもう知恵やよ。ぜひそこら考えておいて。 それともう1点、10番の王子製紙の跡地の整備事業、これ、周辺の人から2、3回苦情、役所へもあったやろうと思うけれども、市長、聞いていないか。現場は見たことあるか。これは防災対策課かどこかへ地元から苦情が来ていないか。 ◎参事[防災及び危機管理担当](西利行君)  直接防災対策課のほうに苦情というのは寄せられてはございませんが、ただ一回聞いた話では、ちょっと盛り土が高くなりますものですから、プライバシーの関係で周辺の方々が若干心配しているという、そういう部分ではお聞きはしています。 ◆14番(田花操君)  私に言うてきた人は役所へも言うた。それは市長、盛り土をしたけれども風が吹いたらほこりが四方八方へ飛ぶんやって。それというのは、川から持ってきた砂利の中には細かい、俗にいうシルト、土が入ってある。それが表面へ全部出て、何カ月か雨が降れば下へだんだんそれはしていくんやろうけれども、ならした状態の中ではもう干し物もできんと。それで何とか防じん対策をしてくれというて言うけれども、ほとんど聞いてくれない。ぜひ、あそこは風が吹いたらすごい風やから、1回現場もやな。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  一度現場は見させていただきます。実はきのうも見てきたところでございます。盛り土につきましては、施工中におきまして盛り土よりも高い防じんネットをぐるっと取り囲むように整備して、防じん対策に努めていたところでございます。ですから、その間につきましては、ほこりがというお話は何回か地元の方に確認したところ、大丈夫ですよというお答えがありました。ただ、防じんネット、現場はもう完成しております。盛り土の部分は完成しておりますので、なるべく防じんネットは外しております。現在は盛り土の部分は外から確認できます。今やっているところは周辺、殻、もともとの王子製紙の取り壊しのコンクリート殻が露出しておりますので、できたらこの際に少しの厚みでもいいですから、川砂利を入れて、議員が言われますように雨が降れば玉砂利としてきれいな形になりますので、今、盛り土の周辺に入れているわけでございますけれども、1回苦情はございました。対応策としては、新宮市としましては、水道の散水栓から散水をとって、水をかけながら今対応をしているところでございます。なるべく御迷惑のかからないように今後ともやっていきたいと考えております。 ◆14番(田花操君)  結局は、海から吹いてくる風、要するに東風やな。あれで東側の町並みの人らは土ぼこりで干し物もできんて、これ、冬やったら逆やったやろう。北風で今度は反対側のほうが。ぜひ、せっかく金を使って国も協力してやってくれる、だけど余り評判はええない。その評判のええない上にこういったことを聞くと、本当に本来避難場所として地域で認められていくんかなと思って心配するよ。ぜひそのほこりの問題は本当に切実やろうと思うし、一回皆さんに、周辺の人らに聞いたってよ。どういったときにどこにほこりがあれするか。ぜひそれはもうお願い。 以上。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号3、予算の繰越しについて、平成28年度新宮市水道事業会計予算繰越計算書について、当局の説明を求めます。 奥水道事業所業務課長。 ◎水道事業所業務課長(奥靖君) (登壇) おはようございます。 ただいま議題となりました、平成28年度新宮市水道事業会計予算の繰越しにつきまして御説明申し上げます。 平成28年度事業のうち繰り越しとなりましたのは、第1款資本的支出、第1項建設改良費の電線共同溝に伴う配水管布設替工事(その2)、事業費1,900万円であります。 本事業は、和歌山県発注の電線共同溝の設置工事、正明保育園前、に伴い、同時に配水管の布設がえを行う予定でしたが、県工事が繰り越したことにより、本工事につきましても繰り越しするものであります。 以上、まことに簡単ですが、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、議会に報告するものであります。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明について質問を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号4、一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課企画員。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第20号一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いします。 平成28年度の事業報告でございますが、徐福公園来園者数2万8,949人で前年度比4,430人、8.7%の減少となりました。 売店売り上げも今年度においては減少し、収益的にも依然厳しい状況が続いています。 主な事業については、記載のとおりでございます。 続きまして、平成28年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして、資産合計3,564万6,900円、負債の部では流動負債と固定負債を合わせまして負債合計835万6,638円、正味財産の部では指定正味財産と一般正味財産合計2,729万262円となり、負債及び正味財産合計が3,564万6,900円でございます。 3ページをお願いいたしまします。 正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益は1,305万902円、経常費用の事業費は2,105万2,424円となります。 4ページをお願いいたします。 管理費は158万7,510円となり、経常費用計2,263万9,934円、当期経常増減額はマイナス958万9,032円となります。 一般正味財産期首残高3,687万9,294円から当期一般正味財産増減額マイナス958万9,032円の差額2,729万262円が正味財産期末残高でございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は一般正味財産期末残高と同額の2,729万262円でございます。 5ページをお願いいたします。 財産目録でございますが、貸借対照表で説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計は3,564万6,900円でございます。負債合計835万6,638円を資産合計3,564万6,900円より差し引いた正味財産は2,729万262円でございます。 続きまして、平成29年度予算書について御説明申し上げます。 ページをめくっていただいて、徐福協会予算書の1ページをお願いいたします。 まず事業計画でございます。 1、徐福に関する顕彰事業といたしましては、熊野徐福万燈祭の開催や同事業への招聘事業及び徐福に関するPR事業の推進などを上げております。 続いて2、徐福に関する研究・交流事業としましては、徐福関係資料の収集のほか、徐福に関する講演会の開催、天台烏薬関連商品の製作や販路の開拓、中国等徐福伝承地との交流に関する事業などでございます。 3、その他としましては物産展への協力などを予定しております。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、新宮市からの指定管理料658万円、売店事業売り上げ484万1,000円などとなっており、経常収益計は1,383万5,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費といたしまして2,164万7,187円、主なものといたしましては給与手当270万2,700円、支払寄附金800万円、委託費391万1,000円、商品仕入れ250万円でございます。 恐れ入りますが、3ページをお願いいたします。 管理費といたしまして168万1,018円、主なものといたしましては給与手当100万300円、福利厚生費17万3,000円、諸謝金10万9,000円でございます。 以上、経常費用合計2,332万8,205円でございます。 よって、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス949万3,205円でございます。 経常外増減の部は、経常外収益及び費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス949万3,205円でございます。一般正味財産期首残高2,729万262円に当期一般正味財産増減額を加えまして一般正味財産期末残高は1,779万7,057円でございます。 4ページには評議員・役員名簿を添付してございます。なお代表理事は山口泰郎氏となっております。 以上、まことに簡単でございますが、一般財団法人新宮徐福協会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  まず、事業報告書の1ページなんですけれども、ここ何年間かずっと来園者数がふえてきていたと思うんですけれども、平成28年度は4,400人余り減少したということでなんですが、このあたりはどのような原因で減ったというふうに捉えられていますか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  この減少につきましては、バスで御来場いただきます台湾人の観光客の方が今一番多いんですけれども、その方が昨年度より減少しております。これは和歌山県全体でも台湾人が減少しておりまして、和歌山県のほうでも、台湾の観光客が団体旅行から一般旅行へと変わってきた中で動向をちょっとつかみ切れていないのではないかと分析しております。 また、平成27年度は和歌山国体などもありまして、それと市の合併10周年のキャンペーンなどもありましたのでちょっと平成27年度で増加しましたが、これにつきましても今年度はまた戻すべく取り組みを進めたいと考えています。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 こちらのほうが以前、市長もしっかりと売り上げも上げて、少しでも指定管理料が減るようにならないかということを議論されているということなんですけれども、指定管理としてはまた新たに指定管理を改めてこの徐福協会のほうにされて、平成29年度も指定管理料658万円ということで、これまでの前回のときに、昨年教えていただいたものでいうと、平成6年からもう1億2,000万円以上ずっとこの指定管理料という形では積み重なってきていると思うんですけれども、少しでも指定管理料が減るようにするための議論というのはどういったことをされたんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  指定管理料658万円を計上させていただいているんですけれども、この中では光熱水費や手数料、駐車場管理などにこの費用がかかっております。修繕料そのほか。これを回収すべく売店の売り上げを目指しているのですが、今のところ平成28年度は落ち込んでしまったのですが、これをもとに売店の売り上げをふやすということを、今年度は特に徐福のPRなどに力を入れていきたいと思っております。 ◆2番(並河哲次君)  恐らく、同じような状況の中で続いてきていると思うんですけれども、具体的に市長が前回答弁していただいたのは、外国からの観光客がふえている中で、土産物をもっと日本の商品にかえるべきということを話しているということだったんですけれども、そういった具体的に変化というのはさせていっているんですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  平成28年度につきまして、平成27年度から爪切りとかそのようなものをちょっと販売しているんですが、いまいち売り上げが伸びていないので、今年度につきましては新たなものを今考えておりますので、販売を目指していきたいと思っております。 ◆2番(並河哲次君)  市として、ずっと指定管理料を特命指定という形で公募せずに特定の団体にお願いをしていると、その中でずっとこのお金を払い続けているということは、以前からずっと指摘させていただいているんですけれども、もっと考えるべきことだと思います。指定管理料としてそのまま丸々お渡ししている状態だと思うので。 そして、ここの自己資金がどんどん今減っていっていると思うんですけれども、財団法人の改革に伴って、新宮市のほうへ寄附金という形で入れるというふうになっているんで、これも自己資金が2年間300万円を切るという形が続けば解散になるということで御説明があったんですけれども、そこについて、今の状況だと、どんどん確実に自己資金というのは減っていって、このままこの財団法人に対して任せ続けられるかどうかといえば、今の状況でいうと今後不可能になるということがはっきりと見えていると思うんですけれども、はっきりと見えていることに対して、現状どのような対策を考えられていますでしょうか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  議員御指摘の点は、評議員会についてもその資産の減少については議題に上っております。ここ数年の間に、今企画員のほうからもあったとおり、売店のそういった収入を得ることで何とかその収支を回復させたいというところがございます。鋭意努力しておりますので、ここ平成32年度まで特定寄附としてということがございますので、その辺も加味しながらそういった収支状況の回復に向けて、売店のことも含めて努力していきたいというふうに思ってございます。 ◆2番(並河哲次君)  努力していきいたいということはずっと以前からそうだと思うんですけれども、結果としては、指定管理料はずっと累積していって、1億円以上この団体に対してお支払いしている。そして、今後運営というのも継続的にできていくかわからない状況に今ある、それが結果だということはしっかり認識しないといけないと思います。 以前、売り上げを上げ過ぎると近隣の商店との関係もあるというようなお話もちらっとあったかと思うんですけれども、そのあたりは本当にそこに来られるそれこそ台湾の方とかも含めて、近隣の逆に商店の方とも協力して、売り上げを伸ばしていくといったことをもっと考えられるといいんではないかと思います。 以上で終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  11番、濱田議員。 ◆11番(濱田雅美君)  今、2番議員からも質問があったんですけれども、ここの正味財産のほうの計算書を見させていただきますと、売店事業売り上げのほうが1カ月3万円ほどずつ減少の計算になるのかなと思うんですが、PRとかという、あと売店のここに販路の開拓とか、製品を選択するのを工夫するなどを具体的なことをこのように書いてもらっているんですけれども、具体的にどのような取り組みをするとか、売店にこのようなものを置いたらいいんじゃないかとかという具体的な案、お考えは今はどのようにお持ちなんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  売店は今例えばポロシャツとか、お菓子、来た方がバスとか帰りで食べられるようなお菓子とかそのようなものを開発していきたいと思っています。あとJAFとも提携を結んでおりまして、それのJAFの割引とかのサービスもございますし、観光協定も結びましたので、それでJAFのホームページとかにも新宮市を紹介していただいていますので、そのようなホームページとかSNSとか、そういう面でPR発信をこれからもしていきたいと思っています。 ◆11番(濱田雅美君)  3ページを見させてもらうと旅費交通費というのが増減のほうで27万7,583円というのが増額になっていまして、今度、平成29年度の予算のほうの損益計算ベースのほうでもまたプラスの12万1,000円というのが旅費交通費がプラスとなっているんですけれども、売店などの事業収益が減っていく中、この旅費交通費の経費だけが上がっていくというのはどうなのかなと思うんですけれども、この旅費交通費というのはどうしても最低限この金額が必要なのでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  平成28年度につきましては、中日韓徐福文化象山フォーラムというものが2012年に行われる予定だったものが尖閣問題で延期しました。それがありましたので、その分の旅費がふえました。また、ことしも同じように徐福国際フォーラムや日本徐福協会の総会がありますし、先ほどもお話ししましたように、各種イベントなどの際に徐福茶のアピールやSNSとかブログとかでも発信してもらうべくPRをしていきたいと思っていますので、その旅費を計上させていただいております。 ◆11番(濱田雅美君)  大変いろいろ御尽力はいただいていると思うんですけれども、御努力していただいている分やはり事業とかのほうの収益もふえていけばいいかなと思いますので、今後とも取り組んでいただきたいと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  いいですか。休憩していただいても結構です。 ○議長(榎本鉄也君)  わかりました。 質問中ですが、15分程度休憩いたします。 △休憩 午前11時01分--------------------------------------- △再開 午前11時16分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  決算書を見せていただいて、来年もこの決算書ということで、だんだん売り上げも少なくなってきていると思います。私は、徐福公園、徐福協会がやはり新宮市において、全国にもたくさんの徐福というのがありますが、やっぱり新宮がナンバーワンだと、そういう意気込みでやっていただきたいわけであります。 御承知のとおり、新宮港においては、5月4日にも飛鳥Ⅱが来られる、この18日もぱしふぃっくびいなすですか、年間12、3隻の大型船、2万5,000トンを超える、また5万トン級のクルーズ客船が来られる。それに500名から600名が乗船されている。そういった県外のお客様を徐福のほうへ取り込むと、そういった考えで私はやっていただきたいと思います。 新宮市には熊野三山の一つ速玉大社がございます。那智勝浦町は御承知の那智大社ですか、やはり気品のある速玉大社を中心に神倉神社、浮島の森、徐福公園と、これを新宮市の観光の売り物としてもっとアピールしていただきたいと思いますし、私はやっていただきたいと。そのためにはこの徐福協会を維持しながら変革を求めて、今後商工観光課としても徐福公園、協会におきましてもやっていただきたいと思います。全国に徐福、徐福というのはたくさんございます。やはり新宮市がナンバーワンだという気持ちでやっていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  新宮港に客船が入港した際には、徐福茶の振る舞いや徐福茶の販売などで徐福をPRするとともにパンフレットなども配布して、ぜひ徐福公園へ訪れていただくようにというPRを行っております。 また、熊野速玉大社と神倉神社、そして昨年10月24日に阿須賀神社が世界遺産に追加登録されましたので、その三社めぐりを新宮市としても推進しております。そのための市内のまち歩きマップやサイクリングなどで歩いてもらうことを勧めていますので、ことしは特に和歌山県でもサイクリングロードを推進しておりますので、その辺も含めて取り組みを進めていきたいと思っています。 ◆7番(福田讓君)  ありがとうございます。 やはり観光のアピールの仕方だと思うんです。徐福公園という立派な公園もありますし、徐福さんが日本へ来られて延命長寿を求めた徐福茶とかがあります。やはり経営と戦略的に少しずつ変革を求めて新宮市がナンバーワンだと、徐福といえば新宮市だというぐらいの気構えを持って今後とも取り組んでいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  中国や韓国を初め、あとそれから日本国内にも徐福伝承地といいますのは佐賀とかいろいろありますけれども、もちろん新宮市が一番であるという心を持って徐福協会の皆さんも取り組んでいただいておりますので、商工観光課としてもその徐福のPRを毎年徐福等含めて台湾などにも働きかけを行っていますので、今後とも徐福のPRを進めていきたいと思っています。 ○議長(榎本鉄也君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  いわゆる事業費収益の部分に関して、今までるる、議員各位お尋ねであったんですけれども、特に大きな柱の売店事業の収益といいますか、売り上げに関して、これが平成28年度の決算が約400万円で、次年度の予算では480万円、80万円の売り上げアップの中身は何がどう売れるのか、どう売るのかといったような具体性について、先ほど来いろいろ情報発信をしていくなりというようなお答えをいただいていますが、どういった品目をどういうふうにどれぐらい売って売り上げを伸ばしていくのかという具体的な計画というのはお持ちなんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  具体的な企画といいますと、先ほどお話ししましたお菓子とか、あと今考えているのはTシャツとかを考えています。あと、先ほどもお話ししましたJAFの特典や徐福友の会もありますので、そちらの会員をふやしまして、それによって売り上げにつなげていきたいとは思っています。 ◆12番(上田勝之君)  そういったようないろいろ新しい取り組みで、天台烏薬を使ったお菓子での取り組みとかいろいろ市内の業者と協力をして、品数、品種といいますか、そういうのをふやしていこうという試みは非常に取り組まれているところとは思うんですけれども、じゃ実際にそれがどれだけの販売個数を売って、どれぐらいアップするという具体的な目標を定めないと実質的なこの収益の改善につながっていかないのではないかと。そこら辺まで細かく取り組まれていかないと、いわゆる事業としては成り立っていかないんじゃないかなと思うんですが、ただ、この徐福協会のあり方として、いわゆる収益事業、収益のみを目的とするんではなくて、やはり先ほど来、先ほども御質問にありましたけれども、この徐福をもっと新宮も研究あるいはPRしていくことが大事なんではないかと。 これも先ほども旅費の質問等も出ておりましたけれども、佐賀市や山梨県富士吉田市なんかでも大きな大会を開催して、いわゆる徐福ゆかりの地やということを非常にPRされている。新宮もそういったことももっと企画をしていく時期に来ているんではないかと、あくまで今、受け身ではないのかなと、我々もちろん参加していくことも当然大事なんだけれども、やはり徐福ゆかりの地、新宮ということで、そういった大会なり、フォーラムなり、何らかを企画していくことも必要なんではないかなと。当然いわゆる一般財団法人としての収益といいますか、収支ということも大事なんですが、やはりその本来の目的である徐福ゆかりの地、新宮である研究であるとか、あるいはその研究の成果を大々的に発表していくということが必要なんではないかと思いますが、そういった点についてどのようにお考えか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  徐福協会としましては、熊野徐福万燈祭を8月に毎年行っています。あと徐福講演会を開催しています。そのような大きなフォーラムというのは新宮市ではちょっと最近開催はしていないんですけれども、ただ去年の中日韓徐福文化象山フォーラムでは学術発表ということで、こちら中国であったんですけれども、そのときに新宮徐福協会から発表をさせていただきました。 また、熊野市と新宮市が徐福文化後継貢献賞というものを受賞しました。そちらも新宮市が徐福ゆかりの地であるということを中国でも認めていただいていることであると思っています。 ◆12番(上田勝之君)  今お答えいただいたように、各地において新宮が徐福ゆかりの地であるということ、そして新宮の研究成果を発表されているということは私もよく理解するところでありますし、皆さん鋭意努力をされていただいているものと思います。ただ、やはり惜しむらくは、新宮の地でも、こういったような大きな大会なり何なりをそろそろ企画していく段階ではないかなと。いわゆる徐福公園の管理に伴う収支、収益のみにかかわらず、徐福ゆかりの地、新宮で徐福の研究成果等をしっかりと発表していくということが考えられてもよろしいんではないかと思うんですが、その辺の当局の御見解を、新宮市としての御見解をお願いいたします。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  議員御指摘の点はよくわかっております。顕彰事業あるいは研究事業の中で、この徐福の関係をさらに推進するというのはもちろんのことだと思います。今回、日本徐福協会も全国で設立されております。そういった中で台湾あるいは中国との関係の中で、より関係の親睦が増しておりますので、その辺も活用させていただきながら、何か議員御指摘の点ができるようなことも研究していきたいというふうに思います。 ◆12番(上田勝之君)  今お答えいただいたように、私はいわゆる収益事業等々は観光協会や他のそういった新宮に交流人口を獲得するための団体とバッティングするような部分はどちらかに集約を図って、この徐福協会に関しては、いわゆる徐福を顕彰しあるいは研究し、徐福ゆかりの地、新宮ということを蓄積していくということを主眼に置いた組織に考えていくことが大事なんではないかと思いますので、その辺をよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  質問としては大きく二つあるんですけれども、一つは、今度の事業計画に関してなんですけれども、徐福関係資料の収集というものが上げられていると思うんですけれども、これはこれまでどんなものを収集してきて、今年度はどんな資料を収集する予定なんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  これは徐福関係資料の収集といいますのは、徐福協会とか、徐福を研究されている方から書籍などを提供いただいたりしているもので、毎年これを収集すると決めてしているものではございませんが、徐福に関係するものは徐福協会としましても大切な資料でありますので、今年度も収集していきたいと思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  これは毎年度事業の中に位置づけられていると思うんですけれども、こちらは今、特に資料の収集方針なんかは決められていないということだったんですけれども、予算書の中を見ますと、特に資料の収集費として計上されている部分というのは余り見当たらないのかなというふうに思うんです。なので、先ほどの12番議員とも重なる部分があるんですけれども、私としては、徐福協会は顕彰事業に特化していったほうがいいのではないかなというふうに思っています。ですので、資料を収集するということであれば、どういった書籍であったりとか、資料を収集するという方針をきちんと決められた上で、さらにどれぐらいの金額で今年度はこの資料を収集するという方針を決めて、その分の予算もこの中にしっかりととってやっていったほうが、より徐福に関する顕彰事業だとか、研究事業に結びつく有意義な内容になると思うんですけれども、そういったことは検討されていないでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  議員がおっしゃるとおり徐福協会は徐福の顕彰というのが大切な事業の一つでありますので、今後もそのような書籍、できましたらこのようなものというものを計画して集めていくことができればなと思います。 今のところそのようなこと、今年度はこれを集めるとかいう計画は立てていないので、参考にさせていただきたいと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  もう今年度は事業の計画まで来てしまっているので難しいと思うんですけれども、ぜひ来年度以降参考にしていただけたら、より新宮市の文化とか歴史とかも深まっていくと思いますし、徐福を売り出していきたいという市の方針にも合致するのではないかなと思います。 あと、もう1点質問なんですけれども、今度は徐福に関する研究交流事業の中で、天台烏薬を使った関連商品の製作ですとか、新しい販路の開拓というのがあるんですけれども、ちょっと私がこれで気にしているのが、今年度の天台烏薬の栽培の予算自体も去年から比べるとたしか減少していると思うんです。その天台烏薬の生産の予算も減ってきていて、何よりもこの関連商品の製作だとか新しい販路の開拓にどなたが携わるのかというのがちょっと見えてこなかったので、予算の減少というのも背景にありつつ、誰がこういったことをしていくのかというのは誰が主体になっていくんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  天台烏薬に関しましては、農林水産課とも協議をしまして、また今年度新たな取り組みができればなと思っています。 先ほどお話ししましたようにお菓子とか、今、徐福茶を販売しているんですけれども、そのような市内の業者の方たちと何か協力してできないかなとは考えております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 それで、先ほどの収集ともちょっと重なるんですけれども、やっぱり関連商品の新規の製作だったりとか、新しい販路の開拓というのは営業もかけたりだとか、例えば試作も行ったりだとかして、お金が必要になることだと思うんです。なので今、市内の事業者とともにやっていけたらいいというのは、もちろん協働という意味でもできたらいいなと思うんですけれども、そこにはやっぱり例えば市内の事業者であれば経営のことを常に考えないといけないという部分もあると思うので、そこに対してじゃどれぐらいの予算をとってあげられるのかとか、そういったことも考えていかないとなかなかこの事業というのは難しいのではないかなと思うんですけれども、そういった何か協働していくときに予算どりみたいなことはこの予算書の中に含まれていると考えていいんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  市内の業者との新たなものに関しましては、特にこのこれという決まったのはないんですけれども、あと先ほどの旅費にありましたようにPR関係の旅費をつくっていますので、この新たな販路の開拓とか、イベントとかの出店も行きたいと思います。 また、先ほど石けんの販売が伸びていることもありますので、その石けんの販売とかも力を入れてPRしていきたいと思っています。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。石けんのほうのPRだとか、販売の拡大ということを目指していきたいということだったんですけれども、旅費の部分で営業はかけられるということだったんですけれども、やっぱり営業をかけて徐福を新宮市のものとして売っていくためには、徐福が新宮市でどういった功績を行ったのかだとか、なぜ天台烏薬を新宮市がしっかりと売り出していきたいのかという、その背景にストーリーが必要だと思うんです。なので、そういったストーリーをしっかりつくった上で売っていけるような形になれば、より徐福だとか天台烏薬というものも新宮市のPRできる商品として力を持ってくると思いますので、私としましては、より顕彰事業のほうにまず力を入れるためにも、その資料の収集方針もしっかり定めていただいた上で新しく商品を製作していただいたり、商品開発していただけたらいいのかなと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  8番、辻本議員。
    ◆8番(辻本宏君)  今、徐福協会の決算報告を終えて、予算報告いただいたわけなんですけれども、これは一般財団法人に2年ぐらい前になって指定管理にすると、行政の目指すところは何かというと、多分の話ですけれども、やっぱり自主自立というところだと思うんですよ。この組織の独立的なところ、独立採算制が一番理想なんじゃないかというところだと思うんですけれども、そこでこの徐福協会自体、一つの観光資源として、徐福を観光資源として考えられているんですね。どこをターゲットにしているのか、ずっと今まで通り一辺倒でこういうふうな形で御報告いただいているんですけれども、やはり前からも言ったことがあるんですけれども、変えていく必要があるんと違うかなと、そこが一番分岐点になると思うんですよ。 前回市長がいらっしゃらなかったんですけれども、議長、副議長にも御参加いただいたんですけれども、先月、副市長に対応していただいたんですけれども、山東省の済南市から視察のお客さん、彼らは何を望んでいるかといったら、日本に非常に、生活、文化、技術、道路の関係者だったんですけれども、技術にしても興味を示しているわけです。台湾は先ほどちょっと誘客する人が落ちたというふうに言われていましたね。だから、新たなところを目指して、これは中国ということは本場なわけですから、当然その人たちを連れて、8人でしたか、行きましたよ。だけど、でかい国ですから地域差はあります。だからどんなイメージを抱いているのかというと、私の印象ではなんかぴんときてないという感じでした。だからそれをもう少し、もっともっとやっぱり本場のほうにアピールしていく必要があるんじゃないかなと。 そこで、どうするかという考えなんですけれども、連れてこられた方は、上海大学から京都大学へ来て、京都大学を卒業されて、ここで常駐している方です。向こうの物を売ったり、日本の物を売ったり、食品関係ですけれども、その方が仲介役になって来られたんですけれども、この方は上海出身です。そういうふうな方にアドバイス、現場の国の、国と国との関係ですから、台湾と中国というのは国際問題もあるでしょう。そういうふうなことも含めてアドバイスいただいたらどうかなと思うんですけれども、新たな展開策になると思いますよ。だから本場のことですから、向こうの人間、向こうの人、異人の人のことを向こうで考えてもらうということですからね。日本でどうすればいいか。これは国際フォーラムとかいろいろ国内ではやっていますけれども、やっぱり国際的な展開というのは非常に必要なんじゃないかなと思うんですけれども、市長、いかがですか。副市長は会っていただきましたけれどもね。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  私、面会させていただきました。日本へ来たという最大の目的は道路関係というふうにお聞きさせていただいたんですが、直接お会いする中で、私からも徐福の話を切り出したんですが、非常にかみ合わなかったというんですか、余り徐福に対しての印象あるいは歴史的な部分というのは、なかなか見識が違うというんですか、広い国ですからそこまで徐福のことで必要でない部分もあるんでしょうけれども、少し違和感を感じた部分はあります。 ただ、そういったことを利用する中で、やっぱり徐福協会そのものの事業、顕彰事業を含め、もろもろの事業に足していくということは非常に大事なことであるというふうには認識はしています。 ◆8番(辻本宏君)  副市長はじかに会われて、じかに感じられたと思うんですけれども、とにかく本場ですからね、本場の人に感じてもらわんといかんのちゃうのかなというのが私の思いです。そこへも売り込んでいく、当然日本のほうへは大分浸透しているでしょうから、日本でも上陸したところというのは7カ所ぐらいあるんですかね。いかにこれを資源として呼ぶかということ。だから国内的にはもう飽和していると思うんですよ。やはり国際的に中国の人ら、来たい、来たいですから、ただ国の制約があってなかなか来られない。そういうふうな一つの条件を自治体で突破するというのも一つの手段じゃないかなと思います。 市長、この点どうですか。 ◎市長(田岡実千年君)  議員のおっしゃるとおりだと思います。外国人の観光客も増加傾向にある中で、この徐福公園、徐福ということにおいては大変新宮市のこの観光の資源の一つの柱だというふうにも思っておりますので、またいろいろ考えて推進していくべきというふうに思ってございます。 ◆8番(辻本宏君)  推進するというのは言葉で全体的に推進するというんですけれども、私が言っているのは、そういうふうな人がせっかく来て、日本にそういう仲介する人がいますから、その人を何らかの立場で、アドバイザーなり何でもいいんですけれども、使って新たな展開をしていけばいいんじゃないかなというふうな、それで何かのきっかけができるでしょう。それを提案、お願いしているわけです。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 昼食のため午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時42分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、番号5、一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課企画員。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第21号、一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成28年度の事業報告でございますが、1の川舟下りの利用状況につきましては、利用者数は4,127人で前年度比プラス195人、4.7%の増加となっております。また、乗船料収入では前年度比マイナス6万660円、0.4%の減となっております。乗船者数と乗船料が比例しておりませんのは、イベントでの協力運航などで割引料金で運航した件数が多いためでございます。 2の主な事業につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、平成28年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして資産合計4,362万9,851円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして負債合計92万5,435円、正味財産の部では、正味財産合計4,270万4,416円で、負債及び正味財産合計が4,362万9,851円でございます。 3ページをお願いいたします。 次に、正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部では、(1)の経常収益計は1,868万8,768円、(2)の経常費用での事業費の計は2,135万3,238円。なお、一般財団法人に移行した関係で、平成26年度から寄附金として300万円を新宮市に支出することとなっておりまして、事業費はこれを含んだものとなっております。 次に、4ページをお願いします。 管理費の計は21万6,768円となっておりますので、経常費用の合計は2,157万6円で、当期経常増減額はマイナス288万1,238円でございます。 次に、経常外増減の部では、(1)の経常外収益はございません。(2)の経常外費用として、固定資産除却損として2円を計上していますので、当期一般正味財産増減額はマイナス288万1,240円となり、一般正味財産期首残高4,558万5,656円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は4,270万4,416円でございます。 5ページをお願いいたします。 次に、財産目録でございますが、貸借対照表で御説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計4,362万9,851円でございます。 6ページをお願いいたします。 負債合計は92万5,435円となり、資産合計に負債合計を加えますと、正味財産は4,270万4,416円でございます。 続きまして、平成29年度予算書について御説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、(1)川舟の運航に関する事業については、年々増加している乗船客に対応するため、川舟1隻の新造と船頭確保のための広報活動及び船頭の育成を行い、受け入れ体制の拡充を図ってまいります。 (2)のその他につきましても、記載の事業を予定してございます。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、事業収益、乗船料収入1,620万円、市補助金400万円などで、経常収益計は2,027万円でございます。 次に、経常費用でございますが、主なものといたしましては、事業費は賃金674万5,000円、福利厚生費127万4,000円、消耗什器備品費130万円、修繕費109万1,000円、燃料費111万円、保険料91万円、委託料687万円、支払寄附金300万円等で、事業費計は2,444万1,000円でございます。 次に、管理費でございますが、主なものを述べさせていただきます。 委託料12万9,600円、租税公課8万1,000円等で、管理費計は21万8,600円でございます。 よって、事業費、管理費を合わせた経常費用計は2,465万9,600円で、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス438万9,600円でございます。 3ページをお願いいたします。 経常外増減の部は、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス438万9,600円でございます。 一般正味財産期首残高4,209万627円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は3,770万1,027円でございます。 4ページには評議員・役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単でございますが、一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  ふれあい公社に関してなんですけれども、以前からも議会の中で船頭の方の養成などが急務なのではないかということで各議員から質問、質疑があったと思うんですけれども、そのあたりはどのような計画の中で反映のされ方をしているでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  船頭の育成ということで、この400万円のうち10万円を船頭の育成に使ってくださいということにしています。船頭見習いの方を一緒に乗船して指導しています。また、ことしは広報活動も行いたいと思っています。 ◆2番(並河哲次君)  新しくやっていただける方が今、来られている、ふえている状況なんですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  見習いの方はいらっしゃるんですが、なかなか新しい方というのが厳しいんですけれども、OBの方などを中心に働きかけをしていきたいと思っています。 ◆2番(並河哲次君)  こちらのほうは、予算で川舟センター、建物のほうの建設の予算というのも上がっていたと思うんですけれども、それについては、いつごろ、どのような形でというふうに現時点ではなっていますでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  川舟センターは、今年度末を目指しまして、もとありました道の駅、瀞峡街道熊野川のところに建設予定でございます。 ◆2番(並河哲次君)  今年度だとは思うんですけれども、今年度のいつごろ着手して、いつ完成予定というような予定はどうなっていますか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  11月中には着手しまして、3月までには建設したいと今、計画しております。 ◆2番(並河哲次君)  そのあたり、もう場所なども今の道の駅の中で、部分で、どこなども全部もう決まってきているんですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  もとありました瀞峡街道熊野川のところで用地を購入して建てたいと思って、今ちょっと進めている段階です。 ◆2番(並河哲次君)  どのぐらいの土地購入の予定とか、そういったところももう決まっているんですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  現在、土地の所有者とのお話を進めているところでありまして、そういった交渉が進めば、また改めて総務建設委員会などに報告させていただいて、今、勢古口企画員のほうからも答弁したとおり、11月ごろをめどに着工という形になればいいなというふうに進めておりますので、ただいま交渉中ということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  こちらのほうも、市として補助金という形で出している中で、船頭がなかなか後継の方の確保が難しくなっている。そこで、箱はまた新しく建てるのは、そこが集中すべきところなのかということでの意見が議会の中でも出ていたと思うんですけれども、やはり、箱は建ったけれども続けていける人がいないというのは、本当に順番がそれではとてもよくないと思いますんで、その点、確実に、今また予算化されて進んでいる状態ですので、その点はしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  11番、濱田議員。 ◆11番(濱田雅美君)  2番議員の今の質問と少し重なる部分もあるんですけれども、船頭の見習い、あとOBがいらっしゃるということだったんですけれども、この見習いとOBは何名ぐらいの方が今いらっしゃるんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  今、見習いの方が1名と、あとOBで多分船頭をやっていただけるんじゃないかと思う方が1名ほどいらっしゃいます。 ◆11番(濱田雅美君)  OBというのは、どこのOBのことを示しているんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  ジェット船のOBの方です。 ◆11番(濱田雅美君)  船頭の育成というのは、ちょっとお伺いしたところ、やはり1年、2年では無理で、最低でも3年ほどの期間はかかって、それで、あと川とか舟をよく知って危険回避をしないといけないという、本当に大変な役目を背負っていただいていると思うんですけれども、今の見習い1名とOB1名ということで、これだったら多分、今からが本当に……。今、船頭って何名、現在はいらっしゃるんですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  船頭は今は11名いらっしゃいます。 ◆11番(濱田雅美君)  ただ、この11名の方皆さんが川舟下りをしていただいている状態じゃないというふうなことをちょっと聞いたんですけれども、その点はどうでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  船頭11名いらっしゃいますが、実際、舟の隻数もありますので、1日大体4隻が最大の状況です。 ◆11番(濱田雅美君)  その11名の方、高齢でもう川舟下りが難しいとかという方もいらっしゃると聞いたんですけれども、その点は大丈夫ですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  高齢の方もいらっしゃいます。 中に北山川のいかだ下りをされていて、とても後任の育成にすごく意欲的な方もいらっしゃいますので、ぜひこの機会にお願いをして、見習いからOBの方など実際に船頭としてやっていける方を育てていただきたいと思っています。 ◆11番(濱田雅美君)  今、北山のいかだ師のお話もちょっと出たんですけれども、確かにいかだ師のお話もちょっと私、確認させてもらっているんですけれども、やはり、ここは常に最低でも14名の方が必要ということで、育成を次々に行っているような状況で、一生懸命育てていますということで、いろいろお伺いしたんですけれども、やっぱり経験が3年なかったらお客様を乗せることができないということだったんで、川舟下りも同じような経験が必要なのかなと私も思っていたんです。 ここに委託料も掲載していただいているんですけれども、船頭の契約というのはどのような形で今、契約されているんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  船頭個人個人と、1回につき委託料を支払うという形です。 ◆11番(濱田雅美君)  1回幾らの。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  平成28年度は5,000円だったんですけれども、今年度から6,000円になります。 ◆11番(濱田雅美君)  1,000円アップということなんですね。 当初の契約では4,000円とかと聞いていたんですけれども、それはもう今は6,000円に、今年度から変更していただけるということですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  川舟下りの乗船客が4,000人を超えましたので、今までちょっと5,000円ということでしていただいていたんですけれども、4,000人を超えたら6,000円にするという、もともとそういう契約で言ってきましたので、今年度より6,000円ということになっています。 ◆11番(濱田雅美君)  4,000名を超えたので6,000円に。 この6,000円というのは1年間通して本年度の契約金額ということでよろしいんですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  はい、そうです。 ◆11番(濱田雅美君)  わかりました。 以上です。 多分、船頭の育成って本当に難しいことだとは思うんですけれども、やっぱり船頭がいないと川舟下り自体の事業が行われなくなるということもありますし、やはりこれに乗っていただいた方はすごく感動していただいて、また喜んでいただいているという声も聞いていますので、ぜひこれが継続できる事業であるように御尽力いただきたいと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  今、船頭の育成の件についての質問がありましたが、今、見習いの方というのは有資格者ですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  はい、そうです。有資格者です。 ◆12番(上田勝之君)  ジェット船のOBの方なんていうのは当然有資格者なんですよね。今後、育成をしていく上では、いわゆる船舶の2級を取らないとだめなんですよね、これ、たしか。そういったようなことの助成なんていうのは考えられているんですか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  今のところ、その助成は考えていないんですけれども、また船頭を育成するという中でいろいろと考えていきたいとは思っています。 ◆12番(上田勝之君)  もちろん、その有資格者を対象に募集をかけるというのが一番好ましいかと思うんですけれども、やはり一から育成となると、そういったような、1回乗船につきの委託料を支払うというような形のケースですと、なかなか講習を受けて資格とってという、ここの部分の費用もかかるとは思うんで、そういったことも少し念頭に入れていただければと思うんです。 川舟センターが先ほど話題に出ましたけれども、川舟センターを、例えば指定管理でこのふれあい公社が請け負うというような、川舟センターの運営についてはどのように検討されているんでしょうか。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君)  川舟センターの運営につきましても、その辺も考えていきたいと思っています。 また、先ほどの議員の貴重な御意見も参考にして進めていきたいと思っています。 ◆12番(上田勝之君)  川舟センター、いわゆる施設が建設されて、そこの中身自体は、いわゆる川舟運航の始発点の施設なのですから、当然ふれあい公社等々が受け持っていくことになるんかなとは考えられるんですが、そういった点の検討というのはまだ進められていないのか。いわゆる施設だけができてしまってということになるのか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  御指摘のとおり、今の開発センターからもとあったところに戻っていただいて、川舟センターの拠点として、多分ふれあい公社がそれを担っていただくという形が適当であろうというふうには考えております。 ◆12番(上田勝之君)  そういった場合に、例えばふれあい公社の代表理事というのは熊野川行政局長が就任されているわけですよね。だから、今まではそういった形をとらざるを得なかったのかもしれないのですが、少しそういった、特にこれは収益事業を目的とした一般財団法人になりますよね。そういった意味では、少し職員の方が代表理事を務めるのではなく、やはり外部、民間から招聘していくというようなお考えはありますか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  議員御指摘の点は、いずれそうなる可能性は考えられないこともないと思います。ただ、現時点では川舟センターの建設、あるいは今、復興祈念公園等もありますし、さつき温泉もまだ空きスペースもございます。そういった地域振興の推進とかいろんな形を考慮した場合、やはり行政局長の立場も踏まえながらそういった点を担っていただくことが一番レスポンスも早いのかなというふうには感じておりますので、その辺、今の時点では適当であるというふうには思ってございます。 ◆12番(上田勝之君)  今、部長お答えいただいたように、そういった見解も、当然そういう考え方もとれるとは思うんです。ただ、先ほどの徐福協会であれば私、収益事業は逆に外して、いわゆる顕彰、研究事業のほうにしていくと。ただ、このふれあい公社の場合であれば、やはり地域振興を兼ねた収益事業を柱にしていくものであれば、やっぱり、いわゆる民間の経営を取り入れていくような形に振り向けていくほうが好ましいんではないかと私は考えますんで、その辺、また一度御検討をよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  3番、杉原議員。 ◆3番(杉原弘規君)  この業務報告から角度がそれるんですが、10日の土曜日に田辺へ行ったんです。そうすると、熊野川が久々にきれいだった。あれは新宮市から発電のストップを要請したんですか。そんなことはないですか。本当に、久々にきれいな川を見たのは何年ぶりかわからん。そのぐらいきれいやったんです。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  特に要請しているということではございません。これは、電源開発独自の発電計画の中で夜間発電していますんで、昼間は発電していないという状況が今、続いてございます。 ◆3番(杉原弘規君)  昼間は発電していなかっても、夜間発電したら濁りが必ず下のほうまで残っておるんです。相当長い間あれ発電ストップしてくれていたと思うよ。あれだけきれいになったんやと僕、感心しいもて行ったんです。それで、新宮市から何か要請したんかなとは思ったんですが、そうではないと。ああいう姿はやっぱり残してほしいね。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  今の運用につきましては、こちらからあえて要請しているものではございません。ただ、夜間といいましても、もう夜早いうちに発電をとめますので、夜中遅くまで発電しているという状況ではございませんので、比較的、もう昼間明るくなってくるころには濁水についてはもう流れ出ているという状況でございます。また、今大きな雨もございませんので、ダム湖自体の水も比較的きれいな状況にあるというふうに聞いてございます。 ◆3番(杉原弘規君)  ありがとうございました。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号6、新宮港埠頭株式会社の業務報告について当局の説明を求めます。 小渕企業立地推進課長。 ◎企業立地推進課長(小渕学君) (登壇) ただいま議題となりました新企推第35号、新宮港埠頭株式会社の業務報告について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成28年度の事業報告でございますが、左側の数字が平成28年度、右側の括弧内の数字が平成27年度でございます。昨年度1年間に新宮港を利用した荷役船数は、外貨荷役が23船、内貨荷役537船、客船10船、その他65船で合計635船となっており、前年に比べて55船の増でございます。 貨物取扱量につきましては、外貨荷役の木材が3万8,255立方メートルで、前年度より5,419立方メートルの増加でございます。パルプについては2万1,828トンで、前年に比べて5,399トンの増加となっております。 次に、内貨荷役でございますが、チップは揚荷で30万4,080ボーンドライトンと、前年度より1万7,019ボーンドライトンの減でございます。積荷につきましては20万5,229ボーンドライトンと前年度より5,528ボーンドライトンの増となっております。 その他、主なものといたしまして、セメントの揚荷が7万50トン、砂・砂利の積荷が11万8,087トン、高炉スラグ揚荷が15万699トン、再生土の揚荷が5万7,509トンとなっております。 続きまして、平成28年度の決算について御説明を申し上げます。 2ページをお願いいたします。 まず、財務諸表の損益計算書について御説明を申し上げます。 貸方の港湾運送事業営業収益、委託管理収益、水産加工品販売収益及び営業外収益の合計は9億5,594万9,387円で、内訳といたしましては港湾運送事業営業収益が8億9,337万8,345円で、内容につきましては外貨荷役及び内貨荷役の荷役料収益が4億7,336万9,840円、積込料が1億5,017万3,058円、貨物保管料が1億297万8,154円、代理店収益が3,640万8,951円、貨物運送料が5,607万7,357円、タグボート作業による曳船料が1,433万円、その他収益6,004万985円は土場保管料、玉切料などでございます。 委託管理収益の2,147万4,019円は、港湾施設の管理業務委託料などでございます。 水産加工品販売収益2,302万28円は、水産加工品の販売収益でございます。 営業外収益の1,807万6,995円の内訳は、預金利息の金融収益2万7,600円と雑収入が1,804万9,395円でございます。 これに対しまして、借方の港湾運送事業費用、水産加工品販売費用、一般管理費、営業外費用及び経常利益の合計は9億5,594万9,387円でございます。内訳は港湾運送事業費用の5億8,098万2,561円で、内容につきましては、外注費、施設使用料、人件費等の直接経費でございます。 水産加工品販売費用の2,190万5,061円につきましては、材料費、人件費等の直接経費でございます。 一般管理費の1億3,023万2,975円につきましては、人件費、租税公課、修繕費、水道光熱費など事務的経費などの間接経費ほかであります。 営業外費用の393万2,733円の内訳は、金融費用の270万4,755円と借入手数料の19万6,875円、雑損失103万1,103円でございます。 収益と費用の差額であります経常利益は2億1,889万6,057円でございます。税引前当期利益から法人税充当額を差し引いた1億3,507万6,284円が当期利益でございます。 3ページ以降に貸借対照表、固定資産他明細書、剰余金処分計算書、監査報告書を付してございますので、お目通しのほどよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、別冊の平成29年度事業計画及び収支計画について御説明を申し上げます。 1ページをお願いいたします。 事業計画でございますが、木材、チップ、パルプ、セメント、骨材の取り扱い、水産加工品の販売及びナマズの養殖事業について、今年度の見込み等を記載してございます。 続いて、2ページをお願いいたします。 収支計画書の経常収益でございますが、港湾運送収益は8億3,400万円を見込んでおります。内訳は、外航船荷役料収入が5,000万円、内航船荷役料収入が4億2,000万円、積込料1億2,000万円、保管料1億300万円、その他収入1億4,100万円でございます。次に、代理店収益が3,500万円、水産加工品売上収益が3,000万円、金融収益、雑収入の310万円を加えまして、9億210万円の経常収益を見込んでございます。 なお、ナマズ養殖事業収益につきましては平成30年度からの計上になるものとしてございます。 3ページをお願いいたします。 経常費用でございますが、港湾運送費といたしまして5億1,300万円を計上してございます。 内訳といたしましては、外注費、施設使用料、人件費及びその他経費でございます。 次に、水産加工品販売経費は2,500万円を計上し、一般管理費につきましては1億2,210万円を見込んでおり、内訳は人件費及び地代家賃、租税公課、補償金、その他経費などでございます。減価償却費につきましては8,700万円を計上し、金融費用530万円につきましては、支払利子割引料などでございます。 経常費用合計につきましては7億5,240万円を見込んでおり、収益と費用の差し引きは1億4,970万円となってございます。 なお、これらは全て去る5月25日に開催されました取締役会及び株主総会におきまして、原案のとおり承認をいただいてございます。 以上をもちまして、新宮港埠頭株式会社の平成28年度決算報告並びに平成29年度の事業計画及び収支計画の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  まず、最後に取締役会、株主総会のほうでも議決をいただいているということだったんですけれども、前回の3月議会のときに新宮港埠頭自体の持っている株については議決権がないということで言わせていただいて、それを知りませんでしたということだったと思うんですけれども、そのあたり、改めて株主総会の中できちっと精査されて、議決権あるなしというのは改めてされているんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  発行株式につきましては2万株のうちの1万株でありますので、50%。ただ、議決権ということでありますと、新宮港埠頭の1,000株を除きますんで、52%何がしという形になろうかと思います。その点については認識をしてございます。 精査をされてということでありますけれども、私なりに確認はさせていただいたということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  引き続き聞いていきたいんですけれども、まず、この事業報告の中ではちょっとわからなかったんですけれども、平成28年度の事業計画の中にナマズの養殖の事業と並んでじゃばらの栽培のような計画が載っていたと思うんですけれども、それが平成29年度の事業計画の中からは消えていて、平成28年度の中では特にこれまで御報告なかったんで、どうなったのかなと思ったんですが、その点はどうなっているんでしょうか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  このじゃばらの事業につきましては、新宮港埠頭のほうに聞き取りをさせていただいてございます。地元生産組合との協議が調わない関係で現在、事務を中止しているということを聞いてございます。 ◆2番(並河哲次君)  どういった経緯で調わなかったのかがわからないんですけれども、平成28年度の事業計画には載っていたわけですよね。事業計画に基づいて、ナマズとかも計画としてはすごくまずいものだったと思うんですけれども、今、一応計画にはあったということで進められているんですけれども、そのあたり、進められるか進められないかわからない状態の中でここの事業計画には載せているというふうに受け取れるんです。平成28年度、実際にじゃばらのものもやっていくということでここに掲載されていて、それが結局は進めませんでしたということなんです。ということは、ここに今、平成29年度事業計画として載っているものというのも、必ずしもできていくとは限らない、そこまで煮詰まった計画ではないという見方ができるんですけれども、その点はどうなんですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  以前、じゃばらの計画について役員会でその報告がございました。ただ、このことについては北山村との調整が必要であるという中で事業を進めたいということでございました。今回、役員会の中でこの計画についてどういった進捗、役員会以外では経過は伺っていたんですが、正式な役員会の場できちっとした答えをいただきたいということで質問をさせていただきました。そうした中で、今、小渕課長のほうから言った答弁があったということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  計画がすごく未熟な中で通ってきて、それが実行されていく、あるいは実行できない状態になるというふうなことになっているのではないかなということがすごく懸念されます。 引き続き質問したいんですけれども、前回の3月議会のときに、新宮港埠頭との土地の売買の中で、実際に土地を契約よりも安くしてほしいという中での延長の議案が上がってきていて、それは否決という形になって、支払っていただくということになったんですけれども、それがナマズの事業などの新規事業が影響しているかどうかというところもはっきりしないという、当時、状態だったんですよね。なので、そういう、実際、市への支払いへの影響がどのぐらいあるかどうか、新規事業によって、わからないというような中で、今のナマズのこともそうですし、じゃばらのことも計画に載ってきたり、あるいは消えていったりという今の状況は、非常によくない状況だと思います。 確認したいんですけれども、20年間の市への土地の支払いにはなって、前回この契約が変更されたことによってどういった、市としての第三セクター等改革推進債の償還などに対しても影響がありますかと聞かせていただいたときに、その時点ではわからないということだったんですが、影響額は試算してみるとおっしゃっていただいていたんですけれども、この新宮港埠頭との契約の変更によって、第三セクター等改革推進債の返還など市として受ける影響というのはどうなったんでしょうか。 ◎財政課長(小林広樹君)  今、議員から御質問ありました件につきまして、財政課からお答えさせていただきます。 3月議会の中で、20回分割という変更契約をしたことによっての影響が幾らかという御質問だったんですけれども、こちらで試算しまして、当然、9回分割のほうが短期間に多くの金額を受け取ることとなりますので、その金額を原資に第三セクター等改革推進債を繰上償還するというふうに仮定したとしますと、9回分割のときよりも20回分割としたほうがやはり効果額というのは約1,300万円程度減少してしまうのかなというふうに考えてございます。ただ、20回分割のほうが逆に新宮港埠頭からの利子収入というのが多くなりますので、その金額が5,600万円ほどありますので、3,000万円近くの利子を多く受け取ることになるということになりますので、金額的に見れば20回分割のほうが差し引き1,700万円程度効果額は多くなるのかなというふうに試算してございます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。影響額を教えていただいてありがとうございます。 そういったところも、今回もいつもどおりの事業計画の、ずっと同じ、昨年度末の報告と事業計画の報告なんですけれども、やっぱり3月議会のこと、それまでにも詳細な新規事業などについての説明を議会が求めていて、3月議会までなかなかなくて、大きな問題になって、そこから議会も市長の提案を否決するという形になって、きょうまでの中で、前回の議会の最後の説明、緊急質問の中での説明のみで、今回も特に説明は一切プラスの部分はなくということで、市側の本当に説明しようとする、今の新宮港埠頭の中身もしくは新宮港埠頭と新宮市の関係について説明しようとする姿勢というのが、本当に法律で求められているぎりぎりのところだけはしますぐらいの感じにしか受け取れなくて、丁寧に説明をしようという意思というのが本当に感じられないということがすごくやはり問題では、姿勢が変わっていないということで問題ではないかなと思います。 今、引き続きこの新規事業、どんどんもう結局進んでいっていると思うんですけれども、今、この新宮港埠頭のナマズの新規事業の進捗というのはどういうふうになっているんですか。土地の購入をされたり、あるいはそこでもう造成を着々とされていっていると思うんですけれども、金額であったり時期的なものであったりというところもしっかりと説明をお願いします。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  このナマズ事業につきましては、本年3月、養殖場をつくるということで、新宮市木ノ川地区に事業用地として約1万4,796平米を購入してございます。養殖場につきましては、産卵、稚魚、飼育用が4棟、成魚用11棟を計画してございます。全ての池の完成につきましては、この秋を予定してございます。ただし、順次完成したものよりナマズの養殖に取りかかる予定と聞いてございます。なお、出荷予定につきましては平成30年度からとなる見込みでございます。 それとあわせまして、この工事費につきましてですけれども、用地購入費、池の工事費等で約3億円を見込んでいるということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  今、購入費や工事費で3億円を見込んでいるということだったんですけれども、この土地の購入とかはしていて、報告のところには載っているんですよね、違いますかね。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  この平成28年度の決算報告の4ページを見ていただきたいんですけれども、一番左に資産の種類がございまして、真ん中のちょっと下あたりに土地というところがございます。当期の増加額のところに3,137万9,410円が記載されております。この部分がナマズの用地でございます。 ◆2番(並河哲次君)  それ以外の部分では、この今回の新規事業に係って変わってきている、ここに反映されてきている部分というのはありますか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  その他、大きなところといいますと、3ページの貸借対照表を見ていただきたいと思います。 これも真ん中あたりに固定資産があると思うんですけれども、それの10個目、建設仮勘定ということで210万円ほど入ってきてございます。これもナマズの関係で工事費をちょっと途中の部分で記載をさせていただいているということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  やはり、そういった部分も含めて説明はいただきたかったなというふうに思います。 引き続き聞きたいんですけれども、今、完成したものから養殖を始めていきたいということで、10月か11月というお話だったんですけれども、事業計画のほうに、平成29年度の収支計画書のほうにはナマズの養殖事業収益に関しても、支出に関しても、次年度からという形で全く数字の記載はないんですけれども、今の早ければ10月、11月から事業を、できたものから着手していくという御答弁と、ここの一切数字が載っていない計画書というのは少しずれを感じるんですけれども。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  池のほうで養殖をして、当然まだ卵からかえって、稚魚から養殖を始めるということですので、成魚になるまで8カ月というようなこともちょっと聞いてございます。そこら辺のあたりの時間の経過と認識してございます。 ◆2番(並河哲次君)  もちろん収入としてはないのかもしれないんですけれども、支出、経常費用としては明らかにかかってきますよね。3月議会のときにやっと出していただいていた問題があった事業計画の中にも、支出として種苗費、燃料費、飼料代、修繕消耗費、給料手当(パート3人分、その他)、旅費交通費、保険料、通信費、事務所経費というふうにして、3月議会の時点で提出していただいていた事業計画の中に実際に収入も支出も記載されているんですけれども、計画として。でも、今回のこの平成29年度の予定の中には一切金額的な部分がもう次年度からと一言書いてあるだけで記載されていないんです。 市長、3月までの中ではなかなかこの新宮港埠頭の事業、精査、お任せで精査できていなかったと思うんですけれども、今回、この事業計画、精査されたんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  先日、株主総会、先ほど小渕のほうから報告しましたとおり、5月25日に株主総会がありまして、そのときに、私なりにこのナマズの事業に対して疑問点等は質問をさせていただきました。 ◆2番(並河哲次君)  疑問点を質問された中で、今年度からでき次第着手していくということなんですけれども、この計画書のほうには着手するための金額が一切載っていないんですけれども、その点については、もう本当に、ただこのページを見れば、ほかのところは全部、港湾輸送費、金額、水産加工品販売経費、金額と全部金額が入っているんですけれども、この養殖事業経費のところだけ抜けているということで、一体どうやって事業を進めていくのかというのがこれだけでは全くわからないんですけれども、そういったところは疑問には思われなかったんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  すみません。そのところ少し抜けていたかもわかりません。主に社長に質問させていただきましたのは、このナマズの事業に対して今後の見通しというところを主に聞かせていただきました。 ◆2番(並河哲次君)  確認なんですけれども、今議会で報告として提出されている資料というのは、この地方自治法第243条の3第2項に基づいて、法律に基づいて報告をいただいているものですよね。市がつけ加えているものではないですよね。平成29年度の事業計画についても、一番表のページにあるんですけれども、法律に基づいて報告をしていただいているという理解でいいですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  はい、そのとおりでございます。 ◆2番(並河哲次君)  それと、地方自治法第243条の3第2項に基づいて報告していただいている平成29年度の計画の資料の中に進めていくというふうに説明がある事業の経費が載っていない、収入も載っていないというのは、明らかにこの資料として、実際の計画には問題があると思いますし、資料としても問題があると思うんですけれども、今回、質問のみで、特に何か議決というものではないので、何かはできないんですけれども、これは問題だと思うんです。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  役員会の時点で事業計画の7番にナマズの養殖事業が載ってございます。その中で、経常収益の中で次年度からというところには理解は僕も示すことができました。ただ、議員御指摘のとおり、経常費用の中にナマズ養殖事業経費の欄を上げて、あえて備考欄に次年度からというところには少し違和感を感じました。なので、その辺は質問をさせていただいております。 当初、この事業については一般経費の中から人件費あるいはその他もろもろのものを支出する中で、運転を始めてある程度経費が明らかになった時点で、見通しが立った時点というぐあいに回答はありましたが、その時点でその経費を上げたいというところでございましたので、その辺は理解を示すことができましたので、その辺は了ということで僕は役員会の質疑を終えたところであります。 ◆2番(並河哲次君)  見通しが立ったところで、とりあえずはほかの部分の経費でやってということなんですけれども、見通しって3月議会で計画書で示されているじゃないですか。もちろん問題のある計画書だと思いますけれども、市としては、これなんだという話で、計画として幾ら幾らともう千円単位まで計画として示されていますよ。これ、一旦3月議会に、ここまで計画ができているんで市としては応援していきたいからという主張だったんじゃないんですか。それが、いや実は計画としてはまだまだ曖昧なところがあるんで、ここには数字は記載できないんですというのは、もうあっという間に言うことが変わっていると思うんですけれども。もう特に御答弁を求めても仕方がないと思うんですが、これ本当に何の反省もなく、3月議会以降、結局新宮港埠頭が言うままに、今、向井部長は疑義を感じたと実際におっしゃっている部分も、市長としては特にチェックもなくそのまま通ってきていて、ここで金額が空欄の新規事業が説明されている。事業としてはもう着々と進んでいる。億単位の事業として進んでいる。本当にこれを改善しないという姿勢が余りにも問題やと思います。 これ、ちなみにいろんな、新宮市の事業じゃなくて新宮港埠頭株式会社の事業なんでそこまで言えるところではないんかもしれないんですけれども、この工事とかをされるやり方、入札であるとか、どんなふうに決まっていっているんですか、その辺は御存じですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  当然、ここの役員として入っている以上、そういったことについては市の準則に従っていただきたいということで要請をさせていただきまして、その準則どおり入札を執行していただいているというふうに思っております。 ◆2番(並河哲次君)  していただいているというふうに思っておりますというところなんですけれども、それはしていただいているということを確認しておられるんですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  すみません。していただきました。 ◆2番(並河哲次君)  今、現時点での事業の工事などはそういった形でされているということなんですけれども、市として何か事業をしていくときに、例えば新規事業をしますと、まだ金額は何もありませんのでといって予算が上がってきて通過するということはあり得ないことだと思うですけれども、今の市の準則に従って入札などをやっていただいている新宮港埠頭の場合は、なぜか金額の部分が空欄でも取締役会、株主総会で通過していって、この議会にまでそのままこれが上がってくるというのは、本当に市が最大の株主としていて、法律上も監督する権限もあってという状況と余りにもかけ離れていると思います。余りにも問題が多いと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  質問中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後1時59分--------------------------------------- △再開 午後2時15分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの並河議員の質問に対する答弁に関して、当局より補足説明の申し出がありますので、これを許可いたします。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  先ほど向井部長のほうから説明がありました点について、このナマズ養殖事業の次年度からという記載について、ちょっと補足だけさせてください。 取締役会のほうでも、先ほど向井部長のほうからも疑義があったということで、もう一方、同じようにこの次年度からというようなことで、まさしく並河議員が御質問いただいた費用、経費についてかかってくるのではないかというような質問もあったのは事実でございます。その中で、新宮港埠頭のほうは会計上というか、新宮港埠頭のあくまでも会計上の考えなんですけれども、商品として売り上げが上がった時点でその商品に対する原価を記載するというようなイメージを持っているということで、あくまで工事費等にかかったものについてはこの平成29年度の経常費用の中に減価償却費が、この中にナマズの工事についても減価償却で入っていきますし、その他必要なものについてはその他経費に含まれていくというようなことで説明がありまして、あくまで商品としてのでき上がりとそれまでの過程は切り離した形で考えているというような説明がありましたので、その場は取締役会としても了としたというような経過がございます。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。
    ◆2番(並河哲次君)  なぜか収入と支出を、同じ事業なのに切り離してという形でいくと。それを認めてしまっているということなんですけれども、それであれば、この事業計画、収支計画書という、議会に対してこういうことでというふうに説明されている資料は、やっぱりそのとおりではないということになってくると思うんで、本当に何に基づいて何の資料を、どういう数字に基づいて市として、最大の株主としてやっているのかというのが本当にわからないと思います。ナマズのもの自体がなくても、そこでここに人を雇ってやりますというふうに書いてあるので、その人についての経費というのもかかってくると思いますし、本当に苦し紛れの無理やりのやり方というふうに聞こえざるを得ないです。 市長、1点聞いておきたいんですけれども、やはり事業を進めていくのにここに数字も記載されていないという、非常に、市長も精査、またここは先ほどの答弁ではできていなかったということだと思うんですけれども、これは市長から議会に対して提出されている業務報告なんですけれども、これ本当に3月議会までのことをもう一回振り返って、しっかり考えていただいて、やはり市として、市として出資しているということは市民が出資しているということになると思うんですけれども、その会社が進めている事業について、きちっとしたものを出していただいて説明をいただく必要があると思うんですけれども、市長として、この業務報告を改めてきちっとしたものにして今議会中に提出していただくというようなことはできないですか。 ◎市長(田岡実千年君)  今、小渕のほうから説明があったように、このナマズの事業の計上については売り上げが上がった時点で経費も上げていくという取締役会での新宮港埠頭の説明だったということでありますので、改めて提出するというのはちょっと検討させてください。 ◆2番(並河哲次君)  検討ということでしたので、しっかりとその検討の結果を今議会中に御説明をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  続いて、5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  この新宮港埠頭、土地に関して昨年度20回払いということと、そして残りの債務というのが決まったんですけれども、残りの債務が幾らで、20回の支払い方ってどのように支払っていくのかちょっとお教えください。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  ことしの3月22日に今までの貸付特約付売買契約につきまして変更の契約をしまして、その中で支払い方法に関する協議をしてございます。現在のところ、残金につきましては、以前に内金のほう充当させていただいて、かつ新宮港埠頭のほうから補償金をいただいてございましたので、その分を差し引いた残金につきましては9億1,308万1,670円ございます。これにつきましては、平成29年から平成48年まで、元本は均等で、それぞれ利子を付して、合計9億6,923万9,930円というような支払い方になっております。 ◆5番(松畑玄君)  昨年度の負債額ってどこで出てくるんですか、9億幾らというのは、貸借対照表の中で。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  3ページのほうを見ていただきたいと思います。貸借対照表の中の一番下の土地の前払金という欄がございます。これにつきまして、まだ1回目の支払いが来てございませんので、内金の分と契約金の分2億5,584万4,000円という形で記載させていただいております。 ◆5番(松畑玄君)  負債の部でどこへ出てくるのかということをお伺いしているんです。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  今のところ負債のところの計上がございませんで、この土地の前払金という形で、新宮港埠頭のほうはこういう会計上処理をしているということでございます。 ◆5番(松畑玄君)  しかし、前年度末にはその額、確定していましたよね。残りの残債額というのは、負債、確定していなかったですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  先ほど申し上げましたとおり、平成29年3月22日の段階で変更契約しておりますので、そこで額は確定しているということでございます。 ◆5番(松畑玄君)  それならば、ここへ載ってこなおかしいのじゃないのですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  考え方はいろいろあろうかと思いますけれども、これにつきましては、新宮港埠頭株式会社も会計事務所と相談の上、作成した資料ということでありますので、会計上は誤りではないのかなというふうに考えてございます。 ◆5番(松畑玄君)  22日に変更契約しているんですよね。その時点で額も確定しているわけですよね。そして、支払い方も確定しているわけですよね。その中で、負債じゃないんですか、残債というのは、残りの、じゃないんですかね。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  新宮港埠頭のほうから、この土地の前払金を積み立てていきまして、最終的にはこの前払金と9億円足して11億円何がしになった時点で固定資産のほうに振りかえるといういうような形になってございます。 ◆5番(松畑玄君)  固定資産に振りかえて負債も、本来ならば確定した時点で、そこは大丈夫なんですか、会計的に。どうなんですか。正確な財務諸表じゃないと思うんですけれども。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  すみません。繰り返しになりましてまことに申しわけございません。この財務諸表につきましては、会計事務所と協議の上、作成したものということでございますので、会計上はクリアされているというふうに考えてございます。 ◆5番(松畑玄君)  だけど、現実問題、土地を取得したわけですよね、年度内に。所有権移転したのはいつですか、これ。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  所有権移転につきましては、全ての支払いが完了した後という形になっておりますので、今の段階では所有権は移転してございません。 ◆5番(松畑玄君)  実際、何割か払ったら所有権移転してくれという話になるんですよね。そうでもないんですか。確実に終わってからですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  契約上は完納後という形になってございます。 ◆5番(松畑玄君)  所有権移転するかせんかは別にして、負債としてやっぱり計上しておかんと正確な情報ではないんじゃないかと思うんですけれども、それ財政的にどうなんですかね、総務部長。 ◎総務部長(小谷充君)  ちょっと会計上そこまで詳しくはないんですけれども、前に1回聞いた会計士によりますと、やはり今、小渕課長のほうから報告ありましたように、現在においては土地の所有が新宮市ということになっておりますので、あくまでまだ新宮港埠頭にはなっておりませんので、会計上には現在あらわされないということになろうかと思います。 ◆5番(松畑玄君)  それを言っていたら結構、かなり新宮港埠頭側に有利なというか、金融機関が例えばここにお金を貸すときに、すごい、そんな隠れた債務があったんかと、負債が。実際、9億円何がしは20年かけて払っていかなければならないわけじゃないですか。そうではないんですね。これはこれで大丈夫ということですね。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  繰り返しになって申しわけございません。会計事務所と相談の上、作成されているということで、私もそのような認識でおります。 ◆5番(松畑玄君)  わかりました。 次、この水産関係の加工品販売の売り上げって、大体何をこれ売っておられるんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  現在のところ、食縁のブリとかそういうものを薫製にしたり、それとかフィレを販売したりというようなことで、食縁とタイアップした形で販売を進めているというふうに聞いてございます。 ◆5番(松畑玄君)  これ結構、二千何百万円とかと売れて、かなりすごいですよね。来年度は3,000万円と。大体どこらあたりが買っていくんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  企業側のことですので、販路についてはこの場で説明させていただくのは差し控えたいというふうに思いますけれども、水産加工の営業に当たるところを何件か、こちらの事業計画のほうにも記載をしておりますけれども、多数引き合いが来ているというような状況があるので、新宮港埠頭側もこの販売については余り心配をしていないというようなコメントもございました。 ◆5番(松畑玄君)  結構順調に伸びてきそうな感じなんですね。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  聞き取りからはそのように認識いたしました。 ◆5番(松畑玄君)  わかりました。 ○議長(榎本鉄也君)  17番、大西議員。 ◆17番(大西強君)  市長、先ほどの並河議員に対する答弁で、あなた、新宮港埠頭株式会社の取締役会へ行って、この計画について話を伺ったということだったんですが、この新宮港頭株式会社の役員名簿の中に市長は入っていないですね。どういう権限でその取締役会へ出席したんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほど答弁させていただいたのは、株主総会へ出席させていただいたというふうに御説明させていただきました。私、役員ではなくて株主の代表として株主総会へ出席させていただいてございます。 ◆17番(大西強君)  それで、市長、役員名簿見たらわかるんですけれども、これ代表取締役が民間なんです。この人はオーナーじゃないんですよね、市長が雇っているんですよね。50%以上の株を持っている市長がオーナーなんですよね、この会社の。だから、市長は自分の部下を役員に送り込んでいるんですけれども、市長が取締役会へ出席して、それでこの会社の運営実態を把握するというのが必要じゃないですか。そうすると、ちょうどこの代表者、市長はいろいろ市政全般を見据えなならんので、会長職を設けて、会長を市長にして、実際の運営は社長がやる、どこの会社でも実権は社長が握るんやけれども、問題がある場合はやっぱり市長が直接株主総会へ出て指揮するというふうにしないと責任が果たせんと思うんですけれども、どうですか。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほどもも申し上げましたが、株主総会へはもちろん出席しておりまして、そこで疑義があればこちらからいろいろ問題提起させていただくということになると思います。 ◆17番(大西強君)  そこでね、市長、第三セクターを設立する場合のコンセプトは、民間活力の導入あるいは民間の経営ノウハウを入れるということがコンセプトなんです。そこで、そしたら、あんた、株主総会へ行って意見は言うた、疑問点は聞いたと言うが、このナマズの養殖事業に対して、取締役会は株主総会においてナマズの養殖事業を行いますと、3億円規模の投資をして行うと、それに対する利益はこのように発生すると言うて報告したんです。それがですよ、市長、あなたは民間の経営者だったんです。一つの水槽で5,000匹飼うんやと、それで11の池をつくるんで、5,000匹掛ける11ですよ。それで1匹500円で売るんだと。それに500円掛ける。8カ月で出荷できるから、1年間で計算したら売り上げは八千数百万円の売り上げがあるって報告が来たんですよ。こんな、小学生の計算ですよね、そうでしょう。一つの水槽で5,000匹飼うんだ、それを11つくるから11掛ける、小学生の計算じゃないですか、これ。これ生き物ですよ。生もので単純にそういう計算して、その中のリスクが全然入れられていない。こういう決算、事業計画が民間で通ると思いますか。あなたは株主総会で今、聞いたと。株主総会でそういう報告があって、市長、売り上げが一番大事でしょう。利益を計算して投資するんです。その売り上げが単純で、すごく甘くないですか。リスクは全然想定していない。そういうのは民間企業なんかで通るわけないじゃないですか。まして、オーナーが来ているところで、オーナーが来ている株主総会で、役員がこんなずさんな甘い計画を、はいそうですかというて聞くのは、一般の会社で取締役がオーナーの前でプレゼンするのに、こんな単純、小学生の計算で通りますかと。だから、民間の経営ノウハウを導入すると、公務員は親方日の丸で甘くなるんだ、ですから民間の厳しい経営手法を取り入れて官民共同で事業を起こすのが第三セクターの設立コンセプトや。 そこで、取締役に企画政策部長と課長が出ているんやけれども、それで法律上、市民に対して、株主が市民なんです。この会社の株主は市民でしょう。ですから、株主に対して、市長はこの計画、業務実績あるいは計画を市民代表の議会へ報告しなければならないんです。我々は、株主として、市長がこういうずさんな、単純な計画を出されて、はいそうですかと言うわけには、私はいかない。ましてや、新宮市の市長になろうかという人が、新宮市民から執行権を負託されている市長が、こういうずさんな、単純な事業計画を許されるということになれば、非常に市長に対する不信感が拭えない。市長はそれで済んだか知らんけれども、これから議会に対する報告は綿密な、我々株主を納得させられる丁寧な報告書を出してほしい。どうですか、市長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  総務建設委員会で報告させていただきましたナマズ養殖事業について、今、御指摘のナマズの生産について、1棟、1池当たり約5,000匹と計画しているというふうに報告をさせていただきました。これについては、リスク管理が当然その前段にございまして、今後、もし総務建設委員会の中で報告することがあれば、その辺は加味して以後報告はしたいと思いますが、当然リスクの中で、卵からのふ化あるいは成魚の育成、そういったリスクは当然加味されております。卵からのふ化率は約50%、成魚率がそのうち40から50%という中で、卵が約2万個生まれるというふうに言われています。50%ですから約1万個がふ化すると。その中で40から50%が成魚になるという確率の中で5,000匹という計画がこの中にあるかというふうに思います。 ◆17番(大西強君)  それで、調査した結果、現在ナマズの養殖をしている専門業者が、近大ブランドを使う場合は、病気の発生が予想されるんです。しかし、近大は病気を防ぐ薬品を一切使わせないそうです。薬品を使ったらもうそれは近大ブランドじゃないんで、廃棄処分なんです。だから、それを聞いてきているんで、このナマズ事業は食縁の有路社長と連携してやっているんで、そこの業者も有路先生が指導しているんです。すると、有路先生は薬品を使うなと。現在やっている専門業者は、病気の発生を防ぐ薬は人体に影響がない、しかし有路先生は絶対使わせてくれない。使ったら出荷停止になる。そういうことを聞いてきているから、そういうリスクも含めて売り上げの予想をもっと厳しいにしてくれれば、ああ慎重なんだなと、その上の計画なんだなということがわかるでしょう。 それと、そういうふうに、今回の場合でわかるように、小池社長が全面的に出てくるんです。しかし、この会社は市民の会社なんです、実質経営者は市長なんですね。ですから、我々は、不都合があった場合は市長の責任を問いたいんです。ですから、会長職を設けて、この小池社長は雇われなんですから、オーナーを会長にしておれば、我々市民が不都合があったら市長の責任を問えるでしょう。そういうことで、市長は答弁なかったけれども、可能だと思うんです。そうすると、市民はこの新宮港埠頭株式会社は市民の会社なんだということもわかるじゃないですか。そういうことで、市長、検討していってくださいよ。 ◎市長(田岡実千年君)  今、議員御指摘のとおり、株主の代表として、私はオーナーといいますか経営には参画をしておりません。ただ、人事権はございます。そういう関係で今のところはいいんじゃないかなというふうに思っております。議員御存じのとおり、経営状態も大変よくて、毎年数千万円の税金も納めていただいている優良企業、小池社長の大変な社長としての実力のたまものだと思っておりまして、大変貴重な御提案でございますが、特に私は今、組織を変更させるというつもりはございません。 ◆17番(大西強君)  ございませんやない、あんたはすぐそう言う。私の提案に対してすぐそういう答弁するから。ございませんって。私のアイデアはそんなに悪いことやと思いませんよ。会長職を置くことと小池社長がこの会社の運営に尽力してきて実績を上げていることと、別の話ですよ。どこの会社でも、社長が実質指揮者なんです。しかし、オーナーが社長を退いたとき会長にするんです。そうでしょう。そういう形をとったら、ここへ取締役会長があれば、市長が取締役会へ問題のあるときは出ていけるじゃないですか、そうでしょう。そしたら、我々は市長に詳しく聞けるじゃないですか。ええアイデアやと思わんかって、あんたのために言うたんやで。だから、小池社長はあんたが雇うてるんや、これ。そやから、これは市民の会社なんだと、実質経営者は市長なんだということを市民に知らせるためには、会長職を設けてあんたが会長になっていたら一番いいじゃないですか。責任の所在もはっきりするやないですかと言うてるんで、検討してみますでええんと違うんかい。私が言うと、必ずあなたは即決答弁してきます。当局は、議会に対して、議員の質問に対しては、いい意見なんで検討してみますというのが礼儀なんや、儀礼、儀礼なんや。鋭意努力しますということは、しないということなんや。あんたは、できません、考えていません、検討しません。いいかげんにせなあかんで。もうええわ。 ○議長(榎本鉄也君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  実は、今までの新宮港埠頭の諸報告の質問を聞かせていただいて、やはり決定的に問題があると感じるのは、姿勢の問題だと思うんです。この決算書、特に財務諸表に関する部分、あるいはナマズ養殖に関する部分に関しても、いわゆる新宮市当局が、我々議会、ひいては市民に対しての広く新宮港埠頭がどういう経営状況なのかということを知らしめていく、公表していくという姿勢に欠けている点に問題があると思うんです。 それは、まず先ほど松畑議員が聞かれておった貸借対照表の土地の残債の問題なんですけれども、これは企業会計の法上、コンプライアンス的には問題がないという判断というか、それが会計事務所から示されているので記載をしていない。ただ、要は記載してはならないとはなっていないはずなんです。また、多分記載しなければならないともなっていないんです。だから、いわゆるコンプライアンス的には会計上問題なく記載をしていないのかもしれない。ただ、いわゆる経営状況を判断する中では、この負債は長期借り入れなり長期負債なり長期の土地代金ということで、やはり何らかの形で示すべきなんではないでしょうか。必ず記載しなければならないとは書かれていないから記載しないということで、コンプライアンス的には問題ないんだと思います。ただ、その姿勢に問題があるんじゃないかと私は思うんですが、いかがですか、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  会計法上は分割払いということで、貸借対照表には入ってきていないんだというふうに理解をしております。ただ、議員御指摘のように、やはりわかりやすくするようにということでありますから、ちょっと一回研究したいと思います。 ◆12番(上田勝之君)  これが去年の6月同様に、諸報告でナマズ養殖事業とか土地購入代金というのに質問が集中して、かなり長引いた記憶があります。そして、この3月に議案として提案されて、いろいろ種々議論が交わされたところであります。やはり、そういった状況を鑑みれば、当局としてはこの新宮港埠頭の経営状況というものをしっかりと示していくことが重要なんで、会計法上問題がないからといって記載しないという消極的な情報の開示の仕方はないんではないかと私は考えるんですが。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  会計上の問題以前に、この土地の売買の、要するに公有財産の土地の売買の観点から少し見る必要があるかと思います。地方自治法上、今回の分割払いは特例です。本来であれば前納をもって公有財産を売買するというのが地方自治法上定められておりますので、その中で、特例を活用する中で今回分割をさせていただいております。その分割の中で20年間の利息をつけるというところにこの、延納の特約というんですが、そこら辺の際に徴すべき利息というものがあるというふうに認識しております。ですから、その期限をもって履行がおくれる、要するにお金を払うのがおくれることの責を負わないというふうに、地方自治法上の逐条にも載ってございますので、その辺は別に会計法上了であればここに載せる必要はないのかなというふうには判断させていただきました。 ◆12番(上田勝之君)  その都度その判断はあるかと思うんです。ただ、いわゆるその姿勢に問題があるということです。載せる必要がないから別に違反はしていないと言われているんですよ。だけど、それじゃ経営実態がわからんのです。いわゆる資産の部には土地前払金が出てきているわけです。それに対応する負債の部に出てこないと、当然それがどういうことを意味しているかというのがはっきりと見えないということに問題があると。だから、それは多分ルール上は別に記載しなくてもそれで大丈夫なんでしょうけれども、その辺がいかがなものかという点。 もう1点、ナマズ養殖事業の経費の部分に関しては、ここに収入が当然、平成29年度は見込めないんですが経費はかかってくる。これまで、この新宮港埠頭という会社は、この水産加工品の部分がありますけれども、ほぼ港湾の荷役に関する部分でこの新宮港埠頭という会社は成り立っているわけです。これは、私、昨年も述べさせていただいたんですけれども、新規事業、全く違う畑の事業に進出していく際に、進出しているんですけれども、その必要な経費に関して一般管理費の中から平成29年度は捻出していくというような手法は、このいわゆる分野が全く違う新規事業の部分に関する経営実態を非常に曖昧にしてしまいます。そういったことの指摘をなぜされないのか。つまり、ルール上問題はないからこれでも大丈夫ですと、これでいきますというんではなくて、いわゆる全く違う分野の新しい事業へ、さまざまな議員、議員各位の中でも賛否両論あります。賛否両論ある中で進めていくということなんですから、やはりこのいわゆる全く違う分野の新規事業に関しては、その部分を整理して、どれぐらい、初期投資がこれぐらい必要で、今年度の経費としてもこれぐらいかかる、人件費としてもこれぐらいかかっていくというようなあたりをしっかりと明らかにする必要があるんじゃないですか。それが、いわゆる新宮市が半分以上出資している会社なんですから。物すごく消極的ですよね。もちろん、第三セクターなので地方自治法の第221条の3項に基づく調査も行えばいいんです。それも適正には行われていない、行う意思もない。あれだけ議論になった、3月議会でも議論になった、去年の6月でも議論になったものを、こういったような方法で報告してくるというあたりに非常に疑問を感じるんですが、改善されるおつもりはありませんか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  3月議会で、たしか並河議員から御質問あったときに、このことについては総務建設委員会のほうで随時、進捗があった都度報告をさせていただきますということでたしか答弁させていただいたかと思います。今回、生けすの入札を行うに当たって、総務建設委員会のほうで、先ほど大西議員からもありましたが、報告はさせていただきました。以後、進捗あり次第、進み次第、このことについては随時報告はしていきたいというふうには思っております。 ◆12番(上田勝之君)  確かに、今、部長お答えいただいたように、総務建設委員会では報告をされているんだろうと思います。特に、事業の進捗に対しては報告をされているんだろうとは思いますけれども、いわゆるこの新宮港埠頭の業務報告、経営実態、これらの点について、非常に消極的な報告であると言わざるを得ません。この点について、改善されるおつもりはありませんか、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  いつも、報告について、必要な報告はさせていただいていると思っております。今、御指摘いただきましたんで、今後の検討課題とさせてください。 ◆12番(上田勝之君)  検討するというのは、せんということと言いなかったかい。 ただ、やはりその辺を本当に検討してください。 ○議長(榎本鉄也君)  7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  新宮港埠頭の経営について、市長にお聞きしたいんですけれども、過去において、第三セクターと言われる、新宮市もそうですが、熊野川町でもそうだったんですけれども、第三セクターをつくっても、ほとんどが市の職員がそこの役員となってやってきたわけでしょう。しかし、新宮港埠頭株式会社というものは、民間活力をつけることと、やっぱり民間活力を前面に持っていって、企業発展また新宮市発展のためにやっている会社でしょう。当時、新宮港埠頭株式会社を設置するに当たっては、私なり大先輩の議員らが、当時の市長も骨を折ってこの新宮港埠頭株式会社を設立されたんでしょう。私はそう考えています。だから、利益を上げることは、市長が株主であったとしても、それは実際株主でしょう、半分持っているんでしょう、50%を超える。しかし、実際は、運営を任せているのは新宮港埠頭株式会社の代表取締に任せているんじゃないんですか。そこによって利益を上げていると。いろんな議員の方にも御意見があると思うんですけれども、やはり利益を上げながら、しかし小池社長をお呼びして、総務建設委員会でお話を受けたとき、港湾荷役だけではやはりだんだん先細りになる可能性もあると。しかし、新宮港埠頭株式会社を、将来、新宮市の港湾、今、御承知のとおり、クルーズにおいても年間12隻から14隻の観光船、遠くはフランスからも来ているんです。それだけ活躍されている新宮港埠頭株式会社は、荷役だけでは先細りになるから、新しい事業を始めようとしてやっているんじゃないんですか。市長はそこの50%を超える株主だったとしても、実際仕事を請け負って、職員を雇用して、新宮市の企業発展、市政の発展のためにやっているのは、今、小池社長じゃないんですか。ただ、株式を持っている権限は市長であっても、50%の、実際に任せているのは小池社長を含めここの役員の方じゃないんですか、そうでしょう。だから、私は、先を見る企業家として、小池社長がなかなかそれを考えられてやっていると思うんです。それに対して、いろんな、議員の方々にも質疑等もあると思うんですけれども、今、現に黒字経営でしょう。市長として、これからも筆頭株主の代表として、あなたはそこにおられますけれども、あなたが実際それを、経営を取り仕切ってやっているわけじゃないんでしょう。そこをお聞きしたいんです。 ◎市長(田岡実千年君)  福田議員おっしゃるとおり、株主の代表として、現在、小池さんに新宮港埠頭株式会社の社長をお願いしている、やっていただいているというところでございまして、私、大変、小池さんの経営者としての手腕は認めておりますし、お互い、さらに信頼関係の中で今、経営を任せているといったところでありまして、これからもしっかりお願いしたいというふうに思ってございます。 ◆7番(福田讓君)  新宮港埠頭は、今申し上げましたように、新宮市が半数以上も持っていると。市民の財産です。この市民の財産は、市長が毎日監視して仕事をやらせているわけじゃないんです。小池社長にお任せしてそこの運営に当たっているんでしょう。私は、それが当然だと思います。市長は新宮市全体を見て行政を担当されているわけですから。どこの自治体でも、第三セクターの当初は市の職員等がその経営に携わったんです。新宮港だってそうでしょう。40億円の負債がありますけれども、返していかなあかんのやけれども、やはり民間活力、民間のノウハウを取り入れて、この新宮港埠頭が今順調にやっているんでしょう。私は、やはり議会としてもきちっと報告していただいて応援していくのが、私はそう思っています。だから、今、同僚議員からいろんな御質問があったとおり、それも十分検討しながら、やはり能力のある人でなければ幾ら、経営ですよ、経営やってこそ利潤が生まれる。そして、次の新しい起業を考えていく。私はぜひやっていただきたいと思います。 だから、今回のこの報告に関して、市長もいろんな議員の皆さんの声を真摯に受けとめられることは当然だと思いますが、やはりこれだけ黒字を出されて100人以上の雇用を持っているところありますか。職員もしかり、新宮港埠頭もしかりじゃないですか。今度は、ナマズによって新たに雇用も生まれるんじゃないですか。そこは、市長、やはりしっかりと執行責任者として十分、社長とも常に密接な関係を持って経営に取り組んでいただきたいと思います。いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  大変ありがとうございます。頑張ります。 ○議長(榎本鉄也君)  5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  さっきの貸借対照表の件なんですけれども、もちろんいいらしいんです、調べたら。けれども、この手法を使う場合は、注記をプラスするなり、債務がこれだけあるよということを明確にしとかなあかんというんです。本当の、本物のあれというのは見られておるんですよね、本当の決算書。これを見させられるわけじゃないですよね。これ、すごい略式版じゃないですか。決算書これだけで済まないじゃないですか。これ、ちゃんとした決算書というのは市の幹部の方は見られているんですよね。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  決算書で上がってくる数字には全て根拠があります。新宮港埠頭が創設以来ずっと積み上げてきたのが貸借対照表としてその年その年の年度末の数値として明快に出てきておるということですから、それぞれの数値そのものの内訳というのは当然あります。その中で、先ほど松畑議員からも指摘があった土地の関係については、先ほど部長らが答弁したとおりです。ですから、債務に、要するに土地そのものを全体で一括して支払う、支払う財源を長期借り入れで求めたということであれば、当然負債のほうにもその借入金の金額は上がってきますけれども、当然、土地のほうにも固定資産としてその土地は上がってくるということですから…… ◆5番(松畑玄君)  それがオーソドックスな形ですよね。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  はい、そうです。 ですから、内訳を除いた現在示されている貸借対照表というのは、当然これまでの積み上げということですから、そのとおりの数値だというふうに理解しています。 ◆5番(松畑玄君)  そこには、上がってくるやつには注記はなかったわけですね。この手法を使うときは債務が幾らあるよということをちゃんと書いておかんとわからないというんですよね、後発事象が起こると、これだけ見て判断するに当たっては。そういうのはなかったということですね。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  貸借対照表の中に前払土地ということで明確に出ていると思います。それが、当然土地を取得するために、トータル的にはどれだけの契約額があって、そのうち幾ら支払っておるということがそこで明確になっておるというふうに思っています。 ◆5番(松畑玄君)  それは、役所側はわかると思うんです。他人はわかりません。これ、積み上がっていって金額に、11億円何がしに達したときに振りかえるよということを副市長は言われているんですよね。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  はい、貸借対照表上は当然そういうことで、結果的に…… ◆5番(松畑玄君)  これ、他人が。僕もある程度わかっています。副市長もわかっています。だけど、これを第三者が見たときにわかるようにしておくためには注記が要るよと。それがやっぱり見せる姿勢、僕らに対しても、やっぱり僕もこういうの、本当は債務があるわけじゃないですか、ある程度の、9億円何がしの。これが積み上がったときに固定資産に振りかえるというわけですよね。それには、やっぱり注記で何でこういうことになって、幾らあと払うよということが示されて……。それを細かく言っているんじゃなく、もう少しやっぱり、ざっくりとしたのじゃなく情報としていただけないかなということなんです。みんな、多分言っているのそこだと思うんです。もう少し見せる姿勢というのを出していただけないかということ。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  そういう中身の話であれば、当然、説明をした後、質問を受けて、この部分についてはこういうことですという説明、回答でよろしいかというふうには思います。表示そのものはあえて、間違った表示ではないというふうに思っていますんで、その中身的なやつを質問されて、答えさせていただくということになるかなというふうに思います。 ◆5番(松畑玄君)  12月でも3月でもそうだったんですけれども、もう少し詳しい決算書をくださいと言って、当局は見せますと言ってくれたんですけれども、やってくれると言ったけれども、やってくれていない。結局、今回も毎年一緒のスタンスの財務諸表、報告くれるわけなんです。もうちょっと詳しいのを下さいよと。そこは、やっぱり市長、やってもらえないんですね。 ◎市長(田岡実千年君)  これ以上詳しいというのは、あとこう、いろんな1項目ずつの明細だと思うんです。この貸借対照表で十分中身はわかっていただけるというふうに私は思っております。 ◆5番(松畑玄君)  いや、第三者が見たら多分わからないと思いますよ、実際、本当に。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  第三者が見てわからないということはあり得るかもわかりませんが、要するに会計ルールにのっとって表示したのが貸借対照表ですから、ルールにのっとっておるということでは、中身そのものの質問というのは、わからない部分はあるかもわかりませんけれども、新宮港埠頭が始まって37、8年ということですから、当初からの積み上げてきた数値が現在そこへ示されておるということですから、それぞれ毎年変更して、ルールにのっとって変更してやってきておるということですから、内訳の説明というのは…… ◆5番(松畑玄君)  積み重ねですけれども、ある程度わかって、さっきの負債の部分に関してもそうですけれども、注記入れるなりやってほしいよと。とりあえず、それじゃスタイルを変えるつもりないということでよろしいですか。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  注記云々についてはちょっと検討させてください。新宮港埠頭のほうともその辺のことについては、表記するかどうかというのは検討、協議してみたいというふうに思います。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 10分程度休憩いたします。 △休憩 午後3時12分--------------------------------------- △再開 午後3時26分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、番号7、一般財団法人新熊野体験研修協会の業務報告について、当局の説明を求めます。 平見農林水産課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君) (登壇) ただいま議題となりました一般財団法人新熊野体験研修協会の業務報告について御説明申し上げます。 それでは、1ページをお開きください。 まず、事業報告ですが、入浴・宿泊を含めた施設の利用者につきましては、グローバル化に伴い、外国人観光客の利用が増加しましたが、一方、日本人の利用客が減り、トータルの利用客は前年度と比較して減少し、当期純利益は12万8,736円を計上しております。 また、収益事業につきましては、宿泊関係では、前年度より69人少ない1万825人となっており、売り上げにつきましても、34万5,264円の減となっております。 入浴関係を見ますと、利用者数は前年度より6,566人減少し、売り上げにつきましても、前年度に比べ276万4,825円の減少となっております。売店関係の売り上げにつきましては、昨年並みで767万9,246円となっております。 次に、貸借対照表について御説明いたします。 3ページをお開きください。 まず、資産の部ですが、流動資産、固定資産を合わせました資産合計が3,774万5,410円でございます。 次に、負債の部ですが、流動負債、固定負債合わせまして452万2,866円でございます。資産から負債を引いた3,322万2,544円が正味財産となり、当年度の当期純利益は、先ほどの事業報告でも報告させていただきましたが、12万8,736円でございます。 貸借対照表記載に係る詳細は、4ページから5ページにかけての正味財産増減計算書と、6ページから7ページにかけての財産目録に記載のとおりでございます。 なお、平成28年度の公益目的財産収支差額はマイナス574万3,523円で、公益目的財産残額は1,434万997円となります。これにつきましては、協会のほうで評議委員会を開催し、県のほうに報告する運びとなっております。 次に、平成29年度事業計画について御説明いたします。 予算書の1ページ及び2ページをお願いいたします。 平成28年度同様、二つの公益事業と収益事業から成る事業で当協会を運営していくことになります。損益計算ベースでの収入につきましては、3ページに記載のとおり、経常収益の総額は8,420万1,000円を見込んでおります。昨年度と比較して138万2,000円の増となっています。 一方、経常費用の総額も同額で、その内訳は4ページから5ページに記載のとおりですが、平成29年度の正味財産の増額は見込んでおりません。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  宿泊の方、1万825人なんですけれども、これは、宿の稼働率としてはどのぐらいになるんですか、この数字というのは。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  すみません、稼働率については計算しておりませんので、また改めて御説明させていただきます。 ◆2番(並河哲次君)  改めてということでお願いします。 結構大事な数字になるのかなとは思うんで、報告はいただけるようにお願いしたいと思います。 全体としては利用客は減って、ただ、外国人観光客の方の利用がふえているということなんですが、これはちょっと内訳が、ここではわからなかったんですけれども、実際に、例えば宿泊だと、どういう内訳になっているんですか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  ただいまお尋ねの外国人の利用客でございますが、昨年度につきましては、66人の方が御利用されておりますが、今年度につきましては424人、358人が増となっております。内訳につきましては、オーストラリア関係が約50%、アメリカ関係が20%、その他で30%ということで内訳を聞いております。 ◆2番(並河哲次君)  これは、急増しているんですけれども、ちょっとお聞きしたあれなんですけれども、熊野古道を歩かれる方で、小口あたりに本当は泊まりたいけれども、宿がなくて、グリーンランドのほうに送っていただいたりとか、そういう状況もちらっと聞いたりしたんですけれども、どのようにしてこの300人以上の方がふえたんですかね。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  詳細については、協会より詳しく聞いておりませんが、担当している職員に聞きますと、やはり、そういった熊野古道等を歩いている方々が泊まっていただけるということで、やはりインターネット等で、そういったホームページを見たりとか、そういう方が宿泊していることだと思っております。 ◆2番(並河哲次君)  課のほうとしては把握されていないということなんですけれども、そのあたり、ぐっとふえているので、それはいいことだと思うんで、なぜそれがふえているのかとか、さらにどうやったらふやしていけそうなのかというあたりは、今の、指定管理でお任せしているんで、その状況というのはしっかりつかんでいただかないといけないんではないのかなと思いますが、ちょっと、ここに、本当に、書いてある字面と数字以外には把握されてはいないんですか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  申しわけございませんが、詳細までは把握しておりませんので、今後、協会のほうの現場のほうへ行って、そういった状況を聞き取りながら、せっかく伸びていただいている外国人の方、もっと伸ばす方法等を相談しながら、協会のほうと協力しながら、ふやす方法等を考えていきたいと思っております。 ◆2番(並河哲次君)  これは、指定管理料、こちらも860万円ぐらいでしたっけ、お支払いしているんですよね、今も。市長、これ、今特に中身のほう、余り市としては把握されていないということやったんですけれども、市として本当に、市長も3月の議会でお話しされていたんですけれども、医療費の無料化も進めていくに当たって、削らなければいけない部分もあったということで、市の財政状況に全く余裕がない逼迫している中で、きょうも最初の徐福協会のところも長く質問がありましたけれども、市としてお金を団体とかに指定管理でお願いする中で出しているというところの何百万円で、全部合わせたら何千万円というお金になってきて、それが何年たったら何億円というお金になってくるわけなんですけれども、そのあたりの本当に精査が甘過ぎるんじゃないですかね。 ずっと同じ状況で、お金の余裕がなくなっていっても、ずっとお金を出し続けている。その中身については、変化があっても、余り把握はできていない。もうずるずるとやり続けるんですかね、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  高田グリーンランドは、市にとって大変大切な施設でありまして、また観光にとっても大変貴重な施設でありまして、これは継続させていかなければならないと思っております。そういう中で、現場で働いてくださっている方々、理事長を初め、結構営業努力によって、最近黒字経営になっておりまして、なるべく市からのそういった指定管理料が少なくなっていくように、これからもしっかり努力してもらいたいというふうに思っております。 ◆2番(並河哲次君)  そういうふうに思っておられるんであれば、なぜ、じゃ中身の状況が、伸びている部分、伸びていない部分、減った部分もあると思うんですけれども、そのあたり、やっぱり市としてお金を出すからには把握してやっていかないといけないと思いますけれども。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  外国人の増加につきましては、平成28年度に顕著に出てきた数字でございます。平成27年度におきましては66名、平成28年度におきましては224名という、平成28年度に限って増加したものでございます。この集計は、決算の中身の中で、大枠で集計したものでございますので、当然事業課としては、この内容につきましては、これを受けた中で精査をして、これをもっと伸ばしていく方法を検討していく所存でございます。 ◆2番(並河哲次君)  意気込みとしてお聞かせいただいたんですけれども、これ事業報告なので、事業報告の中で、今の、どうだったんですという話をしていただくというのが本来の事業報告なんじゃないですかね。聞かせていただいて、いや、その数字についての中身は把握しておりませんだと、事業報告になっていないですよね。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  事業報告でございますので、当然そのような中身まで精査して報告できれば一番よいかと思いますけれども、集計的には最近まとまったものでございますので、なぜという分析まで至っていないというのが現状でございます。 ◆2番(並河哲次君)  先ほど、市長も、なるべく指定管理料などについても考えたいとおっしゃっているんですけれども、やはり、じゃ、どうすればいいのかというところを、例えば今、海外からの観光客の方が伸びているんであれば、そこの点について具体的に調べて工夫をしていただくということも十分可能だと思うんです。なので、本当に意識をして、少しでも、一生懸命やっていただいているというのはもちろんだとは思うんですけれども、でも、市が、本当にお金に余裕がない中でそこにお金を払っているということも事実なので、そこに対して、やっぱり厳しくというか、丁寧に見て、本当にこれだけ、もっと例えばお客さんが呼べるんであれば、そこはもちろん呼んでいただいて、そこの呼べるサポートはして、でも、お金は、もしかしたらほかのところに振り向けられるかもしれないわけなんで、その辺のところも、今、これまでやってきていることをやり続けるという以外の部分が今のお話の中からは見えないので、これから、また調べてやっていきますというところしかないので、今出てきている数字というのは、また変化してきていると思うんで、市としても、これまでのことをただ続ける、頑張ってきていただいたので、これまでどおり続けるというのではなくて、具体的にやっぱり変化をさせていかないといけないと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  新宮港埠頭は小池さんに丸投げ、ここは長山君に丸投げしているのが現状やろうと思う。その中で、本当に長山君、一生懸命、この人、最初のころからやってくれているんじゃないか。本当に名前のとおり長い。ようやってくれやるよ、体も悪うせんと。彼は本当に、ああいう宿泊施設、私も旅館で生まれ育ったから、人を扱うというのは一番難しいと思う。すごいストレスたまるし大変やろうと思う。長山君は、もうそろそろ、定年は幾つまでなのここ。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  長山事務局長につきましては、代表理事と、また事務局長と兼務をしているものでありまして、理事につきましては定年制は設けておりませんが、事務局長として、職員としてでしたら60歳で定年を迎えることになっております。 ◆14番(田花操君)  60歳じゃないのか。幾つな。
    ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  昭和33年4月生まれですので、59歳です。 ◆14番(田花操君)  いずれにしても市長、この役員、理事、評議員、幹事、ほかは市の職員が、今まで歴代ずっと入ってきてあると。これここ5、6年前ぐらいから、長山さんが代表理事になってからこっちは、市の職員も全てここから脱退したような感じがするんや。やっぱりこれだけここへ市の補助、施設が全て市のものやから、ここを充実してあげらな、経営体制を、そして長山さんの後継者もやっぱり育てながらやっていかんと、結局は、本当に、最初から補助を相当入れやる。これも指定管理になって、それまでも、もうとにかく市の事業として、ほとんど丸抱えでやってきた。これで指定管理料を見やると、約九百五、六十万円入れやる。 それから、建物が老朽化、多分あれ平成の初めごろできたんじゃないんか。改修が年々、ことしの予算でも、建物の改修費どのくらい予算を出したった、うちから向こうの建物改修するのに。ことしのわからなんだら、去年のでも構わんけれどもよ。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  ことしの高田グリーンランドの施設修繕等々で220万円程度を予算計上させていただいております。 ◆14番(田花操君)  一千二、三百万円、これへ高田の小水力発電所の委託料は幾らぐらい向こうへやりやるん。もうほとんど全額やりやるわね。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  小水力発電所の警備委託につきましては、100万円程度を委託していただいて、警備等々非常時に管理等をしていただいているところでございます。 ◆14番(田花操君)  100万円程度やったかな、いずれにしろグリーンランドを維持してくるために、市から本当に相当な金額を入れやる。これは、最初から、この状況というのは変わっていないと思うよ。今後も私は変わらんと思うわ。だから、この施設の当初、朝日新聞かなんかで、この間屋久島へ行ったらあったんで、三島、この人があそこは緑維新の発祥の地やいうて、あの施設含めて整備してきた流れがあるんで、そういったあれからもう30年近うたってきて、相当もうやっぱり建物が老朽化し、新たな方向へやっぱり変えていくべきなんか、それとも緑維新の精神を受け継いでいくべきか、市長、研究していくときじゃないかなと思たあるよ。あの施設は、今くろしおスタジアムなんかに来てくれる人とうまく連携して、やっぱりなくてはならんと思うしよ、これからの仕掛けをどうしていくかということや。 それにしても、この役員体制は、市長、やっぱり無理やよ。市のノウハウ、人脈、ここへ入れていくべきやよ。それで、セールスも必要やしよ、屋敷議員も頑張って、ああいうふうに野球の人らが近大からいろんな野球部が来てくれるのは、自分らでもある程度それ以外のところを開拓して、結局は来てもらわなあかんし、そのためにもやっぱり人づくりというか、そこが大事ではないかなと思うし、これじゃ余りにも体制が不十分やろうと思うんで、ぜひ、ここを充実できるようにして、長山さんを支えたっていくべきやと思うんで、それだけお願いして、市長、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  おっしゃるとおりだと思います。長山代表理事においては、大変責任感と熱意を持ってやっていただいているのは、本当にありがたく思っておりますが、理事は定年がないということでありますが、そろそろ、そういった後継ぎというか後継者のことも考えていかなければならないと思います。 また、今、田花議員からおっしゃっていただきましたが、関東方面へも、議員の皆さんと一緒に私もセールスに行かせていただいて、また大きなチームが合宿を再開していただいたりと、やはりいい方向にある。合宿に来ていただいた方々の感想を聞くと、温泉も食事も、おいしいものがたくさんあって、大変褒めていただいて、ありがたく思っておりますので、とにかくこれからも末永く継続できるような仕組みをしっかりと考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(榎本鉄也君)  4番、大石議員。 ◆4番(大石元則君)  収益事業、収益が今取り沙汰されておりますので、私も一言質問させていただきます。 収益事業の中で四つ上げられております。その中において、今の宿泊事業なんですけれども、2ページに上げておりますけれども、収益としては何割ぐらいが宿泊事業において収益が上がっているんでしょうか。全体の収益事業の中で宿泊事業で上げられる収入というのは、どんなものなんでしょうか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  先ほど、並河議員からお尋ねの件で、稼働率の件がありましたが、今確認しますと51.3%の稼働率だということなんです。ですから、現在51.3%で現状の正味的な経常費が12万円ぐらい上がっているということで、50%切るとやはり厳しいんじゃないかと思いますので、50%以上は必ず必要かなと思っております。 ◆4番(大石元則君)  その稼働率なんですけれども、季節的な変動はあるんでしょうか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  先ほど、市長もお答えしましたが、大学とか、また高校のスポーツの合宿等々が、宿泊の占めている割合の約半数を占めているわけなんで、そういった合宿につきましては、データを見ますと、やはり春から夏という部分が宿泊数が非常に高くございますので、やはり季節的には春夏等々が一番稼働率が高い率だと把握しております。 ◎建設農林部長(田坂豊君)  すみません、別の今申しわけありません。先ほどの並河議員への答弁の中で、修正と確認をしておきたいと思います。 外国人の宿泊数の年度がちょっと言い間違えたのかなというふうに考えております。平成27年度が66人で、平成28年度が424人ということでございますので、修正をお願いいたしたいと思います。 宿泊のばらつきなんでございますけれども、やっぱり圧倒的に夏場が多うございます。夏場で2,000人から2,500人弱が、2,000人弱までの間の宿泊利用となっております。 次に多いのが3月、次に多いのが2月、そういうふうな状態でございますので、夏休み、春休みが宿泊が多い時期かなというふうには考えております。 ◆4番(大石元則君)  団体の誘致が、今後継続していく上では大切になってくるかと思われますが、新しく開拓していく、なおかつ今の団体数を維持していく何かそれなりのお考えはございますか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  高田グリーンランドの宿泊につきましては、ソフトボール等々、サッカーとかがございますので、以前から生涯学習課ともども誘致について相談しているわけなんですけれども、今後も生涯学習課と相談しながら、全国のさまざまな大学とか高校等々が合宿できるような誘致活動をしていくということを先日も会議の中で協議しましたので、オール新宮で頑張って誘致していきたいなと思っております。 ◆4番(大石元則君)  その中において、各方面からサポートいただけたらいいかなと自分なりには思っておりますが、特に冬場、この点についてはどうお考えでしょうか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(平見良太君)  やはり、雲取温泉というすばらしい温泉がございますので、そういった温泉を売りに、冬場も宿泊だけじゃなく、温泉の利用客等々をふやしていくために、協会等と今後も相談しながら、さまざまなプラン、メニューを組んで誘客をしたいというふうに思っております。 ◆4番(大石元則君)  今後ともよろしくお願いするとともに、これは一案なんですけれども、実現可能かどうかは別にして、冬場ならば、各大学の応援団を勧誘されて、冬場の厳しい中で鍛練していただくと。それで、豊かな温泉の中で癒やしていただきながら、なおかつ神倉神社の神気に触れていただいて、切磋琢磨していただけるような方向性も考えられたらいかがかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号8、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について、当局の説明を求めます。 須崎文化振興課長。 ◎文化振興課長(須崎誠久君) (登壇) ただいま議題となりました公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について御説明申し上げます。 平成28年度決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成28年度の業務報告でございますが、記載のとおり①から⑩までの事業を行っております。 6月には国立台湾文学館との共催で、国際シンポジウムを行ってございます。 年間の入館者数は、3,239名でございました。 資料の受け入れにつきましては、高橋百百子様ほか計14名の方より書籍類21点、竹田有多子様ほか計4名の方より、草稿など13点の品々を御寄贈いただいております。 続きまして、平成28年度決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部につきましては、流動資産と固定資産を合わせまして、資産合計6,261万7,479円となってございます。 負債の部につきましては、流動負債が28万5,405円、固定負債はございません。 正味財産の部につきましては、指定正味財産はなく、一般正味財産のみで6,233万2,074円となり、負債及び正味財産合計は6,261万7,479円でございます。 3ページをお願いいたします。 正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部につきまして、経常収益は907万1,574円でございます。その主なものは、事業収益の891万5,650円、受取寄付金の10万5,000円などでございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は848万3,059円で、主なものといたしましては、給料手当の240万6,140円、臨時職員賃金の245万7,135円でございます。 4ページをお願いいたします。 管理費は44万884円で、主なものといたしましては、給料手当の18万1,107円でございます。事業費と管理費とを合わせた経常費用計は892万3,943円となり、当期経常増減額は14万7,631円の増でございます。経常外収益・費用はともにございませんので、一般正味財産期首残高6,218万4,443円に増額分を加え、一般正味財産期末残高は6,233万2,074円でございます。指定正味財産はございませんので、正味財産の期末残高は6,233万2,074円でございます。 なお、5ページに財産目録、6ページに監査報告書を添付してございますので、御参照くださいますようお願いいたします。 続きまして、平成29年度予算書について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成29年度の事業計画でございますが、顕彰事業、資料の収集保存・研究・活用事業、交流・普及事業、管理運営・受託事業を行うものでございます。 2ページをお願いいたします。 正味財産増減予算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部につきましては、経常収益は933万6,870円でございます。その主なものは、事業収益の915万5,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は878万9,181円でございます。主なものといたしましては、給料手当の243万6,334円、臨時職員賃金の282万1,007円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費は54万7,689円でございます。主なものといたしましては、給料手当の18万3,380円でございます。 事業費と管理費とを合わせた経常費用の計は、経常収益計と同額の933万6,870円を見込んでおりますため、当期経常増減はございません。 また、経常外収益・費用ともございませんので、一般正味財産の期首及び期末残高は6,225万862円でございます。指定正味財産もございませんので、正味財産期末残高も同額の6,225万862円でございます。 なお、4ページには役員名簿を添付してございます。 以上、簡単でございますが、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明について質問を行います。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  入館状況についてお聞きしたいんですけれども、平成28年度は3,239名ということだったんですけれども、去年、おととしは何名でしたでしょうか。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  平成26年度が3,436名、平成27年度が3,870名、平成28年度が、先ほどございましたように3,239名でございます。 ◆1番(北村奈七海君)  ということは、ちょっと年々入館の人数としては減ってきているということでいいんでしょうか。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  この数年を見ますと、平成28年度3,239名というのは、ほぼここ数年の平均の数値に近いかと思っております。平成27年度、3,870名という人数でございましたが、やはり企画展で太宰治という全国的に著名な方を題材とした企画展を行ったことにより、入館者数が平成27年度については例年よりか少し多かったというふうに考えてございます。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。やっぱりそういう企画展をすると、入館の人数というのは確かにふえるのかなと思うんですけれども、課長は御存じかわからないんですけれども、今全国的にも文豪の名前を使って、キャラクター化して、それをパソコンでできるゲームのような形で配信しているサイトがあるんですけれども、その中に佐藤春夫も出てくるんです。それは、御存じですか。 ◎文化振興課長(須崎誠久君)  申しわけありません。存じ上げてございません。 ◎教育長(楠本秀一君)  せんだって理事会が開かれましたときに、館長及び理事の中から、そういうものがあるということは御紹介いただきまして、佐藤春夫も一応キャラクター化されて登場しているというのは、私どももそれを見させていただきました。こういったところが若者に、今後佐藤春夫を認知していただくのに一つのツールかなというふうには思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  今、教育長は御存じだということだったんですけれども、あしたの6月14日に携帯のアプリ版でそのゲームが一斉配信される予定になっているんですけれども、もう事前予約の人数が18万人を突破したというふうに言われているんです。なので、ゲームを配信するだけで、佐藤春夫という名前がその人たちにはしっかりと名前を覚えてもらうことができるという状況にもうなっているんです。携帯のアプリ版じゃない形で、もうパソコンのゲームをされている方たちは、佐藤春夫の名前ももちろん知っていますし、ほかの文豪のキャラクターも出てくるので、そういう部門の名前にも詳しくなっているというのが最近の、文豪だとかゲームを取り巻く状況になっているんです。 私もちょっと気になっていて、佐藤春夫記念館の方、スタッフのブログされている方がいるんですけれども、その方は、全国にある、例えば谷崎潤一郎記念館だとか、そういった記念館でそういったゲームとコラボレーションをして企画展のようなことを開催しているんです。佐藤春夫記念館の館長御自身も、そういったことをやってみたいという気持ちはあるそうなんです。ただ、人手不足でなかなかそこまで手が回っていないということがあるようなので、もし教育長も、そういったゲームがあって、実際にそれだけの人数にアプローチが、こちら側から何もしなくてもできるという状況を生かして、せっかくそういった文豪が育ったまちということで、全国的な知名度ももっとこれから出てくると思いますので、もしも人手がなかなか足りていないということは、何とかしていけるような形で話し合ったりとかをするような予定というのは考えられませんでしょうか。 ◎教育長(楠本秀一君)  せんだっての理事会で、何とかこういう方向を伸ばしていきたいねという話し合いはしております。直近の佐藤春夫記念館の今後の情報発信の課題かなと思っておりますが、当然、記念会のほうの人数限られております。そういった中で、市全体の中で、そういったことにたけている職員もおりますので、そういった方々の協力も得られるならば、庁内的に検討していきたいし、できるだけそういったものを具体化して、情報発信のツールとして、武器として持っていきたいという方向をしっかりと検討していきたいなと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  ぜひお願いします。こちらの事業計画の中に、谷崎潤一郎記念館との交流ということもあったんですけれども、多分、芦屋市にあるものだと思うんですけれども、こちらの谷崎潤一郎記念館のほうでは、またゲームとは別の文豪が出てくるものがあるんですけれども、こちらのほうで、もう2回ぐらい、たしかコラボレーションしているはずなので、そういった記念館のお知恵なんかも拝借したり、その記念館と、例えば交流があるのであれば、そこともコラボレーションするといった形で、また新しい切り口から、いろんな方に新宮市に来ていただけるということが望めるのではないかなと思うので、もちろん予算的なものだとか、人手的なものですぐにやるということは難しいかもしれないんですけれども、これからゲームを実際に始めるという方もたくさんおられると思いますので、そこは、ぜひ、しっかり検討していっていただけたら、また新しく企画展という形で人が来ることも見込めるのではないかと思いますので、質問とは、ずれてしまったかもしれませんが、以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。--------------------------------------- △日程5 市報告 ○議長(榎本鉄也君)  続いて、日程5、市報告を議題といたします。 市報告、番号1、公設市場経過報告について、当局の説明を求めます。 勢古口商工観光課企画員。 ◎商工観光課企画員(勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました青果・水産物の取り扱い状況について御報告いたします。 お手元に配付させていただいておりますA3の資料をごらんいただきたいと存じます。 まず、上段の新宮中央青果株式会社の青果物でございますが、平成28年度4月から3月までの合計で、取扱量におきましては2,979トン、取扱額が10億6,927万9,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては8.8%減の289トンの減、金額におきましては5.7%減の6,406万7,000円の減となっております。 次に、新宮水産株式会社の水産物でございますが、取扱量におきましては277トン、取扱額が5億3,459万7,000円でございます。対前年度比では、数量におきまして3.5%減の10トンの減、金額におきましては3.4%減の1,890万9,000円の減となっております。 平成28年度取り扱いにつきまして、1年を通じて状況を御説明いたします。 青果物については、取引先の一部大手量販店の仕入れ方針の変更による買い付け商品の取引が減ったことが前年度を下回った主な理由でありますが、気象状況の変化に伴う相場の変動など、取引条件を満たすことができなく、取り扱い減となった一因でもあります。 秋口の天候不順から、全国の主力産地の野菜が品薄になるなど、商品の確保や相場高の取引に苦慮したものと聞いております。 近郊物では、三重県産のミカンも高温障害や雨の影響で高品質商品の入荷が少なく、数量、金額ともに昨年を下回る結果となりました。また、主力のくろしおいちごも、日照不足が原因で大幅な入荷減となり、買い受け人の引き合いに応えることができない状況でありました。 近郊果実類が低調な状況ではありましたが、近郊物野菜については、春先から順調な入荷で推移し、前年実績を上回る結果となっております。青果としましても、量販店に対応し、買い付け商品の取引の減少をカバーしようと、三重県産のかんきつ類を袋詰めにして量販店の要求に応えるなど、取引増につなげているようであります。 続きまして、新宮水産株式会社の水産物の状況ですが、同社を通して量販店に販売しておりました加工業者の取引方法の変更による売り上げ減が主なものでありますが、そのほか旬のカツオ、サンマなど水揚げがないことから、買い受け人の要求に応えることができず、取り扱いを伸ばせない原因ともなっております。 また、冬場の主力となるカニなど冷凍商材が年々高騰しており、取引条件が合わないことにより取り扱いが減少しております。 1月以降、鮮魚については仕入れ先との連携を密にとり、取引先への積極的な提案と営業頻度を高め、売り上げを伸ばしております。また、メバチ、キハダを主体に勝浦産の良質のマグロを和歌山中央市場へ転送販売するなど、取扱増を図っているところでございます。 水産会社については、引き続き市場の管理事務所、またコンサルや金融機関の指導や支援を受け、経営改善に鋭意努力をしていると伺っております。 以上、まことに簡単ではございますが、公設地方卸売市場青果・水産物の取扱状況の報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 17番、大西議員。 ◆17番(大西強君)  公設市場の件やけれども、水産のほうで、水産会社に対する債務保証をしたんやけれども、これ何年経過しているん。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  企画調整課のほうが、広域の監事になっておりますので、こちらから報告させていただきます。 損失補償したのは、平成21年3月でございます。それから、今平成29年でございますので、8年経過しているという状況でございます。 ◆17番(大西強君)  8年経過した中で、市が債務保証した水産会社の借入金の返済は順調に行われているか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  昨年もこの市報告で、種々質問いただいてございます。元金については、金融機関、また経営コンサルタントが入る中で、いろいろ経営状況の安定を見ているという状況でございまして、今のところ元金については据え置きをさせていただいている状況でございます。利息については、借り入れ当時から滞りなく支払いをしているという状況でございます。 ちょっと補足をさせていただきます。 損失補償しているのは、市ではなくて広域事務組合の加盟市町村ということでございます。 ◆17番(大西強君)  債務保証しているのは市じゃないんやけれども、公設市場の債務負担は新宮市が9割やから、欠損が出たら、ほとんど新宮市がこれを補填せんならんのよ。形式的なこと聞きやるん違うんや。 それで、何で聞くかというたら、今聞いたら、元金返済されていないんやろう。8年間で幾ら借りて、この元金が幾ら支払われて、現在幾ら残っているんか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  1億2,000万円お借りしております。支払いについては、借り入れ当時から元金据え置きということで、元金部分については、今のところ支払いはしておりません。 なお、もし損失補償ということの比率割合は、今議員のほうから御指摘あったんですけれども、万一の際、いろんなことの努力は、最善の努力はしているわけでございますが、最悪の場合、損失補償する場合は、新宮市は規約に基づいて、9割ではなく8割ということで聞いてございます。 ◆17番(大西強君)  1億2,000万円借りて、8年間でほとんど減っていないんか。債務保証するときに、議会へかけておるんやで。そのとき、当局はそういう説明したか、議会へ。ね、課長。これ何で質問するかというたら、さっきの新宮港埠頭株式会社のことや。この新宮水産は個人会社やで。個人会社やのに、経営が行き詰まって家賃も払えんのや。だから、そこで、新宮水産に銀行は貸してくれんのや。だから、事務組合が保証人になったんやろう。だから、その事務組合の信用で銀行は貸したんや。これが焦げついたら、市民が負担せんならんわけや。個人の会社に対しても、潰すわけにいかんと債務保証したんやろう。新宮港埠頭株式会社は第三セクターやと。これが経営が困難になった場合、新宮市は知らんてよ、放り出せるか。 さっきから市長は無責任な答弁ばかりしておるが、違うか。個人会社に対しても、潰したらかわいそうやいうて1億2,000万円も債務保証しているのに、新宮港埠頭株式会社が経営が行き詰まったときに、債務保証せんわけにいくか。それを個人に責任をなすりつける。それが経営が行き詰まったときは、新宮市が責任を負わんならんのや。要するに市民の負担になるんや。だから、市民代表である議会に綿密な計画と事業報告をしなさいと言うておるんや、そうやろう。 だから、新規事業を起こす場合、その新規事業が確実に利益が上がる、利益が上がらんまでも、その事業は新宮市の地場産業の発掘に有効やとかね。 この前も言うたやろう、ここの庁舎建てるのに分離発注したやないか。それは自治法で禁止されておるけれども、あんた方は地元企業の育成という名のもとに、高くつく建設をやったんや。だから、第三セクターが新宮市民の地場産業を発掘するために、危険を冒して新規事業を展開するということについては、我々は認めるんやで。認めるか認めんかは、利益が上がるばかりじゃない。そういうことで、あんた方が議会に説明したら、それで我々議会がそれを承認したら、将来、それが負債になって、新宮港埠頭の経営が困難になったときに、それは当然市民が負担するのはやぶさかじゃないんやで。それをいいかげんな、もうかることばかりみたいな、いいかげんな計画書を出してきた。それで民間会社やから、株式会社やから、議会に対してそんな細かいことまで報告する必要はないと、企業秘密やとか言うから、それで、我々は、将来にわたって新宮港埠頭が万が一経営困難に陥る場合は、機嫌よく市民が負担しようと思うから、市長に責任持ってくれと言うておるんや。違うか。そうしたら、市長は、会長職を設ける必要ないと、小池社長を信頼しておるんやと。うまくいかなんだら、小池社長も経営が悪かった言うて市長は逃げるつもりと違うか。 それを検討してみてくれと言うたら、検討しますと言うのが礼儀やろというんや。するつもりはありませんと、ここで答弁するのはどういうことなんや、市長。昔から、当局が検討します言うたら、せんということや。議員の意見の方向で鋭意努力します言うて、やっとするんかな。するときは、すると言うんや、当局は。議員の意見を聞いて、貴重な御意見ありがとうございますと、検討しますと言うのが議員に対する答弁の誠意や。それを、検討する必要はありませんと言うのは、どういうことや。 この公設市場の新宮水産の債務保証するときに説明した当局の幹部は、今、新宮港埠頭株式会社で雇われておるぞ。違うか。信頼できるか。当然やないか、新宮水産の債務保証するとき、それが焦げついたらどうするんなと。市民の負担になるやないかと言うたんや。そんなことにはなりませんと。こういう計画で、こういう企画で、これは支払われるんやと。払われていないやないか。 人が質問しやるんや。それも、こういうことで、ナマズの養殖事業ら、俺がやれと言うたんや。もうかるか、もうからんかわからんけれども、チャンスやからやってみますと。うまくいかなんだら、市民の皆さん、頼みますと。うまくいけば、地場産業の発掘にもなるし、雇用の拡大にもなるし、そういうこと目指してやるんですと。それを、これだけ買うて、これだけで売ったら、これだけもうかる言うて、子供みたいなの出してきてやな、いいかげんにしてくれよ。 当局は、何かするときはええことばかり言う。その後とリスクを、そのときどう対処するんなと言うたら、そんなことになりませんと言うて、やって、払われていないんや。8年たってるぞ。いっこも減っていない。 だから、公設市場つくるときから、そうや。一期工事が売れ残ったんや。そこで、あそこへ公設市場持っていって、ほいで事務組合で広域でやって、何年たったら、その土地を買います。これだけ事業収益が上がる。家賃がこれだけ上がるんやと。それで、ある一定の期間が来たら、何年やったんか、買い戻しますと、あの土地を買うと、事務組合が買うと言うておった。買うたるんか。 だから、当局は、議会へそのときに、ええことばかり言うんや。それに対して、こっちはリスクを言うんや。こうなったときどうするんなと。そんなことにはなりません。こうやって計画を、結局、するんだけれども、うまいこといったか。土地は買うてもらえんし、持ち出しばかりや。ほんだら、ほれみたことかいうて、新宮水産、家賃も払わんのや。払えませんのや。潰れます。潰すわけにいかんので、1億2,000万円借らして、それを債務保証して返させます言うて、返してくれなんだらどうするんな。それは市民の負担やろうと言うたら、そんなことにはなりませんと言う。ええことばかり言うんやよ、あんたところは。それほど、市民の代表としてここへ来て、行政を監視、監督しているんや。仕事や。 そうして当局に甘い計画、見積もりで、市民に負担をかけるということになれば、議員の責任や、これ。それで、市長に、市長は何でも提案できるんやで。議決権が、おまえ、半分以上あるんや。会長職を設けて、この会社の責任の大部分は市長にあるんやということを明確にしたら、我々はここで市長に質問できるやろうと。検討してみてくれ言うたら、するつもりはありませんと言うて。先輩に対して、そういう失礼な答弁をするな。俺は侮辱されたあると思うんやだ、そういうことは、違うか。もうええわ。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 引き続き、番号2、新宮港経過報告について、当局の説明を求めます。 小渕企業立地推進課長。 ◎企業立地推進課長(小渕学君) (登壇) 平成28年度の新宮港利用状況について御説明を申し上げます。 お手元の資料1ページをお願いいたします。 外航船の状況でございますが、船舶数は17隻で、前年度より2隻の減となってございます。貨物取扱量は34万9,894トンと、前年度より1万528トンの減少であります。 次に、2ページをお願いいたします。 内航船の状況でございますが、船舶数は、木材、チップ、その他を合わせまして618隻と、前年度より57隻の増でございます。貨物取扱量につきましては65万8,293トンと、前年度より7,078トンの増であります。 3ページには、外航船、内航船の入港船舶数及び貨物取扱量の合計を記載してございます。御参照をお願いしたいと思います。 以上、まことに簡単ではございますが、新宮港利用状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対しまして質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  一つだけ。 客船が入ってくるようになっていると思うんですけれども、客船が入ってきたときの、1隻当たりというか、大体収入というのはどのくらいになっているんですか。港の利用料とか、そういったところで。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  経済効果ということですけれども、邦船、日本国船、今入っているんですけれども、飛鳥Ⅱクラスでは、1船当たり約1,000万円程度の経済効果がございます。それ以外の日本船籍の客船では、約500万円程度の経済効果があると見込んでございます。 ◆2番(並河哲次君)  単純に港を利用するお金というのは、どのぐらいになるんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  すみません。今のところちょっと資料がございませんので、申しわけございません。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  岸壁の使用料のことかと思いますが、岸壁使用料は、県の管理の港湾でありますので、岸壁使用料は県のほうへ入ります。県条例の中でトン当たり幾らというふうに決められておりますので、トン数に応じた収入が和歌山県に入ると。それを新宮市が収入の受け取りの業務委託を受けておりますので、これは、年度末に精算する格好で処理しておるということでございます。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  すみません。着岸料でございますけれども、にっぽん丸とか、ぱしふぃっくびいなす、あくまでこれは概算でございますけれども、着岸料として約17万円ほどでございます。飛鳥Ⅱのクラスになりますと、これもあくまで概算でございますけれども、33万円ほどでございます。 ○議長(榎本鉄也君)  7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  小池社長は優秀な方なんですけれども、水先案内人ってあるでしょう、皆さん御存じと思いますけれども、埠頭へ入ってきたときに、大きな外船のところへ縄ばしごで上っていって、その船を着けますね。だから、水先案内人の収益というんで、それは新宮港埠頭へ入ってくるんでしょう。どうなんですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  今、小渕のほうから答弁させていただいたとおり、着岸料と水先案内の牽引船というんですか、それの金額が入ってきます。そちらのほうが、たしかウン百万円だったと思います。今資料を持ち合わせていませんので、後ほど答弁させていただきたいと思います。 ◆7番(福田讓君)  別に厳しく指摘するんじゃないんですよ。ただ、荷役の関係で、新宮港埠頭はメーンが荷役なんですよね。だから、その荷役によってタグボートをつけて大変な仕事ですね、あれ、テレビで見ていました。やはり、そのあたりの収益というのはどのぐらいあられるんかと。先ほど小渕課長が答弁されましたけれども、客船は大きいですからね、ほいで、今パナマからもどんどん来ているでしょう。私大体週に2回勝浦へ行きますので、仕事で、だから、そのときいつも見ているんですよ、チップ船ですか、ありがたいなと思ってね。最近よく入ってきますから、それだけ新宮港に対する、埠頭ですか、収益があるということなんですが、どのぐらいあるんかということで、また後日で結構ですから、お聞かせいただいたら結構です。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  すみません。料金自体は持ち合わせていないんですけれども、今、新宮港埠頭が外注しているということがあります。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  詳細な数字そのものというのは、後ほどまた改めてということでお願いしたいんですが、新宮港埠頭そのものは、代理店業務もやっております。その業務の中に、いわゆるタグボートは、新宮港埠頭が直接携わっておるということです。 もう一つは、タグボートを利用しているのは、パイロットが誘導するわけですけれども、パイロット業務については、ほかの代理店業務、船会社が依頼した代理店業務が受けて、パイロットを確保して、こちらへ来ていただいておるということだと思います。ほとんどの場合、確かに小池社長はパイロットとしての免許も所持しておりますが、現在は、直接パイロットとして入港する船に乗るということはないと思います。概要そのものは、そういうことだと思います。もし、間違い等あったら、後々報告させていただく中で、担当課のほうから修正してもらうと。概要はそういう状況だというふうには、私は把握しています。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 あすは午前10時から会議を開きます。 本日はお疲れさまでした。 △延会 午後4時39分...