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令和 3年第1回定例会 (第1号 3月 2日)

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  1. 高野町議会 2021-03-02
    令和 3年第1回定例会 (第1号 3月 2日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    令和 3年第1回定例会 (第1号 3月 2日)                令和3年         第1回高野町議会定例会会議録(第1号)        第1日(令和3年3月2日 火曜日)          午前10時30分 開会     第 1 会議録署名議員の指名について     第 2 会期の決定について     第 3 諸般の報告     ***町長施政方針並びに提案理由説明*** 2 出席議員(10名)    1番 大 西 正 人         2番 松 谷 順 功    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名)
    4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和   書記    大 谷 至 子 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       森 下 英 男   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     中 尾   司   総務課長      辻 本 幸 弘   税務課長      和 泉 ひろみ   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    尾 家 和 代   建設課長      小 西 敏 嗣   生活環境課長    松 本 嘉 文   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    苗 代 千 春   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   富貴支所長     植 田 達 夫                午前10時30分 開会 ○議長(大西正人) 皆さん、おはようございます。  開会に先立ちまして、今定例会の運営についてを申し上げます。  今定例会におきましても、新型コロナウイルス感染予防のためマスクを着用することといたします。また、発言につきましては、町長並びに教育長は登壇の上、発言をお願いしますが、その他の執行部及び議員は、原則、自席にて発言することといたします。後日配信する録画配信を視聴される皆様には御迷惑をおかけすることになりますが、御理解をいただきますようお願い申し上げます。また、出席されております執行部並びに議員の皆様におかれましては、会議中、前後左右の方と極力会話をされないようにお願いをいたします。  それでは、ただいまから令和3年第1回高野町議会定例会を開会いたします。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において、10番﨑山君、2番松谷君を指名します。  日程第2、会期の決定についてを議題とします。  お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月17日までの16日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日から3月17日までの16日間と決定しました。  お諮りします。議事の都合により、3月3日、4日、5日、6日、7日、9日、12日、13日、14日を休会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。  したがって、3月3日、4日、5日、6日、7日、9日、12日、13日、14日は休会とすることに決定いたしました。  日程第3、諸般の報告を行います。  地方自治法第121条の規定により、本定例会の説明のため出席を求めた者は、町長並びに教育長であります。  高野町監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納監査報告については、お手元に配付の報告書をもって報告といたします。  当局からの報告事項はありませんか。 〇町長(「ありません」) ○議長(大西正人) なしと認めます。これをもって諸般の報告を終わります。  平野町長施政方針並びに提案理由の説明を求めます。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 皆様、おはようございます。  まず、町として、コロナ関連によりまして命を落とされました皆様方世界中皆様方に哀悼の意を表すとともに、感染されました皆様方早期回復を祈る。そして、今まさに医療関係者の方々が闘っていらっしゃいます。その方々にも厚く御礼申し上げるところでございます。  それでは、施政方針並びに提案説明をさせていただきたいと思います。  このたび令和3年第1回の高野町定例会を招集させていただきましたところ、全議員の皆様に御出席賜りまして、誠にありがとうございます。後ほど説明させていただきますが、今回の議題、承認2件、議案29件、同意1件であります。御審議のほど、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、新型コロナウイルス感染症新規感染者は、現時点としては全国的に減少傾向であり、ワクチン接種も始まることから、変異株が大暴れしない限り、収束に向かうと期待しておるところでございますが、社会の影響については、さらに長期化する可能性もございます。  現在、第204回の通常国会が開催されております。新型コロナウイルスを盛り込んだ令和2年度第3次補正予算は先月末に成立して、医療体制の確保やワクチンの接種などの感染防止対策などの対策が既に始まっているところでございます。また、新型コロナ対策特別措置法改正案や令和3年度予算案などの年度内の早期成立を目指し審議が進められており、今年3月末までで切れる過疎地域自立促進特別措置法過疎法)の新法案、過疎地域持続的発展の支援に関する特別措置法議員立法として提出され、10年間の時限立法として成立する見込みでございます。その後もデジタル庁創設を柱とするデジタル改革関連法案など多くの重要法案が提出されておりまして、会期末の6月16日まで審議が行われる予定であります。  翌月、7月23日には東京オリンピックの開会も予定されておりますが、国が示しております現時点でのワクチン接種のスケジュールでは、オリンピック期間中に全ての国民の皆様に接種が終わらないのではないか、そういうような見込みとなっております。全国から、また海外からお客様を安心してお迎えできる環境が一刻も早く整えられるよう、国にしっかりと働きかけてまいりたいというふうに思います。  まず、1月から3月までの各課の事業を簡単に御説明させていただきます。  企画公室関連でございます。  高野町の公式キャラクターを公募しております。これは高野町のふるさと応援寄附金ふるさと納税、少しアイドリング状態の時期をもう過ぎようとしておりますが、これに非常に深く関わってくる事業になっております。現時点では約30件の応募がございまして、高野六木にちなんだいいキャラクターが勢ぞろいする、それを非常に楽しみにしておるところであります。  また、企業版ふるさと納税についてでございますが、高野町が実施いたします高野町まち・ひと・しごと創生推進事業に対して、応援していただける企業から寄附を募る企業版ふるさと納税をスタートします。国に認定してもらう必要がありまして、1月に認定申請を提出しており、新年度から進めていきたいと思います。  福祉保健課関連でございます。新型コロナウイルス関係がこの期間、しっかりこの課がやっておりますが、今、いろんな調整で頑張っております。詳細は後で説明させていただきます。  観光振興課関連でございます。多言語解説案内板整備等も行っております。文化庁文化資源活用事業として、町石道に対して新規2か所、更新7か所の計9か所を行いました。また、文化庁観光庁の事業も含めて、女人道に対して新規3か所の合計12か所に、日本人もそうなんですが、外国人が見て分かりやすい多言語解説案内板も設置させていただきました。  そして、観光庁補助事業、これは10分の10出る実証事業でありますが、コロナ後を意識した事業を考えなさいということで、本町としては、未病ケアを意識したヘルスツーリズムの実証事業を実施させていただきました。12月から始めたこの事業でありますが、12月は大好評で、多くの方が来ていただきました。しかし、1月、2月、予定をしておりましたが、緊急事態宣言の発令などで、これを中止せざるを得ないというようなことでございます。今後、コロナ後を考えた中で、観光庁も引き続きこの実証実験等をしていただけるものというふうに我々は思っておりますので、そういった事業があればこの事業を継続して進めてまいりたいというふうに思っておるところであります。  また、南海電鉄との共同事業で進めておりました1万人の誘客キャンペーンであります。初め少し伸びが弱いかなというふうにも思っておったんですが、最近の感染状況の低下、そして今後ワクチンが接種されるであろうというそういう雰囲気の中で、この1週間の中で約3,000人の方がまた登録していただきまして、詳細の数についてはまだ把握はできておりませんが、この3月中に多くのお客様が来る一つのツールになるのではないのかなというふうに期待しておるところでございます。  続いて、建設課関連であります。森林環境譲与税を利用した事業で、地元木材を活用した高野山中学校学習机の製作についてということでさせていただきました。昨年の12月16日に、高野山中学校体育館で生徒と大工さんと、あと教育委員会のみんなで、一緒にみんなで組み立ててすることができました。卒業時にはどうするのというようなこともあるんですが、天板だけを自宅のほうにお持ち帰りしていただく。天板をテーブルのようにして、高校生になる、また大学生になるというとこで、また新たなステージでその机が活用できればというふうにも思いますが、自分自身テーブルよりもちゃぶ台のような形のほうが使いやすいかなというふうに思いますが、今後、関係各課と、また議員先生のいろんな御意見を聞いた中で進めていきたいというふうに思います。  それと、日本農業遺産の登録ということで、昨年7月に認定申請いたしました聖地高野山有田川上流域を結ぶ持続的農林業システムが、農林水産大臣より日本遺産に認定していただきました。この認定に関わりましたいろいろな皆様方に御礼申し上げます。今後は、この保全計画に基づく保全、そして継承活動により、認定を生かした地域振興に取り組んでまいる所存でございます。  防災危機対策室関係でございます。防災のほうは延々とコロナのことで頑張ってくれております。また、3月20日、議会終了になりますが、避難所運営リーダー養成講座というのをしていきたい。町内会の役員の皆様や町職員が参加して、いざというときの避難所の運営のリーダーになっていただく、それをしっかりやっていきたいと思っております。  消防本部関連でございます。コロナ関連によりまして、出初が中止。でも中止しましたが、その代わりに、消防団長以下、いろいろな方の御協力を得まして、感謝状の贈呈、また各種の表彰の授与を1月10日、屯所の2階で挙行することができました。引き続き高野町の安全のために、安心のために、消防団の皆様の活躍を祈念し、応援していく所存でございます。そして、文化財の防火デーは、コロナ関連により中止させていただいております。  高野山総合診療所に関してでございます。命の授業というようなことで、出前講座を今やっております。令和2年度からこの事業を始めまして、管内の小学校、中学校の生徒、児童の皆さんに、診療所先生方が出向いて命の授業講座を始めました。今年度、令和2年度は高野山小学校の6年生と高野山中学校の2年生を対象に、ロールプレイを通じて、命の尊さ、そしてがんとか、あと震災での傷ついた方へのフォローとか、そういったことを学び、考える授業を実施いたしました。引き続き、児童・生徒の皆さんには、このような人の命に関わる、また当然人権にも関わってくること、それをしっかり町から出前授業ということで広くしていきたいというふうに思っております。  教育委員会関連でございます。成人式は通常どおり開催させていただきました。また、ジュニア駅伝も通常どおり参加させていただいております。順番を言いますと最後から数えたほうが早いんですが、各参加した生徒の皆さん自己記録も更新して、最後までたすきをつないでいただきました。誇りある中学生の活躍に、町としても大変喜ばしく思っております。来年もしっかり応援してまいりたいというふうに考えております。  それでは、第1回の定例会の開会に当たりまして、令和3年度の施政方針を申し上げて、町民の皆様、また議員の先生の御理解と御協力を賜りたいというふうに思います。私もこの予算の上程が最終になるかなというふうにも思っております。  令和2年度は、振り返りますとコロナ対応の1年、もうコロナ一色でありました。これは高野町だけではなくて、1,741ある自治体全て、そして全ての都道府県全部がそうでありますし、世界中がそうであったというふうに思っております。この間、住民におかれましては、感染防止対策を確実に実行していただいたことに、深く、深く感謝するところであります。そのかいあって、夏以降、多くの皆様がGoToキャンペーン、また町のプレミアム商品券の配布、そういったところで多くの方がお越しになられましたが、それに比例して大きく感染は広がることはなかった。これは住民の皆様の感染に対する意識、そしていろんな施策で装備を整えていただいたたまものだというふうに思っておりますので、引き続き、皆様には感染対策をしていただいてお客様を迎えていただきたい、そのように思っております。  新年度の主な政策として、主な案件だけ申し上げますと、まずはコロナワクチン接種事業。来年度、令和3年度はもうこの事業に尽きるのかなというふうにも思っております。2月3日にワクチン室を立ち上げました。福祉保健課職員全員、それと町職員一般職もそうです。病院の職員もそうです。消防職員もそうです。教育委員会の職員もそうです。全ての係長職の職員に対して兼務発令をして、室を立ち上げました。その室に対して、多様な調整業務を進めるように指示をし、そして現時点での予定としては、議員の先生方もいろいろなメディアで御承知と思いますが、住基登録されておる16歳以上の住民全てに接種する。当然、希望者に接種するということであります。接種順位でありますが、まずは医療従事者、そして65歳以上の皆様、いわゆる高齢者の皆様、基礎疾患を有する皆様、そして高齢者への施設の入所をされている方、またはそこの従事者。また、50歳から64歳までの方、そしてそれ以外の者というようなことが国から方向性として出されておるところであります。ある程度ワクチンが入ってくるようになると、それぞれの町独自のやり方、接種の方法というのでできるものであるというふうにも考えておりますので、しっかり進めていきたいというふうに考えてます。  まずは医療従事者でありますが、接種会場高野山総合診療所を予定しております。3月中旬から開始したい。当然、液に関してはファイザー製を予定しております。2回接種です。3月中旬から始めます。ということは、2回目はその3週間後に接種をするということであります。その次に高齢者、65歳以上の皆様に対する接種。これも2回接種で、ファイザーの薬を使うことになっております。接種場所は高野町内の3医療機関で、個別接種を推奨していこうかなというふうにも思っております。当然、町外のかかりつけ医でも接種は可能でありますが、接種後の経過観察アナフィラキシーショックとか、いろんな副反応、すごく少ない症例でも出ておりますが、その経過観察を十分するというふうなことを考えますと、町内の医療機関でするほうが安心ではないのかなというふうにも思っております。今後、開設予定コールセンター等でも手続を案内できたらというふうに思っております。高齢者の施設に入っておる方々は、その施設内で接種しようというふうに思っております。いずれにしましても接種時期は4月以降になります。接種券の発送は、その約1か月前の3月下旬を予定しておるところであります。  4月26日に、皆様も御承知と思いますが、和歌山県には1,000バイアルの入荷予定という報道を聞きました。単純に計算すると、1瓶で5人、もしくは6人打てるということになると、5,000人から6,000人の分が入ってくるということがあります。どういう形で公平に配分されるのかというのは、今後、町、また県と協議をしっかりした中で進めていかなければならないと思います。そういうこともありますので、ワクチンの入る予定がないのに予約券は配布することはできません。在庫の確保が確約されてから予約券を発送するようにしたいと思います。ワクチンが入ってからではなくて、ワクチンの入ってくる確約が取れた段階で、予防接種券クーポン券を発送しようかなと思っております。  また、その発券に対しては、少し高野町としては工夫をしていきたいなというふうに考えております。65歳以上の皆様を2グループに分けさせていただいて、75歳以上の方をまず最初に発送する。そして、その次に65歳以上75歳未満の方に対して、1週間程度時期をずらして接種券を郵送しようかなというふうにも思っております。これはなぜかといいますと、予約集中を避けるというようなことで検討しております。  また、サービス業が多い本町において、今後、GoToトラベルGoToキャンペーンですね、再開。また、ワクチン接種、なかなかこれは進まないとは思うんですが、お客様が、今後は増加していくと予想されます。3月の広報、もうそろそろ手元に行っておるかなというふうにも思いますが、抗体という武器を、自衛の武器を迎える側のまちとしては持っておきたいというふうに考えています。アルコールの消毒とか、あとアクリル板の設置とか、いろいろな防御策を多くの方々はしておりますが、それプラス抗体という自衛の手段をぜひ持ちたいな。それがGoToトラベル経済活動を始める一つの条件にもなればいいのかなと思いますが。が、なんです。この経済活動再開に向けてこの夜のまちの方とか、観光事業者とか、そういった方々に優先的にもワクチンが接種される、しなければならないんじゃないかというような議論は、どこを見てもされていない。それが非常に心配されるところでありますので、先日、知事さんにも御相談して、また国会議員先生方にもこの件を伝えました。多くの方が接種していくというふうなことを考えると、なかなかそこにピンポイントに優先接種することは非常に困難だというふうにも思いますが、それぞれのまちの立ち位置というのが違いますので、迎える側のまちとしてはそういったことも訴えていく必要はあるのかなというふうにも考えておるところでございます。  いずれにしても、住民に対して今後配分されるであろう、されるであろうです。ワクチンに対して情報を提供して、スムーズに進めるように対策を講じてまいりたいというふうに思います。心配なことなんですが、ワクチン接種に関わって、ワクチンがどう確保されていくかということで、先日、河野大臣もおっしゃられておりましたが、感染者数とか、これによる死亡者数、これが外国よりも圧倒的に日本は少ないというようなことで、全世界的での配分の中で日本の割当てが少ないんではないのかなというふうなことがあります。  また、ワクチンが入手困難だというような情報がもっともっとこれから出ますと、詐欺ですよね。ワクチンの打つ打つ詐欺というんですか、そういうようなものが出る可能性もゼロではないのかなというふうにも思いますので、当然、そこにも偽ワクチンが出てくる可能性もあります。だから、町として必要な情報、的確な情報、これは無償で受けれますので、お金を払って受けるものではありませんので、そういったことがないように、詐欺に遭わないように、町としても情報公開をしていきたいというふうに考えています。  また、安全性に関しても、政府のほうは今先行接種として2万人の方に接種している。その中で、いろいろな症状が出たとか、それはフルオープンにしていくというふうにもありますので、それを受けて町としても出していきたいと、そう考えております。何にしても、早期に国内の製薬関係が官の大きな援助を受けて国産のワクチンを作る、その体制を加速させるべきではないかというふうに思いますので、この件はしっかり1自治体としても国のほう、県のほうにも伝えていきたい、そのように思っております。  また、このコロナ関連情報発信というようなことなんですが、回覧板とか、町内放送、いろいろな手段はあると思うんですが、基本的に回覧もありますが、LINE、町の公式LINE、それと町の知らせてネットメール、それを重点的に情報共有の場所にできないかというふうにも思っております。まだまだこの2つのツールに関しては登録者数が少ないということもありますので、最低、世帯に1ツールは持っておくような形で進めることができたら、このワクチンをするために、情報を受けるために、このツールをインストールしてもらうというようなことをできればなというふうにも思います。が、しかし、高齢の方で独り住まいの方とかも当然いらっしゃいますので、そういったところは町内会の方々にLINE通知、こういう情報が来とったよというのが、当然役所からもいろいろ言いますが、そういったところでいろんなところが協働してフォローできればというふうにも考えておるところであります。  続きまして、学びの交流拠点整備事業関係であります。様々な意見がある中ではございますが、今後のまちづくりの拠点にもなるこの事業を、コロナ後のまちの希望の光、明るい話題、コロナ後の明るい話題にぜひしていきたいとそのように考えています。  最近の進捗状況を簡単に御説明させていただきますと、12月の議会におきまして、先生方に業者の選定の議決をいただいて、それ以降、12月に業者の方と役場関係課との調整会議を行い、そして1月に公民館におきまして、業者、そして議会議員皆様方、そしてこども園の関係の皆様、そして各PTA、そして我々三役が入っての情報交換会説明会をさせていただきました。そして、2月には中学校体育館住民説明会をさせていただきました。今後、いろいろなワークショップもしていく段取りでおります。  1つのワークショップはもう先日済みました。2月24日でありますが、まちなかライブラリー、我々の図書館についてのワークショップを開催させていただきました。そして、3月10日には地域開放についてのワークショップ、そして4月14日には屋外スペースをどう有効活用していったらいいのかなというようなワークショップもしていきたいというふうに思います。この施設、多機能でありますので、楽しく施設を活用できるように、使用方法など、多くの住民の皆様に意見を頂戴してそれを取り入れていきたい、そのように考えておるところであります。  今後のことなんですが、来月14日の水曜日を予定しておりますが、工事に関わる安全祈願祭をとり行います。金剛峯寺の皆様に導師をお願いして、来賓は町議会議員先生方をはじめ、県会議員国会議員、そして行政関係、また各PTAですね。それと連合町内会長皆様方、役場の課長さん等の出席をお願いしようかなというふうに思っておるところであります。また、来月より本格工事が始まり、そして令和6年夏には予定どおり全面活用できればというふうに考えております。  続きまして、コロナ関連対策であります。高野町からの要望として、町単独の要望もかなりやっております。また、町村会、議会は議長会からも十分していただいておると思いますが、町からは町村会を通じて知事、また知事会、また政府等へ働きかけを行っております。今までの国の施策の継続と充実をお願いしているところでありますが、特に、今はまずはワクチンの確保に向けて最大限努力してくれということがまず第1の要望ではないのかなというふうにも考えております。  令和3年度のコロナ臨時交付金の配分、また増額を県内の国会議員、また医療系の国会議員、合計、ただいまのところは10名に対してではございますが、要望活動を行っておるところでございます。この環境下、コロナ禍の状況の中で、この生活様式をもう1年しておりますので、対策としては、ただの継続ではなくて、コロナ後を意識した対策が必要であるのかなというふうにも思います。そういったことをいろいろと議論した中で、議員の先生方とともに多方面に働きかけをしてまいりたい、そのように考えております。また、各種の対策も状況に応じて国からの特別交付金を基に考えていきたいなと考えております。  誘客に関してであります。お客様をどうやって入れていくかというようなことでございます。コロナ禍で同時並行ができなさそうでありますが、情報発信方法を工夫して、コロナ後に向けて取り組んでおります。2月に国の観光政策に深く関係する方々と情報交換した中で、インバウンドに対しては、コロナ収束方向でも一気に扉は開けずに、日本の感染状況、また他国の感染状況を鑑みて、段階を経て徐々に扉を開放していくようなふうになるであろうというふうに聞いております。以前のように扉をフルオープンにして、インバウンド状態には数年かかるかなというふうにも思っております。  町としては2019年のレベルに早く復活したいなというふうに思います。2019年のレベルというのは、和歌山県には和歌山市を含めて30の市町村があります。その中で、2019年にインバウンド、外国人観光客の宿泊者はこの高野町が一番多かったことになっております。18年度までは2位、3位やったんですが、19年度に1位になれました。それで、2020年にオリンピックがあるからどこまで増やせるかな、どこまで他の市町と協働して伸ばしていけるかなというふうなことを考えましたが、御覧のとおりゼロベースになっております。もうこんな感じになっております。これをどうしていくかということが今後の課題にもなっておると思うんですが、2019年のレベルを目標に、今はそれを目標にして、町内の関係機関、また事業所、そして町外の関係機関、事業所とともに、収束の予想ができた場合には、国とか県とかいろいろなところと協力を、協働を図って、誘客の復活行程表などを作って積極的に進めてまいりたい、そのように思っております。  また、その誘客に関しての関連ではありますが、この夏に高野山会議2021、そしてこれは全国の国民文化祭の関連事業で和歌山県であるんですが、うちではこどもコーラスの事業というのもございます。また、テレワーク、ワーケーション、またワーテーションというのを、十分に可能性はあるので、焦らずじっくりしてまいりたいというふうに思っております。  その中で、12月の議会で先生方にお認めいただきましたユーチューブによります海外への発信というところで、データが少し出てきております。12月1日から2月26日、この間までの、どこの国の方が見ていただいたというデータなんですが、まず一番目にイタリアの方が見ていただいております。17.3%。そして、ロシアの方が12.5%、カザフスタンの人、そしてスペインの方、またルーマニア、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリスというようなことで、以前、高野町の海外情報発信ツールとして作成したPVをこういう方々が見ていただいた。まだ、日本とか高野山に関心が非常に高いんだというような確認が取れましたので、少しほっとしておるところであります。  これは外国のほうに限定的に配信するような設定をしております。基本的にはアメリカ、カナダ、そしてオーストラリア、ニュージーランド、あとはヨーロッパですよね。そこに限定的にユーチューブの配信を投下していくというようなことで、これは5年ぐらい前に一回やって、四十何万回の再生がありましたが、今回、この2か月で3万回の再生回数があったので、これを基にさらに進めていきたい。コロナ後にこういった方々が高野町、そして和歌山県、そして日本に来ていただけるような動機づけになればなというふうにも思っております。  それと、先ほど申しました高野山会議2021なんですが、昨年、東京大学の先端科学技術研究センター、東大の先端研と連携協定を締結させていただきました。うちと金剛峯寺と先端研の3者で合意をした中で、ここの研究所の所長さんが高野口出身ということで、非常に和歌山、またこの伊都橋本地域に関心を持っていらっしゃいます。その中で、先生とお話ししている中で、将来的にスイスの大きい会議、国際会議がありますよね。名前は言いませんけど、そういった会議が、この日本で、そしてこの高野山で開催されて、いろいろな分野の研究をして、それを情報発信していく世界会議ができないかというようなことで、いろんな方と御相談をしていった中で、先端研の方々と一緒にできるというふうになりました。講座について、科学技術とアート、デザイン、それの融合をテーマにして、人材育成を目的として、社会連携研究部門、またメインテーマはネイチャーセンタード・アンド・インクルーシブソサエティーというようなテーマでしていきたい、そう考えております。これは研究発表とともにオープンなディスカッションの場に多様な人材を集めたイノベーティブな空間をつくることによって、研究のさらなる進化を図り、本講座の持つ意義を内外にアピールする、日本国内、世界にアピールするというようなことであります。自然と社会のバランスのよい問題解決を目指して、普遍的価値と進化するデザインを持つこの高野山、高野町で、世界中の研究者がそろって、学者さんがそろって、集って、語らって、未来へのメッセージを確認して発信するという場として高野山会議が開催され、それを大きく今後してまいりたいというふうに思っております。日程につきましては、7月23日から26日、ちょうど学童野球も重なりますが、うまく役割分担をしていきたいなというふうにも思っております。  次年度からもこの期間に、当然コスト、かかってくる費用も関係してくることもありますので、町としては、町の多くの方に魅力発信ができる、また誘客としての考え、誘客事業というようなこと。今まで企業の研修、また学会等の誘致ということも私のほうも言うておりますので、その事業の一つに成長すればいいかなというふうにも思っております。  また、コーラス関係ではございますが、これも非常に夢のある事業になればなというふうにも考えております。今年秋にこのコーラスフェスティバルというのがあります。世界のこどもコーラスによって、高野山より合唱で世界平和を祈る祭典というようなことで今年は開く予定であります。  高野山国際こどもフェスティバル2021は、それ以降、来年ですね、来年以降、毎年8月に継続的に行って、真言密教、その声明ですよね。それなどをテーマに、世界のこどもコーラスが集って平和を祈る合唱の祭典。日本人も来る、そしてインバウンド、海外の方も来るようになれば、国際的な合唱の祭典になればいいかな。このこどもコーラスの世界的な聖地になるように取り組んでまいりたいと思います。今まで日本人の合宿ですね、クラブの合宿、そして大学の研修とか、そういったこともやっていきたい、いきたいというふうに言うとったんでありますが、その一つにこの事業が成長していけばというふうにも考えておるところであります。  それと、先ほど言いましたテレワーク、ワーケーション、ワーテーションでありますが、こういった資料を、高野山に関係する企業さん、約800社に対して送っております。どういう反応があるのかというのはこれから期待するところではありますが、高野山でありますので、ワーケーション、ワークとバケーションもそうなんですけど、ワークとメディテーション、瞑想、ひっくるめてワーテーションみたいな。これは言葉がはやるんかどうか分かりませんけど、一つの高野町でできる、高野山でできる一つのテレワーク、ワーケーションの一つに成長できるのかなというふうにも思いますし、また、いろんなポテンシャルがありますので、焦らずにじっくりこれは進めてまいりたいと考えております。  続きまして、道路関係であります。国道480号、主に矢立から大門のいろんな工区があります。また、370号も工区、矢立から笠木峠、笠木のあたりまでの工区があります。見てのとおり、現場、現場、現場でありまして、もしかしたら直線になっちゃうん違うかなというぐらい今やってくれております。高野領内、高野領域には町からの、また議会からの要望が確実に予定どおりにくんでいただいて、確実に進んでおります。この場をお借りしまして、県、また国に感謝を申し上げる次第であります。引き続き、強い要望活動を継続してまいりたいと思います。  また、3年前の平成29年の県政報告会直前に知事に相談した案件の中で、私と仁坂知事との間で基本合意した町道筒香線の要望も視野に入ってきました。町議会に対してはこの件を平成30年の3月の議会で説明をいたしまして、その年に2回、皆様と県土木に陳情に行ったという経緯があります。それから約2年がたちました。当時、知事、また県土木整備の部長さん、そして振興局の建設部の部長さんにもいろいろとお世話になっております。改めて感謝申し上げます。この件は、古くは65年ぐらい前に遡りますか、高野町と富貴村の合併のときに、当時の和歌山県知事、小野知事と高野町でいいますと出水町長さん、そして徳富町長さんの頃であると思います。富貴に関しては松葉町長さんでありましたか、その頃にもこの路線をどうしていくかというような議論がなされておりました。そのときには詳しいことは申しませんが、この路線は富貴と高野を結ぶ大切な路線でありますので、しっかり整備をしていこうというような話がありましたが、65年間そのままであっておりました。今後、今県と町の事務方のほうで最終の詰めに今入っておるところでございます。私の任期内で方向性に関しては片づけておきたい、そのように考えております。  そして、組織改編をまたお願いすることになるかなと思います。先ほども議員の先生方にもお伝えしましたが、先日、昨日ですね、課長級の職員に内示をさせていただきました。今後、課長以外の内示に関しては議会終了から年度末にかけてやっていきたいなというふうに思いますが、組織改編はこの人事異動、そして職員さんの数を考慮した中で総合的な判断で行いますので、先生方に御理解、御協力、御意見等を賜ればというふうに考えておるところでございます。  それでは、本定例会において御審議していただく議案等について、少し御説明させていただきます。
     承認は2件であります。承認第1号、専決処分の承認を求めることについて。令和2年度高野町一般会計補正予算(第7号)は、新型コロナワクチン接種に関わる費用997万2,000円を増額して、この費用について全額国庫補助になることから、歳入の国庫補助金を997万2,000円増額したのと、昨年12月の寒波によりまして、町道の除雪・融雪費用が不足する見込みとなったために、774万円の増額をしましたので、専決処分の承認を求めるものであります。  承認第2号、専決処分を求めることについて。高野山総合診療所特別会計3号であります。県の補助金でPCR検査機器を購入するために、歳入歳出それぞれ164万2,000円を増額しましたので、専決処分の承認を求めるものであります。  議案は29件であります。議案第1号、高野町課設置条例の一部を改正する条例につきましては、効率的な業務体制の確立と行政課題への対応強化を目指し組織の改編を行うもので、税務課を廃止、総務課税務係として総務課と統合する。そして、建設課農林係と観光振興課地域振興係を統合して、観光振興課内に産業振興係とするものであります。  議案第2号、高野町手数料条例の一部を改正する条例につきましては、マイナンバー法一部改正に伴う改正であります。  議案第3号、高野町介護保険条例の一部を改正する条例でありますが、保険料基準額の変更による保険料の改正と、租税特別措置法改正に伴う一部改正であります。  議案第4号、高野町国民健康保険条例の一部を改正する条例につきましては、新型インフルエンザ等特別措置法の一部改正に伴う一部改正であります。  第5号、高野町総合レクリエーションセンター設置及び管理条例を廃止する条例につきましては、高野町学びの交流拠点事業の実施に伴い高野町総合レクリエーションセンターが使用できなくなることから、設置及び管理条例を廃止するものであります。  議案第6号、高野町文教施設使用料条例の一部を改正する条例につきましては、先ほどの高野町総合レクリエーションセンター設置及び管理条例の廃止に伴い、当該施設の料金表を削除する改正であります。  議案第7号、消防職員定数条例の一部を改正する条例につきましては、消防職員の前倒し採用による一時的な定数超過に対応するための一部改正であります。  議案第8号、令和2年度高野町一般会計補正予算(第8号)につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業として、予約受付業務や相談業務を行うコールセンターの設置、ワクチン保存のための冷蔵庫の設置、接種履歴を管理するためのシステム整備、またワクチン接種を円滑に実施するための費用997万2,000円の増額と、コロナ禍により中止せざるを得なくなった事業や規模を縮小して実施した事業の費用の減額など、歳入歳出それぞれ1億5,140万円を減額するのと、翌年度に繰り越す8事業を繰越明許費として設定するものであります。  第9号から17号につきましては、9特別会計、1企業会計の補正予算であります。  18号、令和3年度高野町一般会計予算に関してでございます。国内外の経済につきましては、新型コロナウイルス感染症により大きな影響を受け、高野町の令和3年度予算編成に当たり、新型コロナウイルス感染症が歳入歳出にどれほどの影響を及ぼすか見通すことは簡単ではありませんでした。高野町の主産業であります3次産業、観光業ですね。それが受けた打撃は非常に大きく、また今後、社会経済がどれほどの回復を見せるかも不透明な中、どのように収支を見込むのか非常に困難な予算編成でありましたが、まずは住民の皆様の健康と生活を守るための施策を重点に置くということを原則として、原則、新規事業を凍結するようにいたしました。しかし、幾つかの新規事業についてはその必要性を鑑み、計上しております。  また、その一つとして外国語活動ですね。外国語教育充実事業もその一つであります。高野町の最重要施策として本年度より取り組んでおります学びの交流拠点整備事業と併せて、高野町の学校教育の充実を図るため非常に重要な事業であることから、予算を計上しております。ほかに新規募集する地域おこし協力隊の事業、また令和3年度に開催される国民文化祭の事業なども新規事業として計上しておるところであります。  また、住民生活に直結する事業といたしまして、いろいろなタウンミーティング、またいろんな要望、そして調整等で実現することができました筒香地区水道施設新設事業ですね。それと、花坂地区簡易水道施設新設事業、この2事業についても同じく重点事業として計上しておるところであります。  継続事業の中で増額となったものもございます。地籍調査に関してでございますが、相ノ浦地区、上筒香地区、東富貴地区の各地区の現地調査を実施するための増額となり、また無電柱化事業につきましても増額となっておるところであります。これらの結果、新年度予算案の歳出総額は、47億1,400万円となり、前年度に比べて9億3,600万円の増額となっておるところであります。  歳入では、普通交付税が令和2年度国勢調査の人口が算定に反映されるため減額となり、またふるさと応援寄附金も今年度の実績を踏まえ減額しております。一方で、補助事業または起債充当事業が増えたということから、国、また県の補助金、そして町債が増額となって、歳入総額は歳出と同じ額となっております。今後、新型コロナウイルス感染症がどのように収束していくのか、今の時点ではなかなか予測はできませんが、ワクチン接種をはじめとする感染防止対策や衰弱した経済基盤を回復させるための強力な経済対策につきましては、国が責任を持って行うべきであるというふうに考えております。国には引き続き強い要望をしていきたいと、そのように思います。  議案第19号から議案第29号は、10特別会計、1企業会計の令和3年度当初予算であります。  同意第1号、高野町富貴財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、西富貴区長の交代に伴う管理委員の選任について同意を求めることであります。  議案については以上であります。各議案等の詳細につきましては担当課長より説明させますので、どうぞ慎重審議を賜りまして、御同意いただきますようお願い申し上げ、開会に当たりの施政方針、そして提案説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれで散会したいと思います。  御苦労さまでした。                午前11時26分 散会...