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令和 3年第4回定例会 (第2号12月 8日)

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  1. 高野町議会 2021-12-08
    令和 3年第4回定例会 (第2号12月 8日)


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    令和 3年第4回定例会 (第2号12月 8日)                令和3年         第4回高野町議会定例会会議録(第2号)        第9日(令和3年12月8日 水曜日)          午前9時40分 開会     第 1 一般質問 2 出席議員(9名)    1番 松 谷 順 功         2番 大 谷 保 幸    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 西 正 人         8番 欠 員    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  中 西   健   書記    倉 本 文 和
    5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       森 下 英 男   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     辻 本 和 也   総務課長      古 倉   充   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    尾 家 和 代   建設課長      苗 代   勝   生活環境課長    小 西 敏 嗣   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    苗 代 千 春   消防長       中 西   清   教育次長      田 中 宏 人   富貴支所長     岡 本 哲 明                午前 9時40分 開議 ○議長(松谷順功) 皆様、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 失礼します。  皆さん、おはようございます。  一般質問の許可をいただきましたので、質問させていただきます。  質問事項ですが、私からの質問は、学びの交流拠点への二宮金次郎名迫地蔵像稚児大師像地蔵菩薩立像の移転についてでございます。  現在着工している学びの拠点整備事業についてお聞きしますが、令和6年夏頃には完成する予定で進めていただいております。完成後は、子供から大人、高齢者までですけども、お互いに学べる場所とする予定で動いております。  初めにお聞きいたしますが、現在の高野山小学校に設置している二宮金次郎像のことです。皆様も御存じのように、若くして働き、労働しながら勉強を欠かさず、地道な努力を重ね、財政や農村再建の専門家となった二宮尊徳(たかのり)、二宮尊徳(そんとく)といったほうが分かりやすいと思いますけれども、元となった二宮金次郎像が、現在高野山小学校の校庭に設置されていますが、この二宮金次郎像について、入学当時には生徒の皆さんにはどのように説明されているのでしょうか。この二宮金次郎像を新たな場所に設置することになるかと思いますが、場所を示していただけたらありがたいです。図面があれば提示していただけたらと思います。  それと、次に稚児大師像名迫地蔵像地蔵菩薩立像の移転についてでございます。私たちは紀伊山地の霊場と参詣道として、世界遺産に認定されている歴史深い高野町に住まいしているわけです。子供から大人までが集まることのできる新たな学びやができ上がります。場所についてはどのようなことを考えているでしょうかね、この設置について。  本年、子供たちを守る活動として、児童生徒見守る目拡大運動を、高野山小学校運営協議会高野山中学校PTA高野山小学校PTA、高野山大学、高野幹部交番連絡協議会の皆様、また高野町各種団体の皆様方にも協力願っているわけです。高野町民がみんなで山全体で子供を守る、この活動を現在行われています。  登下校時に通学路や自宅前での見守り、また職場、車窓などからの見守り、行ってらっしゃい、お帰りなさいなどの声がけ、子供たちが今まで以上に安全で安心して登校ができ、伸び伸びと学校生活が送れるようにとの取組であります。以前から、平野町長は子供たちの通学時には毎日のように通学路に立ち、声をかけていただき、見守っていただくことには感謝しております。守られていると思えることは、子供であっても大人であっても同じことであり、安心感につながります。  そこでですが、元高野山幼稚園に設置、お祭りしている、当初子供たちを見守ってくれていた名迫地蔵尊を移転していただきたいのです。町長さん、またここにいらっしゃいます教育長、課長、室長、何名の方々が当時幼稚園に通園していた頃にこの地蔵尊に見守っていただいていることを思い出すかと思います。  地蔵さんと言われていますが、御存じのとおり、正式にはインドで生まれての地蔵菩薩で、インドの古典言語でサンスクリット語ではクシティガルバといいます。クシティとは大地、ガルバとは胎内、母親のおなかの中の意味を表しているそうです。大地の母体、意味をしています。  当初、地蔵菩薩は仏教の信仰対象でありましたが、現在では、世間一般に人々の生活の支えとなっております。子供が誕生しようとするとき、安産を願い、子安地蔵に無事安産できますようにとお参りに行き、災難に遭いませんようにと、また災難がもしあったときには苦しみを身代わってほしいということから、身代わり地蔵さんにもお願いに行ったりもしておるようです。また、地蔵菩薩を神様と見立てて、子供を守る神様と思い、自分の子供が元気に育ちますようにと手を合わせている風習もございます。昔からそばで生活を見守っていただいている尊い存在だと思うのです。心の支えだと思うのですが。  高野町教育委員会から出版されている、町民の皆様も御存じの「わたしたちの高野町」ですが、初版が昭和44年7月20日でございます。来年には、令和4年には第5版目として出される予定をしておるようです。子供のことを願うわけで、学びの交流拠点整備事業でも掲載されるところで、こども園、小学校、中学校、公民館などを一体化し、子供から高齢者まであらゆる世代の交流と社会教育の場となるような、地域とともにある施設と掲載される予定でございます。町民が積極的に交流する中で、みんながともに楽しみ、学び、喜び、安らぎ、感動できる魅力ある学びの拠点を確立することを目的としております。  東富貴と西富貴の項目には、富貴の恩人として名迫伊光とあります。名迫家は、中心となり開発を進められて栄え、生活をしていくのに困難な時期、危機から救ったので、富貴の方々は名迫明神を建立したとあります。高野山も交流を深め、名迫地蔵尊と呼ばれるお地蔵様が、当初ですけども、高野山幼稚園に祭られました。助けていただいていることを思えば、これを思えば平野町長さんは新コロナ感染拡大を防ぐということから、経済が低迷しているときにいろんなことを考えて手腕を発揮し、町民の方々を救っていただいてることは感謝しております。  名迫地蔵尊の名前を思い出したのは最近に私はなりましたが、当時、通園していることを思い起こすと、地蔵様に手を合わせていたことを今も覚えております。子供を通園させたときも、お地蔵様が子供を見守ってくれているようなことも感じました。現在では子供たちこども園に通園しているために、当時の幼稚園には子供の姿はありません。子供たちのいない幼稚園で今もお祭りしておられます。名迫地蔵尊、このお地蔵様につきまして、総本山金剛峯寺様が主管と思いますが、話し合っていただき、子供から高齢者まであらゆる世代の交流ができる交流拠点に移設していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。  心のつながりが人々をつなげていくと思います。名迫地蔵の移設を希望しているのは私だけではなく、ほかの住民の方もいらっしゃるかと思います。この移設を提案いたします。  「わたしたちの高野町」発行予定の中には、お大師様と高野山のページもありますよね。計画中ですけどね。お大師様は、当時の日本で初めて庶民が学ぶことのできる校舎を開校したことや、人々の心を救おうとしていることも分かりやすく掲載される予定です。教育力に優れたお大師様は、皆様の教育、また生涯を分かりやすく掲載されております。当時の幼稚園にお祭りしているお大師様の子供の姿、お稚児さんと皆さん言いますけども、稚児大師像も同じように移設していただければと思いますが、いかがでしょうか。  子育て、学びのまち、この箇所については、高野山は人を育てるため、学びの場として空海によって開かれました。生きとし生けるものは共に学び、共に助け合うことが大切であり、この教えを実践することで人の心を豊かにすると教えを書かれておるようです。社会教育に通じることから、子供から高齢者までが集まり、多くのことを学べる、語り合えることのできる場所に移転していただきたいと思うのです。金剛峯寺の内局さんと一度話し合っていっていただけないかなと思うわけです。  すばらしい校舎や公民館が令和6年には完成いたします。自分自身を大切にしながら、切磋琢磨し、家族を思いやる心を持ち、他の人を思いやることのできる優しい人をみんなで育てたいと思うのですが、町長さん、いかがですかね。皆でこの子供たちを育てていき、子供から大人までが集まり、集いできることを喜びと思いますので、よろしくお願いします。  後は自席で答弁させていただきます。失礼します。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) おはようございます。よろしくお願いします。  それでは、6番議員の御質問につきまして御説明させていただきます。  学びの交流拠点整備事業では、多くの庭、約16か所を設置する予定となっております。移設につきましてはその庭部分にすることを検討しておるんですけれども、具体的には決まっておりません。また、現在御質問にあります図面でお示しすることが今はできません。  御質問いただいた検討内容につきましては、高野町と総本山金剛峯寺様の所有者が違うということになりますので、回答につきましては分けてさせていただきます。  まず、高野山小学校に設置されております二宮金次郎像と、その横に隣接してます高野山小学校の創立100周年記念碑というのがございますけれども、それにつきましては移転する予定なんですけれども、具体的な場所は決定しておりませんが、町民や多くの人が触れ合える場所を考えております。  次に、名迫地蔵座像につきましては、前の高野山学園こども園の園長様から、移転できないか検討してほしいという相談はいただいております。それで、昨年度、その前の高野山学園のこども園の園長様には新しいこども園の設立する協議の場でなんですけれども、設置場所は確保させていただきますけれども、設置する場所の土台や移転費用等については学園で検討してほしいというふうに回答させていただいております。それで、本年7月からこども園の園長様も代わられたんですけれども、移転する方向で進めていきたいというふうな回答はいただいております。  それで、次に稚児大師像地蔵菩薩立像につきましては、ちょっとどのような経緯で設置されたかということはちょっと把握してない部分もあるんですけれども、子供の守り本尊ということは聞いております。それで、これらの像につきましては、金剛峯寺様のお考えを確認させてもらって、町も共に協議していきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 今答弁いただきまして、前向きに進めていただいているということが分かりました。ありがたく思います。今後、総本山金剛峯寺さんとの話もまた詰めてもらって、場所なんかも決めていくわけですかね。今現在は図面にはないですけれども、大体この場所がいいんではなかろうかなということは、総本山金剛峯寺さんと、また住民の方も交えてですかね。そこはどうですかね。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) そうですね。当然、図面でお示しできれば一番いいんですけれども、やっぱり建てたというんですかね、建物が大体できてきた時点で、どのあたりにするのがいいのかというふうに考えていけばいいのかなというふうに思うんですけれども、これにつきましてはやっぱり金剛峯寺様のお考えというのがありますので、そちらの考えも優先というんですかね、しながら進めていく必要があるかなというふうに思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) ありがとうございます。  単なる物を移動するというんじゃなしに、今まで子供たちを見守ってくれていたお地蔵さん、またお大師さんをお移しするという意味で、心を持って移してもらったらいいかなと思います。単なる物を移すというんじゃなしに、今後も子供たちを見守っていただき、また、先ほど町民の皆さんが触れ合えるような場所と聞かせていただきましたので、町民の皆様も高齢者の方であっても、当初は幼少から大きくなってきたわけです。そんな中で、お地蔵さんを見たときに子供の頃をまた思い出して、また自分の孫と語り合えるという、そんな場所に設置してもらえたら話が広まっていくのかなとは思ったりします。これについて、町長さんは何かお考えをお持ちされて、総本山金剛峯寺さんとの話なんかもしておられるか、ちょっとそこを聞かせていただけますか。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) おはようございます。  6番議員から受けましたお尋ねについてお答えさせていただきます。  金剛峯寺、また高野山学園との協議というような点でございますが、前保育園の園長先生、佐々木先生ですね。その方から教育委員会にお話が正式にあったということは、金剛峯寺からお話があったというふうに私のほうは理解しておるところでございます。  内局さんが替わりまして、その協議とは、向こうの内局同士さんとの間ではあまり引継ぎはされておらないようでありますので、以前の内局さんから得た話というようなことで、今はこちらにボールがあると思います。今後、新しい内局さんと、また学園の関係者と私、そして教育長もしっかりそこは詰めていくというふうにも話をしておりますので、大切な子供たちを見守る名迫伊光さんの地蔵さん、また稚児大師さん、地蔵菩薩さん、それぞれ見守っていただいておりますが、また町としては、いろんないわれをしっかりこの機会に再度学ばせていただきまして、また町民の皆様にもそういう施設にこういうお地蔵様がありましたよというのも改めて教育のほうから周知、お知らせをしていただいて、大切なことでございますので、しっかり子供たちを見守るためのもの、そして住民が交流できるところにそういうような地蔵様が来ていただくのもすごくいいことだというふうにも思いますので、これは町だけの判断ではどうにもできないと思いますので、関係者、また関係機関と協力をして、お話をして、前に進めるかどうかというとこの協議を始めていきたいというふうに思いますので、議員の先生方もいろいろないわれ等を御存じの方がございましたら、広く私たちのほうに御指導いただけたらというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 平野町長、どうもありがとうございます。そのように進めていただけたら本当にうれしいことです。  そこで、町長さんも前向きに考えてくれておりますし、先ほど教育次長さんからも進めていってくれていることは聞かせていただきました。  そこで、教育問題につきましては、教育長としてはどのような捉え方をしているか、ちょっとお聞かせ願えたらと思いますけども、いかがですかね。 ○議長(松谷順功) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) おはようございます。  今、6番議員さんのほうから御質問がありましたので、そのことに御説明をさせていただきます。  教育としましても、先ほど町長がお答えされましたとおり、これはやはり大切なものと考えております。名迫地蔵様、地蔵菩薩様、稚児大師様、この3つの像については、やはり共通して言えますことは、やはり弱い立場の者全ての人に対して慈悲深く見守るということが言われておるものであると思います。これをやはり子供たちに対して広げていくというか、そんな形で考えておるところであります。  やはり町一存でこの移転については難しい部分がありますので、やはり関係各位、関係される方とともに考えていきたいというように、このように考えております。  教育委員会としましては、やはり特に名迫地蔵様につきましては、いろんな名迫伊光様についてのお話が書かれた文書もございます。それを読んでみましても、やはり教育的に今言われている道徳教育の充実というところを考えていきますと、全ての人に対して思いやりを持って接していくというようなことが、やはり子供たちについて大変指導という面から必要であろうかとこう考えております。  もし新しいところにこれが移転されたならば、やはり町民はもとより、子供たちの教育の中でもこういう偉人といいますか、このすばらしい業績を子供たちに伝えて、人を大切にする、思いやりのある心ということを考えて進めていければいいかなとこう考えております。そういうことで教育委員会としましては考えておりますので、御承知いただければと思います。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 教育長、答弁ありがとうございました。  教育長様、また次長さん、町長さんからの答弁を聞かせていただきまして、私も安心しました。この世界遺産であるこの高野町に住みながらまだまだ知らないことがたくさんありますので、先ほどその資料も残していければというお話もありましたので、資料を残していただいて、新たな私たちも勉強し、高野町のことを知り、そして子供たちにこのすばらしいまちで住まいしているんだよということを伝えていきたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(松谷順功) 答弁はよろしいですか。それでよろしいですか。 ○6番(中前好史) はい。 ○議長(松谷順功) 順番に発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼します。  質問の機会をいただきましたので、マイナンバーカードの加入状況について伺います。  私たち議員も以前に率先して加入しましたが、その後、どうなっていますか。加入率等、答弁願えたらと思います。  後は自席にて質問させていただきます。 ○議長(松谷順功) 答弁お願いします。古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) おはようございます。  5番議員の質問に御説明させていただきます。  高野町の普及率についてなんですけども、令和3年10月時点で33.6%であり、971名が加入していただいてます。和歌山県30市町村における普及率においては、よい方から10位となっております。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 加入率33.6%、これがいいのか悪いのかとちょっと疑問に思うんですけども、議員が率先してやってからあともう2年ほどで更改の時期に入ってくるんじゃないかなという気がするんですけども、その間、33.6でいいんかなと思うんですけども、町としてはどう思いますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 質問に御説明させていただきます。
     一応国の普及率のほうは39.1%ということで、県の普及率なんですけど、34.7%です。その中で10位ということなんで、今のところ普通の普及率であるのかなとは思います。  国の施策というのがきっちりしないこともあって、この間大臣の質問の中でもありました、答えもありましたが、その中で普及していくという中で進められていくものですので、今のところこんなものなのかなというふうには思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 国と比べてみてもそない遜色ないと、高野町は11番目と言いましたか。 ○総務課長(古倉 充) 10番目です。 ○5番(中迫義弘) 10。まあまあ普及もしてるということなんですけども、なぜこない普及しないのか、その原因というのは、どないか考えられておりますか。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員のお尋ねにお答えさせていただきます。  普及の原因、悪い原因というのは、国の施策が悪いからです。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 一概に国が悪いと言われたら返す言葉がないんですけども。  例えばこのチラシです。これ新聞の折り込みで入ってました。多分役場もタッチしてるんかなと思うんですけども、橋本市で出張申請所開催。12月4日に開催するのに、新聞の折り込みが入ったのはいつだったか覚えてますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 詳しくは確認してないんですが、その日に入ったと思います、多分。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) その日って、これ前日でした。土曜日に入りました。けど4日に橋本市で開かれるのに、3日に新聞の折り込みで入って、これで聞きたい人は来なさいよということなんですけども、例えば新聞も高野町で何割が取っているか、課長御存じですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 詳しくは分からないんですけども、半分以上は取ってると思うんですが。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) すみません、私ところ誠に申し訳ないんですけども、若い夫婦、3人いてますけども、3軒とも取っておりません、新聞等は。特に、若い家にとっては新聞というのは取ってない。スマホで見るとか、そんな方向に行ってるんかなと思います。新聞の折り込み、スーパーとかの安売りだとか、そんなんはどないぞして見ると思いますけども、これは多分見ないというふうな気がしております。  これを見てますと、マイナンバーカードのメリットは、本人確認がすぐできる。健康保険証として利用できる。オンラインで確定申告ができる。子育てや介護の手続がスマホで簡単にできる。コンビニで住民票の写しなどの公的な証明書を取得できる。証券口座開設などの民間のオンラインサービスで使える。2024年度末には運転免許証との一体化も予定されている、というような項目が書かれております。  例えば、健康保険証として利用できる。総合診療所で今利用できますか。 ○議長(松谷順功) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) おはようございます。  現在、当院のほうではマイナンバーカードのほうは使用できませんが、国のほうから、使用してもよろしいという許可のほうはおりてきましたので、システム改修等を踏まえて前向きに進んでいく予定であります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 以前も使用できるようにという、何番議員だったか、マイナンバーで質問したときに、議長が一般のときに質問をしたような気がするんですけども、それから進んでないという。国の施策が悪いと先ほど町長言われてましたけども、これに尽きるんですか。 ○議長(松谷順功) 苗代診療所事務長。 ○診療所事務長(苗代千春) すみません。当院のオンラインシステムに関しましては、今現在、電子カルテのほうはオンライン情報インターネット回線等を引いておりません。国の進めておりますマイナンバーカードを使用するに当たっては、オンラインになりますので、ネット回線を引く必要があります。また、今年度、電子カルテの更新がございますので、その更新と併せて進めるようになっており、来年2月には今の、現在完成する予定となっております。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) メリットが多くて、デメリットって何かなって思うんですけども、何かデメリットと考えられるようなことがあれば教えていただけたらと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先ほど国の愚策というようなことをお話しさせていただきましたが、まず国のデジタル政策というのがまだ見えてこないというのがこの普及の悪さにつながってるんじゃないのかなというふうに、我々、扱う側は思うことがございます。  申請していただく住民の皆さん、また国民の皆さんが、強くこのカードの必要性、それがしっかりと伝わるんであれば必ず普及はしていくものかなというふうにも思いますが、健康保険証に関しても国保の方だけというようなことで進んでおるようです。進めるんであれば、共済の関係の者からすればざっと広がるのは早いんでしょうけど、そのあたりも進める力が弱いのかなというふうにも思ったりもしますし、また運輸省関係ですね、国土交通省関係の運転免許証にもというような話、また確定申告にもというような話もありますが、どうも統一されていない。また、ひもづけですね。それぞれの口座にひもづけをすると5,000円頂けるとか。何かそういうようなことで、案外そのカード自身に不信を思われている方も非常に多いというふうに思います。その不信というのは、やはり個人情報がどこまでしっかりと守っていただけるのかというようなとこもあると思います。  先日、12月4日、総務大臣が会見で、令和4年度末までに9,500万人、約75%まで、国として、国の国策として持っていくというふうに発言をされております。私としても非常にこの総務大臣の発言、非常に頼もしいというふうに思いました。国のほうではデジタル庁ができて、デジタルを一貫していくというようなことも言われておりますので、今後、まずはこの情報がきっちりと管理されているか、またそれを使うことによって多くの方々が便利になるよっていうようなことがしっかりなされるように、各市区町村から、しっかりとそういう道筋をつけるように強く要望してまいりたいというふうに思います。  総務大臣の会見で75%、これに町としても一緒に努力してまいりたいというふうには考えております。  デメリット、メリットに関しては担当課長から説明させます。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) では説明させていただきます。  先ほど5番議員さんも説明していただいたんですけども、メリットとしては身分証明書、各証明書になるということで、10月1日より国民健康保険証として使えるとあります。各種オンライン申請ができるということで、確定申告の電子申請ができる、またマイナンバーを用いたオンライン申請を導入したサービスでの使用ができるというのがあります。コンビニなどで各種証明書が取れると。住民票とか印鑑証明書といった公的な証明書を取得できるというのがあれですね。  デメリットなんですけども、やはり結構根強くあるのが、個人情報のリスク、それなんかを気にしている住民さんというか、そういう国民が多いというのが一番原因になっているのかなと、障害になっているかなと、そんなふうに思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 12月4日付で総務大臣が75%を目指すと、今町長のほうからおっしゃられましたけども、コンビニで住民票の写しが取れるのは、高野町としてはどのぐらいになるんですか、期間として、予定で結構です。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) うちのほうでは、今のところ取れません。今のところ費用対効果及び住民の要望というところから考えまして、まだ導入をしていない状況です。  今、町長が言われたとおり、進める中で国のほうもいろいろな施策を考えていくと思います。その施策があればそこに乗っかっていきたいと、そんなふうには思うんですが、今のところ、例えば橋本市とかでは住民票が取れるとこがあるんですけども、うちとこのほうでは、もう平日に来ていただければすぐに住民票は出せる状態になってるんですよね。でも、橋本市とかに行くと、やはり来たら30分とか40分とか待たされるとか、そんなこともあるみたいで、ほかに橋本から大阪とかに勤めている方も結構いらっしゃって、そんな方が取るというのが一番多いらしいです。大体14%ぐらいの使用ということですね。  うちとこで言いますと、大体年間で1,000通ぐらいの住民票を取る。それでもし仮に10%としても100人ぐらいが取れるぐらいな感じなんですけども、それだけ取るのかということになってくるんですけども、一応取れる場所ですけども、大手コンビニになってくるんですね。大手コンビニになってくると、うちのほうでは1店舗ぐらいしかない状態です。そこで交付するのかどうかというのは今のところ検討中と、そういうことでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 高齢化が進んで、病院に行くのももう大変やというお年寄り、免許も返上したというお年寄りらも増えてきつつあると思います。近くで取れるんなら、住民票とか、そんな書類を取れるようにしていただけたらなと私は思います。今後ますますこれは拍車がかかってくると思います。  それと、国のほうも加入者にはポイント提供をするというてこの間から騒いでますけども、近隣の自治体でも、紀の川市は加入者に1万ポイントを提供して、加入率を激増させたと聞いております。本町はこのような予定はございませんか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) そうですね。紀の川市のほうではそういう話は聞いてます。ただ、近隣の市町村でいうと、橋本市、かつらぎ町、九度山町はやっておりません。やってなくても橋本市のほうは結構それなりの普及率を上げてるんですけども、うちのほうとしては今のところそういう考えはございません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) このまま捨て置くということはないですけども、そのまま自然体でずっと行って、75%に行くと思いますか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) やはりマイナンバーというのは国の施策というのが、まずどうやって普及していくのかというのが、最初導入部分で弱かったというのがあるんです。今でもマイナポイントとしても、今報道されている中によると、今のポイントはそんなに変わらないですよね。国民健康保険とか、あと受取口座とかに登録すれば2万ポイントみたいな、そんな話の報道が出てると思うんですけども、それもまだ弱い感じがします。  基本的には国の施策を、もちろんそういうデジタル庁の、それも今改革の中にあるんですけども、その中と一緒になりながら、国が一生懸命やっていくというのがまず最初にあって、それに対してうちは乗っていけたらいいんじゃないかなと、そんなふうには思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 2年ほど前からマイナンバーカードは作成してるんですけども、使うと思っても使いどころがない、高野町においては。だから、そこら辺をちょっと考えていただいて今後進めていただけたら、普及率ももう少しアップしていくんじゃないかなというふうな気はしております。どうか前向きに考えていただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員のマイナンバーカードの普及ということで、大切なお尋ねをいただいておるところでございます。  このマイナンバーカードの必要性というのは、私も含め、庁内、役場の中、かなり必要性は高いというふうにも思っております。ただ、普及しない理由というところでぶち当たっておるというふうなところでございます。  ポイントをつけるから普及していくというものではなかなかないと思うんです。いろいろなところでこれからIT社会、デジタル社会ということで、便利さが求められるというようなところでは、なくてはならないカードにこれからはなっていくというふうにも思いますが、進まない理由として、やはり多くの不安が住民の皆さんがあるんだなというふうに思ってます。  それを解消していくために、やはり我々、また議員の先生方が、声を大きく上げて、そういった誤解が解消されるような施策にしてくださいというような要望をしっかりしていかなければならないのかなというふうにも思います。  また、本町の場合は該当するコンビニエンスストアが1軒しかございません、使えるコンビニエンスストアですね。2軒ありますけど、1軒だそうです。数百万、数千万の投資がかかりまして、そういうシステムを構築していくというようなことにも今後つながるかも分かりませんが、万が一、地元の業者ではなくて、その店舗が引揚げに急遽なった場合、その投資した金額がじゃあどないなるのっていうような、これもまた考えていかなければならないというふうにも思います。  だから、総合的に考えて、このマイナンバーカードというのはこれからの社会にとっては必要不可欠なものでございますので、それは私も、また担当課も、診療所も十分認識はしております。ただただ進めるに当たって不安を解消していかないといけないよというところが大きなネックとなっておる、これは繰り返しの答弁にはなりますが、そういうことであろうというふうにも思いますので、しっかりこれをマイナンバーカードは普及させていくというのが前提で、前提ではありますが、不安を解消していただく、そういうことへの政治的な運動も併せてしていかなければ、なかなか普及にはつながらないというふうに思いますので、これから町と議会、双方が協力し合って、この普及に関して国に強く要望を持ちかけるということがこれから大切なことかなというふうにも思っておるところでございます。 ○5番(中迫義弘) ありがとうございました。  以上で質問を終わります。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩いたします。  再開は10時45分からです。            午前10時28分 休憩            午前10時45分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  2番、大谷君。 ○2番(大谷保幸) よろしくお願いします。  今回、路線の管理変更について質問させていただきます。  町長が今年5月の議会と9月末の筒香地区でのタウンミーティングにおいて、町道筒香線を県道に、県道川津高野線の一部を町道に変更すると報告がありました。町道筒香線を県道ということは、富貴村が高野町に合併されるときからの希望を地区住民は思っていました。この件については、町長、前議長には県に対していろんなところで発言されてきたとお聞きしています。ありがとうございます。議会からも2回ほど県に対して訪問し、要望を行ってきました。ここに来るまで長い年月がかかっていますが、町として行ってこられたこれまでのいきさつを分かる範囲でいいのでお聞かせください。  後は自席で。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) よろしくお願いします。  これまでのいきさつについてですが、昭和33年6月1日に行われました富貴村を高野町に編入したときの合併協議の中で、松葉村長と出水町長が、筒香線を町道から県道にしてほしいと小野知事にお願いしているということがうかがえる部分がございました。しかし、それ以降は県と県道移管に関して本格的な要望は行われていない状況が続いておりました。  平成27年11月と平成28年4月に、下筒香の同一箇所で2度の山崩れが発生し、また平成28年9月には中筒香で山崩れが発生しました。この影響で下筒香と中筒香で一時孤立状態が発生しました。また、この2か所の復旧が平成29年3月までかかったため、住民の方々には大変御不便をおかけしました。  平成29年7月と平成30年2月に町長から知事への要望が行われております。平成30年3月の議会時に、町長より、県知事と協議を行っている旨説明がされております。平成30年6月と平成30年12月に、町議会議員の皆様とともに和歌山県への陳情を行っております。  それから、令和元年7月に、町長より県土木部技監に要望、令和元年8月に交換に関する案につきまして事務協議が始まりました。令和3年5月、行程協議を行い、令和4年4月1日を目標に管理協定を行うこととなっております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 2番、大谷君。 ○2番(大谷保幸) ありがとうございます。  町道筒香線は、旧富貴村と高野山を結ぶ重要な本道です。この道について先人からいろんな話を聞いていて、県道にするには道幅を広くして、道幅が広く取れないところは、町の変更を伴う土地交渉を地区住民とか難題がたくさんあり、今になったと自分は思ってます。先ほど課長よりお聞きした内容から、町道筒香線を県道にする話がぴょんぴょん調子に今進んでいるような説明がありました。要望した結果であると深く感謝してます。  そこで、町道筒香線が県道になった場合、この道を利用する人にとってのメリットというか、町道が県道になったときどうなるかとか、ありましたらお聞かせください。デメリットはないような気もするんですけど、今考えられる範囲内で結構ですので、お願いします。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 説明させていただきます。  今2番議員の御質問にもありましたように、現在町のほうで行われておりません道路拡幅につきましてです。道路拡幅につきましても予算規模の大きい県道であるほうが有利と思われます。また、町のほうでも平成元年ぐらいから道路拡幅工事のほうを行っておりました。延べ900メートルの区間で工事のほうは完了しております。ただ、予算規模が小さかったために、整備延長が延びないという状況が発生しております。  それと、先ほどちょっと経緯のほうでも説明をさせていただきましたが、平成27年11月と平成28年4月の下筒香で発生しました山崩れのような、異常な天然現象を伴わない事象が発生した場合には、予算規模の大きい県道で維持管理を行っているほうが有利と考えております。
     それと、町の管理延長が単純に今回の交換で短くなります。6.4キロから3.7キロということで、2.7キロ町道の管理延長が短くなります。現在、町道だけを取ってみましても170キロを超える管理延長がございます。維持管理費が財政を圧迫しているような状況が発生しております。  以上がメリットとして考えられる部分かと思います。  それと、デメリットにつきましてですが、現在の、今度県道になる部分の筒香線に関しましては考えられないと思っております。デメリットとしましては、現在、一部県道から町道になる部分、町道で管理を行う部分に対して、管理が必要になってくるというところがデメリットかなと考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 2番、大谷君。 ○2番(大谷保幸) ありがとうございました。  大体分かってきたんですけれども、町道筒香線を県道に、県道川津高野線の一部を町道にするというような時期なんですけども、町長から前に聞かせてもらったんですけど、いま一度、もう一度聞かせてほしいのと。変更後の路線名をまだ発表されてないんでお聞きしたいのと、どういう理由でそのような路線名になったかも教えてください。お願いします。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼します。  時期なんですが、県道のほうは4月をめどに進めてまいるような形になります。それと、県道のほうを町道にというお話ですが、この後、今議会で議案のほうを提出させていただいてますので、そちらのほうで審議をいただきたいと思っております。  それと、新しく町道になる路線の路線名なんですけども、議案のほうにも上げさせていただいてます町道三谷線、三の谷線ということでさせていただいております。理由としましては、所在が大字上筒香字三谷というところに位置しておりますので、そこの小字名ということで三谷を取らせていただいております。  現在の町道筒香線の部分なんですけども、これは県道川津高野線の延長という形になると思いますので、川津高野線になります。  以上です。 ○議長(松谷順功) 2番、大谷君。 ○2番(大谷保幸) ありがとうございます。  筒香線を県道川津高野線の延長線になるということと、川津高野線の一部は三谷線、あの地区は字三谷という地区になっているんで、これが最適な名前じゃないかなと思います。それに関してはいい名前をつけてもらったと感謝してます。  それなんですけども、この変更後というか、この2つの路線を町としてこれからどのように対処されていくというか、修理とかいろんなところがいっぱいあると思うんですけども、そこら辺のところをちょっと。やりたいなというか、後でまたこのやってもらいたいよという要望を後で言うんですけども、一度また課長のほうでそういうことがあれば、すみませんけども、よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼します。  現在の筒香線の今後についてですが、道路拡幅工事を早期実現していただけるように強く重点的に要望を行っていきたいと思っております。  また、現在の筒香線の道路拡幅工事が進みますと、高野山方面からの国道371号や、富貴方面からの川津高野線、阪本五條線の拡幅も進むように要望しやすい環境が整いますので、そちらのほうも併せて考えております。そして、現在の県道、今度町で管理する部分になるんですけども、拡幅のほうはちょっと難しいかなと、今のところは考えております。ただ、きめ細かな管理をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 2番、大谷君。 ○2番(大谷保幸) ちょっとしか言うてもらってないんで、ちょっとこっちの自分としての要望を書いてきたんで、ちょっと耳の隅に置いておいてください。  今度、県道川津高野線については県が管理するということで、そこまで9月議会で少し聞かせてもらったんですが、いま一度念のためということで。  以前よりガードレールを必要なところに早急につけること、これもう何回と今まで議会でも、ガードレールを早くしてくれ、危ないところがあるんでどうかしてくれというような内容を何回か言わせてもらったと思います。岩の崩壊しそうな危ない箇所の対処ということで、前に土建屋さんから何か所か、今に崩れそうなところがあるさかいに、早急にこれは工事したほうがええぞというようなことを聞かせてもらったこともあります。  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  前も言ったことがあると思うんだけども、退避場所、また車と車の出会い頭の、長くバックせんでもええようなところを何か所か設けてもらえればもうそれでいいんじゃないかなというような考えを持ってます。  そして、凹凸の激しいというか、この筒香線、今町道筒香線なんですけども、至るところへっこんだり、ちょっとこれが運転しにくいようなところもあります。そういうところは強く県に対して要望してもらいたいと思います。  それで、町道三谷線というか、今は川津線になってるんですけども、町が率先して車の進行を安全にしてくれることを願ってます。・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ほんまに車の退避場所が少ないので、数か所退避場所をつくってほしいことと、これも道はちょっときつい道なんで、石ころが落ちてることが多いのを見回りしてもらいたいと。ちょうど、これ今の町道筒香線に関しては、役場の職員だったり、自分らもしょっちゅう使うんで分かるんですけども、今度町道三谷線になった場合、どこまでそういうものを見にいってくれるんかとか、そこら辺のとこもちょっと頭の隅に置いといてもらえればうれしいと思います。  凹凸の激しいというか、道が悪くて、狭いし、悪くてというようなとこがあります。そこら辺のところの修理もしてもらいたいということと。このまちが谷が横にあり、水により川底が崩壊しているところもあります。これは横が町道になるし、川は県が管理するものだと思うんですけども、どこが修理されるんか、そんなところもあります。それに、雪になると、道が凍結するところがあるので雪が解けにくいとこもたくさんあります。塩カリと雪かきには十分してもらいたいと思います。いろいろ問題がある道なので、町としての役割をよろしくお願いします。  そして、1年に1か所でもいいから、町道、県道、何かはしてもらいたいと思います。さっき言うたみたいに、町道はたくさんあって、何キロもあるようなことは以前にも聞かせてもらって、おまえのとこだけできるかということも思うんですが、新規の工事としてどこでもいいから、1か所でも2か所でも、みんなの通りやすいような道、自分とこの道ばっかり言うんじゃなくて、いろんな道があると思うんですけども、いろんな道を通ったら危ないとこもあります。そこら辺は1年に1か所、2か所は新規の工事としてしてもらったら非常にうれしいです。付け加えることがあれば、すみませんけども。  また、雪かきなんですけども、今度、町道、いつからこれなるの。今年からもうやってくれるの。今年というか、来年の1日から県は、やはり今のままかい。今、町道川津線はもう町になると今さっき言うたけども、この議案が通れば、と言うたけども、違うんかい。4月1日からなるんかい、雪かきに関しては。分かりました。  それに関しても非常に、今度筒香線が町になるさかいに、今年1年は辛抱せなあかんと思うんですけども、来年度以降、そこら辺のとこを踏まえて、よろしくお願いしときたいと思います。  何か付け加えるところがあれば、課長、町長、すみませんけども。町長にいろいろ話を聞いとるんですけども、一つ最後に、締めにお願いします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 町道筒香線のことに対してのお尋ねでございます。先ほど2番議員のほうから、新たになる町道筒香線が県道の管理になると。・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、違いましたっけ。 ○2番(大谷保幸) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ○町長(平野嘉也) あそこの道を今後よくしていくためには、特に地域の皆様が、全線2車線にしてくれと、真っすぐにしてくれというぐらいの要望がないと、うちから県のほうには強い要望はなかなかできませんので、その点、地域の皆さんとまず認識を共有していただきたいというのがまず今日は思ったところでございます。  また、今後、川津高野線の今の県道の部分ですね、それと今の町道筒香線、町が管理している部分でございますが、先ほど課長が言うたように、県に対してしっかり要望をしていく。重点要望という項目で僕はしようと思いますが、地域の皆さんがそこまでせんでもええというんだったら取り下げます。 ○2番(大谷保幸) 自分の考えで言うただけ。 ○町長(平野嘉也) でも、その発言は非常に議会の場でされると大きいので、そのあたりは今後どういうスタンス、地区がどうしてほしいというのが、うちはあそこを整備していくために地籍調査も優先的に進めましたので、あとは町と地域の方々が、どうあそこの道をしていく。そして371号にどうつなげていく。そして坂本五條にどうつなげていくというような大きな話にしていかなければならないと思いますので、大谷先生個人の発言ではないと思いますので、地区の皆さんとまた大きな要望を出していただけたらというふうに思います。  また、三谷線につきましては、どう管理していくかというところは、いろいろな町道がありまして、それは議員の先生方も御承知のとおりと思います。1日の通行台数も考えた中でどれだけ優先順位を上げていくかというところにもあると思います。そのような中、今の管理がどうなっているのかというのも県にも確認しながら、財政とも相談しながら進めてまいりたいというふうに思っておるところでございます。まずは、県道になるそこの箇所をしっかり改良していただくというところに熱量を上げて、要望活動を重ねていきたいというふうに思っております。 ○議長(松谷順功) 2番、大谷君。 ○2番(大谷保幸) 今の町長さんからの答弁をいただきまして、おまえの考えはあかんというのを言われましたので、県道川津高野線の延長線として2車線になるように頑張っていただきたいと思います。  最後になるんですけども、課長さん、すみませんけども、ちゃんとやりますというような言葉を最後に下さい。お願いします。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 失礼します。  筒香線に関してですが、質問の説明でもさせていただいたように、町長の話にもありましたように、重点的に改良していただきたいというところで、県には熱意を持って要望していきたいと思いますので、よろしく御協力のほうをお願いしたいと思います。  それと、町道の管理になる川津高野線の一部に関してですが、なかなか費用がかかるというところがありまして、年1回の工事というのをお約束することができないと思います。ただ、石が落ちてたりとか、そういう部分で普通に通行が、通行に支障が出るようなことは絶対にならないように管理をしていきたいと思っておりますので、地元の方のほうもまた協力をいただけたらと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 2番、大谷君。 ○2番(大谷保幸) ちょっと言い忘れたんですけども、道が崩壊したり、上からどさったり、ああいうとき通行止め、車が通れなくなった場合、あれは町へ報告させてもらってええの、町道も県道も。それを一つ聞かせてください。それで自分の質問を終わります。 ○議長(松谷順功) 苗代建設課長。 ○建設課長(苗代 勝) 災害時のことだろうと思うんですけども、基本は県道になれば県は県道、町道の管理の部分は町道にというところですが、全然町のほう、私どものほうへ連絡を頂けましたら、すぐに県のほうへは連絡を取りますので、その辺はどちらでも行けるような体制を取っております。御心配なく。  以上です。 ○議長(松谷順功) 順番に発言を許します。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 失礼します。  今回、2つの質問をさせていただきます。1つ目は、コロナ禍における社会経済活動の現状及び課題について。2つ目は、高野山小学校富貴分校の状況と今後の見通しについてです。  さて、コロナ感染者の感染防止策の決め手となっているワクチン接種が本町でも進み、私たちの暮らしも以前の日常を取り戻しつつあります。ところが、国内でも変異株、オミクロン株の新規感染者が報告されており、まだ予断を許されない状況があり、警戒が必要であると伝えられています。  そこで、まずこれからの感染に備えるための取組についてですが、現在の状況と今後予定されている3回目のワクチン接種の見通しについて。また、懸念されている第6波への備えと、本格的には来春以降であるかと思いますが、見込まれる相当数の参拝観光客等の来訪者増に対する対応など、町としてのそうした危機管理についてお願いします。そして、またこれまでも継続して行っているのですが、町民への啓発でありますとか、広報活動についてどのように進めていくのか伺います。  ここから後の質問は自席にて行います。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 失礼いたします。  4番議員の御質問について私のほうから御説明をさせていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症の現在の状況についてでございますが、全国で猛威を振るった第5波は、今年、2021年ですね、7月に入り感染が急拡大いたしました。8月20日前後におきましては、全国で毎日2万5,000人が新規感染するというような状況が続きました。和歌山県におきましてもコロナ患者用の病床使用率が93%を超え、これまでの感染者全員が入院し治療を受けられる体制の維持が危ぶまれる逼迫した状況となりました。  過去最多の新規感染者数を記録した第5波でございますが、8月中旬をピークにその後は急速に減少し、結果、9月30日には緊急事態宣言、まん延防止等重点措置も解除されたようなことでございます。心配されておりました解除後の感染再拡大もなく、第5波はほぼ収束したといえる状況にあると思っております。  第5波の感染爆発の原因につきましてですが、これまでの新型コロナウイルスよりも感染力が強いと言われるデルタ株が主流となったことが挙げられています。一方で、国民の行動変異や抗体カクテル療法の投入、ワクチン接種の効果についても評価されているところでございます。  しかしながら、最近、南アフリカで新たな変異ウイルス、オミクロン株が確認され、政府による水際対策が行われておりますが、既に日本国内におきましても3例の感染確認がなされているところでございます。  これにつきましては、どれくらい感染しやすいのか、またどれくらいの重症化のおそれがあるのか、まだ詳しいことは分かっておりませんが、デルタ株に置き換わるウイルスとして、今後猛威を振るう可能性が懸念されております。  3回目のワクチン接種の見通しでございますが、2回目の接種から8か月経過した人が対象となり、医療従事者の接種を高野町におきましては12月6日月曜日から開始しております。1月中に医療従事者の接種を終え、その後2月上旬から高齢者の接種開始を予定しております。順次対象者へ接種券を郵送し、1回目、2回目と同様、コールセンターにて混乱なく予約いただける体制を構築する予定でございます。接種方法につきましても、1回目、2回目と同様、町内3医療機関での個別接種と数回の集団接種の実施を検討しております。  ワクチンについてでございますが、現時点ではファイザー製だけでなく、モデルナ製も配分されることとなっており、住民の皆さんが希望するワクチンを御用意できるかということが今課題となっておるような状況です。  3回目の接種につきましては、一度11月末に住民の皆様に広報はさせていただいておりますけれども、さらに詳細が決まりましたら、町内回覧のチラシでありますとか、ホームページ等で周知をしてまいる所存でございます。  続いてお話ししてよろしいですか。  第6波への備え、見込まれる来訪者への対応ということ、そして町民の皆様への啓発活動、広報活動について、まとめてお話をさせていただきます。  第6波への備えといたしましては、3回目の接種をスムーズに実施することはもちろんのことながら、まだ1回目、2回目の接種がお済みでない約13%の対象者の方々、この方々への接種体制を引き続き確保することも重要と考えております。  また、これまで感染拡大防止対策として保健所が実施してきました新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査、感染経路の追跡でありましたり、濃厚接触者を判断していくような調査でございます。こちらにつきましては、和歌山県、非常に全国的に評価をされておりまして、一定の成果が上がっているということでございます。感染拡大をさせないためには迅速かつ確実な追跡調査が求められるため、保健所の人不足を補うためには、要請があれば町の保健師を調査業務に派遣できるよう協定を締結し、準備をしておるところです。  ただ、今までの感染の間に一度も派遣をさせていただいた実績はございません。要請があった際には的確に業務に当たることができるよう、12月中に研修会が実施されることとなっております。本町からも、保健師3名おりますが、全員参加し、今後の第6波に備え、積極的な疫学調査の実施体制を強化してまいりたいと考えております。  また、住民の皆様におかれましては、これから年末年始、交流が増える季節でございますけれども、ブレイクスルー感染の事例も多く出ております。感染対策につきましてはくれぐれも気をお緩めになることなく、引き続き密集、密接、密閉の3密を避ける、マスクの着用や手指消毒を徹底する等の基本的な感染対策の実施が重要でございますので、その重要性をいま一度しっかりと住民の皆様に周知してまいりたいと思います。  予定としましては、年末年始、12月の末に一度住民の皆様に宛てた注意喚起のチラシを作成してお配りしたいと考えております。また、今後、国内の感染者が増加傾向になるようなことになりましたら、観光振興課、防災危機対策室等と関係課・室と連携を図り、来訪者や観光事業者等への啓発も強化してまいりたいと考えております。  私のほうからは以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 分かりました。  かつての消防の広域で連携、近隣も含めてこちらのほうに派遣されたということで、非常にそうした、水管橋の和歌山市のときも本町から出動したと、向かったということなんですけども、そうした備えというのがふだんから非常に、めったにあってはならないですけども、必要かと思います。そうした保健所への保健師の派遣協定であるとか、こういう時期に、ちょっと安定した時期にそうした備えをぜひ進めていただけたらなと思います。  そうした秋のちょっと参拝観光客の動向なんか、自分も何度か高野山で見て、結構戻ってきているなとは思ったんですけども、今後、またそうした感染者が増えた場合どうするかということにも、そうした注意喚起も含めて対応できるという、したいということでしたので、よかったと思っています。  一つ、今後、町独自に町民向けにPCR検査であるとか、そうした抗体検査であるとかというのを、自覚症状というか、どこかに出かけるさかいとかということで、もちろんワクチン接種済みという証明もあると思うんですけども、そうした実施の方法も検討の余地があると思うんですけども、安心、安全につながると思うんですけども、この辺の予定はありますか。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 率直なお話をさせていただきますと、抗体検査につきましては、民間で、今薬局等でも販売はされておりますけれども、個人差が非常にあるというふうに聞いております。抗体のつき具合というのには個人差があり、その現状をお知りになりたいというお気持ちは分かるんですが、抗体がついていなかった場合の対応策というのが、もう一度、じゃあワクチン接種ができるかというとできませんので、後の手段を持ち合わせておりません。そういう観点から、抗体検査については現在のところ考えておりません。  ただ、先ほど私、御説明の中で、8か月間隔をあけて、2回目の接種から8か月間隔をあけて3回目の接種を行うということで、今政府のほうもおっしゃることが一転二転されますので、現場のほうは非常に混乱しているんですけれども、今時点では8か月をあけて接種しようということで準備はしてます。しかしながら、先日からの報道でも皆さんお耳にされていると思いますけれども、できるだけ早くというような表現も政府の方々はおっしゃられていますので、その辺のところを検討していきながら、少しでも住民の皆様の御不安な気持ちを解消できるように、体制整備をしていきたいと思っております。以上です。  すみません、それとPCR検査については、やはりお医者様の御判断、それと症状のある場合はお医者様の御判断、保健所の判断ということが非常に重要だと考えております。ですので、あえてPCR検査を意味なく、意味なくというか、個人的には意味を持たれてるんでしょうけれども、なさることに対して補助をするとか、そういう考えはございません。必要な方に必要なときにきっちりとPCR検査をして、その後の対応を御支援するというのが私たちの役目だということで考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 3回目のワクチン接種を迅速にということでしたが、本町の接種、1回目、2回目は非常にスムーズに、ワンチームのような形で本当にスムーズに接種いただいたなと思います。そうしたノウハウも十分生かして3回目もスムーズに、またワクチンの確保についても十分進むようにお願いしたいと思うんですけども。  PCR検査については、かかりつけ医師の判断によって、その必要性も判断して検査につながると、つなげるということでした。そうした部分で、何も心当たりないけどもPCR検査をしたいという人はいないと思うんですけど、もしそうしたことで必要に迫られてそうしたことが必要であるという少数の方がいた場合でも、そうした公費で受けられるというふうなことも御検討いただけたらなと思います。  次に移ります。経済面のことですけども、プレミアム付商品券について伺う予定ではあるのですが、3番議員さんのほうでも重複する部分がありますので、そこは後の3番議員さんにお願いしたいなと思います。  私からは、続きまして、富貴筒香地区で実施中の高野町応援商品券と宅配サービスについて伺います。
     高野山の業者さんと初めて利用した方々との商品などを通じた地域間の交流にもつながっているとの声もあって、おおむね好評であると思います。それにつきまして、まず利用状況や利用者、町民ですけども、住民の声とか反応ですね。そして、関わっていただいている事業者さんの反応です。そして、富貴・筒香地区における応援商品、宅配サービスに関する運用面であるとか、利用面でのいろんな課題とか、よかった点、評価できる点があると思うのですけども、そこについてお願いします。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  4番議員に御質問いただきました件につきまして御説明申し上げます。  まず私からは、宅配サービスについてちょっと簡単にだけ御説明させていただきます。対象地域は、富貴・筒香、細川、花坂地区でございます。火曜日にカタログに掲載されている商品を注文いただいて、その週の木曜日に商品が配達されます。そのときに代金分を商品券でお支払いいただくというものでございます。注文は、基本的に火曜日9時から12時の間に御注文いただきます。配達につきましては、木曜日15時から17時の間にお運びするといったところでございます。  それから、議員に御質問いただいております利用状況、利用者と事業者の反応ということなんですけども、まず10月26日から注文受付を開始しまして、12月2日、宅配サービス分まででございますけども、合計36件の注文をいただいてございます。  町民の方からの御意見としまして、ふだん食べれないものが食べれるのでうれしい。配達してもらえるのはありがたい。商品券の期日が終わってからも続けてもらいたい。おむつや市販薬の配達もしてもらえると助かる。また、事業所さんからの御意見です。翌週の注文がないと集金を忘れてしまう。住民の方が喜んでくれているなら参加してよかった。富貴や筒香には土地カンがないので、配達代行は助かる。翌週の支払いではなく、できれば当日支払ってほしい等々の御意見を頂戴しております。  それから、運用面とか利用面での評価なんですが、社協さん、宅配サービスを行っていただいてるんですけども、当初、事業所の方が領収書の添付をお忘れであったり、商品券の引換え方法について伝わっていなかったといったところがちょっと問題でありましたけども、回数を重ねるにつれて解消されていきましたよと。ただ、注文がない場合、集金に来ない事業所さんが多く、電話連絡をしても事務所預かりになってしまうものもありますと。注文内容については、ほぼおすしであったりお弁当等の食料品の注文が多い傾向でありますと。受注、発注、仕分に思ったより時間がかかっているのがちょっと問題点であるといったことをいただいております。  それから、この周辺地域での宅配サービス等の運用計画なんですけど、これもちょっと社協さんからお聞きしたものなんですが、委託事業終了後も希望する声が非常に多いというところで、社会福祉協議会事業として継続していきたいというお考えをお持ちです。行政としても、今回の事業は住民の皆さんと事業所をつなぐ一つの目的として行っております。今後は見守り活動であったり、そういったことを含めた事業として、事業所さん主体で一本立ちしていただきたいと、そのように考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 簡潔に質問にお答えいただきまして、現在36件の利用ですか。 ○企画公室長(辻本和也) はい、そうです。 ○4番(新谷英一郎) これが多いか少ないかですけども、私も2回ほど使いまして、お弁当とか肉とか使わせてもらったんですけども、周りでも使っていると。出会ったら、使ってますかとかいうて聞くんですけども、もっと広がったらなという思いはあります。また、周辺の花坂・細川地区でも運用しているということですけども、価格的な部分もあるかとは思うんですけども、高野山でこんなものがあるんかなとか、食料品中心ではあるんですけども、まだ残った利用期間がありますので、せんだっては年末に向けて第2弾ということでチラシも入れてくれています。そうしたいろいろな部分で、利用者の視点でいろいろ事業者さんも写真を載せていただいたり、天空般若ビールがあったりとか、いろいろ興味深い商品もあります。そうしたものがもっと利用できるようにということで、より工夫いただけたらなとは思うんですけども。  ただ、1点といいますか、ちょっと課題かなと思いますのは、中には移動販売などの業者さんのところで利用ができるというふうなことが、まことしやかにといいますか、伝わるところもあります。以前、そうしたところにも利用できませんかということでお話もしたことがあるんですけども、これは町内に還元する趣旨のものであるということで、それはできませんということでしたが、そうしたこと、きちんと線引きはあるんですけども、なかなか十分いかないところもあろうかと思うんですけども、そうした運用面での、利用面での、また業者さんのほうでも再度、先ほど来、いろいろな課題、初めての取組ですので、業者さんとか、事務代行しているところは大変だと思うんですけども、その辺との町の連携もよろしくお願いしたいと思います。  そして、これから多忙な時期で、今福祉センターのほうで代行業務を務めていただいてます。せんだって配達していただいてる担当の方に、どうですかと、本来業務との兼ね合い、できますかということをお尋ねしますと、今のところ大丈夫ですが、年末にかけてはちょっと忙しくなるのかなというふうな声も聞かせていただきました。その辺の人的な部分でありますとか、もちろん委託していますのでそちらの努力ということにはなろうかと思うんですけども、そうしたあたりには何か、懸念する部分はあるんですけども、いかがですか。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  4番議員の御質問につきまして御説明申し上げます。  議員もおっしゃっていただいたように、一応社会福祉協議会さんのほうへ委託をさせていただいておると。そういったところで、今回、その事業については社協さんでいろいろと御対応をいただくといったところで、将来的にはもう一本立ちしていただきたいというところで、今回は、あくまで町としては事業所と住民さん、社協さんをつなぐというところでこの事業をさせていただいておりますので、そういったところ、確かに御懸念はあると思うんですけども、そこはもうちょっと自主努力ではないですが、ちょっとその辺は対応いただきたいと、そんなふうに考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 分かりました。  引き続きこのような形態のサービスも継続してほしいと、この期間が終了した後もという声もあったということで、私もそんな声も聞いています。なかなか参加事業所の収支の面とか費用対効果を考えると手を挙げにくい部分もあるかもとは思うんですけども、ぜひ御検討いただけたらなとこう思いますので、お願いします。  続いて、2つ目の質問に移ります。  高野山小学校富貴分校の状況と今後の見通しについて伺います。  今、学校だよりですとか、ホームページで、日々の学校生活でありますとか学習活動等をうかがい知れるのですが、分校として再開されて2年目の今年は、新入生を迎えてちょっとにぎやかになっているというふうにも想像するんですけども、学校の様子ですとか、本校であるとか、地域における交流学習等を様々に進めていると思うんですけども、そうしたことも含めてお願いします。  次に、来年度以降の入学生や転入生が見込まれるという話も聞いているんですけども、そのあたりについてお願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) それでは、失礼いたします。  4番議員の御質問につきまして御説明いたします。  まず、新入生を迎えた高野山小学校の富貴分校の様子と、本校と、あと地域での交流学習というところから御説明させていただきます。  富貴分校につきましては、今年度は児童数が1名から2名に増えたことにより、子供同士の交流する場面が増えております。昨年度は児童が1名だったこともあり、休憩時間は読書をして過ごしたり、遊びについても大人と遊ぶ機会が多かったようです。今年度は一緒にねんど遊びをしたりするなど、児童同士で過ごす場面が増えておりますが、学年が違うこともありまして、絶えず一緒に遊んでいるわけではないんですけれども、同じ教室の中で同年齢の子供の声を聞いたり見たりすることで、お互いによい影響を与えているようです。  授業につきましては異学年1名ずつの複式形態となっております。体育や図工のように、教科によっては一緒に受けることができる授業もありまして、相手に聞いてもらったり、見せたり、一緒に相談したりするなど、授業の幅のほうも広がっております。また、同年齢の児童がいるということで、昨年より意欲的に学習に取り組む姿も見られるようになっているということです。  次に、本校との交流学習についてなんですけれども、今は月に1回程度の割合で交流を行っております。交流する日につきましては、2時間目の授業から給食も含めて一緒に食べて、1日参加している状況になります。富貴分校の児童が参加する交流学習の主な内容なんですけれども、眼科、歯科健診、ミニねぶたづくりとか、音楽鑑賞、観劇などの行事、あと運動会の練習の参加となります。あと、交流学習時なんですけれども、本校の児童たちとも仲よく楽しそうに学習をしているということです。  あと、地域との交流についてなんですけれども、児童たちが生活科の学習であるとか、あと遠足で地域へ出かけて学習はしているんですけれども、現在コロナ禍ということもありまして、地域の方を学校に招いてというような活動は現在は控えていると、そういう状況です。  次に、来年度以降の入学生や転入生の予定ということになるんですけれども、転入生につきましては、令和4年度はちょっと見込みということで分かるんですけれども、後の年度につきましては入学予定ということになりますので、あらかじめ御了承いただきたいと思います。  令和4年度の入学と転入生の予定なんですけれども、令和4年度は、1年生が入学生2名、これは転入予定の方も1名含んでおります。3年生に転入予定というのが1名予定されております。令和5年度に、1年生が1名入学する予定です。令和6年度は入学予定等ありませんで、令和7年度につきましては、1年生1名が入学予定になっております。令和8年度以降につきましては、ちょっと今の時点では入学予定というのは未定ということになっております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 2名になったということで、数だけではなくて、非常に学校生活の中で子供同士が楽しく学習しているということがうかがえました。  そして、本校との月に1回の交流ということです。それと行事、健診等での交流学習が加わるということでした。低学年ですし、約1時間の、往復2時間の通学は大変かなとは思うので、特に冬季などはどうかなというとこはあるんですけども。  一つ、そういうオンラインの交流とか、以前からも進められていると思うんですけども、それは本校、分校に限らず、町内の学校間でも進めていると思うんですけども、今後、そうしたことも含めて、全ての教科ではないですけども、そうしたことも利用されていると思うんですけども、少しよろしくお願いします。  それと、近い将来、今後見込まれる児童数のこともお知らせいただいたわけなんですけども、中学校へ進学という時期も来るかと思うのですが、そうしたことについて、保護者の方からの要望などが寄せられているんでしょうか。町としてはなかなか対応が難しいと思われる点だと思うんですけども、今の時点での状況とか、今後の見通しがありましたら、お願いします。 ○議長(松谷順功) 田中教育次長。 ○教育次長(田中宏人) 失礼します。  それでは御説明させていただきます。  まず、オンラインなんですけれども、ちょっとどの教科とかというふうなことは現在把握はしてないんですけれども、オンラインで学習する機会というのは設けているというふうに聞いております。ちょっと具体的なことが分からなくて申し訳ないんですけれども。  あと、それと中学校の件なんですけれども、議員が今おっしゃられたみたいに、今富貴分校に在校している保護者のほうから、富貴の中学校の再開についてというふうなお話を今年の6月ぐらいにいただいております。それで、10月の中旬なんですけれども、保護者の方とオンラインのほうで、どういう考えを持っているかというふうなことで話合いの場をつくらせていただいて、意見交換というふうなことも含めて実施しております。それで、保護者からの要望もありまして、今後も定期的に実施してほしいということもありますので、大体3か月から4か月の周期ぐらいで話をしていこうかということで、現在は進めております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) そうした声に町がどう応えるかということですけども、現在、定期的に今後も話合いを続けるということですので、学校というのは地域の文化の拠点とか、いろんなことを言われますが、そうした部分で、中学校を閉めるときに、自分もちょっと関わらせていただいとった学校ですし、やがて再開になればという思いはあるんですけども、そうしたこともまだ少々時間があると思いますが、非常に難しい点もあるんですけども、今からちょっとそうしたことについて準備期間と捉えて検討いただけたらなとこう思います。  そして、次です。就学前の教育という点なんですけども、先ほどの入学生、予定されるお子さんたちは、そうした形で富貴で居住をして、そして保育所、幼稚園という年齢になるんですけども、そうした状況の中で、保護者の事情に応えるような保育に準じた活動も現在されていると思います。現状についてはどのように捉えているのでしょうか。また、今後については、そうしたちょっと増える見込みもあるんですけども、進めていくのかという点についてお伺いします。 ○議長(松谷順功) 尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 今のお尋ねでございますけれども、現在、富貴地区のお子さん、就学前のお子さんに関しましては、1名は高野山こども園に通いながら、親御さんの就業の御都合により、地域の中で住民の皆さんが中心になって一時預かりの事業をしてくださっていまして、そちらのほうで生活を送っていただいているような状況でございます。  昨年度移住をされました御家庭につきましては、高野山こども園でありますとか、現状、高野山こども園、非常に距離が遠くございますので、橋本市でありますとか、五條市に所在するこども園であったり保育所を御希望されるようでしたら、そちらのほうに委託保育ということで御案内を差し上げたところでございます。  しかしながら、昨年度移住された御家庭に関しましては、そういう保育を望まれることなく、自然の多い地域の中で、地域の人たちの温かいつながりを感じながら生活をさせたいという御要望でございましたので、町のほうから、それは補助金を少し御用意させていただいて運営していただいておりますけれども、そちらのほうでお預かりいただいておるようなところでございます。  先ほど教育次長のほうからも御説明がありましたけれども、もう1家族移住を予定されている方がおられまして、そちらの方につきましても、今のところまだきっちりとお話はできておりませんけれども、地元のほうで生活をさせたいというようなことでございますので、そちらの方向性を今のところは考えているところでございます。  しかしながら、地域のサポート体制につきましても限界がございまして、もっといえば、この間も少し定期的に会合を持ってお話合いをしているんですけれども、地域の状況、お子さんの状況なども確認させていただいている中で、やはり就学前の集団生活ということに関しましては非常に弱いと。その辺をどう捉えていくかということが悩みの種というか、課題、お預かりしている側としては課題やと。しっかりと2018年にいろいろと幼児教育の指針も改正されまして、小学校にしっかりと接続する幼児教育ということが示されております。そんなことを意識したときに、本当にこのような体制でいいのかというような疑問を持ちながら活動に取り組んでくださっているというようなお話も承っております。  そういうことに関しましては、もちろん地域の方々に甘んじることなく、行政として考えていくべきところというのをしっかりと考えていかないといけない。いかんせん、立地的な問題でありますとか、今後どのような経過で児童が増えていくかというようなこともございますので、今現在、富貴にお住まいになられるという移住された方々におかれましては、今一般的にある保育を望まれないというような中で、どういう方向性を考えていくかということは一つございますけれども、地域の皆さん、そして子供さんを育てる御家庭、行政とでしっかりと今後考えて、小学校につなげていく地域での生活、こども園での生活、そちらのほうをしっかりとやっていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 今は地域のサポート体制、ファミリーサポートプランから始まった形で、委託業務のような形で保育に準じたことを実施されているとは聞いているんですけども、幼児教育という話もありまして、小学校にどうつなげていくかという部分の課題があるというふうに捉えておるということなんですけども、そうした保護者の要望とか、小学校につなぐ幼児教育というふうにも、保育を担当して運営している側にも体制づくりとか環境整備とか、何かと大変であるとは思うんですけども、定期的にそうした声を酌み上げてるということですので、今後も引き続きと思います。  そうした点で、幼児教育という点で、行政としての対応であるとか、支援策も必要であるかと思うんですけども、このあたり、教育長はどのようなお考えでしょうか。 ○議長(松谷順功) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) 失礼いたします。  4番議員の御質問に御説明をさせていただきます。  幼児教育につきましてですが、幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う大変重要なものと言われております。幼稚園、保育所、認定こども園では、遊びを大切にした教育、保育を行っております。幼児期の子供たちにとって、適切に設定された環境のもと、自発的な活動としての遊びや生活を通して、人や物との関わり、言葉を豊かにし、自然の美しさや不思議さなどに気づき、生活に必要な知識や技能を身につけるなど、生きる力の基礎をここで学んでおります。  このように適切な環境での遊びを通して、子供たちが学ぶ楽しさ、知ったり、積極的に物事に関わろうとすることは、先ほど福祉保健課長が申したとおり、小学校以降の学習意欲を高めたり、社会に出てからも自ら考えて物事を解決していく力につながっていきます。こうしたことを考えてみますと、幼児期の教育の重要性をうかがい知ることができます。  この幼児教育につきまして、やはり本町にございますこども園についても、このような形の運営をやはりしていくべきでは、関わっていただく必要があろうかと考えております。  そこで、本町のこども園についてでございますが、こども園を訪問したときに次のようなことを考え感じました。このことについて少しお話をさせていただきます。  やはり訪問したときに、やはり教員の指示にばかりではなく、子供の自発活動をもう少し増やすこと、保育者の研修を増やすこと、こうした教育を進めるためには、保育者が精いっぱい力を発揮できる環境を整えること、こうしたことの必要性を感じてございます。本町の山上においては、今後こうした状況を本山及び高野山学園と共有しながら、少しでもその解決に向けた協議をしてまいりたいとこう考えております。  幼、小、中、本町で今考えておるところがこういうつながりのある子供たちを育てていくということでは、この幼児教育の置かれている重要性というのは大変重くなってきているということで、このことに力を注いでいく必要があるというように考えてございます。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 教育長から、幼児教育の意義でありますとか、今後の環境整備の必要性とかを説明していただきました。そうした部分で、富貴地区におけるそうした幼児期の教育も進めていくにはいろいろと課題もあろうかと思うのですけども、そのような同等の幼児教育を受けられるという体制づくりあたりも今後検討いただけたらなと思います。  最後の項目に移ります。  行政と地域の支援で進める。 ○議長(松谷順功) 新谷君に申し上げます。ちょっと発言中でございますが、放送の間、ちょっと中断させていただきます。(町内放送のため中断)  どうぞ発言ください。あと持ち時間は10分34秒です。 ○4番(新谷英一郎) この子育て世代が移住をしたり、Uターン、Iターンをしてくるということは、町としての移住に関する情報発信でありますとか、諸施策、地域の支援と連動して増えているということで歓迎すべきことです。富貴地区に限らず、こうした流れを町内の各地に広げるためにも、引き続きの手を打つことが大切だと考えます。  私、関連して移住定住につながる空き家調査ですとか、有効活用について何度かお伺いしましたが、改めてこうした子育て世代に応えることも含めて、それを地域振興策にどのようにつなげていくのかというふうなあたりをお伺いしたいと思うんですけども、町長、いかがですか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員の御質問にちょっと説明をさせていただきたいと思います。  まず議員もおっしゃられておりますように、この富貴地区というところでの移住の動きというのは、地元の方を中心にいたしまして、事務方の努力で非常にいい状況で進んできているのかなというふうに思っております。この部分というのは、やはり今後も伸ばしていくような形で、行政として足らずのところを御支援させていただいたらいいかなというふうに考えております。  また、私たちの今の動きといたしましては、富貴地区以外のところにおいても移住定住を充実させていくということで、テレワーク、ワーケーション、そういったものの推進ということで、企業等の誘致を進めていくということが大事かなということで、いろんな施策を実行させていただいているところです。  特に、富貴・筒香地区においては、光ファイバーの敷設が終わっておりまして、インターネット環境が整備されているというところで、やはり他の地区に比べてベースができているのかなというふうに思います。また、富貴地区においては薬草のトウキの連作障害の、どうやってこれを乗り越えていくかというようなことも農業のほうで進めておりましたけれども、ある一定の打開策が見つかったということもありまして、漢方薬が中国から入ってこなくなるであろうと言われておる中で、やはり漢方薬のベースになるトウキというものを作るために移住定住をしてもらう人を増やしていくみたいなところも含めて、いろんなことをやっていく必要があるのかなというふうに思います。  また、うちの課の中で森林環境譲与税みたいなところを使うところもございます。そんな中で、過疎化してしまって、住民がいなくなるというようなおそれのある地域というのが幾つも出てまいっておりますので、そういったところに森林の施業を行うような方を導入していって、そういう人に住まいをしていただくみたいなこともできないのかということを担当のほうにも言ったりしております。いろんな、移住定住というだけでなくて、農業や林業、そういったいろんな施策、いろんなきっかけを使いながら、高野町内のいろいろなところにほかの地域から人に入っていただくことで人口の減少を止めていきたいし、産業というのを守っていきたいし、そういうふうに考えて施策をやらせていただいている、そんな状態です。 ○議長(松谷順功) 新谷君に申し上げます。あと持ち時間は6分5秒です。  4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 昼を過ぎてますが、最後に、せんだって筒香の学校跡でコンニャクづくりの体験というのを、富貴のそれこそサポートされている方の呼びかけで、5家族ほど子連れで子育て世代が集まっておりました。昨年に引き続きですけど。そうした中で、川もあっていいとこですねとかいう話で、住むところとかあるんですかという話までするんですけども、不確定要素ではあるんですけども、そうしたことに何か価値というか、農業とか林業だけが産業じゃなくて、地域が持つ自然そのものが価値、高野山ももちろんなんですけど、あるようにも思います。そうしたことをPRするブロードバンドができるというふうなことも併せて、今後もそうした、今は呼び水となって次につながる時期であるとは考えます。ぜひその辺の後のつながるような対応を行政、もちろん地域も含めてですけども、一緒になってそうしたことに力を注げたらなと思いますので、ぜひそうした周辺地域に限らず、地域振興策を練っていただけたらなと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員おっしゃっていただいたように、やはり本当に地域のほうが誰も住まなくなっていなくなってしまう、なくなってしまうということを避けたい。そういう可能性のある地域が増えているということで非常に危惧をしております。今やはり頑張って、何らかの形でやはり住まいをしていただく、その地域を好きで住まいをしていただく、働いていただく、そういう方をぜひ入れていく必要がある。ですからこそ、やはりいろんなことを気にしながら、いろんな切り口で移住定住を進めていく、そういうことだと思いますので、しっかり今後も引き続き頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 新谷君に申し上げます。あと3分32秒です。 ○4番(新谷英一郎) ありがとうございます。よろしくお願いします。  終わります。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。  再開は13時10分からにしたいと思います。よろしくお願いします。            午後 0時08分 休憩
               午後 1時08分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  ただいま大谷君から、一般発言における発言について、会議規則第64条の規定により、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・の発言の部分について取り消したいとの申出がありました。  お諮りします。これを許可することに御異議ございませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(松谷順功) 異議なしと認めます。したがって、大谷君からの発言取消しの申出を許可することに決定いたしました。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 質問の場を与えていただきありがとうございます。よろしくお願いいたします。  今回、聖地高野山応援プレミアム付商品券について、これが1つと、高野町職員の雇用等について聞いていきたいと思います。  まず1つ目は、聖地高野山応援プレミアム付商品券について、どこの地域から来山していただき商品券を購入していただいたか、ちょっと教えていただきたいと思います。  後は自席で質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員御質問の件ですけれども、伊都橋本地域の在住者が25.9%、それ以外の和歌山県内在住者が33.1%、県内で合計59%という形になります。それ以外ですけれども、近畿圏内の在住者が25.6%、それ以外の地域から来られた方が15.4%。旅行等で東京方面から、遠方から来られた方の利用も15.4%あったものの、比較的近い近畿圏内の利用者が84.6%と大多数を占めた状況となっております。 ○3番(菊谷 元) ありがとうございます。  まあまあ近々の市町村から来られることは、もともとある程度の想定はできていたと思います。現時点で、全チケットの使用率はどれぐらい高野町で使用されているのか、そこもちょっと教えていただけませんか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 観光のほうで担当しております聖地高野山応援プレミアム付商品券、これですけれども、11月末現在で、63.65%、金額にしますと6,364万7,000円使われているという状態です。  あと、企画のほうで行っていただいてます高野町応援商品券、住民に給付した分ですけども、これは全体の38.36%、金額として5,473万7,000円が使われている、そういう状態です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) まだ今後も5月末まで使えるということなので、今後まだまだ使っていただけてない部分の人は、また高野山に来ていただいて使っていただけるという判断と、町民もまだまだ町内には使っていただいてない部分もあるので、我々町民もできるだけお客さんに来ていただいて使っていただけるような努力も今後していきたいと思います。  そこで、ABCDのチケットナンバーでチケットが分かれていたと思うんですけども、どういう業種、大きいくくりで結構です、飲食店とか、そういうような形で結構なんですけども、今現在でどういう形のお店、業種さんに使われているかという統計、今までの現時点で結構です、統計を取られているようでしたら、ちょっとその辺も教えていただけませんか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今の御質問ですけれども、一般向けに販売をしました聖地高野山応援プレミアム付商品券の点についてお話をさせていただきます。  まず、お土産物屋さん、これが54.1%、金額ベースでいきますと3,441万8,500円。生活関連、生活に密着するお店ですね、これが19.8%、1,261万5,500円。飲食店、これが16.2%、1,032万4,000円。宿泊関係、宿坊と簡易宿所が入ってまいりますけれども、これが5.0%、316万5,500円。あとはサービス等ということで4.9%、312万3,500円となっております。ABCについては企画のほうから報告があると思います。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  3番議員の御質問につきまして御説明申し上げます。  私のほうからはAからCまで、頑張ろう高野町応援商品券について御説明申し上げます。Aは高野山地区、Bは高野山周辺集落、Cは富貴・筒香地区でございます。各商品についてどのような業種に使われているかという御質問ですけども、私からは頑張ろう高野町応援商品券のABCのチケットナンバーについて御説明いたします。  11月末現在で、先ほど観光振興課長のほうからも御説明ありましたとおり、5,473万7,000円が換金されております。大きく大項目として、サービス業等、飲食店等、宿泊、生活関連等、お土産物店等の5つの項目に分けて御説明いたします。  サービス業等につきましては約6%、飲食店等につきましては約11%、宿泊につきましては1%、生活関連に関しましては約71%、土産物店等につきましては11%となっております。途中経過ではあるんですけども、町として予測しておりましたとおり、生活関連で多くの御利用をいただいているということが結果として数字に表れていると考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) これ、この数字を聞いて何しようかなという意味として、商工会等で今後数字でこういうのが出てきたら、こういう数字をもとにちょっと話をさせてもらう部分もあるかなというのと、あとこの質問なんですけども、4番議員さんとある意味質問がかぶっていたとこもあるんで、4番議員さんから、ちょっとこれ同じような質問なんで分けて質問してもらおうかなというんで、ちょっと打合せして、僕はここを聞いてるんですけど、周辺集落というところで、今回、高野山の各商店が富貴地区、各周辺集落にいろいろ卸している、持っていってるわけなんですけども、今後、どれぐらいの売上げ、このときに見込めとるかというので、町の商店が自分とことして頑張って周辺集落にも営業をかけていけるという努力の道筋にもなったらなというとこで、ある程度こういう数字も聞いておかんと駄目かなと思って質問させてもらってます。これ今後、自分とこで頑張っていこうとする業者が出てきてほしいなという意味でもちょっと数字を聞かせていただきました。  1回目の販売で、町行政が今自分たちで思ってる反省点、そういうのってもう何か会議とかされてますか。その辺、もしされているようであれば、ちょっとこういうとこに1回目は何か問題があったよねというようなところがあったらちょっと教えていただきたいんですけども、よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今回、聖地高野山応援プレミアム付商品券については、観光情報センターのほうで職員のほうが販売をいたしました。1人1日1冊ということで、1回1冊ということで、限って販売をさせていただきましたけれども、やはり販売の状況を後で見直しておりますと、同じ方が1日に7回も来られて買っているみたいな事例がやはりありますし、中には偽名を使って買ってられるような方もいらっしゃいます。やはりこういう、今回は1人1日1回1冊なんで、日が変わればオーケーだよということだったわけなんですけれども、やはりそういう決められたことを守られていない方がいらっしゃるというのは非常に寂しいことだなというふうに思いますし、やはり毎日来れる方と来れない方があって不均等だというような苦情というんですかね、お話を聞いたこともあります。  ですから、何をすれば一番均等に回っていくのかというのは、買っていただけるのかというのはあるんですけれども、やはりこちらとしても2万冊を売っていくということなんで、順序よく、スムーズに販売はできたと思ってるんですけども、反面、そういったところが残念だなというふうに思っております。  それと、先ほども言いましたけれども、宿泊等、宿坊、簡易宿泊所で5%、316万5,500円。昨年も1万7,000冊、プレミアムということで販売をさせていただいて、宿泊関連は7%、698万というような金額しか使われていないということで、やはり高野山の経済の活性をしていく中でエンジンになっていく宿坊というところに対して、やはりあまり使われていないのかなと。これは傾向としてリフレッシュプラン、県のほうがやっていただいてますけど、これもやはり海岸沿いの白浜とか勝浦、そういったところの利用というのがかなり伸びておって、高野山の場合どうですかって宿坊協会さんに聞きますけど、ぽつぽつかなということで、やはりまだ高野山で使っていただけるような状況にはなっていない。  新型コロナウイルス感染症の中で人が来なくなる、動けなくなる中で、宿坊というのは持続化給付金というのも国から支援も頂けませんでしたし、様々な業種に使っていただけるような融資制度、こういったものも全く使うことができなかった。そういう中で、やはり厳しい状況にいらっしゃる宿坊というところに対してやはり充てられていってないというのは、少し今後検討する必要があるんだろうというふうに思ってます。  それと、そうですね、観光情報センターで販売をしましたけれども、平日で700人、休日になると1,300人、1,400人。集中をするということで、かなり長い列を早朝なんかでしたらつくりました。やはり一時に集中するということがいい面もありますし、やはり負担が大きくなる面もあるということなんで、そういったことも今後何か方法があれば改善していく余地があるところかなというふうに思ってます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 前回もチケットのほう、こういう名目ではなかったですけども販売されて、宿泊業に、今回もそうですけども、現時点ではやっぱり宿泊業にあまり寄っていないといいますか、数が集まっていないといいますか、その辺も含めてなんですけども、あと売り方というか、買われる購入額が1日7回とか、実情販売するには人の顔もやっぱり700人も1,300人も来られたら覚えられませんし、そういうことはもう重々承知できるかなと思います。  ですが、やっぱり行政として税金というとこの使い道から見ると、どうしても決められた中でやってもらいたいなという、決めた中の売り方、均等な売り方というんですかね、それも難しいのは重々分かります。自分がやっても多分そうなるんであろうというようなことも分からなくはないんですけども、ただやっぱりやるからには徹底して、何か1人1冊と決めたんなら1人1冊で、まだ後期もありますし。  あと第2期の販売方法としては、今現時点で分かっていることで結構ですので、どういうふうな使い方をというか、売り方を名目として売っていくか、ちょっとその辺も、現段階で分かっている範囲で結構なので、ちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 御質問いただきました第2期分の販売の方針ということですけれども、先ほど言いましたように、宿泊のところで使われていないという中で、やはりここを少し喚起をしていく必要があるのかなというふうに思っておりますので、高野山に宿泊していただいた、もしくは宿坊の中食等の御利用をいただいた、そういう方が買える制度みたいな形で第2期については考えさせていただいたらどうかなというふうに思っておりますし、現在、その方向で、高野山宿坊協会等とも調整を行っているところです。  5,000円の商品券を2,000円出して買っていただくということですので、この2,000円分については、宿坊で、宿泊施設、簡易宿所もそうですけど、使っていただけるような、この2,000円については判こか何か押しまして、宿泊業に限って使えるみたいな券にして、あとの3,000円については町内決められたとこやったらどこでも使えるよみたいな形にさせていただいて、第2期を、整い次第、3月以降になると思うんですけども、実施をさせていただいたらどうかなというふうに思います。  ただ、そういう形で販売をしようとしたところ、現状、5月31日という期限がついてしまっておりますので、コロナが蔓延する前の高野山の泊まりというのが大体23万人ありました。そのうちの11万人が外国人でしたので、国内の方が使っていただいた泊まりの数というのは12万という形になります。そうすると1万5,000冊ということになりますと、ほぼ10分の1の数になってまいりますので、これを4月から始めて、4、5、2か月で販売できるかというと、ちょっと無理があると思っております。ですから、例えば夏休みが終わるまでであったりとか、秋の紅葉シーズンの終わる11月末までとか、期間を延長するような形で販売をさせてもらうような方向。売り切れたら終わりなんですけども、そういう方向性かなというふうに考えているところです。  そうしますと、先ほど言った特定の方が1日に7回もということはあり得ませんし、一度に販売所に集中するということもないかと思います。一番コントロールしやすいのは高野山宿坊協会さんだと思いますので、販売についても御無理を言えないかということを、今後お話合いをさせていただく方向になるのかなと、そんなふうには思っております。  ただ、今のところということですので、担当課長としての意見も含めて現状こういうところかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) そうしたら、仮に今想定として8月、9月ぐらいまでというような感じで言われてましたけど、1回目の販売のチケットの使用期間もそこまで延ばす考えはございますか。また、町民向けは5月いっぱいで終わるのか、その辺ちょっと、前回の1期目とはちょっと変わってくると思うので、町民向けに対してと1期目の販売に対しての期日というのはどうなるか、その辺は今現在分かってる範囲で結構です。これから変更するのか、今現状の答えで結構です。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 1期目につきましては、もう既に皆さんがお持ちですので、それの日にちを延長するということはできないと思いますし、それをしようと思うとかなり周知徹底のところが難しいと思っております。第1期につきましては、当初の予定どおり5月31日までの使用でいいのではないかというふうに思います。  ただ、2期目についてはこれからの販売ですので、先ほど少しお話ししましたように、スタンプを押すとか、シールを貼るとか、何らかの形で券の有効期限を変えることが可能かと思いますので、そういう手続をしたものについてはその期間まで使えるという形にやっていけるのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  議員御質問の町民向けの商品券でございます。現段階では町民向けの使用期間を延長する予定はございません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) これもプレミアム付商品券についての最後の質問といいますか、要望といいますか、これ今町内というか、町民の中から、各商店を案内するパンフレットみたいなのを観光情報センターでいただきながら皆さん回ってるわけなんですけども、お客さんの中からでもしょっちゅう問合せというか、道を歩いているお客さんから、ここの店はどこにあるんですかという問合せといいますか、あります。見させてもらうと、細か過ぎて商店が分からない。僕らは地元なんで分かりますけども、地方から来たお客さん、これ分からない。特に、メイン通りを歩いていたら分かるんですけども、一筋、二筋中に入った業者さん、特にちょっと分かりづらいと思います、見せてもらったら。  業者さんの中からでも、ちょっと税金、そこを使っていろんなことをやってくれるんやったら、各商店の何か分かりやすいような地図といいますか、目標物といいますか、できたら各地域によって、この地域にはこういうお店がありますよというような、よく分かりやすいような商店の案内の何かを作ってもらえないかなという声がありました。  やっぱり各商店さん、できるだけ行ってほしいと思うので、できたらそういう声にも応えて、第2期目としてでもお客様が来てくれて使ってくれるので、第2期目のときにでもまた何か方向性を考えてもらえたらなと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、御指摘いただいた点ですけれども、昨年でしたら事業所の数が町内で110か所程度、今年のプレミアムにつきましては事業所が150を超えておりますので、そういった面からも、確かに山上のお店になりますともうひしめき合っているみたいな状況だと思います。ですから見にくいという御指摘は確かにあるかと思います。  ただ、それをどういうふうに改善をしていくかというのはちょっと検討させていただいて、できる、できないも含めてですけれども検討させていただいて行きたいと思いますので、ちょっと今断言ができないということで御了解いただきたいと思います。お願いいたします。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) プレミアム商品券、また住民向けのクーポンのお尋ねでございます。頂いた意見ですね、様々改善、改良していくところは多々あると思います。せっかく議会の先生方に御承認していただきました大切な予算でしておる案件でございますので、去年の事業、そして今年の1期目の事業、そういったところで、関係担当課が参加していただきましたいろいろな業種の方々の御意見も伺いながら、コロナ後に向けての最後の起爆剤になる、なってほしいんですけど、なるように、丁寧にまた意見を吸い上げた中でいい方向に進めてまいります。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ありがとうございます。よろしくお願いします。  2つ目の質問ですが、町職員の雇用等について、これ大きく題名を書きました。申し訳ございません。まず、その中で、一つ目として、職員の離職率はどれくらいか。これ新人の職員さんを雇われても何かすぐにおれへんようになってるような気がしました。その辺で、何で辞めていくんかなという素朴な疑問からちょっと教えてほしいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 質問ありがとうございます。  3番議員さんの質問について説明いたします。  直近10年間、ちょうど平成23年から令和3年までの間で採用された職員のうちに辞めた職員ということで算出させていただいてます。職別で説明させていただきます。  一般事務職員なんですけども、31人中6人退職しております。保健師に関しては5人中4人退職しております。医療職、看護師に関しては6人中1人退職してます。医療職で専門職、理学療法士とか介護士さんなんですけども、その方は2名中1名退職しております。消防職に関しては16人中7人退職しております。  具体的な理由ということなんですが、一身上の都合なんですけども、具体的に言うと、体調不良による退職やら、他の地方公共団体に就職のため退職した者、消防職の中には、服務規程第4条、第4条というのは、職員は高野町に居住しなければならないということがあるんですけども、それの遵守が困難であるという理由により退職を希望する方もおられました。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 保健婦さん、5名中4名でしたかね。 ○総務課長(古倉 充) 保健師ですね。 ○3番(菊谷 元) 保健師。この部分とか、消防署16の7。この辺見てみますと、消防は服務規程というところで、僕も前回質問させていただきました。でも、これは守るべくして、恐らく知らんと職についた人は多分いないと思います。この部分については、守るべくして守って働いてもらわんと、それは困るのはもう重々、入ってくる職員さんも分かってもらわないと困ります。保健師5人に4人って、これもまた何か問題が何かあるんですかね。90%ぐらい辞めてますけども、その辺どうですかね。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) そうですね。一身上の都合ということで、理由については詳しくは分からないんです。すみません。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 理由、一身上の都合と言われたらそれまでになってしまうんですけども、辞める原因としてひょっとしたら何かあるかも分かりませんので、今後その辺も、入ってきたら辞めるということがないように、町のほうでもある程度の努力はしてもらいたいというか、実情の調査というか、そういうところもできることはやっていただきたいと思います。  あと高野山に来てくれた職員さんの中にも、やっぱり下から最近来てくれる職員さんもたくさんおられます。自分たち、高野山で在住しているので、住むとこには困ってない。高野山に不動産業者もありませんし、新規採用された人で下から来た人。家族で高野山、僕らもできるだけ住んでほしいなというのが希望としての中にはあります。その中に新しく住めるような物件といわれますと、なかなかニーズに合うた物件というのがないような気もするので、町としてもその辺の責任感というんですかね、新しく人に高野山に来てもらおうと思ったら、来てもらうなりのある程度の段取りを踏まえた上で応募していただいて、できるだけ高野山に居住してもらって、高野山の活性化というとこでちょっと考えてもらいたいんですけど、その辺はどのようにお考えですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 議員御指摘のとおり、町外から来た職員が住むとなると結構高野山はハードルが高いです。なかなか住む住宅もなくということなんで、うちのところのほうでも町営住宅、職員用住宅として借り上げたりはしてるんですけども、家族向け住宅というのがやっぱり少ない感じもします。もちろん町営用の住宅もあるんですけども、今のところ低所得者向けのところが多くて、なかなか住めない状況であると。でも、これからはもちろん町外からもいろんな優秀な人材に来てもらわないといけないということがあります。そのために、やはり住居の確保、環境の整備、それをより一層進めていきたいとそんなふうに思っております。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) できるだけ辞めてもらいたくはないような気がします。せっかく高野町の職員になったのに、何か町サイドに問題があるとか、住民サイドに問題があるとか、そういうことがないような環境の中で、できるだけ高野山で一緒に頑張っていってもらいたいと僕らは思っているので、できるだけ寄り添ったような、どこまで行ったら寄り添うんなということもありますけども、ただ住居の問題とかは今後も、これは絶対的な高野山の問題となってくると思うので、その辺また検討していただきながら、職員の確保というところに努めていただきたいと思います。  次なんですけども、職員の人材育成というとこで、新人さんとか、ある程度の年齢まではやっぱり専門職の勉強をして来られる新人ばっかりと違うと思います。そんなときに人材育成というのは高野町は誰がといいますか、どれぐらいのクラスの人が人材育成に携わりながら仕事をしているのかというところをちょっと教えていただけませんか。よろしくお願いします。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 人材育成についてなんですけども、まずは一般的なことからちょっと説明させていただきます。  一応人材育成については、令和3年3月に高野町職員研修計画を策定しています。庁外研修については、和歌山県研修協会が実施する一般研修、新規採用研修、管理者研修等を行っております。専門研修としてビジネス文書研修等に積極的に参加はしていただいております。
     職場内研修としましては、本年度は一般職員に対してストレッチャー見習研修を行って、消防職員が実施しておりました。手話研修ということで、職員が講師になり実施もしております。11月におきましては、メンタルヘルス研修を希望者皆さんに受けてもらって、メンタルの面も充実してやっております。また、県や国との人事交流や市町村職員実務研修で県の派遣等も行って、技術の獲得に努めております。また、資格取得支援要綱に基づいて、公務執行上有用と認められる資格や免許の経費の一部を助成することにより、自己啓発の取組もしております。  ということなんですけども、実際、職員がもしうちに入ってきてもらって、その仕事を覚えるときということがあるんですけども、そうなるときには課単位での職員の育成になってくると思うんです。特に、係長がその課のそれぞれの軸になってくるんですけども、係長がやっていくんですけども、係長が結構軸になってその課の管理をやりながら研修もやっているという状況になってます。  先ほど説明させてもらった研修の中にもいろんなそういう職員の人材研修とかも入ってまして、その中で係長も研修を受けながら、ほかの職員も研修を受けながら、そういう感じで人材育成を行っているような状態ではあります。でも、できるならその職員の環境づくりをより一層しながら、人材育成を行い、より住民に即したそういう人材に育っていっていただけたらなと、そんな感じにしております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 係長、職でいうたら係長って一番重きというか、年数もそこそこもういってきてますし、仕事内容でいうたら一番多分負担の多い立場の立ち位置になってくると思います。そのような中で、自分の仕事をこなしながら補助といいますか、新しい四、五年ぐらいまでの研修でできなかったこと、そういう子たちがちょっとこういう場で助けてほしいなといったときに、一番忙しそうな係長クラスにすっと聞いて、すっと教えてもらえるものか、ちょっとその辺疑問なとこもあります。  その中で、再雇用された職員さんの中にやっぱり課長職経験者というのも結構おられると思います。そういう人が助けになる、育てるという部分の助けになるということはできないものでしょうか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 退職された方が今会計任用職員として、職員として3年ぐらいいていただいております。一応上司に対しても、もともと上司だったので、いろんな手助けもしてもらってるんですけども、もちろんそういう新人職員さんに対してもそういう指導とか、それはもちろん経験も全て豊富なので、それを職員、人材を育ててきたという経験に基づいて、そういうこともこれからは、今でもしてるんですけども、よりそれをしていって、係長は確かに議員さんおっしゃるようにやっぱり一番忙しいとこなんですね。どこでも忙しいところで、プレイングマネジャーなんで仕事をしながらそういう管理もするということなんですけども、そういうのが補佐をしてもらうということは可能だと思います。そんな感じに進めさせていただきたいなと、そんなふうに思います。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 職員さんにできるだけ速やかに、速やかというと失礼かも分かりませんけども、ふだんの行政職の重きは速やかに遂行していただいて、新しい職員さんをやっぱり育ててもらうことによって、10年先、20年先を見据えたやっぱりまちづくりというんですかね、そんなとこを。今ある仕事を今こなしてもらってても、未来というのが考えられるようになってもらわないと遅れていくばっかりなんで、できたら10年先、20年先を見据えるような若い職員さんを育ててもらって、できるだけ高野町が安心に皆さんが暮らせるようなまちづくりにできるだけ持っていってもらえるような方向で、職員の教育とかいろいろ研修を含め考えていただきたいと思います。  次に、職員の年収についてちょっとお伺いしたいと思います。  これは職員の年収といいますか、金額とかそんなんじゃないんですけども、県下での高野町の職員の年収ランキング。ホームページとかもいろいろ出てますけども、実際どのようなところで推移しているか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) すみません、議員の質問にお答えさせていただきます。  一応地方公務員の給与水準を指数で示した数値、ラスパイレス指数で大体そのランキングを計ります。ちなみにラスパイレス指数を説明させていただきますと、地方公務員と国家公務員の給与水準を、国家公務員の職員構成を基準として、職種ごとに学歴別、経験年別に平均給与月数を比較し、国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準を指数で示したものです。  それでいきますと、令和2年は89.3%、89.3ということで、和歌山県下では高野町は下位に当たっています。理由としましては、現業職等が一般職へ任用替えされたときに、経験年数は長いけどもまだ係長クラスの職員が多いため、経験年数が同じ人よりも給料が安いと。そのためにラスパイレス指数を引き下げている原因でもあると、そんなふうにも分析しております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ラスパイレス指数が低いということは、給料全体が安いというふうに考えてもよろしいでしょうか。その辺どうですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 一概にはそれは言えないんです。やはりそこのクラスによって給料が違ったりするので、一概には言えないんですけども、給料が高いわけではありません。やはり低いというのはあるとは思います。ただ、ラスパイレス指数というのはあくまでもそこの年齢順別でやるので、それが確実に給料が安いというわけではございません。  以上です。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) 分かりました。  僕もちょっとラスパイレス指数についていろいろ見てきました。ただ、指数が低いとある程度給料面も安いというようなとこもやっぱり見えてきます。指数が低いというのはあれなんですけども、他の近隣市町と比べたらやっぱり高野町はラスパイレス指数というとこで低い面があります。  これは、今回みたいな経済状況が悪化したときに、公務員さんの給料が高いとよく言われるようなことをちまたで聞きますけども、もともと低かったら、経済が悪くなったときに落としようがないような気もします。近隣市町とかだと落とせるのは落とせると思います、何かあったときは。ただ、高野町の場合は落としどころがやっぱりもともとないんで、もともと低いところで推移した状態で行ってるので、危機状況になったときに、職員さんに、公務員やから給料が高過ぎるって、ええ給料もろうてと言われるようなことも耳にしますけど、よその市町が落としても高野町はこれ以上落とせない状況にあるような気がするんで、コロナの対応等を、コロナ禍の対応等を見てみると、日本でも有数な中の対応を僕らは受けてきたと思ってます。このラスパイレス指数をもうちょっと上げてもらって、何かあったときに職員さんも一緒に泣けるような、今はもう泣きようがないような位置よりも、ある程度のところで平均値で近隣市町と同じようなところに水準を合わせていただきながら、何かあったときにはちゃんと僕らも、町も落とせますよというような落としどころもやっぱり必要かと思います。  今がもらい過ぎとは多分あの給料を見ても誰も思うことはないと思います。ただ、やっぱり近隣市町はもうちょっとラスパイレス指数が上なので、町としての今回のしんどい経済状況の中で町民を助けてもらったことは重々僕らも分かってます。その辺を踏まえて、もうちょっと上げてもええん違うかな。よその市町と同等。また、ラスパイレス指数をいじくると、特別交付税とか、起債に関係するとこまでは上げてくれとは僕らも言いません。ちゃんとその辺は経済状況に応じたとこで上下してもらったほうがいいんじゃないかと思います。  だから、何かあったときにちゃんと職員として給料を落とせるような、もともと落ちたとこで行くんじゃなくて、落とせるような状況をつくってほしいし、やっぱり自分らが住んでいるまちの職員が県下の中でも下位に近い、そういう状態はやっぱり僕らも望んでません。その辺ちょっと考えてみてもらってもいいんじゃないかなと思うんですけども、その辺どうでしょうか。ちょっと答えにくいでしょうけど。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) そのことも踏まえて、令和4年4月よりも、大学の初任給がこの周りの市町村よりもうちとこ4号給が低かったんです。だから、それと同じ水準にしました。それはやっぱり新しい人材、優秀な人材に来てもらうためにやはり同じ条件にしなければまずいんじゃないかと。そこから始めてます。それまでもラスパイレス指数が低い理由の中で、結構上げる水準を抑制しているとこがあったんです。その抑制しているのを普通の周りのとこと同じようにこの4月からしようかなと、する予定になっております。はい、しました。  今後も人事院勧告をもとにして、従来の改正の見直しを図って、適正な職員の給与の水準を確保していこうかなと思ってます。やはり今新しい人材が来てもすぐ辞めてしまうとか、そういうことがあるんですけども、やはり住民に寄り添って、住民のために汗をかく、そんな人材を育てていきたいと思います。私たちもまた襟を正して、住民のために汗をかくと。そういうことをこれからもしていかないと、それは続いていかないのかなと。そのための人材を確保しながら、人員の育成もしながら、それでやっていきたいなと、そんなふうに思っています。どうも質問をありがとうございます。  失礼します。 ○議長(松谷順功) 3番、菊谷君。 ○3番(菊谷 元) ふだん、高野山で生活していく上で、やっぱり我々もそうですけども、職員さんも高野山の状況というのを分かってもらいながらの対応をしてもらうというのが僕らとしてはありがたいです。職員さんが高野山の状況を分かってなかったら、行政から対応してくれる、せっかく対応してくれるやり方が町民と思いが違うとか、そういうことがあってはもったいないような気もします。  だから、年代別、20から30とか、30から40と、いろんな年代が職員さんにおられます。各世代やっぱり思うことがいろいろあると思います。年代が上がれば親の老後のこととか、若いうちは若いうちでどういう人がこのまちに来てほしいとか、いろんな考えを多分持って行動できてくると思います。そういうとこにやっぱり住民にも寄り添ってもらいたいし、やっぱり町職員が高野町のことを、高野山に観光客、どんな人が来てほしいかとか、いろいろ考えていただけると思います。  我々も住民サイドとして、住民さんといろんなことをこれからも対話しながら、町には助言というか、提案とかやっぱりしていくのが仕事ですし、行政のほうも、やっぱり行政側からいろんなことを各世代で考えていただいて、住民に対しての住民サービスというとこの徹底をもう一度考え直してもらって対応していただけたらなと。そうすることによって多分ラスパイレス指数が近隣市町と同等というとこも全然問題なく、また経済状況がこういうコロナ禍で落ち込んだときには、住民と一緒にしんどい思いをしていくこともあるかも分かりません。でも落としどころがなかったらそれもできません。だから、そういうことも踏まえてラスパイレス指数にも上げてもらうという方向で考えてほしいですし。住民は住民でやっぱり町からの各世代に応じた住民サービス、それもやっぱり期待は今後も高まる一方だと思います。ただ、それにできるだけ応えていただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 町職員の雇用等についてということで大きな質問をいただきました。ありがとうございます。  先ほどから、総務課長のほうから給与のこととか、ラスパイレス指数のこととか、研修のこととか、いろいろなことを説明させていただきましたが、やはり住民のためにしっかりと働いていただく職員を育てること、それは私の責任でもありますし、まち全体がしていかなければならないことかなというふうにも思いますし、また、職員としても働きがいがあるなっていうような職場づくりも努めていかなければならないというふうに思います。  資料の中で今日は説明した中で、一般の事務職、保健師の数字を見て私もびっくりしたんですが、専門職に関して非常に難しいところというのかな、行政の中で医療職がどう活躍していくかというようなところで様々な課題もあると思いますが、近隣の市町では上手に住民サービスになじんでいる医療職もたくさんおると思いますので、そういったところもいろいろな意見も聞きながら、一人でも多く住民サービスのために従事していただける職員を育てていきたいというふうに思っておるところでございます。  職員は、場合によっては住民の方々にもよくよく怒られます。私も怒られます。それはもう仕方がないことかなと思いますが、まちを進めていく中で一般的な、総合的な行政もそうですが、保健行政もそうです。教育の行政もそうです。多分野においてやはりまちの財産であると思います。先ほど議員がおっしゃられた将来のまちづくりも大切なことだというようなことは、誠にそのように私も思うところでございます。  したがって、まちの財産に、あんたらまちの財産やでと言うていただけるような職員を一人でも多くつくっていきたい。そのためにはラスパイレス指数の改善、改善するためには組織の年代別の雇用体系というのも時間をかけて直していかなければならないし、また採用のときの年齢、またここで説明したとおり現業職からの一般職への転換とか、そういったところもしっかり整理していかなければならないと思いますので、そのようなところを役所内でしっかりとまとめながら、議員の先生方にも提案しながら進めてまいりたいと思います。 ○3番(菊谷 元) 以上です。 ○議長(松谷順功) しばらく休憩します。  再開は14時15分からです。            午後 2時03分 休憩            午後 2時16分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 質問をさせていただきます。  近年にない傍聴席に山内の有力な方々がお集まりをいただいておりまして、少しどきんとしておりますが、考えてみますと、私の一般質問よりも次の今後の町政と次期町長選への対応、この辺に焦点が合わされているのではないかと、このように思っております。しかしながらせっかくでありますので、その前に私の一般質問をさせていただきますが、山内の有力者の皆さん方、意図するとこの一端でもお聞き取りいただきたい、このように思っております。  昨今、メディアが伝えるところによりますと、このコロナウイルスの内容の記事がたくさん出ております。これを見せていただきますと、このコロナというものについて、人から人へうつす、人にうつされる、このプロセスについて、もう少し一般の人に教育する必要があるんではなかろうかとこんなふうに思いますので、関係する部署におかれましてはお考えをいただきたいとこのように思います。  私の今回の質問につきましては、コロナウイルス禍で不安定な生活を強いられている高齢者に対する支援策は考えられないかということで質問をさせていただきます。  昭和の納税者、戦後の高野町の発展に貢献してきた、また現在の日本経済をここまで支えてきた実績は認めなければならないとこのように思うわけです。しかしながら、長引くコロナ禍の影響で経済は低迷し社会生活が困窮している現状は、皆が承知しているところであります。  国や市町村では、法人、個人事業者に事業継続化支援金を交付しております。高野町においてでも国からの支援金3億、県からは2,300万、ふるさと納税を活用した3億、それにプレミアム商品券、2年、3年度で1億2,000万が投入されています。そして、また国は再び令和3年度で中小企業向けに250万円、これも算出方法はありますけれども、支援を考えております。また、中学以下の子供には5万、18歳以下の子供には10万円が支給されるとしています。この支給につきましても、目的、ねらいがはっきり伝わってきておりません。今、子供を持つ家庭では義務教育は無料化、医療費も無料化されています。その他、給食費、修学旅行等の補助もされているように思われます。保護者の負担が非常に軽減されているのが現状であります。  厚生労働省の調査を引用すれば、65歳以上の高齢者で介護保険料を滞納し、市町村から資産の差押え処分を受けた人は、令和元年度では過去最多の2万1,578人があったと言われております。そして、また公的年金から天引きされている高齢者の中にも同じ思いの方もいるようであります。国民に給付された10万円は多くの人は貯蓄に回っていると。効果は限定的で、経済の活性化には寄与することはなかったんではないかと、こんなふうにも伝えられています。  高齢者にとって社会保険料は高止まり、介護保険の制度が始まって約20年。20年前と比較しますと、保険料は倍以上になっております。高齢者世帯の会計の負担が増しており、コロナウイルス禍の影響で、不安定な生活を強いられています。住みよい高野町、住んでよかった高野町のイメージアップのためにも、穏やかな生活をお送りくださいという意味を込めて支援する方法を考えられないかということをお尋ねしたいと思います。ばらまき政策、ばらまきであってはいけないという声も聞こえてくる現状であります。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(松谷順功) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本和也) 失礼します。  10番議員の御質問につきまして御説明申し上げます。  今、確かにこの高野町があるのは今の御高齢者の方々のおかげと、それはもう認識してございます。ただ、この問題に関しましては、年齢にかかわらず、御高齢の方だけがということではないのかなと考えてございます。そういった問題も踏まえまして、議員の皆様方にも御承認いただきました頑張ろう高野町応援商品券事業も実施させていただいております。  給付といいますのは、町長も常々申しておりますとおり、国が行うものと認識してございます。また、若い方、御高齢の方、分け隔てなく事業を行っております。その時代、時代で環境は大きく変わっており、その時々に応じた施策を、町として財源を確保した上で実施していく必要があると考えてございます。  今行っている各事業は、財源が確保され、長期的な計画のもと、追いつけ追い越せで取り組んでいるものばかりでございます。御高齢者の方への支援となれば、まず財源の確保が必要で、今まさに取り組んでいる事業を廃止、または縮小する以外ないと考えております。そのあたりも含め、総合的に判断する必要がありますけども、現在進行形で取り組んでいる事業を廃止または縮小してでも行うのかと、そういったところの判断も必要になってこようかと存じます。  以上です。 ○10番(﨑山文雄) ほかに答弁はありませんか。 ○議長(松谷順功) 森下教育長。 ○教育長(森下英男) 10番議員の御質問に御説明をさせていただきます。  私、教育委員会を預かっております教育長といたしましては、新しい校舎が完成いたします。それに向けてたくさんの事業を考えてございます。例えば、今一番取り組んでおる事業でございますが、子供たちが英語が話せるようにということで、英語教育推進事業を今行っているところであります。さらに、子供たちの様子を見てみますと、教育費、給食の無償化など、中長期的な事業が大幅にこういうことで削減されるようになってしまいますと、保護者はもちろんのこと、子供たちに多大な影響を与えてしまうことになりかねません。こうなってまいりますと抜本的な見直しも図らなければならなくなってまいり、そういうことが余儀なくされます。  子は地域の宝であります。そんな中で、高野町において子供たちがすくすくと成長し、世の中に出て自信を持ってふるさとのよさを語り、自信を持って生きていける子供たちに育てていくためには、今頂いてございます町からの無償化に係る経費、これがありがたいことでございます。  そういうことでございますので、議員の皆様方におかれましては、何とぞ御理解、御協力のほどよろしくお願い申し上げたいと、こう考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) それぞれの立場から答弁をいただきました。昨今、高齢者の方が亡くなられまして、町内の関係でお見送りをしてきたということでありますが、このコロナ禍というのはもう3年ほど続いております。そういった中でどのような生活を送ってきたんかな、亡くなっていかれる人自身が本当に幸せやったんかなと、このように考えたときに、今高齢化しておられる人の生活というものも考えてやらなければならないんではなかろうかなと、こんなふうに思うわけです。  そういった中で、こういった質問を受けましたので、これも私が答弁するのには苦慮しましたので、ここで御質問をさせていただきたいと思うわけですけども。  本年度で宗教法人、宿坊に対し事業継続化支援金200万円をお贈りしたということであります。これに対しまして、先日、本山を最近退職された方でありますが、私の名前を呼びまして、このことにつきましては憲法の89条に抵触するんではありませんかということでありましたので、うーんということで、その憲法の内容が十分分かりませんでしたので、十分な答弁はできませんでした。そういうことから、ここで質問を申し上げるということは、当局、行政のやっておられたことについては恐らく間違いはなかったんでしょうけれども、私の口から答弁するよりも、ここで答弁いただければ、何かの形でその方々に知らせることができるんではないかと、こんなふうに思います。このことについては、何人かの人が関心を持っておられるのか、何人かからお尋ねがあったということでございますので、よろしくお願いいたします。  そして、聞くところによりますと、この宿坊、寺院のうちで2寺院というたらいいかな、2宿坊につきましてはこの支援金を御辞退されたと。どこの宿坊なんですかというお尋ねもありますが、これについてはいかがですか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、御質問のありました令和2年度において、高野町のほうから和歌山県の制度に上乗せをする形で事業継続化支援金ということで、宿坊ですね、こちらにも支援をしたことが憲法違反になってないのかということの御質問かと思います。  ここにつきましては、旅館業法にのっとって旅館の営業をされている宿坊に対して支援をさせていただいたものですので、宗教法人に対して、宗教法人の宗教的な事柄について支援をしたものとは全く異なっております。一般の事業者の方に支援したのと同じ仕組みで支援をしておりますので、何ら憲法に違反するようなことはございません。  また、国においてはこの宗教法人に対してこういうことということにつきましてはなされませんでしたけれども、それ以降、国のほうから、国が行えなかったところに対して各地方自治体等で支援を行った例があれば報告するようにということで、調査も入っております。ですから、町としてこの事業については、先ほど言いましたように、旅館業法にのっとって事業をやっている部分に対しての支援ということですので、全く問題がないということで御理解いただきたいと思います。  2軒御辞退をされた、それはある一定の基準をもとに申請をしていただいて、御支援をさせていただいておりますので、基準の、その前の年ですね。前の年の基準の月から2分の1以下に収益が落ちてなかったら、売上げが落ちてなかったら申請できないという点がございましたので、その言われたところに関してはそういう基準に当たらなかった、申請ができなかったものと理解をしております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 旅館業法で問題がないんだというお話でありました。本人さんも、この結果を理解していただけるものとこのように思いますが、僕も気になりまして、憲法第89条というのを一遍見てみたんです。こんなふうに書いてあるんですけども、なかなか私たちは学がありませんので、この法律というものを理解するということは大変であります。なかなかできませんが、こんなふうに書いてあります。公金その他の公の財産は、宗教上の組織もしくは団体の使用、便益もしくは維持のため、または公の支配に属しない慈善、教育もしくは博愛の事業に対し、これを支出しまたはその利用に供してはならないというようなこととしてありますので、どうかなというようなこともちょっと気になったわけであります。  本人はこのようなことを知ってか知らないか、このような質問をされましたので、私といたしましても、知りませんでというわけにもいきませんので、何らかの形で答弁しなければならないということから、今日の質問をさせていただいて、その結果で御理解をいただくようにお話をしたいとこのように思ったわけであります。  そして、この2寺の御辞退につきましては、旅館業としての収益、その基準、基準をオーバーしたために御辞退してくださいよという内容だったのか、御辞退しますという内容だったのか、それは分かりませんが、2寺がそういうことで辞退されたというお話だったと思います。 ○議長(松谷順功) 﨑山君にちょっと申し上げます。ただいまの質問は通告にありませんので、質問を替えていただきたいと思います。 ○10番(﨑山文雄) 議長、今そのように言われますが、この本当の議会の運営というのは、通告をしていなくてもそういった業務が行政の中でやられとるわけです。通告ができてないから詳しいことは説明できませんということは、これは問題ないと思います。しかしながら、全然山の話を海の答えをくれというような話をしておるんでないので、それはやっぱり礼儀上、知る範囲で答弁するのが礼儀やと、こんなふうに思います。いかがですか。 ○議長(松谷順功) 﨑山さんの通告は、コロナ禍における不安な生活を強いられている高齢者に対する支援策はないのかという質問でございます。今の話は昨年度の話に戻ってしまいまして、支援した金額がどうこうという話になってますので、私は通告にないというふうに判断いたしました。  以上でございます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 今言うたように、通告というのは、1条、1条、1条で通告しなければならないのか。しかし、関連しておれば、礼儀としてそれを答弁するというのが議会だと思います。そういう意味で、関連というんですか、ことで答弁していただければ、行政はやっとるんですから、その仕事をやっとるんですから、行政が知っとるものは理解できておるんですから、答弁するのが当然であると、私はこのように考えております。議会というものはそういうもんであると、私はそのように理解しております。 ○議長(松谷順功) 﨑山さん、それでは通告書に書いていただければいいんですよ、そういう内容をもう少し詳しく。通告書に書いてませんよ。 ○10番(﨑山文雄) 通告をしてなかったら答弁できないと。1条、1条、1条。 ○議長(松谷順功) 通告書に書いてくださいよ、もう少し詳しく、そうなれば。 ○10番(﨑山文雄) という意味です。  通告してなくても答弁するというのが礼儀であると。議会というものは礼儀であると、このように思っております。全然知らないことを聞いておるんじゃなく、平常の業務の中で知っておられることを話してくださいよということですので、そのように理解をしていただきたい、このように思います。  ほかに答弁いただくことはありませんか。 ○議長(松谷順功) 答弁いただけますか。
     尾家福祉保健課長。 ○福祉保健課長(尾家和代) 失礼いたします。  私の課、福祉保健課におきましては、子供さんをおなかに宿してから、そして10番議員おっしゃる、もう御活躍を終えて、貢献してくださった高齢の方まで、いろんな方の健康づくりと福祉行政をお預かりしている課として、一、二点お話をさせていただきたいと思います。  まず、議員さんおっしゃられるお話の中で社会保障制度のお話が出てまいりましたが、こちらに関しましては、もちろんお分かりいただいているかと思いますけれども、病気や老後など、1人では支えきれない生活上のリスクを社会全体で支え合う仕組みでございます。したがって、高齢者であっても年金収入、事業収入等があられる方、社会保障費についても負担能力がある方、一定数おられます。高野町においてもおられます。そういう方々にはしっかりと負担をしていっていただく。そして、昨今の少子化というところで、昔は若い世代が何数人かで1人の高齢者を支えるというような仕組みが構築されていたと。最近の少子化の問題もございますので、なかなか高齢者の方々におかれましても、経済力のある方におかれましてはある一定の負担をいただくというのが最近の考え方でございますので、御理解いただきたいと思います。  コロナ禍、私のところの課では、もちろんコロナ対応も担っておりますので、コロナに対する不安なお気持ちというのは非常によく分かります。それは、高齢者であってもそうですし、小さなお子さんを育てられている世代も同じ、皆さん共通の不安な材料であるということには変わりがない。  今回、政府のほうが打ち出しました令和3年11月19日に閣議決定されましたコロナ克服新時代開拓のための経済対策においてですけれども、こちら、先日12月3日、国からの説明会がございまして私も出席させていただきましたが、子育て世代の10万円給付のお話、そちらのほうが少し先行してお話が出ております。こちらに関しましても所得制限がかかっております。しっかりとお仕事もあって、お子さんを育てていくお力のある御家庭に関しては、支給されないということでございます。  もう一つ、住民税の非課税世帯に給付される10万円のほうも給付が決まっております。まだちょっと政府のほうの予算措置が間に合っておりませんので、私どものほうの予算計上もこの議会では難しいと考えておりますけれども、そちらのほうも、高齢者ということに限定はないですけれども、10万円支給させていただくということで政府のほうが打ち出していますので、そちらに関しましては国、県のほうからの御指導のもと、しっかりと早期に支給させていただくように努力してまいる所存でございます。  ほかに高齢の方、御不安に思われているということですので、私、この議員からの質問をいただいたときにいろいろ考えました。経済的なお話ということは一つあられるんだろうなとは思いましたけれども、やはりコロナで不安な気持ちをしっかりと私ども福祉行政、健康づくりのほうでもしっかり受け止めさせていただきまして、高齢者の方が集えて、不安な気持ちをみんなと分かち合えるような場を設けていくことだとか、お金のことだけじゃない支援策、そちらのほうもしっかりとやっていかないといけないと。それは私ども、福祉保健課の大切な業務であると、今回議員からの御質問を受けて感じたところでございます。  ちょっと質問の答えになっているかどうか分かりませんけれども、以上、私のほうから御説明させていただきました。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 御丁寧な答弁をいただきまして、ありがとうございます。  とにかく高齢者にとっては平穏な社会生活が送れるはずだと。しかしながら、今回のようなコロナ禍の影響で私生活が乱れてしまった。つらい状況に追い込まれていったと。困窮する高齢者世帯を何とか支援してやる方法はないのかというのが私の今回の問いであります。そういった意図とするところをお酌み取りいただいて、今後の高齢者に向けてのお考えをお持ちいただきたいと、このように思っております。  昨今の高齢者の姿を見てますと、やはり団体に所属して活動しているような様子というのがあまりうかがえません。年取っていく姿を見るばかりで、よちよちしている姿を見るばかりであります。霊場高野山でありますので、こういった今まで高野町のために、あるいは日本国のために頑張ってこられた高齢者でありますので、そういった配慮も必要ではないかと、こんなふうに思うわけであります。  国の施策といたしましては、そういうところに目をつけておられるんかどうかということがちょっと疑わしいようなところも、毎日の報道、あるいは新聞紙上を見ておりますとそんなふうに感じるわけであります。そういうような意味から質問をさせていただきました。今後において一つお考えをいただきたい、こんなふうに思います。担当課長さん、いかがですか。 ○議長(松谷順功) いかがですか。  古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) うちの事業として、総務課として答えさせていただきます。  一例ではありますが、町内防犯灯補助金とか、集会所の修繕のため、また地籍調査についてふるさと応援寄附金を使っております。ふるさと納税の残高が計画より早く減少することになりますと、当課で行っている地籍調査事業も大幅に減少する可能性があります。ふるさと応援寄附金は、全国の人が高野町のために使ってほしいと、寄附を頂いているような大切なお金でございます。この頂いた寄附金を使って、将来の高野町民のためになる事業としてこれからも使わせていただくのが正しい使い方であると思います。  高野町においては、中長期の施策として行っていかなければならない事業がたくさんあります。その多くにふるさと応援寄附金が使われております。そのため、寄附金は計画的に使っていかないといけないと考えております。議員の皆様には御理解と御協力のほどをよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) ふるさと納税におきましても、232件の法人、個人事業者に対しまして支援金を出してきているということも事実でありますので、ふるさと納税を高齢者の生活援助のために使われるということも問題ではないのではないかとこんなふうに思われます。  これも前の議会でも質問してあるんですけれども、この232件の事業者に対して支援してきたことの決算というんですか。これは確定申告を見てやられたらどうですかと言うたら、そんなことには間に合わんという答弁をそのときいただいておりましたですけれども、その後、交付してきたことについて問題がなかったんかというような調査というのはやられたわけですか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今議員がおっしゃられたのは、昨年度の事業のことかと思います。事業継続化支援金のことかと思います。町のほうが県の仕組みに、県もしくは国の仕組みに上乗せをする形で各事業者に対して支援をさせていただいた分のお話だと思います。  このお金の原資につきましては、昨年、手元に資料がございませんので細かいところまではお話しできませんけれども、ほぼ新型コロナウイルスの対策交付金か何かが財源として入って実施をさせていただいたと思います。先ほどの私の宿坊に対する支援のところもそういうことがあって、国から調査が来ておったということに対してのお答えでしたので、その方向かと思います。  町におきまして様々な財源がある中で、それぞれの事業に対して適切な配分を行いながら事業を行っていく。その中で、議員おっしゃられている高齢者の支援ということもしっかりやらせていただいているかと思います。  私とこの課で担当するものとしましては、例えば生活の基本になる水の確保、山外地区ですかね。公共水道がないところですけれども、集落の水取り事業みたいなものをやらせていただいて、安心安全に水が使えるような状況をつくらせていただいておりますし、病院や買物の際必要となってまいりますデマンドタクシーの運行、こういったこともやらせていただいております。また、全ての集落ではありませんけれども、集落支援員というものを配置させていただいている集落もあって、そういう方が高齢の家庭の見守り等もやっていただいております。そういったことをしながら、福祉保健課長のほうが話をしましたけれども、いろんな方がいる中で、様々な事業を行いながらそういった方をしっかりと御支援させていただいている、そういうことかと思います。  それは、今コロナになっているこの状況の中でも同じで、また3月の議会では令和4年度の当初予算についても御検討いただくんでしょうけれども、その中でもやはり様々な方にしっかりと御支援していただけるような事業を組み立てて御提案をさせていただくんだと思います。そういったことを御理解いただけたらと思います。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) そのような活動をしておるということについては、私も承知いたしております。  最後にお尋ねしたことは、法人事業者、個人事業者232件に対して、元年度の2月、3月、4月の売上げに対し、2年度の2月、3月、4月の対象で50%以下の収入に対する事業者に対しては交付をするということで実行されてきたわけです。それでそのときにお尋ねしてあったんですけれども、年末、確定申告を見てからそのようにされたらどうですかということを質問したときには、それは時期的にできないという答弁でありましたんですので、最終的には確認という意味でそういうような内容の仕事をされたんかどうかということをお聞きしたかったわけです。それに対して問題があったのか、なかったのかということだけお聞きします。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) その部分につきましては、各税務署のほうで申告をしていただいて、しっかりとした処理をしていただいております。通常の利益でないところで、一時経費みたいな形で申請をしないといけなかったかと思いますので、その中でしっかりと検討していただいて、法人税、個人の所得税みたいなところに反映をされて、処理がなされているということです。そこについては町の税務のほうが担当するところではございませんので、細かなことは分かりませんけれども、国全体の仕組みとして問題のないような処置がされていると、そういう理解をしております。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 結構でございます。税務署が確認しておれば、我々お尋ねすることはありません。ありがとうございます。  それと、御辞退されたというか、適合しなかったという宿坊、寺院の氏名というのは分かりません。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 個人情報に類するものと判断いたしますので、お答えは差し控えさせていただきます。 ○10番(﨑山文雄) これが内容が内容ですので、そのように答弁されたら法律によって開示請求するというふうなこともできるわけです。ここでやっぱり報告することが問題があるとすれば、閲覧ぐらいはよろしいですよというような内容にはできませんか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 何度もお話ししますけれども、各事業所個人の個人情報に類するものとなりますので、当方からお話しすることはございません。 ○議長(松谷順功) 﨑山さんに申し上げます。もう先ほどからも同じように申し上げてますけれども、通告外の質問が多いんで、その辺のところを注意していただきたいと思います。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 今、担当課長から答弁いただきましたですけれども、閲覧も駄目ですか。 ○議長(松谷順功) 古倉総務課長。 ○総務課長(古倉 充) 情報公開保護法というか、情報公開条例に基づいて提出していただいたらなと思います。 ○10番(﨑山文雄) そうしたらできるという。 ○総務課長(古倉 充) できるかできないかは、その書類が来てから判断させていただきます。情報公開保護条例に基づいて公開させていただきます。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 変な答弁をされておりますけれども、これ個人情報保護に関する法律、たしかはっきり覚えておりませんが、第58号第13条第1項で開示請求できるんと違うかなと、こんなふうに思います。そんな大層なことをせんと、こんな程度ですわというぐらいの記録を見せていただく、閲覧させていただくということにとどめておけば、お尋ねされた人に対しても、議会でお尋ねしたがどうしても漏らすことはありませんでしたという答弁をせな仕方がない。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 議員御質問の件に関しては、私、先ほど申請をされていないとお話をさせていただいているかと思います。適合しなかったんで、申請をされていないということですから、何もうちには書類自身が来ておりませんので、開示するも何も、何もない状態です。そこを先ほど説明させていただいたところで、辞退ではなくて、基準に合うてないんで申請をしてないということのもとでお話をいただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 分かりました。  ということは、永遠にそれは開示、あるいは閲覧というものは不可能であるという解釈になりますか。 ○議長(松谷順功) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 何度もお話をいたしますけれども、宿坊で申請をされてない、それは基準を満たしていないので申請することができなかったところというのは、私たちは把握できておりませんので、書類さえ一切ありませんので、それをもとに、どうされるべきかは御自身で御判断いただいたらと思います。 ○議長(松谷順功) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 私のお尋ねされた方につきましてはそのように御理解をいただきたい、このように思っております。  高齢者の件につきましては、一つ今後とも何かと御配慮をいただきたいとこのようにお願いしておきたいと思います。  以上をもちまして、お尋ねしたい内容はこれで終わったと思います。  これで終わります。以上です。 ○議長(松谷順功) ありがとうございました。  しばらく休憩します。  再開は15時10分からにさせていただきます。よろしくお願いします            午後 3時00分 休憩            午後 3時10分 再開 ○議長(松谷順功) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問の続きを行います。順番に発言を許します。  7番、大西君。 ○7番(大西正人) 失礼いたします。  質問の機会をいただきましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。また、傍聴の皆様にはお忙しいところを傍聴に来ていただきまして、どうぞよろしくお願いをいたします。  私からの質問事項の1つ目は、今後の町政と次期町長選への対応について。2つ目の質問につきましては、老朽化した水道管の更新、また継ぎ目等による耐震化というような内容でございます。  それでは、1つ目の質問から伺います。  まず初めに、平野町長にはこの4年近く町政に邁進され、そして小中学校を中心とした学びの交流拠点整備事業をはじめ、政策に基づく数多くの施策、また事業を実行されてまいりました。その中でも、特に新型コロナウイルス感染症に対する高野町の対応は、他の市町村に類を見ない、素早く手厚いものでありました。まだまだもとのような高野町の経済の回復には至ってはおりませんが、今までなされてきた対策によりまして、町民の多くが前を向いて、このまちで、少しずつではありますが、歩みを進めようとしておると思っております。その対応、対策に、今日まで全力で取り組んでこられた平野町長、また職員の皆様に、町民を代表する議員の1人として敬意を表し、心より感謝を申し上げます。  それでは、本題であります。単刀直入に伺います。  平野町長には、早いもので4年の次期任期が近づいております。来年4月に任期満了となる次期高野町長選挙についての御意思を伺います。  後につきましては、自席で質問を続けさせていただきます。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 7番議員から、次期町長選挙のお尋ねをいただきました。まずはこの4年間、町民、また議会の先生方におかれましては、多くの施策に対し、御理解、そして御支援をいただきました。中ではいろいろな反省するような言葉もいただいております。それらを含めまして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。  来るべき4月のことでございますが、町民の皆様に与えていただいた職として、至極当然なことと思いますが、1期目に続きまして、コロナ禍もあったことかと思いますが、ひたすら、ひたすら町のことを、町民のことを考えた4年間でございます。  特に、コロナがありまして、約2年間、ずっとコロナ対策をしてまいりました。自分の得意なところと言いますと、あちらへ行って握手をして、こちらに行って交渉してと、機動力がいいのかなというふうに、落ち着きがないというのもございますが、そういったところがこの4年間であまり出せなかったのが少し悔しいところでもございます。しかし、このコロナ禍は乗り越えていかなければなりません。コロナ前の状況に一日でも早く、元に戻るように働きたい。また、持っていくための責任は私にはあるというふうに思います。  先日から金剛峯寺さん、また宿坊協会さん、そして住職会さん、南山会さん、商工会青年部の皆さんの団体様からも出馬要請、次も頑張れというお言葉もいただき、併せて住民の皆様、全員ではございませんが、いろいろな方に、しっかりと次も頑張ってくれよというようなお話もいただき、またそれらをもって私の後援会の皆様にも少し御相談をさせていただき、後援会の皆さんも承諾していただいたことでございます。また、何よりも家族の御理解もしていただいたということが、次の選挙に向けての一つの判断材料になったものかというふうに思います。  コロナ禍も乗り越えていかなければならないと先ほど申しましたが、人口減少もあります。交流人口ががくんと減ったのを回復させていかなければならないとか、課題山積でございます。いい話題もあれば、克服していかなければならない課題もたくさんございます。これらを克服するために、先頭に立って全身全霊を注ぎたいという覚悟でございます。  よって、来る4月の町長選挙、3期目に当たりますが、その選挙に挑戦したいと表明させていただきます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 今、町長より御答弁をいただきました。いろいろな団体等より、次も頑張ってほしいと応援されている。家族とも話し合い、次期町長選に立候補し、先頭に立って全身全霊で町政に当たりたい、挑戦していきたいという、次期町長選に向けての力強い出馬表明をされました。本当にお忙しいお体と思いますが、その2期目の走り続けたその勢いを伏すことなく、3期目も続けていってくれるというような感じを持つわけでございますが。  2期目の当選をされたとき、この4年間、高野町の皆様が笑顔あふれるまちにしたいというように、これ橋本新聞さんでしたか、見させていただいた記憶があります。課題は、先ほども課題はたくさんあると言っておりましたが、このときも課題はたくさんあるが、高野町、紀北地方、県全体を盛り上げるよう前進したいと、そういうふうに誓っておられたというようなことでございます。そういうこともありまして、この4年間、コロナ対策ということに主眼を置いて、本来町長の頑張りどころというのをなかなか示すことができなかったかも分かりませんが、町民としては本当によくやってくれたなというような感想を持っておられると思います。  それで、任期中に取り組んでこられた主な施策、これを町長のほうから伺います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 7番議員から、この2期目の4年間、どういったことをしたか、主なことを少し報告せよというお尋ねがございましたので、それらを簡単に少し御説明させていただきたいと思います。  いろいろな当時公約等もさせていただきました。それができているのか、できていないのか。任期を終わるものとして改めて検証していかなければならないというふうに思っております。でも、この4年間でまず大きくいろんな面で前に進むことができたのは、やはり大きな財源を獲得できたことであります。少々強引に進めたということは、いろいろな皆様が様々な評価をする中で抱いている気持ちかも分かりません。また、報道等で、町民が、高野町、そんなことをしていいのか、大丈夫なんかというようなお声もいただきました。  ある中学生が、高野町、悪いことをしたんかい、たくさん金を貯金してというふうに映っているふうにも聞いたこともございます。しかしながら、非常に財源が乏しいこの高野町でございます。よって、職員と一緒に平成30年度の事業であったと思いますが、全国の4つの市町ということで大きく取り上げられたということで、もう皆様も御承知やというふうに思いますが、多くの財源を頂いた。これは私のこの4年間で、またそれ以降、また私が代わった後も使える財源ではないのかなというふうにも思います。  またそのような中で、やはり大きな事業としてコロナ対策かなというふうにも思います。先ほど大西議員も言ってくださいましたが、ほかの自治体よりかは一歩先に進んで何かしなければならないと。先ほど表明させていただいたときに、ひたすら町民を考える中で、何が必要なのかなというのを絶えず考えて、施策とさせていただきました。  そのような中、感染対策もそうです。事業を継続していくための施策もそうです。近い中で言いますと、ワクチン接種が和歌山県内でも物すごく順調よく進めていただきました。担当課、またワクチン対策室のみんながよう頑張っていただきました。そのような話が和歌山県庁のほうでも、高野町が特例のないことをやってくれて、駄目だよというんじゃなくて、住所がない高校生とか大学生、そういう方々にもようやってくれた。あと近隣の市町とのワクチンの融通ですね。そういったことも音頭を取ってようやってくれたというふうに私を評価してくれる以上に、担当課が、課長をはじめみんなが評価されております。それは非常にワクチン行政をしてきた中で、次への反省材料とともに、強力に進める材料かなというふうにも思っておるところでございます。  そういう財源も得て、またこの4年間で半分近くコロナ対策もしてということでもありますが、やはり一番ガツンと来たのが消防機能を止めたこと。これはこたえました。職員が感染して、その後、同僚への感染で消防機能を停止したということが、私のこの2期目としては非常に大きな出来事、私だけじゃなくて、町民全員に大きな出来事だったかなと思います。まちとして、住民の生命、財産を守る最前線の機能、組織機能を失うことの影響の大きさ、これは大変つらかった時期を思い出します。それに御理解、また申し訳ないんですけど、耐えていただいた町民の皆様にも感謝申し上げたいと思います。また、当時議長であらせましたので、一緒に動いていただいたことも感謝申し上げます。  県内の首長、また各消防機関の相互応援協定、そういったもので約2週間後に再開することができましたが、想定できていなかったと言うたら怒られますが、機能停止、これは私も職員もよい教訓を得たというふうに思います。同じ空間を24時間共にする組織の感染症での危機管理の難しさ、思い知らされた事案でございました。今後、100%防げるということはなかなか申し上げることはできませんが、もしかいろんな組織が止まったときにどうリカバリーしていくか、そういったことも含めて感染有事対策にしっかり考えてまいりたいというふうにも思います。  個別の施策で大きいものとしましては、医療に関してでございます。多くの皆様方に御協力をいただきながら、特に和歌山県立医科大学の先生方との連携をさらに深めることができております。当然、地域の医師会、また近隣の医療機関も協力をしっかりしていただく体制が取れております。文字どおり、当初目指しておった小規模多機能診療所、その機能強化を確実に進めることができました。しかしながら、患者数の自然減少、またコロナでの受診控え、そういったところを考えますと、診療報酬の減収というのが避けては通ることができません。今の機能をしっかり維持していくために、町民の皆様は町内の医療機関、町内の医療機関といえば、花谷医院、高野町立総合診療所、そして富貴診療所、それらの診療所をかかりつけの医療機関と率先してしていただいて、ぜひ何かあれば使っていただきたい、かかりつけの機関というふうに位置づけていただきたいというふうに思います。
     教育行政に関してでございます。ふるさと応援寄附金の確保によりまして、義務教育の完全無償化をこの2期中にすることができました。当然、子育て支援、また移住施策にも少し火がついている中でこれが役に立っているのかなというふうにも思っておるところでございます。  また、その移住者が来ていただきまして、またブロードバンドの設置ということも、富貴・筒香地区でもすることができました。その効果もあって、富貴分校を再開することができました。今後は移住者のお話も聞きながら、地域の方々の意見も聞きながら、移住者の今後の動向もよく見定めながら、先の施設の中学校、それが開校できるかできないか、そういったことも次の3期目のときに、選挙で通ることができたならばしっかり考えていきたい。しかし、できることはできる、できないことはできない。それはもう正直に住民の皆様と相談する、そういったことにつなげてしたいというふうに思っております。  また、学校も学びの交流拠点ということで、計画からいよいよ事業開始となっておるところでございます。令和6年の開校を目指して、まちのこのコロナ後の、ウィズコロナですか、明るい材料にしていきたい、そのように住民の皆様にも情報をしっかり共有して、みんなの施設ができるんだ、そのような形でみんなに分かっていただきたいと思います。  その中でも特色ある教育も始めておるところでございます。議会で認めていただきました英語教育をさらに充実させていこうということが、今年度スタートさせていただくことができました。5年間の仕組みづくりということで今年度から始まりましたが、これにも様々な乗り越えていかなければならない課題もたくさんあります。保護者の方々の御意見もそうでありますが、やはり学校の先生方、小学校、中学校の先生方、その先生方のモチベーションをしっかり上げていく。高野町の教育の中で英語を教えることによって、今後の自分たちの教師生活、より幅が持てるんだよということを実感していただけるようなことを、教育委員会、また高野町と学校と話をして、全体的に盛り上がっていけるようなことにつなげてまいりたいというふうに思います。  少子化という中で、やはりきらりと光る、またほかのまちではなかなかできない取組。これはふるさと応援寄附基金があるからこそできるものでありますので、ぜひ、他の場所と比較するということはあまりしたくはございませんが、高野町ではこういう教育を受けられるんだよということをしっかり次の数年後にわたってPRできるような、また実績も残さないといけないと思いますので、取り組んでまいりたいとそのように思っておるところでございます。  地域振興関連でございますが、観光関連で申し上げますと、コロナ禍もありまして、なかなかすっとこなときも当然ございます。2019年を思い浮かべますと、和歌山県の中で一番のインバウンドのお客様を迎える小さいまちでございますが、県下で一番の記録もつくることができました。そして、2020年のオリンピック。また、2025年の大阪万博。そういったところにどうつなげていけるのかなと楽しみにしておりましたが、御覧のとおりでございます。  観光情報センターも2期目の初めにオープンさせていただいて、平均で言いますと、大体月1万5,000人から2万人前後が来館するようなことにもつながっております。先ほども言いましたが、コロナですっとこな時期も当然ございましたが、まち全体の様々な情報の拠点と引き続きなるように、また2025年の万博のときには外国の方がまた訪れていただけるような場所にも育てていきたい。  また、南海のりんかんバスのIC化というのも和歌山県と高野町と南海電鉄との間でもさせていただきました。そのほか、産業構造が少し薄いまちでございますので、1次産業を何とか頑張りたいというような話の中で、富貴地区で地ビールにも挑戦しております。いい状況には来ておりましたが、宿泊者の大幅減少によりまして、さらなる展開にはなかなかつないでできてないのが現状でございます。ウィズコロナの中で、この地ビール、天空般若に関してどう施策で前に進んでいけるかというのをより考えてまいりたいというふうにも思います。  また、その中でも農水省の事業のルネッサンス事業を活用しましたヤマトトウキの栽培、土壌改良を3年間やってきました。ようやく結果が出てきそうな感じです。連作障害を乗り越えて、地域の農業が再び本格的に元気づくような施策にぜひこれはつなげていきたい。今日の議会の中でも、ヤマトトウキを漢方会社に売っていくとか、中国の産地のが入ってこないから、何とか日本の中でできないかとか、いろいろ考えておる中で、当該地方は昔はたばこもあり、お茶もあり、いろいろなものを作って栄えておりましたが、やはり今後は自分の仕事のツールも生かして、あそこを薬用植物、もともとのヤマトトウキがしっかり作れる、そういった場所にしてきたいなというふうにも思っております。  また、日本遺産、女人高野、また農業遺産への登録も実現させていただきましたが、なかなかそれがハード事業はできてもソフト的な事業につながっていないというのが反省点でございます。町民に対しての周知ができているかと言われますと、正直、できていないというふうに思います。だから、この日本農業遺産も、日本遺産も、しっかり住民の皆様、特に子供のほうからこういうような遺産認定をしていただいたんだよというのをまず教育委員会から発信していただき、また住民の皆様にもそれを知っていただき、将来的にはそれも観光に、また産業発展につなげてまいるような登録になるように、形だけの看板だけのものにならないように進めていきたいというふうに思います。  道路関係でございます。今日の一般質問でもございましたが、県道川津高野線と町道筒香線、昭和33年以来の懸案事項、当時松葉村長さんと出水町長さん、として徳富町長さんが引き継いでの、いろんなところでのお話はされたというふうにも思いますが、なかなか前には進まなかった。仁坂知事と合意をさせていただいて、また、議員の先生方も一緒に要望も行ってくださいました。また、和歌山県町村議会議長、当時の大西議長にもいろいろ仁坂知事に要望していただきました。その結果もあって、ようやく65年ぶりの課題が、解決じゃなくて、前に動くことができました。  県幹部の皆様やうちの担当職員が事務レベルで一生懸命今調整作業をしておりますので、この任期中に、この県道川津高野線と町道筒香線を何とか形づけたいというようなことを3年、4年前から言ってきましたので、ある程度形はつけれたのかな、次につなぐことができるのかなというふうにも思います。引き続き、議会の先生方とともに要望活動を強力に進めてまいりたく思っております。  また、国道480号や370号につきましては、議会の先生方はじめ、町民の皆様からの要望を聞いて、町の重点要望事項にも入れております。この活動が非常に実ってきておるというのはもう実感して分かります。高野山から下りるときに、何遍信号に止まらなあかんのや、けしからんというお話は1件も伺っておりません。住民の皆さんは、多少不便やけど、今後またようなるなというような気持ちであってくれておるんでしょう。だから、その願いをかなえるためにも、強力な要望活動を続けて、九度山から、またかつらぎから高野山に上がってくる道を、しっかり先生方とともに進めてまいりたいというふうに思います。  それと、歴史的風致維持向上計画も策定して、国交省のほうから認定もいただき、今年度から本格的に事業化をしております。事業をしておる箇所といいますと、正智院さん前の深山高野線のところだというふうに思います。そのような電線の地下埋。うちのまちで長い時間やっております。あそこの区間をしますと、約30年越しのこの電線の地下埋、一つの区切りを迎えることができるのかなというふうに思います。引き続き、財源確保をした上で、2034年の御遠忌に向けての一つの都市計画整備事業として進めてまいりたく思っております。  続きまして、地籍調査も昨年、一昨年よりさらに加速させていただきました。就任当初、地籍調査が町の重点施策にしなければならないという認識は、申し訳ない、ほとんど私は持ってませんでした。その中で、タウンミーティング等を毎年重ねている中で、自分たちが生きておる間にこの山、またこの土地をしっかり地籍調査をしてほしい、そのようなことも聞いたり、また、今日は振興局長も来ていただいておりますが、県のほうからも、道を整備してほしかったら地籍調査を早く済ませろと、県のほうからもことごとく言われました。そのようなことから、この事業は遅れておる事業でありますので、進めてまいる。そういうふうなことで、ふるさと応援寄附金が平成27年にたくさん集まるようになってから、100年を30年に縮めようということで動きました。そして、平成30年にふるさと応援寄附金が多く寄せていただいたこともございまして、それをあと15年に縮めようというようなことで今進めておる最中でございます。残りはあと13年。令和17年に高野町全域の地籍調査を終える予定をしております。  そのような中、大きな事業もそうでありますが、地道な作業として、先ほども答弁させていただきましたが、ブロードバンドがないところをしっかりしていく。また、簡易水道事業も2地区に事業開始を進めておるところでございます。そういったことが、こつこつと基盤整備をした中で進めておると、自然と移住の方々も来ていただける環境ができるのかなというふうにも思います。  人が減ってきているから、だからといって何もしないわけにはいきませんし、そんなつもりもございません。人が減っている中、それは選択と集中はしていかなければなりませんが、将来にわたり、いろいろな可能性を考えるためにもしていかなければならない事業は、議会の先生方と相談しながら、今後も強力に進めていけるように考えてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  その他、いろいろとこの2期目に執行させていただきました事業は数多くございます。全部紹介するにはなかなかあれと思いますが、また来るべきときにはいろんな形の書面等で、どういったことをしたよというのを住民の皆様には知っていただけるように努めてまいりたいというふうにも思います。  事業をして、それが全て成功したよというものでもありません。まいた種がまきっ放しのものも当然ございます。それをしっかり、コロナではありますが、コロナの責任にしてもあきませんし、そういったまきっ放しの種もしっかり育てていって、皆さんで花を咲かせていけるような、またみんなが笑顔で暮らせるような施策、そういったものにつなげてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 町長のほうから、数々の行政施策、取り組んできた事業などを御報告いただきました。本当にこれだけのことを次々とやってこられて、それがどういうふうに町の発展につながっていったかということは、まだまだこれから出てくるものだと思いますけれども、その一つの貴重な財源としてふるさと応援寄附金が、つらい目をしながら、住民のほうからもいろいろと言われながら、またいろんなところに出かけたところに首長とお話をする中で、高野町さんはえらいことをやってますなというようなことで、羨ましがられたり、やゆされたりしたんではないかと思います。しかし、そういう決断のもと、今の高野町がいろんな手を打てる、そういう貴重な財源を得られたと。そこは本当にすごく私としては評価といいますか、ありがたい話だなと思っております。  小中学校を中心とした学びの交流拠点整備事業であるとか、高野山会議など、まだ始まったばかりではありますが、世界的な会議に仕上げていくというような継続事業も多くあります。その中で、今後の町の将来をどういうふうに考えておられるかと、先ほどは細かな行政の全般についていただきましたが、町長はこういうまちに持っていきたいんだと。4年前に言われた笑顔あふれるまち、そういうような感じでも結構でございますんで、みんなでこういうことでこのまちを盛り上げて、このまちを元気にして、町民みんなの笑顔のあふれるまちに持っていきたいというような内容がございましたら、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(松谷順功) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) いろんな観点からの御質問、ありがとうございます。  どういうふうなまちづくりというか、どういう心構えで行くかというような御質問であると思います。いろんな意味で、ゼロからのスタートではないのかなというふうにも思います。  このコロナ禍になってよく思うんです。自分も下を向ているな、暗い顔をしているな、そう思う時がございます。しかし、先頭に立たせていただいておる私としては、絶えず笑顔で、何がおまえ楽しいんなというぐらいの笑顔を出して前に進まないといけないなというのを、日々、自分に自戒として言い聞かせております。笑顔が全て解決するわけではございませんが、やはりみんなが少しでも笑顔の輪が広がるような指導力が発揮できるようにするのも、私の仕事の一つかなというふうにも思います。その点でゼロからのスタートというような極端な言い方ではございますが、それぐらいこのコロナでやっつけられましたので、次の4年間には様々なこと、まいた種も育てていかなければならないというような観点から、少しだけ考えていることを御説明させていただきたいと思います。  基本は、「歴史と文化を守り 交流が育む明るい未来 心のふるさと 高野町」これは長期総合計画で平成30年に掲げさせていただきました言葉でございます。しかし、コロナがあって、少しニュアンスも変わってくるのかな。当然基本はこれでいいと思いますけど、この中もコロナで一旦見直しをしなければならないとこも出てくるのかなというふうにも思います。  いろいろなところでの痛みが大きいかと思いますが、来年の4月ぐらいになりますと、もうコロナ3年目というふうになります。2019年の状況で説明しましたが、1日でも早く戻れるようにすること。そして、新しい生活様式という言葉ももう古い言葉になろうとしています。それは、普通の様式に変化してきたからだというふうにも思います。そのような中で、この高野山、高野町をどう元気にしていくか。それが次の4年の大切な宿題事項かなというふうにも思っております。  コロナがきっかけで高野町、高野山が元気なくなったな。あそこはコロナがなかったらこんなことにならへんかったのになと言われないように、和歌山県の中でも、世界の中でも、日本の中でも、宗教都市、世界的なまちということで、このコロナで引き下がるわけにはいきません。しっかりと前を向いて、V字回復になるかどうか分かりませんけど、V字回復させるつもりで、私だけがしゃきってもどうにもなりませんので、町民の皆さんも巻き込んで進んでいきたいと、そのように思っております。  まず、近いところでいえば、2023年の弘法大師空海様の1250年のお誕生会。5月14日から7月9日に開かれます。これに対して、町がする行事ではありませんが、開創法会のときのように、高野町ができる範囲で、金剛峯寺と協力して、また塔頭寺院とも協力して、多くの皆様に来ていただけるような内容につなげていきたい。  そして、その次の2年後、2025年の大阪万博がございます。このときにはインバウンドは必ず戻ってきてくれる、そう思い、そう信じ、行動してまいりたいというふうにも思います。高野町と、あと経済産業省の中小企業局というところがこの大阪万博の主管となって、事務局を高石の市長さんが会長となって進めていくことになりますので、高石市と高野町とも非常に関係が深い仲ではございますので、その市長とともに、この大阪万博で高野町がどのような存在感を出せるか。また、和歌山県の中でもどういうふうな、和歌山県をもけん引できるような、存在感が出せるような施策ができたらいいかなというふうにも思っておるところでございます。  また、そこから9年も先になるんですが、2034年の弘法大師御入定1200年、御遠忌のこと。これを私自身、町役場で言い出してもう多分8年になると思います。当時、先々二十何年後やったですか、弘法大師御入定の2034年のときに、できれば金剛峯寺前がお庭になったらいいよね。何かそういうような話もちょくちょくした中で、金剛峯寺の中でもあそこが広庭に、昔に戻ったらいいねというようなお話にも少しずつ広がっているようなことを感じます。新しい内局、今川総長さん率いる今川内局も、高野山の将来構想、将来ビジョンを描こうと今しておるところでございます。高野町が提案しております金剛峯寺前広場の再開発、また中の橋駐車場の再開発、そのようなところを本山と内局と、また塔頭の寺院さんも含めて、どういうふうな形で2034年に多くのお客様を迎えるか。それを次の4月から本格的に話を進めてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  しかしながら、歴史的風致維持向上計画の中で、2034年の御遠忌に向けて点点点と続いておりますので、本町のほうからは、しっかり金剛峯寺のほうにも、様々な観点で将来の都市計画を考える中で提案をしていきたいと思いますので、また議会の先生方の御意見も一緒に持っていきたいなというふうにも思っておるところでございます。  そして、そういう大きな節目を迎える中で進めていくと同時に、実際にしていかなければならないこともたくさんございます。公共施設の整理、整備でございます。整備に関しては、学びの交流拠点ということで始めることができております。しかし、今後、役場も含め今の公民館、また高野山会館、そのほか小学校校舎をどうするか。町民体育館をどういうふうにリノベーションしていくか。そういうような話をもう待ったなしで進めていかなければならないというふうにも思います。役場を含めて、そのような管理体制がしっかり十分にできるように、また管理に係る費用も縮小できるように、また我々が次の世代にあまりお荷物にならないような公共施設を残していくというようなことも、本格的に議会の先生方をお話を進めてまいりたいというふうにも思います。  そして、何よりも人口減少を何とかしなければならないということもございます。国家レベルで人口減少が進んでおる中、本町で人口のV字回復ができるのか。これは非常に難しい案件でございます。しかし、減少のスピードをどう緩やかにしていくか。まだまだ緩やかにもなってきてそうでなってない。この10年の長期総合計画でうたっておる人口動態の表も、国が考えているペースと同じような減り方をしてます。うちが計画で出した表のとおりにはなかなかなっておりません。しかしながら、最近、ぽつぽつと移住者も来ていただいたり、また子供の数も平行、もしくはちょっと微増しておるというようなこと。でもこれに油断することなく、様々な施策で、分散型社会と言われる中で、この地方で暮らす、また特色ある教育を受けれる、そして近くに高野山がある。そういうほかにはない大きな利点がたくさんございますので、そういったことを前面に押し出して、人口減少に対して施策としても進めていきたい。  また、その一歩として、来年の組織の中に移住定住をする係も入れることにいたしました。将来的に移住定住が一つの課になるぐらい、人口が減っておる中で必要性が増してきますので、課になるぐらい施策が打っていけるような、中身が充実していけるようなことにしてまいりたいというふうにも思っておるところでございます。  そのようなところではございますが、初めに申し上げましたとおり、いろんな意味でゼロからのスタートではございますが、今まで培っていただきましたいろいろな土壌を先人が築いてくれております。それらを無駄にすることなく、さらに生かしていけるように、議会の先生方、そして町民の皆様の御意見を伺いながら、そしていろいろな人とのつながりももっともっとつくって、この高野町の存在感を大きく出していきたい、そのように思っておるところでございます。ありがとうございます。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 議長、残り時間はどのぐらいですか。 ○議長(松谷順功) 残り時間は13分53秒です。 ○7番(大西正人) 平野町長にはしっかりと御答弁をいただきまして、次の質問が少し残っておりますので、まだまだ聞きたいところではありますけれども、今お聞かせいただくと、ゼロからのスタートであるというような、心構えといいますか、そういうことで答弁をいただきました。  一気のV字回復をねらっているようでなかなかできないのではないかというような不安もお持ちでしょうけれども、挑戦していくというようなお話でございます。また、お大師さんのお誕生であるとか、大阪万博であるとか、2034年には高野山で一番大事な御遠忌を迎えるというようなこともございまして、そういうところに照準を合わせて数々の施策を実行されていくというようなことだと思います。  町長には、この4年近く、本当に全力でこの町政に取り組んでいただいて、住民のために動いていただいたんでありますけれども、私が思いますに、やはり高野町のことを、高野町の将来を真剣に考えて、そしてそのあるべき姿を的確に描いて、そしてそれを実現させる。そういう首長といいますか、首長が求められていると思っております。平野町長には来年4月までまだまだ公務に忙しいときが続きますけれども、お体に十分留意されまして、3期目の町長選に十分な形で臨まれますよう御祈念を申し上げ、この質問を終わりたいと思います。どうも真摯に御答弁をいただきましてありがとうございました。  2つ目の質問でございます。2つ目といたしまして、私からの質問は、老朽化した水道管の更新、また耐震化についてであります。  10月3日でしたか、ニュースが流れまして、和歌山市の紀の川にかかる六十谷水管橋が崩れ落ちる映像が何度も何度も映し出されておりましたことは、皆様にも記憶に新しいところではないかと思います。断水で難儀をされた住民の皆様には、大変お気の毒なことでございました。今定例会の全員協議会冒頭の挨拶でも、町長より、断水で困っている和歌山市の地区へ高野町からも給水の応援に行かせていただいてきたというような報告もございました。行っていただいた職員の皆さんには、本当にお疲れさまでございました。  そういうこともございまして、この質問になるわけなんですけれども、高野町でこの水道本管で法定耐用年数40年と一応は言われておりますが、それを超えている水道管は何%ぐらいあるんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 小西生活環境課長。 ○生活環境課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  法定耐用年数40年を超えている水道管は何%かということなんですけども、まず内訳はあるんですけども、総延長で申し上げますと、資料としましてはちょっと平成24年の策定の基本計画で説明させていただきます。総延長が3万4,795メートルに対しまして、2万5,167メートルで、40年を超す割合は約72.3%でございます。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 平成24年ですか、基本計画の中で総延長が3万4,079.4メートルですか。その中で72.3%が当たっているというようなことでございます。結構多い数字だと驚いておるわけですが。  今、谷ヶ峰のところで電線の地中化に併せまして、埋設の工事に併せまして水道管の更新を行われているわけなんですけれども、ほかの地区の更新とか、継ぎ目の更新が無理で耐震化するとか、そういう計画は進んでいるんでしょうか。 ○議長(松谷順功) 小西生活環境課長。 ○生活環境課長(小西敏嗣) まず、ほかの地区ということもあるんですけども、今現在、先ほど議員さんがおっしゃったように、計画としましては、道路工事と併せまして谷ヶ峰のほう、本管布設工事をしまして、延長延べ580メートル、それを計画しております。本年度では、正智院さん前から公衆トイレで約200メートルの配水管布設工事を完了しました。  おっしゃるように、今後も道路工事と併せまして、計画のほうを行っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(松谷順功) 7番、大西君。 ○7番(大西正人) 580メートルのところをまた計画しておるというところでありますけれども、72.3%を更新していくというのはかなり変なことで、なかなか実現するのは非常に困難やなと思うようなところではございますが、しかしながら、鋭意努力をして、少しずつでも更新をしていただきまして、安全な飲み水の供給というところにつなげていっていただかなければ困るわけでございます。  それで、これは富貴のことになりますけれども、この何年か、秋口から富貴地区の皆さんに節水を呼びかけるメール、知らせてネットであるとか、放送で協力を呼びかけをしておるんですけれども、これは水道管の老朽化ということで、漏水とかそういうのが原因ではなくて、これは水源の問題なんでしょうか。その辺はどうでしょうか。 ○議長(松谷順功) 岡本富貴支所長。 ○富貴支所長(岡本哲明) 失礼します。  7番議員の御質問について御説明いたします。  富貴簡易水道は、地獄谷取り水堰と、小坪取り水堰の2か所から取水を行っていますが、このところの雨量不足により水源地の水が不足しているため、富貴地区限定で、防災無線において午前11時に放送を行い、さらに知らせてネットで節水のお願いを配信しております。昨日も現場確認に行ってきましたが、多少雨量不足は回復しておりますので、一応12月12日まで放送を予定しておりますが、担当と協議いたしまして、一旦中止にするか、今後検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(松谷順功) 大西君に申し上げます。あと持ち時間は5分少々です。  7番、大西君。 ○7番(大西正人) 今、支所長のほうから答弁をいただきましたが、水源は2か所あると。私も消防の関係で山林火災の訓練などで富貴へ行かせていただいて、この地獄谷のところを見てまいったことがございます。もし新たな水源が必要であるぐらい枯渇しておるというようなことであれば、またいろんな議論が必要かなと思ったわけでありますが、見に行っていただいたら大分回復傾向にあるということで、また放送のほうとか、ウェブでのお知らせというのも内容を考えていかなければいけないということで、また対応をよろしくお願いしたいと思います。  もう時間もありませんので、この辺で終わらなければいけませんけれども、町民の皆さんの生活に大変大事な水道水であります。また、高野町にはたくさんの人が訪れていただきますので、そのことでもこの水道水の必要性が問われるところであります。  高野山地区では長年水道事業で行ってきたものが、また今議会に別の形態にという議案もいただいております。またあした、あさって審議されるわけなんですけれども、今後も、もしその形態が変わったとしても、有収率を高めまして、健全な運営のもと、水道水の提供を行っていただきますよう切望いたしまして、時間もありませんので、これで質問を終わります。どうもありがとうございました。  何かございますか。 ○議長(松谷順功) 小西生活環境課長。あと3分です。 ○生活環境課長(小西敏嗣) ありがとうございます。  やはり計画もそうなんですけれども、今後につきましては、財源の基盤の強化としまして、まず財源確保が急務でございます。先ほど先生もおっしゃったように、今回、国からの補助金等の制度を活用できる、簡易水道事業への事業形態の変更を提出させていただいております。今後、人口減少に伴う料金収入の減少や、既存の施設の更新に係る費用の増加により、水道事業会計の経営が厳しくなることが予想されています。簡易水道になることで、国からの補助金等により財源を確保し、将来に備えることができますので、皆様の御理解をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。 ○議長(松谷順功) 大西君、よろしいですか。あと2分ありますが。  これで一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りします。  議事進行の都合により、明日9日は休会としたいと思いますが、御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(松谷順功) 異議なしと認めます。  したがって、明日9日は休会とすることに決定しました。  本日はこれをもって散会します。御苦労さまでした。               午後 4時09分 散会...