萩市議会 > 2013-12-18 >
12月18日-06号

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  1. 萩市議会 2013-12-18
    12月18日-06号


    取得元: 萩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    平成25年12月定例会                平成25年12月            萩市議会定例会会議録(第6号)                議事日程第6号         平成25年12月18日(水曜日)午後2時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第146号から議案第182号まで第3 議員提出議案第3号第4 議員提出議案第4号────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第146号から議案第182号まで追加日程第1 議員提出議案第5号日程第3 議員提出議案第3号日程第4 議員提出議案第4号────────────────────〇出席議員(24名)       1番  佐々木 武 夫 君       2番  関   伸 久 君       3番  西 中   忍 君       4番  椋   晶 雄 君       5番  大 村 赳 夫 君       7番  尾 木 武 夫 君       8番  長 岡 肇太郎 君       9番  中 野   伸 君      10番  広 兼 義 烈 君      11番  松 尾 義 人 君      12番  木 村 靖 枝 君      13番  小 林 正 史 君      14番  斉 藤 眞 治 君      15番  坪 井   豊 君      16番  中 村 洋 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  諸 岡 皓 二 君      20番  横 山 賢 治 君      21番  横 山 秀 二 君      23番  西 元   勇 君      24番  世 良 眞名夫 君      25番  西 島 孝 一 君      26番  柴 田 保 央 君〇欠席議員(1名)      22番  青 木 賢 次 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        野 村 興 兒 君 副市長       三 原 正 光 君 教育長       中 村 哲 夫 君 総務部長      田 邊   信 君 総務部理事     岡 崎 君 義 君 総合政策部長    槌 田 郁 利 君 総合政策部理事   佐 伯   功 君 文化・スポーツ振興部長           中 野 恵 子 君 市民部長      中 原 滝 雄 君 保健福祉部長    田 中 隆 志 君 保健福祉部理事   宮 本 英 二 君 農林水産部長    大 田 直 志 君 農林水産部理事   貞 光 一 成 君 商工観光部長    田 中   裕 君 土木建築部長    佐々木 康 典 君 歴史まちづくり部長 湯 本 重 男 君 上下水道部長    岡 本   隆 君 災害復興局長    和 田 眞 教 君 会計管理者     藤 田   擴 君 教育委員会事務局長 伊 藤 富 之 君 消防本部消防長   松 原 純 二 君 総務部次長     杉 山 寛 校 君 総務部次長     三 好 正 樹 君 企画政策課長    福 島 康 行 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      藤 岡 敏 彦 君 次長        浜 村 祥 一 君 議事係長      岡 崎 晴 己 君 調査係長      村 本 行 繁 君────────────────────     午後 2時00分開会 ○議長(柴田保央君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(柴田保央君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、9番、中野議員、10番、広兼議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 議案第146号から議案第182号まで ○議長(柴田保央君) 日程第2、議案第146号から議案第182号までの37件を一括して議題といたします。 これより各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員長の報告を求めます。13番、小林議員。  〔総務委員長 小林正史君登壇〕 ◆13番(小林正史君) 総務委員会に付託されました議案9件について、審査の経過及び結果を報告いたします。 まず、議案第146号平成25年度萩市一般会計補正予算(第10号)についてであります。 今回の補正額は、歳入歳出それぞれ33億7,578万7,000円を追加し、予算の総額を383億7,042万9,000円とするものです。 補正予算額のうち、今回の7月28日豪雨災害関連予算額は、33億8,065万6,000円で、累積額では69億9,650万8,000円となっています。 補正内容としては、山口、島根豪雨災害関連事業として、復旧・復興を図るための直接的な予算、被災者支援のための減収補てん予算、復旧・復興財源の確保のため、市民生活に影響のない事業を中心とした執行停止予算などに加え、通常の補正予算と大きく四つのグループ化がされております。 以下、委員から発言が集中した内容及び象徴的な事項を申し上げます。 まず、歳出について申し上げます。 復旧・復興対策事業の財源確保のための執行停止事業については、これの停止の考え方、事業選定基準について説明を受けたところで、委員から、直ちに市民生活に影響のない事業とはいえ、少なからず予防保全の必要性を認めた予算であるので、市民生活に深くかかわる重要インフラの点検管理には、遺漏のないよう留意されたい旨の発言がありました。 次に、民生費を中心とした補助金返還事業では、多額の返還金が生じた理由と、生活保護申請事務では、他の自治体にあった、親族の扶養義務の解釈誤認による要否判定と、扶養額との関係について、萩市においては、指摘された運用は行っていないとの確認がされたところであります。 次に、商工費の商店街まちづくり事業では、UFOビル解体後の利活用について、事業費の財源構成と事業期間について質疑を行い、同じく、情報処理技術者育成事業では、養成事業所開設の形態及び開設期間等について、さらには45人程度の雇用確保が見込まれるとともに、萩市産業の弱点と言われる情報技術分野でのフォローアップを図れるなどの説明がありました。 委員からは、進出企業が定着し、雇用の継続性を確保することを期待する旨の発言もあったところです。 次に、教育費の明木小学校整備事業では、明木小学校を改築するため、屋内運動場の耐力度調査及び地質調査を行うもので、これは小中併設校として整備するための調査であることの確認をしたところであります。 次に、災害復旧費の保育園施設災害復旧事業では、須佐保育園の移転新築に係る地質調査業務に必要な経費の計上であります。候補地は、旧奈古高等学校須佐分校グラウンドとの説明を受けたところです。委員からは、グラウンド内には、切土、盛土部分があることから、具体的な調査地点について、当該場所を移転新築先として選定した経緯について並びに旧校舎屋内運動場及び仮設住宅との空間的な配置バランスについて、エリア一帯の将来的な利活用についてなど、まさに災害復旧対策事業について、多面的に総合調整の観点を踏まえ、質疑が交わされたところです。 同じく、仮称小川コミュニティセンター整備事業では、立地の安全性の根拠及びこれらをさらに補完する今後の対策について、災害残土等の利活用についてなど質疑を交わしました。 以上が、歳出に係る主なものです。 続いて、歳入についてであります。 市税では、災害対応として、本年度は減免の取り組みをしたところでありますが、次年度以降の固定資産税の課税客体の確認方法について質疑を交わしました。 その他、歳入についての質疑はありませんでした。 以上、歳入歳出について審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第162号萩市災害派遣手当に関する条例でありますが、これは、災害復興局に派遣された他の自治体職員、9市15名分に対して、災害派遣手当を支給するため、条例を制定しようとするものであります。 審査では、滞在期間や施設の利用区分の取り扱いについて質疑を交わし、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第163号社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例についてであります。 これは、消費税税率が8%に改定されることに伴い、使用料等の額を規定する75条例について、一括して改正するため条例を制定するものであります。 委員から、施設使用料を例として挙げ、利用申請は、施行の日の前より可能であり、その料金は前納が原則となっている。利用日が重複した場合には、料金の納付実績が許可に影響するのか、また、今回の経過措置等を含め、事務手続きには問題はないのかとの質疑がありました。これに対し、施設の使用許可は、申請順に確認の上、決定している。料金は施設利用の直前までの納付が、前納扱いであり、納付状況により使用許可の優劣を判断するものではない。また、使用料は条例施行の日、以前の申請時の前納料金をもって確定額とせず、負担の公平性の観点から、施設を利用した当日の料金を基準とした使用料とするとの答弁でありました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第164号萩市組織条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、より迅速かつ円滑な被災地の復旧・復興事業及び被災者の生活再建支援の推進を図ることを目的として、災害復興局を組織横断的な別組織として位置づけ、既設の復興局内各事業部を、部に相当する組織とするため、所要の改正をするものであります。 質疑では、部に格上げすることのメリット、指揮命令系統の確保等について、機能性や具体的な効果について説明を求める質疑がありました。 これに対して、各事業部を部とすることにより、これまでの課長から部長への決裁権限を持つこととなる。また、被災した地域の復旧・復興に係る事務を担任する副市長を配置することにより、関連部との横断的な協議を行い、統括調整役も担うこととなる。また、市東部に権限を持った特別職を配置することで、組織の強化もあわせて図ることが可能となると答弁でありました。 一方、他の委員からは、早期の復旧・復興を目的とした組織の改正を意図したものであるなら、その意を積極的に汲むべきとの発言もあったところです。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第165号萩市UJIターン促進住宅管理条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、当該住宅は、入居期間を原則3年間としており、3年を超えて入居する場合の家賃の金額を新たに定める等のため、所要の改正を行うものであります。 審査では、住宅の入居状況や貸付期間の実態及び貸付期間を超えるときの市の対応や、入居者の意向、家賃設定の考え方について質疑を交わし、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第166号萩市職員の高齢者部分休業に関する条例の一部を改正する条例については、地方公務員法の一部改正に伴うことによる所要の改正であり、審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第173号萩市火災予防条例の一部を改正する条例についても、消防法施行令の改正に伴う所要の改正であり、審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第175号萩市職員遺族扶助料条例を廃止する条例についてでありますが、本条例に基づく給付対象者がいなくなったことに伴い条例を廃止するもので、審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第179号山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更についてであります。 これは、当該組合の交通災害共済事務を共同処理する団体の追加等を目的とするもので、審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(柴田保央君) 総務委員長の報告は終わりました。 次に、教育民生委員長の報告を求めます。17番、平田議員。  〔教育民生委員長 平田啓一君登壇〕 ◆17番(平田啓一君) 教育民生委員会に付託されました議案10件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第147号平成25年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補正予算(第2号)及び議案第150号平成25年度萩市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)については、関連がありますので、あわせて報告いたします。 今回の補正は、7月28日に発生した豪雨災害に関連する保険料の減免や、職員人件費の調整によるものであります。 審査では、各保険料の減免要件、減免申請及び決定件数等について質疑が交わされたところであります。 委員からは、2申請者に対し、個別訪問や電話等で保険料減免制度の周知徹底を図られているが、申請漏れのないように、期限までは引き続き周知徹底を図られるようにとの意見がありました。 それぞれ審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第148号平成25年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計補正予算(第4号)及び議案第149号平成25年度萩市休日急患診療事業特別会計補正予算(第2号)であります。 今回の補正は、人事異動などに伴う職員人件費の調整によるものであります。 審査では、休日急患診療センター職員人件費の内訳について質疑が交わされたところであります。 それぞれ審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第151号平成25年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)であります。 今回の補正は、7月28日に発生した豪雨災害に関連する保険料及びサービス利用料の減免や、職員人件費の調整によるものであります。 審査では、保険料及びサービス利用料の減免申請及び承認件数等について質疑が交わされたところであります。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第161号平成25年度萩市病院事業会計補正予算(第2号)でありますが、これは職員の配置がえ等による人件費の調整のほか、復旧・復興事業の財源を確保するため、執行を停止する事業の減額調整であります。 審査では、退職給与金が計上されていることに関して、主な退職理由、勤務時間、体制などの労務管理面における状況等について質疑を交わしたところであります。 また、参与から地域偏在、診療科目偏在及び医療の高度化等を要因とした萩医療圏における医師不足の傾向等、詳細に説明を受けたところであります。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第167号萩市児童クラブ条例の一部を改正する条例でありますが、これは明倫小学校児童クラブ及び佐々並小学校児童クラブの位置を変更するため、所要の改正を行うものであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第168号萩市国民健康保険診療施設設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは消費税率の改定に伴う使用料等の額の改正を行うとともに、大島診療所の休診日を火曜日から水曜日に変更するため、所要の改正を行うものであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第174号萩市立小学校中学校設置条例の一部を改正する条例でありますが、これは明倫小学校及び佐々並小学校の位置を変更するため、所要の改正を行うものであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第176号萩市高俣健康管理施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例でありますが、これは近年、利用実績のない当該施設を廃止するため、条例を廃止するものであります。 審査では、今後の同施設の利用方法及び廃止に伴う住民への影響についてなどの質疑を交わし、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(柴田保央君) 教育民生委員長の報告は終わりました。 次に、経済建設委員長の報告を求めます。8番、長岡議員。  〔経済建設委員長 長岡肇太郎君登壇〕 ◆8番(長岡肇太郎君) 経済建設委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案17件について、審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、議案第152号平成25年度萩市簡易水道事業特別会計補正予算(第6号)から議案第159号平成25年度萩市個別排水事業特別会計補正予算(第2号)までの、議案8件についてであります。 これは、7月28日に発生した豪雨災害に関する事業や、職員の配置がえ等による人件費の調整及び地方債の補正であります。 それぞれ審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、審査における質疑、意見等がありました議案について御報告申し上げます。 議案第152号平成25年度萩市簡易水道事業特別会計補正予算(第6号)については、被災地域の水道使用料の減免件数及び金額について、執行停止事業の今後の経過について質疑が交わされました。 次に、議案第153号平成25年度萩市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、委員から、災害復興優先のため、執行停止となった事業については、地域住民に説明を十分に行い、周知徹底をされたい旨の意見がありました。 次に、議案第154号平成25年度萩市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、被災地域の下水道使用料の減免件数及び金額について質疑が交わされました。 次に、議案第156号平成25年度萩市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)については、防災、減災の観点から、大井浦地域、漁業集落排水施設の高潮対策について質疑が交わされました。 次に、議案第160号平成25年度萩市水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。これは、職員の配置がえ等による人件費の調整であります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第169号萩市新規就農者研修滞在施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、萩市福栄塾生滞在研修施設について、現在の入居者に施設の譲渡などを行うことに伴い、当該施設を廃止するため条例を改正するものであります。 審査を行い、委員からは、農業振興及び地域の活性化の観点より、譲渡金額の設定について配慮されたい旨の意見がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第170号萩市むつみ農産物加工販売施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、平成26年に4月1日から、むつみ農産物加工販売施設として、萩むつみの恵を設置するため条例を改正するものであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第171号萩市駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例であります。 これは、消費税率の引き上げに伴う駐車料金の額の改定を行うとともに、老朽化した立体駐車場を解体し、平成26年4月1日から平面駐車場として供用開始する、萩新堀駐車場の駐車料金を新たに設定するなどのための条例を改正するものであります。 審査では、新堀駐車場の運営形態についての質疑に対し、平成26年4月より、定期駐車場となるため、3月で指定管理を外し、トイレ及び掃除の部分は業務委託で対応するとの説明でありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第172号萩市伏馬山ネムの丘及び飛石山施設及び管理に関する条例の一部を改正する条例であります。 これは、消費税率の引き上げに伴う使用料の額の改正を行うとともに、平成20年4月以降、利用実績のない飛石山キャンプ場及び老朽化したアーチェリー場について、施設を廃止するため条例を改正するものであります。 審査を行い、委員からは、萩市伏馬山ネムの丘のキャンプ場の利用促進に努められる旨の意見がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第177号萩市佐々並貯木場の設置及び管理に関する条例を廃止する条例についてであります。 これは、昭和58年に設置された佐々並貯木場について、近年の利用実績及び今後の利用見込みがないことから、当該施設を廃止するものであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第178号萩市川上武井谷緑の村施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例についてであります。 これは、昭和57年に設置された川上武井谷緑の村施設は、老朽化が進行しており、平成18年12月以降の利用実績もないことから、当該施設を廃止するため、条例を廃止するものであります。 審査では、廃止した施設の今後のあり方について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第180号市営土地改良事業の施行についてであります。 これは、取水施設の老朽化、堤体からの漏水等により、豪雨時に決壊の恐れのある下神田のため池及び角力場のため池について、取水施設等の改修事業を行うためのものであります。 審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第181号指定管理者の指定についてであります。 これは、新たに設置するむつみ農産物加工販売施設萩むつみの恵の指定管理者に、企業組合むつみキッチンばぁーばを指定するものであります。 審査では、キッチンばぁーばの会員数について、売上げ目標について及び地元産品を使った商品開発についての質疑が交わされました。 また、委員からは、うり坊の里がんこ村の両施設と競合が懸念されるのでないかとの問いに対し、昆虫王国、ひまわりロードなどの周辺施設と連携をすることにより、他からの流入人口をふやし、むつみ地域での交流人口の増加を見込んでいる。それぞれの施設で競合するのではなく、互いに特色を生かした、相乗効果により、周遊型の施設とむつみ地域の活性化を図っていきたいとの説明でありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、本委員会に関し、委員からは、施設廃止の条例を主にした各施設については、近年、利用実績のないことから、老朽化が著しい上、不審者対策も含め、不要な施設の維持管理費も必要と思われるため、今後施設の解体を視野に入れ、適切な財産管理に努められたい旨の意見を申し上げ、報告を終わります。 ○議長(柴田保央君) 経済建設委員長の報告は終わりました。 以上をもちまして、各委員長の報告は終わりました。 これより各委員長の報告に対する質疑を行います。 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 次に、教育民生委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 次に、経済建設委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)質疑なしと認めます。 以上で、各委員長の報告に対する質疑は終わります。──────────────────── △討論 ○議長(柴田保央君) これより討論を行います。通告が8件提出されておりますので、順次発言を許します。 まず、議案第163号に関し、反対の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第163号社会保障の安定財源の確保を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例案に反対いたします。 消費税の増税が、社会保障の安定財源の確保につながる保証はどこにもありません。特に、庶民には、消費税の5%から8%への増税を押しつけながら、東北大震災の復興財源とするとして創設した復興法人税の廃止や、さらに法人税の減税を考えているようであります。大企業向けには、一層の負担軽減をしようとしています。消費税の創設以来、消費税の増税分が、法人税の減税分と同じであるということを見れば、今回の消費税増税も、大企業の減税に消えていくことになると予想されます。 庶民に増税、大企業に減税という、今の政府の財政政策の影響を少しでも軽減し、市民の負担を軽くするのが、自治体の役割だと考えます。しかし、今回の条例は、そのまま市民に消費税増税の負担を転嫁するものです。自治体が一部の企業会計を除けば、消費税の納税義務はありません。市民に負担を転嫁する必要はないということではないでしょうか。 今回の条例改正によって、各施設の使用料なども、増税分で500万円強の収入増を推測しています。一方で、管理運営費で1,300万円強の負担増が予想されています。しかし、地方消費税分が1%から1.7%に引き上げられますので、これによる交付金額の増も見込まれています。昨年度の決算で、この交付金が4億7,000万円、これが単純に1.7倍になるとは考えられませんけれど、相当の増額が予想されていますので、萩市が各施設の使用料などの、今回の条例改正で8%へ増税し、市民負担を求める必要はないのではないでしょうか。 よって、今回の条例改正による、各施設使用料などへの消費税8%の増税には反対いたします。 以上。 ○議長(柴田保央君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第163号に関し、賛成の立場から、12番木村議員の発言を許します。12番、木村議員。  〔12番 木村靖枝君登壇〕 ◆12番(木村靖枝君) 私は、議案第163号社会保障の安定財源の確保を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例について、賛成の立場から意見を申し上げます。 この条例の改正の趣旨は、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律が施行されたこと及び消費税率を引き上げることについて、本年10月1日に政府決定があったことを受け、消費税率が平成26年4月1日から8%、うち消費税6.3%、地方消費税1.7%に改正されることに決定されたことに伴い、改正が必要な75の条例について一括して上程されたものであります。 先ほど申し上げました、この法律制度の趣旨は、世代間及び世代内の公平性が確保された社会保障制度を構築することが、我が国の直面する重要な課題であることに鑑み、社会保障制度の改革とともに、不断に行政改革を推進することに一段と注力しつつ、経済状況を好転させることを条件として行う税制の抜本的な改革の一環として、社会保障の安定財源の確保及び財政の健全化を同時に達成することを目指す観点から、消費税の使途の明確化及び税率の引き上げを行うため、消費税法の一部を改正するというものであります。 このような趣旨をもって制定された法律等の施行に伴う消費税法の改正と、政府の決定により、新たな消費税率は適用すべき条例を改正することについては、何ら問題はなく、ごく当然のことと思われます。 なお、一般会計においては、実際に消費税は納税していない、消費税率が改正されたからといって、なぜ使用料を改定しなければならないのかという御意見もあろうかと思います。確かに、消費税法は、地方公共団体の一般会計において行う資産の譲渡等については課税としながらも、課税標準額に対する消費税額と、控除できる消費税額を同額とみなす特例により、実質的に納税額は発生しない仕組みとなっています。 一方で、このたび改正される使用料等は、特定のものが施設を利用することによって、利益を受けることから、施設利用者に、その受益の程度に応じて、施設の維持管理経費のうち、実費弁償的な額、またはその一部を負担させるものであります。御存じのとおり、消費税率の改定に伴い、施設の高熱水費等の維持管理経費は増額いたします。その増額部分を、施設の使用料等に反映しなければ、増額した施設の維持管理経費は、住民の税収によって賄わざるを得ません。本来、施設利用者が負担すべき費用について、住民全体で負担するといった不合理、不公平が生じることとなることから、一般会計においても、使用料等について、消費税相当分の引き上げはやむを得ないものと考えます。 議員各位におかれましては、ぜひ御賛同賜りますようお願い申し上げ、私の賛成討論といたします。 ○議長(柴田保央君) 木村議員の討論は終わりました。 次に、議案第164号に関し、反対の立場から18番、宮内議員の発言を許します。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第164号萩市組織条例の一部を改正条例に反対です。 9月議会の条例改正で、災害復興局を設けたばかりであります。この3カ月間、この体制で大過なく過ごしてまいりました。確かに、今回の改正は、生活支援事業部、都市基盤復興事業部、産業再生事業部が、部に格上げされることになります。これは災害復興に向けた組織的強化になるのかもしれません。特別の事情があるということは理解しています。しかし一方では、災害復興局が条例上なくなります。今、組織的強化ということで行うことは、現場で働く職員を増員すること、人的強化ではないでしょうか。災害復興・復旧を早く進めてほしいと願っている市民からは、組織をいじることよりも、実務を急いでほしいということが、一番の希望ではないでしょうか。 今回の組織条例の改正は、副市長の2人制と連動しています。副市長を2人にし、1人を災害復興と、萩市東部地区の調整に当たらせるという考えは、被災地に住む人たちにとっては、歓迎すべきことかもしれません。そういう点では、賛成すべきものかもしれません。しかし、今の副市長1人体制で、復興局長を置くことで、ほぼ同じ機能を維持することができると考えます。特別職が、市長、副市長と教育長しかいないと言われていますが、収入役をなくしたのも、教育委員会から社会教育を市長部局に移したのも、水道事業管理者を置かなくなったのも、野村市長御自身であります。大変だと言うのであれば、せめて社会教育部門を教育委員会に戻すのが先ではないでしょうか。収入役は、市長から独立した権限も持っています。これを置くことも、副市長をふやすことよりも先に考えるべきことではないでしょうか。 災害復興局を条例からなくすことをあわせ、副市長の2人制に連動する条例案ですから、副市長2人制に一貫して反対している立場から、今回の組織条例改正条例案には反対であります。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第164号に関し、賛成の立場から21番、横山秀二議員の発言を許します。21番、横山秀二議員。  〔21番 横山秀二君登壇〕
    ◆21番(横山秀二君) 私は、議案第164号萩市組織条例の一部を改正する条例について、賛成の立場から意見を申し上げます。 この条例は、より迅速かつ円滑な被災地の復旧・復興事業及び被災者の生活再建支援の推進を図ることを目的に、災害復興局を組織横断的な別組織として位置づけ、既設の生活再建支援事業部、都市基盤復興事業部及び産業再生事業部を、部に相当する組織に格上げするものであります。 萩市組織条例の一部を改正する条例についての議案の質疑においては、市長は、7月28日の豪雨災害を受けて、直ちに対応するということで、先の議会で災害復興局を条例事項としたが、各事業部は暫定的な組織である。要は、この災害復興局長は部長格、各事業部の責任者も、部長クラスという中途半端なこととなっている。今回は、組織上、この3事業部に部長職を置き、そしてこの部長職を総括するのは、実は副市長である。こういう形で、組織の強化を図ったものであると言われました。全体から言うと、まさに今、災害の復興・復旧に当たっているこの組織、人員、こういったものの強化を図る、こういう趣旨のものであるので、災害復興局の看板は、引き続き置くものであると申されました。市長の、一日も早い災害の復旧・復興に対する、熱い思いを、ひしひしと感じるものであります。 組織条例上、災害復興局という名称がなくなるが、形を変えて、つまり豪雨災害により被災した地域の市民生活の回復、安定と、都市施設等の復旧・復興を、さらに迅速、的確かつ重点的に推進するための、組織縦断的な萩市災害復興局を設置するということであります。この新たな萩市災害復興局の長には、副市長を充て、三つの事業部は、組織条例上、部に位置づけ、災害復旧・復興に係る調整力、権限を強化するものであります。まさに、このたびの組織条例の改正は、災害の早期復旧・復興に向けた体制づくりであります。この組織体制のもと、一日でも早く災害の復旧・復興を協力に推し進めていただくことを願うものであります。 議員各位におかれましては、ぜひ御賛同賜りますようにお願いを申し上げまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(柴田保央君) 横山秀二議員の討論は終わりました。 次に、議案第164号に関し、賛成の立場から19番、諸岡議員の発言を許します。19番、諸岡議員。  〔19番 諸岡皓二君登壇〕 ◆19番(諸岡皓二君) このたびの12月議会での164号議案萩市組織条例の一部を改正する条例ですが、私は賛成の立場で討論させていただきます。 災害本部の体制づくりを強化するために、生活再建支援事業部、都市基盤復興事業部、産業再生事業部を設け、仕事の細分化で、今まで以上に動きやすくなるというシステムづくりを行っていますが、この点においては、現地を視察してつくづく感じたことを、早めに対応することが必要だということで、私は何ら問題はないと考えております。 ただ、部長クラスがまたふえるということに問題はちょっと感じていますが、何よりも数年かかると言われている復旧・復興に全力で取り組んでいただきたいということです。 最後に、担当職員の労務管理には十分注意していただきたいことを述べて、私の賛成討論といたします。 ○議長(柴田保央君) 諸岡議員の討論は終わりました。 次に、議案第182号に関し、反対の立場から19番、諸岡議員の発言を許します。19番、諸岡議員。  〔19番 諸岡皓二君登壇〕 ◆19番(諸岡皓二君) 議案第182号副市長2名体制に反対の意見です。 思い起こせば、ちょうど平成23年3月の議会で、東日本大震災が起きた年ですが、副市長2名体制に反対討論をしております。 私は、前回と同様に、副市長候補者に対して異議を申し立てる考えは全くありません。萩市の財政の実態と、他市との比較を考慮した場合の結論から反対しているのです。 全国でも、副市長制2名体制を確立している市はありますが、ほとんどが10万人以上の市です。例えば、愛媛県の西条市や、宮城県石巻市は10万人を超えていますが、議会の賛同が得られず1名体制のままです。全国的に見ても、10万人以下の市では、登別市などは、議会の賛同を得ず1名体制です。山口県でも、下関市だけが2名体制で、萩市よりも2倍、3倍も規模の大きな、山口、宇部、防府、岩国、周南各市は、1名体制で頑張っております。ちなみに、各市の一般会計は、山口市は約750億円、宇部市は約650億円、防府市は433億円、岩国市は約720億円、周南市は約685億円です。それぞれ各市とも、副市長は1名です。 市民の方々の意見によれば、萩市が2名体制をとるのは、市長の指導力に問題があるということなのか、またそれを許す議会にも問題があるのではないかと言われております。 市の財政面から見ても、平成24年度末で、市債、すなわち借金は約483億円です。また、税金の収納率は13市中、常にワーストワンかワーストツーです。 市民は税金を払うために、血と汗と涙を出しながら働き、納税しているのです。市民のことを考えるのであれば、財政予算支出については、役所の基準だけでなく、世間の基準を意識すべきではないでしょうか。市民の方々は、不平・不満を募らせていることをお伝えいたします。 この2名体制の説明で、市長は年齢の問題、権限の問題を挙げていますが、9月17日に災害復興局を立ち上げ、災害復興局長として、災害復旧・復興を任されたばかりではありませんか。ある市では、年功序列は重視せず、職員一人一人が、持てる能力を最大限発揮できるように、適材適所の職員配置を行うとともに、女性職員の登用に配慮し、職員の意識改革と組織の活性化を目指す人事異動も行っております。 私は、副市長2名体制にすることで、現職を退職し、退職金を払い、その後、副市長としての任期期間の給与を払い、そして任期後に退職することで、また退職金を払うということになるんです。一般市民から、市政に対するブーイングは計り知れないものがあります。この議案182号副市長2名体制に賛成することで、議員に対しても何を考えてるのかと問題視され、市民の生活の実態がわかっていないとの批判があり、民間とのずれを一層拡大するものです。 よって、私は、市民のための、市民の市政を目指す立場上、賛成することはできません。 以上で、討論を終わります。 ○議長(柴田保央君) 諸岡議員の討論は終わりました。 次に、議案第182号に関し、賛成の立場から21番、横山秀二議員の発言を許します。21番、横山秀二議員。  〔21番 横山秀二君登壇〕 ◆21番(横山秀二君) 議案第182号副市長の選任についてと、これに予算上関連する議案第146号平成25年度萩市一般会計補正予算(第10号)について、賛成の立場から意見を申し上げます。 副市長の選任についての議案の質疑において、市長は、1点目につきましては、「合併前、旧萩市は、教育長を除いて、特別職は4人、町村においては、町長、村長は6人、助役も6人、収入役を置かれていたところもありました。これが合併して、面積は約700平方キロメートル、東京23区よりも広い面積を、市長、副市長の2人でやってきた。」二つ目には、「しかし、地方自治法が改正され、副市長の定数は、条例で定めることとなり、条例で副市長の定数は2人以内とすると定めた。この条例は、市議会においてお認めをいただいたものである。」と申されました。3点目、「副市長は、必要に応じて置くことと考えていた。瀧口副市長が辞められたときは、このような災害はなかった。だから頑張りたい。三原副市長は、技術のプロだから、私も当分やっていけるだろうと考えていた。」4点目、「ところが思いもかけずに災害が起こった。応急的な措置は終わったが、今から川の幅をどうするか、川の流れをどうするか、そして移転計画はどうするかなど、このような話は、本庁とか、県とか、いろいろな調整が待っている。それはいわゆる、副市長という肩書がある、そういう調整力がある、それが必要だということをお願いしている。」と述べられました。まさにそのとおりだと思うのであります。 7月28日に発生した豪雨により、被災した地域の復旧・復興及び被災者の生活再建支援を推進するため、9月17日に生活再建支援事業部、都市基盤復興事業部及び産業再生事業部で構成する災害復興局を、市長の直轄組織として設置をされました。しかしながら、災害復旧・復興事業を、より迅速かつ円滑に推進するため、新たに復旧・復興を担当する副市長を選任して、東部地域に配置し、当該副市長をトップとする災害復興局を、災害復旧・復興に関連する部長級職員を構成員とする、組織横断的な別組織と位置づけるとのことであります。 副市長が何人いるかどうかは、単に自治体の規模に左右されるのではなく、市長がさまざまな政策目標を実現するために、必要とする人材を抜擢し、起用することが、最も基本的で、かつ重要な決断と考えます。今回、2人目の副市長として就任予定の和田眞教氏については、現在、災害復興局長として、須佐総合事務所において、まさに災害復旧・復興の陣頭指揮をとられており、また豪雨災害が発生したときには、田万川総合事務所長として、災害応急対応の陣頭指揮をとられており、地域の実情にとても明るいと聞いております。ぜひ、和田眞教氏におかれましては、野村市長、三原副市長と連携のもと、一日も早い復旧・復興に向けて、頑張っていただきたいと願っております。 議員各位におかれましては、市長の決断に御賛同賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(柴田保央君) 横山秀二議員の討論は終わりました。 次に、議案第182号に関し、反対の立場から9番、中野議員の発言を許します。9番、中野議員。  〔9番 中野 伸君登壇〕 ◆9番(中野伸君) 議案第182号副市長の選任について、反対討論をさせていただきます。 新生会の中野伸です。 定例会2日目の議案質疑で、同会派の斉藤議員の議案質疑の中でも触れられていましたが、私ども会派の勉強会で、議案第164号と関連しているとのことで、この議案について説明を受けました。 まず、特別職の人事案件に対して、総務部長からの説明でよいのかと疑問を持ちました。この議案は、萩市の機構や決裁体制が大きく変更するものであるにもかかわらず、議案の説明に対しての質問に答弁できない、権限のないものが答えられるのかと感じました。そんな軽い議案なのかとさえ思ったところであります。 また、定例会2日目、斉藤議員の質問の中で、副市長に組織を横断する調整力と権限を付与するとは、具体的にどのような意味を示すのか。そして、現在、週間部長会議は、市長を含めて行われているが、その会議の中で、災害復旧・復興に関する、横断的な調整ができないものなのか。 そして、萩市副市長事務分担規程は、現在、廃止されていると聞いたが、副市長を含む副市長の事務分担規程は、どのようになっているのか、などの項目に対しての市長の説明は、「賢明な斉藤議員」「賢明なる斉藤議員であるから」を強調するなどで、ピントがずれ、肝心なところの説明がされていないと感じました。なぜ、この時期に、副市長の2人体制なのか、全然伝わってきません。 確かに、7月28日、災害の復旧・復興は、私も萩市の一番大事な案件であることは、十分承知しています。私の地元、むつみ地域も、多くの被害を受けています。市長の説明では、同等の役職にある部長間での調整が困難である。現在、市長と副市長1人体制では、災害が乗り切れないような発言がありました。市長と、どうして副市長1人体制では、乗り切れないのか。そのためだけに、災害担当を担うための副市長を置くということでよいのでしょうか。 災害復興局長は、部長クラスの中でも、特命部長であり、そのことは、部長クラスの職員も、十分理解しているはずであると思います。このたびの、災害復興局局長特命部長には、当然の職員間の調整役と、災害地域の地元住民との調整役もこなせる役職であり、それなりの権限も有していると考えます。 現在、災害復旧・復興についても、災害の区分によって、激甚災害に指定されたとは言え、補助金額が定まっていないとも説明されています。今回の定例会でも、25の事業を執行を停止してまでも、災害復興費に予算を計上しています。現在、萩市の予算は、1円でも多く、災害予算として計上しなくてはなりません。市の財源も、超厳しい、このようなときに、あえて副市長を任命することにより、人件費を計上しなければならないことになり、矛盾してはいませんか。ここに出席している優秀な部長を初め、執行部、力を合わせ、一丸となれば、何らここでの副市長の2人制は必要ないと考えます。 市民の皆さんも、規定にはあるとは言え、副市長の2人制には疑問を持ち、注目をされています。市長のリーダーシップと、職員間の連携を強化なものにすれば、現在の1人の副市長で、十分対応できると思います。よって、議案第182号副市長の選任については、反対します。 ○議長(柴田保央君) 中野議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △表決 ○議長(柴田保央君) これより採決を行います。 まず、議案第146号平成25年度萩市一般会計補正予算(第10号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第146号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第147号平成25年度萩市国民健康保険事業(事業勘定)特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第147号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第148号平成25年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計補正予算(第4号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第148号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第149号平成25年度萩市休日急患診療事業特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第149号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第150号平成25年度萩市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第150号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第151号平成25年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第151号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第152号平成25年度萩市簡易水道事業特別会計補正予算(第6号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第152号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第153号平成25年度萩市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第153号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第154号平成25年度萩市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第154号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第155号平成25年度萩市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第155号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第156号平成25年度萩市漁業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第156号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第157号平成25年度萩市林業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第157号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第158号平成25年度萩市特定地域生活排水事業特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第158号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第159号平成25年度萩市個別排水事業特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第159号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第160号平成25年度萩市水道事業会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第160号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第161号平成25年度萩市病院事業会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第161号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第162号萩市災害派遣手当に関する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第162号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第163号社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の施行に伴う関係条例の整備に関する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第163号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第164号萩市組織条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第164号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第165号萩市UJIターン促進住宅管理条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第165号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第166号萩市職員の高齢者部分休業に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第166号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第167号萩市児童クラブ条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第167号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第168号萩市国民健康保険診療施設設置条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第168号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第169号萩市新規就農者研修滞在施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第169号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第170号萩市むつみ農産物加工販売施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第170号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第171号萩市駐車場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。議案第171号は委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第171号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第172号萩市伏馬山ネムの丘及び飛石山の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。議案第172号は委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は御起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第172号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第173号萩市火災予防条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第173号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第174号萩市立小学校中学校設置条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第174号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第175号萩市職員遺族扶助料条例を廃止する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第175号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第176号萩市高俣健康管理施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第176号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第177号萩市佐々並貯木場の設置及び管理に関する条例を廃止する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第177号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第178号萩市川上武井谷緑の村施設の設置及び管理に関する条例を廃止する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第178号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第179号山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第179号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第180号市営土地改良事業の施行についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第180号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第181号指定管理者の指定についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議案第181号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第182号副市長の選任については、次の者を選任することに同意と決することに賛成の方は、起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(柴田保央君) 起立多数と認めます。よって、議案第182号は同意と決しました。 ここで、議事整理のため、暫時休憩をいたします。     午後 3時24分休憩     午後 3時40分再開 ○議長(柴田保央君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。──────────────────── △日程追加 議員提出議案第5号の上程 ○議長(柴田保央君) 先ほど、議案第164号萩市組織条例の一部を改正する条例が可決されたことにより、議員提出議案第5号萩市議会委員会条例の一部を改正する条例が提出されました。 お諮りいたします。議員提出議案第5号を日程に追加し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。したがって、議員提出議案第5号萩市議会委員会条例の一部を改正する条例は日程に追加し、議題とすることに決定をいたしました。──────────────────── △追加日程第1 議員提出議案第5号 ○議長(柴田保央君) 追加日程第1、議員提出議案第5号を議題といたします。 これより、議員提出議案第5号について、提案理由の説明を求めます。21番、横山秀二議員。  〔21番 横山秀二君登壇〕 ◆21番(横山秀二君) 議員提出議案第5号萩市議会委員会条例の一部を改正する条例についての提案理由を申し上げます。 これは、萩市組織条例の一部改正に伴い、総務委員会所管の「災害復興局に属する事項」を、「生活再建支援事業部、都市基盤復興事業部及び産業再生事業部に属する事項」に改めるため、所要の改正を行うものであります。 以上で、提案理由といたします。 ○議長(柴田保央君) 以上で、上程いたしました議案の提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま、議題となっております議員提出議案第5号は、この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第5号は、質疑、委員会付託及び討論を省略することに決定をいたしました。──────────────────── △表決 ○議長(柴田保央君) これより採決を行います。 議員提出議案第5号萩市議会委員会条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第5号は原案のとおり可決されました。──────────────────── △日程第3 議員提出議案第3号 ○議長(柴田保央君) 日程第3、議員提出議案第3号を議題といたします。 提案者から提案理由の説明を求めます。7番、尾木議員。  〔7番 尾木武夫君登壇〕 ◆7番(尾木武夫君) 議員提出議案第3号災害対策支援の充実強化を求める意見書について、お手元に配付の意見書案の本文を読み上げ、提案理由といたします。 災害対策支援の充実強化を求める意見書。 平成25年7月28日に発生した山口島根豪雨災害では、国・県より、過去に例のない早さで生活再建支援法の適用や激甚災害指定を受けたほか、被災住民に対しても早急な応急支援体制を整え、応急活動においても自衛隊や国土交通省の緊急災害対策派遣隊の派遣など、手厚い支援を受けたところである。 現在、未曾有の災害から4カ月が経過し、被災地の応急復旧は一応のめどが立ってきたところであるが、これから復興関連事業が本格化するにつれ、平常時の予算規模をはるかに上回る事業の執行を要することとなる。 このような状況の中、復旧工事に付随する残土処理場の確保、河川改修に伴う移転や公共施設の建築など多くの専門的な技術職員が必要とされるところであるが、萩市においては市町村合併後、定員適正化計画に基づき職員数を削減してきたところであり、また他の自治体からの応援職員も難しい状況にあり、技術職員の確保は被災自治体にとって今後の復旧・復興に向けた喫緊の課題となっている。 よって、国・県におかれては、異常気象に伴う大規模な災害が全国的に多発している今日において、被災自治体の災害対策支援の充実強化を図るため、下記の措置を講じられるよう強く要望する。 1、激甚災害指定時の被災自治体における技術職員確保に対して、新しい人的体制の確立を図ること。 2、緊急災害対策派遣隊が被害調査を実施した災害については、今後、災害査定設計書を簡素化するなど査定事務手続きの省力化を図ること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 以上でございますが、議員各位におかれましては、趣旨御賢察の上、本案に御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、説明を終わります。 ○議長(柴田保央君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。 ただいま、議題となっております議員提出議案第3号は、この際、質疑、委員会付託及び討論を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号は、質疑、委員会付託及び討論を省略することに決定をいたしました。──────────────────── △表決 ○議長(柴田保央君) これより採決を行います。 議員提出議案第3号災害対策支援の充実強化を求める意見書は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。ただいま可決されました意見書の提出方法並びに字句の整理等につきましては、会議規則第43条の規定により、議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。したがって、提出方法並びに字句の整理等は、議長に委任されました。──────────────────── △日程第4 議員提出議案第4号 ○議長(柴田保央君) 日程第4、議員提出議案第4号を議題といたします。 提案者から提案理由の説明を求めます。14番、斉藤議員。  〔14番 斉藤眞治君登壇〕 ◆14番(斉藤眞治君) 議員提出議案第4号萩市議会議員定数条例の一部を改正する条例の提案者、賛同者を代表し、提案理由をいたします斉藤眞治であります。 この議案は、現在の議員定数から2名を削減をし、定数を24と定めるものであります。 議員提出議案となった経緯の説明を、口頭で申し上げさせていただきます。若干のお時間をいただきたいと思ってます。 本来、議員削減の議論は、最低でも改選期の2年前から議論すべきところではありますが、昨年は萩市議会議員にとって、重大かつ議員生命をかけるとまで発言をされた、地方自治法第110条に基づく特別委員会が開催をされていました。 したがって、今年の6月に入り、議員定数の動向について、県内の議会での議員定数の状況等の資料を、各会派及び議員に、参考資料として配付をさせていただきました。その後、7月の豪雨災害が発生をし、その対応もあり、一時中断をし、9月に議員定数に関する協議をお願いをし、今日に至ったことについて、冒頭御理解をいただきたいと思ってます。 そこで、9月2日に議員定数を考える議員有志の呼びかけで、議員相互の意見交換を開催する旨の御案内を配付をさせていただき、9月6日に12名の議員の出席のもと、現在の議員定数に関して、個人的な意見を述べていただきました。 結果を集約をいたしますと、定数削減、現状維持、議論が必要という意見が出されたところであります。まとめとして、意見の結果を議長に報告をすること、また出席議員の総意で、定数に関する協議の場の設定をお願いをする要望書を提出することの確認を行ったところであります。 このことから、9月25日に全員協議会が開催をされ、萩市議会の議員定数に関する協議会の設置と、この協議会の座長に西島副議長が就任されたところであります。 協議会は、10月3日と、11月7日に開催をされ、この協議会を公開することとし、各議員から議員定数について、個人の考え方が発言をされ、結論として、定数削減、現状維持、その他の意見が出されました。第2回の協議会では、各議員の発言内容がまとめられた一覧表も配付をされたところであります。 また、開会の冒頭、西島座長から、前回の協議会での議論を含め、市民目線での議会の評価や課題、議員定数の動向など、個人的な見解も含めた発言をされた後に、引き続き、各議員からさらなる意見が求められました。 議論は、前回と同様な意見であったと理解をしています。第2回協議会の経過及び内容並びに各議員の意向結果、さらにはこの協議会を引き続き継続するのか、しないのかを問われ、採決の結果、賛成少数で協議会が終結となったこと。このことを座長から、議長に報告されるということで、この議員定数に関する協議会は終結をされました。 以上の経緯だったと、私は確認をしてます。 私は、2回開催された協議会で、削減、賛成、現状維持、その他の意見、すなわち三者三様の考え方が、平行線であると認識をされ、この協議会が終結となったことは、やむを得ないと判断をいたしました。加えれば、時間をかけても、全会一致とはならない案件でもあるというふうにも判断をさせていただきました。そこで、定数削減の賛成議員で協議を行い、今回の議員提出議案となったところであります。 これまでの特徴的な意見の中には、議員定数削減論に対し、選挙に向けた議員のパフォーマンスと言われる方もおられました。私は、パフォーマンスとは、人目を集める派手な行為というふうに意味を理解をしています。解釈、受け方、とり方はいろいろあってもよいと思いますが、そう思われている議員は、議員の定数の削減を望む声、市民の声として聞いておられるのではないかとも感じたところであります。 私は、議員の政策、制度の提言を、パフォーマンスと判断をされるのは、市民であり、議員には市政に関するチェックマンとしての提言と、議員みずから決定できる提言があり、議員削減は、議員みずからの提言であると私は思っています。横文字で表現をするなら、アピールであり、パフォーマンス発言はいかがなものかと感じてます。 また、議員を削減すると、民意が反映できないという議員もおられました。私は、議会基本条例を制定をし、各地域で、議員と地域の方との意見交換会や、議会の報告会を開催すれば対応できると考えています。このことは、4月20日に、萩市議会として初めて開催したセミナーや、7.28、災害に対して、地元の方との意見交換会を含めた現地視察が行われました。まさに、議会として取り組んだ事例であります。各地域のさまざまな課題、地域の方との意見交換は、まさに議員としての活動として、私は解決できると思ってます。 加えて申せば、タウンミーティングの議会版を開催することです。私はこの活動の必要性を訴えてます。この議会基本条例の必要性を、意見として発言をされた議員もおられます。全く同感であります。お隣の長門市議会は、既にこの議会基本条例を定め、活動をされておるところであります。 終わりになりますが、地方自治法の改正により、議員の定数は、人口の範囲による定数から、各議会で決定することとなりましたが、萩市の合併後の人口減少は、合併当初に比べ、約8,000人を超える人口が減っています。また、今後の人口の推移を研究をしている機関の発表では、平成27年以降では、萩市の人口は5万人を割るとも言われています。 加えて、萩市職員も、定員適正化計画に基づき、減少していることも事実であります。今定例市議会でも、多額の災害復旧・復興補正予算が計上されています。また、平成26年度からの、災害の復旧・復興予算の確保が必要となることは明らかであります。 一方、広範の面積を抱える萩市でもあることを考えた上で、最小限の議員削減として、2名の削減を議員提出議案としたところであります。 加えて申せば、協議会で配付をされた資料の私の意見には、人口減少と、議員一人当たりの人口割を比較をし、その割合で算出した結果が、2名の削減であると申し上げたと思ってます。 また、御案内のように、山口県議会では、選挙区問題検討協議会が、12月13日に開催をされ、現在の49名から2名削減をし、47名とする定数削減案がまとめられたと報道されています。理由は、人口減少と、行財政改革のためであると言われてます。私どもの提案理由と同様な趣旨であると、私は受けとめてます。 以上、長々と申し上げましたが、会派、党派へ、この案件について協議されたとも聞いていますけれども、御理解を賜り、御賛同いただくことをお願いをし、提案理由とさせていただきます。 ○議長(柴田保央君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。 議員提出議案第4号萩市議会議員定数条例の一部を改正する条例に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)5番、大村議員。 ◆5番(大村赳夫君) 議員提出議案第4号について、大変恐縮ながら御質問をさせていただきます。質疑であります。斉藤議員がお話になったことについて質疑をいたします。お願いをいたします。 今ですね、県議会でも2名の削減だとおっしゃって、その理由の一つに、行財政改革の一端というふうな御発言がございましたね。行財政改革の一端とおっしゃるが、それではね、萩市議会の今の現員ですね、26名の予算規模はいくらですか。お答え願いたいと思います。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 予算規模と言われますと、議会に関する予算規模のことでございますでしょうか。 今、資料を持っていませんので、正確な資料は持ってませんが、その予算規模の金額を知りたいようでありましたら、ちょっとお時間をいただければ調べてまいります。 ○議長(柴田保央君) 5番、大村議員。 ◆5番(大村赳夫君) いえ、私はそんなことを申し上げてるわけではないんです。斉藤議員の心の中にですね、議員定数を削減しなければいかんていう理由がですね、今おっしゃったように、行政改革の一端としてというのは、県議会の趨勢をにらんだお話をされたわけですよね。それならば、その大前提で、今議会の報酬はいくらで、どのくらいだというような判断があってしかるべきと思ってお尋ねをいたしたわけであります。きょうの後にお知らせいただいても、何の意味もありません。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) すみません。全体予算のことかなというふうなこともあって、数字をというふうに申し上げましたが、議員一人当たり、きょうも源泉徴収票、配られてました。約500万から530万っていうことでありますので、この行財政改革という形の中でいけば、二人削減することにおいて、1,100万弱の金額が削減できるのではないかなというふうに思ってます。 ○議長(柴田保央君) 5番、大村議員。 ◆5番(大村赳夫君) 続けてお尋ねをいたします。 私はね、この問題を考えるのに、随分不思議だなと思ってるんですよ。この今の時点になってですよ、あと選挙まで4カ月しかないんですよ。その時点で、土俵の大きさを変えようという議案ですよね。随分と御振動があることと思いますが、そのことに対して、同義的なことをお感じにならないのか。 それともう一つですよ、このことは、アナウンス効果を狙ったものではないかと、私は思っているんですよ。政治的効果、法的効果とは分けますと、どちらを狙ったものでございますか。お答えを願いたい。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 提案理由でも申し上げました。まず1点目の方でございますが、先ほども申し上げましたように、本来、私の考えではですね、昨年の選挙が終わった時点で、その中で、選挙戦の中で、私も議会改革というような、申し上げてました。きちんと公約にされた議員もいらっしゃいますけども、そこの年数、約3年経過する中で、やはり他市の動向を含めて、萩市の人口減少を考えれば、やっぱり議員定数を見直すべきではないかという方の声もお聞きをした。 そのことを含めて、こういうことを、実は去年あたりから考えてましたけども、先ほど言いましたように、萩市議会にとって重大な特別委員会、また萩市に今までなかったような特別委員会でございましたから、言えば、その時点で出すということは、無用の混乱を招く。またそのことについて、しっかりと審議をしなきゃならないという思いもございましたので、昨年の協議については、見送らせていただいて、この6月ということでさせていただいたということです。 また、アナウンス効果云々と言われましたが、アナウンス効果という意味がよくわからないんですが。 議員として、やっぱり議案を上程できる権限、権利を持ってるということについて、例えば、前回の平成21年のときにですね、合併直後の在任特例が解けまして、言えば、その当時の議員定数30名ということで、選挙を戦いながら、30名の議員が、要するに九十何人から30名になったという状況があったと思ってます。そのときに、議会の改革をしようじゃないかという特別委員会が開かれ、そのときのその改革委員会と言いますか、特別委員会の中の座長が西元さん。その座長提案で、この議員定数も考えてはどうかと言うことで、協議会を設置をされた。 そういうことを考えれば、確かに、期間的には短いという部分は、言われることは確かだろうと思ってますが、しかし、そういうことを経験をしておるということと、やはり他市の状況も含めた、そういう声に対して、また災害で大変な時期だよというときに、我々議会として、どういう形で示されるのかという意味を含めてですね、議員定数を見直していこうということで、この6月から協議をさせていただいたというのが本意でございまして、別にアナウンスを狙ったとか、どういう効果とかですね、考えておりません。 以上であります。 加えて申せば、この賛同議員含めてですね、どういう形で提案するのかということについて、事前に協議をさせていただきながら、9月の2日の意見交換会の運びという形で、先ほど提案理由を述べさせていただいたとおりでございます。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 大村議員。 ◆5番(大村赳夫君) すみません。お許しをいただきました。私は、カウントしておりませんので、お許しをいただきます。 例えばですね、議員定数について、地方自治法の91条にあるんですよね。例えば5万未満の都市は、26名だとなっていますよね。一応、法律の決めがですよ。そして、1万未満の町とか市も、ときにはあると思うんですが、その定数はいくらですか。教えてください。 というのはね、もうそれは、聞くよりも、私が話しますね。22名なんですよ。その中間が24名、今斉藤議員が提出されたものは24名なんですけれども、果たしてこの災害が起こってですよ、69億の予算を投入してですよ、今副市長も決めて頑張っていますね。その中で、我々の仕事量が、24になった13分の1ふえるわけですよ。そんなことをお考えになって決められたんでしょうか。私は、田万川とか須佐とかですね、むつみとか、大変だと思いますよ。これから、地元の議員の皆さん、頑張ってですね、あるいは我々も頑張って、復興作業を続けていかにゃならんこの中で、26名を24名に削減されるという事柄の意味がですね、案外私にはわからないんですよ。もう少しですね、まじめに考えたらどうですか。 私は、パフォーマンスということについて申し上げておきますけど、パフォーマンスというのはね、斉藤議員がおっしゃったんですよ。パフォーマンスというのは、成績とか、あるいはですね、何ですか、賭け逃げのようなことを言うんじゃないんですよ。パフォーマンスっていうのは、成績や仕事量なんですよ。ナイスパフォーマンスっていうのは、仕事ぶりがいいことを言うんですよ。それをお尋ねしたいと思います。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) まず、定数の関係はですね、この対策協議会の第2回目のときに、西島座長からも発言もあったしですね、地方自治法の改正に伴って、人口割の定数というものが見直されましたよということがあったわけであります。だから、昔で言う、例えば、5万から10万が30名以内ですねという部分は、これは言えばその当時の条例って言いますか、法令でありまして、今そこについては、各議会で決められるということになっておるんではないかなというふうに、私は解釈をしておるところであります。 それとあの、あとの部分のところはですね、まじめにとか、ああいう言葉を聞くとは、私はちょっとびっくりしたんですが、私もこれ冗談で出したわけでございません。自分の、言えば、身を自分で削る提案したわけであります。これは冗談でできることではございません。その辺は、ちょっと大村さん、考えて発言していただきたいと思ってます。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 4番、椋議員。 ◆4番(椋晶雄君) 手短かに、焦点を絞って質問いたします。 まず、提出案の代表の斉藤議員から御説明がありましたが、背景と言いますか、提案に至った経緯についての説明は、確かにあったと思うんですが、この2名を削減する理由、根拠、具体的なものは、私はちょっとわかりませんでしたので、もう一度改めて、理由、根拠はどういうことなのかなということをお聞きします。 もう1点は、2名削減したときのメリットとデメリット、これはどういうふうに考えておられるのか。 以上、2点、お聞きします。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 先ほど提案理由の中で申し上げましたが、今年の6月に、各会派、議員の方々宛にですね、県内の動向を含めてですね、一覧表と言いますか、どういうふうになってますよということについては、配っておるというふうに思ってますが。 こういう協議会の中で、第1回目協議会で、私は定数を削減するということで、例えば平成22年の人口と、来年の改選になりますから、平成27年の人口推移というのが、約5万人を切りますよということを申し上げたというふうに思ってますが、そこの差をですね、人口の差を、議員1人の、言えば票で割りますと、票と言いますか、議員1人で割りますと、約2名が削減が必要ですねということを、算出根拠を一覧表の中でお配りをされとるというふうに思ってます。 したがって、人口が減るということでの、2名削減ということが、一つの根拠ですよというのと、もう一つはですね、その例えば類似団体、類似団体及び北浦3市の比較という部分のところも、私ども検証させていただきました。例えば、萩市の人口、この5万3,747人、これは2010年でありますが。26人で議員定数ですよと。しかし、光市さんは、5万3,004人で、18名となってますよということを、るるあるわけでありますが、その中で、六つの議会がですね、例えば、そういう旧自治法に基づく人口割の定数ということから、かなり減少されてますということも含めて、山陽小野田市の条例の決め方も、定数は24ですが、今年の10月の選挙は22でやられまして、これは議会で決められることなんですよね。 したがって、2名の根拠というところも含めてですね、人口の減少に伴う部分で、26名からの、現行定数が26名でありますから、その26名から何人減らしたらいいのかということを、人口比でさせていただいたということが2名だということを申し上げさせていただきました。 それと、メリット、デメリット。これは例えば、私どもが選挙区選挙を、合併法定協で、93人でなった後、30名定数に決めたときにですね、選挙区選挙はどうかという意見もあったと思ってます。正式に議題になったか、ならないかは別として。しかし、選挙区選挙という部分を、じゃあどういう形で定めていくのか。例えば旧田万川、須佐、あそこは2名、2名。じゃあ、なぜ2名、2名って定めるのかということについては、定数の決め方がないんじゃないかというふうに私は理解をしてまして、結局30名で選挙をしたと思ってます。 たまたま、選挙結果によっては、旧自治体の中で、議員が誕生しなかったところもあったと思います。それが、メリットかデメリットかという部分のところでは、私はないかなと思ってます。 2名減れば、じゃあメリットとすることに、先ほど言いましたように、議員歳費が減るわけですから、それだけのものが、ほかの事業に回されますよというようなメリットがある。 デメリットとすれば、地域の声が反映できない。今椋さんが言われましたように、椋さんの旧須佐というのは、現在3人の議員がいらっしゃるんです。じゃあ3人おれば、地域の声が反映できるのか、できないのか。そこは論点としてはですね、私は議員の説明の中で申し上げましたが、議員の活動如何によっては、いくらでも、地域規制っていうのが、今ないわけでありますから。 唯一、一つの例で申し上げますと、実は来週の24日、私は中小川に行きます。地域の方から声がかかりました。見に来てくれ、現状を。それも、私の個人の活動であると同時に、議員の活動でありますから、その声を何らかの形で反映できれば、私はデメリットというのはなくなるんではないかなというふうなことを、先ほど提案理由で申し上げさせていただきました。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 4番、椋議員。 ◆4番(椋晶雄君) ただいまのお答えなんですが、人口の減少が継続しているという話がまずありました。類似比較もありましたが。この人口の減少という点に関して言えば、各地域、萩地域、旭地域、福栄地域、川上地域、むつみ地域、須佐地域、田万川地域、それぞれどのような状況なんでしょうか。それが一つ。 それから、もちろん萩市全体での選挙区でございますから、必ずしもどの地域が減少が大きい、少ないと言うたところでですね、それは一応の参考にしかならないかもしれません。ただ実態的には、やはりそこに住んでる地域からですね、主とした支援がいただけるということであろうと。萩地域でも、多分、そういう事情は、多少あるんだろうと思うんですけど、そういうことでございます。それが必要なのかなということが一つ、追加して、どうお考えになっているかお聞きしたいと。 類似比較もありましたが、これについては、面積をどうお考えになってるのか。例えば、光市とおっしゃいましたが、光市の面積は、確か90平方ぐらいしかありませんね。まあそういうこともあります。その辺をどうお考えなのか。 メリット、デメリットというのは、経費がメリットというのは、私も同感であります。それだけそうなんですが、デメリットということで言えば、その議員の活動でカバーできるというようなお話もございましたけども、デメリットというのは、その例えば、新しい人が手を挙げたいというときにどうなのかとか、それから、市民の、選挙のときに、仮に30人候補が出まして、26名が当選ですよといったときと、24名が当選ですよといったときに、25番目、26番目の方を支援した人の票は、一応残念ながら、議員として送り出すには足らなかったということになりますね。そういった地域全体の中での、市民の意向の反映、こんなことが少しあるのかなという気はしてます。そういったことも議論されたのかどうかということです。 それとあの、これは先ほども提案者からも御説明がありましたが、協議会の中で、引き続きこういう議論を、もっと深めるだろうなと私は思ってたんですね。今後、引き続き議論しますか、どうしますかっていうときに、私を含め、約4名の議員は、引き続き議論をするべきだというふうに考えました。今回提出した方々の中には、ちょっと認識が違ったのかと思いますが、そういう方は、残念ながら見当たりません。したがって、こういうその議論をもう少しすべきではなかったのかなと。そこで。 そういうことを思いながら、一つはその人口問題をどう思っておられるか。類似比較の中では、面積をどう考えておられるか。そして、デメリットについての検討が、少し足らないんではないか。この辺について質問いたします。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) これは住民基本台帳に基づくところの資料がないとですね、個々のものははっきり申し上げますとわかりません。今私の手元にあるのは、2005年のときの部分とですね、もう一つあるんですが、それでは、各川上地区が何人いらっしゃって、何人いらっしゃるという部分で、引き算すれば何人減ったというのは出てくるんですけれども、そういう詳しい資料を、ここで、この直近の、例えば5万2,000、今回の市報で人口が出とったのが5万2,000何がしかというふうになってたと思いますが、そこの中身については、今資料を持ちあわせてませんから、各総合事務所も含めた部分での人口比については、申し上げられないかなと思ってます。 面積は、確かにですね、山口県合併したときに、山口県の11%を担う面積になったということは、十分承知をしてます。だから、面積割合からすれば、じゃあ何人がいいのかということに、議論をですね、当然、確か26人の議論をお話するときにも、そういう議論も出たと思います。だから、先ほど言いましたように、選挙区選挙を設けますかという話も出たんですが。 ただ、今回例えば、もう既に合併して8年が経過したわけでありますから、そこのところは、先ほど議会基本条例というのをつくる中において、議会は外に飛び出して行って頑張ろうじゃないかということを皆さんと協議すれば、私は、面積という部分のところは、1時間、確かに田万川から来れば1時間かかる、そこで面積の範囲が広いなというのはあったとしても、面積の部分は、私どもの足で稼げば、少しでも埋まってくるんではないかな。 また、各地域に、今回も先ほど第3号議案、この議案提案者は、今回被災を受けられたところの議員の皆様方の名前が列記されてます。ということは、当然、そういう方たちもいらっしゃるわけでありますから、そこのところで、面積カバーができるんではないかなというふうに思ってます。 それと、協議会での、先ほども言いましたが、第2回目の協議会の中で、引き続き協議をするのか、どうするのかということを、座長の方が諮られて、最終的に、先ほど椋さんが言われましたように、4名の方は継続協議しようじゃないか、あとの方は手を挙げられなかった。だから終結したんだよという状況であったというふうに私は思ってます。それは、先ほど提案理由でも申し上げました。したがってですね、そういう協議をしたかったんだというところ。 ただ前提として、一つ言わないといけないのは、今回の議員定数を考える協議の場は、平成21年のときの、例えば26人の議員定数を決めたときと少し方向性が違ってきてます。あの21年のときには、特別委員会の中で、議員定数を考えなさいということを言われて、当時の議長が、削減という方向性で我々に議論をさせたんですね。それで、各議員のアンケートをとりながら、各自がアンケートで出されて、なぜこの人数なのかという考え方も含めてされたと思ってます。 しかし、今回の部分は、意見交換会の場でありますから、その賛成論、反対論の両者に対して、その意見はどういうことなのかという質問をする時間はなかったというふうに思ってます。そういう方向性ではなかったというふうに思ってます。 したがいまして、4人の方の言われることについてはそうでありますが、協議会の進行上、継続するか、しないかについて、賛成少数だったということは現実でありますので、そこのところについては、私の方からとやかくということはないですが、結局そのことで、我々は議員定数議案を判断させていただいたと、提案理由で申し上げさせていただいたところであります。 それと、定数のところで30名、26名っていう形で、30名出馬されて、26名の当選者、また24名の当選者、25番目、26番目はどうなのか。そこはですね、はっきり申し上げまして、じゃあ投票率はどうなのかというのがあろうと思います。100%の投票率であれば、その結果として、20例えば4で線を引いた場合、25番目、26番目の得票数は、得票率の中でどのぐらいだったのかというような、出るかと思いますけれども、前回の投票率は75%です。すると、4人に1人は選挙に行かれていないという現状を、我々はどういうふうに受けとめるかということでございます。 したがって、椋さんが言われる、例えば次点の方の得票数はどうなるのか。そこは、私がどうこうということは、言える立場ではないというふうに思ってますけれども、やはり投票率というのは影響するんではないかなというふうに思ってます。とすると、どこかで線を引けば、当然、それなりのところの結果というものが出るわけでございます。そこについて、俗に言う、生きた票、死んだ票というふうな表現を、我々専門的に使ったこともございますけれども、そこのところは、議員として活動すれば、たくさん、またこのことを議員にお願いしたいという意見があれば、たくさん得票されるんではないでしょうか。そういう感想を申し上げたいと思ってます。 以上です。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。13番、小林議員。
    ◆13番(小林正史君) 1点、お尋ねいたします。 先ほどより言われております、副議長座長による、議員定数に関する協議会において、私を含め4名は、2回の協議会では議論が足らない。議論になっていないということで、議論継続を求めたわけです。提案者は、先ほど提案理由の中で、時間をかけても議論は平行線と言われました。これ以上、議論必要なしとされたのは、それだけの理由でしょうか。ほかに理由はないのかお聞かせください。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) このたぐいの議論というものはですね、とかく全会一致というのは、冒頭言いましたように、私は提案理由でも申し上げましたように、望めないというふうに思っております。これが、どこの議会でもですね、本来でありましたら、議員定数議案ですから、全会一致というは、提案者とすれば望むところでございますし、また各会派、また議員も含めてですね、そういうふうな取り扱いもお願いしたいということについては、精一杯汗をかかせていただきたいなと思ってます。 しかし、答弁が重複するかもしれませんが、21年の、例えば30人を26人にしたときでも、あれだけの意見が出ました。それで、結局26人にしたときの結論は、大方の賛成であります。19対10です。19対10で、賛成、削減の方にいって、その中で26人という部分には、大方の賛成だったんですね。 そういうことを考えれば、もう一度、1回目、先ほど言いましたように、1回、2回、3回、4回、5回重ねれば、例えば、削減者が削減しないでいいという考え方になるのか。それはわからないと思ってますが、しかしもう、根本的に削減は反対だと言われる議員がいらっしゃれば、これはいつまでたっても、平行線で議論が続くということでありますから、私とすれば、第2回目の協議会の中で、座長は進行役でありますから、座長を責めるわけじゃございません。そういう議論になったという状況の中で、賛成少数ということは、皆さんが決められたわけでありまして、その中で私たちも、今個人的な考えとすれば、これ以上話をしても平行線だなというふうに判断したということを、提案理由で申し上げさせていただいたところであります。 以上であります。 ○議長(柴田保央君) 13番、小林議員。 ◆13番(小林正史君) それでは、議論はあれで足りたという判断でしょうか。それとも、それで十分であったという判断なのか、どうかお尋ねいたします。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 第1回目の協議会、これはあの、萩市議会議員定数に関する協議会の、各議員の個人意見であります。この中に、定数削減を論じられた方は5名いらっしゃいます。現状維持というふうに論じられた方は9名いらっしゃいます。その他の意見を論じられた方は2名いらっしゃいます。この一覧表、皆様方、きょうお持ちのはずであります。 これを受けて、私は、私の判断ではですね、先ほど言いましたように、定数削減を求める5名が、現状維持という形の中に考え方を変えるには、やっぱりあの、じゃあ時間をかけて変わるのか、どうなのかということについては、個人の考え方でありますから、そこを、私は2回の部分で、結局、協議会を打ち切られたという部分のところは、議論をされたというふうに受けとったから、議員提出議案をしたということであります。 以上です。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。10番、広兼議員。 ◆10番(広兼義烈君) 提案者の説明を聞いていて、今私、今から発言しますが、そういうふうにとることがどうかということをお答えいただきたいと思います。 人口減イコール定数減と、こういうふうに私は理解したんですが、それでいいのかどうか。まずお答えをいただきます。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) これも既に、広兼議員も御案内のとおりでございますが、平成25年度から、特別交付税が、平成32年に向けて、交付税の一本化という部分のところを、我々議会に財政課長から説明を受けました。 その時点で、このままの推移でいけばですね、人口が減るという部分の推移でいけば、平成32年は、平成25年に比べて、約40億円の減収になると。それは、人口が4,200人減るということであります。したがって、交付税の場合は、確かに算定基準はたくさんございますが、基本的によく言う、わかりやすいのは、一人当たり何円という部分の交付税だよと言った方が、市民の皆さんにはわかりやすいというふうに思ってます。 したがって、4,200人減るということは、当然それだけの交付税は入ってこないということでありますから、当然収入は少なくなるよということに対して、収入そのものを考えていけば、人口減イコール収入減でありますので、議員定数も考えるべきではないかというふうな結論に至ってるということであります。 ○議長(柴田保央君) 10番、広兼議員。 ◆10番(広兼義烈君) 先ほどの説明の中で、8,000人ぐらい減ったから2名減すというふうなことがありましたが、議会そのものの存在を考えるときですね、こねえな粗ましなことでええかどうかと、こういうふうに私は思っておるんです。だから、議論された内容の中で、議会の存在とはいったい何なのか、役割とは何なのかと、その辺議論されたかどうかなのか、それについてお答えをいただきます。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 議会の役割、それは何なのか。これは私が言うよりも、広兼先輩の方が御存じだろうと思ってます。 ただ、今の現状の中で、例えばこれはですね、約2年前でありますが、ある報道関係者がですね、問われる議会という特集をとってます。その中に、これはあの、その記者の主観も入っておるかもしれませんが、議会に対する見方というものが、民意と議会、議員との格差があるぞということを、細かく書いております。これがすべてと申し上げません。 したがって、議員のあり方というのは、市民の福祉の向上、また安心・安全なまちづくりをするということでありますので、例えばそれが100人おったらできるのか。100人いなければできないのか。極端な話、24人でできないのか、できるのか。これは、私は議員の気質だろうと思ってます。 各地域に、議員は、言えば、各地域という言い方をするとあれですが、合併してもう8年も経過をしたわけでありますから、今は、今のたまたまこのような議場にいらっしゃる皆様方の、俗に言う各地域という言い方をすれば、旧萩の方もいらっしゃれば、旧田万川の方もいらっしゃるわけでござまして、じゃあそこの人数が、何人だったらよかったのか。もっと加えて言えば、常任委員会は、例えば何人だったらよかったのか。何人だったら議論できるのか。これは、与えられてた定数の中で、我々が議論せざるを得ないというふうに思っています。 そこを決めるのが、我々議員だと思ってますので、その中で、十分議員の役割というのは、私は汗をかけば、議員が汗をかけばいいんだというふうに思ってますので、議員の議会の役割というのは、当然、きょうの議会でもありましたように、議案に対して、我々真摯に議論しながら、それがどういう形で、これから市民の皆さんに実行されるのか、そこを我々は、どういう形でチェックをしていくのか、それが私の役目というふうに思ってますので、人数は、先ほど言いましたように、我々が議会基本条例という一つの定めの中に動いていけば、そういう地域間の弊害だとかいうことを、巷間言われてますが、そこは十分、我々が動けばできるんではないかというふうに解釈してます。 ○議長(柴田保央君) 10番、広兼議員。 ◆10番(広兼義烈君) 時間がないので、あんまり言いませんけれども、どうもまだ、そういう点ではですね、議論されたことが足りないんじゃないかなという判断をしております。 以上です。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 議会の権能ということについてお聞きしたいんですけれど、24人と26人だったら、議会の権能は、どちらが強いと思われますか。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 今、広兼さんにも答弁した中身と重複するのかもしれませんが、例えば、一つの議案に対してですよ、全会一致で決めることが、議会の権能なのか。それとも、賛成討論、反対討論、または反対質疑、賛成質疑も含めてですね、やって議論するのは議会の権能なのか。そういうところをもう少し言われないと、単なる人数が26人だったら、議会の権能があると言ってるというふうな答弁をしたらいいのか、ないと言ったら答弁をしたらいいのか、ちょっと今、今の質問ではわかりませんので、もう少し詳しく教えてください。 ○議長(柴田保央君) 18番、宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 斉藤議員は、定数を削減しても、議会の議員が、そのぶん汗をかけば、議会の権能は落ちない。いうふうに言われた。26人が汗をかくのと、24人が汗をかくのでは、どっちが権能が高まる、強まるかっていう話です。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 26人の汗のかき方も、24人の汗のかき方も、私も一緒だと思ってます。したがって、議会の権能というふうなところは、いささかも落ちるものではないかなと思ってますし、ただ、例えば面積の意味で言われるんであれば、確かに、議員一人当たりのですね、扱う面積というものということになれば、広くなるかもしれませんけれども、議員の活動は面積では図られないというふうに私は思ってます。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。3番、西中議員。 ◆3番(西中忍君) 1点だけ、お聞きしたいと思います。 先ほどの提案理由の中で、削減の理由の中でですね、職員数を削減しているというような発言がありました。確かに、今市の職員は、削減計画のもと、削減が続いておりますが、この職員が、職員数を削減することと、議員定数を削減するということの相関関係っていうのは、何か、何人減らしたら議員を何人減らさないかんとか、そういったような根拠があるんですか。 ○議長(柴田保央君) 14番、斉藤議員。 ◆14番(斉藤眞治君) 職員定数っていうものは、議会が決めるのかどうなのかっていうは、ちょっと論外といたしまして、職員が何人減るから議会が減るという考え方じゃなくて、歳費の問題だと思ってます。だから、職員が減るということは、当然歳費も減っていくわけであります。その分だけ、職員の仕事量もふえてくるわけであります。 だから、職員が例え今、御案内のとおりだと思ってますが、平成17年の4月1日から平成25年4月1日現在で、萩市の一般職員は、約177名減っています。全体を含みますと134名減っています。その人件費はいくらになるのか。それは財政課長に答えていただければいいと思いますが。 そのことと、私、削減をしておるから、議員もそういう意味合いでの経費削減ということについて、何らかの形のアクションを示すんであれば、やはり議員削減しかないんだ。そりゃ、報酬の削減という議論もあるだろうと思ってます。 一部、この議会に対して、市民の方から、議員定数の削減に対して、要望書が出されました。これで全員協議会で、私のも配っていただきました。その条件の中では、議員定数を減らして、報酬を上げなさいっていうような議員定数も出てます。 考え方はいろいろだろうと思ってますけれども、ただ、今西中さんが言われるように、私は職員が減るから議員が減るんだよという部分は、金額の大小はあったとしても、気持ち、意気込みとして、経費削減に、議会がどれだけ対応していくのかということは必要だろうと思ってます。 相対ニーズが違いますから、経費は、先ほど大村さんの冒頭の御質問に答えましたように、2名減すれば、一千何がしかの金額しか減できないと。たったそれだけかと言われるかもしれませんけど、一千何がしかというのは、今市長にとっては、喉から手が出るほどほしいものじゃないかと思ってます。 それだけの災害復興を含めてですね、大変なわけでありますから、少しでもそのお金が回せるということを、議会の姿勢として示されればいいんじゃないかなと思ってますし、加えて言えば、今回の第3号議案の災害対策支援の自立強化を求める意見、これも議会の対策協議会の中で議論をして、国に対して、こういうことをお願いしていこうじゃないかという総意で決めたことであります。 そういうことの活動をすることが、我々の役目だろうというふうに思ってますので、人数を減らしてからこっちも減らすんだようという、見方はそうかもしれませんが、先ほど言いましたように、意気込み、気持ちとして、やはり同じ態勢で臨みたいというのが、今回の2名の減というふうに受け入れていただきたいと思ってます。 ○議長(柴田保央君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり)ないようでありますので質疑を打ち切ります。 以上で、質疑を終了いたします。 ○議長(柴田保央君) ここで、会議時間の延長についてお諮りをいたします。 会議時間については、本日予定しています議事日程が終了するまで、あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、本日の議事日程が終了するまで会議時間を延長することに決定をいたしました。 ○議長(柴田保央君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第4号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(柴田保央君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第4号は、委員会付託を省略をすることに決定をいたしました。──────────────────── △討論 ○議長(柴田保央君) これより討論を行います。原案に反対、賛成、それぞれ発言者があることと推察されますが、原案に反対者、賛成者の順に発言者を確認し、討論の順序は私が決定をいたします。 まず、原案に反対の発言者は挙手を願います。 ○議長(柴田保央君) 確認します。こちらからいきます。10番、20番、3番、5番、18番。ようございますね。漏れがあります。20番。すみません。あったですね。 ○議長(柴田保央君) 今の反対者の確認をいたします。西中議員、順番からいきますよ。宮内議員、大村議員、広兼議員、横山賢治議員。漏れがありますかいね。ようございますか。いいですね。 ○議長(柴田保央君) 次に、原案に賛成の発言者は挙手を願います。 ○議長(柴田保央君) 9番、2番、11番、19番、23番。ええですね。 ○議長(柴田保央君) 確認します。関議員、西元議員、諸岡議員、中野議員、松尾議員。以上でございますかいね。漏れがありませんか。 それでは、順次、討論を行います。 まず、原案に反対の立場から、3番、西中議員の発言を許します。3番、西中議員。  〔3番 西中 忍君登壇〕 ◆3番(西中忍君) 私は、萩市議会の議員定数を、現在の26人から2人削減し24人とする、この議員提出議案第4号について、先ほど行われた議案質疑の答弁でも払拭できなかった提案理由に対する疑問と、本議案が提出された経緯等、総合的に勘案し、現時点では賛成できないという結論に至りましたので、議案に反対の立場で意見を申し上げます。 それでは、反対の理由について、本来、議会や議員は、何をすべきなのかという観点から発言させていただきます。 まず1点目は、議会、議員の役割は、そもそも何かということです。私は、二元代表制のもと、執行機関に対するチェック機能を発揮するということと、市民、住民の声、つまり民意をしっかりと聞き、その民意を市政に生かすこと。この二つの役割があると思っています。 さて、本議案の提案理由の中に、人口減少が挙げられていました。確かに萩市の人口は年々減り続け、萩市の抱える最大の課題となっています。しかし、約700平方キロメートルという広大な面積に変わりはありませんし、市民の皆さんが、市内の限られた範囲の中に集中して居住されているわけでもありません。ここ本庁舎がある市街地に居住されている方もいれば、中山間地の過疎が進む地域に住んでいる方もおられます。 最初に述べたように、我々議員は、市民の声を聞くという重要な役割があるわけですから、居住地域に関係なく、すべての市民の声を等しく聞く必要があります。この重要な役割を果たすためにも、単純に人口が減ったから議員定数を減らすという議論は、余りにも短絡的で、納得できません。 あわせて、本議員提出議案の賛成者の中には、国政選挙で議論されている一票の格差が、人口をもとに議論されていることを持ち出し、地方議会の議員も、人口が減れば数を減らすべきだという意見もあるようですが、この一票の格差とは、国会議員などのように、同一選挙において異なる選挙区間で起こるもので、萩市議会議員選挙のように、全市同一選挙区で行われる選挙では、この議論が当てはまらないことを申し上げておきます。 次に、もう一つ反対理由を申し上げます。このことが、私がこの議案に反対する最大の理由です。 そもそも議会は、議論をする場、いわゆる議論の府と言われるところです。そして、我々議員は、それぞれの考え方や、民意に基づき、議論をしなくてはいけません。 そこで、議員各位には、本議案が提出されるまでの経緯について、少し思い返していただきたいと思います。本議案の提出者である斉藤議員を初めとする数名の議員が、議長に対し、議員定数に関する協議の場を設置するようにという申し出を行い、その結果、議員定数に関する協議会が設置されました。そして、2回、協議会が開かれましたが、議論らしい議論は全くありませんでした。私を含め4人の議員は、議論をさらに深めるためにも、協議会の継続を主張しましたが、本議案の提出者である斉藤議員や、賛成者に名を連ねておられる議員の方々を含めた、多くの議員の賛同が得られず、協議会は閉じられたという経緯がありました。 私は、議員定数というものは、議会の根幹だと思っております。だからこそ、議会内で議論に議論を重ねた上で、結論を出さなくてはいけない案件だと思っています。しかし、本議案の提出者である斉藤議員らは、みずから議論の場をつくるよう議長に申し入れを行ったにもかかわらず、せっかく設置された協議の場を、継続に賛成しなかったということは、議員定数という重要な案件について、議会内で全く議論をせず、採決にゆだねてよいものだと思っておられるのだろうと思います。 私は、先ほど述べたように、議論の府と言われる議会に身を置く我々議員は、徹底的に議論を行い、結論を導き出さなくてはいけない。確信しております。 だからこそ、議会内で全く議論をせず、一方的に提出された本議案については、提出されたその手順に、大きな誤りがあると思っていますし、議論すべき議員が、してはいけない手法だと思っていますので、賛成することはできません。 以上、反対理由について、大きく二つに分けて説明をさせていただきました。 この議員定数に関する問題は、ともすれば、議員定数を削減する側が正義で、それに反対するものが悪というふうに映り、市民の批判を受けることも予想されますが、議員各位におかれましては、本来の議会、議員の役割とは何かということを冷静に考えていただくとともに、議員定数という重要な案件については、議会内で、先ほど行われた議案質疑のように、真摯な議論を始めるためにも、本議案に反対していただきますようお願い申し上げ、反対討論といたします。 ○議長(柴田保央君) 西中議員の討論は終わりました。 次に、原案に賛成の立場から、2番、関議員の発言を許します。2番、関議員。  〔2番 関 伸久君登壇〕 ◆2番(関伸久君) 私、関伸久は、議員提出議案第4号萩市議会議員定数条例の一部を改正する条例に賛成の立場から、賛成討論をさせていただきます。 この条例の主な改正点は、議案提出者から御説明があったように、議員定数を、現在の26名から24名に削減するものです。それ以外の何ものでもありません。この点について、議員の皆様の御理解を求めます。 まず、私が賛成する理由を御説明させていただきます。 まずは、萩市における人口減少が著しいということです。平成17年3月に、1市2町4村の合併により、新萩市が誕生しましたが、そのときの萩市の人口は、約5万9,000人でした。合併から8年9カ月という長い時間が経過し、この11月末時点での人口は、約5万2,000人となりました。この間、約7,000人から8,000人、率にして約12%の人口が失われたわけです。このままのペースでいけば、2年後の平成27年には、国立社会保障人口問題研究所の数値ではありますが、5万1,000人を切り、4年後の平成29年には、5万人の大台を切ることはもはや確実です。 人口減少は、ここ萩市だけの問題ではありませんが、余りにもそのスピードが速すぎます。その責任は、市政をお預かりする我々市議会議員にもあると考えます。よって、26名から24名への定数削減は、今後の人口減少率にも符合し、適正と考えます。 また、減少しているのは人口だけではありません。萩市の職員数も、大きく減少しています。合併前の、平成16年4月1日に、838名いた一般職員は、萩市定員適正化計画の実行により、平成25年4月1日に661名と、177名削減されました。率にして、約21%の減少率です。 人口も減り、職員も大幅に減っているのに、議員だけが減らないというのは、どう考えてもおかしいと考えます。これを民間企業に例えるなら、顧客が減り、社員も減っているのに、役員は減らない。そんな会社がたどる末路は倒産です。ここは、市議会議員みずからが、襟を正そうではありませんか。 また、この萩市は、山口県内の他市と比べて、人口に対して、定数が多いことも見逃せません。確かに、合併前に比べると、定数は約4分の1となっていますが、合併から8年9カ月の時間が経過しています。ここで、合併前の話を比較して、持ち出すことは、余り賢明ではありません。ノスタルジーに暮れる暇がないほど、ここ萩市には、課題が山積しています。萩市の理想の姿を描いて、我々は課題解決に向けて邁進していくべきです。 ここで、改めて、他市の状況を説明しておきます。人口が約5万3,000人の光市は、18名と、萩市より8名少ない定数です。人口が、萩市より多い、約5万5,000人の下松市は、20名と、萩市より6名少ない議員定数です。人口が約3万8,000人の、お隣の長門市は、18名の定数です。萩市と同様に、合併を経験している山陽小野田市は、萩市より約8,000人多い、約6万4,000人の人口を抱えていますが、定数は24名。しかし、この10月に行われた市議会議員選挙は、22名と、萩市より4名少ない定数で改選を行っています。 最後に、これも同様に、合併を経験し、県内で最大の人口を抱える下関市の例を、皆さんに御紹介します。 面積は、合併により、萩市より広大になり、離島を抱える状況は、萩市と同様ですが、その議員定数は、人口約27万7,000人に対し、34名となっています。下関市を見習えば、萩市の議員定数は6名でいいということになります。いかに萩市の議員定数が多いかが、これでおわかりいただけると思います。 終わりに、先の協議会、そして本会議場において、議員定数について、多くの質疑、そして反対討論が行われたところですが、私なりの解釈を添えて、反論させていただき、賛成討論を締めくくりたいと思います。 まずは、議員定数が減れば、地域の声が届かなくなるのではないかという御意見がありましたが、私はそうは思いません。むしろ減った方が、市議会議員の存在感は大きくなり、意見集約がしやすくなると考えます。 例えば、地元選出の国会議員や、県議を見ても、その期待されているところ、そして役割は極めて明確です。その分、議員一人のプレッシャーは大きくなりますが、そのときこそ、報酬に見合う、正しい仕事ができるのではないでしょうか。 今、我々萩市議会議員に期待されていることは、地域よりも、全体感を優先することです。我々は、地域議員ではありません。萩市を代表する市議会議員です。この萩市が抱える問題を大局的に考え、解決することに努力することが、切に求められています。 地域の声をないがしろにしろとは言いませんが、その受け皿は、タウンミーティングに代表されるように、いろんな形で用意されており、議員定数の削減イコール地域の声が届かなくなるという心配はないと考えます。 また、どうして改選を控えたこの時期に、この議論をするのかという声もありました。時間がないということですが、萩市の議員定数が多いか、少ないかの答えは、皆さんのそれぞれの心の中に、当然として既にお持ちだと思います。時間がないは、言い訳に過ぎません。改選まで4カ月しかないではありません。4カ月もあるのです。これが民間企業であれば、許される理由となるでしょうか。 一方、先の協議会では、もっと議論をすべきだとの御意見もありましたが、その協議会では、意見を出すだけで、結論を出さないということでした。そんな協議会は、全く意味がありません。スピード感を持って、結論を出していく。これこそが、萩市議会に求められる行動原理ではないでしょうか。 先ほど、大村議員から、災害の復旧・復興に際して、なぜこのタイミングで議員を削減するのか御質問がありました。そして、椋議員からは、定数削減によるメリット、デメリットの御質問がありました。議員を1名削減することで得られる歳費の抑制額は、斉藤議員の御説明にもあったとおり、1年間で500万円です。2名で1,000万円。任期4年で4,000万円です。これをもってして、災害の復旧・復興予算に回してほしい。災害復旧・復興を急いでほしいと思います。議員削減によるデメリット。これは私はないと考えます。メリットに勝るデメリットが、私には見当たりません。 最後に、これは改選を控えてのパフォーマンスではないかと揶揄する声もありました。そんな声を上げる人こそ、何か本議案に対して、後ろめたい、やましい気持ちがあるのではないでしょうか。斉藤議員が申されたように、パフォーマンスかどうかは、市民が判断されることです。そしてこれが、パフォーマンスであるなら、次の改選で、市民の皆様の審判を、堂々と受けたいと思います。 26名から24名とすることで、議員のかく汗が違うのではないかとの御指摘もありました。問題は、かく汗の量ではありません。汗の質だと思います。 以上、私の賛成討論とさせていただきます。議員の皆様の御理解と御賛同をお願いします。 ○議長(柴田保央君) 真剣に討論するときに私語は慎んでください。 関議員の討論は終わりました。 次に、原案に反対の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。18番、宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 私は、議員定数削減条例案に反対の立場で討論をいたします。 なぜ今、議員定数削減条例案が提案されるのでしょうか。議員定数は、議会のあり方、議会の存在意義にかかわる、重大な問題です。簡単な議論で、結論を導くわけにはいきません。任期があと数カ月という時期に、議会権能の根幹にかかわる問題が、突如として提案されました。議員定数を削減するという気持ちがあるのであれば、もっと早くから議論を始めるべきではなかったか。任期切れの直前とも言えるこの時期に提案されることに、大きな違和感を抱いています。 議会は、市民の声を市政に反映する、市政に民意を反映する機関です。定数削減は、多様な民意の反映を妨げ、民意を切り捨てるものではないでしょうか。そして、市民の市政参加の条件を引き上げ、参加を困難にしていくものであると思います。定数削減に反対する第一の、最大の理由です。 人口が減少しているから、定数を削減してもよいというのは、よく言われる議論です。萩市の人口は、いまだ5万人を超えています。合併当初は、九十数人いた議員が、既に26人になっています。合併後も4人の議員を削減しています。3分の1以下です。職員の定数削減を進められているのに、議員は削減しないのかという議論は、この合併による削減を見ていない議論です。議員定数削減に、職員定数削減が追いついていないというのが実態です。 その職員削減自体、既に限界にきているというのが、豪雨災害を受けた萩市で、如実にあらわれていることではないでしょうか。これ以上の職員削減は、市民の福祉向上に、大きな障害になると考えています。議員定数も同じです。 萩市の地域は広大です。離島も抱えています。市議の定数が減少すれば、過疎地域や、離島からの市政参加は一層厳しくなります。議員が、人口集中地域に一極集中する可能性もあります。これでは、多様な民意を反映することはできにくくなるのは、自明のことではないでしょうか。災害で大変だからこそ、そういう時期だからこそ、定数を維持しなければいけないのではないでしょうか。 このように、萩市には、萩市の条件があり、他の自治体が定数を削減するから減らせという議論は、この萩市のことを、自分の目で、自分の頭で考えないことではないでしょうか。 地方分権が叫ばれている中、自治体が、自分たちで考え、まちづくりを進めること、このことにも反することではないでしょうか。議員定数は、萩市が萩市の条件に合わせて決めることです。よそがやるからとか、社会の風潮だとか、そういって流されていたら、みずからを見失うことになりかねません。 市町村合併が流れだと言って、合併に突き進みましたけれど、果たしてそれが成功したと言えるのでしょうか。地方交付税の算定換えから、一本算定に向けて、合併を推進した人たちも、今では合併してみて、地方交付税の削減をやめてくれという議論も起こっています。合併したからと言って、簡単に財政削減ができるものではないということがはっきりしています。この地方交付税のことは、合併する前からわかっていました。流れだと言って突き進んだ挙句、財政が大変だということになったわけです。人が言うことではなく、社会の風潮に流されず、自分の目、頭で考えることの大切さが、このことでもよくわかると思います。 また、国会議員の定数問題で、人口が基準になっている。だから削減すべきだという議論がありました。これは先ほど、西中議員から反論をされました。まさにそのとおりだと思います。 この議論は、一見正当のようですが、よく見ると不条理です。国会議員定数は、選挙区ごとに決められていて、一票の重さが違うということが一番の問題です。選挙区ごとの一票の重さを是正するというのが、国会議員定数の問題の根幹です。ところが、萩市では、萩市全体が一つの選挙区ですから、一票の重さに違いはありません。国会議員の定数問題で、人口が基準になっていることと、萩市の人口問題を同じに扱うということは、この選挙制度の違いを知らないで言っている無知なのか、それとも知っていてそういうことを言う卑劣なのか、そのどちらかではないでしょうか。どちらにしても、何の道理もない議論で、市民を誘導することになり、とても許せるものではありません。 定数削減に反対する第二の理由は、議会の権能を低下させることになるからです。 議会の大きな権能の一つに、市の執行部を監視する、いわゆるチェック機能があります。市長の権限は絶大です。そして近年、収入役も廃止し、教育長部局から、社会教育も取り上げて、市長が管轄しています。完全ではありませんけれど。それぞれ、市長からの独立性が保障され、相互の牽制も働いていたわけです。しかし今は、市長に権限が集中しています。議場を見ても、たくさんの参与がおられますし、それぞれ担当する部署で、専門的に仕事をしておられます。 こんな状況の中で、一層チェック機能を強化することが求められているのに、議会が定数を減らして、力を失うことは、市民の負託にこたえられないことではないでしょうか。 少数精鋭の方が、議会の質が高まるという議論をする人もいます。少数精鋭で、質が高まる保証がどこにあるのでしょうか。それを言うなら、多数精鋭を目指すべきではないでしょうか。多角的に市政をチェックし、多様な民意を反映していくには、少数精鋭よりも、多数精鋭の方が、明らかに強力です。市民はそういう議会を求めているはずです。議会の権能を高めるためには、少数精鋭ではなく、多数精鋭を目指すのが本道です。チェック機能も、政策立案能力も、議会の相対として考えるなら、少数よりも多くの知恵を持ち寄る、多数の方が明らかに議会の権能が高まります。 議員定数を減らせという市民の声は、議会が議会としての権能を十分に発揮していないということから生まれているのがほとんどではないでしょうか。議会が市民の立場で、ちゃんと市政に多様な民意を反映し、チェック機能を果たしていれば、定数削減を言う人は余りいません。その点では、議会改革の方向は明らかです。定数削減より、市民とともに、その権能を強化する方向です。 最後に、議員定数削減で、財政負担の削減を図れという議論について、私の意見を述べます。 一般会計における議会費の割合は、わずか0.8%程度です。この中には、職員の人件費なども含まれています。議員の報酬だけなら、もっと低い割合です。特別会計も含めれば、議員報酬の割合は、さらに低くなります。議員定数を維持して、議会の権能を高め、市民の要望、要求を市政に反映させ、さらにチェック機能を、より一層働かせて、不要不急の事業を削減していくことなどによって、財政の健全化を図る方が、議員定数削減による報酬削減よりも、もっと財政の健全性を高めることにつながるのではないでしょうか。議会費は、多様な民意を反映するため、必要な経費です。民主主義社会を支える経費と言ってもいいと思います。そこを削ってしまうと、民主主義社会を、根底から切り崩すことにつながるのではないでしょうか。 以上のように、今の萩市の現状を見るなら、これ以上の定数削減の必要性はありません。百歩譲っても、任期切れまで4カ月余りしかないこの時期での定数削減は、全く考えられないものです。よってこの議員定数削減条例には反対です。 このような私の意見に、ぜひ皆さんも賛同いただいて、反対していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、原案に賛成の立場から、19番、諸岡議員の発言を許します。19番、諸岡議員。  〔19番 諸岡皓二君登壇〕 ◆19番(諸岡皓二君) 議員提出議案第4号萩市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、私は賛成討論を行います。 合併時には、94名の議員でスタートし、前々回の選挙で30名に、4年前の選挙で30人から26人となったわけです。 私は、5年前の議員定数に関する研究会のメンバーとして、いろいろな角度から、削減の方向で検討し、30人が26人と決まったわけです。 この時点でも、明確な人数は決まらず、議員定数に関する意向調査結果取りまとめ表によりますと、議長を除く議員に、何人がよいのかというアンケートがきました。その結果、議員は30人がいいという方が10名、28名が3名、27人が3名、26人が7名、24名が4名、21名が2名となりましたが、最終的には26人で決まりました。 今回の削減の第1番目は、財政の問題です。合併10年間は、合併特別交付税をいただきますが、これもあと2年です。その後は、交付金も減少されるわけで、厳しい運営を強いられるわけです。しかも、災害によって、どのようなお金が出ていくかはわかりません。それから、人口の減と、若者の市外の流出で、市税の伸びが期待はできません。 2番目に、山口県下を見ましても、議員一人の人口は、先ほども関議員が言いましたように、トップが下関で、一人当たりの議員に対して8,300人です。議員は34名です。宇部市が、一人の議員で6,200人。山口市が5,800人。そして議員は34名。周南市が、議員一人に約5,000人で、議員は30人です。防府市が4,700人、議員は25名。岩国市は、4,500人で、議員は32名。10万人を超える市では、4,500人に議員は一人です。萩市は、2,070人で、議員は26名。人口が同じくらいの長門市は2,950人で、議員は18人。下松市も、2,750人に、議員は20名。萩市も2,500人に例えれば、人数は、議員は21名で十分です。 3番目に、市民の意見です。現状の議員数や、議会運営に対しての市民感情からすれば、議員の姿を見て、なぜ、どうしてという声が多く、議会への風当たりは強いのです。対話の中で、何度となく、議員削減について問題化されます。 4番目ですが、いっそのこと、小選挙区制にして、旧郡部から漏れのないように選出を考えたらどうかという市民の声も多々あります。そのようなことで、24名ということを言われる市民の方も多々いる。そうすれば、各地域から、漏れのない議員選出ができると考える。 また、住民の意見が届かないとの意見が、先ほどから多々出ておりますが、仮に議員がなくても、総合事務所が、その務めを果たせるように、配慮するようにしたらどうでしょうか。以前にも述べましたが、市役所は、市民の役に立つところなんですよ。 私は、萩市の今後の財政の実態を考えますと、借金483億円、そしてこのたびの豪雨災害による大きな打撃を考えますと、行政改革を行い、議員みずからが身を削る必要性があると考えております。市民の方々も、削減には賛成する方が多々います。 私は、以上5点によって、市民のための、市民の市政を目指す、私は削減案に賛成です。 以上で終わります。 ○議長(柴田保央君) 諸岡議員の討論は終わりました。 次に、原案に反対の立場から、5番、大村議員の発言を許します。5番、大村議員。  〔5番 大村赳夫君登壇〕 ◆5番(大村赳夫君) 失礼します。大村赳夫であります。 大変この問題はですね、今私が見ているように、議論が伯仲していますね。この問題は、どちらも正義なんですよ。関さんがおっしゃることも、西中さんがおっしゃることも正義なんですよ。各々正義がありまして、その正義をどうやって調整するかの問題でありますね。したがって、私が、この反対の立場で議論するっていうのは、本当に意味があると思いますよ。もちろん、賛成の立場で議論した方も立派です。反対の立場で議論された方も立派なんです。でも、その中でね、どれを選べば適切かっていうのは、難しい問題なんですよ。そこで、私の反対の立場を鮮明にいたしますね。 実は、きょうは議運がありました。きょう、議会運営委員会がありまして、この問題が、提案をされたところであります。ところがですね、手法によって、このような議論があったんです。記名投票にしてもらったらどうだろうかという議論がありました。そこで、その方が、なお続いてですよ、言葉を添えておっしゃったのは、記名投票に賛成されない方は、どこかやましいところがあるんだろうとおっしゃったんですよ。やましいところがあるって、これ何ですか。一つの議論を通じてですね、伯仲した議論が通うのは、むしろ当然だと思うんですよ。やましいところがあるのか。だから、この議案は記名投票にするのか、無記名投票にするのか、起立でいくのかというような議論でしょう。全くおかしな議論が現場では行われているんですよ。 私はね、本当に慙愧に堪えない。そのような議論を、議員たるものがですよ、賛成できない者はやましいところがあるんだろう。何たるちや、サンタルチヤですよ。私はね、見識を疑う。 そこで、私は、今までの西島副議長さんが引っ張ってこられた協議会の議論について、思い起こしたいと思います。 実は、私はその中で、いつも申し上げておったとおり、いつもって2回ぐらいですからね、大した議論はありませんけれども、市民の皆さんが、議員定数の削減に情熱を傾けているかどうかという問題ですよ。これは、資料があるわけではありません。アンケート調査があるわけではありませんけれども、私がいろいろ考えるところではですよ、市民の皆さんが考えているのですよ、議員定数の問題だけではないんですよ。掛ける議員報酬なんですよ。 例えばアメリカにおいてですよ、夜会で議会を開いているところがございましたね。地方の自治体でありますが、そこは議員報酬は、無なんですよ。皆無なんですよ。皆無であることは、いいか悪いかは議論があるところだろうと思いますよ。費用弁償だけだというところもありますね。でも、今までの萩の議会っていうものは、それなりの歴史がありますよ。 そして、きょうも議論をいろいろ聞いておりますけれども、まま何ともはや、せん方なしやっていう気持ちです。私は、賛成でも反対でも、どちらでもいいんですよ、ある意味では。それぞれ立論が可能なんです。例えば2名削減と言われても、4名削減と言われても戦いますよ。あるいは、現状維持と言われても戦いますよ。 そういう気持ちであるわけでありますが、先ほど斉藤議員の提案に対して、質疑をいたしました。一体、斉藤議員の本心は何ですかと。政治的効果を狙ったものか、あるいは法的効果を狙ったものかとお尋ねをいたしました。この真意はですね、斉藤議員はアピールと言われましたよね。アピールというのは、パフォーマンスと同義なんですよ。パフォーマンスって悪い言葉じゃありませんよ。いい言葉なんですよ。それが柔道の賭け逃げみたいに評論されるので、みんなはパフォーマンスと言えば、何か悪いような、ジーノテーション、コーノテーション、思うんですよ。そうではありません。パフォーマンスっていうのは、成績であり、パフォーマンスっていうような仕事量であり、それは大したもんだと私は思います。 いずれにせよですよ、この問題になると、何か妙に元気になる人ばっかりなんですよ。そして、議員定数の削減と言えば、何か江湖に受け入れられるようなね、思いをされている方もありますね。それはそうでしょう。あるかもしれません。非常に、大衆迎合的な問題でありますから、それはあるかもしれません。 でも、私は反対をいたします。よくよく議論されていないと私は思うんです。そういう意味で反対をするんです。 例えばね、ここで本当の問題のありかを言いますよ。私は、この議会の最終日に、この問題が提案されるっていうのを、かなり早い段階でつかみました。それは、西島さんがですよ、これで終結しますという議論をなさった後ですよ。「え、何ということ」と、私は思いました。 それでも情報をつかみましたから、私は、名前を申し上げません、ある人に電話を入れました。夕方です。そうすると、「こういう動きがあるか」と申し上げましたら、非常にですね、どういうのかな、真剣な、まじめな話じゃなかったと思うんですよね。「あ、あるよ。」というような話でございました。そのときに語られた言葉を申し上げますよ。私は義憤に堪えない。申し上げます。彼は、このように言ったんですよ。  〔議員からやじを発言する者あり〕 ◆5番(大村赳夫君) 反対討論をいたしております。「だまっとれ。何を言うか。」と思いますよ。その方はですね、私にこうおっしゃったんですよ。「大村さん、実はね、最終日に出そうと思うとる。」って言うんですよ。最終日に出そうと思うとる。それもね、皆さんが反対討論ができないように、直前に出すとおっしゃったんですよ。そんなことが許されますか、皆さん。人をですね、人もなげなお言葉でありますよ。だから私は、「そんなことをおっしゃるなら言いますよ。」というふうに申し上げたと思います。これは大事なことですよ。中野さん。わかっとりますか。そういうふうな議論をしたわけでありますが、まあそこでした議論はいろいろあります。 でも私はね、このとき思いましたよ。このようなね、会派にも諮ってないんですよ。もう我々の会派、4人おりますよ。4人。ところが、我々の会派に、そんな話は全然ないんですよ。それで、だしぬけに12月の議会の最終日に出すとおっしゃったんですよ。だからですね、御本人にとっては、油断かもしれませんけれども、そのような話がありました。 このような話を、やはり私は通すわけにはいかんのですよ。まずまず、手続きがですね、本当にとんでもない手続きですよ。今、議場の皆さん、聞いていただいて感謝しておりますが、そのようなとんでもない議論があるんですよ。同じ会派の者には、何にも説明をせんで、ほかの皆さんと握手してですよ、その議案をだしぬけに。もし私が、そういう情報をとってなくて、電話しなかったらどうなるんでしょうね。それまでに、何回か、会派の会合をいたしましたよ。しかし何にも語られません。そんなことが許されないと私は思って、反対をいたしておるわけであります。 先ほど申し上げましたように、この手の問題はね、200年の昔からあるんですよ。称してゲリマンダリングと言います。ゲリマンダリング。これはですね、あんまりいいことではないですよ。もっと議論をして、本当になるほどなと思う議論で、横着をしてですよ、みんなこれでいこう。イーブンな立場でやらんでどうすんですか。だしぬけにですね、このような議論を、議案を出してくるっていう、その誠実さを疑いますね。議員としての見識を疑います。そういう意味で反対をいたします。 ○議長(柴田保央君) 大村議員の討論は終わりました。 次に、原案に賛成の立場から、23番、西元議員の発言を許します。23番、西元議員。  〔23番 西元 勇君登壇〕 ◆23番(西元勇君) 萩市議会議員の定数条例の一部を改正する条例に賛成の立場から意見を述べさせていただきます。西元勇でございます。 議会は、住民の意見反映の場であると同時に、執行機関の監視機能及び立法機能を発揮しながら、自治の実現を目指すものでございます。 現在萩市は、少子高齢化の真っただ中を驀進中であります。同時に、人口減少も進み、財政的にも大変厳しいときを迎えております。 こうしたとき、今夏、国から激甚災害に指定される記録的豪雨に見舞われました。全国各地から駆けつけたボランティアらの手を借りて、その復旧作業が続けられ、少しは落ち着きを取り戻したとはいえ、今も避難生活を余儀なくされている方々もあり、完全復旧への道のりは、はるか遠く厳しいものがあります。 今回受けた自然災害のダメージを乗り越えるためにも、行政はもとより、議会の思い切った変革を求める市民の声が、多く届いております。議会の改革を求める活動は、県内はもとより、全国的に、議員定数削減といった形で、顕著にあらわれ、その声は、日増しに大きくなっております。 私は、「春風をもって隣人に接し、秋霜をもってみずから己を律す」を座右の銘といたしております。こうした時代だからこそ、議会みずから身を切る体質改善と、議会運営の合理化に努めることが、きらりと光る珠玉の光となり、地域の難局を救う一刀となるものと信じております。 執行機関に対して、チェック機能を発揮し、民意を反映するパワーセンターとして、議会の強く、大きな意志を訴え、示すことのできる議員数は、2人減の24人で十分と判断いたしました。したがいまして、本議案に賛成の意を強く表するものであります。 議員の皆さんには、萩市議会議員として、私を捨て、公の立場から、真摯な熟慮の上、長い歴史と伝統に裏打ちされた誇り豊な萩市議会に、汚点を残されることのないよう、切に願うものであります。 以上をもちまして、私の賛成討論を終わらせていただきます。 ○議長(柴田保央君) 西元議員の討論は終わりました。 次に、原案に反対の立場から、10番、広兼議員の発言を許します。10番、広兼議員。  〔10番 広兼義烈君登壇〕 ◆10番(広兼義烈君) 反対の立場から発言させていただきます。広兼です。 結論から言いますと、西中さんを初め、議員初め、いろいろ反対立場からの発言がありました。重複しますので、その辺は省かせていただきます。 今の議員定数の問題につきましては、それぞれの市町村の裁量に任されていると。これが原則だというふうに私は思っております。そういうことで、いろいろ賛成討論の中で、他の市町村の人口の問題もありましたけれども、それはそれとして、それと比較すること自体が、私は間違っているというふうに判断しております。それぞれの市町村には、それぞれの事情があります。そういう環境の中で選ぶのが、この定数問題だというふうに私は思っております。 私の理解が悪いのか知りませんけれども、人口減が即定数減と、こういうふうに受けとめられるようなですね、議案については、真っ向から反対いたします。 今萩市は、御存じのように、人口減少が非常に激しい状況にあります。そして、中山間地域の疲弊というのは、非常に進んでおります。そういう中にあってですね、定数を減らすというんじゃなくて、今こそ、こういう問題についてですね、汗をかくべきだと、これは私の持論であります。 そういうことでですね、議会というのは、議論する場ですので、各地域から選ばれた方が、それぞれですね、それぞれの考えを持ち寄って、議論して、まちをつくる。これが大原則だというふうに思います。今軽々にですね、定数をいらうと、そういうことはもってのほかだと私は思っております。 それから、もう一つつけ加えますが、26人に定数を決めたときに、少なくともですね、4年先には、また定数減のことを議論するでよと、そういう軽々な結論ではなかったと私は思っております。こういうことを続ければですね、次の4年先には、今度また3人減らすか、5人減らすかと、こういう議論になります。そういうですね、議会であってはならんというのは私の論法であります。そういうことで、この議案には反対いたします。 以上です。 ○議長(柴田保央君) 広兼議員の討論は終わりました。 次に、原案に賛成の立場から、9番、中野議員の発言を許します。9番、中野議員。  〔9番 中野 伸君登壇〕 ◆9番(中野伸君) 私は、討論する予定はありませんでした。同僚の賛成議員にお願いしておりましたので、用意しておりませんけど、今まで賛成討論がありました中で、全く同じ考えであります。 総合的に申しますと、激しい人口減少、市のまた財政難、市民の声、今の情勢を考えれば、議員削減はもちろんのことであります。我々議員として、姿勢を正して、市民のために頑張りたいと思っております。議員削減は賛成であります。 ○議長(柴田保央君) 中野議員の討論は終わりました。 次に、原案に反対の立場から、20番、横山賢治議員の発言を許します。20番、横山賢治議員。  〔20番 横山賢治君登壇〕 ◆20番(横山賢治君) 横山賢治でございます。議員提出議案第4号、反対の立場から意見を述べさせていただきたいというふうに思います。 提出者の意見、それから反対議員の意見、いずれも私は否定するものではありません。この辺は、大村議員と広兼議員と重なってるかなというふうに思いますけれども。否定するものではないが、正解とまでは判断し難いということであります。一理はあるということです。 この一理ですが、私の意見もその一理に加えてみたいと思いますが、協議会の中でも申しました。26人に決めたときに、さっき広兼議員さんが言われましたけれども、人口が減るのはもう当然でわかってる。それを見据えて26人に意見が集約されたんですね。30人の人もおりました。21人という人もおりましたが、それが結論として出た。今回は、その段階までまるでいってない。こういうときに、こういう議案を出すのはいかがなものかということですね。一理ある、一理あると言っておりますが、言葉は悪いですが、五里霧中の中でこういう議案を出すということはいかがなものか。 今近隣諸国でやっておりますが、防空識別圏という言葉があります。まさに、そんな感じで出てきたのを、その議場でですね、踏み絵を迫るようなことはいかがなものかというふうに私は思います。議場が劇場化しとるんじゃないか。これ以上やると、芝居小屋になってしまう。そういう感じで、私はこの議案に反対しとるわけです。 こういう執行部がおられる中で、その定数を議論するというのは、全国的にまれでございますけれども、これを萩方式と言うんでしょうか。萩が恥にならんように、切にお願いして、反対の意見とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(柴田保央君) 横山賢治議員の討論は終わりました。 次に、原案に賛成の立場から、11番、松尾議員の発言を許します。11番、松尾議員。  〔11番 松尾義人君登壇〕 ◆11番(松尾義人君) 議員提出議案第4号萩市議会議員定数条例の一部を改正する条例に対しまして、賛成の立場から申し上げます。 提案説明からもありましたが、地方自治の改正により、議員の定数は、人口の範囲による定数から、各議会で決定することになりました。次の4点を申し上げます。 まず1つ目として、萩市の合併後の人口減少は、合併当初に比べ、約8,000人を超える人口の減少に加え、今後の人口の推移は、平成27年以降には、萩市の人口が5万人を割ると言われております。人口減少と、議員一人の人口割とを比較し、その割合で算出結果が2名の削減であることが、まず1点です。 2つ目に、萩市職員も、定員適正化計画に基づき減少しています。また、山口県議会では、選挙問題検討協議会が12月13日に開催され、現在の49名から2名削減し、47名となる定員削減案がまとめられました。理由は、人口減少と行財政改革のためであると言われています。これが2点目です。 3点目に、広域な面積を抱える萩市でありますが、議会主催のタウンミーティングの開催議会基本条例を制定し、各地域で、議会と地域の方との意見交換会や、議会の報告会を開催すれば、広域面積でも対応できると考えますのが3つです。 4つ目に、議員を削減することによる影響に対しては、議会改革を行うこと。例えば、議会基本条例を定め、議員のあるべき姿と役割、議会の権能、議会の活性化を明らかにすることで、萩市政のチェックマンとして、また市民にとって身近な議会、さらには市民に信頼される議会運営となるよう、議会及び議員の意識改革で対応できると判断しています。さらにつけ加えれば、県内及び県内自治体の議員定数の削減が冒頭に見られます。また、市の財政が厳しい状況にあること、さらに何よりも、議員定数の削減を問う声に対して、反映することも考えられます。 最後になりますが、議員削減については、議員の皆様方にとりましても、私にとっても身を切る思いですが、議員各位におかれまして、この議案に対する趣旨を御理解の上、御賛同を賜りますようお願いし、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(柴田保央君) 松尾議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(柴田保央君) これより採決を行います。 議員提出議案第4号萩市議会議員定数条例の一部を改正する条例は原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者少数〕 ○議長(柴田保央君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第4号は否決されました。 ○議長(柴田保央君) 以上で、本定例会の議事はすべて終了いたしました。 これをもちまして、平成25年萩市議会12月定例会を閉会いたします。     午後 5時41分閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成25年12月18日   萩市議会議 長  柴 田 保 央       議 員  中 野   伸       議 員  広 兼 義 烈...