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  1. 福岡県議会 2002-04-09
    平成14年 農林水産委員会 本文 開催日: 2002-04-09


    取得元: 福岡県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       平成十四年四月九日(火曜日)          午後三時十分 開 会 ◯林裕二委員長 それでは、定足数に達しておりますので、ただいまから農林水産委員会を開会いたします。  なお、山田農政部次長から欠席届が提出されておりますので、念のためお知らせします。  本日の議題は、お手元配付のとおりであります。御確認願います。  それでは、本日の議事をとり行います。  まず、「平成十三年度中山間地域等直接支払制度取組状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。  松山生産流通課長。 2 ◯松山生産流通課長 それでは、中山間地域等直接支払制度取組状況について御説明を申し上げます。  まず、説明をいたします前に一言お礼を申し上げます。  去る三月二十二日から二十五日、小郡市で開催されました第一回福岡フラワー&ガーデニングフェスタにつきましては、おかげをもちまして、先生方のお力添えで大変な盛況のもとで終了できました。まことにありがとうございました。三日間で六万人を超える来場者がありまして、改めて県民皆さんの花に対する関心の深さを実感いたしております。本年度もこのフェスティバル、県民皆さんにより一層親しまれますよう進めてまいりますので、先生方の御指導をよろしくお願い申し上げます。  それでは、直接支払制度取組状況について御説明申し上げます。  まず、十四年一月現在の概要でございますが、協定締結市町村数が五十三でございます。対象となります農用地面積が七千七百七十二ヘクタール、協定締結農用地面積が六千六百八十九ヘクタールでございまして、協定締結に伴います実施率、これは八六%となっております。交付金予定額約九億四千六百万円でございます。  お手元集落における取組事例ということで緑色の冊子を配付いたしておりますが、この冊子につきましては市町村で取り組まれております事例、二十二事例を取りまとめたものでございます。  調査報告書の中の「2」の「集落における取組事例」で四事例ほど上げさせていただいておりますが、まず、筑紫野市の柚須原地区での農業用水路整備やイノシシの被害防止電気柵の設置の取り組み等がございます。それから、香春町の五徳地区では営農組合の運営、それからトラクター、コンバイン等共同利用機械の償還の取り組みや、立花町の鹿伏地区でございますが、ここでは観光農園への農道舗装、それから駐車場等のインフラの整備取り組みが行われております。さらに、築城町の寒田地区でございますが、ここでは地域特産物のための研修、それから小学生によります農作業体験等のイベントの実施、こういったものに取り組まれております。今後は市町村からの実績報告を取りまとめまして、六月末を目途にこの実施状況を公表する予定でございます。  なお、農林事務所別取り組み状況につきましては、「4」に記載したとおりでございます。以上でございます。 3 ◯林裕二委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。
     瀬川委員。 4 ◯瀬川康之委員 十三年度取組概要で、十二年度と比較していずれも相当ふえているという点では大変努力されて頑張っておられるというふうに思うんですが、この対象となり得る農用地から協定締結までいかない分があるわけですね。だから、これの主な原因話し合いがうまくいかないということだけなのか、いろんな理由があると思うんですが、原因というか、理由というか、どういうふうな主な原因かをちょっとお聞きしたいと思うんです。 5 ◯林裕二委員長 松山生産流通課長。 6 ◯松山生産流通課長 集落協定締結されない理由ということで、市町村の方からお聞きしています主な内容につきましては、例えば高齢化が進んで五年間の営農を続ける自信がないということから、制度への取り組みが消極的な集落がございます。それから、地域話し合いを取りまとめますリーダーの方が不在で意見がまとまらない、そういった集落が多いというふうに聞いております。 7 ◯林裕二委員長 瀬川委員。 8 ◯瀬川康之委員 わかりました。この点で引き続き努力もしていただいて、対象となり得る農用地があるんだから、そのすべてにわたって支払制度ができるように引き続き頑張っていただきたいと思うんです。  それから、今いただいたパンフレットですが、これを見せていただいておりますと、二十六ページ特認基準の問題がずっと書いてあるんですが、これの一番最後の三番目に「対象農用地のうち、急傾斜農用地に云々」ということで、「五十アール以上の急傾斜農用地に緩傾斜農用地が連担する場合とする」ということで、いわゆる五十アールという数字が出てきているんです。この五十アールというのは国の基準なのか、それとも県が独自にこの五十アールという基準をつくったのか、その点だけお聞きしたいと思うんです。 9 ◯林裕二委員長 松山課長。 10 ◯松山生産流通課長 県の特認基準、前のページをお開けいただきたいんですけど、二十五ページの「(2)」に対象農用地基準ということで「急傾斜農用地」、それから「急傾斜農用地と連担する緩傾斜農用地」ということになっております。そして、この急傾斜農用地と連担する緩傾斜農用地、これが十三年度新たに国の基準を緩和した部分でございまして、二十六ページに「五十アール以上の急傾斜農用地に緩傾斜農用地が連担する場合とする」といたしましたのは、要するに緩傾斜ばかりがふえても、やはりあくまで急傾斜条件不利農地をメインとしてやるべきであるということで五十アール以上と、いわゆる半分以上ということを付けておりまして、県の特認基準でございます。 11 ◯林裕二委員長 瀬川委員。 12 ◯瀬川康之委員 ちょっと済みません。最後よくわからなかったんですが、国の基準なんですか、それとも福岡県が独自につくった基準なんですか。それをちょっと聞きたいんです。 13 ◯林裕二委員長 松山課長。 14 ◯松山生産流通課長 県の基準でございます。 15 ◯林裕二委員長 瀬川委員。 16 ◯瀬川康之委員 ということは、県で独自に、各県ごと違うという意味ですね。各県ごとにこの基準はつくってもいいと。福岡県の場合には五十アールにしていると、ほかの県では例えば三十アールとか四十アールの場合もあり得ると。これは各県で自主的につくっていいということになっているので、福岡県の場合には五十アールにしたと、そういうように理解していいわけですね。 17 ◯林裕二委員長 松山課長。 18 ◯松山生産流通課長 特認基準につきましては、各県で次の要件で定めるわけでございますが、あくまで国の最低要件でございます一ヘクタール以上の団地という要件がございます。したがいまして、県の基準でここに上げておりますのは、一ヘクタール以上の半分以上をやはり急傾斜農用地で満たすべきということで県の基準を定めております。 19 ◯林裕二委員長 横田委員。 20 ◯横田進太委員 その特認基準は各市町村から今出てきているんですか、こういうところをしていただきたいと。 21 ◯林裕二委員長 松山課長。 22 ◯松山生産流通課長 県の特認基準につきましては、市町村の方から出てまいっておりまして、さらに十三年度緩和をしたことによりまして新たに岡垣町あたりで取り組まれるという状況になっております。 23 ◯林裕二委員長 横田委員。 24 ◯横田進太委員 それでは、市町村が理解していればいいんですけれども、福岡市、私の早良区脇山地区はそういうふうで先にしていましたんですけれども、その周辺には同じような急傾斜地を持っているところがありますけれども、外されておるから、隣は直接補償制度でもらっていろいろと事業をやっているのに、うちの地区はできないと。それは知事が認定すればいいんですよと言って私たち説明はしているんですけれども、そういうところが出れば、一ヘクタール以上であればできるということを市町村が理解していればいいし、またあなたたちの方から、早く出せば、基準に合えば特認基準であれしますよということがはっきりしておけば、隣ですぐわかるわけですよね、同じ基準にありながら自分たちはもらえないと。そういうところがないように配慮というか、市町村にも周知徹底をしてもらいたいと思っておりますが、その点はもうやっておるんですか。 25 ◯林裕二委員長 松山課長。 26 ◯松山生産流通課長 新たに特認基準につきまして緩和した部分につきましては、十三年度の当初に説明をそれぞれの市町村にいたしておりまして、理解いただけているというふうに思っておりますけれども、さらにいろんな打ち合わせをしまして説明したいと思っております。 27 ◯林裕二委員長 ほかにありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者がある〕 28 ◯林裕二委員長 ほかにないようですので、以上で本件質疑を終わります。  次に、「平成十三年度有明海ノリ養殖生産状況について」を議題といたします。  執行部説明を求めます。  小林水産振興課長。 29 ◯小林水産振興課長 お手元の資料に基づきまして、平成十三年度の有明海におきますノリ生産状況について御説明申し上げます。  まず、今漁期ノリ養殖経過でございますが、十三年十月四日に有明四県一斉に採苗が行われております。その後、十月下旬、二十七日以降でございますけれども、替え網となります冷凍網を冷蔵庫の方に入庫しております。摘採につきましては約一カ月後の十一月一日以降、ノリ芽も順調に成長しまして摘採が行われております。その後、いわゆる秋芽網につきましては海況状況にも恵まれまして順調に進みまして、順調な生産を上げております。十二月九日に秋芽網の一斉撤去が行われ、二日間ほど海を休ませて十二月十一日から冷凍網張り込みが行われております。その後、十二月、一月、二月の上旬までは非常に良好な海況条件のもとで順調に生産が行われておりましたけれども、二月の上旬ごろから、これは珍しいことではないんですけれども、例年と同様に植物プランクトンが発生しまして、栄養塩をとられて色落ちという現象が発生しております。その後、色落ち現象が改善されませんので、二月の下旬には漁場の九割程度で網の撤去が行われております。海況条件がよくなるのを見守っていたという状況でございますが、その後、三月下旬に幾らか海況条件がよくなりましたので、また替え網を持っている方は冷凍網張り込みを行って、現在に至っておるわけでございます。  二番目の生産状況でございますけれども、現在のノリ生産状況、先ほど申しましたように、まだ、今若干網を張っておりますので、最終の数字ではございませんけれども、現在までのところ、生産枚数としては十四億四千四百万枚、生産金額としましては百八十一億四千五百万円、平均単価が十二円五十七銭でございます。今現在のところは生産枚数生産金額については佐賀県に次いで全国第二位でございます。平均単価につきましては全国一位でございます。それで、去年との比較ですけれども、去年は御承知のとおり大凶作ということでございまして、生産金額でも三倍以上の生産を上げておりますし、また平年といいますか、平成七年から十一年度の五カ年間の平均に比べましても、生産枚数で五千七百万枚、それから生産金額にしまして十四億九千万円程度の増ということで、大豊作とまではいきませんけれども、平年を上回る豊作であるということが言えるかと思います。  今後の日程等でございますけれども、今現在、全漁場の約四割まで網が張られておりまして、もう既に柳川、大川地区では摘採が始まっておりますし、大和、高田、大牟田地区においても一両日中に摘採が始まるというふうに聞いておりますので、それが最後摘採になって、今月の二十三日及び四月二十四日に今漁期最後の共販がございますので、先ほど申しました生産金額生産枚数に若干上積みするんではないかというふうに期待しておるところでございます。  下の方に参考としまして、平成十二年度の生産結果、それから一番下の方ですけれども、過去五カ年間の総生産平均値を記載しております。以上でございます。 30 ◯林裕二委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者がある〕 31 ◯林裕二委員長 特にないようですので、以上で本件質疑を終わります。  次に、報告事項に入ります。  「第五十三回福岡県植樹祭開催について」、執行部説明を求めます。  山口緑化推進課長。 32 ◯山口緑化推進課長 本年度実施いたします第五十三回福岡県植樹祭開催について御説明申し上げます。  本県では、昭和二十五年以来、森林資源の確保、県土の保全などを目的として県植樹祭実施してまいりました。本年は第五十三回となりますが、「伝えたい 水と緑の すばらしさ」をテーマとして、五月三日、上陽町の「わらべの里公園」にて開催いたします。時間は十時四十五分から十二時四十五分までの約二時間を予定しております。参加者は約三百名程度の見込みでございます。  この植樹祭実施主体は、募金事業実施主体でございます財団法人福岡緑化推進機構上陽町の共催でございます。  なお、当日、会場には大型テントを設置しておりまして、雨天でも決行いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 33 ◯林裕二委員長 説明は終わりました。  これより質疑を行います。  何か質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者がある〕 34 ◯林裕二委員長 特にないようですので、以上で本件質疑を終わります。  次に、その他としまして何かありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者がある〕 35 ◯林裕二委員長 特にないようですので、次へ進みます。  次に、今後の委員会活動についてでありますが、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、いかがでしょうか。          〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕 36 ◯林裕二委員長 御異議がありませんので、そのように決定いたします。  なお、さきの委員会でお伝えいたしましたように、四月二十四日水曜日、二十五日木曜日の日程福岡農林事務所管内の視察を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で本日の議事はすべて終了いたしました。  これをもちまして農林水産委員会を閉会いたします。ありがとうございました。          午後三時三十一分 閉 会 Copyright © Fukuoka Prefecture All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...