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09月14日-02号

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  1. 新宮市議会 2021-09-14
    09月14日-02号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 3年  9月 定例会          令和3年9月新宮市議会定例会会議録             第2日(令和3年9月14日)---------------------------------------議員定数15名、現在員14名、出席議員13名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             4番  上田勝之君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 1名、氏名は次のとおり。                            12番  前田賢一君---------------------------------------議事日程 令和3年9月14日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               商工観光課長           峪中直樹君               企業立地推進課長         小渕 学君               総務部               部長               稗田 明君               参事兼防災対策課長        竹田和之君               総務課長             赤木博伯君               財政課長             小林広樹君               市民生活部               部長               西山和視君               市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長                                南 拓也君               生活環境課長           竹田和博君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        北畑直子君               新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長                                山下泰司君               次長兼健康長寿課長        中上清之君               福祉課長             前地秀高君               子育て推進課長          梶田卓哉君               保健センター長          福本良英君               建設農林部               部長               平見良太君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               医療業務課長           須崎誠久君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        澤原謙二君               教育政策課企画員         富田英之君               文化振興課長           栗林圭一君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第2日(令和3年9月14日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(大西強君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は13名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(大西強君)  日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備付けのマイクを通して明快に答弁を願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会の一般質問は、議会運営の都合上、会議規則第54条の2の規定に基づき、あらかじめ発言時間の制限を答弁を含め1人90分にいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(大西強君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の一般質問の発言時間の制限を1人90分とすることに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △大坂一彦君 ○議長(大西強君)  2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) 質問に入らせていただく前に、このたびの私の身内の逝去により、本来前もってやるべき当局の方々とのやり取りが大幅に遅れ、担当課の皆様に大変御迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます。また、私の地元にあります神倉老人憩いの家について、今回は触れませんけれども、何度か触れてまいりました。その関係で、市内3か所にある憩いの家を後学のため視察を依頼したところ、担当課の方々には、8月初旬だったと思いますが、大変暑い中お付き合いをいただきまして、誠にありがとうございます。また、神倉老人憩いの家の蔵書の搬出、テーブルの入替え等、大変お世話になりましてありがとうございました。 今回も、市民の皆さんと同じ目線を大切にしながら、皆さんの考えや思いを代弁させてもらうため、また私自身の思いを述べさせていただくため、通告書に従って一般質問を始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 初めに、今年のお盆が始まる前、非常に短い準備期間しかなかったのに、市長が御英断され、飲食店へ休業の協力を要請されたこと、もしかしたらそれが今功を奏し、現在、感染者数が少なくなっているのかもしれないと私はそのように思っております。ただ、相反し、大変厳しい御意見もいただいたので、それは後ほど触れさせていただきます。 まず、項目1、コロナ禍における新宮市の現況について、関係各課にお尋ねいたします。 最初に、現在のワクチンの接種状況を教えてください。 ◎新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長(山下泰司君)  それでは、新型コロナワクチン接種推進室の山下から答弁させていただきます。 現在、接種順位が上位でありました高齢者、基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者の方につきましては、8月末までで2回接種を完了しております。その次の接種順位であります一般の64歳以下の方につきましては、当初、高年齢順に土曜・日曜日の集団接種のみを計画しておりましたが、新宮保健所管内におけます感染拡大状況を受けまして、接種の前倒しを図るため、新宮市医師会の御協力もいただきまして、平日での個別接種も並行して実施させていただいております。これによりまして、10月中には希望される全ての方の接種が完了する見込みとなってございます。 なお、12歳以上の接種対象者は2万5,572人でございます。9月13日時点で接種された方は、1回目接種が1万8,179人、接種率は71.09%、2回目接種が1万6,517人で、接種率につきましては64.59%となってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 それは接種希望者の何%になりますでしょうか。 ◎新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長(山下泰司君)  現時点で、接種を希望されている方につきましては2万975人いらっしゃいます。接種希望者への1回目の接種率につきましては86.67%、2回目接種率につきましては78.75%となってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 現在、今は41歳から30歳の方々へ接種している状況ですよね。その方々よりもさらに若年齢層になる29歳から19歳の方々の申込み状況はいかがでしょうか。 ◎新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長(山下泰司君)  現時点では、35歳前後の方への1回目接種が完了しているところでございます。また、29歳から19歳の方の申込み状況につきましては、9月13日時点で、対象者が2,154人に対しまして申込み者が1,320人となっており、申込み率は61.28%となってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  さらに、その下の年代、いわゆる小学生、中学生への接種のことをさきの6月議会でお尋ねしましたら検討中とのことでありましたが、その後、何らかの進展はありましたでしょうか。 ◎新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長(山下泰司君)  その後、広報新宮9月号あるいは新聞広告等でもお知らせしたところでございますが、高校3年生につきましては、受験等の事情も勘案しまして、8月23日の週から市内の医療機関にて個別接種を行っていただいております。高校2年生につきましては今月の19日の日曜日に、高校1年生につきましては25日の土曜日、いずれも集団接種で1回目の接種を行う予定にしております。また、中学3年生と小学6年生につきましては、今月25日の土曜日と翌26日の日曜日に別館の集団接種会場に専用ブースを設けまして、小児科医によりまして1回目の接種を行う予定にしております。中学2年生と1年生につきましては、10月になりますが10月2日の土曜日と3日の日曜日に市内の小児科にて、これは個別接種にて1回目の接種を行う予定にしております。なお、新たに12歳になる方もございますので、この方につきましては随時接種券を送付しまして、市内の小児科にて接種いただく予定にしております。 ◆2番(大坂一彦君)  さきの広報紙、拝読いたしましたが、私はワクチン接種はコロナ撲滅の一丁目一番地だと思っております。ぜひ、機会あるごとに知っていただきたく、今日もお尋ねし、御答弁いただきました。どうぞ希望される市民に一日も早く行き渡るよう、さらなるお取り計らいをお願いいたします。そのほか、対策室への御質問など、お問合せはどのようなものがありましょうか、最近の多い問合せをお教えください。 ◎新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長(山下泰司君)  最近では、高齢者のときとはちょっと予約の方法が異なりまして、あらかじめ接種日時を推進室のほうで設定したことでございます。このことによりまして、日程変更に関する問合せが多くなっております。そのほかにつきましては、このところの感染拡大状況もありましてか、これまで接種を控えておられた方からの接種希望の問合せ、あるいは新宮市に住民票がない方から接種できないかといったような相談が増えてきております。 推進室といたしましても、ワクチンの供給状況も勘案しながら、接種を希望される方にできるだけ早く確実に接種できるように、柔軟に対応させていただいているところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  大変な御苦労もおありかと思いますが、市民の安全・安心のため、いましばらくの御尽力を祈念してやみません。どうぞよろしくお願いいたします。 医療センターの状況も、お答えいただける範囲でお答えください。今、コロナ病床は落ち着いていますか。
    医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課、岡本から回答させていただきます。 一時は、県内のコロナ病床における病床利用率が90%を超える状況になり、当地域においても連日感染者が報告された時期もありましたが、現在は減少傾向にあり、当院でも特に問題なく落ち着いております。ただし、一般的に家庭内感染が多くなっていることから、一度に多くの患者さんが発生する可能性もありますので、新宮保健所の指示にもよりますが、当院に入院されることになった場合は即座に対応可能な体制は取り続けております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。医療センターをはじめとする医療従事者の方々の日々の御労苦には頭が下がるばかりでございます。本当にお疲れさまでございます。 コロナ陽性者は、症状の有無にかかわらず、全員入院としてきた和歌山県全体に、今おっしゃいました8月後半、専用病床の9割近くが埋まってしまい、いよいよ病床の確保が難しくなってきたときがありました。その頃をピークと見ると今は少し落ち着いてきたようで、少々安心いたしました。それでも、決してコロナが終息したわけではありません。隣接する大阪府、三重県は、緊急事態宣言が延長されました。ワクチン接種をさらに広め、既に2回接種した方々も、もう大丈夫などと思わず、手指消毒やマスク着用を徹底してさらなる感染拡大の防止に努めていただきたいと思います。また、そのPRをよろしくお願いしたいと思います。 最近の報道で見る第5波、その中で、今までとは違い、幼い子供たちへの感染が取り沙汰され、今、大変厄介な状況になりつつあるようです。幼い子供さんたちが、不幸にも外で感染し、それを家庭に持ち帰り、家庭内での2次感染、小さな子供さんたちゆえ、その世話をする保護者が罹患することは残念ながら止めようがないと言わざるを得ないのかもしれません。ただ、何とかそこで食い止められるような算段を市でも検討し、準備できることは準備しなければならないのではないかと思っています。 そこで、例えばですが、先ほどのような小さな子供さんが罹患し、無症状や軽症だった場合などには、その保護者と2人で過ごせる宿泊療養施設の検討や準備など、現状、新宮市として何かお考えでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課の梶田からお答えさせていただきます。 新型コロナウイルスへの感染が確認された方の受入先につきましては、和歌山県が一元的に調整を行ってございます。先ほど、議員御指摘のケースでは、あくまでケース・バイ・ケースになるかと思いますが、小さなお子さんが感染された場合には大人も一緒に入院していただくという対応を、また家族が感染して子供だけ家に残り、引き取るところがない場合などは患者を受け入れる病院の御理解をいただき、子供の入院を受け入れていただいている。和歌山県では、そのような対応を行っていると聞いているところでございます。市独自の対策を用意するということには至っておりませんが、県から要請がありましたら指示に基づき、市として協力していきたいと思ってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  市独自の対策の用意には至っていないとのこと。当然、これまで県と連携して諸課題に対応してこられているので、市独自の対策を進めるのは難しいかもしれませんが、そのようなことを想定して検討しておくということが大事なんだと思います。幸い、ここ1週間余り、おかげさまで新宮市は落ち着いているかのようにも見えますが、何事も先手先手で考えていかねばならないのではないかと思っています。今後も、様々な想定の下、コロナ撲滅に向けての御検討をぜひ担当課のほうでもよろしくお願いいたします。 続けます。 子供たちへの感染対策関連で、基礎疾患を持った子供さんを持つ親御さんからの御相談でした。基礎疾患を持っているがゆえ、どうしてもお子さんを学校にやるのが怖い、でも去年からのコロナ禍で勉強は遅れがち、もう休ませるわけにもいかないと板挟みで苦しんでおられました。そんな中、報道でオンライン授業のことをよく耳にするんですが、新宮市の状況はどうなんでしょうとの御相談でありました。現状はいかがでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田からお答えさせていただきます。 現在のところ、非常時において、コンピューターを持ち帰りましてインターネットを通じたドリル教材を活用し、課題等を出すという運用を考えておるところです。また、オンラインで互いの顔を見ながら朝の会やホームルームなどを行う学校と子供、または子供と子供をつなぐツールとして使うことも考えておるところです。そのために必要なテレビ会議システムの準備や練習を授業の中で実施している状況でございます。 将来的には、オンライン授業も視野に入れまして設備等は整えておるところですが、小学校と中学校、小学校の低学年と高学年、そこでも子供たちのコンピューターに対する練度が変わってきますので、できるところからやっていくというような対応になるかと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  児童や生徒たちももちろんですが、それを指導されていく先生方にとっても大変難しいかじ取りだとは思います。ただ、現在6年生や今中学校3年生の方は、来春3月には卒業されます。もう待ったなしであります。いろいろ探りながらオンライン授業へ向けてしっかり歩を進めていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  先ほど答弁させていただきましたドリル教材につきましては、子供たちの個別の学びへの対応例でございます。今後は、日常の授業の中で、コンピューターを使いまして互いの意見を共有したり、グループとして意見をまとめ、発表したりと集団での学びに活用していく必要があろうかと考えております。教員、児童生徒ともに、それらのスキル等を身につけていくことによりまして、最終的には家庭から子供たちが通常の授業と同じように参加できる学びの場をつくっていくことにつながるのではないかというふうに考えております。 コンピューターの授業での効果的な活用につきまして、教育委員会としましても、学校としましても、研究を進めてまいりたいと思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  ぜひオンライン授業の先進地の様子ですとか、成功した例とか、その成功だけにとどまらず、失敗した例なども御研究いただきまして、未来ある子供たちの学びの場がこのような状況下でもしっかり確保できますよう、どうぞ御尽力をお願いいたします。 続けます。 1年を超える未曽有の大災害下で、児童生徒もですが、その保護者、すなわち市民全体が今疲弊し切っています。続いては、このコロナ禍での経済についてお聞きしますとともに、商売をされておられる方々からお預かりした声をお伝えさせていただきたいと思います。 まず、お盆期間中、飲食店へ休業の協力要請をされた件に関してお聞きいたします。 実質、何店舗に御協力をいただけましたか。内訳等もよかったら教えてください。お願いします。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  商工観光課、峪中からお答えをさせていただきます。 今回、実施いたしました新宮市新型コロナウイルス感染症緊急対策協力金につきましては、312件の事業者の皆様に申請をいただいております。内訳につきましては、飲食店が170件、カフェ、喫茶が48件、カラオケ喫茶、カラオケボックスが17件、バー、スナックが77件となってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  冒頭にも申しましたが、これは大変難しい判断を市長の御英断により実に短期間でまとめ上げられ、実施されたことが功を奏し、今日の拡大防止の一助になっているのではと思っております。市長の御英断に敬意を表するものであります。ただ、準備期間が短期間であったがために、やはり厳しい御意見もいただきました。当然、当局にもいろいろな御意見があったと思いますが、私のお聞きした一部を御紹介させていただきますので、ぜひ今後の対策の道しるべにしていただければと思います。 その方は、飲食店を経営されておられる方です。その方の切なる思いなので、言葉を変えずにそのままお伝えします。その方は、お盆期間中、市内を夜中にある程度回って見られたそうですが、この1年間ほとんど営業していなかった店、もともとお盆期間の休業を発表していた店、はたまた1日の粗利が2万円もいかないようなお店が、補償を受けるためにポスター掲示をしているのが多数あり、自分としては到底納得しかねる気持ちでいっぱいです。気概も感じられず、商売人として、一市民として悲しくもなりました。新宮市の経済を最低限止めてはならない。アクティビティーの少ないまちだからこそ飲食店は必要。地域の感染状況を加味して企業努力、自助努力をし、また必要としている需要に対し、県の感染防止認証施設を取得し、感染拡大に留意してテークアウトで何とか対応しようとする店舗が、今回の制度から除外されたというのは、その経営判断を市または県に否定されたということなのでしょうか。 また、今回の申請期間の短さ、資材の仕入れ期間、食材の仕入れ期間、宣伝期間とある中で、あまりにも唐突かつ短過ぎです。以前から、せめてテークアウトだけでもと御予約いただき、楽しみにしてくださっているお客様を断ることも到底できません。自分個人としても、昨年度も売上げが本当に苦しい中でも税金の減免を受けず、必死にやってまいりました。まちにとって微々たるものとは分かりつつも、税金は大事なものと思い、真面目にやってきたつもりです。こういった店舗の救済は一切されないのでしょうか。このまちは、正直者や現実者がばかを見るまちなのでしょうか。昨年から施行された受動喫煙防止法に関しても、特例措置で喫煙可能店に認証されながらも、こんな不況のときだからと未成年者、子供連れを入れている違法店舗も多々あり、喉から手が出るほど売上げが欲しくても一切そのようなお客様を入れずにやってまいりました。さきに書いた、もともとほぼ営業していなかった店や、要請前からお盆期間の休業を発表していた店はもちろん、申請した店舗の不正等の取締り及び来年の税務監視もきっちりやっていただきたいと切に願います。この切なる訴えが、一個人でとどまらず、ちゃんとしかるべき関係各所に届くよう願うばかりです。とつづられております。 さらに、その方は、人として人流を止めるためにという形だとは思いますが、一般市民は救済措置と捉えているのが大多数で、ただでさえ一くくりに飲食店だけ救済しているとの声が上がっているのも事実。一方、テークアウトですらけげんに思う人もいるのも確か。万人に応えるのも難しいのは承知ですが、だからこそ不正や疑わしきをちゃんとすることも市民を納得させる大事な要素のはずです。クラスターや感染拡大を想定して準備していなかった市の体制そのものがこういった声のそもそもの原因かと思います。都市部の飲食店件数では監査が難しいから一律金額でまず協力金を出すというのは理解できますが、想定して準備しておれば新宮市の件数くらいなら精査はできるはずだったのではないでしょうか。と続けられました。 この方をはじめとするこのような御意見こそ担当部局内で共有いただき、今後の政策の基盤となるべく、ぜひ御検討を重ねていただきたいと思います。これに関しては、すぐの御答弁は結構です。すぐの御答弁は結構ですが、それよりこの言葉、今の話にしっかり耳を傾けていただき、しっかり御議論、検討いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 経済関連で続けます。 9月10日付の紀南新聞にも掲載され、御紹介もありました新宮市プレミアム付商品券について少し丁寧に教えてください。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  商工観光課、峪中からお答えをさせていただきます。 新型コロナウイルス感染症の影響が長引く中、落ち込みが続いております地域経済の活性化と、売上げが減少しております市内事業者様における販売促進を図ること、そして市民の皆様の生活支援を行うことを目的に、7月1日より実施させていただいてございます。今回の商品券につきましては、一部を大型店やチェーン店も含みまして、御登録いただいた市内店舗で使用できるようにさせていただいておりまして、現在、563店舗で御利用いただけます。商品券につきましては、1セット5,000円で7,000円分の商品券を市民お1人につき2セットまで購入できるものとなってございます。なお、販売期間及び使用期限につきましては、令和4年1月31日までとなってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  8月末で購入率55%で順調とのことですが、これは当初の予定、そちらの予定といいますか、目標のとおりでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  先ほども答弁させていただきましたが、販売及び使用期間が来年1月末まである状況の中で、7月の事業開始以降、継続的に市民の皆様に御利用をいただき、また購入をいただいているというふうに考えてございます。7月下旬より新宮保健所管内でクラスターが発生するなどしましたため、広報等も見合わせておりましたが、今後、市内経済活動も上向きになることを考えて、商工観光課といたしましても、多くの方に御購入、御利用いただけるよう周知を図っていきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  周知を図るというのが一番大事なことなんだろうと思います。様々な御意見を伺うこのプレミアム付商品券、その意見に応えるべく、創意工夫をしながら改正し、行うことは私はありがたいと思っております。新宮市の経済を支えるため、なお一層の御検討と御尽力をお願いいたします。よろしくお願いします。 先日、困窮家庭の子供たちへの学習支援を行う傍ら、コロナ禍では食糧支援をしているあるNPO法人の代表が書かれたこんな記事を見ました。一部抜粋して御紹介いたします。「新型コロナウイルスの感染が子供たちにも広がる不安の中で、コロナ禍では2回目となる夏休みが明けた。そんな中、食べる物がなく、限界を迎えている家庭があります。本当に大変な状況です。コロナの長期化により、本当に大変な状況になっています。子育て世帯にとっては、2020年春の一斉休校の影響は大きいものでした。休校になったときに、仕事を休めたり、在宅で勤務できたりした親もいますが、非正規雇用であれば仕事をした分しか給料をもらえません。独り親であれば、子供の面倒を見ながら仕事をすることはできません。正社員でテレワークができて、コロナ前とほとんど収入が変わらない人もいる一方で、全く仕事がなくなって貯蓄が底を尽きた人がいます。元気そうだし、若いし、意欲的に見える人が、年金を受給している高齢の方よりも困窮しているということがあるんです。災害などが起きたら一番に助けに行くような現役世代が、実は被災者であるということが伝わりづらいんですね。元気で意欲もあるのに働けないという現実は、本人にとっても受け入れ難いものです。家賃を滞納し、食費も尽きたのに生活保護を受けることには抵抗がある、働けないのは自分のふがいなさだと感じた父親から家族への暴力につながるケースもあります」と、ここから記事はDVの話につながっていくんですが、これは決して都会だけの話ではないと思うんです。我々のこのまちも、決して例外ではない。むしろ、都会よりも求人募集も少ない、選べる職種も少ない。現在、大変厳しい状況であるのは新宮市も変わらないと思います。 こちらも御紹介にとどめ、すぐの御答弁は結構ですが、先ほどの市民の声とともに、ぜひじっくりお考えいただきたいと思います。 続いて、ある民生委員さんからのお声です。コロナ禍において、各家々を回ることは以前より減ってはいるものの、訪問するとどうしてもコロナのことを聞かれるそうです。その方は、最近の夕方のコロナの情報の放送は大変ありがたい、反面、やはり聞き取りにくいところ、場所がある。さらには、新宮保健所管内といっても串本から新宮までと広範囲で、例えば新宮地区、勝浦地区、串本地区でなど、発生地域をもう少し詳しく教えてほしいとのこと。もちろん、保健所が発する情報なので、市としてはいかんともし難いんでしょうか、その辺はどうなんでしょうかとお聞きする前に、くしくも昨日の夕方、またまたこの質問をつくりながら5時のお知らせを無線を待っていたら、入ってこなかったんです。聞き漏らしたかなと思い、新宮市のLINEをのぞいてみると、「新型コロナウイルス感染者数に係る防災行政無線でのお知らせについて」のタイトルの後、「市内におけるクラスター発生を受け、8月3日から感染予防に対する注意喚起のために、毎日夕刻、新宮保健所管内の感染者数を放送しておりますが、9月13日以降はクラスター発生や感染拡大が認められた場合に放送します」とのこと。 これって、私は市のLINEとかを見ているので、ああなるほど、そういうことなんやとかろうじて分かりますが、それらを受信できない方、それらを受信しない方々は、放送がなぜなくなったのかを知るすべはありましたでしょうか、まずそちらをお聞かせください。 ◎保健センター長(福本良英君)  保健センター、福本よりお答えさせていただきます。 9月9日に、新型コロナウイルス感染症対策本部会議にて決定しまして、その後、報道提供、プレスリリースさせていただきました。地方紙には10日の夕刊に掲載されております。また、先ほどもございましたように、13日当日には市のホームページにお知らせするとともに、SNS、LINE、ツイッター、フェイスブックにて発信をしたところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  そうなんですね。先週末、冒頭申した身内の不幸でばたばたしていたため、その報道を私見落としてしまったんだと思います。すみません。ただ、センター長、あの放送で安心したり気を引き締めたりされておられた方は、私以外にも相当数おられると思います。ホームページにも上げられ、新聞報道もしておられるなら、放送しなくなる前日もしくは昨日、LINEにて掲載された市内におけるクラスター発生を受け、8月3日から云々、9月13日以降はクラスター発生や感染拡大が認められた場合に放送いたしますの放送をしてあげたら、今まで、昨日、おとといまでそれを聞いてくださって今日はどうやったやろうと待って聞いてくれていた方々も、ああなるほどそういうことなんやと理解してくれたかもしれませんよ。 そのあたり、御検討といいますか、お耳に止めていただいて、お伝えして、先ほどの質問にお答えいただければありがたいと思います。 ◎保健センター長(福本良英君)  先ほどの新宮保健所管内の件でございます。新型コロナウイルス感染症につきましては、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律、いわゆる感染症法に基づきまして、和歌山県が対応しております。新規感染者の公表につきましては、和歌山県は、各保健所管内ごとに公表しており、クラスター発生等による感染拡大防止のための発表以外は、市町村ごとでは公表されておりません。これは、感染者や家族、関係者等を特定されないようにするため、また特定され、誹謗中傷や人権侵害が行われないようにするためというふうに聞いてございます。市町村では把握できないことを御了解願います。 ◆2番(大坂一彦君)  先ほどの民生委員さんは、そのほう、人づてに回る話が正確な情報ならいいが、えてしてそうでないこともある、間違った情報を流さないためにも出せる情報はしっかり流してあげるほうがいいのではないかとの御意見を多く聞かれるそうです。できれば、その旨を保健所等に、和歌山県でしょうか、保健所でしょうか、そこにお働きかけをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎保健センター長(福本良英君)  市長のほうにつきましても、これまで何度も県下の会議等で市民の皆様の声を届けて要望いたしておりますが、県の方針のほうは変わってございません。今後も、市町村ごとに発表すべきであるといった御意見があることについては、新宮保健所等を通じ、報告してまいりたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  私、これ正確ではないんです、教えてもらった話なんですけれども、お隣の三重県は、紀宝町◯◯人、御浜町何人など、地区別に分けて放送されておられるようにもお聞きしました。三重県でできるのなら和歌山県でもできるはず。その辺も含めて、新宮保健所に御報告、御検討いただきたいと思います。 この項の結びに、ワクチンの接種率が高くなってきて、今しばらくの辛抱だとは思うんですが、2年にわたるコロナ禍、大災害下であります。前回も申しましたが、その今しばらくが何ともならない事業所や家庭を救うためにも、さらなる追加支援策等の御検討をぜひお願いいたしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  御提言ありがとうございます。今、コロナに関する国の臨時交付金の残額をどういった支援に使うかということを検討している全く最中でありますので、今日伺った御意見も参考にしながらしっかりと考えたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  ぜひの御検討と御実行をよろしくお願いいたします。 続いて、項目2、無駄を省いて税収を上げる施策についてでありますが、まずは税収を上げるべく、ふるさと納税についてお聞きします。 先日、ある先輩の議員さんから、この新聞のコピーを頂きました。これは、私が折に触れふるさと納税のことを聞くからだと思うんですが、中にはところどころ黄色でマーカーされておりまして、ふるさと納税総額過去最高2020年度6,725億円という小見出しの下、新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣籠もり消費が伸びたほか、コロナで打撃を受けた地場産業に対する応援消費の広がりも影響したと見られるや、2020年度に最も寄附を集めたのは宮崎県の都城市、2019年度まで3年連続トップだった大阪府泉佐野市を逆転したと。コロナ禍の2020年度は、自宅での食事が増え、牛肉やカニなど高級食材を返礼品とする自治体が寄附を集めた。外食需要が落ち込み、行き場のなくなった食材を提供する生産者らへの支援の動きも目立ったと書かれておりました。 人口規模も違うので、この記事のところの金額ベースにはあえて触れませんが、新宮市において現況はいかがでしょうか、お教えください。 ◎企画調整課長(下基君)  企画調整課、下からお答えさせていただきます。 ふるさと納税の現況になりますが、8月末現在で396件、672万7,000円となっており、前年同時期と比較しますと件数、金額ともに約2倍で推移してございます。 ◆2番(大坂一彦君)  御尽力のおかげでと申しましょうか、数字は伸びてきているようですが、新宮市規模のほかの自治体と比べるとまだまだ伸ばせる余地があると思われます。何かしら、さらなる一手はお考えでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  これまでの一般質問でも答弁させていただいておりますが、返礼品及びポータルサイトの追加が寄附額の増につながったと考えており、引き続き、取組を進めているところでございます。また、かねてから議員よりふるさと納税推進に係る職員増などの体制強化の御提案をいただいているところでございますが、10月よりふるさと納税に係る通常業務、ポータルサイト管理業務、営業活動業務等を一括して業務委託する予定にしてございます。業務を委託することにより、委託事業者のネットワーク等を通じた返礼品やポータルサイトのさらなる追加、ポータルサイト等での発信力の強化、職員が増額に向けたアイデアや取組等の調査研究に専念することができるなど、様々なメリットがあり、近隣の自治体をはじめ、全国の自治体でも多くの自治体がこの手法を採用し、寄附額の大幅な増額につながってございます。 今後も、引き続き、寄附額の増額に向け、取組を進めてまいりたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  はい。ありがとうございます。 そうなんですね。その委託事業者の件に関しましては、またぜひ詳細にお教えいただきたいと思います。何よりも、ふるさと納税の大飛躍を御期待申し上げます。 私は、質問の度々にふるさと納税の専門部署の創設を提案し、ぜひその中で市内のいろいろな会社や店舗の声を聞き、新しい返礼品の作製などなど検討いただきたく申してきたのですが、現況ではなかなか難しい様子。今回、少々拙いですけれども、一つの返礼品の案を御提案申してみようと思います。少しでも参考になれば幸いですが。 それは、新宮にはおいしいイカの塩辛を出す店、おいしい干物を出す店、おいしいお肉、おいしいお寿司、おいしいミカンなどなど、海のもの、山のもの、川のもの、季節を組み合わせ、一つのパックとして、例えば四半期に1回、年にして4回季節のものをお届けする新宮名品のサブスクリプションなどはどうでしょうか。さらに、これを和菓子の詰め合わせや洋菓子の詰め合わせなどなど、幅を広げてみて考えて、各店の季節の推しを組み合わせてお送りする。新宮出身者や新宮を味わいたい人には喜んでいただけると思うんですが。大変拙い提案ではありますけれども、今後の検討材料の一つとしていただければ幸いです。いかがでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  御提案ありがとうございます。 議員御提案の件につきましては、これまでも課内で検討した経過がございますが、事務が煩雑になり、寄附者の方に御迷惑をおかけする可能性があること等課題が多く、現時点では見送らせていただいてございます。ただ、議員おっしゃるとおり、地元産品の詰め合わせ商品を定期的に届ける返礼品は寄附者の方にも喜ばれると思いますので、今後、事業者と協議をする中で改めて検討させていただきたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  確かに、あれこれを組み合わせ、詰め合わせるんですから、少々複雑な実務となるかもしれませんが、やはり手間暇をかけなくては喜んでもらえる返礼品はできないと思います。だからこそ、専門の部署でしっかり御議論いただき、新宮市にふるさと納税いただける方々に喜んでもらえる返礼品づくりをと思うのですが、私が折に触れ申し上げる稼げる自治体を目指して、ぜひ頑張ってください。よろしくお願いします。 続いて、無駄を省く件について、また申し訳ないかな、重箱の隅をつつくような少々細かいことを申すのですが、この5月から私の住む西道町内会への回覧板が私の家に届くようになったのですが、これが時には3日続けてばらばらに各課から届いたりするんですね。また、あるときには昨日配ったばかりなのに今日また別のが届くみたいなこともあったりして、そんなときにはついつい、ああ、昨日一緒に持っていけたらなと残念な気持ちになったりもします。 新宮市には、自治会連合会に属している町内会が130余りあるとお聞きしました。回覧板は各課からその全てに郵送されておられるんでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁させていただきます。 各課からの回覧につきましては、当課で確認の上、承認番号を付して、それぞれ各課から月末までに町内会長様にお届けさせていただいております。期日や限られた地域のみと回覧内容も様々でございますので、現在のところは各課で対応いただいており、複数の課が同一月にある場合は当課から声かけをさせていただいて、可能な限りまとめて届けていただいているところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  そういうことなんでしょう。このような形で、いろいろ形は変わってですけれども届きます。大体、月に4ないし5件でしょうか。それも、先ほど申したように各課別々であります。これ、まとめて送ってくれたらええのにと思うと同時に、送料などもったいないと思うんです、そのばらばらに配送すること、郵送ですね。こう思われている町内会長さん、結構おられると思うんですが、そこで例えばですが、緊急を要する案件の回覧板は単体で出すとして、比較的日にちや予定、日程に余裕のあるものは第2週と第4週の何曜日とか決め、各課ばらばらに出すのではなく、まとめて一つにして投函するとか、どうでしょうか。もしくは、これはちょっと難しいかもしれませんが、各地区の町内会長さんのお近くにどなたか市の職員さんがお住まいであるならば、その方に大変お手数はかけますが、その方の帰宅時に届けてもらうとか、そうできると、いわゆる切手代といいますか、送料が年間に換算すると相当抑えられると思うんです。ちなみにですが、速玉という広報を毎月出しておられる大橋交番さんは、毎月末前に派出所の方がうちへ届けてくださいます。 要は、申し上げたいのは、もし送るにしても各課からそれをばらばらに出すのをやめ、送る日を月2回程度、先ほど申した第2週、第4週の何曜日等に決め、どこかの課に集め、一つにまとめて送る。これは、古座川町さんはそうされておられるそうであります。さらには、可能ならば町内会長さんのお近くにお住まいの職員さんのお力を借り、帰宅時等にそちらのおうちのポストに投函してもらうなどなど、このような常々の小さな無駄を省く習慣とか意識がやっぱり大事なんだと私は思います。 このコロナ禍、民間では様々な工夫をして、小さな無駄でも省いて利益向上に努めておられます。ぜひの御検討をお願いしたいと思いますが。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  御提案ありがとうございます。 今回、議員より御提案いただいた取組につきましては、庁内で情報共有し、よりよい方法で経費削減に向けて取り組んでまいりたいと思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  よろしくお願いします。 元は小さな額でも、毎日、毎月、毎年とつながれば大きな額になっていきます。そんな気持ちの切替えがまずは大切なのではと思い、今回の提案とさせていただきました。最初は、面倒かもしれません、大変かもしれませんが、それが慣習となればその煩わしさもそのうちなくなるでしょうし、何より市民から預かる税金を大切に使わせてもらうすべなので、ぜひ実現化に向けて御検討をお願いしたいと思います。 それと、この送られてくる封筒に広告を募集しませんか。封筒、自分たちで作ると当然その経費がかかります。そうでなくて、民間企業との相互理解の下、御協力いただけることは御協力いただく、これも無駄を省くことになるのではないでしょうか。窓口の封筒はそのようにしてくださいました。そのほかの封筒も含めて御提案ですけれども、いかがでしょうか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課の赤木よりお答えいたします。 大坂議員からは、以前より封筒に民間広告をつけることで広告収入を得る、もしくは製作費の支出を抑えてはどうか、そういった御提案を受けているところでございます。その御提案を受け、市民窓口課におきまして、広告入り封筒の取組を開始し、毎年度、窓口封筒の製作費の抑制につながっているところであります。今年度につきましては、少し取組を拡大し、市民窓口課以外の窓口にて同じように使用する封筒分も併せて募集を行う、そういったことも検討しております。 庁内には、幾つかの封筒があるわけでありますが、引き続き、議員御提案の趣旨を踏まえて、総務課としましても、広告付封筒の推進に向けて、関係課への働きかけやサポートなどを続けていきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  はい。ありがとうございます。 もう本当、重箱の隅をつつくような小さいことではありますけれども、行財政改革を一言でいうと無駄を省いて税収を上げることと、私こちらに来させてもらって最初の財政シミュレーションの際に教えてもらって私の肝に銘じた言葉であります。先ほどの回覧板の件同様、実現に向けてぜひお取り組みくださいますようよろしくお願いします。 最後に、項目3、丹鶴ホールの現況と今後の運用について…… ○議長(大西強君)  大坂議員、休憩させてもらっていいですか。 ◆2番(大坂一彦君)  今ですか。はい。承知。 ○議長(大西強君)  10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前10時51分--------------------------------------- △再開 午前11時01分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問続けます。 2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) それでは、最後になりますが、項目3、丹鶴ホールの現況と今後の運用についてでありますが、いよいよ来月オープンとなってまいりました。これ関連の際には毎回申しておりますが、建築に当たっては紆余曲折があり、賛否も両論。ただ、今はもう出来上がるんです。いよいよオープンなんです。これからは、前向きにどう運用するかを一番に考えなければならないと思い、お伝えしております。 そこで、まず担当課にお聞きします。 オープニングに向けて、その機運は盛り上がってきておりますでしょうか。同時に、今後のスケジュール、また今後の運用等について、改めて市民の皆さんに御報告できることあればお伝えください。お願いします。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  文化振興課、栗林から答弁いたします。 担当課といたしましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、内覧会や避難訓練、コンサートをはじめ、市のイベントの多くが中止または延期となる中、チラシや啓発グッズ等の配布もなかなか行うこともできず、オープニングに向けて機運を盛り上げる機会を失っている状況であると認識しております。 直近では、今月19日の今週日曜日には、10月3日の開館記念公演に向けて、大阪交響楽団4名が来新して、市内3高校の吹奏楽部に対する共演指導を予定しており、またそれに合わせて和歌山県公式インスタグラマーの本谷紗己さんによる県国民文化祭の事前取材が予定されておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、いずれも中止となっている状況です。 次に、今後のスケジュールといたしまして、現在、7月末での工事竣工後、備品の搬入や引っ越し、消防訓練、舞台転換等の職員の習熟訓練、図書の配架、記念式典やオープニングイベントや国民文化祭等の準備を行っております。10月3日日曜日の開館日には、午前に丹鶴ホール開館記念式典、午後から新図書館開館、夜に丹鶴ホール開館記念公演、大阪交響楽団約70人によるハリウッド映画音楽の迫力あるオーケストラ演奏を予定しております。 次に、8月下旬の内覧会は中止となりましたが、代替措置といたしまして、オープン後ではありますが、10月8日、9日の2日間で、ふだんは開放していない文化ホール、舞台からの見学会の開催を予定しております。また、10月30日から11月21日までの23日間は、和歌山県初となる紀の国わかやま文化祭2021が開催され、新宮市では多種多様なほとんどのイベントが丹鶴ホールで実施される予定です。12月には、冬の女王として多くの名曲を持ち、最近では自身のピアノ演奏と歌唱による動画配信を行って再ブレイクを果たしている広瀬香美さんのクリスマスコンサートを、そのほか、年内には昨年公募により発足した市民参画団体ICOLEによるイベントや、ここから実行委員会による新宮市出身のピアニスト、向井山朋子さんによるコンサートも開催予定となっております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。御丁寧な御答弁ありがとうございます。 難しいんですね、今コロナでその機運を上げる努力がしかねているという本当に難しい状況であります。残念なことではありますけれども、10月30日から11月21日にわたり、先ほどもありました紀の国わかやま文化祭2021が予定されていて、我が丹鶴ホールのオープニングとして最大のチャンスではないかと前回お伝えして、そのPRグッズ等の御提案もさせていただきました。今般、見せていただきました。このようなPRグッズ、新宮市でも改めて御用意いただいて機運を高めるように努力いただいていることをありがたく思います。 いまだ収まらぬこのコロナ禍で、その紀の国わかやま文化祭2021は無事開催できそうでしょうか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  新宮市主催事業といたしまして、実施予定の大きな三つの事業のうちの一つであるしんぐう文化博覧会につきましては、新宮市で毎年開催されている文化イベント、新宮市伝統芸能大会、新宮市展、市民音楽祭合唱器楽の部、市民音楽祭ロックの部を会期に合わせて集中開催し、また新規に和歌山県美術家協会展を開催するもので、五つのイベントから構成されています。そのうち二つの市民音楽祭合唱器楽の部とロックの部につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、延期が決定したため、規模を縮小しての開催となっておりますが、あと二つの大きな市主催事業や民間団体主催のイベント、県主催による熊野速玉大社を会場とした熊野を舞台とした音楽祭は、現時点では開催する予定となっています。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 感染の具合によってということだと思いますので、準備も難しいかも分かりません。今日といいますか、このようなガイドブックもお作りになったように頂戴もしました。新宮市でのこの手話狂言のチラシも拝見しました。要するに申し上げたいのは、前回も申しました新宮市の文化複合施設丹鶴ホールの幕開けには大変難しい状況ではありますけれども、幕開けにはとてもありがたい全国規模の事業、いわゆる紀の国わかやま文化祭2021、全国規模のこのありがたい事業、言葉は本当に悪いかもしれませんけれども、ぜひ有効利用させてもらわんともったいないと思うんです。そのあたりいかがですか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  本市における国民文化祭事業は、先ほど申し上げたしんぐう文化博覧会のほか、あと二つの市主催行事の熊野歴史文化シンポジウムと手話狂言や佐藤春夫に関する特別パネル展や熊野学パネル展、シャンソンコンサートや市民ミュージカルなど民間団体主催のイベント、熊野速玉大社を会場とした熊野を舞台とした音楽祭など、多種多様なイベントが用意されております。 紆余曲折ございましたが、熊野地域の顔となる施設が完成いたしました。コロナ禍であり、また開館当初は混雑することも予想されますが、感染対策も行ってまいりますので、国民文化祭期間中はぜひとも一度足をお運びいただきたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  はい。そうですよね。開催までもう少し時間がありますが、どうぞさらなるPRをお願いいたします。これも毎回申しておりますが、新宮市の丹鶴ホールが多くの方々に愛され、親しまれ、御活用いただける施設になることを願って、私もかける汗は一緒にかかせてもらいたいと思っております。お役に立てることがあれば何なり言ってください。オープンまでもう少し、何かと大変かと思いますが、もう本当もうすぐです。いましばらく関係各課の御尽力をお願いいたします。 にっくきコロナがために土・日も休みなく出勤される職員さんもまだ多数おられるとお聞きしております。長きにわたり、本当に御苦労さまでございます。新宮市民生活が一日も早く元どおりに戻りますよう、どうぞお力をお貸しくださいますよう心からお願いをいたしまして、私の今回の一般質問とさせていただきます。どうもありがとうございました。--------------------------------------- △松本光生君 ○副議長(東原伸也君)  13番、松本議員。 ◆13番(松本光生君) (質問席) それでは、一般質問させていただきます。 第1のコロナ禍における避難の対応と対策について、今年でちょうど10年目を迎えました紀伊半島大水害、あの悲惨な状態、状況、今も頭から離れません。近年の異常気象で、台風、また豪雨で各地で大変な被害を受けているところでございます。そして、このコロナ禍。このコロナ禍での避難、市民の皆さん、大変不安を感じております。今まで訓練をされたということですので、その辺の説明をお願いします。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 新型コロナウイルス感染症に対応した避難所の対応につきましては昨年度より実施しておりまして、手指消毒、マスクの確認、検温、体調の聞き取りを経て避難スペースに入っていただくようにしております。また、受付を行う避難所担当職員も感染対策としてマスク、フェースシールド、ゴム手袋などの装備を行い、対応することとしています。また、今年度からは、県から支給された段ボールパーティションを使い、避難者間の飛沫飛散防止を図るとともに、体調不良者専用の避難所を設け、感染防止対策を強化しています。これらの対策を踏まえた避難所運営訓練を5月に複数回にわたり実施し、対応の徹底を図ったところでございます。 そのほか、感染防止の観点から、分散避難のため、宿泊避難の助成を令和2年度に引き続き実施しているところでございます。 以上でございます。 ◆13番(松本光生君)  これで課長、この避難を通じて何か思ったことありますか。言うなれば連携、こういう一つの連携するのに大変な努力が要ると思うんですけれども、その辺の見解、何かありましたら。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  訓練をいたしまして、各避難所、優先的に開ける避難所を担当する職員に対して数回訓練をしましたけれども、どの担当職員ももう真摯に真剣に訓練を行ってくれました。 ◆13番(松本光生君)  ああ、そうですか。そして、この一例として、一番近いのが福祉センターなんですけれども、従来は何名収容できたんですか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  福祉センターでは、コロナ前、平成29年の台風21号のとき、このとき避難者のピークは75名でした。コロナ対策をした定員については、段ボールパーティションを使うことにより今年度は68名の定員となっております。 ◆13番(松本光生君)  コロナ禍では68名。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  はい。68名となっております。 他の避難所についても、台風21号のピーク時の避難者を受入れできるようになっており、避難施設や親戚、知人宅への避難など分散避難を呼びかけております。それと、足りなくなる場合は体育館など追加で開設し、対応する予定となっております。 ◆13番(松本光生君)  ここへ集中してくればまた別の場所へ避難者を搬送するんですね。市のほうで、その方、搬送してくれるんですね、その避難場所へ、別のところへ。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  市の職員が搬送するというのは特別な場合だと思うんですけれども、なるべくなら自分で避難を早めにしてほしいと思っております。 ◆13番(松本光生君)  じゃその福祉センターで受付した場合に、定数以外の人は自分で行けるときは自分でどこどこの場所をちゃんと指定して、空いている所を指定して行ってもらうということですね。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  はい。そのとおりでございます。 ◆13番(松本光生君)  そこ、一番市民が心配しているんですよ。やはり、来たわ、いっぱいや、どうしたらええんな。どこどこ行け言うても分からん人もおりますんで、はっきりとここは周知をよろしくお願いします。 今後、またこの件について訓練を、やはり常に訓練せんとまた忘れるときもあると思うんで、訓練のほうをよろしくお願いします。 続いて、この件に関して、高齢者の避難の支援について、これの平成28年に新宮市と各町内会が協定を結んでいるんですけれども、今年はこの災害対策基本法、改正になっておりまして、お年寄りの対応、どのようにしていくのか。それで、福祉専門家も入れて、その人に応じた避難をしていくと、基本法にそういう載っていたんですけれども、そこら辺ちょっと詳しく教えてください。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  健康長寿課、中上から答弁いたします。 議員御意見のとおり、災害対策基本法の改正によりまして、個別避難計画が努力義務となり、より実効性のある計画策定が求められているところであります。その取組としましては、国はケアマネジャーや相談員などの福祉専門職の協力を得るべく、報酬を出して取組を進められるよう地方交付税措置を行うというふうになっております。市だけでは、この事業を進めることは困難でありまして、福祉専門職をはじめ、地域とも連携しつつ取り組んでいく必要があります。新宮市におきましても、こうした国の施策を利用しながら進めてまいりたいというふうに思います。 また、平成28年度においては、町内会長さんと共に職員が訪問しておりましたが、当時は住基情報との連携ができておりませず、データ整理にも時間を要していたところであります。その後、システム導入しまして、現在は地域防災計画に定められた対象者要件を満たす新規対象者に登録申請を郵送しまして名簿作成を行っているところであります。 ◆13番(松本光生君)  そうですね、あのとき平成28年、そのときまだできていなかったんですね。この事業、今全国のモデルとして兵庫県が進んでいるようです。また、参考にしていただいております。これ今言いましたように、福祉専門職を対象としてということですね。この辺をちょっと詳しくお願いします。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  先ほど申しましたけれども、兵庫県においては福祉専門職との連携によって、個々に応じた計画策定が進められているところであります。また、研修においても、新宮市ではまだ開催しておりませんけれども、こういった研修をしながら、個々の計画策定ということでしっかりした作成書が作られているということであります。 ◆13番(松本光生君)  ここ、やはりふだんから接している専門職、ケアマネさん、こういう方が大事になってくると思うんですけれども、そこら辺、いかがでしょうか。全然知らん人が行ってもあれなんで、やっぱり身近に分かってくれるケアマネさんが来ると状態が分かるとか、その辺の方向では。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  議員の意見のとおり、やはりケアマネさんが一番情報を詳しく知っているというふうに思います。その中でも、1件7,000円程度、交付税措置ということがありますので、そういったところも活用しながら、今後しっかりしたものをつくっていきたいと、このように思います。 ◆13番(松本光生君)  7,000円。先ほども申し上げましたけれども、平成28年に町内会と協定を結んで6年きています。新宮市の進捗、実績はどうなっておりますか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  地域防災計画に定めた対象者は4,219人となっております。うち、登録申請者返送数は1,261人ということになっております。そのうち、地域の支援者への情報提供をすることに同意いただいた方は853人というふうになっております。 ◆13番(松本光生君)  再度、その個別避難計画というのはどういうものになってくるのか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  個別避難計画ですけれども、自力では避難困難な方が避難する上で必要な内容をまとめたものでありまして、どこに避難するのか、また誰が避難を手伝ってくれるのか、移動方法や避難時の注意点などを計画として作成するものであります。 ◆13番(松本光生君)  現在、計画作成、どの程度になっていますか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  現在、計画項目全て完成しているのは3名であります。 ◆13番(松本光生君)  3名。少ないけれども、今後どのような取組をやっていきますか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  計画項目全てを完成させるためには、平時の見守りや災害時の支援に協力してもらえる支援者となる人を特定し、記載する必要があります。ただ、地域のつながりが希薄化している現状では、支援者となってくれる人がなかなか見つからないという現状がありまして、完成に至っていないということが課題であります。 ◆13番(松本光生君)  本当に難しいですね。町内会でも、ちょっと行き来しない人もおるんで、どこまで入れるかというのは、大変なことだと思いますけれども、これやり遂げんと、やはり高齢者の逃げ遅れというか、そうなると一番悲しい、これが遅れるとつらいんで、ぜひとも今後も高齢者の逃げ遅れを防ぐために新宮方式での取組を早急に進めていただきたいと思います。 以上でこの項を終わります。 次、コロナ禍における子供の育成ということで、これただいまの大坂議員、事細かに本当に調べてお聞きされている。今、コロナ禍も全国的に減少になりつつということですが、しかし第5波で10代から10代未満の患者が増えているというのが実態とお聞きします。和歌山県も増えているということで、心配する中、その原因は何かというとデルタ株の感染力の強さとワクチン未接種とのことで心配しているわけです。 教育委員会として、今どのような対応をされていますか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  教育政策課、澤原のほうからお答えさせていただきます。 教育委員会といたしましては、文部科学省のほうから1箱に10回分が入った抗原簡易検査キット11箱、計110回分が9月上旬に教育委員会のほうに配布される予定となっておりましたが、現在、まだ納品はされておりません。そのため、既に教育委員会では、2学期が始まります8月末に150回分の抗原簡易検査キットを既に購入しておりまして対応しておるところでございます。 ◆13番(松本光生君)  はい。分かりました。準備はされているということですね。 そして、給食について、大坂君もありましたけれども、僕は別の関係から。 今、給食について、感染対策ということで、簡易メニュー、マスクをなるべく取らないように10分程度の食事と。そうなると、食事内容が貧弱なんですね。もう牛乳とパンとか、一つ何とかというふうな感じなんですよ。そうすると、子供たちの栄養が本当にいかなくなるという。まだ新宮市は感染のあれはないのでうれしいんですけれども、こういったやり方を文部科学省も進めているらしいんですけれども、全国で2市やっています。1市、埼玉県戸田市が、この方法では駄目だということで見直しをかけました。ですから、私もやっぱり子供のカロリーとか健康を考える場合は、この方法は反対です。十分気をつけていけばいけると思いますので、その辺は十分加味してほしいと思います。当局、どうですか、その辺も十分……。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  学校給食は、安全なものを安心してバランスよく食事を提供することが大切であると考えております。現在、市内の小中学校におきましては、手洗い、消毒の徹底、手袋の装着、さらに段ボールつい立ての設置、黙食の徹底等を行い、感染症に関する衛生管理マニュアルの徹底を行いながら適切な給食を提供しておるところでございます。 今後も、子供たちの心身の健康に寄与するため、衛生管理の徹底を行いながら、バランスのよい給食を提供したいと考えております。 しかしながら、本市におきましても、新型コロナウイルス感染症が急増した場合においては、加熱した食品の提供や配膳を省略した給食の提供など、献立を工夫して、あくまでも手作りにこだわった給食を提供していきたいというふうに考えております。 ◆13番(松本光生君)  安全面に十分注意していただきたいと思います。 そして、大坂君もお話しありましたように、この1年半、子供たちはやっぱり休校、行事等の中止、それで子供同士の触れ合いも少なく、家ではゲーム依存症に近いような形できているかと思います。最終的にダメージを受けている子供もいると思います。先生方も大変でしょうが、少しずつ、安全を考えながら子供が日常生活に戻れるように子供たちの心のケアを重ねていっていただきたいと思います。 全国的に不登校も増えているとのことで、新宮市の現状はどうでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田からお答えさせていただきます。 毎年実施されております長期欠席児童生徒数調査におきましては、令和元年度と令和2年度を比較しますと、不登校とみなされる子供の数は、若干ではございますが増加しております。ただ、それが今回のコロナ禍が原因であるかどうかにつきましては、今後、丁寧に確認していく必要があると考えておるところです。 ◆13番(松本光生君)  その辺のところも十分また検査して対応よろしくお願いします。 教育長、今の子供たちの心のケアについて、教育長の考えをちょっとお聞きしたいと思います。 ◎教育長(速水盛康君)  議員の御質問、これまでのことを聞いておりまして、今子供たちにできることは何なのかという、そういった御心配と御提案であったかと思います、給食のことも含めてですが。やはり学校教育活動を再開するということが子供の心身の発達のためには最も重要な優先課題だと思っております。その意味でも、学校現場においては、引き続き、効果的な感染対策が求められていると。と同時に、教職員に対しても、子供たちの利益を守るためにはワクチン接種も積極的に行っていただいているところであります。 今御質問いただきました心のケアということにつきましても、もう1年以上教育活動が制限されている、子供たちもなかなか思うように自分の活動ができないというストレス、そういったものも心の健康が非常に維持できにくい状況にあるという御指摘であったかと思います。そういうところを十分に子供たちの様子をしっかりと把握できる、そういうサインを見逃さないというんですか、例えば睡眠が取れていないんではないかとか、体調不良になっていないかとか、感情が安定していないんじゃないかとか、そういうようなところをしっかりと受け止めていく、そういった我々大人の受け止め方が非常に今大事かなと。もっと言えば、優しく、温かく受け止めるというんですか、しっかりと不安定なところを話を聞いてあげる、それは学校もそうです、家庭もそうですし、もっと言えば心配事に耳を傾けたり、つぶやきに耳を傾けたり、そして全体で子供をサポートしていく。学校もそうですし、教職員もそうですし、家庭もそうですし、専門の学校カウンセラーもいます。保健室の先生もいます。そういった子供と関われる人の体制を我々としても、県とも連携していきながら、しっかりとしたケアをしていけるよう準備を進めていきたいと思っています。 ◆13番(松本光生君)  心優しい教育長のお言葉、よろしくお願いいたします。 施設も昨日から再開とのことで、十分安心・安全を考慮して、また大人も子供もスポーツもできるようになっていくということで、多くの方が利用してほしいと思います。この項を終わります。 続いて、文化複合施設(丹鶴ホール)についてですけれども、やっと完成しました。本当に長い期間かけて。しかし、この間、見学させていただきまして、本当に感無量でございました。市長はじめ、担当課の方も本当に、何やかや言われて、よう頑張った。本当に心からお礼を述べたいです。そして、当初の市民の内覧会がありましたけれども、中止で残念ですけれども、報道機関、新聞紙上でも各ホールの内部の写真を掲載いただいております。大変感謝申し上げたいと思います。そして、設計から建設、いろんなことがありました。しかし、まずは旧市民会館と同じく図書館も老朽化、これをいかにするかという、新宮市、田岡市政で始まって以来の大きな作業だったと思うんです。これ併合して造って、多くの市民が利用してもらって喜んでもらえればと思うんですけれども。 しかし、当初、建物の建設費については60億円や70億円超え100億円やと。これ新宮市でこんなん造ったらもう破産するで、夕張市みたいな赤字団体になってくでというような言われた議員もおりますけれども、その議員がもうほとんどおらんですわ。これ本当にそう思った市民もたくさんおるんですよ。ええ、と。だから、反対反対と、そこにもっていって反対反対と言われたんですけれども。当初からいろいろ説明もしたんです、いろんな補助金借りたりあれしますと言うてもいやもうあれやと。 そこで、今まで建設費で使った費用ですか、建物についての。これ説明お願いしたいんですけれども。もう配ってくれたあるんやの、資料。 ◎財政課長(小林広樹君)  それでは、財政課、小林からお答えしたいと思います。 ◆13番(松本光生君)  分かりやすくね。難しく言うても僕ら分からんし、市民は分からんから。簡潔にやってくれ。 ◎財政課長(小林広樹君)  お手元の資料、御覧いただければと思います。 あらかじめ申し上げますけれども、この資料につきましては8月時点の数字ということで、まだ確定ではございませんので、その点御留意いただきたいと思います。 すみません、細かい数字なんですけれども、資料の合計欄(A)の行をちょっと御参照いただきたいと思います。 関連事業も含めました事業費の合計ですけれども、それが約62.5億円でございます。そして、財源内訳ですけれども、国庫につきましては、ほとんどが都市再構築戦略事業の国交付金ということで24.7億円、そして県費の事業充当分、これ直接事業に充当した分が1億円となってございます。地方債ですけれども、過疎債と合併特例債合わせまして約30億円を借り入れまして、2種類の基金から繰入金が合計約4.7億円、そして一般財源が約2.1億円となってございます。 次に、右の欄ちょっと見ていただきたいんですけれども、市の実質負担額の算出ということで、国庫、県費を除く市が調達する財源の合計というのは地方債、基金、そして一般財源の合計で約37億円となりますけれども、そこから過疎債、合併特例債に対しまして交付される交付税の算入額が約21億円となってございます。そして、文化複合施設整備の償還財源として県からいただきました交付金、これが4億円あります。それを差し引きますと市の実質負担額というのは約11.8億円となってございます。この数値は、住民説明会のときに説明させていただきました約16.2億円と比較いたしますと、県交付金が起債充当後の償還に充当させていただくということになりましたので、約4.4億円の減となってございます。 以上です。 ◆13番(松本光生君)  これは、ここにあります埋蔵した分もあるんですね。これだけで済んだんですか、新宮市の持ち出しというのは。まだ確定はしていないけれども。 ◎財政課長(小林広樹君)  決算が終わっていませんので、概略というか…… ◆13番(松本光生君)  これ以上増えることはないんやろ。 ◎財政課長(小林広樹君)  そうですね。試算ではこれぐらいで収まるかなと思っております。 ◆13番(松本光生君)  何か6月議会にも、9月議会でまた補正組まなあかんのちゃうかと言った議員もおったけれども。ないんやな。 ◎財政課長(小林広樹君)  はい。予算の増額というのはもうございません。 ◆13番(松本光生君)  これ本当に市長も度々、都市再構築戦略事業のあれ金、もうもらえんぞいうて、こんな遅なってくれるんかと言う人もおったけれども、市長、これよう陳情に行って取ってきたわのう。大変やったと思うわ、ほんまに。職員も。さっき言うたように。 そこで、これ8月の教育民生委員会でもこの話出た、出たいうかもらったんですけれども、当然出ると思いますけれども。これ決まる、はっきりして決まるときなんか、今何か分からんけれども、これ市民に知らせる義務がありますよ。これだけ新宮市二分にしてやった問題ですから。だから、まだ知らん人おるんですよ。いまだに60億円要ったんやろという人がおりますよ。これ報道機関借りて、当局としては、やっぱり何らかの形で市民に説明する義務あると思います。どうですか、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  はい。ありがとうございます。 また、今後、パンフレット等でこういった総事業費とか財源内訳というのを示せるのかなというふうに思っております。 ◆13番(松本光生君)  パンフレットやなしに、もう言わなあかん。パンフレットいつ出るん。今ですよ。うん。やっぱり早めに、もう完成しているから大体の、あとあるけれども、このぐらいでいけるんやということだけ早く市民に知ってもらわな駄目です。 ここで、もう一回、市長に、この完成したホールについてちょっと思いを聞かせてください。 ◎市長(田岡実千年君)  振り返ってみますと、この事業、私が市長に就任する前の年だと思うんですが、平成20年に新宮市の第1次の総合計画で決定した事業でありまして、完成まで、事業決定からちょうど今年で13年という月日でようやく完成しました。途中、紀伊半島大水害があったり、また予定地から歴史的な遺跡が発見されたり、幾多の困難もありましたが、あのように大変立派なホールと図書館が完成できましたこと、本当に議員各位にも大変お世話になりましたこと、本当に心より感謝しております。感慨無量でございます。 今後、このホールに多くの人が集い、また中心市街地も人の流れができ、にぎやかになって、活性化も取り戻せれたらなというふうに思っております。ありがとうございました。 ◆13番(松本光生君)  教育、文化の責任者として、教育長からも一言お願いします。 ◎教育長(速水盛康君)  丹鶴ホールにつきましては、多くの皆様方の御支援をいただきました。特に議会の皆さん方には工期の延長に伴う予算もお認めいただきました。また、周辺住民の皆さん方にはさらなる御苦労と御協力も、延長した分いただきました。多くの皆さん方の下支えがあったことを私は忘れてはいけないというふうに感じております。また、この建物ですけれども、コロナ禍において建設が行われてきました。コロナ感染と闘いながら完成したという、そういう建物でもあります。その間、いろんなことがありましたけれども、私はコロナを乗り越えてできた丹鶴ホールであると、そんな思いを強く持っております。 私もそうでありますけれども、この建物に関わった皆さん方にはそれぞれの思いというのが、先ほど議員からも御指摘がありましたように持っておられるというふうに思います。これからできるだけ多くの皆さん方に御利用いただきまして、市民の皆さんと共に歩む文化の活動の拠点、そして交流の拠点、そういうものであってもらいたいというふうな思いでいっぱいでございます。 改めまして、御支援いただきました議会議員の皆様方と同時に市民の皆様方に感謝申し上げたいと思います。本当にどうもありがとうございました。 ◆13番(松本光生君)  はい。ありがとうございます。 それでは、この項を終わりまして、4番、市長の政治姿勢についてですけれども、市長、任期4年間、もう終わりですね。大変忙しい、コロナで、今でも忙しいですけれどもコロナの中で大変な行政だったと思うんですけれども、それを振り返って、ちょっと簡潔に4年間の思いをお願いします。
    ◎市長(田岡実千年君)  毎日毎日いろんな仕事がありまして、一日一日精いっぱい頑張ってきたつもりでございます。そういう中、先ほども申し上げましたが、この4年間を振り返りますと、この文化複合施設の完成、幾多の困難もある中でこのように完成できたこと、本当にありがたく思っております。本当に議員の方々にも大変お世話になりました。 そして、ハードでいいますと、この紀伊半島一周の高速道路が全線事業化になりました。これも、もう民間の方にも協力いただきながら、もう何回も何回も国土交通省や地元選出の国会議員に要望活動も続けて、そういった地元の熱意、熱い思いもこの早期の事業化にもつながったのかなというふうに考えたりもしているところでありまして、いろんなことがありましたが、職員の皆さんと市政は市民のためにありという思い、理念を共有して頑張ってまいったつもりでございます。 来月行われる新宮市長選にもう一度立候補することを決めさせていただいてございます。今も少子高齢化が続いて、市政運営大変難しい局面も多々あるわけでありますが、引き続き、しっかりと優秀な職員の皆さんと共に、このハード事業が一旦落ち着いた中で、やはり今後、市民生活に密着した施策を確実に進めてまいりたいというふうに思っております。市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくりを実現していきたい、そう思っているところでございます。ありがとうございました。 ◆13番(松本光生君)  御健闘をお祈りします。 以上で一般質問を終わります。 ○副議長(東原伸也君)  昼食のため午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時48分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △竹内弥生君 ○副議長(東原伸也君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 11番、議長のお許しをいただきましたので、登壇させていただきます。 初めに、紀伊半島大水害から10年たちました。被害に遭われた皆様、そしてお亡くなりになられた市民の方、御遺族の方に心からお見舞いを申し上げます。 私も2回目、ワクチン接種をいたしまして、副反応が2、3日ほどあり、倦怠感もございましたけれども、何だか心の安定と申しましょうか、よかったなと思っております。 そして、今日は14日、母の月命日でございました。お墓参りをしました。一般質問には通告してはございませんが、毎月、命日のお墓参りをしております。私のお母ちゃんの妹、おばちゃんがしっかりお墓をきれいにしてくれているので、掃除する等はないのですが、自分のところの母親のお墓にたどり着くまでに、草がぼうぼう生えていることを何回もお話ししていますけれども、これは新宮市におきまして、高齢化、そして人口減少の中、空き家、お墓の中のお墓も無縁仏のようになっている、草がいっぱい生えているお墓もある。そういったことも、これから当局としてどういうふうにしていったらいいか、考えていかなければならないなと思います。 項目1、コロナ禍における新宮市の現状とこれからの新宮市の対策について問う。 困窮している事業者について。 昨年の春から1年半、毎回この場に立たせていただいているたびに、コロナ、コロナと、協力金を出していただきたい、感染対策をしていただきたい、さんざん提言して申し上げてまいりました。1年半たちます。現在に至っても、まだ収束の見通しは立っておりません。 この1年半に、長いコロナとの闘いは、事業者におきましては、最初は不安、悩み、どうしたものかと思っている感情も、今度は怒り、いつまで我慢しなければならないのかというような様々な感情が生まれ、大変な日々を送っておられることだろうと推測いたします。この間、国の補助金、交付金等々、そういったものを受け取りながら何とかしのいできましたけれども、事業者の皆様方にとりまして、交付金等々も、これからも少しずつでも出してもらわないと、そしてまたそういうものを出していただいても、最低のものしか払えない。なかなか窮地に陥っていることは現実でございます。 本市は、7月の半ばあたりから、新宮保健所管内から陽性者がたくさん出て、防災行政無線で、今日は何名、あしたは何名、あさっては何名と放送して、感染予防を徹底してくださいというお願いもしてまいりました。現在、9月10日時点ではございますが、142人の感染者が確認されております。この10日ぐらい前ですか、1週間ぐらいはゼロが続いたので、少し安心かなと思いましたが、また1人出るということで、防災行政無線で陽性者が1人確認されましたと放送される。そうすると、また人出は出ない。本当にこういったことが1年半繰り返し行われてきております。 このコロナとの表舞台に立たされた業種、何度も何度も申し上げてきましたが、社会的に格差が出ております。税収は日本は戦後最大。そして、本市におきましても、財政的には去年より、去年はイベント等を全部中止したので、かなりの幅がある、かなりということはございませんけれども。コロナとの表舞台に立たされて、コロナとの闘いに前面に出されている業種、飲食業、宿泊業、そしてそこにひもづいている小売業、卸業、コロナが好きな業種でございます。 感染予防を徹底して、ワクチンを打っても、新宮市はまだまだ皆様に感染予防のお願いをするということを繰り返しております。昨日から防災行政無線、LINE等は、クラスターが出るまでは一時お休みしますと。毎日毎日、LINE等、防災行政無線等で流されて、また1人出たということになりますと、病院の逼迫度とか関係なしに、コロナの感染者が1人出たわということで、人手はぴたっと止まってしまうということなので、昨日やめられたことは、私はとても、いろんな御意見はあるとは思いますけれども、一応数比べをしないと申しますか、それはよかったと思います。 しかし、これからのコロナに対してどんなふうに事業者はやっていくか、皆さん悩んでおります。政府はウィズコロナ、4人以上の会食を伴うことは控えていただきたい、そういったことをまだお願いしております。もちろん緊急事態宣言、まん延防止等々、全国各地でまだまだ出ております。だから、政府はこの間、菅総理大臣はお辞めになりますが、防疫政策というのを打ち出しました。しっかりPCR検査で陰性を確認して、コロナワクチンを済んでいるときには、そういった人の集まりにつきましては、PCRで陰性が出た、ワクチンもしっかり2回しているという人の集まりの人数を緩和していく、そういったことを発表されておりました。専門家の方々は、もちろん皆様専門家なので、段階的に緩和していくことが必要だとも拝見をいたしました。 でも、この新宮市におきましては、緊急事態宣言もまん延防止も出ていない。だけど、1人陽性者が確認されるだけで、人出がぴったり止まってしまうんです。これは市民感情の中で、どうしたらいいのか分からない。ましてや、どこを見ても外出を控えるお願いが出されております。 新宮市は、この政府が打ち出しつつあるウィズコロナに対して、どういった方向性を示していくのか、私はお尋ねしたい。難しいことだと思いますよ。4人以上会食してもいいですよ、新宮市は10人ぐらいだったら集まってもいいですよなんてことは、絶対言えないのも分かっております。国が決める、そして県が決める様々な方針によって、自治体も随時決まり事をつくっていくといおうか、お願いをしていく。今の日本の法整備では強制力はない、お願いをするしかないということは十分分かっておりますけれども、このまま、1人陽性者が確認されたら、また1週間ほど夜の街は、夕方、飲食店は人が出てこない。そして、本当に困窮している事業者の皆様方も、営業等ができない。 難しい問題だとは思いますけれども、新宮市としてのこれからのウィズコロナに対する方向性というものをお尋ねしたいと思います。お願いします。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  商工観光課、峪中がお答えさせていただきます。 現在、プレミアム付商品券並びに感染対策補助金等の事業を実施してございますが、まずはこの事業をしっかりしていきたいというふうに考えてございます。 今後につきましては、もちろん感染対策を第一にということですけれども、感染状況、そして国・県の動向を注視して、必要な事業を考えていきたいというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  課長、ありがとう。 本当ですね。1年半、去年のゴールデンウィークのときに、まだあれはデルタ株ではなかったので、予防してもらうために、飲食店の皆様にお金を出して休業要請をしたらどうなという時点から、あれから1年半たちます。 今回、市議会が、議長が率先しまして、休業要請、お盆にかけまして休んでくださいということを議会から申し上げたところ、市長が本当にスピーディーに対応していただき、今回は協力金が出て、クラスターが静まるように、新宮市のお盆、今年の夏は休業要請を皆さんが結構応じてくれまして、お休みをしていただきました。 様々なお声はあります。何でテークアウトができないんだと。テークアウトで今までしのいできたんだ。テークアウトをする店は出ない。どうしたらいいのだ。どうしても休業要請で、5日間にわたり10万円だけでは支払いができない。いろんな声があります。本当に、いろんな声が右往左往しておりますが、一つ一つコロナに対する対策を打ち出していかないと、私も感じております。協力金につきましては、市長のスピーディーな決定、ありがとうございました、市長。 これでも、今課長の答弁は、今やっている、新宮市は感染対策を延ばしていただいた。プレミアム付商品券もある。そして県も、30%減少している事業者について、15万円給付、30万円。感染対策等々、月次支援、国からですね。まだもう少し支援はありますけれども、方向性についてですよ。部長、どう思いますかね、このウィズコロナに対する方向性。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  企画政策部、新谷からお答えします。 大筋は課長が申し上げましたとおりですけれども、今後、まだ中長期的な中で対策を講じていく必要があると思います。当然ですけれども、感染対策を第一に、やはり経済との両立ということも主眼に置きながら、まずは市内の事業者の動向、また市民生活の皆さんの疲弊状況も勘案しながら、交付金の活用を有効にさせていただきながら、何ができるかというところを、もう一度行政の視点に立って、そういうところを有効な手だてを講じていくというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  事務をつかさどる当局、本市におきまして、当局のほうは、そういう新宮市は何人までいいですよということは言えないことは重々承知ですけれども、ここで私が言いたいのは、4人以上集まって、5人集まったら怒られるのかと。あそこの塊は5人以上集まっているじゃないかということを言われることがないように、ワクチンを2回打って、感染予防をしっかりしてお店をしている。そして、そこへ行くお客様、市民の皆様方が、相互手探りの状態だと思いますけれども、新宮市のコロナが大好きな業種の皆様は、懸命に感染対策に取り組んでおります。 ですので、私ども議員であったり、職員の皆さんであったり、病院とか消防とか、そういうものはまた別としまして、これから食事をしたり、飲みに出たり、そういったことができる環境になってほしいと心から思います。 続きまして、生活困窮者についてでございます。 新宮市はコロナの影響で収入が減少した人の救済策として、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料の減免、そして住居確保給付金、生活困窮者自立支援金の貸付け等が挙げられております。この救済に関しましては、本市ホームページ、そして広報紙等できっちり情報伝達をしていると思いますが、もう一度ここで、新宮市が行っている救済支援についてお聞かせください。 ◎市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長(南拓也君)  市民窓口課、南より報告させていただきます。 国民健康保険税、後期高齢者医療保険料の新型コロナウイルス感染症に係る減免制度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、主たる生計維持者が死亡または重篤な傷病を負った世帯の方、事業収入が前年に比べ3割以上の減収が見込まれる等の要件を満たす場合、対象保険税・料の全額または一部が減免されます。 なお、申請期限は令和4年3月31日までとなっております。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  引き続き、健康長寿課、中上より介護保険料の減免について説明させていただきます。 減免の対象者要件ですが、まず1番目に、コロナウイルス感染症により世帯の主たる生計維持者が死亡または重篤な傷病を負った第1号被保険者、二つ目に、コロナウイルス感染症の影響で、営業収入等が令和2年度と令和3年度の見込みを比較しまして30%以上減少した方で、減少した営業所得以外の所得が400万円以下の方であります。 ◎福祉課長(前地秀高君)  福祉課、前地よりお答えいたします。 住居確保給付金は、コロナ禍による休業等で収入が減少した世帯に、家賃相当額を3か月支給するもので、現在、最長9か月まで延長できます。要件等がありまして、2人世帯の場合、収入が11万5,000円、家賃の支給上限が3万円などの基準による要件がございます。 生活困窮者自立支援金は、社会福祉協議会が実施する総合支援資金特例貸付の再貸付が終了した世帯に、単身6万円、2人世帯8万円、3人以上の世帯10万円を3か月間支給するもので、この場合も、2人世帯の場合ですと収入が15万3,000円以下などの要件があり、現在、申請期限は11月末となってございます。 ◆11番(竹内弥生君)  課長、これ、こういう申請をしてこられた方はどう申していますか。いろんな御意見を聞きながら申請をしに来ると思うんです。すみません、イレギュラーで。 ◎福祉課長(前地秀高君)  この住居確保給付金等の、そのものを申請目的に来られる方もいらっしゃいますが、多くはそのほかの生活、収入の面ですとか、現在送っている生活面、家族のことなど、複合的な相談をされる方が多いので、いろいろ大変お困りの状況はお聞かせいただいておるところです。できるだけ、何とか支援の方法がないか、関係の制度も紹介したり、寄り添って、どういった支援がいいのか、相談者と一緒に考えるように行っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。寄り添う、本当に大事なことだと思いますので、よろしくお願いいたします。 次は、子ども達へのネット配信事業についてでございます。 政府が出している政策で、インターネットで授業を取り組み、有事になって、今まさに有事ですよね、学習が遅れないような取組を行うことを推奨しています。まさにインターネット授業のことでございます。 新宮市でもこの間、県立高校におきましては、オンライン事業を行うということが決定されました。関係者の方々は大変お困りといおうか、大変対応に追われていると思います。新宮高校、新翔高校ですね。オンライン授業とは、ライブ配信をして、PCやタブレット等でそれを見て学習するというものではございますが、新宮高校、新翔高校は、生徒は1日ごとに登校と自宅での学習を繰り返すということをやっているということを新聞で読みました。そして、県のほうは、自宅でインターネット環境がない場合は、学校を通して県がモバイルルーターを貸し出すということも、しっかりしているということでした。 このインターネット授業、オンライン授業でございますが、高校生ともなると、一人で自宅でいてもオンライン授業をすることは可能であります。可能じゃないこともあると思いますけれども、結構可能だと思います。しかし、小学校、中学校、ましてや小学校の低学年になりますと、なかなか一人でオンライン授業を受けるなんていうことはできない、御飯を一人で食べることもできないし。 こういったことがいきなりコロナ禍として、ばっとコロナが降ってきましたので、日本は上や下へと、本当に政府もいろんなことを考えながら対策を打ち出してきました。コロナ禍前まではずっと、戦後、戦前から、対面における授業が当たり前のこととして行われてきた。でも、昨今10年ぐらい前から、少しずつ世界中の国は、オンライン授業というのを取り入れるところもありました。日本は、デジタル化に向けて遅かったということで、今年、早急に政府の方から、菅政権になって、デジタル庁とかというのも発足されましたが、コロナ禍におきまして、対面せずに、会わずに学習ができるオンライン授業ではございますが、政府は本当に推奨しておりますけれども、未来におけては、人口減少、先生の成り手もまだ少なくなってくるというような様々な要因において、このオンライン授業は必ず取り入れていかなければならない課題だと私は思います。 ただ、急ピッチに、今すぐあしたから、はい、オンライン授業をやってくださいといっても、なかなか難しいことだと思います。私も2人の子供を育ててまいりましたので、いろんな経験がございますが、私なりにオンライン授業のメリットというものをちょっと調べさせていただきました。 オンライン授業でのメリット、多様な意見を出し合う授業。これは、人口減少の過疎地でも、生徒が少なくても、小規模な学校でも、他の地域の違う学校、ニーズの少しある学校と連携をして、オンライン授業を行う。 地方では、小規模学校がたくさんあると思うんです。私たちの頃は、1クラス40人の7クラス、物すごい人でしたけれども、全く時代は変わってしまいました。人口減少は止められませんね。でも、こういった小規模学校とまた違う学校が連携をして、合同の授業に取り組んでいくことにつきましては、ネット上でございますが、テレビで顔を見て、タブレット上でも、意見交換をすることができる。これは、やはりICT、いろんな科学的なことが発達したから、こういうことが現実になったのだと痛感いたしております。 多様性に触れられます。多様性に触れる意見を感じることができて、また自分も質問することができる。そういったことで多様性の育成、そしてふだんでは絶対会えないような人とのコミュニケーション能力が取れる。地域ごとの特殊な考え方とかも捉えることができ、感受性のほうも高めることができるということがメリットだと思います。 そして、外国語の授業もですが、英語の授業ですね、主に。これは、だいたい日本ではALT、外国語指導助手、そういった講師の方をお招きして、授業をしていただいてきたこともあると思います。でも、頻繁ではなかった。しかし、このオンライン授業を活用すると、そういった遠方にいる講師などとつなぎまして、しっかりネーティブな発音とかに触れる機会が増して、英語力が高まっていくというメリットがあります。 これ、私ごとなんですけれども、娘が高校のときにアメリカのカリフォルニアに留学をし、そしてカリフォルニアから女子大学生を家にホームステイしてもらうという、2か月間、ことをやりました。そこで、私の家に滞在していたカリフォルニアの女子大学生、ミシェルといったんですが、ミシェルはよく言っていました。お母さん、日本の英語は難しい。日本は受験のために英語を勉強するから、私には分からない、英語は難しいと。文法による筆記とかを重視してきた今までの英語教育のことを、25年前ぐらいですけれども、ホームステイしたのは、今でも覚えています。あまりその頃から変わっていないような気がします。 そして、ミシェルはまだ言っていましたね。ミシェル、私に分かるような、日本人に分かるような英語を優しく日常会話で少し話してくださいというと、日本人に分かる英語を話してくれる。そして、ミシェル、ネーティブの発音をしてくださいというと、ネーティブの発音なので、何を聞いてもさっぱり分からないような、きれいなろれつといいますか、発音。ここ自体、25年前から現在に至りまして、ネーティブな発音を日本人が流暢にできるような教育ができているかということは、まだまだできていないと私は思っています。 息子も、オーストラリアとフィリピンと語学留学をしたことがありました。私は語学を学んでどうのではなく、私ができなかったこと、私たちの時代には、なかなか大学へ行くこともままならなかった。高度成長期でしたけれども、まだそこまで余裕がなかった。そういった裕福な家庭に生まれてはございませんので、そういう教育、いろんなことをしてあげるために、私は今まで懸命に働いてまいりました。 息子はフィリピンで、サウジアラビアの学生と同室だったと言っていました。サウジアラビアなんて、あんた、メール交換、LINE交換して、これからどうなるか分からんから、お金持ちなんで、一生懸命交流しときなさいよと言ったのを覚えていますけれども、サウジアラビアだけではなく、日本人以外の外国人の方は、英語を取得する時間が早かったと息子は言っていました。フィリピンで習うので、ネーティブな英語ではないとは思いますけれども、英語を覚える時間が早い。多分、そういった子供たちの、これも10年前でございますが、経験を聞き、私がいろんなことで読んだり聞いたりすることに関しまして、恐らく今でもあまり変わっていない。世界中の先進国の中で、日本は物すごい英語に関して、しゃべることに関して遅れを取っていると私は推測いたしております。 そんなことをいろいろ考えますと、このオンライン授業というのは、本当に世界各国からいろんな講師を招いて、ネーティブの発音を聞きながら英語を学ぶことができる。近い未来でございますね、英語は世界共通語ですので、英語をほとんどの人がしゃべれます。アジア人にしても、中国人にしても、韓国人にしても、英語という言葉は結構しゃべれるんです。でも、日本人はなかなかしゃべれない。こういったことがオンライン授業を取り入れることになって、本場の発音を聞いたり、いろんな機会を持てる。簡単に自宅から授業を受けることができるということは、大きなメリットだと思います。 次に、社会教育施設をつないだ授業もメリットだと思います。 今の小学校、中学校は、とにかく遠足、キャンプ、修学旅行、そういった行事ごとでどこかにお出かけをして、学習をしてくるということですけれども、行ける場所も行く回数も限りがあります。そのため、社会科の授業なんかでは、実際の業種の説明はできても、実物を見るなどの体験をすることはほとんどない。オンライン授業を導入することで、博物館や社会施設見学、そして企業、そういった現場を見ることができる、オンライン授業では。 そうすると、専門的な学芸員の方、専門的な講師の方、そして本当に事業をなさっている専門的なことが分かる社長、そういった内容の授業も受けることが可能になります。本場の人の、現場の人の、本物のプロの話を聞いたりすることで、社会的に視野も広がる。オンライン授業にはそういったメリットがあると思います。 私は本当に、妄想と申しますか、希望なんですけれども、新宮市にお医者さんが来てくれるのに和歌山医大に頼んだり、三重大に頼んだり、なかなか……、そして、あ、優しいお医者さんが来たなと思っても、すぐ帰ってしまったりと、いろんな問題があります。当たり前です。一番遠い、どこへ行くのでも。なかなかお医者さんも来てくれない。というようなことを鑑みまして、そして今日は午前中、大坂議員も、松本議員も申しておりましたけれども、働く人も少なくなっている。幾らいろんなソフトな政策を出して、よそから人に移住してもらうなんていうことをやっておりますけれども、人口減少は絶対に避けられない問題であります。 だから、私は妄想するのです。教育長、ごめんね、妄想です。小さいときから医学部コース、大工さんコース、そういった職業別のコースなどをつくり、その医学部コースなどというのは、そこをずっと卒業していくと、今だと国公立は、新宮市から年間、数名ぐらいしか医学部入っていないと思います。私立となると莫大なお金がかかるので、普通には行かせられません。小さいときから、幼児教育のときから、医学部などというのをつくって、クラスをつくっていると、必ず新宮市に帰ってきて、しっかりその学費を出しますよと、肩代わりしますので頑張ろうというような、未来に向かって。そうすると新宮のまちにも、僕は手を使うことが好きだから大工さんになりたい。体を動かすことが好きだから建設業に就きたい。そして、今はネットが盛んになっている、これから当たり前の時代になっていくので、配送をしたい。いや、僕はプログラミングをしたいとか、そういういろんな選択肢が生まれてくるのではないかなと私は希望します。小さいときから幼児教育を、いろんなある程度のチームをつくって、従来のように同じ教科書で同じことを学ぶのではなく、多様性ということを今から鑑みまして、必要だと思います。それが私の希望です。 今申し上げましたけれども、プログラミングを行う授業というのも、これもオンライン授業でのメリットだと思います。 オンライン授業を行うということは、ただでさえ忙しい小中学校の先生方に、本当に負担をかける。練習をして、環境を整えて、準備をして、大変なことだと思います。でも、オンライン授業だと、大学の講師、そしてまた学生さんたちに、本当にプログラミングを教えてもらうことができる、充実させることが可能になります。実際にプログラミングを行う人から、直接オンライン授業で説明を受けるので、興味が湧くと思うのです。プログラミングを習ってプログラミングを職業にするのではなく、プログラミングがどのように社会生活、ふだんの生活に関わっているのかなどということも分かってくるので、そういう専門的な方に聞くと、興味が湧いてくると思います。今の時代に沿っているんではないかなと思います。 そして、まだまだメリット続きますけれども、個々の授業を取り入れる。 これは、現在の小中学校におきまして、不登校問題が本当に社会的な問題でございます。教室に行きたくても行けない。学習も低下していく。能力も低下していく。いじめや様々な理由で教室は行けない。でも、その生徒が悪いわけではない。多様性になってきたこの時代に、そういう生徒が出てくるのは必然的です。そして、あるいは病弱で学校に行けない、教室に行けないという生徒に対しても、オンライン授業は有効です。自宅とか病室からオンライン授業ができる。つないで、その子が持っている不安や、そして学習に参加すること、オンライン授業ならできます。 そしてまた、生徒の、今、同じような教科書で、同じような小中学校一貫教育をしていることに関しまして、同じ内容でも理解が少し深い生徒もいる、少し足りない生徒もいるところに関しまして、少し足りないかなと、もう少し学習を積んだほうがいいかなと思える生徒に対して、オンライン授業だと個々に授業できる。それは私、オンライン授業における、本当にメリットだと思います。 今までメリットばっかり申し上げてきましたけれども、デメリットも、これは大いにある。今すぐに小中学校に、教育長、部長、みんなで頑張って学校の先生にオンライン授業するように言うたってくださいよなんてこと、絶対言えません。環境の整備をしたり、設備を整える。そしてまた、練習をする。子供たちにも練習をさせなければいけない。いろんな家庭がございます。文部科学省は2023年に向け、1人1台のタブレットを全国に配布するということを決めておりますけれども、自治体などからも補助が出ますが、それでも莫大な費用がかかると思います。本当に学校の教員の先生方には、これから準備、段階を踏んでいくためには、かなりの期間が必要だと思います。 ちょっと長々と、メリット、デメリットを説明させていただきましたけれども、新宮市では、このオンライン授業についてどのような取組をなされていますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田からお答えさせていただきます。 オンラインでの学びにつきましては、現在、非常時に学校と子供、子供と子供をつなぐためのツールにすべく、準備を進めている状況でございます。特に中学校におきましては、非常時にコンピューターを使ったオンラインによる朝礼などが可能な状態ではないかというふうに考えておるところです。 また、日常の授業におきましては、コンピューターを使って教師と生徒が双方向にデータをやり取りしたり、一つのデータに複数人が同時に書き込みをするというような活動、それらを取り入れた授業などが、手探りではありますけれども、少しずつ実践されているところです。それらの取組の先に、先ほど議員がおっしゃられましたオンライン学習、そのような実現があるのではないかというふうに考えておるところです。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたしますね。 このオンライン授業は、バーチャルの世界に行くんですよ、これから。私が死んでいなくなった時代なんて、何回も申し上げていますが、車が空を飛んだり、家の中でロボット君に話しかけたり、私は今独り暮らしなので、犬に話しかけていますけれども、未来はどんどん急スピード、ハイピッチで変わっていっている。 教育長、このオンライン授業、未来について、どういったことを考えますか。 ◎教育長(速水盛康君)  私たちの、今、教育というのは、みんなで集団で学んで、そしてお互いに共同的に学び合う。いろんな子供がいて、そこの中で関わり合う中で、学びの質が高まっていき、人間的な成長が導かれていくというのが、今の私たちの学校の仕組みであります。 ところが、今、議員御指摘がありましたように、私たちの社会では、遅れたデジタル化を進めようとしております。デジタル庁の創設もそうでありますけれども、学校においては、GIGAスクール構想というやつです。教育分野におけるデジタル化を進めようとしております。 恐らく、集団から個別に、個々に学んでいこうという、そういう集団から個への転換というのが、議員もおっしゃっていましたけれども、タブレットなどを通して活用されていこうとしているのが、今の状況ではないかと思っております。同じものを同じようにして学ぶというところから、先ほど議員おっしゃいました、それぞれの学び方を尊重する多様性というところへの転換を、時間をかけながらうまくやっていこうと。それは社会の要望といいますか、社会との必然性というのが、学校の中にも当然生まれてくる。 そういった中で、例えばタブレットを使った教室の学習があり、またオンラインの学習があり、また集団での学び方の学習があると。そういったような方向への転換が図られていくのではないのかなと思っております。同質性から多様性へというのは、そういった意味ではないかなと考えております。 ところが、今、それについての議論、よし悪しは随分と行われております。それとは別にして、今やれることは何かと言いますと、先ほども企画員が申し上げましたように、集団の中で学んで、子供たちのためにどうなるのかという、そういったタブレットの活用の仕方を、今、私たちも考えているところでありまして、それは大きな課題であります。しかし、将来における学校が、デジタル化が進んでいくというのは確かなことでありますし、また一つずつそういった意味では、子供たちにとってのオンラインの活用であったりとか、あるいはコース別の選択制ですか、そういったものが早い時期から子供たちなりに学習できる環境であったりとか、そういったものをつくっていく必要があるのかなというふうに思います。 ただし、そういうことをやる場合には、体系的に、きっちりとした中でプログラムを組んで、しっかりやっていくと、そういったことが大事ではないかなと、そういう研究がこれから進められていくものと思っております。また、一つずつですけれども、やれるところからやらしていただきたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  教育長のおっしゃるとおりですね。どうぞよろしくお願いいたします。 今度は、陽性者の家族への対応と陰性者への対応について。 これは通告書では家族になっておりますけれども、だけじゃなく、第3次感染者までのことになります。 新型コロナウイルスに感染した場合、陽性と確認されます。和歌山県は全員入院となっていますので、無症状者でも入院できます。これはありがたい策でございます。いっとき、感染者数、陽性者数が多数出て、知事がこの間、いろんな記者発表で、ひょっとしたら療養施設のほうにも移ってもらうようなときがくるかもしれないけれども、和歌山県は全員入院としていきたいということを言っておりました。そこら辺から、また少しずつ下がってきたので、今のところ全員入院ということで、陽性となっても入院できるということを和歌山県人は安心しております。新宮市民も安心しております。 でも、このいっとき、7月の半ば辺りから、だっと数字が増えて、和歌山県全土で感染者が広がり、満床になったこともあると思うんです。医療従事者の方の御苦労、そして今ワクチンに関しましてでも、集団接種等々、いろんなことを医療従事者の方は休みを返上して働いていらっしゃることに、本当にこの場をお借りして感謝を申し上げます。 この項では、私が市民の皆様から不安の声をいただいたことなので、少しざっくばらんではございますけれども、紹介しますので、お答えしていただきたい。 新宮市では、子供が陽性と確認されたとき、一人で入院するのか。 介護をしている陽性者が入院をすると、介護を必要とする家族の面倒は誰が見るのか。これは、私が例えば母親がいて、母親を介護していて、私が陽性者になったら、母親を置いて入院しなければいけない。じゃ、母親はどうなるのと。介護施設は面会禁止であり、いろんなところで引取り手がない、これはどうしたらいいのということだと思います。 そして、同居している家族は全員濃厚接触者となるのか。3点目ですね。 4点目、PCR検査を受けるまでの期間は、家族全員で自宅待機をして、そして1人陽性が出た。残りの家族は陰性になった。濃厚接触者の家族が、3人いたとします。1人陽性者となった。2人は陰性となった。その2人は明くる日から仕事に出られるのか。濃厚接触者になり、1人は陽性になって、あとの2人は陰性になったけれども、そこで直ちに仕事ができるのか。明くる日から仕事ができるのか。 こういった不安の声、届いております。これは、陽性が確認されたり、濃厚接触者になると、保健所のほうから手厚い説明を受けますので、そういった人たちは分かっていると思うんですけれども、分からない皆さんはどうしたらいいのだろうという不安はたくさんお持ちなので、教けていただきたいと思います。これは予防知識として教けていただきたいです。 課長、どうぞ。 ◎保健センター長(福本良英君)  保健センター長、福本から御報告します。 新宮保健所にも確認したところ、感染した場合における対応につきましては、ケースにより異なると聞いております。 例えば、子供が陽性者となった場合、一人で入院できるのかにつきましては、子供さんの年齢や自立度により異なりますが、一人が無理な場合、同居家族が同じ病院に入院することもあり得るとのことでございます。 また、同居家族の介護を必要とする方が、面倒は誰が見るのかにつきましては、御親戚等の身内がいるのか、またヘルパー等の派遣で対応できるかなどが判断材料となり、それでも対応ができなければ、入院対応もあり得るとのことでございます。 また、同居している家族は全員濃厚接触者となるのかにつきましても、一般論として、トイレや風呂など、共用している場所があると考えられるので、濃厚接触者になると考えられますが、建物の構造から陽性者と全く接触がないと判断された場合には、濃厚接触者とならない可能性もあると考えられます。 また、PCR検査を受けるまでの自宅待機、これにつきましては、濃厚接触者となればPCR検査を行い、陰性であっても原則14日間は自宅で待機することとなります。ケース・バイ・ケースではございますが、状況に応じまして、取り得る最善の方法で対応していただけるものというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。よかったです。これで皆さん、安心してください。いろんな事情がありましても、いろんなことをしっかり確認をしてから、最悪の場合は一緒に入院できるということです。一人で入院しなくてもいい。介護している親ないし祖父母たちも連れていける。そういうことまで考えてくれているということなので、ありがとうございます。 濃厚接触者になるのはケース・バイ・ケース、これもよく分かります。ただ、家族が陽性者で濃厚接触者となり、PCRをして陰性と出ても、14日間自宅で待機をしなければならないということは、これは法整備におかれて、コロナ感染症におかれて決められたことなんですね、課長。14日待機、陰性になるでしょう。今、おっしゃってくれたことなんですけれども、14日も必ず自宅で待機しなければならないということなんですね。 ◎保健センター長(福本良英君)  原則でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 続けてもええ。 次は、じゃ、今14日待機するということが出ましたので、給与補償について少しお話をしたい。 新型コロナウイルス感染症は指定感染症に定められております。よって、体内に病原体が保有しなくなるまでの期間は、就業が制限されます。でも、指定感染症に定められているので、労働者は賃金を原則として頂くことができません。休業手当を求めることもできないなっていいますね、この陽性者。 しかし、陽性者は業務中や通勤のときに感染したときは、労災は使えます。労災として認定されたら、交通費、そして普通の給料の8割出ます。賃金の8割出ます。ただ、労災と認められるときには、たくさんの資料を出し、申請をするときに自身の感染経路をしっかり教える、証明するんですね。時間と労力がかかります、労災の申請は。 そのためには、業務外のけがとか病気でも治る健康保険組合の傷病手当の手続を取ることができます。これは、4日以上連続して業務に従事できなかった場合は、企業の健康保険に加入していれば、傷病手当が出ます。 ここで、私は会社のことは少しだけ分かりますので、ここまでは分かるんですが、国民健康保険でも受給できる可能性があるということは、お住まいの市町村の窓口に問い合わせてくださいというところがありました。自分ながらに調べたことなんですけども。 会社等で働いている場合は、雇用調整助成金、そして労災、今言った傷病手当、そして会社の就業規則等々で、ある程度の休業手当、休業補償をすることができますが、事業主におきましては、個人事業主がアルバイトやバイトの人に、休業補償、賃金を少しでも支払うということはなかなか難しい。コロナが大好きな業種の事業主は本当に難しい。自分のところの家賃も支払いできないような状態になってきているのに、本当に気の毒やけれども、バイトに来てくれる人にお金が払えません。会社に入っていると、こういう、今まで申し上げた等々がある。個人事業主の方、フリーランスの方、バイトの方など、国民健康保険証の方も受給できる可能性というのを先ほど言いましたけれども、こういったことあるんですか。教えてください。 ◎市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長(南拓也君)  市民窓口課、南からお答えさせていただきます。 国民健康保険でも傷病手当金が受給できる可能性についてですが、議員がおっしゃるとおり、令和2年度から新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金が新宮市でも受給できるようになっております。 受給要件といたしましては、新宮市の国民健康保険に加入している被用者、会社等に勤めている方がコロナに感染し、または発熱等の症状があり、当該感染症が疑われるため、会社等を休み、その療養のために労務に服することができず、事業主から十分な給与が受けられない場合に、傷病手当金を支給するものであります。 ◆11番(竹内弥生君)  それはちょっと安心できますね、今のところ。 それから、濃厚接触者がPCRを受けるまでの待つ待機期間とか、これは通告していませんし、答弁の書類をもらっていないので。濃厚接触者になって陰性が出たら、14日間待機しなければならないときは泣き寝入りですよね、今の法整備でいくと。正社員等、会社に雇用されているということだと、就業規則、健康組合などに入っているから、傷病手当等、有給制度とか使えますけれども、これは普通のアルバイトとか、そういった濃厚接触者、陰性者に対しましては、そこまでまだ考えというか、国も及んでいないと思いますけども。 ですよね、課長、濃厚接触者は泣き寝入りですね。違いますか。泣き寝入りというとおかしいですけれども、濃厚接触者で陰性と出た場合、14日間待機しなければならないことについて、国はどういった取組をしているのか、私ちょっと分からないので。これ、通告していませんので。 まだまだ日本国内におきまして、この急に降って湧いたような恐ろしいコロナとの闘い、1年半も続いております。そらあ、細かいとこまで法整備ができないの当然だと思います。お願いで、日本人はよくここまできた。そして、新宮市民の皆様は、休業要請をしても、心よくしてくださった。いろんなことがあります。当局も、これから細かいことまでいろいろ考えて、また参考を教えてください。 まだありますね、あと5分。 ○副議長(東原伸也君)  休憩しますか。 ◆11番(竹内弥生君)  いやいや、45分たったっけ。 ○副議長(東原伸也君)  どうぞ。 ◆11番(竹内弥生君)  陽性者には、どう転んでもある程度の賃金はつくけれども、濃厚接触者の陰性者にはちょっと難しいということは、会社等々、そして雇っている事業主が、ある程度の工夫をしなければならないということが分かりました。これも課題がありますね。 では、交付金について、マイナンバーカード、これをいち早く届けるという形についてですが、これは6月議会におきまして、私、一般質問でやりました。6月議会じゃなかった、去年ですね、これは。去年、マイナンバーカードを初めて取得するのに、私も、これは国が物すごいえらい推奨しているし、聞くとマイナンバーカードを取得するべきだと思ったので、マイナンバーカードを申請しますと窓口に言ったら、1階の窓口の職員さんの丁寧さがあまりにもすばらしくて、あっという間に終わりましたということを、一般質問で申し上げたことを覚えております。 国は、令和4年度末までに、このマイナンバーカード取得を全国民になるべく取得してもらうということを考えているということをお聞きしました。本当に今の申請方法だと、災害であったり、人口減少の中、職員さんの数もなかなか減っていく、これから減っていくことが考えられることにおいて、マイナンバーカードでひもづけをするということは、個人的には、どうしても日本というのは任意なので、何もかも。お願い、任意。強制はない。もちろん民主主義なので当たり前ですけども。でも、このマイナンバーカードにおきますと、利便性が結構あると思うんです。マイナンバーカードを取得すると、免許証に代わる身分証明書になる。マイナンバーカード一つを持っていると、どこでも本人確認ができるということですね。公的手続も簡略化される。住民票や印鑑証明が、近い将来、コンビニで取れるようになる。様々な国や県、市、自治体のサービスが受けられる。この実際のサービスのところにつきましては、私もちょっと分かっておりませんけれども、総務省を挙げて、マイナンバーカードを国を挙げて取得することに力を入れている。本当にマイナンバーカードというのは、未来に向けて必要性が出てくると、私は個人的に思います。 でも、申請をして取得をしてもらうということに関しましては、他の自治体もなかなか難しいと思います。少し市民の声を挙げてみます。何だか郵便で届いたけれども、ほったらかしだ。最近は、ありとあらゆるサービスがネットで可能になっている、ネット対応になっているのに、通販やコンテンツの購入など、あまりにも当たり前なのに、申請はネットで済ませられないのか。両極端のお声ですよね。 これにつきましては、昨年の持続化給付金10万円、国民全体に支給してくれました、政府はばんと。もう一回してほしいと思います、皆さん困っているので、これは新しい総理に期待します。その10万円の手続をするとき、申請をするときに、行列ができたのを覚えております。そして、最近では、東京で若者が予約なしのワクチン接種をするために、申請をするので、長い行列をつくっておりました。これも、デジタル化が進んでいない日本の現状だと思います。 マイナンバーカードを作るとひもづけをする。それは、物すごくお金持ちの人は、銀行とかをひもづけされて困るのではないかと思うのですが、もう住民票を取ると番号が記載されるんです。マイナンバー式の住民票を取れるということは、国民にはもう番号がついている。あとはマイナンバーカードを取得して、きちっと本人確認をする証明書ということを作って、役所が災害でも、何か事故をした、安否不明、そういったときに、いち早くマイナンバーカードのひもづけをもって確認できるということが、未来について必要ではないかと私は考えます。 担当課のほうも、このマイナンバーカードを市民の皆様に取得していただくことに対しまして、一生懸命努力することを前回お聞きしております、前回というか去年ですね。今は、どれぐらいマイナンバーカードを取得されていますか。率でいいので教えてください。 ◎市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長(南拓也君)  新宮市におけますマイナンバー交付状況についてでございますが、8月末現在の交付率で30.8%となっております。 ◆11番(竹内弥生君)  30.8%。 ◎市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長(南拓也君)  30.8%でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  これはどう思いますかね。だんだん増えてきたかと。 ◎市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長(南拓也君)  そうですね。全国的での数値で言いますと37.6%ございます。県内におきましても33%と、県下ではちょっと下回っている状況ですけれども、昨年度と比べますと、いろんなあらゆる手段で、そういった交付率を高めるためのことを行っておりますので、増えてきているものと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 国は令和4年度末に、全国民のマイナンバーカードの取得を目指しているなどと新聞等で読みましたけれども、それも全然、全くの絵に描いた餅ですよね。これをどうしたら国民が納得をしてくれて、ある程度メリットができるかという説明責任が、今の国には欠けているところだと、よく報道で見かけます。 新宮市はマイナンバーカードを取得していただけるように、いろんなスーパーセンターとかの街頭で活動したりとか、行っていると聞いております。そして、市民の皆様、マイナンバーカードを窓口にて取得すると、簡単です。写真も撮ってくれます。あっという間に終わりますので、どうぞ災害等、スピーディーに給付金などを受けられるように、困ったときに、その困ったときの時間帯に時差がないように交付金を受けられる制度になってくると思うので、どうぞ取得のほうをよろしくお願いいたします。 ○副議長(東原伸也君)  いいですか。次にいきますか。 ◆11番(竹内弥生君)  進んでも構んの。最後まで進んでも構んのやったらいくけど。 ○副議長(東原伸也君)  ここ、もう終わった。 質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後1時57分--------------------------------------- △再開 午後2時09分 ○議長(大西強君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 質問、引き続き行わせていただきます。 項目2……     (「議長」と呼ぶ者あり) ◆11番(竹内弥生君)  そうですね。先ほどの補足ですね。 ◎市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長(南拓也君)  先ほどの質問に対して、手当の説明について補足させていただきます。よろしくお願いします。 先ほど議員から、傷病手当金の関係で、コロナに感染しというところの部分で、していない方につきましても、そういう手当は出るんですかというような内容の質問がありました。 その中で、感染した方はもちろんですけれども、感染していなくても、発熱等の症状がありということで、そういった場合も疑われるということであれば、手当金のほうも出るということになっております。 すみません、以上でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  分かりました。ありがとうございます。 それでは項目2、出ました、防災ラジオ。課長、防災ラジオ、防災ラジオ、防災ラジオいうて、この2年近く、まだ1年半でございますけれども、防災ラジオの必要性を何回も何回も繰り返してくるし、市民の皆様も本当にそう思っています。 100年に一度と言われる災害、毎年起こっております。新宮市の命を守る対策として、情報伝達をしっかり行ってほしい。あの悲劇を起こした紀伊半島大水害から10年がたちました。ああいった悲劇を二度と起こさないように、市長はいつも言っています、あらゆる防災活動を前へ進めていくと。防災活動におきましては、担当課の皆様、そして消防本部の皆様方には、様々な災害が起こったことを想定して、現場に行かれて、訓練をなされていることを承知しております。心から感謝申し上げます。 コロナ禍、台風、豪雨、床上浸水、もうありとあらゆるような自然災害が起こり得る。そして、近い将来、必ず起こり得るであろうと言われる南海トラフ地震。こういった全ての自然災害から身を守るために、情報を取ることは一番大切です。防災行政無線が聞こえない、聞こえにくい、聞こえづらい。市民の皆様のたくさんの声に対しまして、この防災ラジオ戸別受信機の配布を強く求めてまいりました。 今、テレビで総理候補として出ている唯一の女性、高市早苗元総務大臣。この方、高市早苗元総務大臣が大臣をしていらっしゃるときに、日本の地方は戸別受信機が必要だ、業者にたくさん生産させて、コストを削減して、安い値段で地方に届けるべきだということを、今、まさに総裁候補として立候補している元総務大臣高市早苗氏はおっしゃっていました。このことも、去年の一般質問で取上げさせていただいております。しかし、政権が変わると、大臣も替わる。首が替わるとそういった話はもう全く表に出てきていない。総務省の中では、そういった取組のほうも進んでいるのかとも思われますけれども、コロナ禍によって、いろんなことが大変なんだとは思います。その高市早苗元総務大臣は、本当に地方にとって防災行政無線ではなく、どうしても御家庭に一つずつ戸別受信機を届けることが必要なのではないかということを、切に訴えておりました。 課長、防災ラジオのその後の進捗状況をお聞かせください。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田から御答弁させていただきます。 6月議会において答弁いたしました予定のとおり、7月に総務省消防庁の情報伝達アドバイザー会議がウェブ会議で開催され、新宮市の災害時情報伝達手段について、専門家から評価と助言をいただいたところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  すごいですね。アドバイザー会議にウェブで参加して、情報とかを交換しているというところまでいっているんですね。初めてここまで進みましたね。 そういった助言を受けて、本市は、課長、どのような準備をなされておりますか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  会議での助言内容を受けて、現在、アンケート調査の実施に向けた準備を進めております。 アンケートの対象者としては、旧新宮市内にお住まいの地域防災計画で定められている避難行動要支援者の中で、75歳以上のみの世帯の方、身体障害者手帳1級、2級の交付を受けている方、療育手帳A判定の交付を受けている方、精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けられている方を考えております。 この調査結果をしっかりと分析し、必要な方に必要な方法で確実な情報伝達ができるよう、取組を進めてまいります。 以上です。 ◆11番(竹内弥生君)  物すごい具体的になってきましたね、課長。物すごい具体的なんですけれども。何だか1年半も繰り返してきまして、うれしい。本当にそれが現実となって、新宮市が取り組んでいくのであれば、元総務大臣が言っていたことが現実になってくる。これからも、防災ラジオ戸別受信機の配布につきまして、取組を前に進めていっていただきますよう、強くお願いいたします。 前向きになってきて、行政の皆様も政策を決定するに当たり、いろんな優先順位をつけながら行っていると思いますけれども、この防災ラジオの重要性については、ある程度一定の理解を得てくれているものだと。そして、今課長がおっしゃってくれたことが、私たちの市民の希望を少しずつ光が当たってきたなと思ってよろしいですね。ありがとうございます。 続きまして、項目3、高齢者事故防止支援策。ドライブレコーダーなど補助金についてをやります。 前回6月議会において、大分県日田市の例を紹介させていただきました。運転支援機能付ドライブレコーダーを購入した場合、上限2万2,000円出るということを御紹介して、提言させていただいたのを覚えております。当局の課長等の担当課のお答えは、調査研究するというものでございました。 私も、当局の前回のお答えを聞いて、いろんな場面で難しいなと、これはなかなか決めることが難しいのではないかなと思っておりましたけれども、今回取上げさせていただきましたのは、この間、東京池袋の暴走事故で、90歳の被告に禁錮5年の刑が確定しました。2019年4月、乗用車が暴走し親子が死亡した事故に、東京地裁が下した判決は禁錮5年というものであった。アクセルとブレーキの踏み間違えと認定されました。 禁錮刑と懲役刑はどのようなものか、ちょっと私、何か分からなかったので、ざっくり調べたんですけれども、これは、今、議長は六法全書の塊かというぐらい賢い人なんで分かるので、黙って聞いといてください。禁錮刑は労務作業のない身柄拘束である。懲役刑とは違って、強制労働がない。この辺は、90歳という年齢のことを考慮して、裁判官は判決を下したのであろうかなと、本当に推測でありますけれども、思います。懲役7年の求刑より、禁錮5年という判決が出たというもの、軽くなったということですね。 朝、元気よく出ていった家族が突然いなくなる。こういう想像を絶する悲しみにおきましては、もう言葉では表せない。幾ら禁錮5年が決まったとしても戻ってこないと、被害者遺族はおっしゃっていました。そして、90歳になって、今まで積み上げてきた社会的地位、一生懸命90歳まで生きてきたことが、その事故によって全てなくなり、90歳になって刑務所に収監されるということ。このことに対しても、大変な深い苦悩が生まれます。 私は、この高齢者事故防止支援策について、ただお金を補助してくれと言っているだけではございません。この高齢者事故防止支援策というのを新宮市がもし出すとしたら、高齢者がこういった事故がある、明日は我が身だと思い、もう一度考えてしっかり予防してくれる抑止力になるのではないかと思い、もう一回提案させていただいております。 新宮市の利便性におきますと、どうしても運転免許は必要です。返上はなかなかできない。地域の事情もあります。都会のように電車がばんばんあるわけでもない。免許証を返上できないということは、こういった制度を取り入れて防御する。私は新宮市にとりまして、命が奪われない対策の一つとして、こういった支援策を講じることが必要だと強く思うのですが、課長、前回答弁いただきましたね。今回、どのように、進捗状況をお聞かせください。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  健康長寿課、中上より御答弁いたします。 前回6月議会におきまして、議員より大分県日田市の取組について御意見をいただきまして、日田市の取組内容とドライブレコーダーの課題等について御答弁させていただいたところであります。 その後の取組としまして、再度、日田市の担当者にお電話し、情報収集を行いました。日田市においては、令和2年9月からドライブレコーダーの補助制度を導入しており、その対象者は、1番目に65歳以上で運転免許証を所有しており、市税の滞納がない方。2番目に事業利用後に事故が発生した場合、市の責任を問わないこと。三つ目に本事業を初めて利用する方、また国のサポカー補助金を利用していない方を対象としておりまして、そのうち、一つ目にペダル踏み間違い等による急発進抑制装置、二つ目に障害物を本体に装備されたセンサーが検知したときに、アクセルを踏み込んだ場合において制動をかける装置、三つ目に急発進抑制機能がついたアクセルペダルへの取替え、四つ目に車線逸脱時や先行車が接近した際に、警告音を発するドライブレコーダーの設置を対象としております。また、経産省が推奨する装備に限定しているということでありました。 補助実績については、令和2年度294件、令和3年度上半期では32件の申請があるというふうに聞いております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 この地域におきましては、その地域事情に鑑みますと、免許返上はなかなかできないということも先ほども申し上げましたけれども、こういった他の地方の自治体はどういった取組などをなされていますか、大分県日田市以外に。課長、どうですかね。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(中上清之君)  設置補助事業を行っている自治体は、東京都、愛知県、静岡県など多くの自治体で設置しておりまして、このうち、警告音が鳴るドライブレコーダーを対象としているのは、大分県日田市、静岡県藤枝市、石川県川北町などが取り組んでおります。 ◆11番(竹内弥生君)  新宮市も抑止力となる高齢者数がどんどん増えていくのは確実でございます。全国的にも、高齢ドライバーによる事故は多く起きてきています。当然です。一生懸命働いてきて、団塊の世代が後期高齢者になっていく、日本の現状です。その高齢者ドライバーが事故を起こすことの抑止力となるように、ぜひぜひ、この提言を取り上げていただきたいと思います。どうぞよろしく、これからも御検討のほどをお願いいたします。 これもちょっと大変。ごみ袋の値段について。項目4。 課長も、毎回こうやって、ごみ、ごみ、ごみ、ごみ言われてね。ずっと本当に聞いてくださってありがとうございます。この項目は市民の皆様のお声が大きく、一般質問でも毎回取上げさせていただいております。担当課の皆様におきましては、2歳以下の乳幼児に10枚増量していただいたり、おむつを使用している御家庭に特例を増やしていただいたりと、実績としていろいろ取り組んでいらっしゃってくれていることも承知しております。しかし、この無料のごみ袋をもらっても、足りずに買い足しをする御家庭が多いということは事実でございます。もちろん、環境問題や地球温暖化に伴って、こういう気象変動、異常気象が起こっていることも承知しております。このことに関しましては、異常気象、気候変動につきましては、政府も解決策を国を挙げて取組を進めております。これらの状況を踏まえると、包括的に考えますと、本当にごみの量を減らしていくということは、未来に向けて、当然のことやと私も思います。 しかし、現在生活している上で、買い足しをする、買おうとするときに高いというお声は必ずございます。この間というか、大分前になりますけれども、こんな話を伺いました。冠婚葬祭以外でも、何か物品でお返しをするというときに、新宮市の指定ごみ袋でお返しをすると物すごく喜んでくれたと。それはすごいなと、発想が。現実的であり、普通はいろんな違う、おまんじゅうだったり、そういったものをするのを、指定ごみ袋を渡したところ、喜んでくれたというお話も伺いました。 コロナ禍で巣籠もり現象なども起こり、ごみ袋の用が要っているのではないかと思いますが、ごみの増量を聞きましたら何トン減っているとかいうのは、何だかちぐはぐな、いろんなことが起きているのも事実でございます。 でも、市民の暮らしに直結してきているんですよ。ごみ袋の値段。最低賃金、この間上がりました。だけど、食料品の値段も上がっております。したがって、ごみ袋の値段、ごみ袋というのは食料品を買うのではなく、なくなったらしようがないから買わないとなというような、しようがない気持ちで買うので、高い。10枚660円。で、破れやすい、いろんな御意見、御指摘ございます。 私は、このお題にありましたような製造過程について、いろいろ細かいことを申し上げているのに書いたわけではございません。この題目におきまして誤解も生じると思いますけれども、業者の方は、製造している業者の方も、販売の方も、費用対効果がならないと商売にならないので、ある程度の利益を追求してきます。これは当然のことです。だから、そこをコストを下げて安くしてくださいということは、なかなかお願いしにくいのが当たり前です。ごみ袋が高いから何とかしてほしいわという市民の声を、また片一方の市民である業者にお願いするということは、矛盾が生じてきます。そして、ごみ袋の売上げ等は、クリーンセンターやエコ広場等、いろんなところの財源確保に使っていることも承知しております。 この間、財政シミュレーションを聞かせていただきました。私なんて本当に素人なので、ざっくり聞かせてもらって、本当にざっくりの「ざ」ぐらいしか分かりませんけれども、これは、ごみ袋問題の660円に対して、安くしろ、何とか担当課、どこかで経費削減をして、業者に製造過程からきちっと全て出させて、1円でも安くしろと申し上げているのではございません。私は、これは担当課だけでは処理できない案件になってきていると思うのです。 民間は利益を追っていく。そして、従業員の給料を確保して、税金を払い、そのためには必ず費用対効果というものが要る。これはもう当然です。でも、行政、自治体は違います。税金をいただいて、そこの税金を配分していく。その優先順位をつける。担当課によりいろんな注文が出て、財政課で最終確認をして、市長等が最終決定をする。 新宮市の歳入と歳出のバランスにおいて、去年はコロナ禍におきまして、今年もです、イベント、花火、お祭り、大きなものが全て中止となっております。そこのお金の残っているところを、積立金になるのか、ちょっと詳しい交付金とかいろいろ入り乱れて、分かりにくいのですけれども、誰が見ても、去年、今年にイベントを中止しているということは、財源は少しあるということですね、その分の。 だから私、これ、申し上げたいことは、このコロナで全て、花火も祭りも、何もかも中止していくなんていうことは、私はこれから生きていく限りないと思うんです。なかなか、1年も2年も。そういうときに、全てテーブルの上にのせて、新宮市の行政がつかさどる税金を集めてきた歳出歳入について、端から端まで見直しをして、そして必要なものは必要にもっとお金を使う。必要でないもの、もしくはこれぐらいでいいではないかというものを区分けしていくということが、これからは当局にとって、本市にとって、大事なことではないかと考えます。 ごみ袋は生活に密接しているんです。660円、100円まけてもらったら、市民は泣いて喜びます。これは、財政課長、いきなり振るけれども、いろんな財政のシミュレーションを、この間、説明会で聞かせていただきましたけれども、庁内において市民生活に密接して影響があること、そしてイベント等などでも、いろんなことをもう一回テーブルの上にのせて、考え直していくという時期になってきたのではないかと思います。 コロナの感染予防と経済を回していく、市民は必死になって闘っております。だから、行政のほうでもしっかり、歳入歳出、収支のバランスを取って、必要であるものにお金をかけ、必要ないのではないだろうかという議論をし、なくしていくといった取組も進めていっていただきたいと思います。 課長、どう。今ので意見おかしない。 ◎副市長(向井雅男君)  ごみ袋の無料配布以外、お店で買っていただく値段については、ごみ減量の観点から、その値段を導き出しているというところもございますので、今、議員御指摘の点は、1人当たりに、今無料で配布させていただいているごみ袋の枚数が適当なのかどうかというところも含めて、多分議論が必要なのかなというふうに思います。ですから、去年、今年とごみ減量等推進審議会も開かれておりますし、そのあたりは少し意見を聞いてみたいというふうには思います。 確かに、昨年からコロナ禍で、自宅での過ごしていただく時間が長いですので、ごみ袋が不足するということは考えられますが、これからずっとごみ袋の値段をどうしていくかということについては、やはりクリーンセンターのごみの量も含めて、そういった観点も含めて議論する必要がありますので、その辺は少し預からせていただいて、担当課とも協議をしてみたいというふうに思います。 ◆11番(竹内弥生君)  副市長、何か、官僚のすばらしいお答えだったような気がします。 分かりますよ。副市長の言っていること、重々承知しております。ごみ袋の値段を下げるためには、ごみをなくしていくということも念頭に置いて考えていく値段である。それはでも、何年ですか。審議会を何回するんですか。審議会の中で市民の皆さんの声がきちっと取り上げられていますか。報告もしてもらっていませんし、最後の終わりまで待って待って待って、じっと黙っているわけにいかないから、毎回取上げさせていただいております、ごみ袋の値段。下げていただきたい。ましてや増量していただく。今、副市長、前向きなこともおっしゃってくれましたね。それに向けていろんな議論をしていくということ。ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 市長はどう思いますか。いろんなことを、今から市長も大変です、選挙戦に向かって。3期やってきて、4期目に入る、これからいろんな選挙戦もございますけれども、市長の思いをちょっとお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  竹内議員におかれましては、ごみ袋、また防災の戸別受信機など、市民の生活に密着した御提言をいただきまして、誠にありがたく思っているところであります。できることとできないこともあるんですが、御提言、少しずつ前に進めさせていただいてございますので、今後、また貴重な意見をいただければというふうに思います。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 コロナ禍によって苦しい生活が続いております。社会生活におきましては、業種別に格差が生まれてきております。これはもう本当に現実的なことです。地球温暖化により自然災害が頻繁に起こり、次は台風が来るのか、コロナが来るのか、何が来るのか分からない。今日一日を一生懸命に生きようというような考えを持たないと、なかなか先を読んでいくことは難しい。 でも、私は議員として、こういったふうに、市民の皆様の前できちっと当局に対してお話ができ、平等な機会を提供されているのでございますから、努力した者、汗をかいた者が報われる社会であり、勝者がたたえられまして、敗者にも挑戦をする機会、競争に参加することができない人というのを守っていく。地域に根づいてきた文化を継承しつつ、地域の皆様のお声をしっかり聞いて、市民の皆様のお声を幅広く当局に提案をしていく、予算の伴うところで。予算の伴わないところは、なかなか私たちも広報で知ったり、ホームページで知ったり、分からないことなんです。しかし、耳にアンテナを張って、これからも市民の声を聞き、当局の皆さんに提言していきたい。市民に寄り添った提案、提言をし、議員として市民の皆様のお声を伝えていく。そして、先ほど市長、副市長もおっしゃっていただいたように、前向きに考えていってもらいたいということを切に願います。 早口になりますけれども、前回のように足りなかったら怒られますし、さっき先輩に90分やぞと言われましたし、当然、これは申合せで90分だと決まっております。まだ7分58秒ございます。今回は仕上がりました。 本当に、コロナ禍でみんなつらいんです。テレビにかじりついて、オリンピックなんかしてええんやろうか。オリンピックらしたらあかんやろ。余計に感染者が、東京は1万人超えるんじゃないかと心配しながらオリンピックを見たら、オリンピックの選手はすごい、感動したり。そこでは、酒類の提供、または休業しなさいと言われて、1日2万円か4万円をもらって、大きなお金を払えないところもたくさん困っている、ひもづいた業種もたくさん困っている。まして、ひもづいていないところの業種まで、喉元が少しずつ締まっているように、経済的には下がってきている。 地方は、公務員の皆さん、そして私たち議員、銀行の方、企業の方、そういう方々がまちに出ないと経済は回りません。個人事業主、会社、そういうのは1,100人、5万円の持続化給付金、新宮市が去年交付してくれたところの数でございますが。飲食店にしますと300店舗、約ですね。商売のまちと言われた新宮市も、年々減少していっておりますが、企業や会社がない部分、お商売としてやっていくしかない。個人事業主というのは、国民健康保険ですので、年金をもらうにも6万8,000円と、なかなか少ない金額で生きていく。だから、いつまでも働かなければならない。逆に言いますと、いつまでも働ける、定年がないから個人事業主は国民健康保険なんだと。自分で自分なりに保険を掛けていくと、2階建て、3階建てになりますけれども、会社員のように定年退職してから、退職金と、そして年金をたくさんもらいながら生きていくわけではない。貯蓄もしたい。貯蓄なんかどころではございません。今の新宮市の業者さん、事業主の皆様方。 これは当局の皆様に、こんなふうに大きな声で言っても、どうにもならないのは分かっております。ただ、今日申し上げましたことを、皆様の答弁によりまして、前向きに進んでいっていらっしゃることを、私はここで確認をいたしました。私もこれから精進をして、議員として頑張っていきたいと思います。 これにて、11番、一般質問を終わります。ありがとうございました。--------------------------------------- △福田讓君 ○議長(大西強君)  一般質問を続けます。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) 議長のお許しをいただきまして、1時間30分、一般質問をさせていただきます。あらかじめ当局に通告させていただいたとおり、順番どおりやらせていただきますので、よろしくお願いします。 まず、医療センターの運営につきまして、これ聞こえますか。マスク二重にしていますけれども、大丈夫ですか。 和歌山県の新型コロナウイルス感染症の新規患者数は、前回の6月定例会が開催されていた頃は多くても1桁でございました。ちょうど東京オリンピック最中の7月26日に9人でありました以降、今日に至るまで、ずっと2桁の新規患者数が発生している状況であります。最近、この1週間はかなり減っておりますが。中でも、特に8月のお盆あたりからの増加がすさまじく、8月20日には過去最高となる89人の新規患者が出る事態と相なりました。 新宮医療圏内におきましては、これまでは散発的な発症者であったものの比較的落ち着いた状況が続いていましたが、7月後半に発症者が出現したのを皮切りに、連日、感染者の報告が出されている状況が続いておりました。また、お隣の那智勝浦町の町立温泉病院におきましては、院内で患者が発生する等、病院における感染リスクが高まっている中、現在、医療センターで行われている感染対策についてお伺いをいたしたいと存じます。 まず、外来患者などの出入口における対策についてでございますが、以前に変わらず、どのような対策を取っておられるかお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課長、岡本が答弁させていただきます。 出入口につきましては、平日日中は正面玄関のみの開放としており、平日夜間及び土日祝日は救急外来側のみ出入り可能としております。いずれも警備員を配置し、出勤してくる職員や来院者に対して、検温と手指消毒は徹底させております。また、面会禁止措置も継続して行っており、荷物の受渡しにつきましても専用窓口を設けております。 当院は、和歌山県の重点医療機関として、保健所の要請に従ってコロナ感染患者を受け入れますが、外来診療には全く影響ございません。 ◆15番(福田讓君)  御答弁ありがとうございます。 そうしますと、以前、6月に一般質問をさせていただきましたとおりで、それほど特に変更になったことはございませんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  外来側につきましては、特に変更ございません。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。 出入口で、エレベーターのところ、玄関、ほんで玄関でも特に担当者の方が1人増えています。エレベーターのところでは3人の方が、1人増えていると思います。慎重になって、院内に入ってきてくれる患者様、また一般の方の状態を把握しています。大変親切にしていただいて、市民の方も喜んでいると思います。今後とも慎重、その上に慎重を期して、感染予防に役立っていただきますよう、そして頑張っていただきますようよろしくお願いいたします。 さて、次は、入院患者についてはいかがでしょうか。御説明できれば、よろしくお願いします。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  入院患者につきましては、現在、入院前に全件PCR検査を実施しております。また、当院から他病院や老人保健施設等に転院・転所する際にもPCR検査を実施しておりますので、転院や転所には全く問題ありません。 ◆15番(福田讓君)  これね、医療センターでPCR検査していただきますね。そして、軽症の方を受け入れていると思いますが、この方が高齢者施設、またいろんな施設、その辺に搬送する場合もPCR検査を事前に行っているんですね。それはもう一般の普通の高度なPCR検査ですか。それとも簡易的なPCR検査ですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  高度というまでもいかないかもしれないですけれども、当院で標準的に行っているPCR検査を実施しておるということであります。 ◆15番(福田讓君)  検査でも、今御答弁されたと思うんですが、やっぱり30分ぐらいでできるのもあるし、3時間、4時間かかるというんですが、ほかの施設に搬送の場合はどちらを採用されているんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院にPCR検査機器が3台ございまして、このうち2台は1検体を迅速に検査するためのもので、これは30分の検査結果になります。残り1台は、複数検体を一度に検査する代わりに、結果が出るまで3、4時間かかる、こういったものになります。 ◆15番(福田讓君)  としますと、もう医療センターではそういう検査機器が装備されていますから、別に和歌山まで持っていかなくても院内で検査できるということ。以前は、お聞きしましたら、患者の検体を和歌山医大まで持っていって、それを検査して約半日かかると言って、現在は、もう医療センターの中でPCR検査によって検体を検出できると、そういう状態でございますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院で検体採取して、当院で検査することができます。 ◆15番(福田讓君)  ありがたいですね。以前と違って、和歌山までその検体を持っていくということで御苦労なさったんですが、そのような機械が搬入されたことによって、医療センターでもう十分それをできると、即対応できるということで、市民の方も大変これ安心というよりも、もう今の課長の答弁で、やっぱり一歩進んでいるなということを感じておると思います。少しでも安心というんじゃないんですが、かかったことに安心しているわけじゃないんですが、機器の装備が早くできているということに、私も本当に少し驚いておりますので、ありがたいことです。 続きまして、コロナの患者のことでよく聞かれます。患者を受け入れるための病床は、現在どのようになっていますでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院のコロナ即応病床につきましては、和歌山県内の感染拡大を受けて、県から即応病床数の増加について依頼がございました。この結果、院内で協議した結果、従来の20床から12床を増加させて、現在は32床となっております。 ◆15番(福田讓君)  これ、新聞で中井先生が発信されましたことにも、私、ここで新聞記事を持っているわけなんですが、20床から32床って、本当に私らびっくりするぐらい大丈夫かと。あれだけの救急体制の中で、医師はもちろん看護師さんの大変お忙しくなるということで、32床で大丈夫かと私らもびっくりするほどなんですが、それだけ中井院長はじめ看護師さん、また医療従事者の方の献身なる活動というんですか、本当に感謝、頭が下がる思いですが、現在32床と言っていますが、現在で受け入れなければならない、医療センターとしての受け入れられている患者数ですか、今、大体何名ぐらいですか。分かる範囲でお答え願いたいと思います。 ◎医療センター事務長(奥靖君)  医療センター、奥がお答えいたします。 正確な人数というのはなかなか公表はできないんですけれども、今1桁の人数となっております。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。1桁ということは、30からいったらかなり減っているということで、今よく言われる抗体カクテル療法とか、アビガンとか、レムデシベルとか、薬の抗体カクテル療法というんですか、これによって重症患者を阻止すると、重くならないようにするということで、当院でもやはり抗体カクテル療法も実際行ったことがございますでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  患者さんの状況によりまして、治療内容は当然異なってくるんですけれども、医師の指示によって抗体カクテル療法等を行うこともあります。治療内容につきましては、基本的に国立国際医療研究センターというところが発出されているコロナ入院治療に関するフローチャートというものを参考に行っているようです。 ◆15番(福田讓君)  今、国際医療研究センターですか、そういうところの決まりによって、フローチャートによって参考にやっているということで、知事の認可を受けている我が市立医療センターは、地域の支援病院としての本当に重要な役目を果たしているところでございますので、院長はじめ医療従事者の皆さんの一生懸命頑張っている、そのことに本当に感謝をいたしております。 また、これ、医療センターのほうで、重症患者というのを受け入れるということはあるんでしょうか。それとも、もう重症患者の方は即、日赤とか県立医大へ搬送するんでしょうか。その状態を見て、担当の医師はどう判断されてやっているんでしょうか。入ってくる患者が救急車で入ってきたとき、仮に、PCR検査をされて、重症であるかということはお医者さんしか確認できないと思うんですが、重症患者の受入れというのも過去にもあったわけなんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  コロナの患者の受入先というのは、和歌山県で決定しておりますので、当院で特にこの病院へというようなことはないんですが、これまでの状況からすると、重症患者さんはもうすぐに田辺市や和歌山市にある当院より大きな病院へ入院されることが多いようです。その代わり、軽症の患者さんについては、新宮東牟婁地域以外の患者さんが当院に入院されるといったこともあります。 ◆15番(福田讓君)  そうですね。過日、6月頃だったかな、和歌山市長が毎日新聞の和歌山版に、私どもの和歌山市のコロナ患者さんを新宮医療圏内へ搬送しましたということで新聞に載っていまして、市民の方からもいろんな問合せあって、和歌山市からこちらへ搬送されるんですかということで、軽症の方だと思いますということもお話ししたことあるんですけれども、やはり市民の方、やっぱり医療センターはすごいなという、そんだけ受け入れてくれるんですかという、また逆に言えば、和歌山市はもういっぱいで、あそこは県下でも人口多いし、特定のやっぱり県の中でもコロナ患者の発生者が多くございますので、ますます新宮市の医療センターの役目というんですか、和歌山県民にとっても必要な、やはり紀南で唯一の知事の認可を受けた地域医療支援病院ということはよく私も理解できます。 続いて、その職員についてはいかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  職員につきましては、院長から全職員に対して文書が発せられておりまして、その中には、当地域において医療センターが極めて重要な役割を担っている病院であるということを再認識するとともに、基本的な感染予防策はもちろん徹底すると、またやむなく感染が拡大している地域へ移動しなければならない場合は、出勤前にPCR検査を実施するといったようなことを職員に求めております。 また、新型コロナウイルス感染症に対する職員の知識を深めるために、院内で組織する院内感染対策委員会が研修資料を作成し、職員全員にテストを行うといったようなことも実施しております。さらには、外来等の各カウンターに加え、事務系の部屋につきましても、必要に応じてパーティションや空気清浄機の設置を行っております。 ◆15番(福田讓君)  過日、医療センターの医療業務課へお邪魔しましたが、空気清浄機ですか。まあ一応、1階のあそこは大変混み合っていると言ったら失礼なんですけれども、医療センターの玄関の受付窓口の奥の中にある、ニチイの方がたくさん勤務されていて、かなり本当に人が、女性の方が多くて、空気清浄機はあそこも設置されているんでしょうか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  医療業務課、須崎から答弁させていただきます。 受付の奥の事務所のスペースには、議員おっしゃられるように、ニチイさん、私ども職員、会計年度任用職員が多数勤務しております。その中には、空気清浄機、比較的大型のものを2台設置してございます。 ◆15番(福田讓君)  特に医療の中で、医療事務の特に事務の請求、これを滞ったら大変ですからね。やはり患者数を見ても、これ健康保険組合へ請求する、それが遅れると医療センターの収入がだんだん遅れてくるということなんで、特に、もちろん医療従事者のは当然ですが、医療の事務の請求は一番大事なところですので、しっかりと感染対策をお願いしたいと思います。予算は使って、要るものは使っていただく、同僚議員もおっしゃったように、やはり肝腎なところはどんどん、そういう清浄機とかいろんな機器の導入をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 最近ね、今工事しているでしょう。あのことでよく聞かれるんです。HCUを今度導入するということで、お話ししていても「HCUって何な」ということで、広報にも載っておりますけれども、なかなか分かりにくい方がいらっしゃいまして、コロナ対策でやっているんかのうと言う人もおるんですが、いや、そうじゃないんですと私も申し上げているんですが、もう一度HCUのことについて詳しく御説明できれば、よろしくお願いしたいと思います。私は大体分かっていますけれども、これ一般質問ですから、テレビで出ていますから、聞いている方でしたら、どういうものかということをできれば御説明していただきたいと思います。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  HCU病床につきましては、当院の大部分を占めている急性期病床よりももう一個重症な患者、特に手術後の全身管理等が必要な患者さん、あと救急で来られた重篤な症状の患者さんに対して、特別に全身管理ができる部屋をHCU5床を設けまして、そこで手厚い看護を行う、こういった施設を現在造っております。 HCUの工事は、当地域に高度急性期病床がないために、中核病院である当院が設置を決めたものでありまして、コロナが蔓延し始める前の平成28年5月に和歌山県が定めた地域医療構想について提言された後、当院が策定した医療センターの改革プランを基に、平成29年頃から設置に向けて準備を行ってまいりました。その工事実施時期がちょうどコロナの蔓延時期とたまたま重なりまして、これについては和歌山県からの補助事業ということもありまして、予定どおり実施することにいたしました。工事のためとはいえ、院内に出入りすることもありますので、事業実施業者に対しましても、検温の実施やマスクの着用等、感染対策もしっかり取ることも求めております。 ◆15番(福田讓君)  それから、このHCUの導入を決めた中井院長はじめ職員の皆さんですけれども、以前にもお聞きしたんですが、HCUを設置することによって診療報酬のアップと、ほいで看護師1名に対して大体10人ですか、医療センターは、8名から、それが1名に対して4人の診療報酬も医療センターへ入ってくると、そういうことでも御説明をいただいたんですが、大体1億2,000万円の診療報酬のアップになるということをお聞きしていますが、これは間違いないですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  今、議員おっしゃられますとおり、HCU病床、看護師1人に対して患者4人、4対1という施設基準になってございます。これに伴いまして、患者さんが1人、入院される患者さんに対しまして通常の診療報酬よりもさらに5万円ほど多いような診療報酬となっておりまして、そのHCUの病床稼働率によって、どれぐらいの収益が入ってくるかというのは変わってくるんですけれども、少なくとも数千万円の増収にはなるかと思っております。 ◆15番(福田讓君)  医療センターで、中井院長は、県立医大出身で脳外科の先生でありますし、大変優秀な方であって、私も本当にありがたいことだと思っていますし、中井先生がこういう紀南新聞、熊野新聞にコロナのことについて発信されました。コロナワクチンの接種はやはり可能な限り接種していただきたいと、重症患者にならないためにもぜひともお願いすると、ほいで3密を避けて、会食もあまり多くの方とやらない、そして手洗い等ということで発信してくれています。 やはり今回、私からの提言なんですが、やっぱり医療に従事するトップである中井先生が発信することですから、やはり広報とか院内広報とかで、どちらでもいいんですが、やはり市民に訴える、そういう機会を、新聞に載っています。紀南新聞も全部の、新宮市民の多くの方が紀南新聞、熊野新聞を取っている方があるわけではないと思っていますので、広報でもそれを丁寧に、中井先生が発信されたということは、我々一般の政治家が言うよりもやっぱりすごく重要なインパクトを与えますので、そのあたりはどのように考えていますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  新聞のほうに出させていただきまして、まだ見ていらっしゃらない市民の方がいらっしゃいましたら、まず当院のホームページに掲載してございますので、そちらをまず御覧になっていただけたらなと思います。 ◆15番(福田讓君)  あのね、ホームページ、ホームページいうても、高齢者の方というのはスマホとかパソコンをお持ちじゃないんです。だから、やはり分かるように、広報というのは月1回発行していますので、それで医療センター院内誌、いいですね、あれも。あれは、何か三月に1回とかそんなんですね。だから、やっぱり中井先生のその思いを市民に知っていただくために、掲載というのは考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  また、広報紙のほうの掲載についても準備させていただきたいと思います。 ◆15番(福田讓君)  これは市長、やはり秘書課ですか。広報を発行するのは秘書課ですからね。市長のお言葉というのも大切なんです。やっぱり院長として人の命を預かる人からの発信というのは、すごく感動を受けます。私の知った人に聞いても、この医療センターの中井先生の発信は、私はよかったと思います。このときだから。いかがですか、市長、そのあたり。 ◎市長(田岡実千年君)  福田議員おっしゃるとおり、9月1日に中井院長が発したメッセージは、大変重いものだったし、大変重要なものだったというふうに思っております。 ◆15番(福田讓君)  だから、そのあたり、今日は広報担当課長は見えていませんけれども、そのあたり、市長、考えていただくようにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それで、那智勝浦町立温泉病院、これ大変残念ながらクラスター発生したんですよね。そして、院長もこれ、自分で発表しています。感染対策を一から見直すと書いているんですよ、これ、おわびの新聞記事なんです。やはり患者様を受け入れなければならない、そしてPCR検査を必ずするということなんです。救急車で来た患者様を含めて、そこでPCR検査をして、その患者やったらすぐもう入院です。 だから、患者様から感染されたが、今までの施策を見直すということは、今の医療センターの幹部の皆さん、見直すとなったらどういうまたお考えがありますか。手洗いはする。マスクはする。それに救急患者の搬送してくれる消防職員も防護服を着てやってきている。それで、患者さんが中へ入ってくると、PCR検査をすると、陰性か陽性か私には分かりませんが、それでもなお感染すると、ということは、どういうところで感染されたということをやっぱりこれ書いているんです。近隣の医療センターとか、近隣の医療機関からの助言を受けるとかいうて、受けるということは医療センターの一番近いところですからね。どのような、これ以上のやっぱり感染対策というのは、私はちょっと考えつきにくいんですが、パーティション、フェースシールドとかありますが、そのあたり、どのようなお考えをお持ちですか。いや、考えのことだけでいいですよ。私も、これ以上やって、どうしたらそれを、患者様と看護師さんが感染されるかという、もしお考えがあったら聞かせてほしいんです。 ◎医療センター事務長(奥靖君)  完全に感染から守るということは難しいと思いますけれども、先ほど課長も答弁しましたけれども、入院を受け入れる際には、全ての方のPCR検査を行っていると、それで陰性が確認されれば入院、そして救急の場合も、その場で迅速に対応できるPCR検査を用意しておりますので、それで対応すると。あと、職員についても、そういう手指消毒とかマスクの着用も徹底させております。そして、あと、市民の皆さん方、病院を訪れられる、面会される方も全部、大変お気の毒なんですけれども、面会禁止措置ということで、入院患者の部屋には入れないというようなことで。他病院のほうでは、どこから感染したか分かりませんけれども、患者さんから発生したということもありますので、やはり外からの持込みをさせないということを徹底すればいいんじゃないかとは思います。 ◆15番(福田讓君)  今、事務長お答えになったように、中井院長もそのように、ほかからこれ持ってくると、他の圏域からと書かれています。 私もお聞きしたんですけれども、やはりこの帰省の8月において、みんな帰ってきたい、子供たちや孫たちの顔を見たい。でも、私の知人はこう言っていました。「福田さん、私とこの子供、帰るとき必ずPCR検査受けてこなんだらうちへ来るなと、そこまで言っています」と、そのぐらい徹底しとる人もいらっしゃいます。新幹線で来られる方、車で来られる方、ある方はこう言っておりました。車で来たから、ほかへ家から出やずに孫、子供の顔を見たと言うけれども、PCR検査しているかしていないか分かりません。私もしていません。課長、していますか。あっ、課長はしていますか。私はしていません。ただ毎日温度を測って手洗いしている。 だから、このPCR検査、まず一番いいのは抗原、これ感染対策のと一緒にもういきますから、よろしくお願いします。 抗原検査、そして抗体検査といいますが、抗原検査というのは、PCRより軽くして精度が40%に落ちるとか、抗体検査は、過去に新型コロナにかかっていたかを調べるだけであると、こう書かれています。大体インターネットで見ますと、700円から1,000円でできるんです、これ。見たことありますか、インターネットで。いかがですか、課長。
    保健センター長(福本良英君)  保健センター、福本からお答えいたします。 インターネットでも見させていただいたことはありますし、また保健センターのほうにもチラシ等が配られてまいります。 ◆15番(福田讓君)  だから、課長も検査したことあるか。いや、これ正直な話、私もしていないんです。だから、私も持っているかも分かりません、発症しないだけで、そういう不安はいつも持っております。だから、コロナというのはウイルスですから、健康であっても持っている。中井先生がおっしゃっています、発信の中で。いずれこれも普通のインフルエンザのような形の、ウィズコロナといって、やはり毎年検査、アメリカでは年間インフルエンザで1万人の方が亡くなるということも記事で見ました。それぐらいになっていくだろうというところなんです。 現在は、今それどころじゃないですね。本当の命を奪ってしまうという、子供たちも親から感染されて、同僚議員もおっしゃったように、親が感染して子供が家におる。ところが、保健所は、県は個人情報を出さない。そうでしょう。先ほど同僚議員もおっしゃっていたように、三重県は町村単位で患者数を発表します。そうすると、新宮市の方からも希望もあります。我々市民もどきっとして、やっぱり構えて、ちゃんとせなあかんなという気持ちになるけれども、今の和歌山県は、知事のお考えは、それをいろんな人権のことに関わるかも分からないので地域を設定しないけれども、ほとんどの市民の方ははっきり言ってほしいって言っているんです。 だから、先日、濱口議員とお電話で話す機会があって、濱口県議にも申し上げました。知事のお考えはどんなんですかと。やはり地域性もあって、個人的にお名前を出すのは控えていると言うけれども、「三重県出して、何で和歌山県できないんですか、濱口県議」ということも、申し上げました。先ほどの答弁で保健所と言っていますけれども、保健所じゃないですよ、これ知事の権限なんですよ。知事がやると言ったらそれでいいんです。そのあたり、東牟婁郡新宮から串本管内の首長は、市長、どのような考えを持っているんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  我々新宮市が一番、この地域ごと、市町村ごとの発表を望んでいるような気がしております。 ◆15番(福田讓君)  だから、これね、やっぱり三重県でしていて、何で和歌山県はできないって、それは知事の考えです。やっぱり知事に対して物を言っていただきたいということで、濱口県議にもお願いしたんですけれども、県議会議員ですから。 今、市長の御答弁では、和歌山県の新宮保健所管内は串本町から那智勝浦町だと、この5市町村の中では、やはりそういう希望があっても、なかなか知事がこれ決定することですから難しいといえば難しいけれども、我々市議会議員でしたら、市長に対していろんな物を言いますね。だから県議会議員の濱口県議、また那智勝浦町では谷県議ですか、ほいで串本町にもありますしね、そのあたりで。中には逆に、そういった細かいこともしなくても保健所単位でもいいという、私の耳に入ったことを言いますと、紀北の市町村長はこのままでいいというような話もあるということを、まあよそから入った話なんですけれどもね。だから、三重県でして和歌山県でできないというのはおかしな話です。だったら三重県もやめたらいいと思うんです。そのあたり、今日一般質問をさせてもらうのは、やはりこの情報というのは出てくると発信されると思いますので、何とか知事にもそれをやっていただけるようというのは、私の考えなんでね。いや、中には、これ私の一般質問ですから、そんなことをしなくてもいいという方もいらっしゃるかも分かりません。でも私は、市内のほとんどの方に言われるのは、新宮管内やったらどこか分からんと、那智勝浦町か古座川町か太地町か分からんという、だから、緊張感を持つというんですよ。だから身が引き締まって、やっぱり感染対策をしなければならないという気持ちになってくるんです。 そういうことで市長、私、今日、わざとやないけれども、これ発信したいうのは、どうせこれインターネットに載るでしょう。だから、皆さん言っているんです。してほしい、してもらおう、私は要らないという人にお会いしたことは一遍もありませんから。三重県でして、何で和歌山県できないんですかということを知事に訴えているわけです。ここで市長ができるわけじゃありませんから、私は濱口県議に、県議会議員ですから、東牟婁郡というよりも、新宮市は東牟婁の中で一番多い人口ですから、その人口の中でやっている以上は、やっぱり県議の力もお借りしたいと思いまして、昨日ちょっと別件で話があったもんでお願いいたしました。 それから、もう時間がなくなってくるんで、今の医療センターに従事されている方ありますね。去年8月に那智勝浦町の消防職員が出張で行って、4人以上の会食をしてコロナにかかりましたね。那智勝浦町の消防署の規約にのっとっていなかったということで、訓戒を受けたということなんですけれども、医療センターの従事者の方も、県内でも出張する場合は、お届け等はされているんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  できる限りリモートで済む出張はもうリモートで済ませてもらうようにはしておるんですが、当然行かなければならない出張につきましては、正規の手続を踏んで、出張許可願というものを出して、それを許可した出張というのは行かれています。 ◆15番(福田讓君)  だから、新宮市の消防署の今の話では、和歌山市は特に発生が多いということで、和歌山市等へ出張する場合は、どうしても行かなければならないことは、出張しますという届出を医療センターの職員さんもされているんですということですか。もうないんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  出張される場合につきましては、そういう出張の許可願というものは当然上がってきます。 ◆15番(福田讓君)  そうじゃなしにね。やっぱり一応公務員として、本当に医療で市民のために働いている方なんですけれども、そういうことも、やはり個人的に出張の場合も、感染者が多い圏域の場合は、一応お届けをしてくださいという規則というのはないんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  院長の文章の中では、なるべくそういういったところに出かけるのは控えてくれというような文言はございます。 ◆15番(福田讓君)  だから、控えていただきたいというだけですね、分かりました。 誰でもね、これは私でも、全ての皆さんが、少し油断したときに感染するということを皆さんお持ちですから、決して別に人を誹謗するようなことでもないし、個人名を出すことではないんです。ただ、多くの方にやっぱり御迷惑がかかるということなんで、これからも医療センターを、院長はじめ事務方の皆さんもくれぐれも感染予防、もう感染予防というてもこれ以上のことはなかなか、手洗いはするわ、マスクはするわ、フェースシールドはするわ、ほいで救急車の皆さんは防護服着て行くわ。それだけのことしか、私も、どういう見直しをするかいうてこれ書いているんです、那智勝浦の院長が見直すというて。だから、いい知恵あったらお教え願いたいんですが、今日は一般質問なんで、くれぐれもお体に気をつけて、看護師さんはもう家も帰らなく、6階でお泊まりされているという話も聞いたことがあります。私は、それだけ市民の命を守るために頑張っていただいている、本当にいつも感謝しておりますので、くれぐれも感染予防は注意して、元気で市民のために働いていただきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いします。 以上でこの項を終わります。 続きまして、防災対策で…… ○議長(大西強君)  福田議員、10分間程度休憩したいと思いますが、いいですか。 ◆15番(福田讓君)  いいです。よろしくお願いします。 ○議長(大西強君)  10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時19分--------------------------------------- △再開 午後3時30分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) 一般質問を続けさせていただきます。時間がないので少し走ります。 防災についてお聞きします。 同僚議員もいつも一般質問で頑張っていただいています防災行政無線についてお伺いします。 デジタル化になった経緯について、簡単に説明してください。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より説明させていただきます。 防災行政無線のデジタル化の整備につきましては、経過を申しますと、旧新宮市、旧熊野川町で、それぞれ合併前に整備してから約30年近く経過し、保守対応が困難になってきたことや、Jアラートの自動起動接続ができず、瞬時に情報伝達ができないことが問題となっていたことにより、平成23年度に基本設計、平成27年度より供用を開始しております。市役所内に親局設備、熊野川行政局及び消防本部に遠隔制御装置設備、市内85か所に屋外スピーカーを整備しました。また、災害時に孤立するおそれのある熊野川町地区、高田・相賀地区、南檜杖地区にお住まいの市民及び福祉施設や公共施設を対象に1,200台の戸別受信機を配付しております。 整備費用といたしましては、総事業費が6億6,480万8,520円、そのうち、社会資本整備総合交付金3億3,126万3,000円を受けております。 以上でございます。 ◆15番(福田讓君)  これ、私、デジタルになるとき、当時の担当部長、課長が、今言ったJアラートを受けなあかんと、それで、デジタルになったら少し聞こえが違うという、そういう説明もあったんです。それで、どこがどれだけ金かかるんなということで話を聞いて、今、課長がおっしゃったとおりです。 ところが、これができてからやっぱり聞こえにくいとかもずっとあって、過去において何人もの議員も質問しています。ところが、これは、金、高いんでしょう。当時5万円したんです。5万円で、聞こえないのはアンテナつけたら6万円以上するんです。だから、私とこはお断りしました。経費節減で、父母のとこの1台と私とこの1台、計12万円、私はお断りしました。なぜかいうたら、私とこの家の前から60メートル先にアンテナがあってスピーカーがあるから、十分聞こえるんです。 それでも熊野川町は、当時、最初にこれを900戸につけたんです。それは3,000万円要ったんです。少ないところです。新宮市は1万4,000戸ある。これを計算したら、私も市長にも言うたはずです。8億4,000万円、すごい金要るから。だから、同僚議員も一般質問をしたけれども、なかなかそういう金、全戸らいうたら、熊野川町と同じようにしていただきたいとなったら、すごい金なんです。だから、何人もの議員も質問しました、私入れて。それからずっとこの状態で、なかなか聞こえるところと聞こえないところがある。 あるとき、職員の皆さんは、NTTの回線の有線を使って電話機で、ベルが鳴って、知っていますね。何かあったらベルが鳴って、取って災害情報を聞くと。ところが、災害情報じゃなしに迷子の子供たちとか、いろんなことがあって、こんなん面倒くさいわいうて。NTTの電話、取らな分からんと、何か。だから、不評を受けたんです。でも、職員の皆さんは市民の家へ行って設定されたんです。私はそれは一番よく知っています。それだけ苦労してきたんです。ところがやっぱり好評がなかった。その後、携帯電話が普及してきて、7,500人ぐらいの人が情報のキャッチできる0120の災害情報ができるようになっているんです。 ところが、先ほど同僚議員もおっしゃったように、70歳以上の人で、携帯は持っていない、スマートフォンは持っていない、そういった方をやっぱり優先的に、市長、やっていただきたいんです。同僚議員も一生懸命やってくれていますから。でも、過去のことを言ったら、我々も委員会で視察に行った、九州へ。今の機械やったら1万円でできるんよ。ところが、うちのはできてこれ6年、7年。パナソニックやったときはすばらしかったんやけれども、こんな機械、聞いたら5万円、6万円要るんやね。1万4,000戸いうたら8億円要るんです、これ。 だから、市長、同僚議員もおっしゃったように、やっぱり聞こえないところ、そして高齢者の方、携帯もお持ちでいない、スマートフォンをお持ちでいない方に、徐々に貸与してやっていただきたいと私もそう思っています。ただ、今、過去のことを言って申し訳ないんですけれども、そんな金やったんですよ。竹田課長おられませんでしたね、あの当時は。ほかの議員も何人もしました、これ。金額が大き過ぎて、うちの場合、旧熊野川町の時代は安かったんです。でも、今、全部装備してくれます。それはなぜかと言うと、合併しても、もともとある受信機はつけていただくという合併のときの約束事があったからできたわけです。市長、そうですね、これ。そうなんですよ。 でも、新宮市になってから、新宮市はなかったということなんで、これはやっぱり、少しずつでもやはり予算を取っていただいて、まずそういう高齢者の方で、必要な方をやっていただきたいと私は思いますし、市内回っていましたら、コロナの相談のことで、外へ出て聞くんです。ほとんど聞こえないところがいっぱいあります。これは本当に同僚議員もおっしゃっているとおりです。だから、少しずつでもやって進めていくと、新宮市は大きなまちですから、人口も多いから、お隣の紀宝町も、太地町らもしているというんですけれども、人口少ないし、私の当時の昔の旧熊野川町なんか2,000人足らずですから設置できたんです。 そのあたりを考えても、考えるんじゃなしにやっぱりやっていただきたいと、私もそう思っています。いかがですか、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  おっしゃるとおりであります。災害時のときの情報伝達、大変大事でありますが、議員おっしゃるとおり、防災行政無線が聞こえにくいという声はたくさんいただいております。 先ほど竹田課長も答弁しましたが、メール配信とか、電話での配信など、多重化で情報伝達を試みて行っているわけでありますが、どうしても、それでも情報が取れないという、特に、高齢者とかの方々にはやはり対処していく必要があるというふうに思っておりますので、状況を見ながら前向きに考えたいというふうに思います。 ◆15番(福田讓君)  市長もこの10月24日選挙ですから、選挙も勝ってこなあかんし、これも早急に、これだけ新しい議員がこれを熱心にやっていただいているんで、私もそう思います。やっぱり少しずつでもこれを貸与していくと、そういう考えで進めてくれるお気持ちはございますね。もうほとんどそのアンケートを取っていると思うんですけれども、よろしくお願いします。どうぞ。 ◎市長(田岡実千年君)  進めさせていただきたいと思います。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。 それから、災害時になると一番大事なこと。食料も大事ですけれども、トイレなんです。私、高齢者の方よりも、まず身体障害者の方々、車椅子で移動しなければならない方がたくさんいらっしゃると思うんです。そういった方に対して、テレビでやっていましたが、トイレつきトレーラーですか、そんなものがあるらしいんです。しかし、現在、新宮市としては、これ緊急でトイレ、人間は食べて排せつしなきゃならないんです。排せつするときが一番大事なんで、やはりそのあたりどのように考えていますか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  市では、災害時のトイレとしてポータブルトイレを、市全体で144基、その処理剤が1万7,400回分を備蓄しています。最近では、災害時のトイレとしては、議員の言われた車両に搭載したものや衛生環境を保つため、自動で排せつ物をラップするものなど出ていることは認識しています。 防災対策課といたしましても、災害時のトイレ対策は重要との認識で、他団体の状況を参考に研究を進めているところでございます。 ◆15番(福田讓君)  現在、もし、こういう災害が起こったときに、そういう、今、課長が御答弁していただいたように、ポータブルトイレがあると。そこを今度パーティションで囲って、そこで排せつしていただくんです。それで、今おっしゃったように、今までは手で包むけれども、今は機械でやるんです。今の144基というのはあれですか、自動的にぷつっと切れて結ぶんじゃないんですね。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  現在あるのはポータブルトイレで、手でするやつです。 ◆15番(福田讓君)  市民の方からもちょっとお話があったんですが、トイレつきトレーラーというのがあるんですけれども、トレーラーといったら車でしょう。そのあたり、しているところもあると思うんですが、取りあえずポータブルトイレの確保が私一番大事だと思います。それに対してパーティションで囲って、そこでトイレをしていただくと。人間は俳せつが一番大事なんで、確かに食べ物がなかったら生きていけませんけれども、食べたものを全部出さなければならないという、これは生理現象ですから。一番、特に女性の方も心配しているとこがありますんで、早急にいろんな方法を考えていただきたいと思います。いかがですか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  はい。トイレにつきましても、今後、課内でも協議して、いろいろ研究を進めていきたいと思っております。 ◆15番(福田讓君)  やっぱり早急に、先ほど防災行政無線の受信機と同じで、必須だと思います。大きな災害で、まだトイレが使える、水洗でも、水が流れなくてもできるんじゃなしに、トイレも壊れてしまったことも想定した場合、なるべく費用が少なくて市民の皆さんに使っていただける、安心してトイレで排せつできる状態を、ぜひとも想定して進めていただきたいと思いますので、また次回でも質問させていただきますが、よろしくお願いします。 それから、災害のときに、身体障害者の方々が車椅子で移動しなければならない状態のこともあると私もそれをお聞きしまして、車椅子でしたら、普通そのまま介護タクシーを御利用して病院とか行かれていますが、私は災害時はなるべくそういった方々を優先的に、今ホテルで2,000円の補助を出しています。昨年も何人かおったと思うんですが、特に、こういった車椅子の方は、特別のトイレがなければなかなか排せつもできない状態なんで、そのあたりのことをどのように考えられていますか。ホテルの利用もありますし、ホテルの場合でしたら、一般の方の2,000円と違って、少しでももっと補助ができる、考えられているのか、そのあたりをお聞きしたいんです。 ◎福祉課長(前地秀高君)  福祉課の前地が答弁させていただきます。 ホテル等の補助というのは現在ちょっとございませんが、身体障害者の方、特に車椅子の方が避難する際は、障害サービスの利用をすることができます。通常の枠を超えたとしても、給付対象としておるところでございます。 福祉タクシー券についても、介護タクシーも利用できますので、現状ではそちらの御利用と併せて、必要であれば、障害サービスの中でヘルパー派遣と併せて御利用いただくことができますので、そちらの御利用をお願いしたいと考えております。 ◆15番(福田讓君)  車椅子の方は、介護タクシーでそのまま車椅子ごと乗車されます。介護タクシーを所持している介護施設の方もなかなか全てじゃありませんし、災害で、市長から発信してレベル4になって避難、退避となったとき、介護タクシーにお電話してもなかなか来ていただけるか分からんという、でも、なるべく早く、そういう足の不自由で車椅子の方は先に行っていただける形で、何か補助はあるんですね、今。もう一度詳しくお願いいたします。 ◎福祉課長(前地秀高君)  補助といいますか、通常利用されている障害サービスとして、ヘルパー派遣等も利用できるとなっております。 ◆15番(福田讓君)  ということは、ヘルパーさんとか介護のところが緊急でなければできるということですね。災害が近づいてきたとなってきたら、なかなか、課長、それ、今おっしゃってくれることも分かるんですが、なるべく私なんか早く退避してやっていただきたいし、特に、台風とか浸水のときに、避難所が、車椅子が利用できる避難所であるか、トイレであるかということも明示されていると思うんですけれども、そのあたりちょっと心配する方がいらっしゃいますので、もう一度お願いいたします。 ◎福祉課長(前地秀高君)  通常の障害者サービスの枠を超えたとしても、サービスとしてヘルパー券等を利用することができます。また、避難される際、介護している家族の方の支援を受けられる方もいらっしゃいますが、受けられない方についてもこの障害者サービスの利用ができることは、相談事業所やサービス事業所には既にお伝えしていることでございますので、そういった際、そういう不安のある方については、相談事業所のほうに御相談を事前にしておいていただくなど対応していただければと思います。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。また、詳しくはお聞きにまいりますし、そういうサービスもあるということでお伝えさせていただきますので、よろしくお願いします。 続きまして、経済対策にいきます。 まず、クルーズ船についてお聞きします。クルーズ船の運航状況は、今のところどうでしょうか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  企業立地推進課の小渕からお答えをさせていただきます。 クルーズ船につきましては、新宮港では昨年11月に再開されて以来、入港いただいているわけですけれども、直近の予定では、9月24日から25日にかけてにっぽん丸の入港予定がございます。それに加えて、10月から11月にかけて、複数の岸壁予約が入っている状況ですので、全国的にも感染拡大状況や、客船会社での感染対策の見直しなどにより入港が少し不確定な状況ではありますが、今後は、徐々に増えてくるものと思われます。 ◆15番(福田讓君)  課長、私、市民の方にちょっとお話があってお聞きしたことがあるんですけれども、クルーズ船というのがあるでしょう。クイーン・エリザベスですか、大変な、3,000人の大きな問題になったときと違って、今、クルーズ船でこちらへ来てくれる人は、こちらへ出航する港から必ずPCR検査を受けて2週間の滞在等を含めて、そういった方が来ていただいているんじゃないんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  クルーズ船の感染対策について、少し説明をさせていただきたいと思います。 現在、クルーズ客船の感染対策といたしましては、客船側、寄港地側、両面での対策が講じられてございます。客船側では、感染症危機管理分野における有識者確認の下に、業界ガイドラインが取りまとめられ、このガイドラインに基づき、日本客船各社とも独自マニュアルを作成し、第三者機関の認証を受けて運航がなされている状況にあり、万全を期して来港いただけるものと思っております。 具体的には、各社とも、乗船客やクルーに対する乗船当日を含めた複数回のPCR検査、船内での体調管理や衛生管理、さらには寄港地での自由行動客に対する管理、制限などとなってございます。 ◆15番(福田讓君)  ということは、私もPCR検査を受けたことはないんです。クルーズ船で来てくれる方というのは必ずPCR検査を受けて、そういった体制の下にこっちへ来てくれるということは、熊野が憧れのまちであり、都であるということで、それまでしてクルーズ船の人が来ていただけるんでしょう。違うんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  このような時期でも、こちらの地域にお越しいただいているということは、非常にありがたいことだというふうに考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  そういうことですね。 新宮市民の方でも、どれだけの方がPCR検査を受けているかは私も分かりませんし、私も受けていません。しかし、こちらへ来て、クルーズ船によって、この間お聞きした件ですけれども、1隻、クルーズ船飛鳥Ⅱが入ったとき、幾らぐらい経済効果があるということ、もう一度御説明願いたいんです。なおかつ、それだけの方が来ていただけることは、やはり感染を予防して帰ってくるんでしょう。そうじゃないんですか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  まず、経済効果のところでございます。 これまでの私どもからのアナウンスでは、入港に伴う直接的な経費に加えまして、寄港地観光に伴う観光バスや、飲食、さらにはお土産、また乗船客だけでなく乗務員による市中での消費なども含めて地域全体での概算効果として、飛鳥Ⅱなどの5万トン級のクラスでは、約1,000万円程度と御説明をしてまいりました。 今の状況下におきましては、客船などの感染対策を踏まえまして、御案内の効果額につきましては少し割り引く必要があると思いますけれども、少なくともコロナ禍において厳しい状況が見られている交通事業者等には有効であるのではないかというふうに考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  ということは、それだけの経済効果があるんでしょう。なおかつPCR検査をして、隔離されてこちらへ来ると。それでもこっちへ来たい人があるということなんです。私は本当にありがたいことだと思います。 新幹線で来る方、PCR検査を受けているか、受けていないかは私も分かりません。個人で車でこちらに来る方も、いろんな車来ていますね、遠くから、コロナの非常事態のところから本当に毎週来ています。そういった方が本当にPCR検査を受けて来ていただいているか分かりません。しかし、クルーズ船はきちっと感染防止対策をしてくるということが、今、課長の御答弁で分かりました。 客船会社では感染対策をきちっとしていると、今、お聞きしたとおりなんです。市はこれから、このことをしっかりとPRしなければならないんじゃないですか。どうですか、課長。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  企画政策部、新谷からお答えします。 客船の入港の可否につきましては、地元の港があります新宮市の意見、また関係機関の意見を集約して、港湾管理者の和歌山県が決定をしているところでございます。先ほどから課長が申し上げておりますように、いろいろこれまでの教訓も踏まえて、船社側もかなり厳しい管理体制で、こちらに来航していただいている状況でございます。 そういった中で、我々としましても、和歌山県といろんな感染対策にきめ細やかに、緊密に連携を取ってございます。また、そういったところも、これまで少し周知不足もございました。そういった反省も踏まえて、我々、今後地元の住民の皆様にも安心していただけるよう周知、PRを積極的に行いたいと考えております。 また、議員からも御紹介ありましたように、こういった中でも、当地へ訪れていただける方に、少しでも新宮市へ来てよかったと思っていただけるように、我々も今、制約がございますが、そういった方でまたリピーターを望めるような形で、十分なおもてなしを可能な限りでしていきたいと、そのように考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  市民の皆さんにも御理解いただける形でPRして、熊野のよさを発信していただきたいと思います。よろしくお願いします。 続いて、経済対策について。 昨年は、商業関係者に5万円の支援金を支給されました。今年は、商業関係者に対して感染防止対策のために、空気清浄機等、エアコン等の購入について10万円の支給金を交付されました。8月12日から8月16日には、飲食店等の商業関係者に対し、休業協力金として10万円を交付されました。これは、市長、市が行ってきたことです。 ところが、一般の方の支援というのはないんです。熊野市では1万5,000円支給するらしいです。聞いていますか、課長。どうぞ。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  商工観光課長、峪中が答弁させていただきます。 熊野市におきましては、現在、9月議会において、市民お1人1万5,000円の商品券を配布するという事業の提案がされているというふうに聞いてございます。 ◆15番(福田讓君)  お隣の那智勝浦町は、商業関係者に対して、昨年度より今年度が50%の収入であった場合は10万円を支給するということにしたんです。ところが、昨年から比べて50%というのはなかなか下がらないんです。今、新宮市でもあるでしょう、私らもよくお聞きしますけれども、県の支援金30%。30%も少ないぐらいなのに50%ら私から考えられないんです。売上げが下がっているところに50%、だから、那智勝浦町は、1人に対して7,000円の商品券を配布したんです。5人あれば3万5,000円です。そっちに力を入れたんだと、私は理解しています。 だから、市長、市内でやっぱり商業の方に対する支援もありがたいんですけれども、一般の方だって、消毒液ありますね。消毒液だって1,000円以上します。毎日しています。マスクは、以前中国製が30枚で4,000円もしたけれども、今、ユニ・チャームとか白元とか、そういうメイドインジャパンの、日本の会社が700円以下で販売しています。それでも、お金は要ります。やはり市民、新宮市の中で60%以上が御商売の方ばかりなんですけれども、一般の方の声を聞くと、那智勝浦町もしているんやないかと。熊野市もしている。どうして新宮市は、逆に我々一般市民に対してそういう支援金はないんでしょうかという声もあるんです。市長はどうお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  コロナ禍1年半が過ぎて、飲食店はじめ事業者の方の皆さんにおいても、本当に大変な思いをされていると思います。また、同様に、今、福田議員がおっしゃったとおり、市民の皆様におかれても、コロナ禍が長期化する中、家庭等での感染対策に大変気遣いを余儀なくされ、感染防止に結構な出費もされていると思っております。 こうした状況を勘案して、また今いただいた御意見も参考にしながら、今後の交付金の活用、また有効な対策を全庁挙げて検討していきたいというふうに思います。 ◆15番(福田讓君)  ぜひ検討していただきたいと思います。特に、新宮のまちは、商業の方が60%を超えています。それも事実です。でも、低所得者の方もかなりいらっしゃいます。そのあたり公平を期すならば、やはり一般の方、いわゆる年金暮らしの方に対しても、新宮市の温かいそういう支援というのを、先ほど和歌山県の知事と同じですけれども、三重県はするけれども和歌山県は発表しないと、そういうことじゃないんですけれども、やはり近隣の市町村も考えてやっていますので、特に、新宮は商売のまちですから、物を売って個人商店主さんが多いわけで、仕方がないことなんですけれども、一般の方からのいろんな声もあるわけなんです。 コロナのことで市内を回っていますと、私らも協力したいと、商業の人のために。この間の商品券だって買わなきゃ駄目なんです。1万円で買ったら4,000円がプラスになっている。そういったお金を、それに使ってしまったらほかで使えないからという声があるんです。全てが公務員とか、私らも民間の会社で厚生年金の方ばかりじゃないんです。そのあたりも、市長、少しでも考えてやっていただければなと私は前から言っています。前のときは2,000万円ぐらい何とか出してくれないかということを言ったんですけれども、やはり、熊野市もこういう状態であると。ぜひとも考えていただきたいと思います。これは、結局、商品券でも、現金支給でも、やはり物を買っていただくと、消毒液とか。結局、市民のあれができますし、その他でも利用できますので、よろしくお願いします。 時間も迫ってまいりましたので、同僚議員から同じような質問となる可能性もありますが、丹鶴ホールのことについて。 松本議員がおっしゃったように、62億円の総工費であったが、都市再構築戦略事業交付金、県の補助金、それと合併特例債等含めて約12億円ぐらいで済んだと。これは、職員の皆さんが都市再構築戦略事業交付金、これを獲得する、24億円でしょう。相当財政課の職員も苦労されたと思います、市長。確かに、市長は、二階先生をはじめ国会議員の皆さんのお力をいただいたけれども、後の事務をするのは皆職員です。よく言われましたよ。おまえらそんなこと取れるんかと。そんな補助金ら取れるはずないやないかと、この議場で言われたんです。同僚議員からも厳しい質問がありました。悪い言葉じゃないですけれども、おかしいぞ、おまえらと、そんなできんことするんかと。しかし、やったじゃないですか、24億円のこれ、都市再構築戦略事業交付金を獲得できたと。本当によかったと思います。職員にも感謝しています。よく頑張ったと思います。 市長がいつも言うように、いい職員に恵まれて、田岡市長も幸せな方だと思います。やっぱり職員がそれだけ言う、要するにここにおる人、みんな官僚ですあなた方は。国から言わせたら官僚です。私が言わしたら、国から言わしたら官僚、新宮市のやはりあれです、課長以上は皆幹部職員ですから、いろんな補助金を取るために奔走する、それが知恵です。その知恵を出して、今後とも新宮市のために頑張っていただきたいと思います。 それで、丹鶴ホールの件につきまして、10月3日、開館ですけれども、今、開館のための内覧会もできない状態であると。しかし、もうじきするんですね、内覧会も。ぜひ皆さん御招待していただいて、その代わり、感染防止対策はきちっとしてください。後で、何これ、あっ、弱ったということじゃなしに。だから、私からの提言なんですが、内覧会においてももちろんマスク着用、そして手洗い、消毒、それで、人数を、職員の皆さん大変ですけれども案内して、一遍に内覧会に入るんじゃなしに、分けて、時間的にずらしてきちっとやっていただきたいと思います。いかがですか。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  文化振興課、栗林が答弁させていただきます。 議員がおっしゃっていただいたように、感染対策のほうきっちり行って、人数制限、あとはなるべく滞留しないように通路を設けて巡回するような形で、立ち止まらずに内覧していただくような形を取りたいと考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  ぜひとも感染防止を徹底されて、市民の1人でも多く内覧会に参加していただけるように、ぜひとも感染予防は御注意していただいて行っていただきたいと思います。 それで、今、この丹鶴ホールのこれからの利用なんです。私は、市長、丹鶴ホールは立派です、すばらしいです。あんなところは、この辺では名古屋とか、和歌山まではないんじゃないんですか。 しかし、子供たちが集う場所として、熊野の文化を発信する場所として、誰でも利用できる、そういう形の運営もしていただきたいんです。すばらしいピアニストとか、今度来ていただけるオーケストラとか、いろんな方がいらっしゃる。それはどっちかいうたら、上流というんじゃないんですけれども、好きな方。確かに収入も要るんですよ、これ。年間1億円ぐらい要るんでしょう。どうですか、この経費。 ◎文化振興課長(栗林圭一君)  収支差は1億800万円を想定してございます。 ◆15番(福田讓君)  確かに経費は要りますけれども、これができたというのは50年に1度なんです。これから新宮市を育てていく子供たちが、地元の生活に密着した文化を発信する場所として、子供たちがいつでもあそこに行って利用できる、そういう場所であってほしいと思います。一流アーティストばかりだけを呼ぶんじゃないんです。子供たちがあそこへ行って熊野の文学を学んで、それで、文化ホールを基地として熊野の地道な文化を学んでいける場所としても使っていかなければ私はならないと思っています。 また、熊野川町、私も熊野川町出身なんですが、熊野川町の文化もあります。そういった文化のことも、ここでやはりいろんなことを展示できる、そういう施設であっていただきたい。一流アーティストばかりじゃない。やはり新宮市の元からある文化の発信、地道な発信、熊野学の発信の元なんです。そういった生活に密着した文化も発信する場所であっていただきたい。市長、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  様々なジャンル、また様々な議員おっしゃるような年齢別の方々にしっかりと利用していただいて、多くの方に集っていただきたいと、そのように思います。 ◆15番(福田讓君)  中上健次氏、この方も我々昭和の生まれの方なんですけれども、新宮市を代表する文化人です。新宮市の文化を発信された方です。そういう中上健次展示スペースもあるんでしょう。それよりも、こういう文化を新宮市が発信ができるまちだということを、子供たちにも、地道な文化、きれいごとだけの文化じゃないんです。新宮市が持っている本当の力である地道な文化を発信できる。だから、子供たちがいつでもあそこへ行って、集って、いろんなことができる。そういう文化ホールに私はしていただきたいし、教育長、どうでしょうか。私の意見どうでしょう。 ◎教育長(速水盛康君)  2階部分の熊野学の展示というのは、今、御指摘いただきましたように、学びの場になっております。そういった部分の活用であったり、また4階、5階部分になります図書館での蔵書、子供たちが地域の郷土の文化を学ぶ、そういうコーナーもございますし、今、御指摘いただきましたように、中上健次コーナーという私たちの誇りとなる文化人の展示をしております。できるだけ、学校教育においても御利用いただけるように、そういう導きを教育委員会としてもやっていきたいと思ってございます。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。 これから日本を背負って立つ、新宮市を背負って立つ、和歌山県を背負って立つ子供たちです。子供たちが文化ホール行こうよと、あそこへ遊びに行ってもいいんです。やっぱり文化ホールというのを、地道な、子供たちが明日を目指す文化ホールであってほしいし、それで、新宮市の育んだ文化を子供たちに伝えていける場所でもあってほしいし、そしてまた一流アーティストも来ていただける文化ホールでもあってほしい。そこがちょっと、私、気になったもので。まあ収入を上げなあかん、そればかりということやなしに、やはり地道な紀南の文化、新宮市の文化です。それもよく考えて運営をしていただきたいし、子供たちが、何回も言いますけれども、いつでも集える場所、新宮市の文化を育んだまちのことを知っていただく、喜んで、いつでも文化ホールへ行こうね、図書館へ行こうねという、そういう気持ちになれるような文化ホールの活用を私は心から願って、一般質問を終わります。ありがとうございました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○副議長(東原伸也君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日は、これにて延会いたします。 △延会 午後4時12分...