令和 3年 9月 定例会(第3回) 令和3年9月
渋川市議会定例会会議録 第6日 令和3年10月12日(火曜日)
出席議員(17人) 1番 後 藤 弘 一 議員 2番 反 町 英 孝 議員 3番 板 倉 正 和 議員 4番 田 村 な つ 江 議員 5番 田 中 猛 夫 議員 6番 池 田 祐 輔 議員 7番 山 内 崇 仁 議員 8番 山 﨑 正 男 議員 10番 安 カ 川 信 之 議員 11番 中 澤 広 行 議員 12番 山 﨑 雄 平 議員 13番 加 藤 幸 子 議員 14番 茂 木 弘 伸 議員 15番 須 田 勝 議員 16番 望 月 昭 治 議員 17番 角 田 喜 和 議員 18番 石 倉 一 夫 議員 欠席議員 なし 説明のため出席した者 市 長 髙 木 勉 市 長 戦略部長 伊 勢 久美子 総 務 部 長 都 丸 勝 行 総 合 政策部長 田 中 良 市 民 環境部長 真 下 彰 文 福 祉 部 長 酒 井 幸 江 ス ポ ー ツ 山 田 由 里 産 業 観光部長 狩 野 均 健 康 部 長 建 設 交通部長 木 村 裕 邦 危 機 管 理 監 内 田 貞 徳 上 下 水道局長 中 澤 秀 夫 教 育 委 員 会 中 沢 守 教 育 長 教 育 委 員 会 島 田 志 野 代 表 監査委員 中 澤 康 光 教 育 部 長 監 査 委 員 土 屋 輝 夫 事 務 局 長
事務局職員出席者 事 務 局 長 平 澤 和 弘 書 記 生 方 保 世 書 記 石 田 昌
充議事日程 議 事 日 程 第6号 令和3年10月12日(火曜日)午前10時開議第 1 議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算について 議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について 議案第105号 令和2年度渋川市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について 議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算について 議案第107号 令和2年度渋川市
農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について 議案第108号 令和2年度渋川市
伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算について 議案第109号 令和2年度渋川市
小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算について 議案第110号 令和2年度渋川市
交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算について 議案第111号 令和2年度渋川市
水道事業会計決算について 議案第112号 令和2年度渋川市
下水道事業等会計剰余金の処分及び決算について (以上、
委員長報告、質疑、討論、
表決) 第 2 議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号) (
提出者説明、質疑、
委員会付託省略、討論、
表決) 第 3 閉会中継続調査申出書 会議に付した事件第 1 議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算について 議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について 議案第105号 令和2年度渋川市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について 議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算について 議案第107号 令和2年度渋川市
農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について 議案第108号 令和2年度渋川市
伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算について 議案第109号 令和2年度渋川市
小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算について 議案第110号 令和2年度渋川市
交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算について 議案第111号 令和2年度渋川市
水道事業会計決算について 議案第112号 令和2年度渋川市
下水道事業等会計剰余金の処分及び決算について 第 2 議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号) 第 3 閉会中継続調査申出書 日程追加
渋川市議会議長の不信任について
△開議 午前10時
○議長(
望月昭治議員) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 ただいまの
出席議員は17人であります。 本日の会議は、議事日程第6号によって進めてまいります。
△諸般の報告
○議長(
望月昭治議員) 日程に先立ち、この際諸般の報告をいたします。
決算特別委員会の委員長に
山内崇仁議員が副委員長に
山﨑正男議員がそれぞれ当選されました。 以上で諸般の報告を終わります。
△日程第1 議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算について 議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について 議案第105号 令和2年度渋川市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について 議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算について 議案第107号 令和2年度渋川市
農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について 議案第108号 令和2年度渋川市
伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算について 議案第109号 令和2年度渋川市
小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算について 議案第110号 令和2年度渋川市
交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算について 議案第111号 令和2年度渋川市
水道事業会計決算について 議案第112号 令和2年度渋川市
下水道事業等会計剰余金の処分及び決算について
○議長(
望月昭治議員) 日程第1、議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算について、議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、議案第105号 令和2年度渋川市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算について、議案第107号 令和2年度渋川市
農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について、議案第108号 令和2年度渋川市
伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算について、議案第109号 令和2年度渋川市
小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算について、議案第110号 令和2年度渋川市
交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算について、議案第111号 令和2年度渋川市
水道事業会計決算について、議案第112号 令和2年度渋川市
下水道事業等会計剰余金の処分及び決算について、以上10議案を一括議題といたします。
決算特別委員会の審査の結果の報告を求めます。
決算特別委員長、
山内崇仁議員。 (
決算特別委員長山内崇仁議員登壇)
◆
決算特別委員長(
山内崇仁議員) おはようございます。本委員会に付託された事件の審査結果を会議規則第110条の規定により報告いたします。 議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算について、議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、以上2議案とも多数決をもちまして認定であります。 議案第105号 令和2年度渋川市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、
全会一致をもちまして認定であります。 議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算について、多数決をもちまして認定であります。 議案第107号 令和2年度渋川市
農産物直売事業特別会計歳入歳出決算について、議案第108号 令和2年度渋川市
伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算について、議案第109号 令和2年度渋川市
小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算について、議案第110号 令和2年度渋川市
交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算について、議案第111号 令和2年度渋川市
水道事業会計決算について、以上5議案とも
全会一致をもちまして認定であります。 議案第112号 令和2年度渋川市
下水道事業等会計剰余金の処分及び決算について、まず剰余金の処分につきましては
全会一致をもちまして原案可決であります。次に、
下水道事業等決算につきましては
全会一致をもちまして認定であります。
○議長(
望月昭治議員) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 議案第103号の討論に入ります。 17番、
角田喜和議員。 (17番
角田喜和議員登壇)
◆17番(
角田喜和議員) それでは、議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算について、反対の立場で討論をいたします。 本市の令和2年度の
一般会計の決算状況は、
歳入総額458億4,761万3,850円、
歳出総額439億6,132万9,174円で、形式収支は18億8,628万4,676円でした。 こういった中で渋川市に交付された
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使い、
コロナ対策にしっかりと支出することを求めてきました。特に市民の健康や命最優先の立場から、
コロナ患者を受け入れている
医療機関や自粛や受診抑制によって大幅減収となっている
医療機関などへの減収補填と財源支援、
医療従事者への待遇の
抜本的改善を国の支援だけでなく、本市独自の支援を実施すべきと求めてきましたが、僅かな支援にとどまりました。 また、感染伝播の鎖を断つための大規模検査をいつでも誰でも何度でも無料で、この立場で大胆かつ大規模に行うよう国に求めるとともに、全国の自治体で行っているように渋川市独自でも事業所、学校、保育園、幼稚園、
学童クラブなどに対する大
規模定期検査を
濃厚接触者などにとどめずに実施すべきと求めてきましたが、実施されませんでした。 渋川市の経済の根幹を占める中小企業は、全体の9割以上を占めています。
新型コロナウイルス感染症対策として利子補給の実施をはじめ
小規模飲食店の
経営継続支援として10万円、合計2,300万円を支給、また
プレミアム率50%のしぶかわ
元気券発行事業4億8,000万円、売上げが減少した
小規模事業者への一律10万円交付、1,760万円などを支出していることは重要な支援です。一方、度重なる
緊急事態宣言など、コロナの影響で経営難に直面している事業者に対し、
持続化給付金や家賃支援など、国に2度目の支給を求めるとともに渋川市独自の直接支援をさらに強化し、
中小企業者を支えるべきです。 議会の中で明らかになった職員の不正やスラグの問題、市は
森林法違反を認めておきながら、何の対処もしてきませんでした。市長の市民に対する生命、財産を守るのが仕事であるにも関わらず、市の財産である市有林を不法に使用させてきたことには大きな責任があると言わざるを得ません。 また、市道1―4265号線においては、市有財産にスラグが不法使用されていました。これに対し、
妨害排除請求が認められたにもかかわらず、控訴したことは論外であります。市長の行った行為は承服できません。 また、
市道八幡愛宕線道路改良事業では
設計書どおりの工事が行われていないにもかかわらず、何の指摘もせず、検査を通すようなでたらめな行政は見過ごすことはできません。この路線で過去において山田川に施工した橋の高さが20センチ違っていても、図面を書き換えて合格させていたことも指摘しておきます。
コロナ禍の影響で市税を納めたくても納められない市民が後を絶ちませんでした。こういうときこそ市民の立場に立った
税収納行政にすべきであります。滞納者への行き過ぎた分納の強制や差し押さえた不動産の競売で生活の道を断とうとすることはやめるべきです。本税を完納し、延滞金のみの分納が遅れた人に対して年金を差し押さえるなど滞納者を悪質と決めつけず、ぎりぎりの生活をしている人に追い打ちをかけるような収納行政は改めるべきです。滋賀県野洲市では、滞納は市民の
生活困窮のサインと位置づけ、市の関係部署が総力を挙げて機敏にその方の生活支援を尽くしていく姿勢を取っています。
コロナ禍の中、この冬には第6波が来るのではないかと予測されています。市民に寄り添った市政をさらに進めるよう申し上げ、反対討論とします。
○議長(
望月昭治議員) ほかに討論ありませんか。 12番、
山﨑雄平議員。 (12番
山﨑雄平議員登壇)
◆12番(
山﨑雄平議員) 議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算につきまして、賛成の立場から討論を行います。 本市の令和2年度決算を見ますと、歳入では
地方交付税が減少し、
新型コロナウイルス感染症の影響で市税も大幅に減少した一方、歳出では
維持補修費が増加するなど厳しい状況にある中でコロナの交付金を活用し、数多くの
コロナ対策事業を迅速に実施しながら、
コロナ禍で中止となった事業や
事業内容の見直しにより使わなくなった予算を
財政調整基金へ積み立て、基金残高を増やし、金利の高い市債の繰上償還を行い、市債の残高を圧縮するなど財政の健全化に努めました。その結果、主要な財政指標である
経常収支比率は95.4%で前年度に比べ1.1ポイント改善をし、また将来負担比率は28.4%で前年度に比べ3.5ポイント改善するなど、厳しい財政状況ではありますが、一定の財政運営はできたものと評価しているところであります。 さて、主な施策を見ますと、暮らしやすい共生社会をつくるでは、市内の多くの団体と共同宣言を行い、
共生社会実現に向けた機運の醸成を図り、
デマンドバスの運行等により高齢者が暮らしやすい
まちづくりを推進し、地域の広場の
整備費支援を行うなど、
地域コミュニティーの活性化を図りました。 活力ある未来をつくるでは、空き家の
リフォーム補助や解体補助による利活用や移住者への
住宅取得支援など、移住者の増加につながる様々な施策を進めました。また、小中学校の
大型ディスプレイの配備や活用、スクールガードリーダーの派遣及び
スタディアシスタントの配置などを行い、
子どもたちの学ぶ環境を整えました。 簡素で効率的な行財政の推進では、体育、公園施設の管理を渋川市
まちづくり財団で行い、市組織のスリム化と業務の効率化を図りました。また、
コンプライアンス推進委員会や職員研修を行って
コンプライアンスの推進に取り組みました。 これらのほかにも各分野において様々な事業を積極的に取り組み、本市の活性化や安全、安心な市民生活の確保につながったものと認識をしております。
新型コロナウイルス感染症への対応では、
新型コロナウイルス感染症対策、
新型コロナウイルス生活経済安定対策、新しい生活様式の推進として数多くの予算補正を行い、
各種事業を適切な時期に迅速に実施してきました。また、
新型コロナウイルスワクチン接種でも県内でいち早く接種体制を整え、接種を実施してきました。 今後におきましても、市内経済の回復や
行財政改革に対して迅速かつ積極的な事業展開を行いつつ、健全な財政運営を行い、市民福祉の向上が図られるよう要望して賛成の討論といたします。
○議長(
望月昭治議員) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 起立により採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
望月昭治議員) 起立多数であります。 よって、議案第103号 令和2年度渋川市
一般会計歳入歳出決算については、委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第104号の討論に入ります。 17番、
角田喜和議員。 (17番
角田喜和議員登壇)
◆17番(
角田喜和議員) 議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、反対の立場で討論いたします。 国保税については、平成30年に税率改定が行われ、令和2年度より本則課税が始まり、1.5%引き上げられました。国保税の不納欠損の内訳を見ると前年対比1,281万7,207円の減少になっているものの、
生活困窮506件、無財産400件、所在不明56件の合計で1億362万8,334円です。国が施策としてやらないので、地方自治体が独自に一生懸命頑張っている施策に対して
福祉ペナルティーを国がかけていますが、市として国に対して強く発信し、
ペナルティー撤回を言うべきではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響で、必要な医療を受けたくても、感染への不安や懸念から受診控えや
医療機関自身の防衛措置で受診者が減少したことがうかがえます。
国保会計の財源について、国保税は国民皆保険制度に由来しています。根本的には、本来国が負担すべきものであります。
国保負担率は、50%近くあったものが37.5%に引き下げたことに問題があり、そのことによって負担が自治体に、そして加入者に押しつけられたことにより大きな圧迫を受け、疲弊しているのが現状です。
国庫負担率の増額を市としても国に言うべきであります。
国保加入世帯は、非正規や自営業者、年金者などが大半を占めており、
協会けんぽなどと比べても所得が低い実態から、国保基金も使い、国保税の引下げを決断すべきです。高過ぎる国保税の原因になっている均等割の廃止を国に要請するとともに、均等割は2022年度より未就学児に
限り半額免除を行う国の方向性が示されました。2022年度からの国の実施を待たず、市独自に未就学児の全額免除を決断すべきことを申し上げ、反対討論といたします。
○議長(
望月昭治議員) ほかに討論ありませんか。 2番、
反町英孝議員。 (2番
反町英孝議員登壇)
◆2番(
反町英孝議員) 議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場から討論を行います。 平成30年度から県レベルの広域化になったとはいえ、
国民健康保険税は
保険給付費を賄う重要な財源であるとともに、全被保険者に広く負担していただく
社会保険であることに変わりありません。引き続き
国保事業を健全に運営してもらうことが望まれますが、今回の
新型コロナウイルス感染拡大のような想定外の影響により税収入が大幅な減額となる可能性を考えたとき、国保基金はそれなりに必要ではないかとも思われます。状況を見ながら基金を有効活用していただきますようお願いいたします。 市当局においては、今後も引き続き国保税の
収納率向上等に取り組むとともに、国保あ
かぎ診療所においては今後開催される
在り方検討委員会の方針に沿った取組を実施し、地域医療の推進と国保財政の安定化を図っていただくよう強く要望し、賛成討論といたします。
○議長(
望月昭治議員) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 起立により採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
望月昭治議員) 起立多数であります。 よって、議案第104号 令和2年度渋川市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第105号の討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 お諮りいたします。本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第105号 令和2年度渋川市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第106号の討論に入ります。 13番、
加藤幸子議員。 (13番
加藤幸子議員登壇)
◆13番(
加藤幸子議員) 議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算について、反対の立場で討論します。 渋川市の
高齢者人口は2万6,577人、全人口の17%で
高齢化比率は35.2%です。
介護保険料は、3年ごとに見直しをされ、保険料の引上げが行われています。第7期では、年額7万4,100円、月額6,175円、21年間で約2倍の保険料の引上げになっています。令和2年度の
不納欠損額は、942万9,865円、235件の内訳は
生活困窮157件、648万1,600円、無財産78件、294万8,265円、合計942万9,865円です。令和2年1月の
所得段階別の滞納状況は、第1所得段階85人と多く、無年金者や年金18万円以下の人たちです。また、第6所得段階までの人が
本人住民税非課税であり、
介護保険料の負担が生活圧迫の大きな要因ともなっています。
介護保険制度ができてから21年経過して、介護をめぐる問題が高齢者はもちろん、現役世代にとっても重大な不安要因になっています。
介護利用料が払えないために日中は1人でベッドに寝かされ、枕元におにぎりだけが置かれている人などもいる一方では、お金のある人は十分なサービスを受けることができています。まさに保険あって介護なしと言われるように、制度の根幹が崩れています。その上に、
新型コロナの影響により介護が必要な高齢者が自宅で自粛せざるを得ない状況に追い込まれました。
介護職員も非正規職員が多く、劣悪な労働条件の中で懸命に頑張っていますが、働くことに希望を見いだせず、ほかの職種替えなどで
介護職員の
働き手不足が常にあります。 制度の充実した
介護保険にするには国、県、市町村合わせて50%の
公費負担割合を大幅に増やすため、国庫負担の引上げを市長に国へ強く求めることを要求して、反対討論といたします。
○議長(
望月昭治議員) ほかに討論ありませんか。 4番、
田村なつ江議員。 (4番
田村なつ江議員登壇)
◆4番(
田村なつ江議員) 議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論を行います。
介護保険制度は、介護が必要になった方を社会全体で支え、私たちの老後の安心を支えるために必要不可欠な社会保障制度であります。高齢化の進行に伴い、独り暮らしや高齢者のみの世帯もますます増加していく中、介護給付費についてはさらなる伸びが予想されるところです。令和2年度は、第7期
介護保険事業計画の最終年度に当たり、計画に基づき必要な各種の介護サービスが円滑に提供され、国保データベースシステム等を活用した介護予防の強化、成年後見制度の利用支援などを取り組みました。また、在宅医療と介護との連携強化、地域包括支援センター機能のさらなる強化などの様々な取組を行い、介護給付費の抑制を図ることはもとより、健康寿命の延伸に努めています。今後も高齢者が住み慣れた地域で安心してその人らしく暮らし続けることができるよう、地域包括ケアシステムの構築のための取組強化を引き続き要望しまして、賛成の討論といたします。
○議長(
望月昭治議員) ほかに討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 起立により採決いたします。 本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
望月昭治議員) 起立多数であります。 よって、議案第106号 令和2年度渋川市
介護保険特別会計歳入歳出決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第107号の討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 お諮りいたします。本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第107号 令和2年度渋川市
農産物直売事業特別会計歳入歳出決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第108号の討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 お諮りいたします。本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第108号 令和2年度渋川市
伊香保温泉観光施設事業特別会計歳入歳出決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第109号の討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 お諮りいたします。本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第109号 令和2年度渋川市
小野上温泉事業特別会計歳入歳出決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第110号の討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 お諮りいたします。本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第110号 令和2年度渋川市
交流促進センター事業特別会計歳入歳出決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第111号の討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 お諮りいたします。本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第111号 令和2年度渋川市
水道事業会計決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。 議案第112号の討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 まず、議案第112号 令和2年度渋川市
下水道事業等会計剰余金の処分についてをお諮りいたします。本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第112号 令和2年度渋川市
下水道事業等会計剰余金の処分については原案のとおり可決されました。 次に、議案第112号 令和2年度渋川市下水道事業等会計決算についてをお諮りいたします。本決算に対する委員長の報告は認定であります。本決算は委員長の報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第112号 令和2年度渋川市下水道事業等会計決算については委員長の報告のとおり認定することに決しました。
△日程第2 議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号)
○議長(
望月昭治議員) 日程第2、議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 髙木市長。 (市長髙木 勉登壇)
◎市長(髙木勉) ただいまご上程いただきました議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号)につきまして、提案理由を申し上げます。 現在、10月10日時点の渋川市における
新型コロナウイルスワクチンの接種状況は、12歳以上の対象者の87.5%、そのうち65歳以上の高齢者は91.6%が1回目の接種を終えており、10月末までには希望する全ての方の接種が完了する見込みであります。また、9月末の
緊急事態宣言解除を受け、群馬県では10月8日から警戒度を3に引き下げ、飲食店などへの営業時間短縮要請も解除しております。 一方、国においては厚生科学審議会(予防接種・ワクチン分科会)での議論を踏まえ、全都道府県及び市区町村に対し、3回目のワクチン接種を迅速に行うための準備を進めるよう要請を行いました。今回はその要請を受け、
新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種に必要な準備を進めるため予算補正の必要が生じましたので、ご提案申し上げるものであります。なお、充当財源につきましては全額国庫支出金で措置をいたしました。 内容等につきましては、総務部長からご説明申し上げます。 急施を要しますので、ご審議の上、早急にご議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
望月昭治議員) 都丸総務部長。 (総務部長都丸勝行登壇)
◎総務部長(都丸勝行) 議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号)につきまして、内容のご説明を申し上げます。 配付させていただきました追加議案書の1ページをお願いいたします。令和3年度渋川市の
一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるところによりたいと思います。 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ762万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ341億8,990万9,000円としたいと思います。 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によりたいと思います。 6ページ、7ページをお願いいたします。2の歳入につきましてご説明申し上げます。15款国庫支出金1項3目1節の説明欄、
新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金は341万6,000円の増額であります。これは、
新型コロナウイルスワクチンの追加接種費用について、国の負担を見込むものであります。 2項3目1節の説明欄、
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金は、420万4,000円の増額であります。これは、
新型コロナウイルスワクチンの追加接種の準備に係る費用について、国の補助金を見込むものであります。 8ページ、9ページをお願いいたします。3の歳出につきましてご説明申し上げます。4款衛生費1項1目管理予防費の説明欄、
新型コロナウイルスワクチン接種事業は762万円の増額であります。これは、3回目の
新型コロナウイルスワクチン接種に備え、システムの改修や接種券の作成及び郵送などの追加接種の準備を進めるためのもの、また2回目の接種完了からおおむね8か月以上経過した
医療従事者などの追加接種費用を負担するためのものであります。 なお、今回12月補正までの間に必要な経費を計上し、これ以降に必要となる経費につきましては12月補正に計上する予定でございます。 以上で議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号)の説明を終わります。ご審議の上、ご議決くださいますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
望月昭治議員) これより質疑に入ります。 13番、
加藤幸子議員。 (13番
加藤幸子議員登壇)
◆13番(
加藤幸子議員) 令和3年度
一般会計補正予算(第9号)について質疑をいたします。 8か月を経過した
医療従事者などに追加接種をするための予算ということでございますが、2回目接種をして8か月を経過した
医療従事者は何人を見込んでいるのかお聞かせください。
○議長(
望月昭治議員) 山田スポーツ健康部長。 (スポーツ健康部長山田由里登壇)
◎スポーツ健康部長(山田由里) 3回目の接種を行う予定の12月までに接種を予定している
医療従事者等の人数ですが、1,500人を予定しております。
○議長(
望月昭治議員) 13番。
◆13番(
加藤幸子議員) 接種の予約の仕方ですけれども、どのようにするのか。また、接種はどこでどのようにするのかもお聞かせください。
○議長(
望月昭治議員) スポーツ健康部長。 (スポーツ健康部長山田由里登壇)
◎スポーツ健康部長(山田由里) 3回目の接種の進め方ですが、国から3回目の接種に関しては基本的にこれまでの運用を継続するとされていますが、本市において具体的な実施方法等については今後国から示される情報を整理した上で医師会と協議を行って、改めて広報しぶかわ等でお知らせしたいと考えております。
○議長(
望月昭治議員) 13番。
◆13番(
加藤幸子議員)
医療従事者、渋川市に在住している人、それから市外に在住して渋川市内の
医療機関に勤めている人、それから在住していて、ほかの市の
医療機関に勤めている人、これはどのように考えていくのでしょうか、お聞かせください。
○議長(
望月昭治議員) スポーツ健康部長。 (スポーツ健康部長山田由里登壇)
◎スポーツ健康部長(山田由里) 8日の日に県から
医療従事者の接種については自治体に説明会がございましたが、そういった詳しい説明がまだされておりません。詳しい計画だとか、県でどのように進めていくかだとか、そういう詳しいことが全てまだこれからという状況になっておりますので、そういったことがはっきりした段階で皆さんにお知らせしていきたいと思っております。
○議長(
望月昭治議員) ほかに質疑ありませんか。 4番、
田村なつ江議員。 (4番
田村なつ江議員登壇)
◆4番(
田村なつ江議員) ただいまスポーツ健康部長から国から示されてから、また県から示されてから考えていくようなお答えでした。これでまだ分かっていないのに、何で郵送料やこの予算が出てくるのかお聞かせ願います。
○議長(
望月昭治議員) 山田スポーツ健康部長。 (スポーツ健康部長山田由里登壇)
◎スポーツ健康部長(山田由里) 接種人数の見込みということでございますが、令和3年度中に追加接種を行う方が2万5,000人で、こちらの方が令和3年7月までに接種をした方となります。令和4年度に追加接種を行う方が4万5,000人推計できる状況になっておりまして、接種の人数が大体7万人と見込んでいます。
○議長(
望月昭治議員) 都丸総務部長。 (総務部長都丸勝行登壇)
◎総務部長(都丸勝行) ワクチン接種に係る補正予算の内容を説明をさせていただきます。 今回需用費といたしまして、まず印刷製本費がございます。こちらにつきましては、接種券等を送る際に新たにチラシを作成し、その分として216万2,000円。それから、郵便料等は1,500人分と決定しておりますので、それにつきまして37万6,000円。それから、具体的に医師会等に支払う接種費用の委託料でございますけれども、これは1人当たり2,277円と決定しておりますので、これの1,500人分を掛けますと341万6,000円ということでございます。それから、接種に必要な電算委託料等がございますので、これにつきましても既に見積りが終わっております。71万5,000円。それから、接種券の発行の業務の委託料、これは封入等を含みますけれども、そういったものが95万1,000円ということで、実際に係る費用につきましてはこのような形で見込めるということで、今回総額で762万円という予算を上げさせていただきました。
○議長(
望月昭治議員) 4番。
◆4番(
田村なつ江議員) 先ほど接種券の配布だったりいろいろな接種方法だったり、まだ決まっていないと答弁いただきましたよね。それなのに、何で予算が組めるのですかと聞いているのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
望月昭治議員) スポーツ健康部長。 (スポーツ健康部長山田由里登壇)
◎スポーツ健康部長(山田由里) 一応今回の予算で見込んでいる分は、12月までの接種の分なのですけれども、この分に関しましては
医療従事者等になりますので、
医療従事者等については前回の接種と同様のやり方にほとんどなるのではないかと思われるのですが、ちょっとその辺もはっきりはしていないのです。ですので、今年度かかった費用だとか、そういったものを参考にしながら取っているような状況になります。
○議長(
望月昭治議員) 4番。
◆4番(
田村なつ江議員) 部長が答弁されていることはよく理解できるのですけれども、国からも示されていない、県からも示されていない、まだ分かっていないようなことに関して予算をつけてしまうというのがおかしいので、言っているのです、私。今部長が言っている、説明している内容は理解できます。だけれども、それはまだ想定で、分からない状況でこの予算がついているわけでしょう。
医療従事者等が1,500人いるというのも私も承知しています。だけれども、今聞いていると、まだ先が分かっていない状況でこれ郵送したり、接種券の配布したり、まだ分かっていないわけですよね。分かっていないような状況でどうしていくかという道が立っていないのに、予算づけはできるのですかと私は聞いているのです。それをお答え願います。
○議長(
望月昭治議員) スポーツ健康部長。 (スポーツ健康部長山田由里登壇)
◎スポーツ健康部長(山田由里) 予算ですが、個別接種の委託料とか接種券の発行事務とかというところは基本的な概算で取らせていただいているのです。国で3回目のワクチン接種を迅速に行うための準備を行うようにということがございましたので、最低必要なものとしてシステム改修だとか、接種券が発行できるようにという準備を積算の人数に合わせて取ってある状況となっています。
○議長(
望月昭治議員) ほかに質疑ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第113号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第113号については委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 採決いたします。 本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第113号 令和3年度渋川市
一般会計補正予算(第9号)は原案のとおり可決されました。
△日程第3 閉会中継続調査申出書
○議長(
望月昭治議員) 日程第3、閉会中継続調査申出書を議題といたします。 各委員長からお手元に配付いたしました写しのとおり、閉会中継続調査申出書が提出されております。 お諮りいたします。本件は、いずれも申出のとおり閉会中継続調査に付することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員) ご異議なしと認めます。 よって、本件は各委員長から申出のとおり閉会中の継続調査に付することに決しました。
△動議の提出 (「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(
望月昭治議員)
角田喜和議員。
◆17番(
角田喜和議員)
渋川市議会議長の不信任動議を提出させていただきます。 休 憩 午前10時59分
○議長(
望月昭治議員) 暫時休憩いたします。 再 開 午前11時1分
○議長(
望月昭治議員) 再開いたします。 ただいま17番、
角田喜和議員から議長不信任動議が提出されました。 この動議の成立には、会議規則第16条の規定により、ほか3人以上の賛成者を必要とします。 よって、本動議に賛成する議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○議長(
望月昭治議員) 起立3人以上であります。 よって、本動議は成立いたしました。 休 憩 午前11時2分
○議長(
望月昭治議員) 暫時休憩いたします。 再 開 午前11時7分
○議長(
望月昭治議員) 再開いたします。 休 憩 午前11時7分
○議長(
望月昭治議員) 動議が成立いたしましたので、暫時休憩いたします。 再開は、追って連絡いたします。 (議長
望月昭治議員休憩中退席、副議長と交代) 再 開 午後1時30分 (議長
望月昭治議員除斥)
○副議長(池田祐輔議員) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 都合により副議長により会議を進めてまいります。
△日程の追加
○副議長(池田祐輔議員) お諮りいたします。 先ほど動議が成立いたしましたので、この際、
渋川市議会議長の不信任についてを日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。 (「異議あり」と呼ぶ者あり)
○副議長(池田祐輔議員) ご異議がありますので、起立により採決いたします。 本件を日程に追加することに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)
○副議長(池田祐輔議員) 起立多数であります。 よって、本件を日程に追加することに決しました。
△日程追加
渋川市議会議長の不信任について
○副議長(池田祐輔議員)
渋川市議会議長の不信任についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 17番、
角田喜和議員。 (17番
角田喜和議員登壇)
◆17番(
角田喜和議員) 動議提出の際に時間を取らせてしまったことについて、ご迷惑をおかけいたしました。それでは、
渋川市議会議長の不信任動議、提案理由の説明をさせていただきます。 この動議に当たって、このたび望月昭治議長は市民から提出された歴史的価値のある硯石の原状回復を求める請願書のコピーを勝手に持ち出し、請願者の関係者に漏らすなど公正公平な議会運営が行われていない。そのために私は議長を信任しないということで、動議を出させていただきました。 公正公平な議会運営ということで申し上げさせていただきますと、議長というものは請願を受ける側であります。この受ける側の議長が請願者に物を申すなんていうことはあってはならないことだと思っております。 以上を申し上げまして、議長不信任の提案とさせていただきます。
○副議長(池田祐輔議員) これより質疑に入ります。 11番、中澤広行議員。 (11番中澤広行議員登壇)
◆11番(中澤広行議員)
渋川市議会議長の不信任動議提出者に質疑いたします。 本文2行目「請願書のコピーを勝手に持ち出し」、これはどこに根拠があっておっしゃっているのでしょうか。先ほど議会運営委員会でもこの言葉を加藤委員から本人が申し上げたとおっしゃっておりましたが、議会運営委員会で本人は硯石の掘り起こしに関する上申書、赤城山自治会長ほか赤城山住所の9名の方々から提出された上申書を持っていったとおっしゃっていました。ここの
提出者説明であるように、請願書のコピーを勝手に持ち出しという真実は本人は申し上げておりません。なぜこのような歪曲をした文書で公正公平と言えるのでしょうか。 また、請願者に物を申したと先ほど提出者は言っておりましたが、請願者に本人は会っていないとあれほど言っておりましたね。どこにその真実があるのですか。その2点について真実を実証してみてください。
○副議長(池田祐輔議員) 17番、
角田喜和議員。 (17番
角田喜和議員登壇)
◆17番(
角田喜和議員) 不信任動議について、2点ほど質疑を受けました。 1点目は、請願書のコピーは勝手に持ち出ししていない、持っていったのは硯石を元に戻してほしいという地元から出された書類を持っていったのだということでありますが、この請願の審議に当たる前の議会運営委員会の説明では、望月議長本人は持っていったと、それを認めております。その際その場所では、地域の方々から出されたそのままにしてほしいと今中澤議員が言ったような、その文書ということは、その場では言っておりません。それと同時に、議会運営委員会で議長自ら手を挙げて、これについては請願者の弟といろいろな関係があるので、そのコピーを持っていった、それを認めております。歪曲した話ではありません。 続きまして、請願者に会ったか、会わないかということでありますが、請願者の関係者に漏らすなど、請願者に会ってと言いましたが、私は請願者の関係者にこのコピーをもって漏らした、こういうことを指摘しております。
○副議長(池田祐輔議員) 11番。
◆11番(中澤広行議員) それでは、提出者に質疑いたします。 当日の議会運営委員会の会議録は確認されたのでしょうか。自分の思い込みでおしゃべりになられていませんか。先ほどもそうです。請願者に物を申したと、はっきりと提出者は申し上げました。しかしながら、請願者の関係者と変わっております。そのように自分の思い込みでこの動議を提出されていませんか。会議録の確認はされたのでしょうか。1点確認いたします。
○副議長(池田祐輔議員) 17番。 (17番
角田喜和議員登壇)
◆17番(
角田喜和議員) 会議録の議事録については、確認は取っておりません。私もその場所に委員外議員として傍聴しておりましたから、その辺については間違いないと思っております。
○副議長(池田祐輔議員) 11番。
◆11番(中澤広行議員) そういうことなのです。きちんとした真実を追求しようとしていないではないですか。きちんとした会議録を見ていただければ、請願書でなく上申書だということが分かります。そういったことを確認せず、自分の思い込みでやられる。そして、なおかつそれに賛同者をつけてやられるというのは、市民感情の誘導と数の暴挙としか考えられない。取り下げて、きちんと確認してから出すべきではありませんか。
○副議長(池田祐輔議員) 17番。 (17番
角田喜和議員登壇)
◆17番(
角田喜和議員) 取下げはいたしません。 (「確認してから出すべきじゃありませんかと質疑していますが」と呼ぶ者あり)
○副議長(池田祐輔議員) 角田議員、先ほどの中澤議員の質疑に対し答弁願います。 (17番
角田喜和議員登壇)
◆17番(
角田喜和議員) 確認をせよということでありますが、私もその場所にいました。また、そこにいたほかの委員にも確認を取っております。本人が、望月議長がコピーを持っていったということは確認が取れております。請願書のコピーを持っていったということが、その場所でも確認取れております。
○副議長(池田祐輔議員) ほかにご質疑ございますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(池田祐輔議員) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 11番、中澤広行議員。 (11番中澤広行議員登壇)
◆11番(中澤広行議員)
渋川市議会議長の不信任動議に対して反対の討論をいたします。 まず、根本である歴史的価値のある硯石の原状回復を求める請願書について、これについては記述が事実と反することが書かれてあります。本文3行目「許可なく勝手に行ったもので」ということでありますが、市の調査委員会及び議会の特別委員会の結果、調査報告の中では正式な手続があった、なかった、これについては係争中でありますが、許可なくということではなく、許可があったということになっておりますので、許可がなく、勝手に行ったものという記述は真実でありません。 それと、市長に原状回復を求めておりますが、それについては何ら請願の内容ですから問題ありませんが、実行者である個人ということになっておりますが、実行者は法人でありまして、これに対しても記述が正確でありません。 このような不正確な請願をまず採択し、それに基づいて不信任というのは全くあり得ないことであります。このことは請願書の反対討論でも申し上げましたが、願意の妥当性とは法令上の見地から見て合理的なものを言うのであって、全く事実と反するものを請願として上げた後に、それに基づいてこのような動議を出すということは議会としてあるまじき行為だと私は思います。真実なら真実で堂々と戦ったらどうなのでしょうか。事実を歪曲し、あたかもそれを肯定し、それをかさにかけるというのは全くの議会として成立していませんよ。こんなことは話にならない。そういうことはしてはいけませんよ。この動議の内容に関しても、真実をきちんと会議録を取って確認した上でこういう根拠がありますよと提示願えるのでしたら私もそこまでは申し上げませんが、そういった行為を何もせずに、全てが推論に基づいてやられている。本人の感情だけでやられている。こんなことを許されるわけがありません。議員皆様の適正なる判断をお願い申し上げます。
○副議長(池田祐輔議員) ほかに討論ございますか。 13番、
加藤幸子議員。 (13番
加藤幸子議員登壇)
◆13番(
加藤幸子議員) ただいま提出されました
渋川市議会議長の不信任動議に賛成の立場で討論いたします。 望月昭治議長は、市民から提出された歴史的価値のある硯石の原状回復を求める請願書のコピーを勝手に持ち出し、これは本人自らが議会運営委員会の場所で告白をしています。そして、請願者の弟を介して、請願者に請願を取下げするよう圧力をかけました。 この一連のことについて、国民は地方公共団体に対し、様々な請願をする権利があります。これは、参政権のない外国人でも可能です。議長自らが請願者に対して圧力を加えたことは、憲法第16条違反です。憲法第16条は、「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」と書かれています。渋川市議会会議規則でも第3章、請願、請願書の記載事項等、第139条第4項に「請願書の提出は、平穏になされなければならない」と書いてあります。望月議長の取った行為は、請願権の侵害であり、請願者への圧力そのものであると考えます。議会を代表する議長として、まさにあるまじき行為です。望月昭治議長の一連の行為は、議長として市民の渋川市議会に対する信用を大きく傷つけた責任は免れることはできません。私は、望月昭治議長に対し
渋川市議会議長として信任できません。よって、望月昭治議長を不信任することに賛成の意を表し、討論といたします。
○副議長(池田祐輔議員) ほかに討論ございますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(池田祐輔議員) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより本件を起立により採決いたします。
渋川市議会議長を不信任とすることに賛成の議員の起立を求めます。 (
賛成者起立)