◆15番(
福田讓君) 一つお尋ねします。
高齢者の方という
のは、
インターネットとか
ホームページやそういう、防災
のほうでもそうでしょう。新しいスマートフォンとかパソコンも使えない方がたくさんいらっしゃるんですよ。いかにして、
高齢者の方が分かっていただけるように、
ホームページなどほとんど見ないんじゃないですか。せっかく立派な
のを作っていただいていますけれども。その
あたり、やっぱり
執行者、官僚である
須崎課長、
岡本課長、
事務長、しっかり考えていただいて、もっとPRというんですか、市民
の方に、やっぱりお願いしますという形
の、こういう大きな
地域医療支援病院を知事
の承認を得てやっているということを、市民
の方に知ってもらうためには。ただ、
インターネットや広報をする、その広報
の仕方なんです。そこをよろしくお願いします。 市長にもお尋ねします。今回、これ10月から施行になります。私
のこの
新宮市議会は、2年前
の議会では、1票差で可決だった。これによって、
産婦人科のときも、知事や
野尻技監や二階先生や
公明党の熊野先生、そして
世耕先生のおかげで、2名
の産婦人科医ができたということは、これ市長、もし否決になったら、どう思っていますか。知事が本当に
本腰入れたり、
野尻技監や二階先生
のところへ行って、我が
自治体が賛成、反対多数で。これは仕方がないことですよ、決定は議会がすること。市長、大変えらかったんじゃないですか、どうですか。
◎市長(
田岡実千年君)
選定療養費、2年前、初めて導入するとき、いろいろ御議論いただいたところでありました。ただ、今回
の5,500円から7,700円にするという条例に関しましては、
先ほど担当からも少し申し上げましたが、先日
の3月議会で、
全会一致で可決をいただいておりますので、
予定どおり10月1日から実行させていただきたいと思っております。 また、このことによって、市民
の皆さんが、
かかりつけ医を持つようになって、病診連携がより進んで、
地域医療がよりよいものになっていく、そういうことを願ってございます。
◆15番(
福田讓君) 分かりました。 時間が、ほか
の項目がありますので、
選定療養費、向井副市長にお聞きしたいんですが、向井副市長は、
選定療養費については、どのような考えでしょうか。
◎副市長(
向井雅男君) 病院
の診療行為を
診療報酬点数に変えてお金を頂く、
病院事業を運営していくという中で、
診療報酬点数という
のは、すごく大事なことになります。その
診療報酬点数を決定していくということが、
中央社会保険医療協議会が担っているというところが大きな論点であって、この
協議会の中には、いわゆるお医者さん
の代表、お金を払う
保険者側の代表、そして国会
のほうで選ばれた有識者になるんだと思うんですが、この3者を基に
診療報酬の改定が行われます。それで、2年に1度、大きな改定を行う中で、病院
の診療報酬が決まっていくんですが、その中で、今回この
選定療養費という
のが決められてきました。 先ほど、市長
の答弁もありましたとおり、多分、
かかりつけ医制度の促進、あるいは、その中で
の診療報酬の在り方
の中で、個人
の負担を求めていったというところだと思います。私的には、個人
の負担を求めるよりも、
保険診療として支払っていくというところであれば、多分、個人、本人というか、自分で分かりやすい制度だったかなと思うんですが、その個人で支払うことを各
地方公共団体の条例で決めていかないといけないというところに、今回
の大きな地方にとっては、大事な論点だった
のかなと思います。なので、その辺を、やはり昨日も
濱田議員のほうから、このことについては質問がありましたけれども、もっともっと丁寧な周知を、広報をしていく必要があるんだろうなと思いますので、今後10月にかけて、もっと丁寧に説明していきたいというふうに思います。
◆15番(
福田讓君) ありがとうございました。 官僚
の課長、あんた、
中央社会保険医療協議会で、ここで大体、
厚生労働大臣から委嘱を受けて決まるんですから、その
あたり、どういったメンバーで、一般
の方も入っているし、優秀な方も入っていると思うんです。そこで決定されてくるということを、中身
のことがまた分かったら、また、質問で聞かせていただきますけれども、詳しくあなた方は勉強されていると思うので、私たちに分かるように御説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上でこの項を終わります。
産婦人科医療についてお聞きします。 6月、常勤
の体制が取れました。そして、東京慈恵医大から、そして世耕
参議院議員
の取り計らいによって、近大からも学閥を超えて、今回、市民
の妊婦
のために医師を派遣してくれました。これについて詳しく説明してください。これから
の運営です。
◎
医療センター庶務課長(
岡本真治君)
医療センター庶務課長、岡本から答弁させていただきます。
産婦人科の体制でございますが、
産婦人科は、365日24時間
の対応が必須であり、不測
の事態に備えるためには、最低でも医師2名
の待機対応が必要となりますが、今回、常勤医師が3名となり、それ以外にもお手伝いに来ていただける非常勤医師も、ある程度
の人員がそろったということで、6月1日から分娩が再開することができました。当院としては、今後も分娩を継続できるよう、常勤・非常勤ともに、さらなる医師確保について、あらゆる手段を尽くして医師確保に取り組んでいきたいと考えております。
◆15番(
福田讓君) 私は、この
産婦人科不足問題が、これから
の紀南における、やはり
医師不足というのに、本当に、これが契機になって、もっとしっかりと考えていかねばならないと、私も、恐らく、市長もそう思っていると思います。 今回は、そして知事、そして
国会議員の皆さん、
近隣町村の皆さんの御協力あってできたということなんです。いつまでこれが続くか。国
のほうでも
産婦人科医が、成り手が少なくなっていると。なぜかとお聞きしますと、妊婦がお子様を出産するときに、母子ともに危険があるから、大変成り手が少なくなっているともテレビで報道しています。和歌山県も、今、全国に
産婦人科医師を募集しています。そして、知事は、
産婦人科医を希望する人を特別枠として優遇すると。そういうことも、県立医大はやっています。全国的に
産婦人科医が不足しております。 東京慈恵医大
の先生方が来ていただいても、お住まいは、恐らく、御家族は東京です。いつまでおっていただけるか。その間に、やはり、市長を先頭に、この紀南
の新宮市が中心となって、
医療センターの地域医療支援病院が県境を越えて、串本町から、やっぱり熊野市まで
のことを広域的に考えていかねばならないときが来たあると思いますので、今回は、
近隣町村から2,000万円以上
の負担金も頂いたと。本当にありがたいです。だから、これからは市長、本当に本腰ですね、やっぱり医療は。県も、後でまた述べます、医師
の働き方
の改革によって、時間外をあまりしないでくださいという法律ができてきますので、ますます医師
の不足になってきます。これに対応して、今からでも、今こんなして
近隣町村の皆さん、首長
の皆さん、いろんな方々
の支援をいただいて、今、確保できましたが、これがいつまで続くかということを私は危惧していますので、市長を先頭に、やっぱり広域的に医療を考える会とか
協議会をつくっていただいて、やはり中心になる
のは、
地域医療支援病院をいただいている
医療センターですから、これは、本当に市長
の手腕にかかると思います。いかがですか、市長。
◎市長(
田岡実千年君) 今回、
産婦人科医師不足問題では、本当に多く
の方に御尽力いただいて、再開することができました。 また、周辺市町村においては、さらに金銭的な支援をいただくことになって、本当に感謝しております。 この
医療センター、この地域
の中核病院として、大変重要な機関でございますので、しっかりと地域連携して、安定的な運営に努めたいと思ってございます。
◆15番(
福田讓君) ぜひ頑張っていただいて、子供をたくさん産んでいただける、そしてやっぱり
医療センターはいいねと、そう言っていただける、それを私は期待しております。 そして、今回このように慈恵医大、近畿大学
の医学部から先生が派遣していただいて、何とか
医療センターも、妊婦にも安心して子供を産んでいただける体制ができました。これに、かなり
の費用をかかっています。 そして、今回、先生お二人来て、いろんな
産婦人科における医療機器も更新されたと聞いています。その
あたり、いかがでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(
岡本真治君)
産婦人科の診療で使用する医療機器においては、派遣元
の東京慈恵会医科大学
の御意見をいただき、エコー機器を全面的に刷新いたしまして、今月末
の導入予定となっております。 今回、導入する機器は4D機能を搭載するもので、当院規模
の病院では、最上位クラス
の機器であり、おなか
の赤ちゃんを立体的に、より鮮明に表示でき、赤ちゃん
の表情等をスムーズな動画で確認することもできる、大変優れた機械であるため、当院で分娩される妊婦には、非常に喜んでいただけるものであると思っております。 また、格段に改善された機能によりまして、世界的に標準とされているスクリーニング検査というものが可能となり、診断結果を基に、医師が、より的確な診療情報を確認することができます。 さらに、婦人科領域に対しましても、医師がそろったということで、救急対応や他診療科と
の連携も万全
の体制が取れております。
◆15番(
福田讓君) 私から、再度質問しますけれども、今まで
医療センターの産婦人科で妊婦が出産された方が、大体300名です。今回、慈恵医大
の先生、そして近畿大学医学部から来られた、そして給与も、やはりこれだけ
の先生を引っ張るということは、ほか
の先生、県立医大から来ている先生と違って余分な出費が要ると思います。 そうすると、倍ぐらい
の方が、今、機器も変えられたということなんで、新しい機器、今、新宮市しかないんでしょう、今度こんな新しい機器、今発表されたとおり。それを大いに宣伝して、やっぱり
医療センターで、逆に600人ぐらい出産できる形
の広報活動を行ってほしいんです。
医療センターへ行ったらすごいですよ、機器がそろっている、先生も慈恵医大、近大からも来ていただいたと。これはやっぱり
医療センターの売りじゃないですか。どうやって、これ、
近隣町村に対して営業活動をやっていかれるんでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(
岡本真治君) 当院として、現在、担当として考えているところは、医療機器が入るタイミングで、実際
の医療機器
の優れた点等を取りまとめたところを、広報紙や新聞等に掲載していこうかなと考えております。
◆15番(
福田讓君)
医療センターが、この紀南
の雄として、やっぱり市民と
近隣町村の方を守っていくとりでですから、こういう新しい機器が入ったということで、やっぱりお客様すなわち妊婦、患者様が来てくれなければ、経営も厳しくなりますし、ましてこういうときだからこそ、
近隣町村とも今市長が述べられたように、協力を求めて一つとなって、やはり紀南
の医療センター、支援をしていただける体制を、これはもう
執行者である市長
の手腕にかかってくると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 続いていきます。 医師確保ということで、ますますこれから医師が不足してまいります。以前、市長、私こういうことを申し上げたんですよ。市長も覚えられているかな。新宮市独自で医学部へ入られた、せめて県立、国立
の入った方々に、支援をしたらいかがでしょうかと。これ、1回、古座町
の議員もしていました。なかなかお金がかかるから。国立だったらそんなに、和歌山県だって優秀な学生に20万円、15人支給していますからね。それで9年間、医師国家試験に受かったら、県立医大で帰られて、そこで給料を頂きながら
地域医療に回っている。今、熊野川診療所も来ていただいている方も自治医大で脳外科
の専門医です。もう9年目です。もう来年変わるだろうと言われていますけれども。自前でお医者さんを援助してやっていただける、そういうお考えはございませんでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(
岡本真治君) 医師
の奨学金といいますか、そういった件について、担当課でも協議をしたことがございます。ただ、やはりなかなか県
の地域枠で勤務されている際には、やっぱり県
の人事で動きますので、医師免許を取得して、なかなか当院でずっと来ていただけるという
のは、御本人
の意思で来ていただきにくいというところもございまして、ちょっとその制度を具体的にどうしていくかという結論には、まだ至っておりません。
◆15番(
福田讓君) これから
の課題として、やっていただきたいと思います。 私、職員
の皆さんにお願いしているんですよ。医者にさせてやってくださいねいうて。今、職員
の方で4名
の方が、医学部へ行っておると思います。だから、勉強できれば、やっぱりお父さん、お母さんも、お医者さんみたいに、君は、医者になるというような教育をされたらいいんですが、普通
のお勤め
の方は、学生
の本人が医者になるという生きがいを持っていかなければ、なかなか医師国家試験は難しいと思いますので。職員
の優秀な、ここにおられる職員
の皆さんに、私も前にお話ししたことあります。御子息は何歳ですかとか。医者を増やしていただきたいという私
の願いなんで、お子様をお持ち
の職員
の皆さんも、考えていただければうれしいと思っています。 ちょっと時間がありませんので、医師
の働き方について、御説明をいただきたいと思います。
◎
医療センター庶務課長(
岡本真治君) 先般から、働き方改革関連法
の制定により、時間外勤務に上限が設けられる等が施行されておりますが、約2年後
の2024年からは、医師にも適用されます。これにより、医師
の時間外勤務
の上限が定められるため、医師
の勤務サイクルに大きな影響を及ぼすおそれがあります。 定められる時間外勤務
の上限につきましては、その病院によって違いがございまして、通常
の病院であれば、年間960時間以内かつ月100時間以内、
地域医療確保暫定特例病院であれば、年間1,860時間以内で月100時間以内です。当院が、この
地域医療確保暫定特例病院に当たるかどうかは、今後、県が決定することになっておりますが、当院といたしましては、基本的には年間960時間にする必要があると考えております。 また、連続勤務時間も設定され、連続勤務時間は28時間で、勤務
の後に休息
の時間を9時間以上確保する必要が生じることから、特に、救急を取り扱う病院等24時間
の体制を構築しなければならならない病院は、医師数
の確保が重要になると考えております。その結果、当院では、もちろん医師
の勤務時間数を過大なものにしないよう取り組むことが求められますが、派遣元
の大学病院等でも、医師数
の確保が現状以上に必要となる
可能性があり、ますます地方に派遣する医師が不足する
のではないかと懸念しておるところであります。 今後、適切な対応ができるよう和歌山県等から、さらに情報収集しながら、医師
の処遇改善を行い、医師が当院に来てもらえるような取組を継続して行わなければならないと思っております。
◆15番(
福田讓君) そのとおりですね。 お医者さん、和歌山県立医大も、和歌山県至るところに医師を派遣していただいています。ますます自分
のところもお医者さんを抱えている、県立医大も時間外が厳しくなってきたら、我々
の自治体にも派遣してくる医師も絞られてきますから、ますます厳しくなってきます。その
あたり、
医療センターは、県立医大、三重国立、奈良県立から来ていただいて、今度、近大
の世耕先生ところからも来ていただいているということを、ただ市民
の方
の中には、やはり医者は、来ていただきたいと言ったらすぐ来れると思っている方が、結構多いんですよ。そんなもんじゃないんで、医師
の確保は、本当にこれ、市長を先頭に、やっぱり頑張っていただかなければいけないと思っております。よろしくお願いします。 時間もございませんので、一応、
医療センターの運営については、次回に回したいと思います。 続いて、新型コロナ禍における経済対策と市民支援対策について、お聞きいたします。 現在、国
の支援金、事業者、法人、個人に、国からは、いろんな支援が2年前からあります。2年前に50%
の売上げが減額
の場合は100万円、県は30%
の減額があれば20万円、その後、2021年に、和歌山県が独自で支給金、支援金をしております。もう既に、昨年
の4月から今年
の3月まで最低で15万円
の4回、約60万円、そして市としましても、昨年
の8月に飲食店
の方に10万円支給させていただいていますが、さらにまん延防止政策によって、和歌山県
の飲食店
の方々に最低で90万円、計にして約270万円を国と県が支援されております。これは全てじゃないです。でもこういったこともお聞きしています。 過日、総務建設
委員会で、当局にお聞きしました。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についてお聞きいたしました。そうしますと、今年度、令和4年度は、1億9,620万円、さらに令和3年度
の繰越し分が3億2,200万円、令和4年
の今回6月から発行するプレミアム付商品券費用で940万円
の利用があると。約2億8,000万円ほどが残ってまいります。私は、総務建設
委員会で、市長にもお聞きしました。やはり、年金は下がってくる一般
の高齢者の方々や低
所得者の方に対して、以前から私も申し上げていますが、やはりこのコロナ交付金は、使わなければ返還しなければならない。しかし、市民
のために使うんでしたら、理由をつけて、それを利用できるということを総務建設
委員会でお聞きしました。そのとき市長は、検討すると言っていました。同僚議員もおっしゃっていただきましたし。私、全戸に、やはり支給できる金額があるんでしたら、今、那智勝浦町は、今回これないんですよ。那智勝浦町は、以前は7,000円
の商品券を一人一人に配布しました。上富田町は8,000円を一人一人、お隣
の御浜町は5,000円
の商品券、新宮市は現金で給付しています。1年前は1万円、そして去年は5,000円、今回もっと少しでもできるんでしたら、それはもう市長
の、
執行者の考えですから、私もやっていただきたいと。少しでも、やはりこうやって苦しんでいる方、一般
の市民に対して、いかがでしょうか。
◎市長(
田岡実千年君)
福田議員からは、以前から
委員会等を通して、このコロナ対策、いろいろ御指導いただいております。ありがとうございます。 特に、先日も全市民に行き渡る施策をということも御指導いただいておりますので、おととい、竹内議員からも同様
の御質問もいただいております。しっかりと検討してまいりたいと思っております。
◆15番(
福田讓君) ぜひ、市長、今回は年金も下がっていますから、支給をできるように頑張っていただきたいと思います。御答弁ありがとうございます。 続きまして、食肉処理場
の運営についてお聞きします。 4月27日、新宮市が県知事、令和5年度
の予算獲得
のため
の陳情に行ってまいるときに、議員説明会
の中で、食肉処理場
の老朽化している施設、そしてそこにおけるいろんな機械類とこれに対する県へ
の要望
の書類、それを私たち議会に配付していただきました。 私は、当初、食肉処理場が、国庫補助もあるんだと思っていました。お聞きしますと、県費、そして
自治体が独自でやっているという。そして、お聞きしますと、和歌山県で新宮市しか、この食肉処理場がないということです。 御承知
の議員もいらっしゃると思いますが、私、あることがあって、ちょうど食肉処理場
のところへ行ったんです。午前中に行ってもお仕事していますし、仕事を終えられたときにちょうど見に行ったことがあるんです。そこで、中を見せていただいたり、職員
の方とお話しさせていただきました。かなり老朽しています。これについて、担当から御説明をお願いいたします。
◎
生活環境課長(
竹田和博君) 生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 市単独で
の大規模な整備という
のは、財政的にも非常に厳しい現状がございます。と畜場
の経営を、これ、止めるわけにはまいりません。県にも支援を求める中で、昨年ようやく令和5年度まで
の3か年
の期限で、畜産施設衛生
管理強化支援事業補助金制度、これを創設していただきました。現在、その補助金を活用し、HACCP
のさらなる強化に向けて、取り組んでいるところでございます。
◆15番(
福田讓君) ありがとうございます。 かなり、もう40年から50年たっていると思うんです。そして、HACCP、いわゆる国際基準
の衛生
管理法は厳しくなってきましたし、生食品
の関係も、国
の基準、国際法
の基準になってきましたので。 昨日同僚議員もおっしゃっておりましたが、熊野牛、これは、この紀南
のブランドです。おいしいお肉を頂けるという
のは、食肉処理場があってこそだと私は思っています。この処理場がもしなくなってしまったら、事業者
の方は、大阪、三重
の松阪以遠へ、食肉
の処理
のために運んでいかねばならないという、大変重大な場所なんです。私は、そこへ行って、1時間にわたりお話を聞いたりして、かなり老朽しています。 あそこ
の処理
の中
の処理、汚水処理とか、ほいで、お肉を生産する、処理する。大変だと思います。やはり、これ、市長、私やっぱり県知事に、かなりこれ要請をお願いする。まして、地元にも濱口県議1人おられるんですよ。やっぱり県議にも強く、これ要請かけていかなければ。国庫補助がないということで、びっくりしました。新宮市だけなんですよ、この和歌山県で。こんな大切な処理場を、もう老朽化して45年以上なんです。何とかこれせなんだら、これ積立金という
のは何かつくってなかったんですか。基金とかいうて。 いや、いろんな基金をつくりますね。だから、徐々に新宮市でも基金をつくられて、やっぱり一遍に金が出せないんだったら、それ基金に貯蓄すると。市に基金条例あるでしょう。そんな
のなかったんでしょうかねと思ったんですよ。いや、これは
執行者のすることで、私
の提案ですけれども。今、そういう食肉処理場基金という
のは、ないんですね。
◎
生活環境課長(
竹田和博君) 一般会計
のほうから年間1,300万円、令和3年度におきましては1,500万円ほど、繰出金を使って運営をしているところでございます。
◆15番(
福田讓君) お聞きしますと、あそこで食肉
の処理をしていただける
のは、食肉関係
の組合
の方ですね。ほいで、あそこで働いている2名
の方々、一生懸命きれいにしていただいています。それでも追いつかないですね、あの老朽化では。ほいで、事務職
の事務所、屋根が雨漏りしています。やっぱり、緊急にこれ直していただかなければ、お仕事も差し支えてきますから、せめて早く事務所
の屋根も直していただいて、こちら
の大きな処理場
のほうは、相当なお金がかかると思います。私なんか
の素人から見ても5,000万円どころじゃないと思います。だから、一つ一つこれを改築して、HACCPにきちっと基準に守っていかねばならないということですので、市長、本当に大変ですね。いや、私それ聞いて、これ早いことせなんだら、なくなったら、熊野牛
のブランド、同僚議員が、熊野牛
の危機やと言っていましたけれども、昨日。熊野牛という
のは、私聞いたんですよ。那智勝浦町にも知人があって、新宮市にもおいしいし、那智勝浦町にはおらんです。だから、恐らく熊野から田辺市辺りです。田辺市に田辺牛はないと思います。だから、熊野牛、本宮もありますけれども。ほいで、いろんなことを聞いたんです。だから、そのお肉屋
の方が、やっぱり、霜降り
の多いところとか、ほいで、赤身
の多いところ、やっぱり餌によって違うと言っていました。だから、熊野牛によってもいろんな種類があって、やっぱりそこで養育するというんですか、脂
の多い好きな人にはこういう飼育
の仕方とか聞いたんです。本当においしいですよ。だから、この熊野牛を守ってもらうために、市民
の方にも、この処理場があるということを、ここによっておいしい肉を我々が頂けるんですよ。どんだけ
の市民
の方が御存じかなと思って、私も我がなりにちょっと勉強させていただきました。 市長、あそこで働いている方お二人が、一生懸命それをきれいにしていただいて、あの方がお休み
のときは、職員が、皆あそこに行って、食肉処理をしていただける、処理が終わった後、生活環境課
の職員が、全てあそこ、お休み
のとき、交代で休んでいると思うんですけれども、そこへ行ってお手伝いをさせていただく。ほいで、少しでも改築まで
の時間はかかると思いますが、美しくして、やっぱり紀南
のブランド、熊野牛を守っていくために、市長、これ本腰でやっていかなあかんと思うんですが、いかがですか。
◎市長(
田岡実千年君) おっしゃるとおりでございます。 この熊野牛は、新宮市
のふるさと納税
の返礼品でも人気
の商品でもありますし、この熊野牛
のブランド、大切に、また伸ばしていくために、この食肉処理場をしっかりと守っていかなければなりません。 今年
の4月には、濱口県議会議員と共に、県庁
のほうで、この施設
の整備について
の支援もお願いに行ったところでありまして、この施設整備については、しっかりと県
のほうで何とか少しでも多く
の補助を頂けるように、これからも働きかけてまいりたいというふうに思ってございます。
◆15番(
福田讓君) ぜひ、濱口県議も地元出身
の、三輪崎出身で若いし、自民党
の県議団
の中心になってくる方ですから、力を入れていただいて、早く老朽化を解消しなければ、そしてあそこでいろんな機械類がある。そして、あそこで働いていただく方に対しても、やっぱりきちっとやって、あの人らにもけが
のないようにやっていただきたいし、やっぱり処理場という
のは、どうしても処理しますから、いろんな脂も出てきますから大変だと思います。だから、あそこで働いていてくれている人は、本当に、私、この間も感謝しました。だから、あそこで働いてくれるからこそ、やっぱりこうやっておいしい食肉が食べられるということを、やっぱり市民
の方にもアピールしてほしいです。熊野ブランド、ふるさと納税で、これからも担っていくんですから、早急にやっていただかなければならないと思います。 先ほど
の一般会計からも、年度末に出すんですか、当初で出すんですか、予算は。その補助というんか補填するお金は全て一般会計からでしょう。だから、私が言いたい
のは、やはり、少しずつでも基金条例なんかつくったらどうかと思うんですけれども、その
あたり、副市長どうでしょうか。
◎副市長(
向井雅男君) 現在、特段にと畜場
のため
の基金は設けてございません。ほかに基金を使う場合については、いろんな財政調整基金もございますので、そちら
の使用も可能かと思います。 改修自体を、どのような形でやっていくか等も含めて、いろんな県へ
の要望も含めて、いろんな財源を模索しながら、議員御指摘
の点も踏まえて、今後、議論していきたいというふうに思います。
◆15番(
福田讓君) 分かりました。 取りあえず、事務所
の屋根、やっぱり早急に直していただかなければ、あそこで働いている方が本当に困っていますので、雨漏れ、一番大事ですから、机を寄せたりしているみたいですよ。だから、その
あたり、早急に、市長、見ていただいて、やっぱり改修するところは改修していただく。トイレも、やっぱり、もう古くなっていますから、その
あたり、よろしくお願いしたいと思います。 今申し上げましたように、処理場があってこそ、おいしい我々は熊野牛
のブランドも食べられるということを、やっぱり私は再認識してきましたので、どうかよろしくお願いいたします。
○議長(
榎本鉄也君) 会議中ですが、10分程度休憩いたします。
△休憩 午前10時58分
---------------------------------------
△再開 午前11時15分
○議長(
榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続行いたします。 15番、
福田議員。
◆15番(
福田讓君) (
質問席) 残り28分でございます。 続きまして、第4
の項目
の一般質問を行います。 国家賠償法と損害賠償請求事件について、市当局
のお考えをお聞きしたいと思います。 まず、この問題は、女性元
市議会議員と男性
市議会議員と
の間における一般に言われるセクハラ問題で、
市議会議場において、両者から処分要求が提出され、その後、現
市議会議員から元
市議会議員を名誉毀損で告訴され、裁判に発展しましたが、その後、両者が和解されて解決できたものと思っておりました。 今回、さらに、女性元
市議会議員が、現
市議会議員の発言で名誉を傷つけられた、精神的苦痛を受けたとして、市に対し330万円
の損害賠償を求めた訴訟
の判決が和歌山地方裁判所であり、市議
の発言が名誉毀損に当たると認め、市に対し33万円
の支払いを命じた記事が地元
の紀南新聞、熊野新聞に掲載をされておりました。 市民
の間では、たとえ議員同士
の問題であっても、個人間
の問題なので、個人同士で争う
のが筋ではないか。何ゆえ
地方公共団体の市長が訴えられる
のか。さらに、裁判費用や弁護士費用を市
の税金で支払う
のかと多く
の疑問と批判がございました。まず1点、国家賠償法について、当局
のお考えをお聞きしたいと思います。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 総務課、赤木よりお答えいたします。 この国家賠償制度は、公務員
の不法行為によって国民が損害を受けた場合に、国や
地方公共団体が代わって賠償する制度
のことで、憲法第17条にその規定がありまして、これを具体的に規定したものが、国家賠償法でございます。 この法による要件を満たす場合には、被害者は、直接、公務員に対して賠償責任を問うことはできず、国や
地方公共団体に対して賠償を求めると、そういった法律となっておりますので、本事件については、個人ではなく、
地方公共団体の新宮市に対して訴えがなされているものでございます。
◆15番(
福田讓君) という
のは、公務員、
皆さん方も地方公務員、新宮市職員、私たちも特別職
の公務員ということでございます。そういう考えでよろしいんですね。
◎
総務課長(
赤木博伯君) はい、そのとおりでございます。
◆15番(
福田讓君) ということは、
自治体の長が、それを責任を負わなければならないということで理解させていただいたらいいんですか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 国家賠償法第1条第1項でございますけれども、「国又は公共団体
の公権力
の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によつて違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる」とありますので、この第1条第1項に当てはまる場合は、
地方公共団体が責任を負うことになります。
◆15番(
福田讓君) 判決は、和歌山地方裁判所において出され、市が敗訴となっております。この経緯について、御説明をお願いします。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 判決
の内容については、ただいま議員が御説明いただいたとおりでございます。 一審
の判決におきましては、33万円及び損害遅延金
の発生を市に命ずるものでございました。
◆15番(
福田讓君) そうしますと、この判決を受けて、市当局は、高裁へ控訴しないと3月議会で表明しておりますが、この経緯について、御説明をお願いします。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 経緯といいますか、理由でございますが、判決内容は真摯に受け取るべきでございまして、また被害者
の方
の被害救済を早急にすべき。そういった判断
の下でございます。
◆15番(
福田讓君) 再度お聞きしますが、市当局、市長ですね、は、この判決を真摯に受け止めて、控訴はしないということですね。
◎
総務課長(
赤木博伯君) そのとおりでございます。控訴は行っておりません。
◆15番(
福田讓君) さらに、お聞きします。 補助参加人は、不服として高裁へ控訴を行っています。このとき、参加人
の方は控訴はできるが、市が控訴しないということは、裁判関係には、市
の関係者は出席しないことで理解したらよろしいんですか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) まず、補助参加人
の控訴権でございますが、民事訴訟法第42条に規定がございます。補助参加人について。そして、第45条
のほうで控訴ができる。そういった旨
の規定がございます。そして、その補助参加人
の控訴によりまして、市も引き続き控訴人となりますので、補助参加人とともに控訴審においては、対応していくこととなります。
◆15番(
福田讓君) 対応するとき、恐らく、前にもお聞きしたんですが、弁護士を採用しているんでしょう。以前は、伊藤弁護士ですね。その方が、また対応するんですか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) はい、そのとおりでございます。
◆15番(
福田讓君) 一審判決は、市当局が敗訴となっております。補助参加人は控訴しているが、前回
の質問に対して、当局は、「33万円
の損害賠償金は、補助参加人に請求する」ということを答弁いただいています。これについて、説明をお願いします。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 先ほど申し上げました、国家賠償法第1条第2項でございますが、「公務員に故意又は重大な過失があったときは、国又は公共団体は、その公務員に対して求償権を有する」というものでございまして、この求償権とは、賠償金
の一部または全部を当該公務員に請求する権利
のことでございます。今回
の事件につきましては、現在控訴審
の審理中でございます。あくまで一審
の判決を受けて
の段階ではございますが、顧問弁護士にも相談させていただく中、当然、顧問弁護士は求償すべきなどとは申しておりませんが、この求償
の要件に当てはまると考えられる。そういった御見解も参考とする中、あくまで、現時点においてはでございますが、市としては求償させていただきたいと、そのように考えております。
◆15番(
福田讓君) 原告からは、市
のほうに33万円を支払っていただきたいという請求は来ているんですか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 一審
の判決においては、今回は仮執行つきというふうなことでございまして、判決が確定する前でも請求できる。そういった判決内容でございましたが、現時点において、市に対しては請求はなされておりませんし、判決が確定するまでは請求しないと、そういった意向をお伺いしております。
◆15番(
福田讓君) 今
の御答弁では、原告は、高裁に補助参加人が控訴しているから、それが確定するまでは、原告から市に対して支払い
の要求はないということで理解してもよろしいんですか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) はい、そのような意向をお伺いしております。
◆15番(
福田讓君) それで、もう一点、市としては求償権、それによって、その損害賠償を補助参加人に請求は今はしていないんですね。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 補助参加人に求償させていただく場合は、まずは、市が相手方に対して賠償した後でございます。現時点で、まだ市は賠償を行っておりませんので、当然ながら求償にも至っておりません。
◆15番(
福田讓君) 1点お聞きしたいんですけれども、課長もプロではないんですが、弁護士等お聞きしていると思うんですけれども、裁判
の控訴で継続中は、損害賠償金
の請求はできるんですか、できないんですか。という
のは、控訴しているから、一審が不服だから控訴すると、高等裁判所へ。その間は、確定した後、一審
の確定
の損害賠償事件は、そのまま継続して請求できる
のか、できない
のか。補助参加人が控訴しているから、その間は、市にとっては、まだ……。 市は控訴しないんですよ。だから、払ってくださいということはできるんですか。その
あたり、詳しく説明してください。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 実際には、個々
の事件
の判決
の内容にもよろうかと思います。 ただ、本事件につきましては、一審判決において、賠償金及び損害遅延金
の支払いについて、仮に執行することができるとされておりますので、本事案に関しては、控訴審
の審理中であっても、原告側は、市に対して請求することは可能となっております。 ただ、先ほど申しましたように、判決が確定するまでは請求はしないと、そういった意向をお伺いしているところでございます。
◆15番(
福田讓君) ちょっと聞きにくいんですけれども、市が訴えられたんでしょう。だから、市が敗訴になったから、だから、それに対して、補助参加人に対して33万円
のことであるから、それは請求しているんですか。請求できるか、できないかなんです。ただ、裁判が継続しているから、控訴されて。ただ、その
あたり、ちょっとはっきりお聞かせ願いたいです。
◎
総務課長(
赤木博伯君) あくまで、原告に対して賠償する
のは、市でございます。その後に、市が原因者に対して求償することができるというふうな規定でございます。現時点において、まだ市は原告に対して賠償しておりませんので、その原因者に対する求償も行ってはおりません。
◆15番(
福田讓君) 分かりました。 結局、原告から市に対して支払いをしていただきたいとは言ってきていないし、市としても、原告から支払い請求があった場合、それは支払わなければならないが、原告から支払い
の要求はないと。だから、市当局としては、補助参加人に対してはしていないということで、それでよろしいんですね。そういう考えでよろしいんですね。
◎
総務課長(
赤木博伯君) そのとおりでございます。 求償するか、しないかと、まだその段階ではないということでございます。
◆15番(
福田讓君) 続いてお聞きいたします。 今までに、この問題で、市が弁護士費用、裁判費用で、幾ら
の費用を拠出されていますか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 本事件に費やした費用でございますが、現時点においてではでございますが、訴訟に対応するため
の弁護士費用及び出廷
のため
の旅費、合わせて34万8,500円となっております。
◆15番(
福田讓君) これ以外に、当初予算で、初め59万円予算を可決していますね、議会は。我々議会という
のは、公金を使う場合は議会
の議決が要るから、事前に裁判費用
のために、たしか、今、覚えている
のは59万円。そしたら、まだ34万8,000円ほどしか使っていないんですか。それを、あとは、また、これを残りで、これからも対応できると。
◎
総務課長(
赤木博伯君) その予算については、たしか令和2年度
の補正予算だったかと思いますが、令和3年度に繰り越した後に、そちらに対しては、もう既に終了しているところでございます。 当時
の予算額につきましては、その後
の裁判
の過程、また旅費が幾らかかる
のか、そういったことが分かりませんので、少し多く予算を取らさせていただいたところでございます。
◆15番(
福田讓君) 裁判
の場合、分かっている範囲で結構です。課長も専門じゃないんですけれども、必ず裁判するときは報酬幾ら要りますと。前渡金を先に払って。それで、それしか、今、弁護士には払っていないということですね。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 報償金
のことでございますが、当然、本件につきましても、発生はすることになりますが、本事件が、終局的に解決した場合は、委任弁護士に対してお支払いすることになります。
◆15番(
福田讓君) 私も裁判
の専門じゃないんで、テレビ等で見て、裁判という
のは、裁判所
の裁判官も公務員だし、別に給料頂いているから、印紙税とか全てそれだけ
のことだと思います。あとは、330万円に対する対象
の収益、弁護士が受け取る。前に頂くという形で。これだけ
の費用でいけるんですね。普通は16%先に取られると思うんやけれども、裁判起こすんだったら。そうか、330万円
の16%やったら50万円ぐらいですか。そんな程度かな。当初は、先にお支払いするという
のは。 そして、控訴されて、今、また口頭弁論とか、そういう
のをされているんですか。分かる範囲で結構です。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 控訴後
の状況でございますが、補助参加人による控訴理由書に対して、一審原告側が答弁書を作成しております。 7月に、第1回
の口頭弁論が行われる予定となっております。
◆15番(
福田讓君) 再度お聞きします。 ほとんど、それには、市側からは誰も出席しないということでしょう。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 市も同じ控訴人という立場でございます。出廷しないというわけにはまいりませんので、現在
のところですけれども、委任している弁護士が出廷
の予定でございます。
◆15番(
福田讓君) ということは、市からは出廷しなくても、その代理として、弁護士がそれに対応すると。 ただ、市は控訴しなかっても、国家賠償法によって、市がそれを補償しなければならないことになっていますから、それによって裁判が進めていくことですか。市側からは誰も出廷しない。市長もおっしゃったように控訴しないと。だから、弁護士に、もう全部一任ということですか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) こちら
の弁護士は、市
の代理人ということでございますので、実際に弁論等を行っていただく
のは、代理人である弁護士
の方でございます。ですので、その弁護士
の方に出廷いただければ、それに足りるということでございまして、傍聴なり補助として、市職員が参加することはあり得ますが、それについては、現在、まだ検討中でございます。
◆15番(
福田讓君) 今
の御答弁では、傍聴には、市
の職員
の方が行けるわけなんですね。今
の御答弁です。もう一度お願いします。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 傍聴できると、そのように考えております。
◆15番(
福田讓君) 市政
の監視権と決定権は議会にあるんです。だから、こうして質問しているわけなんです。市民
の方は、なかなか御理解できていないんですよ。だから、市
の税金を使うということは、市
の議会
の議決によって、それを出費できると、計上できるとなっているんで、こうやって聞いて、市民
の方からもいろいろお声がかかってくるんでね。だからもうこれは、何で市長が訴えられなあかん
のかということなんですけれども、国家賠償法において、
自治体のこれを保障しなければならないということでしょう。その
あたり、なかなか説明しても分かっていただけない方もいらっしゃいます。 今回
の事件というよりも、こういうことがあったということで、我々議員としても、ここで予算が出てきた以上は、どういう使われ方をしているか、経過を聞く
のは当然
の義務でありますから、それでお聞きしているわけでございます。 今後、どのように、これ進められているか分かりませんし、弁護士とは、常に連絡は取られているんですか。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 全て
の書類が委任しております弁護士にまずは届くことになりますので、随時弁護士に届いた書類を送付していただいたり、またこちらから気になるところがあれば相談なり問合せするなど、随時連絡を取り合っている状況でございます。
◆15番(
福田讓君) 昨日
の紀南新聞、熊野新聞をちょっと見せていただいたんですけれども、市長は答弁で答えていました。控訴権は、市は、もうこれをしないということですが、補助参加人、これは、その権利は、補助参加人に任せたということで、そういうことで、市長よろしいんですね。
◎市長(
田岡実千年君) 今回、被告
の市としては、控訴はしないということを決めましたが、補助参加人である大西議員から、控訴することも可能
の状況にさせていただきました。 補助参加人
の大西議員が控訴できないようにすることもできたんですが、これは、大西議員
の意思を尊重した上で、こういうことにさせていただきました。
◆15番(
福田讓君) 分かりました。 今後とも、引き続いて高等裁判所において、審議がされると思いますので、我々議員としても、注意深く見守っていきたいと思います。よろしくお願いします。 この項を終わります。
公共交通と文化、観光についてお聞きします。 もう少し、あと10分やね。 令和4年10月から、高田地区
の公共交通の再編成が行われまして、高田地区
の皆さんにとっても、
医療センターとか買物に便利になるということで、大変喜んでいるところだと思っています。おかげさまで、熊野川町は、デマンドタクシーによって、熊野川町内は片道100円、そして、往復で200円という、これも本当に喜んでいただいております。 これから新宮市内、また三輪崎、木ノ川地区も、同僚議員もおっしゃっておられましたように、そういった交通
の難民というんですか、こういう言葉を使ったらよろしいんでしょうか。お買物もできなくなってくる。足腰が弱ってくる方に、小まめにバスを走らせて、市内を巡回して、今も大きなバスが走っております。 大浜
のほうで見かけますと、1台
のバスで、道がほとんど塞がれてしまうと思うんですが、これから新宮市、ますます高齢化が出てきまして、運転免許証をお返しになる方も増えてくると思います。そのために、早く熊野川町からしていただいて、高田地区、そして今度は新宮、三輪崎、佐野地区、木ノ川地区にも進めていただけると思っております。
公共交通の重要性というんですか、本当に大事だと思います。 おかげさまで、高田地区、熊野川地区は、タクシー会社がございませんので、タクシーを使っていただくこともできましたが、新宮市は、民間
の方もいらっしゃいますし、その
あたり、担当
の職員
の方々は知恵を絞って市内
の買物に行くにも便利にバス停も増やしていただいたりしていただいていると思います。 そして、バス停が多くなれば、観光に来た人も、それに乗って市内を観光できると、そういったメリットも出てくると思います。 一つは、私がいつも申し上げております観光、これは、新宮市が三輪崎地区、佐野地区には大型客船が入港できる、7万8,000トン
の大きな客船も入ってくることができることになっております。市内を、その方々が、このコロナ禍
の後に、アフター後に新宮市内へ来ていただける。そして、新宮市内
の観光、そして文化と歴史
のまち新宮
のために、こうやって市内
の巡回バスも走らせていただくことは、一石二鳥だと思っています。一石二鳥という
のは無理なんですが、こつこつと、やっぱり市内
の高齢者が高まる中で、市民に安心してお買物もできる、お食事も行ける、そういう状態をつくっていただくために、職員
の皆さん頑張っていただいておりますので、その
あたり、簡単で結構ですが御説明いただければと思います。
◎
企画調整課長(
峪中直樹君) 企画調整課、峪中より答弁をさせていただきます。 議員からおっしゃっていただきましたとおり、熊野川町におきましては、令和2年10月からデマンドタクシー事業を始めております。本年10月より、高田地区
の公共交通の再編ということ、そしてそれに合わせまして、市内
の路線バス
のルート等も変更させていただくということにしてございます。その後は、また市内
の交通体系
の再編ということを検討していくわけですけれども、
公共交通だけではなくて、交通問題、いろんな問題が絡んできますので、そういうところを網羅できるような形で検討していきたいというふうに考えております。
◆15番(
福田讓君) 何度も言うて申し訳ないんですが、職員
の皆さん、知恵を出し合って、少しでも
高齢者の方に寄り添って、こういう交通体系という
のを考えていただいていると思います。免許を返すという
のは、私も、いずれは、近いうちにも、また免許を返さなあかんなりませんし、
高齢者の方々が、今、全国で問題になっている、運転によって人を傷つけたり、やっぱり早く早く免許証を返していただくということも、警察も進めておりますが、やはりそのためには、便利で市内でもどこへ行ってもお買物できるという形
の体制、これは、
企画政策部がしっかりと考えていただきたいと思います。 観光
の面に関しましては、丹鶴ホールができましたし、今度、佐藤春夫記念館が、早くこちら
のほうへ、ちょうど旧チャップマン邸、そして西村記念館
の近くにこれを持ってきていただいて、大正時代
のロマンをほうふつさせる文化
のまち新宮を、これから全国にもアピールしていただきたいと思います。
教育長、ぜひ頑張っていただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎
教育長(
速水盛康君) 今、昨年3月
の定例会で御指摘をいただきました全体事業費等についてですが、関係者
の皆さんからもいろいろ御意見をいただきながら精査をし、そして事業費、その精査なんかは概算にはなると思いますけれども、今、精査を行って積み上げているところでございます。 議員
の皆様方には、準備が出来次第、改めまして御説明を申し上げました上で、補正予算を視野に入れて御提案をさせていただきたいと思ってございます。ぜひ、その折には、よろしくお願いいたします。
◆15番(
福田讓君) ありがとうございます。 本当に、何回も言って申し訳ないんですけれども、文化と芸術
のまちという
のは、新宮市しか言えないことなんで、お隣
の那智勝浦町も歴史はあって観光
のまちですけれども、文化人を輩出している
のは、この
近隣町村では、新宮市しか私はないと思っております。旧チャップマン邸、そして西村記念館、そして文豪佐藤春夫先生、そして中上健次先生と、先日も教育
委員会が頑張っていただいて、東大と
の研究会とかやっていただいておりますので、大変、速水
教育長、本当に
教育長になってから、ぐっとこの教育問題、芸術と文化
の新宮が光がともってくると思います。ぜひとも、早く補正予算で出していただきますようよろしくお願いいたしまして、
一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
榎本鉄也君) 以上で
一般質問を終了いたします。 (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本鉄也君) 1番、大西議員、議事進行。
◆1番(大西強君) 議長、今
の福田議員の質問で、
総務課長が、国家賠償法上、補助参加人
の控訴権を保障する条文を言うたんですよ。ところが、市長は、控訴権を奪うことができたが、大西議員
の意思を尊重して、補助参加人
の控訴権を奪わなかったと。要するに、補助参加人に対する恩着せがましい答弁しとるが、補助参加人
の控訴権を剥奪する条文は、何条ですか。
○議長(
榎本鉄也君) 議事進行は、議長に対する……
◆1番(大西強君) 議長、答弁が、
総務課長と市長と……
○議長(
榎本鉄也君) 趣旨は分かりました。
◆1番(大西強君) 違う答弁されたんで、統一してください。
○議長(
榎本鉄也君) 趣旨は分かりました。 暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時46分
---------------------------------------
△再開 午前11時50分
○議長(
榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま
の大西議員
の議事進行に対しまして、当局より、もう一度答弁をさせます。
◎
総務課長(
赤木博伯君) 総務課、赤木よりお答えさせていただきます。 まず、補助参加人
の控訴
の権利でございます。民事訴訟法
の第45条第1項でございますけれども、「補助参加人は、訴訟について、攻撃又は防御
の方法
の提出、異議
の申立て、上訴
の提起、再審
の訴え
の提起その他一切
の訴訟行為をすることができる。ただし、補助参加
の時における訴訟
の程度に従いすることができないものは、この限りでない」というふうなことが、第1項でございます。 ただ、第2項でございまして、市長が答弁させていただいたものでございますが、第2項において、「補助参加人
の訴訟行為は、被参加人
の訴訟行為と抵触するときは、その効力を有しない」というふうなものが、第2項でありますので、先ほど市長が答弁申し上げたとおり、市が控訴権を放棄する。そういった選択肢も考えられると、顧問弁護士からはお伺いしたところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本鉄也君) 以上です。よろしいですか。
---------------------------------------
△休会について
○議長(
榎本鉄也君) 以上で本日
の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営
の都合により、明日6月24日から6月29日まで
の6日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、明日6月24日から6月29日まで
の6日間休会とすることに決定いたしました。
---------------------------------------